JP2002271791A - 画像符号化装置、画像符号化・復号化装置、画像符号化・復号化方法、およびその方法を実行するためのプログラム - Google Patents

画像符号化装置、画像符号化・復号化装置、画像符号化・復号化方法、およびその方法を実行するためのプログラム

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JP2002271791A
JP2002271791A JP2001064037A JP2001064037A JP2002271791A JP 2002271791 A JP2002271791 A JP 2002271791A JP 2001064037 A JP2001064037 A JP 2001064037A JP 2001064037 A JP2001064037 A JP 2001064037A JP 2002271791 A JP2002271791 A JP 2002271791A
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JP2001064037A
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English (en)
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Naohito Shiraishi
尚人 白石
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 符号のまま回転処理を行うことが可能な画像
符号化装置を提供すること。 【解決手段】 本発明にかかる画像符号化装置は、N×
Nのブロックの画像を可変長符号化する符号装置24
と、符号化されたN×Nのブロックの可変長符号の符号
量を固定サイズとする符号量コントロール装置25と、
固定サイズとされた符号をメモリ27に記憶する際の各
ブロックの先頭アドレスを算出するアドレス生成装置2
6と、固定サイズとされた符号および先頭アドレスを記
憶するためのメモリ27と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像符号化装置、画像
符号化・復号化装置、画像符号化・復号化方法、および
コンピュータが実行するためのプログラムに関し、詳細
には、例えば、デジタル複写機、スキャナー、画像ファ
イリング等の画像記録装置に最適な画像符号化装置、画
像符号化・復号化装置、画像符号化・復号化方法、およ
びその方法をコンピュータが実行するためのプログラム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像データ圧縮技術は、画像
データを保持するためのメモリ量を低減したり、画像デ
ータの送信時間を短縮したりする目的で画像処理分野で
一般に使用されている。画像データの圧縮方式は画像デ
ータの処理形態により種々のものがあり、画像データを
印字処理する場合においては、限られた容量のメモリ上
で画像データを回転して印字するなどの処理を高速に行
うという必要性から固定長圧縮がよく使用されている。
代表的な固定長圧縮方式としてGBTC(Generalized
Block Truncation Coding)などが知られている。
【0003】また、他の圧縮方式として画像データを水
平周波数方向と垂直周波数方向に複数のブロックに分割
すると共に低域周波数のブロックほど細かくするWAV
ELET変換が知られており、このWAVELET変換
は最近、自然階調の画像を効果的に圧縮する方法として
注目されている。かかるWAVELET変換は写真のよ
うな連続した階調を持った画像の圧縮に適していること
が知られている。
【0004】また、符号化された画像をデコード時に回
転させる技術として、例えば、特開平9−74474号
公報の画像符号化・復号化装置が知られている。かかる
画像符号化・復号化装置によれば、デジタルの画像信号
を符号化する符号化器、および該符号化された画像信号
を復号化する復号器を有し、得られた画像の回転画像を
生成する画像符号化・復号化装置において、前記画像信
号にかかわる画像をN×Nのブロックに分割する手段
と、前記ブロック毎に独立に該ブロック内の画素を符号
化する手段と、前記ブロック内の所定画素の符号長の和
を演算する手段と、前記符号化された画素及び前記符号
長の和を記憶する手段と、前記復号器において、前記符
号長の和をもとに、前記回転画像を構成するための前記
N×Nブロックの先頭アドレスを生成する手段と、前記
復号化されたN×Nブロック内の画素を復号化する手段
と、前記復号化されたN×Nブロック内の画素を回転す
る手段とを備えたものである。
【0005】また、特開平9−74475号公報の画像
符号化・復号化装置によれば、デジタルの画像信号を符
号化する符号化器、および該符号化された画像信号を復
号化する復号器を有し、得られた画像の回転画像を生成
する画像符号化・復号化装置において、前記画像信号に
かかわる画像をN×Nのブロックに分割する手段と、前
記N×Nブロックを構成する画素の色を判定する判定手
段と、前記判定結果を符号化する第1の符号化手段と、
前記判定結果をもとに前記ブロック毎に独立に該ブロッ
ク内の画素を符号化する第2の符号化手段と、前記第1
の符号化手段及び第2の符号化手段にて符号化されたデ
ータを記憶する手段と、前記復号器において、前記符号
化された判定結果を復号化する手段と、前記回転画像を
構成するための、前記N×Nブロックの画素のアドレス
を生成する手段と、前記N×Nブロック内の画素を復号
化する手段と、前記復号化された判定結果及び前記アド
レスに基づいて、前記回転されたNラインバッファに記
憶する手段とを備えたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
GBTCは、4/8圧縮においては1ブロック4×4ド
ット、1ドットに3BITの8種類の色を割り振り、ま
た、3/8圧縮においては1ドットに2BITの4種類
の色を、また、2/8圧縮においては1BITの2種類
の色を割り振っている。このため、特に画素の階調差が
激しい1ブロック内ではノッチと呼ばれるゴミのような
ものが文字の輪郭などに発生し、画質が劣化するという
問題がある。
【0007】また、エントロピー符号などで圧縮した場
合(ハフマン符号など)は、符号のデコード時にエンコ
ードした方向からしかデコードすることができないた
め、符号のまま90°,180°,270°の回転処理
を行うことができないという問題がある。すなわち、1
80°,270°回転時、ライン(BLOCK)の後ろ
からアクセスしなければならないことになる。
【0008】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
り、符号のまま回転処理を行うことが可能な画像符号化
装置、画像符号化・復号化装置、画像符号化・復号化方
法、およびコンピュータが実行するためのプログラムを
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1にかかる画像符号化装置は、画像をN×N
のブロックに分割する分割手段と、前記N×Nのブロッ
クの画像を可変長符号化する符号化手段と、前記符号化
手段で可変長符号化された可変長符号を記憶手段に記憶
する際に、前記画像のライン単位に先頭アドレスを算出
する先頭アドレス算出手段と、前記可変長符号および前
記先頭アドレスを記憶する前記記憶手段と、を備えたも
のである。
【0010】上記発明によれば、分割手段は画像をN×
Nのブロックに分割し、符号化手段はN×Nのブロック
の画像を可変長符号化し、先頭アドレス算出手段は符号
化手段で可変長符号化された可変長符号を記憶手段に記
憶する際に、画像のライン単位に先頭アドレスを算出
し、記憶手段は可変長符号および先頭アドレスを記憶す
る。
【0011】請求項2にかかる画像符号化装置は、画像
をN×Nのブロックに分割する分割手段と、前記N×N
のブロックの画像を可変長符号化する符号化手段と、前
記符号化手段で可変長符号化された可変長符号に当該可
変長符号の符号長を示す回転用符号情報を付加する回転
用符号情報付加手段と、前記回転用符号情報が付加され
た可変長符号を記憶手段に記憶する際に、前記画像のラ
イン単位に先頭アドレスを算出する先頭アドレス算出手
段と、前記回転用符号情報が付加された可変長符号およ
び前記先頭アドレスを記憶する前記記憶手段と、を備え
たものである。
【0012】上記発明によれば、分割手段は画像をN×
Nのブロックに分割し、符号化手段は記N×Nのブロッ
クの画像を可変長符号化し、回転用符号情報付加手段は
符号化手段で可変長符号化された可変長符号に当該可変
長符号の符号長を示す回転用符号情報を付加し、先頭ア
ドレス算出手段は回転用符号情報が付加された可変長符
号を記憶手段に記憶する際に、画像のライン単位に先頭
アドレスを算出し、記憶手段は回転用符号情報が付加さ
れた可変長符号および先頭アドレスを記憶する。
【0013】また、請求項3にかかる発明は、画像をN
×Nのブロックに分割する分割手段と、前記N×Nのブ
ロックの画像を可変長符号化する符号化手段と、前記符
号化手段で符号化されたN×Nのブロックの可変長符号
の符号量を固定サイズとする符号量コントロール手段
と、前記符号量コントロール手段により固定サイズとさ
れた可変長符号を記憶するための記憶手段と、を備えた
ものである。
【0014】上記発明によれば、分割手段は画像をN×
Nのブロックに分割し、符号化手段は、前記N×Nのブ
ロックの画像を可変長符号化し、符号量コントロール手
段は、符号化手段で符号化されたN×Nのブロックの可
変長符号の符号量を固定サイズとし、記憶手段は、符号
量コントロール手段により固定サイズとされた可変長符
号を記憶する。
【0015】また、請求項4にかかる発明は、請求項1
