JP2002271368A - 移動網における移動端末管理システム - Google Patents

移動網における移動端末管理システム

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JP2002271368A JP2001070119A JP2001070119A JP2002271368A JP 2002271368 A JP2002271368 A JP 2002271368A JP 2001070119 A JP2001070119 A JP 2001070119A JP 2001070119 A JP2001070119 A JP 2001070119A JP 2002271368 A JP2002271368 A JP 2002271368A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動端末を扱う移動網において、移動端末の
最新の気付アドレス(COA) を通信相手が事前に知り得る
ようにする。 【解決手段】 移動端末MNはサブネットワーク間を移動
すると新たなCOA を獲得してホームエージェントHAに位
置登録要求を行う(S101,S102) 。ホームエージェントHA
は移動端末MNのURL とCOA との対応(binding update)を
保持する(S103)。通信相手CNが移動端末MNのURL を指定
してCOA の問い合わせを在圏のネームサーバDNSXに行う
と(S201)、ネームサーバDNSXは移動端末MNのホームネッ
トワークであるネームサーバDNSYに要求を転送し(S202,
S203) 、ネームサーバDNSYはホームエージェントHAから
移動端末MNのCOA を獲得し(S204 〜S205) 、ネームサー
バDNSX経由で通信相手CNに回答する(S207 〜S208) 。通
信相手CNは移動端末MNのCOAを得ると、通常のパケット
送信と同じく宛先アドレスにCOA を設定し、パケットを
送信する(S209)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の相互に接続
されたサブネットワークを備え、任意のサブネットワー
クに在圏する移動端末に対してパケット通信サービスを
提供する移動網における移動端末管理システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】インタネットの爆発的な進展に伴い、従
来音声サービスが中心であった移動網においてもデータ
サービスが急激に立ち上がり始めており、早晩データト
ラフィックが音声トラフィックを上回ることが予想され
ている。これに伴い移動網も音声中心のネットワークか
らモバイルインタネットに適したネットワークへと進化
すべく3GPPやGPP2でALL IPの検討が進め
られている。またIETFでもこれに呼応する形で、従
来LANユースのIPモビリティを議論していたMOB
ILE IP WGが第三世代移動通信システムをスコ
ープにいれ標準化を検討するようになってきた。本WG
では、特に今後アドレス枯渇が懸念されているIPV4
にかわるIPV6のIPモビリティ(Mobility
Support in IPv6<draft−ie
tf−mobileip−ipv6−12.txt>)
の検討が活発化してきている。
【0003】IPV4、IPV6では、携帯情報端末な
ど頻繁に動き回って接続サブネットワークが変わるノー
ドを移動端末(Mobile Node)、移動端末が
もともと接続されていたサブネットワークをホームネッ
トワーク(Home Network)、ホームネット
ワークにあって移動端末の留守を預かるノードをホーム
エージェント(Home Agent)、移動端末が実
際につながっているサブネットワークをフォリンネット
ワーク(Foreign Network)またはビジ
ティングネットワーク(Visiting Netwo
rk)、フォリンネットワークにあって移動端末が当該
フォリンネットワークにいる間の世話をするノードをフ
ォリンエージェント(Foreign Agent)、
移動端末がフォリンネットワークで割り当てられたアド
レスを気付アドレス(care−of addres
s、略してCOA)、接続サブネットワークに依存せず
移動端末に一意に割り当てられたアドレスをホームアド
レス(home address)と呼ぶ。但し、IP
V6ではフォリンエージェント的な役割は移動端末本体
やIPV6機構で吸収できるため存在しない。また、移
動端末の通信相手(Correspondence)に
は他の移動端末以外に固定端末も含まれる。
【0004】IPV4、IPV6プロトコルによるネッ
トワークでは、概ね以下のような処理が行われる。
【0005】(1)移動端末がホームネットワークにい
る場合 この場合は通常のTCP/IPと同じ状態であり、移動
端末は通信相手と通常と同じ方法で通信を行う。
【0006】(2)移動端末がホームネットワーク以外
にいる場合 移動端末がホームネットワーク以外にいることに気づい
たとき、ホームアドレス宛のパケットを全て自端末に転
送してもらうため、フォリンエージェントを通じてホー
ムエージェントに対して新たなCOAを通知するバイン
ディング更新要求(binding update)を行う。IPV6
の場合、図6に示すように移動端末がホームエージェン
トに対し直接にバインディング更新要求を行う。
【0007】(2−1)パケットの到着 通信相手から送出されホームアドレスをめざしているパ
ケットは通常のIPルーティングのメカニズムに従って
ホームネットワークまで到着する。ホームエージェント
はProxy ARPなどの方法でこのパケットを捕捉
し、移動端末のいるネットワークのフォリンエージェン
ト宛にエンキャプシュレイション(encapsula
