JP2002270797A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体装置およびその製造方法Info
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Abstract
合リークの抑制、拡散層と取り出し電極との接触面積の
増大によるコンタクト抵抗の低減とDRAMセルの縮小
化、ワード線・取り出し電極間の耐圧確保を図り、実効
チャネル長を延ばすことで短チャネル効果を抑制しトラ
ンジスタ特性の安定化を図る。 【解決手段】 半導体基板11表面に形成した拡散層1
3と、拡散層13を含む半導体基板11に形成された溝
14内にワード線16と、第1の絶縁膜19を介してワ
ード線16上にオーバラップする状態で拡散層13に接
続される取り出し電極21とを備えたメモリ素子のトラ
ンジスタと、拡散層55、65上層にシリサイド層5
8、68を形成したロジック素子のトランジスタとが同
一半導体基板11に形成され、ロジック素子のトランジ
スタの少なくとも一つは、半導体基板11に形成された
溝14内にゲート電極51が形成されたものからなる。
Description
その製造方法に関し、詳しくはDRAM(Dynamic Rand
om Access Memory)とロジック素子とを混載した半導体
装置およびその製造方法に関する。
に大容量のDRAMと高速ロジック素子とを1チップに
搭載する複合デバイスの開発が行われている。その構成
の一例としては、DRAMのメモリセルゲートを基板の
上に積み上げ、メモリセルトランジスタの拡散層の取り
出しには、いわゆるセルフアラインコンタクトを用い、
一方、ロジック素子はセルフアラインコンタクトを用い
ずに形成するという構成のものである。
げ型のDRAMもさまざまな問題が顕在化してきてい
る。
Mメモリセルの縮小とともに基板濃度はますます高くな
ってきていて、DRAM領域の接合リークも厳しい状態
に近づいている。このため、メガビット級のDRAMで
の接合リークの抑制が困難になってきている。すなわ
ち、従来は余裕を持って制御可能であったDRAMのデ
ータ保持特性の維持が困難なものとなってきている。こ
のままでは世代ごとにキャパシタ容量を増大させていく
しか有効な手段が見当たらない。
拡散層と取り出し電極との接触面積が狭くなり、世代ご
とに2倍の勢いでコンタクト抵抗が上昇するようになっ
ている。0.1μm以降の世代では、このコンタクト抵
抗が数キロΩになることが予想され、メモリセルのワー
ドトランジスタのオン抵抗に匹敵してくるようになると
予想される。したがって、セルトランジスタのみなら
ず、このコンタクト抵抗のばらつきがDRAM動作に厳
しく影響してくるようになり、製造上、一層の精密性が
要求されるようになって来ている。
ワード線とその脇に形成される拡散層の取り出しコンタ
クトとの層間絶縁距離は世代ごとに近づきつつある。メ
ガビット級のDRAMを製造する上で、この耐圧を確保
するためには20nm〜30nmが限界の距離といわれ
ている。そのため、0.1μm以降の世代のDRAMで
は、この耐圧限界距離以下の距離で拡散層の取り出しコ
ンタクトを形成することが必要になってしまう。
2 )/ドープトポリシリコンのポリサイド構造の採用で
遅延を押さえてきたDRAMのワード線も、近年の微細
化とともに、アスペクト比も厳しくなり、また、ワード
線の遅延を抑えるための十分な低抵抗を得ることが困難
となってきた。特に高速動作を要求される積み上げDR
AMなどでは、このワード線遅延がDRAMのアクセス
タイムに影響する深刻な問題となる。ゲートの抵抗を下
げる技術として、サリサイドによる配線の低抵抗化が実
用化されている。しかしながら、DRAMメモリセルの
ゲートに適用するためには、オフセット酸化シリコン膜
を使えなくなることによるDRAMメモリセル縮小化の
障害とデータ保持特性の維持のために、DRAMの拡散
層にはサリサイドを形成しないプロセスを必要とするな
どの困難から通常は採用できない。
上も目覚しく、0.1μm以降の世代のロジックトラン
ジスタでは、そのゲート長が50nm〜70nm、ゲー
ト絶縁膜が1.5nm以下の極薄膜を形成することが要
求されるようになると予想される。この厚さ以下から、
従来から用いられてきた良質な絶縁膜である酸化シリコ
ン(SiO2 )の適用が限界となり、酸化ジルコニウ
ム、酸化ハフニウム、酸化タンタル、酸化アルミニウ
ム、BST(BaTiO3 とSrTiO3 との混晶)等
の新たな絶縁膜の適用が不可欠になると予想されてい
る。
酸化タンタル、酸化アルミニウム、BST等の絶縁材料
からなるゲート絶縁膜は、拡散層の活性化に必要な熱処
理を避けるため、またゲート電極を形成する際のプラズ
マダメージを回避するために、拡散層を形成した後にダ
ミーゲートを置き換えるリプレースメントゲート電極が
提案されている。このリプレースメントゲート電極構造
であっても、従来のポリシリコンゲート電極で問題とな
る空乏化抑制のために、比較的耐熱性の低い上記材料の
採用が必要となってくると予想される。
プロセスでは、ダミーゲート上を化学的機械研磨(以下
CMPという、CMPはChemical Mechanical Polishin
g )によって露出させる工程をともなうため、ゲート電
極上部にセルフアラインコンタクトとキャパシタを形成
するスタック型のDRAMセルとは整合性が良くなく、
また、DRAMのコンタクト活性化に必要な熱処理に対
しても整合性が良くない。
の高電圧インターフェイス(Vpp;1.5V〜2.5
V)、DRAM動作に必要なワード線昇圧用の回路等に
は、その電圧ゆえに、上記新材料による高誘電体ゲート
絶縁膜以外の従来の酸化シリコン系のロジック回路も同
一チップに混載する必要があった。
は、何とか許容できている技術であっても、今後の0.
