JP2002268721A - 保守診断方法及びそのシステム - Google Patents

保守診断方法及びそのシステム

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JP2002268721A
JP2002268721A JP2001072808A JP2001072808A JP2002268721A JP 2002268721 A JP2002268721 A JP 2002268721A JP 2001072808 A JP2001072808 A JP 2001072808A JP 2001072808 A JP2001072808 A JP 2001072808A JP 2002268721 A JP2002268721 A JP 2002268721A
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Osamu Ono
修 大野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】遠隔地から各種装置の故障に対する保守診断を
迅速かつ的確に行なうこと。 【解決手段】ユーザ側A、Bの各製造検査装置1、2の
動作状態を検出し、この検出された製造検査装置1、2
の動作状態を解析して故障、異常が発生したときにその
部位の動作状態を撮像し、この撮像により得られた異常
時の画像データを遠隔地のメーカ側Qに送信して製造検
査装置1、2の保守診断を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体ウエ
ハや液晶表示パネルの製造検査装置などの保守対象装置
の保守診断を遠隔地の保守サービスセンタで行なうよう
にした保守診断方法及びそのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハや液晶表示パネルなどの電
子デバイスの製造ラインの各工程に配備された検査装置
は、故障が発生しないように常時監視し保守することが
望ましいが、仮に故障が発生したとしても、その故障原
因を早急に究明、処置できるようにすることが必要であ
る。この故障原因の究明にあたっては、作業者が製造検
査装置の異常現象を確認してその故障原因の究明にあた
るが、それでも解決できない場合には、製造検査装置を
製造販売したメーカ側の保守サービスセンタに電話等を
用いて異常を報告することになる。
【0003】この保守サービスセンタの技術者は、予め
知り得た経験を基に、電話等による報告内容から製造検
査装置の故障原因の究明を行ない、その製造検査装置が
設置されている現地(ユーザ側)まで出掛け、その地に
おいて故障箇所の修復を行なうことになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ユーザ
側において作業者が自己の経験に照らして故障原因を究
明するにも、近年、製造検査装置の構成が複雑化するに
伴ってその故障原因も多岐にわたることから、故障原因
の究明には多くの時間と労力とが必要となる。しかも、
作業者の経験に頼らざるを得ないことから、作業者の故
障原因の究明の熟練を必要とする。又は、作業者は、故
障した製造検査装置に対してときに誤った処置をとる場
合もある。
【0005】とりわけ、ユーザ側の作業者によって製造
検査装置の故障原因を究明できない場合は、上記の如
く、先ずは電話等により保守サービスセンタの技術者に
連絡してメンテナンスを依頼することになるが、電話だ
けでは製造検査装置の故障原因の正確な情報及びユーザ
側の意志が伝わらないこともあり、保守サービスセンタ
では的確な指示を出せないおそれがある。
【0006】このような状況になると、結局保守サービ
スセンタの技術者は、ユーザ側の製造検査装置が設置さ
れている工場などに出掛け、そこで製造検査装置の診断
及びその修復を行なうが、電話によりユーザ側の作業者
から受けた故障原因の情報では、あまりにもその情報量
が少なく正確な診断予測ができないために、予想外の故
障が発生していると必要な部品や修理工具を予め持参で
きないことがあり、場合によっては部品調達のために一
度保守サービスセンタに戻り、再度ユーザ側に出掛ける
といった事態が起こる。この保守サービスセンタの技術
者が部品調達のために一度メーカに戻って再度ユーザ側
を訪問するまで間、製造検査装置は、その稼動を停止し
なければならず、生産性の低下を招いてしまう。
【0007】又、定期的なメンテナンスにおいても、メ
ンテナンスの必要性がないのに関わらず、ユーザ側まで
出かけていかなければならず、製造検査装置のメンテナ
ンスを行なうのに効率が悪い。
【0008】そこで本発明は、保守サービスセンタ側か
らユーザ側の各種装置の故障に対する保守情報を通信回
線を介して迅速かつ的確に得ることができる保守診断方
法及びそのシステムを提供することを目的とする。
【0009】又、本発明は、保守サービスセンタ側から
ユーザ側の各種装置の定期的なメンテナンス情報を通信
回線を介してメンテナンスの必要性を容易に確認できる
保守診断方法及びそのシステムを提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載による本発
明は、保守サービスセンタから通信回線を介してユーザ