tion)してトンネリングし、フォリンエージェント
を通じて移動端末にパケットを届ける。IPV6の場
合、図8に示すようにトンネリングされたパケットを受
信した移動端末は、そのパケットを送出した通信相手に
対して新たに登録依頼を行ってCOAを通知し、以降、
その通信相手は当該移動端末に対してはそのCOAを使
って直接にパケットを送信する。
【0008】(2−2)パケットの送出 移動端末から通信相手に対してパケットを送出するとき
は、IPヘッダのソースアドレスはホームアドレスのま
ま送信する。途中で何かエラーが発生した場合、ホーム
アドレスに送られるので、結果的に前述の機構を用いて
移動端末に返ってくる。IPV6の場合は、ソースアド
レスにはCOAを設定し、ホームアドレスは新しく定義
されたディスティネーションオプションで示される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】IPV4の場合、移動
端末宛のパケットは必ずホームエージェントを通じて送
られる為、いわゆるトライアングルルーティングの問題
がある。また、通信相手から送信された移動端末宛のパ
ケットはホームエージェントでインタセプトされた後、
移動端末が在圏するフォリンエージェント宛にエンキャ
プシュレイションしてトンネリングされ、フォリンエー
ジェントではこのパケットをデキャプシュレイション
(decapsulation)して移動端末宛に転送
するため、ホームエージェントでのパケットのエンキャ
プシュレイション処理が大規模移動網にスケールさせる
ためにボトルネックとなる可能性がある。
【0010】他方、図8に示したようにIPV6では移
動端末がトンネリングされたパケットを受信したとき、
通信相手がCOAを知らないと判断してその通信相手に
対してバインディング更新要求でCOAを通知し、通信
相手はそのCOAを使って直接にパケットを送信する。
従って、IPV4の欠点であったトライアングルルーテ
ィングはほぼ解決されるが、移動端末のCOAを知らな
い通信相手から送出される最初のパケットは必ずホーム
エージェント経由で送られるため、最初のパケットに関
してはトライアングルルーティングの問題が残存する。
【0011】また、IPV6では移動端末が通信相手に
バインディング更新要求を送信する機能は必須機能でな
く、IETF用語で“MAY”となっており必ずしも全
ての端末がバインディング更新機能をサポートするとは
言いきれない。とするとIPV6に進化した移動網にお
いて、なおIPV4と同様トライアングルルーティング
とホームエージェントでのパケットのエンキャプシュレ
イション処理がそのまま残る可能性が懸念される。
【0012】一方、最初のパケットからCOA宛にパケ
ットを直接送信できるように、移動端末と通信相手(相
手が移動端末の場合は移動端末)同士が互いにバインデ
ィング更新要求をやりとりし、ホームアドレスとCOA
の対応情報を更新し合うようにすると、バインディング
更新要求をやり取りする相手端末が多い場合、移動端末
は頻繁にバインディング更新要求を送受信することにな
る。このため、端末は待ち受け時でもバインディング更
新要求を送信するため送信モードとなる必要があり端末
のバッテリ消費を早めることになる。また、バインディ
ング更新要求を移動端末間でやり取りするため、大規模
移動網ではバインディング更新要求トラフィックが大量
に無線区間を飛び交うことになり、これによる無線リソ
ースの消費が無視できなくなる。
【0013】以上の課題をまとめると以下のようにな
る。 (1)移動端末が相手端末とバインディング更新要求を
やり取りすることによる移動端末のバッテリ消費問題 (2)移動端末が相手端末とバインディング更新要求を
やり取りすることによる無線リソース消費問題 (3)ホームエージェントの移動端末宛てのパケットの
エンキャプシュレイション処理による大規模移動網への
スケーラビリティ問題
【0014】
【発明の目的】本発明では、かかる従来技術の3つの課
題を解決するシステムを提供することを目的としてい
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の移動網に
おける移動端末管理システムは、複数の相互に接続され
たサブネットワークを備え、現在接続しているサブネッ
トワークに依存するCOAと依存しないホームアドレス
とを有する移動端末に対してパケット通信サービスを提
供する移動網における移動端末管理システムにおいて、
前記サブネットワークは、自ネットワークをホームネッ
トワークとする前記移動端末からの位置登録要求を受け
て前記移動端末のCOAとホームアドレスとの対応を保
持管理するホームエージェントと、自ネットワークをホ
ームネットワークとする前記移動端末のホームアドレス
と当該移動端末のホームエージェントのアドレスとの対
応を保持管理するネームサーバとを備え、前記ネームサ
ーバは、前記移動端末のホームアドレスを指定したCO
Aの問い合わせ要求に応答して、指定されたホームアド
レスで判明するホームネットワークに存在する前記ホー
ムエージェントから前記移動端末のCOAを獲得して要
求元に回答する手段を備える。
【0016】このように構成された本発明の第1の移動
網における移動端末管理システムにあっては、サブネッ
トワーク間を移動した移動端末が新たなCOAをホーム
エージェントに通知する位置登録要求を行うと、ホーム
エージェントがその移動端末のホームアドレスとCOA
との対応関係を保持し、その移動端末に対して通信を行
いたい通信相手が移動端末のホームアドレスを指定した
COAの問い合わせを行うと、ネームサーバがその問い
合わせで指定されたホームアドレスで判明するホームネ
ットワークに存在するホームエージェントからその移動
端末のCOAを獲得して要求元に回答する。
【0017】なお、ネームサーバは、自サーバが居るサ
ブネットワークが問い合わせ要求で指定された移動端末
のホームアドレスから判明する移動端末のホームネット
ワークと一致する場合は自サーバ自身が移動端末のホー
ムエージェントからCOAを獲得して要求元に回答する
が、一致しない場合は移動端末のホームネットワーク上
の他のネームサーバに問い合わせ要求を転送して当該他
のネームサーバから移動端末のCOAを獲得する。
【0018】本発明の第2の移動網における移動端末管
理システムは、複数の相互に接続されたサブネットワー
クを備え、現在接続しているサブネットワークに依存す
るCOAと依存しないホームアドレスとを有する移動端
末に対してパケット通信サービスを提供する移動網にお
ける移動端末管理システムにおいて、前記サブネットワ
ークは、自ネットワークをホームネットワークとする前
記移動端末からの位置登録要求を受けて前記移動端末の
COAとホームアドレスとの対応を保持管理するホーム
エージェントと、前記ホームエージェントからの位置登
録要求を受けて前記移動端末のCOAとホームアドレス
との対応を保持管理するネームサーバとを備え、前記ネ
ームサーバは、前記移動端末のホームアドレスを指定し
たCOAの問い合わせ要求に応答して、前記移動端末の
COAを獲得して要求元に回答する手段を備える。
【0019】このように構成された本発明の第2の移動
網における移動端末管理システムにあっては、サブネッ
トワーク間を移動した移動端末が新たなCOAをホーム
エージェントに通知する位置登録要求を行うと、ホーム
エージェントがその移動端末のホームアドレスとCOA
との対応関係を登録すると共に、直ちに同じサブネット
ワーク上のネームサーバに転送して当該ネームサーバに
その移動端末のホームアドレスとCOAとの対応関係を
保持管理させる。そして、その移動端末に対して通信を
行いたい通信相手が移動端末のホームアドレスを指定し
たCOAの問い合わせを行うと、ネームサーバがその問
い合わせ要求に応答して、移動端末のCOAを獲得して
要求元に回答する。
【0020】なお、ネームサーバは、自サーバが居るサ
ブネットワークが問い合わせ要求で指定された移動端末
のホームアドレスから判明する移動端末のホームネット
ワークと一致する場合は自サーバで保持管理されている
移動端末のCOAを要求元に回答するが、一致しない場
合は移動端末のホームネットワーク上の他のネームサー
バに問い合わせ要求を転送して当該他のネームサーバか
ら移動端末のCOAを獲得する。
【0021】本発明の第3の移動網における移動端末管
理システムは、複数の相互に接続されたサブネットワー
クを備え、現在接続しているサブネットワークに依存す
るCOAと依存しないホームアドレスとを有する移動端
末に対してパケット通信サービスを提供する移動網にお
ける移動端末管理システムにおいて、前記サブネットワ
ークは、ホームエージェント機能とネームサーバ機能と
を併せ持つサーバを備え、前記サーバは、自ネットワー
クをホームネットワークとする前記移動端末からの位置
登録要求を受けて前記移動端末のCOAとホームアドレ
スとの対応を保持管理する手段と、前記移動端末のホー
ムアドレスを指定したCOAの問い合わせ要求に応答し
て、前記移動端末のCOAを獲得して要求元に回答する
手段とを備える。
【0022】このように構成された本発明の第3の移動
網における移動端末管理システムにあっては、サブネッ
トワーク間を移動した移動端末が新たなCOAをホーム
エージェント機能を持つサーバに通知する位置登録要求
を行うと、サーバがその移動端末のホームアドレスとC
OAとの対応関係を登録する。そして、その移動端末に
対して通信を行いたい通信相手が移動端末のホームアド
レスを指定したCOAの問い合わせを行うと、ネームサ
ーバ機能を併せ持つ前記サーバがその問い合わせ要求に
応答して、移動端末のCOAを獲得して要求元に回答す
る。
【0023】なお、サーバは、問い合わせ要求で指定さ
れた移動端末のホームアドレスとCOAの対応を自サー
バが保持していない場合はその対応を保持している他の
サーバに問い合わせ要求を転送して当該他のサーバから
移動端末のCOAを獲得する。
【0024】本発明の第4の移動網における移動端末管
理システムは、複数の相互に接続されたサブネットワー
クを備え、現在接続しているサブネットワークに依存す
る気付アドレスと依存しないホームアドレスとを有する
移動端末に対してパケット通信サービスを提供する移動
網における移動端末管理システムにおいて、前記サブネ
ットワークは、自ネットワークをホームネットワークと
する前記移動端末からの位置登録要求を受けて前記移動
端末の気付アドレスとホームアドレスとの対応を保持管
理すると共にルートネームサーバに前記移動端末の気付
アドレスとホームアドレスとの対応情報を通知するホー
ムエージェントと、前記ルートネームサーバからの位置
登録要求を受けて前記移動端末の気付アドレスとホーム
アドレスとの対応を保持管理するネームサーバとを備
え、前記ネームサーバは、前記移動端末のホームアドレ
スを指定した気付アドレスの問い合わせ要求に応答して
前記移動端末の気付アドレスを要求元に回答する手段を
備える。
【0025】このように構成された本発明の第4の移動
網における移動端末管理システムにあっては、サブネッ
トワーク間を移動した移動端末が新たなCOAをホーム
エージェントに通知する位置登録要求を行うと、ホーム
エージェントがその移動端末のホームアドレスとCOA
との対応関係を登録すると共に、直ちにルートネームサ
ーバに転送する。ルートネームサーバは、これを直ちに
各サブネットワーク上のネームサーバに転送して当該ネ
ームサーバにその移動端末のホームアドレスとCOAと
の対応関係を保持管理させる。そして、その移動端末に
対して通信を行いたい通信相手が移動端末のホームアド
レスを指定したCOAの問い合わせを在圏するサブネッ
トワークのネームサーバに行うと、そのネームサーバが
