JP2002264975A - 粉末定量振出容器 - Google Patents

粉末定量振出容器

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JP2002264975A JP2001066915A JP2001066915A JP2002264975A JP 2002264975 A JP2002264975 A JP 2002264975A JP 2001066915 A JP2001066915 A JP 2001066915A JP 2001066915 A JP2001066915 A JP 2001066915A JP 2002264975 A JP2002264975 A JP 2002264975A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一回の振出量を任意の量に調節可能な粉末定
量振出容器を提供する。 【解決手段】 上端開口部が粉末品を外部に振り出すた
めの振出口20とされる一方、下端部に、該粉末品を内
部に取り入れるための取入口18が設けられた管体16
を、内部に粉末品が収容される容器本体10に対して、
それを上下方向に貫通して延出せしめられるように設け
ると共に、前記取入口18の少なくとも一部を閉塞可能
な閉塞筒体24を、該取入口18が設けられた管体16
の下端部に対して相対移動可能に外挿し、かかる閉塞筒
体24の管体16に対する外挿下での相対移動に伴っ
て、その相対移動量に応じて、該取入口18が、該閉塞
筒体24にて徐々に閉塞され得るように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、粉末定量振出容器に係り、特
に、容器本体を振り動かすことにより、該容器本体内に
収容された粉状乃至は顆粒状の粉末品を一定の量だけ振
り出し得るように構成した粉末定量振出容器の改良され
た構造に関するものである。
【0002】
【背景技術】よく知られているように、各種の調味料等
を始めとした様々な粉末食品や、一部の粉末薬品等の粉
状乃至は顆粒状の粉末品の多くのものは、粉末品を振り
出すための振出口が設けられてなる、所謂粉末振出容器
内に収容されており、かかる粉末振出容器の容器本体を
振り動かすことによって、振出孔から振り出されて、使
用されている。
【0003】ところで、このような粉末振出容器の一種
として、容器本体の開口部を覆蓋する蓋体に対して、上
端開口部が振出口とされた管体が、該蓋体を上下方向に
貫通して延びるように取り付けられると共に、該容器本
体内に突入せしめられた管体の下端部に、該容器本体内
の粉末品の所定量を該管体の内部に取り入れるための取
入口が設けられた構造を有するものが、従来より知られ
ている。
【0004】かくの如き構造を有する従来容器において
は、振出口が上方に向かって開口する状態から下方に向
かって開口する状態となるように、つまり、上下反転せ
しめられるように、容器本体を振り動かすことによっ
て、容器本体内の粉末品が、容器本体内を蓋体側に移動
せしめられると共に、かかる粉末品の所定量が、前記管
体の下端部に設けられた取入口を通じて、該管体の内部
に取り入れられて、該管体の振出口から外部に振り出さ
れるようになっており、以て、容器本体を振り動かす毎
に、粉末品が、振出口から一定の量だけずつ、振り出さ
れ得るように構成されているのである。
【0005】ところが、このような従来の粉末定量振出
容器にあっては、その構造からして、上述の如く、予め
決められた一定量の粉末品を振り出し得るものの、一回
の粉末品の振出量を任意の量に調節することが出来なか
ったのであり、その点において、使用性に乏しいといっ
た欠点が存していたのである。
【0006】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述せる如き事
情を背景にして為されたものであって、その解決課題と
するところは、一回の振出量を任意の量に調節すること
が出来、以てより優れた使用性が有利に発揮され得る粉
末定量振出容器を提供することにある。
【0007】
【解決手段】そして、本発明にあっては、かかる課題の
解決のために、内部に粉末品が収容される容器本体と、
該容器本体を上下方向に貫通して延出し、該容器本体か
ら外部に突出せしめられる、上端部の開口部が該容器本
体内の粉末品を振り出すための振出口とされた管体と、
該容器本体内に突入せしめられる該管体の下端部に設け
られた、該容器本体内の粉末品の所定量を該管体の内部
に取り入れるための取入口とを有し、該振出口が上方に
向かって開口する状態から下方に向かって開口する状態
となるように、該容器本体を振り動かすことにより、該
取入口を通じて該管体内に取り入れられた該所定量の粉
末品を、該振出口を通じて外部に振り出し得るようにし
た粉末定量振出容器において、前記容器本体内に突入せ
しめられる前記管体の下端部から該容器本体の底部に向
かって延び出して、該管体を下方に延長せしめる延長筒
体を、該管体の下端部に対して、その軸心方向に移動可
能に外挿して、かかる延長筒体の下端開口部にて前記取
入口を形成すると共に、該延長筒体の該管体に対する外
挿状態下での軸心方向への移動によって、該取入口と該
容器本体の底部との間の距離が変化せしめられ得るよう
に構成したことを特徴とする粉末定量振出容器を、その
要旨とするものである。
【0008】要するに、この本発明に従う粉末定量振出
容器にあっては、延長筒体を管体に対して、その軸心方
向に移動させることにより、かかる延長筒体の移動量に
応じて、該延長筒体の下端開口部にて形成された取入口
と容器本体の底部との間の距離が変化せしめられ得るよ
うになっているところから、該取入口の開口端面と底部
の内面との間に形成される空間の大きさも、延長筒体の
管体に対する移動量に応じて、変化させられ得るのであ
り、それによって、容器本体を上下反転させた際に、取
入口の開口端面と底部内面との間の空間を経て、取入口
から管体内に取り入れられる粉末品の量を、延長筒体の
管体に対する移動量に応じて、変更することが出来るの
である。
【0009】従って、このような本発明に従う粉末定量
振出容器にあっては、単に、延長筒体を管体に対して、
その軸方向に移動させる単純で且つ安易な操作を行なう
だけで、容器本体を上下反転するように振り動かした際
に振出口から振り出される粉末品の量を任意の量に調節
することが出来るのであり、その結果として、振出量が
変更不能な従来容器では到底得られない、より優れた使
用性が、極めて効果的に発揮され得ることとなるのであ
る。
【0010】なお、このような本発明に従う粉末定量振
出容器の好ましい態様の一つによれば、前記延長筒体の
下端開口部にて形成される前記取入口が、側方に向かっ
て開口せしめられて、構成される。
【0011】かくの如き構成を有する粉末定量振出容器
においては、例えば、延長筒体が、管体に対して、下方
に向かって移動せしめられて、取入口の開口端面の一部
が、容器本体の底部内面に著しく近接し、或いは該底部
内面に接触するようなことがあっても、取入口が、容器
本体内の粉末品を取り入れるのに十分な大きさの開口面
積が有利に確保され得るのであり、それによって、延長
筒体の管体に対する下方への過剰な移動によって、粉末
品の振出量が極端に低下乃至はゼロとなるようなこと
が、効果的に防止され得ることとなるのである。
【0012】また、本発明にあっては、前述せる如き技
術的課題を解決するために、内部に粉末品が収容される
容器本体と、該容器本体を上下方向に貫通して延出し、
該容器本体から外部に突出せしめられる、上端部の開口
部が該容器本体内の粉末品を振り出すための振出口とさ
れた管体と、該容器本体内に突入せしめられる該管体の
下端部に、側方に向かって開口するように形成された、
該容器本体内の粉末品の所定量を該管体の内部に取り入
れるための取入口とを有し、該振出口が上方に向かって
開口する状態から下方に向かって開口する状態となるよ
うに、該容器本体を振り動かすことにより、該取入口を
通じて該管体内に取り入れられた該所定量の粉末品を、
該振出口を通じて外部に振り出し得るようにした粉末定
量振出容器において、前記取入口の少なくとも一部を閉
塞可能な筒壁部を有する閉塞筒体を、前記管体の下端部
に対して移動可能に外挿し、かかる閉塞筒体の管体に対
する外挿状態下での移動によって、該筒壁部を該取入口
に対して変位せしめることにより、該取入口が、該筒壁
部の該取入口に対する変位量に応じて、該筒壁部にて徐
々に閉塞され得るように構成したことを特徴とする粉末
定量振出容器をも、その要旨とするものである。
【0013】要するに、この本発明に従う粉末定量振出
容器においては、閉塞筒体を管体に対して移動させるこ
とによって、かかる閉塞筒体の移動量に対応した、該閉
塞筒体の筒壁部の取入口に対する変位量に応じて、閉塞
筒体の筒壁部にて閉塞せしめられる取入口の閉塞部分の
面積を徐々に変化させると同時に、側方に向かって開口
する取入口の開口面積を変化させることが出来、以て、
容器本体を上下反転させた際に、取入口を通じて管体内
に取り入れられる粉末品の量を、閉塞筒体の管体に対す
る移動量に応じて、変更することが可能となる。
【0014】従って、このような本発明に従う粉末定量
振出容器にあっても、単に、閉塞筒体を管体に対して移
動させる簡単な操作を行なうだけで、容器本体を上下反
転するように振り動かした際に振出口から振り出される
粉末品の量を任意の量に調節することが出来るのであ
り、その結果として、振出量が変更不能な従来容器では
到底得られない、より優れた使用性が、極めて効果的に
発揮され得ることとなるのである。
【0015】なお、かくの如き本発明に従う粉末定量振
出容器の好ましい態様の一つによれば、前記管体の下端
部が、雄ねじ部が形成された円筒状外周面を有して構成
される一方、前記閉塞筒体が、該雄ねじ部に螺合する雌
ねじ部が形成された円筒状内周面を有して構成され、か
かる閉塞筒体が、該円筒状内周面の雌ねじ部において、
該管体の下端部の円筒状外周面の雄ねじ部に螺合されつ
つ、該管体の下端部に外挿された状態下で、該管体の軸
心回りに回動せしめられることにより、該閉塞筒体の前
記筒壁部が、前記取入口に対して、該管体の軸心方向に
沿って変位させられ、該取入口が、該筒壁部の該取入口
に対する該管体の軸心方向への変位量に応じて、徐々に
閉塞され得るように構成される。
【0016】すなわち、このような構成を有する粉末定
量振出容器にあっては、閉塞筒体を管体の軸心回りに回
動せしめることによって、換言すれば、閉塞筒体を、管
体に対して、その軸心回りに移動せしめることによっ
て、該閉塞筒体の雌ねじ部と管体の雄ねじ部との螺合位
置が変化させられて、該閉塞筒体の筒壁部が、取入口に
対して、該管体の軸心方向に変位せしめられるようにな
っているのであり、それ故、例えば、閉塞筒体の管体に
対する挿脱操作等によって、閉塞筒体を管体の軸心方向
に沿って、直接に、上下方向に移動させることにより、
該閉塞筒体の筒壁部を、取入口に対して、管体の軸心方
向に変位させる場合よりも、該閉塞筒体の管体に対する
移動量に比較した、該閉塞筒体の筒壁部の取入口に対す
る変位量が、十分に小さく為され得るのであり、それに
よって、かかる閉塞筒体の筒壁部の取入口に対する変位
量に応じた取入口の開口面積の変化量も小さくされ得、
その結果として、振出口から振り出される粉末品の1回
の振出量の微調節を容易に行なうことが可能となるので
ある。しかも、閉塞筒体の雌ねじ部や管体の雄ねじ部の
それぞれのリード角を設計変更するだけで、閉塞筒体の
筒壁部の取入口に対する変位量に応じた取入口の開口面
積の変化量、つまり、粉末品の1回の振出量を、自由に
且つ簡単に変更することが出来るといった利点も得られ
るのである。
【0017】また、本発明に従う粉末定量振出容器の別
の有利な態様の一つによれば、前記管体の下端部が、円
筒状外周面を有して構成される一方、前記閉塞筒体が、
該管体の下端部に対して同軸的に外挿可能な円筒状内周
面を有し、且つ該閉塞筒体の前記筒壁部の高さが周方向
において漸次変化するように構成され、かかる閉塞筒体
が、該管体の下端部に外挿された状態下で、該管体に対
して、その軸心回りにおける該筒壁部の高さが漸次低く
なる一方向に移動せしめられることにより、該閉塞筒体
の筒壁部が、前記取入口に対して、該管体の軸心回りの
該一方向に変位させられ、該取入口が、該筒壁部の該取
入口に対する該管体の軸心回りの該一方向への変位量に
応じて、徐々に閉塞され得るように構成されることとな
る。
【0018】このような構成を有する粉末定量振出容器
にあっても、閉塞筒体の筒壁部の周方向における高さの
変化量を十分に小さくすれば、閉塞筒体の管体に対する
移動量に比較した、閉塞筒体の筒壁部の取入口に対する
変位量も、十分に小さく為され得るのであり、それによ
って、かかる閉塞筒体の筒壁部の取入口に対する変位量
に応じた取入口の開口面積の変化量が有利に減少せしめ
られ得、以て、振出口から振り出される粉末品の1回の
振出量の微調節を容易に行なうことが可能となるのであ
る。また、閉塞筒体の筒壁部の周方向における高さの変
化を設計変更するだけで、閉塞筒体の筒壁部の取入口に
対する変位量に応じた取入口の開口面積の変化量、つま
り、粉末品の1回の振出量を、自由に且つ簡単に変更す
ることが可能となるのである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に具体的に明ら
かにするために、本発明に係る粉末定量振出容器の構成
について、図面を参照しつつ、詳細に説明することとす
る。
【0020】先ず、図1には、本発明に従う構造を有す
る粉末定量振出容器の一例として、粉末状に加工された
茶(以下、粉末茶という)の収容容器として用いられる
粉末定量振出容器が、その縦断面形態において、概略的
に示されている。かかる図1において、10は、ガラス
製の容器本体であり、全体として、下側有底の略円筒形
状を呈している。そして、この容器本体10は、上方に
向かって開口する開口部12を有すると共に、下側部分
が所定の大きさだけ膨大化せしめられて、構成されてお
り、粉末茶が、かかる開口部12から投入されて、内部
に、より多くの量において収容され得るようになってい
る。
【0021】また、そのような容器本体10の上端部に
は、開口部12を覆蓋する金属製の蓋体14が、該容器
本体10の上端部外周面に形成された雄ねじに螺合せし
められることにより、容易に着脱可能に取り付けられて
いる。そして、かかる蓋体14には、管体16が、該蓋
体14を厚さ方向に貫通して延出するように、取り付け
られている。
【0022】すなわち、この蓋体14に取り付けられた
管体16は、容器本体10の軸方向長さ(高さ)よりも
所定寸法だけ長い長さと、容器本体10内に収容される
前記粉末茶が流通可能な細い径とを有する、細長い金属
製のパイプにて形成されている。また、図1及び図2に
示されるように、かかる管体16の下端部には、その先
端部位が所定長さにわたって半割円筒形状となるように
切り欠かれることによって、容器本体10内の粉末茶を
管体16内に取り入れるための取入口18が、側方に向
かって開口するようにして、形成されており、更に、該
管体16の上端開口部が、取入口18を通じて管体16
内に取り入れられた粉末茶を、後述する如き振出操作に
よって管体16外に振り出すための振出口20とされて
いる。
【0023】そして、このような管体16が、蓋体14
の中央部に設けられた円形の貫通孔22に対して、該蓋
体14の表面側に上端部が位置するように挿通されて、
固定されており、以て、該蓋体14の容器本体10への
取付け下において、管体16が、振出口20が設けられ
た上端部を蓋体14から、所定寸法だけ上方に突出さ
せ、且つ取入口18が設けられた下端部を、その先端が
容器本体10の底部の近傍に達する位置にまで、容器本
体10内に突入せしめるように、容器本体10を上下方
向に貫通して延出せしめられた状態で、該容器本体10
に対して、蓋体14を介して固定されているのである。
【0024】また、ここでは、特に、そのような管体1
6における、容器本体10内に突入せしめられた下端部
に対して、閉塞筒体としての閉塞チューブ24が、外挿
されている。
【0025】より具体的には、この閉塞チューブ24
は、例えば、食品に接触する樹脂製品の成形材料として
好適に使用されるポリプロピレン等の弾性を備えた軟質
樹脂材料からなり、管体16の下側先端部に設けられた
前記取入口18の軸方向長さよりも所定寸法だけ長い長
さと、管体16の外径と略同一か、若しくはそれよりも
若干小さな内径とをもって、構成されている。そして、
このような閉塞チューブ24が、容器本体10内に突入
位置せしめられた管体16の下端部に対する外挿状態下
で、その筒壁部の一部にて、該管体16の下端部に設け
られた前記取入口18の上側部分を閉塞せしめて、位置
せしめられている。
【0026】かくして、本実施形態においては、管体1
6の下端部に対する閉塞チューブ24の外挿下で、該管
体16の下端部が、閉塞チューブ24の内孔内に対して
圧入せしめられる如き状態とされており、以て、閉塞チ
ューブ24を引っ張り上げたり、押し下げたりすること
によって、始めて、該閉塞チューブ24が、管体16の
前記下端部に対して、その軸心方向に沿って強制的に移
動せしめられ得るようになっている。
【0027】そして、そのような閉塞チューブ24にお
ける管体16の下端部に対する軸方向下方への強制的な
移動により、管体16の取入口18が、閉塞チューブ2
4の筒壁部の一部により徐々に閉塞せしめられて、該取
入口18の側方への開口面積が、該閉塞チューブ24の
管体16に対する下方への移動量に応じて、減少せしめ
られ得るようになっている一方、該閉塞チューブ24に
おける管体16の下端部に対する軸方向上方への強制的
な移動により、管体16の取入口18が、閉塞チューブ
24の筒壁部の一部による閉塞状態が徐々に解除せしめ
られて、該取入口18の側方への開口面積が、該閉塞チ
ューブ24の管体16に対する上方への移動量に応じ
て、増大せしめられ得るようになっているのである。
【0028】ところで、このような構造とされた本実施
形態の粉末定量振出容器を用いて、その内部に収容され
る粉末茶を外部に振り出す際には、従来容器を用いる場
合と同様に、容器本体10を、振出口20が上方に向か
って開口する状態から徐々に傾けて、振出口20が下方
に向かって開口する反転状態となるまで振り動かすので
あるが、このとき、図3に示される如く、振出口20が
水平方向に向かって開口する状態から、振出口20が斜
め下方に向かって開口する状態となるように、容器本体
10が傾けられることにより、管体16の取入口18を
通じて管体16内に取り入られた粉末茶26が、自重に
より、管体16内を振出口20側に向かって流動せしめ
られる一方、容器本体10内の粉末茶26が、取入口1
8と閉塞チューブ24の下側開口部とから管体16内
に、次々と流入せしめられる。
【0029】その後、容器本体10の傾きが所定の大き
さに達するまで、容器本体10の反転操作が進められる
ことによって、容器本体10内の粉末茶26が、管体1
6の取入口18と閉塞チューブ24の下側開口部とを通
じて、管体16内に継続的に流入せしめられると共に、
該管体16内を振出口20側に向かって更に流動せしめ
られ、その一部が、振出口20から外部に振り出され
る。そして、図4に示されるように、容器本体10の傾
きが所定の大きさに達して、容器本体10内の粉末茶2
6の多くが、容器本体10の蓋体14側に移動せしめら
れると、取入口18からの粉末茶26の流入が停止せし
められる。
【0030】その後、引き続いて、振出口20が鉛直下
方に向かって開口する位置まで、容器本体10の反転操
作が継続せしめられ、容器本体10が完全に反転せしめ
られて、倒立状態とされることにより、取入口18と閉
塞チューブ24の下側開口部を通じて管体16内に流入
せしめられた粉末茶26の全量が、振出口20を通じ
て、外部に振り出される。
【0031】かくして、振出口18が鉛直上方に向かっ
て開口する状態から鉛直下方に向かって開口する状態と
なるように、容器本体10を振り動かすことによって、
該容器本体10が、水平方向に横倒しにされた状態か
ら、所定の角度だけ下方に傾けられるまでの間に、容器
本体10内の粉末茶26が取入口20を通じて、所定の
量だけ、管体16内に流入せしめられ、そして、振出口
20が鉛直下方に向かって開口するように、容器本体1
0が反転せしめられることによって、該管体16内に流
入せしめられた所定量の粉末茶26の全部が、振出口2
0を通じて、外部に振り出されるのであり、以て、容器
本体10の1回の反転操作で、一定量の粉末茶26が、
外部に振り出されることとなるのである。
【0032】なお、このような容器本体10の反転操作
による粉末茶26の振り出しを行なう前に、閉塞チュー
ブ24を振出口20側に引っ張り上げて、管体16に対
して軸方向上方に移動せしめることにより、図4に二点
鎖線:アで示される如き位置で管体16に外挿させて、
取入口18の側方への開口面積を大きくした場合には、
図4に示されるような容器本体10の傾き状態下におい
て、容器本体10内の粉末茶26が、取入口20と閉塞
チューブ24の下側開口部とから管体16内に、未だ更
に流入せしめられる。そして、容器本体10を更に大き
く傾けることにより、始めて、取入口20と閉塞チュー
ブ24の下側開口部とから管体16内への粉末茶26の
流入が停止せしめられる。
【0033】すなわち、本実施形態の粉末定量振出容器
を使用する際には、閉塞チューブ24を、振出口20側
に向かって、管体16に対して、軸方向上方に移動せし
めることによって、容器本体10の反転操作で管体16
内に流入せしめられる粉末茶26の流入量が増大せしめ
られ、以て、容器本体10を反転させる振出操作にて振
り出される粉末茶26の1回の振出量が、容易に増加せ
しめられることとなるのである。
【0034】また、それとは別に、上述の如き容器本体
10の反転操作による粉末茶26の振り出しを行なう前
に、閉塞チューブ24を取入口18側に向かって押し下
げて、管体16に対して、軸方向下方に移動せしめるこ
とにより、図4に二点鎖線:イで示される如き位置で管
体16に外挿させて、取入口18の側方への開口面積を
小さくした場合には、図4に示されるような容器本体1
0の傾き状態よりも小さな角度で、容器本体10が傾け
られた状態下において、取入口20と閉塞チューブ24
の下側開口部とから管体16内への粉末茶26の流入が
停止せしめられる。
【0035】つまり、本実施形態の粉末定量振出容器を
用いる場合にあっては、閉塞チューブ24を、取入口1
8側に向かって、管体16に対して、軸方向上方に移動
せしめることによって、容器本体10の反転操作で管体
16内に流入せしめられる粉末茶26の流入量が減少せ
しめられ、以て、容器本体10を反転させる振出操作に
て振り出される粉末茶26の1回の振出量が、確実に少
なくされるのである。
【0036】このように、本実施形態の粉末定量振出容
器においては、容器本体10を反転させることによっ
て、一定量の粉末茶26を振出口20から外部に振り出
すことが出来るのであり、しかも、単に、管体16に外
挿された閉塞チューブ24を、管体16に対して、その
軸方向に移動させる単純で且つ安易な操作を行なうだけ
で、容器本体10の反転操作で振り出される粉末茶26
の1回の量を任意の量に調節することが出来るのであ
る。
【0037】従って、かくの如き本実施形態の粉末定量
振出容器にあっては、1回の振出操作で一定量の振出量
が得られるものの、かかる振出量が変更不能とされた従
来容器とは異なって、例えば、使用者の好み等に応じ
て、振出量を容易に調節することが出来、また、1回の
使用量が異なる、違う種類の粉末茶26を収容する場合
にあっても、一つの容器で兼用することが可能となるい
った、より優れた使用性が、極めて効果的に発揮され得
ることとなるのである。
【0038】しかも、本実施形態の粉末定量振出容器に
おいては、閉塞チューブ24が、弾性を備えた軟質樹脂
材料からなり、その内孔内に管体16が圧入された状態
で、管体16に対して外挿されるようになっているとこ
ろから、かかる閉塞チューブ24を、管体16の振出口
20側に引っ張り上げたり、取入口18側に押下げたり
するだけで、閉塞チューブ24の管体16に対する軸方
向への移動が、より簡便に行なうことが可能となってい
るのである。
【0039】ところで、上記実施形態の粉末定量振出容
器にあっては、上述の如く、弾性を備えた軟質樹脂材料
からなる閉塞チューブ24の内孔内に管体16が圧入さ
れた状態下で、該閉塞チューブ24が、該管体16に対
して外挿されていたが、例えば、図6に示されるよう
に、閉塞チューブ24を硬質の樹脂材料や金属材料等で
形成すると共に、内面に、雌ねじ部28を設けて、構成
する一方、容器本体10内に突入位置せしめられた管体
16下端部の外周面に雄ねじ部30を設け、この雄ねじ
部30に雌ねじ部28を螺合させた状態で、閉塞チュー
ブ24を、管体16の下端部に対して、軸心回りに回動
可能に外挿することも、可能である。なお、図6及び後
述する図7乃至図9では、前記実施形態と同様な構造と
された部材や部位について、それぞれの図中、前記実施
形態と同一の符号を付すことにより、その詳細な説明は
省略した。
【0040】かくの如き構成を採用する場合、閉塞チュ
ーブ24を管体16の軸心回りに回動せしめることによ
って、つまり、閉塞チューブ24を、管体16に対し
て、その軸心回りに移動せしめることによって、閉塞チ
ューブ24の雌ねじ部28と管体16の雄ねじ部30と
の螺合位置が変化させられて、閉塞チューブ24が、管
体16の振出口20側、若しくは取入口18側に向かっ
て、管体16の軸方向に変位せしめられ、以て、閉塞チ
ューブ24にて一部が閉塞された取入口18の開口面積
が変化せしめられる。そして、その結果として、閉塞チ
ューブ24の管体16に対する軸心回りの移動量に応じ
て、1回の振出量が容易に調節され得ることとなるので
ある。
【0041】それ故、本実施形態の粉末定量振出容器に
あっては、雄ねじ部30と雌ねじ部28のそれぞれのリ
ード角を小さくすれば、閉塞チューブ24の管体16に
対する軸心回りの移動量に比較して、軸心方向への移動
量を小さく為すことが可能となり、それによって、1回
の振出量の微調節を簡単に行なうことが出来、以て、よ
り一層優れた使用性が得られることとなるのである。ま
た、雄ねじ部30と雌ねじ部28のそれぞれのリード角
を種々変更するだけで、閉塞チューブ24の管体16に
対する軸心回りの移動量に比較した、1回の振出量の調
節量を容易に変更可能となるいった利点も得られる。
【0042】また、図7に示されるように、閉塞チュー
ブ24に、その一部を三角形状に切り欠いてなる切欠部
32と、該切欠部32以外の該下端部の残りの部分から
なり、且つ周方向の右側に向かって、高さが漸次高くな
るように構成された切欠残部34とを形成すると共に、
かかる閉塞チューブ24を、管体16に対して、その軸
心回りに回動可能に外挿しても良い。
【0043】このような構成を採用する場合において
は、閉塞チューブ24を、管体16の軸心回りにおい
て、前記切欠残部34の高さが低くなる方向に対応した
左方向(図7において矢印にて示される方向)に回動せ
しめることによって、つまり、閉塞チューブ24を、管
体16に対して、その軸心回りの左方向に移動せしめる
ことにより、周方向の右側に向かって、高さが漸次高く
なる切欠残部34にて、取入口18が徐々に閉塞せしめ
られる一方、閉塞チューブ24を、管体16に対して、
その軸心回りの右方向に移動せしめることによって、か
かる切欠残部34による取入口18の閉塞状態が徐々に
解除され、以て、閉塞チューブ24の管体16に対する
軸心回りの移動量に応じて、閉塞チューブ24にて一部
が閉塞された取入口18の開口面積が変化せしめられ
て、1回の振出量が容易に調節され得ることとなるので
ある。
【0044】従って、かくの如き構造とされた本実施形
態の粉末定量振出容器にあっても、周方向の右側に向か
って高さが漸次高くなる切欠残部34の高さの変化量を
十分に小さくすれば、閉塞チューブ24の管体16に対
する軸心回りの移動量に比較して、軸心方向への移動量
を小さく為すことが可能となり、それによって、1回の
振出量の微調節を簡単に行なうことが出来、以て、より
一層優れた使用性が得られることとなるのである。ま
た、切欠残部34の周方向における高さの変化量を変更
するだけで、閉塞チューブ24の管体16に対する軸心
回りの移動量に比較した、1回の振出量の調節量を容易
に変更可能となるいった利点も得られるのである。
【0045】次に、図8及び図9には、本発明の更に別
の実施形態としての粉末定量振出容器の要部が、それぞ
れ拡大されて、示されている。即ち、図8に示される粉
末定量振出容器にあっては、管体16の容器本体10内
に突入せしめられた下端部に、延長筒体としての延長チ
ューブ36が、外挿されており、この延長チューブ36
の下端開口部にて、取入口18が形成されている。そし
て、この延長チューブ36は、ポリプロピレン等の弾性
を備えた軟質樹脂材料からなり、管体16の下端面から
容器本体10の底部内面までの距離よりも所定寸法長い
長さと、該管体16の外径と略同一か、若しくはそれよ
りも若干小さな内径とをもって、構成されている。
【0046】これによって、かかる粉末定量振出容器に
おいては、前記第一の実施形態における閉塞チューブ2
4と同様に、管体16の下端部に対する延長チューブ3
6の外挿状態下で、該管体16の下端部が、延長チュー
ブ36の内孔内に対して圧入せしめられる如き状態とさ
れ、以て、延長チューブ36を引っ張り上げたり、押し
下げたりすることによって、始めて、該延長チューブ3
6が、管体16の前記下端部に対して、その軸方向に沿
って強制的に移動せしめられ得るようになっている。
【0047】そして、図8に二点鎖線:ウで示される如
く、上述のようにして、延長チューブ36を、管体16
の下端部に対して、軸方向下方に強制的に移動させるこ
とにより、取入口18が、容器本体10の底部内面に接
近移動せしめられて、それら取入口18と容器本体10
の底部内面との間の距離(図8においてmにて示される
寸法)が、延長チューブ36の管体16に対する下方へ
の移動量に応じて小さくされ得るようになっている。ま
た、図8に二点鎖線:エで示されるように、延長チュー
ブ36を、管体16の下端部に対して、軸方向上方に強
制的に移動させることにより、取入口18が、容器本体
10の底部内面に離隔移動せしめられて、それら取入口
18と容器本体10の底部内面との間の距離(図8にお
いてnにて示される寸法)が、延長チューブ36の管体
16に対する上方への移動量に応じて大きく為され得る
ようになっているのである。
【0048】かくして、本実施形態の粉末定量振出容器
にあっては、延長チューブ36を、管体16に対して、
その軸方向に強制的に移動させることにより、取入口1
8の開口端面と容器本体10の底部内面との間に形成さ
れる空間の大きさが、延長チューブ36の管体16に対
する移動量に応じて、変化させられるようになっている
のであり、それによって、容器本体10を上下反転させ
た際に、取入口18の開口端面と容器本体10の底部内
面との間の空間を経て、取入口18から管体16内に取
り入れられる粉末茶26(図示せず)の量を、延長チュ
ーブ36の管体16に対する移動量に応じて、自由に変
更することが出来るのである。
【0049】従って、かかる粉末定量振出容器において
は、単に、管体16の下端部に外挿された延長チューブ
36を、管体16に対して、その軸方向に移動させる単
純で且つ安易な操作を行なうだけで、容器本体10の反
転操作で振り出される粉末茶26の1回の量を任意の量
に調節することが出来るのであり、その結果として、振
出量が変更不能な従来容器では到底得られない、より優
れた使用性が、極めて効果的に発揮され得ることとなる
のである。
【0050】また、図9に示される粉末定量振出容器に
あっては、管体16の下端部に外挿された延長チューブ
36の下側端縁部が斜めにカットされて、該延長チュー
ブ36の下端開口部にて形成される取入口18が、側方
に向かって開口せしめられて、構成されている。
【0051】このような粉末定量振出容器においては、
延長チューブ36が、管体16に対して、軸方向下方に
移動せしめられて、図9に二点鎖線で示されるように、
延長チューブ36の先端部分における取入口18の開口
端面の一部が、容器本体10の底部内面に接触させられ
た場合にも、取入口18が、側方に向かって開口せしめ
られているため、該取入口18の開口面積が、容器本体
10内の粉末茶26(図示せず)を取り入れるのに十分
な大きさにおいて、有利に確保され得るのである。
【0052】それ故に、かかる本実施形態の粉末定量振
出容器にあっては、延長チューブ36の管体16に対す
る軸方向下方への過剰な移動によって、粉末茶26の振
出量が極端に低下乃至はゼロとなってしまうようなこと
が、効果的に防止され得るのである。
【0053】以上、本発明の具体的な構成について詳述
してきたが、これはあくまでも例示に過ぎないものであ
って、本発明は、上記の記載によって、何等の制約をも
受けるものではない。
【0054】例えば、容器本体10や蓋体14、管体1
6をそれぞれ構成する材料は、前記実施形態に示される
ものに、何等限定されるものでなく、それらの構成材料
としては、従来の粉末定量振出容器における容器本体や
蓋体、管体をそれぞれ構成する公知の材料が、適宜に採
用され得るのである。また、それらの形状も、前記実施
形態に示されるものに、決して限定されるものでないこ
とは、言うまでもないところである。
【0055】さらに、前記実施形態では、閉塞チューブ
24や延長チューブ36が、ポリプロピレンにて形成さ
れていたが、それら閉塞チューブ24や延長チューブ3
6を与える材料も、特に限定されるものではないもの
の、粉末定量振出容器が粉末茶26等の粉末食品の容器
として使用される場合には、衛生面を確保するのに適正
な材料の中から、適宜に選択されて、使用されることと
なる。
【0056】更にまた、前記実施形態では、容器本体1
0に開口部12が設けられ、この開口部12を覆蓋する
蓋体14に対して、管体16が取り付けられていたが、
例えば、容器本体10に、管体16が挿通可能な挿通孔
を設けて、この挿通孔に、管体16を挿通せしめること
により、管体16を、容器本体10に対して、それを上
下方向に貫通して延びるように、直接に取り付けること
も、勿論可能である。
【0057】また、取入口18を管体16に対して直接
に設ける場合にあっては、容器本体10内に突入位置せ
しめられる管体16の下端部に、側方に向かって開口す
るように形成されておれば、管体16に対する形成位置
や、取入口18の形状も、前記実施形態に示されるもの
に、何等限定されるものではないのである。
【0058】加えて、前記実施形態では、本発明を、粉
末茶の収容容器として用いられる粉末定量振出容器に対
して適用したものの具体例を示したが、本発明は、その
他、調味料やふりかけ等の粉末茶以外の粉末食品や粉末
薬品等の粉状乃至は顆粒状の粉末品の収容容器として利
用される粉末定量振出容器の何れに対しても、有利に適
用されるものであることは、勿論である。
【0059】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を
加えた態様において実施され得るものであり、また、そ
のような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、
何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、
言うまでもないところである。
【0060】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明に従う粉末定量振出容器にあっては、閉塞筒体を管体
に対して移動させる単純で且つ安易な操作を行なうだけ
で、振出口から振り出される粉末品の量を任意の量に調
節することが出来るのであり、以て、振出量が変更不能
な従来容器では到底得られない、より優れた使用性が、
極めて効果的に発揮され得ることとなるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う粉末定量振出容器の一例を示す縦
断面説明図である。
【図2】図1のII−II断面における要部拡大説明図であ
る。
【図3】図1に示された粉末定量振出容器の使用状態の
一例を示す説明図であって、容器本体を水平状態よりも
斜め下方に傾けることにより、容器本体内の粉末茶を、
取入口から管体内に流入せしめた状態を示している。
【図4】図1に示された粉末定量振出容器の別の使用状
態を示す説明図であって、容器本体を更に下方に傾ける
ことによって、管体内に流入せしめられた粉末茶の一部
を振出口から外部に振り出すと共に、取入口を通じての
管体内への粉末茶の流入を停止せしめた状態を示してい
る。
【図5】図1に示された粉末定量振出容器の他の使用状
態を示す説明図であって、容器本体を倒立状態とするこ
とによって、管体内に流入せしめられた粉末茶の全部を
振出口から外部に振り出す状態を示している。
【図6】本発明に従う粉末定量振出容器の別の例を示す
図1の要部拡大説明図に相当する図である。
【図7】本発明に従う粉末定量振出容器の他の例を示す
図2に対応する図である。
【図8】本発明に従う粉末定量振出容器の更に別の例を
示す図1の要部拡大説明図に相当する図である。
【図9】本発明に従う粉末定量振出容器の更に他の例を
示す図1の要部拡大説明図に相当する図である。
【符号の説明】
10 容器本体 12 開口部 14 蓋体 16 管体 18 取入口 20 振出口 22 貫通孔 24 閉塞チュー
ブ 26 粉末茶 28 雌ねじ部 30 雄ねじ部 32 切欠部 34 切欠残部 36 延長チュー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に粉末品が収容される容器本体と、
    該容器本体を上下方向に貫通して延出し、該容器本体か
    ら外部に突出せしめられる、上端部の開口部が該容器本
    体内の粉末品を振り出すための振出口とされた管体と、
    該容器本体内に突入せしめられる該管体の下端部に設け
    られた、該容器本体内の粉末品の所定量を該管体の内部
    に取り入れるための取入口とを有し、該振出口が上方に
    向かって開口する状態から下方に向かって開口する状態
    となるように、該容器本体を振り動かすことにより、該
    取入口を通じて該管体内に取り入れられた該所定量の粉
    末品を、該振出口を通じて外部に振り出し得るようにし
    た粉末定量振出容器において、 前記容器本体内に突入せしめられる前記管体の下端部か
    ら該容器本体の底部に向かって延び出して、該管体を下
    方に延長せしめる延長筒体を、該管体の下端部に対し
    て、その軸心方向に移動可能に外挿して、かかる延長筒
    体の下端開口部にて前記取入口を形成すると共に、該延
    長筒体の該管体に対する外挿状態下での軸心方向への移
    動によって、該取入口と該容器本体の底部との間の距離
    が変化せしめられ得るように構成したことを特徴とする
    粉末定量振出容器。
  2. 【請求項2】 前記延長筒体の下端開口部にて形成され
    る前記取入口が、側方に向かって開口せしめられている
    請求項1に記載の粉末定量振出容器。
  3. 【請求項3】 内部に粉末品が収容される容器本体と、
    該容器本体を上下方向に貫通して延出し、該容器本体か
    ら外部に突出せしめられる、上端部の開口部が該容器本
    体内の粉末品を振り出すための振出口とされた管体と、
    該容器本体内に突入せしめられる該管体の下端部に、側
    方に向かって開口するように形成された、該容器本体内
    の粉末品の所定量を該管体の内部に取り入れるための取
    入口とを有し、該振出口が上方に向かって開口する状態
    から下方に向かって開口する状態となるように、該容器
    本体を振り動かすことにより、該取入口を通じて該管体
    内に取り入れられた該所定量の粉末品を、該振出口を通
    じて外部に振り出し得るようにした粉末定量振出容器に
    おいて、 前記取入口の少なくとも一部を閉塞可能な筒壁部を有す
    る閉塞筒体を、前記管体の下端部に対して移動可能に外
    挿し、かかる閉塞筒体の管体に対する外挿状態下での移
    動によって、該筒壁部を該取入口に対して変位せしめる
    ことにより、該取入口が、該筒壁部の該取入口に対する
    変位量に応じて、該筒壁部にて徐々に閉塞され得るよう
    に構成したことを特徴とする粉末定量振出容器。
  4. 【請求項4】 前記管体の下端部が、雄ねじ部が形成さ
    れた円筒状外周面を有して構成される一方、前記閉塞筒
    体が、該雄ねじ部に螺合する雌ねじ部が形成された円筒
    状内周面を有して構成され、かかる閉塞筒体が、該円筒
    状内周面の雌ねじ部において、該管体の下端部の円筒状
    外周面の雄ねじ部に螺合されつつ、該管体の下端部に外
    挿された状態下で、該管体の軸心回りに回動せしめられ
    ることにより、該閉塞筒体の前記筒壁部が、前記取入口
    に対して、該管体の軸心方向に沿って変位させられ、該
    取入口が、該筒壁部の該取入口に対する該管体の軸心方
    向への変位量に応じて、徐々に閉塞され得るようになっ
    ている請求項3に記載の粉末定量振出容器。
  5. 【請求項5】 前記管体の下端部が、円筒状外周面を有
    して構成される一方、前記閉塞筒体が、該管体の下端部
    に対して同軸的に外挿可能な円筒状内周面を有し、且つ
    該閉塞筒体の前記筒壁部の高さが周方向において漸次変
    化するように構成され、かかる閉塞筒体が、該管体の下
    端部に外挿された状態下で、該管体に対して、その軸心
    回りにおける該筒壁部の高さが漸次低くなる一方向に移
    動せしめられることにより、該閉塞筒体の筒壁部が、前
    記取入口に対して、該管体の軸心回りの該一方向に変位
    させられ、該取入口が、該筒壁部の該取入口に対する該
    管体の軸心回りの該一方向への変位量に応じて、徐々に
    閉塞され得るようになっている請求項3又は請求項4に
    記載の粉末定量振出容器。
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