JP2002266299A - パルプモールド成形体製造用中子 - Google Patents
パルプモールド成形体製造用中子Info
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Abstract
生を確実に抑えることができるパルプモールド成形体製
造用中子を提供すること。 【解決手段】 パルプモールド法により製造された成形
体の脱水又は乾燥時に用いられるパルプモールド成形体
製造用中子である。伸縮自在な袋状の第1の弾性体2
と、第1の弾性体2の内部に配設された伸縮自在な袋状
の第2の弾性体3と、第1の弾性体2及び第2の弾性体
3それぞれに個別に流体を給排出する給排出管4とを備
えており、第2の弾性体3で第1の弾性体2を局部的に
押圧するようになしてある。
Description
形体製造用中子及びこれを用いたパルプモールド成形体
の製造方法に関する。
て湿潤状態の成形体を形成した後、伸縮自在な弾性体か
らなる中空状の中子内に所定の流体を供給して該中子を
膨張させ、膨張した該中子により前記成形体を前記抄紙
面へ向けて押圧して脱水し、所定形状の成形体を得るパ
ルプモールド成形体の製造方法がある。
プモールド成形体の製造方法では、成形体の形状、特
に、上方部に比べて下方部に広い容積を有していたり、
深い括れを有する容器の加圧脱水、加圧加熱を行う場合
には、弾性体の伸びが局所的に大きくなるため、均一な
加圧状態が得られにくくなり、脱水、乾燥後において、
成形体に肉厚ムラが生じる場合があった。
ける成形体の肉厚ムラの発生を確実に抑えることができ
るパルプモールド成形体製造用中子及びこれを用いたパ
ルプモールド成形体の製造方法を提供することにある。
ド法により製造された成形体の脱水又は乾燥時に用いら
れるパルプモールド成形体製造用中子であって、伸縮自
在な袋状の第1の弾性体と、該第1の弾性体の内部に配
設された伸縮自在な袋状の第2の弾性体と、該第1の弾
性体及び該第2の弾性体それぞれに個別に流体を給排出
する給排出管とを備えており、該第2の弾性体で該第1
の弾性体を局部的に押圧するようになしてあるパルプモ
ールド成形体製造用中子を提供することにより、前記目
的を達成したものである。
ルド成形体製造用中子を用いたパルプモールド成形体の
製造方法であって、少なくとも、抄造型又は乾燥型内に
抄造又は配置された開口部を有する湿潤状態の成形体内
に、前記中子を該開口部から挿入し、前記第1及び第2
の弾性体内に流体を供給してこれらの弾性体を拡張させ
て該抄造型又は該乾燥型の内面に該成形体を押圧しなが
ら、該成形体の脱水又は乾燥を行う工程を具備するパル
プモールド成形体の製造方法を提供することにより、前
記目的を達成したものである。
施の形態に基づき図面を参照しながら説明する。
造用中子(以下、単に中子ともいう。)の第1実施形態
を示したものである。同図において符号1は、中子を示
している。
ルド法により製造された成形体の脱水又は乾燥時に用い
られるパルプモールド成形体製造用中子であり、伸縮自
在な袋状の弾性体(第1の弾性体)2と、弾性体2の内
部に配設された伸縮自在な袋状の弾性体(第2の弾性
体)3と、弾性体2及び弾性体3それぞれに個別に流体
を給排出する給排出管4とを備えており、弾性体3で弾
性体2を局部的に押圧するようになしてある。
管4の固定手段42,43によって固定されている。
体積が変化する材質のものを特に制限なく用いることが
できるが、耐久・耐熱性等の点から、天然ゴム、ウレタ
ン、フッ素系ゴム、シリコーン系ゴム又はエラストマー
等合成ゴムからなる弾性材で構成されたものを用いるこ
とが好ましい。
る外管40と、弾性体3内に流体を供給する内管41と
を備えた二重管で構成されている。外管40の下端部の
内周及び内管41の下端部の外周には、互いに螺着可能
なネジが形成されており、外管40及び内管41は、下
端部部において互いに気密に螺着されて固定されてい
る。
