JP2002266967A - トロイダル型無段変速機 - Google Patents

トロイダル型無段変速機

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JP2002266967A
JP2002266967A JP2001062587A JP2001062587A JP2002266967A JP 2002266967 A JP2002266967 A JP 2002266967A JP 2001062587 A JP2001062587 A JP 2001062587A JP 2001062587 A JP2001062587 A JP 2001062587A JP 2002266967 A JP2002266967 A JP 2002266967A
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disks
power roller
disk
power
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JP2001062587A
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English (en)
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Takehiro Tatara
雄大 多々良
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パワーローラの傾転動作をフィードバックす
る機構を簡素化できるトロイダル型無段変速機を提供す
る。 【解決手段】 入力ディスク1と出力ディスク8との間
に、これらのディスクの間のトルク伝達を媒介する転動
体11を挟み込むとともに、その転動体をその中心軸線
が前記各ディスクの半径方向線に対してオフセットする
方向に前後動機構21によって移動させかつ傾転させ
て、転動体と各ディスクとのトルク伝達点の半径方向で
の位置を変化させて変速をおこなうトロイダル型無段変
速機であって、前記転動体と前記前後動機構とが、前記
転動体の傾転動作に伴って前記転動体が前記前後動機構
に対して前記オフセット方向と平行な方向に相対移動す
る回転・直動変換機構27,29を介して連結されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、入力ディスクと
出力ディスクとの間に、これらのディスクの間のトルク
伝達を媒介する転動体を挟み込むとともに、各ディスク
と転動体との間に介在させたトラクション油のせん断応
力によって、各ディスクと転動体との間のトルク伝達を
おこなうように構成したトロイダル型の無段変速機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の無段変速機では、ディスクと転
動体(一般にはパワーローラと称されている)との僅か
な速度差(すなわち滑り)によって、両者の間に介在し
ているトラクション油にせん断作用を生じさせ、そのト
ラクション油のせん断応力によってトルクを伝達してい
る。その伝達トルクは、トラクション油に応じて決まる
トラクション係数と、ディスクとパワーローラとを押し
付ける法線力との積によって決まる。したがって通常
は、機械強度や効率などを考慮した所定範囲内で可及的
に大きい法線力を作用させて、伝達トルクを大きくして
いる。
【0003】一方、上記の無段変速機での変速比は、入
力ディスクとパワーローラとの接触点の半径と、出力デ
ィスクとパワーローラとの接触点の半径との比に応じた
値であり、したがって変速をおこなう場合には、パワー
ローラを各ディスクの中心軸線に対して傾けて、各接触
点の半径を変更することによりおこなわれる。このよう
にパワーローラが傾斜することを傾転と称している。パ
ワーローラを傾転させる場合、パワーローラは上述した
ように大きい荷重でディスクの間に挟み込まれているか
ら、停止状態で傾転方向の荷重を掛けてもパワーローラ
を傾転させることは難しい。
【0004】そこで変速のためのパワーローラの傾転動
作は、パワーローラをディスクに対してオフセットさ
せ、それに伴うサイドスリップ力によって生じさせてい
る。すなわち、パワーローラの回転中心軸線が、各ディ
スクの半径方向に沿う線(半径線)に対してずれるよう
にパワーローラを移動させると、これらディスクとパワ
ーローラとの接触点におけるディスクとパワーローラと
の運動方向にズレがあるので、これが要因となってディ
スクの半径方向に向けた荷重すなわちサイドスリップ力
が生じる。そのサイドスリップ力の方向は、入力ディス
ク側と出力ディスク側とで互いに反対になっており、そ
のために、パワーローラが傾転する。
【0005】パワーローラにオフセット量が設定されて
いる状態で上記のサイドスリップ力が生じるので、目標
とする変速比に応じた角度までパワーローラが傾転した
場合には、オフセット量をゼロにするようにパワーロー
ラを元の位置に戻す必要がある。その制御は機械的なフ
ィードバック機構や電気的な制御によって、従来、おこ
なわれている。具体的には、特開平9−184554号
公報や特開平11−13850号公報に記載されている
ように、カムおよびリンク機構を使用した機械的なフィ
ードバック機構が知られている。
【0006】これを簡単に説明すると、図7において、
入力ディスク100と出力ディスク101との間にパワ
ーローラ102が挟み付けられており、そのパワーロー
ラ102を保持しているトラニオン(キャリッジ)10
3には、油圧シリンダ104のピストンロッド105が
連結されている。そのピストンロッド105の他方の端
部にプリセスカム106が取り付けられている。このプ
リセスカム106は、ピストンロッド105の軸線方向
の直線移動とパワーローラ102の傾転に伴うピストン
ロッド105の回転運動を直線的な変位に変換するため
のものであり、いわゆる斜板カムに相当するカムであ
る。
【0007】このプリセスカム106にはリンク機構1
07を構成しているリンク108の一端部が係合させら
れており、プリセスカム106の動作をリンク機構10
7に伝達するようになっている。そのリンク機構107
の他のリンク109の端部には、目標とする変速比に応
じて動作するステッピングモータ110が連結されてい
る。さらに、そのリンク109の中間部には、変速比制
御弁111のスプール112が連結されている。この変
速制御弁111は、前記油圧シリンダ104に対する作
動油の給排を制御するためのものであって、2つの出力
ポート113,114を、油圧シリンダ104の前進動
作用のポートと後退動作用のポートとに接続し、スプー
ル112がその軸線方向のいずれか一方に移動すること
により、それらの出力ポート113,114を入力ポー
ト115ドレーンポート116とに選択的に連通させる
ように構成されている。
【0008】したがって、ステッピングモータ110を
動作させると、リンク109の端部が作用点、スプール
11を連結してある中間部を作用点としてリンク109
が梃子作用をおこない、スプール112が所定量軸線方
向に移動させられる。それに応じて油圧シリンダ104
に作動油が供給されてパワーローラ102がオフセット
させられ、さらにそのオフセット量に応じてパワーロー
ラ102が傾転する。これらの動作がピストンロッド1
05およびプリセスカム106を介してリンク機構10
8に伝達され、前記リンク109がステッピングモータ
110に連結してある端部を支点とし、かつスプール1
12を連結してある中間部を作用点として動作し、スプ
ール112が従前とは反対方向に移動させられる。その
結果、パワーローラ102のオフセット量がゼロになる
ように油圧シリンダ104に作動油が給排され、目標と
する変速比が設定される。
【0009】また、従来、このようなフィードバック制
御を、電気油圧比例弁を使用した電気的な制御系によっ
ておこなう装置も開発されている。すなわち、この種の
装置は、パワーローラのオフセットや傾転をセンサーで
検出し、その検出信号によって電気油圧比例弁を制御し
て、パワーローラを入力された目標傾転角度に設定する
ように構成されている。
【0010】また一方、転動体を挟み付ける荷重のバラ
ンスをとるとともに、各ディスクと転動体との間のトル
クの伝達量を増大させるなどのために、一対のディスク
の間に複数の転動体を挟み込んでいる。また、一対のデ
ィスクと転動体とからなる機構を、二組、いわゆる背中
合わせに配置したダブルキャビティ無段変速機が知られ
ている。このような構成であれば、許容トルクを増大で
き、またキャビティの軸力をキャンセルでき、各転動体
をリンクで連結することにより変速機のケース自体の剛
性を下げることができるなどの利点がある。
【0011】しかしながら、各転動体の傾転によって設
定される変速比は、各転動体において同一でなければな
らず、いわゆる同期をとる必要がある。そのため、例え
ば上記のプリセスカムを使用した機構では、各パワーロ
ーラごとに設けたサーボピストンを、同期した動作を行
うように油路で連結している。また、上記の電気油圧比
例弁を使用した装置では、各電気油圧比例弁を同時に制
御することにより、それぞれのパワーローラを同期させ
るようにしている。
【0012】さらに、従来、複数のパワーローラの同期
をとるために、各キャビティにおけるパワーローラを保
持しているトラニオンにボールネジ軸およびウォーム機
