JP4352364B2 - 枠付砂鋳型の造型装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、搬入されてくる空の鋳枠に対し上下砂鋳型を交互に造型して搬出させる枠付砂鋳型の造型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、鋳枠内に砂鋳型を造型する場合は、パタ−ンプレ−トの上部に鋳枠と盛枠を重ね合わせた空間に鋳物砂を投入充填し、この投入充填された鋳物砂を掻き均した後、平板状のスクイズ板あるいはセグメント方式のスクイズフットにより圧縮する造型機が一般に採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし上記のように鋳物砂を鋳枠内に投入充填して掻き均しをする際にはスピルサンドが多く出る問題がある。さらに平板状のスクイズ板を使用する鋳物砂の圧縮ではパタ−ンプレ−トの模型の高い部分と低い部分で圧縮が不均一になり、特に模型の低い部分の圧縮が不足する問題がある。またセグメント方式のスクイズフットにより鋳物砂を圧縮するものでは造型された砂鋳型の上面が平坦にならず鋳型造型後凹凸面を削り取る作業が必要になり、鋳物砂の無駄が多くなる問題がある。
また、抜型時は枠セットシリンダが伸長側になるため、ガイドピンの剛性不足により抜型不良が発生することがある。そのため、剛性を確保するために非常に大径のガイドピンを使用する必要があるという問題があった。
本発明は上記の問題に鑑みて成されたもので、スピルサンドや切削砂の発生を大幅に削減すると共に鋳物砂の圧縮が鋳型全体に均一に成され、かつ低コストにすることができ、さらに充分な剛性を確保することができる枠付砂鋳型の造型装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明における枠付砂鋳型の造型装置は、造型基盤上の四隅の対角線上に立設されると共にピストンロッドを備えた2本の枠セットシリンダと、前記造型基盤上の四隅の対角線上に立設されると共にガイドピンを上下摺動可能に嵌合させた2個のガイドピンホルダと、前記ピストンロッド及びガイドピンの先端に配設された昇降支持フレ−ムと、前記造型基盤中央上部に交互にパタ−ンプレ−トを載置したパタ−ンキャリアを搬入出可能にしたパタ−ン交換装置と、前記昇降支持フレ−ムに吊設支持されて、下位周側又は/及び下位内部にエヤ−を噴出させて鋳物砂を浮遊流動化させるエヤレ−ションを成すエヤ−噴出チャンバ−を備えた砂ホッパと、該砂ホッパの下端において昇降停止制御可能にして配設されたセグメント方式のスクイズフットと、前記スクイズフットの周囲に配置される砂充填用ノズルと、前記スクイズフット及び砂充填用ノズルの群の外周を上下動可能にして包囲すると共にベントホ−ルを備え、かつ盛枠シリンダに連結された盛枠と、を具備したことを特徴とする。
本発明によれば、枠セットシリンダがほぼ縮引端の状態から抜型が成されるため、造型機に必要な剛性を充分に確保することができる。
【0005】
また、上記の目的を達成するために本発明の別の枠付砂鋳型の造型装置は、造型基盤上の四隅の対角線上に立設されると共にピストンロッドを備えた4本の枠セットシリンダと、前記ピストンロッドの先端に配設された昇降支持フレ−ムと、前記造型基盤中央上部に交互にパタ−ンプレ−トを載置したパタ−ンキャリアを搬入出可能にしたパタ−ン交換装置と、前記昇降支持フレ−ムに吊設支持されて、下位周側又は/及び下位内部にエヤ−を噴出させて鋳物砂を浮遊流動化させるエヤレ−ションを成すエヤ−噴出チャンバ−を備えた砂ホッパと、該砂ホッパの下端において昇降停止制御可能にして配設されたセグメント方式のスクイズフットと、前記スクイズフットの周囲に配置される砂充填用ノズルと、前記スクイズフット及び砂充填用ノズルの群の外周を上下動可能にして包囲すると共にベントホ−ルを備え、かつ盛枠シリンダに連結された盛枠と、を具備したことを特徴とする。
