JP2002263889A - 筒状部材全周溶接装置及び筒状部材全周溶接方法 - Google Patents
筒状部材全周溶接装置及び筒状部材全周溶接方法Info
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Abstract
軸芯同一に全周溶接可能な筒状部材全周溶接装置及び筒
状部材全周溶接方法を提供すること。 【解決手段】内周面が円錐面となるマンドレルブッシュ
3を第一筒状体1を貫通して第二筒状体2の少なくとも
先端部に到達させた状態で、円錐状のマンドレルアーバ
ー4を押し込んでマンドレルブッシュ3を拡径してマン
ドレルブッシュ3の平坦な外周面部で両筒状体1、2の
内周面を軸方向に一致させ、第二筒状体2の少なくとも
先端部の軸芯位置を第一筒状体1のそれに一致させ、か
つ、第二筒状体2の基端軸芯を、あらかじめマンドレル
ブッシュ3の軸芯と一致させたセンタ5で支持すること
により、第二筒状体2の基端軸芯を第一筒状体1のそれ
に一致させる。これにより、両筒状体1、2の軸芯ずれ
を簡単かつ高精度に防止して、凹凸のない全周溶接を可
能とすることができる。。
Description
数の筒状部材を全周溶接する筒状部材全周溶接装置及び
筒状部材全周溶接方法に関する。
用途において内径が等しい複数のパイプを軸芯同一に全
周突き合わせ溶接する必要があり、このため従来より、
同一軸芯を有して互いに対向するセンタと回転チャック
で両パイプを軸方向に挟圧しつつ、回転チャックを回転
させて溶接を行っていた。
せ端部で両パイプの軸芯がずれ易く、その結果、突き合
わせ溶接面が凸凹状態となる不具合があった。
100を径内方向へ厚肉化し、このパイプ100の先端
部に他方のパイプの先端部が嵌着される段差を設け、両
パイプの軸芯ずれなしに全周溶接を行い、その後、パイ
プ100の厚肉部分を切削除去する方式が考えられた。
部のクリアランス分の軸芯ずれは避けがたく、その上、
パイプが長い場合には、上記挟圧により両パイプの突き
合わせ部が径方向へ倒れてずれが生じる場合があった。
更に、切削工程が必要なため、材料費、加工費が増大す
るという欠点もあった。
あり、略等内径の複数の筒状体を高精度、低コストで軸
芯同一に全周溶接可能な筒状部材全周溶接装置及び筒状
部材全周溶接方法を提供することをその目的としてい
る。
溶接装置は、第一筒状体を貫通して前記第一筒状体と略
等内径の第二筒状体の先端部に挿入されるとともに拡径
方向に弾性変形可能な筒状部を有し、前記筒状部は、先
細の内周面部と、軸方向に平坦な外周面部とを有するマ
ンドレルブッシュ、前記マンドレルブッシュの軸芯と一
致する軸芯をもつように前記第二筒状体の少なくとも基
端部を支持する第二筒状体支持部材、前記マンドレルブ
ッシュの前記筒状部の軸芯と一致する軸芯を有して前記
第二筒状体支持部材に向けて前記筒状部に嵌入される円
錐部を有し、前記円錐部は、軸方向に進退して前記筒状
部の径を拡縮するマンドレルアーバー、前記両筒状体の
先端面を突き合わせる突き合わせ機構、及び、前記両筒
状体の先端面が突き合わせされ、前記マンドレルブッシ
ュの前記筒状部が前記第一筒状体を貫通して前記第二筒
状体に挿入され、前記マンドレルアーバーの前記円錐部
が前記マンドレルブッシュの前記筒状部内に進出して前
記筒状部を拡径することにより前記筒状部の外周面を前
記両筒状体の内周面に密着させた後、前記両筒状体の突
き合わせ端部を全周溶接する全周溶接機構、を備えるこ
とを特徴としている。
なマンドレルブッシュを第一筒状体を貫通して第二筒状
体の少なくとも先端部に到達させた状態で、マンドレル
ブッシュ側からマンドレルブッシュ内にマンドレルアー
バーを押し込んでマンドレルブッシュを拡径してマンド
レルブッシュの平坦な外周面部で両筒状体の内周面を軸
方向に一致させ、第二筒状体の少なくとも先端部の軸芯
位置を第一筒状体のそれに一致させ、かつ、第二筒状体
の基端軸芯を、あらかじめマンドレルブッシュの軸芯と
一致させた第二筒状体支持部材で支持することにより第
二筒状体の基端軸芯を第一筒状体のそれに一致させるの
で、両筒状体の軸芯ずれを簡単かつ高精度に防止して、
凹凸のない全周溶接を可能とすることができる。
エネルギースポットを突き合わせ端部に対して周方向に
相対回転する必要があるが、この回転は、マンドレルア
ーバー及びマンドレルブッシュを回転させることにより
実現してもよく、第二筒状体支持部材を回転させること
により実施してもよく、溶接エネルギースポットを回転
させてもよい。第二筒状体支持部材としては通常のセン
タとしてもよく、なんらかのチャック機構を採用しても
よい。
を周方向複数等分して構成することができる。この場
合、非挿入時にこの筒状部の外周面は先細に形成するこ
とが挿入容易化のために好適である。また、マンドレル
ブッシュを、筒体としその弾性変形による拡縮を利用し
てもよい。
ドレルブッシュは、前記筒状部の基端部から径外側に延
在して前記突き合わせ機構をなす円盤状のフランジ部を
有して軸方向変位可能に配設されて前記第一筒状体の基
端に当接し、前記フランジ部は前記第一筒状体を軸方向
に付勢することを特徴としている。
ブッシュの基端に設けられたフランジ部は、第一筒状体
を第二筒状体支持部材へ向けて付勢するので、簡素な構
成で、突き合わせ機構を実現することができる。
筒状体を貫通して前記第一筒状体と略等内径の第二筒状
体の先端部に挿入されるとともに拡径方向に弾性変形可
能な筒状部を有し、前記筒状部は、先広の内周面部と、
軸方向に平坦な外周面部とを有するマンドレルブッシ
ュ、先細円錐面を有する先端部と前記第二筒状体の内径
と略等径の外径、並びに、前記マンドレルブッシュの軸
芯と一致する軸芯を有して前記第二筒状体に挿入される
軸方向進退可能なマンドレルアーバーを含み、前記マン
ドレルアーバーの前記先端部は軸方向に進退して前記マ
ンドレルブッシュの前記筒状部の径を拡縮する第二筒状
体支持部材、前記両筒状体の先端面を突き合わせる突き
合わせ機構、及び、前記両筒状体の先端面が突き合わせ
され、前記マンドレルブッシュの前記筒状部が前記第一
筒状体を貫通して前記第二筒状体に挿入され、前記マン
ドレルアーバーの前記円錐部が前記マンドレルブッシュ
の前記筒状部内に進出して前記筒状部を拡径することに
より前記筒状部の外周面を前記両筒状体の内周面に密着
させた後、前記両筒状体の突き合わせ端部を全周溶接す
る全周溶接機構を備えることを特徴としている。
ンドレルブッシュを第一筒状体を貫通して第二筒状体の
少なくとも先端部に到達させた状態で、マンドレルアー
バーの軸芯とマンドレルブッシュの軸芯とを一致するマ
ンドレルアーバーを第二筒状体を貫通してマンドレルブ
ッシュ内に押し込んでマンドレルブッシュを拡径するこ
とによりマンドレルブッシュの平坦な外周面部で両筒状
体の内周面を軸方向に一致させ、これにより第二筒状体
の軸芯を全長にわたって第一筒状体のそれに一致させる
ので、両筒状体の軸芯ずれを簡単かつ高精度に防止し
て、凹凸のない全周溶接を可能とすることができる。
ーバーを回転可能に基台に支持してもよく、あるいはマ
ンドレルアーバーの基端を軸芯同一かつ相対回転自在に
支持するセンタ(基台に回転自在に支持される円錐体)
を設けてもよい。
エネルギースポットを突き合わせ端部に対して周方向に
相対回転する必要があるが、この回転は、マンドレルア
ーバー及びマンドレルブッシュを回転させることにより
実現してもよく、溶接エネルギースポットを回転させて
もよい。第二筒状体支持部材としては通常のセンタとし
てもよく、なんらかのチャック機構を採用してもよい。
マンドレルブッシュは、略円筒状の筒状部を周方向複数
等分して構成することができる。この場合、非挿入時に
この筒状部の外周面は先細に形成することが挿入容易化
のために好適である。
ドレルブッシュは、前記筒状部の基端部から径外側に延
在して前記突き合わせ機構の一部をなす円盤状のフラン
ジ部を有して前記第一筒状体の基端に当接し、前記突き
合わせ機構は、前記第二筒状体支持部材は、前記マンド
レルアーバーの基端部から前記マンドレルブッシュの前
記フランジ部に軸方向変位可能に嵌着されて前記第二筒
状体を前記第一筒状体に向けて軸方向に付勢する付勢部
材を含むことを特徴としている。
フランジ部と付勢部材という簡素な構成で突き合わせ機
構を実現することができる。付勢部材としては、第二筒
状体の基端から突出する第二筒状体支持部材のマンドレ
ルアーバーの基端部に螺着されたナットにより簡素に構
成することができる。又は、マンドレルアーバーの基端
部に軸方向変位可能な付勢リングを嵌着し、この付勢リ
ングを弾性体で付勢してもよい。
くとも先端部が拡径可能な拡径可能部材を第一筒状体を
貫通させて前記第一筒状体と略等内径の第二筒状体の先
端部内まで到達させ、前記拡径可能部材の軸芯と同一の
軸芯をもつ第二筒状体支持部材により前記第二筒状体の
少なくとも基端部を支持し、前記両筒状体の先端面が突
き合わせられた状態で前記拡径可能部材の前記先端部を
拡径して前記筒状部の外周面を前記両筒状体の内周面に
密着させ、前記両筒状体の突き合わせ端部を全周溶接
し、前記拡径可能部材を縮径して前記両筒状体から前記
拡径可能部材を引き抜くことを特徴としている。
径可能部材(たとえばマンドレルブッシュ)を第一筒状
体を貫通して、第一筒状体と突き合わせられた第二筒状
体の少なくとも先端部に到達させ、かつ、この拡径可能
部材と軸芯同一の第二筒状体支持部材で第二筒状体の基
端部の軸芯を拡径可能部材の軸芯と一致させ、拡径可能
部材をその軸芯をずれさせることなく拡径することによ
り拡径可能部材を第一筒状体及び第二筒状体の先端部に
密着させることにより、第一筒状体及び第二筒状体の先
端部の軸芯を第二筒状体の基端の軸芯と一致させる。
つ両筒状体の突き合わせ端部を凹凸なく全周溶接するこ
とができる。
好適な実施例を以下に説明する。
を用いた筒状部材全周溶接方法を、図1を参照して以下
に説明する。 (構造)1は第一筒状体、2は第二筒状体、3はマンド
レルブッシュ、4はマンドレルアーバー、5はセンタ
(第二筒状体支持部材)、6はスプリング、7は全周溶
接機構である。
径が等しい金属円筒であり、図1では、第一筒状体1の
両先端が突き合わせられている。
貫通して第二筒状体2の先端部に挿入されている。マン
ドレルブッシュ3は、全体として略フランジ形状に形成
されており、筒状部31と、筒状部31の基端から径方
向外側に延在する円盤状のフランジ部32とからなる。
1,2より多少径小な円筒を周方向等間隔に分割した割
り円筒形状をもち、フランジ部32に支承された基端を
起点として拡径方向に弾性変形可能となっている。ただ
し、マンドレルブッシュ3の筒状部31の内周面は先端
に向けて連続的に径小に形成されている。
シュ3の筒状部31の軸芯と一致する軸芯を有してマン
ドレルブッシュ3のフランジ部32の外側からセンタ5
に向けて筒状部31内に挿入された円錐部41と、この
円錐部41の基端から径方向外側に延在する円盤状のフ
ランジ部42とからなる。マンドレルアーバー4は、図
示しない駆動機構により軸方向進退可能かつ回転可能に
形成され、マンドレルブッシュ3のフランジ部32は、
マンドレルアーバー4のフランジ部42の外周面に軸方
向摺動自在に嵌着されている。
ドレルブッシュ3の軸芯と一致する軸芯をもつ回転自在
な円錐体であり、センタ5は、その軸芯が第二筒状体2
の軸芯と一致するように第二筒状体2の基端部に挿入さ
れている。
の間に介設されて、フランジ部32を介して第一筒状体
1を第二筒状体2に向けて軸方向に弾性付勢している。
合わせ外周端の一点に合焦されたレーザ溶接機と、上記
したマンドレルアーバー4を回転させる不図示の駆動機
構とからなる。レーザ溶接機の代わりに種々の抵抗溶接
機や放電溶接機を採用してもよく、マンドレルアーバー
4を回転させず、溶接機又はそのスポットを回転させて
もよい。 (動作)上記筒状部材全周溶接装置の動作を以下に説明
する。
位置にセットする。次に、第一筒状体1をマンドレルブ
ッシュ3の筒状部31に嵌める。
ュ3側に付勢する不図示のスプリングを圧縮して第二筒
状体2をセンタ5に芯合わせし、第二筒状体2の先端を
第一筒状体1の先端に対面させ、センタ5を元の位置に
前進復帰させると、マンドレルブッシュ3の筒状部31
が第二筒状体2の先端部に挿入され、両筒状体1,2は
スプリング6などにより突き合わせ方向に弾性付勢され
る。
5の軸芯とが一致する。また、マンドレルブッシュ3の
筒状部31が第一筒状体1の内径に略等しい外径をもつ
ので、第一筒状体1の軸芯及び第二筒状体2の先端部の
軸芯とマンドレルブッシュ3の筒状部31の軸芯は略一
致する。
ルアーバー4を前進させてマンドレルブッシュ3の筒状
部31を拡径する。その結果、筒状部31の軸方向平坦
な外周面部は筒状体1及び筒状体2の先端部を同軸配置
する。
つ、両筒状体1,2の突き合わせ端部を全周にわたって
溶接する。次に、マンドレルアーバー4を後退位置に戻
し、マンドレルブッシュ3又はセンタ5を筒状体1,2
から離れる方向に後退させて、溶接されたワークを取り
外す。
全周溶接することができる。
に説明する。 (構造)1は第一筒状体、2は第二筒状体、3はマンド
レルブッシュ、4はマンドレルアーバー(第二筒状体支
持部材の一部)、5はセンタ(第二筒状体支持部材の残
部)、7は全周溶接機構、8はナット(突き合わせ機
構)である。
径が等しい金属円筒であり、図2では、第一筒状体1の
両先端が突き合わせられている。
貫通して第二筒状体2の先端部に挿入されている。マン
ドレルブッシュ3は、全体として略フランジ形状に形成
されており、筒状部31と、筒状部31の基端から径方
向外側に延在する円盤状のフランジ部32とからなる。
1,2より多少径小な円筒を周方向等間隔に分割した割
り円筒形状をもち、フランジ部32に支承された基端を
起点として拡径方向に弾性変形可能となっている。ただ
し、マンドレルブッシュ3の筒状部31の内周面は先端
に向けて連続的に径大に形成されている。
れた先端部と、円柱状に形成された基部とを有し、セン
タ5の先端が嵌合する円錐状凹部が基端に形成され、マ
ンドレルアーバー4の基端はセンタ5の軸芯に一致して
いる。マンドレルアーバー4の円柱部分の外径は第二筒
状体2の内径に略一致しているので、第二筒状体2の基
端部の軸芯はセンタ5の軸心と一致している。
と一致する軸芯をもつ回転自在な円錐体であり、マンド
レルブッシュ3の筒状体31の基端部の外径は第一筒状
体1の内径に略一致しているので、第一筒状体1の基端
部の軸芯はセンタ5の軸心と一致している。
ナット(突き合わせ機構)8は第二筒状体2からセンタ
5側に突出したマンドレルアーバー4の円柱部の雄ねじ
面に螺着されている。
を以下に説明する。
ッシュ3の筒状部31に嵌め、外部にてマンドレルアー
バー4に第二筒状体2を嵌着する。ナット8はマンドレ
ルアーバー4に螺着されている。
に弾性付勢している図示しない弾性体を圧縮してマンド
レルアーバー4及び第二筒状体2を図に示す位置にセッ
トし、センタ5を解放すると、センタ5は上記弾性体の
付勢によりマンドレルアーバー4をマンドレルブッシュ
3側に弾性付勢し、マンドレルアーバー4の円錐状の先
端部はマンドレルブッシュ3の筒状部31を拡径する。
体2の軸芯とセンタ5の軸芯とが一致する。また、マン
ドレルブッシュ3の拡径した筒状部31が第一筒状体1
及び第二筒状体2の先端部の軸芯をマンドレルブッシュ
3の軸芯に一致させる。
の突き合わせ端部を突き合わせてから、マンドレルブッ
シュ3を回転させつつ、両筒状体1,2の突き合わせ端
部をレーザー溶接機で全周にわたって溶接する。次に、
センタ5を後退位置に戻し、マンドレルアーバー4をナ
ット8にて両筒状体1,2すなわちワークをへの締め付
け方向へ回転させることにより取り外す。これにより、
突き合わせ端部を凹凸なしに全周溶接することができ
る。
参照して説明する。
同時に突き合わせ全周溶接するものであって、2つのレ
ーザー溶接機を用いる。
ブッシュ3の筒状部31が第一筒状体1と第三筒状体9
を貫通して第二筒状体2の先端部に挿入されていること
以外は、実施例2と本質的に同様であり、同様の効果を
奏することができる。
である。
である。
模式断面図である。
る。
シュ、4はマンドレルアーバー、5はセンタ(第二筒状
体支持部材)、6はスプリング、7は全周溶接機構。
Claims (5)
- 【請求項1】第一筒状体を貫通して前記第一筒状体と略
等内径の第二筒状体の先端部に挿入されるとともに拡径
方向に弾性変形可能な筒状部を有し、前記筒状部は、先
細の内周面部と、軸方向に平坦な外周面部とを有するマ
ンドレルブッシュ、 前記マンドレルブッシュの軸芯と一致する軸芯をもつよ
うに前記第二筒状体の少なくとも基端部を支持する第二
筒状体支持部材、 前記マンドレルブッシュの前記筒状部の軸芯と一致する
軸芯を有して前記第二筒状体支持部材に向けて前記筒状
部に嵌入される円錐部を有し、前記円錐部は、軸方向に
進退して前記筒状部の径を拡縮するマンドレルアーバ
ー、 前記両筒状体の先端面を突き合わせる突き合わせ機構、
及び、 前記両筒状体の先端面が突き合わせされ、前記マンドレ
ルブッシュの前記筒状部が前記第一筒状体を貫通して前
記第二筒状体に挿入され、前記マンドレルアーバーの前
記円錐部が前記マンドレルブッシュの前記筒状部内に進
出して前記筒状部を拡径することにより前記筒状部の外
周面を前記両筒状体の内周面に密着させた後、前記両筒
状体の突き合わせ端部を全周溶接する全周溶接機構、 を備えることを特徴とする筒状体全周溶接装置。 - 【請求項2】請求項1記載の筒状部材全周溶接装置にお
いて、 前記マンドレルブッシュは、前記筒状部の基端部から径
外側に延在して前記突き合わせ機構をなす円盤状のフラ
ンジ部を有して軸方向変位可能に配設されて前記第一筒
状体の基端に当接し、 前記フランジ部は前記第一筒状体を軸方向に付勢するこ
とを特徴とする筒状体全周溶接装置。 - 【請求項3】第一筒状体を貫通して前記第一筒状体と略
等内径の第二筒状体の先端部に挿入されるとともに拡径
方向に弾性変形可能な筒状部を有し、前記筒状部は、先
細の内周面部と、軸方向に平坦な外周面部とを有するマ
ンドレルブッシュ、 先細円錐面を有する先端部と前記第二筒状体の内径と略
等径の外径、並びに、前記マンドレルブッシュの軸芯と
一致する軸芯を有して前記第二筒状体に挿入される軸方
向進退可能なマンドレルアーバーを含み、前記マンドレ
ルアーバーの前記先端部は軸方向に進退して前記マンド
レルブッシュの前記筒状部の径を拡縮する第二筒状体支
持部材、 前記両筒状体の先端面を突き合わせる突き合わせ機構、
及び、 前記両筒状体の先端面が突き合わせされ、前記マンドレ
ルブッシュの前記筒状部が前記第一筒状体を貫通して前
記第二筒状体に挿入され、前記マンドレルアーバーの前
記円錐部が前記マンドレルブッシュの前記筒状部内に進
出して前記筒状部を拡径することにより前記筒状部の外
周面を前記両筒状体の内周面に密着させた後、前記両筒
状体の突き合わせ端部を全周溶接する全周溶接機構、 を備えることを特徴とする筒状体全周溶接装置。 - 【請求項4】請求項3記載の筒状部材全周溶接装置にお
いて、 前記マンドレルブッシュは、前記筒状部の基端部から径
外側に延在して前記突き合わせ機構の一部をなす円盤状
のフランジ部を有して前記第一筒状体の基端に当接し、 前記突き合わせ機構は、前記第二筒状体支持部材は、前
記マンドレルアーバーの基端部から前記マンドレルブッ
シュの前記フランジ部に軸方向変位可能に嵌着されて前
記第二筒状体を前記第一筒状体に向けて軸方向に付勢す
る付勢部材を含むことを特徴とする筒状体全周溶接装
置。 - 【請求項5】少なくとも先端部が拡径可能な拡径可能部
材を第一筒状体を貫通させて前記第一筒状体と略等内径
の第二筒状体の先端部内まで到達させ、 前記拡径可能部材の軸芯と同一の軸芯をもつ第二筒状体
支持部材により前記第二筒状体の少なくとも基端部を支
持し、 前記両筒状体の先端面が突き合わせられた状態で前記拡
径可能部材の前記先端部を拡径して前記筒状部の外周面
を前記両筒状体の内周面に密着させ、 前記両筒状体の突き合わせ端部を全周溶接し、 前記拡径可能部材を縮径して前記両筒状体から前記拡径
可能部材を引き抜くことを特徴とする筒状部材全周溶接
方法。
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CN108326506A (zh) * | 2018-04-10 | 2018-07-27 | 哈尔滨电气动力装备有限公司 | 定子屏蔽套环焊缝撑圈 |
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