JP2002270142A - 電源ケーブル - Google Patents

電源ケーブル

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JP2002270142A
JP2002270142A JP2002048451A JP2002048451A JP2002270142A JP 2002270142 A JP2002270142 A JP 2002270142A JP 2002048451 A JP2002048451 A JP 2002048451A JP 2002048451 A JP2002048451 A JP 2002048451A JP 2002270142 A JP2002270142 A JP 2002270142A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定のビデオカメラ用に開発された小型バッ
テリーパックを大型バッテリーパック対応の他のビデオ
カメラにも使用できるようにすること。 【解決手段】 特定のビデオカメラに対して直接装着方
式で着脱自在に取り付けるようにした小型バッテリーパ
ック11に変換ケーブル51を着脱自在に接続して、こ
の小型バッテリーパック11を、他のビデオカメラの大
型バッテリーパックを収納するバッテリーケース23内
に挿入して、変換ケーブル51によって電源コネクター
24に接続できるようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VTR一体型ビデオカ
メラに適用するのに最適なバッテリー装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から、VTR一体型ビデオカメラの
電源として、通常大小2種類のバッテリーパックが使用
されている。そして、この種バッテリーパックとして最
も一般的なものに、外形寸法が小さく、エネルギー密度
が高いリチュームイオンバッテリー(Lithium −ion
Battery )を用いた小型バッテリーパックと、外形寸法
が大きく、エネルギー密度が低いニッカドバッテリー
(Nicd Battery )を用いた大型バッテリーパックとが
ある。
【0003】そして、小型バッテリーパックに関して
は、電源ケーブルを使用することなく、特定のビデオカ
メラに対して機械的結合部と電気的接続部とによって直
接装着方式(ダイレクトジョイント方式)で着脱自在に
装着する方式が既に発明されている。
【0004】また、従来から、大型バッテリーパック
は、他のビデオカメラに設けられたバッテリーケースや
バッテリー挿入穴等のバッテリー挿入部内に挿入し、そ
の第2のバッテリーパックから引き出されたピッグテー
ル方式の電源ケーブルの先端の電源プラグをバッテリー
挿入部内に設けられている電源コネクターに接続して使
用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、小型バッテリ
ーパックは、特定のビデオカメラ専用に開発されたもの
であり、大型バッテリーパック対応の他のビデオカメラ
の電源コネクターに合う電源ケーブルを有しておらず、
大型バッテリーパックに比べて外形寸法が小さいため
に、この小型バッテリーパックを他のビデオカメラのバ
ッテリーケースやバッテリー挿入穴等のバッテリー挿入
部内に挿入した場合には、その小型バッテリーパックが
バッテリー挿入部内で著しいガタツキを生じてしまうと
言う問題がある。
【0006】このために従来は、大型バッテリーパック
と同容量で、外形寸法が小さく、エネルギー密度の高い
小型バッテリーパックを、大型バッテリーパック対応の
他のビデオカメラには使用することが全くできないと言
う問題があった。
【0007】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、特定の電子機器用に開発された小
型バッテリーパックを、大型バッテリーパック対応の他
の電子機器にも使用できるようにしたバッテリー装置を
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のバッテリー装置は、特定の電子機器に対し
て機械的結合部と、電気的接続部とによって直接装着方
式で着脱自在に装着可能な小型バッテリーパックと、大
型バッテリーパックが電源ケーブルによって電源コネク
ターに着脱自在に接続される他の電子機器と、上記小型
バッテリーパックの電気的接続部に着脱自在に接続され
て、上記他の電子機器の電源コネクターに着脱自在に接
続可能な変換ケーブルとを備えたものである。
【0009】
【作用】上記のように構成された本発明のバッテリー装
置は、特定の電子機器に対して機械的結合部と、電気的
接続部とによって直接装着方式で着脱自在に装着可能な
小型バッテリーパックを備え、この小型バッテリーパッ
クの電気的接続部に着脱自在に接続されて、大型バッテ
リーパック対応の他の電子機器の電源コネクターに着脱
自在に接続可能な変換ケーブルを備えたので、この小型
バッテリーパックを変換コネクターによって他の電子機
器の電源コネクターに接続して使用することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明をVTR一体型ビデオカメラに
適用したバッテリー装置の一実施例を図を参照して説明
する。
【0011】[小型バッテリーパックを用いる特定のビ
デオカメラの説明]まず、図5によって、小型バッテリ
ーパックを用いる特定の電子機器の一例であるVTR一
体型ビデオカメラ(以下、単に特定のビデオカメラと記
載する)の全体を説明する。
【0012】この特定のビデオカメラ1は、ビデオカメ
ラ本体2を備え、このビデオカメラ本体2内の前部側と
後部側には撮像装置とカセット式VTR(何れも図示せ
ず)が内蔵されている。そして、ビデオカメラ本体2の
前側の垂直な側面である前面2aで撮像装置の光軸上に
ズームレンズ等のレンズ3がレンズマウント4によって
交換可能に取り付けられている。そして、ビデオカメラ
本体2の上面2b上に把手5がねじ止めされていて、ビ
デオカメラ本体2の下面2cにはほぼアーチ状に弯曲さ
れたショルダーパッド6がねじ止めされている。
【0013】そして、ビデオカメラ本体2の後側の垂直
な側面である後面2dには小型バッテリーパック11や
カメラアダプター等の各種のカメラ付属品を直接装着方
式(ダイレクトジョイント方式)で着脱自在に垂直に取
り付けるための取付機構7が備えられている。
【0014】[小型バッテリーパックと取付機構の説
明]次に、図5〜図8によって、小型バッテリーパック
11と、その取付機構7を説明する。
【0015】[小型バッテリーパックの説明]この小型
バッテリーパック11は、リチュームイオンバッテリー
(Lithium −ion Battery )を用いたほぼ扁平な直方
体形状に構成されている。そして、この小型バッテリー
パック11は、後述する大型バッテリーパック31に比
べて、外形寸法が小さく、エネルギー密度の高いバッテ
リーに構成されている。そして、この小型バッテリーパ
ック11は電源ケーブルを使用しない(電源ケーブル・
レス)バッテリーである。
【0016】[取付機構の説明]この取付機構7は、小
型バッテリーパック11をビデオカメラ本体2に機械的
に着脱可能に結合するためのロック機構12付の機械的
結合部である凹凸嵌合部13と、小型バッテリーパック
11をビデオカメラ本体2に電気的に着脱可能に接続す
るための電気的接続部である電源接続用のコネクター1
4とを備えている。
【0017】そして、凹凸嵌合部13は、ビデオカメラ
本体2の後面2dの上下、左右のほぼ中央部に垂直状に
ねじ止めされた凹側部材131と、小型バッテリーパッ
ク11の垂直な前面11aの上下、左右のほぼ中央部に
一体成形等にて形成された凸側部材132とによって構
成されている。なお、この凸側部材132は前面11a
に形成された凹所133内の上側の中央部に形成されて
いる。
【0018】そして、凹側部材131があり溝134に
形成され、凸側部材132があり135に形成されてい
る。そして、これらあり溝134及びあり135の左右
両側面が下方である矢印a方向に向って先すぼまり状
で、かつ、左右対称状となるテーパー状ガイド136、
137に形成されている。
【0019】そして、ロック機構12は、凹側部材13
1に取り付けられて、凸側部材132の一方の側面に形
成されたロック用凹部121に係合されるロック爪12
2と、そのロック爪122のロック解除用レバー123
と、ロック爪122をロック用凹部121に係合付勢す
るロックバネ(図示せず)とによって構成されている。
【0020】そして、コネクター14は、ビデオカメラ
本体2の後面2dで凹側部材131の真下位置に上向き
