JP2002267134A - ボイラ設備を持たないごみ焼却炉の燃焼制御方式 - Google Patents

ボイラ設備を持たないごみ焼却炉の燃焼制御方式

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JP2002267134A JP2001070033A JP2001070033A JP2002267134A JP 2002267134 A JP2002267134 A JP 2002267134A JP 2001070033 A JP2001070033 A JP 2001070033A JP 2001070033 A JP2001070033 A JP 2001070033A JP 2002267134 A JP2002267134 A JP 2002267134A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボイラー設備を持たない小・中規模ごみ焼却
施設において高度なACC導入を可能とし、燃焼管理の
適正化や連続運転における省力化を実現する自動燃焼制
御方式を提供する。 【解決手段】 炉内底部に設けられて燃焼すべきごみを
載置して炉内をごみの入り口側から出口側に移動させる
複数のゾーンからなるストーカと、複数のゾーン毎にス
トーカの下側から空気量調整用のダンパを介して一次燃
焼空気を供給するためのダクトとを備え、廃熱利用のボ
イラを備えていないごみ焼却炉に適用される。あらかじ
め定められたアルゴリズムに基づいて当該ごみ焼却炉に
おける発生熱量を推定し、推定された発生熱量と発生熱
量目標値との間の熱量偏差に基づいて、ゾーン毎の一次
燃焼空気量配分比を調整して発生熱量を制御する発生熱
量制御系を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はごみ焼却炉の燃焼制
御方式に関し、特に燃焼排ガスを利用するボイラ設備を
持たない小・中規模のごみ焼却炉に適した燃焼制御方式
に関する。
【0002】
【従来の技術】都市ごみを対象としたストーカ式ごみ焼
却炉では、多種多様なごみを炉内に供給し燃焼させるた
め、燃焼状態が時間的に変化する。一般に、燃焼の自動
制御では、この変化に応じてごみの供給量、ごみの移送
量、一次燃焼空気量・温度と、そのストーカゾーンへの
配分比、二次燃焼空気量・温度などを操作し燃焼を安定
させる。
【0003】本発明者らは、これらに加えストーカ下と
炉内の差圧及びそこを流れる燃焼空気流量を計測し、ご
みの無い状態で事前に測定したデータと比較してごみ層
の厚さを推定し、炉内のごみの量・堆積状況として捉
え、その形状を一定に制御することで燃焼の安定化を図
る方法を提案(特許第3030614号)した。
【0004】また、これに加えストーカの温度を制御
量、ごみ層の形状、特に厚さを操作量として想定し、そ
れらを考慮してストーカ動作、燃焼空気量配分比を操作
することで、異常高温による機器へのダメージを最小限
にとどめ、さらに緊急避難的な燃焼制御による公害の発
生をなくす方法も提案(例えば、特願平10−6510
1号)した。
【0005】本発明者は更に、ごみを水分、可燃分、灰
分から構成されるものとしてそのうちの灰分比率及びご
みの可燃分成分組成比を一定と仮定し、可燃分の低位発
熱量のみを長時間の物質収支に基づいて求め、その他必
要なプロセス値については数分〜60分程度の平均値を
用いて物質・熱収支の計算を行い、ごみ低位発熱量を推
定することで、その変動を素早く正確に捉えることを可
能とし、より安定した自動燃焼制御の実現を可能とする
方法も提案(特願平9−261308号)(文献1)し
た。
【0006】また、大型施設向けの燃焼制御方式とし
て、炉内における発生蒸気量目標値に見合った適正なご
み層の形成を、各ゾーンのごみ層厚さ指標を制御するこ
とで実現し、さらに燃焼がもっとも盛んな場所への燃焼
空気の配分比とその他の部分への配分比を、発生蒸気量
制御偏差のフィードバックにより操作すること、またそ
れに合わせて燃焼がもっとも盛んな場所へのごみ供給量
の加減を行うことで、発生蒸気量を長期間にわたって安
定して一定に制御する方式も提案(特願2000−31
5051)(文献2)している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記文献1、
2のごみ低位発熱量推定方法及びごみ可燃分発熱量推定
方法、燃焼制御方式は、いずれも廃熱利用のボイラーが
備えられた設備における自動燃焼制御(ACC)を想定
しているものであり、ボイラー設備を持たない小・中規
模のごみ焼却炉では、燃焼状態の変動を示しかつ運転目
標ともなる発生蒸気量を自動燃焼制御に利用することが
できず、また毎日立上げ、立ち下げを行う准連続運転ま
たはバッチ運転となることが多いことなどからACCの
適用が遅れていた。
【0008】近年、ダイオキシン排出抑制対策により、
准連続運転またはバッチ運転を行っていた小・中規模ご
み焼却施設では、燃焼管理の適正化や連続運転の実施が
必要となり、専用のACC導入ニーズが高まっている。
【0009】そこで、本発明の課題は、これまでの大型
施設向けACCがその利用を前提としていた発生蒸気量
を、オンラインで推定される発生熱量に置き換えること
で、ボイラー設備を持たない小・中規模ごみ焼却施設に
おいて高度なACC導入を可能とし、燃焼管理の適正化
や連続運転における省力化を実現する自動燃焼制御方式
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によるごみ焼却炉
の燃焼制御方式は、炉内底部に設けられて燃焼すべきご
みを載置して炉内をごみの入り口側から出口側に移動さ
せる複数のゾーンからなるストーカと、前記複数のゾー
ン毎に前記ストーカの下側から空気量調整用のダンパを
介して一次燃焼空気を供給するためのダクトとを備えた
ごみ焼却炉において、あらかじめ定められたアルゴリズ
ムに基づいて当該ごみ焼却炉における発生熱量を推定
し、推定された発生熱量と発生熱量目標値との間の熱量
偏差に基づいて、ゾーン毎の一次燃焼空気量配分比を調
整して発生熱量を制御する発生熱量制御系を備えたこと
を特徴とする。
【0011】なお、前記発生熱量制御系は、各ゾーンの
ストーカ温度、ごみ層厚、燃焼位置、及び燃え切り点の
各種情報に基づいて燃焼が最も盛んなゾーンを検出する
ための知識ベースと、前記熱量偏差と前記各種情報と前
記知識ベースの検出結果とに基づいて、前記燃焼が最も
盛んなゾーンとその他のゾーンの間の一次燃焼空気量配
分比を制御するためのコントローラとを含む。
【0012】また、前記コントローラは、各ゾーンの一
次燃焼空気量配分比を、それらの増減分の総和が0にな
るように制御する。
【0013】本発明によればまた、炉内底部に設けられ
て燃焼すべきごみを載置して炉内をごみの入り口側から
出口側に移動させる複数のゾーンからなるストーカと、
前記複数のゾーン毎に前記ストーカの下側から空気量調
整用のダンパを介して一次燃焼空気を供給するためのダ
クトとを備えたごみ焼却炉において、あらかじめ定めら
れたアルゴリズムに基づいて当該ごみ焼却炉における発
生熱量を推定し、推定された発生熱量と発生熱量目標値
との間の熱量偏差に基づいて、ゾーン毎のストーカ速度
を調整して発生熱量を制御する発生熱量制御系を備えた
ことを特徴とするごみ焼却炉の燃焼制御方式が提供され
る。
【0014】なお、前記発生熱量制御系は、各ゾーンの
ストーカ温度、ごみ層厚、燃焼位置、燃え切り点の各種
情報と発生熱量目標値とにより各ゾーンのストーカ速度
を設定するためのごみ層厚コントローラと、前記熱量偏
差と前記各種情報に基づいて、前記ごみ層厚コントロー
ラで設定された各ゾーンのストーカ速度を補正する補正
手段とを含む。
【0015】また、前記補正手段は、前記各ゾーンのス
トーカ温度、ごみ層厚、燃焼位置、燃え切り点の各種情
報に基づいて燃焼が最も盛んなゾーンを検出するための
知識ベースと、前記熱量偏差と前記知識ベースの検出結
果とに基づいて、前記燃焼が最も盛んなゾーンとその他
のゾーンのストーカ速度の補正値を算出するためのコン
トローラと、前記ごみ層厚コントローラで設定された各
ゾーンのストーカ速度と前記コントローラで算出された
各ゾーンのストーカ速度の補正値とを加算してストーカ
に出力する加算手段とを含む。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明が適用されるごみ
焼却炉の構成を示し、廃熱利用のボイラドラムを備えて
いない中規模のごみ焼却炉の場合を示している。
【0017】図1において、焼却すべきごみ11はホッ
パ12に供給され、ホッパ12の底部に設けられたフィ
ーダ13の周期的なオン/オフ動作により、焼却炉の炉
内14に供給される。炉内14の底部には炉内14に供
給されたごみ11を載置し、炉内14の出口15、すな
わち焼却灰の出口に向かってごみを移動させるストーカ
16が設けられている。ストーカ16は、ここでは4つ
のゾーン16−1〜16−4に分割され、各ゾーン毎に
ストーカ16の速度、すなわちごみの移送速度を操作で
きる構成になっている。
【0018】また、ストーカ16の下側には一次燃焼空
気17を供給するためのダクト18が設けられている。
このダクト18はストーカ16の各ゾーン16−1〜1
6−4の下側にそれぞれ開口する4つの開口部18−1
〜18−4を備えている。4つの開口部18−1〜18
−4のダクト18からの分岐部には、ストーカ16の各
ゾーン16−1〜16−4への一次燃焼空気17の供給
量を制御するためのダンパ19−1〜19−4が設けら
れている。また、各ダンパ19−1〜19−4とストー
カ16の各ゾーン16−1〜16−4間の開口部18−
1〜18−4内にはそれぞれ圧力計20−1〜20−4
と流量計21−1〜21−4が設置されており、ストー
カ16のゾーン16−1〜16−4毎の圧力、空気流量
を計測できるように構成されている。
【0019】他方、炉内14には圧力計22が設けられ
ており、炉内圧力を測定する。炉内14にはまた、二次
燃焼空気供給口23が設けられ、炉内14に二次燃焼空
気24が送り込まれる。更に、炉内14の出口15付近
の内壁には炉内14のごみの堆積状態や燃焼状態を撮像
するための炉内カメラ25が設けられている。炉内14
の天井部分には燃焼排ガス26の排出ダクト27が設け
られている。排出ダクト27には酸素濃度計28が設け
られている。そして、一次燃焼空気17を供給するダク
ト18内及び二次燃焼空気供給口23内にはそれぞれ流
量計29、30が設置されている。
【0020】ごみ焼却炉にはまた、温度測定装置が設け
られている。すなわち、ストーカ16には各ゾーン毎に
それぞれ、ストーカの温度を測定するための温度測定装
置31−1〜31−4が設けられている。ここでは、各
ゾーンを代表する位置のストーカに直接熱電対が埋め込
まれて温度測定が行われる。
【0021】上記のように、都市ごみを対象としたごみ
焼却炉では、ストーカを3〜5ゾーンに分割し、各ゾー
ンに対してそれぞれストーカの速度及びON/OFF、
一次燃焼空気量配分比をダンパ等で操作することができ
るようにしている。一次・二次燃焼空気の総量を操作す
ることもできる。ホッパ12から炉内14へのごみの供
給は、フィーダ13の動作周期操作及びON/OFFに
て行う。炉内14におけるごみ層の形成に関しては、各
ゾーンのごみ層厚を制御することで実現している。この
ごみ層厚制御は、目標値を各ストーカ温度、現在の各ご
み層厚や画像処理などによる燃え切り点の情報に基づい
て知識ベース等から求め、制御偏差のフィードバックに
より、ごみの供給速度及びON/OFF、ストーカ速度
及びON/OFF、一次燃焼空気量配分比のダンパによ
る操作を行って実現している。
【0022】詳細は、上記した特許第3030614
号、特願平9−190883号及び上記した特願平10
−65101号に詳しく開示されているので、詳しい説
明は省略する。
【0023】以下に、本発明で利用される燃焼ごみ低位
発熱量推定方法及び燃焼ごみ可燃分発熱量推定方法のア
ルゴリズムについて説明する。これは、前記の文献1に
開示されている燃焼ごみ低位発熱量推定方法及び燃焼ご
み可燃分発熱量推定方法と原理は同じである。
【0024】はじめに、下記のような前提条件のもとに
行われる燃焼ごみ低位発熱量推定方法のアルゴリズムに
ついて説明する。
【0025】(1)ごみ焼却炉の各部に設けられる測定
器の測定値は数分〜60分程度の平均値を利用する。但
し、可燃分発熱量については概略値を初期値としてあら
かじめ別途計算する。 (2)ごみ焼却炉出口の燃焼排ガスのO2 濃度は、乾き
ベースの値である。 (3)一次押込空気(一次燃焼空気)、二次押込空気
(二次燃焼空気)中の水分は無視する。 (4)尿素水、水、ろ液汚水などを炉内に噴霧する場合
は、それらを考慮した計算が行われる。 (5)補助燃料を使用する場合も、その成分、発熱量、
使用量など考慮した計算が行われる。
【0026】本燃焼ごみ低位発熱量推定方法において
は、図2のフローチャートに示す手順に基づいて、理論
空気量Lc、可燃分燃焼速度M・Rc、ごみ処理速度
M、ごみ組成比−水分Rw、ごみ組成比−可燃分Rc、
一次燃焼空気比(L1 /Lc・M・Rc)(但し、L1
は一次押込空気流量)、二次燃焼空気比(L2 /Lc・
M・Rc)(但し、L2 は二次押込空気流量)、総空気
比(L1 +L2 )/(Lc・M・Rc)、ごみ低位発熱
量Huなどを計算する。なお、以降で用いられる計算式
で使用される記号は、下記の表1、表2に示す通りであ
る。表1、表2において備考欄に数字が示されているも
のは仮定値または理論値である。また、ごみ焼却炉出口
の排ガス、燃焼空気は成分に基づいて実測値のルックア
ップテーブルなどを利用して求める。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】1.ステップS1においては、可燃分の組
成を一定と仮定して下記の数1により理論空気量Lcを
求める。
【0030】
【数1】
【0031】数1において、Ccはごみ可燃分組成比−
炭素、CH はごみ可燃分組成比−水素、Coはごみ可燃
分組成比−酸素、Csはごみ可燃分組成比−硫黄をそれ
ぞれ表す。
【0032】2.ステップS1では更に、計算された理
論空気量Lc、ごみ焼却炉出口の排ガス中のO2 濃度測
定値OutO2 、あらかじめ知られている空気中のO2
濃度Air_O2 、燃焼空気量の測定値(L1 +L2 )
に加えて、C_CO2 体積係数V_C、ごみ可燃分組成
比−炭素Cc、N2 _NO2 体積係数V_N2 、ごみ可
燃分組成比−窒素CN を基に、下記の数2により可燃分
燃焼速度M・Rcを計算し、燃焼したごみの可燃分量を
求める。
【0033】
【数2】
【0034】この数2では、燃焼空気量(L1 +L2
)、O2 濃度測定値OutO2 などから酸素の消費量
が分かるので燃焼したごみの可燃分量が計算されている
ことを意味する。言い換えれば、可燃分燃焼速度M・R
cは、単位時間当たりに燃焼したごみの可燃分量を意味
する。
【0035】3.ステップS2では燃焼したごみ中の水
分量を0、すなわちごみ組成比−水分Rwを0と仮定し
て次のステップに移行する。
【0036】4.ステップS3では、下記の数3〜数6
により排ガス中の各成分の量を計算する。
【0037】
【数3】
【数4】
【数5】
【数6】
【0038】数3では、C_CO2 体積係数V_C、可
燃分燃焼速度M・Rc、ごみ可燃分組成比−炭素Ccに
基づいてCO2 のガス量を計算する。数4では、H_H
2 O体積係数V_H、可燃分燃焼速度M・Rc、ごみ可
燃分組成比−水素CH 、H2O_H2 O体積係数V_H
2 O、炉内噴霧水流量W、汚水ろ液噴霧量Wr、尿素噴
霧量NH3 、尿素キャリー水量WNH3 、ごみ処理速度
M・Rwに基づいて水蒸気量GH2 Oが計算される。数
5では、N2 _NO2 体積係数V_N2 、可燃分燃焼速
度M・Rc、ごみ可燃分組成比−窒素CN 、あらかじめ
知られている空気中のN2 濃度Air_N2 及び燃焼空
気量(L1 +L2 )に基づいて、窒素ガス量GN2 が計
算される。更に、数6では、あらかじめ知られている空
気中のO 2 濃度Air_O2 、燃焼空気量(L1 +L2
)、理論空気量Lc、可燃分燃焼速度M・Rcに基づ
いて酸素量GO2 が計算される。
【0039】5.ステップS4では、別途計算される初
期値の可燃分発熱量Hcと燃焼したごみ中の可燃分量か
ら燃焼したごみの総発熱量が分かり、排ガスに含まれる
複数のガス成分などから排ガスのエンタルピを求め、下
記の数7でごみ焼却炉に入る熱量と出る熱量のバランス
計算から燃焼したごみ中の水分量を計算する。
【0040】
【数7】
【0041】すなわち、あらかじめ概算された可燃分発
熱量と燃焼したごみ中の可燃分量から燃焼したごみの総
発熱量を求め、ステップS3で計算された複数のガス成
分の量からごみ焼却炉出口の排ガスのエンタルピを計算
し、更にごみ焼却炉入口と出口の熱量のバランス計算を
行ったうえで燃焼したごみ中の水分量を計算する。
【0042】なお、数7において、M・Rc・(SH_
Rc・T+Hc)は、ごみ可燃分の顕熱及び燃焼熱を表
し、Ea(T1)・L1+Ea(T2)・L2は1次、
2次燃焼空気顕熱を表し、(1+α)・Eg(Tb,G
CO2 ,GH2 O,GN2 ,GO2 )・{GCO2 +G
2 +GO2 +V_H・M・Rc・CH }は水分を除い
た燃焼排ガスの顕熱及びそれによる炉体熱損失を表す。
また、M・Rw・V_H2 O・(1+α)・Eg(T
b,GCO2 ,GH2 O,GN2 ,GO2 )は、燃焼排
ガス中水分の顕熱及びそれによる炉体熱損失を表し、M
・Rw・(λ_SH_W・T)はごみ中水分の蒸発潜熱
及び顕熱を表す。
【0043】6.ステップS5では、ごみ中の水分量が
あらかじめ定められた値εに収束するまでステップS
3、S4を繰り返し、ごみ中の水分量を求める。
【0044】7.ステップS6では、灰分比を一定と仮
定して、ステップS1で計算された燃焼したごみの可燃
分量とステップS4で求められたごみ中の水分量とに基
づいてごみ処理速度Mを計算し、下記の数8により燃焼
したごみ量を求める。
【0045】
【数8】
【0046】8.ステップS6では更に、可燃分発熱量
Hc、水の蒸発潜熱λを用いて、下記の数9により燃焼
したごみの低位発熱量Huを求める。
【0047】
【数9】
【0048】9.ステップS7では表1、表2にある式
に従って他の計算値を計算する。
【0049】次に、本発明で利用される可燃分発熱量推
定方法のアルゴリズムについて説明する。
【0050】上で述べたごみ低位発熱量推定方法から得
られるごみ処理速度Mの現在からτ時間(5〜10時
間)前までの間の第1の時間平均値と、ホッパ内にある
ごみ量が燃焼するために必要なδ時間(1〜2時間)前
から(τ+δ)時間前までの間のクレーンによるごみ投
入重量の第2の時間平均値を比較する。ここで得られる
第1の時間平均値と第2の時間平均値との差は、ごみ低
位発熱量推定に用いた可燃分発熱量Hcの誤差とホッパ
内のごみ推定量の誤差により生じたものと考えられる。
このうち定常的な偏差を生む可能性がある可燃分発熱量
Hcの誤差を修正するために、下記の数10で得られる
値を現在の可燃分発熱量Hcに加える。勿論、数10に
おける修正ゲイン、修正間隔については、ごみ低位発熱
量推定を含めた全体の推定系が安定となる範囲とする。
【0051】
【数10】
【0052】図3は、上記のようにして得られたごみ発
生熱量に基づく燃焼制御方式の実施の形態を示し、一次
燃焼空気量配分比操作による発生熱量制御系を示してい
る。この発生熱量制御系は、燃焼が最も盛んな場所への
一次燃焼空気の配分比とその他の部分への配分比を、 発生熱量の推定値をフィードバックして発生熱量目標
値との偏差に基づいて操作すること、 それに合わせて燃焼がもっとも盛んな場所へのごみ供
給量の加減を行うことで、発生熱量を一定に制御する自
動焼制御方式である。
【0053】以下に、本形態の作用について説明する。
一般的に、フィーダ13により炉内14に供給されたご
みは、既に炉内14で燃焼しているごみの燃焼による輻
射や、乾燥を主目的としたストーカ16のゾーン16−
1のストーカ下部から供給される乾燥用燃焼空気によ
り、ストーカ動作による移動とともに徐々に乾燥され昇
温していく。燃焼を主目的とするストーカ16のゾーン
16−2に移送される頃に燃焼が始まり、そのゾーン1
6−2の終わりに到達するまで、ストーカ下部から燃焼
空気の供給を受け激しく燃焼する。後燃焼を主目的とし
たゾーン16−3に移送される頃には、主として燃え残
った炭素成分がゆっくりと燃焼する後燃焼へと移行して
いく。この時もストーカ下部から燃焼空気の供給を受け
るが、燃焼を主目的とした部分よりもずっと少ない量の
供給となる。
【0054】燃焼プロセスの結果発生する燃焼排ガス
は、ボイラ設備を持たない小・中規模のごみ焼却施設の
場合、通常、急冷塔、脱硫・脱硝設備、バグフィルタ等
の排ガス処理設備で処理される。
【0055】上記燃焼プロセスにおいて計測される値か
ら、時間当たりごみ処理量、時間当たりごみ発生量及び
ごみ低位発熱量が常に安定して推定され、特にごみ処理
量の推定値は、クレーンによる重量計測結果から得られ
る値と滞留時間のずれを考慮すると非常に良く一致す
る。
【0056】このようにして得られた時間当たりごみ発
生熱量を主たる制御量として利用し、大型ごみ処理施設
と同等の自動燃焼制御運転を行う。
【0057】ところで、ごみの燃焼によって時間当たり
に発生する熱量をオンラインで推定する方法は、ごみの
成分が安定しないながらも一定の範囲内にあると考えら
れることや、ごみの燃焼が安定している場合は計測され
るプロセス値が燃焼プロセスの静的なバランス状態を表
現しているという考え方で、妥当と思われる一連の仮定
の上に、 1.燃焼プロセスの瞬間的静的バランス状態を想定し
た、繰返し計算による発生熱量推定手順 2.一定時間の発生熱量推定結果とごみ投入結果の比較
による、発生熱量推定の前提となる可燃分発熱量の修正
手順 とを逐次実施することで実現される。
【0058】これは前に引用した文献1の「ごみ焼却炉
の燃焼ごみ低位発熱量推定方法及び可燃分発熱量推定方
法」を、次の点で修正することとなる。つまり、文献1
の「ごみ焼却炉の燃焼ごみ低位発熱量推定方法及び可燃
分発熱量推定方法」では廃熱利用のボイラを備えること
を前提としているので、 ・ボイラ出口酸素濃度を燃焼排ガス酸素濃度に替え、 ・ボイラ出口ガス温度を炉出口燃焼排ガス温度に替え、 ・主蒸気に関するエンタルピー計算部分を削除し、 ・ボイラに関するエンタルピー計算部分を削除し、 ・発生熱量推定値を(ごみ低位発熱量×ごみ処理速度H
u・M)として追加すれば良いことになる。これらの点
を考慮した説明が、上記の図2、表1、表2等を参照し
た説明である。
【0059】なお、急冷塔などの排ガス処理プロセスを
考慮して計算することもでき、その場合は、 ・ボイラ出口ガス温度を急冷塔出口ガス温度に替え、 ・急冷塔噴霧水に関するエンタルピー計算を追加すれば
良い。
【0060】本形態による燃焼制御方式では、プロセス
全体の安定化に関しては、前に述べたようにごみ層形
状、特にごみ層厚の制御により実現されているものとし
て、燃焼が最も盛んに起こっている部分への適切な一次
燃焼空気量配分比及びそれに伴うごみ移送操作にポイン
トを置いている。
【0061】本形態による燃焼制御方式は、燃焼がもっ
とも盛んな部分の判断と、その部分への一次燃焼空気量
配分比、ごみ移送の増減を逐次繰り返すことで実現され
る。
【0062】燃焼がもっとも盛んな部分は、各ストーカ
温度、現在のごみ層厚、燃焼位置、燃え切り点等の各種
情報に基づいて、燃焼ゾーン検出知識べースによりスト
ーカゾーンとして特定される(図3参照)。なお、スト
ーカ温度は温度計31−1〜31−4により測定され、
ごみ層厚、燃焼位置、燃え切り点の検出方法は、前に引
用した明細書に詳しく説明されているので、ここでは説
明は省略する。
【0063】図4には燃焼ゾーン検出知識ベースによる
燃焼が最も盛んなゾーンの検出例を示している。一例を
説明すると、図4(a)では、ストーカ温度が、ゾーン
16−1では適温、ゾーン16−2ではやや高温、ゾー
ン16−3ではやや低温、ゾーン16−4では適温であ
り、ごみ層厚については、ゾーン16−1〜16−4の
いずれでも標準であり、燃焼位置がゾーン16−2、燃
え切り点位置がゾーン16−3である場合、燃焼が最も
盛んなゾーンはゾーン16−2であると検出される。
【0064】一方、一次燃焼空気量配分比操作は、図3
に示されるように、知識ベースを持つ発生熱量コントロ
ーラと、一次燃焼空気量配分比コントローラとにより実
現される。発生熱量コントローラは、前に述べたアルゴ
リズムで推定された発生熱量と目標値との偏差、燃焼ゾ
ーン検出知識ベースで特定された燃焼がもっとも盛んな
ゾーン、ストーカ温度、ごみ層厚、燃焼位置、燃え切り
点位置等の情報を受けて各ゾーンの燃焼空気流量比目標
値を出力する。一次燃焼空気量配分比コントローラは、
これらの各ゾーンの燃焼空気流量比目標値と実際の各ゾ
ーンの燃焼空気流量比との偏差を受けて、各ゾーンの一
次燃焼空気量配分比を制御する。すなわち、上記の燃焼
ゾーン検出知識ベースで特定された、燃焼がもっとも盛
んなストーカゾーンとその前後のストーカゾーンとの間
で、プロセス全体を安定化させる目的であらかじめ決定
された一次燃焼空気量配分比を、その増減幅について発
生熱量と目標値との偏差及びそれに関連する値(例え
ば、微分値、積分値)に基づいて、ごみ層厚制御、燃焼
位置・燃え切り点制御に影響を与えない範囲で発生熱量
コントローラにより決定した後、増減させる。勿論、実
際の各ゾーンの一次燃焼空気量配分比は、図1に示され
た各ダンパ19−1〜19−4の開度、圧力計20−1
〜20−4、流量計21−1〜21−4の検出値により
算出される。
【0065】知識ベースとしては、例えばファジー推論
があげられる。
【0066】図5は、一次燃焼空気量配分比操作による
発生熱量制御例を示す。例えば、発生熱量偏差が正で、
燃焼位置がゾーン16−2にある場合は、燃焼を促進さ
せることを目的として、燃焼がもっとも盛んなゾーン1
6−2の一次燃焼空気量配分比を発生熱量偏差及びそれ
に関連する値に応じて増加させ、それより後段にあるゾ
ーン16−3、16−4の配分比をゾーン16−2の配
分比を増加させた分だけ減少させる。すなわち、ゾーン
16−2の配分比の増加は0.1、ゾーン16−3、1
6−4の配分比の減少はそれぞれ、0.03、0.07
で、その和(0.03+0.07)はゾーン16−2の
配分比の増加分0.1に等しい。
【0067】この時、ごみ移送操作については、一次燃
焼空気量配分比の操作が燃焼プロセス全体に与える影響
を少なくするため、発生熱量目標値やストーカ温度制御
等を考慮したごみ層厚制御及び燃焼位置・燃え切り点制
御により決定された各ゾーンのストーカ速度を、その増
減幅について発生熱量の偏差及びそれに関連する値(例
えば、微分値、積分値)に基づいて、ごみ層厚制御、燃
焼位置・燃え切り点制御に影響を与えない範囲で発生熱
量コントローラにおいて決定した後、増減させる。
【0068】図6は、ストーカによるごみ移送速度補正
操作により発生熱量を制御するための制御系を示してい
る。図6において、ごみ移送速度補正操作は、図3で説
明したのと同じ燃焼ゾーン検出知識ベースと、発生熱量
目標値と各ゾーンのストーカ温度、各ゾーンのごみ層
厚、燃焼位置、燃え切り点等の各種情報により各ゾーン
のストーカ速度を設定する、知識ベースを内蔵したごみ
層厚コントローラと、知識ベースを持つ発生熱量コント
ローラとにより実現される。
【0069】発生熱量コントローラは、前に述べたアル
ゴリズムで推定された発生熱量と発生熱量目標値との偏
差、燃焼ゾーン検出知識ベースで特定された燃焼がもっ
とも盛んなゾーンとに基づいて、ごみ層厚制御、燃焼位
置・燃え切り点制御に影響を与えない範囲で各ゾーンの
ストーカ速度設定補正値を決定して出力する。これらの
ストーカ速度設定補正値は、加算器によりごみ層厚コン
トローラからの各ゾーンのストーカ速度設定値に加算さ
れ、ストーカ16に速度指令値として与えられる。
【0070】図7は、ストーカによるごみ移送速度補正
操作による発生熱量制御例を示す。例えば、発生熱量偏
差が正で、燃焼のもっとも盛んなゾーンが16−2であ
る場合、ゾーン16−2のストーカ速度増分を他のスト
ーカゾーンの速度増分より大きく設定し、各ゾーンのス
トーカ速度を増加させる。なお、ストーカ操作について
は、これまでのACCにおいて行われている制御と同じ
であるので、詳しい説明は省略する。
【0071】勿論、本発明は、図3の一次燃焼空気量配
分比操作による発生熱量制御系と、図6のストーカによ
るごみ移送速度補正操作による発生熱量制御系の両方を
備えていても良い。この場合、発生熱量コントローラは
前述した2種類の機能を持つ1つのコントローラで実現
でき、燃焼ゾーン検出知識ベースも1つのものを兼用す
ることができる。
【0072】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、時間当たりに発生するごみ発生熱量をオンラインで
推定する方法を大型ごみ焼却施設向け自動燃焼制御と組
み合わせることで、ボイラ設備を持たない小・中規模の
ごみ焼却施設においても、運転時の発生熱量を一定に保
つことが可能となり、ごみ質の変動の影響を受けずに排
ガス処理系の負荷が安定し、低公害運転と省力化が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される水平ストーカ式ごみ焼却炉
とその計装系の構成を示す概略断面図である。
【図2】本発明において利用される燃焼ごみ低位発熱量
推定アルゴリズムを説明するためのフローチャート図で
ある。
【図3】本発明による、一次燃焼空気量配分比操作によ
る発生熱量制御系の構成を示した図である。
【図4】図3の発生熱量制御系に適用される燃焼ゾーン
検出知識べースによる燃焼が最も盛んなゾーンの検出例
を説明するための図である。
【図5】図3の発生熱量制御系に適用される一次燃焼空
気量配分比操作による発生熱量制御例を説明するための
図である。
【図6】本発明のごみ移送操作による発生熱量制御系を
示した図である。
【図7】図6の発生熱量制御系に適用されるごみ移送操
作による発生熱量制御例を説明するための図である。
【符号の説明】
11 ごみ 12 ホッパ 13 フィーダ 14 炉内 15 出口 16 ストーカ 16−1〜16−4 ゾーン 17 一次燃焼空気 20−1〜20−4、22 圧力計 21−1〜21−4、29、30 流量計 23 二次燃焼空気供給口 24 二次燃焼空気 25 炉内カメラ 26 燃焼排ガス 27 燃焼排ガス排出口 28 酸素濃度計 31−1〜31−4 温度測定装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉内底部に設けられて燃焼すべきごみを
    載置して炉内をごみの入り口側から出口側に移動させる
    複数のゾーンからなるストーカと、前記複数のゾーン毎
    に前記ストーカの下側から空気量調整用のダンパを介し
    て一次燃焼空気を供給するためのダクトとを備えたごみ
    焼却炉において、 あらかじめ定められたアルゴリズムに基づいて当該ごみ
    焼却炉における発生熱量を推定し、推定された発生熱量
    と発生熱量目標値との間の熱量偏差に基づいて、ゾーン
    毎の一次燃焼空気量配分比を調整して発生熱量を制御す
    る発生熱量制御系を備えたことを特徴とするごみ焼却炉
    の燃焼制御方式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の燃焼制御方式において、 前記発生熱量制御系は、 各ゾーンのストーカ温度、ごみ層厚、燃焼位置、及び燃
    え切り点の各種情報に基づいて燃焼が最も盛んなゾーン
    を検出するための知識ベースと、 前記熱量偏差と前記各種情報と前記知識ベースの検出結
    果とに基づいて、前記燃焼が最も盛んなゾーンとその他
    のゾーンの間の一次燃焼空気量配分比を制御するための
    コントローラとを含むことを特徴とするごみ焼却炉の燃
    焼制御方式。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の燃焼制御方式において、
    前記コントローラは、各ゾーンの一次燃焼空気量配分比
    を、それらの増減分の総和が0になるように制御するこ
    とを特徴とするごみ焼却炉の燃焼制御方式。
  4. 【請求項4】 炉内底部に設けられて燃焼すべきごみを
    載置して炉内をごみの入り口側から出口側に移動させる
    複数のゾーンからなるストーカと、前記複数のゾーン毎
    に前記ストーカの下側から空気量調整用のダンパを介し
    て一次燃焼空気を供給するためのダクトとを備えたごみ
    焼却炉において、 あらかじめ定められたアルゴリズムに基づいて当該ごみ
    焼却炉における発生熱量を推定し、推定された発生熱量
    と発生熱量目標値との間の熱量偏差に基づいて、ゾーン
    毎のストーカ速度を調整して発生熱量を制御する発生熱
    量制御系を備えたことを特徴とするごみ焼却炉の燃焼制
    御方式。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の燃焼制御方式において、 前記発生熱量制御系は、 各ゾーンのストーカ温度、ごみ層厚、燃焼位置、燃え切
    り点の各種情報と発生熱量目標値とにより各ゾーンのス
    トーカ速度を設定するためのごみ層厚コントローラと、 前記熱量偏差と前記各種情報に基づいて、前記ごみ層厚
    コントローラで設定された各ゾーンのストーカ速度を補
    正する補正手段とを含むことを特徴とするごみ焼却炉の
    燃焼制御方式。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の燃焼制御方式において、 前記補正手段は、 前記各ゾーンのストーカ温度、ごみ層厚、燃焼位置、燃
    え切り点の各種情報に基づいて燃焼が最も盛んなゾーン
    を検出するための知識ベースと、 前記熱量偏差と前記知識ベースの検出結果とに基づい
    て、前記燃焼が最も盛んなゾーンとその他のゾーンのス
    トーカ速度の補正値を算出するためのコントローラと、 前記ごみ層厚コントローラで設定された各ゾーンのスト
    ーカ速度と前記コントローラで算出された各ゾーンのス
    トーカ速度の補正値とを加算してストーカに出力する加
    算手段とを含むことを特徴とするごみ焼却炉の燃焼制御
    方式。
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