1μm世代以降では、何らかの対策が必要となり、チッ
プの性能トレンドを維持するためには、積み上げ型のD
RAM構造の抜本的な改良が必要となると予想される。
決するためになされた半導体装置およびその製造方法で
ある。
ック素子とを同一半導体基板上に形成した半導体装置に
おいて、前記メモリ素子のトランジスタは、半導体基板
および該半導体基板に形成された素子分離領域に形成さ
れた溝内にゲート絶縁膜を介して埋め込まれたワード線
と、前記溝の側壁の前記半導体基板表面側に形成した拡
散層と、前記ワード線上層に形成されたシリサイド層
と、前記ワード線上に絶縁膜を介して前記ワード線にオ
ーバラップする状態で前記拡散層に接続される取り出し
電極とを備えたもので、前記ロジック素子のトランジス
タは、このトランジスタの拡散層上層にシリサイド層を
備えたもので、前記ロジック素子のトランジスタの少な
くとも一つは、前記半導体基板に形成された溝内にゲー
ト電極が形成されたものからなる。また、前記拡散層は
深さ方向に不純物濃度が薄くなるものからなる。
サイド層が形成されていることから、ワード線の抵抗が
低減され、遅延の問題が回避される。また、ロジック素
子の拡散層上にシリサイド層が形成されていることか
ら、この拡散層へのコンタクト抵抗が低減される。
れ、その半導体基板に形成された溝内にゲート絶縁膜を
介してワード線が埋め込まれていることから、チャネル
はワード線が形成されている溝底部側の半導体基板を廻
り込むように形成される。そのため、実効的なチャネル
長が十分に確保されるため、バックバイアスを印加し
て、短チャネル効果が厳しいメモリ素子(例えばDRA
M)のトランジスタ特性が安定化される。
形成された溝内に埋め込まれたワード線上に、絶縁膜を
介してこのワード線にオーバラップする状態で、半導体
基板表面に形成した拡散層に接続される取り出し電極が
形成されていることから、ワード線上の絶縁膜を20n
m〜30nm以上の十分な膜厚を確保することが可能に
なる。それによって、拡散層に接続される取り出し電極
との耐圧が確保される。そのため、メモリ素子の拡散層
上の全面がコンタクトに使用されるので、実効面積を有
効に使用できる。よって、セルデザインで実現可能な最
低の抵抗値が実現されるので、コンタクト抵抗の低減が
図れる。
さ方向に不純物濃度が薄くなっていることから、メモリ
素子領域の拡散層下部の半導体基板濃度をセルトランジ
スタに要求されるほどに濃くしなくともよいので、接合
の電界が緩和され、メモリ素子のセル縮小化にともない
厳しくなるデータ保持特性の性能が維持される。
タを実現するためのリプレースメントゲート電極を有す
るロジックトランジスタとメモリ素子との1チップ化が
実現される。これによって、ロジック領域のゲートは、
熱処理に対するケアが不要となり、ゲート絶縁膜に高誘
電率材料を用いることが可能となり、ゲート電極をポリ
メタル構造または金属材料で形成することが可能にな
る。
ス、メモリ素子のワード線昇圧に必要な高電圧動作を可
能にする高電圧ロジック素子を標準電圧ロジック素子と
ともに一つの半導体基板に混載することが可能になる。
素子とロジック素子とを同一半導体基板上に形成する半
導体装置の製造方法において、半導体基板に素子分離領
域を形成した後、該半導体基板表面側にメモリ素子領域
の拡散層を形成する工程と、半導体基板および前記素子
分離領域におけるメモリ素子領域および第1のロジック
素子領域の所定位置に溝を形成する工程と、前記溝内に
ゲート絶縁膜を形成する工程と、メモリ素子領域の前記
溝の上部を残した状態で溝内を埋め込むワード線を形成
する工程と、前記ワード線と同一層で第2のロジック素
子領域の前記半導体基板上にダミーゲートを形成すると
ともに、第1のロジック素子領域の溝内にゲート電極を
形成する工程と、前記第1、第2のロジック素子領域の
前記半導体基板にロジックトランジスタの拡散層を形成
する工程と、前記ワード線上の前記溝側壁にサイドウォ
ール絶縁膜を形成する工程と、前記ワード線上層および
前記第1、第2のロジック素子領域の拡散層上層にシリ
サイド層を形成する工程と、前記溝の上部を埋め込むと
ともに前記ダミーゲートを覆うように絶縁膜を形成する
工程と、前記ワード線上に前記絶縁膜を介して前記ワー
ド線にオーバラップする状態で前記拡散層に達する接続
孔を形成する工程と、前記接続孔内に取り出し電極を形
成する工程と、前記絶縁膜表面を平坦化するとともに前
記ダミーゲートの上部を露出させる工程と、前記取り出
し電極を活性化する熱処理を行う工程と、前記ダミーゲ
ートを除去してゲート溝を形成する工程と、前記ゲート
溝にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程と
を備えている。また、前記拡散層は深さ方向に不純物濃
度が薄くなるように形成する。
上層にシリサイド層を形成することから、ワード線の抵
抗が低減され、遅延の問題が回避される。また、ロジッ
ク素子の拡散層上にシリサイド層を形成することから、
この拡散層へのコンタクト抵抗が低減される。
の拡散層を形成し、この半導体基板にゲート絶縁膜を介
してワード線を埋め込むように形成することから、チャ
ネルはワード線(ゲート電極)が形成されている溝底部
側の半導体基板を廻り込むように形成される。そのた
め、実効的なチャネル長が十分に確保されるため、バッ
クバイアスを印加して、短チャネル効果が厳しいメモリ
素子(例えばDRAM)のトランジスタ特性が安定化さ
れる。
形成された溝内に埋め込まれたワード線上に、絶縁膜を
介してこのワード線にオーバラップする状態で、半導体
基板表面に形成した拡散層に接続される取り出し電極を
形成することから、ワード線上の絶縁膜は20nm〜3
0nm以上の十分な膜厚が確保される。それによって、
拡散層に接続される取り出し電極との耐圧が確保され
る。そのため、メモリ素子の拡散層上の全面をコンタク
トに使用できるようになるので、実効面積を有効に使用
できる。よって、セルデザインで実現可能な最低の抵抗
値を実現することができ、コンタクト抵抗の低減が図れ
る。
さ方向に不純物濃度が薄くなるように形成されているこ
とから、メモリ素子領域の拡散層下部の半導体基板濃度
をセルトランジスタに要求されるほどに濃くしなくとも
よいので、接合の電界が緩和され、メモリ素子のセル縮
小化にともない厳しくなるデータ保持特性の性能が維持
される。
タを実現するためのリプレースメントにより形成される
ゲート電極を有するロジックトランジスタとメモリ素子
との1チップ化が実現される。これによって、ロジック
領域のゲートは、熱処理に対するケアが不要となり、ゲ
ート絶縁膜に高誘電率材料を用いることが可能となり、
ゲート電極をポリメタル構造または金属材料で形成する
ことが可能になる。
路や外部インターフェイス、メモリ素子のワード線昇圧
に必要な高電圧動作を可能にする高電圧ロジック素子を
標準電圧ロジック素子とともに一つの半導体基板に混載
することが可能になる。
の形態を、図1の概略構成断面図によって説明する。
メモリ素子領域(以下DRAM領域として説明し、図面
ではDRAM領域と記す)、標準電圧ロジック領域、高
電圧ロジック領域等を分離する素子分離領域12が形成
