JP2002269194A - 農産物の集出荷システム - Google Patents
農産物の集出荷システムInfo
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Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】品目別等階級別の出荷予定数量を高精度に算出
でき、しかも最適な出荷調整及び出荷手続きが実際に農
産物が入荷する前に行えるようにする。 【解決手段】品目別数量集計手段111は、農産物の品
目別入荷予定数量を生産者単位で収集して、品目別入荷
予定数量を集計する。品目別等階級数量算出手段112
は、集計された品目別入荷予定数量と荷受実績データベ
ース208に保存されている品目別等階級別の過去の荷
受実績とから、品目別等階級別の出荷予定数量を算出す
る。品目別最適分荷数量算出手段114は、算出された
品目別等階級別出荷予定数量と品目別分荷条件作成手段
115により作成される品目別等階級別市場別仕切単価
を含む分荷条件とから、市場別の最適な品目別等階級別
分荷数量を算出する。
でき、しかも最適な出荷調整及び出荷手続きが実際に農
産物が入荷する前に行えるようにする。 【解決手段】品目別数量集計手段111は、農産物の品
目別入荷予定数量を生産者単位で収集して、品目別入荷
予定数量を集計する。品目別等階級数量算出手段112
は、集計された品目別入荷予定数量と荷受実績データベ
ース208に保存されている品目別等階級別の過去の荷
受実績とから、品目別等階級別の出荷予定数量を算出す
る。品目別最適分荷数量算出手段114は、算出された
品目別等階級別出荷予定数量と品目別分荷条件作成手段
115により作成される品目別等階級別市場別仕切単価
を含む分荷条件とから、市場別の最適な品目別等階級別
分荷数量を算出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも1台の
コンピュータを用いて構成され、農産物の集出荷を管理
する集出荷システムに係り、特に生産者単位で収集され
た品目別入荷予定数量を集計し、集計した品目別入荷予
定数量を市場別等階級別に配分するための最適分荷数量
を算出する集出荷システムに関する。
コンピュータを用いて構成され、農産物の集出荷を管理
する集出荷システムに係り、特に生産者単位で収集され
た品目別入荷予定数量を集計し、集計した品目別入荷予
定数量を市場別等階級別に配分するための最適分荷数量
を算出する集出荷システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、農産物の集出荷システムでは、各
生産者から集荷した農産物を効率的に市場に出荷できる
ように、各生産者から、例えば翌日に入荷可能な農産物
の種類(品目)、規格(等階級)、数量等のデータ(入
荷予約データ)を、伝票形式でファクシミリ送信しても
らい、各生産者からの多数の伝票(入荷予約伝票)を人
手により集計して、翌日の入荷量を計算により予測する
のが一般的であった。
生産者から集荷した農産物を効率的に市場に出荷できる
ように、各生産者から、例えば翌日に入荷可能な農産物
の種類(品目)、規格(等階級)、数量等のデータ(入
荷予約データ)を、伝票形式でファクシミリ送信しても
らい、各生産者からの多数の伝票(入荷予約伝票)を人
手により集計して、翌日の入荷量を計算により予測する
のが一般的であった。
【0003】しかし、各生産者からの入荷予約伝票をフ
ァクシミリ送信により収集し、その収支した多数の伝票
に基づいて人手により入荷量を計算により予測すること
は、多くの人手と時間を要するという問題があった。
ァクシミリ送信により収集し、その収支した多数の伝票
に基づいて人手により入荷量を計算により予測すること
は、多くの人手と時間を要するという問題があった。
【0004】そこで、このような問題を解決するため
に、例えば特開平7−262284号公報に記載されて
いる集出荷システム(出荷予約システム)では、各生産
者毎に設けられた生産者端末装置からセンタに対し、出
荷(入荷)予約日、品名コード、規格コード、数量から
構成される出荷予約データをオンライン送信できるよう
になっている。センタでは、各生産者(の生産者端末装
置)からの出荷予約データに基づいて、品目別の出荷
(入荷)量の予測値を集計し、出荷(入荷)予約集計デ
ータを作成する。この出荷予約集計データは、農産物の
販売・精算システムとしての他系システム(集荷・販売
業者のホストコンピュータ)に送信される。
に、例えば特開平7−262284号公報に記載されて
いる集出荷システム(出荷予約システム)では、各生産
者毎に設けられた生産者端末装置からセンタに対し、出
荷(入荷)予約日、品名コード、規格コード、数量から
構成される出荷予約データをオンライン送信できるよう
になっている。センタでは、各生産者(の生産者端末装
置)からの出荷予約データに基づいて、品目別の出荷
(入荷)量の予測値を集計し、出荷(入荷)予約集計デ
ータを作成する。この出荷予約集計データは、農産物の
販売・精算システムとしての他系システム(集荷・販売
業者のホストコンピュータ)に送信される。
【0005】他系システムでは、センタから送られた出
荷予約集計データに基づいて、品目別の市況価格の動向
等を調査し、予測された出荷(入荷)量に応じて該当品
目の農産物の価格等の市況調査データを作成し、センタ
に送信する。センタでは、市況調査データに基づいて各
生産者毎に出荷調整のベストモードを予測する計算を行
い、出荷調整データを作成する。そして、この出荷調整
データに基づく出荷調整通知書がマルチメディア通信装
置により生産者端末にファクシミリ送信される。
荷予約集計データに基づいて、品目別の市況価格の動向
等を調査し、予測された出荷(入荷)量に応じて該当品
目の農産物の価格等の市況調査データを作成し、センタ
に送信する。センタでは、市況調査データに基づいて各
生産者毎に出荷調整のベストモードを予測する計算を行
い、出荷調整データを作成する。そして、この出荷調整
データに基づく出荷調整通知書がマルチメディア通信装
置により生産者端末にファクシミリ送信される。
【0006】また、上記集出荷システム(出荷予約シス
テム)では、生産者から実際に集荷した農産物について
選果機により選果した結果のデータ(選果結果データ)
を選果入力装置により入力し、その選果結果データと出
荷(入荷)予約データとを出荷(入荷)予約日と生産者
を単位にマッチングする。そして、出荷予約で生産者が
設定した等階級と選果結果との組を通知する選果結果通
知書データを作成して、対応する選果結果通知書を生産
者端末にファクシミリ送信する。
テム)では、生産者から実際に集荷した農産物について
選果機により選果した結果のデータ(選果結果データ)
を選果入力装置により入力し、その選果結果データと出
荷(入荷)予約データとを出荷(入荷)予約日と生産者
を単位にマッチングする。そして、出荷予約で生産者が
設定した等階級と選果結果との組を通知する選果結果通
知書データを作成して、対応する選果結果通知書を生産
者端末にファクシミリ送信する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、特開
平7−262284号公報に記載されているような改良
された従来の集出荷システム(出荷予約システム)で
は、出荷(入荷)予約データがオンラインでセンタに送
信されるため、品目別の出荷(入荷)数の予測データ
(出荷予約集計データ)を自動的に作成できる。また、
生産者が出荷(入荷)予約で設定した等階級と選果結果
との組を選果結果通知書により当該生産者にフィードバ
ックすることもできる。更に、品目別の予測出荷(入
荷)量に応じて農産物の価格等の市況調査データが作成
され、この市況調査データに基づいて各生産者毎に出荷
調整のベストモードが予測されて、その予測結果を示す
出荷調整データ(出荷調整通知書)を生産者にファクシ
ミリ送信することもできる。
平7−262284号公報に記載されているような改良
された従来の集出荷システム(出荷予約システム)で
は、出荷(入荷)予約データがオンラインでセンタに送
信されるため、品目別の出荷(入荷)数の予測データ
(出荷予約集計データ)を自動的に作成できる。また、
生産者が出荷(入荷)予約で設定した等階級と選果結果
との組を選果結果通知書により当該生産者にフィードバ
ックすることもできる。更に、品目別の予測出荷(入
荷)量に応じて農産物の価格等の市況調査データが作成
され、この市況調査データに基づいて各生産者毎に出荷
調整のベストモードが予測されて、その予測結果を示す
出荷調整データ(出荷調整通知書)を生産者にファクシ
ミリ送信することもできる。
【0008】しかしながら、上記改良された従来の集出
荷システムでは、品目別の予測出荷(入荷)量が自動計
算できるものの、以下に述べるように、その予測出荷
(入荷)量の利用の点で問題があった。
荷システムでは、品目別の予測出荷(入荷)量が自動計
算できるものの、以下に述べるように、その予測出荷
(入荷)量の利用の点で問題があった。
【0009】まず従来は、単に品目別の予測出荷(入
荷)量に応じて農産物の価格等の市況調査データが作成
され、その市況調査データに基づいて出荷調整データが
作成されていた。ところが、品目別の予測出荷(入荷)
量が、たとえ等階級別に求められたとしても、その等階
級別の予測出荷(入荷)量の算出の基礎となった出荷
(入荷)予約データは各生産者が作成したものであり、
上記公報の図14に示される選果結果通知書の例にある
ように、生産者から実際に入荷されたものとは大きく異
なる可能性がある。したがって、品目別の予測出荷(入
荷)量に応じて作成される市況調査データは信頼性の点
で問題があり、その市況調査データに基づいて出荷調整
を行ったのでは、最適な出荷調整は期待できない。
荷)量に応じて農産物の価格等の市況調査データが作成
され、その市況調査データに基づいて出荷調整データが
作成されていた。ところが、品目別の予測出荷(入荷)
量が、たとえ等階級別に求められたとしても、その等階
級別の予測出荷(入荷)量の算出の基礎となった出荷
(入荷)予約データは各生産者が作成したものであり、
上記公報の図14に示される選果結果通知書の例にある
ように、生産者から実際に入荷されたものとは大きく異
なる可能性がある。したがって、品目別の予測出荷(入
荷)量に応じて作成される市況調査データは信頼性の点
で問題があり、その市況調査データに基づいて出荷調整
を行ったのでは、最適な出荷調整は期待できない。
【0010】しかも、集荷(入荷)した農産物の出荷先
となる市場は一般に複数あり、各市場毎に市況価格が異
なる可能性がある。このため、各市場毎の市況価格(市
場価格)を考慮して出荷先となる複数の市場を選定し、
この選定した各市場に、集荷した農産物を最適に分荷す
る必要がある。
となる市場は一般に複数あり、各市場毎に市況価格が異
なる可能性がある。このため、各市場毎の市況価格(市
場価格)を考慮して出荷先となる複数の市場を選定し、
この選定した各市場に、集荷した農産物を最適に分荷す
る必要がある。
【0011】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、生産者単位で収集された品目別入荷予定
数量から品目別等階級別の出荷予定数量を高精度に算出
でき、しかも当該品目別等階級別出荷予定数量に加えて
品目別等階級別市場別仕切単価を含む品目別分荷条件を
用いて市場別の品目別等階級別分荷数量を算出すること
により、最適な出荷調整及び出荷手続きが各生産者から
実際に農産物が入荷する前に行える集出荷システムを提
供することにある。
でその目的は、生産者単位で収集された品目別入荷予定
数量から品目別等階級別の出荷予定数量を高精度に算出
でき、しかも当該品目別等階級別出荷予定数量に加えて
品目別等階級別市場別仕切単価を含む品目別分荷条件を
用いて市場別の品目別等階級別分荷数量を算出すること
により、最適な出荷調整及び出荷手続きが各生産者から
実際に農産物が入荷する前に行える集出荷システムを提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の集出荷システム
は、少なくとも1台のコンピュータを用いて構成され、
農産物の集出荷を管理する集出荷システムであって、農
産物の品目別入荷予定数量を生産者単位で収集して、品
目別入荷予定数量を集計する品目別数量集計手段と、品
目別等階級別の過去の荷受実績と上記品目別数量集計手
段により集計された品目別入荷予定数量とから、品目別
等階級別の出荷予定数量を算出する品目別等階級数量算
出手段と、この品目別等階級数量算出手段により算出さ
れた品目別等階級別出荷予定数量と品目別等階級別市場
別仕切単価を含む品目別分荷条件とから、市場別に当該
仕切単価が考慮された最適な品目別等階級別分荷数量を
算出する品目別最適分荷数量算出手段とを備えたことを
特徴とする。
は、少なくとも1台のコンピュータを用いて構成され、
農産物の集出荷を管理する集出荷システムであって、農
産物の品目別入荷予定数量を生産者単位で収集して、品
目別入荷予定数量を集計する品目別数量集計手段と、品
目別等階級別の過去の荷受実績と上記品目別数量集計手
段により集計された品目別入荷予定数量とから、品目別
等階級別の出荷予定数量を算出する品目別等階級数量算
出手段と、この品目別等階級数量算出手段により算出さ
れた品目別等階級別出荷予定数量と品目別等階級別市場
別仕切単価を含む品目別分荷条件とから、市場別に当該
仕切単価が考慮された最適な品目別等階級別分荷数量を
算出する品目別最適分荷数量算出手段とを備えたことを
特徴とする。
【0013】このような構成においては、品目別等階級
別の過去の荷受実績を利用することで、生産者単位で収
集された品目別入荷予定数量から品目別等階級別の出荷
予定数量を高精度に算出(予測)できる。しかも、この
品目別等階級別出荷予定数量に加えて品目別等階級別市
場別仕切単価を含む品目別分荷条件を用いて、市場別に
当該仕切単価が考慮された品目別等階級別分荷数量、つ
まり市場別に高価格で販売できる品目別等階級別分荷数
量を算出することで、市場別品目別等階級別の最適な分
荷数量が算出できる。これにより、各生産者から実際に
農産物が入荷する前に最適な出荷調整及び各市場に対す
る配送等の出荷手続きが可能となり、集出荷場での荷捌
きスペースも予め確保できる。よって、農産物の集出荷
場での素早い出荷作業と作業の準備とが容易となり、経
費節減が図れる。また、最適な出荷調整(販売)によ
り、集出荷場を運営する事業体及び生産者の売上増が実
現可能となる。
別の過去の荷受実績を利用することで、生産者単位で収
集された品目別入荷予定数量から品目別等階級別の出荷
予定数量を高精度に算出(予測)できる。しかも、この
品目別等階級別出荷予定数量に加えて品目別等階級別市
場別仕切単価を含む品目別分荷条件を用いて、市場別に
当該仕切単価が考慮された品目別等階級別分荷数量、つ
まり市場別に高価格で販売できる品目別等階級別分荷数
量を算出することで、市場別品目別等階級別の最適な分
荷数量が算出できる。これにより、各生産者から実際に
農産物が入荷する前に最適な出荷調整及び各市場に対す
る配送等の出荷手続きが可能となり、集出荷場での荷捌
きスペースも予め確保できる。よって、農産物の集出荷
場での素早い出荷作業と作業の準備とが容易となり、経
費節減が図れる。また、最適な出荷調整(販売)によ
り、集出荷場を運営する事業体及び生産者の売上増が実
現可能となる。
【0014】ここで、荷受実績から、品目別等階級別
に、その等階級の発生率を算出する品目別等階級発生率
実績算出手段を設け、この算出手段により算出された品
目別等階級発生率を利用して品目別等階級別の出荷予定
数量を算出するならば、品目別等階級別の出荷予定数量
をより高精度に算出できる。
に、その等階級の発生率を算出する品目別等階級発生率
実績算出手段を設け、この算出手段により算出された品
目別等階級発生率を利用して品目別等階級別の出荷予定
数量を算出するならば、品目別等階級別の出荷予定数量
をより高精度に算出できる。
【0015】また、ユーザの指定に応じて上記品目別分
荷条件を作成する品目別分荷条件作成手段であって、上
記品目別等階級別市場別仕切単価を品目別等階級別市場
別の過去の出荷実績から算出する品目別分荷条件作成手
段を設けるならば、市場への出荷時に実際に適用される
品目別等階級別市場別仕切単価に近い仕切単価を得るこ
とが可能となり、より最適な市場別の品目別等階級別分
荷数量を算出することが可能となる。
荷条件を作成する品目別分荷条件作成手段であって、上
記品目別等階級別市場別仕切単価を品目別等階級別市場
別の過去の出荷実績から算出する品目別分荷条件作成手
段を設けるならば、市場への出荷時に実際に適用される
品目別等階級別市場別仕切単価に近い仕切単価を得るこ
とが可能となり、より最適な市場別の品目別等階級別分
荷数量を算出することが可能となる。
【0016】また、品目別等階級別出荷予定数量品を算
出するための品目別等階級数量算出条件をユーザに入力
させる品目別等階級数量算出条件入力画面を表示する手
段を設けることで、この入力画面を通して、品目を入力
可能とすると共に、品目別等階級発生率を算出するのに
用いられる荷受実績の期間と重みとの組を複数組入力可
能とし、入力された品目についての荷受実績のうち、入
力された期間毎の荷受実績をもとに、当該期間毎の各等
階級の平均発生率を算出し、その各等階級の平均発生率
と対応する重みとから、当該品目についての各等階級の
発生率を算出する構成とするならば、より高精度に品目
別等階級発生率を予測することが可能となる。
出するための品目別等階級数量算出条件をユーザに入力
させる品目別等階級数量算出条件入力画面を表示する手
段を設けることで、この入力画面を通して、品目を入力
可能とすると共に、品目別等階級発生率を算出するのに
用いられる荷受実績の期間と重みとの組を複数組入力可
能とし、入力された品目についての荷受実績のうち、入
力された期間毎の荷受実績をもとに、当該期間毎の各等
階級の平均発生率を算出し、その各等階級の平均発生率
と対応する重みとから、当該品目についての各等階級の
発生率を算出する構成とするならば、より高精度に品目
別等階級発生率を予測することが可能となる。
【0017】また、品目別分荷条件を作成するための品
目別分荷数量算出条件をユーザに入力させる品目別分荷
数量算出条件入力画面を表示する手段を設けることで、
この入力画面を通して、品目を入力可能とすると共に、
品目別等階級別市場別仕切単価の算出対象とする市場と
期間(参考期間)との組を複数組入力可能とし、入力さ
れた品目についての出荷実績のうち、入力された市場別
で且つ期間毎の等階級別の出荷実績をもとに、当該品目
についての等階級別市場別の平均の仕切単価を算出する
構成とするならば、より高精度に品目別等階級別市場別
の仕切単価を予測することが可能となる。
目別分荷数量算出条件をユーザに入力させる品目別分荷
数量算出条件入力画面を表示する手段を設けることで、
この入力画面を通して、品目を入力可能とすると共に、
品目別等階級別市場別仕切単価の算出対象とする市場と
期間(参考期間)との組を複数組入力可能とし、入力さ
れた品目についての出荷実績のうち、入力された市場別
で且つ期間毎の等階級別の出荷実績をもとに、当該品目
についての等階級別市場別の平均の仕切単価を算出する
構成とするならば、より高精度に品目別等階級別市場別
の仕切単価を予測することが可能となる。
【0018】ここで、上記品目別分荷数量算出条件入力
画面を通して品目別市場別に当該市場における許容量が
入力可能なようにし、この品目別市場別の許容量の制約
のもとで、市場別に品目別等階級別分荷数量を算出する
構成とするならば、より最適な市場別品目別等階級別分
荷数量を算出することが可能となる。
画面を通して品目別市場別に当該市場における許容量が
入力可能なようにし、この品目別市場別の許容量の制約
のもとで、市場別に品目別等階級別分荷数量を算出する
構成とするならば、より最適な市場別品目別等階級別分
荷数量を算出することが可能となる。
【0019】また、上記品目別分荷数量算出条件入力画
面を通して上記各市場の優先順位(市場優先順位)が指
定可能なようにし、この指定された市場優先順位に従っ
て、当該優先順位の高い市場から順に分荷数量を算出す
る構成とするならば、より最適な市場別品目別等階級別
分荷数量を算出することが可能となる。
面を通して上記各市場の優先順位(市場優先順位)が指
定可能なようにし、この指定された市場優先順位に従っ
て、当該優先順位の高い市場から順に分荷数量を算出す
る構成とするならば、より最適な市場別品目別等階級別
分荷数量を算出することが可能となる。
【0020】ここで、上記最適な分荷数量の算出に市場
優先順位を優先するか或いは仕切単価を優先するかを示
す条件優先順位が上記品目別分荷数量算出条件入力画面
を通して指定可能なようにし、この条件優先順位に従
い、市場優先順位または仕切単価を優先させて上記最適
な分荷数量を算出する構成とするとよい。
優先順位を優先するか或いは仕切単価を優先するかを示
す条件優先順位が上記品目別分荷数量算出条件入力画面
を通して指定可能なようにし、この条件優先順位に従
い、市場優先順位または仕切単価を優先させて上記最適
な分荷数量を算出する構成とするとよい。
【0021】また、上記品目別等階級数量算出条件入力
画面を通して入力された条件を、再利用可能なようにユ
ーザの指定する算出条件名と対応付けてデータベース
(品目別等階級数量算出条件データベース)に登録可能
な構成とするならば、ユーザの使い勝手を向上すること
ができる。
画面を通して入力された条件を、再利用可能なようにユ
ーザの指定する算出条件名と対応付けてデータベース
(品目別等階級数量算出条件データベース)に登録可能
な構成とするならば、ユーザの使い勝手を向上すること
ができる。
【0022】同様に、上記品目別分荷数量算出条件入力
画面を通して入力された条件を、再利用可能なようにユ
ーザの指定する算出条件名と対応付けてデータベース
(品目別分荷数量算出条件データベース)に登録可能な
構成としても、ユーザの使い勝手を向上することができ
る。
画面を通して入力された条件を、再利用可能なようにユ
ーザの指定する算出条件名と対応付けてデータベース
(品目別分荷数量算出条件データベース)に登録可能な
構成としても、ユーザの使い勝手を向上することができ
る。
【0023】更に、市場別の品目別等階級別分荷数量の
算出結果を、通信ネットワークを介して対応する市場の
端末に通知する構成とするとよい。このように、実際に
農産物が入荷される前に市場別の品目別等階級別分荷数
量(市場への出荷予定数量)を算出して、対応する市場
に通知することで、市場では、小売店に対して有利に販
売を行うことが可能となり、しかも集出荷場からの入荷
作業が早くなることから、残業等を減らすことも可能と
なる。
算出結果を、通信ネットワークを介して対応する市場の
端末に通知する構成とするとよい。このように、実際に
農産物が入荷される前に市場別の品目別等階級別分荷数
量(市場への出荷予定数量)を算出して、対応する市場
に通知することで、市場では、小売店に対して有利に販
売を行うことが可能となり、しかも集出荷場からの入荷
作業が早くなることから、残業等を減らすことも可能と
なる。
【0024】なお、以上の集出荷システムに係る本発明
は、方法(農産物における最適分荷数量の算出方法)に
係る発明としても成立する。また、本発明は、コンピュ
ータに当該発明に相当する手順を実行させるための(或
いはコンピュータを当該発明に相当する各手段として機
能させるための、或いはコンピュータに当該発明に相当
する機能を実現させるための)プログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体に係る発明としても
成立し、更に当該プログラム自体に係る発明としても成
立する。
は、方法(農産物における最適分荷数量の算出方法)に
係る発明としても成立する。また、本発明は、コンピュ
ータに当該発明に相当する手順を実行させるための(或
いはコンピュータを当該発明に相当する各手段として機
能させるための、或いはコンピュータに当該発明に相当
する機能を実現させるための)プログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体に係る発明としても
成立し、更に当該プログラム自体に係る発明としても成
立する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を農産物の集出荷を
管理する集出荷システムに適用した実施の形態につき図
面を参照して説明する。
管理する集出荷システムに適用した実施の形態につき図
面を参照して説明する。
【0026】図1は本発明の一実施形態に係る集出荷シ
ステムを中心とするシステム構成図である。図1におい
て、集出荷場10には集出荷システム11が設けられて
いる。この集出荷システム11は、主として、サーバ計
算機(以下、単にサーバと称する)11aから構成され
る。このサーバ11aは、各種データベース等を保存す
ることが可能な外部記憶装置11bを備えている。この
データベースには、後述する荷受実績データベース20
8(図2、図4参照)、荷受け予定データベース409
(図4参照)等がある。外部記憶装置11bは例えば磁
気ディスク装置である。
ステムを中心とするシステム構成図である。図1におい
て、集出荷場10には集出荷システム11が設けられて
いる。この集出荷システム11は、主として、サーバ計
算機(以下、単にサーバと称する)11aから構成され
る。このサーバ11aは、各種データベース等を保存す
ることが可能な外部記憶装置11bを備えている。この
データベースには、後述する荷受実績データベース20
8(図2、図4参照)、荷受け予定データベース409
(図4参照)等がある。外部記憶装置11bは例えば磁
気ディスク装置である。
【0027】集出荷システム11のサーバ11aは、各
生産者が所有するクライアント端末(以下、生産者端末
と称する)12、及び集出荷場10から農産物が出荷さ
れる各市場13に設けられたクライアント端末(以下、
市場端末と称する)14と、通信ネットワークとしての
例えばインターネット15を介して接続されている。こ
れら生産者端末12及び市場端末14からは、サーバ1
1aが保存管理している統計データ等が検索可能なよう
になっている。即ちサーバ11aは、生産者端末12及
び市場端末14のユーザ(つまり生産者及び市場のオペ
レータ)に対して統計データ等の検索サービスを行う。
一方、生産者端末12及び市場端末14は、この検索サ
ービスを情報ページ(Webページ)閲覧ソフトウェア
であるWebブラウザを用いてインターネット15経由
で受ける。
生産者が所有するクライアント端末(以下、生産者端末
と称する)12、及び集出荷場10から農産物が出荷さ
れる各市場13に設けられたクライアント端末(以下、
市場端末と称する)14と、通信ネットワークとしての
例えばインターネット15を介して接続されている。こ
れら生産者端末12及び市場端末14からは、サーバ1
1aが保存管理している統計データ等が検索可能なよう
になっている。即ちサーバ11aは、生産者端末12及
び市場端末14のユーザ(つまり生産者及び市場のオペ
レータ)に対して統計データ等の検索サービスを行う。
一方、生産者端末12及び市場端末14は、この検索サ
ービスを情報ページ(Webページ)閲覧ソフトウェア
であるWebブラウザを用いてインターネット15経由
で受ける。
【0028】以下、サーバ11aによるユーザ(生産
者)に対する検索サービスについて、図2のシーケンス
チャート及び図3の表示画面例を参照して説明する。ユ
ーザ(生産者)は、統計データとしての例えば荷受実績
データを検索したい場合、生産者端末12の入力装置
(キーボード等)を用いて、例えばサーバ11aが提供
しているホームページにインターネット15を介してア
クセスし、自身のユーザID及びパスワードを入力する
ための操作を行う。これにより生産者端末12からサー
バ11aにユーザID及びパスワードが入力される(ス
テップ201)。
者)に対する検索サービスについて、図2のシーケンス
チャート及び図3の表示画面例を参照して説明する。ユ
ーザ(生産者)は、統計データとしての例えば荷受実績
データを検索したい場合、生産者端末12の入力装置
(キーボード等)を用いて、例えばサーバ11aが提供
しているホームページにインターネット15を介してア
クセスし、自身のユーザID及びパスワードを入力する
ための操作を行う。これにより生産者端末12からサー
バ11aにユーザID及びパスワードが入力される(ス
テップ201)。
【0029】サーバ11aは、生産者端末12から入力
されたユーザID及びパスワードをもとに周知の認証処
理を行い、当該生産者端末12のユーザが正当であるか
否かを判定する(ステップ202)。もし、正当と判定
されたならば、サーバ11aは入力されたユーザIDを
持つユーザの生産者端末12からのログインを許し、外
部記憶装置11bに保存されている生産者別品種マスタ
データベース203を参照し、その参照結果に基づいて
Webページとしての検索条件入力画面205を生成し
て、生産者端末12にダウンロードする(ステップ20
6)。
されたユーザID及びパスワードをもとに周知の認証処
理を行い、当該生産者端末12のユーザが正当であるか
否かを判定する(ステップ202)。もし、正当と判定
されたならば、サーバ11aは入力されたユーザIDを
持つユーザの生産者端末12からのログインを許し、外
部記憶装置11bに保存されている生産者別品種マスタ
データベース203を参照し、その参照結果に基づいて
Webページとしての検索条件入力画面205を生成し
て、生産者端末12にダウンロードする(ステップ20
6)。
【0030】生産者別品種マスタデータベース203に
は、各生産者別に当該生産者が扱う農産物の品種(品
目)に関するデータレコード(検索条件データレコー
ド)204の群が登録されている。レコード204は、
品種を示す管理情報204aと、ユーザID204b
と、後述する検索パターン名(検索条件名)204c
と、当該検索パターン名204cに固有の検索条件20
4dと、最も最近に検索サービスを利用した日付を示す
最終利用日204eと、指定された期間(使用回数期
間)における検索サービスの利用回数を示す期間内利用
回数204fとから構成される。
は、各生産者別に当該生産者が扱う農産物の品種(品
目)に関するデータレコード(検索条件データレコー
ド)204の群が登録されている。レコード204は、
品種を示す管理情報204aと、ユーザID204b
と、後述する検索パターン名(検索条件名)204c
と、当該検索パターン名204cに固有の検索条件20
4dと、最も最近に検索サービスを利用した日付を示す
最終利用日204eと、指定された期間(使用回数期
間)における検索サービスの利用回数を示す期間内利用
回数204fとから構成される。
【0031】検索条件入力画面205には、図3(a)
に示すように、検索パターン名を選択入力するための検
索パターンフィールド305が配置されている。検索パ
ターン名(検索条件名)は、後述するように、検索条件
をなす3つの要素、即ち検索対象期間、品種、及び表示
区分のうちの「品種と表示区分」から構成される。
に示すように、検索パターン名を選択入力するための検
索パターンフィールド305が配置されている。検索パ
ターン名(検索条件名)は、後述するように、検索条件
をなす3つの要素、即ち検索対象期間、品種、及び表示
区分のうちの「品種と表示区分」から構成される。
【0032】検索パターンフィールド305には、入力
されたユーザIDを持つユーザ(生産者)が過去の検索
で利用した検索条件を表す検索パターン名のうち、例え
ば前回利用した検索条件のパターン名が最優先で表示さ
れる。この表示優先順位が第1位の検索パターン名は、
生産者別品種マスタデータベース203に登録されてい
る該当するユーザ(生産者)の全データレコード204
の最終利用日204eの中で、日付が最も新しいデータ
レコード204に設定されている検索パターン名204
cである。他の検索パターン名については、該当する各
データレコード204の期間内利用回数204fの多い
順に表示される。この様子を図3(b)に示す。図3
(b)の例では、検索パターン名の表示優先順位は、
「トマト 日別」が最も高く、以下「ネギ 日別」、
「トマト 期間別」、「イチゴ 期間別」の順となって
いる。
されたユーザIDを持つユーザ(生産者)が過去の検索
で利用した検索条件を表す検索パターン名のうち、例え
ば前回利用した検索条件のパターン名が最優先で表示さ
れる。この表示優先順位が第1位の検索パターン名は、
生産者別品種マスタデータベース203に登録されてい
る該当するユーザ(生産者)の全データレコード204
の最終利用日204eの中で、日付が最も新しいデータ
レコード204に設定されている検索パターン名204
cである。他の検索パターン名については、該当する各
データレコード204の期間内利用回数204fの多い
順に表示される。この様子を図3(b)に示す。図3
(b)の例では、検索パターン名の表示優先順位は、
「トマト 日別」が最も高く、以下「ネギ 日別」、
「トマト 期間別」、「イチゴ 期間別」の順となって
いる。
【0033】検索パターンフィールド305に所望の検
索条件を示す検索パターン名が存在しない場合、ユーザ
(生産者)は生産者端末12を操作して検索条件入力画
面205上で検索条件を入力する。そのため、検索条件
入力画面205には、検索条件フィールド300が配置
されている。フィールド300は、検索の対象となる統
計データ(ここでは荷受実績データ)の検索対象期間の
開始日及び終了日を設定入力するための開始期間フィー
ルド301a及び終了期間フィールド301bと、品種
(品目)を選択入力するための品種フィールド302
と、検索した結果を日別に表示するか或いは期間別に表
示するかなど、表示区分を選択入力するための表示区分
フィールド303とからなる。また検索条件入力画面2
05には、検索開始を指示するための検索開始ボタン3
04が配置されている。
索条件を示す検索パターン名が存在しない場合、ユーザ
(生産者)は生産者端末12を操作して検索条件入力画
面205上で検索条件を入力する。そのため、検索条件
入力画面205には、検索条件フィールド300が配置
されている。フィールド300は、検索の対象となる統
計データ(ここでは荷受実績データ)の検索対象期間の
開始日及び終了日を設定入力するための開始期間フィー
ルド301a及び終了期間フィールド301bと、品種
(品目)を選択入力するための品種フィールド302
と、検索した結果を日別に表示するか或いは期間別に表
示するかなど、表示区分を選択入力するための表示区分
フィールド303とからなる。また検索条件入力画面2
05には、検索開始を指示するための検索開始ボタン3
04が配置されている。
【0034】ユーザ(生産者)が生産者端末12のキー
ボードまたはマウスを操作して、フィールド301a,
301b,302,303からなる検索条件フィールド
300に、所望の検索対象期間、品種、及び表示区分か
らなる検索条件を入力し、検索開始ボタン304を押す
と、その入力検索条件(指定検索条件)に基づく検索実
行がインターネット15を介してサーバ11aに要求さ
れる(ステップ207)。また、検索パターンフィール
ド305から過去に利用した所望の検索条件を示す検索
パターン名を選択して検索開始ボタン304を押して
も、検索実行がサーバ11aに要求される。ここでは、
選択されたパターン名の示す検索条件が検索条件フィー
ルド300に表示され、これによりユーザは自身の選択
した検索条件を確認できるようになっている。また、こ
の状態で、例えば開始期間フィールド301a及び終了
期間フィールド301bの設定内容を変更すること、つ
まり検索対象期間を変更することも可能である。
ボードまたはマウスを操作して、フィールド301a,
301b,302,303からなる検索条件フィールド
300に、所望の検索対象期間、品種、及び表示区分か
らなる検索条件を入力し、検索開始ボタン304を押す
と、その入力検索条件(指定検索条件)に基づく検索実
行がインターネット15を介してサーバ11aに要求さ
れる(ステップ207)。また、検索パターンフィール
ド305から過去に利用した所望の検索条件を示す検索
パターン名を選択して検索開始ボタン304を押して
も、検索実行がサーバ11aに要求される。ここでは、
選択されたパターン名の示す検索条件が検索条件フィー
ルド300に表示され、これによりユーザは自身の選択
した検索条件を確認できるようになっている。また、こ
の状態で、例えば開始期間フィールド301a及び終了
期間フィールド301bの設定内容を変更すること、つ
まり検索対象期間を変更することも可能である。
【0035】サーバ11aは生産者端末12からの検索
要求を受け付けると、指定検索条件に従って荷受実績デ
ータベース208から当該条件に合致する荷受実績デー
タを検索する検索処理(ステップ209)を行う。荷受
実績データベース208はサーバ11aの外部記憶装置
11bに保存されている。このデータベース208に
は、各生産者から集荷した農産物の数量、選果結果(等
階級別数量)が、日別、生産者別、品種別に記録されて
いる。ここでは、検索対象期間として「2001/02
/01〜2001/02/28」が、品種として「○太
郎トマト」が、表示区分とし「日別」が指定されたとす
ると、サーバ11aは、入力ユーザIDの生産者から2
000/02/01〜2000/02/28の期間内に
集出荷場10で荷受けした○太郎トマトの荷受実績デー
タ(ここでは日別の荷受実績データ)を検索し、検索結
果とする。もし、表示区分が「期間別」の場合には、指
定期間内の該当する荷受実績データを検索し、そのデー
タから予め定められた期間別の荷受実績データ(統計デ
ータ)を生成して、検索結果とすればよい。なお、後述
する出荷実績データベース708(図7参照)から市場
13への出荷実績を示すデータを検索することも可能で
ある。
要求を受け付けると、指定検索条件に従って荷受実績デ
ータベース208から当該条件に合致する荷受実績デー
タを検索する検索処理(ステップ209)を行う。荷受
実績データベース208はサーバ11aの外部記憶装置
11bに保存されている。このデータベース208に
は、各生産者から集荷した農産物の数量、選果結果(等
階級別数量)が、日別、生産者別、品種別に記録されて
いる。ここでは、検索対象期間として「2001/02
/01〜2001/02/28」が、品種として「○太
郎トマト」が、表示区分とし「日別」が指定されたとす
ると、サーバ11aは、入力ユーザIDの生産者から2
000/02/01〜2000/02/28の期間内に
集出荷場10で荷受けした○太郎トマトの荷受実績デー
タ(ここでは日別の荷受実績データ)を検索し、検索結
果とする。もし、表示区分が「期間別」の場合には、指
定期間内の該当する荷受実績データを検索し、そのデー
タから予め定められた期間別の荷受実績データ(統計デ
ータ)を生成して、検索結果とすればよい。なお、後述
する出荷実績データベース708(図7参照)から市場
13への出荷実績を示すデータを検索することも可能で
ある。
【0036】サーバ11aは、検索処理の結果、指定検
索条件に合致したデータが検索できたならば、その検索
結果を示す検索結果画面210を生成する。そしてサー
バ11aは、生成した検索結果画面210を生産者端末
12にダウンロードする(ステップ211)。これによ
り、生産者端末12に現在表示中の検索条件入力画面2
05上の検索結果表示エリア308に、検索結果画面2
10が表示される。ここでは、指定検索条件に合致した
データが検索できなかった場合には、その旨を通知する
検索結果画面210が表示される。
索条件に合致したデータが検索できたならば、その検索
結果を示す検索結果画面210を生成する。そしてサー
バ11aは、生成した検索結果画面210を生産者端末
12にダウンロードする(ステップ211)。これによ
り、生産者端末12に現在表示中の検索条件入力画面2
05上の検索結果表示エリア308に、検索結果画面2
10が表示される。ここでは、指定検索条件に合致した
データが検索できなかった場合には、その旨を通知する
検索結果画面210が表示される。
【0037】また、サーバ11aは、検索処理(ステッ
プ209)の結果、指定された検索条件に合致するデー
タが存在した場合には、当該検索条件で指定された品種
の履歴を更新する処理(ステップ212)を次のように
行う。即ちサーバ11aは、生産者別品種マスタデータ
ベース203に登録されている該当するユーザ(生産
者)のデータレコード204の最終利用日204eを現
在の日付に更新すると共に、期間内利用回数204fを
1だけカウントアップする更新処理を行う。なお、最終
利用日204e及び期間内利用回数204fの少なくと
も1つを更新しない設定をユーザ操作により生産者端末
12から選択できるようにしてもよい。
プ209)の結果、指定された検索条件に合致するデー
タが存在した場合には、当該検索条件で指定された品種
の履歴を更新する処理(ステップ212)を次のように
行う。即ちサーバ11aは、生産者別品種マスタデータ
ベース203に登録されている該当するユーザ(生産
者)のデータレコード204の最終利用日204eを現
在の日付に更新すると共に、期間内利用回数204fを
1だけカウントアップする更新処理を行う。なお、最終
利用日204e及び期間内利用回数204fの少なくと
も1つを更新しない設定をユーザ操作により生産者端末
12から選択できるようにしてもよい。
【0038】さて、検索条件入力画面205には、図3
(a)に示すように、検索条件登録を指示するためのチ
ェックボックス306が配置されている。このチェック
ボックス306は、初期状態(デフォルト)では選択状
態に設定されている。サーバ11aは、チェックボック
ス306が選択状態にあり、且つ検索に用いられた検索
条件が未登録の場合、例えば検索結果画面210のダウ
ンロード後に、当該検索条件が検索条件204dとして
設定されたデータレコード204を生産者別品種マスタ
データベース203に登録する。このデータレコード2
04の管理情報204aには指定品種が、検索パターン
名204cには検索に用いられた検索条件中の品種と表
示区分からなる検索パターン名が、最終利用日204e
には現在の日付が、そして期間内利用回数204fには
初期値1が、それぞれ設定されている。
(a)に示すように、検索条件登録を指示するためのチ
ェックボックス306が配置されている。このチェック
ボックス306は、初期状態(デフォルト)では選択状
態に設定されている。サーバ11aは、チェックボック
ス306が選択状態にあり、且つ検索に用いられた検索
条件が未登録の場合、例えば検索結果画面210のダウ
ンロード後に、当該検索条件が検索条件204dとして
設定されたデータレコード204を生産者別品種マスタ
データベース203に登録する。このデータレコード2
04の管理情報204aには指定品種が、検索パターン
名204cには検索に用いられた検索条件中の品種と表
示区分からなる検索パターン名が、最終利用日204e
には現在の日付が、そして期間内利用回数204fには
初期値1が、それぞれ設定されている。
【0039】検索条件入力画面205にはまた、検索サ
ービスの管理条件を設定することをサーバ11aに指示
するための条件設定ボタン307が配置されている。ユ
ーザがマウス等で条件設定ボタン307を選択する(押
す)と、図3(c)に示す条件設定画面310が表示さ
れる。この画面310には、利用回数期間を「7日間」
「30日間」「90日間」の中から選択するためのチェ
ックボックス311a〜311cと、設定された利用回
数期間を過ぎた場合に期間内利用回数をクリアするか否
かを指示(選択)するためのチェックボックス312
a,312bが配置されている。このチェックボックス
を選択的に使用して、利用回数期間と期間内利用回数ク
リアの有無を指定して、OKボタン313を押すと、サ
ーバ11aにより利用回数条件が設定される。具体的に
は、ユーザ指定の利用回数条件が、現在選択(入力)さ
れている検索条件の一部として、該当するデータレコー
ド204の検索条件204dに付加される。これによ
り、期間内利用回数クリアが指定された場合には、指定
の利用回数期間が経過する毎に、期間内利用回数204
fがクリアされる。また、期間内利用回数クリア無しが
指定された場合には、その時点における利用回数期間の
先頭日の利用回数分だけ期間内利用回数204fから減
じられる。そのため、期間内利用回数204fには、利
用回数期間内の日毎の利用回数も保持される。
ービスの管理条件を設定することをサーバ11aに指示
するための条件設定ボタン307が配置されている。ユ
ーザがマウス等で条件設定ボタン307を選択する(押
す)と、図3(c)に示す条件設定画面310が表示さ
れる。この画面310には、利用回数期間を「7日間」
「30日間」「90日間」の中から選択するためのチェ
ックボックス311a〜311cと、設定された利用回
数期間を過ぎた場合に期間内利用回数をクリアするか否
かを指示(選択)するためのチェックボックス312
a,312bが配置されている。このチェックボックス
を選択的に使用して、利用回数期間と期間内利用回数ク
リアの有無を指定して、OKボタン313を押すと、サ
ーバ11aにより利用回数条件が設定される。具体的に
は、ユーザ指定の利用回数条件が、現在選択(入力)さ
れている検索条件の一部として、該当するデータレコー
ド204の検索条件204dに付加される。これによ
り、期間内利用回数クリアが指定された場合には、指定
の利用回数期間が経過する毎に、期間内利用回数204
fがクリアされる。また、期間内利用回数クリア無しが
指定された場合には、その時点における利用回数期間の
先頭日の利用回数分だけ期間内利用回数204fから減
じられる。そのため、期間内利用回数204fには、利
用回数期間内の日毎の利用回数も保持される。
【0040】以上に述べたように、本実施形態において
は、ユーザ(生産者)の操作よる生産者端末(クライア
ント端末)12からの検索要求に対して、集出荷システ
ム11内のサーバ11aが自身の管理する出荷実績等の
統計データを検索するサービスを提供すると共に、ユー
ザが利用した検索条件を、期間内利用回数及び最終利用
日など利用頻度に関する情報も含めて履歴としてサーバ
11aに登録可能な構成とした。また本実施形態におい
ては、ユーザに対する検索サービスに際し、そのユーザ
の検索条件履歴から、例えば前回利用したもの、期間内
利用回数の多いものを優先的に表示して、そこから選択
できる構成とした。これにより、ユーザ操作による検索
条件の指定が容易に行えるようになった。
は、ユーザ(生産者)の操作よる生産者端末(クライア
ント端末)12からの検索要求に対して、集出荷システ
ム11内のサーバ11aが自身の管理する出荷実績等の
統計データを検索するサービスを提供すると共に、ユー
ザが利用した検索条件を、期間内利用回数及び最終利用
日など利用頻度に関する情報も含めて履歴としてサーバ
11aに登録可能な構成とした。また本実施形態におい
ては、ユーザに対する検索サービスに際し、そのユーザ
の検索条件履歴から、例えば前回利用したもの、期間内
利用回数の多いものを優先的に表示して、そこから選択
できる構成とした。これにより、ユーザ操作による検索
条件の指定が容易に行えるようになった。
【0041】次に、サーバ11aによる農産物における
等階級別の入荷予定数量の算出処理について、図4のシ
ーケンスチャート及び図5の表示画面例を参照して説明
する。
等階級別の入荷予定数量の算出処理について、図4のシ
ーケンスチャート及び図5の表示画面例を参照して説明
する。
【0042】ユーザ(ここでは、集出荷場10のオペレ
ータ)は、集出荷場10に入荷予定の農産物の予定数量
を品種毎に且つ等階級別に算出する必要がある場合、サ
ーバ11aの入力装置(キーボード等)を用いて、予定
数量算出に必要な条件の入力画面(算出条件入力画面)
の表示を要求するための操作を行う。これによりサーバ
11aに算出条件入力画面の要求が入力される(ステッ
プ401)。するとサーバ11aは、外部記憶装置11
bに保存されている算出条件マスタデータベース(品目
別等階級数量算出条件データベース)402を参照し、
その参照結果に基づいて算出条件入力画面(品目別等階
級数量算出条件入力画面)404を生成して、当該サー
バ11aの表示器に表示する表示処理(ステップ40
5)を行う。
ータ)は、集出荷場10に入荷予定の農産物の予定数量
を品種毎に且つ等階級別に算出する必要がある場合、サ
ーバ11aの入力装置(キーボード等)を用いて、予定
数量算出に必要な条件の入力画面(算出条件入力画面)
の表示を要求するための操作を行う。これによりサーバ
11aに算出条件入力画面の要求が入力される(ステッ
プ401)。するとサーバ11aは、外部記憶装置11
bに保存されている算出条件マスタデータベース(品目
別等階級数量算出条件データベース)402を参照し、
その参照結果に基づいて算出条件入力画面(品目別等階
級数量算出条件入力画面)404を生成して、当該サー
バ11aの表示器に表示する表示処理(ステップ40
5)を行う。
【0043】算出条件マスタデータベース402には、
集出荷場10で取り扱われる農産物の品種別入荷予定数
量算出条件を記録しているデータレコード(算出条件デ
ータレコード)403が、各品種(品目)について登録
されている。このレコード403は、品種を示す管理情
報403aと、ユーザID403bと、後述する算出パ
ターン名(算出条件名)403cと、当該算出パターン
名403cに固有の算出条件(品目別等階級数量算出条
件)403dと、最も最近に入荷予定数量算出機能を利
用した日付を示す最終利用日403eと、指定された期
間における入荷予定数量算出機能の利用回数を示す利用
回数403fとから構成される。
集出荷場10で取り扱われる農産物の品種別入荷予定数
量算出条件を記録しているデータレコード(算出条件デ
ータレコード)403が、各品種(品目)について登録
されている。このレコード403は、品種を示す管理情
報403aと、ユーザID403bと、後述する算出パ
ターン名(算出条件名)403cと、当該算出パターン
名403cに固有の算出条件(品目別等階級数量算出条
件)403dと、最も最近に入荷予定数量算出機能を利
用した日付を示す最終利用日403eと、指定された期
間における入荷予定数量算出機能の利用回数を示す利用
回数403fとから構成される。
【0044】算出条件入力画面404には、図5(a)
に示すように、算出パターン名を選択入力するための算
出パターンフィールド505、指定の算出条件での算出
開始を指示するための算出開始ボタン506及び登録ボ
タン507が配置されている。算出パターン名(算出条
件名)は、算出パターン登録画面520(図5(d)参
照)を利用して登録されたものである。この算出パター
ン登録画面520は登録ボタン507を押すことにより
表示される。
に示すように、算出パターン名を選択入力するための算
出パターンフィールド505、指定の算出条件での算出
開始を指示するための算出開始ボタン506及び登録ボ
タン507が配置されている。算出パターン名(算出条
件名)は、算出パターン登録画面520(図5(d)参
照)を利用して登録されたものである。この算出パター
ン登録画面520は登録ボタン507を押すことにより
表示される。
【0045】算出パターンフィールド505には、同一
ユーザの指示による過去の入荷予定数量算出処理で利用
された算出条件を表すパターン名(算出パターン名)の
うち、例えば前回利用した算出条件のパターン名が最優
先で表示される。この表示優先順位が第1位の算出パタ
ーン名は、算出条件マスタデータベース402に登録さ
れているユーザID403bが同一の全算出条件データ
レコード403の最終利用日403eの中で、日付が最
も新しいデータレコード403に設定されている算出パ
ターン名403cである。他の算出パターン名について
は、各算出条件データレコード403の利用回数403
fの多い順に表示される。この様子を図5(e)に示
す。
ユーザの指示による過去の入荷予定数量算出処理で利用
された算出条件を表すパターン名(算出パターン名)の
うち、例えば前回利用した算出条件のパターン名が最優
先で表示される。この表示優先順位が第1位の算出パタ
ーン名は、算出条件マスタデータベース402に登録さ
れているユーザID403bが同一の全算出条件データ
レコード403の最終利用日403eの中で、日付が最
も新しいデータレコード403に設定されている算出パ
ターン名403cである。他の算出パターン名について
は、各算出条件データレコード403の利用回数403
fの多い順に表示される。この様子を図5(e)に示
す。
【0046】算出パターンフィールド505に所望の算
出条件を示す算出パターン名が存在しない場合、ユーザ
(集出荷場10のオペレータ)はサーバ11aの入力装
置(キーボード、マウス等)を操作して算出条件入力画
面404上で算出条件を入力する。そのため、算出条件
入力画面404には、算出条件フィールド500が配置
されている。フィールド500は、入荷予定数量算出の
対象となる農産物の品種(品目)を選択入力するための
品種フィールド501と、当該フィールド501に品種
が入力された際に、その品種の入荷予定総数を表示する
ための予定総数フィールド502と、算出条件に利用す
る荷受実績の期間(参考データの期間)の開始日及び終
了日を設定入力するための開始期間フィールド503a
及び終了期間フィールド503bと、その期間フィール
ド503a及び503bで指定される期間の重みを選択
入力するための重みフィールド504とからなる。フィ
ールド503a及び503bとフィールド504とは組
をなしている。この組は3つ用意されている。この3つ
の組で指定される期間を期間#1,#2,#3と呼ぶ。
予定総数フィールド502に表示される入荷予定総数に
は、後述する品目別数量集計手段111によって各品種
毎に集計された結果のうち、品種フィールド501に入
力された品種についての集計結果(品目別出荷予定数
量)が用いられる。
出条件を示す算出パターン名が存在しない場合、ユーザ
(集出荷場10のオペレータ)はサーバ11aの入力装
置(キーボード、マウス等)を操作して算出条件入力画
面404上で算出条件を入力する。そのため、算出条件
入力画面404には、算出条件フィールド500が配置
されている。フィールド500は、入荷予定数量算出の
対象となる農産物の品種(品目)を選択入力するための
品種フィールド501と、当該フィールド501に品種
が入力された際に、その品種の入荷予定総数を表示する
ための予定総数フィールド502と、算出条件に利用す
る荷受実績の期間(参考データの期間)の開始日及び終
了日を設定入力するための開始期間フィールド503a
及び終了期間フィールド503bと、その期間フィール
ド503a及び503bで指定される期間の重みを選択
入力するための重みフィールド504とからなる。フィ
ールド503a及び503bとフィールド504とは組
をなしている。この組は3つ用意されている。この3つ
の組で指定される期間を期間#1,#2,#3と呼ぶ。
予定総数フィールド502に表示される入荷予定総数に
は、後述する品目別数量集計手段111によって各品種
毎に集計された結果のうち、品種フィールド501に入
力された品種についての集計結果(品目別出荷予定数
量)が用いられる。
【0047】ユーザ(集出荷場10のオペレータ)がサ
ーバ11aのキーボードまたはマウスを用いて、フィー
ルド501と、フィールド502と、3つのフィールド
503a及び503bの組と、3つのフィールド504
とからなる算出条件フィールド500に、算出の対象と
なる品種と、参考データ期間#1〜#3及びその期間#
1〜#3の重みw1〜w3(w1+w2+w3=1)と
を入力し、算出開始ボタン506を押す操作を行う。こ
れによりサーバ11aに、算出条件(指定算出条件)と
当該条件に基づく算出実行要求とが入力される(ステッ
プ406)。また、算出パターンフィールド505から
過去に利用した所望の算出条件を示す算出パターン名を
選択して算出開始ボタン506を押しても、算出実行要
求がサーバ11aに入力される。
ーバ11aのキーボードまたはマウスを用いて、フィー
ルド501と、フィールド502と、3つのフィールド
503a及び503bの組と、3つのフィールド504
とからなる算出条件フィールド500に、算出の対象と
なる品種と、参考データ期間#1〜#3及びその期間#
1〜#3の重みw1〜w3(w1+w2+w3=1)と
を入力し、算出開始ボタン506を押す操作を行う。こ
れによりサーバ11aに、算出条件(指定算出条件)と
当該条件に基づく算出実行要求とが入力される(ステッ
プ406)。また、算出パターンフィールド505から
過去に利用した所望の算出条件を示す算出パターン名を
選択して算出開始ボタン506を押しても、算出実行要
求がサーバ11aに入力される。
【0048】期間#1、例えば先日(先日とは、本日を
基準として最も最近に指定品種が入荷された日)の重み
w1を0.6、期間#2、例えば過去1週間の重みw2
を0.3、期間#3、例えば過去1ヶ月間の重みw3を
0.1とする場合の期間及び重みの設定例を図5(b)
に示す。
基準として最も最近に指定品種が入荷された日)の重み
w1を0.6、期間#2、例えば過去1週間の重みw2
を0.3、期間#3、例えば過去1ヶ月間の重みw3を
0.1とする場合の期間及び重みの設定例を図5(b)
に示す。
【0049】サーバ11aは、算出条件入力画面404
を利用したユーザの算出条件入力操作により算出条件と
算出実行要求が入力されると、当該算出条件とサーバ1
1aの外部記憶装置11bに保存されている荷受実績デ
ータベース208とに従って指定品種の各等階級別の入
荷予定数量を算出する算出処理(ステップ407)を行
う。この算出処理の詳細については後述する。
を利用したユーザの算出条件入力操作により算出条件と
算出実行要求が入力されると、当該算出条件とサーバ1
1aの外部記憶装置11bに保存されている荷受実績デ
ータベース208とに従って指定品種の各等階級別の入
荷予定数量を算出する算出処理(ステップ407)を行
う。この算出処理の詳細については後述する。
【0050】ステップ407での算出結果、即ち指定品
種の各等階級別の入荷予定数量算出結果は、サーバ11
aの外部記憶装置11bに保存されている荷受予定デー
タベース409に記録される。サーバ11aは、この算
出結果を表示するための算出結果画面410を当該サー
バ11aの表示器に表示する(ステップ411)。この
算出結果画面410の一例を図5(c)に示す。図中の
A,Bは等級を、L,M,Sは階級(サイズ)を示す。
種の各等階級別の入荷予定数量算出結果は、サーバ11
aの外部記憶装置11bに保存されている荷受予定デー
タベース409に記録される。サーバ11aは、この算
出結果を表示するための算出結果画面410を当該サー
バ11aの表示器に表示する(ステップ411)。この
算出結果画面410の一例を図5(c)に示す。図中の
A,Bは等級を、L,M,Sは階級(サイズ)を示す。
【0051】ユーザ(集出荷場10のオペレータ)は、
入力した算出条件を頻繁に使用する可能性がある場合、
サーバ11aのマウス等を操作して算出条件入力画面4
04上の登録ボタン507を押す。サーバ11aは、登
録ボタン507が押されたことを検出すると(ステップ
412)、図5(d)に示す算出パターン登録画面52
0を当該サーバ11aの表示器に表示する。この算出パ
ターン登録画面520には、算出パターンフィールド5
21が配置されている。ユーザがサーバ11aのキーボ
ード等を操作して、入力算出条件を示す算出パターン名
を算出パターンフィールド521に入力し、OKボタン
522を押すと、サーバ11aは算出パターン名及び算
出条件を含む算出条件データレコード403を作成して
算出条件マスタデータベース402に登録する処理(ス
テップ413)を行う。この算出条件データレコード4
03の管理情報403aには指定品種が、算出パターン
名403cには入力算出パターン名が、算出条件403
dには算出条件フィールド500で指定された算出条
件、即ち品種、予定総数、期間及び重みからなる算出条
件(品種は管理情報403aで指定されることから、必
ずしも算出条件403dに含める必要はない)が、最終
利用日403eには現在の日付が、そして利用回数40
3fには初期値1が、それぞれ設定されている。
入力した算出条件を頻繁に使用する可能性がある場合、
サーバ11aのマウス等を操作して算出条件入力画面4
04上の登録ボタン507を押す。サーバ11aは、登
録ボタン507が押されたことを検出すると(ステップ
412)、図5(d)に示す算出パターン登録画面52
0を当該サーバ11aの表示器に表示する。この算出パ
ターン登録画面520には、算出パターンフィールド5
21が配置されている。ユーザがサーバ11aのキーボ
ード等を操作して、入力算出条件を示す算出パターン名
を算出パターンフィールド521に入力し、OKボタン
522を押すと、サーバ11aは算出パターン名及び算
出条件を含む算出条件データレコード403を作成して
算出条件マスタデータベース402に登録する処理(ス
テップ413)を行う。この算出条件データレコード4
03の管理情報403aには指定品種が、算出パターン
名403cには入力算出パターン名が、算出条件403
dには算出条件フィールド500で指定された算出条
件、即ち品種、予定総数、期間及び重みからなる算出条
件(品種は管理情報403aで指定されることから、必
ずしも算出条件403dに含める必要はない)が、最終
利用日403eには現在の日付が、そして利用回数40
3fには初期値1が、それぞれ設定されている。
【0052】次に、入荷予定数量算出処理の詳細手順に
ついて図6のフローチャートを参照して説明する。まず
サーバ11aは、等階級ij(図5(c)の例では、i
j=AL,AM,…BMなど)を1つ設定する(ステッ
プ601)。
ついて図6のフローチャートを参照して説明する。まず
サーバ11aは、等階級ij(図5(c)の例では、i
j=AL,AM,…BMなど)を1つ設定する(ステッ
プ601)。
【0053】次にサーバ11aは、指定算出条件中の品
種、つまり指定品種について、期間#1における平均の
等階級ijの発生率G1を算出する(ステップ60
2)。この期間#1における平均の等階級ijの発生率
G1は、荷受実績データベース208に記録されている
品種別、日別の荷受実績、つまり等階級別荷受(入荷)
数量の実績のうち、期間#1に該当する指定品種の等階
級ijに関する日別の荷受実績をもとに算出されるもの
で、期間#1における指定品種の入荷総量に対し、等階
級ijとして選果された数量の割合である。
種、つまり指定品種について、期間#1における平均の
等階級ijの発生率G1を算出する(ステップ60
2)。この期間#1における平均の等階級ijの発生率
G1は、荷受実績データベース208に記録されている
品種別、日別の荷受実績、つまり等階級別荷受(入荷)
数量の実績のうち、期間#1に該当する指定品種の等階
級ijに関する日別の荷受実績をもとに算出されるもの
で、期間#1における指定品種の入荷総量に対し、等階
級ijとして選果された数量の割合である。
【0054】次にサーバ11aは、指定品種について、
ステップ602と同様にして、期間#2における平均の
等階級ijの発生率G2と、期間#3における平均の等
階級ijの発生率G3とを、それぞれ算出する(ステッ
プ603,604)。
ステップ602と同様にして、期間#2における平均の
等階級ijの発生率G2と、期間#3における平均の等
階級ijの発生率G3とを、それぞれ算出する(ステッ
プ603,604)。
【0055】次にサーバ11aは、期間#1〜#3にお
ける等階級ijの発生率G1〜G3の違いに、指定算出
条件中の重みw1〜w3による重み付けを行うことで、
次式に示す、指定品種の等階級ijの予定(予想)発生
率Gij Gij=G1×w1+G2×w2+G3×w3 を算出する(ステップ605)。これにより、例えばG
1=0.5(50%),G2=0.4(40%),G3
=0.35(35%)で、w1=0.6,w2=0.
3,w3=0.1である(つまり期間#1を最も重視す
る)ものとすると、Gij=0.455(=45.5
%)となる。
ける等階級ijの発生率G1〜G3の違いに、指定算出
条件中の重みw1〜w3による重み付けを行うことで、
次式に示す、指定品種の等階級ijの予定(予想)発生
率Gij Gij=G1×w1+G2×w2+G3×w3 を算出する(ステップ605)。これにより、例えばG
1=0.5(50%),G2=0.4(40%),G3
=0.35(35%)で、w1=0.6,w2=0.
3,w3=0.1である(つまり期間#1を最も重視す
る)ものとすると、Gij=0.455(=45.5
%)となる。
【0056】サーバ11aは、指定品種の等階級ijの
予定発生率Gijを算出すると、指定算出条件中の予定
総数に当該Gijを乗ずることにより等階級ijの入荷
予定数量を算出し、その等階級ijの入荷予定数量を、
現在の日付及び指定品種に対応付けて荷受予定データベ
ース409に記録する(ステップ606)。この等階級
ijの入荷予定数量の算出に用いられた、当該等階級i
jの予定(予想)発生率Gijは、算出日を基準とする
指定期間(ここでは期間#1〜#3の3つの期間)にお
ける指定品種の当該等階級ijの実際の発生率に基づき
求められたものであり、したがって算出日における指定
品種の当該等階級ijの発生率を高精度に表している。
したがって、算出された等階級ijの入荷予定数量の精
度も高い。
予定発生率Gijを算出すると、指定算出条件中の予定
総数に当該Gijを乗ずることにより等階級ijの入荷
予定数量を算出し、その等階級ijの入荷予定数量を、
現在の日付及び指定品種に対応付けて荷受予定データベ
ース409に記録する(ステップ606)。この等階級
ijの入荷予定数量の算出に用いられた、当該等階級i
jの予定(予想)発生率Gijは、算出日を基準とする
指定期間(ここでは期間#1〜#3の3つの期間)にお
ける指定品種の当該等階級ijの実際の発生率に基づき
求められたものであり、したがって算出日における指定
品種の当該等階級ijの発生率を高精度に表している。
したがって、算出された等階級ijの入荷予定数量の精
度も高い。
【0057】サーバ11aは、以上のステップ601〜
606の処理を、全ての等階級ijについて繰り返し実
行する(ステップ607)。
606の処理を、全ての等階級ijについて繰り返し実
行する(ステップ607)。
【0058】次に、サーバ11aによる農産物における
最適分荷数量の算出処理の概略について、図7のシーケ
ンスチャート、及び図8の表示画面例を参照して説明す
る。
最適分荷数量の算出処理の概略について、図7のシーケ
ンスチャート、及び図8の表示画面例を参照して説明す
る。
【0059】ユーザ(ここでは、集出荷場10のオペレ
ータ)は、集出荷場10に入荷(集荷)予定の農産物を
複数の市場13に分けて出荷(分荷)する際の品種(品
目)別、市場別の最適出荷予定数量(最適分荷数量)を
算出する必要がある場合、サーバ11aのキーボード等
を用いて、最適分荷数量算出に必要な条件の入力画面
(算出条件入力画面)の表示を要求するための操作を行
う。これによりサーバ11aに算出条件入力画面の要求
が入力される(ステップ701)。するとサーバ11a
は、外部記憶装置11bに保存されている算出条件マス
タデータベース(品目別分荷数量算出条件データベー
ス)702を参照し、その参照結果に基づいて算出条件
入力画面(品目別分荷数量算出条件入力画面)704を
生成して、当該サーバ11aの表示器に表示する表示処
理(ステップ705)を行う。
ータ)は、集出荷場10に入荷(集荷)予定の農産物を
複数の市場13に分けて出荷(分荷)する際の品種(品
目)別、市場別の最適出荷予定数量(最適分荷数量)を
算出する必要がある場合、サーバ11aのキーボード等
を用いて、最適分荷数量算出に必要な条件の入力画面
(算出条件入力画面)の表示を要求するための操作を行
う。これによりサーバ11aに算出条件入力画面の要求
が入力される(ステップ701)。するとサーバ11a
は、外部記憶装置11bに保存されている算出条件マス
タデータベース(品目別分荷数量算出条件データベー
ス)702を参照し、その参照結果に基づいて算出条件
入力画面(品目別分荷数量算出条件入力画面)704を
生成して、当該サーバ11aの表示器に表示する表示処
理(ステップ705)を行う。
【0060】算出条件マスタデータベース702には、
図4中の算出条件マスタデータベース402に登録され
ている算出条件データレコード703と同様のデータ構
造のデータレコード(算出条件データレコード)703
が、各品種(品目)について登録されている。このレコ
ード703は、集出荷場10で取り扱われる農産物の品
種別最適分荷数量の算出条件を記録するもので、品種
(品目)を示す管理情報703aと、ユーザID703
bと、後述する算出パターン名(算出条件名)703c
と、当該算出パターン名703cに固有の算出条件(品
目別分荷数量算出条件)703dと、最も最近に最適分
荷数量算出機能を利用した日付を示す最終利用日703
eと、指定された期間における最適分荷数量算出機能の
利用回数を示す利用回数703fとから構成される。
図4中の算出条件マスタデータベース402に登録され
ている算出条件データレコード703と同様のデータ構
造のデータレコード(算出条件データレコード)703
が、各品種(品目)について登録されている。このレコ
ード703は、集出荷場10で取り扱われる農産物の品
種別最適分荷数量の算出条件を記録するもので、品種
(品目)を示す管理情報703aと、ユーザID703
bと、後述する算出パターン名(算出条件名)703c
と、当該算出パターン名703cに固有の算出条件(品
目別分荷数量算出条件)703dと、最も最近に最適分
荷数量算出機能を利用した日付を示す最終利用日703
eと、指定された期間における最適分荷数量算出機能の
利用回数を示す利用回数703fとから構成される。
【0061】算出条件入力画面704には、図8(a)
に示すように、算出パターン名(算出条件名)を選択入
力するための算出パターンフィールド805、指定の算
出条件での算出開始を指示するための算出開始ボタン8
06及び登録ボタン807が配置されている。算出パタ
ーン名は、算出パターン登録画面820(図8(d)参
照)を利用して登録されたものである。この算出パター
ン登録画面820は登録ボタン807を押すことにより
表示される算出パターンフィールド805には、同一ユ
ーザの指示による過去の最適分荷数量算出処理で利用さ
れた算出条件を表すパターン名(算出パターン名)のう
ち、例えば前回利用した算出条件のパターン名が最優先
で表示される。この表示優先順位が第1位の算出パター
ン名は、算出条件マスタデータベース702に登録され
ているユーザID703bが同一の全算出条件データレ
コード703の最終利用日703eの中で、日付が最も
新しいデータレコード703に設定されている算出パタ
ーン名703cである。他の算出パターン名について
は、各算出条件データレコード703の利用回数703
fの多い順に表示される。この様子を図8(b)に示
す。
に示すように、算出パターン名(算出条件名)を選択入
力するための算出パターンフィールド805、指定の算
出条件での算出開始を指示するための算出開始ボタン8
06及び登録ボタン807が配置されている。算出パタ
ーン名は、算出パターン登録画面820(図8(d)参
照)を利用して登録されたものである。この算出パター
ン登録画面820は登録ボタン807を押すことにより
表示される算出パターンフィールド805には、同一ユ
ーザの指示による過去の最適分荷数量算出処理で利用さ
れた算出条件を表すパターン名(算出パターン名)のう
ち、例えば前回利用した算出条件のパターン名が最優先
で表示される。この表示優先順位が第1位の算出パター
ン名は、算出条件マスタデータベース702に登録され
ているユーザID703bが同一の全算出条件データレ
コード703の最終利用日703eの中で、日付が最も
新しいデータレコード703に設定されている算出パタ
ーン名703cである。他の算出パターン名について
は、各算出条件データレコード703の利用回数703
fの多い順に表示される。この様子を図8(b)に示
す。
【0062】算出パターンフィールド805に所望の算
出条件を示す算出パターン名が存在しない場合、ユーザ
(集出荷場10のオペレータ)はサーバ11aの入力装
置(キーボード、マウス等)を操作して算出条件入力画
面704上で算出条件を入力する。そのため、算出条件
入力画面704には、算出条件フィールド800が配置
されている。フィールド800は、最適分荷数量算出の
対象となる農産物の品種(品目)を選択入力するための
品種フィールド801と、分荷の対象とする出荷市場
(販売市場)を選択入力するための市場フィールド80
2と、参考とする仕切単価(フィールド802で選択入
力された市場で売れた値段)の算出に用いる日別の出荷
(販売)実績の期間(参考とする仕切単価の期間)を選
択指定するためのチェックボックス803a,803
b,803cと、フィールド802で選択入力された市
場の許容量の最大量(上限値)及び最小量(下限値)を
設定入力するための最大容量フィールド804a及び最
小容量フィールド804bと、後述する条件優先順位指
定フィールド808からなる。チェックボックス803
a,803b,803cは、参考単価期間として、それ
ぞれ先日(先日とは、本日を基準として最も最近に市場
に出荷された日),1週間,1ヶ月を選択指定するのに
用いられる。
出条件を示す算出パターン名が存在しない場合、ユーザ
(集出荷場10のオペレータ)はサーバ11aの入力装
置(キーボード、マウス等)を操作して算出条件入力画
面704上で算出条件を入力する。そのため、算出条件
入力画面704には、算出条件フィールド800が配置
されている。フィールド800は、最適分荷数量算出の
対象となる農産物の品種(品目)を選択入力するための
品種フィールド801と、分荷の対象とする出荷市場
(販売市場)を選択入力するための市場フィールド80
2と、参考とする仕切単価(フィールド802で選択入
力された市場で売れた値段)の算出に用いる日別の出荷
(販売)実績の期間(参考とする仕切単価の期間)を選
択指定するためのチェックボックス803a,803
b,803cと、フィールド802で選択入力された市
場の許容量の最大量(上限値)及び最小量(下限値)を
設定入力するための最大容量フィールド804a及び最
小容量フィールド804bと、後述する条件優先順位指
定フィールド808からなる。チェックボックス803
a,803b,803cは、参考単価期間として、それ
ぞれ先日(先日とは、本日を基準として最も最近に市場
に出荷された日),1週間,1ヶ月を選択指定するのに
用いられる。
【0063】フィールド802と、チェックボックス8
03a,803b,803cと、フィールド804a,
804bとの組は例えば10組用意されている。但し、
図では3組だけが表示されている様子が示されている。
残りの7組は画面をスクロール(上下スクロール)する
ことにより表示される。ここでは、算出条件入力画面7
04の上方に配置されるフィールド802で選択された
市場ほど出荷優先順位が高いものとする。この優先順位
を市場優先順位と呼ぶ。本実施形態では、最適分荷数量
算出に当たり、この市場優先順位と市場単価とのいずれ
を優先させるかを示す条件優先順位を、優先順位指定フ
ィールド808で指定することができる。また本実施形
態では、算出条件は、1品種につき等階級数分設定され
るものとする。但し、図8(a)の算出条件入力画面7
04では、便宜的に1つの等階級の算出条件のみが指定
可能なようなっている。
03a,803b,803cと、フィールド804a,
804bとの組は例えば10組用意されている。但し、
図では3組だけが表示されている様子が示されている。
残りの7組は画面をスクロール(上下スクロール)する
ことにより表示される。ここでは、算出条件入力画面7
04の上方に配置されるフィールド802で選択された
市場ほど出荷優先順位が高いものとする。この優先順位
を市場優先順位と呼ぶ。本実施形態では、最適分荷数量
算出に当たり、この市場優先順位と市場単価とのいずれ
を優先させるかを示す条件優先順位を、優先順位指定フ
ィールド808で指定することができる。また本実施形
態では、算出条件は、1品種につき等階級数分設定され
るものとする。但し、図8(a)の算出条件入力画面7
04では、便宜的に1つの等階級の算出条件のみが指定
可能なようなっている。
【0064】サーバ11aは、算出条件入力画面704
を利用した算出条件の入力操作により算出条件と算出実
行要求が入力されると、当該指定算出条件とサーバ11
aの外部記憶装置11bに保存されている出荷実績デー
タベース708とに従って指定品種の等階級別の最適分
荷数量を算出する算出処理(ステップ707)を行う。
この算出処理の詳細については後述する。
を利用した算出条件の入力操作により算出条件と算出実
行要求が入力されると、当該指定算出条件とサーバ11
aの外部記憶装置11bに保存されている出荷実績デー
タベース708とに従って指定品種の等階級別の最適分
荷数量を算出する算出処理(ステップ707)を行う。
この算出処理の詳細については後述する。
【0065】ステップ707での算出結果、即ち指定品
種の等階級別最適分荷数量算出結果は、サーバ11aの
外部記憶装置11bに保存されている出荷予定データベ
ース709に記録される。サーバ11aは、この算出結
果を表示するための算出結果画面710を当該サーバ1
1aの表示器に市場別に表示する(ステップ711)。
この算出結果画面810の一例を図8(c)に示す。
種の等階級別最適分荷数量算出結果は、サーバ11aの
外部記憶装置11bに保存されている出荷予定データベ
ース709に記録される。サーバ11aは、この算出結
果を表示するための算出結果画面710を当該サーバ1
1aの表示器に市場別に表示する(ステップ711)。
この算出結果画面810の一例を図8(c)に示す。
【0066】ユーザ(集出荷場10のオペレータ)は、
入力した算出条件を頻繁に使用する可能性がある場合、
サーバ11aのマウス等を操作して算出条件入力画面7
04上の登録ボタン807を押す。サーバ11aは登録
ボタン807が押されたことを検出すると(ステップ7
12)、図8(d)に示す算出パターン登録画面820
を当該サーバ11aの表示器に表示する。この算出パタ
ーン登録画面820には、算出パターンフィールド82
1が配置されている。ユーザがサーバ11aのキーボー
ド等を操作して、入力算出条件を示す算出パターン名を
算出パターンフィールド821に入力し、OKボタン8
22を押すと、サーバ11aは算出パターン名及び算出
条件を含む算出条件データレコード703を作成して算
出条件マスタデータベース702に登録する処理(ステ
ップ713)を行う。この算出条件データレコード70
3の管理情報703aには指定品種が、算出パターン名
703cには入力算出パターン名が、算出条件703d
には算出条件フィールド800で指定された算出条件、
即ち品種、市場、参考単価期間、及び市場許容量からな
る算出条件(品種は管理情報703aで指定されること
から、必ずしも算出条件703dに含める必要はない)
が、最終利用日703eには現在の日付が、そして利用
回数703fには初期値1が、それぞれ設定されてい
る。
入力した算出条件を頻繁に使用する可能性がある場合、
サーバ11aのマウス等を操作して算出条件入力画面7
04上の登録ボタン807を押す。サーバ11aは登録
ボタン807が押されたことを検出すると(ステップ7
12)、図8(d)に示す算出パターン登録画面820
を当該サーバ11aの表示器に表示する。この算出パタ
ーン登録画面820には、算出パターンフィールド82
1が配置されている。ユーザがサーバ11aのキーボー
ド等を操作して、入力算出条件を示す算出パターン名を
算出パターンフィールド821に入力し、OKボタン8
22を押すと、サーバ11aは算出パターン名及び算出
条件を含む算出条件データレコード703を作成して算
出条件マスタデータベース702に登録する処理(ステ
ップ713)を行う。この算出条件データレコード70
3の管理情報703aには指定品種が、算出パターン名
703cには入力算出パターン名が、算出条件703d
には算出条件フィールド800で指定された算出条件、
即ち品種、市場、参考単価期間、及び市場許容量からな
る算出条件(品種は管理情報703aで指定されること
から、必ずしも算出条件703dに含める必要はない)
が、最終利用日703eには現在の日付が、そして利用
回数703fには初期値1が、それぞれ設定されてい
る。
【0067】次に、最適分荷数量算出処理の詳細につい
て図9乃至図11を参照して説明する。図9は集出荷シ
ステム11を実現するサーバ11aの最適分荷数量算出
機能を中心とする機能ブロック構成図である。図9にお
いて、各生産者端末12の出荷予定数量入力手段121
は、当該生産者端末12の入力装置を用いた生産者の入
力操作に応じて、出荷予定の農産物の品目(品種)別出
荷予定数量のデータを生成し、インターネット15を介
してサーバ11aに送信する。
て図9乃至図11を参照して説明する。図9は集出荷シ
ステム11を実現するサーバ11aの最適分荷数量算出
機能を中心とする機能ブロック構成図である。図9にお
いて、各生産者端末12の出荷予定数量入力手段121
は、当該生産者端末12の入力装置を用いた生産者の入
力操作に応じて、出荷予定の農産物の品目(品種)別出
荷予定数量のデータを生成し、インターネット15を介
してサーバ11aに送信する。
【0068】サーバ11aの品目別数量集計手段111
は、生産者端末12の出荷予定数量入力手段121から
送信された品目別出荷予定数量のデータを受信する。そ
して品目別数量集計手段111は、受信した出荷(荷
受)予定数量と同一品目の出荷(荷受)予定数量が荷受
予定データベース409に既に格納されているならば、
両予定数量を加算して、その加算結果で荷受予定データ
ベース409内の元の予定数量を更新する。つまり品目
別数量集計手段111は、生産者端末12の出荷予定数
量入力手段121から送信された品目別出荷予定数量を
同一品目別に集計して荷受予定データベース409に格
納する。なお、各生産者の生産者端末12からの品目別
出荷予定数量の送信に代えて、各生産者の品目別出荷予
定数量をファクシミリ送信、或いは電話により集出荷場
10にて受け付け、その数量を、集出荷場10(内のサ
ーバ11a)のオペレータがキーボード等の操作により
入力するようにしても構わない。但し、集出荷場10の
オペレータの負担が増加する。
は、生産者端末12の出荷予定数量入力手段121から
送信された品目別出荷予定数量のデータを受信する。そ
して品目別数量集計手段111は、受信した出荷(荷
受)予定数量と同一品目の出荷(荷受)予定数量が荷受
予定データベース409に既に格納されているならば、
両予定数量を加算して、その加算結果で荷受予定データ
ベース409内の元の予定数量を更新する。つまり品目
別数量集計手段111は、生産者端末12の出荷予定数
量入力手段121から送信された品目別出荷予定数量を
同一品目別に集計して荷受予定データベース409に格
納する。なお、各生産者の生産者端末12からの品目別
出荷予定数量の送信に代えて、各生産者の品目別出荷予
定数量をファクシミリ送信、或いは電話により集出荷場
10にて受け付け、その数量を、集出荷場10(内のサ
ーバ11a)のオペレータがキーボード等の操作により
入力するようにしても構わない。但し、集出荷場10の
オペレータの負担が増加する。
【0069】集出荷場10(内のサーバ11a)のオペ
レータは、予め定められた品目別数量集計締切時刻を過
ぎると、キーボード等の操作により品目別等階級数量算
出手段112により品目別等階級数量を作成するための
指示を入力する。これにより品目別等階級数量算出手段
112は起動される。なお、上記締切時刻の到来に応じ
て自動的に品目別等階級数量算出手段112が起動され
る構成とすることも可能である。この場合、集出荷場1
0或いは市場13が開かれているか否かを示すカレンダ
情報も利用するとよい。
レータは、予め定められた品目別数量集計締切時刻を過
ぎると、キーボード等の操作により品目別等階級数量算
出手段112により品目別等階級数量を作成するための
指示を入力する。これにより品目別等階級数量算出手段
112は起動される。なお、上記締切時刻の到来に応じ
て自動的に品目別等階級数量算出手段112が起動され
る構成とすることも可能である。この場合、集出荷場1
0或いは市場13が開かれているか否かを示すカレンダ
情報も利用するとよい。
【0070】品目別等階級数量算出手段112は、品目
別数量集計手段111により集計された各品目別出荷予
定数量をそれぞれ予定総数とし、図4のシーケンスチャ
ートを参照して説明した指定品種(品目)の等階級別入
荷予定数量の算出処理(ステップ407)と同様の手続
により、品目別の等階級数量(等階級別出荷予定数量)
を算出する。この品目別の等階級数量の算出には、品目
別等階級発生率実績算出手段113により算出される品
目別等階級発生率が用いられる。品目別等階級発生率実
績算出手段113は、算出条件マスタデータベース40
2に保存されている各品目毎の算出条件データレコード
403中の算出条件403dで指定される、参考データ
の期間及び当該期間毎の重みと、荷受実績データベース
208とをもとに、図6のフローチャート中のステップ
602〜605と同様の手続により品目別等階級発生率
を算出する。
別数量集計手段111により集計された各品目別出荷予
定数量をそれぞれ予定総数とし、図4のシーケンスチャ
ートを参照して説明した指定品種(品目)の等階級別入
荷予定数量の算出処理(ステップ407)と同様の手続
により、品目別の等階級数量(等階級別出荷予定数量)
を算出する。この品目別の等階級数量の算出には、品目
別等階級発生率実績算出手段113により算出される品
目別等階級発生率が用いられる。品目別等階級発生率実
績算出手段113は、算出条件マスタデータベース40
2に保存されている各品目毎の算出条件データレコード
403中の算出条件403dで指定される、参考データ
の期間及び当該期間毎の重みと、荷受実績データベース
208とをもとに、図6のフローチャート中のステップ
602〜605と同様の手続により品目別等階級発生率
を算出する。
【0071】品目別等階級数量算出手段112は、品目
別等階級発生率実績算出手段113により算出された品
目別等階級発生率をもとに、図6のフローチャート中の
ステップ606と同様の処理を行って、品目別等階級数
量を算出する。
別等階級発生率実績算出手段113により算出された品
目別等階級発生率をもとに、図6のフローチャート中の
ステップ606と同様の処理を行って、品目別等階級数
量を算出する。
【0072】品目別等階級数量算出手段112により品
目別等階級数量が算出されると、品目別最適分荷数量算
出手段114が起動される。品目別最適分荷数量算出手
段114は、品目別等階級数量算出手段112により算
出された品目別等階級数量(品目別等階級別出荷予定数
量)から、市場別の最適な品目別分荷数量を算出する。
この算出処理の手順については後述する。
目別等階級数量が算出されると、品目別最適分荷数量算
出手段114が起動される。品目別最適分荷数量算出手
段114は、品目別等階級数量算出手段112により算
出された品目別等階級数量(品目別等階級別出荷予定数
量)から、市場別の最適な品目別分荷数量を算出する。
この算出処理の手順については後述する。
【0073】市場別の最適な品目別分荷数量の算出に
は、品目別分荷条件作成手段115により作成される品
目別市場別分荷条件も用いられる。品目別分荷条件作成
手段115は、算出条件マスタデータベース702に保
存されている各品目毎の算出条件データレコード703
中の算出条件703dで指定される算出条件に従い、品
目別に等階級別市場別分荷条件を作成する。即ち品目別
分荷条件作成手段115は、前記した参考とする仕切単
価の期間における品目別等階級別市場別平均単価(平均
仕切単価)を、品目別等階級別市場別出荷実績データが
保存されている出荷実績データベース708に基づいて
算出する。なお、本実施形態では、品目別等階級別市場
別平均単価には該当する品目の農産物を市場に運送する
のに要する当該農産物1個当たりの運賃が反映されてい
る。つまり品目別等階級別市場別平均単価は、運賃引き
後単価である。ここでは、運賃には、品目及び市場毎に
予め定められた値が用いられるものとするが、ユーザに
より設定可能な構成としても構わない。
は、品目別分荷条件作成手段115により作成される品
目別市場別分荷条件も用いられる。品目別分荷条件作成
手段115は、算出条件マスタデータベース702に保
存されている各品目毎の算出条件データレコード703
中の算出条件703dで指定される算出条件に従い、品
目別に等階級別市場別分荷条件を作成する。即ち品目別
分荷条件作成手段115は、前記した参考とする仕切単
価の期間における品目別等階級別市場別平均単価(平均
仕切単価)を、品目別等階級別市場別出荷実績データが
保存されている出荷実績データベース708に基づいて
算出する。なお、本実施形態では、品目別等階級別市場
別平均単価には該当する品目の農産物を市場に運送する
のに要する当該農産物1個当たりの運賃が反映されてい
る。つまり品目別等階級別市場別平均単価は、運賃引き
後単価である。ここでは、運賃には、品目及び市場毎に
予め定められた値が用いられるものとするが、ユーザに
より設定可能な構成としても構わない。
【0074】品目別分荷条件作成手段115は、算出し
た品目別等階級別市場別平均単価の他に、算出条件70
3dで指定される各市場の許容量、算出条件703dで
指定される市場優先順位、集出荷場10から市場13へ
の運送に用いることができるトラックの容量、及び条件
優先順位を含む分荷条件を作成する。ここでは、トラッ
クの容量は市場別に予め設定されているものとするが、
オペレータにより入力可能な構成としてもよい。条件優
先順位は、分荷条件中の品目別等階級別市場別平均単価
と市場優先順位のいずれを優先させて最適分荷数量を算
出するかを示す。この条件優先順位は、図8の算出条件
入力画面704上の優先順位指定フィールド808で指
定される。ここでは、条件優先順位は品目別等階級別に
指定されるものとする。
た品目別等階級別市場別平均単価の他に、算出条件70
3dで指定される各市場の許容量、算出条件703dで
指定される市場優先順位、集出荷場10から市場13へ
の運送に用いることができるトラックの容量、及び条件
優先順位を含む分荷条件を作成する。ここでは、トラッ
クの容量は市場別に予め設定されているものとするが、
オペレータにより入力可能な構成としてもよい。条件優
先順位は、分荷条件中の品目別等階級別市場別平均単価
と市場優先順位のいずれを優先させて最適分荷数量を算
出するかを示す。この条件優先順位は、図8の算出条件
入力画面704上の優先順位指定フィールド808で指
定される。ここでは、条件優先順位は品目別等階級別に
指定されるものとする。
【0075】品目別最適分荷数量算出手段114により
市場別の最適な品目別分荷数量(品目別等階級別分荷数
量)が算出されると、品目別分荷結果通知手段116が
起動される。品目別分荷結果通知手段116は、品目別
最適分荷数量算出手段114により算出された品目別分
荷数量(品目別等階級別の出荷予定数量)を、それぞれ
該当する市場13毎に、その市場13の市場端末14に
対してインターネット15経由で送信する。市場端末1
4は、例えばWebブラウザを用いて実現される出荷数
量表示手段141を有している。市場端末14の出荷数
量表示手段141は、サーバ11aの品目別分荷結果通
知手段116から送信された品目別等階級別出荷予定数
量を、当該市場端末14の表示器に表示する。なお、品
目別等階級別分荷数量が電子メールにより市場端末14
に送信される構成であっても構わない。
市場別の最適な品目別分荷数量(品目別等階級別分荷数
量)が算出されると、品目別分荷結果通知手段116が
起動される。品目別分荷結果通知手段116は、品目別
最適分荷数量算出手段114により算出された品目別分
荷数量(品目別等階級別の出荷予定数量)を、それぞれ
該当する市場13毎に、その市場13の市場端末14に
対してインターネット15経由で送信する。市場端末1
4は、例えばWebブラウザを用いて実現される出荷数
量表示手段141を有している。市場端末14の出荷数
量表示手段141は、サーバ11aの品目別分荷結果通
知手段116から送信された品目別等階級別出荷予定数
量を、当該市場端末14の表示器に表示する。なお、品
目別等階級別分荷数量が電子メールにより市場端末14
に送信される構成であっても構わない。
【0076】次に、品目別最適分荷数量算出手段114
による市場別の品目別等階級別分荷数量の算出処理の詳
細手順について、図10及び図11のフローチャートを
参照して説明する。まず、本実施形態では、各市場13
毎に、その市場13への出荷に用いられるトラックの容
量が決まっているものとする。
による市場別の品目別等階級別分荷数量の算出処理の詳
細手順について、図10及び図11のフローチャートを
参照して説明する。まず、本実施形態では、各市場13
毎に、その市場13への出荷に用いられるトラックの容
量が決まっているものとする。
【0077】品目別最適分荷数量算出手段114は、あ
る対象品目の最適な等階級別分荷数量を算出する場合、
その品目の算出条件データレコード703中の算出条件
703dに従い、出荷の対象とする市場13を複数選択
し、選択した各市場13(以下、市場kと称する)のト
ラック容量をそれぞれTCkとして設定する(ステップ
A1)。
る対象品目の最適な等階級別分荷数量を算出する場合、
その品目の算出条件データレコード703中の算出条件
703dに従い、出荷の対象とする市場13を複数選択
し、選択した各市場13(以下、市場kと称する)のト
ラック容量をそれぞれTCkとして設定する(ステップ
A1)。
【0078】次に算出手段114は、等階級ijを選択
し、その等階級ijについての各市場kへの分荷数量D
kを初期値0に設定する(ステップA2)。次に算出手
段114は、選択した等階級ijについての(上記算出
条件703dで示されている)各市場kの許容量をそれ
ぞれ実許容量RPkとして設定する(ステップA3)。
また算出手段114は、品目別等階級数量算出手段11
2により算出された等階級ijの対象品目の入荷予定数
量を出荷可能数量SEとして設定する(ステップA
4)。
し、その等階級ijについての各市場kへの分荷数量D
kを初期値0に設定する(ステップA2)。次に算出手
段114は、選択した等階級ijについての(上記算出
条件703dで示されている)各市場kの許容量をそれ
ぞれ実許容量RPkとして設定する(ステップA3)。
また算出手段114は、品目別等階級数量算出手段11
2により算出された等階級ijの対象品目の入荷予定数
量を出荷可能数量SEとして設定する(ステップA
4)。
【0079】次に算出手段114は、市場優先順位と単
価のうち、いずれの方が条件優先順位が高いかを判定
し、条件優先順位が高い方をMに、低い方をNに設定す
る(ステップA5)。そして算出手段114はMをもと
に各市場kの配分順位(1回目配分順位)を決定する
(ステップA6)。
価のうち、いずれの方が条件優先順位が高いかを判定
し、条件優先順位が高い方をMに、低い方をNに設定す
る(ステップA5)。そして算出手段114はMをもと
に各市場kの配分順位(1回目配分順位)を決定する
(ステップA6)。
【0080】次に算出手段114は、決定された1回目
配分順位に従って順位の高い方から順に市場kを1つ選
択する(ステップA7)。そして算出手段114は、選
択した市場kの実許容量RPkと当該市場kのトラック
容量TCkとを比較し(ステップA8)、RPk>TC
kであるならば、更に現時点における出荷可能数量SE
と市場kのトラック容量TCkとを比較する(ステップ
A9)。
配分順位に従って順位の高い方から順に市場kを1つ選
択する(ステップA7)。そして算出手段114は、選
択した市場kの実許容量RPkと当該市場kのトラック
容量TCkとを比較し(ステップA8)、RPk>TC
kであるならば、更に現時点における出荷可能数量SE
と市場kのトラック容量TCkとを比較する(ステップ
A9)。
【0081】ステップA9での比較の結果、SE>TC
kであるならば、つまり市場kのトラック容量TCkが
SE及びRPkより小さいならば、算出手段114は当
該トラック容量TCk分を市場kに配分する(ステップ
A10)。そして算出手段114は、等階級ijについ
ての市場kへの分荷数量Dk(初期値0)をTCkだけ
更新(増加)し(ステップA11)、しかる後に出荷可
能数量SE及び市場kの実許容量RPkを、ステップA
10で配分した分、即ちTCk分だけ更新(減少)する
(ステップA12)。
kであるならば、つまり市場kのトラック容量TCkが
SE及びRPkより小さいならば、算出手段114は当
該トラック容量TCk分を市場kに配分する(ステップ
A10)。そして算出手段114は、等階級ijについ
ての市場kへの分荷数量Dk(初期値0)をTCkだけ
更新(増加)し(ステップA11)、しかる後に出荷可
能数量SE及び市場kの実許容量RPkを、ステップA
10で配分した分、即ちTCk分だけ更新(減少)する
(ステップA12)。
【0082】次に算出手段114は、以上のステップA
7以降の処理を、選択した複数の市場について全て実行
したか否かを判定し(ステップA13)、未実行の市場
kが残っているならばステップA7以降の処理を実行す
る。
7以降の処理を、選択した複数の市場について全て実行
したか否かを判定し(ステップA13)、未実行の市場
kが残っているならばステップA7以降の処理を実行す
る。
【0083】一方、上記ステップA8でRPk≦TCk
であると判定された場合、算出手段114はステップA
9と同様の処理、即ち出荷可能数量SEと市場kの実許
容量RPkとを比較する処理を行う(ステップB1
2)。もし、SE>RPkであるならば、つまり市場k
の実許容量RPkがSE及びTCkより小さいならば、
算出手段114は当該実許容量分RPkを市場kに配分
する(ステップB13)。そして算出手段114は、等
階級ijについての市場kへの分荷数量DkをRPkだ
け更新(増加)し(ステップB14)、しかる後に出荷
可能数量SE及び市場kの実許容量RPkを、ステップ
A10で配分した分、即ちRPk分だけ更新(減少)す
る(ステップB15)。次に算出手段114は、上記ス
テップA13の判定処理に進む。
であると判定された場合、算出手段114はステップA
9と同様の処理、即ち出荷可能数量SEと市場kの実許
容量RPkとを比較する処理を行う(ステップB1
2)。もし、SE>RPkであるならば、つまり市場k
の実許容量RPkがSE及びTCkより小さいならば、
算出手段114は当該実許容量分RPkを市場kに配分
する(ステップB13)。そして算出手段114は、等
階級ijについての市場kへの分荷数量DkをRPkだ
け更新(増加)し(ステップB14)、しかる後に出荷
可能数量SE及び市場kの実許容量RPkを、ステップ
A10で配分した分、即ちRPk分だけ更新(減少)す
る(ステップB15)。次に算出手段114は、上記ス
テップA13の判定処理に進む。
【0084】また、上記ステップA9でSE≦TCkで
あると判定された場合、つまり現時点における出荷可能
数量SEがTCk及びRPkより小さい場合には、算出
手段114は当該出荷可能数量SEを市場kに配分する
(ステップB9)。また、上記ステップB12でSE≦
RPkであると判定された場合にも、現時点における出
荷可能数量SEがTCk及びRPkより小さいことか
ら、算出手段114は上記ステップB9を実行して、当
該出荷可能数量SE分を全て市場kに配分する。
あると判定された場合、つまり現時点における出荷可能
数量SEがTCk及びRPkより小さい場合には、算出
手段114は当該出荷可能数量SEを市場kに配分する
(ステップB9)。また、上記ステップB12でSE≦
RPkであると判定された場合にも、現時点における出
荷可能数量SEがTCk及びRPkより小さいことか
ら、算出手段114は上記ステップB9を実行して、当
該出荷可能数量SE分を全て市場kに配分する。
【0085】算出手段114はステップB9を実行する
と、等階級ijについての市場kへの分荷数量DkをS
Eだけ更新(増加)する(ステップB10)。そして算
出手段114は、等階級ijについての入荷予定数量を
全て配分し終えたことから、全ての等階級ijについて
実行したか否かを判定し(ステップB11)、未実行の
等階級ijが残っているならばステップA2以降の処理
を実行する。
と、等階級ijについての市場kへの分荷数量DkをS
Eだけ更新(増加)する(ステップB10)。そして算
出手段114は、等階級ijについての入荷予定数量を
全て配分し終えたことから、全ての等階級ijについて
実行したか否かを判定し(ステップB11)、未実行の
等階級ijが残っているならばステップA2以降の処理
を実行する。
【0086】さて算出手段114は、ステップA7以降
の処理を、選択した複数の市場について全て実行した結
果、ステップA13の判定結果がYESとなった場合、
ステップB1に進む。算出手段114は、このステップ
B1において、ステップA5で設定したNをもとに各市
場kの配分順位(2回目配分順位)を決定する(ステッ
プB1)。
の処理を、選択した複数の市場について全て実行した結
果、ステップA13の判定結果がYESとなった場合、
ステップB1に進む。算出手段114は、このステップ
B1において、ステップA5で設定したNをもとに各市
場kの配分順位(2回目配分順位)を決定する(ステッ
プB1)。
【0087】次に算出手段114は、決定された2回目
配分順位に従って順位の高い方から順に市場kを1つ選
択する(ステップB2)。この2回目配分順位に従う出
荷可能数量SEの配分では、以下に述べるように、1回
目路配分順位に従う出荷可能数量SEの配分とは異なっ
てトラック容量TCkは無視される。
配分順位に従って順位の高い方から順に市場kを1つ選
択する(ステップB2)。この2回目配分順位に従う出
荷可能数量SEの配分では、以下に述べるように、1回
目路配分順位に従う出荷可能数量SEの配分とは異なっ
てトラック容量TCkは無視される。
【0088】算出手段114は、市場kを選択すると、
その選択した市場kの実許容量RPkと現時点における
出荷可能数量SEとを比較する上記ステップB12と同
様の処理を行う(ステップB3)。ステップB3での比
較の結果、SE>RPkであるならば、算出手段114
は上記ステップB13と同様に、当該RPk(実許容
量)分を市場kに配分する(ステップB4)。そして算
出手段114は、等階級ijについての市場kへの分荷
数量DkをRPkだけ更新(増加)し(ステップB
5)、しかる後に出荷可能数量SE及び市場kの実許容
量RPkを、ステップB5で配分した分、即ちRPk分
だけ更新(減少)する(ステップB6)。
その選択した市場kの実許容量RPkと現時点における
出荷可能数量SEとを比較する上記ステップB12と同
様の処理を行う(ステップB3)。ステップB3での比
較の結果、SE>RPkであるならば、算出手段114
は上記ステップB13と同様に、当該RPk(実許容
量)分を市場kに配分する(ステップB4)。そして算
出手段114は、等階級ijについての市場kへの分荷
数量DkをRPkだけ更新(増加)し(ステップB
5)、しかる後に出荷可能数量SE及び市場kの実許容
量RPkを、ステップB5で配分した分、即ちRPk分
だけ更新(減少)する(ステップB6)。
【0089】次に算出手段114は、以上のステップB
2以降の処理を、選択した複数の市場について全て実行
したか否かを判定し(ステップB7)、未実行の市場k
が残っているならばステップB2以降の処理を実行す
る。
2以降の処理を、選択した複数の市場について全て実行
したか否かを判定し(ステップB7)、未実行の市場k
が残っているならばステップB2以降の処理を実行す
る。
【0090】一方、上記ステップA8でSE≦RPkで
あると判定された場合には、算出手段114は、上記ス
テップA9でSE≦TCk(SE,RPk≦TCk)で
あると判定された場合、或いは上記ステップB12でS
E≦RPkであると判定された場合と同一の処理、即ち
出荷可能数量SE分を全て市場kに配分する処理を行う
(ステップB9)。以降、算出手段114は上記ステッ
プB10を経てステップB11の判定処理を行い、全て
の等階級ijについて実行しているならば、一連の市場
別の品目別等階級別分荷数量の算出処理を終了する。
あると判定された場合には、算出手段114は、上記ス
テップA9でSE≦TCk(SE,RPk≦TCk)で
あると判定された場合、或いは上記ステップB12でS
E≦RPkであると判定された場合と同一の処理、即ち
出荷可能数量SE分を全て市場kに配分する処理を行う
(ステップB9)。以降、算出手段114は上記ステッ
プB10を経てステップB11の判定処理を行い、全て
の等階級ijについて実行しているならば、一連の市場
別の品目別等階級別分荷数量の算出処理を終了する。
【0091】また、上記ステップB7の判定処理で、選
択した複数の市場について全て実行したものと判定され
た場合、つまり選択した複数の市場の許容量の合計が入
荷予定数量より少ないために、この入荷予定数量を、選
択した全市場に配分しても配分しきれないと判定された
場合、算出手段114は以下に述べる再配分処理(ステ
ップB8)を行う。ここでは、出荷の対象とする市場を
1つまたは2つ追加し、その追加市場を含む全市場を対
象に、上記ステップA1以降の処理を再度実行する。ま
た、追加市場を含む全市場のうちのユーザにより指定さ
れる市場のみを対象に、例えば算出された分荷数量が既
に通知済みの市場を除く市場を対象に、上記ステップA
1以降の処理を再度実行することも可能である。この場
合、入荷予定数量には、再配分処理の対象とならない市
場への分荷数量を減じた値を用いる。
択した複数の市場について全て実行したものと判定され
た場合、つまり選択した複数の市場の許容量の合計が入
荷予定数量より少ないために、この入荷予定数量を、選
択した全市場に配分しても配分しきれないと判定された
場合、算出手段114は以下に述べる再配分処理(ステ
ップB8)を行う。ここでは、出荷の対象とする市場を
1つまたは2つ追加し、その追加市場を含む全市場を対
象に、上記ステップA1以降の処理を再度実行する。ま
た、追加市場を含む全市場のうちのユーザにより指定さ
れる市場のみを対象に、例えば算出された分荷数量が既
に通知済みの市場を除く市場を対象に、上記ステップA
1以降の処理を再度実行することも可能である。この場
合、入荷予定数量には、再配分処理の対象とならない市
場への分荷数量を減じた値を用いる。
【0092】以上に述べた、図10及び図11のフロー
チャートに従う品目別等階級別分荷数量算出処理の具体
例について、等階級ijについての入荷予定数量が20
00箱、対象となる市場がA市場、B市場、C市場の3
つの場合を例に、簡単に説明する。
チャートに従う品目別等階級別分荷数量算出処理の具体
例について、等階級ijについての入荷予定数量が20
00箱、対象となる市場がA市場、B市場、C市場の3
つの場合を例に、簡単に説明する。
【0093】まず、ある品目のある等階級ijのA市
場、B市場、C市場での単価(仕切単価)、許容量、市
場優先順位、及びトラック容量、条件優先順位を図12
(a)に示す。この図12(a)の例では、条件優先順
位は、市場優先順位>単価である。
場、B市場、C市場での単価(仕切単価)、許容量、市
場優先順位、及びトラック容量、条件優先順位を図12
(a)に示す。この図12(a)の例では、条件優先順
位は、市場優先順位>単価である。
【0094】算出手段114は、市場優先順位>単価の
場合、1回目の配分順位を市場優先順位に基づいて決定
する(ステップA6)。ここでは、市場優先順位は高い
方からA市場(第1位)→B市場(第2位)→C市場
(第3位)の順であることから、1回目の配分順位はA
市場→B市場→C市場の順となる。また、2回目の配分
順位は、単価に基づいて決定される(ステップB1)。
ここでは、A市場、B市場、C市場での(運賃を反映し
た)単価(仕切単価)が、それぞれ100円、110
円、120円であることから、C市場→B市場→A市場
の順となる。
場合、1回目の配分順位を市場優先順位に基づいて決定
する(ステップA6)。ここでは、市場優先順位は高い
方からA市場(第1位)→B市場(第2位)→C市場
(第3位)の順であることから、1回目の配分順位はA
市場→B市場→C市場の順となる。また、2回目の配分
順位は、単価に基づいて決定される(ステップB1)。
ここでは、A市場、B市場、C市場での(運賃を反映し
た)単価(仕切単価)が、それぞれ100円、110
円、120円であることから、C市場→B市場→A市場
の順となる。
【0095】算出手段114は、まず入荷予定数量(に
一致する出荷可能数量SE)2000箱を、1回目の配
分順位に従い、A市場、B市場、C市場の順に、それぞ
れ許容量(の上限)1000箱、1000箱、800箱
を超えるまで配分する(ステップA8,B12,B1
3)。但し、許容量(の上限)よりトラック容量が小さ
い場合には、当該トラック容量を採用して配分する(ス
テップA8〜A10)。ここでは、A市場、B市場、C
市場のトラック容量は、それぞれ700箱、300箱、
700箱であり、いずれの市場も許容量より小さいた
め、そのトラック容量分が配分される。したがって、1
回目の配分順位に従う配分結果は、図12(b)に示す
ように、A市場=700箱、B市場=300箱、C市場
=700箱となる。
一致する出荷可能数量SE)2000箱を、1回目の配
分順位に従い、A市場、B市場、C市場の順に、それぞ
れ許容量(の上限)1000箱、1000箱、800箱
を超えるまで配分する(ステップA8,B12,B1
3)。但し、許容量(の上限)よりトラック容量が小さ
い場合には、当該トラック容量を採用して配分する(ス
テップA8〜A10)。ここでは、A市場、B市場、C
市場のトラック容量は、それぞれ700箱、300箱、
700箱であり、いずれの市場も許容量より小さいた
め、そのトラック容量分が配分される。したがって、1
回目の配分順位に従う配分結果は、図12(b)に示す
ように、A市場=700箱、B市場=300箱、C市場
=700箱となる。
【0096】次に算出手段114は、入荷予定数量の残
り(に一致する出荷可能数量SE))300箱を、2回
目の配分順位に従い、C市場、B市場、A市場の順に、
それぞれ許容量(の上限)の残り(実許容量RPk)1
00箱、700箱、300箱を超えるまで配分する。こ
こでは、図12(c)に示すように、C市場に100箱
が配分され(ステップB3,B4)、B市場に残りの2
00箱が配分される(ステップB9)。
り(に一致する出荷可能数量SE))300箱を、2回
目の配分順位に従い、C市場、B市場、A市場の順に、
それぞれ許容量(の上限)の残り(実許容量RPk)1
00箱、700箱、300箱を超えるまで配分する。こ
こでは、図12(c)に示すように、C市場に100箱
が配分され(ステップB3,B4)、B市場に残りの2
00箱が配分される(ステップB9)。
【0097】以上により、ある品目のある等階級ijの
各市場毎の分荷数量は、図12(d)に示すように、A
市場=700箱、B市場=500箱、C市場=800箱
となる。
各市場毎の分荷数量は、図12(d)に示すように、A
市場=700箱、B市場=500箱、C市場=800箱
となる。
【0098】以上に述べた実施形態では、集出荷システ
ム11を構成する図9中の品目別数量集計手段111、
品目別等階級数量算出手段112、品目別等階級発生率
実績算出手段113、品目別最適分荷数量算出手段11
4、品目別分荷条件作成手段115及び品目別分荷結果
通知手段116が、いずれもサーバ11aにより実現さ
れるものとして説明したがこれに限るものではない。例
えば、集出荷場10内に、インターネット15を介して
サーバ11aと接続されるクライアント端末(クライア
ント計算機)を少なくとも1台用意することで、このク
ライアント端末とサーバ11aとにより集出荷システム
11を構成し、サーバ11aを、荷受実績データベース
208、算出条件マスタデータベース402,702、
荷受予定データベース409、出荷実績データベース7
08及び出荷予定データベース709を管理するデータ
ベースサーバとすると共に、このクライアント端末によ
り上記各手段111〜116を実現することも可能であ
る。また、複数のクライアント端末を用意し、各クライ
アント端末毎に固有の機能、例えば品目別数量集計機能
(品目別数量集計手段111としての機能)、品目別等
階級数量算出機能(品目別等階級数量算出手段112と
しての機能)、及び品目別最適分荷数量算出機能(品目
別最適分荷数量算出手段114としての機能)を実現す
ることも可能である。
ム11を構成する図9中の品目別数量集計手段111、
品目別等階級数量算出手段112、品目別等階級発生率
実績算出手段113、品目別最適分荷数量算出手段11
4、品目別分荷条件作成手段115及び品目別分荷結果
通知手段116が、いずれもサーバ11aにより実現さ
れるものとして説明したがこれに限るものではない。例
えば、集出荷場10内に、インターネット15を介して
サーバ11aと接続されるクライアント端末(クライア
ント計算機)を少なくとも1台用意することで、このク
ライアント端末とサーバ11aとにより集出荷システム
11を構成し、サーバ11aを、荷受実績データベース
208、算出条件マスタデータベース402,702、
荷受予定データベース409、出荷実績データベース7
08及び出荷予定データベース709を管理するデータ
ベースサーバとすると共に、このクライアント端末によ
り上記各手段111〜116を実現することも可能であ
る。また、複数のクライアント端末を用意し、各クライ
アント端末毎に固有の機能、例えば品目別数量集計機能
(品目別数量集計手段111としての機能)、品目別等
階級数量算出機能(品目別等階級数量算出手段112と
しての機能)、及び品目別最適分荷数量算出機能(品目
別最適分荷数量算出手段114としての機能)を実現す
ることも可能である。
【0099】また、以上に述べた実施形態では、各市場
の優先順位(市場優先順位)及び許容量が算出条件入力
画面704を介してオペレータにより設定可能であるも
のとして説明したが、これに限るものではなく、予め定
められた市場優先順位及び許容量が用いられる構成であ
っても構わない。
の優先順位(市場優先順位)及び許容量が算出条件入力
画面704を介してオペレータにより設定可能であるも
のとして説明したが、これに限るものではなく、予め定
められた市場優先順位及び許容量が用いられる構成であ
っても構わない。
【0100】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範
囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施
形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される
複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の
発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構
成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解
決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明
の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、
この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得
る。
るものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範
囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施
形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される
複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の
発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構
成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解
決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明
の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、
この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得
る。
【0101】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、生
産者単位で収集された品目別入荷予定数量から品目別等
階級別の出荷予定数量を高精度に算出できる。また本発
明によれば、この品目別等階級別出荷予定数量と品目別
等階級別市場別仕切単価を含む品目別分荷条件とから市
場別の品目別等階級別分荷数量を算出することにより、
最適な出荷調整及び出荷手続きが各生産者から実際に農
産物が入荷する前に速やかに行える。
産者単位で収集された品目別入荷予定数量から品目別等
階級別の出荷予定数量を高精度に算出できる。また本発
明によれば、この品目別等階級別出荷予定数量と品目別
等階級別市場別仕切単価を含む品目別分荷条件とから市
場別の品目別等階級別分荷数量を算出することにより、
最適な出荷調整及び出荷手続きが各生産者から実際に農
産物が入荷する前に速やかに行える。
【図1】本発明の一実施形態に係る集出荷システムを中
心とするシステム構成図。
心とするシステム構成図。
【図2】図1中のサーバ11aによるユーザ(生産者)
に対する検索サービスを説明するためのシーケンスチャ
ート。
に対する検索サービスを説明するためのシーケンスチャ
ート。
【図3】検索サービスで適用される検索条件入力画面例
を示す図。
を示す図。
【図4】図1中のサーバ11aによる農産物における等
階級別の入荷予定数量の算出処理を説明するためのシー
ケンスチャート。
階級別の入荷予定数量の算出処理を説明するためのシー
ケンスチャート。
【図5】上記入荷予定数量の算出処理に必要な算出条件
を入力するための算出条件入力画面例を示す図。
を入力するための算出条件入力画面例を示す図。
【図6】上記入荷予定数量算出処理の詳細手順を説明す
るためのフローチャート。
るためのフローチャート。
【図7】図1中のサーバ11aによる農産物における最
適分荷数量の算出処理の概略を説明するためのシーケン
スチャート。
適分荷数量の算出処理の概略を説明するためのシーケン
スチャート。
【図8】上記最適分荷数量の算出処理に必要な算出条件
を入力するための算出条件入力画面例を示す図。
を入力するための算出条件入力画面例を示す図。
【図9】サーバ11aの最適分荷数量算出機能を中心と
する機能ブロック構成図。
する機能ブロック構成図。
【図10】図9中の品目別最適分荷数量算出手段114
による市場別の品目別分荷数量の算出処理の詳細手順を
説明するためのフローチャートの一部を示す図。
による市場別の品目別分荷数量の算出処理の詳細手順を
説明するためのフローチャートの一部を示す図。
【図11】図9中の品目別最適分荷数量算出手段114
による市場別の品目別分荷数量の算出処理の詳細手順を
説明するためのフローチャートの残りを示す図。
による市場別の品目別分荷数量の算出処理の詳細手順を
説明するためのフローチャートの残りを示す図。
【図12】上記分荷数量算出処理の具体例を説明するた
めの図。
めの図。
10…集出荷場 11…集出荷システム 11a…サーバ 12…生産者端末 13…市場 14…市場端末 15…インターネット 111…品目別数量集計手段 112…品目別等階級数量算出手段 113…品目別等階級発生率実績算出手段 114…品目別最適分荷数量算出手段 115…品目別分荷条件作成手段 116…品目別分荷結果通知手段 208…荷受実績データベース 402…算出条件マスタデータベース(品目別等階級数
量算出条件データベース) 404…算出条件入力画面(品目別等階級数量算出条件
入力画面) 405…表示処理(品目別等階級数量算出条件入力画面
表示処理) 407…算出処理(品目別等階級発生率実績算出処理) 409…荷受予定データベース 413…登録処理(品目別等階級数量算出条件登録処
理) 702…算出条件マスタデータベース(品目別分荷数量
算出条件データベース) 704…算出条件入力画面(品目別分荷数量算出条件入
力画面) 705…表示処理(品目別分荷数量算出条件入力画面表
示処理) 707…算出処理(品目別最適分荷数量算出処理) 708…出荷実績データベース 709…出荷予定データベース 713…登録処理(品目別分荷数量算出条件登録処理)
量算出条件データベース) 404…算出条件入力画面(品目別等階級数量算出条件
入力画面) 405…表示処理(品目別等階級数量算出条件入力画面
表示処理) 407…算出処理(品目別等階級発生率実績算出処理) 409…荷受予定データベース 413…登録処理(品目別等階級数量算出条件登録処
理) 702…算出条件マスタデータベース(品目別分荷数量
算出条件データベース) 704…算出条件入力画面(品目別分荷数量算出条件入
力画面) 705…表示処理(品目別分荷数量算出条件入力画面表
示処理) 707…算出処理(品目別最適分荷数量算出処理) 708…出荷実績データベース 709…出荷予定データベース 713…登録処理(品目別分荷数量算出条件登録処理)
Claims (15)
- 【請求項1】 少なくとも1台のコンピュータを用いて
構成され、農産物の集出荷を管理する集出荷システムで
あって、 農産物の品目別入荷予定数量を生産者単位で収集して、
品目別入荷予定数量を集計する品目別数量集計手段と、 品目別等階級別の過去の荷受実績と前記品目別数量集計
手段により集計された品目別入荷予定数量とから、品目
別等階級別の出荷予定数量を算出する品目別等階級数量
算出手段と、 前記品目別等階級数量算出手段により算出された品目別
等階級別出荷予定数量と品目別等階級別市場別仕切単価
を含む品目別分荷条件とから、市場別に当該仕切単価が
考慮された最適な品目別等階級別分荷数量を算出する品
目別最適分荷数量算出手段とを具備することを特徴とす
る集出荷システム。 - 【請求項2】 前記荷受実績から、品目別等階級別に、
その等階級の発生率を算出する品目別等階級発生率実績
算出手段を更に具備し、 前記品目別等階級数量算出手段は、前記品目別等階級発
生率実績算出手段により算出された品目別等階級発生率
及び前記品目別数量集計手段により集計された品目別入
荷予定数量とから、品目別等階級別の出荷予定数量を算
出することを特徴とする請求項1記載の集出荷システ
ム。 - 【請求項3】 ユーザの指定に応じて前記品目別分荷条
件を作成する品目別分荷条件作成手段であって、前記品
目別等階級別市場別仕切単価を品目別等階級別市場別の
過去の出荷実績から算出する品目別分荷条件作成手段を
更に具備することを特徴とする請求項1記載の集出荷シ
ステム。 - 【請求項4】 前記品目別等階級別出荷予定数量を算出
するための品目別等階級数量算出条件をユーザに入力さ
せる品目別等階級数量算出条件入力画面であって、品目
を入力するための品目フィールドを有すると共に、前記
品目別等階級発生率を算出するのに用いられる荷受実績
の期間を入力するための期間フィールドとその期間の重
みを入力するための重みフィールドとの組を複数有する
品目別等階級数量算出条件入力画面を表示器に表示する
品目別等階級数量算出条件入力画面表示手段を更に具備
し、 前記品目別等階級発生率実績算出手段は、前記品目別等
階級数量算出条件入力画面を介して入力された前記品目
別等階級数量算出条件に従い、当該入力画面の前記品目
フィールドに入力された品目についての前記荷受実績の
うち、前記各期間フィールドに入力された期間毎の荷受
実績をもとに、当該期間毎の各等階級の平均発生率を算
出し、その各等階級の平均発生率と前記各期間フィール
ドと組をなす前記重みフィールドに入力された重みとか
ら、当該品目についての各等階級の発生率を算出するこ
とを特徴とする請求項2記載の集出荷システム。 - 【請求項5】 前記品目別分荷条件を作成するための品
目別分荷数量算出条件をユーザに入力させる品目別分荷
数量算出条件入力画面であって、品目を入力するための
品目フィールドを有すると共に、前記品目別等階級別市
場別仕切単価を算出するのに用いられる市場を入力する
ための市場フィールドと期間を入力するための期間フィ
ールドとの組を複数有する品目別分荷数量算出条件入力
画面を表示器に表示する品目別分荷数量算出条件入力画
面表示手段を更に具備し、 前記品目別分荷条件作成手段は、前記品目別分荷数量算
出条件入力画面を介して入力された前記品目別分荷数量
算出条件に従い、当該入力画面の前記品目フィールドに
入力された品目についての前記出荷実績のうち、前記各
市場フィールドに入力された市場別で且つ前記各期間フ
ィールドに入力された期間毎の等階級別の出荷実績をも
とに、当該品目についての等階級別市場別の平均の仕切
単価を算出することを特徴とする請求項3記載の集出荷
システム。 - 【請求項6】 前記品目別分荷数量算出条件入力画面は
前記各市場フィールドにそれぞれ対応する複数の許容量
フィールドであって、前記品目フィールドに入力された
品目について、前記各市場フィールドに入力された市場
別の許容量を入力するための複数の許容量フィールドを
有しており、 前記品目別分荷条件作成手段は、前記各許容量フィール
ドに入力された許容量を対応する品目別分荷条件に含
め、 前記品目別最適分荷数量算出手段は、前記品目別分荷条
件中の品目別市場別の許容量の制約のもとで前記分荷数
量を算出することを特徴とする請求項5記載の集出荷シ
ステム。 - 【請求項7】 前記品目別分荷数量算出条件入力画面の
前記各市場フィールドは、当該各フィールドに入力され
た市場間の分荷に関する優先順位が市場優先順位として
指定可能なように構成されており、 前記品目別分荷条件作成手段は、前記各市場フィールド
で指定された市場優先順位を対応する品目別分荷条件に
含め、 前記品目別最適分荷数量算出手段は、前記品目別分荷条
件中の品目別の市場優先順位に従い、当該優先順位の高
い市場から順に前記分荷数量を算出することを特徴とす
る請求項5記載の集出荷システム。 - 【請求項8】 前記品目別分荷数量算出条件入力画面
は、前記最適な分荷数量の算出に前記市場優先順位を優
先するか或いは前記仕切単価を優先するかを示す条件優
先順位を指定するための条件優先順位フィールドを有し
ており、 前記品目別分荷条件作成手段は、前記条件優先順位フィ
ールドで選択指定された条件優先順位を対応する品目別
分荷条件に含め、 前記品目別最適分荷数量算出手段は、前記品目別分荷条
件中の前記条件優先順位に従い、当該品目別分荷条件中
の前記市場優先順位または前記仕切単価を優先させて前
記分荷数量を算出することを特徴とする請求項7記載の
集出荷システム。 - 【請求項9】 前記品目別等階級数量算出条件を保存す
るための品目別等階級数量算出条件データベースと、 前記品目別等階級数量算出条件入力画面を介して入力さ
れた品目別等階級数量算出条件をユーザの指定する算出
条件名と対応付けて再利用可能なように前記品目別等階
級数量算出条件データベースに登録する品目別等階級数
量算出条件登録手段とを更に具備することを特徴とする
請求項4記載の集出荷システム。 - 【請求項10】 前記品目別分荷数量算出条件を保存す
るための品目別分荷数量算出条件データベースと、 前記品目別分荷数量算出条件入力画面を介して入力され
た前記品目別分荷数量算出条件をユーザの指定する算出
条件名と対応付けて再利用可能なように前記品目別分荷
数量算出条件データベースに登録する品目別分荷数量算
出条件登録手段とを更に具備することを特徴とする請求
項5記載の集出荷システム。 - 【請求項11】 前記品目別等階級数量算出条件入力画
面は、前記品目別等階級数量算出条件データベースに登
録されている品目別等階級数量算出条件の算出条件名が
ユーザにより選択可能な算出条件名フィールドを有して
おり、 前記品目別等階級発生率実績算出手段は、前記品目別等
階級数量算出条件入力画面の前記算出条件名フィールド
で任意の算出条件名が選択された状態で品目別等階級数
量の算出が指定された場合、前記品目別等階級数量算出
条件データベースに登録されている当該選択された算出
条件名の品目別等階級数量算出条件に従って対応する品
目についての各等階級の発生率を算出することを特徴と
する請求項9記載の集出荷システム。 - 【請求項12】 前記品目別分荷数量算出条件入力画面
は、前記品目別分荷数量算出条件データベースに登録さ
れている品目別分荷数量算出条件の算出条件名がユーザ
により選択可能な算出条件名フィールドを有しており、 前記品目別分荷条件作成手段は、前記品目別分荷数量算
出条件入力画面の前記算出条件名フィールドで任意の算
出条件名が選択された状態で品目別分荷数量の算出が指
定された場合、前記品目別分荷数量算出条件データベー
スに登録されている当該選択された算出条件名の品目別
分荷数量算出条件に従って対応する品目についての分荷
条件を作成することを特徴とする請求項10記載の集出
荷システム。 - 【請求項13】 前記品目別最適分荷数量算出手段によ
って算出された市場別の品目別等階級別分荷数量を、通
信ネットワークを介して対応する市場の端末に通知する
品目別分荷結果通知手段を更に具備することを特徴とす
る請求項1記載の集出荷システム。 - 【請求項14】 少なくとも1台のコンピュータを用い
て構成され、農産物の集出荷を管理する集出荷システム
に適用される農産物における最適分荷数量の算出方法で
あって、 農産物の品目別入荷予定数量を生産者単位で収集して、
品目別入荷予定数量を集計するステップと、 品目別等階級別の過去の荷受実績と前記集計された品目
別入荷予定数量とから、品目別等階級別の出荷予定数量
を算出するステップと、 前記算出された品目別等階級別出荷予定数量と品目別等
階級別市場別仕切単価を含む分荷条件とから、市場別に
当該仕切単価が考慮された最適な品目別等階級別分荷数
量を算出するステップとを具備することを特徴とする農
産物における最適分荷数量の算出方法。 - 【請求項15】 コンピュータに、 農産物の品目別入荷予定数量を生産者単位で収集して、
品目別入荷予定数量を集計するステップと、 品目別等階級別の過去の荷受実績と前記集計された品目
別入荷予定数量とから、品目別等階級別の出荷予定数量
を算出するステップと、 前記算出された品目別等階級別出荷予定数量と品目別等
階級別市場別仕切単価を含む分荷条件とから、市場別に
当該仕切単価が考慮された最適な品目別等階級別分荷数
量を算出するステップとを実行させるためのプログラ
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001069145A JP2002269194A (ja) | 2001-03-12 | 2001-03-12 | 農産物の集出荷システム |
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JP2001069145A JP2002269194A (ja) | 2001-03-12 | 2001-03-12 | 農産物の集出荷システム |
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ID=18927218
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- 2001-03-12 JP JP2001069145A patent/JP2002269194A/ja active Pending
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