JP2002273494A - 無機塩を含む有機性固形物、特に下水汚泥の処理方法 - Google Patents

無機塩を含む有機性固形物、特に下水汚泥の処理方法

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JP2002273494A
JP2002273494A JP2001072825A JP2001072825A JP2002273494A JP 2002273494 A JP2002273494 A JP 2002273494A JP 2001072825 A JP2001072825 A JP 2001072825A JP 2001072825 A JP2001072825 A JP 2001072825A JP 2002273494 A JP2002273494 A JP 2002273494A
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Masamichi Asano
昌道 浅野
Hiroki Honda
裕姫 本多
Sueo Yoshida
季男 吉田
Shiro Sasaya
史郎 笹谷
Toshikazu Hotta
俊和 堀田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 窒素有機性汚泥を超臨界水処理を用いて除去
処理する、長期耐久性のある効率的な処理方法を提供す
る。 【解決手段】 臨界点(温度374℃、圧力22MP
a)以上の温度、圧力状態にある高温、高圧水処理領域
で無機塩含有有機性汚泥を処理する超臨界水処理系を具
えた有機性固形物処理方法において、酸化剤及び添加剤
が添加された高温、高圧超臨界水領域にて前記有機性物
質を分解除去処理する第1の臨界処理系と、該第1の処
理系より析出された処理水中の無機塩を固形物分離する
第2の処理系とを具え、前記第2の処理系と第1の臨界
処理系との温度域が窒素若しくは窒素化合物が分解困難
な略380〜600℃の超臨界水領域で行われるととも
に、前記第2の処理系から排出された処理水を374℃
以下に冷却後に、生物処理若しくは触媒分解処理により
該処理水から処理水に残存する窒素分を分離する第3の
処理系を含むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下水汚泥、工場排
水、屎尿等の無機塩を含む有機性固形物、特に下水汚泥
の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、有機性汚泥を含有した下水汚
泥等は、埋め立てや焼却等により処理されてきたが、埋
め立て地不足の問題や焼却設備から排出する有害物質を
含む排水等の処理負荷の増大などの問題から、最終廃棄
量の少ない効率的な下水汚泥処理法が望まれている。そ
こで、有機物が完全分解でき、かつ窒素、リン分の除去
が可能で、NOXやSOX等の有害物質を生成しない有
機性汚泥の処理として、超臨界水処理が提案されてい
る。
【0003】超臨界水とは、臨界点(温度374℃、圧
力22MPa)以上の温度、圧力状態にある高温、高圧
の水のことであり、液体と気体の中間の性質をもち、液
体と気体の両方の特徴を併せもつ流動体で以下の特徴を
もつ。 炭化水素とほぼ同等の誘電率をもつため、炭化水素
類を溶解する。 気体と同様の挙動をとるため、酸素や窒素のような
ガスを溶解する。 超臨界水の存在下では有機物と酸化剤が十分に混合
されるため、酸化に適した条件を形成する。 流動性が良く、超臨界水中の反応において拡散律速
となることがない。 これらの特徴により、超臨界状態のいわゆる超臨界水
は、有機物に対する優れた溶媒特性を示す。このため、
超臨界水に酸化源を添加して有機物を処理する超臨界水
酸化処理方法は、有機物の酸化分解処理において迅速、
かつ分解処理達成率が高い方法であり、特開平1−38
532号において汚泥や廃棄物等の有機物を参加する方
法として公知である。
【0004】しかしながら、超臨界水では塩類の溶解度
が極めて低いため、超臨界状態の反応器の内部に塩類が
析出し、この析出した塩類によって反応器は閉塞現象を
おこす。そこで、安定した超臨界水酸化状態を維持する
ためには、上記析出塩を定期的に除去する必要がある。
【0005】また第2726293号公報に示されるよ
うに、臨界温度、圧力以上のスーパーンからなる反応器
下部に超臨界温度よりも低温のサブゾーンを形成し、該
サブゾーンで固形状の塩を溶解させているものもある。
【0006】しかしながら、前者の従来の技術では、固
体除去システムを反応器内に設けるために、構造が複雑
になり、後者の従来技術においては臨界条件の反応器の
下部に温度の低い阿臨界温度のサブゾーンを設けるため
に、反応器が巨大化し、制御も複雑化するという問題が
あった。
【0007】かかる欠点を解消するために、図4に示す
特開平9−276880に示す技術が提案されている。
図4はかかる従来技術の処理フローを示すもので、10
1は超臨界状態に圧力及び温度を制御可能にした反応器
(高温高圧処理槽)であり、この反応器101内に空気
圧縮機102にて酸化源となる空気と、高圧送液ポンプ
103にて塩濃度の高い有機物廃水を供給する。このと
き、有機物廃水中に微粒子状のセラミック等の担体を混
入しておく。なおこのとき、反応器(高温高圧処理槽)
101内へは必要に応じて水酸化ナトリウム(NaO
H)を添加する。
【0008】この結果超臨界状態の反応器101内での
有機物廃水は酸化分解される。そしてこのとき、反応器
101内では塩の溶解度が低下するので、この塩が析出
するが、反応器101内に担体が存在するので、この析
出塩は反応器101の壁面より担体表面に析出されてこ
の担体表面に吸着される。そしてこの塩を吸着した担体
は上記処理液と共に連続的に減圧弁104及び気液分離
槽105を経て反応器(高温高圧処理槽)101外へ排
出し、あるいはある程度担体が塩でふくれあがったとこ
ろで担体を反応器101外へ排出する。なお上記気液分
離槽105へは100°程度の温度で流入する。塩を吸
着した担体は反応器101の外へ排出されて超臨界状態
を脱すると、塩は水に対する溶解度があがるため、気液
分離槽105を経て流入した固液分離槽105a内での
排水中に溶解し、ここで塩が吸着していない担体が他の
固形物と共に分離除去される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来技術においても下記のようないくつかの問題があ
る。その第1が臨界温度の問題である。下水汚泥等の有
機性固形物中に含有する窒素若しくは窒素化合物は分解
が非常に困難であるため、超臨界領域で処理しようとす
る場合、炭素等の有機物は400℃以上でほぼ完全分解
するのに対し、窒素分においては反応温度を550℃以
上、反応圧力を25MPaと超臨界水領域の中でもかな
り厳しい条件下で行なわなければならない。
【0010】前記条件を満たす材質として現状は高温高
圧に耐え得るニッケル合金のInconel625を用
いているが、これは非常に高価であり、かつ腐蝕が激し
いことから、実験室規模の装置に留まり実機化に向けて
長期耐久性が問題となる。又、前記条件下においては、
反応槽内の温度を保つための燃料費等のランニングコス
トが嵩むという問題も残る。
【0011】又前記図4で示す第3の従来技術において
も、坦体に付着した塩を気液分離槽105を経て流入し
た固液分離槽105a内での排水中に溶解させるため
に、塩分を含んだ排水をそのまま放流することとなる。
特に前記従来技術は、水酸化ナトリウム(NaOH)を
添加するために、排水中にナトリウムが多く含まれ、塩
害となり易い。更に下水汚泥の場合は、水分量が多く、
その分反応器が大型化しやすい。
【0012】本発明はかかる技術的課題に鑑み、超臨界
水処理を用いた汚泥処理において、塩分を含んだ排水を
そのまま放流することなく、且つ反応器も大型化するこ
となく、ランニングコストや耐久性の問題を解消するこ
との出来る有機性汚泥の処理方法を提供することを目的
とする。又本発明は、CO2が炭酸塩として回収され、
系外へ炭酸ガスが放出されることなく、地球環境に優し
い処理系の形成が可能となる有機性汚泥の処理方法を提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明はかかる
課題を解決するために、請求項1記載の発明は、臨界点
(温度374℃、圧力22MPa)以上の温度、圧力状
態にある高温、高圧水処理領域で無機塩含有有機性固形
物を処理する超臨界水処理系を具えた有機性固形物処理
方法において、酸化剤及び添加剤が添加された高温、高
圧超臨界水領域にて前記有機性物質を分解除去処理する
第1の臨界処理系と、該第1の処理系より析出された処
理水中の無機塩を固形物分離する第2の処理系とを具え
ることを特徴とし、請求項2記載の発明においては、前
記第2の処理系と第1の臨界処理系との温度域が窒素若
しくは窒素化合物が分解困難な略380〜600℃、好
ましくは略400〜550℃の超臨界水領域で行われる
ことを特徴とする。そして、更に好ましくは、前記第1
及び第2の処理系が、温度域が略400〜550℃かつ
圧力が略22〜30MPaの超臨界水領域で行われる
と、よりよい条件で処理することができる。
【0014】かかる発明は、超臨界水領域を、臨界圧力
以上かつ窒素若しくは窒素化合物が分解困難な超臨界水
温度域として、反応しきれない窒素分等を後段の処理系
で処理することにより、反応場の条件を緩和でき、また
インコネル625を用いなくてもハステロイc−276
等の耐蝕金属材を用いても装置の腐蝕を最低限に抑えて
装置の耐久性が得られるとともに、燃料費や動力費等の
ランニングコストの低減が可能となる。又、窒素分を除
く有機性汚泥は略400℃程度でほぼ完全に分解される
ため、超臨界水領域を上記温度域に設定することによ
り、効率良く超臨界水処理を行うことが可能となる。
【0015】又前記処理系では窒素分が分解されない
が、これは請求項3に記載のように、前記第2の処理系
から排出された処理水を374℃以下に冷却後に、生物
処理若しくは触媒分解処理、アンモニアストリッピング
により該処理水から処理水に残存する窒素分を分離する
第3の処理系を含むように構成すればよい。
【0016】かかる発明は、超臨界水領域を、臨界圧力
以上かつ窒素若しくは窒素化合物が分解困難な超臨界水
温度域として、反応しきれない窒素分を後段の第3の処
理系で処理することにより、反応場の条件を緩和でき、
また使用される装置の腐蝕を最低限に抑えて装置の耐久
性を高めるとともに、燃料費や動力費等のランニングコ
ストの低減が可能となる。
【0017】ただし、窒素、リン分を除く有機性汚泥は
略400℃程度でほぼ完全に分解されるため、超臨界水
領域を上記温度域に設定することにより、効率良く超臨
界水処理を行うことが可能となる。又本発明によれば、
前記第1の処理系において析出した無機塩類は超臨界を
解除するとそのまま放流できずに溶解した塩類を除去す
るための大規模な脱塩設備が必要であるが、本発明によ
れば析出状態にある塩類の除去のために、フィルタやサ
イクロン等の簡単な構造で良く、設備コストの低減が可
能である。又水の再利用、循環利用等の水の合理的使用
の際には、該無機塩類が濃縮されて水質を悪化する惧れ
があるため、無機塩類を固形物分離除去する第2の処理
系を設けることにより、水の繰り返し利用が可能とな
る。
【0018】特に第2の処理系を設けるとともに、好ま
しくは請求項4記載のように、第1の処理系への添加剤
が、消石灰(Ca(OH)2)等のアルカリ金属、アル
カリ土類金属の水酸化物であるのがよい。これによりC
O2が炭酸塩として回収され、系外へ炭酸ガスが放出さ
れることなく、地球環境に優しい処理系の形成が可能と
なるとともに、添加剤がナトリウム系ではなく、カルシ
ウム系のために無機塩としての固体析出が容易であり、
第2の処理系で効率よく固形物分離が出来る。
【0019】前記第3の処理系としては、被処理物質の
性質や設置条件により、請求項5又は6記載の発明のよ
うに、前記処理水に残存する窒素分を分離する第3の処
理系が、反応温度が100〜370℃で且つ圧力が1〜
22MPaの温度圧力範囲内にて設定した処理域内で、
溶液若しくは固体触媒にて前記窒素分を分解する処理系
であってもよく、又第3の処理系が、従来の排水処理設
備で用いられている硝化・脱窒処理プロセスにて前記窒
素分を分解する生物分解処理系であってもよい。この場
合、溶液若しくは固体触媒には、Ti、v、Cr、M
n、Fe、Co、Ni、Cu、Al、Si、Se、Z
r、Nb、MO、Tc、Ru、Rh、Pd、Ag、W、
Ir、Pt、Au、よりなる少なくとも一種の元素を含
む溶液若しくは固体触媒を用いるのが良く、特にこれら
は反応温度が100〜370℃で且つ圧力が1〜22M
Paの温度圧力範囲内にて設定した処理域内で、前記窒
素分を分解するのが効率的である。
【0020】このように第3の処理系により、第2の処
理系よりの排出処理水に残存する窒素若しくは窒素化合
物もほぼ完全に除去可能となる。また、前記第3の処理
系の別の方法として、前記第2の処理系よりの排出処理
水をpH調整して略中性にした後、マグネシウムイオン
を添加して、該処理水中のアンモニウムイオンと前記マ
グネシウムイオンとを反応させて、マグネシウムアンモ
ニウム水和物として沈澱させて回収することもよい。処
理水中のアンモニウムイオン、さらに添加したマグネシ
ウムイオンとを反応させてストラバイトを生成すること
により、窒素分を該処理水から分離するとともに、生成
したストラバイトを窒素肥料として再利用できる非常に
合理的な処理法である。
【0021】さらに、請求項7記載の発明は、臨界点
(温度374℃、圧力22MPa)以上の温度、圧力状
態にある高温、高圧水処理領域で有機物を処理する超臨
界水処理系を具えた有機性固形物処理方法において、前
記下水を、BOD処理及びアンモニア成分分解を含む生
物分解処理系で生物分解をさせ下水処理設備から排出さ
れた下水汚泥を酸化剤及び添加剤が添加され、臨界圧力
以上でかつ窒素若しくは窒素化合物が分解困難な温度域
の超臨界水処理系にて前記有機性物質を分解除去処理す
ることを特徴とする。この場合、前記超臨界水処理系よ
りの窒素若しくは窒素化合物を含む出口水を生物分解系
に戻すことにより超臨界水処理系にて残存して窒素成分
が従来の生物分解処理系で生物分解をさせることができ
るために、かかる発明においても前記実施例と同様な効
果を得ることが出来る。
【0022】請求項9記載の発明は、前記生物分解処理
系と超臨界水処理系の間に、生物分解後の汚泥を脱水若
しくは濃縮により水分除去する工程を具えたことを特徴
とする。これにより、水分濃度が約98%程度の下水汚
泥が、水分濃度が20%以下更には5〜10%近くまで
脱水濃縮することにより、超臨界反応設備、反応運転コ
ストの大幅な低減が可能である。この場合、臨界処理の
ための超臨界水が不足する場合があるので、前記無機塩
類や窒素分が除去された出口水を超臨界水処理系に戻
し、脱水濃縮された汚泥に水分を補助供給するのがよ
い。これにより前記超臨界水処理系に析出する無機塩類
が大幅に低下する。
【0023】従って、本発明に係る処理方法は超臨界処
理系での耐蝕性能の向上と運転及び設備コストの低減を
図りつつ窒素を含む有機性固形物をほぼ完全に、また効
率的に除去することが可能であり、特に下水や工場排水
等の処理方法に適用することで、より合理的な処理が期
待できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態を例示的に詳しく説明する。但しこの実施
形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、そ
の相対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、こ
の発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説
明例にすぎない。図1は本発明の第1実施形態にかかる
超臨界水処理フローの全体概略構成図、図2及び図3は
特に窒素除去設備を含む実施形態にかかる超臨界処理フ
ローの全体概略構成図である。
【0025】図1において、1は下水や工場排水等の有
機性固形物で、該汚泥1はポンプ2aにより熱交換器3
に供給され、該熱交換器3で昇温された後反応器4に導
かれる。また、熱交換器3に導入された消石灰(Ca
(OH)2)等の添加剤8、過酸化水素、酸素等の酸化
剤7は前記汚泥と同様にポンプ2b、2cにより熱交換
器3を経て前記反応器4に供給され、該反応器4内にお
ける反応を促進させる。
【0026】前記反応器4は超臨界水領域、好ましくは
圧力が略25MPa、温度が略400〜550℃に維持
され、該反応器4に導かれた前記汚泥1に含有する窒素
若しくはこれらの化合物を除く有機性汚泥は該反応器4
内での酸化反応によりほぼ完全に分離される。即ち、前
記反応器4において、前記有機性汚泥は二酸化炭素、水
等に分解されるとともに、窒素分はアンモニウムイオン
を、また、上記超臨界水領域で不溶化する前記濃縮汚泥
中の無機物質は、不溶性の無機塩として処理水とともに
排出される。又前記二酸化炭素は消石灰(Ca(OH)
2)と反応してCaCO3を生成し、固化する。
【0027】かかる処理水や不溶性の無機塩及びCaC
O3は圧力が略25MPa、温度が略400〜550℃
に維持された状態で、セラミックフィルタ若しくはサイ
クロン等から構成される固形物分離器5に送られ、無機
塩、灰分及びCaCO3が分離される。無機塩、灰分及
びCaCO3が分離された後の処理水は高温、高圧の状
態で排出されるため、前記熱交換器3で前記汚泥1、添
加剤8、酸化剤7との熱交換により減温され、高圧分離
器、低圧分離器等の気液分離器9により減圧された後、
排ガス10はそのまま排出される。前記有機性汚泥に含
有されるNOx、SOx、有機塩素化合物等の難溶性有
害物質は前記反応器4にて超臨界水領域で分解処理され
無害化するため、排ガス10は清浄なガスとして排出さ
れ、系外に排出されても何ら問題は生じない。
【0028】前記気液分離器9で分離された処理水はア
ンモニウムイオン等の窒素分を含むために、これらの物
質は富栄養化現象の要因であり処理水から除去する必要
があり、図2及び図3若しくは図5〜図7に示すよう
に、窒素化合物分解槽15により該処理水より分離し、
除去した後、無害化した排水11として系外へ排出、若
しくは再利用する。
【0029】前記窒素化合物分解槽15を組み込んだ一
例を、図2、図3に示す。まず、図2は反応温度が10
0〜370℃で且つ圧力が1〜22MPaの温度圧力範
囲内にて設定した処理域内で、溶液若しくは固体触媒に
て前記窒素分を分解する窒素化合物分解槽15を、熱交
換器3と気液分離器9の間に配置したもので、溶液若し
くは固体触媒には、Ti、v、Cr、Mn、Fe、C
o、Ni、Cu、Al、Si、Se、Zr、Nb、M
O、Tc、Ru、Rh、Pd、Ag、W、Ir、Pt、
Au、よりなる少なくとも一種の元素を含む溶液若しく
は固体触媒を用いる。即ち、窒素分を含む前記処理水を
触媒を添加した分解槽15に導入して窒素分の分解を促
進させた後、除去して無害化された処理水を気液分離器
9に送る。
【0030】図3は硝化・脱窒工程等の生物処理に基づ
く窒素化合物分解槽15で、気液分離器9の後工程に設
けられている。その除去処理を説明するに、図1の気液
分離器9で分離された処理水はアンモニウムイオン等の
窒素分を除去するため、まず硝化槽に導入され、亜硝酸
菌、硝酸菌等の働きにより硝酸に変化させ、次に脱窒槽
槽にて脱窒されて、窒素ガスとして窒素分が殆ど除去さ
れた排水11は系外へ排出され、再利用や循環利用、若
しくは放流される。
【0031】尚、下水や工場排水等のBOD、COD又
はSS等を含有する有機性排水は、一般に生物処理によ
って処理されている。かかる生物処理と超臨界処理を組
み込んだシステムを図5〜図7に示す。そして、このよ
うな活性汚泥法などの生物処理の技術は周知であり、か
かる処理方法を簡単に説明すると、活性汚泥処理系の曝
気槽に被処理液下水や工場排水、返送汚泥及び加熱処理
汚泥を導入し、曝気槽内の活性汚泥と混合して好気性生
物処理を行なう。混合液は固液分離部で処理水と汚泥と
を分離し、該分離汚泥の一部は返送汚泥として曝気槽に
返送して好気性生物処理を行なうとともに、前記生物処
理槽に返送されない余剰汚泥は、メタン発酵することに
よりメタンガスに転換して有用回収する。これは、固液
分離装置で処理水と分離された余剰汚泥を混合槽にて略
1日程度貯溜した後、該余剰汚泥をメタン発酵槽に導入
してメタン発酵させ、メタンガスを回収するシステムで
ある。
【0032】図5〜図7に示すシステムは、前記曝気槽
を含む生物処理槽を含む下水処理設備21と、図1に示
す超臨界で行う高温高圧処理システム40を組み合わせ
たものである(窒素化合物分解槽を設けないもの)。図
5に示すように、前記曝気槽を含む生物処理槽で濃縮汚
泥化し、例えば水分を98%含む。そこで本実施例は前
記生物分解処理系の下水処理設備21と図1に示す超臨
界水処理系の高温高圧処理システム40の間に、生物分
解後の汚泥1を脱水若しくは濃縮により水分除去する脱
水濃縮工程22を設けている。これにより、水分濃度が
約98%程度の下水汚泥1が、水分濃度が20%以下更
には5〜10%近くまで脱水濃縮1Aすることにより、
超臨界反応設備、反応運転コストの大幅な低減が可能で
ある。
【0033】尚、図1に示すシステムでは、窒素化合物
分解槽15を設けていないために、前記超臨界水処理系
よりの排水(出口水)には窒素若しくは窒素化合物を含
む。そこでこの排水(出口水)を生物分解系の下水処理
設備、若しくはその上流側に戻す返路26を設けること
により超臨界水処理系にて残存して窒素成分が従来の生
物分解処理系で生物分解をさせることができるために、
かかる実施例においても前記図2や図3で示す実施例と
同様な効果を得ることが出来るとともに、水分濃度が約
98%程度の下水汚泥1が、水分濃度が20%以下更に
は5〜10%近くまで脱水濃縮1Aすることにより、超
臨界反応設備、反応運転コストの大幅な低減が可能であ
る。
【0034】図6は前記生物分解処理系の下水処理設備
21と図1に示す超臨界水処理系の高温高圧処理システ
ム40の間に、脱水濃縮工程22を設けていない例であ
る。これは臨界処理のための超臨界水が不足する場合が
あるのでこのような場合に有利である。
【0035】図7は、前記生物分解処理系と超臨界水処
理系の間に、生物分解後の汚泥を脱水若しくは濃縮によ
り水分除去する工程22を具えた場合、前記したように
臨界処理のための超臨界水が不足する場合があるので、
前記無機塩類や窒素分が除去された出口水を超臨界水処
理系に戻す循環路26Aを設け、脱水濃縮された汚泥に
水分を補助供給するようにしている。これにより前記超
臨界水処理系に析出する無機塩類が大幅に低下して図1
に示す固形分分離器の負担が大幅に軽減する。
【0036】
【発明の効果】以上記載のごとく本発明によれば、窒
素、リンを含む有機性汚泥の超臨界水処理において、該
超臨界水処理における反応場を従来より低温にすること
で、反応器等の腐蝕を抑制でき、耐久性を向上させるこ
とができるとともに、燃料費等のランニングコストを低
減することが可能となる。また、超臨界水処理は反応速
度が速く、分解率が高いため、窒素分以外の溶解物をほ
ぼ完全に除去できるとともに、窒素除去手段、または塩
等の固形分分離手段を適宜設けることにより、前記超臨
界水処理により除去不可能な窒素分または無機塩等を被
処理物質から除去でき、該被処理物質中の殆どすべての
公害起因物質を除去でき、処理水のリサイクルも可能と
なる。
【0037】また、超臨界水処理は高温での処理である
ため、前記下水汚泥、工場排水等の被処理物質に含まれ
るSOx、NOxまたは有機塩素系化合物等の有害性難
分解性廃棄物を安全かつ完全に分解することができると
ともに二酸化炭素の発生も抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基本実施形態にかかる超臨界水処理
フローの全体概略構成図である。
【図2】 窒素分除去設備を含む実施形態にかかる超臨
界処理フロー図で、図2は特に窒素化合物分解槽を気液
分離器の上流側に配した超臨界水処理装置の全体概略構
成図である。
【図3】 窒素分除去設備を含む実施形態にかかる超臨
界処理フロー図で、図3は特に窒素化合物分解槽を気液
分離器の下流側に配した超臨界水処理装置の全体概略構
成図である。
【図4】 従来の超臨界水処理装置の全体概略構成図で
ある。
【図5】 曝気槽を含む生物処理槽を含む下水処理設備
と、超臨界で行う高温高圧処理システムを組み合わせた
もので、下水処理設備と高温高圧処理システムの間に、
生物分解後の汚泥を脱水若しくは濃縮により水分除去す
る脱水濃縮工程を設けている図である。
【図6】 脱水濃縮工程を設けない図5の変形例であ
る。
【図7】 無機塩類や窒素分が除去された出口水を超臨
界水処理系に戻し、脱水濃縮された汚泥に水分を補助供
給するようにしている図5の変形例である。
【符号の説明】
1 汚泥 3 熱交換器 4 反応器 9 気液分離器 10 排ガス 11 排水 15 窒素化合物分解槽 21 下水処理設備 22 脱水濃縮工程 26 出口水の返路 26A 出口水の循環路 40 高温高圧処理システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 季男 横浜市中区錦町12番地 三菱重工業株式会 社横浜製作所内 (72)発明者 笹谷 史郎 横浜市中区錦町12番地 三菱重工業株式会 社横浜製作所内 (72)発明者 堀田 俊和 横浜市中区錦町12番地 三菱重工業株式会 社横浜製作所内 Fターム(参考) 4D037 AA11 AB12 BA23 CA07 CA11 4D040 DD03 DD14 4D050 AA12 AB07 BC01 BC02 BC06 BC07 BD06 CA17 4D059 AA01 AA03 BC01 BE70 DA01 DA02 DA05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 臨界点(温度374℃、圧力22MP
    a)以上の温度、圧力状態にある高温、高圧水処理領域
    で無機塩含有有機性固形物を処理する超臨界水処理系を
    具えた処理方法において、 酸化剤及び添加剤が添加された高温、高圧超臨界水領域
    にて前記有機性物質を分解除去処理する第1の臨界処理
    系と、該第1の処理系より析出された処理水中の無機塩
    を固形物分離する第2の処理系とを具えることを特徴と
    する有機性固形物の処理方法。
  2. 【請求項2】 前記第2の処理系と第1の臨界処理系と
    の温度域が窒素若しくは窒素化合物が分解困難な略38
    0〜600℃の超臨界水領域で行われることを特徴とす
    る請求項1記載の有機性固形物の処理方法。
  3. 【請求項3】 前記第2の処理系から排出された処理水
    を374℃以下に冷却後に、生物処理若しくは触媒分解
    処理、アンモニアストリッピングにより該処理水から処
    理水に残存する窒素分を分離する第3の処理系を含むこ
    とを特徴とする請求項1記載の有機性固形物の処理方
    法。
  4. 【請求項4】 前記第1の処理系への添加剤が、消石灰
    (Ca(OH)2)等のアルカリ金属、アルカリ土類金
    属の水酸化物であることを特徴とする請求項1記載の有
    機性固形物の処理方法。
  5. 【請求項5】 前記処理水に残存する窒素分を分離する
    第3の処理系が、反応温度が100〜370℃で且つ圧
    力が1〜22MPaの温度圧力範囲内にて設定した処理
    域内で、溶液若しくは固体触媒にて前記窒素分を分解す
    る処理系であることを特徴とする請求項3記載の有機性
    固形物の処理方法。
  6. 【請求項6】 前記処理水に残存する窒素分を分離する
    第3の処理系が、硝化・脱窒処理にて前記窒素分を分解
    する生物分解処理系であることを特徴とする請求項3記
    載の有機性固形物の処理方法。
  7. 【請求項7】 臨界点(温度374℃、圧力22MP
    a)以上の温度、圧力状態にある高温、高圧水処理領域
    で有機物を処理する超臨界水処理系を具えた有機性固形
    物処理方法において、 前記下水を、BOD処理及びア
    ンモニア成分分解を含む生物分解処理系で生物分解をさ
    せた後、酸化剤及び添加剤が添加され、臨界圧力以上で
    かつ窒素若しくは窒素化合物が分解困難な温度域の超臨
    界水処理系にて前記有機性物質を分解除去処理すること
    を特徴とする有機性固形物の処理方法。
  8. 【請求項8】 前記超臨界水処理系よりの窒素若しくは
    窒素化合物を含む出口水を生物分解系に戻すことを特徴
    とする請求項7記載の有機性固形物の処理方法。
  9. 【請求項9】 前記生物分解処理系と超臨界水処理系の
    間に、生物分解後の汚泥を脱水若しくは濃縮により水分
    除去する工程を具えたことを特徴とする有機性汚泥の処
    理方法。
  10. 【請求項10】 超臨界水処理系通過後無機塩類が除去
    された出口水を超臨界水処理系に戻し、脱水濃縮された
    汚泥に水分を補助供給することを特徴とする請求項9記
    載の有機性固形物の処理方法。
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