JP7157437B2 - 定量吐出容器 - Google Patents

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Description

本発明は、転動されると内容物を定量的に吐出する定量吐出容器に関する。
この種の定量吐出容器として、容器内に吐出口に通じる管体を設け、管体の下端部に内容物の所定量を取入れる取入口が形成されたものが知られている(例えば特許文献1)。
特開2002-264975号公報
しかしながら、特許文献1の容器では、内容物の残存量や容器を倒立させるときの向きによって吐出量にばらつきが生じるおそれがあった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、内容物をより正確に一定量ずつ吐出する定量吐出容器を提供することにある。
本発明は、以下の適用例として実現することが可能である。なお、本欄における括弧内の参照符号や補足説明等は、本発明の理解を助けるために、後述する実施形態との対応関係を示したものであって、本発明を何ら限定するものではない。
[適用例1]
本発明に係る定量吐出容器は、転動されると、内容物(N)を定量的に吐出する定量吐出容器(1)であって、
前記内容物(N)を貯留する容器本体(10)と、
前記容器本体(10)の上部に設けられ、前記内容物(N)が吐出される吐出口(20)と、
前記吐出口(20)に接続されて下方に延び、下端(31)から取り入れた内容物を前記吐出口(20)へ導く筒状の案内筒(30)と、
前記容器本体(10)に前記内容物(N)の上下方向への移動が妨げられない支持部材(41)によって支持されて前記案内筒(30)の下方に配設され、上端が開放した有底筒状の一時貯留部(40)と、
逆円錐形の円錐部(51)と前記円錐部(51)の下端から下方に延びる筒状の足部(52)とからなる漏斗状の弁部材(50)であって、前記案内筒(30)と前記一時貯留部(40)との間に配置されると共に前記足部(52)が前記一時貯留部(40)の内側に嵌装されて上下方向に摺動可能となっており、上方向への移動は前記円錐部(51)の上面と前記案内筒(30)の下端(31)とが当接することで規制される弁部材(50)と、を備えたことを要旨とする。
本発明によれば、所定量の内容物が一時貯留部に貯留され、それが吐出される。このため、内容物の残存量や容器を倒立させるときの向きよって吐出量にばらつきが生じることがなく、内容物をより正確に一定量ずつ吐出することができる。
[適用例2]
また、本発明に係る定量吐出容器は、適用例1において、前記容器本体(10)内部に形成され、内側方向に環状に突出する環状突起(60)であって、前記容器本体(10)を倒立状態から正立状態としたときに、前記容器本体(10)の内周面付近の前記内容物(N)を前記円錐部(51)に誘導する環状突起(60)をさらに備えたことを要旨とする。
本発明によれば、円錐部が最上方に位置した状態の円錐部の上端より上方の容器本体空間に存在した内容物を一時貯留部に誘導するため、容器をコンパクトにすることができる。
[適用例3]
また、本発明に係る定量吐出容器は、適用例2において、前記環状突起は、前記弁部材が最下方に位置するときに、前記円錐部の周縁と一体となって、前記容器本体を上室と下室とに区画することを要旨とする。
本発明によれば、円錐部が最上方に位置した状態の円錐部の上端より上方の容器本体空間によって計量された内容物が確実に一時貯留部に貯留され、それが吐出される。このため、内容物をより正確に一定量ずつ吐出することができる。
[適用例4]
また、本発明に係る定量吐出容器は、適用例3において、前記弁部材が最下方に位置した状態を保持する保持手段(71)をさらに備えたことを要旨とする。
本発明によれば、吐出口に蓋がしてあるときに、誤って容器本体を転動してしまった場合であっても、内容物が一時貯留部に蓄積されることがない。このため、内容物をより正確に一定量ずつ吐出することができる。
[適用例5]
また、本発明に係る定量吐出容器は、適用例1~適用例4において、前記弁部材が最上方に位置した状態の前記円錐部の上端より上方の前記容器本体空間の体積を変更する容器体積変更手段(80)をさらに備えたことを要旨とする。
本発明によれば、弁部材が最上方に位置した状態の円錐部の上端より上方の容器本体空間によって計量された内容物が一時貯留部に貯留され、それが吐出される。このため、弁部材が最上方に位置した状態の円錐部の上端より上方の容器本体空間の体積を変更することで、吐出量を調節することができる。
[適用例6]
また、本発明に係る定量吐出容器は、適用例5に記載の定量吐出容器において、前記容器体積変更手段は、前記案内筒の下端の位置を上下方向に移動可能となっていることであることを要旨とする。
本発明によれば、簡易な方法で吐出量を調節することができる。
[適用例7]
また、本発明に係る定量吐出容器は、前記一時貯留部の体積を変更する貯留部体積変更手段をさらに備えたことを要旨とする。
本発明によれば、適用例5及び適用例6以外の方法で吐出量を調節することができる。
内容物をより正確に一定量ずつ吐出することができる。
定量吐出容器1の縦断側面図(正立時)である。 定量吐出容器1の縦断側面図(倒立時)である。 蓋をした状態の定量吐出容器1の縦断側面図(正立時)である。 計量部10cと弁部材50を取り除いた状態の定量吐出容器1の平面図である。 定量吐出容器1を使用する際の説明図である。 定量吐出容器1を使用する際の説明図である。 定量吐出容器1を使用する際の説明図である。 定量吐出容器2の縦断側面図(正立時)である。 定量吐出容器2の平面図である。 定量吐出容器3の縦断側面図(正立時)である。 定量吐出容器4の縦断側面図(正立時)である。 定量吐出容器4を使用する際の説明図である。 定量吐出容器5の縦断側面図(正立時)である。 定量吐出容器5の縦断側面図(倒立時)である。 定量吐出容器6の縦断側面図(正立時)である。 定量吐出容器6の縦断側面図(倒立時)である。 定量吐出容器7の縦断側面図(正立時)である。 定量吐出容器7の弁部材及び一時貯留部の拡大図である。 定量吐出容器8の縦断側面図(正立時)である。 定量吐出容器8の弁部材及び一時貯留部の拡大図である。
(実施形態1)
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の実施形態としての定量吐出容器1について説明する。なお、本明細書において、上方向という場合、吐出口が位置する側を指すものとする。また、本実施形態では、定量吐出容器1を構成する部材は合成樹脂製である。
[定量吐出容器1の構成]
図1~図7を用いて、まず、定量吐出容器1の構成について説明する。図1は、本実施形態の定量吐出容器1の正立時の縦断側面図である(弁部材以外は端面図)。図2は、定量吐出容器1の倒立時の縦断側面図である(弁部材以外は端面図)。図3は、蓋をした状態の定量吐出容器1の正立時の縦断側面図である(弁部材以外は端面図)。図4は、計量部10cと弁部材50を取り除いた状態の定量吐出容器1の平面図である。図5~図7は、定量吐出容器1を使用する際の説明図である。
定量吐出容器1は、正立状態から倒立状態へ、倒立状態から正立状態へのように、転動されると、内容物Nを定量的に吐出する容器である。内容物Nは、粉体又は細かな粒体が適している。
図1に示すように、定量吐出容器1は、主に容器本体10、吐出口20、案内筒30、一時貯留部40、弁部材50、環状突起60、蓋70で構成される。
容器本体10は、円筒状の胴部10a、胴部10aの下端を閉塞する底部10b、胴部10aの上端を覆うように閉塞し、上部に吐出口20が形成された計量部10cとを組み合わせた構成となっている。胴部10aと底部10b、胴部10aと計量部10cとは、図示はしていないが、それぞれ螺合するようになっている。容器本体10は、内容物Nを貯留する。
なお、本実施形態では、容器本体10をこのような構成としたが、製造上の都合や、内容物を詰めたり補充したりする都合上、容器本体10をどのように分割するかは適宜変更されるものである。例えば、本実施形態では3つの部材を組み合わせた構成であるが、2つの部材の組み合わせの場合もあり得るし、使い捨て等の場合は、1つの部材で構成される場合もあり得る。
吐出口20は、円筒状であり、容器本体10と同軸に、容器本体10(計量部10c)の上部に突出するように設けられている。本実施形態では、容器本体10と一体に形成されている。
吐出口20の内側は、容器本体10の内部と連通しており、吐出口20から内容物Nが吐出される。
案内筒30は、吐出口20と同径の円筒状であり、吐出口20の下端に接続されて下方に延びている。本実施形態では、容器本体10と一体に形成されている。吐出口20と一体に形成されていてもよい。案内筒30は、下端31から取り入れた内容物Nを吐出口20へ導く。
一時貯留部40は、上端が開放した有底筒状であり、支持部材41によって容器本体10に支持されて、案内筒30の下方に配設されている。図4に示すように、支持部材41は、細い桟であり、四方から一時貯留部40と容器本体10に架け渡されて、一時貯留部40を支持している。支持部材41と支持部材41との間には、十分な空間があり、内容物Nの上下方向への移動が妨げられないようになっている。なお、本実施形態では支持部材41をこのような構成としたが、内容物の上下方向への移動を妨げず、一時貯留部40が容器本体10に支持される限り、適宜変更されるものである。
弁部材50は、逆円錐形の円錐部51と、円錐部51の下端から下方に延びる筒状の足部52とからなる漏斗状の部材である。案内筒30と一時貯留部40との間に配置されると共に足部52が一時貯留部40の内側に嵌装されて上下方向に摺動可能となっている。上方への移動は円錐部51の上面と案内筒30の下端31とが当接することで規制される。
弁部材50の肉厚は、端部に近いほど薄くなっている。端部の肉厚が厚いと内容物Nの移動が端部によって妨げられる恐れがあるからである。弁部材50の中央部の肉厚が厚くなっているのは、後述の保持手段71の外径と一時貯留部40の内径との関係からであり、必ずしも厚くしなければならないものではない。
環状突起60は、容器本体10の内部に形成され、内側方向に環状に突出している。環状突起60は、容器本体10を倒立状態から正立状態としたときに、容器本体10の内周面付近の内容物Nを円錐部51に誘導する役割を果たす。
環状突起60は、弁部材50が最下方に位置するときに、円錐部51の周縁と一体となって、容器本体10を上室と下室とに区画する。これにより、容器本体10の内周面付近の内容物Nをより確実に円錐部51に誘導することができる。
蓋70は、吐出口20を閉塞し、定量吐出容器1が転倒等した場合においても、内容物Nが流出しないようにする。また、内容物の湿気を防ぐためのものでもある。蓋70には、下面に接続する円筒状の保持手段71が設けられている。
保持手段71は、下端が円錐部51の上面に当接して、弁部材50が最下方に位置した状態を保持する。これによって、定量吐出容器1を蓋70をしたまま転動を繰り返した場合であっても、一時貯留部40に内容物Nが蓄積して溜まるのを阻止することができる。
[定量吐出容器1の機能の説明]
図5は、定量吐出容器1を使用する際の説明図である。
図5に示すように、定量吐出容器1が正立状態の場合、容器本体10と一時貯留部40内には内容物Nが溜まっている。
この状態から定量吐出容器1を倒立状態にすると、図6に示すように、弁部材50は、吐出口20側に移動し、一時貯留部40と案内筒30とを連通させる。一時貯留部40内の内容物Nは、弁部材50及び案内筒30を通って、吐出口20に導かれ、吐出口20から吐出される。容器本体10内の内容物Nは、吐出口20側に移動する。
その後、図7に示すように定量吐出容器1を正立状態に戻すと、弁部材50は、吐出口20とは反対方向に移動する。この際、弁部材50の円錐部51よりも下側に位置する内容物Nは、重力に従い、容器本体10内の底側へ落下する。また、円錐部51よりも上側に入り込んだ内容物Nは、環状突起60及び円錐部51に誘導されて、一時貯留部40に流入する。すなわち、円錐部51が最上方に位置した状態の円錐部51の上端より上方の容器本体10の空間に存在した内容物が一時貯留部40に流入する。そして、定量吐出容器1は再び図5の状態に戻る。これにより、一時貯留部40内に溜まる内容物Nの量は、常に略一定となる。
(実施形態2)
次に、本発明の第二の実施形態としての定量吐出容器2について説明する。なお、定量吐出容器1と同様の構成及び機能については、詳細な説明を省略する。
[定量吐出容器2の構成]
図8及び図9を用いて、定量吐出容器2の構成について説明する。図8は、定量吐出容器2の縦断側面図である(弁部材以外は端面図)。図9は、定量吐出容器2の平面図である。
定量吐出容器2が定量吐出容器1と異なるのは、弁部材50が最上方に位置した状態の円錐部51の上端より上方の容器本体10の空間(以下、「計量空間」という。)の体積を変更する容器体積変更手段をさらに備えたことにある。
定量吐出容器2は、主に容器本体210、吐出口20、案内筒30、一時貯留部40、弁部材50、環状突起60、体積変更部80、調節蓋81で構成される。なお、体積変更部80と調節蓋81とを合わせたものが容器体積変更手段に相当するものである。
容器本体210は、円筒状の胴部10a、胴部10aの下端を閉塞する底部10b、胴部10aの上端を覆うように閉塞し、上部に吐出口20が形成された計量部210cとを組み合わせた構成となっている。
容器本体210(計量部210c)の上部には、吐出口20とは別に円筒状の体積変更部80が突出するように設けられている。本実施形態では、容器本体10と一体に形成されている。体積変更部80の内側は、容器本体210の内部と連通している。体積変更部80の内側には図示しない雌ねじが形成されている。体積変更部80の内側には、調節蓋81が取付けられている。調節蓋81は、背の低い円柱状で外周に図示しない雄ねじが形成されている。
これにより、調節蓋81のねじ込み具合を調節することで、調節蓋81を上下方向に移動させることができるようになっている。すなわち、調節蓋81をねじ込むことで計量空間の体積を小さくすることができ、調節蓋81を緩めることで計量空間の体積を大きくすることができる。
体積変更部80は、吐出口20の中心から見て、四方に4つ設けられている。なお、本実施形態では、容器体積変更手段をこのような構成としたが、計量空間の体積を変更することができれば、どのような構成でも構わない。
(実施形態3)
次に、本発明の第三の実施形態としての定量吐出容器3について説明する。なお、定量吐出容器1と同様の構成及び機能については、詳細な説明を省略する。
[定量吐出容器3の構成]
図10を用いて、定量吐出容器3の構成について説明する。図10は、定量吐出容器3の縦断側面図である(弁部材以外は端面図)。
定量吐出容器3が定量吐出容器1と異なるのは、案内筒330の下端331の位置が上下方向に移動可能となっていることである。
定量吐出容器3は、主に容器本体310、案内筒取付部311、案内筒330、一時貯留部40、弁部材50、環状突起60で構成される。
容器本体310は、円筒状の胴部10a、胴部10aの下端を閉塞する底部10b、胴部10aの上端を覆うように閉塞し、上部に案内筒取付部311が形成された計量部310cとを組み合わせた構成となっている。
容器本体310(計量部310c)の上部には、円筒状の案内筒取付部311が突出するように設けられている。本実施形態では、容器本体310と一体に形成されている。案内筒取付部311の内側は、容器本体310の内部と連通している。案内筒取付部311の内側には図示しない雌ねじが形成されている。
案内筒330は、外径が案内筒取付部311の内径より一回り小さい筒状の部材である。案内筒330の外周には図示しない雄ねじが形成されている。
図10に示すように、案内筒330は、案内筒取付部311の内側に取付けられ、容器本体310の上部を貫き、上端が突き出ている。案内筒330の上端は、吐出口320となっている。
これにより、案内筒330のねじ込み具合を調節することで、案内筒330を上下方向に移動させることができる。すなわち、案内筒330をねじ込むことで案内筒330の下端331を下方へ移動させることができ、案内筒330を緩めることで案内筒330の下端331を上方へ移動させることができる。
下端331の位置が上方へ移動すると、弁部材50がより上方まで移動できるようになるため、計量空間の体積が小さくなり、下端331の位置が下方へ移動すると、弁部材50がより下方までしか移動できなくなるため、計量空間の体積が大きくなる。このように、内容物Nの吐出量を調節することができる。本実施形態によれば、計量部310cを開けることもなく、簡易に調節することができる。
(実施形態4)
次に、本発明の第四の実施形態としての定量吐出容器4について説明する。なお、定量吐出容器1と同様の構成及び機能については、詳細な説明を省略する。
[定量吐出容器4の構成]
図11及び図12を用いて、定量吐出容器4の構成について説明する。図11は、定量吐出容器4の正立時の縦断側面図である(容器部分は端面図)。図12は、定量吐出容器4の使用方法を示す説明図である(容器部分は端面図)。なお、点線は、本来断面図では表れない、支持部材441の手前にある板部材462を示したものである。
定量吐出容器4は、主に容器本体410、吐出口20、案内筒30、一時貯留部440、弁部材50、環状突起460、板部材462で構成される。
定量吐出容器4が定量吐出容器1と大きく異なるのは、一時貯留部440の体積が変更可能となっていることである。また、吐出量の計量を計量空間では行わず、一時貯留部440と弁部材50で行うことである。
一時貯留部440は、円筒状の固定部440a、外形が固定部440aの内径より一回り小さい有底円筒状の可動部440bで構成される。
固定部440aは、支持部材441によって容器本体410に支持されている。支持部材411は、定量吐出容器1と異なり、二方向からのみ固定部440aと容器本体410に架け渡されて、固定部440aを支持している。
可動部440bは、固定部440aの内部を上下方向に移動自在となっているが、軸心を中心として回転することはできないようになっている。可動部440bの外周には図示しない雌ねじが形成されている。
環状突起460は、定量吐出容器1と異なり、容器本体410に形成されておらず、別部材で形成されている。容器本体410の内側には、環状の溝411が設けられており、環状突起460の外周面に設けられた凸部461が係合するようになっている。また、これにより、環状突起460は、容器本体410の軸心を中心として回動可能となっている。
環状突起460の下面には、L字状の板部材462が二つ接続されている。板部材462は、環状突起460と一緒に回動する。板部材462の先端は、可動部440bの雌ねじに収まるようになっている。これにより、環状突起460を回動させると、これに合わせて可動部440bが上下方向に移動するようになっている。
可動部440bの位置が下方へ移動すると、一時貯留部440の体積が大きくなり、可動部440bの位置が上方へ移動すると、一時貯留部440の体積が小さくなるため、すなわち、環状突起460を回動させることで、一時貯留部の体積を変更することができるようになっている。なお、本実施形態では、貯留部体積変更手段を上述のような構成としたが、一時貯留部の体積を変更することができれば、どのような構成としても構わない。
[定量吐出容器4の機能の説明]
図12(a)は一時貯留部の体積を最小にしたときの説明図である。図12(b)は一時貯留部の体積を最大にしたときの説明図である。
図12に示すように、定量吐出容器4を倒立状態から正立状態した場合、一時貯留部440と、弁部材50の上方と、計量空間とには内容物Nが溜まっている。
この状態から定量吐出容器4を倒立状態にすると、弁部材50の上方であり案内筒30の下端の下方部分(図中Nfの部分)と、一時貯留部440内部の内容物が吐出される。すなわち、定量吐出容器1と同様、内容物をより正確に一定量ずつ吐出することができ、一時貯留部440の体積を変更させることで吐出量も調節することができる。
(実施形態5)
次に、本発明の第五の実施形態としての定量吐出容器5について説明する。なお、定量吐出容器1と同様の構成及び機能については、詳細な説明を省略する。
[定量吐出容器5の構成]
図13及び図14を用いて、定量吐出容器5の構成について説明する。図13は、定量吐出容器5の正立時の縦断側面図である(容器部分は端面図)。図14は、定量吐出容器5の倒立時の縦断側面図である(容器部分は端面図)。
定量吐出容器5は、主に容器本体10、吐出口20、案内筒30、一時貯留部40、弁部材50、環状突起60で構成される。
定量吐出容器5が定量吐出容器1と異なるのは、支持部材541の位置を変更することによって、一時貯留部の位置を下げ、弁部材50が定量吐出容器1よりも下方まで下がるようになっている点である。また、吐出量の計量を計量空間では行わず、一時貯留部40と弁部材50で行うことである。
具体的には、一時貯留部40と弁部材50が一時貯留可能な体積よりも、計量空間の体積のほうが大きくなっており、一時貯留部40と弁部材50には一時貯留可能な量よりも多くの内容物Nが流入するようになっている。
一時貯留部40と弁部材50は内容物Nが溢れてしまうが、これによって、一時貯留部40と弁部材50が一時貯留可能な量が略吐出量となる。
定量吐出容器1と同様、内容物をより正確に一定量ずつ吐出することができる。
(実施形態6)
次に、本発明の第六の実施形態としての定量吐出容器6について説明する。なお、定量吐出容器1と同様の構成及び機能については、詳細な説明を省略する。
[定量吐出容器6の構成]
図15及び図16を用いて、定量吐出容器6の構成について説明する。図15は、定量吐出容器6の正立時の縦断側面図である(容器部分は端面図)。図16は、定量吐出容器6の倒立時の縦断側面図である(容器部分は端面図)。
定量吐出容器6は、主に容器本体610、吐出口20、案内筒30、一時貯留部40、弁部材50で構成される。
定量吐出容器6が定量吐出容器1と異なるのは、環状突起60が設けられていない点、容器本体610の上部の形状が異なる点である。
具体的には、倒立させた定量吐出容器6を正立状態にする際に、計量空間の内容物Nを円錐部51に誘導する誘導湾曲部611が容器本体610(貯留部610c)に設けられている。一時貯留部40と弁部材50は内容物Nが溢れてしまうが、これによって、一時貯留部40と弁部材50が一時貯留可能な量が略吐出量となるのは、定量吐出容器4と同様である。
定量吐出容器1と同様、内容物をより正確に一定量ずつ吐出することができる。内容物Nが移動する通路において、狭くなる部分を少なくできるため、詰まりを防ぐことができる。
(実施形態7)
次に、本発明の第七の実施形態としての定量吐出容器7について説明する。なお、定量吐出容器6と同様の構成及び機能については、詳細な説明を省略する。
[定量吐出容器7の構成]
図17及び図18を用いて、定量吐出容器7の構成について説明する。図17は、定量吐出容器7の正立時の縦断側面図である(容器部分は端面図)。図18(a)は、倒立時の弁部材及び一時貯留部の拡大図である。図18(b)は、正立時の弁部材及び一時貯留部の拡大図である。
定量吐出容器7は、主に容器本体610、吐出口20、案内筒30、一時貯留部740、弁部材750で構成される。
定量吐出容器7が定量吐出容器6と異なるのは、一時貯留部740と弁部材750の形状が異なる点のみである。したがって、この点のみについて説明する。
弁部材750は、足部752の側面に孔752aが設けられている。孔752aは、四方に設けられている。孔752aは、水平方向ではなく外側が下がるように開けられている。孔752aの下側には、円錐台形の案内板752bが足部752と一体的に形成されている。案内板752bの上端は孔が開いている。
一時貯留部740は、正立時の孔752a対応する位置に孔742aが形成されている。弁部材750は、一時貯留部740に対し軸心を中心として回転できないようになっている。
定量吐出容器1と同様、内容物をより正確に一定量ずつ吐出することができる。
(実施形態8)
次に、本発明の第八の実施形態としての定量吐出容器8について説明する。なお、定量吐出容器6又は定量吐出容器7と同様の構成及び機能については、詳細な説明を省略する。
[定量吐出容器8の構成]
図19及び図20を用いて、定量吐出容器8の構成について説明する。図19は、定量吐出容器8の正立時の縦断側面図である(容器部分は端面図)。図20は、
弁部材及び一時貯留部の拡大図である。
定量吐出容器8は、主に容器本体810、吐出口20、案内筒830、一時貯留部740、弁部材850、環状突起860で構成される。
定量吐出容器8が定量吐出容器6又は定量吐出容器7と異なるのは、容器本体810と案内筒830と弁部材850と環状突起860の形状が異なる点のみである。したがって、この点のみについて説明する。
弁部材850は、定量吐出容器7のものとほぼ同様であるが。案内板852bが円錐台形ではなく、円錐台形を斜めに切取ったような形状をしている。
容器本体810は、吐出口20が容器の軸心からずれた位置に設けられている。また、それに伴って、案内筒830は折れ曲がった形状をしている。環状突起860は、容器本体810内の吐出口側に平面視略90°の範囲内にのみ設けられている。
吐出口20の位置が容器本体810の軸心からずれていると、正立状態から倒立状態にする時に、吐出口20の方向を下に向けて傾けるという人間の心理を利用したものである。
定量吐出容器1と同様、内容物をより正確に一定量ずつ吐出することができる。
以上、実施形態に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。
すなわち、本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
1…定量吐出容器(第1の実施形態)
2…定量吐出容器(第2の実施形態)
3…定量吐出容器(第3の実施形態)
4…定量吐出容器(第4の実施形態)
5…定量吐出容器(第5の実施形態)
6…定量吐出容器(第6の実施形態)
7…定量吐出容器(第7の実施形態)
8…定量吐出容器(第8の実施形態)
10…容器本体
20…吐出口
30…案内筒 31…下端
40…一時貯留部 41…支持部材
50…弁部材 51…円錐部 52…足部
60…環状突起
70…蓋 71…保持部
80…体積変更部 81…調節蓋
210…容器本体
310…容器本体 320…吐出口 330…案内筒
410…容器本体 440…一時貯留部 441…支持部材
460…環状突起 462…板部材
610…容器本体 611…誘導湾曲部
740…一時貯留部 750弁部材
810…容器本体 830…案内筒 850…弁部材
860…環状突起

Claims (7)

  1. 転動されると、内容物を定量的に吐出する定量吐出容器であって、
    前記内容物を貯留する容器本体と、
    前記容器本体の上部に設けられ、前記内容物が吐出される吐出口と、
    前記吐出口に接続されて下方に延び、下端から取り入れた前記内容物を前記吐出口へ導く筒状の案内筒と、
    前記容器本体に前記内容物の上下方向への移動が妨げられない支持部材によって支持されて前記案内筒の下方に配設され、上端が開放した有底筒状の一時貯留部と、
    逆円錐形の円錐部と前記円錐部の下端から下方に延びる筒状の足部とからなる漏斗状の弁部材であって、前記案内筒と前記一時貯留部との間に配置されると共に前記足部が前記一時貯留部の内側に嵌装されて上下方向に摺動可能となっており、上方向への移動は前記円錐部の上面と前記案内筒の下端とが当接することで規制される弁部材と、
    を備えたことを特徴とする定量吐出容器。
  2. 前記容器本体内部に形成され、内側方向に環状に突出する環状突起であって、前記容器
    本体を倒立状態から正立状態としたときに、前記容器本体の内周面付近の前記内容物を前
    記円錐部に誘導する環状突起をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の定量吐出
    容器。
  3. 前記環状突起は、前記弁部材が最下方に位置するときに、前記円錐部の周縁と一体となって、前記容器本体を上室と下室とに区画することを特徴とする請求項2に記載の定量吐
    出容器。
  4. 前記弁部材が最下方に位置した状態を保持する保持手段をさらに備えたことを特徴とする請求項3に記載の定量吐出容器。
  5. 前記弁部材が最上方に位置した状態の前記円錐部の上端より上方の前記容器本体空間の
    体積を変更する容器体積変更手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1~請求項4の
    いずれか一項に記載の定量吐出容器。
  6. 前記容器体積変更手段は、前記案内筒の下端の位置を上下方向に移動可能となっている
    ことであることを特徴とする請求項5に記載の定量吐出容器。
  7. 前記一時貯留部の体積を変更する貯留部体積変更手段をさらに備えたことを特徴とする
    請求項1~請求項4のいずれか一項に記載の定量吐出容器。
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