JP2002268057A - マイクロ凹凸パターンを有する樹脂薄膜を備えた光学素子、反射板の製造方法及び装置 - Google Patents

マイクロ凹凸パターンを有する樹脂薄膜を備えた光学素子、反射板の製造方法及び装置

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JP2002268057A JP2001062416A JP2001062416A JP2002268057A JP 2002268057 A JP2002268057 A JP 2002268057A JP 2001062416 A JP2001062416 A JP 2001062416A JP 2001062416 A JP2001062416 A JP 2001062416A JP 2002268057 A JP2002268057 A JP 2002268057A
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Masaaki Ikeda
正哲 池田
Akihiro Funamoto
昭宏 船本
Motohiko Matsushita
元彦 松下
Shigeru Aoyama
茂 青山
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Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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    • B29K2995/003Reflective

Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々の3次元形状を加工精度がよく形成で
き、薄膜化できるマイクロ凹凸パターンを有する光学素
子の製造方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 基板5表面の樹脂薄膜4を、マイクロ凹
凸パターンを有する型材33により押圧してマイクロ凹
凸パターンを形成する光学素子の製造方法において、感
光性樹脂による前記樹脂薄膜を前記基板5上にコート
し、前記樹脂薄膜4の温度を感光性消滅温度未満に制御
し、前記樹脂薄膜を軟化もしくは溶融させた状態で加圧
手段2により前記型材33のマイクロ凹凸パターン面を
前記樹脂薄膜表面に押圧し、前記樹脂薄膜表面にマイク
ロ凹凸パターンを押圧形成することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ凹凸パタ
ーンを有する樹脂薄膜を備えた光学素子、反射板の製造
方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本明細書においては、マイクロ凹凸パタ
ーンとは、深さ方向が0.1μm〜数100μmの一次
元又は二次元的に任意な幅、長さ、形状の凹凸形状を総
称する。また、反射型液晶表示装置とは、透明電極を備
えた透明な対向基板と、表面にマイクロ凹凸パターンを
備えた反射面を有するアクティブマトリクス基板との間
に液晶材料を封止した装置を総称する。
【0003】さて、近年においては、パーソナルコンピ
ュータ(PC)、テレビ、ワープロ、ビデオ等への液晶
表示装置の応用が進展している。その一方でこのような
電子機器に対して一層の高機能化とともに小型化、省電
力化、低コスト化等のためにバックライトを用いずに、
外部から入射した光を反射させて液晶画像を表示する反
射型液晶表示装置が開発されている。
【0004】このような反射型液晶表示装置では、図1
7に示すように、反射型液晶表示装置に用いられる反射
板1は、液晶層27に対面する透明電極、該透明電極の
上にカラーフィルタ部、その上に表面ガラス基板などで
構成される対向基板28の下方に配置され、対向基板2
8から入射した光を拡散反射し、当該液晶表示装置の画
像表示の可視認角度を広くする目的で使用された。
【0005】この液晶表示装置に用いられる反射板は、
特開2000−171794公報に記載されているよう
に、ガラスや樹脂などで形成した基板の表面、または、
該表面にTFTトランジスタや液晶駆動素子などを形成
した、その表面にスピンコートなどで塗布した感光性樹
脂材料に対してフォトリソグラフィ技術を施すことで断
面が略矩形な凹凸形状を加工し、熱処理により滑らかな
曲面を表面張力などで形成する溶融法が知られている。
【0006】また、特開平7−225303号公報、ま
た、特開平10−311910号公報に記載されている
ように、マイクロ凹凸パターンの版型(スタンパ)によ
って、基板上にコートされた樹脂薄膜を押圧してマイク
ロ凹凸パターンを形成するエンボス法が知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】反射型液晶表示装置に
おいては、図18に示すようにマイクロ凹凸パターン4
0を備えた樹脂薄膜4の下層に薄膜トランジスタや配線
コンタクト部31等があり、電気的な接続を得るために
樹脂を貫通するコンタクトホール37を形成する必要が
あった。
【0008】従来の溶融法でマイクロ凹凸パターン40
を形成する場合は、感光性樹脂を用いてフォトリソグラ
フィ技術でコンタクトホールを形成するが、該フォトリ
ソグラフィ技術では、強い酸、アルカリ溶液などを用い
るウエットエッチングや、反応性プラズマなどのドライ
エッチングなどによるエッチング技術のように下層にダ
メージを与えることなく貫通孔形成できるため、コンタ
クトホールの形成には適している。
【0009】しかしながら、この溶融法は、1)形状ダ
レを応用するために、鋭角や平面形状などを実現する3
次元の自由度が低い、2)溶融条件のバラツキにより形
状バラツキが生じるため加工精度が低い、3)工程数が
多いことからタクト時間が長い、という問題があった。
【0010】一方、エンボス法は、スタンパが樹脂薄膜
上にマイクロ凹凸パターンを転写することで、3次元形
状の自由度が高く、また再現性の高いマイクロ凹凸パタ
ーンが得られる。また、樹脂材料は溶融するものであれ
ば使用できるので、幅広い選択肢がある。
【0011】しかしながら、このエンボス法は、基板表
面に感光性樹脂薄膜をスピンコートし、該樹脂薄膜をス
タンパにより押圧成形するに適した温度に加熱すると、
マイクロ凹凸パターン成形完了後も感光性を保つことが
できず、感光性が消滅するという問題があった。
【0012】上述の事情に鑑み本発明は、種々の3次元
形状を加工精度がよく形成でき、薄膜化できるマイクロ
凹凸パターンを有する光学素子の製造方法及び製造装置
を提供することを目的とする。
【0013】また、本発明の他の目的は、マイクロ凹凸
パターンの下方に液晶駆動素子もしくは配線コンタクト
部を配置し、マイクロ凹凸パターン上面の反射膜から前
記液晶駆動素子もしくは配線コンタクト部へ導通通路を
有した光学素子、反射板の製造方法および装置を提供す
ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】光学素子の製造方法にか
かる発明は、基板表面の樹脂薄膜を、マイクロ凹凸パタ
ーンを有する型材により押圧してマイクロ凹凸パターン
を形成する光学素子の製造方法において、感光性樹脂に
よる前記樹脂薄膜を前記基板上にコートし、前記樹脂薄
膜の温度を感光性消滅温度未満に制御し、前記樹脂薄膜
を軟化もしくは溶融させた状態で加圧手段により前記型
材のマイクロ凹凸パターン面を前記樹脂薄膜表面に押圧
し、前記樹脂薄膜表面にマイクロ凹凸パターンを押圧形
成することを特徴とする。
【0015】ここにおいて、型材とは、少なくとも樹脂
薄膜表面にマイクロ凹凸パターン部を形成する逆型を有
するものであって、プレス雄型であってもローラー型の
転動式であってもよい。また、光学素子とは、表面に少
なくともマイクロ凹凸パターンを有し、光の拡散、集
光、反射などを行う素子を意味する。
【0016】かかる発明によると、型材のマイクロ凹凸
パターン面を前記樹脂薄膜表面に押圧し、前記樹脂薄膜
表面にマイクロ凹凸パターンを押圧形成するので、樹脂
薄膜側に残るマイクロ凹凸パターンが3次元形状に自由
に形成でき、自由度が高く、また再現性の高いマイクロ
凹凸パターンが得られる。
【0017】そして、前記基板上にコートされる感光性
樹脂の薄膜の温度を感光性消滅温度未満に制御している
ので、その後必要に応じてスルーホールを開設したり、
また樹脂薄膜の形状を適宜形状に切断する際に、フォト
リソグラフィ法によって容易に行うことができる。
【0018】また、前記型材の押圧動作を前記樹脂薄膜
上で複数回繰り返すことによって、凹凸パターン形状の
レイアウトを規則的に、または任意に形成することがで
きる。
【0019】また、前記基板を前記型材と相対的に移動
させて、前記基板側に設けた基板側アライメントマーク
と前記型材側の基準位置とを一致させて調整することも
本発明の有効な手段である。かかる技術手段によると、
前記型材に対する前記基板の取付誤差を、前記基板を前
記型材と相対的に移動させることによって、前記基板側
に設けた基板側アライメントマークと前記型材側の基準
位置とを一致させて調整することができ加工精度が高い
マイクロ凹凸パターンを得ることができる。
【0020】また、不活性ガス雰囲気で前記樹脂薄膜に
マイクロ凹凸パターンを形成したり、また、大気圧未満
の減圧された雰囲気で前記樹脂薄膜にマイクロ凹凸パタ
ーンを形成することも本発明の有効な手段である。かか
る技術手段によると、予め光学素子を製造する製造装置
が配置されるチャンバ内の空気を排気するので、チャン
バ内の空気中に含まれる酸素や不純物が排気され、清浄
な不活性ガスの雰囲気内で凹凸パターンを形成するの
で、樹脂薄膜の酸化や変質が防止でき、さらに凹凸パタ
ーン形成中にその不純物が樹脂薄膜に付着して凹凸パタ
ーン上に固着するのを防止でき、光学素子の製造の歩留
まりを向上することができる。
【0021】また、特に、チャンバ内を減圧させた場合
は、型材と樹脂薄膜との間に空気が捕らわれることがな
くなり気泡のない凹凸パターンが形成できる。さらに加
えて、気泡は加圧時にダンパとして働くため、加圧力を
大きくする必要が生じていたが、気泡がなくなることで
加圧力を小さくできるので、凹凸パターンの残留応力が
低減できる。すなわち、光学素子の製造の歩留まりを向
上することができる。
【0022】また、前記樹脂薄膜はポリイミド(PI)
系もしくはアクリル系を含有していてもよい。ポリイミ
ド(PI)は熱可塑性であり、ポリアミドイミド(PA
I)、ポリエーテルイミド(PEI)等の全芳香族ポリ
イミドが望ましい。なお、PI系もしくはアクリル系の
感光性樹脂は、感光性消滅温度が100〜150℃であ
る。また、該樹脂の押圧成形の温度は、感光性消滅温度
未満に設定すればよいが、前記加熱手段による加熱温度
ばらつきで感光性特性のばらつきが発生することを避け
るために、感光性消滅温度−10℃程度に設定すること
が望ましい。
【0023】また、光学素子の製造装置の発明は、基板
表面の樹脂薄膜を、マイクロ凹凸パターンを有する型材
により押圧してマイクロ凹凸パターンを形成する光学素
子の製造装置において、前記型材の下方に配置され前記
基板を保持する転写ステージと、該転写ステージを初期
位置と該初期位置から移動して移動が終了する移動終了
位置との間を往復動させる転写ステージ転写方向移動機
構と前記型材を所定位置で前記樹脂薄膜を押圧する加圧
機構とを備え、前記加圧機構により前記型材を前記樹脂
薄膜表面に押圧しマイクロ凹凸パターンを押圧形成する
ことを特徴とする。
【0024】ここにおいて、転写ステージ転写方向移動
機構は、前記基板を保持する転写ステージを、例えば初
期位置が左側にある場合は、該初期位置から右側の移動
終了位置へ移動中に樹脂薄膜にマイクロ凹凸パターンが
形成され、移動終了位置から復動して初期位置へ復帰可
能な機構である。そして、前述したように型材はプレス
雄型であってもローラー型の転動式であってもよい。
【0025】かかる発明によると、転写ステージ上の基
板が初期位置から移動終了位置に移動し、その間に基板
上の樹脂薄膜が型材によって押圧され、マイクロ凹凸パ
ターンが押圧形成される。よって、加工精度が良いマイ
クロ凹凸パターン部を有した光学素子を提供することが
できる。
【0026】また、他の光学素子の製造装置にかかる他
の発明は、基板表面の樹脂薄膜を、マイクロ凹凸パター
ンを有する型材により押圧してマイクロ凹凸パターンを
形成する光学素子の製造装置において、前記型材の下方
に配置され前記基板を保持する転写ステージと、前記型
材を所定位置で前記樹脂薄膜を押圧する加圧機構と、該
加圧機構を初期位置と該初期位置から移動して移動が終
了する移動終了位置との間を往復動させる加圧機構転写
方向移動機構とを備え、前記加圧機構により前記型材を
前記樹脂薄膜表面に押圧しマイクロ凹凸パターンを押圧
形成することを特徴とする。
【0027】ここにおいて、加圧機構転写方向移動機構
とは、前記加圧機構が基板の樹脂薄膜上を、例えば初期
位置が左側にある場合は、該初期位置から右側の移動終
了位置へ移動中に樹脂薄膜にマイクロ凹凸パターンが形
成され、移動終了位置から復動して初期位置へ復帰可能
な機構である。そして、前述したように型材はプレス雄
型であってもローラー型の転動式であってもよい
【0028】かかる発明によると、加圧機構が初期位置
から移動終了位置に移動し、その間に基板上の樹脂薄膜
が型材によって押圧され、マイクロ凹凸パターンが押圧
形成される。よって、加工精度が良いマイクロ凹凸パタ
ーン部を有した光学素子を提供することができる。
【0029】また、前記型材の下方に前記基板をX軸及
びY軸方向に移動可能であって、かつ前記型材に向かう
Z軸中心に回動可能に配置し、前記型材に対する前記基
板位置を調整可能に構成することが望ましい。かかる技
術手段によると、前記型材に対して前記基板をX軸及び
Y軸方向に移動でき、また、前記型材に向かうZ軸中心
に回動できるので、前記型材に対する前記基板位置を調
整でき、加工精度のよい光学素子を提供することができ
る。
【0030】また、前記型材を外周にマイクロ凹凸パタ
ーンを有する円筒状に形成し、前記型材が前記樹脂薄膜
表面を転動してマイクロ凹凸パターンを押圧形成するこ
とも本発明の有効な手段である。
【0031】かかる技術手段によると、基板表面に形成
された樹脂薄膜を、外周にマイクロ凹凸パターンを有す
る円筒状に形成した型材によりマイクロ凹凸パターンを
押圧形成するので、樹脂薄膜内に気泡が存在しても前記
型材の凹凸パターンの凹部により、樹脂薄膜が移動して
いる場合にはその移動方向とは逆方向に、また、前記型
材が移動している場合には、その移動方向に前記気泡が
押されて移動し、前記型材の凹凸パターンの凸部によっ
て樹脂部分が破れて気泡が外に漏れて、樹脂薄膜内に残
った気泡によって凹凸パターンが変形して形成されるこ
とが減少し、歩留まりが向上する。
【0032】また、前記マイクロ凹凸パターンが転写さ
れる転写方向と交差する交差方向に、前記転写ステージ
を移動する転写ステージ交差方向移動機構を備え、前記
樹脂薄膜を前記型材に対して相対的に前記転写方向及び
前記交差方向に移動可能に構成することも本発明の有効
な手段である。
【0033】ここにおいて、転写ステージ交差方向移動
機構とは、前記型材によって樹脂薄膜にマイクロ凹凸パ
ターンが転写されるが、型材による移動方向と転写ステ
ージに取付られた基板との基準位置とがズレていると、
所定の位置にマイクロ凹凸パターンが形成されないの
で、型材による移動方向と交差する方向に移動させる必
要がある。そのための機構であり、前記マイクロ凹凸パ
ターンが転写される転写方向と直交することが望ましい
が、製造誤差により直交させるのは高度な技術を必要と
するために、必ずしも直交させなくてもよい。
【0034】かかる技術手段によると、この転写ステー
ジ交差方向移動機構と、前記転写ステージを初期位置と
該初期位置から移動して移動が終了する移動終了位置と
の間を往復動させる転写ステージ転写方向移動機構、も
しくは前記加圧機構を初期位置と該初期位置から移動し
て移動が終了する移動終了位置との間を往復動させる加
圧機構転写方向移動機構を用いて、前記型材に対して相
対的に転写ステージを前記転写方向及び前記交差方向に
移動して、転写ステージに保持された前記樹脂薄膜の初
期位置を調整することができる。また、一度型材によっ
てマイクロ凹凸パターンを押圧形成した後に、転写ステ
ージ交差方向移動機構によって転写ステージを移動して
その横に新しいマイクロ凹凸パターンを押圧形成するこ
とができる。
【0035】また、前記型材は、前記樹脂薄膜にマイク
ロ凹凸パターンを押圧形成するスタンパ部と、該スタン
パ部を保持する基部とで構成され、前記スタンパ部と前
記基部の間に弾性部材を介在して構成することも本発明
の有効な手段である。
【0036】かかる技術手段によると、前記スタンパ部
及び前記基部のウネリなどの製造誤差を吸収してマイク
ロ凹凸パターンの加工精度が向上する。
【0037】また、前記型材は、前記樹脂薄膜にマイク
ロ凹凸パターンを押圧形成するスタンパ部と、該スタン
パ部を回転可能に保持するロール部との間に弾性部材を
介在して構成することも本発明の有効な手段である。
【0038】かかる技術手段によると、前記スタンパ部
及び前記ロール部のウネリなどの製造誤差を吸収してマ
イクロ凹凸パターンの加工精度が向上する。
【0039】また、前記型材と前記転写ステージとを加
熱する加熱部と、該加熱部を制御する温度制御部とを備
えて構成することも本発明の有効な手段である。かかる
技術手段によると、製造工程にかかるタクト時間が一定
して加工精度が向上する。
【0040】また、前記加圧機構に少なくとも1つのア
ライメントマーク観察用光学装置を設け、前記基板に配
設された少なくとも1つのアライメントマークを視認可
能に構成することも本発明の有効な手段であり、また、
前記基板下方に少なくとも1つのアライメントマーク観
察用光学装置を設け、少なくとも1組の、前記基板上に
配設された第1のアライメントマークと、前記型材上に
配設された第2のアライメントマークを視認可能に構成
することも本発明の有効な手段である。尚、前記アライ
メントマーク観察用光学装置が前記基板下方であれば、
転写ステージ内、または前記した回転移動機構内、もし
くは前記転写ステージ及び回転移動機構内に跨って配置
されていてもよい。かかる技術手段によると、位置精度
のよい凹凸パターンを形成することができる。
【0041】また、光学素子の他の製造装置にかかる発
明は、基板表面の樹脂薄膜を、マイクロ凹凸パターンを
有する型材により押圧してマイクロ凹凸パターンを形成
する光学素子の製造装置において、少なくとも、前記基
板を保持する転写ステージと、前記型材を所定位置で前
記樹脂薄膜を押圧する加圧機構と、前記型材を前記樹脂
薄膜表面に押圧しつつ、前記転写ステージ若しくは前記
型材を移動する移動機構とを、排気手段を有した気密室
内に配置し、前記型材が前記樹脂薄膜表面にマイクロ凹
凸パターンの押圧形成動作に先立って前記排気手段によ
り前記気密室内の気体を排気することを特徴とする。
【0042】かかる発明によると、前記型材が前記樹脂
薄膜表面にマイクロ凹凸パターンの押圧形成動作に先立
って前記排気手段により前記気密室内の気体を排気する
ので、前記気密室内の空気中に含まれる酸素や不純物が
排気され、清浄な不活性ガスの雰囲気内で凹凸パターン
を形成し、前記薄膜の酸化や変質が防止でき、さらに凹
凸パターン形成中にその不純物が樹脂薄膜に付着して凹
凸パターン上に固着するのを防止できるので、光学素子
の製造の歩留まりを向上することができる。
【0043】また、マイクロ凹凸パタ−ン部とスルーホ
ール部とを有して基板上に配置された樹脂薄膜を備えた
光学素子の製造方法において、基板上に感光性樹脂薄膜
を形成し、該樹脂薄膜の温度を感光性消滅温度未満に制
御して、前記樹脂薄膜を軟化もしくは溶融させた状態で
マイクロ凹凸パターンを有する型材にて前記樹脂薄膜上
に前記マイクロ凹凸パターン部を押圧形成し、その後に
フォトリソグラフィ法にて前記マイクロ凹凸パターン部
表面から前記基板表面までスルーホールを形成し、その
後に感光性消滅温度を超える温度にて焼成することを特
徴とする。
【0044】かかる発明によると、型材のマイクロ凹凸
パターン面を前記樹脂薄膜表面に押圧し、前記樹脂薄膜
表面にマイクロ凹凸パターンを押圧形成するので、樹脂
薄膜側に残るマイクロ凹凸パターンが3次元形状に自由
に形成でき、自由度が高く、また再現性の高いマイクロ
凹凸パターンが得られる。
【0045】そして、前記基板上にコートされる感光性
樹脂の薄膜の温度を感光性消滅温度未満に制御している
ので、その後スルーホールを開設する際に、フォトリソ
グラフィ法によって容易に行うことができる。なお、こ
の焼成温度は、感光性消滅温度以上に設定するが、液晶
素子の製造工程において、該樹脂薄膜のマイクロ凹凸パ
ターン形成工程の後、主としてポリイミド系樹脂からな
る配向膜を200℃でシンタリングするため、前記樹脂
薄膜からの残留溶剤の揮発、残留感光成分の分解に伴う
ガス発生を避けるため、200℃以上に設定することが
望ましい。また、当然ながら、該焼成工程中のマイクロ
凹凸パターン形状くずれを防ぐため、焼成後の感光性樹
脂のガラス転移温度は少なくとも200℃であることが
望ましい。
【0046】また、反射板の製造方法にかかる発明は、
マイクロ凹凸パタ−ン部とスルーホール部とを有して基
板上に配置された樹脂薄膜を備えた反射板の製造方法に
おいて、予め薄膜液晶駆動素子もしくは配線コンタクト
部を形成した基板を用い、該基板上に形成した感光性樹
脂薄膜の温度を感光性消滅温度未満に加熱制御して、前
記樹脂薄膜を軟化もしくは溶融させた状態でマイクロ凹
凸パターンを有する型材にて前記樹脂薄膜上に前記マイ
クロ凹凸パターン部を押圧形成し、フォトリソグラフィ
法にて前記マイクロ凹凸パターン部表面から前記薄膜液
晶駆動素子もしくは配線コンタクト部までスルーホール
を形成した後に、前記スルーホール内周面を含んで前記
マイクロ凹凸パターン面に金属材料による反射膜層を形
成して、その後に感光性消滅温度を超える温度にて焼成
することを特徴とする。
【0047】かかる発明によると、予め薄膜液晶駆動素
子もしくは配線コンタクト部を形成した基板を用い、そ
の基板上に感光性樹脂薄膜を形成し、該感光性樹脂薄膜
の温度を感光性消滅温度未満に加熱制御して、溶融中に
型材にて前記樹脂薄膜上に前記マイクロ凹凸パターン部
を押圧形成しているので、その後のフォトリソグラフィ
法のための感光性を消失することはない。
【0048】そして、前記マイクロ凹凸パターン部表面
から前記薄膜液晶駆動素子もしくは配線コンタクト部ま
でスルーホールを形成した後に、前記スルーホール内周
面を含んで前記マイクロ凹凸パターン面に金属材料によ
る反射膜層を形成して、その後に前記樹脂薄膜を感光性
消滅温度を超える温度にて焼成するので、マイクロ凹凸
パターンへ反射膜を形成するまでは高温でのシンターリ
ングを行わないので樹脂薄膜の感光性を消滅することが
なく容易にマイクロ凹凸パターンを有した反射板を形成
することができる。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。但しこの実
施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形
状、その相対的配置等は特に特定的な記載がないかぎり
は、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単
なる説明例にすぎない。
【0050】図1は、本発明の実施の形態にかかる樹脂
薄膜に凹凸パターンを形成する凹凸パターン形成方法の
説明図である。同図(a)において、ガラス基板5には
液晶駆動素子TFTもしくは配線コンタクト部31が形
成されている。このコンタクト部31は、ガラス基板5
にスパッタ法で金属膜を形成し、その上にスピンコーテ
ィング法でレジストを塗布し、高温で焼いてレジストを
硬化させ、適宜マスクを紫外線で露光し、露光されたレ
ジストを現像液によって取り去り、再度高温で焼いた後
にエッチングでレジストで覆われていない部分の膜を取
り去り、残っているレジストを剥離液で取り去るという
工程を繰り返して形成したものである。
【0051】さて、図1(a)に示されるように、ガラ
ス基板5の上にアクリルなどの感光性樹脂である樹脂薄
膜4をスピンコートした後、(b)に示すように樹脂薄
膜4を加熱して不要な溶剤を揮発させつつ軟化させる。
(c)その状態で柔らかな樹脂薄膜4の上からスタンパ
33によりプレス、またはエンボスロール3Aを転動さ
せ、樹脂薄膜4を押圧させた後、樹脂薄膜4を冷却する
と、(d)に示されるように樹脂薄膜4の表面にはスタ
ンパの反転パターンであるマイクロ凹凸パターン40と
して転写される。
【0052】(e)に示すように、透過部材30の必要
部分以外をマスク(30a、30a)して紫外線を照射
して現像(f)すると、露光で紫外線が照射された部分
を取り去ることでコンタクトホール37としてコンタク
ト部31は露呈される。その後200℃程度で焼成する
ことにより、樹脂薄膜の感光性が消滅するとともに、溶
剤の揮発や感光成分の分解に伴うガスの発生が低減し、
マイクロ凹凸パターン40の膜質が安定化する。
【0053】尚、該感光性樹脂は、会社名[JSR
(株)]製のアクリル樹脂、NN777(製品番号)を
用いると好ましい。該感光性樹脂は、感光性消滅開始温
度が100℃前後であり、溶剤揮発温度及びエンボス時
の加熱温度はともに90℃である。そして、エンボス、
フォトリソグラフィ後に、重合反応させ樹脂薄膜を安定
化させるために、200℃程度のシンターリングが必要
な条件である。
【0054】よって、本実施の形態においては、基板5
の表面に感光性の樹脂薄膜4をコートした後は、室温
(30℃)以上の溶剤揮発温度90℃に加熱して溶剤を
揮発させつつスタンパでマイクロ凹凸パターンを押圧形
成し、その後室温に冷却してマイクロ凹凸パターンを完
成した後に、感光性消滅開始温度100℃より低い温度
で、フォトリソグラフィ工程を行い、その後に200℃
でシンターリングを行った。
【0055】この後、図18に示すように、樹脂薄膜4
のパターン40上にAg、Alなどの金属薄膜をスパッ
タ形成により堆積させ、反射膜26を形成し、これによ
って反射板1が完成される。
【0056】図2は、本発明の第1実施の形態にかかる
樹脂薄膜に凹凸パターンを形成する凹凸パターン形成装
置1Aの要部説明図である。同図において、セラミッ
ク、ガラス、プラスチック、アルミ、モリブデン、シリ
コン等で形成される不透明もしくは透明な基板5は、両
面を研磨し、所定のウネリ、反り、平坦度を有してい
る。反りは、数cm以内の曲率の場合許容される。すな
わち、550×650mmの基板の場合は400μm以
内である。そして、ウネリは4μm以内の曲率に、平滑
度は数10nm以内の曲率の凹凸に設定される。
【0057】基板5上にアクリル系樹脂(PMMA)、
ポリイミド(PI)、ポリアミドイミド(PAI)、ポ
リエーテルイミド(PEI)などの樹脂薄膜4を略0.
1μm〜略100μm程度の厚さにスピンコートしてい
る。樹脂薄膜4上方に配設されたスタンパ33は、N
i、AL、SUS、Cu等の金属材料、セラミック、ガ
ラス、シリコン、樹脂などの材料で形成されている。該
スタンパ33は、板材の表面に直接彫刻、エッチング、
印刷等によって凹凸パターンを形成してもよい。
【0058】該スタンパ33は基部38に固定され、該
基部38内にはヒータ部6Bがスタンパのマイクロ凹凸
パターンが形成されている略全域にわたって加熱可能に
内蔵されている。尚、この温度センサ15Aは、基板5
の周囲に複数配置しその部位の温度の平均値を用いて制
御するのがよい。なお、樹脂薄膜4に用いられる樹脂は
上記樹脂に限定されるものではない。例えばノボラック
樹脂やフェノール系樹脂などを用いることができる。
【0059】樹脂薄膜4を押圧成形するスタンパ33は
加圧機構2に保持されるとともに、加圧機構2によって
数MPa〜数千MPa程度の圧力が印加されるように構
成されている。加圧機構2は油圧機構を用いて加圧する
が、その他空圧機構、高弾性バネの反力、形状記憶合金
の復元力などを用いてもよい。
【0060】基板5は転写ステージ7に真空吸着してい
るが、静電吸引、その他の保持手段により固着してもよ
い。そして、転写ステージ7内には基板5を略全域にわ
たって加熱可能なヒータ部6Aが内蔵されている。該ヒ
ータ部6A及び前記ヒータ部6Bは、基板5の周囲に配
置された温度センサ15Aの温度情報をもとに温度制御
部20によって所定温度に制御可能に構成されている。
【0061】本第1実施の形態はこのように構成されて
いるので、基板5を転写ステージ7に固着保持し、加圧
機構2によりスタンパ33の凹凸パターンが樹脂薄膜4
を押圧することによって、樹脂薄膜4上面にマイクロ凹
凸パターン40を形成する。
【0062】本第1実施の形態は、基板5の周囲に配置
した温度センサの温度情報をもとに樹脂薄膜4の温度を
制御するので、マイクロ凹凸パターンの加工精度がよ
い、光学素子、反射板を製造することができる。
【0063】図3は、第2実施の形態にかかる樹脂薄膜
に凹凸パターンを形成する凹凸パターン形成装置1Bの
要部説明図である。第1実施の形態との相違点は、エン
ボスロール部13を円筒状に形成し、エンボスロール部
13内にヒータ部16Cを配設して、該ヒータ16C及
び転写ステージ7内に内蔵したヒータ部6Aを温度制御
部20にて制御可能に構成し、エンボスロール部13に
よる樹脂薄膜4を押圧中に樹脂薄膜4を加熱するように
構成したことである。
【0064】この第2実施の形態は、エンボスロール部
13内部に該エンボスロール部13を内周側から加熱で
きるようにヒータ部16Cが配設され、また、ヒータ部
6Aは転写ステージ7内に配設されている。これらのヒ
ータ部は温度制御部20によって温度センサ15Bの検
出温度を基にして制御される。これらヒート部のヒータ
は、電熱線ヒータ、高出力ランプ、セラミックヒータ等
を用いることができる。これらのヒータによって、樹脂
薄膜4の熱分布が均等になるように制御される。
【0065】尚、図示していないが、これ以外に、転写
ステージ7、エンボスロール部及び加圧機構2、移動機
構8Aにはヒータ部と断熱する断熱性材料が用いられ、
また、水冷、空冷などの冷却機構が備えられている。
【0066】この第2実施の形態は、エンボスロール部
13が樹脂薄膜4の表面を押圧するので、エンボスロー
ル部13の凹部3aによって、樹脂薄膜4の表面を押圧
することとなり、樹脂薄膜4内に気泡が存在してもエン
ボスロール部13の凹部3aにより樹脂薄膜4の移動方
向とは逆方向に該気泡が押されて移動し、エンボスロー
ル凸部3bによって樹脂部分が破れて気泡が外に漏れて
マイクロ凹凸パターンが気泡によって変形して形成され
ることが減少する。
【0067】図4は、第3実施の形態にかかる樹脂薄膜
にマイクロ凹凸パターンを形成するマイクロ凹凸パター
ン形成装置1Cの要部説明図である。図2との形態との
相違点は、基部38とスタンパ部33との間に、合成ゴ
ムまたは波形の金属薄板、もしくはそれらの組み合わせ
からなる弾性体10を介在し、基部38、スタンパ部3
3等にウネリ等の製作誤差があっても、それらを吸収し
寸法精度のよい光学素子を製造することができる。尚、
ヒータ部6A、6Bは説明の便宜上省略している。
【0068】図5は、第4実施の形態にかかる樹脂薄膜
に凹凸パターンを形成する凹凸パターン形成装置1Dの
要部説明図である。図3にかかる第2実施の形態との相
違点は、エンボスロール部の構成である。すなわち、加
圧機構2と連結するロール受32を設け、該ロール受3
2で円筒状ロール39の両端を保持し、該ロール39内
に温度制御部20から配線35を介してヒータ34を配
置し、ロール39とエンボスロール部13との間に金属
もしくは樹脂からなる薄板11による弾性部材を介在さ
せたものである。
【0069】かかる実施の形態によると、ロール39と
エンボスロール部13との間に弾性部材を介在させてい
るので、エンボスロール部13、ロール39等にウネリ
等の製作誤差があっても、それらを吸収し寸法精度のよ
い光学素子を製造することができる。
【0070】図6は、第5実施の形態にかかる樹脂薄膜
に凹凸パターンを形成する凹凸パターン形成装置1Eの
要部説明図である。図3にかかる第2実施の形態との相
違点は、エンボスロール3Aを腕2a、2bで保持する
加圧機構2Aを樹脂薄膜4を押圧中に上下動可能に構成
するとともに、移動機構8Aをエンボスロール回転軸方
向移動機構8Bの上に載置してエンボスロール回転軸方
向に移動可能に構成したことである。尚、ヒータ部6
A、16Cは説明の便宜上省略している。
【0071】この第5実施の形態は、このように構成し
ているので、転写ステージ7の移動中に加圧機構2Aを
上下動することによって、凹凸パターンを適宜間隔で適
宜の量だけ40a、40b、40c、40dのように形
成することができる。よって、規則的に、また、任意に
凹凸パターンを形成することができる。
【0072】図7は、第6実施の形態にかかる樹脂薄膜
に凹凸パターンを形成する凹凸パターン形成装置1Fの
要部説明図である。図5にかかる第4実施の形態との相
違点は、樹脂薄膜4を押圧成形するスタンパ3Bは加圧
機構2に保持されるとともに、加圧機構2によって数M
Pa〜数千MPa程度の圧力が印加されるように構成さ
れている。そして、加圧機構2を樹脂薄膜4を押圧中に
上下動可能に構成する。尚、ヒータ部6A、16Cは説
明の便宜上省略している。
【0073】本第6実施の形態はこのように構成されて
いるので、基板5を転写ステージ7に固着保持し、加圧
機構2によりスタンパ3Bの凹凸パターンが樹脂薄膜4
を押圧することによって、樹脂薄膜4上面にマイクロ凹
凸パターン40を形成する。
【0074】そして、この第6実施の形態は、転写ステ
ージ7の移動中に加圧機構2を上下動することによっ
て、凹凸パターンを適宜間隔で適宜量だけ40a、40
b、40c、40dのように形成することができる。よ
って、規則的に、また、任意に凹凸パターンを形成する
ことができる。
【0075】図8は、第7実施の形態にかかる樹脂薄膜
に凹凸パターンを形成する凹凸パターン形成装置1Gの
要部説明図であり、図6の改良例を示すものである。図
6にかかる第5実施の形態との相違点は、転写ステージ
7と基板5との間に基板回転方向調整機構16Aを介在
させるとともに、基板5上もしくは樹脂薄膜4上のアラ
イメントマークを読みとり可能なアライメントマーク観
察用光学装置21(a〜d)を有した加圧機構2Bを配
設した点である。
【0076】よって、基板回転方向調整機構16Aに
は、基板5は真空吸着しているが、静電吸引、その他の
保持手段により固着してもよい。基板回転方向調整機構
16Aは、転写ステージ7A上に回動可能に保持される
とともに、図示しない位置に操作レバーが配設され、該
操作レバーを操作することによって転写ステージ7A上
に固定される固定操作と、転写ステージ7A上における
固定が解除し回動が許容される解除操作とを操作可能に
構成されている。
【0077】また、図示しない位置には微調整ダイアル
が配置され、該微調整ダイアルを操作することによっ
て、基板回転方向調整機構16Aが回動可能に構成さ
れ、基板回転方向調整機構16Aに設けられた指標16
aと転写ステージ7上に設けられた移動量マーク7aを
用いて基板5の回動量調整の目安とすることができる。
なお、本実施の形態では基板回転調整機構16Aを転写
ステージ7Aと基板5との間に設けたが、基板回転方向
調整機構16Aを介在させる位置はそれに限定されるも
のではない。例えば、エンボスロール回転軸方向移動機
構15の下部に設けてもかまわない。
【0078】また、基板回転方向調整機構16A内には
アライメントマーク観察用光学装置21(a〜d)に対
応する位置に照明光源が配設されている。一方、加圧機
構2Bの上面にはアライメントマーク観察用光学装置2
1(a〜d)によって樹脂薄膜4下方の基板5の表面に
設けられたアライメントマークを読みとる観察窓2B
(a〜d)が設けられている。
【0079】次に、図9を用いてアライメントマークを
説明する。アライメントマークはカラー液晶表示装置を
例にとると(a)(b)に示すアライメントマーク5
a、5b、22、22は図示しないカラーフィルタ層と
基板5に形成された液晶駆動素子31との位置的一致を
得るために設けられるものである。
【0080】図9(a)に示す場合は、基板5にアライ
メントマーク用の凹部5a、5bを設け、該基板5の表
面にスパッタ法で金属膜を形成し、その上にスピンコー
ト法でレジストを塗布し、高温で焼いてレジストを硬化
させ、適宜マスクを紫外線で露光し、露光されたレジス
トを現像液によって取り去り、再度高温で焼いた後にエ
ッチングで覆われていない部分の膜を取り去り、残って
いるレジストを剥離液で取り去るという工程を繰り返し
てTFTなどの液晶駆動素子31を形成した後に、基板
5の表面に樹脂薄膜4Aをスピンコートしたものであ
り、樹脂薄膜4Aは凹部5a、5bに侵入している。
【0081】また、図9(b)に示す場合は、基板5の
表面に上述した方法で、TFTなどの液晶駆動素子31
とともにアライメントマーク22、22を形成した後
に、基板5の表面に樹脂薄膜4Bをスピンコートしたも
のである。
【0082】よって、(c)に示すように樹脂薄膜4
(A、B)の4隅にアライメントマーク22、5(a〜
d)が配置される。尚、このアライメントマークは、十
字型、正方形、丸形等中心位置が確認しやすいマークが
望ましい。(d)に示すものは図8の右方から視た、基
板回転方向調整機構16Aと加圧機構2Bとの間の概略
構成図である。
【0083】次にこのように構成された第7実施の形態
の動作を図8を用いて説明する。アライメントマーク観
察用光学装置21(a〜d)からのアライメントマーク
の投影像を観察窓2B(a〜d)にて観察して、基板5
に設けた前記したアライメントマーク5(a〜d)とア
ライメントマーク観察用光学装置21(a〜d)の基準
位置がズレていると、エンボスロール回転軸方向移動機
構15及び/または基板回転方向調整機構16Aを移動
調整して、前記基準位置のズレを所定基準値内に一致さ
せる。
【0084】そして、転写ステージ7を右方の初期位置
に移動して、その初期位置において、加圧機構2Bを所
定位置まで降下させるとともに、所定圧力にて押圧しな
がら、転写ステージ7を左行させて、凹凸パターン40
a、40b、40cを形成する。1回目の転写ステージ
7の左行後に、加圧機構2Bは上昇して初期位置に復帰
し、エンボスロール回転軸方向移動機構15によって移
動機構8Aを図上手前側に所定量移動するとともに、転
写ステージ7を右側の初期位置に復帰させる。そして、
再度加圧機構2Bを所定位置まで降下させるとともに、
所定圧力にて押圧しながら、転写ステージ7を左行させ
て、凹凸パターン40d〜を形成する。
【0085】尚、本実施の形態においては、4個のアラ
イメントマーク観察用光学装置21(a〜d)を用いて
いるが、1個または2個のアライメントマーク観察用光
学装置21を用いて、エンボスロール回転軸方向移動機
構15もしくは移動機構8Aを駆動してアライメントマ
ークの位置ズレを求め、基板回転方向調整機構16Aを
移動調整して、前記基準位置のズレが所定基準値内に一
致させることもできる。
【0086】また、本実施の形態においては、観察窓に
アライメントマークを投影しているが、CCDカメラな
どを用いてモニタ画面による観察をおこなってもよい。
【0087】また、アライメントマークは、基板そのも
のをウエットエッチング、ドライエッチング、サンドブ
ラスト加工、エンボス加工などにより直接加工してもよ
いが、基板表面に金属、絶縁体、樹脂等の薄膜をスパッ
タ、スピンコート、蒸着、CVDなどで形成し、その面
をウエットエッチング、ドライエッチング、サンドブラ
スト加工、エンボス加工などにより加工してもよい。
【0088】また、本実施の形態においては、アライメ
ントマークを基板5の表面に形成したが、エンボスロー
ル3のアライメントマーク部と外れた部位に凹凸パター
ン部とともにアライメントマーク部を設け、アライメン
トマーク5a、5b、または22に対応する別のアライ
メントマーク部を樹脂薄膜4の表面に形成して、該アラ
イメントマーク部をアライメントマーク観察用光学装置
21(a〜d)を用いて観察するように構成することも
可能である。
【0089】図10は、エンボスロール部3Aの代わり
に図7で用いられるスタンパ3Bを用いたものであり、
他の構成は図7と同じである。よって、アライメントマ
ーク観察用光学装置21(a〜d)からのアライメント
マークの投影像を観察窓2B(a〜d)にて観察して、
基板5に設けた前記したアライメントマーク2B(a〜
d)とアライメントマーク観察用光学装置21(a〜
d)の基準位置がズレていると、エンボスロール回転軸
方向移動機構15及び/または基板回転方向調整機構1
6Bを移動調整して、前記基準位置のズレを所定基準値
内に一致させることができる。
【0090】そして、転写ステージ7を右方の初期位置
に移動して、その初期位置において、加圧機構2を所定
位置まで降下させて、所定圧力にて押圧した後に、転写
ステージ7を左行させて、凹凸パターン40a、40
b、40cを形成する。1回目の転写ステージ7の左行
後に、加圧機構2は上昇して初期位置に復帰し、エンボ
スロール回転軸方向移動機構15によって移動機構8A
を図上手前側に所定量移動するとともに、転写ステージ
7を右側の初期位置に復帰させる。そして、再度加圧機
構2を所定位置まで降下させるとともに、所定圧力にて
押圧しながら、転写ステージ7を左行させて、凹凸パタ
ーン40d〜を形成する。
【0091】次に、図11を用いて反射板下方側にアラ
イメントマーク観察用装置を有する凹凸パターン形成装
置を説明する。図8に適用するうえでの図8との相違点
は、図8においては加圧機構2B、基板回転方向調整機
構16A、転写ステージ7Aを用いているのに対して、
図11においては、加圧機構2C、基板回転方向調整機
構16B、転写ステージ7Bが用いられる点である。加
圧機構2Cによって回転可能に配置されたエンボスロー
ル3は、マイクロ凹凸パターンが形成されている外面に
アライメントマーク3c、3dが設けられている。基板
5は基板回転方向調整機構16Bに保持され、該基板回
転方向調整機構16Bには通孔16Ba、16Baが削
設され、該通孔16Ba、16Baにはアライメントマ
ーク観察用光学装置29Aa、29Abが配設保持され
ている。そして、このアライメントマーク観察用光学装
置29Aa、29Abには光検出手段が配置され、該光
検出手段は図示しないコンピュータを介してモニタ画面
に接続している。
【0092】尚、このアライメントマーク観察用光学装
置29Aa、29Abは調整量を超える視野を有する場
合は、転写ステージ7B側に保持されていてもよい。ま
た、アライメントマーク観察用光学装置は、図12
(a)に示すように、エンボスロール3の外周面に配置
したアライメントマーク3cを視認可能な位置にアライ
メントマーク観察用光学装置29Bを配置し、基板側の
アライメントマーク22を介して入射した光を検出可能
に構成してもよい。また、図11に示すように、アライ
メントマーク観察用光学装置を基板の下方に配置し、図
12(b)のように樹脂薄膜4の外側からアライメント
マーク3cを介して入射した光を検出可能に構成しても
よく、また、(c)に示すように、アライメントマーク
観察用光学装置29Bからの光を直上のアライメントマ
ーク22を介してアライメントマーク3cに反射させ、
その反射光を検出可能に構成してもよい。
【0093】次にこのように構成された本実施の形態の
動作を説明する。アライメントマーク観察用光学装置2
9Aa、29Abからのアライメントマークの投影像を
前記モニタにて観察して、基板5に設けた前記したアラ
イメントマーク22、とアライメントマーク観察用光学
装置29Aa、29Abの基準位置がズレていると、エ
ンボスロール回転軸方向移動機構15及び/または基板
回転方向調整機構16Bを移動調整して、前記基準位置
のズレを所定基準値内に一致させる。
【0094】そして、転写ステージ7Bを初期位置に移
動して、その初期位置において、加圧機構2を所定位置
まで降下させるとともに、所定圧力にて押圧しながら、
転写ステージ7Bを移動させて、エンボスロール3を転
動させて凹凸パターンを形成する。
【0095】尚、本実施の形態においては、2個のアラ
イメントマーク観察用光学装置29Aa、29Abを用
いているが、1個または4個のアライメントマーク観察
用光学装置を用いて、エンボスロール回転軸方向移動機
構15もしくはエンボスロール回転軸方向移動機構8を
駆動してアライメントマークの位置ズレを求め、基板回
転方向調整機構16Bを移動調整して、前記基準位置の
ズレが所定基準値内に一致させることもできる。
【0096】図13は、不活性ガス雰囲気中における樹
脂薄膜に凹凸パターンを形成する凹凸パターン形成装置
の要部説明図である。同図において、気密に構成された
チャンバ23内に転写ステージ7が配置され、該転写ス
テージ7上には樹脂薄膜4がコートされた基板5が取り
外し可能に保持されている。樹脂薄膜4の上方には加圧
機構2が上下動及び左右動可能に配設され、該加圧機構
2には(a)においてはスタンパ3Bが取付られ、
(b)においては、エンボスロール部3Aが回転可能に
取付られている。
【0097】チャンバ23には排気部24が該チャンバ
23内の気体を排気可能に配設されている。該排気部2
4には換気扇、ロータリポンプ等が配置され、チャンバ
23内の気体をある程度排気可能に構成されている。ま
た、チャンバ23にはパージ部25がチャンバ23内に
所定の気体を送入可能に配設されている。該パージ部2
5には、N、Arなどの不活性ガスをチャンバ23内
に送入する機構として、マスフローコントローラ、AP
Cバルブなどのガス流量を制御する装置が配置されてい
る。該パージ部25は図示しない不活性ガスの供給源で
あるガスボンベもしくはガス精製装置に連結されてい
る。
【0098】このように構成された本実施の形態は、樹
脂薄膜4がスピンコートされた基板5を転写ステージ7
上に固定する。次に、排気部24を動作させ、チャンバ
23内の空気を排気する。排気部24の動作を停止した
後にパージ部25を動作させ不活性ガスをチャンバ23
内に導入する。その後、加圧機構2をチャンバ23内の
左側の初期位置から所定圧力で右側に移動させることに
よって、樹脂薄膜4には凹凸パターンが形成される。
【0099】本実施の形態によると、予め排気部24に
よってチャンバ23内の空気を排気するので、チャンバ
23内の空気中に含まれる酸素や不純物が排気され、清
浄な不活性ガスの雰囲気内で凹凸パターンを形成するの
で、樹脂薄膜の酸化や変質が防止でき、さらに凹凸パタ
ーン形成中にその不純物が樹脂薄膜4に付着して凹凸パ
ターン上に固着するのを防止できるので、光学素子の製
造の歩留まりを向上することができる。
【0100】尚、本実施の形態は加圧機構2を左右動可
能に構成したが、エンボスロール回転方向移動機構8を
用いて転写ステージ7を移動させたり、また、基板回転
方向調整機構16を用いてもよいことは勿論のことであ
る。
【0101】図14は、減圧雰囲気中における樹脂薄膜
に凹凸パターンを形成する凹凸パターン形成装置の要部
説明図である。図13との相違点は、チャンバ23内を
不活性ガス雰囲気の代わりに大気圧未満の減圧雰囲気で
光学素子を製造する点である。
【0102】チャンバ23に連結される排気部24に
は、ロータリポンプ、ターボポンプ、ディフージョンポ
ンプ等が配置され、チャンバ23内の圧力を、10−3
〜10 −7Torrに気体を排気可能に構成されてい
る。また、チャンバ23にはパージ部25によって、N
、Arなどの不活性ガスをチャンバ23内に送入して
もよいが、不活性ガスを導入しないままで光学素子を製
造してもよい。
【0103】本実施の形態によると、予め排気部24に
よってチャンバ23内の空気を排気するので、チャンバ
内の空気中に含まれる酸素や不純物が排気され、清浄な
不活性ガスの雰囲気内で凹凸パターンを形成することが
できる。そして、特に、チャンバ内を減圧させた場合
は、水分も容易に気化して排気されるので、型材と樹脂
薄膜との間に空気が捕らわれることがなくなり、凹凸パ
ターン形成中に浮遊する不純物、水蒸気等が樹脂薄膜4
に付着して凹凸パターン上に固着するのを防止できる。
さらに、樹脂薄膜の酸化や変質が防止でき、気泡のない
凹凸パターンが形成できるので、気泡は加圧時にダンパ
として働き、加圧力を大きくする必要が生じていたが、
気泡がなくなることで加圧力を小さくできるので、凹凸
パターンの残留応力が低減できる。すなわち、光学素子
の製造の歩留まりを向上することができる。
【0104】上述した実施の形態により図15に示すよ
うな、基板上の樹脂薄膜に凹凸パターンを形成すること
ができる。このようにして得られた凹凸パターンを有す
る樹脂薄膜を備えた光学素子は、凹凸パターン形状、樹
脂薄膜の材質、基板の材質などを適宜選定することによ
り、例えば、透明回折格子基板、ホログラム、光ディス
クなどの光記憶媒体、フレネルレンズ、マイクロレンズ
アレー、光導波管等として用いることができる。
【0105】また、このような基板の凹凸パターン面を
スパッタ、蒸着などでAl、Ag、Al合金、Ag合金
などの高反射率材料を2000Å程度堆積させて反射膜
26を形成すると図16に示すような反射板を製造する
ことができる。
【0106】尚、この際には、前記反射膜26と樹脂薄
膜4との間にTr、Cr、Siなどの間接膜を積層す
る、すなわち、予め前記間接膜を凹凸パターン面にコー
トした後に、前記反射膜26を形成することによって樹
脂薄膜と反射膜との密着性を向上することができる。
【0107】この反射板は、ホログラム、フレネルミラ
ー、マイクロミラーアレイ等の光学素子として用いるこ
とができる。また、前記反射膜26を金属薄膜で形成
し、その表面を絶縁膜、例えば、透明のポリイミドやア
クリル系樹脂などの樹脂薄膜でスピンコートにより平坦
化して封止することにより、STNなどの液晶表示装置
の電極基板として用いることができる。
【0108】図17は、液晶表示装置の一実施の形態を
説明する図である。基板5は無アルカリガラス、もしく
は高耐熱性樹脂などで成型され、表面には例えばTFT
などの液晶駆動素子31の形成工程である半導体形成工
程によって薄膜の前記TFT31が形成されている。
【0109】樹脂薄膜4は200℃より十分高いガラス
転移温度を有するポリイミド樹脂などの高耐熱性材料で
スピンコートされる。この樹脂薄膜4は凹凸パターンを
形成後に、スパッタ、蒸着などでAl、Ag、Al合
金、Ag合金などの高反射率材料を堆積させて反射膜2
6を形成するために液晶駆動素子31が形成される基板
5と同じ程度以上のガラス転移温度を必要とする。そし
て、該反射膜26の上には上述した高耐熱材料であるポ
リイミド樹脂などがスピンコートされ、透明の絶縁性の
配向膜として用いられる。また、反射膜26の厚さを制
御することで光透過率を高くすることが可能であって、
反透過型液晶表示装置を製造することができる。
【0110】なお、本実施の形態の反射板は反射型液晶
表示装置に限らず、その他の反射型表示装置にも用いる
ことができる。また、図示しないが、バックライト光源
のパワーを少なくしたり、液晶パネル以外のところから
入射光を取り入れる、いわゆる半透過型液晶表示装置に
も用いることができる。
【0111】尚、ここでは反射板の表面に凹凸パターン
を形成し、各凹凸の表面で入射光を反射させる表面反射
型の反射板を説明したが、基板をガラスや透明樹脂など
で形成し、基板の裏面に形成した凹凸パターンによって
入射光を反射させるようにした裏面反射型の反射板でも
よい。
【0112】このように構成された反射板1を備えた反
射型液晶表示装置は、携帯電話や弱電力型無線機器など
の電子機器のディスプレイ用に用いることが可能であ
る。尚、本実施の形態は、前記した電子機器のみではな
く、電子手帳、携帯用コンピュータ、携帯用テレビなど
の携帯情報端末に応用できることは勿論のことである。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
型材のマイクロ凹凸パターン面を前記樹脂薄膜表面に押
圧し、マイクロ凹凸パターンを押圧形成するので、樹脂
薄膜側に残るマイクロ凹凸パターンが3次元形状に自由
に形成でき、自由度が高く、また再現性の高いマイクロ
凹凸パターンが得られる。そして、前記基板上にコート
される感光性樹脂の薄膜の温度を感光性消滅温度未満に
制御しているので、その後必要に応じてスルーホールを
開設したり、また樹脂薄膜の形状を適宜形状に切断する
際に、フォトリソグラフィ法によって容易に行うことが
でき、加工精度がよい光学素子を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態にかかる樹脂薄膜に凹凸
パターンを形成する凹凸パターン形成方法の説明図であ
る。
【図2】 第1実施の形態にかかる樹脂薄膜に凹凸パタ
ーンを形成する凹凸パターン形成装置の要部説明図であ
る。
【図3】 第2実施の形態にかかる樹脂薄膜に凹凸パタ
ーンを形成する凹凸パターン形成装置の要部説明図であ
る。
【図4】 第3実施の形態にかかる樹脂薄膜に凹凸パタ
ーンを形成する凹凸パターン形成装置の要部説明図であ
る。
【図5】 第4実施の形態にかかる樹脂薄膜に凹凸パタ
ーンを形成する凹凸パターン形成装置の要部説明図であ
る。
【図6】 第5実施の形態にかかる樹脂薄膜に凹凸パタ
ーンを形成する凹凸パターン形成装置の要部説明図であ
る。
【図7】 第6実施の形態にかかる樹脂薄膜に凹凸パタ
ーンを形成する凹凸パターン形成装置の要部説明図であ
る。
【図8】 第7実施の形態にかかる樹脂薄膜に凹凸パタ
ーンを形成する凹凸パターン形成装置の要部説明図であ
る。
【図9】 反射板下方に液晶駆動素子用アライメントマ
ークを有する基板を用いた場合の樹脂薄膜に凹凸パター
ンを形成する凹凸パターン形成装置の要部説明図(1)
である。
【図10】 反射板下方に液晶駆動素子用アライメント
マークを有する基板を用いた場合の樹脂薄膜に凹凸パタ
ーンを形成する凹凸パターン形成装置の要部説明図
(2)である。
【図11】 反射板下方側にアライメントマーク観察用
装置を有する凹凸パターン形成装置の要部説明図であ
る。
【図12】 アライメントマーク観察用装置の観察方法
を説明する説明図である。
【図13】 不活性ガス雰囲気中における樹脂薄膜に凹
凸パターンを形成する凹凸パターン形成装置の要部説明
図である。
【図14】 減圧雰囲気中における樹脂薄膜に凹凸パタ
ーンを形成する凹凸パターン形成装置の要部説明図であ
る。
【図15】 凹凸パターンを有する樹脂薄膜を備えた基
板を説明する図である。
【図16】 凹凸パターン面に反射膜をコートした反射
板を説明する図である。
【図17】 液晶表示装置の一実施の形態を説明する図
である。
【図18】 反射板凹凸パターン側の導体部分と基板側
の導体部分との導通路を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 反射板 2 加圧機構(加圧手段) 4 樹脂薄膜 5 基板 7 転写ステージ 20 温度制御部 33 スタンパ(型材)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 5/08 G02B 5/08 C G02F 1/1343 G02F 1/1343 1/1368 1/1368 // B29K 33:00 B29K 33:00 77:00 77:00 101:10 101:10 B29L 31:34 B29L 31:34 (72)発明者 松下 元彦 京都市下京区塩小路通堀川東入南不動堂町 801番地 オムロン株式会社内 (72)発明者 青山 茂 京都市下京区塩小路通堀川東入南不動堂町 801番地 オムロン株式会社内 Fターム(参考) 2H042 DA02 DA04 DA11 DC02 DC08 DD00 DD02 DE00 2H091 FA16Y FC19 FD06 GA02 GA13 LA12 2H092 GA19 GA29 JA24 JA46 JB08 JB56 KB21 MA12 MA13 MA37 NA27 PA12 4F202 AA21 AD04 AD08 AH33 AH42 CA01 CA03 CB01 CB11 CB27 CC10 CL01 CL04 CL06 CM90 CN01 CN05 4F204 AA21 AD04 AD08 AH33 AH42 EA03 EB01 EB11 EB23 EB25 EE16 EF01 EF37 EF49 EK10 EK13 EK15 EK17 EK18 EK19 EK24 EW01 EW06 EW15 EW34

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板表面の樹脂薄膜を、マイクロ凹凸パ
    ターンを有する型材により押圧してマイクロ凹凸パター
    ンを形成する光学素子の製造方法において、 感光性樹脂による前記樹脂薄膜を前記基板上にコート
    し、前記樹脂薄膜の温度を感光性消滅温度未満に制御
    し、前記樹脂薄膜を軟化もしくは溶融させた状態で加圧
    手段により前記型材のマイクロ凹凸パターン面を前記樹
    脂薄膜表面に押圧し、前記樹脂薄膜表面にマイクロ凹凸
    パターンを押圧形成することを特徴とする光学素子の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 前記型材の押圧動作を前記樹脂薄膜上で
    複数回繰り返すことを特徴とする請求項1記載の光学素
    子の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記基板を前記型材と相対的に移動させ
    て、前記基板側に設けた基板側アライメントマークと前
    記型材側の基準位置とを一致させて調整することを特徴
    とする請求項1または2記載の光学素子の製造方法。
  4. 【請求項4】 不活性ガス雰囲気で前記樹脂薄膜にマイ
    クロ凹凸パターンを形成することを特徴とする請求項1
    記載の光学素子の製造方法。
  5. 【請求項5】 大気圧未満の減圧された雰囲気で前記樹
    脂薄膜にマイクロ凹凸パターンを形成することを特徴と
    する請求項1記載の光学素子の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記樹脂薄膜はポリイミド(PI)系も
    しくはアクリル系を含有していることを特徴とする請求
    項1または2記載の光学素子の製造方法。
  7. 【請求項7】 基板表面の樹脂薄膜を、マイクロ凹凸パ
    ターンを有する型材により押圧してマイクロ凹凸パター
    ンを形成する光学素子の製造装置において、 前記型材の下方に配置され前記基板を保持する転写ステ
    ージと、 該転写ステージを初期位置と該初期位置から移動して移
    動が終了する移動終了位置との間を往復動させる転写ス
    テージ転写方向移動機構と前記型材を所定位置で前記樹
    脂薄膜を押圧する加圧機構とを備え、 前記加圧機構により前記型材を前記樹脂薄膜表面に押圧
    しマイクロ凹凸パターンを押圧形成することを特徴とす
    る光学素子の製造装置。
  8. 【請求項8】 基板表面の樹脂薄膜を、マイクロ凹凸パ
    ターンを有する型材により押圧してマイクロ凹凸パター
    ンを形成する光学素子の製造装置において、 前記型材の下方に配置され前記基板を保持する転写ステ
    ージと、 前記型材を所定位置で前記樹脂薄膜を押圧する加圧機構
    と、 該加圧機構を初期位置と該初期位置から移動して移動が
    終了する移動終了位置との間を往復動させる加圧機構転
    写方向移動機構とを備え、 前記加圧機構により前記型材を前記樹脂薄膜表面に押圧
    しマイクロ凹凸パターンを押圧形成することを特徴とす
    る光学素子の製造装置。
  9. 【請求項9】 前記型材の下方に前記基板をX軸及びY
    軸方向に移動可能であって、かつ前記型材に向かうZ軸
    中心に回動可能に配置し、前記型材に対する前記基板位
    置を調整可能に構成したことを特徴とする請求項7また
    は8記載の光学素子の製造装置。
  10. 【請求項10】 前記型材を外周にマイクロ凹凸パター
    ンを有する円筒状に形成し、前記型材が前記樹脂薄膜表
    面を転動してマイクロ凹凸パターンを押圧形成すること
    を特徴とする請求項7または8記載の光学素子の製造装
    置。
  11. 【請求項11】 前記マイクロ凹凸パターンが転写され
    る転写方向と交差する交差方向に、前記転写ステージを
    移動する転写ステージ交差方向移動機構を備え、前記樹
    脂薄膜を前記型材に対して相対的に前記転写方向及び前
    記交差方向に移動可能に構成したことを特徴とする請求
    項7または8記載の光学素子の製造装置。
  12. 【請求項12】 前記型材は、前記樹脂薄膜にマイクロ
    凹凸パターンを押圧形成するスタンパ部と、該スタンパ
    部を保持する基部とで構成され、前記スタンパ部と前記
    基部の間に弾性部材を介在したことを特徴とする請求項
    7または8記載の光学素子の製造装置。
  13. 【請求項13】 前記型材は、前記樹脂薄膜にマイクロ
    凹凸パターンを押圧形成するスタンパ部と、該スタンパ
    部を回転可能に保持するロール部との間に弾性部材を介
    在したことを特徴とする請求項10記載の光学素子の製
    造装置。
  14. 【請求項14】 前記型材と前記転写ステージとを加熱
    する加熱部と、該加熱部を制御する温度制御部とを備え
    たことを特徴とする請求項7または8記載の光学素子の
    製造装置。
  15. 【請求項15】 前記加圧機構に少なくとも1つのアラ
    イメントマーク観察用光学装置を設け、前記基板に配設
    された少なくとも1つのアライメントマークを視認可能
    に構成したことを特徴とする請求項7または8記載の光
    学素子の製造装置。
  16. 【請求項16】 前記基板下方に少なくとも1つのアラ
    イメントマーク観察用光学装置を設け、少なくとも1組
    の、前記基板上に配設された第1のアライメントマーク
    と、前記型材上に配設された第2のアライメントマーク
    を視認可能に構成したことを特徴とする請求項7または
    8記載の光学素子の製造装置
  17. 【請求項17】 基板表面の樹脂薄膜を、マイクロ凹凸
    パターンを有する型材により押圧してマイクロ凹凸パタ
    ーンを形成する光学素子の製造装置において、 少なくとも、前記基板を保持する転写ステージと、前記
    型材を所定位置で前記樹脂薄膜を押圧する加圧機構と、
    前記型材を前記樹脂薄膜表面に押圧しつつ、前記転写ス
    テージ若しくは前記型材を移動する移動機構とを、排気
    手段を有した気密室内に配置し、 前記型材が前記樹脂薄膜表面にマイクロ凹凸パターンの
    押圧形成動作に先立って前記排気手段により前記気密室
    内の気体を排気することを特徴とする光学素子の製造装
    置。
  18. 【請求項18】 マイクロ凹凸パタ−ン部とスルーホー
    ル部とを有して基板上に配置された樹脂薄膜を備えた光
    学素子の製造方法において、 基板上に感光性樹脂薄膜を形成し、該樹脂薄膜の温度を
    感光性消滅温度未満に制御し、前記樹脂薄膜を軟化もし
    くは溶融させた状態でマイクロ凹凸パターンを有する型
    材にて前記樹脂薄膜上に前記マイクロ凹凸パターン部を
    押圧形成し、 その後にフォトリソグラフィ法にて前記マイクロ凹凸パ
    ターン部表面から前記基板表面までスルーホールを形成
    し、その後に感光性消滅温度を超える温度にて焼成する
    ことを特徴とする光学素子の製造方法。
  19. 【請求項19】 マイクロ凹凸パタ−ン部とスルーホー
    ル部とを有して基板上に配置された樹脂薄膜を備えた反
    射板の製造方法において、 予め薄膜液晶駆動素子もしくは配線コンタクト部を形成
    した基板を用い、 該基板上に形成した感光性樹脂薄膜の温度を感光性消滅
    温度未満に加熱制御し、前記樹脂薄膜を軟化もしくは溶
    融させた状態でマイクロ凹凸パターンを有する型材にて
    前記樹脂薄膜上に前記マイクロ凹凸パターン部を押圧形
    成し、 フォトリソグラフィ法にて前記マイクロ凹凸パターン部
    表面から前記薄膜液晶駆動素子もしくは配線コンタクト
    部までスルーホールを形成した後に、前記スルーホール
    内周面を含んで前記マイクロ凹凸パターン面に金属材料
    による反射膜層を形成して、 その後に感光性消滅温度を超える温度にて焼成すること
    を特徴とする反射板の製造方法。
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