本発明によれば、枠セットシリンダがほぼ縮引端の状態から抜型が成されるため、造型機に必要な剛性を充分に確保することができる。また、枠セットシリンダ1本当たりの出力が小さくてすむため、シリンダサイズを小さくすることやピストンロッドを太くすることができる。このため、設計上、枠セットシリンダの設置スペ−スが狭い場合にも好適である。
【0006】
さらに、上記の目的を達成するために本発明の別の枠付砂鋳型の造型装置は、造型基盤上の左右どちらかの側に1本、その反対側に2本が立設されると共にピストンロッドを備えた3本の枠セットシリンダと、前記ピストンロッドの先端に配設された昇降支持フレ−ムと、前記造型基盤中央上部に交互にパタ−ンプレ−トを載置したパタ−ンキャリアを搬入出可能にしたパタ−ン交換装置と、前記昇降支持フレ−ムに吊設支持されて、下位周側又は/及び下位内部にエヤ−を噴出させて鋳物砂を浮遊流動化させるエヤレ−ションを成すエヤ−噴出チャンバ−を備えた砂ホッパと、該砂ホッパの下端において昇降停止制御可能にして配設されたセグメント方式のスクイズフットと、前記スクイズフットの周囲に配置される砂充填用ノズルと、前記スクイズフット及び砂充填用ノズルの群の外周を上下動可能にして包囲すると共にベントホ−ルを備え、かつ盛枠シリンダに連結された盛枠と、を具備したことを特徴とする。
加えて、上記の目的を達成するために本発明の別の枠付砂鋳型の造型装置は、前記造型基盤の左右どちらかの側に立設された1本の枠セットシリンダを前記パタ−ン交換装置の回転中心軸として兼用させて、前記パタ−ン交換装置を水平平面内で回転可能にしたことを特徴とする。
本発明によれば、枠セットシリンダがほぼ縮引端の状態から抜型が成されるため、造型機に必要な剛性を充分に確保することができる。また、パタ−ン交換装置を水平平面内で回転可能にすることによって、パタ−ンキャリアを造型機内外へ搬入出させる図示されないパタ−ンキャリア搬入出手段が不要になる。
【0007】
また、上記の目的を達成するために本発明のそれぞれの枠付砂鋳型の造型装置は、前記パタ−ンキャリアに、前記パタ−ンプレ−トの外周を包囲して上下摺動する枠状の抜型フレ−ムを設けたことを特徴とする。
本発明によれば、抜型フレ−ムにより二次スクイズが可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。図1において、造型基盤1上の左側にはピストンロッド2Aを備えた枠セットシリンダ2が上向きにして立設されており、造型基盤1上の右側にはガイドピン22Aを上下摺動可能に嵌合させたガイドピンホルダ22が立設されている。図8は図1におけるA−A矢視拡大図であって、図8における造型基盤1の左上隅には図1に示す枠セットシリンダ2が設置されており、その対角線上の右下隅にも同様に枠セットシリンダ2が設置されている。また、図8における造型基盤1の右上隅には図1に示すガイドピンホルダ22が設置されており、その対角線上の左下隅にも同様にガイドピンホルダ22が設置されている。
【0009】
図1において、前記ピストンロッド2A、2A及びガイドピン22A、22Aの先端には昇降支持フレ−ム3が配設されている。前記造型基盤1の左右方向に対し直角方向には、パタ−ンプレ−ト5、5Aを載置したパタ−ンキャリア6、6A(図8参照)を交互に前記造型基盤1中央上部に搬入出可能にしたパタ−ン交換装置4が設けられており、該パタ−ン交換装置4は図示されないアクチュエ−タにより前記造型基盤1の左右方向に対し直角方向に移動するようにされている。
【0010】