で垂直状にねじ止めされた垂直な複数のコネクターピン
141を有する雄側部材142と、バッテリーパック1
1の前面11aで凸側部材132の真下位置に一体成形
等にて下向きに形成された垂直な複数のピン差込穴14
3を有する雌側部材144とによって構成されている。
なお、これらピン差込穴143のうち左右両端の一対の
ピン差込穴が+、−の電源端子143a、143bに構
成されている。また、雄側部材142にはスライドシャ
ッター145が設けられている。そして、小型バッテリ
ーパック11の前面11aの下端で、雌側部材144の
周囲には上向きのほぼコ字状の切欠き150が形成され
ている。
【0021】なお、ビデオカメラ本体2の後面2dの下
端側には左右一対の垂直なガイド突起146が形成され
ていて、バッテリーパック11の前面11aにはその下
端から上方に向って切り込まれた左右一対の垂直なガイ
ド溝147が形成されている。また、コネクター14の
雄側部材142の左右両側縁に横向きの左右一対の垂直
なガイド突起148が後面2dと平行状形成されてい
て、雌側部材144の左右両側には横方向から相対向さ
れた左右一対の垂直なガイド溝149が形成されてい
る。
【0022】[小型バッテリーパックの取り付け操作]
小型バッテリーパック11をビデオカメラ本体2の後面
2dに取り付ける際には、図7に1点鎖線で示すよう
に、カメラマンが右手の親指と他の4本の指(人差し
指、中指、薬指、小指)で小型バッテリーパック11の
左右両側面11b、11cの上下方向のほぼ中央を両側
からつまんで、小型バッテリーパック11の前面11a
の凹所133の下端側を凹側部材131の外周に大まか
に挿入させるようにして、図5に1点鎖線で示すよう
に、前面11aを後面2aに矢印c方向から平行状に当
接させる。
【0023】次に、小型バッテリーパック11を図5及
び図7に1点鎖線で示す位置から実線で示す位置まで後
面2dに沿って下方である矢印a方向に平行に引き下げ
る。
【0024】すると、図2及び図7に実線で示すよう
に、左右一対のテーパー状ガイド136、137によっ
て凸側部材132が凹側部材131内に矢印a方向に自
動的に誘導されて、あり135があり溝134内に自動
的に嵌合される。
【0025】この際、テーパー状ガイド136、137
によってコネクター14のセンターリングが自動的に行
われて、コネクター14の複数のピン差込穴143が複
数のコネクターピン141に矢印a方向からスムーズに
差し込まれる。
【0026】なおこの際、左右一対のガイド溝147、
149が左右一対のガイド突起146、148に矢印a
方向から挿入される。
【0027】そして、あり溝134内にあり135が完
全に嵌合された時に、図7及び図3に示すように、凸側
部材132のロック用凹部121内に矢印b方向からロ
ック用バネによって自動的に係合されて、小型バッテリ
ーパック11がビデオカメラ本体2に自動的にロックさ
れる。
【0028】従って、この小型バッテリーパック11の
取付機構8によれば、小型バッテリーパック11をバッ
テリーケース内に入れることなく、また、電源ケーブル
を使用することなく、ビデオカメラ本体2の後面2dに
直接装着方式(ダイレクトジョイント方式)によって着
脱自在に装着することができる。
【0029】しかも、この小型バッテリーパック11の
取り付け時には、小型バッテリーパック11の凹所13
3を凹側部材131の外周に矢印c方向から大まかに挿
入した後、小型バッテリーパック11を矢印a方向に移
動するだけのワンタッチ操作を行うだけで、凹凸嵌合部
13によって小型バッテリーパック11をビデオカメラ
本体2に機械的に容易に結合できると同時に、コネクタ
ー14によって小型バッテリーパック11をビデオカメ
ラ本体2に電気的にも容易に接続することができて、バ
ッテリーパック11の電源をビデオカメラ本体2に自動
的に供給することができる。
【0030】従って、小型バッテリーパック11のビデ
オカメラ本体2の後面2dへの取り付けを非常に簡単、
かつ、容易に行える。
【0031】そして、凹凸嵌合部13の左右一対のテー
パー状ガイド136、137でコネクター14のセンタ
ーリングを自動的に行うことができるので、コネクター
14の複数のピン差込穴143を複数のコネクターピン
141に誤操作なく、しかも、スムーズに差し込むこと
ができる。
【0032】そして、凹凸嵌合部13のあり溝134に
対するあり135の嵌合方向及びコネクター14の複数
のコネクターピン141に対する複数のピン差込穴14
3の差し込み方向が上方から下方である矢印a方向であ
るから、これらの嵌合及び差し込みを小型バッテリーパ
ック11の自重を利用して確実に行える。
【0033】従って、バッテリーパック11をビデオカ
メラ本体2に対して機械的に頑丈に結合できると共に、
電気的にも信頼性の高い接続を行えて、振動等による悪
影響を未然に防止することができる。
【0034】また、小型バッテリーパック11の自重を
利用して、あり溝134の左右一対のテーパー状ガイド
136にあり135の左右一対のテーパー状ガイド13
7をクサビ作用によって強固に密着させることができる
ことから、小型バッテリーパック11をビデオカメラ本
体2にガタつきの皆無な状態に安定良く結合することが
できる。
【0035】[小型バッテリーパックの取り外し操作]
小型バッテリーパック11をビデオカメラ本体2の後面
2dから取り外す際は、まず、カメラマンがバッテリー
パック11のバッテリーパック11の左右両側面11
b、11cの上下方向のほぼ中央を右手の親指と、他の
4本の指(人差し指、中指、薬指、小指)で両側からつ
まむようにして、親指をロック解除用レバー123のつ
まみ123a上に載せて、親指でロック解除用レバー1
23を矢印b′方向に押す。この際、バッテリーパック
11の前面11aと一方の側面11bとの端縁部分には
ロック解除レバー123のつまみ123aに対応された
切欠き151が形成されているので、親指でロック解除
レバー123のつまみ123aをその切欠き151内に
押し込むようにして、ロック解除レバー123を矢印b
方向にスムーズに押し込むことができる。
【0036】すると、ロック解除用レバー123によっ
てロック爪122がロック用バネに抗して凸側部材13
2のロック用凹部121から矢印b′方向に外されて、
小型バッテリーパック11のロックが解除され、そのま
ま親指で小型バッテリーパック11の左側の側面11b
をつかむことができる。
【0037】そこで、この後、バッテリーパック11を
後面2dに沿って上方である矢印a′方向に引き上げれ
ば、図5及び図7に1点鎖線で示すように、凹凸嵌合部
13のあり溝134内から矢印a′方向に抜き取られる
と同時に、コネクター14の複数のピン差込穴143が
複数のコネクターピン141から矢印a′方向に抜き取
られる。
【0038】なおこの時、左右一対のガイド突起146
とガイド溝147によって、小型バッテリーパック11
のこじれを防止して、小型バッテリーパック11を矢印
a′方向にスムーズに引き上げることができる。
【0039】従って、この後は、小型バッテリーパック
11を図5で矢印c方向に簡単に取り外すことができ、
この小型バッテリーパック11の取り外し操作も、前述
した取り付け操作と同様に簡単、かつ、容易に行える。
【0040】なお、この特定のビデオカメラ1の取付機
構7は、小型バッテリーパック11以外にも、カメラア
ダプターやその他の各種のカメラ付属品を同様の直接装
着方式によって交換可能に取り付けることができるよう
に構成されている。
【0041】[大型バッテリーパックを用いる他のビデ
オカメラの説明]次に、図9によって、大型バッテリー
パックを用いる他の電子機器の一例であるVTR一体型
ビデオカメラ(以下、単に他のビデオカメラと記載す
る)の全体を説明する。
【0042】この他のビデオカメラ21は、図5に示し
た特定のビデオカメラ1と同様に、ビデオカメラ本体2
2の前面22aにズームレンズ等のレンズ3がレンズマ
ウント4によって交換可能に取り付けられ、上面22b
に把手5が取り付けられ、下面22cにショルダーパッ
ド6が取り付けられている。
【0043】そして、ビデオカメラ本体22の後面22
dには、バッテリー挿入部であるバッテリーケース23
が垂直にねじ止めされていて、このバッテリーケース2
3内に大型バッテリーパック31を着脱自在に挿入して
収納できるように構成されている。
【0044】[バッテリーケースと大型バッテリーパッ
クの説明]次に、図9〜図12によって、バッテリーケ
ース23と、大型バッテリーパック31を説明する。
【0045】[バッテリーケースの説明]このバッテリ
ーケース23はケース本体24と、ケース蓋体25とに
よってほぼ扁平な箱型に構成されている。そして、ケー
ス本体24の底部24aにケース蓋体25の底部25a
