JP2002264327A - インクジェットヘッド - Google Patents

インクジェットヘッド

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JP2002264327A
JP2002264327A JP2001072703A JP2001072703A JP2002264327A JP 2002264327 A JP2002264327 A JP 2002264327A JP 2001072703 A JP2001072703 A JP 2001072703A JP 2001072703 A JP2001072703 A JP 2001072703A JP 2002264327 A JP2002264327 A JP 2002264327A
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JP
Japan
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liquid chamber
fluid resistance
jet head
common
pressurized
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JP2001072703A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Okada
康之 岡田
Kenichi Ogata
賢一 尾方
Atsushi Takaura
淳 高浦
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 他の非駆動の加圧液室への影響を少なくなる
ようにしたインクジェットヘッドを提供する。 【解決手段】 共通液室と接続された加圧液室の一面に
振動板が配置され、該振動板の変位動作により前記加圧
液室内の圧力を上昇させて吐出口よりインクを吐出させ
るインクジェットヘッドにおいて、前記共通液室と前記
加圧液室との接続を2系統とすると共に前記加圧液室で
加圧された加圧波の前記共通液室への伝搬時間を異なら
せる接続手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクを吐出させる
インクジェットヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばインクジェットプリンタにおいて
は、加圧液室に振動板によって加えられた圧力によって
加圧液室内のインクが吐出口より吐出し、用紙に画像を
形成している。
【0003】また吐出したインクを補充するために各加
圧液室に共通の液室が設けられており、該共通液室より
加圧液室にインクの補充を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】今日では高密度の画像
形成が要求され、このため前記加圧液室の配置間隔が短
くなる。このように加圧液室の間隔が短くなると、加圧
液室に加えられた圧力が共通液室を介して他の加圧液室
に伝わり、非駆動の加圧液室よりインクが吐出すること
が発生する。
【0005】本発明は他の非駆動の加圧液室への影響を
少なくするようにしたインクジェットヘッドを提供する
ことを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明において
は、共通液室と接続された加圧液室の一面に振動板が配
置され、該振動板の変位動作により前記加圧液室内の圧
力を上昇させて吐出口よりインクを吐出させるインクジ
ェットヘッドにおいて、前記共通液室と前記加圧液室と
の接続を2系統とすると共に前記加圧液室で加圧された
加圧波の前記共通液室への伝搬時間を異ならせる接続手
段を設ける。
【0007】請求項2の発明においては、前記共通液室
と前記加圧液室間を接続する流体抵抗路の長さを異なら
せて前記伝搬時間を異ならせる。請求項3の発明におい
ては、前記共通液室と前記加圧液室間を接続する流体抵
抗路の面積を異ならせて前記伝搬時間を異ならせる。
【0008】請求項4の発明においては、前記共通液室
と前記加圧液室間を前記流体抵抗路と前記流体抵抗路の
流体抵抗値と異なる流体抵抗値を有する通路とで接続
し、前記通路の長さを異ならせて前記伝搬時間を異なら
せる。
【0009】請求項5の発明においては、前記通路を前
記2系統の内の1系統に設ける。請求項6の発明におい
ては、前記流体抵抗路および前記通路を矩形で形成し、
前記流体抵抗路および前記通路の幅または高さを等しく
する。
【0010】請求項7の発明においては、前記加圧液室
に共通通路を設け、該共通通路より分岐して前記2系統
の前記接続手段を設ける。請求項8の発明においては、
前記共通液室を前記接続手段の前記2系統に対応して独
立に設ける。
【0011】請求項9の発明においては、前記2系統に
対応して設けた前記共通液室が前記加圧液室の左右対象
に設ける。請求項10の発明においては、前記独立して
設けられた2個の共通液室を同一構造とし、該2個の共
通液室が基板より同じ高さとする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1を参照
