JP2002271773A - 映像データ通信装置および映像データ通信システム - Google Patents

映像データ通信装置および映像データ通信システム

Info

Publication number
JP2002271773A
JP2002271773A JP2001068929A JP2001068929A JP2002271773A JP 2002271773 A JP2002271773 A JP 2002271773A JP 2001068929 A JP2001068929 A JP 2001068929A JP 2001068929 A JP2001068929 A JP 2001068929A JP 2002271773 A JP2002271773 A JP 2002271773A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
signal
wrapper
video data
stream
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001068929A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3832263B2 (ja
Inventor
Yoshihiro Morioka
芳宏 森岡
信二 ▲はま▼井
Shinji Hamai
Hiroshi Mitani
浩 三谷
Masaaki Higashida
真明 東田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001068929A priority Critical patent/JP3832263B2/ja
Publication of JP2002271773A publication Critical patent/JP2002271773A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3832263B2 publication Critical patent/JP3832263B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Systems (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 SDI信号やHD−SDIの伝送データ量を
削減し、ATM網で長距離伝送する際、制御データなど
被伝送信号の帯域増減に対して柔軟に対応できない。 【解決手段】 バッファ手段104より出力されたSD
I信号はヘッダー情報抽出手段105でヘッダー情報を
抽出され、補助データ抽出手段106で補助データを抽
出され、映像データ抽出手段107で映像データ抽出さ
れ、汎用データ抽出手段108で汎用データが抽出され
る。ラッパー生成手段109はヘッダー情報抽出手段1
05、補助データ抽出手段106、映像データ抽出手段
107、汎用データ抽出手段108の出力を合成してラ
ッパー信号を生成し、ネットワークインタフェース手段
112によって送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力されたSDや
HDのベースバンド方式または圧縮方式の映像データを
含むデータストリーム(データ列)を変換して所定の伝
送路を介して通信する映像データ通信装置および方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光ファイバ等を利用した通信シス
テムの発達で、通信容量が大幅に拡大し、コンピュータ
等で使用するディジタルデータだけではなく、例えば放
送分野で使用されている業務用デジタルVTRの録画規
格D1、D2方式などの映像信号や音声信号およびその
他の付加情報をデジタル化し伝送するシステムの実用化
が進みつつある。例えば、非同期転送モード(以下、A
TM:Asynchronous Transfer Mode)等を用いると、1
55メガビット/秒(以下、Mbps)や620Mbp
s以上の広域網による映像のリアルタイムな伝送が可能
となり、現在これらのシステムの実用化が進められてい
る。
【0003】ATMに関しては、ITU−T(Internat
ional Telecommunication Union-Telecommunication St
andardization Sector:国際電気通信連合−電気通信標
準化部門)、および、The ATM Forum等で審議、規格化
がされており、関連文書も多数発行されている。例え
ば、放送分野で使用されるD1信号のATM伝送につい
ては、特開平08−181991号公報に示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した方式では、S
MPTE規格(Society of Motion Picture and Televi
sion Engineers)259Mや電波産業界規格等で規定さ
れている270Mbpsや143Mbpsのベースバン
ド映像信号から、垂直同期信号など伝送が不要な信号を
除去して被伝送信号のデータ量を削減する。そして、被
伝送信号をATMパケットに変換してATM網にて伝送
する。しかしながら、これらの伝送方式は、あらかじめ
固定された映像や音声フォーマットのみにしか対応でき
ない。すなわち、特に、制御データや音声データチャネ
ルなど被伝送信号の帯域増減に対して柔軟に対応できな
いという問題点がある。もともと伝送帯域を広くとって
おけば様々な信号が伝送可能であるが、被伝送信号の帯
域が狭い場合は帯域の無駄使いとなり、コストの面から
も非効率的である。
【0005】ATM方式の場合、特にAAL(ATM adapt
ation layer)1方式などのCBR(Constant Bit Rat
e)通信では、VP/VC(Virtual Path/Virtual Chan
nel)の設定において、あらかじめ伝送帯域(伝送セル
レート)をより広く確保すれば、より多くのデータが伝
送できる。しかし、恒常的に広く設定されている場合に
は、伝送データ量が少ない時には帯域資源の無駄使いと
なってしまうという問題点がある。また、従来の一品料
理的な伝送フォーマットでは、SDI(Serial Digital
Interface)ストリームに含まれた様々な形式の映像、
音声、データ、メタデータなどの信号に対する伝送フォ
ーマットが統一されていないため、ユーザ間で伝送信号
の相互運用性(インターオペラビリティ、Interoperabi
lity)が確保できないという問題がある。
【0006】さらに、第2の課題として、従来例では、
映像、音声、データ、メタデータなど様々な形式の信号
に対して汎用的な伝送フォーマットを与えるラッパーフ
ォーマットを使用しながら、新形式のデータを含んだS
DIストリームが入力された場合にもこの新しいデータ
を過不足なく抽出して伝送することができない。また、
広域網上の管理手段から、現時点で伝送系が管理してい
る管理上情報をダウンロードして確認できない。
【0007】さらに、第3の課題として、従来例では、
柔軟なラッパーフォーマットを使用しながら、新形式の
データを含んだSDIストリームが入力された場合に
も、このSDIストリームより新しいデータの有効デー
タを抽出し、一般に普及していてコスト的にも有利な1
55Mbpsの広域網を使用して伝送することができな
い。
【0008】さらに、第4の課題として、従来例では、
柔軟なラッパーフォーマットを使用しながら、SDIス
トリームとは別の音声(チャネル)を更に追加し、遠隔
地に伝送することができない。たとえば、野球中継の映
像、音声を含んだSDI信号が入力された場合、さらに
スタジオの音声を新たに多重して遠隔地へ送ることが不
可能であり、スタジオでSDIストリームへのエンベデ
ッド音声の再構成など複雑なプロセスが必要となる。
【0009】さらに、第5の課題として、従来例では、
柔軟なラッパーフォーマットを使用しながら、例えば既
に存在するSDIストリームとは別の制御信号(チャネ
ル)を更に追加し、遠隔地に伝送することができない。
たとえば、野球中継の映像、音声を含んだSDIストリ
ームが入力された場合、さらに送信側スタジオで受信側
スタジオのCM差し替え装置、DVE(Digital Video
Effect)装置、さらにはスイッチャなど機器の制御信号
を新たに多重して遠隔地へ送ることができない。
【0010】さらに、第6の課題として、従来は、柔軟
なラッパーフォーマットを使用しながらSDIストリー
ムに含まれる映像の品質を落とすことなく、音声、補助
データ、放送局制御データなど全てを、STM−1(Sy
nchronous Transport Modulelevel 1)やOC−3(Opt
ical Carrier 3)で規定されている155.52Mbp
s帯域の標準的な伝送チャネルの2本を用いて遠隔地へ
伝送することが実現されていない。
【0011】さらに、第7の課題として、従来は、柔軟
なラッパーフォーマットを使用しながら、第6の発明に
より伝送された信号を受信側で元のSDI信号に戻す構
成が公知でない。すなわち、SDIストリームに含まれ
る映像の品質を落とすことなく、映像、音声、補助デー
タ、放送局制御データなど全てを、155.52Mbp
s帯域の標準的な伝送チャネルの2本を用いて遠隔地で
受信し、元のSDIストリームに戻すことができない。
【0012】さらに、第8の課題として、従来は、柔軟
なラッパーフォーマットを使用しながら、SDIストリ
ームに含まれる映像の品質を落とすことなく、音声、補
助データ、放送局制御データなど全てを、STM−1や
OC−3で規定されている155.52Mbps帯域の
標準的な伝送チャネルの2本を用いて遠隔地へ伝送する
場合に、1系統の管理手段で、伝送制御を効率的に行う
ことができない。
【0013】さらに、第9の課題として、従来は、柔軟
なラッパーフォーマットを使用しながら、SDIストリ
ームに含まれる信号が、SMPTE 305M規格に規
定されているSDTI(Serial Digital Transform Int
erface)ストリームである場合にはSDTIデータペイ
ロードを遠隔地へ伝送することができない。
【0014】さらに、第10の課題として、従来は、柔
軟なラッパーフォーマットを使用しながら、送信側スタ
ジオから野球中継などのSDIストリームを遠隔地に伝
送し、受信側スタジオでのCM差し替えなどができな
い。
【0015】
【課題を解決するための手段】これらの課題を解決する
ために、本発明の映像データ通信装置は、入力された映
像を含む入力データストリームに対して、ヘッダー情報
抽出手段は映像データまたは入力データストリームのデ
データフォーマット情報を抽出して別のヘッダー情報を
生成し、映像データ抽出手段は映像データを抽出し、補
助データ抽出手段は音声データや一般データを抽出し、
汎用データ抽出手段は汎用データを抽出し、ラッパー生
成手段は各手段の出力を多重して柔軟なラッパー生成ア
ルゴリズムに基づいた新たなデータストリームを生成す
る。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第1の発明は、映像デー
タを含む入力データストリームを別の形式の出力データ
ストリームに変換して送信する映像データ通信装置であ
って、前記入力データストリームから前記映像データの
フォーマット情報または前記入力データストリームのフ
ォーマット情報を抽出し、並べ替えてヘッダー情報を作
成するヘッダー情報抽出手段と、前記入力データストリ
ームに含まれる前記映像データの全てまたは一部を抽出
し所定の順に並べる映像データ抽出手段と、前記入力デ
ータストリームに含まれる音声データや一般データから
成る補助データを抽出し所定の順に並べる補助データ抽
出手段と、前記入力データストリームに含まれる文字放
送データや放送局の運用データなどの汎用データを抽出
し所定の順に並べる汎用データ抽出手段と、前記ヘッダ
ー情報抽出手段が出力するヘッダー情報と、前記映像デ
ータ抽出手段が出力する映像データと、前記補助データ
抽出手段が出力する補助データと、前記汎用データ抽出
手段が出力する汎用データとを多重してラッパー信号を
生成するラッパー生成手段を備え、前記ラッパー信号を
出力データストリームとして送信することを特徴とする
映像データ通信装置である。ここで、映像データを含む
データストリームから抽出する映像のフォーマット情報
としては、たとえば、143Mbpsか270Mbps
か360Mbpsかのいずれかであることを示すモード
情報、NTSCまたはPALのいずれかであることを示
すモード情報、あるいは、インタレースかプログレッシ
ブ走査かであることを表わすフレーム周波数やフィール
ド周波数などが含まれる。また、SDIデータストリー
ムのフォーマット情報としては、SDI映像データ以外
のデータ重畳情報(これらの対象データとしては、音声
データや放送局制御データやデータ放送用のデータなど
データ種類、データ位置、データ量などがある。)があ
る。これにより、ラッパー生成手段の出力を伝送できる
ため、様々な映像や音声フォーマットに対応できる。補
助データとしては、AES(Audio Engineering Societ
y)/EBU(European Broadcast Union)形式の音声デー
タ、JPEG形式のデータ、MPEG(Motion Picture
Experts Group)1形式のデータ、MPEG−2形式のデ
ータ(ES(エレメンタリーストリーム)、PS(プロ
グラムストリーム),TS(トランスポートストリー
ム),PES(Packetized Elementary Stream)パケッ
ト、)、またはMPEG−4形式のデータ、MPEG−
7形式のデータ等が考えられる。特に、制御データや音
声データチャネルなど被伝送信号の帯域増減に対して柔
軟に対応できる。伝送帯域を被伝送信号の帯域の変更に
伴い変化させることが可能であるため、帯域の無駄使い
が無くなり、コスト面から効率的になる。以上の様に、
映像、音声、データ、メタデータなど様々な形式の信号
が変化しても伝送フォーマット自体に柔軟性があるた
め、伝送信号の中身が変化しても、ユーザ間で相互運用
性(インターオペラビリティ、Interoperability)が確
保できる。
【0017】本発明においては、映像、音声、データ、
メタデータなど様々な形式の信号に対して汎用的な伝送
フォーマットを与えるラッパーフォーマットを導入し、
被伝送信号帯域を必要最小限に抑え伝送帯域のロスを低
減しながら、SDIストリームに含まれた様々な形式の
映像、音声、データ、メタデータなどの信号伝送に柔軟
に対応する。なお、ラッパーの必要性に関しては、例え
ば、EBU/SMPTE Task Force, "Final Report of the EBU
/SMPTE Task Force for Harmonized Standardsfor the
Exchange of Programme Material as Bitstreams", Aug
ust 1998 などの報告書に示されている。ラッパーを導
入することにより、伝送帯域を有効利用しながら様々な
信号の伝送に柔軟に対応することが可能となる。複数の
データをラッパー信号に変換し、また逆変換するアルゴ
リズムは柔軟かつ可逆変換であり、一般のデータに適用
可能である。
【0018】本発明の第2の発明は、ラッパー信号変換
手段より出力されるラッパー信号を入出力するネットワ
ークインタフェース手段を備え、前記ネットワークイン
タフェース手段は、入力データストリームからラッパー
信号へ変換する方法などを示したデータベース情報を格
納するデータベース手段と、広域網上にあるネットワー
ク管理を行うネットワークシステム管理手段と通信し、
前記システム管理手段と前記データベース手段間のデー
タベース情報のアップロード、またはダウンロードを管
理するシステム情報管理手段とを備え、前記システム情
報管理手段は前記ネットワークシステム管理手段へ前記
ラッパー信号変換手段と前記ネットワークインタフェー
ス手段の動作モード情報をアップロードまたはダウンロ
ードすることを特徴とする映像データ通信方法であり、
これにより、新形式のデータを含んだSDIストリーム
が入力された場合にもこの新しいデータを過不足なく抽
出して伝送することが可能となる。また、広域網上の管
理手段から、現時点で伝送系が管理している管理上情報
をダウンロードして確認できるので、管理者がいちいち
遠隔地に設置された伝送装置までその動作パラメータを
設定しに行く必要が無くなり業務の効率化が可能とな
る。
【0019】本発明の第3の発明は、第1の発明および
第2の発明において、映像データ抽出手段が抽出する映
像データの有効ビット数を8ビット、補助データ抽出手
段が抽出する補助データの有効ビット数を10ビット以
下の任意のビット数とし、汎用データ抽出手段が抽出す
る汎用データの有効ビット数を10ビット以下の任意の
ビット数とすることを特徴とする映像データ通信装置で
あり、これにより、SDIストリームに含まれる映像、
音声、補助データ、放送局制御データなど全てを、一般
に普及していてコスト的にも有利な155.52Mbp
s伝送網1本を用いて伝送できる。
【0020】本発明の第4の発明は、第1の発明におい
て、音声データ含むデータを入力し、前記音声データお
よびそのデータ量を検出し、前記音声データをラッパー
生成手段へ出力し、前記データ量をヘッダー情報抽出手
段に出力する音声信号情報検出手段を備え、前記ヘッダ
ー情報抽出手段は入力データストリームから抽出した情
報と前記データ量よりヘッダー情報を生成し、前記ラッ
パー生成手段は、前記ヘッダー情報抽出手段が出力する
ヘッダー情報と、映像データ抽出手段が出力する映像デ
ータと、補助データ抽出手段が出力する補助データと、
汎用データ抽出手段が出力する汎用データと、前記音声
信号情報検出手段が出力する音声データを多重してラッ
パー信号を生成することを特徴とする映像データ通信装
置であり、これにより、例えば既に存在するSDIスト
リームとは別の音声(チャネル)を更に追加し、遠隔地
に伝送することが可能となる。たとえば、野球中継の映
像、音声を含んだSDIストリームが入力された場合、
さらに東京のスタジオの音声を新たに多重して、大阪の
スタジオなど遠隔地へ伝送することが可能となる。
【0021】さらに、本発明の第5の発明は、第1の発
明において、遠隔制御信号を含むデータを入力し、前記
遠隔制御信号およびそのデータ量を検出し、前記遠隔制
御信号をラッパー生成手段へ出力し、前記データ量をヘ
ッダー情報抽出手段へ出力する遠隔制御信号検出手段を
備え、前記ヘッダー情報抽出手段は入力データストリー
ムから抽出した情報と前記データ量をヘッダー情報の一
部としてヘッダー情報を生成し、前記ラッパー生成手段
は、前記ヘッダー情報抽出手段が出力するヘッダー情報
と、映像データ抽出手段が出力する映像データと、補助
データ抽出手段が出力する補助データと、汎用データ抽
出手段が出力する汎用データと、前記遠隔制御信号検出
手段が出力する遠隔制御信号を多重してラッパー信号を
生成することを特徴とする映像データ通信装置であり、
これにより、SDIストリームに含まれる映像、音声、
補助データ、放送局制御データなど全てを、155.5
2Mbps帯域の標準的な伝送チャネルの1本を用いて
遠隔地へ伝送することが可能となる。
【0022】さらに、本発明の第6の発明は、映像デー
タを含む入力データストリームを別の方式の出力データ
ストリームに変換して送信する映像データ通信装置であ
って、前記入力データストリームに含まれる所定の情報
を抽出し並べ替えてヘッダー情報を作成するN個(Nは
2以上の整数)のヘッダー情報抽出手段と、前記入力デ
ータストリームに含まれる映像データの全てまたは一部
を抽出し所定の順に並べるN個の映像データ抽出手段
と、前記入力データストリームに含まれる音声データや
一般データから成る補助データを抽出し所定の順に並べ
るN個の補助データ抽出手段と、前記入力データストリ
ームに含まれる文字放送データや放送局の運用データな
どの汎用データを抽出し所定の順に並べるN個の汎用デ
ータ抽出手段と、前記N個のヘッダー情報抽出手段が出
力するヘッダー情報と、前記N個の映像データ抽出手段
が出力する映像データと、前記N個の補助データ抽出手
段が出力する補助データと、前記N個の汎用データ抽出
手段が出力する汎用データを多重してラッパー信号を生
成するN個のラッパー生成手段とを備え、第n(nは1
以上N以下の整数)のラッパー生成手段は、前記第nの
ヘッダー情報抽出手段が出力したヘッダー情報と、前記
第nの映像データ抽出手段が出力した映像データと、前
記第nの補助データ抽出手段が出力した補助データと、
前記第nの汎用データ抽出手段が出力した汎用データを
多重してラッパー信号を生成し、前記N個のラッパー生
成手段より出力されるN個のラッパー信号を出力データ
ストリームとして送信することを特徴とする映像データ
通信装置であり、これにより、SDIストリームに含ま
れる映像の品質を落とすことなく、映像、音声、補助デ
ータ、放送局制御データなど全てを、155.52Mb
ps帯域の標準的な伝送チャネルの2本を用いて遠隔地
へ伝送することが可能となる。
【0023】さらに、本発明の第7の発明は、映像デー
タを含む入力データストリームを別の方式のデータスト
リームに変換して送信する通信装置であって、外部より
入力される映像リファレンス信号より映像同期信号を生
成する映像同期信号生成手段と、入力データストリーム
よりラッパー信号を再構成するN個(Nは2以上の整
数)のラッパー信号受信手段と、前記ラッパー信号受信
手段が出力するラッパー信号よりヘッダー情報を分離す
るN個のヘッダー情報分離手段と、前記ヘッダー情報抽
出手段が出力する前記ヘッダー情報と前記映像同期信号
より、映像フレームにおける補助データ、映像データ、
汎用データが存在するラインを判定し、各データが存在
するラインナンバーを指定するN個の映像同期・ライン
ナンバー判定手段と、前記ラッパー信号受信手段が出力
するラッパー信号より、前記映像同期・ラインナンバー
判定手段により指定されたラインナンバー上のデータを
補助データとして分離するN個の補助データ抽出手段
と、前記ラッパー信号受信手段が出力するラッパー信号
より、前記映像同期・ラインナンバー判定手段により指
定されたラインナンバー上のデータを映像データとして
分離するN個の映像データ抽出手段と、前記ラッパー信
号受信手段が出力するラッパー信号より、前記映像同期
・ラインナンバー判定手段により指定されたラインナン
バー上のデータを汎用データとして分離するN個の汎用
データ抽出手段と、前記N個の補助データ抽出手段が出
力する補助データと前記N個の映像データ抽出手段が出
力する映像データと前記N個の汎用データ抽出手段が出
力する汎用データを合成してSDI信号を生成するSD
I信号合成手段とを備え、前記SDI信号を出力データ
ストリームとして送信すること特徴とする映像データ通
信装置であり、これにより、第6の発明により伝送され
た信号を受信側でもとのSDI信号に戻すことが可能と
なる。すなわち、SDIストリームに含まれる映像の品
質を落とすことなく、映像、音声、補助データ、放送局
制御データなど全てを、155.52Mbps帯域の標
準的な伝送チャネルの2本を用いて遠隔地へ伝送するこ
とが可能となる。
【0024】さらに、本発明の第8の発明は、第6の発
明におけるラッパー信号変換手段と、前記ラッパ−信号
変換手段より出力されるラッパー信号の入出力を管理す
るネットワークインタフェース手段とを備え、前記ネッ
トワークインタフェース手段は、入力データストリーム
からラッパー信号へ変換する方法などを示したデータベ
ース情報を格納するデータベース手段と、広域網上にあ
るネットワーク管理を行うネットワークシステム管理手
段と通信し、前記データベース手段と前記ネットワーク
システム管理手段間のデータベース情報のアップロード
またはダウンロードを管理するシステム情報管理手段と
を備え、前記システム情報管理手段は、前記ネットワー
クシステム管理手段へラッパー信号変換手段と前記ネッ
トワークインタフェース手段の動作モード情報をアップ
ロードまたはダウンロードすることを特徴とするデータ
通信方法である。
【0025】すなわち、データストリーム入力・動作モ
ードの切替えに必要な最新の管理データをダウンロード
可能となる。これにより、新形式のデータを含んだSD
Iストリームが入力された場合にもこの新しいデータを
過不足なく抽出して、155Mbpsネットワークを複
数用いて、伝送することが可能となる。また、広域網上
の管理手段から、現時点で伝送系が管理している管理上
情報をダウンロードして確認できるので、管理者がいち
いち遠隔地に設置された伝送装置までその動作パラメー
タを設定しに行く必要が無くなり業務の効率化が可能と
なる。
【0026】さらに、本発明の第9の発明は、映像デー
タを含む入力データストリームを別のデータストリーム
に変換して送信する通信装置であって、前記入力データ
ストリームがSMPTE305Mで規定されたSDTI
データストリームであることを判別する判別手段と、前
記判別手段が出力する前記SDTIデータストリームよ
り所定の情報を抽出し並べ替えてヘッダー情報を作成す
るヘッダー情報抽出手段と、前記判別手段が出力する前
記SDTIデータストリームに含まれるアクティブデー
タの全てを抽出する映像データ抽出手段と、前記判別手
段が出力する前記SDTIデータストリームに含まれる
音声データや一般データから成る補助データを抽出し所
定の順に並べる補助データ抽出手段と、前記判別手段が
出力する前記SDTIデータストリームに含まれる文字
放送データや放送局の運用データなどの汎用データを抽
出し所定の順に並べる汎用データ抽出手段と、前記ヘッ
ダー情報抽出手段が出力するヘッダー情報と、前記映像
データ抽出手段が出力する映像データと、前記補助デー
タ抽出手段が出力する補助データと、前記汎用データ抽
出手段が出力する汎用データとを多重してラッパー信号
を生成するラッパー生成手段を備え、前記ラッパー信号
を出力データストリームとして送信することを特徴とす
る映像データ通信装置であり、これにより、SDIスト
リームに含まれる信号が、SDTIストリームである場
合にも自動で検知し、SDTIペイロードを遠隔地へ伝
送することが可能となる。
【0027】さらに、本発明の第10の発明は、第1ま
たは第2の発明の映像データ通信装置によって、映像デ
ータを含む入力データストリームと受信側に設置された
映像スイッチャの切替え制御タイミングデータを含んだ
制御信号を別の方式の出力データストリームに変換して
伝送網へ伝送し、受信側において、前記出力データスト
リームより、前記入力データストリームおよび前記制御
信号を復元し、前記制御信号内の前記映像スイッチャの
切替え制御タイミングデータを用いて、前記入力データ
ストリームに含まれる映像データと別系統の映像データ
とを切り替えて出力することを特徴とする映像データ通
信方法であり、これにより、送信側スタジオから野球中
継などのSDIストリームを遠隔地に伝送し、受信側ス
タジオでのCM差し替えなどを実現することが可能とな
る。
【0028】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図20を用いて説明する。以下の実施の形態におい
ては、SDIストリームに含まれるペイロードを遠隔地
に伝送するネットワークとしてATM網を用いる場合に
ついて説明する。本発明に関連した重要な規格を以下に
示す。ATMプロトコルはITU-T I.361、また、AAL1プロト
コルは ITU-T I.363.1に、さらに、AAL5プロトコルは、
ITU-T I.363.5 に、それぞれ規定されている。また、シ
グナリングに関しては、たとえば、ITU-T Q.2931があ
る。一方、ATM網に求められる網品質に関しては ITU-
T、I.356 に規定されている。また、User Network Inte
rfaceについては、The ATM Forum, ATM User- Network
Interface Specification Version 3.0(以下、UNI3.
0)、The ATMForum, ATM User-Network Interface Spec
ification Version 3.1 (以下、UNI3.1)、The ATM Fo
rum, ATM User-Network Interface Specification Vers
ion 4.0(以下、UNI4.0)等で規格化されている。
【0029】なお、以下の説明では、SDIストリーム
に含まれるペイロードで遠隔地に伝送するネットワーク
としてATM網を用いる例で示したが、その他のIP(I
nternet Protocol)網やファイバチャネル網についても
同様に実施可能である。IPに関するプロトコルはIE
TF(Internet Engineering Task Force)において規格
化が審議されている。UDP(User Datagram Protocol)
/IPを使用した代表的なストリーミングプロトコルに
RTP(Real-time Transfer Protocol)、RFC189
9,RFC1890(IEFT)があり、RTPを用い
た場合のプロトコルのレイヤ構造は、(ラッパーなどア
プリケーションデータ)/RTP/UDP/IPとな
る。
【0030】ところで、SDI信号は前述のSMPTE
259M規格で規定された信号である。以下の説明で
用いるSDI信号として、例として、SMPTE 25
9Mで規定されている525/59.94インタレース
システムにおいて、ベースバンド方式(Y,R−Y、B
−Yの3つの独立信号で構成される)と、NTSC方式
(コンポジット映像信号)を用いるとするが、これに限
定するものではない。また、SDTIの規格はSMPT
E305M(Serial Digital Interface)、または、AR
IB規格B17(「放送用ビット直列インタフェースに
おけるパケットデータ伝送方式」)で規定されている。
【0031】(実施の形態1)本実施の形態では、入力
データストリームをラッパー信号に変換して送信する映
像データ通信装置について説明する。
【0032】図1は本実施の形態の映像データ通信装置
の構成を示すブロック図である。
【0033】図1において、101はSDI信号が入力
されるSDI信号入力、102は動作モード外部切替え
信号が入力される動作モード外部切替え信号入力、10
3はSDI信号入力101より入力されるSDI信号お
よび動作モード外部切替え信号入力102より入力され
る動作モード外部切替え信号より、動作モードの切替
え、モード検出を行うデータストリーム入力・動作モー
ド切替え手段、104はデータストリーム入力・動作モ
ード切替え手段103より出力されたSDI信号をヘッ
ダー情報検出手段105、補助データ抽出手段106、
映像データ抽出手段107、汎用データ抽出手段108
へ4分岐出力するバッファ手段、105はバッファ手段
104より出力されたSDI信号のフォーマット情報ま
たはSDI信号に含まれる映像データのフォーマット情
報、データ量を判別・抽出し、所定の順に並べてヘッダ
ー情報抽出手段、106はバッファ手段104より出力
されたSDI信号より補助データを抽出し所定の順に並
べる補助データ抽出手段、107はバッファ手段104
より出力されたSDI信号より映像データの全てまたは
一部を抽出し所定の順に並べる映像データ抽出手段、1
08はバッファ手段104より出力されたSDI信号よ
り汎用データを抽出し所定の順に並べる汎用データ抽出
手段、109はヘッダー情報抽出手段105より出力さ
れたヘッダー情報、補助データ抽出手段106より出力
された補助データ、映像データ抽出手段107より出力
された映像データ、汎用データ抽出手段より抽出された
汎用データよりラッパー信号を生成するラッパー生成手
段、110はデータストリーム入力・動作モード切替え
手段103より出力されたSDI信号をラッパー信号に
変換するラッパー抽出生成手段、111はSDI信号入
力101より入力されたSDI信号を動作モード外部切
替え信号入力102より入力された動作モード外部切替
え信号を参照してラッパー信号に変換するラッパー信号
変換手段、112はラッパー生成手段109より出力さ
れたラッパー信号を伝送に必要な形式にして伝送するネ
ットワークインタフェース手段、113はネットワーク
インタフェース112より出力された信号を出力するネ
ットワークインタフェース端子である。
【0034】SDI信号入力101より入力されたSD
Iストリーム(10ビットの信号)と、動作モード外部
切替え入力102より入力された動作モード外部切替え
信号は、それぞれ、データストリーム入力・動作モード
切替え手段103に入力される。ここで、動作モードに
は自動動作モードとマニュアル動作モードとがあり、こ
の入力信号により切り替えられる。自動動作モードで
は、例えば、SDI信号の伝送レート、入力されるSD
Iストリームに含まれる映像のモード検出、例えば、N
TSC/PALモード検出、伝送レート(360/27
0/143Mbps)、補助データ(ANCデータ)の
有無などのモード検出を行う。また、マニュアル動作モ
ードは、自動動作モードで検出されるモードや、その
他、データ抽出などに関する動作モードのモード設定を
行う。動作モード外部切替え信号入力102より入力さ
れる動作モード外部切替え信号は、たとえば8ビットで
あり、MSB(Most Significant Bit、第8ビット)が
自動/マニュアルの切替え、設定に使用される。また、
第7ビットがNTSC/PALの切替え、設定に使用さ
れる。また、第6,5ビットがSDIビットレートの切
替え、設定に使用される。本実施の形態では、マニュア
ルモードで動作していると仮定する。
【0035】次に、データストリーム入力・動作モード
切替え手段103の出力は、バッファ手段104に出力
され、ヘッダー情報抽出手段105、補助データ抽出手
段106、映像データ抽出手段107、汎用データ抽出
手段108に4分岐出力される。
【0036】ここで4分岐出力されるSDIデータスト
リーム(10ビットの信号)の信号例を図2に示す。図
2において横方向は一水平ライン内の時間軸方向であ
り、縦方向は映像フレーム構造におけるライン番号の時
間軸方向である。SDI信号の基本構成は、SMPTE
259Mにおいて規定されている構造と同様である。
図2は、525ライン、SDIビットレートが270M
bpsの場合である。図2において、ライン1から9ま
でと、ライン264から272は垂直同期期間である。
また、ライン10とライン272は、SMPTE RP
168でも規定されているが、複数のSDIデータスト
リームのスイッチングラインであり、通常、有効データ
が存在しない領域である。
【0037】補助データは、SMPTE 291Mに規
定された方法で、ライン方向に268ワード(Wor
d、W)載せることができる。補助データとしては音声
信号や一般データなどがあり、SDIストリームに音声
が重畳されたストリームはSDIストリームのエンベデ
ッド音声方式などと呼ばれている。なお、本発明および
本明細書で述べられる他の発明においては、補助データ
はSMPTE 292M(または、ARIB規格、AR
IB STD B6)に規定されているフォーマット構成
を適用できる。また、AES音声に関しても、SMPT
E 272M(または、ARIB(旧BTA)規格、B
TA―F1002)で規定されているフォーマット構成
を適用できる。
【0038】映像のアクティブデータは、ライン方向に
1440ワード分である。ここで、1ワードは10ビッ
トで、1クロックは27MHzである。さらに、映像の
アクティブデータは、そのフレーム構造において、ライ
ン22の後半、ライン23から262、ライン263の
前半、ライン285から525のトータル283ライン
のアクティブペイロードスペースに存在し、1440ワ
ードの有効データとしては282ライン分である。
【0039】SDIストリームには、さらに、汎用デー
タとして、文字放送データや放送局の運用データなどが
含まれている。例えば、「ニューメディア読本、AVシ
ステム技術」、テレビ受信向上委員会(編集・発行)、
日本放送協会営業本部受信技術局(事務局)、昭和61
年11月、23ページに図1−20に示されている信号
である。文字放送データは、ライン14,15,16,
21、277,278,279,および284に重畳さ
れる。また、放送局の運用データは、ライン17,1
8,19,20,280、281、282,283に重
畳される。
【0040】SDIストリームのペイロードをATMや
IP広域網により遠距離伝送する場合、不要な信号(例
えば、図2の斜線部)は送信側で削除して受信側まで伝
送しなくても、受信側で同じSDIストリームを再構築
することが可能である。この場合の不要な信号とは、図
2に示すように、ライン1,2,3および264,26
5,266の等化パルス、ライン4,5,6およびライ
ン267,268,269の垂直同期パルス、ライン
7,8,9およびライン270,271,272の等化
パルス、ライン10,273のスイッチングラインの2
0ラインである。単純化して考えれば、図3に示す様に
525ラインの内、505ライン分の有効データを伝送
すれば良い。すなわち、525ラインの場合は図3に示
すように、1ラインが142ワードのヘッダーと768ワード
の有効信号で構成されているとすると、525(line)×(14
2+768)(W)×10(bit)=597,187.5byte伝送する必要があ
ったが、不要な信号を削除することで、505(line)×768
(W)×10(bit)=484,800byteの有効データを伝送すれば
よいことになる。伝送レートとしては、597,187.5(byte
/frame)×8(bit)×30(frame/sec)/1.001=143.18Mbpsか
ら484,800(byte/frame)×8(bit)×30(frame/sec)/1.001
=116.236Mbpsとなる。
【0041】さて、図1において、補助データ抽出手段
106、映像データ抽出手段107、汎用データ抽出手
段108はそれぞれ前述した補助データ、映像データお
よび汎用データを抽出してラッパー生成手段109に入
力する。一方、ヘッダー情報抽出手段105において
は、入力SDIストリームに含まれる映像のモードであ
る、NTSC/PALモード、360/270/143
Mbpsモード、補助データ(ANCデータ)の有無、
補助データ抽出手段106において抽出される補助デー
タのデータ量、映像データ抽出手段107において抽出
される映像データのデータ量、さらに汎用データ抽出手
段108において抽出される汎用データの種類およびデ
ータ量の全てまたは一部などを判別・抽出してラッパー
生成手段109に入力する。
【0042】ラッパー生成手段109においては、入力
された信号より、図4に示すプロトコル処理を行いラッ
パー信号に変換する。図4における信号変換において
は、上層のアプリケーション層と下層の共通層とから構
成される。まず、アプリケーション層は、上層のオブジ
ェクト層と下層のアプリケーション依存層に分かれる。
オブジェクト層では、1フレーム分のSDIデータスト
リームより、補助データ、映像データ、および汎用デー
タ(文字多重データや放送局の運用信号など)を抽出
し、映像ストリームを生成する。この場合、1440ワ
ード、525ラインより不要な信号20ラインを除く5
05ラインの505(line)×1440(W)×10(bit)=909,000By
teの映像データに必要なヘッダーを付加した909,012byt
eの映像ストリームとなる。また、補助データとしてA
ES音声(4ch)が28,449byte抽出されるとする。さ
らに、映像ストリームはコンテナ層のコンテナとなり、
同期層にマッピングされラッパー信号となる。図4の例
では、映像ストリームは補助データ領域のAES音声と
共にコンテナヘッダ88byteを付加され937,549byteのコ
ンテナとなり、同期層で必要なヘッダー等を付加され93
7,584byteのラッパー信号となる。この場合のデータレ
ートは937,584(byte/frame)×8(bit)×30(frame/sec)/
1.001=224.795Mbpsとなる。ここで、コンテナとしては
ANSI( American National Standards Institute)規
格T11.3、FC−AV規格で規定されているコンテ
ナ形式を使用する。以上の構成により、ラッパー生成ア
ルゴリズムは柔軟であり、基本的にあらゆる信号に適用
可能である。ラッパー信号の形式としては様々なものが
考えられるが、本明細書では上記形式を用いて説明を行
うこととする。
【0043】なお、AES3音声データ形式、AES3
音声フォーマットにおける32bitAESストリーム音
声のサンプル、サブフレーム形式を図5に示す。ここ
で、1ワードは10ビット構成であり、例えば、AES
音声は16ビットまたは20ビットでマッピングされ
る。また、補助データであるANCデータ(アンシラリ
ーデータ)のパケットフォーマットを図6に示す。ここ
で、それぞれのワード(Word、W)は10ビット構
成であり、例えば、AES音声は16ビットまたは20
ビットでマッピングされる。
【0044】ラッパー生成手段109において生成され
たラッパー信号は、ネットワークインタフェース手段1
12に出力される。ここで、ネットワークインタフェー
ス手段112は、入力されたラッパー信号をAAL1方
式やAAL5方式などのATM伝送方式、UDP/IP
やTCP/IPなどのIP方式、更にエラー訂正や映像
フレーム同期などのプロトコルを付加したUDP/IP
やTCP/IP伝送方式、また、FC−AVやTCP/
IPなどのプロトコルを実装したファイバチャネル方式
などの伝送プロトコルを用いて、ネットワーク(網)を
介してネットワークインタフェース出力端子113より
受信点まで伝送する。
【0045】なお、本実施の形態では、補助データがA
ES音声(4ch)である場合を例にとって説明した
が、これに限定するものではない。
【0046】また、本実施の形態では汎用データは、S
MPTE規格259M、525ライン方式において規定
された525本のラインのうち、ラインナンバーが14
から20、277から284に重畳されていると説明し
たが、これに限定するものではなく、ラインナンバーが
10から21、および273から284までのラインの
アクティブペイロードスペースに重畳されていてもよ
い。
【0047】また、本実施の形態では、汎用データとし
て、ラインナンバーが14,15,16,21,27
7,278,279,284のラインのアクティブペイ
ロードスペースには文字放送データが重畳されている場
合を例にとって説明したが、これに限定するものではな
く、AES/EBU形式の音声データ、JPEGデー
タ、MPEG1データ、MPEG−2データ、またはM
PEG−4データが重畳されていてもよい。
【0048】また、本実施の形態では、汎用データとし
て、ラインナンバーが17,18,19,20,28
0,281,282,283のラインのアクティブペイ
ロードスペースに放送局の運用データが重畳されている
場合を例にとって説明したが、これに限定するものでは
なく、JPEGデータ、MPEG1データ、MPEG−
2データ、またはMPEG−4データが重畳されていて
もよい。
【0049】(実施の形態2)本実施の形態では、2つ
の映像データ通信間においてデータストリームをラッパ
ー信号に変換して通信し、広帯域上の管理手段と管理情
報のアップロード、ダウンロードを行う通信方法を説明
する。
【0050】図7は本実施の形態の映像データ通信装置
の構成を示すブロック図である。図7において、図1と
同様の構成には同一の参照符号を付し、説明を省略す
る。
【0051】図7において、501、507はSDIス
トリームを記録再生するデジタルVTR、502はデジ
タルVTR501より出力されたSDIストリームをA
TMパケットに変換するSDI−ATM変換手段、50
3はATM網、504はIP網、505はSDI−AT
M変換手段502、SDI−ATM変換手段506の動
作を管理するネットワークシステム管理手段、508は
SDIストリームを入力するSDI−I/F,509は
動作モード外部切替え信号を入力する動作モード外部切
替え信号入力、511はラッパー信号変換処理手段11
1より出力されたラッパー信号をATMパケットのペイ
ロードに変換するAAL1処理手段、512はAAL1
処理手段511より出力されたデータをATMパケット
化するATM−I/F手段、513、524はデータベ
ース情報を管理するシステム情報管理手段、514、5
25はデータベース情報を格納するデータベース手段
(MIB)、515、523はIP網504へのデータ
の入出力を管理するEthernet−I/F手段、5
17、519はATM網503へATMパケットを入出
力を行うATM−I/F、518、520はIP網50
4へのデータの入出力を行うIP−I/F、521はA
TMパケットより伝送に必要なヘッダーを取り除くAT
M−I/F手段、522はATM−I/F手段521よ
り出力されたデータよりラッパー信号を生成するAAL
1処理手段、526はATM網503より入力したAT
Mパケットをラッパー信号に変換するネットワークイン
タフェース部、527はネットワークインタフェース部
526より出力されたラッパー信号よりSDIストリー
ムを復元するラッパー信号逆変換手段、528はラッパ
ー信号逆変換手段527より出力されたSDIストリー
ムを出力するSDI−I/Fである。
【0052】まず、送信側に配置されたデジタルVTR
501より、SDIストリームがSDI−ATM変換手
段502に出力される。また、外部の専用コントローラ
から動作モード外部切替信号がSDI−ATM変換手段
502に出力される。SDI−ATM502において
は、実施の形態1と同様の動作を行ってラッパー信号変
換手段111がSDI−IF508より入力されたSD
Iストリームと、動作モード外部切替え信号入力509
より入力された動作モード外部切替え信号よりラッパー
信号を生成する。AAL1処理手段511はラッパー信
号変換手段111より出力されたラッパー信号をAAL
1処理し、ATM−I/F手段512はAAL1処理さ
れたデータをATMパケットに変換して、ATM−I/
F517よりATM網503へ出力する。SDI−AT
M変換手段502より出力されたATMパケットはAT
M網503を介してSDI−ATM変換手段506に伝
送される。
【0053】SDI−ATM変換手段506において
は、ATM−I/F519よりATM網503で伝送さ
れたATMパケットが入力される。ATM−I/F51
9より入力されたATMパケットはATM−IF手段5
21によりATM伝送に必要なヘッダーなどを取り除か
れ、AAL1処理手段522によりAAL1処理され、
ラッパー信号が復元される。ラッパー信号逆変換手段5
27ではAAL1処理手段より出力されたラッパー信号
よりSDIストリームを生成する。SDI−ATM変換
手段506により生成されたSDIストリームはSDI
−I/FよりデジタルVTR507に出力される。
【0054】ネットワークシステム管理手段505は、
IP網504を介してSDI−ATM変換手段502お
よびSDI−ATM変換手段506との間で、SDI−
ATM変換手段502およびSDI−ATM変換手段5
06が管理するデータベース情報(SDIストリームか
らラッパー信号への変換方法、動作モード設定情報な
ど)のアップロードまたはダウンロードを行う。まず、
アップロードの動作について説明する。ネットワークシ
ステム管理手段505がSDI−ATM変換手段502
へ新しいデータベース情報をアップロードする場合、新
しいデータベース情報を、IP網を介してSDI−AT
M変換手段502へ出力する。SDI−ATM変換手段
502においては、システム情報管理手段513がIP
−I/F518、Ethernet−I/F手段515
を介して入力された新しいデータベース情報をデータベ
ース手段514へ格納する。SDI−ATM変換手段5
06も同様の動作を行って、データベース手段525へ
新しいデータベース情報を格納する。このような動作を
行うことで、新形式のデータを含むSDIストリームの
処理にも対応できるようになる。
【0055】次にダウンロードの動作について説明す
る。ネットワークシステム管理手段505はSDI−A
M変換手段506へ現在データベース手段525が格納
しているデータベース情報の通知を依頼する。SDI−
ATM変換手段506ではデータベース手段525より
データベース情報を取り出し、Ethernet−I/
F手段523、IP−I/F手段520、IP網504
を介してネットワークシステム管理手段505へ通知す
る。SDI−ATM変換手段502も同様の動作を行
う。この動作により、SDI−ATM変換手段502、
SDI−ATM変換手段506が対応可能な形式が把握
できる。また、SDI−ATM変換手段502のシステ
ム情報管理手段513はラッパー信号変換手段111で
処理しているデータより現在処理中の形式、動作モード
を把握して、ネットワークシステム管理手段505へ通
知できる。さらに、システム情報管理手段513はSD
I−ATM変換手段502のエラー処理情報を含む装置
の動作状況を遠隔管理情報としてネットワークシステム
管理手段505へ通知する。なお、SDI−ATM変換
手段502、SDI−ATM変換手段525でエラーな
ど装置の異常状態が検出された場合は、自動的にネット
ワークシステム管理手段505へ通知する。また、シス
テム情報管理手段513とAAL1処理手段511間、
システム情報管理手段524とAAL1処理手段522
間では、AAL1の送受信パケットレート、AAL1エ
ラー処理情報、OAM(operations, administration,
and maintenance)セル情報などAAL1処理に関係す
る情報の受け渡しが行われる。
【0056】このように、本実施の形態によれば、新形
式のデータを含んだSDIストリームが入力された場合
にもこの新しいデータを過不足なく抽出して伝送するこ
とが可能となる。また、広域網上の管理手段から、現時
点で伝送系が管理している管理上情報をダウンロードし
て確認できるので、管理者がいちいち遠隔地に設置され
た伝送装置までその動作パラメータを設定しに行く必要
が無くなり業務の効率化が可能となる。
【0057】なお、本実施の形態では、2つの映像デー
タ通信装置間における動作を説明したが、これに限定す
るものではなく、本実施の形態と同様の動作を行うこと
により、3つ以上の映像データ通信装置間でATM網、
IP網を使用して、映像データおよびデータベース情報
の通信を行うことができる。
【0058】(実施の形態3)本実施の形態では、入力
データストリームに別の音声信号を追加してラッパー信
号に変換し送信する映像データ通信装置について説明す
る。
【0059】図8は本発明の映像データ通信装置の一実
施例を示すブロック図である。図8において、図1と同
様の構成には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