されている。この素子分離領域12は、例えばSTI
(Shallow Trench Isolation )技術によって、例えば
0.1μm〜0,2μm程度の深さに形成されている。
上記半導体基板11上のDRAM領域には、バッファ層
72が例えば酸化シリコン膜で20nm〜30nmの厚
さに形成されている。
のメモリセルトランジスタのソース・ドレインとなる第
1の拡散層(拡散層)13が形成されている。この拡散
層13は、一例として、不純物にリンを用い、ドーズ量
を1×1013/cm2 〜5×1013/cm2 、加速電圧
を10keV〜40keVに設定したイオン注入により
形成される。
び上記素子分離領域12には、溝14が例えば50nm
〜100nm程度の深さに形成されている。その溝14
内にはゲート絶縁膜15を介してワード線(ゲート電極
も含む)16が形成されている。上記ワード線16は、
下層をポリシリコン層で形成され、上層がシリサイド
(例えばサリサイド)層18で形成されている。少なく
とも後に説明する取り出し電極21との耐圧が確保され
る距離として、その表面が溝14の上部の半導体基板1
1表面より少なくとも30nm以上50nm以下、好ま
しくは40nm以上50nm以下、下がった状態に形成
されている。この実施の形態では、例えば50nm程度
下がった状態に形成されている。なお、半導体基板11
に形成された溝14の深さと素子分離領域12に形成さ
れた溝14の深さに多少の差を生じていても差し支えは
ない。
層)上の溝14の側壁には、サイドウォール絶縁膜17
が例えば窒化シリコン膜で形成されている。さらに、上
記ポリシリコン層16pの上層には上記シリサイド層1
8が形成されている。このシリサイド層18としては、
例えばコバルトシリサイド(CoSi2 )、チタンシリ
サイド(TiSi2 )ニッケルシリサイド(NiS
i2 )等を用いることができる。なお、半導体基板11
に形成された溝14の深さと素子分離領域12に形成さ
れた溝14の深さに多少の差を生じていても差し支えは
ない。
基板11にはチャネル拡散層(図示せず)が形成されて
いる。上記チャネル拡散層は、高濃度(例えば1.0×
10 18/cm3 〜1.0×1019/cm3 )にしなけれ
ばならないが、半導体基板11を掘り下げた溝14底部
の半導体基板11部分に形成されているものであり、溝
14の側壁や上部はほとんど基板濃度としてよく、その
領域は極めて低濃度(例えば1.0×1016/cm3 〜
1.0×1018/cm3 )となっている。
クのトランジスタよりもやや厚めの膜厚を有し、またゲ
ート長もやや長く形成されるため、この世代であって
も、熱酸化による酸化シリコン膜の適用が可能である。
したがって、DRAM領域の上記ゲート絶縁膜15は、
例えば1.5nm〜5nm程度の厚さの酸化シリコン膜
で形成されている。
る半導体基板11表面側には、DRAM領域の拡散層1
3が形成されている。この拡散層13の底部はでき得る
限り薄い濃度に設定され、半導体基板11との電界を緩
和させることが望ましい。もともと半導体基板11側
は、この拡散層13の接合部では低濃度に設定されてい
るため、拡散層13とともに、低電界強度の接合が形成
されている。この接合によってDRAMデータ保持特性
が維持される。
ート絶縁膜15を介してワード線(ゲート電極)16が
埋め込まれ、第1の拡散層13が半導体基板11表面側
に形成されていることから、チャネルはワード線(ゲー
ト電極)16が形成されている溝14底部側の半導体基
板11を廻り込むように形成されている。そのため、実
効的なチャネル長を確保することもでき、バックバイア
スを印加して短チャネル効果が厳しいDRAMセルのト
ランジスタ特性を安定化させることもできる。
11上には、側壁にサイドウォール54を有するダミー
ゲートと置き換えて形成されたゲート電極51がゲート
絶縁膜82を介して形成されている。したがって、この
ゲート電極51の側壁にはゲート絶縁膜82を介して上
記サイドウォール54が形成されている。上記サイドウ
ォール54下部における半導体基板11には低濃度拡散
層52、52が形成され、この低濃度拡散層52、52
を介したゲート電極51の両側の半導体基板11には拡
散層55、55が形成されている。さらに、上記拡散層
55、55の上層には上記シリサイド層58が形成され
ている。このシリサイド層58としては、例えばコバル
トシリサイド(CoSi2 )、チタンシリサイド(Ti
Si2 )ニッケルシリサイド(NiSi2 )等を用いる
ことができる。
には、上記ゲート電極51と同様な構造のゲート電極
(ゲート配線)51が形成されている。
板11には、DRAM領域と同様に溝14が形成され、
その溝14の内部にはゲート絶縁膜15を介してゲート
電極61が形成されている。このゲート電極61は、例
えばワード線16と同一層からなり、少なくとも後に説
明する取り出し電極126との耐圧が確保される距離と
して、その表面が溝14の上部の半導体基板11表面よ
り少なくとも30nm以上50nm以下、好ましくは4
0nm以上50nm以下、下がった状態に形成されてい
る。この実施の形態では、例えば50nm程度下がった
状態に形成されている。
基板11表面には拡散層65が形成され、その下部に低
濃度拡散層62が形成されている。上記拡散層65の上
層には上記シリサイド層58が形成されている。このシ
リサイド層58としては、例えばコバルトシリサイド
(CoSi2 )、チタンシリサイド(TiSi2 )ニッ
ケルシリサイド(NiSi2 )等を用いることができ
る。また、上記ゲート電極61上の溝14側壁には酸化
シリコンからなるサイドウォール64が形成されてい
る。さらに、上記ゲート電極61上部には例えばコバル
トシリサイド(CoSi2 )からなるシリサイド層69
が形成されている。上記サイドウォール64はシリサイ
ド層69と拡散層65との間の耐圧を確保する機能を有
する。
RAM領域のトランジスタ2、高電圧ロジック領域のト
ランジスタ6を覆い、上記標準電圧ロジック領域のゲー
ト電極51の頂部が露出するように、第1の絶縁膜(絶
縁膜)19が形成されている。この第1の絶縁膜19表
面は平坦化されている。上記第1の絶縁膜19にはDR
AM領域の拡散層13に達する接続孔20が形成されて
いる。上記接続孔20内には、例えばリンドープトポリ
シリコンで形成される取り出し電極21が形成されてい
る。
で取り出し電極をコンタクトさせることが可能なよう
に、接続孔20の開口径をでき得る限り大きく形成する
ことが望ましい。それによってコンタクト抵抗の低減が
図られる。また、図面では、多少アライメントずれを起
こした状態をわざと記載したが、接続孔20開口時に過
剰なオーバエッチングを施さなければ、接続孔20内に
形成されるワード線16に接続される上記取り出し電極
21の物理的な距離を確保することが可能となる。な
お、上部からみた投影デザインでは、この接続孔20が
完全にワード線(ゲート電極)16にオーバラップする
形となっている。
RAM領域の取り出し電極21上およびロジック領域の
ゲート電極51上を覆う第2の絶縁膜(キャップ絶縁
膜)22が形成されている。
り出し電極21に接続するビットコンタクトホール23