〜請求項3のいずれか1つにかかる発明において、前記
符号化手段は、画像を周波数変換した後に、または、直
接に可変長符号化するものである。上記発明によれば、
符号化手段は、画像を周波数変換した後に、または、画
像を直接に可変長符号化する。
【0016】また、請求項5にかかる発明は、請求項1
〜請求項4のいずれか1つにかかる発明において、前記
N×Nのブロックは、128×128画素のブロックで
あることとした。上記発明によれば、画像のブロックを
128×128画素の大きなサイズとする。
【0017】また、請求項6にかかる発明は、画像をN
×Nのブロックに分割する分割手段と、前記N×Nのブ
ロックの画像を可変長符号化する符号化手段と、前記符
号化手段で符号化されたN×Nのブロックの可変長符号
の符号量を固定サイズとする符号量コントロール手段
と、前記固定サイズとされた可変長符号を記憶手段に記
憶する際に、前記画像のブロック単位に先頭アドレスを
算出する先頭アドレス算出手段と、前記固定サイズの可
変長符号および前記先頭アドレスを記憶する前記記憶手
段と、指定される回転角度に応じて、前記先頭アドレス
に基づいて前記記憶手段の読み出しアドレスを算出する
アドレス算出手段と、前記算出されたアドレスに基づ
き、前記記憶手段から前記固定サイズの可変長符号を読
み出す読出手段と、前記読み出された固定サイズの可変
長符号を復号化する復号化手段と、を備えたものであ
る。
【0018】上記発明によれば、符号化手段は画像をN
×Nのブロックに分割し、符号化手段は、N×Nのブロ
ックの画像を可変長符号化し、符号量コントロール手段
は、符号化手段で符号化されたN×Nのブロックの可変
長符号の符号量を固定サイズとし、先頭アドレス算出手
段は、固定サイズとされた可変長符号を記憶手段に記憶
する際に、画像のブロック単位に先頭アドレスを算出
し、記憶手段は固定サイズの可変長符号および先頭アド
レスを記憶し、読み出しアドレス算出手段は、指定され
る回転角度に応じて、先頭アドレスに基づいて記憶手段
の読み出しアドレスを算出し、読出手段は算出された読
み出しアドレスに基づき、記憶手段から固定サイズの可
変長符号を読み出し、復号化手段は、読み出された固定
サイズの可変長符号を復号化する。
【0019】また、請求項7にかかる発明は、画像をN
×Nのブロックに分割する工程と、前記N×Nのブロッ
クの画像を可変長符号化する工程と、前記符号化手段で
符号化されたN×Nのブロックの可変長符号の符号量を
固定サイズとする工程と、前記固定サイズとされた可変
長符号を記憶手段に記憶する際に、前記画像のブロック
単位に先頭アドレスを算出する工程と、前記固定サイズ
の可変長符号および前記先頭アドレスを記憶する工程
と、指定される回転角度に応じて、前記先頭アドレスに
基づいて前記記憶手段の読み出しアドレスを算出する工
程と、前記算出されたアドレスに基づき、前記記憶手段
から前記固定サイズの可変長符号を読み出す工程と、前
記読み出された固定サイズの可変長符号を復号化する工
程と、を備えたものである。
【0020】上記発明によれば、画像をN×Nのブロッ
クに分割し、N×Nのブロックの画像を可変長符号化
し、符号化手段で符号化されたN×Nのブロックの可変
長符号の符号量を固定サイズとし、固定サイズとされた
可変長符号を記憶手段に記憶する際に、画像のブロック
単位に先頭アドレスを算出し、記憶手段に固定サイズの
可変長符号および先頭アドレスを記憶し、指定される回
転角度に応じて、先頭アドレスに基づいて記憶手段の読
み出しアドレスを算出し、算出された読み出しアドレス
に基づき、記憶手段から固定サイズの可変長符号を読み
出し、読み出された固定サイズの可変長符号を復号化す
る。
【0021】また、請求項8にかかる発明は、コンピュ
ータでプログラムを実行することにより、請求項7に記
載の発明の各工程を実現する。
【0022】
【発明の実施の形態】添付図面を参照して、本発明にか
かる画像符号化装置、画像符号化・復号化装置、および
画像符号化・復号化方法の好適な実施の形態を、(実施
の形態1)、(実施の形態2)の順に詳細に説明する。
【0023】(実施の形態1)実施の形態1にかかる画
像符号化装置および画像復号化装置を図1〜図19を参
照して説明する。図1は、本発明にかかる画像符号化装
置の構成を示すブロック図である。図1に示す画像符号
化装置は、バンドメモリ1、Ysize×Ysizeバ
ッファ2、WAVELET処理装置3,エントロピー符
号装置4、回転用符号情報付加装置5、アドレス生成装
置6、バンドアドレス記録装置7、およびメモリ8を備
えている。
【0024】上記バンドメモリ1は、Ysize×Ys
ize(例えば、128×128画素)のブロックの画
像をXsize分格納する。Ysize×Ysizeバ
ッファ2は、Ysize×Ysize(例えば、128
×128画素)のブロックの画像(1ブロック)を格納
する。画像としては、CMYK系、RGB系、およびY
UV系のいずれでも良い。
【0025】WAVELET処理装置3は、WAVEL
ET変換するためのものであり、図2(a)に示すよう
に2×2の画素a,b,c,dのブロックを、図2
(b)に示すように、1ブロックについて下式演算を行
って、1つの低周波数成分LLと3つの高周波成分L
H、HL、HHに分解し、この演算を繰り返すことによ
り、128×128の画素のブロックについて、図2
(c)に示すような階層を生成する。
【0026】 LL=((a+b)/2+(c+b)/2)/2 HL=(a+b)/2−(c−d)/2 LH=((a−b)+(c−d))/2 HH=(a−b)−(c−d)
【0027】エントロピー符号装置4は、WAVELE
T処理装置3で、WAVELET変換されたWAVEL
ETデータをエントロピー符号化する。エントロピー符
号化としては、例えば、ハフマン符号化などを用いるこ
とができる。
【0028】回転用符号情報付加装置5は、エントロピ
ー符号装置4で符号化した可変長符号の符号長を算出
し、符号長を表す固定長のFLAG(図3に示す例で
は、LENGTH)を回転用符号情報として付加する。
図3は符号フォーマットの一例を示す図である。同図に
おいて、Codeは、Ysize×YsizeのWav
elet後のWaveletデータをハフマン符号など
のエントロピー符号により符号化したものであり、ま
た、LENGTHは可変長符号の符号長を表す固定長の
FLAG(回転用符号情報)である。
【0029】メモリ8は、回転用符号情報が付加された
可変長符号およびバンドアドレス記録装置7に記録され
た各バンド0〜nの先頭アドレスBANDADDRES
Sが記憶される。図4はメモリ8の構成例を示す図であ
る。同図に示す如く、メモリ8には、回転用符号情報が
付加された可変長符号が画像のバンド単位(ブロック単
位)に格納される。
【0030】アドレス生成装置6は、メモリ8に回転用
符号情報が付加された可変長符号をバンド単位(ブロッ
ク単位)で記憶する際の各バンド0〜Nの先頭アドレス
BANDADDRESSを生成する。バンドアドレス記
録装置7は、図5に示すように、各バンド0〜nの先頭
アドレスBANDADDRESSを記録する。これによ
りデコード時に、可変長符号のメモリ8内のアドレスを
知ることができる。このバンド先頭アドレスBANDA
DDRESSはエンコード終了後、可変長符号と同様に
メモリ8に格納される。
【0031】図1の画像符号化装置のエンコード時の処
理を図6のフローチャートを参照して説明する。図6は
図1の画像符号化装置のエンコード時の処理を説明する
ためのフローチャートを示す。
【0032】図6において、まず、アドレス生成装置6
は、バンドアドレス記録装置7のバンドの先頭アドレス
BANDLINEAD(0)=0をバンド先頭アドレス
として、0アドレス(一番先頭のバンド)をセットする
(ステップS1)。ついで、アドレス生成装置6は、ア
ドレスレジスタの値ADDRESSに0バンド先頭アド
レス(一番先頭のバンド)をセットする(ステップS
2)。
【0033】アドレス生成装置6は、垂直カウンタVC
NTおよび水平カウンタHCNTをクリアする(ステッ
プS3,S4)。そして、バンドメモリ1からYsiz
e×Ysizeブロックの画像をリードする(ステップ
S5)。WAVELET処理装置3は、Ysize×Y
sizeバッファ2のYsize×Ysizeブロック
の画像に対してWAVELET処理を行う(ステップS
6)。つづいて、エントロピー符号装置4は、WAVE
LET処理されたWAVELETデータをエントロピー
符号化する(ステップS7)。
【0034】回転用符号情報付加装置5は、エントロピ
ー符号装置4で可変長符号化された可変長符号に回転用
符号情報(符号長を表す固定長のFLAG)を付加し
(図4参照)、アドレス生成装置6で生成されたメモリ
8のアドレスADDRESSにライトする(ステップS
8)。続いて、アドレス生成装置6は、アドレスレジス
タの値ADDRESS=ADDRESS+符号長(回転
用符号情報)として、アドレスレジスタの値ADDRE
SSを更新する(ステップS9)。アドレス生成装置6
は、水平カウンタHCNT=HCNT+1として、水平
カウンタHCNTをカウントUPする(ステップS1
0)。そして、アドレス生成装置6は、水平カウンタH
CNTが水平方向のBLOCK数を超えていないか否か
を判定する(ステップS11)。水平カウンタHCNT
が水平方向のBLOCK数を超えていない場合には、ス
テップS5に戻り、水平カウンタHCNTが水平方向の
BLOCK数を超えるまで同じ処理を繰り返す。他方、
水平カウンタHCNTが水平方向のBLOCK数を超え
た場合、すなわち、バンド単位の処理が終了した場合に
は、アドレス生成装置6は、垂直カウンタVCNT=V
CNT+1として、垂直カウンタVCNTをカウントU
Pする(ステップS12)。これにより次のバンドの処
理が行われることになる。
【0035】アドレス生成装置6は、BANDAD(V