雄ネジを有するリング部材42aと、該雄ネジに螺着可
能な雌ネジを有するリング部材42bとから構成されて
いる。リング部材42aは、その内側に外管40が挿入
されて固定されている。そして、このリング部材42a
に、リング部材42bを螺着させ、弾性部材2の開口部
20を両部材間において狭持することで、弾性体2を外
管40に固定できるようになっている。
41の下端部と、内管41の下端部に形成された前記ネ
ジに螺着可能な雌ネジを有するリング部材43aとから
構成されている。そして、このリング部材43aを内管
41の前記雄ネジに螺着させ、弾性体3の開口部30を
内管41の下端とリング部材43aとの間において狭持
することで、弾性体3を内管41に固定できるようにな
っている。
流通路40aが複数形成されており、当該弾性体2の伸
縮は、これらの流通路40aを通じて弾性体2内に流体
を給排出することで行えるようになっている。内管41
の下端開口部41aは、流体の流通路となっており、伸
縮は、内管41の下端開口部41aを通じて流体を給排
出することで行えるようになっている。
3のそれぞれに、二重管4の外管40及び内管41を通
じて流体が供給されると、弾性体2が全体的に膨出する
一方において、二重管4の下端部において膨出した弾性
体3によって、伸びの大きな弾性体2の下方部が局部的
に押圧される。これにより、下方部に広い容積を有する
成形体を加圧脱水又は加圧乾燥する際にも、成形体の内
面全体が均一に押圧され、成形体の肉厚のムラの発生が
抑えられる。
造方法を、その好ましい実施形態として、前記中子1を
用いたパルプモールド成形体の製造方法に基づいて、図
面を参照しながら説明する。
て説明する。この抄造工程では、図2(a)に示すよう
に、一対の割型6,7からなり、且つ各割型を組み合わ
せることにより所定形状のキャビティ8が形成される抄
紙型9を用意する。キャビティ8は、外部に向けて開口
したスラリー注入口90を介して抄紙型9の外部に連通
している。キャビティ8の内面は、所定の大きさの網目
を有する抄紙ネット(図示せず)によって被覆されてい
る。各割型には、その内部(即ちキャビティの内面)と
外部とを連通する複数の連通路60,70が形成されて
いる。各連通路60,70は、吸引ポンプ等の吸引手段
(図示せず)に接続されている。
て所定量のパルプスラリーをキャビティ8内に加圧注入
する。これと共に連通路を通じてキャビティ8内を抄紙
型9の外側に向けて減圧吸引し、パルプスラリー中の水
分を吸引すると共に抄紙面、即ちキャビティ8の内面を
被覆する前記抄紙ネット上にパルプ繊維を堆積させる。
その結果、抄紙ネット上には、パルプ繊維が堆積されて
なる湿潤状態の成形体10が形成される。
のみからなるものを用いることができ、また、これらに
更にタルクやカオリナイト等の無機物、ガラス繊維やカ
ーボン繊維等の無機繊維、ポリオレフィン等の熱可塑性
合成樹脂の粉末又は繊維、非木材又は植物質繊維、多糖
類等の他の成分を含有させたものを用いることもでき
る。これら他の成分の配合量は、パルプ繊維及び該他の
成分の合計量に対して1〜70重量%、特に5〜50重
量%であることが好ましい。また、パルプスラリーに
は、繊維の分散剤、成形助剤、着色顔料、着色助剤等を
含んだものを用いることもできる。キャビティ内へのパ
ルプスラリー注入終了時での加圧注入の圧力は、キャビ
ティ内の撹拌効果等の点から0.01〜1.0MPaと
することが好ましく、0.1〜0.5MPaとすること
がより好ましい。また、キャビティ内に供給するパルプ
スラリーの温度は、肉厚ムラの発生防止、前記他の成分
のの添加効果の低減防止の点から、5〜35℃が好まし
く、15〜30℃がより好ましい。
又は金属繊維からなるネットを単一又は複数組み合わせ
て用いることができ、また、上記素材繊維を組み合わせ
て編み込んでネットとしたものを用いることができる
が、ネットの形成のし易さ、耐久性の点から合成繊維が
好ましく用いられる。前記天然繊維としては、植物繊
維、動物繊維等が挙げられる。また、前記合成繊維とし
ては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、半合成樹脂からな
る合成樹脂繊維が挙げられる。また、上記金属繊維とし
ては、ステンレス繊維、銅繊維等が挙げられる。抄紙ネ
ットは、ネットの滑り性、耐久性を向上させる上で繊維
表面の改質を行うことが好ましい。また、抄紙ネット
は、割型の内面への密着を防いで吸引効率を良好に保つ
上で、平均開口面積率が10〜70%であるものが好ま
しく、25〜55%であるものがより好ましい。また、
抄紙ネットは、パルプスラリー中の固形成分のネットの
通過やネットへの目詰まりを抑えつつ確実に抄紙を行う
上で、平均最大開孔幅が0.1〜1.5mmであるもの
が好ましく、0.3〜1.0mmであるものがより好ま
しい。
に、加圧脱水工程に付される。図2(b)に示すよう
に、抄紙型9を内部から外部へ向けて吸引した状態下
に、前記中子1を弾性体2,3の収縮状態下に成形体1
0内に挿入する。中子1の外管40及び内管41それぞ
れの上端部には、切り替えコック(図示せず)を介して
加圧流体の供給源及び加圧流体を負圧吸引して排出する
排出源(共に図示せず)が接続されている。
40の前記流通路40aを通じて弾性体2内に所定の加
圧流体を供給して弾性体2を膨出させる。その一方で、
前記内管41の下端開口部41aを通じて弾性体3内に
所定の加圧流体を供給して弾性体3を膨出させる。そし
て、膨出したこれらの弾性体2により、湿潤状態の成形
体10を、抄紙面、即ちキャビティ8の内面に向けて押
圧するとともに、弾性体2の伸びの大きい下方部におい
て弾性体3によって弾性体2の内側より当該弾性体2を
局部的に押圧することにより、成形体10が内部より均
一に押圧されてその脱水が進行すると共に成形体10に
キャビティ8の内面形状が転写される。
0が、弾性体2,3によってその内部からキャビティ8
の内面に向けて押し付けられるために、キャビティ8の
形状が複雑であっても、精度良くキャビティ8の内面の
成形体10に転写されることになる。特に伸びの大きな
弾性体2の下方部において、弾性体3が弾性体2を内側
から押圧するため、成形体10のように、下方部に広い
容積を有する成形体であっても、肉厚のむらを抑えた加
圧脱水が可能であり、脱水後の成形体の肉厚を均一にす
ることができる。
る流体としては、例えば空気(加圧空気)、熱風(加熱
された加圧空気)、蒸気、過熱蒸気、油(加熱油)、そ
の他各種の液が使用される。特に、空気、熱風、過熱蒸
気を用いることが、操作性等の点から好ましい。各弾性
体内に流体を供給する圧力は、脱水に強する成形体に応
じて適宜設定することができるが、成形体の成形性や弾
性体を拡縮させる際の操作、簡易な設備で脱水を行える
等の点から、0.01〜5MPa、特に0.1〜3MP
aであることが好ましい。
つ成形体10にキャビティ8の内面の形状が十分に転写
されたら、図2(d)に示すように、弾性体2,3内の
流体を排出し、弾性体2,3を縮小させる。次いで、縮
小した弾性体2,3を成形体10内より取り出し、更に
抄紙型9を開いて所定の含水率を有する湿潤状態の成形
体10を取り出す。
程に付される。加熱乾燥工程では、抄紙・脱水を行わ
ず、加熱された状態の乾燥型を用いること以外は、図2
に示す抄紙・脱水工程とほぼ同様の操作が行われる。即
ち、先ず、一組の割型を組み合わせることにより成形す
べきパルプモールド成形体の外形に対応した形状のキャ
ビティが形成される乾燥型を別途用意し、該乾燥型を所
定温度に加熱しておく。本実施形態においては、乾燥型
のキャビティ形状と抄紙型のキャビティ形状とは同じに
なされている。加熱された状態の乾燥型のキャビティ内
に、所定の含水率まで脱水された湿潤状態の成形体10
を装填する。
水工程で用いた中子1と同様の中子を成形体10内に挿
入し、弾性体内に流体を供給して弾性体を膨出させ、膨
出した弾性体により成形体をキャビティの内面に向けて
押圧する。弾性体の材質及び流体の供給圧力は、加圧脱
水工程と同様とすることができる。この状態下に、成形
体を加熱乾燥する。成形体が十分に乾燥したら、弾性体
内の流体を排出し、該弾性体を縮小させて取り出す。更
に乾燥型を開いて、パルプモールド成形体を取り出す。
そして、必要に応じてトリミングにより整形した後、塗
装等を施してパルプモールド成形体の製造を完了する。
弾性体2で成形体10を内側から押圧する一方で、弾性
体3を膨出させることによって伸びの大きな弾性体2の
下方部を局部的に押圧できるので、成形体10のよう
に、下方部に広い容積を有する成形体であっても、均一
に加圧脱水及び加圧加熱することができ、脱水、乾燥後
における成形体10の肉厚ムラを確実に抑えることがで
きる。
用中子の第2施形態を図3及び図4に基づいて説明す
る。なお、これらの図において、前記第1実施形態と共
通する部分については、同一符合を付し、その説明は省
略する。従って第2実施形態に関し特に説明しない点
は、第1の実施形態に関し詳述した説明が適宜適用され
る。
造用中子の第2実施形態を示したものである。本実施形
態の中子1’は、鉛直方向の中間部に深い括れ部分10
a’を有する成形体10’(図4参照)の製造に用いら
れる中子である。
な袋状の弾性体(第1の弾性体)2と、弾性体2の内部
に上下二箇所に配設された伸縮自在なドーナツ状の袋状
の弾性体(第2の弾性体)3’と、弾性体2及び弾性体
3’にそれぞれ個別に流体を給排出する給排出管4’と
を備えており、弾性体3’で伸びの大きな弾性体2の上
方部及び下方部を局部的に押圧するようになしてある。
定手段43’によって固定されている。弾性体3’に
は、前記弾性体2と同様の材質のものを用いることがで
きる。
する外管40’と、弾性体2内に流体を供給する内管4
1’とを備えた二重管で構成されている。外管40’
は、2本の管状部材400、401が接合されて構成さ
れている。外管40’は、その外径が下方に向けて漸次
拡径するテーパー部40b’及び上方に向けて漸次拡径
するテーパー部40c’を有しており、外管40’の外
周におけるテーパー部40b’,40c’の上下には、
雄ネジが形成されている。
外管40’のテーパー部40b’,40c’と、外管4
0’の外周に形成された前記雄ネジに螺着可能な雌ネジ
を有するリング部材43a’とから構成されている。そ
して、このリング部材43a’を外管40’外周の前記
雄ネジに螺着させ、弾性体3’の開口部30’を外管4
0’のテーパー部40b’,40c’とリング部材43
a’との間において狭持することで、弾性体3’を外管
40’に固定できるようになっている。
内管41の流通路である下端開口部41aを通じて流体
を給排出することで行えるようになっている。また、外
管40’には、弾性体3’内に通じる流体の流通路40
a’が複数形成されており、弾性体3’の伸縮は、これ
らの流通路40a’を通じて弾性体3’内に流体を給排
出することで行えるようになっている。
2、3’のそれぞれに、二重管4の内管41及び外管4
0’を通じて流体が供給されると、弾性体2が全体的に
膨出する一方において二重管4’の上方部及び下方部に
おいて膨出した弾性体3’が、伸びの大きな弾性体2の
上方部及び下方部を局部的に押圧する。
7’を用いた抄紙工程において、深い括れ10a’を有
する成形体10’を抄造し、これを加圧脱水又は加圧乾
燥する際にも、弾性体2の伸びの大きな部分を弾性体
3’によって押圧することができるので、肉厚のムラの
発生を抑えることができる。
のではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、
適宜変更することができる。
2の弾性体の配設箇所は、脱水乾燥する成形体の形態お
よび該形態に応じ、第1の弾性体の伸びが大きな箇所に
対応させて適宜設定することができる。
するための給排出管は、前記実施形態におけるように二
重管で構成することが好ましいが、独立した複数の管で
構成することもできる。
の弾性体3’に代えて、袋状の弾性体を外筒から放射状
に複数配設することもできる。
造方法は、前記実施形態におけるように、脱水工程、乾
燥工程の何れの工程においても前記中子を用いることが
好ましいが、該中子は、脱水工程又は乾燥工程の何れか
の工程にのみ用いることもできる。
造方法は、前記実施形態におけるように、複数の割型を
組み合わせて構成される抄造型のキャビティ内にパルプ
スラリーを供給して成形体を抄造する抄造工程以外に、
例えば、複数の割型を組み合わせて抄造型を形成する前
に、各割型をパルプスラリー中に浸漬し、各割型の流通
路を通じて該スラリーを吸引して各割型の内面に部分成
形体を抄造した後に、各割型を組み合わせて抄造型を構
成し、該抄造型のキャビティ内にさらにスラリーを供給
して部分成形体を一体的な成形体に抄造する抄造工程を
採用することもできる。
造方法は、強度が十分に発現していない湿潤状態の成形
体の開口部に触れないように位置決め精度良く中子を挿
入したり、振動等を除去して中子を挿入することが不要
となる点や、強度が十分に発現していない湿潤状態の成
形体の開口部を保護する点からは、抄造型内にパルプス
ラリーを供給する前に、本発明の中子を挿入しておくこ
とが好ましい。
造方法は、前記実施形態におけるように、抄造型と乾燥
型に同じ形態のキャビティを有するものを用いることが
好ましいが、キャビティの形態が異なる抄造型及び乾燥
型を用いることもできる。例えば、乾燥型のキャビティ
の形態を、抄造型のキャビティの一部を広くした形態と
しておき、乾燥工程において前記中子を膨出させる際
に、脱水された湿潤状態の成形体を該乾燥型のキャビテ
ィの内面に向けて押圧し、該成形体を部分的に変形させ
て乾燥させるようにすることもできる。
子及びこれを用いたパルプモールド成形体の製造方法に
よれば、第1の弾性体の内部に配設した第2の弾性体を
膨出させることによって、第1の弾性体を局部的に押圧
することができるので、脱水、乾燥後における成形体の
肉厚ムラの発生を確実に抑えることができる。
1実施形態を示す断面図である。
用したパルプモールド成形体の製造工程を示す概略図で
あり、(a)はパルプスラリー注入及び吸引脱水工程、
(b)は中子挿入工程、(c)は押圧脱水工程、(d)
は抄紙型を開く工程を示す図である。
2実施形態を示す断面図である。
態を示した概略断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 パルプモールド法により製造された成形
体の脱水又は乾燥時に用いられるパルプモールド成形体
製造用中子であって、 伸縮自在な袋状の第1の弾性体と、該第1の弾性体の内
部に配設された伸縮自在な袋状の第2の弾性体と、該第
1の弾性体及び該第2の弾性体それぞれに個別に流体を
給排出する給排出管とを備えており、該第2の弾性体で
該第1の弾性体を局部的に押圧するようになしてあるパ
ルプモールド成形体製造用中子。 - 【請求項2】 前記第2の弾性体を複数個備えている請
求項1記載のパルプモールド成形体製造用中子。 - 【請求項3】 前記給排出管が二重管で構成されてお
り、一方の管に前記第1の弾性体に通じる流通路に形成
され、他方の管に前記第2の弾性体に通じる流通路が形
成されている請求項1又は2記載のパルプモールド成形
体製造用中子。 - 【請求項4】 請求項1記載のパルプモールド成形体製
造用中子を用いたパルプモールド成形体の製造方法であ
って、少なくとも、抄造型又は乾燥型内に抄造又は配置
された開口部を有する湿潤状態の成形体内に前記中子を
該開口部から挿入し、前記第1及び前記第2の弾性体内
に流体を供給してこれらの弾性体を膨出させて該抄造型
又は該乾燥型の内面に該成形体を押圧しながら、該成形
体の脱水又は乾燥を行う工程を具備するパルプモールド
成形体の製造方法。
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