が形成されている。また、上記第2の絶縁膜22上に
は、上記ビットコンタクトホール23を通じて取り出し
電極21に接続するビット線24が例えば金属電極で形
成されている。このビット線24は、その下部に密着層
が形成され、その上部にオフセット絶縁膜25が形成さ
れている。
線24を覆うエッチングストッパ層26および第3の絶
縁膜27が形成されている。この第3の絶縁膜27表面
は平坦化されている。上記第3の絶縁膜27には、上記
取り出し電極21に接続する接続孔28を自己整合コン
タクトを形成する技術によって形成されている。この接
続孔28内にはビット線24との絶縁を図るためにサイ
ドウォール絶縁膜29が形成されている。
要なMIM(Metal/insulator/Metal)構造のキャパシ
タ31が形成されている。このキャパシタの下部電極3
2は接続孔28を通じて上記取り出し電極21に接続さ
れている。MIM構造のキャパシタ31は0.1μm以
降のDRAMでは必須になると予想され、現在では、一
例として、上部、下部電極34,32にルテニウム(R
u)、酸化ルテニウム(RuO)系材料が用いられ、キ
ャパシタ31の誘電体膜33にはBST(BaTiO3
とSrTiO3 との混晶)系の膜が採用されている。
構造のキャパシタ31を覆う第4の絶縁膜35が形成さ
れている。この第4の絶縁膜35表面は平坦化されてい
る。上記第4の絶縁膜35ないし第1の絶縁膜19に
は、キャパシタ取り出し電極、ワード線取り出し電極、
ビット線取り出し電極、標準電圧ロジック領域の拡散層
取り出し電極、ロジック領域のゲート取り出し電極、高
電圧ロジック領域の拡散層取り出し電極等を形成するた
めの接続孔111、112、113、114a,114
b、115、116a,116bが形成されている。
は、キャパシタ取り出し電極121、ワード線取り出し
電極122、ビット線取り出し電極123、標準電圧ロ
ジック領域の拡散層取り出し電極124、ロジック領域
のゲート取り出し電極125、高電圧ロジック領域の拡
散層取り出し電極126等が形成されている。さらに、
第4の絶縁膜35上には第5の絶縁膜36が形成されて
いる。この第5の絶縁膜36には各取り出し電極121
〜126に達する各配線溝131が形成され、配線溝1
31には第1の配線141が例えば銅配線により形成さ
れている。この第1の配線41には、図示はしないが、
必要に応じて、銅の拡散を防止するバリア層、密着層が
形成されている。また、さらに必要に応じて上層配線が
形成される。
構造に限定されることはなく、例えばポリシリコンの結
晶粒を利用したHSGの記憶ノード電極もしくはシリン
ダ形状の記憶ノード電極を適用することも可能であり、
絶縁膜に従来から用いられている酸化シリコン膜と窒化
シリコン膜と酸化シリコン膜との積層膜(ONO膜)、
酸化タンタル膜、酸化アルミニウム膜等を用いることが
できる。
を介して半導体基板11に埋め込まれたゲート電極16
上に第1の絶縁膜(絶縁膜)18を介してこのゲート電
極15にオーバラップする状態で拡散層17に接続され
る取り出し電極20を備えていることから、ゲート電極
16上の第1の絶縁膜18を20nm〜30nm以上の
十分な膜厚を確保することが可能になり、それによっ
て、ゲート電極(ワード線)16と拡散層17に接続さ
れる取り出し電極20との耐圧が確保されるようにな
る。
を介してゲート電極16が埋め込まれ、拡散層17が半
導体基板11表面側に形成されていることから、チャネ
ルはゲート電極16が形成されている溝13底部側の半
導体基板11を廻り込むように形成されている。そのた
め、実効的なチャネル長が十分に確保されるため、バッ
クバイアスを印加して、短チャネル効果が厳しいDRA
Mのトランジスタ特性が安定化される。さらに、取り出
し電極20は拡散層17の半導体基板11表面側全域に
接続させることが可能になり、コンタクト抵抗の低減が
図れる。
基板11および素子分離領域12に形成した溝13にゲ
ート電極に接続されるように形成されていることから、
ゲート電極16との同時形成を可能としている。また、
拡散層17は深さ方向に不純物濃度が薄くなっているこ
とから、接合の電界を緩和することが可能になり、デー
タ保持特性の性能が維持される。
の形態の一例を、図2〜図22の概略構成断面図によっ
て説明する。図2〜図22では、前記図1によって説明
したのと同様なる構成部品には同一符号を付与する。
(Shallow Trench Isolation )技術によって、半導体
基板11に、メモリ素子領域(以下DRAM領域として
説明し、図面ではDRAM領域と記す)、標準電圧ロジ
ック領域、高電圧ロジック領域等を分離する素子分離領
域12を形成する。
を形成した後、リソグラフィー技術に用いてDRAM領
域となる部分のレジスト膜91を除去し、ロジック領域
上にレジスト膜91を残す。図面では酸化シリコンから
なるバッファ層71を形成した半導体基板11を示して
いるが、場合によっては、上記バッファ層71は必要と
しない。また上記素子分離領域12は0.1μm〜0,
2μm程度の深さに形成される。
てDRAM領域の半導体基板11にソース・ドレインを
形成するためのイオン注入を行い、拡散層13を形成す
る。このイオン注入条件としては、一例として、イオン
注入する不純物にリンを用い、ドーズ量を1×1013/
cm2 〜5×1013/cm2 、加速電圧を10keV〜
40keVに設定する。その後、上記レジスト膜91を
除去する。このイオン注入では、後のDRAM領域のゲ
ート形成に係る熱処理による拡散を考慮して、やや浅め
にイオン注入を行うが、DRAMのゲートが基板埋め込
み型であるため、DRAM領域のチャネルは埋め込みゲ
ートを形成する溝の底部に形成されるので、何ら問題は
ない。また、後の熱処理によって活性化されるため、特
にこの段階で熱処理を行う必要もない。
体基板11上にバッファ層72を例えば酸化シリコン膜
で、20nm〜30nmの厚さに形成する。続いて、レ
ジスト膜92を形成した後、リソグラフィー技術に用い
て、DRAM領域上に上記レジスト膜92を残し、標準
電圧ロジック領域および高電圧ロジック領域となる部分
のレジスト膜92を除去する。
マスクに用いて、上記バッファ層72をエッチング加工
する。すなわち、DRAM領域上にバッファ層72を残
し、標準電圧ロジック領域および高電圧ロジック領域上
のバッファ層72をエッチング除去する。このエッチン
グ加工は、酸化シリコン膜をエッチングする周知のドラ
イエッチングもしくはウエットエッチングのいずれかの
方法で行うことが可能である。その後、上記レジスト膜
92を除去する。
残したバッファ層72は、後にDRAM領域のワード線
上にサリサイドを形成する際に、DRAM領域の拡散層
をこのサリサイド形成から保護する機能を有する。
体基板11上にレジスト膜93を形成した後、リソグラ
フィー技術によりDRAM領域のワード線(ゲート電
極)となる領域上および高電圧ロジック領域のゲート電
極となる領域上のレジスト膜93に開口部94を形成す
る。
レジスト膜93をエッチングマスクに用いて、バッファ
層72、素子分離領域12および半導体基板11をエッ
チング(例えば連続的にエッチング)して素子分離領域
