JP2002270536A - レーザアニール方法及びその装置、マスク、半導体デバイス製造方法、半導体デバイス - Google Patents

レーザアニール方法及びその装置、マスク、半導体デバイス製造方法、半導体デバイス

Info

Publication number
JP2002270536A
JP2002270536A JP2001065254A JP2001065254A JP2002270536A JP 2002270536 A JP2002270536 A JP 2002270536A JP 2001065254 A JP2001065254 A JP 2001065254A JP 2001065254 A JP2001065254 A JP 2001065254A JP 2002270536 A JP2002270536 A JP 2002270536A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mask
laser
workpiece
openings
pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001065254A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Fujiwara
淳史 藤原
Hiroshi Ito
弘 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2001065254A priority Critical patent/JP2002270536A/ja
Publication of JP2002270536A publication Critical patent/JP2002270536A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thin Film Transistor (AREA)
  • Recrystallisation Techniques (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】必要な結像性能を維持してスループットを大き
くし、生産性を向上すること。 【解決手段】エキシマレーザ光をシェブロン形式の複数
の繰り返しパターン開口部21−1〜21−Nが形成さ
れたレチクル21を通して被加工物(a−Si膜)6に
照射し、この被加工物(a−Si膜)6のレーザ照射領
域内を多結晶化するに、エキシマレーザ光を分割しかつ
縮小して複数のレーザビームをレチクル21の各パター
ン開口部21−1〜21−Nにそれぞれ照射し、これら
パターン開口部21−1〜21−Nをそれぞれ通過した
レーザビームを被加工物(a−Si膜)6に結像する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザアニール方
法及びその装置、マスク、半導体デバイス製造方法、半
導体デバイスに関し、例えばp−SiTFT液晶ディス
プレイなどの半導体デバイスの製造に係るもので、a−
Si膜などの被加工物に対してパルスレーザ光を照射し
てa−Si膜を多結晶化するレーザアニール方法及びそ
の装置、このレーザアニールに適用するマスク、a−S
i膜を多結晶化してp−SiTFT液晶ディスプレイな
どを製造する半導体デバイス製造方法、その半導体デバ
イスに関する。
【0002】
【従来の技術】p−SiTFT液晶ディスプレイの製造
工程には、液晶ディスプレイ装置のガラス基板上に薄膜
(a−Si膜)を形成し、この薄膜を多結晶化(多結晶
シリコン膜:多結晶Si膜)するプロセスがある。この
多結晶化する方法としては、固相成長法又はエキシマレ
ーザアニール法などが用いられる。
【0003】このうちエキシマレーザアニール法は、エ
キシマレーザ光というパルス幅20ns程度の短パルス
レーザをa−Si膜に照射して多結晶Si膜を得るもの
で、低温プロセスであることから、この方法により近年
において量産化が実現している。
【0004】図12はエキシマレーザアニール装置の概
略構成図である。エキシマレーザ装置(XeCl、Kr
F)1は、パルス幅20ns程度のエキシマレーザ光を
出力するものである。このエキシマレーザ装置1から出
力されるエキシマレーザ光の光路上には、照明光学系
2、ミラー3、レチクル4、結像レンズ5が配置されて
いる。
【0005】このような構成において、エキシマレーザ
装置1から出力されたエキシマレーザ光は、照明光学系
2により光強度が均一化され、ミラー3で反射してレチ
クル(マスク)4に照射され、このレチクル4に形成さ
れたパターン開口部を通過し、結像レンズ5によりレチ
クル4のパターンが被加工物(a−Si膜)6に結像さ
れる。これにより、a−Si膜は、多結晶化(多結晶シ
リコン膜:多結晶Si膜)される。
【0006】このようなエキシマレーザアニール装置の
照明光学系2からレチクル4、結像レンズ5までの光学
系の構成を図13に示す。照明光学系2は、エキシマレ
ーザ光の入射側からフライアイレンズ10、光学レンズ
11が配置されて、ホモジナイザー照明系が形成されて
いる。又、レチクル4のレーザビームの出射側には、結
像レンズ5が配置されている。
【0007】このような光学系において、フライアイレ
ンズ10の焦点距離をf、同フライアイレンズ10の
各セグメントサイズをd、光学レンズ11の焦点距離を
、レチクル4と結像レンズ5との距離をf、結像
レンズ5と被加工物(a−Si膜)6との距離をf
結像レンズ5の焦点距離をfとすると、レチクル4面
での照明サイズDは、 D=(f/f)・d …(1) により表わされ、被加工物(a−Si膜)6の面での照
明サイズDは、 D=(f/f)・D …(2) により表わされる。なお、 1/f=1/f+1/f …(3) の関係がある。
【0008】このような光学系では、1μm程度の結像
性能が得られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記光学系においてレ
チクル4には、図14に示すようなシェブロン形状の繰
り返しパターン(パターン開口部)4aが形成されたC
rマスクが用いられている。このレチクル4を用いてエ
キシマレーザアニールを行なう場合に、上記1μm程度
の結像性能を維持しようとすると、大きなマスクサイ
ズ、フィールドサイズが得られず、スループットが小さ
い。
【0010】被加工物(a−Si膜)6の必要な領域の
全面に多結晶Si膜を生成するには、レチクル4を通過
したレーザビームを被加工物(a−Si膜)6上の必要
領域の全面にスキャンさせることになるが、この方法で
は必要な領域の全面を多結晶化するのに時間がかかり生
産性が悪くなる。
【0011】又、エキシマレーザ光を照明光学系2によ
り光強度を均一化してレチクル4に照射し、その通過し
たレーザビームを被加工物(a−Si膜)6に結像して
いるが、被加工物(a−Si膜)6の多結晶化に用いら
れるレーザビームはレチクル4のパターン開口部4aを
通過した光のみであり、その他にレチクル4に照射され
た光はレチクル4によって遮光され、レチクル4に対し
て無駄な照明が行われている。
【0012】そこで本発明は、必要な結像性能を維持し
てスループットを大きくし、生産性を向上できるレーザ
アニール方法及びその装置を提供することを目的とす
る。
【0013】又、本発明は、レーザアニールに用いて生
産性を向上できるマスクを提供することを目的とする。
【0014】又、本発明は、必要な結像性能を維持して
スループットを大きくし、半導体デバイスの生産性を向
上できる半導体デバイス製造方法を提供することを目的
とする。
【0015】又、本発明は、必要な結像性能を維持して
スループットを大きくし、生産性を向上させたレーザア
ニールにより製造された半導体デバイスを提供すること
を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載による本発
明は、パルスレーザ光を複数のパターン開口部が形成さ
れたマスクを通して被加工物に照射し、この被加工物を
アニール化するレーザアニール方法において、前記パル
スレーザ光を分割しかつ縮小して複数のレーザビームを
前記マスクの前記各パターン開口部にそれぞれ照射し、
これらパターン開口部をそれぞれ通過した前記レーザビ
ームを前記被加工物に照射することを特徴とするレーザ
アニール方法である。
【0017】請求項2記載による本発明は、開口部が複
数離間して形成されたマスクにパルスレーザ光を照明
し、前記各開口部を通過した前記パルスレーザ光を被加
工物に照射させることにより、前記被加工物の少なくと
も一部をアニール化するレーザアニール方法において、
前記パルスレーザ光を分割し、前記パルスレーザ光が前
記各開口部に対応して離間して前記マスクを照明するこ
とを特徴とするレーザアニール方法である。
【0018】請求項3記載による本発明は、パルスレー
ザ光を複数のパターン開口部が形成されたマスクを通し
て被加工物に照射し、この被加工物をアニール化するレ
ーザアニール装置において、前記パルスレーザ光を分割
しかつ縮小して複数のレーザビームを前記マスクの前記
各パターン開口部にそれぞれ照射する光学系、を具備し
たことを特徴とするレーザアニール装置である。
【0019】請求項4記載による本発明は、請求項3記
載のレーザアニール装置において、前記光学系は、前記
パルスレーザ光の入射側に配置された複数のシリンドリ
カルレンズを一方向に配列してなる第1の光学レンズ
と、この第1の光学レンズにより分割された複数の前記
レーザビームを一括して他方向に縮小する第2の光学レ
ンズと、この第2の光学レンズにより縮小された複数の
前記レーザビームをそれぞれ前記マスク上の複数の前記
パターン開口部に照射する複数のシリンドリカルレンズ
を一方向に配列してなる第3の光学レンズとからなるこ
とを特徴とする。
【0020】請求項5記載による本発明は、請求項3記
載のレーザアニール装置において、前記マスクは、シェ
ブロン形式の繰り返しパターン開口部が複数形成された
ことを特徴とする。
【0021】請求項6記載による本発明は、請求項3記
載のレーザアニール装置において、前記マスクの前記パ
ターン開口部に隣接して計測用開口部を形成し、この計
測用開口部を通過した前記レーザビームの時間ごとの強
度を計測する計測手段を備えたことを特徴とする。
【0022】請求項7記載による本発明は、パルスレー
ザ光を被加工物に照射してアニール化するレーザアニー
ルに用いられるもので、シェブロン形式の繰り返しパタ
ーン開口部が複数形成されたマスクにおいて、前記パタ
ーン開口部内には、当該パターン開口部のピッチよりも
狭いピッチの遮光パターンが形成されたことを特徴とす
るマスクである。
【0023】請求項8記載による本発明は、一定ピッチ
で同一形状の開口部が複数形成されたレーザアニール用
のマスクであって、前記開口部内には、ピッチが1μm
以内の遮光パターンが形成されていることを特徴とする
マスクである。
【0024】請求項9記載による本発明は、請求項7記
載のマスクにおいて、前記遮光パターンは、前記マスク
を通過したレーザビームを前記被加工物に結像する結像
光学系の結像限界よりも小さく形成されたことを特徴と
する。
【0025】請求項10記載による本発明は、請求項7
記載のマスクにおいて、前記遮光パターンのピッチP
は、前記パルスレーザ光の波長をλ、前記マスクを通過
して前記被加工物に結像する結像レンズの前記被加工物
側の開口率をNAとすると、 P<λ/(2・NA) により表わされることを特徴とする。
【0026】請求項11記載による本発明は、基板上に
アモルファスシリコン薄膜を形成する工程と、このアモ
ルファスシリコン薄膜の少なくとも一部の領域をアニー
ルする工程と、このアニールされた領域を備えるトラン
ジスタを作成し半導体デバイスを製造する工程とを有す
る半導体デバイス製造方法において、前記アニールする
工程は、パルスレーザ光を分割しかつ縮小して複数のレ
ーザビームをマスクに形成された複数の繰り返しパター
ン開口部にそれぞれ照射し、これらパターン開口部をそ
れぞれ通過したレーザビームを前記薄膜に照射させて前
記アモルファスシリコン薄膜の少なくとも一部の領域を
アニールすることを特徴とする半導体デバイス製造方法
である。
【0027】請求項12記載による本発明は、パルスレ
ーザ光を分割しかつ縮小して複数のレーザビームをマス
クに形成された複数の繰り返しパターン開口部にそれぞ
れ照射し、これらパターン開口部をそれぞれ通過したレ
ーザビームを前記薄膜に照射してアニール化された領域
を有することを特徴とする半導体デバイスである。
【0028】しかるに、従来は照明されていた開口部と
開口部との間のスペースを照明する必要がないので、パ
ルスレーザ光の装置を小型化できる。又は、被加工物へ
の照射領域を増大させることができる。なお、本発明に
おいてアニールとは、レーザ光の照射により被加工物の
温度を上昇させた後、冷却する操作のことをいい、例え
ばレーザ光の照射により被加工物の温度を上昇させた
後、冷却する過程で被加工物を多結晶化させることを含
む。
【0029】上記マスクを用いれば、例えば、開口率が
0.2で倍率が1/4倍の投影レンズを備える結像光学
系において、波長が450nm以下の光を照射してレー
ザアニールを行なった場合であっても、結像限界P(但
しP=λ/(2・NA):λは光の波長、NAは結像レ
ンズの開口率)に対応するマスク上のサイズP×M(M
は投影レンズの倍率に対応し、ここでは4)よりも遮光
パターンのピッチが小さいから、前記遮光パターン付近
を通過して照射されるレーザ光のエネルギ強度を調整す
ることが可能となり好適なレーザアニールを行なうこと
ができる。なお、遮光パターンのピッチは、一定の必要
はない。
【0030】又、本発明における一定ピッチとは、完全
に一定を意味するものでなく、実質的に一定(例えばピ
ッチ誤差が20%以内程度)であることをいう。又、本
発明における同一形状とは、完全に同一を意味するもの
でなく、実質的に一定(例えば2つの開口部を重ね合わ
せたときに、全体の開口部の面積に対して重なり部分の
面積が70%以上であるような程度)であることをい
う。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。なお、図12及び図13
と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略
する。
【0032】図1はレーザアニール装置の概略構成図で
ある。照明光学系20は、エキシマレーザ装置1から出
力されたエキシマレーザ光、例えば波長がKrFであれ
ば248nm、XeClであれば308nmでパルス幅
20ns程度のエキシマレーザ光の光強度を均一化する
もので、このエキシマレーザ光を複数に分割しかつそれ
ぞれ縮小して複数のレーザビームを得る機能を有してい
る。
【0033】レチクル21は、図2に示すようにシェブ
ロン形式の複数の繰り返しパターン開口部21−1〜2
1−Nが一方向に配列されて形成されている。又、この
レチクル21には、これらパターン開口部21−1〜2
1−Nに対応しかつ隣接して複数の計測用開口部{品質
管理(QC)用ピンホール}22−1〜22−Nが形成
されている。
【0034】各パターン開口部21−1〜21−Nにお
ける繰り返しパターンの切替部分となる各コーナ部、例
えばコーナ部Eの内部には、図3に示すように当該パタ
ーン開口部21−1〜21−Nのピッチよりも狭いピッ
チPの遮光パターン23が形成されている。この遮光パ
ターン23は、繰り返しパターンの切替部分における外
側に沿って例えば四辺形の遮蔽部分を複数配列して形成
されている。
【0035】この遮光パターン23は、当該レチクル2
1を通過したレーザビームを被加工物(a−Si膜)6
に結像する結像光学系(結像レンズ5)の結像限界より
も小さく形成されている。
【0036】具体的に遮光パターン23のピッチPは、
エキシマレーザ光の波長をλ、レチクル21を通過して
被加工物(a−Si膜)6に結像する結像レンズ5の被
加工物(a−Si膜)6側の開口率をNAとすると、 P<λ/(2・NA) …(4) により表わされる。
【0037】例えば、NA=0.5とすると、 P<λ=308nm …(5) になる。
【0038】しかるに、結像レンズ5の倍率が1/Mで
あれば、レチクル21のサイズは、P×Mとなり、例え
ば1/M=1/4であれば、P×M=〜1.2μmとな
る。
【0039】図4(a)(b)は照明光学系20からレチクル
21、結像レンズ5までの光学系の構成図であって、同
図(a)は短軸方向から見た図、同図(b)は長軸方向から見
た図である。照明光学系20は、フライアイレンズ10
を用いてエキシマレーザ光の強度を均一化する光学系の
後段側に、エキシマレーザ光を分割しかつ縮小する光学
系を配置したもので、エキシマレーザ光の入射側に配置
された複数のシリンドリカルレンズを一方向に配列して
なる第1の光学レンズ(コンデンサレンズ)24と、こ
のコンデンサレンズ24により分割された複数のレーザ
ビームを一括して他方向に縮小する第2の光学レンズ2
5と、この第2の光学レンズ25により縮小された複数
のレーザビームをそれぞれレチクル21上の複数のパタ
ーン開口部21−1〜21−Nに照射する複数のシリン
ドリカルレンズを一方向に配列してなる第3の光学レン
ズ26とからなっている。
【0040】このような光学系において、フライアイレ
ンズ10の焦点距離をf、同フライアイレンズ10の
各セグメントサイズをd、光学レンズ11の焦点距離を
、レチクル21と結像レンズ5との距離をf、結
像レンズ5と被加工物(a−Si膜)6との距離を
、コンデンサレンズ24と第3の光学レンズ26と
の距離をf、第3の光学レンズ26とレチクル21と
の距離をf、第3の光学レンズ26の焦点距離を
、コンデンサレンズ24と第2の光学レンズ25と
の距離をf、第2の光学レンズ25とレチクル21と
の距離をf10、第2の光学レンズ25の焦点距離をf
11、エキシマレーザ光の分割数をNとすると、レチク
ル4の面上での照明サイズDは、上記式(1)からD
=(f/f)・dにより表わされ、レチクル21の
面上での各セグメントごとの照明サイズDR2は、 DR2=(f/f)・(D/N) …(6) により表わされる。なお、 1/f=1/f+1/f …(7) f=f10=2・f11 …(8) の関係がある。
【0041】一方、図5に示すようにレチクル21に形
成された複数の計測用開口部22−1〜22−Nのレー
ザビーム通過光路上には、ミラー27が配置され、この
ミラー27の反射光路上に検出器28が配置されてい
る。この検出器28は、複数の計測用開口部22−1〜
22−Nを通過したレーザビームの強度、時間に対する
波形を計測する計測手段としての機能を有している。
【0042】次に、上記の如く構成された装置の作用に
ついて説明する。
【0043】p−SiTFT液晶ディスプレイの製造工
程では、ガラス基板上にa−Si膜6の薄膜を形成し、
この薄膜にエキシマレーザ光を照射して、加熱して溶融
し、a−Si膜6を多結晶化(多結晶Si膜)するプロ
セスがある。
【0044】すなわち、図1に示すようにエキシマレー
ザ装置1から出力されたエキシマレーザ光は、照明光学
系20により光強度が均一化され、ミラー3で反射して
レチクル(マスク)21に照射され、このレチクル21
に形成された図2に示す複数のパターン開口部21−1
〜21−Nを通過し、結像レンズ5によりレチクル21
のパターンが被加工物(a−Si膜)6に結像される。
これにより、a−Si膜6は、多結晶化(多結晶シリコ
ン膜:多結晶Si膜)される。
【0045】このとき、エキシマレーザ装置1から出力
されたエキシマレーザ光は、照明光学系20によりその
光強度が均一化され、かつ複数のレーザビームに分割さ
れかつそれぞれ縮小されて、図6に示すようにレチクル
21の各パターン開口部21−1〜21−Nを含む各レ
ーザ照射領域W〜Wに照射される。これらレーザ照
射領域W〜Wは、それぞれ各パターン開口部21−
1〜21−Nを含む長方形状の照射領域に形成されてい
る。
【0046】又、各パターン開口部21−1〜21−N
における繰り返しパターンの切替部分となる各コーナ
部、例えばコーナ部Eでは、図7に示すような光強度分
布を示している。すなわち、図3に示すコーナ部Eの区
間A−Bの光強度分布は、遮光パターン23が形成され
ていることから当該遮光パターン23が形成された部分
の光強度Eが遮光パターン23の形成されていない部
分の光強度Eよりも低くなっている。なお、光強度E
は、被加工物(a−Si膜)6を溶解して再結晶する
ことにより多結晶化するに必要な最小限度のエネルギー
を持っている。
【0047】これを図8に示す従来のシェブロン形式の
繰り返しパターン開口部が形成されたレチクルを用いた
場合と比較すると、その光強度分布は図9に示すように
光強度Eとなる。この光強度Eのレーザビームを被
加工物(a−Si膜)6に照射すると、このときの被加
工物(a−Si膜)6の温度変化Tは、a−Si膜6
の融点を超えた温度に達し、この後、a−Si膜6の温
度が低下して多結晶化する。
【0048】これに対して本願発明の遮光パターン23
が形成されたレチクル21を用いると、その光強度分布
は上記図7に示すように光強度E、Eとなり、この
うち光強度Eのレーザビームを照射した部分の被加工
物(a−Si膜)6の温度変化は、図10に示す温度変
化Tと同様に、a−Si膜6の融点を超えた温度に達
し、この後、a−Si膜6の温度が低下して多結晶化す
るが、光強度Eのレーザビームを照射した部分の被加
工物(a−Si膜)6の温度変化Tは、図10に示す
ようにa−Si膜6の融点を僅かに超えた温度に達し、
この後、a−Si膜6の温度が低下して多結晶化する。
【0049】従って、本願発明のレチクル21を用いれ
ば、a−Si膜6の温度が温度変化Tよりも速く下降
し、多結晶化する時間を速くできる。
【0050】一方、被加工物(a−Si膜)6の必要な
領域の全面に多結晶Si膜を生成するには、レチクル2
1を通過したレーザビームを被加工物(a−Si膜)6
上の必要領域の全面にスキャンすることになるが、本願
発明であれば、図11に示すようにレチクル21に例え
ば3本のパターン開口部21−1〜21−3が形成され
ている場合、先ずは、被加工物(a−Si膜)6をステ
ップ移動させた後、照明光学系20により3本に分割さ
れた各レーザビームをそれぞれ3つのパターン開口部2
1−1〜21−3に通過させて被加工物(a−Si膜)
6に照射して多結晶化し、続いて各レーザ照射領域W
〜Wの幅分だけスキャンさせて、そのスキャンの間に
2回だけ3本のレーザビームをそれぞれ3つのパターン
開口部21−1〜21−3に通過させて被加工物(a−
Si膜)6に照射して多結晶化する。
【0051】次に、被加工物(a−Si膜)6をレーザ
照射領域W〜Wの3倍分の距離だけステップ移動さ
せた後、再び、3本のレーザビームを3つのパターン開
口部21−1〜21−3にそれぞれ通過させて被加工物
(a−Si膜)6に照射して多結晶化し、続いて各レー
ザ照射領域W〜Wの幅分だけスキャンさせて、その
スキャンの間に2回だけ3本のレーザビームを3つのパ
ターン開口部21−1〜21−3にそれぞれ通過させて
被加工物(a−Si膜)6に照射して多結晶化する。
【0052】これ以降、上記動作を繰り返してレーザビ
ームを被加工物(a−Si膜)6上の必要領域の全面に
スキャンして多結晶化する。
【0053】このように3本のレーザビームを3つのパ
ターン開口部21−1〜21−3にそれぞれ通過させて
被加工物(a−Si膜)6に照射し、被加工物(a−S
i膜)6をステップ及びスキャン動作させて多結晶化す
ることにより、被加工物(a−Si膜)6へのレーザ照
射時間を従来の3分の1に短縮できる。従って、エキシ
マレーザ光を照明光学系20により複数本のレーザビー
ムに分割し、かつ複数のパターン開口部21−1〜21
−Nが形成されたレチクル21を用いれば、レーザ照射
時間を従来のN分の1に短縮できる。
【0054】又、レチクル21に形成された複数の計測
用開口部22−1〜22−Nのレーザビーム通過光路上
には、図5に示すようにミラー27が配置され、このミ
ラー27の反射光路上に検出器28が配置されている。
この検出器28は、複数の計測用開口部22−1〜22
−Nを通過したレーザビームの強度、時間に対する波形
を計測する。
【0055】このように上記一実施の形態においては、
エキシマレーザ光をシェブロン形式の複数の繰り返しパ
ターン開口部21−1〜21−Nが形成されたレチクル
21を通して被加工物(a−Si膜)6に照射し、この
被加工物(a−Si膜)6のレーザ照射領域内を多結晶
化するに、エキシマレーザ光を分割しかつ縮小して複数
のレーザビームをレチクル21の各パターン開口部21
−1〜21−Nにそれぞれ照射し、これらパターン開口
部21−1〜21−Nをそれぞれ通過したレーザビーム
を被加工物(a−Si膜)6に結像するようにしたの
で、エキシマレーザアニールを行なう場合に、1μm程
度の結像性能を維持して被加工物(a−Si膜)6を多
結晶化できる。、スループットを大きくできる。これに
より、設備のコスト、ランニングコストを低減できる。
【0056】そのうえ、エキシマレーザ光を照明光学系
20により複数本のレーザビームに分割しかつ縮小して
レチクル21に形成された複数のパターン開口部21−
1〜21−Nにそれぞれ照射し、被加工物(a−Si
膜)6をステップ及びスキャン動作させて多結晶化する
ので、レーザ照射時間を従来のN分の1に短縮でき、ス
ループットをN倍に大きくできる。これにより、被加工
物(a−Si膜)6の必要な領域の全面を多結晶化する
時間を短縮でき、被加工物(a−Si膜)6を多結晶化
する生産性、さらにはp−SiTFT液晶ディスプレイ
を製造する生産性を向上できる。
【0057】又、照明光学系20により複数本のレーザ
ビームに分割しかつ縮小してシェブロン形式の複数の繰
り返しパターン開口部21−1〜21−Nの部分のみに
照射するので、レチクル21に対して無駄な照明を行な
うことが無い。
【0058】さらに、レチクル21における各パターン
開口部21−1〜21−Nのコーナ部Eの内部に当該パ
ターン開口部21−1〜21−Nのピッチよりも狭いピ
ッチPの遮光パターン23を形成したので、この遮光パ
ターン23の領域を通過したレーザビームを被加工物
(a−Si膜)6に照射したときの温度変化を、a−S
i膜6の融点を僅かに超えた温度に到達させ、この後に
低下させて多結晶化させることになり、a−Si膜6の
温度を遮光パターン23を用いない場合と比較してその
温度変化をよりも速く下降させることができ、多結晶化
する時間を速くでき、しかも多結晶の成長距離を長くし
て大きな多結晶を生成できる。
【0059】なお、上記レチクル21では、遮光パター
ン23を形成して光強度分布を2段階に変化させている
が、遮光パターン23の形成するピッチPを可変するこ
とにより、複数段の光強度分布を形成することができ、
これにより多結晶の成長距離を長くすることができ、よ
り大きな多結晶を生成できる。
【0060】又、レチクル21に複数の計測用開口部2
2−1〜22−Nを形成し、これら計測用開口部22−
1〜22−Nのレーザビーム通過光路上に検出器28を
配置したので、この検出器28により複数の計測用開口
部22−1〜22−Nを通過したレーザビームの強度、
時間に対する波形を計測できる。
【0061】なお、本発明は、上記一実施の形態に限定
されるものでなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない
範囲で種々に変形することが可能である。
【0062】さらに、上記実施形態には、種々の段階の
発明が含まれており、開示されている複数の構成要件に
おける適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出でき
る。例えば、実施形態に示されている全構成要件から幾
つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとす
る課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で
述べられている効果が得られる場合には、この構成要件
が削除された構成が発明として抽出できる。
【0063】例えば、マスクの開口部の形状は、シェブ
ロン形状に限られるものでなく、波形、長方形状等でも
よい。又、アモルファスシリコンを多結晶化させる際に
のみ用いられるものでなく、レーザ光を照射して被加工
物をアニールする工程について用いることができる。
【0064】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、必
要な結像性能を維持してスループットを大きくし、生産
性を向上できるレーザアニール方法及びその装置を提供
できる。
【0065】又、本発明によれば、レーザアニールに用
いて生産性を向上できるマスクを提供できる。
【0066】又、本発明によれば、必要な結像性能を維
持してスループットを大きくし、半導体デバイスの生産
性を向上できる半導体デバイス製造方法を提供できる。
【0067】又、本発明によれば、必要な結像性能を維
持してスループットを大きくし、生産性を向上させたレ
ーザアニールにより製造された半導体デバイスを提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるレーザアニール装置の一実施の
形態を示す概略構成図。
【図2】本発明に係わるレーザアニール装置の一実施の
形態に用いられるレチクルの構成図。
【図3】本発明に係わるレーザアニール装置の一実施の
形態に用いられるレチクルにおけるパターン開口部に形
成された遮光パターンを示す構成図。
【図4】本発明に係わるレーザアニール装置の一実施の
形態における照明光学系からレチクル、結像レンズまで
の光学系の構成図。
【図5】本発明に係わるレーザアニール装置の一実施の
形態におけるレーザビームの計測手段を示す構成図。
【図6】本発明に係わるレーザアニール装置の一実施の
形態におけるレチクルに照射される複数のレーザビーム
の各レーザ照射領域を示す図。
【図7】本発明に係わるレーザアニール装置の一実施の
形態におけるレチクルのパターン開口部におけるコーナ
部の光強度分布を示す図。
【図8】本発明に係わるレーザアニール装置の一実施の
形態と比較する従来のレチクルの構成図。
【図9】本発明に係わるレーザアニール装置の一実施の
形態と比較する従来のレチクルを用いたときの光強度分
布図。
【図10】本発明に係わるレーザアニール装置の一実施
の形態におけるレチクルを用いたときの多結晶化の作用
を説明するための図。
【図11】本発明に係わるレーザアニール装置の一実施
の形態におけるレチクルを用いたときのレーザビームの
被加工物上の必要領域の全面にステップ・スキャンする
作用を示す図。
【図12】従来のエキシマレーザアニール装置の概略構
成図。
【図13】同装置における照明光学系からレチクル、結
像レンズの構成図。
【図14】同装置に用いるシェブロン形状のレチクルの
構成図。
【符号の説明】
1:エキシマレーザ装置 3:ミラー 5:結像レンズ 6:被加工物(a−Si膜) 10:フライアイレンズ 11:光学レンズ 20:照明光学系 21:レチクル 21−1〜21−N:パターン開口部 22−1〜22−N:計測用開口部{品質管理(QC)
用ピンホール} 23:遮光パターン 24:第1の光学レンズ(コンデンサレンズ) 25:第2の光学レンズ 26:第3の光学レンズ 27:ミラー 28:検出器
フロントページの続き Fターム(参考) 5F052 AA02 BA12 BB07 CA10 DA02 JA01 5F110 AA16 AA28 BB01 DD02 GG02 GG13 PP03 PP04 PP05 PP06 PP07

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルスレーザ光を複数のパターン開口部
    が形成されたマスクを通して被加工物に照射し、この被
    加工物をアニール化するレーザアニール方法において、 前記パルスレーザ光を分割しかつ縮小して複数のレーザ
    ビームを前記マスクの前記各パターン開口部にそれぞれ
    照射し、これらパターン開口部をそれぞれ通過した前記
    レーザビームを前記被加工物に照射することを特徴とす
    るレーザアニール方法。
  2. 【請求項2】 開口部が複数離間して形成されたマスク
    にパルスレーザ光を照明し、前記各開口部を通過した前
    記パルスレーザ光を被加工物に照射させることにより、
    前記被加工物の少なくとも一部をアニール化するレーザ
    アニール方法において、 前記パルスレーザ光を分割し、前記パルスレーザ光が前
    記各開口部に対応して離間して前記マスクを照明するこ
    とを特徴とするレーザアニール方法。
  3. 【請求項3】 パルスレーザ光を複数のパターン開口部
    が形成されたマスクを通して被加工物に照射し、この被
    加工物をアニール化するレーザアニール装置において、 前記パルスレーザ光を分割しかつ縮小して複数のレーザ
    ビームを前記マスクの前記各パターン開口部にそれぞれ
    照射する光学系、を具備したことを特徴とするレーザア
    ニール装置。
  4. 【請求項4】 前記光学系は、前記パルスレーザ光の入
    射側に配置された複数のシリンドリカルレンズを一方向
    に配列してなる第1の光学レンズと、 この第1の光学レンズにより分割された複数の前記レー
    ザビームを一括して他方向に縮小する第2の光学レンズ
    と、 この第2の光学レンズにより縮小された複数の前記レー
    ザビームをそれぞれ前記マスク上の複数の前記パターン
    開口部に照射する複数のシリンドリカルレンズを一方向
    に配列してなる第3の光学レンズと、からなることを特
    徴とする請求項3記載のレーザアニール装置。
  5. 【請求項5】 前記マスクは、シェブロン形式の繰り返
    しパターン開口部が複数形成されたことを特徴とする請
    求項3記載のレーザアニール装置。
  6. 【請求項6】 前記マスクの前記パターン開口部に隣接
    して計測用開口部を形成し、この計測用開口部を通過し
    た前記レーザビームの時間ごとの強度を計測する計測手
    段を備えたことを特徴とする請求項3記載のレーザアニ
    ール装置。
  7. 【請求項7】 パルスレーザ光を被加工物に照射してア
    ニール化するレーザアニールに用いられるもので、シェ
    ブロン形式の繰り返しパターン開口部が複数形成された
    マスクにおいて、 前記パターン開口部内には、当該パターン開口部のピッ
    チよりも狭いピッチの遮光パターンが形成されたことを
    特徴とするマスク。
  8. 【請求項8】 一定ピッチで同一形状の開口部が複数形
    成されたレーザアニール用のマスクであって、前記開口
    部内には、ピッチが1μm以内の遮光パターンが形成さ
    れていることを特徴とするマスク。
  9. 【請求項9】 前記遮光パターンは、前記マスクを通過
    したレーザビームを前記被加工物に結像する結像光学系
    の結像限界よりも小さく形成されたことを特徴とする請
    求項7記載のマスク。
  10. 【請求項10】 前記遮光パターンのピッチPは、前記
    パルスレーザ光の波長をλ、前記マスクを通過して前記
    被加工物に結像する結像レンズの前記被加工物側の開口
    率をNAとすると、 P<λ/(2・NA) により表わされることを特徴とする請求項7記載のマス
    ク。
  11. 【請求項11】 基板上にアモルファスシリコン薄膜を
    形成する工程と、このアモルファスシリコン薄膜の少な
    くとも一部の領域をアニールする工程と、このアニール
    された領域を備えるトランジスタを作成し半導体デバイ
    スを製造する工程とを有する半導体デバイス製造方法に
    おいて、 前記アニールする工程は、パルスレーザ光を分割しかつ
    縮小して複数のレーザビームをマスクに形成された複数
    の繰り返しパターン開口部にそれぞれ照射し、これらパ
    ターン開口部をそれぞれ通過したレーザビームを前記薄
    膜に照射させて前記アモルファスシリコン薄膜の少なく
    とも一部の領域をアニールすることを特徴とする半導体
    デバイス製造方法。
  12. 【請求項12】 パルスレーザ光を分割しかつ縮小して
    複数のレーザビームをマスクに形成された複数の繰り返
    しパターン開口部にそれぞれ照射し、これらパターン開
    口部をそれぞれ通過したレーザビームを前記薄膜に照射
    してアニール化された領域を有することを特徴とする半
    導体デバイス。
JP2001065254A 2001-03-08 2001-03-08 レーザアニール方法及びその装置、マスク、半導体デバイス製造方法、半導体デバイス Pending JP2002270536A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001065254A JP2002270536A (ja) 2001-03-08 2001-03-08 レーザアニール方法及びその装置、マスク、半導体デバイス製造方法、半導体デバイス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001065254A JP2002270536A (ja) 2001-03-08 2001-03-08 レーザアニール方法及びその装置、マスク、半導体デバイス製造方法、半導体デバイス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002270536A true JP2002270536A (ja) 2002-09-20

Family

ID=18923941

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001065254A Pending JP2002270536A (ja) 2001-03-08 2001-03-08 レーザアニール方法及びその装置、マスク、半導体デバイス製造方法、半導体デバイス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002270536A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003289041A (ja) * 2002-03-27 2003-10-10 Sharp Corp レーザー光によるレーザー結晶化時の不均一部分の抑制方法及びレーザー結晶化プロセスに用いられるマスク
JP2004213027A (ja) * 2003-01-08 2004-07-29 Samsung Electronics Co Ltd 多結晶シリコン薄膜トランジスタ表示板及びその製造方法
JP2006245520A (ja) * 2004-03-31 2006-09-14 Nec Corp 半導体薄膜の製造方法及び製造装置,ビーム整形用マスク並びに薄膜トランジスタ
US7622374B2 (en) 2005-12-29 2009-11-24 Infineon Technologies Ag Method of fabricating an integrated circuit

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003289041A (ja) * 2002-03-27 2003-10-10 Sharp Corp レーザー光によるレーザー結晶化時の不均一部分の抑制方法及びレーザー結晶化プロセスに用いられるマスク
JP2004213027A (ja) * 2003-01-08 2004-07-29 Samsung Electronics Co Ltd 多結晶シリコン薄膜トランジスタ表示板及びその製造方法
JP4636487B2 (ja) * 2003-01-08 2011-02-23 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド 薄膜トランジスタ表示板の製造方法
JP2006245520A (ja) * 2004-03-31 2006-09-14 Nec Corp 半導体薄膜の製造方法及び製造装置,ビーム整形用マスク並びに薄膜トランジスタ
US7622374B2 (en) 2005-12-29 2009-11-24 Infineon Technologies Ag Method of fabricating an integrated circuit

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9466402B2 (en) Processes and systems for laser crystallization processing of film regions on a substrate utilizing a line-type beam, and structures of such film regions
US7427764B2 (en) Laser crystallization apparatus and laser crystallization method
US7061959B2 (en) Laser thin film poly-silicon annealing system
US20080083928A1 (en) Crystallization apparatus and method, manufacturing method of electronic device, electronic device, and optical modulation element
US7642482B2 (en) Laser crystallization apparatus and crystallization method
US7232982B2 (en) Crystallization apparatus, crystallization method, method of manufacturing thin film transistor, thin film transistor, and display apparatus
US20050032385A1 (en) Laser processing method and apparatus
US7964035B2 (en) Crystallization apparatus and crystallization method
KR980003755A (ko) 반도체막의 레이저 어닐 방법
JPH01256114A (ja) レーザアニール方法
JP2004055771A (ja) 半導体薄膜の製造方法及びレーザ照射装置
JP2002324759A (ja) レーザ加工方法、液晶表示装置の製造方法、レーザ加工装置、半導体デバイスの製造方法、露光装置、ディスプレイ装置
US7550694B2 (en) Laser anneal apparatus
JP3429129B2 (ja) 低温ポリシリコン薄膜トランジスタのレーザアニーリング方法
EP0504850B1 (en) Laser machining method and apparatus therefor
US7964036B2 (en) Crystallization apparatus and crystallization method
JP2597464B2 (ja) レーザアニール装置
JP2007324519A (ja) レーザアニール装置及び表示装置の製造方法
US7499147B2 (en) Generation method of light intensity distribution, generation apparatus of light intensity distribution, and light modulation element assembly
JP2002270536A (ja) レーザアニール方法及びその装置、マスク、半導体デバイス製造方法、半導体デバイス
JP4361383B2 (ja) 光強度分布監視方法、アニール装置及びアニール方法、結晶化装置
JP2004335717A (ja) レーザーリペア装置
JPH0562924A (ja) レーザアニール装置
JP2008041920A (ja) 平面表示装置の製造方法および平面表示装置
JP2004311618A (ja) レーザアニール方法とその装置、マスクならびに表示装置の製造方法