がヒンジ26によって矢印e、e′方向に回転自在に取
り付けられていて、このケース蓋体25によってケース
本体24の一側面に開口されたバッテリー挿入口27を
開閉できるように構成されている。なお、ケース本体2
4の上部24bとケース蓋体25の上部25bとの間に
は、エビ金具等を用いてケース蓋体25を閉蓋状態にロ
ックするロック機構28が取り付けられている。
【0046】そして、このバッテリーケース23のケー
ス本体24の内部の最上位置には、電源コネクター29
がバッテリー挿入口27に面するように横向きの水平状
態に内蔵されている。
【0047】[大型バッテリーパックの説明]この大型
バッテリーパック31は、ニッカドバッテリー(Nicd
Battery )を用いたほぼ扁平な直方体形状に構成されて
いる。そして、この大型バッテリーパック31は、前述
した小型バッテリーパック11に比べて外形寸法が大き
く、エネルギー密度が低いバッテリーである。
【0048】そして、この大型バッテリーパック31の
上面31からピッグテール方式の電源ケーブル32が引
き出されていて、その電源ケーブル32の先端には電源
プラグ33が取り付けられている。
【0049】[大型バッテリーパックの収納動作]大型
バッテリーパック31をバッテリーケース23内に挿入
して収納する際には、図10及び図11に示すように、
まず電源ケーブル32の先端の電源プラグ33をケース
本体24内に電源コネクター29に差し込んで接続す
る。
【0050】そして、大型バッテリーパック31を垂直
姿勢にして、バッテリー挿入口27からケース本体24
内に矢印f方向に垂直に挿入する。そして、ケース蓋体
25を矢印e方向に回転して垂直に引き起し、このケー
ス蓋体25でケース本体24のバッテリー挿入口27を
閉蓋した後、ロック機構28によってロックするように
したものである。
【0051】なお、図13は他のビデオカメラ21等に
おける大型バッテリーパック31の収納方法の別の例を
示したものである。
【0052】即ち、この場合は、ビデオカメラ本体22
の後面22dにバッテリー挿入部であるバッテリー挿入
穴43を垂直状に形成し、そのバッテリー挿入穴43の
下面に下向きに開口されたバッテリー挿入口44を設
け、それを開閉する矢印g、g′方向に水平スライド方
式の開閉蓋45を設けたものである。
【0053】そして、バッテリー挿入口44の内部の下
端に電源コネクター29を内蔵したものである。
【0054】従って、この場合は、図13の(A)に示
すように、大型バッテリーパック31を上下逆向きにし
て、バッテリー挿入口44からバッテリー挿入穴43内
に上向けである矢印h方向に垂直に挿入して、図13の
(B)に示すように収納する。
【0055】そして、図13の(B)に示すように、電
源ケーブル32の先端の電源プラグを電源コネクター2
9に差し込んで接続した後、図13の(C)に示すよう
に、開閉蓋45を矢印g方向にスライドしてバッテリー
挿入口44を閉蓋し、開閉蓋45をロック機構(図示せ
ず)によってロックするようにしたものである。
【0056】ところで、以上説明した小型バッテリーパ
ック11は、大型バッテリーパック31に比べて、同容
量で、エネルギー密度が高い、メモリ効果がない等の特
長がある。
【0057】そこで、本発明は電源ケーブル32を使用
しないで、直接装着方式によって特定のビデオカメラ1
に着脱自在に装着できるようにした小型バッテリーパッ
ク11を、電源ケーブル32によって電源コネクター2
4に接続し、かつ、バッテリーケース23やバッテリー
挿入穴43内に挿入する大型バッテリーパック31を使
用するようにした他のビデオカメラ21にも対応させる
ようにする。そして、小型バッテリーパック11の特長
を活かしてこれらの他のビデオカメラ21のバッテリー
の使用時間の延長を図ることができるようにしようとす
るものである。
【0058】[小型バッテリーパックの変換ケーブルの
説明]そこで、図1〜図4によって、小型バッテリーパ
ック11を他のビデオカメラ21に対応させるための変
換ケーブル51について説明する。
【0059】まず、この変換ケーブル51は、合成樹脂
によって成形したホルダー52の前面52aに左右一対
の+、−の電源コンタクトピン53a、53bを一体に
植設している。そして、これらの電源コンタクトピン5
3a、53bに接続されたピッグテール方式の電源ケー
ブル54をホルダー52の背面52bから所定長さに引
き出している。そして、この電源ケーブル54の先端
に、前述した他のビデオカメラ21の電源コネクター2
9に対応された電源プラグ55を接続したものである。
【0060】そして、小型バッテリーパック11の前面
11aの下端に形成されているほぼコ字状の切欠き15
0の左右両側壁に左右一対の係止用凹み57を左右対称
状に形成している。そして、これらの係止用凹み57内
に弾性に抗して係止される係止具である左右一対の弾性
を有する係止爪57をホルダー52の左右両側面52c
に左右対称状に一体成形している。なお、これら左右一
対の係止爪57の左右両側端の下端には解除用の左右一
対のつまみ部58が左右対称状に一体成形されている。
【0061】[変換ケーブル51の小型バッテリーパッ
クへの取り付け動作]まず、図4に示すように、小型バ
ッテリーパック11の電気的接続部である電源接続用コ
ネクター14の雌側部材144の周囲に形成されている
ほぼコ字状の切欠き150内に、変換ケーブル51のホ
ルダー52及び左右一対の係止爪57を矢印a′方向か
ら挿入するようにして、左右一対の電源コンタクトピン
53a、53bを複数のピン差込穴143のうちの左右
一対の電源端子143a、143bに矢印a′方向から
挿入して接続する。
【0062】すると、この時、左右一対の係止爪57が
左右一対の係止用凹み56に弾性に抗して係合されて、
電源コンタクトピン53a、43bが電源端子143
a、143bに接続された状態で、小型バッテリーパッ
ク11にロックされる。
【0063】そして、この接続状態で、ホルダー52及
び左右一対の係止爪57は小型バッテリーパック11の
体積内にほぼ完全に収容される。
【0064】[バッテリーケース内への小型バッテリー
パックの挿入動作]次に、小型バッテリーパック11
を、図9〜図12に示した他のビデオカメラ21のバッ
テリーケース23内に挿入して収納する時には、図1及
び図2に示すように、小型バッテリーパック11を上下
逆向きにして、バッテリー挿入口27からケース本体2
4内に矢印f方向に垂直に挿入し、変換ケーブル51の
電源ケーブル54の先端の電源プラグ55をケース本体
24内の電源コネクター29に差し込んで接続する。
【0065】そして、ケース蓋体25を矢印e方向に回
転して垂直に引き起し、このケース蓋体25でケース本
体24のバッテリー挿入口27を閉蓋した後、ロック機
構28によってロックする。
【0066】[バッテリーケース内での小型バッテリー
パックのガタツキ防止]但し、この際、バッテリーケー
ス23の内部容積は、大型バッテリーパック31に対応
された大きさに形成されていて、このバッテリーケース
23内に小型バッテリーパック11をそのまま挿入した
のでは、小型バッテリーパック11がバッテリーケース
23内で著しいガタツキを発生し、全く安定しなくな
る。
【0067】そこで、図1及び図2に示すように、小型
バッテリーパック11の側面11cや上向きの下面11
d等(他の側面11bや下向きの上面11e等であって
も良い)に、1つ又は複数のスペーサー59を両面接着
テープ60等の剥離可能なテープ等によって着脱可能に
予め取り付けて、その小型バッテリーパック11の見か
け上の体積を大型バッテリーパック31に対応する大き
さに拡大する。
【0068】そして、図1に示すように、スペーサー5
9を予め取り付けてある小型バッテリーパック11をバ
ッテリーケース23のケース本体24内に挿入してケー
ス蓋体25を閉蓋し、ロック機構28によってロックす
れば、ケース蓋体25や電源コネクター29のホルダー
29a等によって1つ又は複数のスペーサー59を介し
て小型バッテリーパック11がバッテリーケース23内
で押えつけられて、この小型バッテリーパック11がガ
タツキの全くない状態に安定良く固定される。
【0069】なお、スペーサー59としては、発泡ウレ
タン、フェルト、合成ゴム、紙、木片等の各種の部材で
形成することができるが、弾性を有するスペーサー59
が好ましい。また、両面接着テープ60を用いずに、ス
ペーサー59の側面に形成した凹溝を小型バッテリーパ
ック11の外周に嵌合させる等の機械的結合方式で小型
バッテリーパック11に取り付けるようにすることも可
能である。
【0070】そして、以上のように、小型バッテリーパ
ック11に変換ケーブル51を接続することにより、図
13に示した他のビデオカメラ21等のバッテリー挿入
穴43内にも同様の方法で挿入して収納し、電源コネク
ター29に接続することができる。
【0071】そして、以上のように、小型バッテリーパ
ック11を他のビデオカメラ21にも使用して、この小
型バッテリーパック11の特長(エネルギー密度が高
い、メモリー効果がない等)を活かして、他のビデオカ
メラ21のバッテリーの使用時間の延長を容易に図るこ
とができる。
【0072】なお、小型バッテリーパック11を再び特
定のビデオカメラ1に使用する時には、図4に示すよう
に、左右一対の係止爪57のつまみ部58を指先でつま
んで、矢印h方向に圧縮すれば、一対の係止爪57が一
対の係止用凹み56から矢印h方向に外れる。
【0073】そこで、左右一対の一対のつまみ部58を
つまんだままホルダー52と一体に矢印a方向に引っ張
れば、図3に示すように、左右一対の電源コネクトピン
53a、53bを左右一対の電源端子143a、143
bから矢印a方向に抜き取るようにして、変換ケーブル
51を小型バッテリーパック11から簡単に取り外すこ
とができる。
【0074】以上、本発明の一実施例に付き述べたが、
本発明は上記の実施例に限定されることなく、本発明の
技術的思想に基づいて各種の変更が可能である。
【0075】また、本発明は上記の実施例に示したビデ
オカメラのバッテリー装置に限定されることなく、バッ
テリーパックを用いる各種の電子機器のバッテリー装置
に広範囲に適用可能である。
【0076】
【発明の効果】以上のように構成された本発明のバッテ
リー装置は次のような効果を奏する。
【0077】請求項1は、特定の電子機器に対して機械
的結合部と、電気的接続部とによって直接装着方式で着
脱自在に装着可能な小型バッテリーパックを備え、この
小型バッテリーパックの電気的接続部に着脱自在に接続
されて、大型バッテリーパック対応の他の電子機器の電
源コネクターに着脱自在に接続可能な変換ケーブルを備
えるようにして、この小型バッテリーパックを変換コネ
クターによって他の電子機器の電源コネクターに接続し
て使用することができるようにしたので、従来の大型バ
ッテリーパックしか使用できなかった他の電子機器に対
して、小型バッテリーパックの使用が可能となり、小型
バッテリーパックの汎用性が拡大する。
【0078】請求項2は、上記変換ケーブルを、上記小
型バッテリーパックの電気的接続部に着脱自在に接続さ
れる電源コンタクトピンと、その電源コンタクトピンに
接続された電源ケーブルと、その電源ケーブルの先端に
取り付けられて上記他の電子機器の電源コネクターに着
脱自在に接続される電源プラグとによって構成したの
で、小型バッテリーパックに対する変換ケーブルの着脱
及び他の電子機器の電源コネクターに対する変換ケーブ
ルの着脱を簡単に行えて、使い勝手の良いものとなる。
【0079】請求項3は、上記電気的接続部に着脱自在
に接続された上記電源コンタクトピンを上記小型バッテ
リーパックに係止する係止具を上記変換ケーブルに設け
たので、変換ケーブルの使用時に、電源コンタクトピン
が小型バッテリーパックから外れにくく、信頼性が向上
する。
【0080】請求項4は、上記他の電子機器に設けられ
て、上記大型バッテリーパックが着脱自在に挿入される
バッテリー挿入部と、このバッテリー挿入部内に上記小
型バッテリーパックをガタツキの少ない状態に着脱自在
に挿入するために、その小型バッテリーパックの外周に
着脱自在に取り付けられるスペーサーとを備えたので、
小型バッテリーパックを他の電子機器の大型バッテリー
パックが挿入されるバッテリーケースやバッテリー挿入
穴等のバッテリー挿入部内に挿入して使用する際に、そ
のバッテリーパックのガタツキを少なくして、安定良く
固定して使用することができる。
【0081】請求項5は、上記小型バッテリーパックを
リチュームイオンバッテリーで構成し、上記大型バッテ
リーパックをニッカドバッテリーで構成したので、リチ
ュームイオンバッテリーの特長(エネルギー密度が高
い、メモリー効果がない等)を、他の電子機器でも活用
できて、その他の電子機器におけるバッテリーの使用時
間をニッカドバッテリーに比べて長くすることができ
る。
【0082】請求項6は、特定及び他の電子機器をビデ
オカメラに構成したので、ビデオカメラ相互間での小型
バッテリーパックの汎用性を拡大できる。
【0083】請求項7は、バッテリーパックを電子機器
に接続する機械的結合部を電子機器側に設けられた複数
のガイド突起と、バッテリーパックの側面に形成されて
ガイド突起に挿入されるガイド溝と、電子機器側に設け
られたほぼ台形状の凹側部材及びその凹側部材の内部の
一側部の配置されてロックバネにより内側方向へ移動付
勢されたロック爪と、バッテリーパックの側面に形成さ
れて凹側部材の内部に挿入されるほぼ台形状の凸側部材
及びその凸側部材の一側部に形成されてロック爪が係合
されるロック用凹部と、電子機器側に設けられた複数の
コネクターピンと、バッテリーパックの側面に設けられ
て上記コネクターピンに挿入されるコネクターとによっ
て構成されているので、バッテリーパックのガイド溝を
電子機器のガイド突起に沿って下方等へスライドさせる
だけで、凸側部材を凹側部材内に挿入して、ロック爪を
ロック用凹部に係合させてロックさせるようにして、バ
ッテリーパックを電子機器に機械的に結合することがで
きると同時に、バッテリーパックのコネクターを電子機
器のコネクターピンにも差し込んで、バッテリーパック
を電子機器に電気的に接続することができる。即ち、電
子機器に対するバッテリーパックの機械的な結合操作
と、電気的な結合操作とをワンタッチ操作で一度に行え
る。
【0084】請求項8は、バッテリーパックの複数のガ
イド溝がそのバッテリーパックの側面の端縁から切り込
まれているので、バッテリーパックを電子機器に接続す
る際に、これら複数のガイド溝を電子機器の複数のガイ
ド突起に容易に挿入することができて、電子機器へのバ
ッテリーパックの結合操作を容易に行える。
【0085】請求項9は、電子機器側に設けられてい
て、ロック爪をロック用凹部から離脱操作するためのロ
ック解除レバーと、そのロック解除レバーに対応されて
バッテリーパックの端縁に形成された切欠きとを備えた
ので、バッテリーパックを電子機器から取り外す際に、
例えばバッテリーパックを握った手の親指等でロック解
除レバーを切欠き内に押し込むようにしてバッテリーパ
ックのロックを解除すると共に、そのロック解除後にバ
ッテリーパックの側面を親指等でそのままつかむように
してバッテリーパックを電子機器から簡単に取り外すこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明をビデオカメラに適用したバッテリー
装置の一実施例におけるバッテリーケース内に小型バッ
テリーパックを挿入して使用する時の一部切欠き背面図
である。
【図2】 図1のバッテリーケースのケース蓋体を開蓋
した図面である。
【図3】 小型バッテリーパックの変換ケーブルを説明
する斜視図である。
【図4】 小型バッテリーパックに変換ケーブルを接続
した状態の斜視図である。
【図5】 小型バッテリーパックを直接装着方式によっ
て取り付けて使用する特定のビデオカメラの側面図であ
る。
【図6】 図5のビデオカメラへの小型バッテリーパッ
クの取付機構を説明する斜視図である。
【図7】 図5のA−A矢視での断面背面図である。
【図8】 図8の(A)は図7のB−B矢視での断面平
面図であり、図8の(B)は図7のC−C矢視での断面
平面図である。
【図9】 大型バッテリーパックをバッテリーケース内
に収納して使用する他のビデオカメラの側面図である。
【図10】 図9のビデオカメラのバッテリーケース内
に大型バッテリーパックを挿入して収納した状態を示す
一部切欠き側面図である。
【図11】 図10のバッテリーケースの斜視図であ
る。
【図12】 図11のバッテリーケースのケース蓋体を
開蓋した斜視図である。
【図13】 大型バッテリーパックをバッテリー挿入穴
内に挿入して使用する他のビデオカメラの別の例を説明
する斜視図である。
【符号の説明】
1は特定のビデオカメラ(特定の電子機器)、2はビデ
オカメラ本体、7は直接装着方式の取付機構、11は小
型バッテリーパック、13は凹凸嵌合部(機械的結合
部)、14は電源接続用コネクター(電気的接続部)、
21は他のビデオカメラ(他の電子機器)、22はビデ
オカメラ本体、23はバッテリーケース(バッテリー挿
入部)、24は電源コネクター、31は大型バッテリー
パック、32は大型バッテリーパックの電源ケーブル、
33は大型バッテリーパックの電源プラグ、43はバッ
テリー挿入穴(バッテリー挿入部)、51は変換ケーブ
ル、52はホルダー、53a、53bは電源コンタクト
ピン、54は電源ケーブル、55は電源プラグ、56は
係止用凹み、57は係止爪(係止具)、58はつまみ
部、59はスペーサー、60は両面接着テープ、121
はロック用凹部、122はロック爪、123はロック解
除レバー、131は凸側部材、132は凹側部材、14
1はコネクターピン、146はガイド突起、147はガ
イド溝、151は切欠きである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年3月22日(2002.3.2
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 電源ケーブル
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VTR一体型ビデオカ
メラ等に着脱自在に装着されるバッテリーに適用するの
に最適な電源ケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、VTR一体型ビデオカメラの
電源として、通常大小2種類のバッテリーパックが使用
されている。そして、この種バッテリーパックとして最
も一般的なものに、外形寸法が小さく、エネルギー密度
が高いリチュームイオンバッテリー(Lithium −ion
Battery )を用いた小型バッテリーパックと、外形寸法
が大きく、エネルギー密度が低いニッカドバッテリー
(Nicd Battery )を用いた大型バッテリーパックとが
ある。
【0003】そして、小型バッテリーパックに関して
は、電源ケーブルを使用することなく、特定のビデオカ
メラに対して機械的結合部と電気的接続部とによって直
接装着方式(ダイレクトジョイント方式)で着脱自在に
装着する方式が既に発明されている。
【0004】また、従来から、大型バッテリーパック
は、他のビデオカメラに設けられたバッテリーケースや
バッテリー挿入穴等のバッテリー挿入部内に挿入し、そ
の第2のバッテリーパックから引き出されたピッグテー
ル方式の電源ケーブルの先端の電源プラグをバッテリー
挿入部内に設けられている電源コネクターに接続して使
用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、小型バッテリ
ーパックは、特定のビデオカメラ専用に開発されたもの
であり、大型バッテリーパック対応の他のビデオカメラ
の電源コネクターに合う電源ケーブルを有しておらず
の小型バッテリーパックを他のビデオカメラのバッテ
リーケース等のバッテリー挿入部内に挿入して使用する
ことができなかった。
【0006】このために従来は、大型バッテリーパック
と同容量で、外形寸法が小さく、エネルギー密度の高い
小型バッテリーパックを、大型バッテリーパック対応の
他のビデオカメラには使用することが全くできないと言
う問題があった。
【0007】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、特定の電子機器用に開発された小
型バッテリーパックを、大型バッテリーパック対応の他
の電子機器にも使用できるようにするための電源ケーブ
を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の電源ケーブル装置は、撮像装置に対して
ーパー状の機械的結合部と電気的接続部とによって直接
装着方式で着脱自在に装着可能なバッテリーの上記電気
的接続部に着脱自在に接続される第1の接続端子と、他
の電子機器の電源コネクターに着脱自在に接続される第
2の接続端子とを有するものであるこの際、上記電気的
接続部に着脱自在に接続された第1の接続端子を上記バ
ッテリーに係止する係止具を、上記第1の接続端子に設
けるのが好ましい。
【0009】
【作用】上記のように構成された本発明の電源ケーブル
は、撮像装置に対してテーパー状の機械的結合部と電
的接続部とによって直接装着方式で着脱自在に装着可能
なバッテリーの上記電気的接続部に着脱自在に接続され
る第1の接続端子と、他の電子機器の電源コネクターに
着脱自在に接続される第2の接続端子とを有しているの
で、例えば、小型バッテリーを大型バッテリーがテーパ
ー状の機械的結合部と電気的接続部とによって直接装着
方式で着脱自在に装着される他のビデオカメラのバッテ
リーケース等のバッテリー挿入部内に挿入して、この電
源ケーブルの第1の電気的接続部を小型バッテリーの第
1の電気的接続部に接続すると共に、第2の電気的接続
部を他のビデオカメラの電源コネクターに接続すれば、
この小型バッテリーを他のビデオカメラにも共用するこ
とができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明をVTR一体型ビデオカメラに
適用したバッテリー装置に使用するのに最適な電源ケー
ブルの一実施例を図を参照して説明する。
【0011】[小型バッテリーパックを用いる特定のビ
デオカメラの説明]まず、図5によって、小型バッテリ
ーである小型バッテリーパックを用いる特定の電子機器
の一例であって撮像装置であるVTR一体型ビデオカメ
ラ(以下、単に特定のビデオカメラと記載する)の全体
を説明する。
【0012】この特定のビデオカメラ1は、ビデオカメ
ラ本体2を備え、このビデオカメラ本体2内の前部側と
後部側には撮像装置とカセット式VTR(何れも図示せ
ず)が内蔵されている。そして、ビデオカメラ本体2の
前側の垂直な側面である前面2aで撮像装置の光軸上に
ズームレンズ等のレンズ3がレンズマウント4によって
交換可能に取り付けられている。そして、ビデオカメラ
本体2の上面2b上に把手5がねじ止めされていて、ビ
デオカメラ本体2の下面2cにはほぼアーチ状に弯曲さ
れたショルダーパッド6がねじ止めされている。
【0013】そして、ビデオカメラ本体2の後側の垂直
な側面である後面2dには小型バッテリーパック11や
カメラアダプター等の各種のカメラ付属品を直接装着方
式(ダイレクトジョイント方式)で着脱自在に垂直に取
り付けるための取付機構7が備えられている。
【0014】[小型バッテリーパックと取付機構の説
明]次に、図5〜図8によって、小型バッテリーパック
11と、その取付機構7を説明する。
【0015】[小型バッテリーパックの説明]この小型
バッテリーパック11は、リチュームイオンバッテリー
(Lithium −ion Battery )を用いたほぼ扁平な直方
体形状に構成されている。そして、この小型バッテリー
パック11は、後述する大型バッテリーである大型バッ
テリーパック31に比べて、外形寸法が小さく、エネル
ギー密度の高いバッテリーに構成されている。そして、
この小型バッテリーパック11は電源ケーブルを使用し
ない(電源ケーブル・レス)バッテリーである。
【0016】[取付機構の説明]この取付機構7は、小
型バッテリーパック11をビデオカメラ本体2に機械的
に着脱可能に結合するためのロック機構12付のテーパ
ー状の機械的結合部である凹凸嵌合部13と、小型バッ
テリーパック11をビデオカメラ本体2に電気的に着脱
可能に接続するための電気的接続部である電源接続用の
コネクター14とを備えている。
【0017】そして、凹凸嵌合部13は、ビデオカメラ
本体2の後面2dの上下、左右のほぼ中央部に垂直状に
ねじ止めされた凹側部材131と、小型バッテリーパッ
ク11の垂直な前面11aの上下、左右のほぼ中央部に
一体成形等にて形成された凸側部材132とによって構
成されている。なお、この凸側部材132は前面11a
に形成された凹所133内の上側の中央部に形成されて
いる。
【0018】そして、凹側部材131があり溝134に
形成され、凸側部材132があり135に形成されてい
る。そして、これらあり溝134及びあり135の左右
両側面が下方である矢印a方向に向って先すぼまり状
で、かつ、左右対称状となるテーパー状ガイド136、
137に形成されている。
【0019】そして、ロック機構12は、凹側部材13
1に取り付けられて、凸側部材132の一方の側面に形
成されたロック用凹部121に係合されるロック爪12
2と、そのロック爪122のロック解除用レバー123
と、ロック爪122をロック用凹部121に係合付勢す
るロックバネ(図示せず)とによって構成されている。
【0020】そして、コネクター14は、ビデオカメラ
本体2の後面2dで凹側部材131の真下位置に上向き
で垂直状にねじ止めされた垂直な複数のコネクターピン
141を有する雄側部材142と、バッテリーパック1
1の前面11aで凸側部材132の真下位置に一体成形
等にて下向きに形成された垂直な複数のピン差込穴14
3を有する雌側部材144とによって構成されている。
なお、これらピン差込穴143のうち左右両端の一対の
ピン差込穴が+、−の電源端子143a、143bに構
成されている。また、雄側部材142にはスライドシャ
ッター145が設けられている。そして、小型バッテリ
ーパック11の前面11aの下端で、雌側部材144の
周囲には上向きのほぼコ字状の切欠き150が形成され
ている。
【0021】なお、ビデオカメラ本体2の後面2dの下
端側には左右一対の垂直なガイド突起146が形成され
ていて、バッテリーパック11の前面11aにはその下
端から上方に向って切り込まれた左右一対の垂直なガイ
ド溝147が形成されている。また、コネクター14の
雄側部材142の左右両側縁に横向きの左右一対の垂直
なガイド突起148が後面2dと平行状形成されてい
て、雌側部材144の左右両側には横方向から相対向さ
れた左右一対の垂直なガイド溝149が形成されてい
る。
【0022】[小型バッテリーパックの取り付け操作]
小型バッテリーパック11をビデオカメラ本体2の後面
2dに取り付ける際には、図7に1点鎖線で示すよう
に、カメラマンが右手の親指と他の4本の指(人差し
指、中指、薬指、小指)で小型バッテリーパック11の
左右両側面11b、11cの上下方向のほぼ中央を両側
からつまんで、小型バッテリーパック11の前面11a
の凹所133の下端側を凹側部材131の外周に大まか
に挿入させるようにして、図5に1点鎖線で示すよう
に、前面11aを後面2aに矢印c方向から平行状に当
接させる。
【0023】次に、小型バッテリーパック11を図5及
び図7に1点鎖線で示す位置から実線で示す位置まで後
面2dに沿って下方である矢印a方向に平行に引き下げ
る。
【0024】すると、図2及び図7に実線で示すよう
に、左右一対のテーパー状ガイド136、137によっ
て凸側部材132が凹側部材131内に矢印a方向に自
動的に誘導されて、あり135があり溝134内に自動
的に嵌合される。
【0025】この際、テーパー状ガイド136、137
によってコネクター14のセンターリングが自動的に行
われて、コネクター14の複数のピン差込穴143が複
数のコネクターピン141に矢印a方向からスムーズに
差し込まれる。
【0026】なおこの際、左右一対のガイド溝147、
149が左右一対のガイド突起146、148に矢印a
方向から挿入される。
【0027】そして、あり溝134内にあり135が完
全に嵌合された時に、図7及び図3に示すように、凸側
部材132のロック用凹部121内に矢印b方向からロ
ック用バネによって自動的に係合されて、小型バッテリ
ーパック11がビデオカメラ本体2に自動的にロックさ
れる。
【0028】従って、この小型バッテリーパック11の
取付機構8によれば、小型バッテリーパック11をバッ
テリーケース内に入れることなく、また、電源ケーブル
を使用することなく、ビデオカメラ本体2の後面2dに
直接装着方式(ダイレクトジョイント方式)によって着
脱自在に装着することができる。
【0029】しかも、この小型バッテリーパック11の
取り付け時には、小型バッテリーパック11の凹所13
3を凹側部材131の外周に矢印c方向から大まかに挿
入した後、小型バッテリーパック11を矢印a方向に移
動するだけのワンタッチ操作を行うだけで、凹凸嵌合部
13によって小型バッテリーパック11をビデオカメラ
本体2に機械的に容易に結合できると同時に、コネクタ
ー14によって小型バッテリーパック11をビデオカメ
ラ本体2に電気的にも容易に接続することができて、バ
ッテリーパック11の電源をビデオカメラ本体2に自動
的に供給することができる。
【0030】従って、小型バッテリーパック11のビデ
オカメラ本体2の後面2dへの取り付けを非常に簡単、
かつ、容易に行える。
【0031】そして、凹凸嵌合部13の左右一対のテー
パー状ガイド136、137でコネクター14のセンタ
ーリングを自動的に行うことができるので、コネクター
14の複数のピン差込穴143を複数のコネクターピン
141に誤操作なく、しかも、スムーズに差し込むこと
ができる。
【0032】そして、凹凸嵌合部13のあり溝134に
対するあり135の嵌合方向及びコネクター14の複数
のコネクターピン141に対する複数のピン差込穴14
3の差し込み方向が上方から下方である矢印a方向であ
るから、これらの嵌合及び差し込みを小型バッテリーパ
ック11の自重を利用して確実に行える。
【0033】従って、バッテリーパック11をビデオカ
メラ本体2に対して機械的に頑丈に結合できると共に、
電気的にも信頼性の高い接続を行えて、振動等による悪
影響を未然に防止することができる。
【0034】また、小型バッテリーパック11の自重を
利用して、あり溝134の左右一対のテーパー状ガイド
136にあり135の左右一対のテーパー状ガイド13
7をクサビ作用によって強固に密着させることができる
ことから、小型バッテリーパック11をビデオカメラ本
体2にガタつきの皆無な状態に安定良く結合することが
できる。
【0035】[小型バッテリーパックの取り外し操作]
小型バッテリーパック11をビデオカメラ本体2の後面
2dから取り外す際は、まず、カメラマンがバッテリー
パック11のバッテリーパック11の左右両側面11
b、11cの上下方向のほぼ中央を右手の親指と、他の
4本の指(人差し指、中指、薬指、小指)で両側からつ
まむようにして、親指をロック解除用レバー123のつ
まみ123a上に載せて、親指でロック解除用レバー1
23を矢印b′方向に押す。この際、バッテリーパック
11の前面11aと一方の側面11bとの端縁部分には
ロック解除レバー123のつまみ123aに対応された
切欠き151が形成されているので、親指でロック解除
レバー123のつまみ123aをその切欠き151内に
押し込むようにして、ロック解除レバー123を矢印b
方向にスムーズに押し込むことができる。
【0036】すると、ロック解除用レバー123によっ
てロック爪122がロック用バネに抗して凸側部材13
2のロック用凹部121から矢印b′方向に外されて、
小型バッテリーパック11のロックが解除され、そのま
ま親指で小型バッテリーパック11の左側の側面11b
をつかむことができる。
【0037】そこで、この後、バッテリーパック11を
後面2dに沿って上方である矢印a′方向に引き上げれ
ば、図5及び図7に1点鎖線で示すように、凹凸嵌合部
13のあり溝134内から矢印a′方向に抜き取られる
と同時に、コネクター14の複数のピン差込穴143が
複数のコネクターピン141から矢印a′方向に抜き取
られる。
【0038】なおこの時、左右一対のガイド突起146
とガイド溝147によって、小型バッテリーパック11
のこじれを防止して、小型バッテリーパック11を矢印
a′方向にスムーズに引き上げることができる。
【0039】従って、この後は、小型バッテリーパック
11を図5で矢印c方向に簡単に取り外すことができ、
この小型バッテリーパック11の取り外し操作も、前述
した取り付け操作と同様に簡単、かつ、容易に行える。
【0040】なお、この特定のビデオカメラ1の取付機
構7は、小型バッテリーパック11以外にも、カメラア
ダプターやその他の各種のカメラ付属品を同様の直接装
着方式によって交換可能に取り付けることができるよう
に構成されている。
【0041】[大型バッテリーパックを用いる他のビデ
オカメラの説明]次に、図9によって、大型バッテリー
パックを用いる他の電子機器の一例であるVTR一体型
ビデオカメラ(以下、単に他のビデオカメラと記載す
る)の全体を説明する。
【0042】この他のビデオカメラ21は、図5に示し
た特定のビデオカメラ1と同様に、ビデオカメラ本体2
2の前面22aにズームレンズ等のレンズ3がレンズマ
ウント4によって交換可能に取り付けられ、上面22b
に把手5が取り付けられ、下面22cにショルダーパッ
ド6が取り付けられている。
【0043】そして、ビデオカメラ本体22の後面22
dには、バッテリー挿入部であるバッテリーケース23
が垂直にねじ止めされていて、このバッテリーケース2
3内に大型バッテリーパック31を着脱自在に挿入して
収納できるように構成されている。
【0044】[バッテリーケースと大型バッテリーパッ
クの説明]次に、図9〜図12によって、バッテリーケ
ース23と、大型バッテリーパック31を説明する。
【0045】[バッテリーケースの説明]このバッテリ
ーケース23はケース本体24と、ケース蓋体25とに
よってほぼ扁平な箱型に構成されている。そして、ケー
ス本体24の底部24aにケース蓋体25の底部25a
がヒンジ26によって矢印e、e′方向に回転自在に取
り付けられていて、このケース蓋体25によってケース
本体24の一側面に開口されたバッテリー挿入口27を
開閉できるように構成されている。なお、ケース本体2
4の上部24bとケース蓋体25の上部25bとの間に
は、エビ金具等を用いてケース蓋体25を閉蓋状態にロ
ックするロック機構28が取り付けられている。
【0046】そして、このバッテリーケース23のケー
ス本体24の内部の最上位置には、電源コネクター29
がバッテリー挿入口27に面するように横向きの水平状
態に内蔵されている。
【0047】[大型バッテリーパックの説明]この大型
バッテリーパック31は、ニッカドバッテリー(Nicd
Battery )を用いたほぼ扁平な直方体形状に構成されて
いる。そして、この大型バッテリーパック31は、前述
した小型バッテリーパック11に比べて外形寸法が大き
く、エネルギー密度が低いバッテリーである。
【0048】そして、この大型バッテリーパック31の
上面31からピッグテール方式の電源ケーブル32が引
き出されていて、その電源ケーブル32の先端には電源
プラグ33が取り付けられている。
【0049】[大型バッテリーパックの収納動作]大型
バッテリーパック31をバッテリーケース23内に挿入
して収納する際には、図10及び図11に示すように、
まず電源ケーブル32の先端の電源プラグ33をケース
本体24内に電源コネクター29に差し込んで接続す
る。
【0050】そして、大型バッテリーパック31を垂直
姿勢にして、バッテリー挿入口27からケース本体24
内に矢印f方向に垂直に挿入する。そして、ケース蓋体
25を矢印e方向に回転して垂直に引き起し、このケー
ス蓋体25でケース本体24のバッテリー挿入口27を
閉蓋した後、ロック機構28によってロックするように
したものである。
【0051】なお、図13は他のビデオカメラ21等に
おける大型バッテリーパック31の収納方法の別の例を
示したものである。
【0052】即ち、この場合は、ビデオカメラ本体22
の後面22dにバッテリー挿入部であるバッテリー挿入
穴43を垂直状に形成し、そのバッテリー挿入穴43の
下面に下向きに開口されたバッテリー挿入口44を設
け、それを開閉する矢印g、g′方向に水平スライド方
式の開閉蓋45を設けたものである。
【0053】そして、バッテリー挿入口44の内部の下
端に電源コネクター29を内蔵したものである。
【0054】従って、この場合は、図13の(A)に示
すように、大型バッテリーパック31を上下逆向きにし
て、バッテリー挿入口44からバッテリー挿入穴43内
に上向けである矢印h方向に垂直に挿入して、図13の
(B)に示すように収納する。
【0055】そして、図13の(B)に示すように、電
源ケーブル32の先端の電源プラグを電源コネクター2
9に差し込んで接続した後、図13の(C)に示すよう
に、開閉蓋45を矢印g方向にスライドしてバッテリー
挿入口44を閉蓋し、開閉蓋45をロック機構(図示せ
ず)によってロックするようにしたものである。
【0056】ところで、以上説明した小型バッテリーパ
ック11は、大型バッテリーパック31に比べて、同容
量で、エネルギー密度が高い、メモリ効果がない等の特
長がある。
【0057】そこで、本発明は電源ケーブル32を使用
しないで、直接装着方式によって特定のビデオカメラ1
に着脱自在に装着できるようにした小型バッテリーパッ
ク11を、電源ケーブル32によって電源コネクター2
4に接続し、かつ、バッテリーケース23やバッテリー
挿入穴43内に挿入する大型バッテリーパック31を使
用するようにした他のビデオカメラ21にも対応させる
ようにする。そして、小型バッテリーパック11の特長
を活かしてこれらの他のビデオカメラ21のバッテリー
の使用時間の延長を図ることができるようにしようとす
るものである。
【0058】[小型バッテリーパックの変換ケーブル
(電源ケーブル)の説明]そこで、図1〜図4によっ
て、小型バッテリーパック11を他のビデオカメラ21
に対応させるための変換ケーブル51について説明す
る。
【0059】まず、この変換ケーブル51は、合成樹脂
によって成形したホルダー52の前面52aに左右一対
の+、−の電源コンタクトピン53a、53bを一体に
植設している。そして、これらの電源コンタクトピン5
3a、53bに接続されたピッグテール方式の電源ケー
ブル54をホルダー52の背面52bから所定長さに引
き出している。そして、この電源ケーブル54の先端
に、前述した他のビデオカメラ21の電源コネクター2
9に対応された電源プラグ55を接続したものである。
つまり、電源ケーブル54の一端に第1の電気的接続部
である電源コンタクトピン53a、53bが接続されて
いて、他端に第2の電気的接続部である電源プラグ55
が接続されている。
【0060】そして、小型バッテリーパック11の前面
11aの下端に形成されているほぼコ字状の切欠き15
0の左右両側壁に左右一対の係止用凹み56を左右対称
状に形成している。そして、これらの係止用凹み56
に弾性に抗して係止される係止具である左右一対の弾性
を有する係止爪57をホルダー52の左右両側面52c
に左右対称状に一体成形している。なお、これら左右一
対の係止爪57の左右両側端の下端には解除用の左右一
対のつまみ部58が左右対称状に一体成形されている。
【0061】[変換ケーブル51の小型バッテリーパッ
クへの取り付け動作]まず、図4に示すように、小型バ
ッテリーパック11の電気的接続部である電源接続用コ
ネクター14の雌側部材144の周囲に形成されている
ほぼコ字状の切欠き150内に、変換ケーブル51のホ
ルダー52及び左右一対の係止爪57を矢印a′方向か
ら挿入するようにして、左右一対の電源コンタクトピン
53a、53bを複数のピン差込穴143のうちの左右
一対の電源端子143a、143bに矢印a′方向から
挿入して接続する。
【0062】すると、この時、左右一対の係止爪57が
左右一対の係止用凹み56に弾性に抗して係合されて、
電源コンタクトピン53a、43bが電源端子143
a、143bに接続された状態で、小型バッテリーパッ
ク11にロックされる。
【0063】そして、この接続状態で、ホルダー52及
び左右一対の係止爪57は小型バッテリーパック11の
体積内にほぼ完全に収容される。
【0064】[バッテリーケース内への小型バッテリー
パックの挿入動作]次に、小型バッテリーパック11
を、図9〜図12に示した他のビデオカメラ21のバッ
テリーケース23内に挿入して収納する時には、図1及
び図2に示すように、小型バッテリーパック11を上下
逆向きにして、バッテリー挿入口27からケース本体2
4内に矢印f方向に垂直に挿入し、変換ケーブル51の
電源ケーブル54の先端の電源プラグ55をケース本体
24内の電源コネクター29に差し込んで接続する。
【0065】そして、ケース蓋体25を矢印e方向に回
転して垂直に引き起し、このケース蓋体25でケース本
体24のバッテリー挿入口27を閉蓋した後、ロック機
構28によってロックする。
【0066】[バッテリーケース内での小型バッテリー
パックのガタツキ防止]但し、この際、バッテリーケー
ス23の内部容積は、大型バッテリーパック31に対応
された大きさに形成されていて、このバッテリーケース
23内に小型バッテリーパック11をそのまま挿入した
のでは、小型バッテリーパック11がバッテリーケース
23内で著しいガタツキを発生し、全く安定しなくな
る。
【0067】そこで、図1及び図2に示すように、小型
バッテリーパック11の側面11cや上向きの下面11
d等(他の側面11bや下向きの上面11e等であって
も良い)に、1つ又は複数のスペーサー59を両面接着
テープ60等の剥離可能なテープ等によって着脱可能に
予め取り付けて、その小型バッテリーパック11の見か
け上の体積を大型バッテリーパック31に対応する大き
さに拡大する。
【0068】そして、図1に示すように、スペーサー5
9を予め取り付けてある小型バッテリーパック11をバ
ッテリーケース23のケース本体24内に挿入してケー
ス蓋体25を閉蓋し、ロック機構28によってロックす
れば、ケース蓋体25や電源コネクター29のホルダー
29a等によって1つ又は複数のスペーサー59を介し
て小型バッテリーパック11がバッテリーケース23内
で押えつけられて、この小型バッテリーパック11がガ
タツキの全くない状態に安定良く固定される。
【0069】なお、スペーサー59としては、発泡ウレ
タン、フェルト、合成ゴム、紙、木片等の各種の部材で
形成することができるが、弾性を有するスペーサー59
が好ましい。また、両面接着テープ60を用いずに、ス
ペーサー59の側面に形成した凹溝を小型バッテリーパ
ック11の外周に嵌合させる等の機械的結合方式で小型
バッテリーパック11に取り付けるようにすることも可
能である。
【0070】そして、以上のように、小型バッテリーパ
ック11に変換ケーブル51を接続することにより、図
13に示した他のビデオカメラ21等のバッテリー挿入
穴43内にも同様の方法で挿入して収納し、電源コネク
ター29に接続することができる。
【0071】そして、以上のように、小型バッテリーパ
ック11を他のビデオカメラ21にも使用して、この小
型バッテリーパック11の特長(エネルギー密度が高