なお、該パタ−ン交換装置4の両端部には、パタ−ンプレ−ト5、5A(上下パタ−ンプレ−ト)を載置したパタ−ンキャリア6、6Aが図示されないスプリングにより5mm程度持ち上げられた状態でセットされ、パタ−ンプレ−ト5、5Aを前記造型基盤1の中央上部に交互に搬入出させるようにされている(図8参照)。
【0011】
前記パタ−ンキャリア6、6Aにおけるパタ−ンプレ−ト5、5Aの四隅外側位置には、アクチュエ−タとしての抜上げシリンダ7、7Aが上向きにして埋設されていて、その先端には前記パタ−ンプレ−ト5、5Aの外周を包囲して上下摺動する枠状の抜型フレ−ム8、8Aが連結支持されている。なお抜型フレ−ム8、8Aは、抜上げシリンダ7、7Aの伸長端でパタ−ンプレ−ト5、5Aの見切り面から若干上方に突出(図1参照)され、縮引端でパタ−ンプレ−ト5、5Aの見切り面とほぼ同一面(図5参照)になるようにされている。
【0012】
前記昇降支持フレ−ム3には、上端にスライドゲ−ト9により開閉される砂投入口10を設けると共に上側部に図示されない切り替え弁を介して低圧エヤ−(例えば、0.05〜0.18MPa)を導入する給気管21を連通させ、かつ下位周側及び下位内部に図示されない1個の切り替え弁を介して図示されない圧縮空気源に連通する多数のエヤ−噴出チャンバ−11、11を備えた砂ホッパ12が吊設されている。なお多数のエヤ−噴出チャンバ−11、11からは低圧エヤ−(例えば、0.05〜0.18MPa)が砂ホッパ12内に噴出されて鋳物砂Sを浮遊流動化させるエヤレ−ションを成すように構成されている。
さらに砂ホッパ12の下端には、セグメント方式のスクイズフット13、13と該スクイズフット13、13の周囲に砂充填用ノズル14、14が配設されている。
【0013】
また前記スクイズフット13、13及び砂充填用ノズル14、14の群の外周を上下動可能にして包囲すると共に上位に図示されない排気制御チャンバ−に通じるベントホ−ル15、15を穿孔した盛枠16が、前記砂ホッパ12の下側部において下向きにして設けられた盛枠シリンダ17、17に連結して配設されている。さらに前記昇降支持フレ−ム3における砂ホッパ12の左右外側位置には、前記スクイズフット13、13の下方位置まで伸びるフレ−ム18、18を介して鋳枠20の搬入出コンベヤ19が吊設されている。
【0014】
次にこのように構成されたものの作動を詳しく説明する。図1の状態は、砂ホッパ12内に鋳物砂Sが投入され、スクイズフット13、13全体が下方のパタ−ンプレ−ト5の凹凸に相対して凹凸を形成し、かつ搬入出コンベヤ19に空の鋳枠20が搬入された状態にある。なおパタ−ンキャリア6は図示されないスプリングにより5mm程度持ち上げられた状態でパタ−ン交換装置4上にセットされて造型基盤1との間に5mm程度の隙間がある。また抜型フレ−ム8は抜上げシリンダ7、7によりパタ−ンプレ−ト5の見切面から上方に突出された状態にある。
【0015】
この状態でスライドゲ−ト9を作動させて砂投入口10を閉じた後、盛枠シリンダ17、17が伸長作動して盛枠16を下降させて鋳枠20の上面に押し付け密着させると共に枠セットシリンダ2、2が縮引作動して鋳枠20がパタ−ンプレ−ト5の外周で上方に突出されている抜型フレ−ム8上に押し付けられてパタ−ンキャリア6を図示されないスプリングに抗して押し下げ、造型基盤1上に圧着し、図2の状態になる。この際パタ−ンプレ−ト5、抜型フレ−ム8、鋳枠20、盛枠16、スクイズフット13、13で画成する造型空間は、スクイズフット13、13がパタ−ンプレ−ト5の凹凸に相対する凹凸形状に形成された状態になる。
なお、ガイドピン22A、22Aは枠セットシリンダ2、2の縮引、伸長作動に合わせて上下動される。
【0016】
次に多数のエヤ−噴出チャンバ−11、11から低圧エヤ−を砂ホッパ12内に噴出させて砂ホッパ12内の鋳物砂Sを浮遊流動化させるエヤレ−ションをさせながら図示されない切り替え弁を介して給気管21から低圧エヤ−を砂ホッパ12に供給して鋳物砂Sを低圧エヤ−により造型空間に砂充填用ノズル14、14を介して図3に示すようにエヤレ−ション充填する。この際、エヤレ−ション充填時の低圧エヤ−は、ベントホ−ル15、15又は/及びパタ−ンプレ−ト5の図示されないベントホ−ルから排気される。なお、図示されない排気制御チャンバ−でベントホ−ル15、15からの排気量を制御することによりパタ−ンプレ−ト5の図示されないベントホ−ルからの排気量を制御することもできる。これにより造型空間におけるパタ−ンプレ−ト5の複雑形状部の鋳物砂の充填密度を部分的に調整することができる。
【0017】
次に枠セットシリンダ2、2がさらに縮引作動して盛枠シリンダ17、17を縮引させながら昇降支持フレ−ム3及びこれに支持されている部材を下降させてゆき、スクイズフット13、13下面全体が平坦になるまで鋳物砂Sの一次スクイズをすると共にスライドゲ−ト9を逆作動させて砂投入口10を開放して図4の状態にされる。この際、枠セットシリンダ2、2の縮引作動は、図示されない圧力センサ−によりスクイズ圧力が一次スクイズの設定圧力に到達する又は枠セットシリンダ2、2の図示されないエンコ−ダ位置が一次スクイズの設定位置に到達するまで続けられる。
【0018】
次に抜上げシリンダ7、7の作動流体をリリ−フする状態に切り替えると共に枠セットシリンダ2、2が一次スクイズより高い圧力で縮引作動をすることにより、鋳枠20、盛枠16、及びスクイズフット13、13が一体となって下降し鋳物砂S全体を二次スクイズする。これにより抜型フレ−ム8は抜上げシリンダ7、7の縮引により下降されてパタ−ンプレ−ト5の見切面とほぼ同一レベルにされ、図5の状態になる。
なお抜型フレ−ム8が下降端に到達した時点でスクイズ圧力が二次スクイズの設定圧力に到達していない場合は、盛枠シリンダ17、17を縮引作動させながら枠セットシリンダ2、2をさらに縮引作動させることにより更なるスクイズが成される。
【0019】
次にスクイズ圧力が二次スクイズの設定圧力に到達すると、スクイズ安定タイマ−が作動し、所定時間スクイズを保持する。この時、抜型フレ−ム8が下降端に到達していない場合に対応するために盛枠シリンダ17、17を伸長作動させて盛枠16を下降させ抜型フレ−ム8が下降端に到達するまで鋳枠20を押し下げる。これにより鋳枠20の下面と鋳型下面を毎回ほぼ同一面にすることができる。
【0020】
次に抜上げシリンダ7、7を伸長作動させて鋳枠20を抜型フレ−ム8を介して盛枠16に押し付けながら枠セットシリンダ2、2が逆作動して抜型をする。この際盛枠16は鋳枠20及びスクイズフット13、13と一体となって上昇される。
その後、鋳型を造型した鋳枠20は抜上げシリンダ7、7により抜型フレ−ム8を介して抜き上げ支持される一方、盛枠16及びスクイズフット13、13は一体となって上昇されてゆく、途中において鋳型を造型した鋳枠20は搬入出コンベヤ19により掬い上げられてパタ−ンプレ−ト5から完全に分離されると共に鋳物砂Sが砂ホッパ12内に補給されて図6の状態になる。
この際造型された鋳型は鋳枠20と共に停止状態から若干上昇されて微速抜型されると共に枠セットシリンダ2、2のピストンロッド2A、2Aが最も縮引された状態で抜型されることから抜型精度が高いものになっている。
【0021】
次に鋳型を造型した鋳枠20が搬入出コンベヤ19を介して搬出され、空の鋳枠20が搬入されると共にパタ−ン交換装置4が図示されないアクチュエ−タにより作動してパタ−ンプレ−ト5とパタ−ンプレ−ト5Aとを入替え、さらにスクイズフット13、13が作動されてパタ−ンプレ−ト5Aの凹凸に相対した凹凸に形成されて図7の状態とされ上記の作動を繰り返し行う。
