JP2002264947A - ストロー付き飲料容器 - Google Patents

ストロー付き飲料容器

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JP2002264947A
JP2002264947A JP2001067528A JP2001067528A JP2002264947A JP 2002264947 A JP2002264947 A JP 2002264947A JP 2001067528 A JP2001067528 A JP 2001067528A JP 2001067528 A JP2001067528 A JP 2001067528A JP 2002264947 A JP2002264947 A JP 2002264947A
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JP
Japan
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straw
case
container
sticking
attached
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JP2001067528A
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English (en)
Inventor
Masaru Nishikawa
賢 西川
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Yakult Honsha Co Ltd
Original Assignee
Yakult Honsha Co Ltd
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  • Non-Alcoholic Beverages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】指で容器側面に貼着されているケースに入った
ストローを押し下げるとき、押し下げ易く、ストローを
ケースから取り出し易くする。 【解決手段】ストロー12を破れ易く変形し易いケース
13に入れて、ケース13を容器11の側面に2箇所
(上貼着部14、下貼着部15)で貼着し、ストロー1
2をケース13から押し出すときはストロー上端12a
を押し下げる。上貼着部14からケース上端13aまで
の長さをa、ストロー上端13aからケース上端13a
までの長さをb、ストロー下端12bからケース下端部
13bまでの長さをcとすると、a>b+cとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストロー付き飲料
容器に関するもので、更に詳しくは、ストローを入れた
ケースを容器側面に複数箇所で貼着し、ケースが容器側
面に貼着されている状態でストローを押し出すようにし
たストロー付き飲料容器に関する。
【0002】
【従来の技術】ストローを変形し易いケースに入れて該
ケースを容器側面に2箇所で貼着し、ストローをケース
から押し出すときはストローの上端を押し下げるように
したストロー付き飲料容器は本出願前知られている。こ
の公知のストロー付き飲料容器は、図4に示すように、
容器1の側面に上下に取り付けられる。ストロー2は二
段に伸縮可能であり、縮状態で、変形し易い筒状で密閉
されたケース3に入れられている。また、ケース3は接
着剤(ホットメルト等)により、上下の2箇所(上貼着
部4及び下貼着部5)で容器側面に取り付けられる。そ
して、ケース3からストロー2を取り出す場合には、ケ
ースが容器側面に貼着されている状態でケース3の頂部
(最上部)から指でストロー2の上端を押し下げること
で、ストロー2を下動させ、ケース3の底部(最下部)
を突き破ってストロー2を取り出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示すように、ケースが容器側面に貼着されている状態に
おいて、指でストロー2を押し下げてストロー2をケー
ス3から押出すときに、ストロー2がケース3下部から
取出し難いという指摘があった。そこで、検討の結果、
従来品においては、当初、ストロー(ケース)の取り付
け状態安定化などを目的に、貼着部をストロー両端の近
傍(最上位の貼着位置は容器側面の上方)に配置してい
たが、このように最上位の貼着位置を上方にすること
が、ストローの押し下げを困難にする原因になっていた
ことがわかった。
【0004】すなわち、最上位の貼着位置が上方にあり
すぎると、ストローを指で押し下げることはできるもの
の、押し下げ時にケースがつぶれにくく、貼着部の接着
剤に指がひっかかってしまうこともあるため、指でスト
ロー2を下動し難くなることがわかった。したがって、
本発明の課題は、前記指摘点を解消すること、即ち、ケ
ースが容器側面に貼着されている状態において、指でス
トローを押し下げてストローをケースから押し出すとき
に、押し下げ易く、ストローをケースから取り出し易く
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明者らは鋭意研究を行った結果、下記の手段を
講ずることで課題を解決できることがわかった。本発明
の第1の解決手段は、ストローを入れたケースを容器側
面に複数箇所で貼着し、ストローをケースから押し出す
ときはストロー上端を押し下げるようしたストロー付き
飲料容器であって、最上位の貼着位置は、ストロー下端
がケース下端部にあるとき、ストロー上端より下とする
ことを特徴とする。
【0006】また、本発明の第2の解決手段は、ストロ
ーを入れたケースを容器側面に複数箇所で貼着し、ケー
スが容器側面に貼着されている状態でストローをケース
から押し出すときはストロー上端を押し下げるようした
ストロー付き飲料容器であって、最上位の貼着位置から
ケース上端部までの長さをa、ストロー上端からケース
上端部までの長さをb、ストロー下端からケース下端部
までの長さをcとすると、a>b+cとすることを特徴
とする。また、本発明の第3の解決手段は、上部が平坦
で下部に凹部が形成されている容器側面に、平坦部から
凹部にわたってストローを入れたケースを平坦部に複数
箇所で貼着し、ケースが容器側面に貼着されている状態
でストローをケースから押し出すときはストロー上端を
押し下げるようしたストロー付き飲料容器であって、上
位の貼着位置はストロー下端がケース下端部にあると
き、ストロー上端より下とし、下位の貼着位置は凹部の
直上部近傍とすることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】実施例のストロー付き飲料容器1
0は、二段で伸縮可能なストロー12を、縮状態で変形
し易いケース13に入れ、該ケース13を容器11の側
面に2箇所で貼着し、ストロー12をケース13から押
し出すときはストロー12の上端部をケース13に沿っ
てその上端から押し下げるようにしている点は、従来技
術と同様である。なお、本明細書の説明において、ケー
ス上端部及び下端部とは、ケースのシール部(糊付け
部)は考慮しないものとし、ストローが配置し得る部分
の上端及び下端位置を指すものとする。本実施例のスト
ロー12は、図1に示すように、容器11の側面に上下
に取り付けられる。ストロー12は伸縮可能であり、縮
状態で、変形し易い筒状で密閉されたポリプロピレン、
ポリエチレン等を素材とするケース13に入れられてい
る。また、ケース13は接着剤(ホットメルト)等の手
段により、上下の2箇所(上貼着部14及び下貼着部1
5)で容器11に取り付けられる。貼付は公知のホット
メルトにより行われる。
【0008】接着剤であるホットメルトによる貼着手段
(貼付装置20)について、図2に従って説明する。入
り口コンベア21から送られてくる容器11(実施例で
は、ヤクルトジョア(登録商標))は、回転する移動タ
ーレット22に送られ、次に隣接する顔合わせターレッ
ト23に移送された後に、ストロー貼着ターレット24
に送られる。また、ストロー12は、図3に示すよう
に、ケース連続帯16として長尺状に形成された分割可
能なケース13群に保持されており、ケース連続帯16
は、メガボックスストロー25から送りローラ25a・
・を介してカッティングドラム26に送られ、ストロー
カッタ27により1本毎に分断される。なお、ケース連
続帯16を用いた飲料容器への貼着手段の詳細は、例え
ば、特開平6−115526号公報、特開平7−529
29号公報に記載されている。
【0009】ケース群からなるケース連続帯16(図3
参照)の分断手段は、ギャザータイプ(切断面がジグザ
グ状、図3(a)の符号x参照)とストレートタイプ
(切断面が直線状、図3(b)の符号y参照)とがあ
る。ストレートタイプの方がカッティングの効率が高
く、貼着効率も向上できることから分断手段として望ま
しい。一方、ストレートタイプは切断面が直線状である
ことから、ケース13を容器11から取り外した場合に
は、破り難くストロー12が取り出し難いという問題が
ある。
【0010】上記のように、本実施例では、ケース13
からストロー12を取り出し易い技術を開発したことか
ら、ストロー貼着工程において、ストレートタイプの分
断手段を採用し易くなり、貼着効率を向上させることが
できるという効果もある。その後、ホットメルト塗布ユ