その問い合わせ要求に応答して、移動端末のCOAを要
求元に回答する。
【0026】また第1乃至第4の移動網における移動端
末管理システムにおいて、前記複数のサブネットワーク
はそれぞれ異なるネットワークプレフィックスを持ち、
前記移動端末のCOAは在圏する前記サブネットワーク
のネットワークプレフィックスと当該移動端末のインタ
フェースIDとから構成され、また、前記移動端末のホ
ームアドレスは、例えば前記移動端末のホームネットワ
ークを一意に識別可能なURLが用いられる。
【0027】
【発明の第1の実施の形態】次に本発明の第1の実施の
形態の例について図面を参照して詳細に説明する。図1
は本発明の実施の形態にかかるシステム構成図を示す。
図1に示すように本実施の形態の移動網は、複数のサブ
ネットワークSX、SYと、各サブネットワークSX、
SYに設けられたIPV6ルータであるアクセスルータ
ARX、ARYと、アクセスルータARX,ARY間を
相互に接続するインターネット等のIPコアネットワー
クNWとから構成され、任意のサブネットワークSX、
SYに接続する移動端末MNに対してパケット通信サー
ビスを提供する。図1の構成を3G移動網に対応させる
と、アクセスルータARX、ARYと移動端末MNの関
係は、GGSNと移動端末、cdma2000の場合の
PDSNと移動端末の関係に該当する。
【0028】各サブネットワークSX、SYには1台以
上の移動端末が接続され得るが、図1では説明の便宜
上、1つの移動端末MNだけを図示してある。また、こ
の移動端末MNの通信相手となる移動端末や固定端末は
一般に複数存在するが、図1では1つの通信相手CNだ
けを図示してある。
【0029】また各サブネットワークSX、SYは、自
ネットワークをホームネットワークとする移動端末から
のバインディング更新要求(位置登録要求)を受けてそ
の移動端末のCOAとホームアドレスとの対応を保持管
理するホームエージェントと、自ネットワークをホーム
ネットワークとする移動端末のホームアドレスと当該移
動端末のホームエージェントのアドレスとの対応を保持
管理するネームサーバとを備えている。図1では、ホー
ムエージェントは移動端末MNのホームエージェントH
Aだけを図示してある。なお、図1の状態は移動端末M
NがホームネットワークであるサブネットワークSYか
らフォリンネットワークであるサブネットワークSXに
移動している状態を示す。他方、ネームサーバは各サブ
ネットワークSX、SY毎のネームサーバDNSX、D
NSYを図示してあり、このうち、移動端末MNのホー
ムアドレスとそのホームエージェントHAのアドレスと
の対応を保持管理しているのは、移動端末MNのホーム
ネットワークにあるネームサーバDNSYである。この
ネームサーバDNSYのように移動端末MNのホームア
ドレスとそのホームエージェントHAのアドレスとの対
応を保持管理しているネームサーバを、移動端末MNの
ホームネームサーバと呼び、それ以外のネームサーバD
NSXを移動端末MNのビジィテッドネームサーバと呼
ぶ。
【0030】本実施の形態では、各サブネットワークS
X、SYはそれぞれ異なるネットワークプレフィックス
(Network prefix)X、Yを持ち、移動
端末MNが移動先のサブネットワークで獲得するCOA
はそのサブネットワークのネットワークプレフィックス
を含むものとする。また、移動端末MNのホームアドレ
スとして、本実施の形態では移動端末MNのホームネッ
トワークを一意に識別可能なURLを用いるものとし、
URLの例としてohki@nec.co.jpを用い
る。ここで、「nec.co.jp」の部分で移動端末
MNのホームネットワーク(サブネットワークSY)が
一意に識別される。
【0031】図2は本実施の形態における処理シーケン
ス図であり、併せて移動端末、ホームエージェント、ネ
ームサーバ、通信相手で行われる処理例を示す。このよ
うな処理は移動端末、ホームエージェント、ネームサー
バ、通信相手を構成するメモリに記憶されたプログラム
に従ってそれらを構成するコンピュータで実行される
(後述する他の実施の形態も同様である)。以下、各図
を参照して本実施の形態の動作を説明する。
【0032】(1)位置登録要求(バインディング更新
要求) 移動端末MNがサブネットワーク間を移動した際の位置
登録要求は、IPV6と同様に以下のようにして行われ
る。
【0033】移動端末MNがサブネットワークSYから
サブネットワークSXへ移動した場合、従来のIPV6
の移動端末と同様に移動先のルータ広告から別のサブネ
ットワークに移動したことを認識し、COAを獲得する
(図2のS101)。図1ではIPV6ルータであるア
クセスルータARXがこのルータ広告を出す。COAの
獲得方法はDHCPV6によるStatefull a
ddress autoconfigurationも
しくはstateless addressautoc
onfiguration(RFC1971)いずれで
もよい。図1では移動端末MNが新たに獲得したCOA
の例をX:aと記している。ここでX:aは、128ビ
ット長のIPV6のアドレスを示しており、Xはサブネ
ットワークSXのネットワークプレフィックス、aは移
動端末MNのインタフェースIDを示す。
【0034】次に移動端末MNは、バインディング更新
要求を自身のホームエージェントHAに対して行う(S
102)。具体的には、IPV6ヘッダ内の送信元アド
レスに移動端末MNのCOA(X:a)を、宛先アドレ
スにホームエージェントHAのアドレスをセットし、デ
ィスティネーションオプション(Destinatio
n option)に移動端末MNのURL(ohki
@nec.co.jp)をセットした位置登録要求パケ
ットを送信する。
【0035】ホームエージェントHAはこの登録要求を
受けると、自身が保有するバインディングキャッシュを
更新し、通知された移動端末MNのCOAとURLとの
対を登録する(S103)。そして、登録応答を移動端
末MNに送信する(S104)。
【0036】(2)パケット送信、受信 通信相手CNが移動端末MNにパケットを送信する場合
を例に、本実施の形態におけるパケット送信、受信の処
理例を説明する。
【0037】通信相手CNは、パケット送信に先立ち、
移動端末MNのURLに該当するCOAを自身が在圏す
るサブネットワークSXのネームサーバDNSXに問い
合わせる(S201)。つまり、通信相手CNは、移動
端末MNのURLをDNSQuaryに載せネームサー
バDNSXへ送信する。これを受けたネームサーバDN
SXは、移動端末MNのURLから移動端末MNのホー
ムネットワークSYのネットワークプレフィックスYを
認識し(S202)、自ネームサーバDNSXのサブネ
ットワークと相違するため、移動端末MNからのDNS
Quaryを当該ネットワークプレフィックスYを持
つサブネットワークSYのネームサーバ(移動端末MN
のホームネームサーバ)DSNYへ転送する(S20
3)。なお、ネームサーバDSNXが移動端末MNのホ
ームネットワークのネームサーバDNSYのアドレスが
解決できない場合、通常のDNSアーキテクチャに従い
上位の図示しないルートネームサーバ(RootDN
S)まで遡りアドレスを解決する。
【0038】ネームサーバDSNYは、ネームサーバD
SNXからDNS Queryを受信すると、移動端末
MNのURLから移動端末MNのホームネットワークS
XのネットワークプレフィックスYを認識し(S20
4)、自ネームサーバDNSYのサブネットワークと一
致するため、自身が保有する移動端末MNのURLとホ
ームエージェントHAのアドレスとの対応情報に基づ
き、ホームエージェントHAに対して、移動端末MNの
URLを指定してCOAを問い合わせる(S205)
(Location Service Query)。
【0039】ホームエージェントHAは、移動端末MN
のURLをキーに自身のバインディングキャッシュから
移動端末MNのバインディング更新情報を読み出し、ネ
ームサーバDNSYへ返送する(S206)。この移動
端末MNのバインディング更新情報は、ネームサーバD
NSYからネームサーバDNSX経由で通信相手CNへ
通知される(S207、S208)。
【0040】通信相手CNは、移動端末MNのCOAを
得ると、通常のパケット送信と同じく宛先アドレスにC
OAを設定し、パケットを送信する(S209)。
【0041】
【発明の第2の実施の形態】次に本発明の第2の実施の
形態の例について図面を参照して詳細に説明する。本実
施の形態は、ホームエージェントHAが移動端末MNか
ら位置登録を受けた時点で移動端末MNのホームネーム
サーバDNSYへ直ちにバインディング更新情報を通知
するようにした点で第1の実施の形態と相違する。従っ
て、移動端末MNのホームネームサーバDNSYは、ホ
ームエージェントHAと同じく移動端末MNのホームア
ドレスとCOAとの対応情報(バインディング更新情
報)を保持管理する。
【0042】本実施の形態における処理シーケンスを図
3に示す。以下、図3を参照して第1の実施の形態との
相違点を中心に本実施の形態の動作を説明する。
【0043】(1)位置登録要求(バインディング更新
要求) 移動端末MNがバインディング更新要求を自身のホーム
エージェントHAに対して行い、ホームエージェントH
Aが自身の保有するバインディングキャッシュを更新し
て登録応答を移動端末MNに送信するまでの処理は第1
の実施の形態と同じである(S101〜S104)。ホ
ームエージェントHAは、バインディングキャッシュ上
の移動端末MNのCOAを更新すると、直ちに、当該バ
インディング更新情報を含むバインディング更新要求を
移動端末MNのホームネームサーバDNSYへ送信する
(S105)。ホームネームサーバDNSYは、このバ
インディング更新要求に基づいて自身の保有する移動端
末MNのURLとCOAの対応情報を更新する(S10
6)。
【0044】(2)パケット送信、受信 通信相手CNが移動端末MNのURLに該当するCOA
を自身が在圏するサブネットワークSXのネームサーバ
DNSXに問い合わせ、その問い合わせがホームネーム
サーバDNSYに転送され、ネームサーバDSNYが移
動端末MNのホームネットワークSYのネットワークプ
レフィックスYを認識するまでの処理は第1の実施の形
態と同じである(S201〜S204)。ネームサーバ
DSNYは、自身の保有する移動端末MNのURLとC
OAの対応情報(バインディング更新情報)を読み出し
(S210)、ネームサーバDNSXへ送信する(S2
07)。ネームサーバDNSXはそれを通信相手CNへ
通知する(S208)。
【0045】本実施の形態によれば、第1の実施の形態
のようにホームネームサーバDNSYからホームエージ
ェントHAへの問い合わせが必要なくなるため、通信相
手CNからの問い合わせに対する応答時間を短縮するこ
とができる。
【0046】
【発明の第3の実施の形態】次に本発明の第3の実施の
形態の例について図面を参照して詳細に説明する。本実
施の形態は、ホームエージェント機能とネームサーバ機
能とを併せ持つサーバを各サブネットワークに備えるよ
うにした点で第1の実施の形態と相違する。図4に本実
施の形態にかかる移動網のシステム構成を示す。図4
中、SBX、SBYがホームエージェント機能とネーム
サーバ機能とを併せ持つサーバであり、他の構成要素は
第1の実施の形態と同じである。図5は本実施の形態の
処理シーケンス図である。以下、本実施の形態の動作を
第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0047】(1)位置登録要求(バインディング更新
要求) 移動端末MNはサブネットワークSYからサブネットワ
ークSXへ移動した場合、第1の実施の形態と同様にC
OAをアクセスルータARXから獲得する(S30
1)。次に移動端末MNは、バインディング更新要求を
自身のホームエージェント機能を持つサーバSBYに対
して行う(S302)。具体的には、IPV6ヘッダ内
の送信元アドレスに移動端末MNのCOA(X:a)
を、宛先アドレスにサーバSBYのアドレスをセット
し、ディスティネーションオプションに移動端末MNの
URL(ohki@nec.co.jp)をセットした
登録要求パケットを送信する。
【0048】サーバSBYはこの位置登録要求を受ける
と、自身が保有するバインディングキャッシュを更新
し、通知された移動端末MNのCOAとURLとの対の
情報であるバインディング更新情報を登録する(S30
3)。そして、登録応答を移動端末MNに送信する(S
304)。
【0049】(2)パケット送信、受信 通信相手CNは、パケット送信に先立ち、移動端末MN
のURLに該当するCOAを自身が在圏するサブネット
ワークSXのネームサーバ機能を持つサーバSBXに問
い合わせる(S401)。これを受けたサーバSBX
は、移動端末MNのURLから移動端末MNのホームネ
ットワークSYのネットワークプレフィックスYを認識
し(S402)、自サーバSBXのネットワークプレフ
ィックスと相違するため、移動端末MNからのDNS
Queryを当該ネットワークプレフィックスYを持つ
サブネットワークSYのサーバSBYへ転送する(S4
03)。なお、サーバSBXが移動端末MNのホームネ
ットワークのサーバSBYのアドレスが解決できない場
合、通常のDNSアーキテクチャに従い図示しない上位
のRootDNSまで遡りアドレスを解決する。
【0050】サーバSBYは、サーバSBXからDNS
Queryを受信すると、移動端末MNのURLから
移動端末MNのホームネットワークSYのネットワーク
プレフィックスYを認識し(S404)、自サーバSB
Yのネットワークプレフィックスと一致するため、自身
が保有する移動端末MNのURLとCOAとの対応情報
であるバインディング更新情報を読み出し(S40
5)、サーバSBXへ返送する(S406)。この移動
端末MNのバインディング更新情報は、サーバSBX経
由で通信相手CNへ通知される(S407)。
【0051】通信相手CNは、移動端末MNのCOAを
得ると、通常のパケット送信と同じく宛先アドレスにC
OAを設定し、パケットを送信する(S408)。
【0052】本実施の形態によれば、ホームエージェン
トとネームサーバとを別々のノードとして備える必要が
なく、且つ、通信相手CNからの問い合わせに対する応
答時間を短縮することができる。
【0053】
【発明の第4の実施の形態】次に本発明の第4の実施の
形態の例について図面を参照して詳細に説明する。本実
施の形態は、ホームエージェントHAが移動端末MNか
ら位置登録を受けた時点でルートネームサーバへ直ちに
バインディング更新情報を通知し、ルートネームサーバ
がその配下の全てのネームサーバへ直ちにバインディン
グ更新情報を通知するようにした点で第1の実施の形態
と相違する。従って、各ネームサーバはホームエージェ
ントHAと同じく移動端末MNのホームアドレスとCO
Aとの対応情報(バインディング更新情報)を保持管理
する。
【0054】図6に本実施の形態にかかる移動網のシス
テム構成を示す。図6中、RDNSがルートネームサー
バであり、階層構造をなすネームサーバシステムの最上
位に位置する。ネームサーバDNSX、DNSYはルー
トネームサーバRDNSの下位層に位置し、ルートネー
ムサーバRDNSと相互に通信可能になっている。ま
た、ルートネームサーバRDNSは移動端末MNのホー
ムエージェントHAとも相互に通信可能になっている。
このような通信はIPコアネットワークNWを通じて行
われる。なお、図6ではルートネームサーバRDNSの
下位に2つのネームサーバDNSX、DNSYが存在す
るが、サブネットワークの数に応じて3つ以上のネーム
サーバが接続される構成も考えられる。また、各サブネ
ットワークSX、SYに設けられたネームサーバDNS
X、DNSYは、ルートネームサーバRDNSの直下の
階層に位置するが、他のサブネットワークに設けられた
ネームサーバの下位層に位置付ける構成も考えられる。
【0055】本実施の形態における処理シーケンスを図
7に示す。以下、図6及び図7を参照して第1の実施の
形態との相違点を中心に本実施の形態の動作を説明す
る。
【0056】(1)位置登録要求(バインディング更新
要求) 移動端末MNがバインディング更新要求を自身のホーム
エージェントHAに対して行い、ホームエージェントH
Aが自身の保有するバインディングキャッシュを更新し
て登録応答を移動端末MNに送信するまでの処理は第1
の実施の形態と同じである(S501〜S504)。ホ
ームエージェントHAは、バインディングキャッシュ上
の移動端末MNのCOAを更新すると、直ちに、当該バ
インディング更新情報を含むバインディング更新要求を
ルートネームサーバRDNSへ送信する(S505)。
【0057】ルートネームサーバRDNSは、このバイ
ンディング更新情報に基づいて自身の保有する移動端末
MNのURLとCOAの対応情報を更新し(S50
6)、配下の全てのネームサーバDNSX、DNSYに
当該バインディング更新情報を直ちに送信する(S50
7)。各ネームサーバDNSX、DNSYは、このバイ
ンディング更新情報に基づいて自身の保有する移動端末
MNのURLとCOAの対応情報を更新する(S50
8、S509)。なお、ネームサーバDNSX、DNS
Yは、自身の配下に別のネームサーバを持つ場合、その
ネームサーバに対して当該バインディング更新情報を直
ちに送信する。
【0058】(2)パケット送信、受信 通信相手CNが移動端末MNのURLに該当するCOA
を自身が在圏するサブネットワークSXのネームサーバ
DNSXに問い合わせる点は、第1の実施の形態と同じ
である(S601)。本実施の形態の場合、移動端末M
Nのバインディング更新情報は移動端末MNの移動と同
期したホームエージェントHA及びルートネームサーバ
RDNS経由で各ネームサーバDNSX、DNSYに通
知されている。このためネームサーバDSNXは、自身
の保有する移動端末MNのURLとCOAの対応情報
(バインディング更新情報)を読み出し(S602)、
それを通信相手CNへ通知する(S603)。通信相手
CNは、この情報から移動端末MNのCOAを獲得して
パケットを送信する(S604)。
【0059】本実施の形態によれば、通信相手CNは在
圏するサブネットワークのネームサーバから直ちに移動
端末MNのCOAを獲得できるため、通信相手CNから
の問い合わせに対する応答時間を大幅に短縮することが
できる。
【0060】なお、以上の説明では、移動端末MNが位
置登録を行ったときにのみホームエージェントHAから
ルートネームサーバRDNSへバインディング更新情報
を送信した。若し、ルートネームサーバRDNS及び各
ネームサーバDSNX、DNSYが、自身の保有するバ
インディング更新情報の有効期限をタイマで管理し、更
新後一定期間経過した時点で消去する構成を採用してい
る場合には、ホームエージェントHAは移動端末MNか
らの位置登録時に加えて、前記一定時間より短い周期で
定期的にバインディング更新情報をルートネームサーバ
RDNSへ配送し、ルートネームサーバRDNSはそれ
を配下のネームサーバDNSX、DNSYに配送する構
成が採用される。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば以下
のような効果が奏される。
【0062】移動端末の通信相手は最寄りのネームサー
バに問い合わせることにより当該移動端末のCOAを知
ることができ、最初のパケットから移動端末宛に直接送
信することが可能となる。
【0063】移動端末はホームエージェントにバインデ
ィング更新要求を送信するだけで良く、通信相手は必要
な移動端末について適宜にCOAを問い合わせれば済む
ため、移動端末が複数の通信相手に対して自身のCOA
を直接通知する方式におけるような端末バッテリ消費問
題が改善され、また端末間同士の多くのバインディング
更新要求が無線区間を流れることがない。
【0064】ホームエージェントは基本的にはDNS
Queryに対し該当するバインディング更新情報を返
すだけで良く、パケットのエンキャプシュレーションの
処理が不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかるシステム構
成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態にかかる処理シーケ
ンス図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態にかかる処理シーケ
ンス図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態にかかるシステム構
成図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態にかかる処理シーケ
ンス図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態にかかるシステム構
成図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態にかかる処理シーケ
ンス図である。
【図8】IPV6による位置登録及び通信相手から移動
端末へのパケット送信のシーケンス図である。
【符号の説明】
MN…移動端末 HA…ホームエージェント ARX、ARY…アクセスルータ(IPV6ルータ) DNCX、DNCY…ネームサーバ RDNS…ルートネームサーバ CN…通信相手 NW…IPコアネットワーク SX、SY…サブネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 GA11 HA08 HB08 HC01 HC09 HC14 HD03 HD07 JL01 JT09 KA01 KA05 5K033 CB08 CC01 DA06 DA19 DB18 EC03 5K067 BB21 EE02 EE10 EE16 FF07 GG01 GG11 HH05 HH17 HH22 HH23 HH31 JJ66

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の相互に接続されたサブネットワー
    クを備え、現在接続しているサブネットワークに依存す
    る気付アドレスと依存しないホームアドレスとを有する
    移動端末に対してパケット通信サービスを提供する移動
    網における移動端末管理システムにおいて、前記サブネ
    ットワークは、自ネットワークをホームネットワークと
    する前記移動端末からの位置登録要求を受けて前記移動
    端末の気付アドレスとホームアドレスとの対応を保持管
    理するホームエージェントと、自ネットワークをホーム
    ネットワークとする前記移動端末のホームアドレスと当
    該移動端末のホームエージェントのアドレスとの対応を
    保持管理するネームサーバとを備え、前記ネームサーバ
    は、前記移動端末のホームアドレスを指定した気付アド
    レスの問い合わせ要求に応答して、指定されたホームア
    ドレスで判明するホームネットワークに存在する前記ホ
    ームエージェントから前記移動端末の気付アドレスを獲
    得して要求元に回答する手段を備えることを特徴とする
    移動網における移動端末管理システム。
  2. 【請求項2】 前記ネームサーバは、自サーバが居るサ
    ブネットワークが前記問い合わせ要求で指定された前記
    移動端末のホームアドレスから判明する前記移動端末の
    ホームネットワークと一致する場合、自サーバ自身で前
    記移動端末の前記ホームエージェントから前記移動端末
    の気付アドレスを獲得して要求元に回答し、一致しない
    場合、前記移動端末のホームネットワーク上の他の前記
    ネームサーバに前記問い合わせ要求を転送して当該他の
    ネームサーバから前記移動端末の気付アドレスを獲得す
    る手段を備える請求項1記載の移動網における移動端末
    管理システム。
  3. 【請求項3】 複数の相互に接続されたサブネットワー
    クを備え、現在接続しているサブネットワークに依存す
    る気付アドレスと依存しないホームアドレスとを有する
    移動端末に対してパケット通信サービスを提供する移動
    網における移動端末管理システムにおいて、前記サブネ
    ットワークは、自ネットワークをホームネットワークと
    する前記移動端末からの位置登録要求を受けて前記移動
    端末の気付アドレスとホームアドレスとの対応を保持管
    理するホームエージェントと、前記ホームエージェント
    からの位置登録要求を受けて前記移動端末の気付アドレ
    スとホームアドレスとの対応を保持管理するネームサー
    バとを備え、前記ネームサーバは、前記移動端末のホー
    ムアドレスを指定した気付アドレスの問い合わせ要求に
    応答して、前記移動端末の気付アドレスを獲得して要求
    元に回答する手段を備えることを特徴とする移動網にお
    ける移動端末管理システム。
  4. 【請求項4】 前記ネームサーバは、自サーバが居るサ
    ブネットワークが前記問い合わせ要求で指定された前記
    移動端末のホームアドレスから判明する前記移動端末の
    ホームネットワークと一致する場合、自サーバで保持管
    理されている前記移動端末の気付アドレスを要求元に回
    答し、一致しない場合、前記移動端末のホームネットワ
    ーク上の他の前記ネームサーバに前記問い合わせ要求を
    転送して当該他のネームサーバから前記移動端末の気付
    アドレスを獲得する手段を備える請求項3記載の移動網
    における移動端末管理システム。
  5. 【請求項5】 複数の相互に接続されたサブネットワー
    クを備え、現在接続しているサブネットワークに依存す
    る気付アドレスと依存しないホームアドレスとを有する
    移動端末に対してパケット通信サービスを提供する移動
    網における移動端末管理システムにおいて、前記サブネ
    ットワークは、ホームエージェント機能とネームサーバ
    機能とを併せ持つサーバを備え、前記サーバは、自ネッ
    トワークをホームネットワークとする前記移動端末から
    の位置登録要求を受けて前記移動端末の気付アドレスと
    ホームアドレスとの対応を保持管理する手段と、前記移
    動端末のホームアドレスを指定した気付アドレスの問い
    合わせ要求に応答して、前記移動端末の気付アドレスを
    獲得して要求元に回答する手段とを備えることを特徴と
    する移動網における移動端末管理システム。
  6. 【請求項6】 前記サーバは、前記問い合わせ要求で指
    定された前記移動端末のホームアドレスと気付アドレス
    の対応を自サーバが保持していない場合、その対応を保
    持している他の前記サーバに前記問い合わせ要求を転送
    して当該他のサーバから前記移動端末の気付アドレスを
    獲得する手段を備える請求項5記載の移動網における移
    動端末管理システム。
  7. 【請求項7】 複数の相互に接続されたサブネットワー
    クを備え、現在接続しているサブネットワークに依存す
    る気付アドレスと依存しないホームアドレスとを有する
    移動端末に対してパケット通信サービスを提供する移動
    網における移動端末管理システムにおいて、前記サブネ
    ットワークは、自ネットワークをホームネットワークと
    する前記移動端末からの位置登録要求を受けて前記移動
    端末の気付アドレスとホームアドレスとの対応を保持管
    理すると共にルートネームサーバに前記移動端末の気付
    アドレスとホームアドレスとの対応情報を通知するホー
    ムエージェントと、前記ルートネームサーバからの位置
    登録要求を受けて前記移動端末の気付アドレスとホーム
    アドレスとの対応を保持管理するネームサーバとを備
    え、前記ネームサーバは、前記移動端末のホームアドレ
    スを指定した気付アドレスの問い合わせ要求に応答して
    前記移動端末の気付アドレスを要求元に回答する手段を
    備えることを特徴とする移動網における移動端末管理シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 前記複数のサブネットワークはそれぞれ
    異なるネットワークプレフィックスを持ち、前記移動端
    末の気付アドレスは在圏する前記サブネットワークのネ
    ットワークプレフィックスと当該移動端末のインタフェ
    ースIDとから構成される請求項1乃至7の何れか1項
    に記載の移動網における移動端末管理システム。
  9. 【請求項9】 前記移動端末のホームアドレスは、前記
    移動端末のホームネットワークを一意に識別可能なUR
    Lを用いる請求項8記載の移動網における移動端末管理
    システム。
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