12(フィールド)および半導体基板11に、DRAM
領域のワード線(ゲート電極も含む)および高電圧ロジッ
ク領域のゲート電極が形成される溝14を形成する。こ
の溝14の深さは、例えば50nm〜100nm程度で
あり、半導体基板11に形成された溝14の深さと素子
分離領域12に形成された溝14の深さとが多少の差を
生じてもよい。なお、DRAM領域に形成されているバ
ッファ層72は素子分離領域12をエッチングする際に
同時にエッチングされる。その後、上記レジスト膜93
を通常の除去技術によって除去する。
ド線およびゲート電極を埋め込むので、例えばDRAM
昇圧電位用のMOSキャパシタ等の幅の広い配線は形成
できない。DRAMの昇圧用に実効面積の広いMOSキ
ャパシタが必要な場合は、くし型のMOSキャパシタを
設置する。なお、この世代で想定している電圧として
は、標準ロジック領域は0.5V〜1.2V、高電圧ロ
ジック領域は1.5V〜2.5V、DRAMセルのワー
ド線昇圧は1.5V〜2.5Vである。
よびロジック領域のウエル・チャネルドーズを例えばレ
ジストマスクを用いてイオン注入法によって行い、半導
体基板11にチャネル拡散層、ウエル領域等を形成す
る。
チャネル拡散層として、高濃度(例えば1.0ラ1018
/cm3 〜1.0ラ1019/cm3 )にしなければなら
ない領域は、半導体基板11を掘り下げた溝14底部の
半導体基板部分であり、溝14の側壁や上部における半
導体基板11には基板濃度としてのイオン注入をほとん
ど行う必要はない。したがって、後述する拡散層13
(図7参照)下部の半導体基板部分は、極めて低濃度
(例えば1.0ラ1017/cm3 〜1.0ラ1018/c
m3 )での形成が可能になる。
溝14の内面および半導体基板11、素子分離領域12
上にDRAM領域、高電圧ロジック領域(例えばワード
線昇圧部等)等のゲート絶縁膜15を形成する。この世
代では、ゲート絶縁膜を膜厚に応じて作り分けるのが一
般的ではあり、レジストプロセスを用いて作り分けを行
う。ゲート絶縁膜には酸化シリコンもしくは耐熱性が必
要な場合には窒化シリコンを用いる。ただし、低コスト
の汎用DRAMの場合には作り分けは必ずしも必要な措
置ではない。
ンジスタよりもやや厚めのゲート絶縁膜を有し、またゲ
ート長もやや長く形成されるため、この世代であって
も、熱酸化による酸化シリコン膜の適用が可能である。
したがって、DRAM領域の上記ゲート絶縁膜15は、
例えば1.5nm〜2nm程度の厚さの酸化シリコン膜
で形成される。また、高電圧ロジック部のゲート絶縁膜
にもこの酸化シリコン膜を用いる必要がある。
基板11、素子分離領域12上に上記ゲート絶縁膜15
を介してゲート電極形成膜73を例えばポリシリコンで
形成する。なお、上記ゲート絶縁膜15と上記ゲート電
極形成膜73は、ロジック領域のダミーゲートとして用
いることができる。したがって、このゲート電極形成膜
73の膜厚は合計で150nm〜200nm程度が必要
になる。次いで、上記ゲート電極形成膜73上にバッフ
ァ層74を例えば酸化シリコン膜で形成する。
スト膜95を形成した後、リソグラフィー技術によっ
て、DRAM領域のワード線(ゲート電極も含む)を形
成するためにロジック領域のみを上記レジスト膜95で
覆うようにパターニングを行う。
レジスト膜95をマスクに用いてDRAM領域の上記バ
ッファ層74、上記ゲート電極形成膜73のエッチバッ
クを行う。そして、DRAM領域の溝14内にのみ、上
記ゲート電極形成膜73を残すようにして、ワード線
(一部がゲート電極となる)16を形成する。その際、
DRAM領域のワード線16を形成するためのエッチバ
ックは半導体基板11よりも例えば50nm程度低くな
るように行い、後に形成される拡散層取り出し電極との
耐圧距離を確保する。
レジスト膜95に覆われているためバッファ層74とゲ
ート電極形成膜73は残される。このバッファ層74
は、レジスト膜95をマスクに用いて、ゲート電極形成
膜73をエッチバックする際にパターニングを行ってい
るが、これは、後のロジック領域の拡散層にサリサイド
を形成する際に、ダミーゲート上のサリサイド形成を抑
制するためのもので、汚染等の問題が生じない場合には
不要として形成しない場合もある。その後、上記レジス
ト膜95を除去する。
注入によって形成したDRAM領域における拡散層13
中のリンが熱拡散し、拡散層13の底部は、濃度が薄く
なり、半導体基板11との電界を緩和させることが可能
となる。もともと、半導体基板11側は、この拡散層1
3の接合部では低濃度に設定されているため、拡散層1
3とともに、低電界強度の接合が形成される。この接合
がDRAMデータ保持特性の傾向を維持する。
ート絶縁膜15を介してワード線(ゲート電極)16が
埋め込まれ、拡散層13が半導体基板11表面側に形成
されていることから、チャネルはワード線(ゲート電
極)16が形成されている溝14底部側の半導体基板1
1を廻り込むように形成される。そのため、実効的なチ
ャネル長を確保することもでき、バックバイアスを印加
して短チャネル効果が厳しいDRAMセルのトランジス
タ特性を安定化させることもできる。
AM領域のゲートを保護する保護膜75を例えば薄い窒
化シリコン膜(例えば厚さが10nm〜50nm)で全
面に形成する。この保護膜75は、後にDRAM領域の
ワード線16上の側壁にサイドウォール状に形成され、
サリサイド形成時に、ワード線16側壁の耐圧確保に寄
与する。
電圧ロジック領域のダミーゲートのパターニングを行
う。まず全面にレジスト膜96を形成し、例えばリソグ
ラフィー技術によってレジスト膜96を標準電圧ロジッ
ク領域のゲート電極パターンに加工する。その際、DR
AM領域はレジスト膜96で被覆保護し、高電圧ロジッ
ク領域上のレジスト膜96は除去する。
ト膜96をエッチングマスクにして保護膜75、バッフ
ァ層74およびゲート電極形成膜73をエッチング加工
して標準電圧ロジック領域にダミーゲート76を形成す
る。このエッチバック加工では、ゲート絶縁膜15とし
て形成した酸化シリコン膜をエッチングストッパとして
用いている。また、このエッチングでは、高電圧ロジッ
ク領域ではエッチバック加工が行われ、高電圧ロジック
領域に形成されている溝14内にゲート電極形成膜73
がゲート絶縁膜15を介して埋め込まれ、ゲート電極6
1が形成される。その後、上記レジスト膜96を除去す
る。
標準電圧ロジック領域のnチャネルトランジスタの形成
領域上を開口したレジスト膜(図示せず)を形成し、続
いてそのレジスト膜およびダミーゲート76をマスクに
用いて半導体基板11にイオン注入を行い、nチャネル
トランジスタの低濃度拡散層52、52を形成する。そ
の後、上記レジスト膜を除去する。同様にして、標準電
圧ロジック領域のpチャネルトランジスタの形成領域上
を開口したレジスト膜(図示せず)を形成し、続いてそ
のレジスト膜およびダミーゲート(図示せず)をマスク
に用いて半導体基板11にイオン注入を行い、pチャネ
ルトランジスタの低濃度拡散層(図示せず)を形成す
る。その後、上記レジスト膜を除去する。
のnチャネルトランジスタの形成領域上を開口したレジ
スト膜(図示せず)を形成し、続いてそのレジスト膜お
よびゲート電極61をマスクに用いて半導体基板11に
