JP2002269610A - 自動料金収受システムにおける課金方法およびそれに用いる電話装置 - Google Patents
自動料金収受システムにおける課金方法およびそれに用いる電話装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車載機を必要とせず、車両内の携帯電話を用
いて課金を行えるようにする。 【解決手段】 入口ゲート、出口ゲートに設置された路
上局の路側アンテナ11からウェイクアップ信号が通信
エリアに送信される。車両内の携帯電話40が、ウェイ
クアップ信号によって起動すると、ETCモードで動作
を開始する。携帯電話40は、路上局からの送信要求に
応答して、携帯電話の電話番号および車両の登録番号を
路上局に送信する。路上局は、画像認識装置22にて認
識した車両のナンバープレート番号と携帯電話40から
送信された車両の登録番号とを比較し、登録番号の一致
を確認する。その確認ができると、ゲート番号などの情
報を携帯電話40に送信する。出口ゲートの路上局で
は、入口ゲートと出口ゲート間の通行料金を計算し、課
金処理を行う。
いて課金を行えるようにする。 【解決手段】 入口ゲート、出口ゲートに設置された路
上局の路側アンテナ11からウェイクアップ信号が通信
エリアに送信される。車両内の携帯電話40が、ウェイ
クアップ信号によって起動すると、ETCモードで動作
を開始する。携帯電話40は、路上局からの送信要求に
応答して、携帯電話の電話番号および車両の登録番号を
路上局に送信する。路上局は、画像認識装置22にて認
識した車両のナンバープレート番号と携帯電話40から
送信された車両の登録番号とを比較し、登録番号の一致
を確認する。その確認ができると、ゲート番号などの情
報を携帯電話40に送信する。出口ゲートの路上局で
は、入口ゲートと出口ゲート間の通行料金を計算し、課
金処理を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動料金収受シス
テムにおける課金方法およびそれに用いる電話装置に関
する。
テムにおける課金方法およびそれに用いる電話装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両に車載機を搭載し、有料道
路、高速道路におけるゲートで路上局と通信を行って、
通行料金の徴収を行う自動料金収受システム(ETC:E
lectronic Toll Collection system)がある。
路、高速道路におけるゲートで路上局と通信を行って、
通行料金の徴収を行う自動料金収受システム(ETC:E
lectronic Toll Collection system)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したシステムにお
いては、車両側に専用の車載機を搭載する必要がある。
このため、コストがかかるとともに車両内にその搭載場
所を確保しなければならない。
いては、車両側に専用の車載機を搭載する必要がある。
このため、コストがかかるとともに車両内にその搭載場
所を確保しなければならない。
【0004】特開平11−110593号公報には、そ
のような車載機を必要とせずに、携帯電話を用いて課金
を行う方法が提案されている。しかしながら、このもの
はユーザが携帯電話から路側に電話をかけて必要な情報
を伝えるものである。また、その電話の接続中に、路側
からのガイダンスに従って携帯電話の電話番号等を入力
するなど、多くのユーザ操作が必要となる。
のような車載機を必要とせずに、携帯電話を用いて課金
を行う方法が提案されている。しかしながら、このもの
はユーザが携帯電話から路側に電話をかけて必要な情報
を伝えるものである。また、その電話の接続中に、路側
からのガイダンスに従って携帯電話の電話番号等を入力
するなど、多くのユーザ操作が必要となる。
【0005】本発明は上記問題に鑑みたもので、車載機
を必要とせず、車両内の電話装置を用いて課金を行える
ようにし、かつ電話装置の電話番号など必要な情報を路
側に自動的に送信して、ユーザの負担を軽減した課金方
法およびそれに用いる電話装置を提供することを目的と
する。
を必要とせず、車両内の電話装置を用いて課金を行える
ようにし、かつ電話装置の電話番号など必要な情報を路
側に自動的に送信して、ユーザの負担を軽減した課金方
法およびそれに用いる電話装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、道路のゲートを通過す
る車両内の電話装置と通信を行って、前記道路の通行料
金を徴収する路側システムの課金方法であって、前記ゲ
ートを通過する車両内の電話装置を前記路側システムと
通信可能な状態にして、前記電話装置から予め登録され
た電話番号について送信された前記電話番号を受信し、
この受信した電話番号に対する料金支払い口座から前記
道路の通行料金を徴収することを特徴としている。
め、請求項1に記載の発明では、道路のゲートを通過す
る車両内の電話装置と通信を行って、前記道路の通行料
金を徴収する路側システムの課金方法であって、前記ゲ
ートを通過する車両内の電話装置を前記路側システムと
通信可能な状態にして、前記電話装置から予め登録され
た電話番号について送信された前記電話番号を受信し、
この受信した電話番号に対する料金支払い口座から前記
道路の通行料金を徴収することを特徴としている。
【0007】この発明によれば、電話装置を用いて課金
を行うことができる。また、電話装置を通信可能な状態
にして、その電話装置から予め登録された電話番号につ
いて送信された電話番号を受信するようにしているか
ら、上記した公報のようなユーザ操作を不要とすること
ができる。
を行うことができる。また、電話装置を通信可能な状態
にして、その電話装置から予め登録された電話番号につ
いて送信された電話番号を受信するようにしているか
ら、上記した公報のようなユーザ操作を不要とすること
ができる。
【0008】また、本発明によれば、電話装置を用いて
課金を行うため、ETC専用機を車両に設けることなく
自動料金の収受を行うことができる。また、ETC専用
機を用いずに行うことができるため、ETC専用の電波
帯域を確保する必要がなくなり、電波資源を有効に活用
することができる。
課金を行うため、ETC専用機を車両に設けることなく
自動料金の収受を行うことができる。また、ETC専用
機を用いずに行うことができるため、ETC専用の電波
帯域を確保する必要がなくなり、電波資源を有効に活用
することができる。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の課金方法において、前記電話装置から前記電話番号
とともに送信された当該車両の登録番号を受信し、この
受信した車両の登録番号と前記ゲートを通過する車両の
登録番号が一致していることが確認できた場合に、前記
通行料金の徴収を可能とすることを特徴としている。
載の課金方法において、前記電話装置から前記電話番号
とともに送信された当該車両の登録番号を受信し、この
受信した車両の登録番号と前記ゲートを通過する車両の
登録番号が一致していることが確認できた場合に、前記
通行料金の徴収を可能とすることを特徴としている。
【0010】この発明によれば、登録番号の一致を確認
しているため、料金徴収の対象とできる携帯電話である
か否かを確認することができる。例えば、車両内に複数
の携帯電話があったとしても車両の登録番号を有する携
帯電話のみから料金の徴収を行うことができる。
しているため、料金徴収の対象とできる携帯電話である
か否かを確認することができる。例えば、車両内に複数
の携帯電話があったとしても車両の登録番号を有する携
帯電話のみから料金の徴収を行うことができる。
【0011】この登録番号の一致確認は、請求項3に記
載の発明のように、車両のナンバープレートの番号を画
像認識し、この画像認識したナンバープレートの番号と
前記受信した車両の登録番号とを比較することによって
行うことができる。
載の発明のように、車両のナンバープレートの番号を画
像認識し、この画像認識したナンバープレートの番号と
前記受信した車両の登録番号とを比較することによって
行うことができる。
【0012】請求項4に記載の発明では、請求項1ない
し3のいずれか1つに記載の課金方法において、前記道
路の入口ゲートにおいて前記電話番号を受信し、この受
信した電話番号に対する料金支払い口座から料金の徴収
が可能か否かを確認し、その確認ができた場合に、前記
道路の入口ゲートと出口ゲート間の通行料金の徴収を可
能とすることを特徴としている。
し3のいずれか1つに記載の課金方法において、前記道
路の入口ゲートにおいて前記電話番号を受信し、この受
信した電話番号に対する料金支払い口座から料金の徴収
が可能か否かを確認し、その確認ができた場合に、前記
道路の入口ゲートと出口ゲート間の通行料金の徴収を可
能とすることを特徴としている。
【0013】この発明によれば、入口ゲートと出口ゲー
トを有する道路を対象として課金を行うことができ、電
話番号に対する料金支払い口座から料金の徴収が可能で
あるかの確認を行うことによって、料金徴収を確実に行
うことができる。
トを有する道路を対象として課金を行うことができ、電
話番号に対する料金支払い口座から料金の徴収が可能で
あるかの確認を行うことによって、料金徴収を確実に行
うことができる。
【0014】請求項5、6に記載の発明は、請求項1、
2に記載の課金方法に用いる電話装置を特徴としてい
る。
2に記載の課金方法に用いる電話装置を特徴としてい
る。
【0015】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の課金方法に用い
る路側システムの構成を示す。高速道路などにおける入
口ゲート、出口ゲートには、路上局10がそれぞれ設置
されている。それぞれの路上局10は、中央管理装置3
0に接続されている。中央管理装置30は、入口ゲー
ト、出口ゲートの各路上局10と情報の交換を行って課
金に必要な処理を行う。
る路側システムの構成を示す。高速道路などにおける入
口ゲート、出口ゲートには、路上局10がそれぞれ設置
されている。それぞれの路上局10は、中央管理装置3
0に接続されている。中央管理装置30は、入口ゲー
ト、出口ゲートの各路上局10と情報の交換を行って課
金に必要な処理を行う。
【0016】図2に、各路上局10の構成を示す。路上
局10は、路側アンテナ11とコントローラ12を備え
ている。路側アンテナ11は、携帯電話40と通信を行
うために、図3に示すように、ガントリーの上部に設け
られている。この場合、図3(a)に示すように、車両
がガントリーを通過する手前において、路側アンテナ1
1により携帯電話40と通信を行うための通信エリアが
形成され、図3(b)に示すように、路側アンテナ11
と通過車両内の携帯電話40との間で通信が行われる。
局10は、路側アンテナ11とコントローラ12を備え
ている。路側アンテナ11は、携帯電話40と通信を行
うために、図3に示すように、ガントリーの上部に設け
られている。この場合、図3(a)に示すように、車両
がガントリーを通過する手前において、路側アンテナ1
1により携帯電話40と通信を行うための通信エリアが
形成され、図3(b)に示すように、路側アンテナ11
と通過車両内の携帯電話40との間で通信が行われる。
【0017】また、路上局10のコントローラ12に
は、CCDカメラ(撮影手段)21、画像認識装置2
2、表示装置23などが接続されている。CCDカメラ
21は、ゲートを通過する車両のナンバープレートを撮
影する。画像認識装置22は、CCDカメラ21が撮影
した画像から通過車両のナンバープレートの番号を認識
する。この認識によって、通過車両の登録番号などを特
定することができる。表示装置23は、車両の運転者に
提供する各種情報を表示する。この表示は、例えば、出
口ゲートにおいて、通行料金の表示、あるいは課金不可
の場合に現金払いゲートへの誘導を行うために用いられ
る。
は、CCDカメラ(撮影手段)21、画像認識装置2
2、表示装置23などが接続されている。CCDカメラ
21は、ゲートを通過する車両のナンバープレートを撮
影する。画像認識装置22は、CCDカメラ21が撮影
した画像から通過車両のナンバープレートの番号を認識
する。この認識によって、通過車両の登録番号などを特
定することができる。表示装置23は、車両の運転者に
提供する各種情報を表示する。この表示は、例えば、出
口ゲートにおいて、通行料金の表示、あるいは課金不可
の場合に現金払いゲートへの誘導を行うために用いられ
る。
【0018】また、携帯電話40は、後述するETCモ
ード処理を行うように構成されている。このため、携帯
電話40は、路上局10から送信されたウェイクアップ
信号(路上局10側から呼びかけの電波信号)を受信す
る受信回路を備え、この受信回路によってウェイクアッ
プ信号が受信されたときETCモードで起動するように
構成されている。
ード処理を行うように構成されている。このため、携帯
電話40は、路上局10から送信されたウェイクアップ
信号(路上局10側から呼びかけの電波信号)を受信す
る受信回路を備え、この受信回路によってウェイクアッ
プ信号が受信されたときETCモードで起動するように
構成されている。
【0019】上記した構成において、入口ゲートに設置
された路上局10と入口ゲートを通過する車両内の携帯
電話40との間で行われる通信処理について説明する。
図4にその通信の流れを示す。また、図5に携帯電話4
0のETCモード処理を示し、図6に入口ゲートの路上
局10のコントローラ12の処理を示す。なお、以下の
説明では、コントローラ12の処理を路上局10の処理
と称して説明する。
された路上局10と入口ゲートを通過する車両内の携帯
電話40との間で行われる通信処理について説明する。
図4にその通信の流れを示す。また、図5に携帯電話4
0のETCモード処理を示し、図6に入口ゲートの路上
局10のコントローラ12の処理を示す。なお、以下の
説明では、コントローラ12の処理を路上局10の処理
と称して説明する。
【0020】入口ゲートに設置された路上局10は、路
側アンテナ11からウェイクアップ信号を定期的に通信
エリアに送信させる(ステップ201)。通信エリア内
に車両が位置すると、その車両内にある携帯電話40が
ウェイクアップ信号によって起動され、ETCモードで
動作開始し、起動したことを示す信号を路上局10に通
知する(ステップ101)。路上局10は、その通知を
受けたことを判定すると(ステップ202の判定がYE
Sになると)、携帯電話40の電話番号および車両の登
録番号の送信を携帯電話40に要求する(ステップ20
3)。
側アンテナ11からウェイクアップ信号を定期的に通信
エリアに送信させる(ステップ201)。通信エリア内
に車両が位置すると、その車両内にある携帯電話40が
ウェイクアップ信号によって起動され、ETCモードで
動作開始し、起動したことを示す信号を路上局10に通
知する(ステップ101)。路上局10は、その通知を
受けたことを判定すると(ステップ202の判定がYE
Sになると)、携帯電話40の電話番号および車両の登
録番号の送信を携帯電話40に要求する(ステップ20
3)。
【0021】携帯電話40には、この携帯電話40の電
話番号および当該車両の登録番号が予め入力(登録)さ
れている。携帯電話40は、路上局10から上記した送
信要求を受信したことを判定すると(ステップ102の
判定がYESになると)、予め入力されている携帯電話
40の電話番号および車両の登録番号を路上局10に送
信する(ステップ103)。
話番号および当該車両の登録番号が予め入力(登録)さ
れている。携帯電話40は、路上局10から上記した送
信要求を受信したことを判定すると(ステップ102の
判定がYESになると)、予め入力されている携帯電話
40の電話番号および車両の登録番号を路上局10に送
信する(ステップ103)。
【0022】入口ゲートにはCCDカメラ21および画
像認識装置22が設けられており、これらによって入口
ゲートを通過する車両のナンバープレートの番号が認識
される。路上局10は、画像認識装置22から通過車両
のナンバープレートの番号を受け取り(ステップ20
5)、携帯電話40から送信された車両の登録番号と比
較して、一致しているか否かを確認する(ステップ20
6)。その確認ができると、入口ゲート番号(入口ゲー
トを特定する情報)、通過時間などの情報を携帯電話4
0に送信する(ステップ207)。
像認識装置22が設けられており、これらによって入口
ゲートを通過する車両のナンバープレートの番号が認識
される。路上局10は、画像認識装置22から通過車両
のナンバープレートの番号を受け取り(ステップ20
5)、携帯電話40から送信された車両の登録番号と比
較して、一致しているか否かを確認する(ステップ20
6)。その確認ができると、入口ゲート番号(入口ゲー
トを特定する情報)、通過時間などの情報を携帯電話4
0に送信する(ステップ207)。
【0023】携帯電話40は、路上局10から送信され
た情報を受信したことを判定すると(ステップ104の
判定がYESになると)、送信された情報を記憶し(ス
テップ105)、正常に受信したことを路上局10に通
知する(ステップ106)。路上局10は、その通知を
受けとったことを判定すると(ステップ208の判定が
YESになると)、中央管理装置30に携帯電話40の
電話番号、車両の登録番号、入口ゲート番号を通知して
(ステップ209)、この通過車両に対する通信処理を
終了し、次の通過車両と通信を行うためにウェイクアッ
プ信号を定期的に送信する処理に移行する。
た情報を受信したことを判定すると(ステップ104の
判定がYESになると)、送信された情報を記憶し(ス
テップ105)、正常に受信したことを路上局10に通
知する(ステップ106)。路上局10は、その通知を
受けとったことを判定すると(ステップ208の判定が
YESになると)、中央管理装置30に携帯電話40の
電話番号、車両の登録番号、入口ゲート番号を通知して
(ステップ209)、この通過車両に対する通信処理を
終了し、次の通過車両と通信を行うためにウェイクアッ
プ信号を定期的に送信する処理に移行する。
【0024】なお、登録番号の一致が確認できないとき
は、課金不可である旨を携帯電話40に送信する(ステ
ップ210)。
は、課金不可である旨を携帯電話40に送信する(ステ
ップ210)。
【0025】中央管理装置30では、路上局10から通
知された携帯電話40の電話番号に基づいて、その電話
番号に対する支払い口座を調べ、その口座が存在する銀
行に問い合わせて、支払い状況および口座残高などから
料金の徴収が可能か否かを確認する。そして、その確認
結果および携帯電話40の電話番号、車両の登録番号、
入口ゲート番号を、当該道路において車両が通過する可
能性のある出口ゲートに設けられた路上局10にそれぞ
れ通知する。
知された携帯電話40の電話番号に基づいて、その電話
番号に対する支払い口座を調べ、その口座が存在する銀
行に問い合わせて、支払い状況および口座残高などから
料金の徴収が可能か否かを確認する。そして、その確認
結果および携帯電話40の電話番号、車両の登録番号、
入口ゲート番号を、当該道路において車両が通過する可
能性のある出口ゲートに設けられた路上局10にそれぞ
れ通知する。
【0026】次に、出口ゲートに設置された路上局10
と出口ゲートを通過する車両内の携帯電話40との間で
行われる通信処理について説明する。図7にその通信の
流れを示す。また、図8に出口ゲートの路上局10のコ
ントローラ12の処理を示す。なお、以下の説明におい
ても、コントローラ12の処理を路上局10の処理と称
して説明する。
と出口ゲートを通過する車両内の携帯電話40との間で
行われる通信処理について説明する。図7にその通信の
流れを示す。また、図8に出口ゲートの路上局10のコ
ントローラ12の処理を示す。なお、以下の説明におい
ても、コントローラ12の処理を路上局10の処理と称
して説明する。
【0027】出口ゲートに設置された路上局10は、路
側アンテナ11からウェイクアップ信号を定期的に通信
エリアに送信させる(ステップ301)。通信エリア内
に車両が位置すると、その車両内にある携帯電話40が
ウェイクアップ信号によって起動され、ETCモードで
動作開始し、起動したことを示す信号を路上局10に通
知する(ステップ101)。路上局10は、その通知を
受けたことを判定すると(ステップ302の判定がYE
Sになると)、携帯電話40の電話番号および車両の登
録番号の送信を携帯電話40に要求する(ステップ30
3)。
側アンテナ11からウェイクアップ信号を定期的に通信
エリアに送信させる(ステップ301)。通信エリア内
に車両が位置すると、その車両内にある携帯電話40が
ウェイクアップ信号によって起動され、ETCモードで
動作開始し、起動したことを示す信号を路上局10に通
知する(ステップ101)。路上局10は、その通知を
受けたことを判定すると(ステップ302の判定がYE
Sになると)、携帯電話40の電話番号および車両の登
録番号の送信を携帯電話40に要求する(ステップ30
3)。
【0028】携帯電話40は、路上局10から上記した
送信要求を受信したことを判定すると(ステップ102
の判定がYESになると)、予め入力されている携帯電
話40の電話番号および車両の登録番号を路上局10に
送信する(ステップ103)。
送信要求を受信したことを判定すると(ステップ102
の判定がYESになると)、予め入力されている携帯電
話40の電話番号および車両の登録番号を路上局10に
送信する(ステップ103)。
【0029】出口ゲートにおいてもCCDカメラ21お
よび画像認識装置22が設けられており、これらによっ
て出口ゲートを通過する車両のナンバープレートの番号
が認識される。路上局10は、画像認識装置22から通
過車両のナンバープレートの番号を受け取り(ステップ
305)、携帯電話40から送信された車両の登録番号
と比較して、一致しているか否かを確認する(ステップ
306)。
よび画像認識装置22が設けられており、これらによっ
て出口ゲートを通過する車両のナンバープレートの番号
が認識される。路上局10は、画像認識装置22から通
過車両のナンバープレートの番号を受け取り(ステップ
305)、携帯電話40から送信された車両の登録番号
と比較して、一致しているか否かを確認する(ステップ
306)。
【0030】その確認ができると、先に中央管理装置3
0から通知されたその携帯電話40の電話番号に対する
料金徴収の確認結果により、料金徴収が可能か否かを確
認する(ステップ307)。料金徴収が可能であると、
中央管理装置30から通知された当該車両の入口ゲート
番号に基づき、入口ゲートと出口ゲート間の通行料金を
計算し、表示装置23に通行料金を表示させ(ステップ
308)。この場合、画像認識装置22から受け取った
通過車両のナンバープレートの番号から車種を判別し、
車種に応じた通行料金を計算する。そして、出口ゲート
番号、通過時間、通行料金などの情報を携帯電話40に
送信する(ステップ309)。また、上記の通行料金
を、携帯電話40の電話番号に対する支払い口座から徴
収するよう中央管理装置30に通知する(ステップ31
0)。
0から通知されたその携帯電話40の電話番号に対する
料金徴収の確認結果により、料金徴収が可能か否かを確
認する(ステップ307)。料金徴収が可能であると、
中央管理装置30から通知された当該車両の入口ゲート
番号に基づき、入口ゲートと出口ゲート間の通行料金を
計算し、表示装置23に通行料金を表示させ(ステップ
308)。この場合、画像認識装置22から受け取った
通過車両のナンバープレートの番号から車種を判別し、
車種に応じた通行料金を計算する。そして、出口ゲート
番号、通過時間、通行料金などの情報を携帯電話40に
送信する(ステップ309)。また、上記の通行料金
を、携帯電話40の電話番号に対する支払い口座から徴
収するよう中央管理装置30に通知する(ステップ31
0)。
【0031】携帯電話40は、路上局10から送信され
た情報を受信したことを判定すると(ステップ104の
判定がYESになると)、送信された情報を記憶し(ス
テップ105)、正常に受信したことを路上局10に通
知する(ステップ106)。路上局10は、その通知を
受けとったことを判定すると(ステップ311の判定が
YESになると)、この通過車両に対する通信処理を終
了し、次の通過車両と通信を行うためにウェイクアップ
信号を定期的に送信する処理に移行する。
た情報を受信したことを判定すると(ステップ104の
判定がYESになると)、送信された情報を記憶し(ス
テップ105)、正常に受信したことを路上局10に通
知する(ステップ106)。路上局10は、その通知を
受けとったことを判定すると(ステップ311の判定が
YESになると)、この通過車両に対する通信処理を終
了し、次の通過車両と通信を行うためにウェイクアップ
信号を定期的に送信する処理に移行する。
【0032】なお、登録番号の一致が確認できないと
き、あるいは料金徴収が不可であるときには、課金不可
である旨を携帯電話40に送信し(ステップ312)、
現金払いゲートに行く旨を表示装置23に表示させる
(ステップ313)。
き、あるいは料金徴収が不可であるときには、課金不可
である旨を携帯電話40に送信し(ステップ312)、
現金払いゲートに行く旨を表示装置23に表示させる
(ステップ313)。
【0033】上記した携帯電話40におけるETCモー
ド処理は、最優先の割り込み処理として実行される。従
って、携帯電話40の通話中においてもそれを一時中断
して上記したETC処理が実行される。このようにして
も車両が通信エリアを通過する時間は非常に短いため、
実用上問題は生じない。
ド処理は、最優先の割り込み処理として実行される。従
って、携帯電話40の通話中においてもそれを一時中断
して上記したETC処理が実行される。このようにして
も車両が通信エリアを通過する時間は非常に短いため、
実用上問題は生じない。
【0034】なお、上記した実施形態では、入口ゲート
番号を中央管理装置30を介して出口ゲートの路上局1
0に通知することによって入口ゲートと出口ゲート間の
通行料金を計算するものを示したが、出口ゲートの路上
局10が携帯電話40に記憶されている入口ゲート番号
を受け取って入口ゲートと出口ゲート間の通行料金を計
算するようにしてもよい。
番号を中央管理装置30を介して出口ゲートの路上局1
0に通知することによって入口ゲートと出口ゲート間の
通行料金を計算するものを示したが、出口ゲートの路上
局10が携帯電話40に記憶されている入口ゲート番号
を受け取って入口ゲートと出口ゲート間の通行料金を計
算するようにしてもよい。
【0035】また、携帯電話40から送信する情報とし
て、携帯電話40の電話番号および車両の登録番号以外
に、銀行名、銀行口座の番号などを含むようにすれば、
中央管理装置30で料金徴収が可能か否かの確認を容易
に行うことができる。また、携帯電話40において、携
帯電話40の電話番号などの登録情報は、セキュリティ
確保のため課金の終了とともに自動的に消去されるよう
になっていてもよい。なお、路上局10と携帯電話40
との間の通信において、課金に係わる情報については暗
号化されて通信されるのが好ましい。
て、携帯電話40の電話番号および車両の登録番号以外
に、銀行名、銀行口座の番号などを含むようにすれば、
中央管理装置30で料金徴収が可能か否かの確認を容易
に行うことができる。また、携帯電話40において、携
帯電話40の電話番号などの登録情報は、セキュリティ
確保のため課金の終了とともに自動的に消去されるよう
になっていてもよい。なお、路上局10と携帯電話40
との間の通信において、課金に係わる情報については暗
号化されて通信されるのが好ましい。
【0036】また、路側システムは、携帯電話40とだ
け通信を行って課金を行うものに限らず、従来のETC
における車載機とも通信を行って課金できるようになっ
ていてもよい。
け通信を行って課金を行うものに限らず、従来のETC
における車載機とも通信を行って課金できるようになっ
ていてもよい。
【0037】また、電話装置としては、携帯電話40以
外に、電話機能を有する携帯端末あるいは自動車に搭載
された自動車電話であってもよい。
外に、電話機能を有する携帯端末あるいは自動車に搭載
された自動車電話であってもよい。
【0038】また、上記した実施形態では、通過料金が
距離によって変わる道路の場合の課金について説明した
が、通過料金が均一な道路においても、同様に実施する
ことができる。具体的には、料金均一道路の料金所ゲー
トにおいて、ゲートを通過する車両内の電話装置を通信
可能な状態にして、その電話装置から送信された車両の
登録番号と電話装置の電話番号を受信し、この受信した
車両の登録番号とゲートを通過する車両の登録番号が一
致していることを確認して、受信した電話番号に対する
料金支払い口座から通行料金を徴収する。
距離によって変わる道路の場合の課金について説明した
が、通過料金が均一な道路においても、同様に実施する
ことができる。具体的には、料金均一道路の料金所ゲー
トにおいて、ゲートを通過する車両内の電話装置を通信
可能な状態にして、その電話装置から送信された車両の
登録番号と電話装置の電話番号を受信し、この受信した
車両の登録番号とゲートを通過する車両の登録番号が一
致していることを確認して、受信した電話番号に対する
料金支払い口座から通行料金を徴収する。
【図1】本発明の課金方法に用いる路側システムの構成
を示す図である。
を示す図である。
【図2】路上局10の構成を示す図である。
【図3】路側アンテナ11と携帯電話40との通信を説
明するための説明図である。
明するための説明図である。
【図4】入口ゲートに設置された路上局10と入口ゲー
トを通過する車両内の携帯電話40との間で行われる通
信の流れを示す図である。
トを通過する車両内の携帯電話40との間で行われる通
信の流れを示す図である。
【図5】携帯電話40のETCモード処理を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図6】入口ゲートの路上局10のコントローラ12の
処理を示すフローチャートである。
処理を示すフローチャートである。
【図7】出口ゲートに設置された路上局10と出口ゲー
トを通過する車両内の携帯電話40との間で行われる通
信の流れを示す図である。
トを通過する車両内の携帯電話40との間で行われる通
信の流れを示す図である。
【図8】出口ゲートの路上局10のコントローラ12の
処理を示すフローチャートである。
処理を示すフローチャートである。
10…路上局、11…路側アンテナ、12…コントロー
ラ、21…CCDカメラ、22…画像認識装置、23…
表示装置、30…中央管理装置、40…携帯電話。
ラ、21…CCDカメラ、22…画像認識装置、23…
表示装置、30…中央管理装置、40…携帯電話。
フロントページの続き Fターム(参考) 3E027 EA03 EC07 EC10 5K025 AA04 BB10 DD06 EE01 EE21 5K067 AA21 BB03 BB21 DD15 DD17 DD27 EE02 EE12 GG01 HH21 HH22 HH23 5K101 KK00 LL12 NN01 NN11 NN21
Claims (6)
- 【請求項1】 道路のゲートを通過する車両内の電話装
置と通信を行って、前記道路の通行料金を徴収する路側
システムの課金方法であって、 前記ゲートを通過する車両内の電話装置を前記路側シス
テムと通信可能な状態にして、前記電話装置から予め登
録された電話番号について送信された前記電話番号を受
信し、 この受信した電話番号に対する料金支払い口座から前記
道路の通行料金を徴収することを特徴とする課金方法。 - 【請求項2】 前記電話装置から前記電話番号とともに
送信された当該車両の登録番号を受信し、 この受信した車両の登録番号と前記ゲートを通過する車
両の登録番号が一致していることが確認できた場合に、
前記通行料金の徴収を可能とすることを特徴とする請求
項1に記載の課金方法。 - 【請求項3】 車両のナンバープレートの番号を画像認
識し、この画像認識したナンバープレートの番号と前記
受信した車両の登録番号とを比較して、前記登録番号の
一致確認を行うことを特徴とする請求項2に記載の課金
方法。 - 【請求項4】 前記道路の入口ゲートにおいて前記電話
番号を受信し、この受信した電話番号に対する料金支払
い口座から料金の徴収が可能か否かを確認し、その確認
ができた場合に、前記道路の入口ゲートと出口ゲート間
の通行料金の徴収を可能とすることを特徴とする請求項
1ないし3のいずれか1つに記載の課金方法。 - 【請求項5】 請求項1に記載の課金方法に用いる電話
装置であって、 前記路側システムから送信された信号に基づいて前記路
側システムと通信可能な状態になり、予め登録された電
話番号を前記路側システムに自動的に送信するようにな
っていることことを特徴とする電話装置。 - 【請求項6】 請求項2に記載の課金方法に用いる電話
装置であって、 前記路側システムから送信された信号に基づいて前記路
側システムと通信可能な状態になり、予め登録された電
話番号および当該車両の登録番号を前記路側システムに
自動的に送信するようになっていることことを特徴とす
る電話装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001065604A JP2002269610A (ja) | 2001-03-08 | 2001-03-08 | 自動料金収受システムにおける課金方法およびそれに用いる電話装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001065604A JP2002269610A (ja) | 2001-03-08 | 2001-03-08 | 自動料金収受システムにおける課金方法およびそれに用いる電話装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002269610A true JP2002269610A (ja) | 2002-09-20 |
Family
ID=18924224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001065604A Withdrawn JP2002269610A (ja) | 2001-03-08 | 2001-03-08 | 自動料金収受システムにおける課金方法およびそれに用いる電話装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002269610A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007122590A (ja) * | 2005-10-31 | 2007-05-17 | Nec Corp | 料金情報収集装置、通行料金収受システム、料金情報収集方法、料金情報収集プログラム |
US8587454B1 (en) | 2008-11-18 | 2013-11-19 | Rich Dearworth | System and method for providing electronic toll collection to users of wireless mobile devices |
-
2001
- 2001-03-08 JP JP2001065604A patent/JP2002269610A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007122590A (ja) * | 2005-10-31 | 2007-05-17 | Nec Corp | 料金情報収集装置、通行料金収受システム、料金情報収集方法、料金情報収集プログラム |
US8587454B1 (en) | 2008-11-18 | 2013-11-19 | Rich Dearworth | System and method for providing electronic toll collection to users of wireless mobile devices |
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Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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