JP2002267021A - 一体化バックアップリングによるエラストマー賦活ロッドシール - Google Patents

一体化バックアップリングによるエラストマー賦活ロッドシール

Info

Publication number
JP2002267021A
JP2002267021A JP2002042292A JP2002042292A JP2002267021A JP 2002267021 A JP2002267021 A JP 2002267021A JP 2002042292 A JP2002042292 A JP 2002042292A JP 2002042292 A JP2002042292 A JP 2002042292A JP 2002267021 A JP2002267021 A JP 2002267021A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
groove
radial
downstream
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002042292A
Other languages
English (en)
Inventor
Jeff Baehl
ジェフ・バックル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TI SPECIALITY POLYMER PRODUCTS
Original Assignee
TI SPECIALITY POLYMER PRODUCTS
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TI SPECIALITY POLYMER PRODUCTS filed Critical TI SPECIALITY POLYMER PRODUCTS
Publication of JP2002267021A publication Critical patent/JP2002267021A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来技術における欠点を克服し、かつ優れた
流体フィルム制御による作動中に、シール回動を防止す
る傾向がある独自の構成を有するシール装置を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 本発明の環状シールは、弾性材料からな
り、かつOリングといった取り囲む圧力リングにより賦
活され、水圧シリンダのシリンダヘッドとピストンロッ
ドとの間といった静的装置部材と動的装置部材との間を
密閉するための環状シールであって、前記環状シール
は、前記圧力リングを前記移動表面と前記ハウジング溝
の下流側壁部とから離間させるように、通常の矩形ハウ
ジング溝内に前記圧力リングとともに装着され、前記シ
ールの外径は前記溝の底部の外径と一致するか又は前記
溝の底部の外径より大きいことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、賦活要素、シール
要素、及び制御されたたわみを有する一体化バックアッ
プリングを有する改良シール要素に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】シール
要素は、通常、互いに相対移動しかつ装置の特定部位に
保持されるべき液体を収容する各パーツを有する装置に
利用される。さらに、各シール要素は、液体を装置のあ
る部位内に維持すべき状況において、装置の各静止部材
間に使用されよう。各装置パーツの1つは、通常、シー
ル要素を収容するように構成されたグランド(grand)
を有している。このようなシールの例としては、水圧装
置のピストンとシリンダとの間で密閉するために水圧装
置内で使用される環状シールを含んでいる。これらの形
状において、水圧要素のピストン又はシリンダ内にグラ
ンドを形成してもよい。
【0003】従来のシール要素は、シールの全密閉表面
を被覆するプラスチックシール表面部を有していた。こ
れらのプラスチックシール要素は、いくつかの場合にお
いて、ポリ四フッ化エチレン(PTFE)、ウレタン、
又はエラストマーからなっていた。
【0004】多くの公知のシール装置は、まず賦活要素
/シール要素/バックアップリングを有する3ピース構
成がグランド内に配置され、次いで、第2離隔シール要
素が賦活要素/シール要素に隣接配置され、かつ第3分
離バックアップリングが前記シール要素に対向配置され
ることを利用している。
【0005】このタイプの構成は、取付し難いとの点に
おいて問題がある。追加のシールパーツが更なるギャッ
プ公差関係を生成するので、3ピース構成はさらに問題
がある。さらに、標準的なバックアップリングは、断面
が矩形であり、かつ溝本体と移動要素とにより形成され
る間隙からシールリングを保護するだけである。加圧状
態での作動中に、全体バックアップリングが、摩擦に著
しく寄与するロッド上に強制的に押し下げられる。さら
に、このような無制御移動により適切な膜制御が失われ
よう。
【0006】従来技術において必要とされることは、往
復使用、回転使用、振動使用、及び静的使用のために改
造した各シール環境に対して、改良された漏れ制御、低
減した摩擦、及び向上した寿命を有するシール装置であ
る。
【0007】従来技術でさらに必要とされることは、シ
ールの一部が密閉される表面と接触可能であり、かつシ
ール要素とバックアップリングとの接触点で制御された
非線形荷重パターンを生成可能であるシール装置であ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
技術における欠点を克服することを目指しており、かつ
優れた流体境膜制御(fluid film control)による作動
中に、シールが回動することを防止するように作用する
独自の構成を有するシール装置を提供している。本発明
は、3つのパーツ構成である。第1のパーツは、角リン
グ,Oリング,又はシールシステムを賦活するための他
のあつらえ構成(custom design)の形態であるエラス
トマー賦活要素のパーツである。第2のパーツは、特別
な形状及び組成を有するシール要素又はリングのパーツ
である。第3のパーツは、特別な形状,構造材料,及び
強化されたたわみ(engineered flex)を有するバック
アップリング(補強リング)である。バックアップリン
グのたわみは、種々の状況下で生じるように特別に構成
されている。これにより、シールリングの密閉性と保護
性を増大し、かつ他の時は摩擦を低減し及び/又は除去
するようにシール表面から解放する。
【0009】バックアップリング要素の結合構造の配置
により、密閉圧力及び移動パーツの半径方向位置には依
存せずに、シールと溝底部との堅固な接触が可能であ
り、かつバックアップリング要素の結合構造のレイアウ
トがバックアップリングの強化された曲げによって接触
力が移動パーツに集中する。取付状態では、バックアッ
プリングがハウジング溝の高さを超える半径方向高さを
有している。さらに、賦活要素の中心の維持位置近く又
は特に前方にシール頂部を位置決めすることにより、圧
力リング又は賦活要素の影響がバランスされる。シール
頂部自体は、本発明の一態様において、移動パーツに対
して好ましくは30°より大きな頂部の上流の流入角と
5°より(好ましくは、7°より)大きな下流滑り角と
により定義されている。
【0010】本発明のバックアップリングはシールを支
持するための環状シールの後方部下方の可撓性エリアを
利用し、これにより、溝本体と移動要素との間の間隙に
よる損傷を防止している。このエリアは、さらに、シー
ル要素を支持し、かつシール要素の下向き流れの反りを
最小化し、かつよりよい流体境膜制御を提供するため
に、移動本体に対して最小化するであろう。この機能
は、圧力が増大するにつれて、移動要素に対する半径方
向への装填も最小化する。支持エリアの軸方向長さは、
賦活リングの位置に依存していてもよい。性能を向上さ
せるために、バックアップリングが賦活リングの5パー
セント〜95パーセント(5%〜95%)で通過すべき
であり、かつ選択的実施形態では、20パーセント〜4
0パーセント(20%〜40%)で通過すべきである。
選択的実施形態における最適性能については、バックア
ップリングが、賦活リングの27パーセント〜33パー
セント(27%〜33%)で通過すべきである。
【0011】シールの形状に依存して、密閉圧力が角シ
ール(angular seal)に正味のトルクが生成する。この
トルクは、アセンブリを移動パーツ上に強制的に下げる
ように作用し、あるいは、溝底部との接触を改良するよ
うに作用する。この改良の傾向と相対的大きさは、横断
方向溝高さをシール頂部からシールが溝底部と交わる箇
所までの軸距離で割った比により近似可能である。この
比が1を超える場合に、溝底部とのシール接触が加圧に
より改良され、かつ本発明ではこの比が1.25を超え
ている。
【0012】移動パーツの半径方向変位を可能とするた
めの可撓性がシール要素の半径方向高さにより決定さ
れ、この半径方向高さは、賦活要素の下流端部を通る半
径方向ラインの下流に位置するシール要素の高さ部分と
して定義されている。本発明では、このラインが、シー
ルの固体パーツと接触することなく、移動表面と少なく
とも7°の角度を形成する移動表面と交差する点から下
流にラインを引くことができる。
【0013】バックアップリングは、移動要素との内径
にクリアランスを有している。これにより、支持リング
の可撓性エリアを変形させることができ、かつ所望の圧
力レベルで移動要素と接触させることができる。支持リ
ングの撓みに蓄積した応力が、環状リングの増大した接
触エリアと応力により生じた追加的摩擦により除去され
る。最上流端部の半径方向クリアランスは、0〜0.0
50インチ(0.25mm)とすべきである。さらに、
本発明の他の態様では、バックアップリングの内径表面
の角度は、0〜10度の間になるように最小化すべきで
ある。これにより、加圧されない場合には、バックアッ
プリング及び/又はバックアップリング曲げエリア内の
周方向応力により、前記エリアが移動表面から持ち上げ
られ、よって、摩擦を低減し、かつ流体境膜の伝達を支
持する。
【0014】
【発明の実施の形態】上述した本発明の特徴点及び有利
点及び他の特徴点及び有利点、及びこれらを達成する手
法がより明らかにされ、かつ添付の各図面と関係付けら
れた以下の本発明の実施形態の記載を参照することによ
り、本発明がよりよく理解されるであろう。
【0015】同一の参照符号は全図面を通して同様のパ
ーツを示している。本明細書にて述べる例示は、一形態
における本発明の好適な一実施形態を示したものであ
り、このような例示があらゆる手法において本発明の請
求の範囲を制限するように構成するものではない。
【0016】各図面、特に図1を参照すると、本発明の
教示によるシール8が示されている。本発明により教示
されるシール構造は、(例えば、直線状シール又は楕円
形シールといった)異なる形状の各シールで利用されて
もよく、かつ往復配置、回転配置、振動配置、及び静的
配置で使用可能であるので、図1に示したシール8の環
状形状が何らかの用途に制限されることを意味してはい
ない。図示しているような環状シール8は、概して、環
状シール8が各同心部材内に収容されたグランドにより
所定位置に保持される状態で、2つの同心部材間を密閉
する。
【0017】上記説明したように、密閉結合構造は、第
1にグランド内に挿入されるように構成されている半円
形又は矩形表面を有する賦活/シール要素12を利用し
ている。
【0018】エラストマー賦活要素12は、矩形、O形
状、及びあつらえ形状を含む(ただし、これらに制限さ
れない)公知の材料、方法、形状、サイズからなってい
てもよい。
【0019】シール要素18は、溝チャネルを妨げかつ
シール要素の動的表面部に対する回転を防止するのに充
分な長さのサイズとされた上部表面部10を有してい
る。図1の実施形態では、ラインZ(理論的ライン)に
て賦活要素12の更なる接触が生じる。ラインZは、賦
活要素12の最先端部(最先端部であって最近接端部)
と接するシール要素18を介して下向きに引かれたもの
である。
【0020】シール要素バックアップリング又は支持リ
ング52が、シール要素18とグランド壁部16との間
に配置されるように示されている。本発明において、バ
ックアップリング52は、実質的にL形状断面を構成し
ている半径方向の直立部53と軸方向の水平部54とを
有している。図1〜図3に示すように、水平部54はそ
の最先端表面にて端部又は点59を構成し、該端部を介
して、仮想ラインXが下向きに引かれている。
【0021】新規なバックアップリング52の主たる特
徴点は可撓性エリア又は可撓性部分60の使用にあり、
シール要素18を支持しかつ溝本体と移動要素との間の
間隙内へのシール損傷(例えば、押し出し)を防止する
ために、該可撓性エリア60がシール要素18の後方部
下方に位置決めされている。さらに、エリア60は、シ
ール要素を支持しており、かつ移動本体がよりよい流体
制御を提供することに反する下流へのシール要素の偏り
を最小化している。エリア60のこの機能は、圧力が増
大するにつれて移動要素にかかる半径方向負荷を最小化
している。
【0022】本発明の一態様において、可撓性エリア6
0の軸方向長さは賦活リング12の位置に依存してい
る。図1〜図3に示すように、各ラインX,Zにより範
囲が決められた可撓性エリア60が、賦活要素12の下
方に位置決めされている。各ラインX,Z間の距離は、
賦活要素12の最大軸方向長さのおよそ20パーセント
から40パーセント(20%〜40%)とならねばなら
ない。可撓性エリア60の長さは、好ましくは、賦活要
素12の最大軸方向長さの27パーセントから33パー
セント(27%〜33%)の範囲内にある。あるいは、
シールシステム8で必要とされる特定の作動条件又は必
要条件に基づいて、バックアップリング52と賦活要素
12の間の重複の別のパーセントを使用してもよい。
【0023】重複の別のパーセントは、バックアップリ
ング52の構成材料に応じて必要とされるかもしれな
い。バックアップリング52の構成材料は、ポリ四フッ
化エチレン(PTFE:polytetrafluoroethylene)、
ポリウレタン、高係数プラスチック、構造熱硬化性材料
(structual thermal set)、ポリアミド、PPS、及
びこれらの材料の種々の化合物を含む(ただし、これら
に限らない)現存するエラストマーから構造材料、複合
材料、金属、及びブロンズといった合金まで、範囲が広
がっている。材料選択は、シール用途と環境とに依存し
ている。
【0024】シール要素18の特徴点は滑らかな半径の
隅部20を有する点である。この隅部は、表面部22の
後方半分から滑らかな移行を形成している。前記表面部
は、初めシール頂部に始まり側方表面部21までの範囲
である。
【0025】図1に示すように、底表面部22は滑らか
な半径の隅部20を有している。段部、面取り部、鋭い
端部を有さないこのような滑らかな半径部は、充分混和
されている(blended)と称される。これにより、動的
運動下の流体境膜制御が支援されている。隅部20のサ
イズ、距離、形状が、可撓性部分60の制御を支援し、
かつ加圧中に、最初にバックアップリング52が側壁部
16の所定位置にロックされることを引き起こす作用す
る。次いで、隅部20をバックアップリング52内へさ
らに装填することにより、可撓性エリア60がたわむよ
うになり、かつ移動して移動要素と接触するであろう。
シール要素の側方表面部21による接触においては、滑
らかな又は充分混和された表面にしなければならないと
いった必要性は特になく、図2に示すように、変形実施
形態52’は混和されない曲部を有している。この実施
形態において、側方表面部がグランド壁部16と接触し
ている。
【0026】図3の実施形態は、シールグランドの平均
深さよりも半径方向に長いバックアップリング52’’
を備えるシールシステム8を示しており、よって、この
バックアップリングは背表面部17を過ぎて奥に延在し
ている。
【0027】好ましくは、あらゆる形態のバックアップ
リング52は、内径表面部56上で移動要素とクリアラ
ンスを有するであろう。最も好ましくは、先端部59も
クリアランスを有するであろう。これにより、バックア
ップリング52の可撓性エリア60が変形することが可
能となり、かつ移動要素と所望の圧力レベルで接触する
ことが可能である。バックアップリング52のたわみで
蓄積する応力は、増大した接触エリアとシールリング1
2の応力とにより生じる追加摩擦により除去される。好
ましくは、先端部59の半径方向クリアランスは、0イ
ンチ〜0.050インチ(0.25mm)の範囲に入っ
ていなければならない。
【0028】シール要素18とバックアップリング52
の他の形状特徴点は、底表面部22と底表面部56が、
対向する水平ラインと比較して、0°〜10°以下の角
度(以下、角度aと称する)を有している点にある。好
ましくは、角度aは5°より大であるか又は5°に等し
い。底表面22が7°を有することが最も好ましい。こ
のような角度は、剪断効果が生じることを防ぎ、かつ要
素18とバックアップリング52に対して流体を層流状
態に維持する。角度aは、よりよい流体境膜制御を提供
することが解っている。
【0029】シール要素18による構成材料は、ポリ四
フッ化エチレン(PTFE)、ポリウレタン、高係数プ
ラスチック、構造熱硬化性材料、ポリアミド、PPS、
を含む(がこれらに限らない)現存するエラストマーか
ら構造プラスチックへと多岐に渡っており、かつこれら
の材料の種々の化合物をシール要素18のために利用し
てもよい。
【0030】さらに、従来技術で知られるように、接着
剤又は別のタイプの結合材料又は方法により、シール要
素18を賦活要素12と接着してもよい。
【0031】本発明は好適な構成を有するように記載し
てきたが、本発明は本開示の精神及び特許請求の範囲内
でさらに変更することができる。よって、本出願は、あ
らゆる変形、使用、又は本発明の概略原理を使用した適
用を包含することを意図している。さらに、本出願は、
公知範囲内で生じ、又は本発明が属しかつ本特許請求の
範囲の制限内に入る技術における独自の実施といった本
開示による想起を包含することを意図している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の教示による環状シールの一実施形態
の断面図である。
【図2】 本発明の教示により構成された環状シールの
別の実施形態の断面図である。
【図3】 本発明の教示により構成された環状シールの
さらに別の実施形態の断面図である。
【符号の説明】
8 環状シール 12 エラストマー賦活要素 18 シール部材 24 シール頂部 52 バックアップリング 60 可撓性エリア

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性材料からなり、かつOリングといっ
    た取り囲む圧力リングにより賦活され、水圧シリンダの
    シリンダヘッドとピストンロッドとの間といった静的装
    置部材と動的装置部材との間を密閉するための環状シー
    ルであって、 前記環状シールは、前記圧力リングを前記移動表面と前
    記ハウジング溝の下流側の壁部とから離間させるよう
    に、通常の矩形ハウジング溝内に前記圧力リングととも
    に装着され、前記シールの外径は前記溝の底部の外径と
    一致するか又は前記溝の底部の外径より大きいことを特
    徴とするシール。
  2. 【請求項2】 前記シールの外径は、前記溝の底部の外
    径より0mmと1.50mmの間の長さだけ大きいこと
    を特徴とする請求項1記載のシール。
  3. 【請求項3】 前記シールの半径方向高さは、前記ハウ
    ジング溝の高さと一致するか又は前記ハウジング溝の高
    さよりも大きいことを特徴とする請求項1記載のシー
    ル。
  4. 【請求項4】 前記シールの半径方向高さは、前記ハウ
    ジング溝の高さより0%と25%の間の値だけ大きいこ
    とを特徴とする請求項1記載のシール。
  5. 【請求項5】 前記シールが15°より大きな上流側シ
    ール角と2°より大きな下流側スリップ角とにより規定
    されたシール頂部により配置され、前記頂部は、好適に
    は入口と前記スリップ角の交点により構成されるが、僅
    か1mmの幅で平坦又は凸形状により構成可能であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のシール。
  6. 【請求項6】 前記シールが40°より大きな上流側シ
    ール角と10°より大きな下流側スリップ角とにより規
    定されたシール頂部により配置され、前記頂部は、好適
    な実施形態において、入口と前記スリップ角の交点によ
    り構成されるが、僅か0.75mmの幅で平坦又は凸形
    状により構成可能であることを特徴とする請求項1記載
    のシール。
  7. 【請求項7】 前記シールが、45°と50°の間の上
    流側シール角と、12°と17°の間の下流側スリップ
    角とにより規定されたシール頂部により配置されたこと
    を特徴とする請求項1記載のシール。
  8. 【請求項8】 シール頂部の位置が、設置状態におい
    て、前記圧力リングの中心近くに軸方向へ位置決めされ
    たことを特徴とする請求項1記載のシール。
  9. 【請求項9】 シール本体は、半径方向溝高さ/シール
    頂部から前記シールが前記溝の底部と交わる箇所までの
    軸方向距離の比が、1.25を超えるように配置された
    ことを特徴とする請求項1記載のシール。
  10. 【請求項10】 シール本体は、半径方向溝高さ/シー
    ル頂部から前記シールが前記溝の底部と交わる箇所まで
    の軸方向距離の比が、1.75を超えるように配置され
    たことを特徴とする請求項1記載のシール。
  11. 【請求項11】 前記シールの本体を介してシール頂部
    から前記シールの下流側の壁部を規定する半径方向ライ
    ンまで真直ぐなラインを引くことができ、かつ第1のラ
    インが前記移動部材と少なくとも40°の角度を形成す
    るように、シール本体が配置されることを特徴とする請
    求項1記載のシール。
  12. 【請求項12】 前記シールの本体を介してシール頂部
    から前記シールの下流側の壁部を規定する半径方向ライ
    ンまで真直ぐなラインを引くことができ、かつ第1のラ
    インが前記移動部材と少なくとも50°の角度を形成す
    るように、シール本体が配置されることを特徴とする請
    求項1記載のシール。
  13. 【請求項13】 前記半径方向ラインが前記移動表面と
    交差する点から下流側にラインを引くことができ、かつ
    該ラインがシール本体と接触することなく前記移動表面
    と少なくとも7°の角度を形成するように、シールが前
    記圧力リングの下流側の端部を通過する半径方向ライン
    から配置されることを特徴とする請求項1記載のシー
    ル。
  14. 【請求項14】 前記半径方向ラインが前記移動表面と
    交差する点から下流側にラインが引かれ、かつ該ライン
    がシール本体と接触することなく前記移動表面と少なく
    とも14°の角度を形成するように、前記圧力リングの
    下流側の端部を通過する半径方向ラインからシールが配
    置されることを特徴とする請求項1記載のシール。
  15. 【請求項15】 前記半径方向ラインが前記移動表面と
    交差する点から下流側にラインが引かれ、かつ該ライン
    がシール本体と接触することなく前記移動表面と少なく
    とも18°であって24°以上ではない角度を形成する
    ように、前記圧力リングの下流側の端部を通過する半径
    方向ラインからシールが配置されることを特徴とする請
    求項1記載のシール。
  16. 【請求項16】 支持リングの外径は、前記溝の底部の
    外径と一致するか又は前記溝の底部の外径より大きいこ
    とを特徴とする請求項1記載のシール。
  17. 【請求項17】 支持リングの外径は、0mmと0.7
    5mmの間の値だけ、前記溝の底部の外径より大きいこ
    とを特徴とする請求項1記載のシール。
  18. 【請求項18】 支持リングの半径方向高さが、前記溝
    の底部の高さに等しいか又は前記溝の底部の高さよりも
    低いことを特徴とする請求項1記載のシール。
  19. 【請求項19】 支持リングの内径が、0mm〜0.5
    mmの値だけ前記移動要素を超えていることを特徴とす
    る請求項1記載のシール。
  20. 【請求項20】 支持リングの内径が、前記移動要素か
    ら測って1°より大きいが5°より小さい角度を有する
    ことを特徴とする請求項1記載のシール。
JP2002042292A 2001-02-21 2002-02-19 一体化バックアップリングによるエラストマー賦活ロッドシール Pending JP2002267021A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US27052601P 2001-02-21 2001-02-21
US60/270,526 2001-02-21

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002267021A true JP2002267021A (ja) 2002-09-18

Family

ID=23031648

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002042292A Pending JP2002267021A (ja) 2001-02-21 2002-02-19 一体化バックアップリングによるエラストマー賦活ロッドシール

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2002267021A (ja)
CA (1) CA2371537C (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1925783A1 (en) 2006-11-22 2008-05-28 Siemens Aktiengesellschaft Variable stator blade assembly
JP2009008238A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Nok Corp 密封装置
JP2010242874A (ja) * 2009-04-07 2010-10-28 Nok Corp 往復動用密封装置
JP2015072063A (ja) * 2013-09-03 2015-04-16 バル・シール・エンジニアリング・インコーポレイテッドBal Seal Engineering,Inc. 動的リップを備える弾性シール及び関連方法
KR20170041908A (ko) * 2014-08-15 2017-04-17 트렐레보르크 씰링 솔루션즈 저머니 게엠베하 댐핑 요소를 갖는 밀봉 장치

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10358895B2 (en) 2014-12-30 2019-07-23 Halliburton Energy Services, Inc. Reusable pre-energized backup ring

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1925783A1 (en) 2006-11-22 2008-05-28 Siemens Aktiengesellschaft Variable stator blade assembly
US8496430B2 (en) 2006-11-22 2013-07-30 Siemens Aktiengesellschaft Variable stator blade assembly
JP2009008238A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Nok Corp 密封装置
JP2010242874A (ja) * 2009-04-07 2010-10-28 Nok Corp 往復動用密封装置
JP2015072063A (ja) * 2013-09-03 2015-04-16 バル・シール・エンジニアリング・インコーポレイテッドBal Seal Engineering,Inc. 動的リップを備える弾性シール及び関連方法
KR20170041908A (ko) * 2014-08-15 2017-04-17 트렐레보르크 씰링 솔루션즈 저머니 게엠베하 댐핑 요소를 갖는 밀봉 장치
CN106795968A (zh) * 2014-08-15 2017-05-31 特瑞堡密封系统德国有限公司 带有缓冲件的密封布置系统
JP2017526872A (ja) * 2014-08-15 2017-09-14 トレルボルグ シーリング ソリューションズ ジャーマニー ゲーエムベーハーTrelleborg Sealing Solutions Germany GmbH 減衰要素を有するシール装置
KR102003887B1 (ko) * 2014-08-15 2019-07-25 트렐레보르크 씰링 솔루션즈 저머니 게엠베하 밀봉 장치, 밀봉 장치를 갖는 쇼크 댐퍼 및 밀봉 장치를 갖는 유압 액츄에이터
US10690213B2 (en) 2014-08-15 2020-06-23 Trelleborg Sealing Solutions Germany Gmbh Seal arrangement with damping element

Also Published As

Publication number Publication date
CA2371537A1 (en) 2002-08-21
CA2371537C (en) 2010-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5791658A (en) Seal design with bi-directional pumping
JP3543617B2 (ja) 密封装置
CA2410772C (en) Elastomer energized rod seal
JP4875597B2 (ja) リップタイプシール
JPS62220771A (ja) シ−ル
US9109703B2 (en) Hydrodynamic backup ring
KR101396834B1 (ko) 독립적인 시일 립들을 갖춘 샤프트 시일
WO1996010142A1 (en) Sealing assembly
JP2006348995A (ja) リップタイプシール
US8262091B2 (en) Scarf cut backup rings
JP2008267449A (ja) バックアップリング
JP4636281B2 (ja) 密封装置
JP2002267021A (ja) 一体化バックアップリングによるエラストマー賦活ロッドシール
JPH08135795A (ja) シール装置
US10995860B2 (en) Axial face seal assembly with outwardly-biased backing rings
JP2020508425A (ja) 潤滑特性が最適化されたシール組立体
JP5520556B2 (ja) 密封装置
CN205841759U (zh) 密封装置
JP2008128377A (ja) 密封装置
US9939067B2 (en) Elastic contact seal
JP2018173089A (ja) シール材の配置構造
EP2921748A1 (en) Reciprocating sealing device
JP5344163B2 (ja) 密封装置
JP2011196505A (ja) 摺動用シール
JP6895357B2 (ja) 密封装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080401

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080701

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080704

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080729

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080801

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080829

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080903

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080930

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090403

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20090604

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20090626