【0060】図8において、612はラッパー信号変換
手段11より出力されたラッパー信号を155M広帯域
網ネットワークで伝送するために必要なヘッダーなどを
付加する155M広域網ネットワークインタフェース手
段、613は155M広帯域網ネットワークインタフェ
ース手段より出力された信号を155M広帯域網へ出力
する155M広域網ネットワークインタフェースであ
る。
【0061】図8において、SDIストリーム信号入力
101に入力されるSDIストリームは10ビットの信
号とし、動作モードはマニュアル動作モードとする。ま
た、映像データ抽出手段107の動作モードは、実施の
形態2で説明したデータベース情報が遠隔地の管理シス
テム(図7におけるネットワークシステム管理手段50
5)からダウンロードされたものであるとする。
【0062】525/59.94i方式の143Mbp
sのSDIストリームの場合、映像のアクティブデータ
は、ライン方向に768ワード分である。ここで、1ワ
ードは10ビットで、クロック周波数は14.3MHz
である。図9に143MbpsのSDIストリームをラ
ッパー信号に変換する例を示す。図9は実施の形態1と
同様に525ラインあるデータより20ラインを除去
し、補助データ領域の14,225バイトのAES音声(2c
h)データと汎用データ領域にある272バイトの文字多
重データとを合わせてラッパー信号を生成している。こ
の場合の映像データは(242+241)(line)×768(W)×10(bi
t)=463,680byteであり、12byteのヘッダーを付加され
て463,692byteの映像ストリームとなり、本実施の形態
では14,225byteのAES音声、272byteの文字多重デー
タと共に、478,549byteのコンテナに変換される。さら
に、必要なヘッダーを付加され478,584byteのラッパー
信号となる。この場合のデータレートは478,584(byte/f
rame)×8(bit)×30(frame/sec)/1.001=114.745Mbpsと
なり、143MbpsのSDIストリームの有効データ
を変換したラッパー信号を一般に普及している155M
bpsの広域網(STM−1やOC−3)を用いて伝送
できる。
【0063】しかし、525/59.94i方式の27
0MbpsのSDIストリームの場合、映像のアクティ
ブデータは、ライン方向に1440ワード分であり、映
像データは、ライン22の後半、ライン23からライン
22、ライン263の前半、ライン285からライン5
25のトータル483ラインに渡り、1440ワードの
有効データとしては482ライン分である。この場合、
映像データは、1440(W)×10(bit)×482(line)=6960800
(bits/frame)=867,600 (bytes/frame)、データレート
は867,600(byte/frame)×8(bit)×30(frame/sec)/1.001
=260.019Mbpsとなり、155Mbpsを超えてしま
い、ラッパー信号を155Mbpsの広域網(STM−
1やOC−3)を用いて伝送できないという問題点があ
る。
【0064】なお、155MのATM網で伝送できるデ
ータ量は、最大約116Mbpsである。この場合のキ
ャリア契約最大速度は155.52Mbps×(260/270)×(0.9)=
134.784Mbpsであり、134.784×(47/53)×(124/128)=11
5.790Mbps(約116Mbps)より最大伝送量は約1
16Mbpsとなる。ここで、(260/270)はSTM-1/OC-3
ヘッダー割合、(0.9)はキャリアの運用できまっている
係数、(47/53)は、ATM(AAL1)ヘッダー割合、(124/128)
は、AAL1のECC割合である。
【0065】さて、この場合のデータレートは155M
bpsを超えてしまい、ここで、1ワードは10ビット
で、クロック周波数は27MHzである。さらに、映像
のアクティブデータは、そのフレーム構造において、ラ
イン22の後半、ライン23から262、ライン263
の前半、ライン285から525のトータル483ライ
ンに渡り、1440ワードの有効データとしては282
ライン分である。
【0066】本実施の形態では、動作モード設定を変え
て、映像データの有効ビット数を10ビットから8ビッ
トに削減する。すなわち、SDIデータストリームに含
まれる映像データを8ビットに変換して、補助データと
してのAES音声(10ビット)と同時にラッパー信号
に変換する。この場合、ラッパー信号のデータレート
は、525/59.94iの場合、図10に示すよう
に、1フレームあたり、映像データおよび汎用データ
(10ビット)が(12+12)(line)×768(W)×10(bit)+(24
2+241)(line)×768(W)×8(bit)=393,984byteとAES
音声28,449byteであることから422,556byteとなり、そ
のデータレートは422,556(byte/frame)×8(bit)×30(fr
ame/sec)/1.001=101.312Mbpsとなる。従って、一般に
普及している155Mbpsの広域網(STM−1やO
C−3)を用いてこのラッパー信号をリアルタイムで伝
送できる。すなわち、映像データを含んだSDI信号の
有効ペイロードを遠隔地にまでリアルタイムで伝送でき
る。なお、本実施の形態では、汎用データおよび補助デ
ータを10ビットとしたが、これに限定するものではな
く、10ビット以下のデータでも同様の効果が得られ
る。
【0067】(実施の形態4)本実施の形態では、入力
データストリームに別の制御信号を付加し、ラッパー信
号に変換して送信する映像データ通信装置について説明
する。
【0068】図11は本発明の映像データ通信装置の一
実施例を示すブロック図である。図11において、図1
と同様の構成には同一の参照符号を付し、説明を省略す
る。
【0069】図11において、1105は音声信号情報
検出手段1115より検出された音声情報とバッファ手
段104より出力されたSDIストリームよりヘッダー
情報を抽出するヘッダー情報抽出手段、1109はヘッ
ダー情報抽出手段1105より抽出されたヘッダー情
報、補助データ抽出手段106より抽出された補助デー
タ、映像データ抽出手段107より抽出された映像デー
タ、汎用データ抽出手段108より抽出された汎用デー
タ、音声信号情報検出手段1115より出力された音声
信号よりラッパー信号を生成してネットワークインタフ
ェース手段112へ出力するラッパー生成手段、111
1はSDI信号入力端子101より入力されたSDIス
トリーム、音声信号入力端子1114より入力された音
声信号よりラッパー信号を生成するラッパー信号変換手
段、1114は音声信号が入力される音声信号入力、1
115は音声信号入力端子1114より入力された音声
信号の種類や1フレーム当たりのデータ量などが検出す
る音声信号情報検出手段である。
【0070】音声信号入力1114より新たな音声信号
が入力され、音声信号情報検出手段1115にて、音声
信号の種類や1フレーム当たりのデータ量などが検出さ
れ、ヘッダー情報抽出手段1105に入力される。ま
た、SDIストリーム(10ビットの信号)、および動
作モード外部切替え信号がそれぞれSDI信号入力端子
101、動作モード外部切替え信号入力端子102より
データストリーム入力・動作モード切替え手段103に
入力される。ここで、動作モードはマニュアル動作モー
ドとする。さらに、音声信号情報検出手段1115およ
びその出力のラッパー生成手段1109における動作モ
ードは、実施の形態2で説明した動作情報が遠隔地の管
理システム(図7におけるネットワークシステム管理手
段505)からダウンロードされるものとする。また、
ヘッダー情報抽出手段1105は音声信号情報検出手段
115より出力された情報とバッファ手段104から出
力されたSDIストリームから抽出した情報よりヘッダ
ー情報を作成する。さらに、ラッパー生成手段1109
はヘッダー情報抽出手段1105が出力したヘッダー情
報、補助データ抽出手段106が出力した補助データ、
映像データ抽出手段107が出力した映像データと汎用
データ108が出力した汎用データと音声信号情報検出
手段1115より出力された音声データを合成してラッ
パー信号を生成する。
【0071】図12に270MbpsのSDIデータス
トリームに含まれる映像データ(10ビット)、文字多
重データ(10ビット)および放送局運用データ(10
ビット)、さらに音声信号入力端子1103より入力さ
れたAES音声(4ch)をラッパー信号に変換する場
合の変換過程を示す。図12の例では、文字多重データ
および放送局運用データはSDI Active line payloadに
含まれ、505(line)×1440(W)×10(bit)=909,000byteの
映像ストリームとして生成され、25,626byteの補助デー
タ領域のAES音声(4ch)と共にコンテナ用のヘッ
ダーを付加されて934,726byteのコンテナとなり、同期
層で必要なヘッダー等を付加され925,151byteのラッパ
ー信号となる。この場合のデータレートは934,761(byte
/frame)×8(bit)×30(frame/sec)/1.001=224.118Mbps
となる。
【0072】以上の様に、SDIストリーム以外に、S
DIストリームとは別入力の音声信号も同時にラッパー
信号に変換することができる。
【0073】なお、本実施の形態では別入力の音声信号
をAES/EBU形式のAES音声(4ch)として説
明したが、これに限定するものではなく、例えば、MP
EG方式の音声ストリーム、WAVE方式、MIDI(M
usical Instrument DigitalInterface)形式、AAF形
式、またはアナログ音声をサンプリングしたPCM(Pul
se Code Modulation)音声データでもよい。
【0074】(実施の形態5)本実施の形態では、入力
データストリームを155.52Mbps帯域の標準的
な伝送チャネルを用いて送信する映像データ通信装置に
ついて説明する。
【0075】図13は本実施の形態の映像データ通信装
置の一構成例を示すブロック図である。図13におい
て、図1と同様の構成には同一の参照符号を付し、説明
を省略する。
【0076】図13において、1305は遠隔制御信号
検出手段1315より検出された遠隔制御信号とバッフ
ァ手段104より出力されたSDIストリームよりヘッ
ダー情報を抽出するヘッダー情報抽出手段、1314は
遠隔制御信号が入力される遠隔制御信号入力、1315
は遠隔制御信号入力1314より入力された遠隔制御信
号より入力遠隔制御信号の種類や1フレーム当たりのデ
ータ量などを検出する遠隔制御信号検出手段、1309
はヘッダー情報抽出手段1305より抽出されたヘッダ
ー情報、補助データ抽出手段106より抽出された補助
データ、映像データ抽出手段107より抽出された映像
データ、汎用データ抽出手段108より抽出された汎用
データ、遠隔制御信号検出手段1315より出力された
遠隔制御信号よりラッパー信号を生成してネットワーク
インタフェース手段112へ出力するラッパー生成手
段、1311はSDI信号入力端子101より入力され
たSDIストリーム、遠隔制御信号入力端子1314よ
り入力された遠隔制御信号よりラッパー信号を生成する
ラッパー信号変換手段である。
【0077】遠隔制御信号入力1314より新たな遠隔
制御信号が入力され、遠隔制御情報検出手段1314に
て、遠隔制御信号の種類や1フレーム当たりのデータ量
などが検出されヘッダー情報抽出手段1305およびラ
ッパー生成手段1309に入力される。また、SDIス
トリーム(10ビットの信号)、および動作モード外部
切替え信号がそれぞれSDI信号入力端子101、動作
モード外部切替え信号入力端子102よりデータストリ
ーム入力・動作モード切替え手段103に入力される。
データストリーム入力・動作モード切替え手段103よ
り出力されたデータはバッファ手段104を介して、ヘ
ッダー情報抽出手段1305、補助データ抽出手段10
6、映像データ抽出手段107、汎用データ抽出手段1
08へ出力される。本実施の形態では、動作モードには
マニュアル動作モードとする。さらに、遠隔制御信号検
出手段1315およびラッパー生成手段1309におけ
る動作モードは、実施の形態2で説明した動作情報が遠
隔地の管理システム(図7におけるネットワークシステ
ム管理手段505)からダウンロードされるものとす
る。
【0078】ヘッダー情報抽出手段1305はバッファ
手段104より出力されたデータと遠隔制御信号検出手
段より出力された遠隔制御信号よりヘッダー情報を抽出
する。ラッパー生成手段1309はヘッダー情報抽出手
段1305より抽出されたヘッダー情報、補助データ抽
出手段106より抽出された補助データ、映像データ抽
出手段107より抽出された映像データ、汎用データ抽
出手段108より抽出された汎用データ、遠隔制御信号
検出手段1315より出力された音声信号よりラッパー
信号を生成してネットワークインタフェース手段112
へ出力する。
【0079】以上の構成で、SDIストリーム以外に、
SDIストリームとは別入力の遠隔制御信号も同時にラ
ッパー信号に変換することができる。
【0080】なお、遠隔制御信号を構成する制御データ
は、RS422形式、RS232形式、USB形式また
はIEEE1394のAVプロトコル形式のデータでも
よい。IEEE1394のAVプロトコルに関しては、
「高速デジタルインタフェース、IEEE1394、A
V機器への応用」、高田信司(監修)、日刊工業新聞
刊、第3章、AVデータ伝送において説明されている。
【0081】(実施の形態6)本実施の形態では、入力
されたデータストリームをN個(Nは2以上の整数)に
分配し、それぞれをラッパー信号に変換して伝送する映
像データ通信装置について説明する。本実施の形態で
は、N=2の場合について説明する。
【0082】図14は本実施の形態の映像データ通信装
置の一構成例を示すブロック図である。図14におい
て、図1と同様の構成には同一の参照符号を付し、説明
を省略する。
【0083】図14において、1404はデータストリ
ーム入力・動作モード切替え手段103より出力された
データを第1(n=1)のV同期、H同期選択ラインナ
ンバー判定手段1405、第1のヘッダー情報抽出手段
1406、第1の補助データ抽出手段1407、第1の
映像データ抽出手段1408、第1の汎用データ抽出手
段1409、第2(n=2)のV同期、H同期選択ライ
ンナンバー判定手段1412、第2のヘッダー情報抽出
手段1413、第2の補助データ抽出手段1414、第
2の映像データ抽出手段1415、第2の汎用データ抽
出手段1416へ出力するバッファ手段、1405、1
412はそれぞれ、バッファ手段1404より出力され
たデータが選択すべきラインナンバーのデータであるか
判定する第1および第2のV同期、H同期選択ラインナ
ンバー判定手段、1406、1413はそれぞれ第1の
V同期、H同期選択ラインナンバー判定手段1405、
第2のV同期、H同期選択ラインナンバー判定手段14
12の判定に従って入力されたデータよりヘッダー情報
を抽出し、所定の順に並べる第1および第2のヘッダー
情報抽出手段、1407,1414はそれぞれ第1のV
同期、H同期選択ラインナンバー判定手段1405、第
2のV同期、H同期選択ラインナンバー判定手段141
2の判定に従って入力されたデータより音声データや一
般データからなる補助データを抽出し、所定の順に並べ
る第1および第2の補助データ抽出手段、1408、1
415はそれぞれ第1のV同期、H同期選択ラインナン
バー判定手段1405、第2のV同期、H同期選択ライ
ンナンバー判定手段1412の判定に従って入力された
データより映像データの全てまたは一部を抽出し所定の
順に並べる第1および第2の映像データ抽出手段、14
09、1416はそれぞれ第1のV同期、H同期選択ラ
インナンバー判定手段1405、第2のV同期、H同期
選択ラインナンバー判定手段1412の判定に従って入
力されたデータより汎用データを抽出し、所定の順に並
べる第1および、第2の汎用データ抽出手段、1411
は第1のヘッダー情報抽出手段1406より出力された
ヘッダー情報、第1の補助データ抽出手段1407より
出力された補助データ、第1の映像データ抽出手段14
08より出力された映像データ、第1の汎用データ抽出
手段1409より出力された汎用データよりラッパー信
号を生成する第1のラッパー生成手段、1417は第2
のヘッダー情報抽出手段1413より出力されたヘッダ
ー情報、第2の補助データ抽出手段1414より抽出さ
れた補助データ、第2の映像データ抽出手段1415よ
り出力された映像データ、第2の汎用データ抽出手段1
416より出力された汎用データよりラッパー信号を生
成する第2のラッパー生成手段、1418、1419は
それぞれ第1のラッパー生成手段1411、第2のラッ
パー生成手段1417より出力されたラッパー信号を伝
送できる信号に変換して出力する第1および第2のネッ