構を取り付けて、複数のパワーローラを一括して制御す
る機構が、書籍「トロイダルCVT」(株式会社コロナ
社発行)に記載されている。これを簡単に説明すると、
図8において、トラニオン(キャリッジ)200で保持
したパワーローラ201をそれぞれ入力ディスク202
と出力ディスク203とで挟み込んでいる一対のキャビ
ティが同一軸線上に配列されており、それぞれのトラニ
オン200にボールネジ軸204が取り付けられてい
る。これらのボールネジ軸204に螺合しているナット
205が、ウォームホイール206の中心部に保持され
ており、さらにそれらのウォームホイール206が、パ
ルスモータ207によって回転させられるウォーム20
8に噛合している。
【0013】したがって、ウォーム208をパルスモー
タ207によって所定角度回転させると、ボールネジ軸
204およびナット205の作用によってパワーローラ
201がトラニオン200と共に移動させられて所定の
オフセット量が設定される。その結果、パワーローラ2
01にサイドスリップ力が作用してパワーローラ201
が傾転すると、トラニオン200に一体化させてあるボ
ールネジ軸204が回転するので、ナット205との間
で推力が生じ、オフセット量がゼロとなるようにトラニ
オン200が移動させられる。すなわち傾転に伴うフィ
ードバック作用が生じる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、入力
ディスクと出力ディスクとの間にパワーローラを挟み込
み、そのパワーローラの傾転によって変速比を設定する
無段変速機では、パワーローラを各ディスクに対してオ
フセットさせることにより傾転させ、目標とする傾転角
度が設定された状態でオフセット量をゼロとする必要が
あるので、パワーローラの傾転角度をフィードバックし
てオフセット量を制御している。そのための機構とし
て、従来では、上述したプリセスカムおよびリンク使用
した機構を採用している。この種の機構は、原理は簡単
なものであるが、構成部品が多いために、複雑な機構に
ならざるを得ず、その結果、無段変速機の製造コストを
高くする要因となる不都合がある。
【0015】また、パワーローラの傾転角度を、変速制
御バルブにおけるスプールの直線運動にフィードバック
するプリセスカムやリンク機構は、いずれか一つのパワ
ーローラに対して設け、そのパワーローラのオフセット
や傾転角度を変速制御バルブにフィードバックし、その
変速制御バルブから各パワーローラごとに設けてあるサ
ーボバルブに油圧を分配して給排するようにしている。
すなわち、主たるパワーローラ以外のパワーローラのオ
フセット量や傾転角度は、変速制御バルブにフィードバ
ックされない。しかしながら、油圧シール部の摩擦や配
管長さの違いなどが原因となって、各サーボバルブに対
して油圧が均等に配分されない場合があり、その結果、
各パワーローラの同期をとれない事態が生じるおそれが
ある。このような不都合を解決するために、各パワーロ
ーラの回転軸を、セーフティワイヤで連結することが試
みられているが、必ずしも同期安定性を完全に確保でき
ていないのが実情である。
【0016】さらに、1本のウォームとこれに噛合した
ウォームホイールとによって、複数のパワーローラの傾
転動作を一括しておこなう上述した従来の機構では、パ
ワーローラやこれを保持している部材(キャリッジ)の
設計公差や変形量が各パワーローラごとに異なり、これ
が原因となってパワーローラの位置制御に誤差が生じ、
ひいては各パワーローラの傾転特性やトルク分担にアン
バランスが生じる可能性が高い。言い換えれば、必ずし
も同期安定性を向上させることができない。
【0017】この発明は上記の技術的課題に着目してな
されたものであり、入力ディスクと出力ディスクとの間
に配置されている複数のパワーローラによるトルクの分
担や各パワーローラの傾転特性などを、簡単な構成で均
等にすることができる無段変速機を提供することを目的
とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段およびその作用】この発明
は、上記の課題を解決するために、入出力ディスクの間
に挟み込まれた転動体と、その転動体を入出力ディスク
に対してオフセットさせる方向に移動させる前後動機構
とを、転動体の傾転動作に伴って転動体が前後動機構に
対して前記オフセット方向と平行な方向に相対移動する
回転・直動変換機構を介して連結したことを特徴とする
ものである。より具体的には、請求項1の発明は、入力
ディスクと出力ディスクとの間に、これらのディスクの
間のトルク伝達を媒介する転動体を挟み込むとともに、
その転動体をその中心軸線が前記各ディスクの半径方向
線に対してオフセットする方向に前後動機構によって移
動させかつ傾転させて、転動体と各ディスクとのトルク
伝達点の半径方向での位置を変化させて変速をおこなう
トロイダル型無段変速機において、前記転動体と前記前
後動機構とが、前記転動体の傾転動作に伴って前記転動
体が前記前後動機構に対して前記オフセット方向と平行
な方向に相対移動する回転・直動変換機構を介して連結
されていることを特徴とするものである。
【0019】したがって請求項1の発明では、入力ディ
スクを回転させると、入力ディスクから転動体にトルク
が伝達されてこれが回転し、さらにその転動体から出力
ディスクにトルクが伝達され、結局、転動体を介して入
力ディスクから出力ディスクにトルクが伝達される。そ
して、各ディスクの周速は半径に応じて決まるから、各
ディスクの回転数の比すなわち変速比は、入力ディスク
と転動体とのトルク伝達点の半径と、転動体と出力ディ
スクとのトルク伝達点の半径とに応じて決まる。
【0020】その転動体は、前後動機構によってその回
転中心軸線に対して垂直な面に沿う方向に移動させら
れ、その回転中心軸線が各ディスクの半径方向に沿う線
からずれるようにオフセットさせられる。転動体がオフ
セットすることにより転動体に対してサイドスリップ力
が作用し、傾転する。すなわち転動体が前後動機構に対
して相対的に回転する。このような相対的な回転動作
が、転動体と前後動機構との間に介在している回転・直
動変換機構によって直線運動に変換され、転動体が前記
オフセットを解消する方向に移動する。すなわち転動体
の傾転動作が、転動体をいわゆる前後動させる前後動機
構に対してフィードバックされる。その結果、転動体が
前後動機構によるオフセット量に応じた傾転角度に設定
され、目標とする変速比が達成される。
【0021】
【発明の実施の形態】つぎにこの発明をより具体的に説
明する。この発明の無段変速機は、図1に原理的に示し
てあるように、入力側のディスク51と出力側のディス
ク52とを同一軸線上に対向させて配置し、これらのデ
ィスク51,52の間に転動体53を挟み込んで構成し
た無段変速機である。これらのディスク51,52の対
向面は、各ディスク51,52の中間に中心を持つ凹円
弧線分を、各ディスク51,52の回転中心軸線の周囲
に回転させて形成されるトロイダル面である。そのトロ
イダル面は、前記凹円弧線分の中心が、各ディスク5
1,52の外周側にあるハーフトロイダル面であっても
よく、あるいは前記凹円弧線分が各ディスク51,52
の外周端より内側にあるフルトロイダル面であってもよ
い。
【0022】転動体53は、各ディスク51,52に挟
み付けられて保持される。転動体53が保持される位置
は、各ディスク51,52の中心から半径方向で外側に
ずれた位置である。
【0023】また、いずれか一方のディスク51,52
の背面側には、転動体53を挟み付ける荷重を付与する
ための機構(図示せず)が設けられている。その機構と
しては、相対回転が生じることによりディスク51,5
2に推力を付与するカム機構や、油圧などの流体圧によ
ってディスク51,52に推力を付与する機構などを採
用することができる。なお、転動体53と各ディスク5
1,52とは直接接触していてもよいが、一般的には、
せん断応力によってトルクを伝達するトラクション油
が、転動体53と各ディスク51,52との間に介在さ
せられる。
【0024】このようにして各ディスク51,52の間
に挟み付けられる転動体53は、各ディスク51,52
の間でのトルクの伝達を媒介するものであり、したがっ
てそれらのディスク51,52からトルクを受けること
により所定の中心軸線を中心に自転するように保持され
る。その転動体53は、トロイダル型無段変速機におい
ては、一般に、パワーローラと称され、またこのパワー
ローラ53を自転自在に保持する部材54は、キャリッ
ジもしくはトラニオンと称されている。
【0025】各ディスク51,52の対向面がハーフト
ロイダル面をなすハーフトロイダル型無段変速機におい
ては、各ディスク51,52がパワーローラ53を強い
力で挟み付けることにより、パワーローラ53をディス
ク51,52の半径方向での外側に押し出す方向の荷重
が生じるので、パワーローラ53を保持する部材(以
下、キャリッジと記す)54は、その押し出し力に対抗
してパワーローラ53をディスク51,52の間に保持
するように構成されている。これに対してフルトロイダ
ル型無段変速機においては、各ディスク51,52がパ
ワーローラ53を挟み付けることによる、ディスク5
1,52の半径方向での外向きの荷重が、パワーローラ
53に作用することはない。したがってフルトロイダル
型無段変速機におけるキャリッジ54は、パワーローラ
53をディスク51,52の半径方向に対して特に支え
る機能はない。
【0026】この発明に係る無段変速機においても、パ
ワーローラ53と各ディスク51,52との接触点もし
くはトラクション油を介したトルク伝達点の半径を変更
することにより、変速比が無段階に設定される。そのよ
うな作用をおこなうために、キャリッジ54はパワーロ
ーラ53と共に傾転するように構成されている。その傾
転とは、各ディスク51,52の中心軸線を含み、かつ
パワーローラ53の回転中心軸線を通る平面もしくはそ
の平面に平行な平面内で、パワーローラ53の回転中心
軸線が傾く動作である。パワーローラ53が傾転するこ
とにより、一方のディスク51,52におけるパワーロ
ーラ53との間のトルク伝達点の半径が増大し、これに
対して他方のディスク51,52におけるパワーローラ
53との間のトルク伝達点の半径が減少するので、変速
がおこなわれる。
【0027】パワーローラ53の傾転は、パワーローラ
53をオフセットさせることに伴って生じるサイドスリ
ップ力を利用しておこなう。すなわち、パワーローラ5
3の回転中心軸線が、各ディスク51,52の中心を通
る半径方向の線(半径線)に対して平行にずれるように
パワーローラ53を移動させる(すなわちオフセットさ
せる)と、トルク伝達点におけるディスク51,52の
速度方向とパワーローラ53の速度方向とが相違するこ
とにより、ディスク51,52の半径方向に向けたサイ
ドスリップ力が発生する。そのサイドスリップ力が入力
ディスク51側と出力ディスク52側とで反対の向きに
なるので、パワーローラ53が傾転させられる。
【0028】前記キャリッジ4は、パワーローラ53の
このような傾転を生じさせるために、パワーローラ53
の中心軸線に対して垂直な軸線を中心に回転できるよう
に保持されている。また、パワーローラ53をオフセッ
トさせるために、その軸線方向(スラスト方向)に前後
動できるように構成されている。パワーローラ53をキ
ャリッジ54と共にオフセット方向に移動させるための
機構が、この発明における前後動機構55である。
【0029】この発明における前後動機構55は、要
は、パワーローラ53に対して前記スラスト方向に向け
た直線的な移動を生じさせることのできる機構であれば
よく、油圧などの流体圧を使用したアクチュエータ、電
磁力を利用した電気的なアクチュエータ、電気モータや
流体圧モータの回転力を直線的なスラスト力に変化する
機構、小さい推力を大きいスラスト力にして出力する倍
力機構を介在させた機構などを採用することができる。
好ましくは、スラスト方向の移動量の制御(位置制御)
をおこなうことのできる機構が採用される。
【0030】この発明においては、上記の前後動機構5
5とパワーローラ53(より具体的にはキャリッジ5
4)とが、回転・直動変換機構56を介して連結されて
いる。この回転・直動変換機構56は、パワーローラ5
3の傾転動作を直線的な動作に変化する機構であり、例
えばボールネジおよびナットを用いたねじ機構や、軸の
外周に螺旋溝を形成し、その螺旋溝にカムフォロワーを
係合させたカム機構などが採用される。なお、使用可能
なカム機構は、スラスト方向の前後両方向に力を伝達で
きる確動カム機構である。
【0031】また、この発明における回転・直動変換機
構56で生じる直線的な動作は、パワーローラ53を傾
転させるために生じさせたオフセットを解消する方向の
直線動作である。したがってこの回転・直動変換機構5
6はフィードバック機構を構成しており、目標とする傾
転角度を達成した状態で、オフセット量がゼロになって
パワーローラ53の傾転を止めるように構成されてい
る。
【0032】上記の入力側および出力側のディスク5
1,52と、これらのディスク51,52の間に挟み込
まれたパワーローラ53との組み合わせをキャビティと
称しており、この発明は、単一のキャビティからなるシ
ングルキャビティ式の無段変速機として構成されていて
もよく、あるいは2組のキャビティを組み合わせて構成
したダブルキャビティ式の無段変速機として構成されて
いてもよい。シングルキャビティ式あるいはダブルキャ
ビティ式のいずれであっても、パワーローラ53は、複
数個設けられるので、上述したキャリッジ54は勿論の
こと、前後動機構55および回転・直動変換機構56が
それぞれのパワーローラ53ごとに設けられる。
【0033】前後動機構55は、前述したように、油圧
などの流体圧アクチュエータによって構成することがで
き、その場合、各パワーローラ53ごとに流体圧アクチ
ュエータを設けることになる。それら複数の流体圧アク
チュエータに対して流体を給排するための制御弁(図示
せず)は、各流体圧アクチュエータごとに設けてもよい
が、主たる制御弁を設け、各流体圧アクチュエータを配
管によってこの制御弁に接続する構成としてもよい。
【0034】
【実施例1】つぎにこの発明の実施例を図面に基づいて
説明する。図2はこの発明をダブルキャビティ式トロイ
ダル型無段変速機に適用した例を示しており、一対の入
力ディスク1,2がそのトロイダル面3,4を互いに反
対向きとしたいわゆる背合わせの状態で同一軸線上に配
置されている。これらの入力ディスク1,2の間に入力
歯車5が配置され、各入力ディスク1,2と入力歯車5
とが一体となって回転するように連結されている。
【0035】各入力ディスク1,2に対して、それぞれ
のトロイダル面3,4,6,7を対向させた状態で、出
力ディスク8,9が、入力ディスク1,2と同一軸線上
に配置されている。すなわち、背合わせの状態で配置さ
れた一対の入力ディスク1,2を挟んだ両側に、出力デ
ィスク8,9が配置されている。これらの出力ディスク
8,9は、前記入力ディスク1,2および入力歯車5の
中心部を貫通する出力軸10によって一体回転するよう
に連結されている。
【0036】各入力ディスク1,2と出力ディスク8,
9との間には、それぞれ2つの転動体であるパワーロー
ラ11,12が、ディスク1,2,8,9の円周方向に
180度位相のずれた位置に配置されている。これらの
パワーローラ11,12は単純な円盤状ではなく、その
外周面が円周方向のみならず、厚さ方向にも円弧をなす
面として構成され、したがって外周面が各トロイダル面
3,4,6,7に倣った曲面をなしている。また、パワ
ーローラ11,12の外周面とトロイダル面3,4,
6,7との間には、トラクション油が介在されている。
【0037】各パワーローラ11,12はキャリッジ1
3,14によって保持されている。各キャリジ13,1
4は、各入力ディスク1,2と出力ディスク8,9との
間を横切るように配置されており、その前後両端部をケ
ーシング(図示せず)と一体のヨーク15,16に軸受
17,18を介して支持されている。これらの軸受1
7,18は、その中心軸線を中心としたキャリッジ1
3,14の回動すなわちパワーローラ1,2の傾転と、
その中心軸線方向へのキャリッジ13,14の前後動と
の少なくとも2つの挙動を可能なようにキャリッジ1
3,14を支持している。なお、ヨーク15,16がケ
ーシング(図示せず)に対して傾転の中心軸線方向(図
2の紙面上下方向)に可動となっている場合は、軸受1
7,18は傾転挙動のみを可能にするものでよい。
【0038】前記出力ディスク8,9のいずれか一方の
背面側には、その出力ディスクを他方の出力ディスク側
に押圧する機構(図示せず)が設けられている。その結
果、それぞれ対をなす入力ディスク1,2と出力ディス
ク8,9とが互いに接近する方向に押圧され、パワーロ
ーラ11,12がそれらのディスク1,2,8,9の間
に挟み付けられている。また、パワーローラ11,12
が挟み付けられることによりこれをディスク1,2,
8,9の外周側に押し出す方向に作用する荷重が、各キ
ャリッジ13,14によって受け止められている。その
ような半径方向力が作用してもパワーローラ11,12
の円滑な回転を可能にするために、パワーローラ11,
12とキャリッジ13,14との間にスラスト軸受1
9,20が配置されている。
【0039】各キャリッジ13,14の一端側には、こ
の発明の前後動機構に相当する油圧シリンダ21,22
がそれぞれ配置されている。各油圧シリンダ21,22
は、ピストン23,24と一体のロッド25,26を、
キャリッジ13,14側に突出させており、そのロッド
25,26の中心軸線とキャリッジ13,14の中心軸
線すなわち前記ヨーク15,16に取り付けた軸受1
7,18で支持されている部分の回転中心軸線とが一致
する状態で油圧シリンダ21,22が配置されている。
【0040】そして、そのロッド25,26とキャリッ
ジ13,14の一端部とが、この発明における回転・直
動変換機構に相当するねじ機構によって連結されてい
る。すなわち、ロッド25,26の外周には雄ねじ2
7,28が形成され、これに対してキャリッジ13,1
4の一端部には、その雄ねじ27,28が螺合する雌ね
じ29,30が形成されている。このねじ機構における
リードは、ロッド25,26が前進してパワーローラ1
1,12をオフセットさせ、それに伴ってキャリッジ1
3,14と共にパワーローラ11,12が傾転した場合
に、キャリッジ13,14がパワーローラ11,12と
共に油圧シリンダ21,22側に後退してパワーローラ
11,12のオフセット量がゼロになるように設定され
ている。
【0041】キャリッジ13,14がパワーローラ1
1,12と共に傾転することにより、ロッド25,26
に対してトルクが作用するので、ロッド25,26およ
びピストン23,24の回転を阻止するための機構が設
けられている。図2および図3に示す例では、いずれか
の油圧シリンダ21,22におけるピストン23,24
と、他のキャビティにおける油圧シリンダ21,22の
ピストン23,24とを連結してその回転を阻止する連
結バー31,32が設けられている。
【0042】なお、各油圧シリンダ21,22に対して
単一の変速比制御弁(図示せず)から作動油が給排され
るようになっている。より具体的には、その変速比制御
弁から各油圧シリンダ21,22に対して、目標とする
変速比に応じた量の作動油を給排して、各パワーローラ
11,12を各ディスク1,2,8,9の回転方向に対
して同じ方向に、かつ同じ量だけオフセットさせるよう
に、変速比制御弁と各油圧シリンダ21,22との間に
配管が施されている。
【0043】つぎに上記の無段変速機の作用について説
明する。前記入力歯車5に対して図示しない入力軸から
トルクを伝達すると、入力軸5と共に入力ディスク1,
2が回転する。そして、これらの入力ディスク1,2か
らトルクション油の油膜を介してパワーローラ11,1
2にトルクが伝達されてこれが自転する。その自転速度
は、外周面の周速が、入力ディスク1,2のトラクショ
ン油を介したトルク伝達点での周速とほぼ等しくなる回
転速度である。
【0044】さらにこのようにして回転するパワーロー
ラ11,12から出力ディスク8,9に対してトルクが
伝達され、出力ディスク8,9が回転する。その出力デ
ィスク8,9の回転速度は、パワーローラ11,12か
らトルクが伝達されるトルク伝達点の周速が、パワーロ
ーラ11,12の外周面の周速とほぼ一致する回転速度
である。したがって、入力ディスク1,2におけるパワ
ーローラ11,12に対するトルク伝達点の半径と、出
力ディスク8,9におけるパワーローラ11,12から
トルクを受けるトルク伝達点の半径との比が、変速比と
なる。
【0045】変速比が一定値に維持されている状態で
は、各パワーローラ11,12の回転中心軸線が各ディ
スク1,2,8,9の中心を通る半径方向に沿う線(半
径線)に一致している。これは、図3に示す状態であ
る。その状態で各油圧シリンダ21,22に作動油を給
排してピストン23,24を前進もしくは後退させる
と、図4に示すように、パワーローラ11,12の回転
中心軸線が、各ディスク1,2,8,9の半径線に対し
てずれてオフセットが生じる。
【0046】パワーローラ11,12がディスク1,
2,8,9に対してオフセットすると、前述したよう
に、サイドスリップ力(図4に符号Fs で示す)が生じ
てパワーローラ11,12がキャリッジ13,14と共
に傾転する。その結果、キャリッジ13,14とこれを
スラスト方向に前後動させるロッド25,26との間に
相対回転が生じる。そして、このキャリッジ13,14
とロッド25,26とが前述したようにねじ機構を介し
て連結されているので、キャリッジ13,14が傾転す
ることにより、これをスラスト方向に移動させる力が生
じる。
【0047】この実施例におけるねじ機構のリードが、
パワーローラ11,12の傾転に伴ってパワーローラ1
1,12のオフセットを解消する方向に形成されている
ので、パワーローラ11,12のオフセット量に応じた
角度だけ、パワーローラ11,12が傾転すると、オフ
セット量がゼロになる。すなわち、目標とする変速比が
達成される。
【0048】このようにパワーローラ11,12の傾転
のフィードバックが、各パワーローラ11,12とそれ
ぞれに対応して設けてある油圧シリンダ21,22との
間で生じる。したがって各パワーローラ11,12につ
いて個別にフィードバックをおこなっていることになる
ので、各パワーローラ11,12を確実に同期して動作
させることができる。また、パワーローラ11,12の
傾転をフィードバックさせる機構が、油圧シリンダ2
1,22とキャリッジ13,14とを連結するねじ機構
によって構成されているので、その構成を簡単なものと
することができる。
【0049】
【実施例2】図5および図6にこの発明の第2の実施例
を模式的に示してある。ここに示す例は、上記の実施例
1における雄ねじと雌ねじとを設ける部位を入れ替え、
またピストンおよびロッドの回転を阻止する機構を変更
した例である。したがって上記の実施例1と異なる点を
主に説明し、実施例1と同じ構成の部分には、同一の符
号を付してその説明を省略する。
【0050】キャリッジ13,14における油圧シリン
ダ21,22側の端部には、キャリッジ13,14の回
転中心軸線に軸線を一致させた状態のロッド13A,1
4Aが突出して形成され、そのロッド13A,14Aの
外周面に雄ねじ27A,28Aが形成されている。これ
に対してピストン23,24と一体のロッド25,26
の中心軸線に沿って雌ねじ29A,30Aが形成され、
ここに前記ロッド13A,14Aが挿入されて螺合して
いる。
【0051】さらに、ピストン23,24と一体のロッ
ド25,26が、シリンダ21A,22Aにスプライン
33,34によって嵌合している。すなわち、ピストン
23,24およびこれと一体のロッド25,26が、シ
リンダ21A,22Aに対して直線的に前後動でき、か
つ回転しないようになっている。
【0052】この図5および図6に示す実施例において
も、油圧シリンダ21,22に作動油を給排してパワー
ローラ11,12をオフセットさせると、パワーローラ
11,12がキャリッジ13,14と共に傾転する。そ
の結果、キャリッジ13,14と一体のロッド13A,
14Aが、ピストン23,24に対して相対回転するた
めに、その雄ねじ27A,28Aと雌ねじ29A,30
Aの作用によってパワーローラ11,12およびキャリ
ッジ13,14に対してスラスト方向の力が作用する。
そのため、パワーローラ11,12がキャリッジ13,
14と共に、オフセットを解消する方向に移動させられ
る。
【0053】こうして上述した実施例1と同様に、油圧
シリンダ21,22によって設定したオフセット量に応
じてパワーローラ11,12が傾転し、目標とする変速
比が設定される。したがって、この実施例2において
も、油圧シリンダ21,22とキャリッジ13,14と
を連結する機構としてねじ機構を採用することにより、
簡単な構成で、傾転動作をフィードバックさせて変速比
制御をおこなうことができる。そして、そのような制御
が、各パワーローラ11,12について同時かつ個別に
生じるので、各パワーローラ11,12による変速比制
御を良好に同期させることができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、その転動体を前後動機構によってオフセットさ
せることにより転動体が傾転し、その傾転動作が、転動
体と前後動機構との間に介在している回転・直動変換機
構によって直線運動に変換され、転動体が前記オフセッ
トを解消する方向に移動させられる。すなわち転動体の
傾転動作が、転動体をいわゆる前後動させる前後動機構
に対してフィードバックされる。その結果、転動体が前
後動機構によるオフセット量に応じた傾転角度に設定さ
れ、目標とする変速比が達成される。したがって転動体
の傾転動作をフィードバックする機構が簡単な構成とな
るので、無段変速機を小型軽量化し、また低コスト化を
図ることができる。また、上記のフィードバック作用を
する回転・直動変換機構を各転動体ごとに設けることが
できるので、各転動体の動作を良好に同期させることが
でき、それに伴い動力の伝達効率や耐久性を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の無段変速機を原理的に示す模式図
である。
【図2】 この発明の第1実施例を模式的に示す正面図
である。
【図3】 図2のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】 パワーローラのオフセットを説明するための
図である。
【図5】 この発明の第2実施例を模式的に示す正面図
である。
【図6】 図5のVI−VI線に沿う断面の半分を示す断面
図である。
【図7】 従来の無段変速機の一例を示す模式図であ
る。
【図8】 従来の無段変速機の他の例を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1,2,51…入力ディスク、 8,9,52…出力デ
ィスク、 11,12,53…パワーローラ(転動
体)、 13,14,54…キャリッジ、 21,22
…油圧シリンダ、 27,28,27A,28A…雄ね
じ、 29,30,29A,30A…雌ねじ、 55…
前後動機構、 56…回転・直動変換機構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力ディスクと出力ディスクとの間に、
    これらのディスクの間のトルク伝達を媒介する転動体を
    挟み込むとともに、その転動体をその中心軸線が前記各
    ディスクの半径方向線に対してオフセットする方向に前
    後動機構によって移動させかつ傾転させて、転動体と各
    ディスクとのトルク伝達点の半径方向での位置を変化さ
    せて変速をおこなうトロイダル型無段変速機において、 前記転動体と前記前後動機構とが、前記転動体の傾転動
    作に伴って前記転動体が前記前後動機構に対して前記オ
    フセット方向と平行な方向に相対移動する回転・直動変
    換機構を介して連結されていることを特徴とするトロイ
    ダル型無段変速機。
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