して説明する。図1は本発明の第1の実施例の構成図で
(A)を側面断面図、(B)はX−X線断面図である。
図1において、1はインクを吐出させる吐出口、2は噴
射通路、3は加圧液室、4および8は圧加液室3の左右
に独立して設けられた共通液室、5および7はそれぞれ
圧加液室3と共通液室4および8とを接続する流体抵抗
路、6は加圧液室3に圧力を加える振動板である。
【0013】加圧液室3の底面が振動板6によって押上
げられると、加圧液室3内のインクは噴射通路2を通っ
て吐出口1より吐出する。振動板6の押上げが無くなる
と、共通液室4および8より流体抵抗路5および7を介
して加圧液室3に吐出口1より吐出したインクを補充し
て充満する。
【0014】本発明においては、流体抵抗路5と流体抵
抗路7の長さを異ならせる。このように流体抵抗路5と
7との長さを異ならせることによって加圧液室3に加え
られた圧力が共通液室4および8に伝搬する時間が異な
り、共通液室4および8を介して他の加圧液室の加圧が
時間的に分散される。したがって他の加圧液室に加わる
圧力のピークが低くなり吐出口よりのインクの吐出が無
くなる。
【0015】図2は、吐出口1の内径20μm、吐出通
路2の長さ50μm、振動板6の長さ2500μm、振
動板6の厚さ3μm、加圧液室3の長さ3000μm、
加圧液室3の幅130μm、加圧液室3の高さ400μ
m、流体抵抗路7の長さ500μm、流体抵抗路5およ
び7の高さ50μm、流体抵抗路5および7の幅70μ
m、共通液室4および8の長さ1000μm、共通液室
4および8の高さ550μm、1bitピッチ169μ
mとしたとき、流体抵抗路5の長さ(流体抵抗路7の長
さは500μmに固定)の変化に対する加圧液室3に設
けられた吐出口1の圧力を測定した実験結果である。
【0016】流体抵抗路7に対する5の長さが異なるに
従って非駆動のビットの吐出口圧力が減少することがわ
かる。なお実施例では流体抵抗路7に対する流体抵抗路
5の長さを異なるようにしていたが、面積を異なるよう
にしてもよい。
【0017】つぎに、図3を参照して、第2の実施例に
ついて説明する。第1の実施例では、図1で説明したよ
うに、流体抵抗路5の長さを流体抵抗路7の長さより長
くしていたが、第2の実施例では、図3に示されるよう
に、流体抵抗路5と流体抵抗路7の長さを等しくし、流
体抵抗路5には流体抵抗路5の流体抵抗値とは異なる
(小さい)通路9を接続して共通液室4に接続するよう
にしたものである。
【0018】このように通路9を接続することによって
第1の実施例と同様な効果が得られる。なお通路9の幅
は図3(B)に示されるように流体抵抗路5の幅を等し
くすることによって製造がしやすくなる。なお通路9の
高さを流体抵抗路5の高さと等しくするようにしてもよ
い。
【0019】つぎに、図4を参照して、第3の実施例を
説明する。第2の実施例では、図3に示されるように、
流体抵抗路5のみに通路9を接続していたが、第3の実
施例では、図4に示されるように、流体抵抗路7にも通
路10を接続して共通液室8に接続するようにしたもの
である。
【0020】なお図4では、通路9と通路10の流体抵
抗値が異なるようにしているが、流体抵抗値を同じと
し、長さを異なるようにしてもよい。なお通路9を構成
する平面の中で最も広い一面およびその対面を、流体抵
抗路5を構成する平面の中の一面およびその対面と、そ
れぞれ同一平面で接続されるようにすれば、これらの壁
面が同一工程で作成できるので、容易に形成することが
できる。
【0021】つぎに、図5を参照して、第4の実施例を
説明する。第2の実施例では、図3に示されるように、
加圧液室3の対向する面に流体抵抗路5および7を設け
ていたが、第4の実施例では図5に示されるように、加
圧液室3の一面に流体抵抗路5および7を設けるように
したものである。このように構成することによって共通
液室4および8からの圧力波が振動板に到達する前に合
成されるため、相互干渉を少なくすることができる。
【0022】つぎに、図6を参照して、第5の実施例を
説明する。第4の実施例では、図5に示されるように、
加圧液室3の一面に流体抵抗路5および7を設けていた
が、第5の実施例では、図6に示されるように、加圧液
室3の一面に共通通路11を設け、共通通路11の他端
を分岐して流体抵抗路5および7に接続するようにした
ものである。このように構成することによって第3の実
施例よりも圧力波の合成がしやすくなる。
【0023】つぎに、図7を参照して、第6の実施例を
説明する。第4の実施例では、図5に示されるように、
共通液室4および共通液室8の基板よりの高さが異なっ
ていた。第6の実施例では、図7に示されるように、共
通液室4および8を同一構造とすると共に、基板よりの
高さも等しく、通路9を介して共通液室4に接続する。
【0024】このように構成することによって、共通液
室4および8の最も面積が広い上面および下面が同一面
上となるので、製造工程において上面および下面を同一
工程で作成できるので、容易に形成することができる。
【0025】なお実施例では共通液室4および共通液室
8の2個の共通液室を設けるようにしていたが、共通液
室を1個にし、この共通液室より前述した2系統で加圧
室3にインクを補充するようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、共通液室と加圧液
室との接続を2系統とし、加圧液室で加圧された加圧波
の共通液室への伝搬時間を異なるようにしたので、非駆
動の他の加圧液室に対する影響を少なくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成図である。
【図2】実験結果を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施例の構成図である。
【図4】本発明の第3の実施例の構成図である。
【図5】本発明の第4の実施例の構成図である。
【図6】本発明の第5の実施例の構成図である。
【図7】本発明の第6の実施例の構成図である。
【符号の説明】
1 吐出口 2 噴射通路 3 加圧液室 4,8 共通液室 5,7 流体抵抗路 6 振動板 9,10 通路 11 共通通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高浦 淳 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2C057 AF40 AG12 AG30 AG32 AG68 BA03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通液室と接続された加圧液室の一面に
    振動板が配置され、該振動板の変位動作により前記加圧
    液室内の圧力を上昇させて吐出口よりインクを吐出させ
    るインクジェットヘッドにおいて、前記共通液室と前記
    加圧液室との接続を2系統とすると共に前記加圧液室で
    加圧された加圧波の前記共通液室への伝搬時間を異なら
    せる接続手段を設けたことを特徴とするインクジェット
    ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記共通液室と前記加圧液室間を接続す
    る流体抵抗路の長さを異ならせて前記伝搬時間を異なら
    せるようにしたことを特徴とする請求項1記載のインク
    ジェットヘッド。
  3. 【請求項3】 前記共通液室と前記加圧液室間を接続す
    る流体抵抗路の面積を異ならせて前記伝搬時間を異なら
    せるようにしたことを特徴とする請求項1記載のインク
    ジェットヘッド。
  4. 【請求項4】 前記共通液室と前記加圧液室間を前記流
    体抵抗路と前記流体抵抗路の流体抵抗値と異なる流体抵
    抗値を有する通路とで接続し、前記通路の長さを異なら
    せて前記伝搬時間を異ならせるようにしたことを特徴と
    する請求項1記載のインクジェットヘッド。
  5. 【請求項5】 前記通路を前記2系統の内の1系統に設
    けたことを特徴とする請求項4記載のインクジェットヘ
    ッド。
  6. 【請求項6】 前記流体抵抗路および前記通路を矩形で
    形成し、前記流体抵抗路および前記通路の幅または高さ
    を等しくしたことを特徴とする請求項4または5記載の
    インクジェットヘッド。
  7. 【請求項7】 前記加圧液室に共通通路を設け、該共通
    通路より分岐して前記2系統の前記接続手段を設けるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに
    記載のインクジェットヘッド。
  8. 【請求項8】 前記共通液室を前記接続手段の前記2系
    統に対応して独立に設けるようにしたことを特徴とする
    請求項1乃至7のいずれかに記載のインクジェットヘッ
    ド。
  9. 【請求項9】 前記2系統に対応して設けた前記共通液
    室が前記加圧液室の左右対象に設けるようにしたことを
    特徴とする請求項8記載のインクジェットヘッド。
  10. 【請求項10】 前記独立して設けられた2個の共通液
    室を同一構造とし、該2個の共通液室が基板より同じ高
    さとしたことを特徴とする請求項8または9記載のイン
    クジェットヘッド。
JP2001072703A 2001-03-14 2001-03-14 インクジェットヘッド Withdrawn JP2002264327A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012171255A (ja) * 2011-02-22 2012-09-10 Kyocera Corp インクジェットヘッド及び記録装置
JP2013075404A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Brother Industries Ltd 液滴噴射装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012171255A (ja) * 2011-02-22 2012-09-10 Kyocera Corp インクジェットヘッド及び記録装置
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Effective date: 20080603