イオン注入を行い、nチャネルトランジスタの低濃度拡
散層62、62を形成する。その後、上記レジスト膜を
除去する。同様にして、高電圧ロジック領域のpチャネ
ルトランジスタの形成領域上を開口したレジスト膜(図
示せず)を形成し、続いてそのレジスト膜およびゲート
電極(図示せず)をマスクに用いて半導体基板11にイ
オン注入を行い、pチャネルトランジスタの低濃度拡散
層(図示せず)を形成する。この高電圧ロジック領域の
イオン注入では、ゲート電極61が半導体基板11に形
成された溝14にそって形成されているので、比較的高
エネルギーでのイオン注入が必要になる。その後、上記
レジスト膜を除去する。
サイドウォール形成膜77を全面に形成する。このサイ
ドウォール形成膜77は、窒化シリコンよりも低応力で
ウエット処理による剥離性のよい酸化シリコンで形成す
ることが好ましい。または、酸化シリコン膜と窒化シリ
コン膜の積層膜もしくは酸化窒化シリコン膜で形成する
ことも可能である。その後、全面にレジスト膜97を形
成し、例えばリソグラフィー技術によってロジック領域
のレジスト膜97を除去し、DRAM領域のレジスト膜
97は残して、DRAM領域を保護しておく。その状態
で、上記サイドウォール形成膜77をエッチバックす
る。
に、標準電圧ロジック領域のダミーゲート76の側壁に
サイドウォール形成膜77でサイドウォール54が形成
される。その際、高電圧ロジック領域の溝14の側壁に
もサイドウォール64が形成される。このサイドウォー
ル64はゲートの側壁を保護する機能を有する。
ルトランジスタの形成領域上を開口したレジスト膜(図
示せず)を形成し、続いてそのレジスト膜およびダミー
ゲート76、サイドウォール54をマスクに用いて半導
体基板11にイオン注入を行い、ダミーゲート76側に
低濃度拡散層52を残すようにnチャネルトランジスタ
の拡散層55、55を形成する。その後、上記レジスト
膜を除去する。同様にして、標準電圧ロジック領域のp
チャネルトランジスタの形成領域上を開口したレジスト
膜(図示せず)を形成し、続いてそのレジスト膜および
ダミーゲート(図示せず)、サイドウォール(図示せ
ず)をマスクに用いて半導体基板11にイオン注入を行
い、ダミーゲート側に低濃度拡散層(図示せず)を残す
ようにpチャネルトランジスタの拡散層(図示せず)を
形成する。その後、上記レジスト膜を除去する。
のnチャネルトランジスタの形成領域上を開口したレジ
スト膜(図示せず)を形成し、続いてそのレジスト膜お
よびゲート電極61をマスクに用いて半導体基板11に
イオン注入を行い、下層に低濃度拡散層62を残すよう
にしてnチャネルトランジスタの拡散層65、65を形
成する。その後、上記レジスト膜を除去する。同様にし
て、高電圧ロジック領域のpチャネルトランジスタの形
成領域上を開口したレジスト膜(図示せず)を形成し、
続いてそのレジスト膜およびゲート電極(図示せず)を
マスクに用いて半導体基板11にイオン注入を行い、下
層に低濃度拡散層(図示せず)を残すようにしてpチャ
ネルトランジスタの拡散層(図示せず)を形成する。そ
の後、上記レジスト膜を除去する。
全面にレジスト膜98を形成した後、リソグラフィー技
術によって、DRAM領域のレジスト膜98を除去し、
上記レジスト膜98でロジック領域を覆うようにパター
ニングを行う。次いで、上記レジスト膜98をマスクに
用いて例えばウエット処理によって、DRAM領域の酸
化シリコンからなるサイドウォール形成膜77のエッチ
バックを行う。このエッチングでは、先に形成されてい
るDRAMのワード線16直上に形成されている窒化シ
リコンからなる保護膜75がエッチングストッパとな
る。
して、DRAM領域の保護膜75を例えば反応性イオン
エッチング(RIE)によりエッチングしてDRAM領
域のワード線16を露出させる。この結果。ワード線線
16上の溝14の側壁に保護膜75からなるサイドウォ
ール17が形成される。このサイドウォール17は側壁
保護の機能を有する。なお、上記反応性イオンエッチン
グでは、DRAM領域の拡散層13が露出しないように
すること、すなわち、拡散層13上にバッファ層72を
残すようにすることが重要である。その後、上記レジス
ト膜98を除去する。
通常のシリサイド化技術を用いて、上記ロジック領域の
各拡散層55、65上、高電圧ロジック領域のゲート電
極61上、DRAM領域のワード線16上に、シリサイ
ド層58、68、69、18を選択的に形成する。この
とき、ダミーゲート76の頂上部には、酸化シリコン膜
からなるバッファ層74が形成されているので、シリサ
イド層は形成されない。このようにして、低抵抗を実現
する必要が有るロジック領域の各拡散層55、65上、
高電圧ロジック領域のゲート電極61上、DRAM領域
のワード線16上に選択的にシリサイド層58、68、
69、18が形成される。このシリサイド層としては、
例えばコバルトシリサイド(CoSi2 )、チタンシリ
サイド(TiSi2 )ニッケルシリサイド(NiS
i2 )等を用いることができる。
ば窒化シリコン膜で形成する。このキャップ絶縁膜78
はサリサイド形成部の接合リークを抑制するのに効果的
であるが、不要であれば形成する必要はない。
全面に第1の絶縁膜(絶縁膜)19を形成した後、CM
Pによって、第1の絶縁膜19表面を平坦化する。上記
第1の絶縁膜19表面を平坦化する方法は、平坦化を実
現することができる方法であればCMPに限定されるこ
とはなく、例えばエッチバック法等を用いることも可能
である。その後、上記第1の絶縁膜19上にレジスト膜
99を形成した後、リソグラフィー技術によって、上記
レジスト膜99にDRAM領域の拡散層取り出しコンタ
クト用の接続孔パターン100を形成する。
上記レジスト膜99〔図9の(15)参照〕をエッチン
グマスクに用いて、第1の絶縁膜19を貫通してDRA
M領域の拡散層13に達する接続孔20を形成する。こ
のとき、DRAM領域のワード線(ゲート電極)16は
コンタクトを取るべき拡散層13よりも半導体基板11
表面下に配置されているので、セルフアラインコンタク
ト等の特別な技術を用いる必要はない。またDRAMの
拡散層13全面が取り出し電極とコンタクトできるよう
に、接続孔20の開口径をでき得る限り大きく形成する
ことが望ましい。それによってコンタクト抵抗の低減が
図られる。
起こした状態をわざと記載したが、接続孔開口時に過剰
なオーバエッチングを施さなければ、後の工程で接続孔
20内に形成されるワード線取り出し電極の物理的な距
離を確保することが可能となる。なお、上部からみた投
影デザインでは、この接続孔20が完全にワード線(ゲ
ート電極)16にオーバラップする形となっている。
に、第1の絶縁膜19上に、取り出し電極形成膜79を
形成する。この取り出し電極形成膜79は、例えばリン
ドープトポリシリコンで形成される。この拡散層取り出
しのための取り出し電極形成膜79は、従来通り、DR
AM領域に接合リークの低減を考慮してリンドープトポ
リシリコンが選択されることが望ましい。その後、リン
ドープトポリシリコンを活性化するための熱処理を行
う。この熱処理としては900℃程度の急速加熱処理
