JP2002273484A - へどろ状廃棄物の処理方法、処理システム、混合処理装置 - Google Patents
へどろ状廃棄物の処理方法、処理システム、混合処理装置Info
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- JP2002273484A JP2002273484A JP2001085950A JP2001085950A JP2002273484A JP 2002273484 A JP2002273484 A JP 2002273484A JP 2001085950 A JP2001085950 A JP 2001085950A JP 2001085950 A JP2001085950 A JP 2001085950A JP 2002273484 A JP2002273484 A JP 2002273484A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】へどろ状廃棄物を改質し混合土として提供する
ことができるへどろ状廃棄物の処理方法を提供する。 【解決手段】へどろ状廃棄物2の処理方法において、へ
どろ状廃棄物2に吸水材4を加えて、このへどろ状廃棄
物2を取扱い易いように処理し、このへどろ状廃棄物2
に、粘性土3と固化材を添加した後、これらを混合処理
する。
ことができるへどろ状廃棄物の処理方法を提供する。 【解決手段】へどろ状廃棄物2の処理方法において、へ
どろ状廃棄物2に吸水材4を加えて、このへどろ状廃棄
物2を取扱い易いように処理し、このへどろ状廃棄物2
に、粘性土3と固化材を添加した後、これらを混合処理
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、へどろ状廃棄物、
更に詳しくは家畜糞尿に基づくへどろ状廃棄物を無害化
するためのへどろ状廃棄物の処理方法と、この処理方法
に使用される処理システムおよび混合処理装置に関する
ものである。
更に詳しくは家畜糞尿に基づくへどろ状廃棄物を無害化
するためのへどろ状廃棄物の処理方法と、この処理方法
に使用される処理システムおよび混合処理装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】日本の畜産は、今や稲作と並んで農業生
産額の約30%を占めるまでに成長した。その近年の大
きな特徴は、畜産農家の大規模化と多頭飼育の進行が著
しく、その農家戸数が急激に進行している。これに伴
い、多量の家畜糞尿が限られた狭い土地に排出されるこ
とになるが、その家畜糞尿の再利用を考慮して、堆肥化
の方策が種々進められている。
産額の約30%を占めるまでに成長した。その近年の大
きな特徴は、畜産農家の大規模化と多頭飼育の進行が著
しく、その農家戸数が急激に進行している。これに伴
い、多量の家畜糞尿が限られた狭い土地に排出されるこ
とになるが、その家畜糞尿の再利用を考慮して、堆肥化
の方策が種々進められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、家畜糞尿の処理
は、例えば家畜糞尿を屋外に積み上げた状態にする方
策、また掘削した穴に糞尿を流し込む方策等が行われて
いるが、特に後者の方策の例としては、流れ出る家畜糞
尿を池状の場所で一時溜める方式が採られている場合が
多い。この方式の具体的な例としては、畜産農家、特に
養豚農家は、豚舎の近傍に第1の穴を設け、さらにこの
第1の穴の近傍に第2及び第3の穴を設け、豚舎から排
出されたスラリー状の糞尿を、第1の穴に廃棄して、こ
の第1の穴に溜め、この第1の穴に溜まった糞尿の上澄
み水を第2の穴に導き、この第2の穴内の上澄み水を更
に第3の穴に導いている。この第3の穴からの越流水
は、川に放流したり、または別の場所に運び処理してい
る。
は、例えば家畜糞尿を屋外に積み上げた状態にする方
策、また掘削した穴に糞尿を流し込む方策等が行われて
いるが、特に後者の方策の例としては、流れ出る家畜糞
尿を池状の場所で一時溜める方式が採られている場合が
多い。この方式の具体的な例としては、畜産農家、特に
養豚農家は、豚舎の近傍に第1の穴を設け、さらにこの
第1の穴の近傍に第2及び第3の穴を設け、豚舎から排
出されたスラリー状の糞尿を、第1の穴に廃棄して、こ
の第1の穴に溜め、この第1の穴に溜まった糞尿の上澄
み水を第2の穴に導き、この第2の穴内の上澄み水を更
に第3の穴に導いている。この第3の穴からの越流水
は、川に放流したり、または別の場所に運び処理してい
る。
【0004】このような処理方法では、糞尿中の有機物
が水中に遊離し、この有機物を含んだ水が、地下水や川
に混じり込み、地下水や川を汚染するという問題が生じ
る。
が水中に遊離し、この有機物を含んだ水が、地下水や川
に混じり込み、地下水や川を汚染するという問題が生じ
る。
【0005】本発明は、上述の事柄に基づいてなされた
もので、へどろ状廃棄物を環境的に汚染の心配の無い状
態に改質することができるへどろ状廃棄物の処理方法、
処理システム、混合処理装置を提供することを目的とす
る。
もので、へどろ状廃棄物を環境的に汚染の心配の無い状
態に改質することができるへどろ状廃棄物の処理方法、
処理システム、混合処理装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、1つの発明は、へどろ状廃棄物の処理
方法において、へどろ状廃棄物に吸水材を加えて、この
へどろ状廃棄物を取扱い易いように処理し、このへどろ
状廃棄物に、粘性土と固化材を添加した後、これらを混
合処理することを特徴とするへどろ状廃棄物の処理方法
にある。
達成するために、1つの発明は、へどろ状廃棄物の処理
方法において、へどろ状廃棄物に吸水材を加えて、この
へどろ状廃棄物を取扱い易いように処理し、このへどろ
状廃棄物に、粘性土と固化材を添加した後、これらを混
合処理することを特徴とするへどろ状廃棄物の処理方法
にある。
【0007】他の発明は、へどろ状廃棄物の処理方法に
おいて、投棄されたへどろ状廃棄物に吸水材を加えて、
このへどろ状廃棄物を取扱い易いように処理し、このへ
どろ状廃棄物を第1のホッパに投入し、予め用意された
粘性土を第2のホッパに投入し、前記第1のホッパから
排出されるへどろ状廃棄物と前記第2のホッパから排出
される粘性土とを混合機側に搬送し、この搬送中のへど
ろ状廃棄物及び粘性土に、第3のホッパから排出される
固化材を加え、これらのへどろ状廃棄物と粘性土と固化
材とを、混合機に投入して混合処理することを特徴とす
るへどろ状廃棄物の処理方法にある。
おいて、投棄されたへどろ状廃棄物に吸水材を加えて、
このへどろ状廃棄物を取扱い易いように処理し、このへ
どろ状廃棄物を第1のホッパに投入し、予め用意された
粘性土を第2のホッパに投入し、前記第1のホッパから
排出されるへどろ状廃棄物と前記第2のホッパから排出
される粘性土とを混合機側に搬送し、この搬送中のへど
ろ状廃棄物及び粘性土に、第3のホッパから排出される
固化材を加え、これらのへどろ状廃棄物と粘性土と固化
材とを、混合機に投入して混合処理することを特徴とす
るへどろ状廃棄物の処理方法にある。
【0008】さらに他の発明は、へどろ状廃棄物の処理
方法において、吸水材が加えられたへどろ状廃棄物を掘
削機によって掬い取って、走行体上の第1のホッパに投
入し、予め用意された粘性土を掘削機によって走行体上
の第2のホッパに投入し、前記第1のホッパから排出さ
れるへどろ状廃棄物と前記第2のホッパから排出される
粘性土とをコンベアによって混合機側に搬送し、この搬
送中のへどろ状廃棄物及び粘性土に、走行体上の第3の
ホッパから排出される固化材を加え、これらのへどろ状
廃棄物と粘性土と固化材とを、走行体上の混合機に投入
して混合処理することを特徴とするへどろ状廃棄物の処
理方法にある。
方法において、吸水材が加えられたへどろ状廃棄物を掘
削機によって掬い取って、走行体上の第1のホッパに投
入し、予め用意された粘性土を掘削機によって走行体上
の第2のホッパに投入し、前記第1のホッパから排出さ
れるへどろ状廃棄物と前記第2のホッパから排出される
粘性土とをコンベアによって混合機側に搬送し、この搬
送中のへどろ状廃棄物及び粘性土に、走行体上の第3の
ホッパから排出される固化材を加え、これらのへどろ状
廃棄物と粘性土と固化材とを、走行体上の混合機に投入
して混合処理することを特徴とするへどろ状廃棄物の処
理方法にある。
【0009】他の発明は、へどろ状廃棄物の処理方法に
おいて、吸水材及びへどろ状廃棄物を掘削機によってそ
れぞれ掬い取って、走行体上の第1のホッパに投入し、
この第1のホッパ内で吸水材及びへどろ状廃棄物を混合
し、この第1のホッパから排出されるへどろ状廃棄物と
吸水材との混合物をコンベアによって走行体上の混合機
側に搬送し、この搬送中の前記混合物に、走行体上の第
2のホッパから排出される固化材を加え、前記混合物と
固化材とを、走行体上の混合機に投入して混合処理する
ことを特徴とするへどろ状廃棄物の処理方法にある。
おいて、吸水材及びへどろ状廃棄物を掘削機によってそ
れぞれ掬い取って、走行体上の第1のホッパに投入し、
この第1のホッパ内で吸水材及びへどろ状廃棄物を混合
し、この第1のホッパから排出されるへどろ状廃棄物と
吸水材との混合物をコンベアによって走行体上の混合機
側に搬送し、この搬送中の前記混合物に、走行体上の第
2のホッパから排出される固化材を加え、前記混合物と
固化材とを、走行体上の混合機に投入して混合処理する
ことを特徴とするへどろ状廃棄物の処理方法にある。
【0010】さらに他の発明は、へどろ状廃棄物の処理
システムにおいて、へどろ状廃棄物及びこのへどろ状廃
棄物に加えられる吸水材を掬い取る掘削機と、この掘削
機から排出されたへどろ状廃棄物及びこのへどろ状廃棄
物に加えられる吸水材を受入れて、粘性土及び固化材と
ともに混合処理する混合機とを備えたことを特徴とする
へどろ状廃棄物の処理システムにある。
システムにおいて、へどろ状廃棄物及びこのへどろ状廃
棄物に加えられる吸水材を掬い取る掘削機と、この掘削
機から排出されたへどろ状廃棄物及びこのへどろ状廃棄
物に加えられる吸水材を受入れて、粘性土及び固化材と
ともに混合処理する混合機とを備えたことを特徴とする
へどろ状廃棄物の処理システムにある。
【0011】他の発明は、へどろ状廃棄物の処理システ
ムにおいて、へどろ状廃棄物及びその上澄み水が貯留さ
れた貯留部から上澄み水を排出する排水装置と、前記貯
留部内のへどろ状廃棄物に吸水材を投下するとともにへ
どろ状廃棄物とこれに加えられた吸水材とを掬い取る掘
削機と、この掘削機から排出されたへどろ状廃棄物及び
このへどろ状廃棄物に加えられる吸水材を受入れて、粘
性土及び固化材とともに混合処理する混合機とを備えた
ことを特徴とするへどろ状廃棄物の処理システムにあ
る。
ムにおいて、へどろ状廃棄物及びその上澄み水が貯留さ
れた貯留部から上澄み水を排出する排水装置と、前記貯
留部内のへどろ状廃棄物に吸水材を投下するとともにへ
どろ状廃棄物とこれに加えられた吸水材とを掬い取る掘
削機と、この掘削機から排出されたへどろ状廃棄物及び
このへどろ状廃棄物に加えられる吸水材を受入れて、粘
性土及び固化材とともに混合処理する混合機とを備えた
ことを特徴とするへどろ状廃棄物の処理システムにあ
る。
【0012】更に他の発明は、へどろ状廃棄物の混合処
理装置において、走行体と、この走行体のほぼ中央部に
設けた混合機と、前記走行体の一方側に設けた駆動源
と、前記走行体の他方側に設けられ、へどろ状廃棄物と
これに加えた吸水材との混合物を受入れる第1のホッパ
と、前記走行体の他方側に設けられ、前記混合物に加え
る粘性土を貯留する第2のホッパと、前記第1及び第2
のホッパと前記混合機との間に設けられ、固化材を貯留
する第3のホッパと、前記第1、第2及び第3のホッパ
の下側に設けられ、前記混合物、粘性土及び固化材を前
記混合機に搬送する第1のコンベアと、前記混合機から
排出される前記生成土を前記走行体の一方側に排出する
第2のコンベアとを備えたことを特徴とするへどろ状廃
棄物の混合処理装置にある。
理装置において、走行体と、この走行体のほぼ中央部に
設けた混合機と、前記走行体の一方側に設けた駆動源
と、前記走行体の他方側に設けられ、へどろ状廃棄物と
これに加えた吸水材との混合物を受入れる第1のホッパ
と、前記走行体の他方側に設けられ、前記混合物に加え
る粘性土を貯留する第2のホッパと、前記第1及び第2
のホッパと前記混合機との間に設けられ、固化材を貯留
する第3のホッパと、前記第1、第2及び第3のホッパ
の下側に設けられ、前記混合物、粘性土及び固化材を前
記混合機に搬送する第1のコンベアと、前記混合機から
排出される前記生成土を前記走行体の一方側に排出する
第2のコンベアとを備えたことを特徴とするへどろ状廃
棄物の混合処理装置にある。
【0013】他の発明は、へどろ状廃棄物の処理装置に
おいて、走行体と、この走行体の一方側に設けた駆動源
と、前記走行体の他方側に設けられ、へどろ状廃棄物、
これに加える吸水材、及びこれらに加える粘性土を受入
れる第1のホッパと、この第1のホッパの下方に設けら
れ、前記へどろ状廃棄物、吸水材及び粘性土を混合して
混合物を生成する第1の混合機と、この第1の混合機の
排出側に設けられ、前記混合物に固化材を供給する第2
のホッパと、この走行体のほぼ中央部に設けられ、前記
混合物及び固化材を混合処理して生成土を生成する第2
の混合機と、この第2の混合機から排出される前記生成
土を前記走行体の一方側に排出する第2のコンベアとを
備えたことを特徴とするへどろ状廃棄物の混合処理装置
にある。
おいて、走行体と、この走行体の一方側に設けた駆動源
と、前記走行体の他方側に設けられ、へどろ状廃棄物、
これに加える吸水材、及びこれらに加える粘性土を受入
れる第1のホッパと、この第1のホッパの下方に設けら
れ、前記へどろ状廃棄物、吸水材及び粘性土を混合して
混合物を生成する第1の混合機と、この第1の混合機の
排出側に設けられ、前記混合物に固化材を供給する第2
のホッパと、この走行体のほぼ中央部に設けられ、前記
混合物及び固化材を混合処理して生成土を生成する第2
の混合機と、この第2の混合機から排出される前記生成
土を前記走行体の一方側に排出する第2のコンベアとを
備えたことを特徴とするへどろ状廃棄物の混合処理装置
にある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を用いて説明する。本発明の処理方法の詳細を説明す
るに先立って、本発明の基本的な処理方法の実験例を説
明する。この実験例1は、投棄された有機物を含むへど
ろ状の汚泥を50%重量に対して、粘性土を37%重
量、吸水材(無機系のバーミュキュライト、特に焼成し
たものを使用)を8%重量、さらに固化材(Caを含む
ものを使用)を5%重量を用意し、まずパン型ミキサ内
に前記の汚泥と吸水材を投入した後、これらを混合し、
次に前記粘性土を投入して同様に混合し、更にこの混合
物に前記固化材を投入して混合した。
面を用いて説明する。本発明の処理方法の詳細を説明す
るに先立って、本発明の基本的な処理方法の実験例を説
明する。この実験例1は、投棄された有機物を含むへど
ろ状の汚泥を50%重量に対して、粘性土を37%重
量、吸水材(無機系のバーミュキュライト、特に焼成し
たものを使用)を8%重量、さらに固化材(Caを含む
ものを使用)を5%重量を用意し、まずパン型ミキサ内
に前記の汚泥と吸水材を投入した後、これらを混合し、
次に前記粘性土を投入して同様に混合し、更にこの混合
物に前記固化材を投入して混合した。
【0015】前記吸水材は前記汚泥中の水分を吸収して
前記汚泥を取扱い易いようにするためのものであり、ま
た粘性土はそのイオン交換能力により汚泥中の有機物及
び臭いを吸着させるためのものであり、更に固化材は汚
泥中のリン、窒素系の濃度を低下させるためのものであ
る。
前記汚泥を取扱い易いようにするためのものであり、ま
た粘性土はそのイオン交換能力により汚泥中の有機物及
び臭いを吸着させるためのものであり、更に固化材は汚
泥中のリン、窒素系の濃度を低下させるためのものであ
る。
【0016】実験例2は、投棄された有機物を含むへど
ろ状の汚泥を50重量%に対して、粘性土を32重量
%、吸水材(無機系のバーミュキュライト、特に焼成し
たものを使用)を8重量%、さらに固化材(Caを含む
ものを使用)を10重量%を用意し、上述した実験例1
と同様にパン型ミキサで混合した。
ろ状の汚泥を50重量%に対して、粘性土を32重量
%、吸水材(無機系のバーミュキュライト、特に焼成し
たものを使用)を8重量%、さらに固化材(Caを含む
ものを使用)を10重量%を用意し、上述した実験例1
と同様にパン型ミキサで混合した。
【0017】実験例3は、投棄された有機物を含むへど
ろ状の汚泥を50重量%に対して、粘性土を37重量
%、吸水材(無機系のバーミュキュライト、特に焼成し
たものを使用)を8重量%、さらに固化材に相当する生
石灰を5重量%を用意し、上述した実験例1、2と同様
にパン型ミキサで混合した。
ろ状の汚泥を50重量%に対して、粘性土を37重量
%、吸水材(無機系のバーミュキュライト、特に焼成し
たものを使用)を8重量%、さらに固化材に相当する生
石灰を5重量%を用意し、上述した実験例1、2と同様
にパン型ミキサで混合した。
【0018】上記の実験例1、実験例2及び実験例3に
よれば、液状の汚泥中のリン、窒素系の濃度を低下さ
せ、液状の汚泥を混合土として生成することができた。
よれば、液状の汚泥中のリン、窒素系の濃度を低下さ
せ、液状の汚泥を混合土として生成することができた。
【0019】その実験結果を図1、図2、図3及び図4
に示す。各図における横軸の符号Xは有機物を含む汚泥
が100重量%の場合を、また符号、、はそれぞ
れ上述した実験例1、2、3に対応するものである。そ
して、図1の縦軸は全リンの含有値、図2の縦軸はCO
D値、図3の縦軸はBOD値、図4の縦軸は全窒素の含
有値を示し、各図の符号に対応して表示された2つの棒
グラフにおける左側の棒グラフは混合後、1日経過時の
計測結果を、また右側の棒グラフは混合後、7日経過時
の計測結果を示す。
に示す。各図における横軸の符号Xは有機物を含む汚泥
が100重量%の場合を、また符号、、はそれぞ
れ上述した実験例1、2、3に対応するものである。そ
して、図1の縦軸は全リンの含有値、図2の縦軸はCO
D値、図3の縦軸はBOD値、図4の縦軸は全窒素の含
有値を示し、各図の符号に対応して表示された2つの棒
グラフにおける左側の棒グラフは混合後、1日経過時の
計測結果を、また右側の棒グラフは混合後、7日経過時
の計測結果を示す。
【0020】この各測定結果は、溶出試験として環境庁
告示の方式を用い、試料に所定の水を加え、6時間浸透
させた後に計測を行った。
告示の方式を用い、試料に所定の水を加え、6時間浸透
させた後に計測を行った。
【0021】これらの図から明らかなように、まず図1
に示されるように、各実験例では全リンの含有値を、混
合処理しない場合(X)のそれに比べて大幅に低減でき
た。
に示されるように、各実験例では全リンの含有値を、混
合処理しない場合(X)のそれに比べて大幅に低減でき
た。
【0022】また、図2に示すように、実験例1、実験
例2においては、 COD値を、混合処理しない場合
(X)のそれに比べて1/3程度に減少させることがで
きた。
例2においては、 COD値を、混合処理しない場合
(X)のそれに比べて1/3程度に減少させることがで
きた。
【0023】更に、図3に示すように、実験例1、実験
例2においては、BOD値を、混合処理しない場合
(X)のそれに比べて1/2程度に減少させることがで
きた。
例2においては、BOD値を、混合処理しない場合
(X)のそれに比べて1/2程度に減少させることがで
きた。
【0024】また、図4に示すように、全窒素値を、混
合処理しない場合(X)のそれに比べて1/4乃至1/
3程度に減少させることができた。
合処理しない場合(X)のそれに比べて1/4乃至1/
3程度に減少させることができた。
【0025】次に、本発明の処理方法、処理システム、
処理装置の一実施の形態を図面を用いて説明する。図5
は本発明の処理システムの一実施の形態を示す平面図で
あり、この図1において、1は糞尿等のへどろ状廃棄物
2を貯留する貯留部で、この貯留部1は地上に掘削形成
されている。3はへどろ状廃棄物2に加えられる粘性土
で、この粘性土3は地上に山積みされている。4はへど
ろ状廃棄物2に加えられる吸水材で、この吸水材4は地
上に山積みされている。
処理装置の一実施の形態を図面を用いて説明する。図5
は本発明の処理システムの一実施の形態を示す平面図で
あり、この図1において、1は糞尿等のへどろ状廃棄物
2を貯留する貯留部で、この貯留部1は地上に掘削形成
されている。3はへどろ状廃棄物2に加えられる粘性土
で、この粘性土3は地上に山積みされている。4はへど
ろ状廃棄物2に加えられる吸水材で、この吸水材4は地
上に山積みされている。
【0026】5は貯留部1の近傍に配置された混合処理
装置で、その詳細構造は後述するが、へどろ状廃棄物2
に吸水材4、固化材を混合して混合土(生成土)を生成
する機能を有している。6は貯留部1の近傍に配置され
た掘削機で、この掘削機6は吸水材4、粘性土3、へど
ろ状廃棄物2を掬い取り、移送する掘削バケット7を備
えている。
装置で、その詳細構造は後述するが、へどろ状廃棄物2
に吸水材4、固化材を混合して混合土(生成土)を生成
する機能を有している。6は貯留部1の近傍に配置され
た掘削機で、この掘削機6は吸水材4、粘性土3、へど
ろ状廃棄物2を掬い取り、移送する掘削バケット7を備
えている。
【0027】8は混合処理装置5によって混合処理され
た混合土で、この混合土は例えば貯留部1に埋め戻され
る。
た混合土で、この混合土は例えば貯留部1に埋め戻され
る。
【0028】図6は本発明の処理システムを構成する混
合処理装置の一実施の形態の正面図、図7はその平面
図、図8はその図6中左側から見た左側面図を示すもの
で、これらの図において、図5に示す符号と同符号のも
のは同一部分である。この混合処理装置5は自走式とし
て構成されている。図6及び図7において、9はその走
行体、10は走行体9に設けた本体フレーム、11は走
行体9の略中央部に位置するように本体フレーム10上
に設けた混合機で、この混合機11はこの例ではパドル
型の攪拌翼(後述の図10参照)を備えた構造になって
いる。
合処理装置の一実施の形態の正面図、図7はその平面
図、図8はその図6中左側から見た左側面図を示すもの
で、これらの図において、図5に示す符号と同符号のも
のは同一部分である。この混合処理装置5は自走式とし
て構成されている。図6及び図7において、9はその走
行体、10は走行体9に設けた本体フレーム、11は走
行体9の略中央部に位置するように本体フレーム10上
に設けた混合機で、この混合機11はこの例ではパドル
型の攪拌翼(後述の図10参照)を備えた構造になって
いる。
【0029】12は走行体9の一方側に位置するように
本体フレーム10に設けた原動機部で、この原動機部1
2は例えばエンジン、油圧ポンプ等を備えている。
本体フレーム10に設けた原動機部で、この原動機部1
2は例えばエンジン、油圧ポンプ等を備えている。
【0030】13、14は図7及び図8に示すように走
行体9の他方側(図6中左側)で走行体9の幅方向に並
設されるように本体フレーム10に設けた第1及び第2
のホッパで、第1のホッパ13には無機系の吸水材4と
へどろ状廃棄物2との混合物が投入され、第2のホッパ
14には粘性土3が投入される。
行体9の他方側(図6中左側)で走行体9の幅方向に並
設されるように本体フレーム10に設けた第1及び第2
のホッパで、第1のホッパ13には無機系の吸水材4と
へどろ状廃棄物2との混合物が投入され、第2のホッパ
14には粘性土3が投入される。
【0031】15は第1及び第2のホッパ13、14の
下方に配置したコンベアで、このコンベア15は第1の
ホッパ13から排出される吸水材4とへどろ状廃棄物2
との混合物及び第2のホッパ14から排出される粘性土
3とを、混合機11に移送するものである。
下方に配置したコンベアで、このコンベア15は第1の
ホッパ13から排出される吸水材4とへどろ状廃棄物2
との混合物及び第2のホッパ14から排出される粘性土
3とを、混合機11に移送するものである。
【0032】前述した第1及び第2のホッパ13、14
の下方には、図9に示すように、コンベア15上の混合
機11に供給される各吸水材4とへどろ状廃棄物2との
混合物及び粘性土3との供給量を調節するために、ホッ
パ13、14下方に設けた開口部16、17とこの開口
部16、17の開口量を調整するように上下動可能に設
けたゲート体18、19とを備えている。
の下方には、図9に示すように、コンベア15上の混合
機11に供給される各吸水材4とへどろ状廃棄物2との
混合物及び粘性土3との供給量を調節するために、ホッ
パ13、14下方に設けた開口部16、17とこの開口
部16、17の開口量を調整するように上下動可能に設
けたゲート体18、19とを備えている。
【0033】図6及び図7に戻り、20は固化材貯留用
のタンクで、このタンク20はその固化材供給部21が
前記コンベア15の放出端側に位置するように前記混合
機11上に配置されている。
のタンクで、このタンク20はその固化材供給部21が
前記コンベア15の放出端側に位置するように前記混合
機11上に配置されている。
【0034】22は混合機11から排出される混合土を
搬送する排出コンベアで、この排出コンベア22はその
一端が前記混合機11の排出口(後述の図10参照)の
下方に位置し、他端が走行体9の一方端側(図6中右
側)に延在するように設けられている。
搬送する排出コンベアで、この排出コンベア22はその
一端が前記混合機11の排出口(後述の図10参照)の
下方に位置し、他端が走行体9の一方端側(図6中右
側)に延在するように設けられている。
【0035】上記において、前記原動機部12が請求項
7記載の走行体の一方側に設けた駆動源を構成し、前記
固化材貯留用のタンク20が第1及び第2のホッパと混
合機との間に設けられ、固化材を貯留する第3のホッパ
を構成する。
7記載の走行体の一方側に設けた駆動源を構成し、前記
固化材貯留用のタンク20が第1及び第2のホッパと混
合機との間に設けられ、固化材を貯留する第3のホッパ
を構成する。
【0036】また、前記コンベア15が第1、第2及び
第3のホッパの下側に設けられ、混合物、粘性土及び固
化材を混合機に搬送する第1のコンベアを構成し、前記
排出コンベア22が混合機から排出される生成土を走行
体の一方側に排出する第2のコンベアを構成し、前記図
示しない別途用意されたポンプがへどろ状廃棄物及びそ
の上澄み水が貯留された貯留部から上澄み水を排出する
排水装置を構成する。
第3のホッパの下側に設けられ、混合物、粘性土及び固
化材を混合機に搬送する第1のコンベアを構成し、前記
排出コンベア22が混合機から排出される生成土を走行
体の一方側に排出する第2のコンベアを構成し、前記図
示しない別途用意されたポンプがへどろ状廃棄物及びそ
の上澄み水が貯留された貯留部から上澄み水を排出する
排水装置を構成する。
【0037】次に、上述した本発明の処理システムの一
実施の形態に基づく処理方法を説明する。図5におい
て、貯留部1内には、家畜糞尿等のへどろ状廃棄物が貯
留されているが、その廃棄物から生じた上澄み水は、別
途用意されたポンプ(図示せず)により排出され、水処
理される。これにより、貯留部1にはへどろ状廃棄物2
が溜まっている。
実施の形態に基づく処理方法を説明する。図5におい
て、貯留部1内には、家畜糞尿等のへどろ状廃棄物が貯
留されているが、その廃棄物から生じた上澄み水は、別
途用意されたポンプ(図示せず)により排出され、水処
理される。これにより、貯留部1にはへどろ状廃棄物2
が溜まっている。
【0038】次に、掘削機6の掘削バケット7によっ
て、予め山積みされている吸水材4を掬い取り、この吸
水材4を、貯留部1内のへどろ状廃棄物2に投入した
後、掘削機6の掘削バケット7によって、へどろ状廃棄
物2に吸水材4を混合させて、へどろ状廃棄物2を取扱
い易いように処理する。
て、予め山積みされている吸水材4を掬い取り、この吸
水材4を、貯留部1内のへどろ状廃棄物2に投入した
後、掘削機6の掘削バケット7によって、へどろ状廃棄
物2に吸水材4を混合させて、へどろ状廃棄物2を取扱
い易いように処理する。
【0039】次に、掘削機6の掘削バケット7によっ
て、予め山積みされている粘性土3を掬い込み、混合処
理装置5を構成する第2のホッパ14に投入する。この
粘性土3は前述したようにへどろ状廃棄物2と吸水材4
との混合物に混合されて、そのイオン交換能力によりへ
どろ状廃棄物2中の有機物及び臭いを吸着させる機能を
発揮するものである。
て、予め山積みされている粘性土3を掬い込み、混合処
理装置5を構成する第2のホッパ14に投入する。この
粘性土3は前述したようにへどろ状廃棄物2と吸水材4
との混合物に混合されて、そのイオン交換能力によりへ
どろ状廃棄物2中の有機物及び臭いを吸着させる機能を
発揮するものである。
【0040】また、掘削機6の掘削バケット7によっ
て、へどろ状廃棄物2と吸水材4との混合物を混合処理
装置5を構成する第1のホッパ13に投入する。
て、へどろ状廃棄物2と吸水材4との混合物を混合処理
装置5を構成する第1のホッパ13に投入する。
【0041】第1のホッパ13に投入されたへどろ状廃
棄物2と吸水材4との混合物、及び第2のホッパ14に
投入された粘性土3は、図9に示すゲート体18、19
によって開口量が調整された開口部16、17からそれ
ぞれ所定量をもってコンベア15上に排出される。
棄物2と吸水材4との混合物、及び第2のホッパ14に
投入された粘性土3は、図9に示すゲート体18、19
によって開口量が調整された開口部16、17からそれ
ぞれ所定量をもってコンベア15上に排出される。
【0042】このコンベア15上に排出されたへどろ状
廃棄物2と吸水材4との混合物、及び粘性土3は、図6
に示すコンベア15によって混合機11側に移送され
る。
廃棄物2と吸水材4との混合物、及び粘性土3は、図6
に示すコンベア15によって混合機11側に移送され
る。
【0043】このコンベア15の終端近傍において、固
化材貯留用のタンク20に繋がる固化材供給部21から
所定量の固化材を、コンベア15上のへどろ状廃棄物2
と吸水材4との混合物、及び粘性土3の上に投下する。
この固化材は前述したようにへどろ状廃棄物2中のリ
ン、窒素系の濃度を低下させる機能を発揮するためのも
のである。
化材貯留用のタンク20に繋がる固化材供給部21から
所定量の固化材を、コンベア15上のへどろ状廃棄物2
と吸水材4との混合物、及び粘性土3の上に投下する。
この固化材は前述したようにへどろ状廃棄物2中のリ
ン、窒素系の濃度を低下させる機能を発揮するためのも
のである。
【0044】次に、へどろ状廃棄物2と吸水材4との混
合物、及び粘性土3は、コンベア15によって混合機1
1内に投入される。混合機11は、これらのへどろ状廃
棄物2と吸水材4との混合物及び粘性土3を受入れて混
合し、有機物の含有率が高いへどろ状廃棄物2を、有機
物の含有率の低い混合土として生成処理し、排出コンベ
ア22上に排出する。排出コンベア22はこの混合土を
その端部から地上に排出する。その結果、排出コンベア
22の放出端の下方には、図5に示すように地上に混合
土8が山積みされる。
合物、及び粘性土3は、コンベア15によって混合機1
1内に投入される。混合機11は、これらのへどろ状廃
棄物2と吸水材4との混合物及び粘性土3を受入れて混
合し、有機物の含有率が高いへどろ状廃棄物2を、有機
物の含有率の低い混合土として生成処理し、排出コンベ
ア22上に排出する。排出コンベア22はこの混合土を
その端部から地上に排出する。その結果、排出コンベア
22の放出端の下方には、図5に示すように地上に混合
土8が山積みされる。
【0045】次に、前述したへどろ状廃棄物2を掬い出
した貯留部1の近傍に、混合土8を置き、粘性土3を掘
削機6の掘削バケット7によって掬い取り、貯留部1の
底及びその周辺部に粘性土3を投入し、この粘性土3を
貯留部1の底及びその周辺部に貼り付けて、遮水層を形
成する。
した貯留部1の近傍に、混合土8を置き、粘性土3を掘
削機6の掘削バケット7によって掬い取り、貯留部1の
底及びその周辺部に粘性土3を投入し、この粘性土3を
貯留部1の底及びその周辺部に貼り付けて、遮水層を形
成する。
【0046】この遮水層の形成は、貯留部1からのへど
ろ状廃棄物2の取り出しを完全に行えるのであれば、不
要である。
ろ状廃棄物2の取り出しを完全に行えるのであれば、不
要である。
【0047】その後、掘削機6の掘削バケット7によっ
て混合土8を掬い取り、貯留部1に埋め戻す。この貯留
部1への混合土8の埋め戻しによっても、貯留部1内が
混合土8で充満されない場合には、更に粘性土3等によ
り覆土する。
て混合土8を掬い取り、貯留部1に埋め戻す。この貯留
部1への混合土8の埋め戻しによっても、貯留部1内が
混合土8で充満されない場合には、更に粘性土3等によ
り覆土する。
【0048】上述した処理方法により、へどろ状廃棄物
2を環境的に汚染の心配の無い状態に改質することがで
きる。また、へどろ状廃棄物2の投棄場所となっていた
貯留部1を無害化状態に復帰させることができる。
2を環境的に汚染の心配の無い状態に改質することがで
きる。また、へどろ状廃棄物2の投棄場所となっていた
貯留部1を無害化状態に復帰させることができる。
【0049】また、上述した処理システムによれば、1
台の混合処理装置5により、へどろ状廃棄物から無害化
された混合土8を生成処理することができると共に、そ
の処理作業能率を向上させることができる。
台の混合処理装置5により、へどろ状廃棄物から無害化
された混合土8を生成処理することができると共に、そ
の処理作業能率を向上させることができる。
【0050】また、上述した混合処理装置によれば、そ
の構成が簡単であり、自走形式であるので、その機動性
が良好である。
の構成が簡単であり、自走形式であるので、その機動性
が良好である。
【0051】図10は本発明の混合処理装置の他の実施
の形態におけるホッパから混合機までの構成を示す図で
あり、図11は図10のXI−XI矢視からホッパを見た図
である。これらの図において、図5乃至図9に示す符号
と同符号のものは同一部分または相当する部分である。
この実施の形態は、前述した本発明の一実施の形態にお
けるコンベア15を、スクリューフィーダ23に変更し
て構成したものである。これらの図において、24はス
クリューフィーダ23の容器、25は容器24内に回転
可能に設けた回転軸、26は回転軸25の外周に螺旋状
に設けたスクリュー、27は回転軸25の駆動モータで
ある。前記容器24の一方側(図10中の左側)の上部
には、開口部28が設けられている。この開口部28に
は図10及び図11に示すように第1及び第2のホッパ
29、30が設けられている。前記容器24の他方側
(図10中の右側)の下部には、排出口31が設けられ
ている。この排出口31は混合機11の入口側に臨んで
いる。尚、その他の構成については、前述した本発明の
一実施の形態と同様であるので、その説明は省略する。
の形態におけるホッパから混合機までの構成を示す図で
あり、図11は図10のXI−XI矢視からホッパを見た図
である。これらの図において、図5乃至図9に示す符号
と同符号のものは同一部分または相当する部分である。
この実施の形態は、前述した本発明の一実施の形態にお
けるコンベア15を、スクリューフィーダ23に変更し
て構成したものである。これらの図において、24はス
クリューフィーダ23の容器、25は容器24内に回転
可能に設けた回転軸、26は回転軸25の外周に螺旋状
に設けたスクリュー、27は回転軸25の駆動モータで
ある。前記容器24の一方側(図10中の左側)の上部
には、開口部28が設けられている。この開口部28に
は図10及び図11に示すように第1及び第2のホッパ
29、30が設けられている。前記容器24の他方側
(図10中の右側)の下部には、排出口31が設けられ
ている。この排出口31は混合機11の入口側に臨んで
いる。尚、その他の構成については、前述した本発明の
一実施の形態と同様であるので、その説明は省略する。
【0052】本実施の形態においては、第1及び第2の
ホッパ29、30が請求項8記載の走行体の他方側に設
けられ、へどろ状廃棄物、これに加える吸水材、及びこ
れらに加える粘性土を受入れる第1のホッパを構成し、
前記スクリューフィーダ23が第1のホッパの下方に設
けられ、前記へどろ状廃棄物、吸水材及び粘性土を混合
して混合物を生成する第1の混合機を構成する。
ホッパ29、30が請求項8記載の走行体の他方側に設
けられ、へどろ状廃棄物、これに加える吸水材、及びこ
れらに加える粘性土を受入れる第1のホッパを構成し、
前記スクリューフィーダ23が第1のホッパの下方に設
けられ、前記へどろ状廃棄物、吸水材及び粘性土を混合
して混合物を生成する第1の混合機を構成する。
【0053】また、前記固化材貯留用のタンク20が第
1の混合機の排出側に設けられ、前記混合物に固化材を
供給する第2のホッパを構成し、前記混合機11が走行
体のほぼ中央部に設けられ、前記混合物及び固化材を混
合処理して生成土を生成する第2の混合機を構成する。
1の混合機の排出側に設けられ、前記混合物に固化材を
供給する第2のホッパを構成し、前記混合機11が走行
体のほぼ中央部に設けられ、前記混合物及び固化材を混
合処理して生成土を生成する第2の混合機を構成する。
【0054】上述した本発明の混合処理装置の他の実施
の形態においては、第1のホッパ29にヘどろ状廃棄物
2と吸水材4とが、また第2のホッパ30には粘性土3
が投入される。これらのヘどろ状廃棄物2と吸水材4と
粘性土3とはスクリューフィーダ23内に流入し、その
スクリュー26によって混合され、混合機10側に移送
される。この移送の終端部で、これらの混合物に固化材
供給部21から固化材が供給され、混合機11に入る。
混合機11はヘどろ状廃棄物2と吸水材4との混合物
と、粘性土3と、固化材とを混合し、有機物の含有を低
下させた混合土を生成する。
の形態においては、第1のホッパ29にヘどろ状廃棄物
2と吸水材4とが、また第2のホッパ30には粘性土3
が投入される。これらのヘどろ状廃棄物2と吸水材4と
粘性土3とはスクリューフィーダ23内に流入し、その
スクリュー26によって混合され、混合機10側に移送
される。この移送の終端部で、これらの混合物に固化材
供給部21から固化材が供給され、混合機11に入る。
混合機11はヘどろ状廃棄物2と吸水材4との混合物
と、粘性土3と、固化材とを混合し、有機物の含有を低
下させた混合土を生成する。
【0055】この実施の形態によれば、前述した本発明
の一実施の形態における効果に加えて、ヘどろ状廃棄物
2と吸水材4とを事前に混合処理することなく、ヘどろ
状廃棄物2と吸水材4とをそれぞれホッパ29に投入し
てスクリューフィーダ23により混合処理するようにし
たので、混合土の処理作業時間を短縮することができ
る。
の一実施の形態における効果に加えて、ヘどろ状廃棄物
2と吸水材4とを事前に混合処理することなく、ヘどろ
状廃棄物2と吸水材4とをそれぞれホッパ29に投入し
てスクリューフィーダ23により混合処理するようにし
たので、混合土の処理作業時間を短縮することができ
る。
【0056】図12は本発明の混合処理装置のさらに他
の実施の形態におけるホッパから混合機までの構成を示
す図である。この図において、図5乃至図11に示す符
号と同符号のものは同一部分または相当する部分であ
る。この実施の形態は、第1のホッパ29に、ヘどろ状
廃棄物2と吸水材4との混合を促進するための攪拌装置
32を設けたものである。この攪拌装置32は、第1の
ホッパ29内に回転可能に支持した回転軸33と、この
回転軸33に設けた攪拌翼34と、前記の回転軸33の
駆動モータ35とで構成されている。尚、その他の構成
については、前述した本発明の他の実施の形態と同様で
あるので、その説明は省略する。
の実施の形態におけるホッパから混合機までの構成を示
す図である。この図において、図5乃至図11に示す符
号と同符号のものは同一部分または相当する部分であ
る。この実施の形態は、第1のホッパ29に、ヘどろ状
廃棄物2と吸水材4との混合を促進するための攪拌装置
32を設けたものである。この攪拌装置32は、第1の
ホッパ29内に回転可能に支持した回転軸33と、この
回転軸33に設けた攪拌翼34と、前記の回転軸33の
駆動モータ35とで構成されている。尚、その他の構成
については、前述した本発明の他の実施の形態と同様で
あるので、その説明は省略する。
【0057】本実施の形態においても、第1及び第2の
ホッパ29、30が請求項8記載の走行体の他方側に設
けられ、へどろ状廃棄物、これに加える吸水材、及びこ
れらに加える粘性土を受入れる第1のホッパを構成し、
スクリューフィーダ23が第1のホッパの下方に設けら
れ、前記へどろ状廃棄物、吸水材及び粘性土を混合し混
合物を生成する第1の混合機を構成する。
ホッパ29、30が請求項8記載の走行体の他方側に設
けられ、へどろ状廃棄物、これに加える吸水材、及びこ
れらに加える粘性土を受入れる第1のホッパを構成し、
スクリューフィーダ23が第1のホッパの下方に設けら
れ、前記へどろ状廃棄物、吸水材及び粘性土を混合し混
合物を生成する第1の混合機を構成する。
【0058】また同様に、前記固化材貯留用のタンク2
0が第1の混合機の排出側に設けられ、前記混合物に固
化材を供給する第2のホッパを構成し、混合機11が走
行体のほぼ中央部に設けられ、前記混合物及び固化材を
混合処理して生成土を生成する第2の混合機を構成す
る。
0が第1の混合機の排出側に設けられ、前記混合物に固
化材を供給する第2のホッパを構成し、混合機11が走
行体のほぼ中央部に設けられ、前記混合物及び固化材を
混合処理して生成土を生成する第2の混合機を構成す
る。
【0059】この実施の形態によれば、前述した本発明
の一実施の形態における効果に加えて、ヘどろ状廃棄物
2と吸水材4とを事前に混合処理することなく、ヘどろ
状廃棄物2と吸水材4とをホッパ29内で攪拌処理し、
更にスクリューフィーダ23内で混合処理するようにし
たので、混合土8の処理作業時間をさらに短縮すること
ができる。
の一実施の形態における効果に加えて、ヘどろ状廃棄物
2と吸水材4とを事前に混合処理することなく、ヘどろ
状廃棄物2と吸水材4とをホッパ29内で攪拌処理し、
更にスクリューフィーダ23内で混合処理するようにし
たので、混合土8の処理作業時間をさらに短縮すること
ができる。
【0060】図13は本発明の混合処理装置のさらに他
の実施の形態におけるホッパから混合機までの構成を示
す図である。これらの図において、図5乃至図12に示
す符号と同符号のものは同一部分または相当する部分で
ある。この実施の形態は、図10に示す実施の形態にお
けるスクリューフィーダ23を、混合機11と同様なパ
ドル型の混合機36に変更して構成したものである。こ
の混合機36は容器24と、この容器24に回転可能に
設けた回転軸37と、この回転軸37に設けたパドル型
の攪拌翼38と、回転軸37の駆動モータ39とで構成
されている。尚、その他の構成については、前述した本
発明の一実施の形態と同様であるので、その説明は省略
する。
の実施の形態におけるホッパから混合機までの構成を示
す図である。これらの図において、図5乃至図12に示
す符号と同符号のものは同一部分または相当する部分で
ある。この実施の形態は、図10に示す実施の形態にお
けるスクリューフィーダ23を、混合機11と同様なパ
ドル型の混合機36に変更して構成したものである。こ
の混合機36は容器24と、この容器24に回転可能に
設けた回転軸37と、この回転軸37に設けたパドル型
の攪拌翼38と、回転軸37の駆動モータ39とで構成
されている。尚、その他の構成については、前述した本
発明の一実施の形態と同様であるので、その説明は省略
する。
【0061】本実施の形態においては、前記第1及び第
2のホッパ29、30が請求項8記載の走行体の他方側
に設けられ、へどろ状廃棄物、これに加える吸水材、及
びこれらに加える粘性土を受入れる第1のホッパを構成
し、前記混合機36が第1のホッパの下方に設けられ、
前記へどろ状廃棄物、吸水材及び粘性土を混合し混合物
を生成する第1の混合機を構成する。
2のホッパ29、30が請求項8記載の走行体の他方側
に設けられ、へどろ状廃棄物、これに加える吸水材、及
びこれらに加える粘性土を受入れる第1のホッパを構成
し、前記混合機36が第1のホッパの下方に設けられ、
前記へどろ状廃棄物、吸水材及び粘性土を混合し混合物
を生成する第1の混合機を構成する。
【0062】また、前記固化材貯留用のホッパ20が第
1の混合機の排出側に設けられ、前記混合物に固化材を
供給する第2のホッパを構成し、混合機11が走行体の
ほぼ中央部に設けられ、前記混合物及び固化材を混合処
理して生成土を生成する第2の混合機を構成する。
1の混合機の排出側に設けられ、前記混合物に固化材を
供給する第2のホッパを構成し、混合機11が走行体の
ほぼ中央部に設けられ、前記混合物及び固化材を混合処
理して生成土を生成する第2の混合機を構成する。
【0063】この実施の形態によれば、前述した本発明
の一実施の形態における効果に加えて、ヘどろ状廃棄物
2と吸水材4とを事前に混合処理することなく、ヘどろ
状廃棄物2と吸水材4とをそれぞれホッパ29に投入し
て混合機36により攪拌混合処理するようにしたので、
混合土8の処理作業時間を短縮することができると共
に、ヘどろ状廃棄物2と吸水材4と粘性土3との混合性
能を向上させることができる。
の一実施の形態における効果に加えて、ヘどろ状廃棄物
2と吸水材4とを事前に混合処理することなく、ヘどろ
状廃棄物2と吸水材4とをそれぞれホッパ29に投入し
て混合機36により攪拌混合処理するようにしたので、
混合土8の処理作業時間を短縮することができると共
に、ヘどろ状廃棄物2と吸水材4と粘性土3との混合性
能を向上させることができる。
【0064】図14は本発明の混合処理装置のさらに他
の実施の形態を示す図である。この図において、図5乃
至図13に示す符号と同符号のものは同一部分または相
当する部分である。この実施の形態は、図6に示す実施
の形態における1つの固化材貯留用のタンク20を、2
つの固化材貯留用のタンク40、41で構成し、2種類
の固化材を添加できるようにしたものである。尚、その
他の構成については、前述した本発明の一実施の形態と
同様であるので、その説明は省略する。
の実施の形態を示す図である。この図において、図5乃
至図13に示す符号と同符号のものは同一部分または相
当する部分である。この実施の形態は、図6に示す実施
の形態における1つの固化材貯留用のタンク20を、2
つの固化材貯留用のタンク40、41で構成し、2種類
の固化材を添加できるようにしたものである。尚、その
他の構成については、前述した本発明の一実施の形態と
同様であるので、その説明は省略する。
【0065】本実施の形態においては、前記固化材貯留
用のタンク40、41が請求項7に記載の第1及び第2
のホッパと混合機との間に設けられ、固化材を貯留する
第3のホッパを構成する。
用のタンク40、41が請求項7に記載の第1及び第2
のホッパと混合機との間に設けられ、固化材を貯留する
第3のホッパを構成する。
【0066】この実施の形態によれば、前述した本発明
の一実施の形態における効果に加えて、2つのタンク4
0、41から異なる固化材を任意に選択あるいは組合せ
て供給できるので、ヘどろ状廃棄物2の物性に応じた混
合処理が可能になる。
の一実施の形態における効果に加えて、2つのタンク4
0、41から異なる固化材を任意に選択あるいは組合せ
て供給できるので、ヘどろ状廃棄物2の物性に応じた混
合処理が可能になる。
【0067】尚、上記の2つの固化材貯留用のタンク4
0、41は、先に図6乃至図13に示した各混合処理装
置にも適用することができ、また一方のタンク40に固
化材を、他方のタンク41に吸水材4を貯留することも
可能である。
0、41は、先に図6乃至図13に示した各混合処理装
置にも適用することができ、また一方のタンク40に固
化材を、他方のタンク41に吸水材4を貯留することも
可能である。
【0068】また、上述の実施の形態においては、掘削
機6を用いてへどろ状廃棄物等を混合処理装置を構成す
るホッパに投入したが、他に用意したコンベアによって
前記のホッパに投入することも可能である。
機6を用いてへどろ状廃棄物等を混合処理装置を構成す
るホッパに投入したが、他に用意したコンベアによって
前記のホッパに投入することも可能である。
【0069】また、上述の実施の形態においては、家畜
糞尿の廃棄物処理について説明したが、本発明は沼、湖
沼等の浚渫作業にも適用することができる。
糞尿の廃棄物処理について説明したが、本発明は沼、湖
沼等の浚渫作業にも適用することができる。
【0070】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の処理方法
によれば、へどろ状廃棄物を環境的に汚染の心配の無い
状態に改質することができる。また、へどろ状廃棄物の
投棄場所となっていた貯留部を無害化状態に復帰させる
ことができる。
によれば、へどろ状廃棄物を環境的に汚染の心配の無い
状態に改質することができる。また、へどろ状廃棄物の
投棄場所となっていた貯留部を無害化状態に復帰させる
ことができる。
【0071】また、本発明の処理システムによれば、1
台の混合処理装置により、へどろ状廃棄物から無害化さ
れた混合土を生成処理することができると共に、その処
理作業能率を向上させることができる。
台の混合処理装置により、へどろ状廃棄物から無害化さ
れた混合土を生成処理することができると共に、その処
理作業能率を向上させることができる。
【0072】また、本発明の混合処理装置によれば、そ
の構成が簡単であり、自走形式であるので、その機動性
が良好である。
の構成が簡単であり、自走形式であるので、その機動性
が良好である。
【図1】本発明の処理方法に基づく廃棄物中のリンの低
減結果を示す特性図である。
減結果を示す特性図である。
【図2】本発明の処理方法に基づく廃棄物中のCOD値
の低減結果を示す特性図である。
の低減結果を示す特性図である。
【図3】本発明の処理方法に基づく廃棄物中のBOD値
の低減結果を示す特性図である。
の低減結果を示す特性図である。
【図4】本発明の処理方法に基づく廃棄物中の窒素の低
減結果を示す特性図である。
減結果を示す特性図である。
【図5】本発明の処理システムの一実施の形態を示す平
面図である。
面図である。
【図6】本発明の混合処理装置の一実施の形態の正面図
である。
である。
【図7】図6に示す本発明の混合処理装置の一実施の形
態の平面図である。
態の平面図である。
【図8】図6に示す本発明の混合処理装置の一実施の形
態の左側面図である。
態の左側面図である。
【図9】図6に示す本発明の混合処理装置の一実施の形
態を構成するホッパの右側面図である。
態を構成するホッパの右側面図である。
【図10】本発明の混合処理装置の他の実施の形態にお
けるホッパから混合機までの構成を示す断面図である。
けるホッパから混合機までの構成を示す断面図である。
【図11】図10に示す本発明の混合処理装置の他の実
施の形態におけるホッパの横断面図である。
施の形態におけるホッパの横断面図である。
【図12】本発明の混合処理装置のさらに他の実施の形
態におけるホッパから混合機までの構成を示す断面図で
ある。
態におけるホッパから混合機までの構成を示す断面図で
ある。
【図13】本発明の混合処理装置のさらに他の実施の形
態におけるホッパから混合機までの構成を示す断面図で
ある。
態におけるホッパから混合機までの構成を示す断面図で
ある。
【図14】本発明の混合処理装置のさらに他の実施の形
態の正面図である。
態の正面図である。
1 貯留部 2 へどろ状廃棄物 3 粘性土 4 吸水材 5 混合処理装置 6 掘削機 7 掘削バケット 8 混合土(生成土) 9 走行体 11 混合機 12 原動機部(駆動源) 13 第1のホッパ 14 第2のホッパ 15 コンベア(第1のコンベア) 20 タンク 22 排出コンベア(第2のコンベア) 23 スクリューフィーダ(第1の混合機) 29 第1のホッパ 30 第2のホッパ(第1のホッパ) 36 混合機(第1の混合機) 40,41 タンク(第3のホッパ)
Claims (8)
- 【請求項1】へどろ状廃棄物の処理方法において、 へどろ状廃棄物に吸水材を加えて、このへどろ状廃棄物
を取扱い易いように処理し、 このへどろ状廃棄物に、粘性土と固化材を添加した後、
これらを混合処理することを特徴とするへどろ状廃棄物
の処理方法。 - 【請求項2】へどろ状廃棄物の処理方法において、 投棄されたへどろ状廃棄物に吸水材を加えて、このへど
ろ状廃棄物を取扱い易いように処理し、 このへどろ状廃棄物を第1のホッパに投入し、予め用意
された粘性土を第2のホッパに投入し、 前記第1のホッパから排出されるへどろ状廃棄物と前記
第2のホッパから排出される粘性土とを混合機側に搬送
し、 この搬送中のへどろ状廃棄物及び粘性土に、第3のホッ
パから排出される固化材を加え、これらのへどろ状廃棄
物と粘性土と固化材とを、混合機に投入して混合処理す
ることを特徴とするへどろ状廃棄物の処理方法。 - 【請求項3】へどろ状廃棄物の処理方法において、 吸水材が加えられたへどろ状廃棄物を掘削機によって掬
い取って、走行体上の第1のホッパに投入し、予め用意
された粘性土を掘削機によって走行体上の第2のホッパ
に投入し、 前記第1のホッパから排出されるへどろ状廃棄物と前記
第2のホッパから排出される粘性土とをコンベアによっ
て混合機側に搬送し、 この搬送中のへどろ状廃棄物及び粘性土に、走行体上の
第3のホッパから排出される固化材を加え、これらのへ
どろ状廃棄物と粘性土と固化材とを、走行体上の混合機
に投入して混合処理することを特徴とするへどろ状廃棄
物の処理方法。 - 【請求項4】へどろ状廃棄物の処理方法において、 吸水材及びへどろ状廃棄物を掘削機によってそれぞれ掬
い取って、走行体上の第1のホッパに投入し、 この第1のホッパ内で吸水材及びへどろ状廃棄物を混合
し、この第1のホッパから排出されるへどろ状廃棄物と
吸水材との混合物をコンベアによって走行体上の混合機
側に搬送し、 この搬送中の前記混合物に、走行体上の第2のホッパか
ら排出される固化材を加え、前記混合物と固化材とを、
走行体上の混合機に投入して混合処理することを特徴と
するへどろ状廃棄物の処理方法。 - 【請求項5】へどろ状廃棄物の処理システムにおいて、 へどろ状廃棄物及びこのへどろ状廃棄物に加えられる吸
水材を掬い取る掘削機と、 この掘削機から排出されたへどろ状廃棄物及びこのへど
ろ状廃棄物に加えられる吸水材を受入れて、粘性土及び
固化材とともに混合処理する混合機とを備えたことを特
徴とするへどろ状廃棄物の処理システム。 - 【請求項6】へどろ状廃棄物の処理システムにおいて、 へどろ状廃棄物及びその上澄み水が貯留された貯留部か
ら上澄み水を排出する排水装置と、 前記貯留部内のへどろ状廃棄物に吸水材を投下するとと
もにへどろ状廃棄物とこれに加えられた吸水材とを掬い
取る掘削機と、 この掘削機から排出されたへどろ状廃棄物及びこのへど
ろ状廃棄物に加えられる吸水材を受入れて、粘性土及び
固化材とともに混合処理する混合機とを備えたことを特
徴とするへどろ状廃棄物の処理システム。 - 【請求項7】へどろ状廃棄物の混合処理装置において、 走行体と、 この走行体のほぼ中央部に設けた混合機と、 前記走行体の一方側に設けた駆動源と、 前記走行体の他方側に設けられ、へどろ状廃棄物とこれ
に加えた吸水材との混合物を受入れる第1のホッパと、 前記走行体の他方側に設けられ、前記混合物に加える粘
性土を貯留する第2のホッパと、 前記第1及び第2のホッパと前記混合機との間に設けら
れ、固化材を貯留する第3のホッパと、 前記第1、第2及び第3のホッパの下側に設けられ、前
記混合物、粘性土及び固化材を前記混合機に搬送する第
1のコンベアと、 前記混合機から排出される前記生成土を前記走行体の一
方側に排出する第2のコンベアとを備えたことを特徴と
するへどろ状廃棄物の混合処理装置。 - 【請求項8】へどろ状廃棄物の処理装置において、 走行体と、 この走行体の一方側に設けた駆動源と、 前記走行体の他方側に設けられ、へどろ状廃棄物、これ
に加える吸水材、及びこれらに加える粘性土を受入れる
第1のホッパと、 この第1のホッパの下方に設けられ、前記へどろ状廃棄
物、吸水材及び粘性土を混合して混合物を生成する第1
の混合機と、 この第1の混合機の排出側に設けられ、前記混合物に固
化材を供給する第2のホッパと、 この走行体のほぼ中央部に設けられ、前記混合物及び固
化材を混合処理して生成土を生成する第2の混合機と、 この第2の混合機から排出される前記生成土を前記走行
体の一方側に排出する第2のコンベアとを備えたことを
特徴とするへどろ状廃棄物の混合処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001085950A JP2002273484A (ja) | 2001-03-23 | 2001-03-23 | へどろ状廃棄物の処理方法、処理システム、混合処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001085950A JP2002273484A (ja) | 2001-03-23 | 2001-03-23 | へどろ状廃棄物の処理方法、処理システム、混合処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002273484A true JP2002273484A (ja) | 2002-09-24 |
Family
ID=18941391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001085950A Pending JP2002273484A (ja) | 2001-03-23 | 2001-03-23 | へどろ状廃棄物の処理方法、処理システム、混合処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002273484A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019073896A (ja) * | 2017-10-16 | 2019-05-16 | 株式会社オクノコトー | 土壌混合方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07246396A (ja) * | 1994-03-10 | 1995-09-26 | Mitsubishi Materials Corp | 浚渫スラリーの処理方法 |
JPH09117799A (ja) * | 1995-10-24 | 1997-05-06 | Toyo Constr Co Ltd | 土砂改良システム及び土砂改良方法 |
JPH10102532A (ja) * | 1996-10-02 | 1998-04-21 | Oobayashi Doro Kk | 堆積土の処理装置及び方法、水浄化装置及び方法 |
JPH11188392A (ja) * | 1997-12-26 | 1999-07-13 | Kurita Water Ind Ltd | 高含水率泥土、泥水又は汚泥の改質固化方法 |
-
2001
- 2001-03-23 JP JP2001085950A patent/JP2002273484A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019073896A (ja) * | 2017-10-16 | 2019-05-16 | 株式会社オクノコトー | 土壌混合方法 |
JP7031846B2 (ja) | 2017-10-16 | 2022-03-08 | 株式会社オクノコトー | 土壌混合方法 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091124 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091208 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100406 |