ニット28において、ケース13の上下の2箇所にホッ
トメルトが塗付され、ストロー貼着ターレット24に送
られて、該ストロー貼着ターレット24において容器1
1側面に貼付される。
【0011】実施例では、ホットメルトの上部の塗付位
置(上貼着部14)が特に重要であって、この位置は、
ストロー下端12bがケース13の下端部に当接状態に
あるとき、上位の貼着位置14はストロー上端部12a
より下とする。なお、貼着部は通常上下数mmの幅を有
しているが、最上位の貼着位置(貼着位置の上端部)と
は、この幅の最上位を指す。換言すれば、押し下げ操作
側の貼着位置(上貼着部14)の上端部からケース上端
部13aまでの長さをa、ストロー上端12aからケー
ス上端部13aまでの長さをb、ストロー下端12bか
らケース下端部13bまでの長さをcとすると、a>b
+cとなるように上貼着部14を設定する。
【0012】現在のヤクルトジョアにおける上貼着部1
4と下貼着部15の中心位置との間の長さは40mm
(従来品)となっているが、本実施例では、例えば上貼
着部14を10mm程度下げることで30mm程度(本
発明品)とすることが好ましい。本発明の優位性につい
ては、出願人会社で行った本発明品と従来品(表1に記
載)との「ストロー取り出し易さ」に関する官能検査に
ついて、パネラー30名(男性15名、女性15名)
に、絶対評価、比較評価、および特性選択肢評価を行っ
た。そしてその結果は、下記の通りである。
【0013】評価基準;各パネラーに下記の評価を付け
てもらった。 絶対評価;本発明品及び従来品の各々について、ストロ
ーの取り出しやすさを+3〜−3の7段階で評価 比較評価;本発明品及び従来品の各々について、どちら
がどの程度ストローを取り出しやすいかを+3〜−3の
7段階で評価 +3:非常に取り出しやすい、 +2:取り出しやす
い、 +1:やや取り出しやすい、 0:普通 −1:やや取り出しにくい、 −2:取り出しにく
い、 −3:非常に取り出しにくい 特性選択肢評価;本発明品及び従来品のストローの取り
出しについて、次の4項目であてはまる番号を選択(複
数回答可) ・スムーズ ・ひっかかる ・軽い ・重い そして、上記の評価の結果を下記の表2に示した。
【0014】
【表1】
【0015】
【表2】
【0016】〔評価結果〕 ・絶対評価では、本発明品0.87、従来品-0.37と本発明
品の評価が高く、 両サンプル間に有意な差がある。 ・比較評価でも、本発明品は従来品より評価が高く、両
サンプル間に有意な差がある。 ・特性選択肢評価では、本発明品はスムーズ,軽い、従
来品はひっかかる、重い。 したがって、上記官能検査によっても、本発明品の優位
性が実証された。
【0017】下貼着部15の位置については、特に限定
されるものではなく、その位置は任意であるが、2つの
貼着部14,15は、なるべく離したほうが、ケース1
3の取り付け状態が安定することは言うまでもない。そ
こで、本実施例のように、上部が平坦で下部に凹部17
が形成されている容器側面に、平坦部から凹部17にわ
たってケース13を平坦部に複数箇所で貼着する場合、
下位の貼着部15の位置は凹部17の直上部18近傍
(図1参照)とすることが望ましい。なお、前記直上部
18近傍とは、凹部17の上端縁から5mm以内に下貼
着部15の中心位置があるときをいう。また、凹部の位
置が飲料容器側部のどの高さにあっても、下貼着部15
は、ストローの取付状態の安定性からストロー12の中
間位置より下とするが望ましい。
【0018】そして、その後、ストロー付き飲料容器1
0は、送りターレット29,29を介して出口コンベア
30に送られる。本実施例のストロー付き飲料容器10
は、上記手段により完成する。上記構成において、消費
者がケース13からストロー12を取り出すときには、
ケース13の頂部(最上部)から指でストロー上端12
aを押し下げることで、ストロー12を下動させ、スト
ロー下端12bによりケース下端部13bの底部(最下
部)を突き破ってストロー12を取り出すが、ストロー
下端12bがケース13の下端部に当接状態にあると
き、上位の貼着位置14はストロー上端部12aより下
にあるから、ストロー下端12bがケース下端部13b
から突出するまで、上位の貼着部14がストロー12を
押し下げるときの障害とならないことから、ストロー1
2を押し下げ易く、結局ストロー12の取り出しが容易
となる。
【0019】なお、上記実施例は、貼着部が2箇所の場
合を例示したが、2以上の貼着部がある場合にも適用で
きることは言うまでもない。また、上記実施例では、容
器周面の凹部が下部位置にある例を示したが、該凹部が
容器周面の上部や中間部にあっても、本発明(請求項
1,2の発明)は適用し得るものである。
【0020】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成したから、
ケースが容器側面に貼着されている状態において、スト
ローを指で押し下げることが容易であり、ケースからス
トローを取り出すことが容易になる。また、下位の貼着
位置は凹部の直上部近傍とすることで、上下の貼着位置
を最も離すことができるから、ストロー入りケースの取
り付け状態が安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例の側面図。
【図2】同実施例に用いるストロー装着装置の説明図。
【図3】(a)(b)共、同実施例に用いるケース連続帯
の説明図。
【図4】従来技術に係る飲料容器の側面図。
【符号の説明】
1・・・容器 (従来) 2・・・ストロ
ー 3・・・ケース 4・・・上貼着
位置 5・・・下貼着位置 10・・ストロー付き飲料容器 11・・容器(本発明) 12・・ストロ
ー 12a・・ストロー上端(最上位の貼着位置) 12b・・ストロー下端 13・・ケース 13a・・ケース上端部 13b・・ケース
下端部 14・・上貼着部 15・・下貼着
部 16・・ケース連続帯 17・・凹部 18・・(凹部の)直上部 20・・貼付装
置 21・・入り口コンベア 22・・移動タ
ーレット 23・・顔合わせターレット 24・・ストロ
ー貼着ターレット 25・・メガボックスストロー 25a・・送りロ
ーラ 26・・カッティングドラム 27・・ストロ
ーカッタ 28・・ホットメルト塗布ユニット 29・・送りタ
ーレット 30・・出口コンベア a・・・上貼着位置14からケース上端13aまでの長さ b・・・ストロー上端12aからケース上端13aまでの長さ c・・・ストロー下端12bからケース下端部13bまでの長
【手続補正書】
【提出日】平成13年3月12日(2001.3.1
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1・・・容器 (従来) 2・・・ストロ
ー 3・・・ケース 4・・・上貼着
位置 5・・・下貼着位置 10・・ストロー付き飲料容器 11・・容器(本発明) 12・・ストロー 12a・・ストロー上端 12b・・ストロー下端 13・・ケース 13a・・ケース上端部 13b・・ケース
下端部 14・・上貼着部 15・・下貼着部 16・・ケース連続帯 17・・凹部 18・・(凹部の)直上部 20・・貼付装置 21・・入り口コンベア 22・・移動ター
レット 23・・顔合わせターレット 24・・ストロー
貼着ターレット 25・・メガボックスストロー 25a・・送りロ
ーラ 26・・カッティングドラム 27・・ストロー
カッタ 28・・ホットメルト塗布ユニット 29・・送りター
レット 30・・出口コンベア a・・・上貼着14からケース上端13aまでの長さ b・・・ストロー上端12aからケース上端13aまでの長
さ c・・・ストロー下端12bからケース下端部13bまでの長

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ストローを入れたケースを容器側面に複数
    箇所で貼着し、ストローをケースから押し出すときはス
    トロー上端を押し下げるようしたストロー付き飲料容器
    であって、最上位の貼着位置は、ストロー下端がケース
    下端部にあるとき、ストロー上端より下とすることを特
    徴とするストロー付き飲料容器。
  2. 【請求項2】ストローを入れたケースを容器側面に複数
    箇所で貼着し、ケースが容器側面に貼着されている状態
    でストローをケースから押し出すときはストロー上端を
    押し下げるようしたストロー付き飲料容器であって、最
    上位の貼着位置からケース上端部までの長さをa、スト
    ロー上端からケース上端部までの長さをb、ストロー下
    端からケース下端部までの長さをcとすると、a>b+
    cとすることを特徴とするストロー付き飲料容器。
  3. 【請求項3】上部が平坦で下部に凹部が形成されている
    容器側面に、平坦部から凹部にわたってストローを入れ
    たケースを平坦部に複数箇所で貼着し、ケースが容器側
    面に貼着されている状態でストローをケースから押し出
    すときはストロー上端を押し下げるようしたストロー付
    き飲料容器であって、上位の貼着位置はストロー下端が
    ケース下端部にあるとき、ストロー上端より下とし、下
    位の貼着位置は凹部の直上部近傍とすることを特徴とす
    るストロー付き飲料容器。
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