【0022】
なお、パタ−ンプレ−ト5、5Aを別のパタ−ンプレ−トと交換する場合は、図示されないパタ−ンキャリア搬入出手段により、パタ−ン交換装置4からパタ−ンプレ−ト5、5Aを載置したパタ−ンキャリア6、6Aを搬出して、パタ−ンプレ−ト5、5Aを別のパタ−ンプレ−トと交換した後、別のパタ−ンプレ−トを載置したパタ−ンキャリア6、6Aを搬入しパタ−ン交換装置4にセットする。
【0023】
次に本発明の別の実施形態を簡単に説明する。図9は本発明の別の実施形態を示す横断面平面図であって、造型基盤1上の四隅の対角線上にピストンロッド2A、2A、2A、2Aを備えた4本の枠セットシリンダ2、2、2、2が立設されているところが上記の実施形態とは相違している。
【0024】
次に本発明のさらに別の実施形態を簡単に説明する。図10は本発明のさらに別の実施形態を示す横断面平面図であって、造型基盤1上の左側に1本、右側に2本のピストンロッド2A、2A、2Aを備えた枠セットシリンダ2、2、2が立設されており、前記左側に1本立設された枠セットシリンダ2をパタ−ン交換装置4の回転中心軸として兼用させて、前記パタ−ン交換装置4を水平平面内で回転可能にしたところが上記の実施形態とは相違している。なお、パタ−ン交換装置4は回転方式のものを示したが、これに限定されるものではなく、造型基盤1の左右方向に対し直角方向に移動する方式でもよい。
【0025】
なお、本発明の実施の形態では、砂ホッパ12の下位周側及び下位内部から低圧エヤ−を噴出させて鋳物砂を浮遊流動化させるようにしたが、砂ホッパ12の下位周側又は下位内部から低圧エヤ−を噴出させて鋳物砂を浮遊流動化させるようにしてもよい。
【0026】
また、本発明の実施の形態では、流気加圧による鋳物砂の予備圧縮を行わないようにしたが、回転ゲ−ト、圧縮空気導入口等を設けて流気加圧による鋳物砂の予備圧縮を行うようにしてもよい。
【0027】
さらに、本発明の実施の形態では、多数のエヤ−噴出チャンバ−11、11に図示されない1個の切り替え弁を連通させるようにしたが、各々のエヤ−噴出チャンバ−11に各々の切り替え弁を設けて低圧エヤ−の噴出を部分的に調整するようにしてもよい。
【0028】
また、本発明の実施の形態では、抜枠フレ−ム8、8Aを上下摺動させる抜上げシリンダ7、7Aがパタ−ンキャリア6、6Aに内蔵されているが、これに限定されるものではなく、パタ−ン交換装置4に内蔵させるようにしてもよい。
【0029】
さらに、本発明の実施形態で示すパタ−ンキャリアは、図11に示す別の実施形態でもよい。以下、図11に基づいて説明する。パタ−ンキャリアの別の実施形態は、パタ−ンプレ−ト5の載置部と、該パタ−ンプレ−ト5の外周を包囲して上下摺動する枠状の抜型フレ−ム8と、該枠状の抜型フレ−ム8の底面を水平に押し上げる複数のピン23と、該複数のピン23をパタ−ンキャリア6の空間部を貫通して上下動可能にする複数の抜上げシリンダ7と、を備え、該複数の抜上げシリンダ7が造型基盤1に設けられ、且つ、その先端が縮引端でパタ−ンキャリア6の下面に達しないようにされている。
【0030】
なお、パタ−ン交換装置4の移動時に、パタ−ン交換装置4と抜上げシリンダ7とを干渉させないようにすることは、いうまでもない。また、前記複数のピン23には、なんらかの落下防止処置(例えば、複数のピン23と抜型フレ−ム8を図示されない締結手段により締結させることで落下防止が成される。)がされている。さらに、パタ−ンキャリア6には、図示されないクランプ部材が設けられており、造型基盤1には該クランプ部材をクランプする図示されないクランプ装置が設けられている。パタ−ンキャリア6の造型基盤1上への圧着は、該クランプ装置により前記クランプ部材を引っ張ってクランプすることにより成される。
【0031】
この図11に示す実施形態の場合、抜上げシリンダ7はパタ−ン交換装置4の両端部の上下パタ−ンキャリアのために兼用できるため、造型基盤にのみ抜上げシリンダ7を設ければよく、パタ−ンキャリア6を複雑にすることがなく、作動流体を用いた場合、その回路構成が簡単になる。
【0032】
【発明の効果】
本発明は上記の説明から明らかなように、造型基盤上の四隅の対角線上に立設されると共にピストンロッドを備えた2本の枠セットシリンダと、前記造型基盤上の四隅の対角線上に立設されると共にガイドピンを上下摺動可能に嵌合させた2個のガイドピンホルダと、前記ピストンロッド及びガイドピンの先端に配設された昇降支持フレ−ムと、前記造型基盤中央上部に交互にパタ−ンプレ−トを載置したパタ−ンキャリアを搬入出可能にしたパタ−ン交換装置と、前記昇降支持フレ−ムに吊設支持されて、下位周側又は/及び下位内部にエヤ−を噴出させて鋳物砂を浮遊流動化させるエヤレ−ションを成すエヤ−噴出チャンバ−を備えた砂ホッパと、該砂ホッパの下端において昇降停止制御可能にして配設されたセグメント方式のスクイズフットと、前記スクイズフットの周囲に配置される砂充填用ノズルと、前記スクイズフット及び砂充填用ノズルの群の外周を上下動可能にして包囲すると共にベントホ−ルを備え、かつ盛枠シリンダに連結された盛枠と、を具備するようにしたから、スピルサンド及び切削砂の発生を大幅に削減して鋳物砂を定量的に効率良く充填できると共にパタ−ンプレ−トの凹凸に合わせたスクイズを鋳型全体に行うことができるようになり、均質な鋳型を造型できる効果がある。また作動流体動力及び空気消費量を少なくすることができるため、省エネルギ−によるコスト低減を実現することができる。さらに抜型フレ−ムの採用により二段階の(二次)スクイズを成すことができると共に抜型を精度良く実行できる。さらに枠セットシリンダがほぼ縮引端の状態から抜型が成されるため、造型機に必要な剛性を充分に確保することができる等種々の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置のスタ−ト前の状態を示す縦断面図である。
【図2】造型空間を画成させた状態を示す縦断面図である。
【図3】鋳物砂のエヤレ−ション充填状態を示す縦断面図である。
【図4】鋳物砂の一次スクイズ状態を示す縦断面図である。
【図5】鋳物砂の二次スクイズ状態を示す縦断面図である。
【図6】造型鋳型の抜型及び鋳物砂の補給状態を示す縦断面図である。
【図7】パタ−ンチェンジ状態を示す縦断面図である。
【図8】図1におけるA−A矢視拡大図である。
【図9】本発明の別の実施形態を示す横断面平面図である。
【図10】本発明のさらに別の実施形態を示す横断面平面図である。
【図11】パタ−ンキャリアの別の実施形態を示す拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 造型基盤
2 枠セットシリンダ
2A ピストンロッド
3 昇降支持フレ−ム
4 パタ−ン交換装置
5 5A パタ−ンプレ−ト
6 6A パタ−ンキャリア
7 7A 抜上げシリンダ
8 8A 抜型フレ−ム
11 エヤ−噴出チャンバ−
12 砂ホッパ
13 スクイズフット
14 砂充填用ノズル
15 ベントホ−ル
16 盛枠
17 盛枠シリンダ
19 搬入出コンベヤ
20 鋳枠
22 ガイドピンホルダ
22A ガイドピン
S 鋳物砂

Claims (5)