トワークインタフェース手段、1420、14121は
それぞれ第1のネットワークインタフェース手段141
8、第2のネットワークインタフェース手段1419よ
り出力された信号をATM網などに出力するネットワー
クインタフェースである。データストリーム入力・動作
モード切替え手段103は、実施の形態1と同様の動作
を行い、入力された動作モード外部切替え信号入力端子
102より入力される新たな動作モード信号と、SDI
信号入力端子101より入力される1フレーム分のSD
Iストリーム(10ビットの信号)をバッファ手段14
04へ出力する。バッファ手段1404は1フレーム分
のSDIストリームをそれぞれ、第1のV同期、H同期
選択ラインナンバー判定手段1405、第1のヘッダー
情報抽出手段1406、第1の補助データ抽出手段14
07、第1の映像データ抽出手段1408、第1の汎用
データ抽出手段1409、第2のV同期、H同期選択ラ
インナンバー判定手段1412、第2のヘッダー情報抽
出手段1413、第2の補助データ抽出手段1414、
第2の映像データ抽出手段1415、第2の汎用データ
抽出手段1416へ出力する。
【0084】第1のV同期、H同期選択ラインナンバー
判定手段1405は入力されたデータが選択すべきライ
ンのデータであるかを判定し、判定結果を第1のヘッダ
ー情報抽出手段1406、第1の補助データ抽出手段1
407、第1の映像データ抽出手段1408、第1の汎
用データ抽出手段1409へ出力する。第1のヘッダー
情報抽出手段1406は判定結果を参照し、バッファ手
段1404より入力されたデータが選択すべきラインの
データである場合はヘッダー情報を抽出し、ラッパー生
成手段1411へ出力する。同様に、第1の補助データ
抽出手段1407、第1の映像データ抽出手段140
8、第1の汎用データ抽出手段1409は判定結果に従
って、それぞれ、補助データ、映像データ、汎用データ
を抽出して、第1のラッパー生成手段1411へ出力す
る。第2のV同期、H同期選択ラインナンバー判定手段
1412、第2のヘッダー情報抽出手段1413、第2
の補助データ抽出手段1414、第2の映像データ抽出
手段1415、第2の汎用データ抽出手段1416も同
様の動作を行う。
【0085】第1のラッパー生成手段1411、第2の
ラッパー生成手段1417はそれぞれ実施の形態1と同
様の動作を行い、ラッパー信号を生成する。第1のラッ
パー生成手段1411で生成されたラッパー信号は第1
のネットワークインタフェース手段1418を介してネ
ットワークインタフェース1420へ出力される。同様
に、第2のラッパー生成手段1419で生成されたラッ
パー信号は第2のネットワークインタフェース手段14
21を介してネットワークインタフェース1420へ出
力される。本実施の形態では、動作モードはマニュアル
動作モードとする。さらに、データストリーム入力・動
作モード切替え手段103における動作モードは、実施
の形態2で説明した動作情報が遠隔地の管理システム
(図7におけるネットワークシステム管理手段505)
からダウンロードされたものとする。
【0086】図15に本実施の形態におけるラッパー信
号の生成過程を示す。図15に示すように、1フレーム
のSDIストリームを2つに分割して2つのラッパー信
号を生成する。V同期・H同期選択ラインナンバー判定
手段1405およびV同期・H同期選択ラインナンバー
判定手段1412は、それぞれ2つのラッパーへのペイ
ロードの分配をライン単位で行う。この場合、フレーム
単位の映像ラインを2つに分配する方法として、奇数ラ
インであるか、偶数ラインであるかにより行うとする。
第1のV同期・H同期選択ラインナンバー判定手段14
05が奇数ラインのラインを選択するとすると、第1の
V同期・H同期選択ラインナンバー判定手段1405は
入力されるストリームが奇数ラインであった場合に、第
1のヘッダー情報抽出手段1406、第1の補助データ
抽出手段1407、第1の映像データ抽出手段140
8、第1の汎用データ抽出手段1409に該当するライ
ンのデータを出力させる。また、第2のV同期・H同期
選択ラインナンバー判定手段1412は入力されるSD
Iストリームが偶数ラインであるかを判定し、同様の動
作を行う。
【0087】2つのラッパー信号の伝送は、例えば、第
1のネットワークインタフェース手段1418および第
2のネットワークインタフェース手段1419がATM
の場合、それぞれのVPI/VCIを異なる値に設定す
ることにより、広域網上で2本の論理的な仮想網上を伝
送できる。なお、VPI(Virtual Path Identifier),
VCI(Virtual channel Identifier)に関しては、たと
えば、「やさしいATM」、青山友紀/鈴木滋彦(監
修)、電気通信協会、第2章や、「ポイント図解式、標
準ATM教科書」、富永英義/石川宏(監修)、アスキ
ー出版、第3章、第4章で説明されている。
【0088】図15に示すように、第1の映像データ抽
出手段1408はSDIストリームより、ラインナンバ
ーが22から263までのアクティブペイロードスペー
スに存在する映像データの全てまたは一部を抽出し、第
2の映像データ抽出手段は入力SDIストリームより、
ラインナンバーが285から525までのアクティブペ
イロードスペースに存在する映像データの全てまたは一
部を抽出するため、SDIストリーム内の映像データは
253ラインと252ラインに分配され、それぞれ253
×1440×10=455,400byte、252×1440×10=453,600byt
eとなる。各映像データはヘッダーを付加されて455,412
byteの映像データストリーム1、453,612byteの映像デ
ータストリーム2となる。また、第1の補助データ抽出
手段は、SDIストリームより、ラインナンバーが1か
ら263までのラインに存在する補助データの全てまた
は一部を抽出し、第2の補助データ抽出手段は、SDI
ストリームより、ラインナンバーが263から525ま
でのラインに存在する補助データの全てまたは一部を抽
出するので、29.499byteのAES音声(4ch)は14,2
53byteと14,196byteに分配される。各映像ストリームは
AES音声とコンテナ用のヘッダーを付加して、469,75
3byteのコンテナ1、467,896byteのコンテナ2となる。
コンテナ1、コンテナ2は必要なヘッダーを付加され、
469,788byteのラッパー信号1、467,931byteのラッパー
信号2となる。2つのラッパー信号のデータレートは、
それぞれ、469,776(byte/frame)×8(bite)×30/1.001=
112.633Mbpsおよび467,931(byte/frame)×8
(bite)×30/1.001=112.188Mbpsであるた
め、それぞれを155Mbpsの広域網(STM−1や
OC−3)を用いて伝送できる。
【0089】本実施の形態では、以上の構成で、SDI
信号を、620Mbpsの伝送網でなく、155Mbp
sの広域網(STM−1やOC−3)を2本用いて伝送
することができる。
【0090】なお、本実施の形態では、SDIストリー
ムを2つ分配する方法として、奇数ライン、偶数ライン
で分配すると説明したが、これに限定するものではな
く、例えば、1フレームの前半のライン、後半のライン
で分配してもよい。
【0091】また、本実施の形態では、SDIストリー
ムを2つ(N=2)に分配して説明したが、これに限定
するものではなく、3つ(N=3)以上に分配しても、
同様の動作を行って、ラッパー信号に変換して伝送する
ことができる。これは、ヘッダー情報抽出手段、補助デ
ータ抽出手段などをN個備え、バッファ手段が各手段に
データを出力することで実現できる。
【0092】また、本実施の形態では補助データとして
AES音声(4ch)を例にとって説明したが、これに
限定するものではない。
【0093】また、本実施の形態ではラッパー信号をS
TM−1やOC−3を用いて伝送したが、これに限定す
るものではなく、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)
規格、ITU-T G.707、またはSONET(Synchronous Optical
NETwork)規格、GR-253-COREで規定された伝送網を用い
て伝送することもできる。
【0094】(実施の形態7)本実施の形態では、実施
の形態6で生成された2つ(N=2)のラッパー信号を
受信して、元のSDIストリームに変換する映像データ
通信装置にについて説明する。
【0095】図16は本実施の形態の映像データ通信装
置の一実施例を示すブロック図である。
【0096】図16において、1601、1602は伝
送されてきたデータを入力する入力端子、1603、1
604はそれぞれ入力端子1601、入力端子1602
より入力されたデータより伝送に必要な情報を除去して
ラッパー信号出力する第1(n=1)および第2(n=
2)のネットワークインタフェース、1605、161
1はそれぞれ第1のネットワークインタフェース160
3、第2のネットワークインタフェース1604より出
力されたラッパー信号を受信する第1および第2のラッ
パー信号受信手段、1606、1612はそれぞれV同
期信号、H同期信号よりラインナンバーを判定する第1
および第2のV同期、H同期ラインナンバー判定手段、
1607は第1のラッパー信号受信手段1605より出
力されたラッパー信号よりヘッダー情報を抽出し、第1
のV同期、H同期ラインナンバー判定手段1606、動
作モード入出力手段1618に出力する第1のヘッダー
情報抽出手段、1608、1614はそれぞれ第1のラ
ッパー信号受信手段1605、第1のラッパー信号受信
手段1611より出力されたラッパー信号より補助デー
タを抽出する第1および第2の補助データ抽出手段、1
609、1615はそれぞれ第1のラッパー信号受信手
段1605、第2のラッパー信号受信手段1611より
出力されたラッパー信号より映像データを抽出する第1
および第2の映像データ抽出手段、1610、1616
はそれぞれ第1のラッパー信号受信手段1605、第2
のラッパー信号受信手段1611より出力されたラッパ
ー信号より汎用データを抽出する第1および第2の汎用
データ抽出手段、1617はV同期信号、H同期信号を
生成し、第1のV同期、H同期ラインナンバー判定手段
1606、第2のV同期、H同期ラインナンバー判定手
段1612へ出力するV同期信号H同期信号生成手段、
1618は動作モードの入出力を行う動作モード入出力
手段、1619は第1の補助データ抽出手段1608、
第1の映像データ抽出手段1609、第1の汎用データ
抽出手段1610、第2の補助データ抽出手段161
4、第2の映像データ抽出手段1615、第2の汎用デ
ータ抽出手段1616より出力されたデータよりSDI
ストリームを生成するSDI信号合成手段、1620は
V同期信号H同期信号生成手段1617へ映像リファレ
ンス信号を入力する映像リファレンス信号入力、162
1は動作モードを入力する動作モード入力、1622は
SDI信号合成手段1619が生成したSDIストリー
ムを出力するSDI信号出力である。
【0097】入力端子1601および入力端子1602
より、それぞれ、図15におけるラッパー信号1および
ラッパー信号2をペイロードとするネットワーク伝送信
号(例えば、ATM網の場合はATMパケット、またI
P網の場合はIPパケット)が、それぞれ第1のネット
ワークインタフェース手段1603および第2のネット
ワークインタフェース手段1604に入力される。本実
施の形態では、ATM網の場合について説明する。
【0098】第1のネットワークインタフェース手段1
603では、受信したATMパケットよりペイロードを
抽出し、ラッパー信号1を再生成し、第1のラッパー信
号受信手段1605へ出力する。第1のラッパー信号受
信手段1605に入力されたラッパー信号1は第1のヘ
ッダー情報抽出手段1607、第1の補助データ抽出手
段1608、第1の映像データ抽出手段1609、およ
び第1の汎用データ抽出手段1610に入力される。同
様に、第2のネットワークインタフェース手段1604
は、受信したATMパケットよりペイロードを抽出し、
ラッパー信号2を再生成して第2のラッパー信号受信手
段1611へ出力する。第2のラッパー信号受信手段1
611に入力されたラッパー信号2は、第2のヘッダー
情報抽出手段1613、第2の補助データ抽出手段16
14、第2の映像データ抽出手段1615、および第2
の汎用データ抽出手段1616に入力される。
【0099】一方、映像リファレンス信号が映像リファ
レンス信号入力1620より、V(垂直)同期信号・H
(水平)同期信号生成手段1617に入力され、V同期
信号およびH同期信号が生成され、第1のV同期・H同
期ラインナンバー判定手段1606および第2のV同期
・H同期ラインナンバー判定手段1612に入力され
る。また、第1のヘッダー情報抽出手段1607および
第2のヘッダー情報抽出手段1612で復元されたヘッ
ダー情報も、それぞれ、第1のV同期・H同期ラインナ
ンバー判定手段1606および第2のV同期・H同期ラ
インナンバー判定手段1612に入力される。なお、第
1のヘッダー情報抽出手段1607で復元されたヘッダ
ー情報は、さらに、動作モード入出力手段1618に入
力され、出力端子1621より動作モードが出力され
る。なお、動作モード入出力手段1618は、遠隔地の
管理システムと通信されれば、IP網を介してネットワ
ークシステムの管理をすることもできる。管理システム
は動作モードを見て、故障などを検出できる。
【0100】第1のV同期・H同期ラインナンバー判定
手段1606は第1の補助データ抽出手段1608、第
1の映像データ抽出手段1609、第1の汎用データ抽
出手段1610、第2のV同期・H同期ラインナンバー
判定手段1612は、第2の補助データ抽出手段161
4、第2の映像データ抽出手段1615、および第2の
汎用データ抽出手段1616のそれぞれにおいて分離さ
れる補助データ、映像データ、汎用データのSDI信号
合成手段1619への出力データ形式および出力タイミ
ングを出力する。第1の補助データ抽出手段1608、
第1の映像データ抽出手段1609、第1の汎用データ
抽出手段1610は第1のV同期、H同期ラインナンバ
ー判定手段1606の指示に従って、抽出したデータを
SDI信号合成手段1619へ出力する。同様に、第2
の補助データ抽出手段1614、第2の映像データ抽出
手段1615、第2の汎用データ1616は第2のV同
期、H同期ラインナンバー判定手段1612の指示に従
って、抽出したデータをSDI信号合成手段1619へ
出力する。SDI信号合成手段1619では、入力され
たデータを合成してSDI信号を生成しSDI信号出力
1622よりSDI信号を出力する。
【0101】なお、本実施の形態では、2つ(N=2)
のラッパー信号を受信した場合について説明したが、3
つ以上のラッパー信号を受信した場合でも同様の動作を
行って、複数のラッパー信号よりSDI信号を生成する
ことができる。こでは、Nの数だけ、ヘッダー情報抽出
手段などを備えることで実現できる。
【0102】(実施の形態8)2つの映像データ通信間
においてデータストリームを複数のラッパー信号に変換
して通信し、広帯域上の管理手段と管理情報のアップロ
ード、ダウンロードを行う通信方法を説明する。
【0103】図17は本実施の形態の映像データ通信装
置の一構成例を示すブロック図である。図17におい
て、図6と同様の構成には同一の参照符号を付し、説明
を省略する。
【0104】図17において、1701、1707はS
DIストリームを記録再生するデジタルVTR、170
2はデジタルVTR1701より出力されたSDIスト
リームをATMパケットに変換してATM網1703に
出力するSDI−ATM変換手段、1703はATM
網、1704はIP網、1705はSDI−ATM変換
手段1702、SDI−ATM変換手段1706におけ
るデータベース情報を管理するネットワークシステム管
理手段、1706はATM網より受信したATMパケッ
トをSDIストリームを復元するSDI−ATM変換手
段、1710はSDIストリームを2つのラッパー信号
に変換するラッパー信号変換手段、1716、1731
はデータベース情報を管理するシステム情報管理手段、
1734は復元された2つのラッパー信号よりSDIス
トリームを生成するラッパー信号逆変換手段、1736
はラッパー信号逆変換手段より出力されたSDIストリ
ームを出力するSDI−I/F、1737は動作モード
を出力する動作モード出力である。
【0105】送信側に配置されたデジタルVTR170
1より、SDIストリームがSDI−ATM変換手段1
702に出力される。SDI−ATM変換手段1702
においては、ラッパー信号変換手段1710において、
実施の形態6と同様の動作が行われ、生成された2つの
ラッパー信号がそれぞれ2つのAAL1処理手段51
1、ATM−I/F手段512を介してATM−I/F
517より出力される。ラッパー信号をATMパケット
化してATM網へ出力する動作は実施の形態2と同様の