側の各種装置の保守診断を行なう保守診断方法におい
て、前記検査装置の動作状態を検出し、この検出された
前記各種装置の動作状態を解析して少なくとも前記各種
装置に異常が発生したときに前記各種装置の動作を撮像
手段で撮像し、この撮像により得られた画像データを前
記保守サービスセンタに送信して前記検査装置の保守診
断を行なうことを特徴とする保守診断方法である。
【0011】請求項2記載による本発明は、請求項1記
載の保守診断方法において、前記各種装置の動作を前記
カメラにより定期的に撮像して正常動作時の画像データ
を取得し、かつ前記各種装置に異常が発生したときに前
記各種装置の動作を撮像して異常時の画像データを取得
し、この異常時の画像データと共に前記正常動作時の画
像データを前記保守サービスセンタに送信することを特
徴とする。
【0012】請求項3記載による本発明は、請求項1記
載の保守診断方法において、前記各種装置の動作を前記
撮像手段により撮像し、この画像データを前記保守サー
ビスセンタに送信してメンテナンスを行なうことを特徴
とする。
【0013】請求項4記載による本発明は、請求項1記
載の保守診断方法において、前記保守サービスセンタか
ら前記各種装置における撮像部位を撮影する前記撮像手
段を遠隔操作制御することを特徴とする。
【0014】請求項5記載による本発明は、請求項1記
載の保守診断方法において、前記保守サービスセンタに
おいて、送信されてきた前記各種装置の動作状態の画像
データを表示し前記各種装置に発生する異常の兆候を判
断することを特徴とする。
【0015】請求項6記載による本発明は、保守サービ
スセンタに設置された保守システムから通信回線を介し
てユーザ側の各種装置の保守診断を行なう保守診断シス
テムにおいて、前記各種装置の動作状態を検出する検出
手段と、前記各種装置の動作を撮像する撮像手段と、前
記検出手段により検出された前記各種装置の動作状態を
解析して少なくとも前記各種装置に異常が発生したとき
に前記撮像手段により撮像された前記各種装置の動作の
画像データを前記通信回線を介して前記保守システムに
送信する送信手段とを具備したことを特徴とする保守診
断システムである。
【0016】請求項7記載による本発明は、請求項6記
載の保守診断システムにおいて、前記撮像手段は、前記
各種装置の動作状態の解析結果に基づいて前記各種装置
における前記異常が発生した部位を撮像することを特徴
とする。
【0017】請求項8記載による本発明は、請求項6記
載の保守診断システムにおいて、前記撮像手段は、撮像
方向を固定、撮像方向を可変、撮像倍率を可変、撮像位
置を移動する各機能とのうち少なくとも1つの機能を有
することを特徴とする。
【0018】請求項9記載による本発明は、請求項6記
載の保守診断システムにおいて、前記保守システムは、
前記通信回線を介して前記各種装置における撮像部位を
撮影する前記撮像手段を遠隔操作制御する機能を有する
ことを特徴とする。
【0019】請求項10記載による本発明は、請求項6
記載の保守診断システムにおいて、前記保守システム
は、送信されてきた前記各種装置の動作状態の画像デー
タをディスプレイ画面上に表示し前記各種装置に発生す
る異常の兆候を判断する機能を有することを特徴とす
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0021】図1は保守診断システムの全体構成図であ
る。日本国内の各地又は海外などの複数のユーザ、例え
ばユーザA、Bの工場には、製造販売会社(メーカ側)
Qから購入した例えば半導体ウエハや液晶表示パネルな
どの製造検査装置1、2がそれぞれ製造ラインに設置さ
れている。これら製造検査装置1、2は、例えば各種顕
微鏡を用いて、フラットパネルディスプレイ(FPD)
のガラス基板やカラーフィルタ、半導体ウエハなどの大
型基板表面に付着したごみ、異物などの外観検査を行う
外観検査装置などである。
【0022】ユーザ側Aにおいて、製造検査装置1は、
端末装置としてのパーソナルコンピュータ(制御装置)
3によってその動作状態が制御、監視されている。この
パーソナルコンピュータ3は、コンピュータ本体4と液
晶ディスプレイ5とからなっている。このパーソナルコ
ンピュータ3は、メールサーバ6を介して通信ネットワ
ーク(例えば電話回線、インターネットなど)7に接続
されている。
【0023】このパーソナルコンピュータ3は、製造検
査装置1の動作状態を検出し、この動作状態を解析して
当該装置1に故障が発生したときに、当該装置1の動作
を撮像し、この撮像により得られた画像データを遠隔地
のメーカ側(保守サービスセンタ)に送信する機能を有
している。
【0024】メールサーバ6は、例えばインターネット
上でTCP/IPをベースとするメール送信に使われる
プロトコルのSMTP(Simplre Mail Transfer Pro
tocol)サーバが用いられている。
【0025】ユーザ側Bについてもユーザ側Aと同様
に、製造検査装置2は、端末装置としてのパーソナルコ
ンピュータ(制御装置)8によってその動作状態が制
御、監視されている。このパーソナルコンピュータ8
は、コンピュータ本体9と液晶ディスプレイ10とから
なっている。このパーソナルコンピュータ8は、SMT
Pのメールサーバ11を介して通信ネットワーク7に接
続されている。
【0026】パーソナルコンピュータ8は、上記パーソ
ナルコンピュータ3と同様に、製造検査装置2の動作状
態を検出し、この動作状態を解析して当該装置2に故障
が発生したときに、当該装置2の動作を撮像し、この撮
像により得られた画像データを遠隔地のメーカ側(保守
サービスセンタ)に送信する機能を有している。
【0027】なお、各ユーザ側A、Bでは、それぞれ1
台づつ製造検査装置1、2を設置しているが、複数台づ
つ製造検査装置1、2を設置すれば、これら装置の動作
状態を制御、監視するパーソナルコンピュータをそれぞ
れ該ユーザA、Bの各メールサーバ6、11に接続する
ものとなる。
【0028】一方、メーカ側Qにおいては、SMTPの
上記メールサーバ12が通信ネットワーク7に接続され
ている。このメールサーバ12には、保守システムWを
構成する複数のパーソナルコンピュータ、例えば2台の
パーソナルコンピュータ13、14が接続されている。
このメールサーバ12は、各ユーザ側A、Bから送信さ
れてくる情報、例えば故障発生時の製造検査装置1又は
2などの画像データを受け取り、これら画像データを各
パーソナルコンピュータ13、14に転送する機能を有
している。これらパーソナルコンピュータ13、14
は、メールサーバ12から転送されてきた画像データを
ディスプレイに表示して各ユーザ側A、B側の各製造検
査装置1又は2の保守管理担当者に保守診断を行なわさ
せる。
【0029】次に、各製造検査装置1、2について説明
する。図2及び図3はこれら製造検査装置1、2の外観
図であって、図2は正面図、図3は上方から見た図であ
る。例えば3つのウエハキャリア20には、それぞれ検
査対象物として例えば半導体ウエハが格納されている。
これらウエハキャリア20を配置したウエハ搬送部に隣
接して半導体ウエハの外観検査を行なう顕微鏡等の検査
部21を備えたミクロステーションが並設されている。
なお、これらウエハキャリア20と検査部21との間に
は、半導体ウエハを搬送する搬送ロボットが設けられて
おり、この搬送ロボットによってウエハキャリア20に
格納されている未検査の半導体ウエハが検査部21のス
テージ22に搬送され、この検査部21での検査済みの
半導体ウエハがウエハキャリア20に戻されるものとな
っている。
【0030】図4及び図5は検査部21の外観図であっ
て、図4は正面図、図5は上方から見た図である。この
検査部21は、半導体ウエハを載置して移動するための
ステージ22と、このステージ22上に載置されている
半導体ウエハをミクロ観察するための対物レンズを備え
た顕微鏡ヘッド等の観察部23とを備えている。このう
ちステージ22は、通常、モータ等の駆動部24と、こ
の駆動部24の回転運動を直線運動に変換するためのボ
ールネジ25と、このステージ22の移動を案内するた
めのガイド等の案内27とからなっている。
【0031】従って、検査部21は、ステージ22上に
半導体ウエハが載置されると、このステージ22の動作
により半導体ウエハが観察部23の下方に観察位置に移
動され、ここで観察部23により半導体ウエハが観察さ
れるものとなっている。
【0032】この検査部21は、半導体ウエハへの塵な
どの付着を防止するためにカバー28によって覆われて
いる。
【0033】ユーザ側A、Bの各パーソナルコンピュー
タ(制御装置)3又は8は、それぞれ製造検査装置1、
2の動作状態を制御、監視するもので、図6に機能ブロ
ック図を示す。パーソナルコンピュータ(制御装置)3
又は8は、信号解析部30と画像データ制御部31との
各機能を有している。
【0034】信号解析部30には、複数の検出部32−
1〜32−nからの各検出信号が入力している。これら
検出部32−1〜32−nは、ウエハキャリア20内の
半導体ウエハが搬送装置によって検査部21に搬送され
る動作状態や、搬送された半導体ウエハを観察部23に
移動させるステージ22の動作状態、半導体ウエハを観
察する観察部23の動作状態などをそれぞれ検出するも
ので、これら動作状態を検出するための各部位に配置さ
れている。これら検出部32−1〜32−nは、上記各
動作状態を検出するために例えばリミットセンサ、振動
センサ、音検出センサなどが用いられている。
【0035】信号解析部30は、各検出部32−1〜3
2−nから出力される各検出信号を受け取り、これら検
出信号を解析して製造検査装置1、2の動作状態が異常
であるかの判断、例えばリミットセンサがオン(ON)
しない、振動がある、音が鳴る、ステージ22の移動速
度が遅いなどの異常を判断する機能を有している。
【0036】画像データ制御部31には、複数のカメラ
33−1〜33−mから出力される各画像信号を入力す
るものとなっている。これらカメラ33−1〜33−m
は、製造検査装置1、2の各部位を観察するために設置
されたもので、それぞれ固定カメラ33−1、33−
2、移動カメラ33−3、及び回転カメラ33−mとな
っている。
【0037】固定カメラ33−1は、図2及び図3に示
すように製造検査装置1、2の全体を観察するためのも
ので、パーソナルコンピュータ3又は8や、メーカ側Q
の保守システムWの操作部から指示を受けて例えば撮像
方向を上下左右に可変できるようになっている。又、こ
の固定カメラ33−1は、撮像倍率を可変すなわち撮像
する対象を拡大できるような例えばズームレンズ等を備
え、製造検査装置1、2における観察したい部位を拡大
して撮像する機能を備えている。
【0038】固定カメラ33−2は、図4及び図5に示
すように検査部21における故障しやすい部位やメンテ
ナンスが必要な部位を観察するためにステージ22に固
定され、このステージ22の移動に伴って移動するもの
となっている。この固定カメラ33−2は、撮像倍率を
可変できるような例えばズームレンズ等を備え、パーソ
ナルコンピュータ3又は8や、メーカ側Qの保守システ
ムWの操作部からの指示を受けて検査部21における観
察したい部位を拡大して撮像できるものとなっている。
【0039】移動カメラ33−3は、検査部21及びそ
の周辺の複数個所に設置できるようになっており、検査
部21における狭くて観察しずらい部位、又はパーソナ
ルコンピュータ3又は8やメーカ側Qの保守システムW
からの指示を受けて観察したい所望の部位の近傍に移動
させて撮像できるように、例えば光ファイバースコープ
やビデオマイクロスコープ等のハンドタイプのカメラか
ら構成されている。この移動カメラ33−3も、撮像倍
率を可変できるような例えばズームレンズ等を備え、メ
ーカ側Qの保守システムWの操作部からの指示を受けて
検査部21における観察したい部位を拡大して撮像でき
るものとなっている。又、ユーザ側の作業者は、メーカ
側の技術者からの電話等による指示を受けて移動カメラ
33−3を手に持って指示された場所を撮影することも
可能である。この移動カメラ33−3をユーザ側の作業
者が移動させる際、もしくは手に持って撮影する際に
は、検査装置のメカ駆動系を全べて停止させる。
【0040】回転カメラ33−mは、検査部21の全体
を観察するためのもので、パーソナルコンピュータ3又
は8や、メーカ側Qの保守システムWの操作部から指示
を受けて例えば撮像方向を360°回転できるようにな
っている。又、この回転カメラ33−mは、撮像倍率を
可変すなわち撮像する対象を拡大できるような例えばズ
ームレンズ等を備え、検査部21における観察したい部
位を拡大して撮像する機能を備えている。
【0041】画像データ制御部31は、信号解析部30
の解析結果を受け、この解析結果から製造検査装置1、
2の動作状態に異常が発生したことが判断されると、こ
の異常が発生した部位を含む部分を撮像するためのカメ
ラ33−1〜33−mを選択し、選択された例えばカメ
ラ33−1を自動的に動作させ、その異常が発生した部
位を含む部分の画像データを異常時の画像データとして
取得してデータ保存部34に保存する機能を有してい
る。
【0042】又、画像データ制御部31は、各カメラ3
3−1〜33−mを定期的に動作させてそれぞれの部位
の各画像データを取得してその撮像部位を示すアドレス
と対応させてデータ保存部34に保存し、製造検査装置
1、2の動作状態に異常が発生したときにその異常が発
生した部位の画像データを異常時の画像データとしてデ
ータ保存部34から取り出す機能を有している。
【0043】又、画像データ制御部31は、一定の期
間、例えば1日おき1時間、10日おき1時間、1ヶ月
おき1時間、さらには一定のメンテナンス期間ごとに各
カメラ33−1〜33−mを常時動作させてそれぞれの
部位の各画像データ(正常時の画像データ)を取得して
その撮像部位を示すアドレスと対応させてデータ保存部
34に保存した後、前回の正常時の画像データを消去す
る。また、画像データ制御部31は、製造検査装置1、
2の動作状態に異常が発生したときに各カメラ33−1
〜33−mを動作させて、その異常が発生した部位の異
常時の画像データと異常発生箇所、異常発生の日時、振
動音などの診断に役に立つ異常発生時の各種データをデ
ータ保存部34に保存し、かつこの異常が発生した時点
よりも以前における同異常が発生した部位の正常時の画
像データとをデータ保存部34から取り出す機能を有し
ている。
【0044】各パーソナルコンピュータ3、8は、信号
解析部30により製造検査装置1、2の動作状態に異常
が発生したことが判断されたときに、画像データ制御部
31により取得された異常が発生した部位を含む部分の
異常時の画像データを受け取り、この異常時の画像デー
タと異常発生時の各種データをメーカ側Qの保守システ
ムWに送信する機能を有している。
【0045】又、パーソナルコンピュータ3、8は、信
号解析部30により製造検査装置1、2の動作状態に異
常が発生したことが判断されたときに、製造検査装置
1、2の動作状態に異常が発生した部位の異常時の画像
データと異常発生時の各種データをデータ保存部34か
ら受け取ると共に、この異常が発生した時点よりも以前
における同異常が発生した部位の正常時の画像データを
データ保存部34から受け取り、これら異常時と正常時
の各画像データをメーカ側Qの保守システムWに送信す
る機能を有している。
【0046】一方、メーカ側Qの保守システムWは、メ
ールサーバ12を通して各ユーザ側A、Bからの異常時
の画像データを受け取ってそれぞれのパーソナルコンピ
ュータ13、14のディスプレイ画面上に表示し、メー
カ側Qの技術者の故障の原因や異常動作の原因究明の情
報とするものとなっている。
【0047】又、各パーソナルコンピュータ13、14
は、メーカ側Qの技術者によるキーボードやマウスの操
作により各ユーザ側A、Bにおける各カメラ33−1〜
33−mに対するそれぞれ撮像方向や倍率を可変する指
示を発し、各カメラ33−1〜33−mを遠隔に操作制
御できるものとなっている。また、メーカ側のキーボー
ドやマウスの操作によりユーザ側の検査装置を遠隔に操
作制御できることが好ましい。
【0048】又、各パーソナルコンピュータ13、14
は、一定のメンテナンス期間ごとに各ユーザ側A、Bか
ら送信されてくる当該ユーザ側A、Bの画像データを受
け取り、これら画像データをディスプレイ画面上に表示
し、メーカ側Qの技術者の故障や異常動作の兆候を判断
する情報として用いるものとなっている。
【0049】次に、上記の如く構成された装置による保
守診断の作用について説明する。
【0050】(a)第1の保守診断方法について図7に
示す保守診断フローチャートを参照して説明する。
【0051】ユーザ側A、Bの各製造検査装置1、2に
おいて、搬送ロボットは、ウエハキャリア20に格納さ
れている未検査の半導体ウエハを保持して検査部21の
ステージ22に搬送し、この検査部21のステージ22
上の検査済みの半導体ウエハと交換して未検査の半導体
ウエハをステージ22上にセットし、検査済みの半導体
ウエハを保持してウエハキャリア20内に収納する。
【0052】検査部21は、ステージ22上に半導体ウ
エハが載置されると、このステージ22を動作して半導
体ウエハを観察部23の下方の観察位置に移動し、ここ
で観察部23により半導体ウエハを観察する。
【0053】各製造検査装置1、2では、上記動作を繰
り返して複数の半導体ウエハに対する検査を行なう。
【0054】このような動作を行なっているとき、各製
造検査装置1、2に配置されている複数の検出部(例え
ばリミットセンサ、振動センサ、音検出センサなど)3
2−1〜32−nは、ステップ#1において、それぞれ
ウエハキャリア20内の半導体ウエハが搬送ロボットに
よって検査部21に搬送される動作状態や、搬送された
半導体ウエハを観察部23に移動させるステージ22の
動作状態、半導体ウエハを観察する観察部23の動作状
態などを検出し、その各検出信号を出力する。
【0055】次に、信号解析部30は、ステップ#2〜
#3において、各検出部32−1〜32−nから出力さ
れる各検出信号を受け取り、これら検出信号を解析して
製造検査装置1、2の動作状態が異常であるかの判断、
例えばリミットセンサがオン(ON)しない、振動があ
る、音が鳴る、ステージ22の移動速度が遅いなどの異
常を判断する。
【0056】この判断の結果、例えば製造検査装置1の
動作状態に異常があると判断されると、画像データ制御
部31は、直ちにステップ#4において、異常が発生し
た部位を含む部分を撮像するためのカメラ33−1〜3
3−m、例えば固定カメラ33−2を選択し、この選択
された固定カメラ33−2を自動的に動作させ、その異
常が発生した部位を含む部分の画像を取得させる。
【0057】この固定カメラ33−2は、図4及び図5
に示すようにステージ22の移動に伴って移動しながら
検査部21における故障しやすい部位やメンテナンスが
必要な部位を撮像し、その画像信号を出力する。この画
像信号は、画像データ制御部31によって画像信号を異
常時の画像データとして取得してデータ保存部34に保
存される。
【0058】次に、パーソナルコンピュータ3は、ステ
ップ#5において、データ保存部34に保存された異常
時の画像データを読み取り、この異常時の画像データを
メーカ側Qの保守システムWに送信する。
【0059】この異常時の画像データは、メールサーバ
6から通信ネットワーク7を経由してメーカ側Qのメー
ルサーバ12に送られる。
【0060】メーカ側Qの保守システムWは、メールサ
ーバ12を通してユーザ側Aからの異常時の画像データ
を受け取ってそれぞれのパーソナルコンピュータ13、
14のディスプレイ画面上に表示し、メーカ側Qの技術
者によりユーザ側Aの製造検査装置1の故障の原因や異
常動作の原因究明の情報とする。
【0061】メーカ側Qの技術者により製造検査装置1
の故障の原因や異常動作の原因究明を行なうとき、メー
カ側Qの技術者は、これら故障の原因や異常動作の原因
究明にあたって製造検査装置1における観察したい部位
を変更したい場合がある。
【0062】このようなときメーカ側Qの技術者は、例
えばパーソナルコンピュータ13のキーボードやマウス
を操作して製造検査装置1における観察したい部位を撮
像する例えばカメラ33−2の撮像方向や倍率を可変す
る指示を与えたり、カメラ33−3の倍率を可変する指
示を与え、各カメラ33−2、33−3を遠隔操作して
所望の箇所を撮影する。
【0063】これらカメラ33−2、33−3に対する
指示は、パーソナルコンピュータ13から指示信号とし
て発せられ、メールサーバ12から通信ネットワーク7
を経由してユーザ側Aのメールサーバ6に届く。
【0064】このユーザ側Aのパーソナルコンピュータ
3は、カメラ33−2の撮像方向や倍率の指示、カメラ
33−3の倍率の指示を受け、これらカメラ33−2の
撮像方向や倍率を可変制御し、かつカメラ33−3の倍
率を可変制御する。
【0065】このようにして取得された各カメラ33−
2、33−3の画像データは、上記同様に、メールサー
バ6から通信ネットワーク7を経由してメーカ側Qのメ
ールサーバ12に送られる。そして、これら画像データ
は、パーソナルコンピュータ13、14のディスプレイ
画面上に表示され、メーカ側Qの技術者によりユーザ側
Aの製造検査装置1の故障の原因や異常動作の原因究明
の情報として用いられる。
【0066】(b)第2の保守診断方法について図8に
示す保守診断フローチャートを参照して説明する。
【0067】上記の如く各製造検査装置1、2により半
導体ウエハに対する検査の動作を行なっているときに、
各製造検査装置1、2に配置されている複数の検出部3
2−1〜32−nは、ステップ#1において、それぞれ
ウエハキャリア部20内の半導体ウエハが搬送ロボット
によって検査部21に搬送される動作状態や、搬送され
た半導体ウエハを観察部23に移動させるステージ22
の動作状態、半導体ウエハを観察する観察部23の動作
状態などを検出し、その各検出信号を出力する。
【0068】これと共に複数のカメラ33−1〜33−
mは、ステップ#10において、それぞれ製造検査装置
1、2の各部位を撮像してその画像信号を出力する。す
なわち、固定カメラ33−1は、図3に示すように製造
検査装置1、2の全体を撮像してその画像信号を出力す
る。固定カメラ33−2は、図4及び図5に示すように
検査部21における故障しやすい部位やメンテナンスが
必要な部位を撮像してその画像信号を出力する。移動カ
メラ33−3は、検査部21における狭くて観察しずら
い部位などを撮像してその画像信号を出力する。回転カ
メラ33−mは、検査部21の全体を撮像してその画像
信号を出力する。
【0069】なお、これらカメラ33−1〜33−m
は、各パーソナルコンピュータ13、14からの指示に
より一定の期間、例えば1日おき1時間、10日おき1
時間、1ヶ月おき1時間、さらには一定のメンテナンス
期間ごとに撮像動作を行なってもよい。
【0070】これら画像信号は、画像データ制御部31
によって正常時の画像データとして取得してデータ保存
部34に保存され、この画像データを最新のものに更新
することが望ましい。
【0071】次に、信号解析部30は、ステップ#2〜
#3において、上記各検出部32−1〜32−nから出
力される各検出信号を受け取り、これら検出信号を解析
して製造検査装置1、2の動作状態が異常であるかの判
断、例えばリミットセンサがオン(ON)しない、振動
がある、音が鳴る、ステーブ部22の移動速度が遅いな
どの異常を判断する。
【0072】この判断の結果、各製造検査装置1、2が
正常であれば、各パーソナルコンピュータ3、8は、そ
れぞれステップ#11に移り、定期的なメンテナンスの
時期であるかを判断し、定期的メンテナンス時期であれ
ば、ステップ#12において、データ保存部34に保存
されている正常時の画像データを取り出し、この正常時
の画像データをメーカ側Qの保守システムWに送信す
る。
【0073】この正常時の画像データは、メールサーバ
6から通信ネットワーク7を経由してメーカ側Qのメー
ルサーバ12に送られる。
【0074】メーカ側Qの保守システムWは、定期的メ
ンテナンス時期に、メールサーバ12を通してユーザ側
Aからの正常時の画像データを受け取ってそれぞれのパ
ーソナルコンピュータ13、14のディスプレイ画面上
に表示し、メーカ側Qの技術者によりユーザ側A、Bの
製造検査装置1、2のメンテナンスを行なう情報とす
る。
【0075】一方、上記信号解析部30の判断の結果、
例えば製造検査装置1の動作状態に異常があると判断さ
れると、画像データ制御部31は、直ちにステップ#4
において、異常が発生した部位を含む部分を撮像するた
めのカメラ33−1〜33−m、例えば固定カメラ33
−2を選択し、この選択された固定カメラ33−2の撮
像により取得される画像データを異常時の画像データと
してデータ保存部34に保存する。
【0076】次に、パーソナルコンピュータ3は、ステ
ップ#13において、製造検査装置1の動作状態に異常
が発生した部位の異常時の画像データをデータ保存部3
4から受け取ると共に、この異常が発生した時点よりも
以前における同部位の正常時の画像データをデータ保存
部34から受け取り、これら異常時と正常時の各画像デ
ータをメーカ側Qの保守システムWに送信する。
【0077】これら異常時及び正常時の各画像データ
は、メールサーバ6から通信ネットワーク7を経由して
メーカ側Qのメールサーバ12に送られる。
【0078】メーカ側Qの保守システムWは、メールサ
ーバ12を通してユーザ側Aからの異常時及び正常時の
各画像データを受け取ってそれぞれのパーソナルコンピ
ュータ13、14のディスプレイ画面上に表示し、メー
カ側Qの技術者によりユーザ側Aの製造検査装置1の故
障の原因や異常動作の原因究明の情報として用いられ
る。
【0079】この場合、メーカ側Qの技術者は、異常時
の画像データを表示すると共に、正常時の画像データを
も表示するので、製造検査装置1の正常時の動作状態と
異常時の動作状態と比較することにより、製造検査装置
1の故障の原因や異常動作の原因究明が判断し易くな
る。
【0080】このように上記一実施の形態においては、
ユーザ側A、Bの各製造検査装置1、2の動作状態を検
出し、この検出された製造検査装置1、2の動作状態を
解析して故障、異常が発生したときにその部位の動作状
態を撮像し、この撮像により得られた異常時の画像デー
タを遠隔地のメーカ側Qに送信して製造検査装置1、2
の保守診断を行なうようにしたので、近年の製造検査装
置1、2の構成が複雑化してその故障原因も多岐にわた
って、ユーザ側A、Bの作業者によって製造検査装置
1、2の故障原因が究明できない場合でも、遠隔地のメ
ーカ側の技術者が異常時の画像を観察することにより、
製造検査装置1、2の故障や異常の原因の正確な情報を
伝えることが出来、製造検査装置1、2の故障の原因や
異常動作の原因究明の判断が的確に行なえる。
【0081】従って、メーカ側Qの技術者が、ユーザ側
A、Bの製造検査装置1、2が設置されている工場など
に出掛け、そこで製造検査装置1、2の診断及びその修
復を行なう場合でも、製造検査装置1、2の故障の原因
や異常動作の原因に関する多くの情報に基づいて事前に
故障原因を究明し、製造検査装置1、2の修復のため必
要な部品や工具を速やかに調達して上記工場などに出掛
けることができるため、従来に比べて修理、点検に要す
る時間を短縮することが可能となり、製造検査装置1、
2の稼動の停止期間を少なくでき、生産性の低下を最小
限に止めることができる。
【0082】又、メーカ側Qの技術者が製造検査装置
1、2の故障の原因や異常動作の原因究明にあたって製
造検査装置1における観察したい部位を変更したい場
合、メーカ側Qから例えばカメラ33−2の撮像方向や
倍率を可変する指示を与えて遠隔に操作できるので、製
造検査装置1、2の故障の原因や異常動作の原因究明に
あたってメーカ側Qの技術者が所望する部位の画像を得
ることができ、製造検査装置1、2の故障の原因や異常
動作の原因究明を的確に行なうことができる。
【0083】又、製造検査装置1、2に故障、異常が発
生したときに、メーカ側Qに製造検査装置1の異常時と
正常時の各画像データを送信するようにしたので、メー
カ側Qの技術者は、製造検査装置1の正常時の動作状態
と異常時の動作状態と比較することにより、製造検査装
置1の故障の原因や異常動作の原因究明をより的確に判
断することができる。
【0084】又、定期的メンテナンス時期であれば、デ
ータ保存部34に保存されている正常時の画像データを
取り出し、この正常時の画像データをメーカ側Qの保守
システムWに送信するので、遠隔地のメーカ側Qにおい
てユーザ側A、Bの各製造検査装置1、2を定期的にメ
ンテナンスすることができる。
【0085】この定期的なメンテナンス時期やその他の
一定期間毎に正常時の画像データをメーカ側Qの保守シ
ステムWに送信すれば、ユーザ側A、Bでは、送信され
てきた画像から各製造検査装置1、2において発生する
異常の兆候を判断することができる。これにより、各製
造検査装置1、2を早期に修復して事前に故障や異常動
作が発生しないようにすることができる。
【0086】以上のようなことから定期的メンテナンス
等の一定期間毎において、例えばステージ部22の案内
27やボールネジ25などのグリスを塗る必要がある部
分に対しては、その位置に固定カメラを設置し、この固
定カメラのズーム機構を利用してグリスの状態等をメー
カ側Qにおいて遠隔に拡大観察し、グリスの塗り直す時
期を決定し、この時期に合わせてメンテナンスを行なう
ことができる。
【0087】又、固定カメラで認識できないような狭い
部位に対しては、上記の如く光ファイバースコープを用
いた移動カメラ33−3を用いてその部位を容易に観察
できる。
【0088】さらに、故障しやすい部位やメンテナンス
部位にカメラを取り付けることができるようなカメラア
ダプタを予め設置し、これらカメラアダプタにカメラを
順次取り付けて各画像データを取得することで、複数箇
所ある故障し易い部位やメンテナンス部位にカメラを容
易に設置することができ、かつ、作業者への簡単な指示
によりカメラを確認したい部位に容易に設置できる。
【0089】なお、本発明は、上記一実施の形態に限定
されるものでなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない
範囲で種々に変形することが可能である。
【0090】さらに、上記実施形態には、種々の段階の
発明が含まれており、開示されている複数の構成要件に
おける適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出でき
る。例えば、実施形態に示されている全構成要件から幾
つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとす
る課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で
述べられている効果が得られる場合には、この構成要件
が削除された構成が発明として抽出できる。
【0091】上記一実施の形態では、半導体ウエハや液
晶表示パネルなどの製造検査装置1、2の保守診断に適
用した場合について説明したが、これに限らず各種検査
装置の保守診断に適用できることは言うまでもない。
【0092】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、遠
隔地から各種装置の故障に対する保守診断を迅速かつ的
確にできる保守診断方法及びそのシステムを提供でき
る。
【0093】又、本発明によれば、遠隔地から各種装置
の定期的なメンテナンスの必要性を容易に確認できる保
守診断方法及びそのシステムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる保守診断システムの一実施の形
態を示す構成図。
【図2】本発明に係わる保守診断システムの一実施の形
態における製造検査装置の外観正面図。
【図3】本発明に係わる保守診断システムの一実施の形
態における製造検査装置を上方から見た外観図。
【図4】本発明に係わる保守診断システムの一実施の形
態における製造検査装置の検査部の外観正面図。
【図5】本発明に係わる保守診断システムの一実施の形
態における製造検査装置の検査部を上方から見た外観
図。
【図6】本発明に係わる保守診断システムの一実施の形
態におけるパーソナルコンピュータ(制御装置)の機能
ブロック図。
【図7】本発明に係わる保守診断システムの一実施の形
態における保守診断フローチャート。
【図8】本発明に係わる保守診断システムの一実施の形
態における保守診断フローチャート。
【符号の説明】
A,B:ユーザ側 Q:製造販売会社(メーカ側) 1,2:製造検査装置 3,8:パーソナルコンピュータ(制御装置) 4,9:コンピュータ本体 5,10:液晶ディスプレイ 6,11:メールサーバ 7:通信ネットワーク 12:メールサーバ 13,14:パーソナルコンピュータ 20:ウエハキャリア 21:検査部 22:ステージ 23:観察部 24:駆動部 25:ボールネジ 27:案内 28:カバー 30:信号解析部 31:画像データ制御部 32−1〜32−n:検出部 33−1〜33−m:カメラ 34:データ保存部 W:保守システム

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保守サービスセンタから通信回線を介し
    てユーザ側の各種装置の保守診断を行なう保守診断方法
    において、 前記検査装置の動作状態を検出し、この検出された前記
    各種装置の動作状態を解析して少なくとも前記各種装置
    に異常が発生したときに前記各種装置の動作を撮像手段
    で撮像し、この撮像により得られた画像データを前記保
    守サービスセンタに送信して前記検査装置の保守診断を
    行なうことを特徴とする保守診断方法。
  2. 【請求項2】 前記各種装置の動作を前記カメラにより
    定期的に撮像して正常動作時の画像データを取得し、か
    つ前記各種装置に異常が発生したときに前記各種装置の
    動作を撮像して異常時の画像データを取得し、この異常
    時の画像データと共に前記正常動作時の画像データを前
    記保守サービスセンタに送信することを特徴とする請求
    項1記載の保守診断方法。
  3. 【請求項3】 前記各種装置の動作を前記撮像手段によ
    り撮像し、この画像データを前記保守サービスセンタに
    送信してメンテナンスを行なうことを特徴とする請求項
    1記載の保守診断方法。
  4. 【請求項4】 前記保守サービスセンタから前記各種装
    置における撮像部位を撮影する前記撮像手段を遠隔操作
    制御することを特徴とする請求項1記載の保守診断方
    法。
  5. 【請求項5】 前記保守サービスセンタにおいて、送信
    されてきた前記各種装置の動作状態の画像データを表示
    し前記各種装置に発生する異常の兆候を判断することを
    特徴とする請求項1記載の保守診断方法。
  6. 【請求項6】 保守サービスセンタに設置された保守シ
    ステムから通信回線を介してユーザ側の各種装置の保守
    診断を行なう保守診断システムにおいて、 前記各種装置の動作状態を検出する検出手段と、 前記各種装置の動作を撮像する撮像手段と、 前記検出手段により検出された前記各種装置の動作状態
    を解析して少なくとも前記各種装置に異常が発生したと
    きに前記撮像手段により撮像された前記各種装置の動作
    の画像データを前記通信回線を介して前記保守システム
    に送信する送信手段と、を具備したことを特徴とする保
    守診断システム。
  7. 【請求項7】 前記撮像手段は、前記各種装置の動作状
    態の解析結果に基づいて前記各種装置における前記異常
    が発生した部位を撮像することを特徴とする請求項6記
    載の保守診断システム。
  8. 【請求項8】 前記撮像手段は、撮像方向を固定、撮像
    方向を可変、撮像倍率を可変、撮像位置を移動する各機
    能とのうち少なくとも1つの機能を有することを特徴と
    する請求項6記載の保守診断システム。
  9. 【請求項9】 前記保守システムは、前記通信回線を介
    して前記各種装置における撮像部位を撮影する前記撮像
    手段を遠隔操作制御する機能を有することを特徴とする
    請求項6記載の保守診断システム。
  10. 【請求項10】 前記保守システムは、送信されてきた
    前記各種装置の動作状態の画像データをディスプレイ画
    面上に表示し前記各種装置に発生する異常の兆候を判断
    する機能を有することを特徴とする請求項6記載の保守
    診断システム。
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