CNT)=ADDRESSとして、垂直カウンタVCN
Tが示すバンドの先頭アドレスBANDAD(VCN
T)をアドレス生成装置6のアドレスレジスタの示す値
ADDRESSで更新する(ステップS13)。そし
て、アドレス生成装置6は垂直カウンタVCNTが垂直
方向のBLOCK数を超えていないか否かを判定する
(ステップS14)。垂直カウンタVCNTが垂直方向
のBLOCK数を超えていない場合には、ステップS4
に戻り、垂直カウンタVCNTが垂直方向のBLOCK
数を超えるまで同じ処理を繰り返す。他方、垂直カウン
タVCNTが垂直方向のBLOCK数を超えた場合に
は、アドレス記録装置7に記録した各バンド0〜nの先
頭アドレスBANDADDRESSをメモリ8へ転送し
てメモリ8に記憶する(ステップS15)。
【0036】上記画像符号化装置によれば、WAVEL
ET処理装置3は、Ysize×Ysizeバッファ2
に格納されたYsize×Ysizeのブロックの画像
をWAVELET変換し、エントロピー符号装置4は、
変換されたWAVELETデータを可変長符号化し、回
転用符号情報付加装置5は可変長符号化された可変長符
号に当該可変長符号の符号長を示す回転用符号情報を付
加し、アドレス生成装置6は回転用符号情報が付加され
た可変長符号をメモリ8に記憶する際に、画像のバンド
(ブロック)単位に先頭アドレスを算出し、メモリ8に
回転用符号情報が付加された可変長符号および先頭アド
レスを記憶することとしたので、デコード時に、90
°,180°,および270°の回転処理を行う場合
に、各ブロックの先頭からの可変長符号の読み出しが可
能となり、符号のまま90°,180°,および270
°の回転処理を行うことが可能となる。特に、画像のブ
ロックサイズが大きな場合(例えば、128×128)
に有効である。
【0037】図7は、本発明にかかる画像復号化装置の
構成を示すブロック図である。同図に示す画像復号化装
置は、メモリ11、バンドアドレス記録装置12、アド
レス生成装置13、符号切り出し装置14、エントロピ
ー復号装置15、IWAVELET処理装置16、Ys
ize×Ysizeバッファ17、およびバンドメモリ
18を備える。
【0038】メモリ11は、上述の回転用符号情報が付
加された可変長符号と各バンド0〜nの先頭アドレスB
ANDOADDRESSが格納される。メモリ11に格
納される回転用符号情報が付加された可変長符号と各B
AND0〜nの先頭アドレスBANDADDRESS
は、図1の画像符号化装置のメモリ8に格納された回転
用符号情報が付加された可変長符号と各BANDO0〜
nの先頭アドレスBANDADDRESSが不図示の転
送手段で転送されて格納される。
【0039】バンドアドレス記録装置12は、メモリ1
1からバンド先頭アドレスBANDADDRESSを読
み込み、90°、180°、および270°の回転時な
どに、アドレス生成装置13に各バンド0〜nの先頭ア
ドレスBANDADDRESSを転送する。アドレス生
成装置13は、図8〜図10のように符号を回転(0
°、90°、180°、270°)させる場合に、メモ
リ11にアクセスするためのアドレス(読み出しアドレ
ス)を生成する。符号切り出し装置14は、アドレス生
成装置13で生成されるアドレスに従ってメモリ11か
ら可変長符号を切り出す。
【0040】エントロピー復号装置15は、符号切り出
し装置14で切り出された可変長符号をエントロピー復
号化する。IWAVELET処理装置16は、エントロ
ピー復号装置15で復号化されたWAVELETデータ
を復号化して画像を生成する。Ysize×Ysize
バッファ17は、Ysize×Ysizeのブロックの
画像を格納する。画像データとしては、CMYK系、R
GB系、およびYUV系のいずれでも良い。上記バンド
メモリ1は、Ysize×Ysizeブロックの画像を
Xsize分格納する。
【0041】以下、図7の画像復号化装置が、デコード
時に、可変長符号を0゜回転、90゜回転、180゜回
転、および270゜回転する場合の処理を説明する。ま
ず、画像復号化装置が、デコード時に画像を回転させな
い場合(0゜回転)の処理を図11を参照して説明す
る。図11は、画像復号化装置が、デコード時に可変長
符号を回転させない場合(0゜回転)の処理を説明する
ためのフローチャートを示す。
【0042】図11において、まず、メモリ11から各
バンドの先頭アドレスBANDAD(0〜垂直ブロック
数+1)をリードしてアドレス記録装置12へ転送する
(ステップS21)。アドレス生成装置13は、垂直カ
ウンタVCNTをクリアし(ステップS22)、また、
水平カウンタHCNTをクリアする(ステップS2
3)。
【0043】つづいて、アドレス生成装置13は、アド
レスレジスタの値ADDRESS=BANDAD(VC
NT)として、垂直カウンタVCNTの示すバンドの先
頭アドレスBANDAD(VCNT)をアドレスレジス
タへセットする(ステップS24)。そして、符号切り
出し装置14は、メモリ11から可変長符号を指定され
るアドレスADDRESSから切り取る(ステップS2
5)。
【0044】エントロピー復号装置15は、符号切り出
し装置14で切り取った可変長符号をエントロピー復号
化する(ステップS26)。この場合、エントロピー復
号装置15は、符号化方向と同じ方向からリードしてい
るので、切り取った符号を順次復号化する。IWAVE
LET処理装置16は、エントロピー復号装置16で復
号化したWAVELETデータに対してWAVELET
処理を行う(ステップS27)。IWAVELET処理
装置16でIWAVELET処理されたYsize×Y
size(126×126)のブロックの画像をYsi
ze×Ysizeバッファ17に格納した後、バンドメ
モリ18へ転送する(ステップS28)。
【0045】アドレス生成装置13は、水平カウンタH
CNT=HCNT+1として、水平カウンタHCNTを
カウントUPし(ステップS29)、アドレスレジスタ
の値ADDRESS=ADDRESS+符号長(回転用
符号情報)として、アドレスレジスタの値ADDRES
Sを更新する(ステップS30)。アドレス生成装置1
3は、水平カウンタHCNTが水平方向のBLOCK数
を超えているか否か判定する(ステップS31)。水平
カウンタHCNTが水平方向のBLOCK数を超えてい
ない場合には、ステップS25に戻り、水平カウンタH
CNTが水平方向のBLOCK数を超えるまで同じ処理
を繰り返す。他方、ステップS31で、水平カウンタH
CNTが水平方向のBLOCK数を超えている場合に
は、バンド単位の読み出しが終了したので、垂直カウン
タVCNT=VCNT+1として、垂直カウンタVCN
TをカウントUPする(ステップS32)。これによ
り、次のバンドの読み出しが行われる。
【0046】そして、アドレス生成装置13は、垂直カ
ウンタVCNTが垂直方向のBLOCK数を超えている
か否かを判定する(ステップS33)。垂直カウンタV
CNTが垂直方向のBLOCK数を超えていない場合
は、ステップS23に戻り、垂直カウンタVCNTが垂
直方向のBLOCK数を超えるまで同じ処理を繰り返
す。他方、ステップS33で、垂直カウンタVCNTが
垂直方向のBLOCK数を超えている場合には、処理を
終了する。
【0047】図12はデコード時に画像を回転させない
場合(0゜回転)における、メモリ11からの読み出し
順と、バンドメモリ18への書き込み順を示している。
同図の黒四角は読み出し方向および書き込み方向を示し
ている。同図に示すように、デコード時に画像を回転さ
せない場合(0゜回転)は、読み出し方向と書き込み方
向が同じとなる。
【0048】図7の画像復号化装置が、デコード時に画
像を90゜回転させる場合の処理を図13を参照して説
明する。図13は画像復号化装置がデコード時に画像を
90゜回転する場合の処理を説明するためのフローチャ
ートを示す。
【0049】図13において、まず、メモリ11から各
バンド0〜Nの先頭アドレスBANDADDRESS
(0〜垂直ブロック数+1)をリードしてバンドアドレ
ス記録装置12へ転送する(ステップS41)。アドレ
ス生成装置13は水平カウンタHCNTをクリアし(ス
テップS42)、また、垂直カウンタVCNTをクリア
する(ステップS43)。アドレス生成装置13は、ア
ドレスレジスタの値ADDRESS=BANDAD(V
CNT)として、垂直カウンタVCNTの示すバンドの
先頭アドレスBANDAD(VCNT)をアドレスレジ
スタへセットする(ステップS44)。
【0050】符号切り出し装置14は、メモリ11から
可変長符号を、指定されるADDRESSから切り取る
(ステップS45)。エントロピー復号装置15は、符
号切り出し装置14で切り取った可変長符号をエントロ
ピー復号化する(ステップS46)。この場合、符号化
方向と同じ方向でリードしているので順次復号化する。
IWAVELET処理装置16は、エントロピー復号装
置15で復号化したWAVELETデータをIWAVE
LET処理を行う(ステップS47)。IWAVELE
T処理装置16でIWAVELET処理されたYsiz
e×Ysize(126×126)のブロックの画像デ
ータをYsize×Ysizeバッファ17に格納した
後、バンドメモリ18へ転送する(ステップS48)。
【0051】アドレス生成装置13は、BANDAD
(VCNT)=BANDAD(VCNT)+符号長(回
転用符号情報)として、垂直カウンタVCNTの示すラ
インの先頭アドレスの値を更新する(ステップS4
9)。ついで、アドレス生成装置13は、垂直カウンタ
VCNT=VCNT+1として、垂直カウンタVCNT
をカウントUPする(ステップS50)。
【0052】そして、アドレス生成装置13は垂直カウ
ンタVCNTが垂直方向のBLOCK数を超えているか
否かを判定する(ステップS51)。アドレス生成装置
13は、垂直カウンタVCNTが垂直方向のBLOCK
数を超えていない場合にはステップS45に移行して、