(以下RTAという、RTAはRapid Thermal Annealin
g の略)が必要になる。その後は、ロジック領域のゲー
ト電極を形成する工程となるため、一切の高温熱処理を
行わないようにする必要がある。
例えばCMPによって、第1の絶縁膜19上の余剰な取
り出し電極形成膜79(リンドープトポリシリコン)を
除去して、接続孔20内に拡散層13に接続する取り出
し電極形成膜79からなる取り出し電極21を形成する
とともに、第1の絶縁膜19を研磨してその表面を平坦
化させる。その際、表面電圧ロジック領域のダミーゲー
ト76上部を露出させる。
DRAM領域に形成された拡散層取り出しのための取り
出し電極21を保護するキャップ絶縁膜80を例えば窒
化シリコン膜で第1の絶縁膜19上に形成する。そして
レジスト膜(図示せず)を形成した後、リソグラフィー
技術によって上記レジスト膜(図示せず)をDRAM領
域のみに残す。このキャップ絶縁膜80は、後の工程で
行うCMPによって除去されるため、上記窒化シリコン
膜に限定されることはない。窒化シリコンの他には、一
例として、酸化シリコンを用いることも可能である。そ
の後、標準電圧ロジック領域におけるダミーゲート76
〔図18の(17)参照〕を除去する。
溝81が形成される。このダミーゲートの除去は、下地
が酸化シリコン系であるため反応性イオンエッチングで
行うことも可能であり、または硫酸過水もしくはフッ硝
酸によるウエットエッチングにより除去することも可能
である。
上記溝81の内壁に上記ロジック領域のゲート絶縁膜8
2を形成した後、その溝81内部を埋め込むようにゲー
ト電極形成膜83を形成する。このゲート絶縁膜82お
よびゲート電極形成膜83は上記キャップ絶縁膜80上
にも形成される。上記ゲート絶縁膜82は、酸化シリコ
ン膜で形成されるが、酸化ジルコニウム、酸化ハフニウ
ム、酸化タンタル、酸化アルミニウム、BST等の高誘
電体膜を用いることも可能である。また上記ゲート電極
形成膜83はタングステン膜83W/窒化チタン膜83
Tの積層膜で形成することが一般的である。
の余剰なゲート絶縁膜82とゲート電極形成膜83とを
除去して、図21の(20)に示すように、溝81内に
ゲート絶縁膜82を介してゲート電極形成膜83からな
るゲート電極51を形成するとともに、第1の絶縁膜1
9表面を平坦化する。その結果、標準電圧ロジック領域
のゲート電極51上部は露出される。その際、DRAM
領域の拡散層を取り出すための取り出し電極21の上部
も研磨されるが、何ら問題はない。
領域の取り出し電極21上およびロジック領域のゲート
電極51上を覆う第2の絶縁膜(キャップ絶縁膜)22
を形成する。
通常のDRAMプロセスを経る。すなわち、上記第2の
絶縁膜22を形成した後、ビットコンタクトホール23
を形成する。次いで、金属電極によるビット線24を形
成する。このビット線24は、その下部に密着層24a
を成膜して形成され、その上部にオフセット絶縁膜25
を成膜して形成される。その後、ビット線24を覆うエ
ッチングストッパ層26および第3の絶縁膜27を形成
する。そして、第3の絶縁膜27表面を平坦化する。次
に、第3の絶縁膜27に上記取り出し電極21に接続す
る接続孔28を自己整合コンタクトを形成する技術によ
って形成する。この接続孔28内にはビット線24との
絶縁を図るためにサイドウォール絶縁膜29が形成され
ている。
sulator/Metal)構造のキャパシタ31を形成する。こ
のキャパシタの下部電極32は接続孔28を通して上記
取り出し電極21に接続される。MIM構造のキャパシ
タ31は0.1μm以降のDRAMでは必須になると予
想され、現在では、一例として、上部、下部電極34,
32にルテニウム(Ru)、酸化ルテニウム(RuO)
系材料が用いられ、キャパシタ31の誘電体膜33には
BST(BaTiO3 とSrTiO3 との混晶)系の膜
が採用される。
MIM構造のキャパシタ31を覆う第4の絶縁膜35を
形成する。その後、CMPによって上記第4の絶縁膜3
5表面を平坦化する。次いで、第4の絶縁膜35ないし
第1の絶縁膜19に、キャパシタ取り出し電極、ワード
線取り出し電極、ビット線取り出し電極、標準電圧ロジ
ック領域の拡散層取り出し電極、ロジック領域のゲート
取り出し電極、高電圧ロジック領域の拡散層取り出し電
極等を形成するための接続孔111、112、113、
114a,114b、115、116a,116b等を形
成する。
に、キャパシタ取り出し電極121、ワード線取り出し
電極122、ビット線取り出し電極123、標準電圧ロ
ジック領域の拡散層取り出し電極124a,124b、
ロジック領域のゲート取り出し電極125、高電圧ロジ
ック領域の拡散層取り出し電極126a,126b等を
形成する。さらに、第4の絶縁膜35上に第5の絶縁膜
36を形成する。次いで、この第5の絶縁膜36に各取
り出し電極121〜126に達する各配線溝131を形
成し、配線溝131に第1の配線141を形成する。こ
の第1の配線41は例えば銅配線からなる。図示はしな
いが、さらに必要に応じて上層配線を形成する。
16上層にシリサイド層18を形成することから、ワー
ド線16の抵抗が低減され、遅延の問題が回避される。
また、ロジック素子の拡散層55、65上にシリサイド
層58、68を形成することからこの拡散層55、65
へのコンタクト抵抗が低減される。
基板11表面側に形成し、この半導体基板11にゲート
絶縁膜15を介してワード線16を埋め込むように形成
することから、チャネルはワード線(ゲート電極)16
が形成されている溝14底部側の半導体基板11を廻り
込むように形成される。そのため、実効的なチャネル長
が十分に確保されるため、バックバイアスを印加して、
短チャネル効果が厳しいメモリ素子(例えばDRAM)
のトランジスタ特性が安定化される。
ゲート絶縁膜15を介して半導体基板11に形成された
溝14内に埋め込まれたワード線16上に、第1の絶縁
膜19を介してこのワード線16にオーバラップする状
態で、半導体基板11表面に形成した拡散層13に接続
される取り出し電極21を形成することから、ワード線
16上の第1の絶縁膜19は20nm〜30nm以上の
十分な膜厚が確保される。そのため、拡散層13に接続
される取り出し電極21との耐圧が確保される。また、
DRAM領域の拡散層13上の全面をコンタクトに使用
できるようになるので、実効面積を有効に使用できる。
よって、セルデザインで実現可能な最低の抵抗値を実現
することができ、コンタクト抵抗の低減が図れる。
不純物拡散によって深さ方向に不純物濃度が薄く形成さ
れることから、接合の電界を緩和することが可能にな
り、データ保持特性の性能が維持される。
ランジスタを実現するためにリプレースメントにより形
成されるゲート電極51を有するロジックトランジスタ
とDRAMとの1チップ化が実現される。これによっ
て、標準電圧ロジック領域のゲート電極51は、熱処理
に対するケアが不要となり、ゲート絶縁膜82に高誘電
率材料を用いることが可能となり、ゲート電極51をポ
リメタル構造または金属材料で形成することが可能にな
る。
路や外部インターフェイス、メモリ素子のワード線昇圧
に必要な高電圧動作を可能にする高電圧ロジック素子を
標準電圧ロジック素子とともに一つの半導体基板11に
混載することが可能になる。
RAMのメモリチップの製造にも適用することが可能で
ある。
置およびその製造方法によれば、ワード線上層にシリサ
イド層が形成されているので、ワード線抵抗の低減が図
れ、微細加工化で問題となるワード線の遅延の問題が回
避できる。また、ロジック素子の拡散層上にシリサイド
層が形成されているので、この拡散層へのコンタクト抵
抗を低減することができる。
れ、その半導体基板に形成された溝内にゲート絶縁膜を
介してワード線が埋め込まれているので、チャネルはワ
ード線が形成されている溝底部側の半導体基板を廻り込
むように形成される。そのため、メモリ素子領域のセル
トランジスタの実効的なチャネル長が十分に確保される
ため、バックバイアスを印加して短チャネル効果が厳し
いメモリ素子(例えばDRAM)のトランジスタ特性が
安定化される。
領域の拡散層の取り出し電極と、ワード線(ゲート電
極)とがオーバラップすることが可能となり、セルの微
細化が可能になる。よって、基板面方向にはワード線と
取り出し電極間の耐圧確保のための距離が必要なくな
る。また、ワード線と拡散層取り出しコンタクトとの層
間耐圧確保も容易となる。そのため、メモリ素子の拡散
層上の全面がコンタクトに使用されるので、実効面積を
有効に使用できる。よって、セルデザインで実現可能な
最低の抵抗値が実現されるので、コンタクト抵抗の低減
が図れる。
体基板濃度をセルトランジスタに要求されるほど濃くす
る必要がないこと、メモリ素子領域の拡散層はその深さ
方向に不純物濃度が薄くなっていることから、接合の電
界を緩和することが可能になり、メモリ素子領域のセル
縮小化でますます厳しくなるデータ保持特性の性能を維
持することが可能になる。
タを実現するためのリプレースメントゲート電極を有す
るロジックトランジスタとメモリ素子との1チップ化が
実現される。これによって、ロジック領域のゲートは、
熱処理に対するケアが不要となり、ゲート絶縁膜に高誘
電率材料を用いることが可能となり、ゲート電極をポリ
メタル構造で形成することが可能になる。
現するために、リプレースメントゲート電極とDRAM
の1チップ化が可能になる。これによって、ロジック領
域のゲートは熱処理に対するケアが不要となり、ゲート
絶縁膜に酸化ジルコニウム、酸化ハフニウム、酸化タン
タル、酸化アルミニウム、BST(BaTiO3 とSr
TiO3 との混晶)等を用いることが可能になり、また
ゲート電極にCu/TiN、W/TiN等を用いること
が可能になり、ロジック素子の性能の向上が図れる。
モリ素子のワード線昇圧に必要な高電圧動作を可能にす
る高電圧ロジック素子を標準電圧ロジック素子とともに
一つの半導体基板に混載することが可能になる。
示す概略構成断面図である。
態の一例を示す概略構成断面図(1)である。
態の一例を示す概略構成断面図(2)である。
態の一例を示す概略構成断面図(3)である。
態の一例を示す概略構成断面図(4)である。
態の一例を示す概略構成断面図(5)である。
態の一例を示す概略構成断面図(6)である。
態の一例を示す概略構成断面図(7)である。
態の一例を示す概略構成断面図(8)である。
形態の一例を示す概略構成断面図(9)である。
形態の一例を示す概略構成断面図(10)である。
形態の一例を示す概略構成断面図(11)である。
形態の一例を示す概略構成断面図(12)である。
形態の一例を示す概略構成断面図(13)である。
形態の一例を示す概略構成断面図(14)である。
形態の一例を示す概略構成断面図(15)である。
形態の一例を示す概略構成断面図(16)である。
形態の一例を示す概略構成断面図(17)である。
形態の一例を示す概略構成断面図(18)である。
形態の一例を示す概略構成断面図(19)である。
形態の一例を示す概略構成断面図(20)である。
形態の一例を示す概略構成断面図(21)である。
5…拡散層、14…溝、15,82…ゲート絶縁膜、1
6…ワード線、18,58,68…シリサイド層、19…
第1の絶縁膜、21…取り出し電極、51,61…ゲー
ト電極
Claims (4)
- 【請求項1】 メモリ素子とロジック素子とを同一半導
体基板上に形成した半導体装置において、 前記メモリ素子のトランジスタは、 半導体基板および該半導体基板に形成された素子分離領
域に形成された溝内にゲート絶縁膜を介して埋め込まれ
たワード線と、 前記溝側壁の前記半導体基板表面側に形成した拡散層
と、 前記ワード線上層に形成されたシリサイド層と、 前記ワード線上に絶縁膜を介して前記ワード線にオーバ
ラップする状態で前記拡散層に接続される取り出し電極
とを備えたもので、 前記ロジック素子のトランジスタは、 前記ロジック素子のトランジスタの拡散層上層にシリサ
イド層を備えたもので、 前記ロジック素子のトランジスタの少なくとも一つは、 前記半導体基板に形成された溝内にゲート電極が形成さ
れたものからなることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 前記拡散層は深さ方向に不純物濃度が薄
くなることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。 - 【請求項3】 メモリ素子とロジック素子とを同一半導
体基板上に形成する半導体装置の製造方法において、 半導体基板に素子分離領域を形成した後、該半導体基板
表面側にメモリ素子領域の拡散層を形成する工程と、 半導体基板および前記素子分離領域におけるメモリ素子
領域および第1のロジック素子領域の所定位置に溝を形
成する工程と、 前記溝内にゲート絶縁膜を形成する工程と、 メモリ素子領域の前記溝の上部を残した状態で溝内を埋
め込むワード線を形成する工程と、 前記ワード線と同一層で第2のロジック素子領域の前記
半導体基板上にダミーゲートを形成するとともに、第1
のロジック素子領域の溝内にゲート電極を形成する工程
と、 前記第1、第2のロジック素子領域の前記半導体基板に
ロジックトランジスタの拡散層を形成する工程と、 前記ワード線上の前記溝側壁にサイドウォール絶縁膜を
形成する工程と、 前記ワード線上層および前記第1、第2のロジック素子
領域の拡散層上層にシリサイド層を形成する工程と、 前記溝の上部を埋め込むとともに前記ダミーゲートを覆
うように絶縁膜を形成する工程と、 前記ワード線上に前記絶縁膜を介して前記ワード線にオ
ーバラップする状態で前記拡散層に達する接続孔を形成
する工程と、 前記接続孔内に取り出し電極を形成する工程と、 前記絶縁膜表面を平坦化するとともに前記ダミーゲート
の上部を露出させる工程と、 前記取り出し電極を活性化する熱処理を行う工程と、 前記ダミーゲートを除去してゲート溝を形成する工程
と、 前記ゲート溝にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成
する工程とを備えたことを特徴とする半導体装置の製造
方法。 - 【請求項4】 前記拡散層は深さ方向に不純物濃度が薄
くなるように形成することを特徴とする請求項3記載の
半導体装置の製造方法。
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