動作で行われる。SDI−ATM変換手段1702より
出力された2つのラッパー信号はATM網1703を介
してSDI−ATM変換手段1706に伝送される。S
DI−ATM変換手段1706では、2系統で実施の形
態2と同様の動作を行い、受信した2系統のATMパケ
ットより2つのラッパー信号を生成する。さらにラッパ
ー信号逆変換手段1734において、実施の形態6と同
様の動作を行い、受信した2つのラッパー信号から復元
された1つのSDIストリームがSDI−I/F173
6を介して、デジタルVTR707にSDIストリーム
を出力される。また、動作モードが動作モード1737
より出力される。
【0106】また、ネットワークシステム管理手段17
05は、実施の形態2と同様の動作を行い、IP網17
04を介してSDI−ATM変換手段1702およびS
DI−ATM変換手段1706との間で、ネットワーク
インタフェース手段のデータベース情報(SDIストリ
ームからラッパー信号への変換方法、動作モード設定情
報など)アップロードまたはダウンロードする。これに
より、新形式のデータを含んだSDIストリームが入力
された場合にもこの新しいデータを過不足なく抽出して
伝送することが可能となる。また、広域網上の管理手段
から、現時点で伝送系が管理している管理上情報をダウ
ンロードして確認できるので、管理者がいちいち遠隔地
に設置された伝送装置までその動作パラメータを設定し
に行く必要が無くなり業務の効率化が可能となる。
【0107】なお、図17に示したネットワークインタ
フェース部1719、ネットワークインタフェース部1
733の構成においては、ATM出力は2系統あるのに
対して、ネットワークシステムの管理系と通信する部分
(システム情報管理手段1716、システム情報管理手
段1731やデータベース手段1717およびデータベ
ース手段1732)はそれぞれ1系統であり、システム
情報管理手段1716、システム情報管理手段1731
はそれぞれ2系統のAAL1処理手段と実施の形態2と
同様の動作を行う。
【0108】(実施の形態9)本実施の形態では、入力
データストリームに含まれる信号がSDTIストリーム
である場合の映像データ通信装置について説明する。
【0109】図18は本実施の形態の映像データ通信装
置の一構成例を示すブロック図である。
【0110】図18において、1801はSDIストリ
ームまたはSDTIストリーム(どちらも10ビットの
信号)が入力されるSDI/SDTI信号入力端子、1
802は動作モード外部切替え信号が入力される動作モ
ード外部切替え信号入力、1803は入力されたストリ
ームがSMPTE305Mで規定されたSDTIストリ
ームであることを判定するSDI/SDTIデータスト
リーム入力・動作モード切替え手段、1804はSDI
/SDTIデータストリーム入力・動作モード切替え手
段より出力されたデータをヘッダー情報抽出手段180
5、補助データ抽出手段1806、映像データ抽出手段
1807、汎用データ抽出手段1808へ出力するバッ
ファ手段、1805はバッファ手段1804より出力さ
れたデータよりヘッダー情報を抽出するヘッダー情報抽
出手段、1806はバッファ手段1804より出力され
たデータより補助データを抽出する補助データ抽出手
段、1807はバッファ手段1804より出力されたデ
ータより映像データを抽出する映像データ抽出手段、1
808はバッファ手段1804より出力されたデータよ
り汎用データを抽出する汎用データ抽出手段、1809
はヘッダー情報抽出手段1805より出力されたヘッダ
ー情報、補助データ抽出手段1806より出力された補
助データ、映像データ抽出手段1807より出力された
映像データ、汎用データ抽出手段1808より出力され
た汎用データよりラッパー信号を生成するラッパー生成
手段、1810はラッパー信号を出力するラッパー信号
出力、1811は入力されたSDI信号またはSDTI
信号をラッパー信号に変換するラッパー信号変換手段、
1812はラッパー生成手段1809が出力したラッパ
ー信号を伝送できるデータに変換するネットワークイン
タフェース手段、1813はネットワークインタフェー
ス手段1812が出力するデータを出力するネットワー
クインタフェースである。
【0111】SDTIストリーム(10ビットの信号)
がSDI/SDTI信号入力端子1801、動作モード
外部切替え信号(自動モード)が動作モード外部切替え
信号入力端子1802よりSDI/SDTIデータスト
リーム入力・動作モード切替え手段1803に入力され
る。動作モードには自動動作モードとマニュアル動作モ
ードとがあり、この入力信号により切り替えられる。自
動動作モードでは、SDI信号またはSDTI信号の伝
送レート、入力SDIストリームに含まれる映像のモー
ド検出、例えば、NTSC/PALモード検出、360
/270/143Mbps、補助データ(ANCデー
タ)の有無などのモード検出、さらには入力SDTI信
号に含まれるデータのモード判別などを行う。また、マ
ニュアル動作モードでは、自動動作モードで検出される
モードや、その他、データ抽出などに関する動作モード
のモード設定を行う。動作モード外部切替え信号入力端
子1802より入力される動作モード外部切替え信号
は、たとえば8ビットであり、MSB(第8ビット)が
自動/マニュアルの切替え、設定に使用される。また、
第7ビットがSDI/SDTIの切替え、設定に使用さ
れる。また、第6,5ビットがSDI/SDTIビット
レートの切替え、設定に使用される。
【0112】SDTIストリームのモードが525/5
9.94i方式、270Mbpsの場合、SDTIのア
クティブデータは、ライン方向に1440ワード分であ
る。ここで、1ワードは10ビットで、クロック周波数
は27MHzである。この場合は図19に示す用に27
0MbpsのSDTIストリームの有効データとして、
525(line)×1440(W)×8(bit)=756,000byteのSDTI
のアクティブペイロード部(10ビットのデータからパ
リティを除去し、8ビットの有効データに変換)および
53(W)×10(bit)=67byteの補助データ(ANCデータ)
としてのSDTIヘッダーを抽出し、756,176byteのラ
ッパー信号を生成する。
【0113】ここで、SDTIヘッダー信号は各ライン
で同じであるため、1フレームに1回だけ伝送しても受
信側でSDTIストリームを復元できる。なお、SDT
Iヘッダー以外の補助データ(ANCデータ)は、ライ
ン毎に伝送が必要な補助データを伝送する。
【0114】以上、本実施例の構成により、あらゆるS
DTI信号の有効データをラッパー信号に変換できる。
【0115】なお、本実施の形態では、2つの映像デー
タ通信装置間における動作を説明したが、これに限定す
るものではなく、本実施の形態と同様の動作を行うこと
により、3つ以上の映像データ通信装置間でATM網、
IP網を使用して、映像データおよびデータベース情報
の通信を行うことができる。
【0116】(実施の形態10)図20は本発明の映像
データ通信方法の一実施例を示すブロック図である。
【0117】図20において、2001は中継映像をS
DIストリームとして出力する映像音声中継手段、20
02は制御信号を発生させる制御信号発生手段、200
3は映像音声中継手段2001より出力されたSDIス
トリーム、制御信号発生手段2002より出力された制
御信号をラッパー信号に合成し、ATMパケットに変換
するSDI−ATM変換手段、2005はATM網、2
005はCM映像などを出力するデジタルVTR、20
06はATM網より受信したATMパケットより制御信
号、中継映像であるSDIストリームを復号するSDI
−ATM変換手段、2007はSDI−ATM変換手段
2006より出力された制御信号に従ってデジタルVT
R2005、スイッチャ2008を制御するスイッチャ
手段、2008は制御手段2007の制御に従って、デ
ジタルVTRより出力されるCM映像、SDI−ATM
変換手段2006より出力される中継映像のいずれかを
選択するスイッチャ手段、2009はスイッチャ手段2
008から出力されたSDI信号を放送する放送手段で
ある。
【0118】送信側に配置された映像音声中継手段20
01より、SDIストリームがSDI−ATM変換手段
2003に入力される。また、受信側でのスイッチャ制
御信号が制御信号発生手段2002で生成されSDI−
ATM変換手段2003に入力される。SDI−ATM
変換手段2003は、実施の形態5で説明した構成であ
り、入力されたSDIストリームとスイッチャ制御信号
をラッパー信号に合成し、ATM網2004を介して受
信側のSDI−ATM変換手段2006に伝送する。S
DI−ATM変換手段2006では、受信したATMパ
ケットよりラッパー信号を復元し、さらにSDIストリ
ームと制御信号を復元する。スイッチャ制御信号は制御
手段2007に入力され、制御手段207はスイッチャ
手段2008の出力と、デジタルVTR2005を制御
する。一方、スイッチャ手段2008には、SDI−A
TM変換手段2006のSDI出力と、デジタルVTR
2005のSDI出力が入力され、制御手段2007の
制御に従って、スイッチャ手段2008の出力信号が切
り替えられ、切り替えられた出力SDIストリームが放
送手段2009に入力される。
【0119】本構成により、例えば、野球中継などにお
いて、東京の放送局Aにおいて、中継されていきた映像
と、受信側でのCM(コマーシャル)挿入タイミングを
含んだ制御信号を、大阪の放送局に伝送し、大阪の放送
局からの放送番組を中継映像、またはVTRからのCM
映像に切り替えることができる。また、制御信号のビッ
ト数を増やすことにより、日本全国レベルでスイッチャ
の経路制御が可能となり、現在アナログマイクロ波で行
われているのと同様の映像中継システムを構築すること
が可能となる。
【0120】なお、各実施の形態においてラッパー信号
に変換される入力データストリームは各実施の形態で説
明したデータストリームに限定するものではなく、SM
PTE規格259Mで規定されている1フレーム当たり
のライン数が525本または625本で270Mbps
や360Mbpsのデータ速度を含むSDIストリー
ム、または、電波産業界規格ARIB−B17で規定さ
れている1フレーム当たりのライン数が525本または
625本で143Mbpsのデータ速度を含むSDIス
トリーム、または、SMPTE規格292Mで規定され
ている1フレーム当たりのライン数が1125本または
750本で1.485Gbpsや1.485/(1.0
01)GMbpsのデータ速度を含むHD−SDIスト
リームのいずれかであってもよい。
【0121】また、本発明における入力データストリー
ムをラッパー信号に変換して伝送網へ伝送する伝送網と
してATM網、IP網を説明したが、ATM網、IP網
におけるプロトコルのレイヤ構造は図21のような構成
が考えられる。
【0122】
【発明の効果】以上のように、本発明の第1の発明によ
れば、入力SDIストリームの有効データをラッパー信
号に変換して伝送できるため、様々な映像や音声フォー
マットに対応できる。また、伝送帯域を被伝送信号の変
更に伴い変化できるため、帯域を無駄使いせず、コスト
的に有利となる。また、映像、音声、データ、メタデー
タなど信号が変化しても伝送フォーマットに柔軟性があ
り、ユーザ間で相互運用性が確保できるという顕著な効
果が得られる。
【0123】さらに、本発明の第2の発明によれば、新
しい形式のデータを含んだSDIストリームが入力され
た場合にも対応できる。また、広域網上の管理手段か
ら、伝送系が管理している情報をダウンロードできるの
で、業務の効率化が図れるという顕著な効果が得られ
る。
【0124】さらに、本発明の第3の発明によれば、S
DIストリームに含まれる映像、音声、補助データ、放
送局制御データなど全てを、一般に普及していてコスト
的にも有利な155.52Mbps伝送網1本を用いて
伝送できるという顕著な効果が得られる。
【0125】さらに、本発明の第4の発明によれば、S
DIストリームとは別の音声を更に追加し、遠隔地に伝
送できるという顕著な効果が得られる。
【0126】さらに、本発明の第5の発明によれば、S
DIストリームとは別の制御信号を更に追加し、遠隔地
に伝送できるという顕著な効果が得られる。
【0127】さらに、本発明の第6の発明によれば、S
DIストリームに含まれる映像の品質を落とすことな
く、映像、音声、補助データ、放送局制御データなど全
てを、155.52Mbps帯域の伝送網2本で遠隔地
へ伝送することができるという顕著な効果が得られる。
【0128】さらに、本発明の第7の発明によれば、1
55.52Mbps帯域の伝送網2本で伝送されてきた
す信号からSDIストリームを復元できるという顕著な
効果が得られる。
【0129】さらに、本発明の第8の発明によれば、新
形式のデータを含んだSDIストリームが入力された場
合にも全てのデータを過不足なく抽出して、155Mb
psネットワークを複数用いて、伝送することが可能と
なる。また、広域網上の管理手段から、現時点で伝送系
が管理している管理上情報をダウンロードして確認でき
るので、管理者がいちいち遠隔地に設置された伝送装置
までその動作パラメータを設定しに行く必要が無くなり
業務の効率化が可能になるという顕著な効果が得られ
る。
【0130】さらに、本発明の第9の発明によれば、S
DIストリームに含まれる信号が、SDTIストリーム
である場合にも自動で検知し、SDTIペイロードを遠
隔地へ伝送することが可能になるという顕著な効果が得
られる。
【0131】さらに、本発明の第10の発明によれば、
送信側スタジオから野球中継などの第1のSDIストリ
ームを遠隔地に伝送し、受信側スタジオでのCM信号な
ど、第2のSDIストリームと遠隔制御で切り替える実
現できるという顕著な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における映像データ通信
装置の構成を示すブロック図
【図2】SDI信号の説明図
【図3】143MbpsのSDI信号より垂直ブランキ
ング部を除去する説明図
【図4】SDIデータに含まれる映像データと補助デー
タをラッパー信号に変換する説明図
【図5】AES3音声フォーマットの説明図
【図6】補助データのパケットフォーマットの説明図
【図7】本発明の実施の形態2における映像データ通信
方法の構成を示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態3における映像データ通信
装置の構成を示すブロック図
【図9】SDIデータに含まれる映像データ(10ビッ
ト)、補助データとしてのAES音声、汎用データとを
合わせてラッパー信号に変換する説明図
【図10】SDIデータに含まれる映像データを8ビッ
トに変換し、補助データ(10ビット)と合わせてラッ
パー信号に変換する説明図
【図11】本発明の実施の形態4における映像データ通
信装置の構成を示すブロック図
【図12】SDIデータに含まれる映像データ、補助デ
ータとしての文字多重データ、汎用データ、および、別
入力音声信号(AES音声)を合わせてラッパー信号に
変換する説明図
【図13】本発明の実施の形態5における映像データ通
信装置の構成を示すブロック図
【図14】本発明の実施の形態6における映像データ通
信装置の構成を示すブロック図
【図15】1つの入力データストリームを2分割し、補
助データとしてのAES音声と合わせてラッパー信号に
変換する説明図
【図16】本発明の実施の形態7における映像データ通
信措置の構成を示すブロック図
【図17】本発明の実施の形態8における通信方法の構
成を示す図
【図18】本発明の実施の形態9における映像データ通
信装置の構成を示す図
【図19】SDTIストリームをラッパー信号に変換す
る説明図
【図20】本発明の実施の形態10における映像データ
通信方法を説明するための図
【図21】ATM網、IP網におけるプロトコル構成を
示す図
【符号の説明】
101 SDI信号入力 102 動作モード外部切替え信号入力 103 データストリーム入力・動作モード切替え手段 104 バッファ手段 105 ヘッダー情報抽出手段 106 補助データ抽出手段 107 映像データ抽出手段 108 汎用データ抽出手段 109 ラッパー生成手段 110 ラッパー抽出生成手段 111 ラッパー信号変換手段 112 ネットワークインタフェース手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三谷 浩 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 東田 真明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C063 AB03 AB07 BA20 CA23 CA40 DA01 DA05 DA07 EB32 EB33 EB35 5C064 BB05 BB10 BD01 BD02 BD03 BD07 BD08 BD09 5K030 HA08 HA10 HB01 HB02 JA05 JT04

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像データを含む入力データストリーム
    を別の形式の出力データストリームに変換して送信する
    映像データ通信装置であって、前記入力データストリー
    ムから前記映像データのフォーマット情報または前記入
    力データストリームのフォーマット情報を抽出し、並べ
    替えてヘッダー情報を作成するヘッダー情報抽出手段
    と、 前記入力データストリームに含まれる前記映像データの
    全てまたは一部を抽出し所定の順に並べる映像データ抽
    出手段と、 前記入力データストリームに含まれる音声データや一般
    データから成る補助データを抽出し所定の順に並べる補
    助データ抽出手段と、 前記入力データストリームに含まれる文字放送データや
    放送局の運用データなどの汎用データを抽出し所定の順
    に並べる汎用データ抽出手段と、 前記ヘッダー情報抽出手段が出力するヘッダー情報と、
    前記映像データ抽出手段が出力する映像データと、前記
    補助データ抽出手段が出力する補助データと、前記汎用
    データ抽出手段が出力する汎用データとを多重してラッ
    パー信号を生成するラッパー生成手段を備え、前記ラッ
    パー信号を出力データストリームとして送信することを
    特徴とする映像データ通信装置。
  2. 【請求項2】 ヘッダー情報抽出手段は、入力データス
    トリームより前記入力データストリームに含まれる映像
    データのフレームフォーマット情報と、前記映像データ
    抽出手段により抽出される前記映像データのデータ量
    と、補助データ抽出手段により抽出される補助データの
    データ量と、汎用データ抽出手段により抽出される汎用
    データのデータ量の全てまたは一部をヘッダー情報の一
    部として抽出し、並び替えてヘッダー情報を生成するこ
    とを特徴とする請求項1記載の映像データ通信装置。
  3. 【請求項3】 ラッパー信号変換手段より出力されるラ
    ッパー信号を入出力するネットワークインタフェース手
    段を備え、 前記ネットワークインタフェース手段は、入力データス
    トリームからラッパー信号へ変換する方法などを示した
    データベース情報を格納するデータベース手段と、 広域網上にあるネットワーク管理を行うネットワークシ
    ステム管理手段と通信し、前記システム管理手段と前記
    データベース手段間のデータベース情報のアップロー
    ド、またはダウンロードを管理するシステム情報管理手
    段とを備え、 前記システム情報管理手段は前記ネットワークシステム
    管理手段へ前記ラッパー信号変換手段と前記ネットワー
    クインタフェース手段の動作モード情報をアップロード
    またはダウンロードすることを特徴とする映像データ通
    信方法。
  4. 【請求項4】 音声データ含むデータを入力し、前記音
    声データおよびそのデータ量を検出し、前記音声データ
    をラッパー生成手段へ出力し、前記データ量をヘッダー
    情報抽出手段に出力する音声信号情報検出手段を備え、 前記ヘッダー情報抽出手段は入力データストリームから
    抽出した情報と前記データ量よりヘッダー情報を生成
    し、 前記ラッパー生成手段は、前記ヘッダー情報抽出手段が
    出力するヘッダー情報と、映像データ抽出手段が出力す
    る映像データと、補助データ抽出手段が出力する補助デ
    ータと、汎用データ抽出手段が出力する汎用データと、
    前記音声信号情報検出手段が出力する音声データを多重
    してラッパー信号を生成することを特徴とする請求項2
    記載の映像データ通信装置。
  5. 【請求項5】 音声データは、AES/EBU形式、M
    PEG方式の音声ストリーム、WAVE方式、MIDI
    形式、AAF形式またはアナログ音声をサンプリングし
    たPCM音声データのいずれかであることを特徴とする
    請求項4記載の映像データ通信装置。
  6. 【請求項6】 遠隔制御信号を含むデータを入力し、前
    記遠隔制御信号およびそのデータ量を検出し、前記遠隔
    制御信号をラッパー生成手段へ出力し、前記データ量を
    ヘッダー情報抽出手段へ出力する遠隔制御信号検出手段
    を備え、 前記ヘッダー情報抽出手段は入力データストリームから
    抽出した情報と前記データ量をヘッダー情報の一部とし
    てヘッダー情報を生成し、 前記ラッパー生成手段は、前記ヘッダー情報抽出手段が
    出力するヘッダー情報と、映像データ抽出手段が出力す
    る映像データと、補助データ抽出手段が出力する補助デ
    ータと、汎用データ抽出手段が出力する汎用データと、
    前記遠隔制御信号検出手段が出力する遠隔制御信号を多
    重してラッパー信号を生成することを特徴とする請求項
    2記載の映像データ通信装置。
  7. 【請求項7】 遠隔制御信号は、RS422形式、RS
    232形式、USB形式、またはIEEE1394のA
    Vプロトコル形式のいずれかであることを特徴とする請
    求項6記載の映像データ通信装置。
  8. 【請求項8】 入力データストリームは、SMPTE規
    格259Mで規定されている1フレーム当たりのライン
    数が525本または625本で270Mbpsまたは、
    360Mbpsのデータ速度を含むSDIストリーム、
    または、電波産業界規格ARIB−B17で規定されて
    いる1フレーム当たりのライン数が525本または62
    5本で143Mbpsのデータ速度を含むSDIストリ
    ーム、または、SMPTE規格292Mで規定されてい
    る1フレーム当たりのライン数が1125本または75
    0本で1.485Gbpsや1.485/(1.00
    1)GMbpsのデータ速度を含むHD−SDIストリ
    ームのいずれかであることを特徴とする請求項1から7
    のいずれか1項に記載の映像データ通信装置。
  9. 【請求項9】 映像データ抽出手段は、入力データスト
    リームより、525ライン方式において規定された52
    5本の信号ラインのうち、ラインナンバーが22から2
    63,および285から525までのアクティブペイロ
    ードスペースに存在する映像データの全てまたは一部を
    抽出することを特徴とする請求項1から8のいずれか1
    項に記載の映像データ通信装置。
  10. 【請求項10】 映像データ抽出手段が抽出する映像デ
    ータの有効ビット数を8ビット、補助データ抽出手段が
    抽出する補助データの有効ビット数を10ビット以下の
    任意のビット数とし、汎用データ抽出手段が抽出する汎
    用データの有効ビット数を10ビット以下の任意のビッ
    ト数とすることを特徴とする請求項1から9のいずれか
    1項に記載の映像データ通信装置。
  11. 【請求項11】 補助データ抽出手段は、入力データス
    トリームより、SMPTE規格291Mにおいて規定さ
    れた補助データの全てまたは一部を抜き出すことを特徴
    とする請求項1から10のいずれか1項に記載の映像デ
    ータ通信装置。
  12. 【請求項12】 補助データは、AES/EBU形式の
    音声データ、JPEG、MPEG1、MPEG−2、ま
    たはMPEG−4のデータのいずれかを含んでいること
    を特徴とする請求項11記載の映像データ通信装置。
  13. 【請求項13】 汎用データ抽出手段は、入力データス
    トリームより、SMPTE規格259M、525ライン
    方式において規定された525本のラインのうち、ライ
    ンナンバーが10から21,および273から284ま
    でのラインのアクティブペイロードスペースに存在する
    汎用データの全てまたは一部を抽出することを特徴とす
    る請求項1から10のいずれか1項に記載の映像データ
    通信装置。
  14. 【請求項14】 汎用データ抽出手段は、ラインナンバ
    ーが14,15,16,21,277,278,27
    9,284のラインのアクティブペイロードスペースに
    存在する文字放送データ、AES/EBU形式の音声デ
    ータ、JPEGデータ、MPEG1データ、MPEG−
    2データ、またはMPEG−4データの全てまたは一部
    を抽出することを特徴とする請求項13項に記載の映像
    データ通信装置。
  15. 【請求項15】 汎用データ抽出手段は、ラインナンバ
    ーが17,18,19,20,280,281,28
    2,283のラインのアクティブペイロードスペースに
    存在する放送局運用データ、JPEGデータ、MPEG
    1データ、MPEG−2データ、またはMPEG−4デ
    ータの全てまたは一部を抽出すことを特徴とする請求項
    13記載の映像データ通信装置。
  16. 【請求項16】 映像データを含む入力データストリー
    ムを別の方式の出力データストリームに変換して送信す
    る映像データ通信装置であって、 前記入力データストリームに含まれる所定の情報を抽出
    し並べ替えてヘッダー情報を作成するN個(Nは2以上
    の整数)のヘッダー情報抽出手段と、 前記入力データストリームに含まれる映像データの全て
    または一部を抽出し所定の順に並べるN個の映像データ
    抽出手段と、 前記入力データストリームに含まれる音声データや一般
    データから成る補助データを抽出し所定の順に並べるN
    個の補助データ抽出手段と、 前記入力データストリームに含まれる文字放送データや
    放送局の運用データなどの汎用データを抽出し所定の順
    に並べるN個の汎用データ抽出手段と、 前記N個のヘッダー情報抽出手段が出力するヘッダー情
    報と、前記N個の映像データ抽出手段が出力する映像デ
    ータと、前記N個の補助データ抽出手段が出力する補助
    データと、前記N個の汎用データ抽出手段が出力する汎
    用データを多重してラッパー信号を生成するN個のラッ
    パー生成手段とを備え、 第n(nは1以上N以下の整数)のラッパー生成手段
    は、前記第nのヘッダー情報抽出手段が出力したヘッダ
    ー情報と、前記第nの映像データ抽出手段が出力した映
    像データと、前記第nの補助データ抽出手段が出力した
    補助データと、前記第nの汎用データ抽出手段が出力し
    た汎用データを多重してラッパー信号を生成し、 前記N個のラッパー生成手段より出力されるN個のラッ
    パー信号を出力データストリームとして送信することを
    特徴とする映像データ通信装置。
  17. 【請求項17】 第n(nは1以上N以下の整数)のヘ
    ッダー情報抽出手段は、入力データストリームより抽出
    した映像データのフレームフォーマット情報と、前記第
    nの映像データ抽出手段で抽出した映像データのデータ
    量と、前記第nの補助データ抽出手段が抽出した補助デ
    ータのデータ量と、前記第nの汎用データ抽出手段が抽
    出した汎用データのデータ量の全てまたは一部をヘッダ
    ー情報の一部として抽出することを特徴とする請求項1
    6記載の映像データ通信装置。
  18. 【請求項18】 入力データストリームは、SMPTE
    規格259Mで規定されている1フレーム当たりのライ
    ン数が525本または625本で270Mbpsや36
    0Mbpsのデータ速度を含むSDIストリーム、また
    は、電波産業界規格ARIB−B17で規定されている
    1フレーム当たりのライン数が525本または625本
    で143Mbpsのデータ速度を含むSDIストリー
    ム、または、SMPTE規格292Mで規定されている
    1フレーム当たりのライン数が1125本または750
    本で1.485Gbpsや1.485/(1.001)
    GMbpsのデータ速度を含むHD−SDIストリーム
    のいずれかであることを特徴とする請求項16または1
    7に記載の映像データ通信装置。
  19. 【請求項19】 2個の映像データ抽出手段を備え、入
    力データストリームはSMPTE規格259Mで規定さ
    れている1フレーム当たりのライン数が525ライン方
    式に規定されたSDIストリームであり、第1の映像デ
    ータ抽出手段は前記入力SDIストリームより、ライン
    ナンバーが22から263までのアクティブペイロード
    スペースに存在する映像データの全てまたは一部を抽出
    し、第2の映像データ抽出手段は前記入力SDIストリ
    ームより、ラインナンバーが285から525までのア
    クティブペイロードスペースに存在する映像データの全
    てまたは一部を抽出することを特徴とする請求項18記
    載の映像データ通信装置。
  20. 【請求項20】 2個の補助データ抽出手段を備え、入
    力データストリームはSMPTE規格291Mで規定さ
    れている1フレーム当たりのライン数が525ライン方
    式に規定されたSDIストリームであり、第1の補助デ
    ータ抽出手段は、前記SDIストリームより、ラインナ
    ンバーが1から263までのラインに存在する補助デー
    タの全てまたは一部を抽出し、第2の補助データ抽出手
    段は、前記SDIストリームより、ラインナンバーが2
    63から525までのラインに存在する補助データの全
    てまたは一部を抽出することを特徴とする請求項18記
    載の映像データ通信装置。
  21. 【請求項21】 補助データは、AES/EBU形式の
    音声データであることを特徴とする請求項20記載の映
    像データ通信装置。
  22. 【請求項22】 2個の汎用データ抽出手段を備え、入
    力データストリームはSMPTE規格259Mで規定さ
    れている1フレーム当たりのライン数が525ライン方
    式に規定されたSDIストリームであり、第1の汎用デ
    ータ抽出手段は、前記SDIストリームより、ラインナ
    ンバーが10から21までのラインのアクティブペイロ
    ードスペースに存在する汎用データの全てまたは一部を
    抽出し、第2の汎用データ抽出手段は、前記SDIスト
    リームより、ラインナンバーが273から284までの
    ラインのアクティブペイロードスペースに存在する汎用
    データの全てまたは一部を抽出することを特徴とする請
    求項18記載の映像データ通信装置。
  23. 【請求項23】 第1の汎用データ抽出手段は、ライン
    ナンバーが14,15,16,21のラインのアクティ
    ブペイロードスペースに存在する文字放送データの全て
    または一部を抽出し、第2の汎用データ抽出手段は、ラ
    インナンバーが277,278,279,284のライ
    ンのアクティブペイロードスペースに存在する文字放送
    データの全てまたは一部を抽出することを特徴とする請
    求項22記載の映像データ通信装置。
  24. 【請求項24】 第1の汎用データ抽出手段は、ライン
    ナンバーが17,18,19,20のラインのアクティ
    ブペイロードスペースに存在する放送局運用データの全
    てまたは一部を抽出し、第2の汎用データ抽出手段は、
    ラインナンバーが280,281,282,283のラ
    インのアクティブペイロードスペースに存在する放送局
    運用データの全てまたは一部を抽出することを特徴とす
    る請求項22記載の映像データ通信装置。
  25. 【請求項25】 2個のラッパー生成手段を備え、前記
    ラッパー生成手段の出力をSDH規格、ITU-T G.707、STM-
    1(155.52Mbps)、またはSONET 規格、GR-253-CORE、OC-3
    (155.52Mbps)で規定された伝送網を用いて伝送するこ
    とを特徴とする請求項16から24のいずれか1項に記
    載の映像データ通信装置。
  26. 【請求項26】 ラッパー生成手段が出力するラッパー
    信号を入力し、伝送に適した形式に変換して伝送するネ
    ットワークインタフェース手段を設け、前記ネットワー
    クインタフェース手段は、前記ラッパー信号をITU−
    T、I.363.1で規定されたATMアダプテーショ
    ンレイヤ・タイプ1に適した信号に変換して伝送するA
    AL1処理手段を備えることを特徴とする請求項1また
    は16記載の映像データ通信装置。
  27. 【請求項27】 ラッパー生成手段が出力するラッパー
    信号を入力し、伝送に適した形式に変換して伝送するネ
    ットワークインタフェース手段を設け、 前記ネットワークインタフェース手段は、前記ラッパー
    信号をITU−T、I.363.5で規定されたATM
    アダプテーションレイヤ・タイプ5に適した信号に変換
    して送信することを特徴とする請求項1または16記載
    の映像データ通信装置。
  28. 【請求項28】 ラッパー生成手段が出力するラッパー
    信号を入力し、伝送に適した形式に変換して伝送するネ
    ットワークインタフェース手段を設け、 前記ネットワークインタフェース手段は前記ラッパー信
    号をエラー訂正や映像フレーム同期などのプロトコルを
    付加したUDP/IP方式に適した信号に変換して送信
    することを特徴とする請求項1または16記載の映像デ
    ータ通信装置。
  29. 【請求項29】 ネットワークインタフェース手段は、
    前記ラッパー信号をRTP方式に適した信号に変換する
    ことを特徴とする請求項28記載の映像データ通信装
    置。
  30. 【請求項30】 ラッパー生成手段が出力するラッパー
    信号を入力し、伝送に適した形式に変換して伝送するネ
    ットワークインタフェース手段を設け、 前記ネットワークインタフェース手段は前記ラッパー信
    号をTCP/IP方式に適した信号に変換して送信する
    ことを特徴とする請求項1または16記載の映像データ
    通信装置。
  31. 【請求項31】 映像データを含む入力データストリー
    ムを別の方式のデータストリームに変換して送信する通
    信装置であって、 外部より入力される映像リファレンス信号より映像同期
    信号を生成する映像同期信号生成手段と、 入力データストリームよりラッパー信号を再構成するN
    個(Nは2以上の整数)のラッパー信号受信手段と、 前記ラッパー信号受信手段が出力するラッパー信号より
    ヘッダー情報を分離するN個のヘッダー情報分離手段
    と、 前記ヘッダー情報抽出手段が出力する前記ヘッダー情報
    と前記映像同期信号より、映像フレームにおける補助デ
    ータ、映像データ、汎用データが存在するラインを判定
    し、各データが存在するラインナンバーを指定するN個
    の映像同期・ラインナンバー判定手段と、 前記ラッパー信号受信手段が出力するラッパー信号よ
    り、前記映像同期・ラインナンバー判定手段により指定
    されたラインナンバー上のデータを補助データとして分
    離するN個の補助データ抽出手段と、 前記ラッパー信号受信手段が出力するラッパー信号よ
    り、前記映像同期・ラインナンバー判定手段により指定
    されたラインナンバー上のデータを映像データとして分
    離するN個の映像データ抽出手段と、 前記ラッパー信号受信手段が出力するラッパー信号よ
    り、前記映像同期・ラインナンバー判定手段により指定
    されたラインナンバー上のデータを汎用データとして分
    離するN個の汎用データ抽出手段と、 前記N個の補助データ抽出手段が出力する補助データと
    前記N個の映像データ抽出手段が出力する映像データと
    前記N個の汎用データ抽出手段が出力する汎用データを
    合成してSDI信号を生成するSDI信号合成手段とを
    備え、 前記SDI信号を出力データストリームとして送信する
    こと特徴とする映像データ通信装置。
  32. 【請求項32】 映像データを含む入力データストリー
    ムを別のデータストリームに変換して送信する通信装置
    であって、 前記入力データストリームがSMPTE305Mで規定
    されたSDTIデータストリームであることを判別する
    判別手段と、 前記判別手段が出力する前記SDTIデータストリーム
    より所定の情報を抽出し並べ替えてヘッダー情報を作成
    するヘッダー情報抽出手段と、 前記判別手段が出力する前記SDTIデータストリーム
    に含まれるアクティブデータの全てを抽出する映像デー
    タ抽出手段と、 前記判別手段が出力する前記SDTIデータストリーム
    に含まれる音声データや一般データから成る補助データ
    を抽出し所定の順に並べる補助データ抽出手段と、 前記判別手段が出力する前記SDTIデータストリーム
    に含まれる文字放送データや放送局の運用データなどの
    汎用データを抽出し所定の順に並べる汎用データ抽出手
    段と、 前記ヘッダー情報抽出手段が出力するヘッダー情報と、
    前記映像データ抽出手段が出力する映像データと、前記
    補助データ抽出手段が出力する補助データと、 前記汎用データ抽出手段が出力する汎用データとを多重
    してラッパー信号を生成するラッパー生成手段を備え、 前記ラッパー信号を出力データストリームとして送信す
    ることを特徴とする映像データ通信装置。
  33. 【請求項33】 請求項16記載のラッパー信号変換手
    段と、前記ラッパ−信号変換手段より出力されるラッパ
    ー信号の入出力を管理するネットワークインタフェース
    手段とを備え、 前記ネットワークインタフェース手段は、入力データス
    トリームからラッパー信号へ変換する方法などを示した
    データベース情報を格納するデータベース手段と、 広域網上にあるネットワーク管理を行うネットワークシ
    ステム管理手段と通信し、前記データベース手段と前記
    ネットワークシステム管理手段間のデータベース情報の
    アップロードおよびダウンロードを管理するシステム情
    報管理手段とを備え、 前記システム情報管理手段は、前記ネットワークシステ
    ム管理手段へラッパー信号変換手段と前記ネットワーク
    インタフェース手段の動作モード情報をアップロードま
    たはダウンロードすることを特徴とするデータ通信方
    法。
  34. 【請求項34】 ラッパー生成手段で合成されるラッパ
    ー信号を構成するデータは、ANSI規格、T11.
    3、FC−AVコンテナ形式のデータを含むことを特徴
    とする請求項1から32記載の映像データ通信装置。
  35. 【請求項35】 ラッパー信号変換手段は、入力される
    映像データのフレーム信号より得られるフレームタイミ
    ングを用いて前記映像データの1フレーム期間内にN個
    (Nは自然数)のラッパー信号を生成することを特徴と
    する請求項33記載の映像データ通信装置。
  36. 【請求項36】 請求項1または16記載の映像データ
    通信装置によって、映像データを含む入力データストリ
    ームと受信側に設置された映像スイッチャの切替え制御
    タイミングデータを含んだ制御信号を別の方式の出力デ
    ータストリームに変換して伝送網へ伝送し、 受信側において、前記出力データストリームより、前記
    入力データストリームおよび前記制御信号を復元し、前
    記制御信号内の前記映像スイッチャの切替え制御タイミ
    ングデータを用いて、前記入力データストリームに含ま
    れる映像データと別系統の映像データとを切り替えて出
    力することを特徴とする映像データ通信方法。
JP2001068929A 2001-03-12 2001-03-12 映像データ通信装置および映像データ通信システム Expired - Fee Related JP3832263B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001068929A JP3832263B2 (ja) 2001-03-12 2001-03-12 映像データ通信装置および映像データ通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001068929A JP3832263B2 (ja) 2001-03-12 2001-03-12 映像データ通信装置および映像データ通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002271773A true JP2002271773A (ja) 2002-09-20
JP3832263B2 JP3832263B2 (ja) 2006-10-11

Family

ID=18927038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001068929A Expired - Fee Related JP3832263B2 (ja) 2001-03-12 2001-03-12 映像データ通信装置および映像データ通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3832263B2 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005029853A1 (ja) * 2003-09-19 2005-03-31 Canopus Co., Ltd. データ変換システム
WO2006065071A1 (en) * 2004-12-14 2006-06-22 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for demultiplexing in a digital broadcasting receiver
JP2007036798A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> トランスポート・ストリーム監視装置
JP2007053462A (ja) * 2005-08-16 2007-03-01 Sony Corp 送受信システムおよび方法、送信装置および方法、受信装置および方法、並びに、プログラム
KR100755434B1 (ko) * 2004-12-14 2007-09-04 삼성전자주식회사 디지털 방송수신기의 역다중화장치 및 방법
JP2009088820A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Oki Electric Ind Co Ltd 映像・音声信号伝送方法及びその伝送装置
JP2010034913A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Nec Corp 変換装置、映像信号伝送システム及びそれらに用いる無瞬断切替方法
JP2011142521A (ja) * 2010-01-07 2011-07-21 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> インターフェース装置
JP2012235423A (ja) * 2011-05-09 2012-11-29 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 放送用信号入力装置、出力装置及び処理方法
JP2013192076A (ja) * 2012-03-14 2013-09-26 Ntt Electornics Corp 多チャンネルフレーム同期装置
JP2015510349A (ja) * 2012-02-10 2015-04-02 ブリティッシュ・ブロードキャスティング・コーポレーションBritish Broadcasting Corporation オーディオ信号、ビデオ信号、および制御信号を変換するための方法および装置
WO2022259356A1 (ja) * 2021-06-08 2022-12-15 日本電信電話株式会社 映像送信装置、映像受信装置、映像送信方法、映像受信方法、映像伝送システム、およびプログラム

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100466710C (zh) * 2003-09-19 2009-03-04 康能普视公司 数据转换系统
US8285896B2 (en) 2003-09-19 2012-10-09 Gvbb Holdings S.A.R.L. Data conversion system
WO2005029853A1 (ja) * 2003-09-19 2005-03-31 Canopus Co., Ltd. データ変換システム
CN101080925B (zh) * 2004-12-14 2010-08-18 三星电子株式会社 在数字广播接收机中解复用的设备和方法
WO2006065071A1 (en) * 2004-12-14 2006-06-22 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for demultiplexing in a digital broadcasting receiver
US8199781B2 (en) 2004-12-14 2012-06-12 Samsung Electronics Co., Ltd Device and method for demultiplexing received transport stream in digital broadcasting receiver
KR100755434B1 (ko) * 2004-12-14 2007-09-04 삼성전자주식회사 디지털 방송수신기의 역다중화장치 및 방법
JP4573723B2 (ja) * 2005-07-28 2010-11-04 日本放送協会 トランスポート・ストリーム監視装置
JP2007036798A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> トランスポート・ストリーム監視装置
JP4661447B2 (ja) * 2005-08-16 2011-03-30 ソニー株式会社 送受信システムおよび方法、送信装置および方法、受信装置および方法、並びに、プログラム
JP2007053462A (ja) * 2005-08-16 2007-03-01 Sony Corp 送受信システムおよび方法、送信装置および方法、受信装置および方法、並びに、プログラム
JP2009088820A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Oki Electric Ind Co Ltd 映像・音声信号伝送方法及びその伝送装置
JP2010034913A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Nec Corp 変換装置、映像信号伝送システム及びそれらに用いる無瞬断切替方法
JP2011142521A (ja) * 2010-01-07 2011-07-21 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> インターフェース装置
JP2012235423A (ja) * 2011-05-09 2012-11-29 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 放送用信号入力装置、出力装置及び処理方法
JP2015510349A (ja) * 2012-02-10 2015-04-02 ブリティッシュ・ブロードキャスティング・コーポレーションBritish Broadcasting Corporation オーディオ信号、ビデオ信号、および制御信号を変換するための方法および装置
JP2013192076A (ja) * 2012-03-14 2013-09-26 Ntt Electornics Corp 多チャンネルフレーム同期装置
WO2022259356A1 (ja) * 2021-06-08 2022-12-15 日本電信電話株式会社 映像送信装置、映像受信装置、映像送信方法、映像受信方法、映像伝送システム、およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3832263B2 (ja) 2006-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5790543A (en) Apparatus and method for correcting jitter in data packets
US5966387A (en) Apparatus and method for correcting jitter in data packets
US5583863A (en) Full service network using asynchronous transfer mode multiplexing
US5872784A (en) High speed single chip digital video network apparatus
CN1787639B (zh) 通过代码转换器传送视频数据的方法和接收视频数据的方法
US5864554A (en) Multi-port network adapter
US6026088A (en) Network architecture
US7197070B1 (en) Efficient systems and methods for transmitting compressed video data having different resolutions
US6744782B1 (en) Communications device, method thereof, communications system and recording medium
US20030172386A1 (en) System and method for sending and receiving information of digital cable broadcasting
Dixit et al. MPEG-2 over ATM for video dial tone networks: issues and strategies
JP3832263B2 (ja) 映像データ通信装置および映像データ通信システム
JP3045715B2 (ja) 伝送システム、送信装置、記録再生装置、および記録装置
US6373856B1 (en) Communications system for transmission of multimedia digital data and a method therefor
JP2002535934A (ja) リファレンス信号情報を規定時間間隔で配信する方法および装置
EP1130920A2 (en) Method, apparatus and system for motion picture signal distribution
JP3617177B2 (ja) 映像素材供給装置及び方法
JP3207709B2 (ja) 多重化データ相互通信方法、多重化データ相互通信システム、ゲートウエイおよび非同期網上の端末
JP3400681B2 (ja) データパケット再多重方法及び再多重装置
EP0968613B1 (en) Transmission of mpeg-encoded data in atm-systems
JP3807229B2 (ja) 映像データ通信装置および方法
EP0902590A2 (en) Integrated communication system
JP3162286B2 (ja) ビデオ配信システム
US20040244051A1 (en) Method and optical transport network for providingbroadcasting services
JP3172425B2 (ja) マルチメディア情報送信システム、マルチメディア情報受信システム、マルチメディア情報送信方法、並びにマルチメディア情報受信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050607

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050628

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050701

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050825

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060627

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060710

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090728

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100728

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110728

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees