JP2002268391A - 現像液残量検知装置 - Google Patents

現像液残量検知装置

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JP2002268391A
JP2002268391A JP2001067963A JP2001067963A JP2002268391A JP 2002268391 A JP2002268391 A JP 2002268391A JP 2001067963 A JP2001067963 A JP 2001067963A JP 2001067963 A JP2001067963 A JP 2001067963A JP 2002268391 A JP2002268391 A JP 2002268391A
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Shunichi Abe
俊一 阿部
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像液の粘性や現像液の温度に拘わりなく現
像液の残量を正確に検知することのできる現像液残量検
知装置を提供する。 【解決手段】 発光ダイオード62と、この発光ダイオ
ード62が発光する光を受光するホトトランジスタ61
とを備え、このホトトランジスタ61の受光量に基づい
て現像液の残量を検知する現像液残量検知装置であっ
て、発光ダイオード62とホトトランジスタ61とのど
ちらか一方を現像液43中に没する位置に配置し、他方
を現像液中に没しない位置に配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、発光素子と、こ
の発光素子の光を受光する受光素子とを備え、この受光
素子の受光量に基づいて現像液の残量を検知する現像液
残量検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、現像液残量検知装置として
は、発光素子と受光素子とを備えたホトセンサを用いる
ホトセンサ式と、現像液にフロートを浮かべるフロート
式と、現像液に抵抗素子を浸す抵抗素子式等が知られて
いる。
【0003】ホトセンサタイプの現像液残量検知装置で
は、発光素子と受光素子とを現像液中に配置し、現像液
があるときの受光センサの受光量と、現像液がなくなっ
たときの受光センサの受光量とを比較して現像液の残量
を検知するものである。
【0004】フロートタイプの現像液残量検知装置で
は、現像液に浮かべたフロートの位置を検出して現像液
の残量を検知するものである。
【0005】抵抗素子タイプの現像液残量検知装置で
は、抵抗素子に電流を流して発熱させておき、空気中の
放熱量と現像液中の放熱量との違いによって抵抗素子の
温度が異なり、この温度の違いによって抵抗素子の抵抗
値が変化することを利用して現像液の残量を検知するも
のである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ホトセンサ
式の現像液残量検知装置では、小型化を図るために発光
素子と受光素子との間の離間距離を小さく設定すると、
現像液の残量がゼロになっても現像液の粘性により発光
素子と受光素子との間にいつまでも現像液が存在してし
まい、残量を正確に検知することができなくなるという
問題があった。また、その離間距離を大きく設定して
も、粘性により発光素子の発光面や受光素子の受光面に
現像液が付着してしまうため、現像液の残量を正確に検
知することができなかった。
【0007】フロート式の現像液残量検知装置では、現
像液の粘性によりフロートが側壁等に付着してしまい、
液面の上下動に追従しなくなってしまい、現像液の残量
を正確に検知することができないという問題があった。
【0008】抵抗素子式の現像液残量検知装置にあって
は、モータやモータドライバ等の発熱により機内温度が
上昇し、この温度上昇により現像液の温度が上昇してし
まうと、空気中の放熱量と現像液中の放熱量との差がな
くなり、液面位置を正確に検知することができなくなる
という問題があった。
【0009】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、現像液の粘性や現像液の温度等に拘
わりなく現像液の残量を正確に検知することのできる現
像液残量検知装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、発光素子と、この発光素子が発
光する光を受光する受光素子とを備え、この受光素子の
受光量に基づいて現像液の残量を検知する現像液残量検
知装置であって、前記発光素子と受光素子のどちらか一
方を現像液中に没する位置に配置し、他方を現像液中に
没しない位置に配置したことを特徴とする。
【0011】請求項2の発明は、前記受光素子の受光量
を補正する補正手段を設けたことを特徴とする。
【0012】請求項3の発明は、前記補正手段は、現像
液を介在せずに前記発光素子の光を受光する補正用受光
素子と、この補正用受光素子の受光量に応じて受光素子
の受光量を補正する補正演算手段とを有することを特徴
とする。
【0013】請求項4の発明は、前記補正用受光素子と
発光素子との間に発光素子の光を減衰させる減衰手段を
設けたことを特徴とする。
【0014】請求項5の発明は、前記減衰手段は、発光
素子の光を1/10以下に減衰することを特徴とする。
【0015】請求項6の発明は、前記補正用受光素子の
受光量に基づいて発光素子の発光量を一定にすることを
特徴とする。
【0016】請求項7の発明は、発光素子とこの発光素
子が発光する光を受光する受光素子とを有するホトセン
サを備え、このホトセンサの検知信号に基づいて現像液
の残量を検知する現像液残量検知装置であって、前記ホ
トセンサを複数備え、各ホトセンサの発光素子と受光素
子のどちらか一方を現像液中に没する位置に配置すると
ともに、現像液中に没する各素子の深さがそれぞれ異な
ることを特徴とする。
【0017】請求項8の発明は、少なくとも1つの発光
素子と、この発光素子が発光する光を受光する複数の受
光素子とを備え、各受光素子の受光量に基づいて現像液
の残量を検知する現像液残量検知装置であって、前記複
数の受光素子を現像液中に没する位置に配置し、前記発
光素子を現像液中に没しない位置に配置し、現像液中に
没する各受光素子の深さがそれぞれ異なることを特徴と
する。
【0018】請求項9の発明は、複数の発光素子と、こ
れら発光素子が発光する光を受光する少なくとも1つの
受光素子とを備えた現像液残量検知装置であって、前記
複数の発光素子を現像液中に没する位置に配置し、前記
受光素子を現像液中に没しない位置に配置し、現像液中
に没する各発光素子の深さがそれぞれ異なるとともに、
各発光素子の1つのみが点灯するように順番に点灯さ
せ、各発光素子の点灯時における受光素子の受光量に基
づいて現像液の残量を検知することを特徴とする。
【0019】請求項10の発明は、前記各受光素子は、
他の受光素子に遮られるないように発光素子の光が受光
できる位置に配置したことを特徴とする。
【0020】請求項11の発明は、前記各発光素子は、
受光素子が受光する光を他の発光素子が遮らないように
配置したことを特徴とする。
【0021】請求項12の発明は、前記各受光素子の向
きを受光量が最大となる方向にそれぞれ向けたことを特
徴とする。
【0022】請求項13の発明は、前記各発光素子の向
きを受光素子の受光量が最大となる方向にそれぞれ向け
たことを特徴とする。
【0023】請求項14の発明は、前記現像液は静電式
画像形成装置の現像液であることを特徴とする。
【0024】
【作用】請求項1の発明によれば、発光素子と、この発
光素子が発光する光を受光する受光素子とを備え、この
受光素子の受光量に基づいて現像液の残量を検知する現
像液残量検知装置であって、前記発光素子と受光素子の
どちらか一方を現像液中に没する位置に配置し、他方を
現像液中に没しない位置に配置したものであるから、受
光素子と発光素子の両方を現像液に没するものに比べて
受光素子の受光量が2倍になるので、現像液の粘性に拘
わらず現像液の残量を正確に検知することができる。
【0025】請求項2の発明によれば、前記受光素子の
受光量を補正する補正手段を設けたものであるから、さ
らに、現像液の残量を正確に検知することができる。
【0026】請求項3の発明によれば、補正手段は、現
像液を介在せずに前記発光素子の光を受光する補正用受
光素子と、この補正用受光素子の受光量に応じて受光素
子の受光量を補正する補正演算手段とを有するものであ
るから、発光素子の劣化や現像液の温度変化等の影響を
受けずに現像液の残量を正確に検知することができる。
【0027】請求項4の発明によれば、補正用受光素子
と発光素子との間に発光素子の光を減衰させる減衰手段
を設けたものであるから、補正用受光素子の受光量と受
光素子の受光量との差が大きくかけ離れないので、さら
に現像液の残量を正確に検知することができる。
【0028】請求項5の発明によれば、記減衰手段は、
発光素子の光を1/10以下に減衰したものであるか
ら、補正用受光素子の受光量と受光素子の受光量との差
が大きくかけ離れないことになり、さらに現像液の残量
を正確に検知することができる。
【0029】請求項6の発明によれば、補正用受光素子
の受光量に基づいて発光素子の発光量を一定にするもの
であるから、温度の影響を受けずに現像液の残量をさら
に正確に検知することができる。
【0030】請求項7の発明によれば、発光素子とこの
発光素子が発光する光を受光する受光素子とを有するホ
トセンサを備え、このホトセンサの検知信号に基づいて
現像液の残量を検知する現像液残量検知装置であって、
前記ホトセンサを複数備え、各ホトセンサの発光素子と
受光素子のどちらか一方を現像液中に没する位置に配置
するとともに、現像液中に没する各素子の深さがそれぞ
れ異なるようにしたものであるから、受光素子と発光素
子の両方を現像液に没するものに比べて受光素子の受光
量が2倍になるとともにホトセンサを複数備えているこ
とにより、現像液の粘性に拘わらず現像液の残量をさら
に正確に検知することができる。
【0031】請求項8の発明によれば、少なくとも1つ
の発光素子と、この発光素子が発光する光を受光する複
数の受光素子とを備え、各受光素子の受光量に基づいて
現像液の残量を検知する現像液残量検知装置であって、
前記複数の受光素子を現像液中に没する位置に配置し、
前記発光素子を現像液中に没しない位置に配置し、現像
液中に没する各受光素子の深さがそれぞれ異なるように
したものであるから、受光素子と発光素子の両方を現像
液に没するものに比べて受光素子の受光量が2倍になる
とともにホトセンサを複数備えていることにより、現像
液の粘性に拘わらず現像液の残量をさらに正確に検知す
ることができる。
【0032】請求項9の発明によれば、複数の発光素子
と、これら発光素子が発光する光を受光する少なくとも
1つの受光素子とを備えた現像液残量検知装置であっ
て、前記複数の発光素子を現像液中に没する位置に配置
し、前記受光素子を現像液中に没しない位置に配置し、
現像液中に没する各発光素子の深さがそれぞれ異なると
ともに、各発光素子の1つのみが点灯するように順番に
点灯させ、各発光素子の点灯時における受光素子の受光
量に基づいて現像液の残量を検知するものであるから、
少ない受光素子で、現像液の粘性に拘わらず現像液の残
量をさらに正確に検知することができる。
【0033】請求項10の発明によれば、各受光素子
は、他の受光素子に遮られるないように発光素子の光が
受光できる位置に配置したものであるから、各受光素子
の受光量を大きくすることができる。
【0034】請求項11の発明によれば、各発光素子
は、受光素子が受光する光を他の発光素子が遮らないよ
うに配置したものであるから、各発光素子で発光した光
を有効に受光素子に受光させることができる。
【0035】請求項12の発明によれば、各受光素子の
向きを受光量が最大となる方向にそれぞれ向けたもので
あるから、各受光素子の受光量を大きくとることができ
る。
【0036】請求項13の発明によれば、各発光素子の
向きを受光素子の受光量が最大となる方向にそれぞれ向
けたものであるから、受光素子が受光する受光量を大き
くとることができる。
【0037】請求項14の発明によれば、現像液は静電
式画像形成装置の現像液であるから、静電式画像形成装
置の現像液の残量を正確に検知することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係わる現像液残
量検知装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。 [第1実施形態]図1において、10は現像液残量検知
装置を搭載したドラム式画像形成装置(静電式画像形成
装置)であり、このドラム式画像形成装置10は、静電
潜像を形成する感光ドラム20と、その静電潜像を現像
して可視像(トナー像)を形成する現像ユニット40等
とを備えている。
【0039】感光ドラム20の感光面には、変調された
例えば半導体レーザ等の光が照射されて、静電潜像が形
成される。
【0040】21は感光ドラム20に形成された可視像
のトナーに電荷を与えてそのトナーを感光ドラム20に
電気的に固定させるセットローラである。このトナーの
電気的な固定により、転写の際に記録紙22が感光ドラ
ム20に接触するときに画像が乱れてしまうのを防止す
るものである。
【0041】23は高電圧が印加されることにより感光
ドラム20の可視像を記録紙22に転写させる転写ロー
ラ、24は光を照射して静電潜像の電荷をディスチャー
ジするクエンチングランプ、25は感光ドラム20に付
着しているトナーを掻き落とすクリーニング部材、26
は感光ドラム20の感光面に均一に帯電を行う帯電ロー
ラ、27は感光ドラム20の感光面にオイルを薄く均一
に塗布するプリウエットローラである。このプリウエッ
トローラ27は、感光面の潜像の地肌部に現像時にトナ
ーが接触して付着することによって発生するカブリを防
止するためのものである。
【0042】現像ユニット40は、複数のローラGに巻
回された現像ベルト41と、タンク42に蓄えられた現
像液43を現像ベルト41に塗布する第1,第2塗布ロ
ーラ44,45等とを有している。第1塗布ローラ44
はタンク42内の現像液を汲み上げて第2塗布ローラ4
5とによってその現像液を均一な薄層にして現像ベルト
41に塗布するものである。
【0043】現像ベルト41は図示しないモータにより
矢印方向に回転移動され、トナーチャージャ46が薄層
に塗布された現像液に電界を与える。この電界によって
その現像液がトナーの濃い部分と薄い部分の2層に分け
られる。これは、プリウエットローラと同様な効果を得
るためのものである。
【0044】ところで、感光ドラム20に塗布された現
像液は記録紙22に転写されていくのでタンク42内の
現像液は減少していく。このため、常に高品位の画像を
得るには、タンク42内の現像液の残量を常に検知し、
必要に応じて補給することにより現像液の残量が一定量
となるように制御する必要がある。
【0045】このため、タンク42には図2に示すよう
に現像液残量検知装置50の液面センサ60が設置され
ている。この液面センサ60は、現像液43中に没する
位置に設けられたフォトトランジスタ(受光素子)61
と、現像液43中に没しない位置に設けられた発光ダイ
オード(発光素子)62とを有している。この発光ダイ
オード62が発光した光はフォトトランジスタ61が受
光するようになっている。
【0046】70はフォトトランジスタ61の出力電流
(受光信号)に基づいて現像液の残量を求める演算部で
ある。そして、液面センサ60と演算部70とで現像液
残量検知装置50が構成されている。
【0047】演算部70は、フォトトランジスタ61に
流れる電流を電圧に変換する抵抗71と、この抵抗71
に生じる電圧を増幅する増幅器72と、増幅器72から
出力される電圧に基づいて現像液の残量を演算(検知)
する演算制御装置73等とを有している。演算制御装置
73は、MPU等から構成され、演算した現像液の残量
に基づいて現像液の補給等を行うようになっている。
【0048】次に、現像液残量検知装置50の動作につ
いて説明する。
【0049】図2に示すように、現像液43の残量が多
く、フォトトランジスタ61が現像液43中に没してい
る場合、発光ダイオード62で発光した光は現像液43
により減衰されてフォトトランジスタ61に受光され
る。その減衰量は、液面からフォトトランジスタ61ま
での深さ(液厚)に応じて大きくなるので、フォトトラ
ンジスタ61の受光量は液厚に応じて減少し、その液厚
に応じてフォトトランジスタ61の出力電流は減少す
る。
【0050】フォトトランジスタ61の出力電流によっ
て演算部70の抵抗71の両端に生じる出力電圧(フォ
トトランジスタ61のエミッタと接地間の電圧)Veと
液厚との関係を図3(a)に示す。
【0051】フォトトランジスタ61が現像液43の液
面から露出すると、すなわち液厚がゼロのとき、抵抗7
1の両端の電圧Veは約500[mV]になるが、実際に
は現像液43の粘性が高いことによりフォトトランジス
タ61の受光面に厚さ約1mmの現像液膜で覆われる。し
かし、現像液膜で覆われるのはフォトトランジスタ61
だけであり、発光ダイオード62は現像液膜で覆われる
ことがなく、発光ダイオード62が発光した光は減衰さ
れずに空気中へ射出される。このため、その光が減衰さ
れるのは受光面の現像液膜だけであり、フォトトランジ
スタ61の出力電圧Veは200[mV]となる。
【0052】また、発光ダイオード62は、現像液43
中に没しないことにより、発光ダイオード62と液面間
では発光ダイオード62の光は減衰されず、フォトトラ
ンジスタ61の受光量が大きくなる。このため、図3
(a)および図3(b)に示すように、フォトトランジ
スタ61によって大きな出力電圧Veを得ることができ
る。すなわち、フォトトランジスタ61と発光ダイオー
ド62の両方が現像液に没するものに比べフォトトラン
ジスタ61の受光量が2倍になるので、正確に液面の位
置を検知することができる。
【0053】ところで、増幅器72は出力電圧Veを2
0倍に増幅すると、演算制御装置73の入力端子Q1に
は約4[V]の電圧の信号が入力する。また、液厚2mm
のときは約2[V]、液厚3mmのときは約1.6
[V]、液厚4mmのときは約1.0[V]、液厚5mmの
ときは約0.8[V]の電圧の信号が演算制御装置73
の入力端子Q1に入力する。
【0054】演算制御装置73は、入力端子Q1に入力
する信号の電圧に基づいて液厚を演算して求め、この求
めた液厚から現像液43の残量を求めるものである。
【0055】このように、演算制御装置73は、大きな
出力電圧Veが得られることにより入力端子Q1の電圧か
ら液厚を正確に求めることができ、現像液43の粘性や
現像液43の温度に拘わりなく現像液43の残量を正確
に求めることができる。すなわち、演算制御装置73
は、現像液43の粘性や現像液43の温度に拘わりなく
現像液43の残量を正確に検知することができる。
【0056】[第2実施形態]図4は第2実施形態を示
すものであり、この第2実施形態ではフォトトランジス
タ61の受光量を補正する補正手段100を設けたもの
である。
【0057】この補正手段100は、現像液43中に没
する補正用ホトトランジスタ102と、この補正用ホト
トランジスタ102に現像液43の影響を受けることな
く発光ダイオード62の光を減衰させずに受光させる光
路部材103と、補正用ホトトランジスタ102に流れ
る電流を電圧に変換する抵抗104と、この抵抗104
に生じる電圧を増幅する増幅器105と、後述する補正
演算手段とを有している。
【0058】光路部材103は透明なアクリル製の円柱
部材やガラス製の円柱部材から構成され、その途中にN
Dフィルタ(減衰手段)107が設けられている。この
NDフィルタ107は発光ダイオード62が発光した光
を1/10以下となるように減衰させてホトトランジス
タ102に受光させるものである。
【0059】なお、光路部材103は現像液に侵されず
且つ現像液43を変質させない材質のパイプであっても
よい。
【0060】増幅器105から出力される電圧の信号は
演算制御装置75の入力端子Q2に入力するようになっ
ている。
【0061】演算制御装置75は、入力端子Q2に入力
する信号の電圧に基づいて入力端子Q1の電圧、すなわ
ちホトトランジスタ61の受光量を補正する補正演算手
段としての機能を有し、補正した入力端子Q1の入力電
圧から液厚を求めるものである。
【0062】この第2実施形態によれば、温度変化や経
時変化により発光ダイオード62の発光量が変化した
り、現像液等の温度変化によるフォトトランジスタ61
の出力電流が変化したりしても、その変化による誤差を
補正することによって正確な現像液43の残量を求める
ことができる。
【0063】一例として、演算制御装置75の入力端子
Q2の電圧が例えば3.00[V]となるように増幅器1
05の増幅率を設定しておき、温度変化により、発光ダ
イオード62の発光量が増加してホトトランジスタ61
の出力電流が増加し、入力端子Q2の電圧が3.15
[V]になった場合について説明する。
【0064】いま、仮に現像液43の液厚が2mmである
とする。温度変化がなければ図3のグラフより、演算制
御装置75の入力端子Q1の電圧は2[V]である。周
辺温度が変化し発光ダイオード62の発光量が5%増加
したとする。すると、入力端子Q1の電圧は2[V]か
ら2.1[V]になる。
【0065】このため、補正を行わなければ、図3のグ
ラフより演算制御装置75は現像液43の液厚を1.9m
mと誤判断することになる。
【0066】ところが、発光ダイオード62の発光量の
5%の増加により、補正用ホトトランジスタ102の受
光光量も5%増加する。このため、演算制御装置75の
入力端子Q2の電圧が3.15[V]になる。演算制御装
置75は、この3.15[V]の電圧から光量の増加し
た割合を判断し、入力端子Q1の電圧2.1[V]に補正
を加える。すなわち、2.1×(3/3.15)=2
[V]を入力端子Q1の電圧として液厚を求める。つま
り、2[V]から求めた液厚2mmが正しい液厚と判断す
る。
【0067】このように、温度変化によって発光ダイオ
ード62の発光量が変化しても正確な液厚を求めること
ができる。現像液43の温度変化によってホトトランジ
スタ61の出力電流が変化しても、補正用ホトトランジ
スタ102の出力電流も同様に変化するので、上記と同
様に正しい液厚を求めることができる。また、劣化によ
って発光ダイオード62の発光量が減少しても上記と同
様に正しい液厚を求めることができる。
【0068】この第2実施形態では、光路部材103に
NDフィルタ107を設けているので、ホトトランジス
タ61の受光光量と補正用ホトトランジスタ102の受
光光量とをほぼ同一にすることができるので、その補正
を正確に行うことができる。
【0069】図5は他の例を示したものでり、この例で
はNDフィルタ107の替わりに絞り108を設けたも
のである。
【0070】[第3実施例]図6は第3実施形態を示し
たものであり、この第3実施形態では発光ダイオード6
2の発光光量を一定にする制御回路(一定制御手段)1
10を設けたものである。
【0071】制御回路110は、補正用フォトトランジ
スタ(補正用受光素子)102に流れる電流を電圧に変
換する抵抗111と、この抵抗111に生じる電圧の増
減を反転して増幅する反転増幅器112と、反転増幅器
112から出力される反転出力電圧に基づいて発光ダイ
オード62に流れる電流を制御するトランジスタ113
等とから構成されている。反転増幅器112は、抵抗1
11に生じる電圧が増加するとこの増加に対応して反転
出力電圧を減少させ、その電圧が減少するとこの減少に
対応して反転出力電圧を増加させるものである。
【0072】この第3実施形態の動作を簡単に説明す
る。
【0073】いま、温度変化により発光ダイオード62
の発光光量が増加すると、補正用ホトトランジスタ10
2の出力電流が増加し、抵抗111の両端電圧が増加し
て反転増幅器112に入力する。そして、反転増幅器1
12の反転出力電圧が減少し、トランジスタ113のベ
ースに流れる電流が減少する。このため、トランジスタ
113のコレクタに流れる電流すなわち発光ダイオード
62に流れる電流が減少して、発光ダイオード62の発
光光量が減少され、元の発光光量に戻される。
【0074】逆に、発光ダイオード62の発光光量が減
少すると、補正用ホトトランジスタ102の出力電流が
減少し、抵抗111の両端電圧が減少して反転増幅器1
12に入力する。そして、反転増幅器112の反転出力
電圧が増加し、トランジスタ113のベースに流れる電
流が増加する。このため、トランジスタ113のコレク
タに流れる電流すなわち発光ダイオード62に流れる電
流が増加して、発光ダイオード62の発光光量が増加さ
れ、元の発光光量に戻される。
【0075】このように、制御回路110は補正用ホト
トランジスタ102の受光光量に基づいて発光ダイオー
ド62の発光光量が一定となるように発光ダイオード6
2に流れる電流を制御する。
【0076】この第3実施形態によれば、温度変化等の
影響を受けずに常に発光ダイオード62の発光光量が一
定に保たれるものであるから、温度変化に拘わらず正確
に液厚を検知することができる。
【0077】第2,第3実施形態では、ホトトランジス
タ61と補正用ホトトランジスタ102とが別個となっ
ているが、ワンチップ上に2つの素子を形成したものを
使用すれば温度特性が揃い且つ同じ温度変化をするため
より精密な補正が可能となる。
【0078】また、第2,第3実施例では、補正用ホト
トランジスタ102を現像液43中に没する位置に配置
したが、ミラーやハーフミラー等を使用して補正用ホト
トランジスタ102を現像液43中に没しない位置に配
置してもよい。 [第4実施形態]図7は第4実施形態を示したものであ
る。第4実施形態の現像液残量検知装置80は、3つの
液面センサ60,120,130と、各液面センサ60,
120,130の受光信号に基づいて現像液の残量を求
める演算部140とから構成されている。
【0079】液面センサ120は、フォトトランジスタ
(受光素子)121と、発光ダイオード(発光素子)1
22とを有している。この発光ダイオード122が発光
した光はフォトトランジスタ121が受光するようにな
っている。液面センサ130は、フォトトランジスタ
(受光素子)131と、発光ダイオード(発光素子)1
32とを有している。この発光ダイオード132が発光
した光はフォトトランジスタ131が受光するようにな
っている。
【0080】液面センサ60,120,130の発光ダイ
オード62,122,132は現像液43中に没しない位
置に配置され、ホトトランジスタ62,121,131は
現像液43中に没する位置に配置されている。また、ホ
トトランジスタ121はホトトランジスタ62よりも深
い位置に配置され、ホトトランジスタ131はホトトラ
ンジスタ121より深い位置に配置されている。
【0081】演算部140は、フォトトランジスタ6
1,121,131に流れる電流を電圧に変換する抵抗7
1,123,133と、これら抵抗71,123,133に
生じる電圧と基準電圧とを比較するコンパレータ77,
124,134と、各コンパレータ77,124,134
から出力される信号に基づいて現像液の残量を演算する
演算制御装置141等とを有している。コンパレータ7
7,124,134は基準電圧よりも抵抗71,123,1
33に生じる電圧の方が大きい場合にHレベルの信号を
出力し、その電圧が基準電圧以下の場合にLレベルの信
号を出力するようになっている。
【0082】演算制御装置141は、MPU等から構成
され、演算した現像液の残量に基づいて現像液の補給等
を行うようになっている。
【0083】次に、第4実施形態の動作について簡単に
説明する。
【0084】いま、ホトトランジスタ61が現像液43
の液面から出ており、ホトトランジスタ121,131
が現像液43中にあるとき、発光ダイオード62が発し
た光は現像液43に減衰されることなく強いままホトト
ランジスタ61に受光され、発光ダイオード122,1
32が発した光は現像液43に減衰され弱い光となって
ホトトランジスタ121,131に受光される。
【0085】各ホトトランジスタ61,121,131が
強い光を受光したときホトトランジスタ61,121,1
31のエミッタに発生する電圧が3[V]、各ホトトラ
ンジスタ61,121,131が弱い光を受光したときホ
トトランジスタ61,121,131のエミッタに発生す
る電圧が2[V]になるように、各抵抗71,123,1
33の値を設定しておく。また、各コンパレータ77,
124,134の−入力端子に入力する電圧、すなわち
基準電圧が2.5[V]になるように抵抗R7,R8の値を
設定しておく。
【0086】このように設定したおくことにより、コン
パレータ77の出力端子からHレベルの信号が出力さ
れ、コンパレータ124,134の出力端子からLレベ
ルの信号が出力される。すなわち、演算制御装置141
の入力端子P1,P2,P3にはH,L,Lの信号が入力さ
れ、演算制御装置141は入力端子P1,P2,P3に入力
されるH,L,Lレベルから液面の位置を求める。
【0087】この場合、演算制御装置141は、現像液
43の液面がホトトランジスタ61とホトトランジスタ
121との間にあると判断する。すなわち、演算制御装
置141は、入力端子P1,P2,P3のレベルがH,H,L
のとき液面がホトトランジスタ121とホトトランジス
タ131との間にあると判断し、入力端子P1,P2,P3
のレベルがH,H,Hのとき液面がホトトランジスタ13
1の位置より下であると判断し、入力端子P1,P2,P3
のレベルがL,L,Lのとき液面がホトトランジスタ61
の上にあると判断する。そして、液面の位置から現像液
43の残量を検知するものである。
【0088】この第4実施形態によれば、ホトトランジ
スタ131の位置より下と、ホトトランジスタ131と
ホトトランジスタ121との間と、ホトトランジスタ1
21とホトトランジスタ61との間と、ホトトランジス
タ61より上との4つの段階で液面の位置を検知するも
のであり、発光ダイオード62,122,132が現像液
43に没しないことにより、第1実施形態と同様に、現
像液43の粘性や現像液43の温度に拘わりなく現像液
43の残量を正確に検知することができ、しかも、複数
のホトトランジスタ61,121,131で受光するもの
であるから4つの段階での液面の位置を正確に検知する
ことができ、誤検知を確実に防止することができる。
【0089】図8は液面センサ150を1つの発光ダイ
オード62と、この発光ダイオード62から発光される
光を受光する3つのホトトランジスタ61,121,13
1とで構成して、液面の位置を検出するようにしたもの
である。この場合、図9に示すように、発光ダイオード
62の光が斜め下方に向けて射出するように発光ダイオ
ード62を斜めに配置し、ホトトランジスタ61,12
1,131を発光ダイオード62に向けるとともに、ホ
トトランジスタ121,131が受光する光を遮らない
ように各ホトトランジスタ61,121,131の受光量
が最大となるように配置したものである。[第5実施形
態]図10は第5実施形態を示したものである。第5実
施形態の現像液残量検知装置90は、液面センサ160
と、この液面センサ160の受光量に基づいて液面の位
置を検出する演算部170とで構成されている。
【0090】液面センサ160は、3つの発光ダイオー
ド161,162,163と、これら3つの発光ダイオー
ド161,162,163から発光される光を受光する一
つのホトトランジスタ165とで構成し、発光ダイオー
ド161,162,163を現像液43に没する位置に配
置したものである。発光ダイオード162は発光ダイオ
ード161よりも深い位置に配置され、発光ダイオード
163は発光ダイオード162よりも深い位置に配置さ
れている。
【0091】この場合、図11に示すように、発光ダイ
オード161,162,163を斜め上方の一点に向け、
この一点にホトトランジスタ165を配置し、発光ダイ
オード161,162,163から射出される光が発光ダ
イオード161,162に遮られることなくホトトラン
ジスタ165に受光されるようにし、各発光ダイオード
161,162,163の発光に対してホトトランジスタ
165の受光量がそれぞれ最大となるようにしたもので
ある。
【0092】演算部170は、ホトトランジスタ165
に流れる電流を電圧に変換する抵抗171と、この抵抗
171に生じる電圧と基準電圧とを比較するコンパレー
タ172と、コンパレータ172の出力信号に基づいて
現像液の残量、すなわち液面位置を演算する演算制御装
置175等とを有している。
【0093】演算制御装置175は、MPU等から構成
され、出力端子U1〜U3をHレベルにすることにより発
光ダイオード161,162,163を点灯させ、コンパ
レータ172の出力信号すなわち入力端子P4の入力電
圧(H,Lレベル)に基づいて液面の位置を求めるもの
である。
【0094】次に、第5実施形態の動作について説明す
る。
【0095】先ず、演算制御装置175は、出力端子U
1をHレベルにして発光ダイオード161を点灯させ
る。いま、液面が発光ダイオード161と発光ダイオー
ド162との間にあるとする。
【0096】発光ダイオード161から射出された光は
液面が発光ダイオード161の下にあることにより減衰
されずにホトトランジスタ165に受光される。このと
き、ホトトランジスタ165のエミッタに発生する電圧
が3[V]になるように設定されている。また、コンパ
レータ172の基準電圧が2.5[V]に設定されてい
る。
【0097】したがって、発光ダイオード161が点灯
されるとコンパレータ172はHレベルの出力信号を出
力し、演算制御装置175の入力端子U1にはHレベル
の信号が入力される。そして、演算制御装置175は図
示しないメモリにHレベルを記憶する。
【0098】次に、演算制御装置175は出力端子U1
をLレベルにして発光ダイオード161を消灯させると
ともに出力端子U2をHレベルにして発光ダイオード1
62を点灯させる。発光ダイオード162から射出され
た光は現像液43に減衰されてホトトランジスタ165
に受光される。ホトトランジスタ165のエミッタに発
生する電圧は例えば2[V]になる。これにより、コン
パレータ172はLレベルの出力信号を出力する。そし
て、演算制御装置175はメモリにLレベルを記憶す
る。
【0099】同様にして、演算制御装置175は出力端
子U2をLレベルにして発光ダイオード162を消灯さ
せるとともに出力端子U3をHレベルにして発光ダイオ
ード163を点灯させる。発光ダイオード163から射
出された光は現像液43に減衰されてホトトランジスタ
165に受光される。そして、ホトトランジスタ165
のエミッタに2[V]以下の電圧が発生し、コンパレー
タ172はLレベルの出力信号を出力し、演算制御装置
175はメモリにLレベルを記憶する。
【0100】演算制御装置175は、メモリに記憶した
H,L,Lレベルから液面が発光ダイオード161と発光
ダイオード162との間にあると判断する。
【0101】同様にして、発光ダイオード161,16
2を点灯させたとき、コンパレータ172の出力がそれ
ぞれH,Hレベル、発光ダイオード163を点灯させた
ときコンパレータ172の出力がLレベルのとき、演算
制御装置175は液面が発光ダイオード162と発光ダ
イオード163との間にあると判断する。また、演算制
御装置175は、発光ダイオード161,162,163
を点灯させたときコンパレータ172の出力がそれぞれ
H,H,Hレベルのとき液面が発光ダイオード163より
下にあると判断し、発光ダイオード161,162,16
3を点灯させたときコンパレータ172の出力がそれぞ
れL,L,Lレベルのとき液面が発光ダイオード161よ
り上にあると判断するものである。
【0102】この第5実施形態によれば、第4実施形態
と同様に4つの段階で液面の位置を検知するものであ
り、発光ダイオード165が現像液43に没しないこと
により、現像液43の粘性や現像液43の温度に拘わり
なく現像液43の残量を正確に検知することができる。
また、複数の発光ダイオード161〜163で発光する
ものであるから4つの段階での液面の位置を正確に検知
することができ、誤検知を確実に防止することができ
る。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、発光素子と、この発光素子が発光する光を受光
する受光素子とを備え、この受光素子の受光量に基づい
て現像液の残量を検知する現像液残量検知装置であっ
て、前記発光素子と受光素子のどちらか一方を現像液中
に没する位置に配置し、他方を現像液中に没しない位置
に配置したものであるから、受光素子と発光素子の両方
を現像液に没するものに比べて受光素子の受光量が2倍
になるので、現像液の粘性に拘わらず現像液の残量を正
確に検知することができる。
【0104】請求項2の発明によれば、前記受光素子の
受光量を補正する補正手段を設けたものであるから、さ
らに、現像液の残量を正確に検知することができる。
【0105】請求項3の発明によれば、補正手段は、現
像液を介在せずに前記発光素子の光を受光する補正用受
光素子と、この補正用受光素子の受光量に応じて受光素
子の受光量を補正する補正演算手段とを有するものであ
るから、発光素子の劣化や現像液の温度変化等の影響を
受けずに現像液の残量を正確に検知することができる。
【0106】請求項4の発明によれば、補正用受光素子
と発光素子との間に発光素子の光を減衰させる減衰手段
を設けたものであるから、補正用受光素子の受光量と受
光素子の受光量との差が大きくかけ離れないので、さら
に現像液の残量を正確に検知することができる。
【0107】請求項5の発明によれば、記減衰手段は、
発光素子の光を1/10以下に減衰したものであるか
ら、補正用受光素子の受光量と受光素子の受光量との差
が大きくかけ離れないことになり、さらに現像液の残量
を正確に検知することができる。
【0108】請求項6の発明によれば、補正用受光素子
の受光量に基づいて発光素子の発光量を一定にするもの
であるから、温度の影響を受けずに現像液の残量をさら
に正確に検知することができる。
【0109】請求項7の発明によれば、発光素子とこの
発光素子が発光する光を受光する受光素子とを有するホ
トセンサを備え、このホトセンサの検知信号に基づいて
現像液の残量を検知する現像液残量検知装置であって、
前記ホトセンサを複数備え、各ホトセンサの発光素子と
受光素子のどちらか一方を現像液中に没する位置に配置
するとともに、現像液中に没する各素子の深さがそれぞ
れ異なるようにしたものであるから、受光素子と発光素
子の両方を現像液に没するものに比べて受光素子の受光
量が2倍になるとともにホトセンサを複数備えているこ
とにより、現像液の粘性に拘わらず現像液の残量をさら
に正確に検知することができる。
【0110】請求項8の発明によれば、少なくとも1つ
の発光素子と、この発光素子が発光する光を受光する複
数の受光素子とを備え、各受光素子の受光量に基づいて
現像液の残量を検知する現像液残量検知装置であって、
前記複数の受光素子を現像液中に没する位置に配置し、
前記発光素子を現像液中に没しない位置に配置し、現像
液中に没する各受光素子の深さがそれぞれ異なるように
したものであるから、受光素子と発光素子の両方を現像
液に没するものに比べて受光素子の受光量が2倍になる
とともにホトセンサを複数備えていることにより、現像
液の粘性に拘わらず現像液の残量をさらに正確に検知す
ることができる。
【0111】請求項9の発明によれば、複数の発光素子
と、これら発光素子が発光する光を受光する少なくとも
1つの受光素子とを備えた現像液残量検知装置であっ
て、前記複数の発光素子を現像液中に没する位置に配置
し、前記受光素子を現像液中に没しない位置に配置し、
現像液中に没する各発光素子の深さがそれぞれ異なると
ともに、各発光素子の1つのみが点灯するように順番に
点灯させ、各発光素子の点灯時における受光素子の受光
量に基づいて現像液の残量を検知するものであるから、
少ない受光素子で、現像液の粘性に拘わらず現像液の残
量をさらに正確に検知することができる。
【0112】請求項10の発明によれば、各受光素子
は、他の受光素子に遮られるないように発光素子の光が
受光できる位置に配置したものであるから、各受光素子
の受光量を大きくすることができる。
【0113】請求項11の発明によれば、各発光素子
は、各発光素子は、受光素子が受光する光を他の発光素
子が遮らないように配置したものであるから、各発光素
子で発光した光を有効に受光素子に受光させることがで
きる。
【0114】請求項12の発明によれば、各受光素子の
向きを受光量が最大となる方向にそれぞれ向けたもので
あるから、各受光素子の受光量を大きくとることができ
る。
【0115】請求項13の発明によれば、各発光素子の
向きを受光素子の受光量が最大となる方向にそれぞれ向
けたものであるから、受光素子が受光する受光量を大き
くとることができる。
【0116】請求項14の発明によれば、現像液は静電
式画像形成装置の現像液であるから、静電式画像形成装
置の現像液の残量を正確に検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る現像液残量検知装置を搭載した
ドラム式画像形成装置の構成を概略的に示した概略説明
図である。
【図2】この発明に係る現像液残量検知装置の構成を示
したブロック図である。
【図3】(a)フォトトランジスタの出力電圧と液厚と
の関係を示したグラフである。 (b)フォトトランジスタの出力電圧と液厚との関係を
示した表である。
【図4】第2実施形態の現像液残量検知装置の構成を示
したブロック図である。
【図5】第2実施形態の他の例の構成を示したブロック
図である。
【図6】第3実施形態の現像液残量検知装置の構成を示
したブロック図である。
【図7】第4実施形態の現像液残量検知装置の構成を示
したブロック図である。
【図8】第4実施形態の他の例の構成を示したブロック
図である。
【図9】発光ダイオードとホトトランジスタとの配置関
係を示した説明図である。
【図10】第5実施形態の現像液残量検知装置の構成を
示したブロック図である。
【図11】発光ダイオードとホトトランジスタとの配置
関係を示した説明図である。
【符号の説明】
43 現像液 50 現像液残量検知装置 60 液面線センサ 61 ホトトランジスタ(受光素子) 62 発光ダイオード(発光素子) 70 演算部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発光素子と、この発光素子が発光する光を
    受光する受光素子とを備え、この受光素子の受光量に基
    づいて現像液の残量を検知する現像液残量検知装置であ
    って、 前記発光素子と受光素子のどちらか一方を現像液中に没
    する位置に配置し、他方を現像液中に没しない位置に配
    置したことを特徴とする現像液残量検知装置。
  2. 【請求項2】前記受光素子の受光量を補正する補正手段
    を設けたことを特徴とする請求項1に記載の現像液残量
    検知装置。
  3. 【請求項3】前記補正手段は、現像液を介在せずに前記
    発光素子の光を受光する補正用受光素子と、この補正用
    受光素子の受光量に応じて受光素子の受光量を補正する
    補正演算手段とを有することを特徴とする請求項2に記
    載の現像液残量検知装置。
  4. 【請求項4】前記補正用受光素子と発光素子との間に発
    光素子の光を減衰させる減衰手段を設けたことを特徴と
    する請求項3に記載の現像液残量検知装置。
  5. 【請求項5】前記減衰手段は、発光素子の光を1/10
    以下に減衰することを特徴とする請求項4に記載の現像
    液残量検知装置。
  6. 【請求項6】前記補正用受光素子の受光量に基づいて発
    光素子の発光量を一定にすることを特徴とする請求項3
    に記載の現像液残量検知装置。
  7. 【請求項7】発光素子とこの発光素子が発光する光を受
    光する受光素子とを有するホトセンサを備え、このホト
    センサの検知信号に基づいて現像液の残量を検知する現
    像液残量検知装置であって、 前記ホトセンサを複数備え、各ホトセンサの発光素子と
    受光素子のどちらか一方を現像液中に没する位置に配置
    するとともに、現像液中に没する各素子の深さがそれぞ
    れ異なることを特徴とする現像液残量検知装置。
  8. 【請求項8】少なくとも1つの発光素子と、この発光素
    子が発光する光を受光する複数の受光素子とを備え、各
    受光素子の受光量に基づいて現像液の残量を検知する現
    像液残量検知装置であって、 前記複数の受光素子を現像液中に没する位置に配置し、
    前記発光素子を現像液中に没しない位置に配置し、現像
    液中に没する各受光素子の深さがそれぞれ異なることを
    特徴とする現像液残量検知装置。
  9. 【請求項9】複数の発光素子と、これら発光素子が発光
    する光を受光する少なくとも1つの受光素子とを備えた
    現像液残量検知装置であって、 前記複数の発光素子を現像液中に没する位置に配置し、
    前記受光素子を現像液中に没しない位置に配置し、現像
    液中に没する各発光素子の深さがそれぞれ異なるととも
    に、各発光素子の1つのみが点灯するように順番に点灯
    させ、各発光素子の点灯時における受光素子の受光量に
    基づいて現像液の残量を検知することを特徴とする現像
    液残量検知装置。
  10. 【請求項10】前記各受光素子は、他の受光素子に遮ら
    れるないように発光素子の光が受光できる位置に配置し
    たことを特徴とする請求項8に記載の現像液残量検知装
    置。
  11. 【請求項11】前記各発光素子は、受光素子が受光する
    光を他の発光素子が遮らないように配置したことを特徴
    とする請求項9に記載の現像液残量検知装置。
  12. 【請求項12】前記各受光素子の向きを受光量が最大と
    なる方向にそれぞれ向けたことを特徴とする請求項10
    に記載の現像液残量検知装置。
  13. 【請求項13】前記各発光素子の向きを受光素子の受光
    量が最大となる方向にそれぞれ向けたことを特徴とする
    請求項11に記載の現像液残量検知装置。
  14. 【請求項14】前記現像液は静電式画像形成装置の現像
    液であることを特徴とする請求項1ないし請求項13の
    いずれか1つに記載の現像液残量検知装置。
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