JP2002264241A - 被接着物および被接着物の接着方法 - Google Patents

被接着物および被接着物の接着方法

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JP2002264241A
JP2002264241A JP2001064630A JP2001064630A JP2002264241A JP 2002264241 A JP2002264241 A JP 2002264241A JP 2001064630 A JP2001064630 A JP 2001064630A JP 2001064630 A JP2001064630 A JP 2001064630A JP 2002264241 A JP2002264241 A JP 2002264241A
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bonded
bonding
adhesive layer
tile
hot melt
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Yasuyoshi Tone
康由 利根
Zenjirou Hayafune
善次郎 早舩
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被接着物本体の接着作業を効率よく行なう。 【解決手段】 厚さが5mmの磁器タイル1の本体接着
面に厚さが約250μmのホットメルト接着剤2、厚さ
が25μmのアルミニウム箔3、厚さが約250μmの
ホットメルト接着剤4からなる接着層5を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁器タイル、木片、
コルク片、プラスチック片等の被接着物および被接着物
の接着方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、磁器タイルを建物の壁に接着する
ときには、セメントを壁に塗布したのち、磁器タイルを
壁に貼り付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、セメントを壁
に塗布したのち、磁器タイルを壁に貼り付けたときに
は、セメントが乾くのに長時間を要し、養生期間として
1週間程度要するから、磁器タイルの接着作業を効率よ
く行なうことができない。
【0004】本発明は上述の課題を解決するためになさ
れたもので、被接着物本体の接着作業を効率よく行なう
ことができる被接着物、被接着物の接着方法を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明においては、被接着物において、被接着物本
体の本体接着面にホットメルト接着剤を含む接着層を設
ける。
【0006】また、被接着物の接着方法において、被接
着物本体の本体接着面にホットメルト接着剤を含む接着
層を設けた被接着物の上記接着層部に高周波誘導加熱装
置により高周波を照射する。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る被接着物を示
す図で、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A断面図であ
る。図に示すように、被接着物本体である厚さが5mm
の磁器タイル1の本体接着面すなわち壁等の磁器タイル
1を接着すべきタイル接着面(被接着物接着面)に接着
される面に厚さが約250μmの変性ポリアミド系接着
剤等のホットメルト接着剤(熱可塑性接着剤)2、厚さ
が25μmのアルミニウム箔3、厚さが約250μmの
変性ポリアミド系接着剤等のホットメルト接着剤4から
なる円形の接着層5が設けられ、接着層5はアルミニウ
ム箔3の両側にホットメルト接着剤2、4が設けられて
いる。
【0008】つぎに、図1に示した被接着物の製造方法
について説明する。まず、磁器タイル1を搬送しなが
ら、加熱して溶融したホットメルト接着剤2をノズル、
ローラ等により塗布し、つぎにホットメルト接着剤2上
にアルミニウム箔3を載せ、さらにアルミニウム箔3上
に加熱して溶融したホットメルト接着剤4をノズル、ロ
ーラ等により塗布し、ホットメルト接着剤2、4を自然
冷却する。
【0009】つぎに、図1に示した被接着物の接着方法
すなわち本発明に係る被接着物の接着方法について説明
する。まず、被接着物接着面であるタイル接着面に被接
着物の接着層5を当接する。つぎに、磁器タイル1の接
着層5が設けられた面とは反対側の面側から、電源部と
高周波発生部とが分離されかつ高周波発生部を手で持つ
ことができる高周波誘導加熱装置(たとえば、東和電気
株式会社製のオールオーバー接着装置)を使用して接着
層5部に高周波を3秒間照射し、十数秒間磁器タイル1
をタイル接着面に押し付ける。すると、高周波によって
接着層5のアルミニウム箔3が加熱され、アルミニウム
箔3が高温になると、アルミニウム箔3によってホット
メルト接着剤2、4が加熱され、ホットメルト接着剤
2、4が溶融したのち、ホットメルト接着剤2、4が自
然冷却して、磁器タイル1がタイル接着面に接着され
る。つぎに、目地詰めを行ない、化粧仕上げを行なう。
【0010】この被接着物、被接着物の接着方法におい
ては、タイル接着面に被接着物の接着層5を当接し、高
周波誘導加熱装置を使用して接着層5部に高周波を照射
すれば、磁器タイル1をタイル接着面に接着することが
できるから、磁器タイル1の接着作業を効率よく行なう
ことができる。また、タイル接着面に磁器タイル1が接
着された状態で、磁器タイル1の接着層5が設けられた
面とは反対側の面側から高周波誘導加熱装置を使用して
接着層5部に高周波を照射すれば、ホットメルト接着剤
2、4が溶融するから、タイル接着面から磁器タイル1
を容易に剥がすことができる。また、タイル接着面に被
接着物の接着層5を当接し、高周波誘導加熱装置を使用
して接着層5部に高周波を照射することにより、磁器タ
イル1をタイル接着面に仮止めし、さらに高周波誘導加
熱装置を使用して接着層5部に高周波を照射することに
より、ホットメルト接着剤2、4を再度溶融すれば、磁
器タイル1の位置を修正することができるから、磁器タ
イル1を正確な位置に接着することができる。
【0011】図2は本発明に係る他の被接着物に使用さ
れるアルミニウム箔を示す図である。図に示すように、
アルミニウム箔11に複数の孔12が設けられている。
【0012】このような複数の孔12が設けられたアル
ミニウム箔11の両側にホットメルト接着剤を有する接
着層を磁器タイルの本体接着面に設けたときには、アル
ミニウム箔11の両側のホットメルト接着剤が孔12部
で連結するから、磁器タイルの接着力が向上する。
【0013】図3は図1に示した被接着物を有する被接
着物集合体を示す図である。図に示すように、プラスチ
ックからなる枠21の空間部に図1に示した被接着物が
嵌め込まれており、枠21の厚さすなわち図3紙面直角
方向の寸法は磁器タイル1の厚さよりも小さい。
【0014】この被接着物集合体においては、複数枚す
なわち6枚の磁器タイル1の位置合わせを一度に行なう
ことができるから、磁器タイル1の接着作業を効率よく
行なうことができる。また、枠21を目地として使用す
ることができるから、目地詰め作業を行なう必要がない
ので、磁器タイル1の接着作業を効率よく行なうことが
できる。
【0015】図4は本発明に係る被接着物を有する被接
着物を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B断
面図である。図に示すように、被接着物本体である厚さ
が5mmの磁器タイル31の本体接着面に厚さが約50
0μmのホットメルト接着剤からなる円形の接着層32
が設けられている。
【0016】つぎに、図4に示した被接着物の製造方法
について説明する。まず、磁器タイル31を搬送しなが
ら、加熱して溶融したホットメルト接着剤をノズル、ロ
ーラ等により塗布し、ホットメルト接着剤を自然冷却す
る。
【0017】つぎに、図4に示した被接着物の接着方法
について説明する。まず、表面に金属層を有するタイル
接着面に被接着物の接着層32を当接する。つぎに、磁
器タイル31の接着層32が設けられた面とは反対側の
面側から高周波誘導加熱装置を使用して接着層32部に
高周波を3秒間照射し、十数秒間磁器タイル31をタイ
ル接着面に押し付ける。すると、高周波によってタイル
接着面の金属層が加熱され、金属層が高温になると、金
属層によって接着層32のホットメルト接着剤が加熱さ
れ、ホットメルト接着剤が溶融したのち、ホットメルト
接着剤が自然冷却して、磁器タイル31がタイル接着面
に接着される。つぎに、目地詰めを行ない、化粧仕上げ
を行なう。
【0018】この被接着物、被接着物の接着方法におい
ては、タイル接着面に被接着物の接着層32を当接し、
高周波誘導加熱装置を使用して接着層32部に高周波を
照射すれば、磁器タイル31をタイル接着面に接着する
ことができるから、磁器タイル31の接着作業を効率よ
く行なうことができる。また、タイル接着面に磁器タイ
ル31が接着された状態で、磁器タイル31の接着層3
2が設けられた面とは反対側の面側から高周波誘導加熱
装置を使用して接着層32部に高周波を照射すれば、接
着層32のホットメルト接着剤が溶融するから、タイル
接着面から磁器タイル31を容易に剥がすことができ
る。また、タイル接着面に被接着物の接着層32を当接
し、高周波誘導加熱装置を使用して接着層32部に高周
波を照射することにより、磁器タイル31をタイル接着
面に仮止めし、さらに高周波誘導加熱装置を使用して接
着層32部に高周波を照射することにより、ホットメル
ト接着剤を再度溶融すれば、磁器タイル31の位置を修
正することができるから、磁器タイル31を正確な位置
に接着することができる。
【0019】なお、上述実施の形態においては、被接着
物本体が磁器タイル1、31の場合について説明した
が、被接着物本体が木片、コルク片、プラスチック片等
の場合にも本発明を適用することができる。また、上述
実施の形態においては、金属箔としてアルミニウム箔
3、11を用いたが、他の金属箔を用いてもよい。ま
た、上述実施の形態においては、円形の接着層5、32
を設けたが、他の形状の接着層を設けてもよい。
【0020】このように、被接着物において、被接着物
本体の本体接着面にホットメルト接着剤からなる接着層
を設ける。
【0021】また、被接着物の接着方法において、被接
着物本体の本体接着面にホットメルト接着剤からなる接
着層を設けた被接着物の上記接着層部に高周波誘導加熱
装置により高周波を照射する。
【0022】この被接着物、被接着物の接着方法におい
ては、表面に金属層を有する被接着物接着面に被接着物
本体を接着することができる。
【0023】また、被接着物において、被接着物本体の
本体接着面に金属箔の両側にホットメルト接着剤を有す
る接着層を設ける。
【0024】また、被接着物の接着方法において、被接
着物本体の本体接着面に金属箔の両側にホットメルト接
着剤を有する接着層を設けた被接着物の上記接着層部に
高周波誘導加熱装置により高周波を照射する。
【0025】この被接着物、被接着物の接着方法におい
ては、表面に金属層を有しない被接着物接着面に被接着
物本体を接着することができる。
【0026】また、被接着物において、被接着物本体の
本体接着面に複数の孔が設けられた金属箔の両側にホッ
トメルト接着剤を有する接着層を設ける。
【0027】また、被接着物の接着方法において、被接
着物本体の本体接着面に複数の孔が設けられた金属箔の
両側にホットメルト接着剤を有する接着層を設けた被接
着物の上記接着層部に高周波誘導加熱装置により高周波
を照射する。
【0028】この被接着物、被接着物の接着方法におい
ては、表面に金属層を有しない被接着物接着面に被接着
物本体を接着することができ、また被接着物の接着力が
向上する。
【0029】また、被接着物集合体において、被接着物
本体の本体接着面に、ホットメルト接着剤を含む接着
層、ホットメルト接着剤からなる接着層、金属箔の両側
にホットメルト接着剤を有する接着層、または複数の孔
が設けられた金属箔の両側にホットメルト接着剤を有す
る接着層を設けた複数の被接着物を、枠の空間部に嵌め
込む。
【0030】この被接着物集合体においては、複数枚の
被接着物本体の位置合わせを一度に行なうことができる
から、被接着物本体の接着作業を効率よく行なうことが
できる。
【0031】
【発明の効果】本発明に係る被接着物、被接着物の接着
方法においては、被接着物接着面に被接着物の接着層を
当接し、高周波誘導加熱装置を使用して接着層部に高周
波を照射すれば、被接着物本体を被接着物接着面に接着
することができるから、被接着物本体の接着作業を効率
よく行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る被接着物を示す図である。
【図2】本発明に係る他の被接着物に使用されるアルミ
ニウム箔を示す図である。
【図3】図1に示した被接着物を有する被接着物集合体
を示す図である。
【図4】本発明に係る他の被接着物を示す図である。
【符号の説明】
1…磁器タイル 2…ホットメルト接着剤 3…アルミニウム箔 4…ホットメルト接着剤 5…接着層 11…アルミニウム箔 12…孔 21…枠 31…磁器タイル 32…接着層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AB10 AB33 AD00 AR00B AT00A BA02 BA07 JL02 JL12B 4J040 EG001 JB01 MA02 MA04 MA08 MA10 MB03 NA12 PA23 PA31 PB03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被接着物本体の本体接着面にホットメルト
    接着剤を含む接着層を設けたことを特徴とする被接着
    物。
  2. 【請求項2】被接着物本体の本体接着面にホットメルト
    接着剤を含む接着層を設けた被接着物の上記接着層部に
    高周波誘導加熱装置により高周波を照射することを特徴
    とする被接着物の接着方法。
JP2001064630A 2001-03-08 2001-03-08 被接着物および被接着物の接着方法 Pending JP2002264241A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012001975A (ja) * 2010-06-17 2012-01-05 Sekisui House Ltd タイル貼着構造、タイル貼着方法、及び壁下地のシーリング目地補修方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012001975A (ja) * 2010-06-17 2012-01-05 Sekisui House Ltd タイル貼着構造、タイル貼着方法、及び壁下地のシーリング目地補修方法

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