垂直カウンタVCNTが垂直方向のBLOCK数を超え
るまで同じ処理を繰り返す。他方、アドレス生成装置1
3は垂直カウンタVCNTが垂直方向のBLOCK数を
超えている場合には、水平カウンタHCNT=HCNT
=水平カウンタHCNT+1として、水平カウンタHC
NTをカウントUPする(ステップS52)。
【0053】アドレス生成装置13は、水平カウンタH
CNTが水平方向のBLOCK数を超えているか否かを
判定する(ステップS53)。水平カウンタHCNTが
水平方向のBLOCK数を超えていない場合にはステッ
プS43に移行して、水平カウンタHCNTが水平方向
のBLOCK数を超えるまで同じ処理を繰り返す一方、
水平カウンタHCNTが水平方向のBLOCK数を超え
ている場合には、当該フローを終了する。これにより、
90゜回転した画像が得られる。
【0054】図14はデコード時に画像を90゜回転さ
せる場合における、メモリ11からの読み出し順と、バ
ンドメモリ18への書き込み順を示している。同図の黒
四角は読み出し方向および書き込み方向を示している。
同図に示すように、デコード時に画像を90゜回転させ
る場合は、読み出し方向と書き込み方向が異なる。図8
はデコード時に画像を90゜回転させる場合の具体例を
示す。ここでは、画像全体を〜○16のブロックに分割
している。同図(a)は回転前のブロックの配置を示
し、同図(b)は90゜回転後の配置を示す。回転画像
を作るためのブロックの読み出しおよび書き込み順序
は、上述の図14のようになる。
【0055】図7の画像復号化装置が、デコード時に1
80゜回転する場合の処理を図15を参照して説明す
る。図15は、図7の画像復号化装置が、デコード時に
画像を180゜回転する場合の処理を説明するためのフ
ローチャートを示す。
【0056】図15において、まず、メモリ11から各
バンド0〜nの先頭アドレスBANDAD(0〜垂直ブ
ロック数+1)をリードしてアドレス記録装置12へ転
送する(ステップS61)。アドレス生成装置13は、
垂直カウンタVCNTに垂直BLOCK数+1の値をセ
ットする(ステップS62)。続いて、アドレス生成装
置13は、水平カウンタHCNTをクリアする(ステッ
プS63)。
【0057】そして、アドレス生成装置13は、アドレ
スレジスタの値ADDRESS=BANDAD(VCN
T)として、垂直カウンタVCNTの示すラインの先頭
アドレスをアドレス生成装置13のアドレスレジスタへ
セットする(ステップS64)。符号切り出し装置14
は、メモリ11から符号を指定されるADDRESSか
ら切り取る(ステップS65)。そして、図17に示す
ように、切り取られた固定長の符号の後ろに付加された
符号長をリードし、実際の符号(CODE)を切り取る
(ステップS66)。エントロピー復号装置15は、符
号切り出し装置14で切り取った可変長符号に対してエ
ントロピー復号化を行う(ステップS67)。この場
合、符号化方向と同じ方向であるので順次復号化する。
【0058】IWAVELET処理装置16は、エント
ロピー復号装置15で復号化したWAVELETデータ
に対して、IWAVELET処理を行う(ステップS6
8)。IWVELET処理されたYsize×Ysiz
e(126×126)のブロックの画像を、Ysize
×Ysizeバッファ17に格納した後、バンドメモリ
18へ転送する(ステップS69)。アドレス生成装置
13は、水平カウンタHCNT=HCNT+1として、
水平カウンタHCNTをカウントUPする(ステップS
70)。そして、アドレス生成装置13はアドレスレジ
スタの値ADDRESS=ADDRESS−符号長とし
て、アドレスレジスタの値ADDRESSを更新する
(ステップS71)。そして、アドレス生成装置13は
水平カウンタHCNTが水平方向のBLOCK数を超え
ているか否かを判定する(ステップS72)。
【0059】水平カウンタHCNTが水平方向のBLO
CK数を超えていない場合にはステップS65に戻り、
水平カウンタHCNTが水平方向のBLOCK数を超え
るまで同じ処理を繰り返す。他方、水平カウンタHCN
Tが水平方向のBLOCK数を超えている場合には、ア
ドレス生成装置13は、垂直カウンタVCNT=VCN
T−1として、垂直カウンタVCNTをカウントDOW
Nする(ステップS73)。そして、アドレス生成装置
13は垂直カウンタVCNTが0を超えているか否かを
判断する(ステップS74)。垂直カウンタVCNTが
0を超えていない場合にはステップS73に戻り、垂直
カウンタVCNTが0を超えるまで同じ処理を繰り返
す。他方、垂直カウンタVCNTが0を超えている場合
には当該フローを終了する。これにより、180゜回転
した画像が得られる。
【0060】図17はデコード時に画像を180゜回転
させる場合における、メモリ11からの読み出し順と、
バンドメモリ18への書き込み順を示している。同図の
黒四角は読み出し方向および書き込み方向を示してい
る。同図に示すように、デコード時に画像を180゜回
転させる場合は、読み出し方向と書き込み方向が異な
る。図9は、画像を180゜回転させる場合の具体例を
示す。ここでは、画像全体を〜○16のブロックに分割
している。同図(a)は回転前のブロックの配置を示
し、同図(b)は180゜回転後の配置を示す。回転画
像を作るためのブロックの読み出しおよび書き込み順序
は、上述の図17のようになる。
【0061】図7の画像復号化装置が、デコード時に2
70゜回転する場合の処理を図18を参照して説明す
る。図18は図7の画像復号化装置がデコード時に27
0゜回転する場合の処理を説明するためのフローチャー
トを示す。
【0062】図18において、メモリ11から各バンド
の先頭アドレスLINEADDRESS(0〜垂直ブロ
ック数+1)をリードしてバンドアドレス記録装置12
へ転送する(ステップS81)。アドレス生成装置13
は、水平カウンタHCNTをクリアする(ステップS8
2)。そして、垂直カウンタVCNTに「1」の値をセ
ットする(ステップS83)。アドレス生成装置13
は、アドレスレジスタの値ADDRESS=BANDA
D(VCNT)として、垂直カウンタVCNTの示すラ
インの先頭アドレスをアドレス生成装置13のアドレス
レジスタへセットする(ステップS84)。符号切り出
し装置14は、メモリ11から符号を、指定されるAD
DRESSから切り取る(ステップS85)。そして、
図17に示すように、切り取られた固定長の符号の後ろ
に付加された符号長をリードし、実際の符号(COD
E)を切り取る(ステップS86)。エントロピー復号
装置15は、符号切り出し装置14で切り取った可変長
符号に対して、エントロピー復号化を行う(ステップS
87)。この場合、符号化方向と同じ方向であるので順
次復号化する。
【0063】IWAVELET処理装置16は、エント
ロピー復号装置15で復号化したWAVELETデータ
に対してIWAVELET処理を行う(ステップS8
8)。IWAVELET処理装置16でIWAVELE
T処理されたYsize×Ysize(126×12
6)のブロックの画像をYsize×Ysizeバッフ
ァ17に格納した後、バンドメモリ18へ転送する(ス
テップS89)。
【0064】アドレス生成装置13は、先頭ラインアド
レスBANDAD(VCNT)=BANDAD(VCN
T)−符号長(回転用符号情報)として、垂直カウンタ
VCNTの示すラインの先頭アドレス値を更新する(ス
テップS90)。そして、アドレス生成装置13は、垂
直カウンタVCNT=VCNT+1として、垂直カウン
タVCNTをカウントUPする(ステップS91)。つ
づいて、アドレス生成装置13は、垂直カウンタVCN
Tが垂直方向のBLOCK数を超えているか否かを判定
する(ステップS92)。垂直カウンタVCNTが垂直
方向のBLOCK数を超えていない場合にはステップS
84に戻り、垂直カウンタVCNTが垂直方向のBLO
CK数を超えるまで同じ処理を繰り返す。
【0065】他方、垂直カウンタVCNTが垂直方向の
BLOCK数を超えている場合には、アドレス生成装置
13は、水平カウンタHCNT=HCNT+1として、
水平カウンタHCNTをカウントUPする(ステップS
93)。そして、アドレス生成装置13は水平カウンタ
HCNTが水平方向のBLOCK数を超えているか否か
を判定する(ステップS94)。水平カウンタHCNT
が水平方向のBLOCK数を超えていない場合にはステ
ップS83に戻り、水平カウンタHCNTが水平方向の
BLOCK数を超えるまで同じ処理を繰り返す。他方、
水平カウンタHCNTが水平方向のBLOCK数を超え
ている場合には当該フローを終了する。これにより、2
70゜回転した画像が得られる。
【0066】図19はデコード時に画像を270゜回転
させる場合における、メモリ11からの読み出し順と、
ラインバッファ18への書き込み順を示している。同図
の黒四角は読み出し方向および書き込み方向を示してい
る。同図に示すように、デコード時に画像を270゜回
転させる場合は、読み出し方向と書き込み方向が異な
る。図10は、画像を270゜回転させる場合の具体例
を示す。ここでは、画像全体を〜○16のブロックに分
割している。同図(a)は回転前のブロックの配置を示
し、同図(b)は270゜回転後の配置を示す。回転画
像を生成するためのブロックの読み出しおよび書き込み
順序は、上述の図19のようになる。
【0067】上記画像復号化装置によれば、アドレス生
成装置13は、指定される回転角度に応じて、メモリ1
1にバンド単位(ブロック単位)で記憶された符号の先
頭アドレスおよび回転用符号情報に基づいてメモリ11
の読み出しアドレスを算出し、符号切り出し装置14
は、読み出しアドレスに基づき、メモリ11から可変長
符号をプラス方向またはマイナス方向に読み出し、エン
トロピー復号装置15は、可変長符号をエントロピー復
号化し、IWAVELET処理装置16は、エントロピ
ー復号化された情報をIWAVELET変換することと
したので、90°,180°,および270°の回転処
理を行う場合に、各ブロックの先頭からの可変長符号の
読み出しが可能となり、画像を符号のまま90°,18
0°,および270°の回転処理を行うことが可能とな
る。特に、画像のブロックサイズが大きな場合(例え
ば、128×128)に有効である。
【0068】なお、上記した実施の形態1では、画像符
号化装置(図1参照)と画像復号化装置(図7参照)を
別個に構成した例を示したが、メモリ(8,11)を共
通にして一体に構成し、画像符号化・復号化装置を構築
することにしても良い。また、ここでは、エントロピー
符号装置としてハフマン符号化で説明したが、算術符号
化を行うことにしても良い。
【0069】(実施の形態2)実施の形態2にかかる画
像符号化装置および画像復号化装置を図20〜図29を
参照して説明する。実施の形態2では、符号長を固定サ
イズとして、実施の形態1の回転用符号情報を付加しな
い場合の実施例を説明する。図20は、実施の形態2に
かかる画像符号化装置の構成を示すブロック図である。
図20に示す画像符号化装置は、バンドメモリ21、Y
size×Ysizeバッファ22、WAVELET処
理装置23,符号装置24、符号量コントロール装置2
5、アドレス生成装置26、およびメモリ27を備えて
いる。
【0070】上記バンドメモリ21は、Ysize×Y
size(例えば、128×128)のブロックの画像
をXsize分格納する。Ysize×Ysizeバッ
ファ22は、Ysize×Ysize(例えば、128
×128)のブロックの画像(1ブロック)を格納す
る。画像としては、CMYK系、RGB系、およびYU
V系のいずれでも良い。
【0071】WAVELET処理装置23は、WAVE
LET変換するためのものであり、上記図2(a)に示
すように2×2の画素a,b,c,dのブロックを、上
記図2(b)に示すように、1ブロックについて下式演
算を行って、1つの低周波数成分LLと3つの高周波成
分LH、HL、HHに分解し、この演算を繰り返すこと
により、128×128の画素のブロックについて、上
記図2(c)に示すような階層を生成する。
【0072】 LL=((a+b)/2+(c+b)/2)/2 HL=(a+b)/2−(c−d)/2 LH=((a−b)+(c−d))/2 HH=(a−b)−(c−d)
【0073】符号装置24は、WAVELET処理装置
23でWAVELET変換されたWAVELETデータ
を、図21に示すように、ビットプレーン毎に算術符号
化する。算術符号化としては、例えば、エントロピー符
号化などを用いることができる。
【0074】符号量コントロール装置25は、図22に
示すように、符号装置24で各ビットプレーン毎に算術
符号化された符号を重要なビットプレーンから順次固定
長サイズに(固定長符号として)格納し、収まり切らな
かった符号を破棄する。
【0075】メモリ27は、固定長符号および各バンド
0〜nの先頭アドレスBANDADDRESSが記憶さ
れる。図23はメモリ27の構成例を示す図である。同
図に示す如く、メモリ27には、固定長符号が画像のバ
ンド単位(ブロック単位)に格納される。
【0076】アドレス生成装置26は、メモリ27に固
定長符号をバンド単位(ブロック単位)で記憶する際の
各バンド0〜Nの先頭アドレスBANDADDRESS
を生成する。
【0077】図20の画像符号化装置のエンコード時の
処理を図24のフローチャートを参照して説明する。図
24は図20の画像符号化装置のエンコード時の処理を
説明するためのフローチャートを示す。
【0078】図24において、まず、アドレス生成装置
26は、アドレスレジスタの値ADDRESSに0バン
ド先頭アドレス(一番先頭のバンド)をセットする(ス
テップS101)。
【0079】アドレス生成装置26は、垂直カウンタV
CNTおよび水平カウンタHCNTをクリアする(ステ
ップS102,S103)。そして、バンドメモリ21
からYsize×Ysizeブロックの画像をリードす
る(ステップS104)。WAVELET処理装置23
は、Ysize×Ysizeバッファ22のYsize
×Ysizeブロックの画像に対してWAVELET処
理を行う(ステップS105)。つづいて、符号装置2
4は、WAVELET処理されたWAVELETデータ
をビットプレーン毎に算術符号化し(ステップS10
6)、符号量コントロール装置25は、符号装置24で
符号化した各ビットプレーン毎の算術符号化された符号
を重要なビットプレーンから順次固定サイズに格納し、
収まり切らなかった符号を破棄する(ステップS10
7)。
【0080】アドレス生成装置26で生成されたメモリ
27のアドレスADDRESSに固定長符号をライトす
る(ステップS108)。アドレス生成装置26は、ア
ドレスレジスタの値ADDRESS=ADDRESS+
固定符号長として、アドレスレジスタの値ADDRES
Sを更新する(ステップS109)。続いて、アドレス
生成装置26は、水平カウンタHCNT=HCNT+1
として、水平カウンタHCNTをカウントUPする(ス
テップS110)。そして、アドレス生成装置26は、
水平カウンタHCNTが水平方向のBLOCK数を超え
ていないか否かを判定する(ステップS111)。水平
カウンタHCNTが水平方向のBLOCK数を超えてい
ない場合には、ステップS104に戻り、水平カウンタ
HCNTが水平方向のBLOCK数を超えるまで同じ処
理を繰り返す。他方、水平カウンタHCNTが水平方向
のBLOCK数を超えた場合には、アドレス生成装置2
6は、垂直カウンタVCNT=VCNT+1として、垂
直カウンタVCNTをカウントUPする(ステップS1
12)。
【0081】そして、アドレス生成装置26は、垂直カ
ウンタVCNTが垂直方向のBLOCK数を超えていな
いか否かを判定する(ステップS113)。垂直カウン
タVCNTが垂直方向のBLOCK数を超えていない場
合には、ステップS103に戻り、垂直カウンタVCN
Tが垂直方向のBLOCK数を超えるまで同じ処理を繰
り返す。他方、垂直カウンタVCNTが垂直方向のBL
OCK数を超えた場合には、当該フローを終了する。
【0082】実施の形態2の画像符号化装置によれば、
WAVELET処理装置23は、Ysize×Ysiz
eバッファ22に格納されたYsize×Ysizeの
ブロックの画像をWAVELET変換し、符号装置24
は、変換されたWAVELETデータを可変長符号化
し、符号量コントロール装置25は、可変長符号の符号
量を固定サイズとし、アドレス生成装置32は固定サイ
ズの可変長符号(固定長符号)をメモリ27に記憶する
際に、画像のバンド単位(ブロック単位)に先頭アドレ
スを算出し、メモリ8に固定サイズの可変長符号および
先頭アドレスを記憶することとしたので、デコード時
に、90°,180°,および270°の回転処理を行
う場合に、各ブロックの先頭からの符号の読み出しが可
能となり、符号のまま90°,180°,および270
°の回転処理を行うことが可能となる。また、符号を固
定長としたので、実施の形態1の如き回転用符号情報を
付加する必要がなくなる。特に、画像のブロックサイズ
が大きな場合(例えば、128×128)に有効であ
る。
【0083】図25は、実施の形態2にかかる画像復号
化装置の構成を示すブロック図である。同図に示す画像
復号化装置は、メモリ31、アドレス生成装置32、符
号切り出し装置33、復号装置34、IWAVELET
処理装置35、Ysize×Ysizeバッファ36、
およびバンドメモリ37を備える。
【0084】メモリ31は、固定長符号と各バンド0〜
nの先頭アドレスBANDADDRESSが格納され
る。メモリ31に格納される固定長符号と各BAND0
〜nの先頭アドレスBANDADDRESSは、図20
の画像符号化装置のメモリ27に格納された固定長符号
と各BANDO0〜nの先頭アドレスBANDADDR
ESSが不図示の転送手段で転送されて格納される。
【0085】アドレス生成装置32は、図8〜図10の
ように各回転(0°、90°、180°、270°)す
る場合に、メモリ31にアクセスするためのアドレス
(読み出しアドレス)を生成する。符号切り出し装置1
4は、アドレス生成装置32で生成されるアドレスに従
ってメモリ31から固定長符号を切り出す。
【0086】復号装置34は、符号切り出し装置33で
切り出された固定長符号をエントロピー復号化する。I
WAVELET処理装置35は、復号装置34で復号化
されたWAVELETデータを復号化して画像を生成す
る。Ysize×Ysizeバッファ36は、Ysiz
e×Ysizeのブロックの画像を格納する。画像デー
タとしては、CMYK系、RGB系、およびYUV系の
いずれでも良い。上記バンドメモリ37は、Ysize
×Ysizeブロックの画像をXsize分格納する。
【0087】以下、図25の画像復号化装置が、デコー
ド時に、符号を0゜回転、90゜回転、180゜回転、
および270゜回転する場合の処理を説明する。まず、
画像復号化装置が、デコード時に画像を回転させない場
合(0゜回転)の処理を図26を参照して説明する。図
26は、図25の画像復号化装置が、デコード時に符号
を回転させない場合(0゜回転)の処理を説明するため
のフローチャートを示す。
【0088】図26において、まず、アドレス生成装置
32は、垂直カウンタVCNTをクリアし(ステップS
121)、また、水平カウンタHCNTをクリアする
(ステップS122)。
【0089】つづいて、符号切り出し装置33は、メモ
リ31から符号をアドレス生成装置32により指定され
るアドレスADDRESSから切り取る(ステップS1
23)。
【0090】復号装置34は、符号切り出し装置33で
切り取った符号をエントロピー復号化する(ステップS
124)。この場合、復号装置34は、符号化方向と同
じ方向からリードしているので、切り取った符号を符号
化方向と同じ方向から順次復号化する。IWAVELE
T処理装置35は、復号装置34で復号化したWAVE
LETデータに対してIWAVELET処理を行う(ス
テップS125)。IWAVELET処理装置35でI
WAVELET処理されたYsize×Ysize(1
26×126)のブロックの画像をYsize×Yse
zeバッファ36に格納した後、バンドメモリ37へ転
送する(ステップS126)。
【0091】アドレス生成装置32は、水平カウンタH
CNT=HCNT+1として、水平カウンタHCNTを
カウントUPし(ステップS127)、アドレスレジス
タの値ADDRESS=ADDRESS+固定符号長と
して、アドレスレジスタの値ADDRESSを更新する
(ステップS128)。アドレス生成装置32は、水平
カウンタHCNTが水平方向のBLOCK数を超えてい
るか否か判定する(ステップS129)。水平カウンタ
HCNTが水平方向のBLOCK数を超えていない場合
には、ステップS123に戻り、水平カウンタHCNT
が水平方向のBLOCK数を超えるまで同じ処理を繰り
返す。他方、ステップS129で、水平カウンタHCN
Tが水平方向のBLOCK数を超えている場合には、垂
直カウンタVCNT=VCNT+1として、垂直カウン
タVCNTをカウントUPする(ステップS130)。
【0092】そして、アドレス生成装置32は、垂直カ
ウンタVCNTが垂直方向のBLOCK数を超えている
か否かを判定する(ステップS131)。垂直カウンタ
VCNTが垂直方向のBLOCK数を超えていない場合
は、ステップS122に戻り、垂直カウンタVCNTが
垂直方向のBLOCK数を超えるまで同じ処理を繰り返
す。他方、ステップS131で、垂直カウンタVCNT
が垂直方向のBLOCK数を超えている場合には、処理
を終了する。
【0093】上記図12はデコード時に画像を回転させ
ない場合(0゜回転)における、メモリ31からの読み
出し順と、バンドメモリ37への書き込み順を示してい
る。同図の黒四角は読み出し方向および書き込み方向を
示している。同図に示すように、デコード時に画像を回
転させない場合(0゜回転)は、読み出し方向と書き込
み方向が同じとなる。
【0094】図24の画像復号化装置が、デコード時に
画像を90゜回転させる場合の処理を図27を参照して
説明する。図27は画像復号化装置がデコード時に画像
を90゜回転する場合の処理を説明するためのフローチ
ャートを示す。
【0095】図27において、まず、アドレス生成装置
32は水平カウンタHCNTをクリアし(ステップS1
40)、また、垂直カウンタVCNTをクリアする(ス
テップS141)。つづいて、アドレス生成装置32
は、アドレスレジスタの値ADDRESS=VCNT×
水平BLOCK数×固定符号長+HCNT×固定符号長
として符号アドレスを求め、アドレスレジスタの値AD
DRESSを更新する(ステップS142)。符号切り
出し装置33は、メモリ31から符号を、アドレス生成
装置32で指定されるADDRESSから切り取る(ス
テップS143)。復号装置34は、符号切り出し装置
33で切り取った符号をエントロピー復号化する(ステ
ップS144)。この場合、符号化方向と同じ方向でリ
ードしているので符号化方向と同じ方向から順次復号化
する。IWAVELET処理装置35は、エントロピー
復号装置34で復号化したWAVELETデータをIW
AVELET処理を行う(ステップS145)。IWA
VELET処理装置35でIWAVELET処理された
Ysize×Ysize(126×126)のブロック
の画像データをYsize×Ysizeバッファ36に
格納した後、バンドメモリ37へ転送する(ステップS
146)。
【0096】アドレス生成装置32は、垂直カウンタV
CNT=VCNT+1として、垂直カウンタVCNTを
カウントUPする(ステップS147)。
【0097】そして、アドレス生成装置32は垂直カウ
ンタVCNTが垂直方向のBLOCK数を超えているか
否かを判定する(ステップS148)。アドレス生成装
置32は、垂直カウンタVCNTが垂直方向のBLOC
K数を超えていない場合にはステップS142に移行し
て、垂直カウンタVCNTが垂直方向のBLOCK数を
超えるまで同じ処理を繰り返す。他方、アドレス生成装
置32は垂直カウンタVCNTが垂直方向のBLOCK
数を超えている場合には、水平カウンタHCNT=HC
NT=水平カウンタHCNT+1として、水平カウンタ
HCNTをカウントUPする(ステップS149)。
【0098】アドレス生成装置32は、水平カウンタH
CNTが水平方向のBLOCK数を超えているか否かを
判定する(ステップS150)。水平カウンタHCNT
が水平方向のBLOCK数を超えていない場合にはステ
ップS141に移行して、水平カウンタHCNTが水平
方向のBLOCK数を超えるまで同じ処理を繰り返す一
方、水平カウンタHCNTが水平方向のBLOCK数を
超えている場合には、当該フローを終了する。これによ
り、90゜回転した画像が得られる。
【0099】上記図14はデコード時に画像を90゜回
転させる場合における、メモリ31からの読み出し順
と、バンドメモリ37への書き込み順を示している。同
図の黒四角は読み出し方向および書き込み方向を示して
いる。同図に示すように、デコード時に画像を90゜回
転させる場合は、読み出し方向と書き込み方向が異な
る。上記図8はデコード時に画像を90゜回転させる場
合の具体例を示す。ここでは、画像全体を〜○16のブ
ロックに分割している。同図(a)は回転前のブロック
の配置を示し、同図(b)は90゜回転後の配置を示
す。回転画像を作るためのブロックの読み出しおよび書
き込み順序は、上述の図14のようになる。
【0100】図25の画像復号化装置が、デコード時に
180゜回転する場合の処理を図28を参照して説明す
る。図28は、図25の画像復号化装置が、デコード時
に画像を180゜回転する場合の処理を説明するための
フローチャートを示す。
【0101】図28において、まず、アドレス生成装置
32は、垂直カウンタVCNTに垂直BLOCK数+1
の値をセットする(ステップS160)。続いて、アド
レス生成装置13は、水平カウンタHCNTをクリアす
る(ステップS161)。つづいて、アドレス生成装置
32は、アドレスレジスタの値ADDRESS=VCN
T×水平BLOCK×固定符号長+HCNT×固定符号
長として符号アドレスを求め、アドレスレジスタの値A
DDRESSを更新する(ステップS162))。
【0102】そして、符号切り出し装置33は、メモリ
31から符号を、指定されるADDRESSから切り取
る(ステップS163)。復号装置34は、符号切り出
し装置33で切り取った符号に対してエントロピー復号
化を行う(ステップS164)。この場合、符号化方向
と同じ方向であるので順次復号化する。
【0103】IWAVELET処理装置35は、復号装
置34で復号化したWAVELETデータに対して、I
WAVELET処理を行う(ステップS165)。IW
VELET処理されたYsize×Ysize(126
×126)のブロックの画像を、Ysize×Ysiz
eバッファ36に格納した後、バンドメモリ37へ転送
する(ステップS166)。アドレス生成装置32は、
水平カウンタHCNT=HCNT+1として、水平カウ
ンタHCNTをカウントUPする(ステップS16
7)。そして、アドレス生成装置32は、水平カウンタ
HCNTが水平方向のBLOCK数を超えているか否か
を判定する(ステップS168)。
【0104】水平カウンタHCNTが水平方向のBLO
CK数を超えていない場合にはステップS162に戻
り、水平カウンタHCNTが水平方向のBLOCK数を
超えるまで同じ処理を繰り返す。他方、水平カウンタH
CNTが水平方向のBLOCK数を超えている場合に
は、アドレス生成装置13は、垂直カウンタVCNT=
VCNT−1として、垂直カウンタVCNTをカウント
DOWNする(ステップS169)。そして、アドレス
生成装置13は垂直カウンタVCNTが0を超えている
か否かを判断する(ステップS170)。垂直カウンタ
VCNTが0を超えていない場合にはステップS161
に戻り、垂直カウンタVCNTが0を超えるまで同じ処
理を繰り返す。他方、垂直カウンタVCNTが0を超え
ている場合には当該フローを終了する。これにより、1
80゜回転した画像が得られる。
【0105】上記図17はデコード時に画像を180゜
回転させる場合における、メモリ31からの読み出し順
と、バンドメモリ37への書き込み順を示している。同
図の黒四角は読み出し方向および書き込み方向を示して
いる。同図に示すように、デコード時に画像を180゜
回転させる場合は、読み出し方向と書き込み方向が異な
る。上記図9は、画像を180゜回転させる場合の具体
例を示す。ここでは、画像全体を〜○16のブロックに
分割している。同図(a)は回転前のブロックの配置を
示し、同図(b)は180゜回転後の配置を示す。回転
画像を作るためのブロックの読み出しおよび書き込み順
序は、上述の図17のようになる。
【0106】図25の画像復号化装置が、デコード時に
270゜回転する場合の処理を図25を参照して説明す
る。図29は図25の画像復号化装置がデコード時に2
70゜回転する場合の処理を説明するためのフローチャ
ートを示す。
【0107】図29において、まず、アドレス生成装置
32は、水平カウンタHCNTをクリアする(ステップ
S180)。そして、垂直カウンタVCNTに「1」の
値をセットする(ステップS181)。アドレス生成装
置32は、アドレスレジスタの値ADDRESS=VC
NT×水平BLOCK数×固定符号長+HCNT×固定
符号長として符号アドレスを求め、アドレスレジスタの
値ADDRESSを更新する(ステップS182)。つ
づいて、アドレス生成装置32は、メモリ31から符号
を、指定されるADDRESSから切り取る(ステップ
S183)。そして、復号装置34は、符号切り出し装
置32で切り取った符号に対して、エントロピー復号化
を行う(ステップS184)。この場合、符号化方向と
同じ方向であるので順次復号化する。
【0108】IWAVELET処理装置35は、復号装
置34で復号化したWAVELETデータに対してIW
AVELET処理を行う(ステップS185)。IWA
VELET処理装置35でIWAVELET処理された
Ysize×Ysize(126×126)のブロック
の画像をYsize×Ysizeバッファ36に格納し
た後、バンドメモリ37へ転送する(ステップS18
6)。
【0109】アドレス生成装置32は、垂直カウンタV
CNT=VCNT+1として、垂直カウンタVCNTを
カウントUPする(ステップS187)。つづいて、ア
ドレス生成装置32は、垂直カウンタVCNTが垂直方
向のBLOCK数を超えているか否かを判定する(ステ
ップS188)。垂直カウンタVCNTが垂直方向のB
LOCK数を超えていない場合にはステップS182に
戻り、垂直カウンタVCNTが垂直方向のBLOCK数
を超えるまで同じ処理を繰り返す。
【0110】他方、垂直カウンタVCNTが垂直方向の
BLOCK数を超えている場合には、アドレス生成装置
31は、水平カウンタHCNT=HCNT+1として、
水平カウンタHCNTをカウントUPする(ステップS
189)。そして、アドレス生成装置31は水平カウン
タHCNTが水平方向のBLOCK数を超えているか否
かを判定する(ステップS190)。水平カウンタHC
NTが水平方向のBLOCK数を超えていない場合には
ステップS181に戻り、水平カウンタHCNTが水平
方向のBLOCK数を超えるまで同じ処理を繰り返す。
他方、水平カウンタHCNTが水平方向のBLOCK数
を超えている場合には当該フローを終了する。これによ
り、270゜回転した画像が得られる。
【0111】上記図19はデコード時に画像を270゜
回転させる場合における、メモリ11からの読み出し順
と、バンドメモリ37への書き込み順を示している。同
図の黒四角は読み出し方向および書き込み方向を示して
いる。同図に示すように、デコード時に画像を270゜
回転させる場合は、読み出し方向と書き込み方向が異な
る。上記図10は、画像を270゜回転させる場合の具
体例を示す。ここでは、画像全体を〜○16のブロック
に分割している。同図(a)は回転前のブロックの配置
を示し、同図(b)は270゜回転後の配置を示す。回
転画像を生成するためのブロックの読み出しおよび書き
込み順序は、上述の図19のようになる。
【0112】上記画像復号化装置によれば、アドレス生
成装置32は、指定される回転角度に応じて、メモリ3
1に記憶された先頭アドレスに基づいてメモリ31の読
み出しアドレスを算出し、符号切り出し装置33は、読
み出しアドレスに基づき、メモリ31から符号を読み出
し、復号装置34は、符号をエントロピー復号化し、I
WAVELET処理装置35は、エントロピー復号化さ
れた情報をIWAVELET変換することとしたので、
90°,180°,および270°の回転処理を行う場
合に、各ブロックの先頭からの符号の読み出しが可能と
なり、画像を符号のまま90°,180°,および27
0°の回転処理を行うことが可能となる。
【0113】なお、上記した実施の形態2では、画像符
号化装置(図20参照)と画像復号化装置(図25参
照)を別個に構成した例を示したが、メモリ(27,3
1)を共通にして、一体に構成し、画像符号化・復号化
装置を構築することにしても良い。
【0114】上述の実施の形態1および実施の形態2の
画像符号化・復号化方法は、予め用意されたプログラム
をパーソナルコンピュータやワークステーション等のコ
ンピュータで実行することにより実現しても良い。この
プログラムは、ハードディスク、フロッピー(登録商
標)ディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピ
ュータで読取可能な記録媒体に記録され、コンピュータ
によって記録媒体から読み出されることによって実行さ
れる。また、このプログラムは、上記記録媒体を介し
て、また伝送媒体として、インターネット等のネットワ
ークを介して配布することができる。
【0115】なお、上記した実施の形態1および実施の
形態2では、画像ブロックのサイズとして128×12
8画素を使用したが、本発明はこれに限られるものでは
なく、他のサイズとしても良い。本発明は、上記した実
施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更
しない範囲で適宜変形可能である。
【0116】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1にかかる
画像符号化装置によれば、分割手段は画像をN×Nのブ
ロックに分割し、符号化手段はN×Nのブロックの画像
を可変長符号化し、先頭アドレス算出手段は符号化手段
で可変長符号化された可変長符号を記憶手段に記憶する
際に、画像のブロック単位に先頭アドレスを算出し、記
憶手段は可変長符号および先頭アドレスを記憶すること
としたので、デコード時に、回転処理(例えば、90
°,180°,および270°の回転)行う場合に、各
バンドの先頭からの可変長符号の読み出しが可能とな
り、符号のまま回転処理を行うことが可能な画像符号化
装置を提供することができるという効果を奏する。
【0117】請求項2にかかる画像符号化装置によれ
ば、分割手段は画像をN×Nのブロックに分割し、符号
化手段は記N×Nのブロックの画像を可変長符号化し、
回転用符号情報付加手段は符号化手段で可変長符号化さ
れた可変長符号に当該可変長符号の符号長を示す回転用
符号情報を付加し、先頭アドレス算出手段は回転用符号
情報が付加された可変長符号を記憶手段に記憶する際
に、画像のブロック単位に先頭アドレスを算出し、記憶
手段は回転用符号情報が付加された可変長符号および先
頭アドレスを記憶することとしたので、デコード時に、
回転処理(例えば、90°,180°,および270°
の回転)行う場合に、各バンドの先頭からのの可変長符
号の読み出しが可能となり、符号のまま回転処理を行う
ことが可能な画像符号化装置を提供することができると
いう効果を奏する。
【0118】請求項3にかかる発明によれば、分割手段
は画像をN×Nのブロックに分割し、符号化手段は、前
記N×Nのブロックの画像を可変長符号化し、符号量コ
ントロール手段は、符号化手段で符号化されたN×Nの
ブロックの可変長符号の符号量を固定サイズとし、記憶
手段は、符号量コントロール手段により固定サイズとさ
れた可変長符号を記憶することとしたので、デコード時
に、回転処理(例えば、90°,180°,および27
0°の回転)行う場合に、各バンドの先頭からの可変長
符号の読み出しが可能となり、符号のまま回転処理を行
うことが可能な画像符号化装置を提供することができる
という効果を奏する。
【0119】また、請求項4にかかる発明によれば、請
求項1〜請求項3のいずれか1つにかかる発明におい
て、符号化手段は、画像を周波数変換した後に、また
は、画像を直接に可変長符号化することとしたので、請
求項1〜請求項3のいずれか1つにかかる発明の効果に
加えて、画像を周波数変換した後に、または、画像を直
接に可変長符号化することが可能となる。
【0120】また、請求項5にかかる発明によれば、請
求項1〜請求項4のいずれか1つにかかる発明におい
て、画像のブロックを128×128画素の大きなサイ
ズとすることとしたので、請求項1〜請求項3のいずれ
か1つにかかる発明の効果に加えて、128×128画
素の大きなブロックサイズでも符号のまま回転処理を行
うことが可能となる。
【0121】また、請求項6にかかる発明によれば、符
号化手段は画像をN×Nのブロックに分割し、符号化手
段は、N×Nのブロックの画像を可変長符号化し、符号
量コントロール手段は、符号化手段で符号化されたN×
Nのブロックの可変長符号の符号量を固定サイズとし、
先頭アドレス算出手段は、固定サイズとされた可変長符
号を記憶手段に記憶する際に、画像のブロック単位に先
頭アドレスを算出し、記憶手段は固定サイズの可変長符
号および先頭アドレスを記憶し、読み出しアドレス算出
手段は、指定される回転角度に応じて、先頭アドレスに
基づいて記憶手段の読み出しアドレスを算出し、読出手
段は算出された読み出しアドレスに基づき、記憶手段か
ら固定サイズの可変長符号をプラス方向またはマイナス
方向に読み出し、復号化手段は、読み出された固定サイ
ズの可変長符号を復号化することとしたので、デコード
時に、回転処理(例えば、90°,180°,および2
70°の回転)行う場合に、各バンドの先頭からの符号
の読み出しが可能となり、符号のまま回転処理を行うこ
とが可能な画像符号化・復号化装置を提供することがで
きるという効果を奏する。
【0122】また、請求項7にかかる発明によれば、画
像をN×Nのブロックに分割し、N×Nのブロックの画
像を可変長符号化し、符号化手段で符号化されたN×N
のブロックの可変長符号の符号量を固定サイズとし、固
定サイズとされた可変長符号を記憶手段に記憶する際
に、画像のブロック単位に先頭アドレスを算出し、記憶
手段に固定サイズの可変長符号および先頭アドレスを記
憶し、指定される回転角度に応じて、先頭アドレスに基
づいて記憶手段の読み出しアドレスを算出し、算出され
た読み出しアドレスに基づき、記憶手段から固定サイズ
の可変長符号をプラス方向またはマイナス方向に読み出
し、読み出された固定サイズの可変長符号を復号化する
こととしたので、デコード時に、回転処理(例えば、9
0°,180°,および270°の回転)行う場合に、
各ブロックの先頭からの符号の読み出しが可能となり、
符号のまま回転処理を行うことが可能な画像符号化・復
号化方法を提供することができるという効果を奏する。
【0123】また、請求項8にかかる発明によれば、コ
ンピュータでプログラムを実行することにより、請求項
7に記載の発明の各工程を実現することとしたので、デ
コード時に、回転処理(例えば、90°,180°,お
よび270°の回転)行う場合に、各バンドの先頭から
の可変長符号の読み出しが可能となり、符号のまま回転
処理を行うことが可能なコンピュータが実行するための
プログラムを提供することができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1にかかる画像符号化装置の構成を
示すブロック図である
【図2】WAVELET変換を説明するための説明図で
ある。
【図3】符号フォーマットの一例を示す図である。
【図4】図1のメモリの構成例を示す図である。
【図5】図1のバンドアドレス記録装置が各ライン0〜
nの先頭アドレスBANDADDRESSを記録する際
のフォーマットの一例を示す図である。
【図6】図1の画像符号化装置のENCODE時の処理
を説明するためのフローチャートである。
【図7】実施の形態1にかかる画像復号化装置の構成を
示すブロック図である。
【図8】デコード時に画像を90゜回転させる場合の具
体例を説明するための説明図である。
【図9】デコード時に画像を180゜回転させる場合の
具体例を説明するための説明図である。
【図10】デコード時に画像を270゜回転させる場合
の具体例を説明するための説明図である。
【図11】図7の画像復号化装置が、デコード時に画像
を回転させない場合(0゜回転)の処理を説明するため
のフローチャートを示す。
【図12】メモリから可変長符号を読み出す際の読み出
し方向を説明するための説明図である。
【図13】図7の画像復号化装置が、デコード時に画像
を90゜回転させる場合の処理を説明するためのフロー
チャートを示す。
【図14】デコード時に画像を90゜回転させる場合に
おける、メモリからの読み出し順と、バンドメモリへの
書き込み順を説明するための説明図である。
【図15】図7の画像復号化装置がデコード時に画像を
180゜回転させる場合の処理を説明するためのフロー
チャートである。
【図16】符号切り取り装置が符号(CODE)を切り
取る工程を説明するための説明図である。
【図17】デコード時に画像を180゜回転させる場合
における、メモリからの読み出し順と、バンドメモリへ
の書き込み順を説明するための説明図である。
【図18】図7の画像復号化装置がデコード時に画像を
270゜回転させる場合の処理を説明するためのフロー
チャートである。
【図19】デコード時に画像を270゜回転させる場合
における、メモリからの読み出し順と、バンドメモリへ
の書き込み順を説明するための説明図である。
【図20】本発明にかかる画像符号化・復号化装置の構
成を示すブロック図である。
【図21】図20の符号装置の符号化を説明するための
図である。
【図22】図20の符号量コントロール装置が符号を固
定サイズとする方法を説明するための図である。
【図23】図20のメモリの構成例を示す図である。
【図24】図20の画像符号化装置のENCODE時の
処理を説明するためのフローチャートである。
【図25】実施の形態2にかかる画像復号化装置の構成
を示すブロック図である。
【図26】図25の画像復号化装置がデコード時に画像
を回転させない場合(0゜回転)の処理を説明するため
のフローチャートである。
【図27】図25の画像復号化装置が、デコード時に画
像を90゜回転させる場合の処理を説明するためのフロ
ーチャートを示す。
【図28】図25の画像復号化装置がデコード時に画像
を180゜回転させる場合の処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図29】図25の画像復号化装置がデコード時に画像
を270゜回転させる場合の処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 バンドメモリ 2 Ysize×Ysizeバッファ 3 WAVELET処理装置 4 エントロピー符号装置 5 回転用符号情報付加装置 6 アドレス生成装置 7 バンドアドレス記録装置 8 メモリ 11 メモリ 12 バンドアドレス記録装置 13 アドレス生成装置 14 符号切り出し装置 15 エントロピー復号装置 16 IWAVELET処理装置 17 Ysize×Ysizeバッファ 18 バンドメモリ 21 バンドメモリ 22 Ysize×Ysizeバッファ 23 WAVELET処理装置 24 符号装置 25 符号量コントロール装置 26 アドレス生成装置 27 メモリ 31 メモリ 32 アドレス生成装置 33 符号切り出し装置 34 復号装置 35 IWAVELET処理装置 36 Ysize×Ysizeバッファ 37 バンドメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 KK22 MA24 ME01 ME02 ME11 PP01 PP14 RB09 RC00 SS12 SS20 SS28 UA02 UA05 UA36 UA38 5C076 AA24 AA36 BA03 BA04 BA06 BA09 5C078 AA09 BA44 CA14 DA01 5J064 BA09 BA16 BC01 BC02 BD03 BD04 BD07

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像をN×Nのブロックに分割する分割
    手段と、 前記N×Nのブロックの画像を可変長符号化する符号化
    手段と、 前記符号化手段で可変長符号化された可変長符号を記憶
    手段に記憶する際に、前記画像のブロック単位に先頭ア
    ドレスを算出する先頭アドレス算出手段と、 前記可変長符号および前記先頭アドレスを記憶する前記
    記憶手段と、 を備えたことを特徴とする画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 画像をN×Nのブロックに分割する分割
    手段と、 前記N×Nのブロックの画像を可変長符号化する符号化
    手段と、 前記符号化手段で可変長符号化された可変長符号に当該
    可変長符号の符号長を示す回転用符号情報を付加する回
    転用符号情報付加手段と、 前記回転用符号情報が付加された可変長符号を記憶手段
    に記憶する際に、前記画像のブロック単位に先頭アドレ
    スを算出する先頭アドレス算出手段と、 前記回転用符号情報が付加された可変長符号および前記
    先頭アドレスを記憶する前記記憶手段と、 を備えたことを特徴とする画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 画像をN×Nのブロックに分割する分割
    手段と、 前記N×Nのブロックの画像を可変長符号化する符号化
    手段と、 前記符号化手段で符号化されたN×Nのブロックの可変
    長符号の符号量を固定サイズとする符号量コントロール
    手段と、 前記符号量コントロール手段により固定サイズとされた
    可変長符号を記憶するための記憶手段と、 を備えたことを特徴とする画像符号化装置。
  4. 【請求項4】 前記符号化手段は、画像を周波数変換し
    た後に、または、直接に可変長符号化することを特徴と
    する請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の画像符
    号化装置。
  5. 【請求項5】 前記N×Nのブロックは、128×12
    8画素のブロックであることを特徴とする請求項1〜請
    求項4のいずれか1つに記載の画像符号化装置。
  6. 【請求項6】 画像をN×Nのブロックに分割する分割
    手段と、 前記N×Nのブロックの画像を可変長符号化する符号化
    手段と、 前記符号化手段で符号化されたN×Nのブロックの可変
    長符号の符号量を固定サイズとする符号量コントロール
    手段と、 前記固定サイズとされた可変長符号を記憶手段に記憶す
    る際に、前記画像のブロック単位に先頭アドレスを算出
    する先頭アドレス算出手段と、 前記固定サイズの可変長符号および前記先頭アドレスを
    記憶する前記記憶手段と、 指定される回転角度に応じて、前記先頭アドレスに基づ
    いて前記記憶手段の読み出しアドレスを算出する読み出
    しアドレス算出手段と、 前記算出された読み出しアドレスに基づき、前記記憶手
    段から前記固定サイズの可変長符号を読み出す読出手段
    と、 前記読み出された固定サイズの可変長符号を復号化する
    復号化手段と、 を備えたことを特徴とする画像符号化・復号化装置。
  7. 【請求項7】 画像をN×Nのブロックに分割する工程
    と、 前記N×Nのブロックの画像を可変長符号化する工程
    と、 前記符号化手段で符号化されたN×Nのブロックの可変
    長符号の符号量を固定サイズとする工程と、 前記固定サイズとされた可変長符号を記憶手段に記憶す
    る際に、前記画像のブロック単位に先頭アドレスを算出
    する工程と、 前記固定サイズの可変長符号および前記先頭アドレスを
    記憶する工程と、 指定される回転角度に応じて、前記先頭アドレスに基づ
    いて前記記憶手段の読み出しアドレスを算出する工程
    と、 前記算出された読み出しアドレスに基づき、前記記憶手
    段から前記固定サイズの可変長符号を読み出す工程と、 前記読み出された固定サイズの可変長符号を復号化する
    工程と、 を備えたことを特徴とする画像符号化・復号化方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の発明の各工程をコンピ
    ュータに実行させるためのプログラム。
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