  1. 造型基盤1上の四隅の対角線上に立設されると共にピストンロッド2A、2Aを備えた2本の枠セットシリンダ2、2と、前記造型基盤1上の四隅の対角線上に立設されると共にガイドピン22A、22Aを上下摺動可能に嵌合させた2個のガイドピンホルダ22、22と、前記ピストンロッド2A、2A及びガイドピン22A、22Aの先端に配設された昇降支持フレ−ム3と、前記造型基盤1中央上部に交互にパタ−ンプレ−ト5、5Aを載置したパタ−ンキャリア6、6Aを搬入出可能にしたパタ−ン交換装置4と、前記昇降支持フレ−ム3に吊設支持されて、下位周側又は/及び下位内部にエヤ−を噴出させて鋳物砂を浮遊流動化させるエヤレ−ションを成すエヤ−噴出チャンバ−11、11を備えた砂ホッパ12と、該砂ホッパ12の下端において昇降停止制御可能にして配設されたセグメント方式のスクイズフット13、13と、前記スクイズフット13、13の周囲に配置される砂充填用ノズル14、14と、前記スクイズフット13、13及び砂充填用ノズル14、14の群の外周を上下動可能にして包囲すると共にベントホ−ル15、15を備え、かつ盛枠シリンダ17、17に連結された盛枠16と、を具備したことを特徴とする枠付砂鋳型の造型装置。
  2. 造型基盤1上の四隅の対角線上に立設されると共にピストンロッド2A、2A、2A、2Aを備えた4本の枠セットシリンダ2、2、2、2と、前記ピストンロッド2A、2A、2A、2Aの先端に配設された昇降支持フレ−ム3と、前記造型基盤1中央上部に交互にパタ−ンプレ−ト5、5Aを載置したパタ−ンキャリア6、6Aを搬入出可能にしたパタ−ン交換装置4と、前記昇降支持フレ−ム3に吊設支持されて、下位周側又は/及び下位内部にエヤ−を噴出させて鋳物砂を浮遊流動化させるエヤレ−ションを成すエヤ−噴出チャンバ−11、11を備えた砂ホッパ12と、該砂ホッパ12の下端において昇降停止制御可能にして配設されたセグメント方式のスクイズフット13、13と、前記スクイズフット13、13の周囲に配置される砂充填用ノズル14、14と、前記スクイズフット13、13及び砂充填用ノズル14、14の群の外周を上下動可能にして包囲すると共にベントホ−ル15、15を備え、かつ盛枠シリンダ17、17に連結された盛枠16と、を具備したことを特徴とする枠付砂鋳型の造型装置。
  3. 造型基盤1上の左右どちらかの側に1本、その反対側に2本が立設されると共にピストンロッド2A、2A、2Aを備えた3本の枠セットシリンダ2、2、2と、前記ピストンロッド2A、2A、2Aの先端に配設された昇降支持フレ−ム3と、前記造型基盤1中央上部に交互にパタ−ンプレ−ト5、5Aを載置したパタ−ンキャリア6、6Aを搬入出可能にしたパタ−ン交換装置4と、前記昇降支持フレ−ム3に吊設支持されて、下位周側又は/及び下位内部にエヤ−を噴出させて鋳物砂を浮遊流動化させるエヤレ−ションを成すエヤ−噴出チャンバ−11、11を備えた砂ホッパ12と、該砂ホッパ12の下端において昇降停止制御可能にして配設されたセグメント方式のスクイズフット13、13と、前記スクイズフット13、13の周囲に配置される砂充填用ノズル14、14と、前記スクイズフット13、13及び砂充填用ノズル14、14の群の外周を上下動可能にして包囲すると共にベントホ−ル15、15を備え、かつ盛枠シリンダ17、17に連結された盛枠16と、を具備したことを特徴とする枠付砂鋳型の造型装置。
  4. 前記パタ−ンキャリア6、6Aに、前記パタ−ンプレ−ト5、5Aの外周を包囲して上下摺動する枠状の抜型フレ−ム8、8Aを設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の枠付砂鋳型の造型装置。
  5. 前記造型基盤1上の左右どちらかの側に立設された1本の枠セットシリンダ2を前記パタ−ン交換装置4の回転中心軸として兼用させて、前記パタ−ン交換装置4を水平平面内で回転可能にしたことを特徴とする請求項3記載の枠付砂鋳型の造型装置。
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