い、メモリー効果がない等)を活かして、他のビデオカ
メラ21のバッテリーの使用時間の延長を容易に図るこ
とができる。
【0072】なお、小型バッテリーパック11を再び特
定のビデオカメラ1に使用する時には、図4に示すよう
に、左右一対の係止爪57のつまみ部58を指先でつま
んで、矢印h方向に圧縮すれば、一対の係止爪57が一
対の係止用凹み56から矢印h方向に外れる。
【0073】そこで、左右一対の一対のつまみ部58を
つまんだままホルダー52と一体に矢印a方向に引っ張
れば、図3に示すように、左右一対の電源コネクトピン
53a、53bを左右一対の電源端子143a、143
bから矢印a方向に抜き取るようにして、変換ケーブル
51を小型バッテリーパック11から簡単に取り外すこ
とができる。
【0074】以上、本発明の一実施例に付き述べたが、
本発明は上記の実施例に限定されることなく、本発明の
技術的思想に基づいて各種の変更が可能である。
【0075】また、本発明は上記の実施例に示したビデ
オカメラのバッテリー装置に限定されることなく、バッ
テリーパックを用いる各種の電子機器のバッテリー装置
に広範囲に適用可能である。
【0076】
【発明の効果】以上のように構成された本発明のバッテ
リー装置は次のような効果を奏する。
【0077】請求項1は、電源ケーブルが撮像装置に対
してテーパー状の機械的結合部と電気的接続部とによっ
て直接装着方式で着脱自在に装着可能なバッテリーの上
記電気的接続部に着脱自在に接続される第1の接続端子
と、他の電子機器の電源コネクターに着脱自在に接続さ
れる第2の接続端子とを有していて、例えば、小型バッ
テリーを大型バッテリーがテーパー状の機械的結合部と
電気的接続部とによって直接装着方式で着脱自在に装着
される他のビデオカメラのバッテリーケース等のバッテ
リー挿入部内に挿入して、この電源ケーブルの第1の電
気的接続部を小型バッテリーの第1の電気的接続部に接
続すると共に、第2の電気的接続部を他のビデオカメラ
の電源コネクターに接続すれば、この小型バッテリーを
他のビデオカメラにも共用することができるようにした
ので、従来の大型バッテリーしか使用できなかった他
の電子機器に対して、小型バッテリーの使用が可能とな
り、小型バッテリーの汎用性が拡大する。
【0078】請求項2は、第1の電気的接続部に着脱自
在に接続された第1の接続端子をバッテリーに係止する
係止具を設けたので、小型バッテリーを他のビデオカメ
ラに装着して使用する際に、電源ケーブルを係止部によ
って小型バッテリーに確実に係止させておくことができ
るので、使用中に電源ケーブルが小型バッテリーから外
れにくく、信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明をビデオカメラに適用したバッテリー
装置の一実施例におけるバッテリーケース内に小型バッ
テリーパックを挿入して使用する時の一部切欠き背面図
である。
【図2】 図1のバッテリーケースのケース蓋体を開蓋
した図面である。
【図3】 小型バッテリーパックの変換ケーブルを説明
する斜視図である。
【図4】 小型バッテリーパックに変換ケーブルを接続
した状態の斜視図である。
【図5】 小型バッテリーパックを直接装着方式によっ
て取り付けて使用する特定のビデオカメラの側面図であ
る。
【図6】 図5のビデオカメラへの小型バッテリーパッ
クの取付機構を説明する斜視図である。
【図7】 図5のA−A矢視での断面背面図である。
【図8】 図8の(A)は図7のB−B矢視での断面平
面図であり、図8の(B)は図7のC−C矢視での断面
平面図である。
【図9】 大型バッテリーパックをバッテリーケース内
に収納して使用する他のビデオカメラの側面図である。
【図10】 図9のビデオカメラのバッテリーケース内
に大型バッテリーパックを挿入して収納した状態を示す
一部切欠き側面図である。
【図11】 図10のバッテリーケースの斜視図であ
る。
【図12】 図11のバッテリーケースのケース蓋体を
開蓋した斜視図である。
【図13】 大型バッテリーパックをバッテリー挿入穴
内に挿入して使用する他のビデオカメラの別の例を説明
する斜視図である。
【符号の説明】 1は特定のビデオカメラ(撮像装置である特定の電子機
器)、2はビデオカメラ本体、7は直接装着方式の取付
機構、11は小型バッテリーパック(バッテリー)、1
3は凹凸嵌合部(テーパー状の機械的結合部)、14は
電源接続用コネクター(電気的接続部)、21は他のビ
デオカメラ(他の電子機器)、22はビデオカメラ本
体、23はバッテリーケース(バッテリー挿入部)、3
1は大型バッテリーパック(バッテリー)、43はバッ
テリー挿入穴(バッテリー挿入部)、51は変換ケーブ
ル、52はホルダー、53a、53bは電源コンタクト
ピン(第1の接続端子)、54は電源ケーブル、55は
電源プラグ(第2の接続端子)、56は係止用凹み、5
7は係止爪(係止具)である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特定の電子機器に対して機械的結合部と、
    電気的接続部とによって直接装着方式で着脱自在に装着
    可能な小型バッテリーパックと、 大型バッテリーパックが電源ケーブルによって電源コネ
    クターに着脱自在に接続される他の電子機器と、 上記小型バッテリーパックの電気的接続部に着脱自在に
    接続されて、上記他の電子機器の電源コネクターに着脱
    自在に接続可能な変換ケーブルとを備えたことを特徴と
    するバッテリー装置。
  2. 【請求項2】上記変換ケーブルを、上記バッテリーパッ
    クの電気的接続部に着脱自在に接続される電源コンタク
    トピンと、その電源コンタクトピンに接続された電源ケ
    ーブルと、その電源ケーブルの先端に取り付けられて上
    記他の電子機器の電源コネクターに着脱自在に接続され
    る電源プラグとによって構成したことを特徴とする請求
    項1に記載のバッテリー装置。
  3. 【請求項3】上記電気的接続部に着脱自在に接続された
    上記電源コンタクトピンを上記小型バッテリーパックに
    係止する係止具を上記変換ケーブルに設けたことを特徴
    とする請求項1に記載のバッテリー装置。
  4. 【請求項4】上記他の電子機器に設けられて、上記大型
    バッテリーパックが着脱自在に挿入されるバッテリー挿
    入部と、このバッテリー挿入部内に上記小型バッテリー
    パックをガタツキの少ない状態に着脱自在に挿入するた
    めに、その小型バッテリーパックの外周に着脱自在に取
    り付けられるスペーサーとを備えたことを特徴とする請
    求項1に記載のバッテリー装置。
  5. 【請求項5】上記小型バッテリーパックをリチュームイ
    オンバッテリーで構成し、上記大型バッテリーパックを
    ニッカドバッテリーで構成したことを特徴とする請求項
    1に記載のバッテリー装置。
  6. 【請求項6】上記特定及び上記他の電子機器がビデオカ
    メラであることを特徴とする請求項1に記載のバッテリ
    ー装置。
  7. 【請求項7】電子機器と、その電子機器に接続可能なバ
    ッテリーパックとを備え、これら電子機器とバッテリー
    パックの側面とに形成されている機械的結合部が、 上記電子機器側に設けられた複数のガイド突起と、上記
    バッテリーパックの側面に形成されて上記ガイド突起に
    挿入されるガイド溝と、 上記電子機器側に設けられたほぼ台形状の凹側部材及び
    その凹側部材の内部の一側部の配置されてロックバネに
    より内側方向へ移動付勢されたロック爪と、上記バッテ
    リーパックの側面に形成されて上記凹側部材の内部に挿
    入されるほぼ台形状の凸側部材及びその凸側部材の一側
    部に形成されて上記ロック爪が係合されるロック用凹部
    と、 上記電子機器側に設けられた複数のコネクターピンと、
    上記バッテリーパックの側面に設けられて上記コネクタ
    ーピンに挿入されるコネクターとによって構成されてい
    ることを特徴とするバッテリー装置。
  8. 【請求項8】上記複数のガイド溝が上記バッテリーパッ
    クの側面の端縁から切り込まれていることを特徴とする
    請求項7に記載のバッテリー装置。
  9. 【請求項9】上記電子機器側に設けられていて、上記ロ
    ック爪を上記ロック用凹部から離脱操作するためのロッ
    ク解除レバーと、 上記ロック解除レバーに対応されて上記バッテリーパッ
    クの端縁に形成された切欠きとを備えたことを特徴とす
    る請求項7に記載のバッテリー装置。
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