JP4198332B2 - 混合容器 - Google Patents

混合容器 Download PDF

Info

Publication number
JP4198332B2
JP4198332B2 JP2001161490A JP2001161490A JP4198332B2 JP 4198332 B2 JP4198332 B2 JP 4198332B2 JP 2001161490 A JP2001161490 A JP 2001161490A JP 2001161490 A JP2001161490 A JP 2001161490A JP 4198332 B2 JP4198332 B2 JP 4198332B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
container
liquid
mixed
cylindrical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001161490A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002347854A (ja
Inventor
勉 小林
次男 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2001161490A priority Critical patent/JP4198332B2/ja
Publication of JP2002347854A publication Critical patent/JP2002347854A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4198332B2 publication Critical patent/JP4198332B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Package Specialized In Special Use (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願の発明は、複数の種類の内容液を一定の割合で混合して使用可能にした混合注出容器に係わるもので、更に詳細には、混合すべき溶液等の複数の内容物を、ヒンジ蓋を有する一つの注出容器内に各々が分離された状態で一つの容器に収容しておいて、使用する際に前記内容物を容器本体内で確実に混合せしめた後に、容器本体から注出して使用することができるようにした混合注出容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から複数の成分を予め混合しておいて使用するようにしたものとしては、化粧品や殺虫剤、殺菌剤、調味料その他の飲食品等の多くのものが知られているが、しかし、これらの中には混合した状態で長期間にわたって保管されているうちに、内容物が変質したり、劣化したりするようなものについては、通常はそれぞれの成分を別々の容器に保管しておいて、使用する直前になって各容器から必要なものを取り出して混合してから使用する方法が取られている。
【0003】
そして、上記のように複数の内容物が別々の容器に収容されたものは、内容物を容器から注出して混合する際に、内容物がこぼれて無駄を生じたり、周囲を汚したり、また、混合比率が一定しなかったりする等の問題点があった。
そこで、別々に収容された内容物をこぼさずに容器内で混合できるようにすることが考えられるようになり、その結果、実開昭61−141231号公報や実開昭58−46741号公報、あるいは、実開昭58−145868号公報や実開平2−16777号公報等に見られるように、同一容器の内部を破断可能な仕切り体を設けて区切った混合可能な容器や異なる内容物が収容された二つの容器を連結して一体にした容器等が各種提案されている。
【0004】
しかし、上記したような構造の混合容器は、構造が複雑であったり、開閉蓋がないので、使いかけのものを保存しておくことがでずに、混合したものは全部使い切らなくてはならなかったりして、生産コストや商品としての価格を低減することが困難である。
そこで、容器の構造をもう少し簡単にすると共に、内容物を容易に混合できるようにした混合容器を形成するために、溶液を収容した中空容器の口頸部に螺着する蓋体部分に混合すべき成分を収容した混合容器が、実公昭52−51103号公報や実開平4−132069号公報等に提案されている。
【0005】
上記したような考案の混合容器は、使用する際に蓋部を捻ることにより、蓋部分に液体等が収容された収容室の底部の一部が破断開口して、開口部から液体が流出して、容器本体部分に収容された液体上に落下して混合するので、混合液が漏れるようなこともなく、簡単に混合することができて、また、容器の開口部も蓋体により密閉されているので、使い残した混合液も保存しておくことができて便利である。
しかし、上記公報に記載されるような考案は、密閉蓋部がねじ蓋形式であるので、蓋部を開閉するのにやや面倒な点があり、また、開口部が容器の口頸部の先端から蓋部を外したままの大きさであるから、容器を傾けて注出する際に内容物が出過ぎる傾向がある。
【0006】
そこで、上記のような問題点を改良して、内溶液の混合が簡単にできて、容器の蓋部の開閉を容易にできるようにすると共に、内溶液を注出する際には、注出量を容易に加減することができるような構造にするために、ヒンジ蓋を有する蓋体を用いた混合容器の発明が、特開2000−72185号として、提案されている。
上記混合容器の発明は、容器の開口部を開閉する蓋体として、ヒンジ蓋からなる蓋体を用いて蓋部の開閉が容易にできるようにすると共に、該蓋体に混合液を収容可能に形成して、該蓋体を主液を収容した中空容器本体の口頸部に嵌着して、簡単に混合液を混合することができるように構成した二液混合形式の混合容器である。
【0007】
上記混合容器は、図4に示すように、中空容器の口頸部に螺合可能に形成した筒状体42にヒンジ蓋43を螺着して一体になした蓋体46の収容部に混合液を収容したものを、主溶液を収容した中空容器本体41の口頸部41aに螺着して構成されている。
そして、前記筒状体42は、下端部に容器本体の口頸部41aに螺合するネジ部42aと開閉弁を形成する開口部42cを設けた底壁部42bを有すると共に、上端部にヒンジ蓋43を螺着、固定するネジ部42dが形成されている。
このように形成された筒状体42の上端部に、注出口兼充填口44aが設けられた中蓋44を有するヒンジ蓋43の外筒部43aを螺着、固定すると共に、ヒンジ蓋の中蓋44の下面に設けられた栓体44bを前記開口部42cに嵌入、密着させて開閉弁を構成して、前記筒状体42に混合液を収容する収容部を形成した蓋体46を形成する。
【0008】
上記のように形成された蓋体46を主液を収容した中空容器本体41の口頸部41aに嵌着、固定して、該蓋体の収容部に混合液を中蓋44の注出口44aから充填してから、ヒンジ蓋43の外蓋45を閉じると、図4に示すように、外蓋の内面に突設された密閉栓45aが前記注出口44aに嵌合して密閉された状態となった液体混合容器が形成される。
このように形成された液体混合容器は、使用するに際して、ヒンジ蓋43の外蓋45を開いてからヒンジ蓋43の外筒部43aを捻じると、図5に示したように、前記栓体44bが上方へ移動して筒状体42底部の開口部42cが開口するので、蓋体46の内部に収容されていた混合液が容器本体41内の主液上に落下して混合される。
【0009】
このようにして、蓋体46の内部に収容されていた混合液が容器本体41内の主液の上に落下して混合された溶液は、中空容器本体を手にして揺すると、内部の容液は均一に混合されるので、ヒンジ蓋43の鍔部45bを指先で押し上げて外蓋45を開いてから容器を傾けると、混合された溶液は注出口44aから所定量づつ注出してそのまま使用することができる。
そして、このようにして使用した後に使い切れずに混合溶液が残された場合には、ヒンジ蓋43を再び閉じることにより、ヒンジ蓋の外蓋45の内面に突設した密閉栓45aが中蓋の注出口44aに密に嵌入されるので、容器の開口部を簡単に密閉することができて、暫くの間は密封状態で保存することができる。
【0010】
上記のように構成された混合容器は、ヒンジ蓋からなる蓋体の内部に収容されている混合用の溶液を、特別な操作をしなくても、単にヒンジ蓋の外筒部を捻ることにより容易に容器本体内に流出させて、容器本体内で容易に均一に混合することができて、そのまま使用することができるので便利であり、また、一度使用した後で容器の開口部を簡単に密封することができて保存性も有している。
しかし、このような蓋体の構造はやや複雑な形状をしていて、成形金型の製作が面倒な点があり、また、蓋体を組み立てるのにも手間が掛かるので、生産コストを低減させて安価な混合容器を製造するにはやや困難な点もあって、まだ改良の余地がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
混合すべき二液を一つの容器内に別々に分離して収容した混合容器において、蓋部内に収容した混合溶液と中空容器本体内に収容した主液とを中空容器内で簡単に混合できるような構造に形成して、前記中空容器の口頸部を密閉する蓋体を、容易に開閉することができるように形成すると共に、蓋を開いた際に内溶液が飛び散ることがないような構造に形成して、また、混合して使い残した溶液を保存することができるように容器の開口部を再密閉が可能なように形成して、更に、容器の構造をできるだけ簡単なものにすることにより、安価に製造することができるようにした混合容器を提供することを目的とする。
【0012】
【発明を解決する手段】
ヒンジ蓋からなる蓋体内に混合すべき混合液を流出可能に密封して開閉可能に形成してなる蓋体を、主液を収容した中空容器本体の口頸部に混合可能に嵌着して形成した混合容器に於いて、前記ヒンジ蓋からなる蓋体を、中空容器本体の口頸部に嵌合する筒状をした保持体と該保持体に螺合して混合液を流出可能に密閉する収容室を形成した内筒体に、開閉自在なヒンジ蓋の円筒状胴部を嵌合せしめて一体に形成すると共に、開蓋時に内容液が飛散することがないようにするために、前記ヒンジ蓋の中蓋の開口部の下面に筒体を垂設して、該筒体を混合液の収容室の底部に立設した閉塞体が開口部に密着係合するように形成して、前記収容室内に混合液を収容した蓋体を中空容器本体の口頸部に嵌着可能に形成すると共に、ヒンジ蓋の円筒状胴部を回動させることにより前記混合液を収容した内筒体が連動して回転して、該内筒体の下端部に設けた流出口が開口して混合液が流出するように形成する。
【0013】
【発明の実施の形態】
コンタクトレンズやその他を消毒したり、洗浄したりする薬液、あるいは、毛染等の化粧料や調味料、その他各種の混合して使用する複数の溶液を収容する混合容器を、図1に示したように、主液を収容した中空容器本体1と、前記主液に混合する混合液を収容して容器本体1の口頸部1aに嵌着した開閉自在な蓋体2とから形成する。
前記蓋体2は、図3(a)に示されるように、中空容器本体1の口頸部1aに嵌合する筒状の保持体3と該保持体に螺合して混合液を流出可能に収容する収容室を形成した内筒体4に、開閉自在なヒンジ蓋5の円筒胴部5aを嵌合せしめて一体に構成して容器本体1に装着可能な蓋体2を形成する。
【0014】
そして、前記筒状の保持体3は、図3(b)に示されるように、中空容器本体1の口頸部1aの内周面に接する内筒壁3aと外周面に接する外筒壁3bとを頂壁3cで連結して断面U字状に形成されると共に、前記頂壁面には収容室を形成する内筒体4を螺合、保持するネジ部を形成した保持片3dが立設して形成される。
また、前記混合液を収容する内筒体4は、前記筒状保持体3の内筒壁3a面に摺動可能に密着すると共に前記保持片3dのネジ部に螺合、保持されて、上下方向に摺動可能に構成されている。
【0015】
上記のように形成された混合液を収容可能な収容体は、前記内筒体4内に混合液を収容してから該収容体にヒンジ蓋5を上方から被着せしめて、ヒンジ蓋5の中蓋6の注出口6aの下面に設けられた注出筒6bを前記内筒体4底部に立設された閉塞栓9に嵌合、密着せしめると共に、ヒンジ蓋5の内周面に設けられた係合突条5bを前記内筒体の外周面の係止歯4bに係合せしめて回動可能にして一体に形成して、前記収容体の上端開口部に密着せしめたヒンジ蓋5からなる開閉自在な蓋体2を形成する。
【0016】
上記のようにして構成された混合容器は、使用するに際して、図2に示すように、ヒンジ蓋5の筒状胴部5aを掴んで捻じることにより、前記混合液を収容した内筒体4が回転して下方へ摺動して、筒状保持体3により密閉されていた流出口4aが開口して、該流出口から混合液が中空容器本体1内に流出して主液中に落下するので、容器を振盪することにより混合液と主液とが均一に混ざるように混合される。
このようにして容器内で均一に混合された溶液は、ヒンジ蓋5の鍔部7aに指先を掛けて外蓋7を開いてから、容器を傾けることにより蓋体の開口6aから簡単に注出して使用することができる。
【0017】
【実施例】
本願の発明である液体混合容器について、最適な一つの実施例に基づいて、図面を参照しつつ詳細に説明する。
本願の発明は、別々に収容された複数の溶液を混合してから使用する混合容器を、図1に示すように、主液を収容してなる中空容器本体1の口頸部1aに、ヒンジ蓋5を用いて形成してなる蓋体2に混合すべき溶液を収容して形成した開閉自在な蓋体を嵌着して構成したものである。
前記開閉自在な蓋体2は、図3に示した中空容器本体1の口頸部1aに嵌合する筒状の保持体3と該保持体に螺合して混合液を流出可能に収容する収容室8を形成した内筒体4に、外蓋7をヒンジ部7bで開閉自在に連結したヒンジ蓋5の円筒胴部5aを嵌合、固定せしめて一体となした構成にする。
【0018】
前記のように構成した蓋体2に於いて、前記筒状の保持体3は、図3に示dqように、中空容器本体1の口頸部1aの内面に接する内筒壁3aと外面に接する外筒壁3bを頂壁3cを介して連結して断面U字状の嵌合部を形成すると共に、前記頂壁面3cに収容室8を有する内筒体4を螺合、固定するネジ部を設けた保持片3dを立設して、中空容器本体1の口頸部1aに嵌合可能に形成される。
そして、前記筒状保持体3の内筒壁3aに密着して摺動可能に設けられた前記内筒体4は、円筒体の下端側面部に混合液を流出する流出口4aが形成されると共に、円筒体の上端部にヒンジ蓋5の内周面に形成した係合突条5bに係合する係止歯4bが形成されている。
【0019】
そして、上記内筒体4には、底部の中央部に立設されて前記ヒンジ蓋5の中蓋6の注出口6aの下面に設けられた注出筒6bに嵌合、密着する閉塞栓9が設けられると共に、下端部の側面に設けられた複数の流出口4aは保持体3の内筒壁3aに密着して開閉可能に設けられて、図1に示すような保持体3の保持片3dのネジ部に螺合されて一体に結合した混合液が収容可能な収容体になるように形成されている。
このように形成された内筒体4は、上端部の外周面に設けられた係止歯4bが前記ヒンジ蓋5の内周面の係合突条5bが係合して回転することにより、前記筒状保持体3の内面を上下方向に摺動可能に形成して、容器本体の口頸部に嵌着可能に形成される。
【0020】
上記のように形成された内筒体4は、下方部分を筒状保持体3の内筒壁3aに嵌合してから、上方部分を筒状保持体3の保持片3dに螺合して固定して、下部流出口4aを塞ぐようにして筒状保持体3と一体にして混合溶液を収容可能な収容体に構成される。
そして、このように形成された混合液を収容可能な収容体は、図1に示すように、前記内筒体4内に混合液を収容してから該収容体にヒンジ蓋5を上方から被着せしめて、ヒンジ蓋5の中蓋6の注出口6aの下面に設けられた注出筒6bを前記内筒体4底部に立設された閉塞栓9に嵌合、密着せしめると共に、ヒンジ蓋5の内周面に設けられた係合突条5bを前記内筒体の外周面の係止歯4bに係合せしめて回動可能にして一体に形成して、前記収容体の上端開口部に密着せしめたヒンジ蓋5からなる開閉自在な蓋体2に形成される。
【0021】
このようにして形成されて混合液が収容された蓋体2は、主液を収容した中空容器本体1の口頸部1aに嵌着せしめることにより、極めて簡単に溶液の混合を可能となした液体混合容器が構成される。
上記のように構成された蓋体2は、図1に示したように、筒状保持体3の内筒壁3aと外筒壁3bとで形成された嵌合凹部内に容器本体1の口頸部1aが嵌合されると共に、ヒンジ蓋5の円筒胴部5aの下端部に設けた係止突起5cが口頸部1aの係合突起1bに係合して係止されて、二液が混合可能な混合容器が形成される。
【0022】
このように形成された混合容器は、使用するに当たって、ヒンジ蓋5の円筒胴部5aを掴んで開封方向へ捻ると、図2に示すように、ヒンジ蓋の内面に設けられた係合突条5bに収容体の内筒体4の上端部に設けた係止歯4bが係合して、ヒンジ蓋5が回転するにつれて内筒体4も回動して、筒状保持体3の保持片3dに設けられたねじの作用により内筒体4は下方へ移動される。
そして、筒状保持体3の内筒壁3aにより塞がれていた流出口4aが開口して、内筒体4の収容室内に収容されていた混合溶液が矢印で示すように流出口4aから中空容器本体1内に流出して、容器本体1内の主液に混入されると同時に、ヒンジ蓋5の中蓋6の裏面に設けた注出筒6bに嵌合していた閉塞栓9が離れて注出口6aが開口可能になる。
【0023】
上記のようにして内筒体4内の混合溶液が主液に混入された中空容器1は、そのまま振盪させることにより溶液は均一に混合されるので、ヒンジ蓋5の外蓋7の鍔部7aを指先で押し上げることにより中空容器1は容易に開口させることができて、開口した中空容器は傾けることにより内溶液を簡単に注出して使用することができるが、この時、内筒体4に設けられた閉塞栓9と中蓋6に設けられた注出筒6bとにより、蓋を開いた時に内溶液が飛び散るのが防止される。
このようにして溶液を注出して使用した後で、再びヒンジ蓋5を閉じると、図1に示したようになって、外蓋7の裏面に突設された栓体7cが中蓋6の注出口6aに嵌入されて、開口部が密閉されるので、しばらくの間は品質を損なわずに保存することができる。
【0024】
以上、説明したように、本願の発明は、ヒンジ蓋からなる蓋体に混合すべき溶液を収容して形成した開閉自在な蓋体を、主液を収容した中空容器本体の口頸部に嵌着して混合容器を構成したものであるから、容器の形状や容量の制限を受けるようなこともなしに、色々な大きさの混合容器をコンパクトに形成することができて、また、従来のものに比べて構造が簡単であり、容易に組み立てることができて生産性がよいので、製造コストを低減することができる。
【0025】
そして、本願の発明の混合容器は、使用する際に、混合する溶液を外部にこぼして無駄にしたり、手や周辺部を汚したりするようなこともなく、決められた規定量を確実に、且つ、簡単に混合することができて、非常に便利である。
また、本願の発明は、溶液を注出する容器の開口部を注出量をコントロールし易い程度の大きさに開口したので、一度に多量の溶液が吐出するようなこともなく、必要とする量だけを簡単に注出することができて、また、使用した後に残された混合液は、再びヒンジ蓋を閉めることにより緊密に開口部を閉止することができて、暫くの間は内容物が変質しないように保存することができる。
【0026】
【発明の効果】
本願の発明は、ヒンジ蓋からなる蓋体に混合すべき溶液を収容した蓋体を、主液を収容した中空容器本体の口頸部に嵌着したものであるから、色々な大きさの混合容器をコンパクトに形成することができる。
また、蓋体の構造を簡単にしたので、生産性がよくなって製造コストを低減することができて、また、混合する際に蓋体の一部が容器本体内に落下して、混合液中に残らないような構造にしたので、必要とする量の溶液を容易に注出することができる。
更に、ヒンジ蓋の外蓋に栓体を突設して、中蓋の注出口に嵌入して密閉するようにして蓋体を形成したので、蓋体は開閉が容易であると同時に密閉度もよくなって、使いかけの混合液を再封して保存することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の混合容器を示すX−X横断面(a)と縦断面(b)である。
【図2】図1に示す混合容器に於いて、蓋体内の混合溶液を流出させて混合する状態を示す断面図である。
【図3】本願発明の混合容器に於ける蓋体のヒンジ蓋部(a)と内筒体(b)を示す分解図である。
【図4】本願発明の先行例の混合容器を示す部分断面図である。
【図5】図4に示した混合容器に於ける混合溶液の混合状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1. 容器本体
1a. 口頸部
2. 蓋体
3. 保持体
3a. 内筒壁
4. 内筒体
4a. 流出口
4b. 係止歯
5. ヒンジ蓋
5b. 係合突条
6. 中蓋
7. 外蓋
7b. ヒンジ部
8. 収容室
9. 閉塞栓

Claims (4)

  1. 中空容器の口頸部に嵌合可能に形成した筒状保持体に、底部に蓋体の注出筒に係合可能な閉塞栓体を立設すると共に下端部に内容液を流出可能な流出口を設けた内筒体を密着嵌合せしめて、混合液を収容可能とした収容室を形成すると共に、前記内筒体を上下動可能に螺合せしめて混合液収容体を形成して、前記混合液収容体を開閉自在なヒンジ蓋の円筒胴部に嵌合せしめて一体に形成して、前記ヒンジ蓋を回転させることにより前記内筒体が回動するように連結してなる開閉自在な蓋体に形成すると共に、前記内筒体の閉塞栓体にヒンジ蓋の中蓋の注出口の裏面に突設した注出筒を嵌合せしめて、主液を収容した中空容器本体の口頸部に嵌合せしめて容器本体内で混合可能に形成してなることを特徴とする混合容器。
  2. 前記筒状保持体は、中空容器本体の口頸部の内周面に接する内筒壁と外周面に接する外筒壁とが頂壁部で連結されて断面U字状の嵌合凹部が形成されると共に、前記頂壁部に収容室を形成する前記内筒体に上下動可能に螺合するネジ部を形成した保持片を立設して形成されてなることを特徴とする請求項1に記載する混合容器。
  3. 前記内筒体は、前記筒状保持体の内筒壁面に密着する下部円筒部と前記保持片のネジ部に螺合する上部ネジ部とからなり、前記下部円筒部には内部に収容した混合液が流出する流出口が設けられると共に、上端部にはヒンジ蓋の胴部内壁面に係合する係止歯が設けられてなることを特徴とする請求項1に記載する混合容器。
  4. 前記蓋体は、前記混合液収容体にヒンジ蓋を被着せしめて一体となして、内筒体の上端部に設けられた係止歯がヒンジ蓋の円筒胴部内面に形成された係合突条に係合するようにして、ヒンジ蓋の回動により内筒体が回転降下されて流出口が開口するように形成されてなることを特徴とする請求項1に記載する混合容器。
JP2001161490A 2001-05-29 2001-05-29 混合容器 Expired - Fee Related JP4198332B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001161490A JP4198332B2 (ja) 2001-05-29 2001-05-29 混合容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001161490A JP4198332B2 (ja) 2001-05-29 2001-05-29 混合容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002347854A JP2002347854A (ja) 2002-12-04
JP4198332B2 true JP4198332B2 (ja) 2008-12-17

Family

ID=19004757

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001161490A Expired - Fee Related JP4198332B2 (ja) 2001-05-29 2001-05-29 混合容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4198332B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107444784A (zh) * 2016-06-01 2017-12-08 蒲木科技韩国株式会社 具有改善的生产率和密封能力的异类内容物混合容器

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2010114101A1 (ja) * 2009-04-02 2012-10-11 千寿製薬株式会社 用時混合容器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107444784A (zh) * 2016-06-01 2017-12-08 蒲木科技韩国株式会社 具有改善的生产率和密封能力的异类内容物混合容器
CN107444784B (zh) * 2016-06-01 2019-07-16 蒲木科技韩国株式会社 具有改善的生产率和密封能力的异类内容物混合容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002347854A (ja) 2002-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5289950A (en) Multiple chamber dispensing package with closure system
US6994211B2 (en) Cap device for mixing different kinds of materials separately contained therein and in bottle
EP1687208B1 (en) Cap with storage chamber for secondary material and product with the same
US7866465B2 (en) Multi-compartment storage and mixing vessel
US20070221513A1 (en) Dual containers having mechanism for mixing and separating contents of containers
US20050115845A1 (en) Cap device for mixing different kinds of materials separately contained therein and in bottle
JP4198332B2 (ja) 混合容器
JP4721208B2 (ja) 混合容器
CN218288576U (zh) 一种双料成品用瓶
JP4294242B2 (ja) 蓋部を開いた状態に固定可能にした液体注出容器
JP2580152Y2 (ja) 二成分混合容器
KR20160021543A (ko) 용기 캡
KR200315702Y1 (ko) 음료용기의 마개
JPH0589260U (ja) 収納部付きキャップ
KR101311199B1 (ko) 이종 내용물의 혼합사용이 가능한 용기
JP2569439Y2 (ja) 注出キャップ
KR200241999Y1 (ko) 혼합식 화장품 용기
KR20030027931A (ko) 음료용기의 마개
JP2004155430A (ja) 二重蓋付き容器及び二重蓋
JPH0722980U (ja) 二成分混合容器
JP3159719U (ja) 機能性ボトル
JP2550707Y2 (ja) 2液混合容器
JP2546885Y2 (ja) 注出キャップ
JPH0541779Y2 (ja)
JP2565854Y2 (ja) 二液混合容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050831

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080422

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080623

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080819

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081001

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131010

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees