JP2002263790A - 金属射出成形装置 - Google Patents

金属射出成形装置

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JP2002263790A
JP2002263790A JP2001068425A JP2001068425A JP2002263790A JP 2002263790 A JP2002263790 A JP 2002263790A JP 2001068425 A JP2001068425 A JP 2001068425A JP 2001068425 A JP2001068425 A JP 2001068425A JP 2002263790 A JP2002263790 A JP 2002263790A
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JP
Japan
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runners
runner
metal material
gravity
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JP2001068425A
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English (en)
Inventor
Keizo Matsumura
圭三 松村
Akira Takara
晃 宝
Akira Ezaki
明 江崎
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のサブランナにおいて金属材料を均一に
満たして安定した成形が行なえる金属射出成形装置を提
供する。 【解決手段】 溶融された金属材料Sをキャビティ7
(金型)内に射出するために金属材料Sが流動する流路
であるホットランナ13を備え、ホットランナ13は、
上流側に位置するメインランナ15とメインランナ15
から分岐してキャビティ7に接続されている複数のサブ
ランナ16a,bとからなる金属射出成形装置1におい
て、メインランナ15に、複数のサブランナ16a,b
に対して重力方向において高い位置に位置する高位置流
路部15bを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マグネシウム合金
やアルミニウム合金などの金属材料を成形する金属射出
成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の金属射出成形装置は、図5に示す
ように、成形機シリンダ(不図示)内で溶融され成形機
シリンダのノズル100から供給される金属材料Sが内
部を流動するホットランナ101を有する。このホット
ランナ101内の金属材料Sは、固化しないように所定
温度で加熱されるようになっている。また、ホットラン
ナ101は、成形機シリンダのノズル100と当接して
いるメインランナ102と、このメインランナ102か
ら分岐して複数のゲート部103a,bと接続されてい
るサブランナ104a,bとからなる。
【0003】前記ゲート部103a,bは、前述した金
属材料Sの溶融温度より低い温度に設定されている。こ
れにより、金型105内への金属材料Sの非射出動作時
には、ゲート部103a,bで金属材料Sが冷却され、
サブランナ104a,bから金型105内部へ金属材料
Sが流出するのを防止するゲートシールがなされてい
る。また、前記ゲート部103a,bには、冷却され固
化した金属材料Sを加熱するための図示しない加熱手段
が設けられている。そして、金型105内への金属材料
Sの射出動作時には、この加熱手段が金属材料Sを加熱
することにより、金属材料Sが再び溶融して金型105
内部へ流動するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の金属射出成形装置では、金属材料Sを射出する前
に、複数のゲート部103a,bから金属材料Sが流れ
出し(鼻たれ)を起こした場合、サブランナ104a,
b内に空隙が生じ、均一な圧力により金属材料Sを射出
できないという問題があった。また、金属材料Sを射出
した後にゲート部103a,bにおいて金属材料Sが固
化収縮して、前述したようにサブランナ104a,bに
空隙が生じ、例えば、重力方向において高い位置にある
サブランナ104a内の金属材料Sが重力方向において
低い位置にあるサブランナ104bに生じた空隙に流れ
込むと、サブランナ104a、104b内の金属材料S
の充填度合に差が生じる。その結果、均一な圧力により
射出が行なえず安定した成形ができないという問題があ
った。
【0005】そこで、本発明は、前記従来の問題点に鑑
みてなされたもので、複数のサブランナにおいて金属材
料を均一に満たして安定した成形が行なえる金属射出成
形装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するための手段として、溶融された金属材料を金型内
に射出するために前記金属材料が流動する流路であるホ
ットランナを備え、該ホットランナは、上流側に位置す
るメインランナと該メインランナから分岐して前記金型
に接続されている複数のサブランナとからなる金属射出
成形装置において、前記メインランナに、前記複数のサ
ブランナに対して重力方向において高い位置に位置する
高位置流路部を設けたものである。
【0007】前記発明では、メインランナに、複数のサ
ブランナに対して重力方向において高い位置に位置する
高位置流路部を設けたので、高位置流路部内の金属材料
が、重力方向において低い位置に位置する複数のサブラ
ンナに流動する。これにより、例えば、サブランナにお
いて空隙が生じた場合、高位置流路部に含まれる金属材
料がその空隙を満たすので常に複数のサブランナ全てが
均一に金属材料により満たされ、安定した成形が行なえ
る。
【0008】前記メインランナの上流端は、前記金型の
型締め中心位置に対して重力方向において高い位置に設
けられていることが好ましい。
【0009】また、前記メインランナの上流端は、前記
高位置流路部に対して重力方向において低い位置に設け
たものが好ましい。
【0010】また、前記高位置流路部は、溜まり部であ
ってもよい。
【0011】前記複数のサブランナの少なくとも1つ
が、残りの前記サブランナに対して重力方向において異
なる高さに配設されていることが好ましい。
【0012】また、前記複数のサブランナ全てが、重力
方向において同じ高さに配設されていてもよい。
【0013】特に、前記複数のサブランナの前記メイン
ランナからの分岐位置が、前記複数のサブランナの重力
方向における中心位置に設けられていることが好まし
い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面にしたがって説明する。
【0015】図1は、本発明に係る金属射出成形装置1
を示す。この金属射出成形装置1は、移動部2と固定部
3とからなり、これらは移動プレート4aと固定プレー
ト4bとの間に挟持され、タイバー4によって一体化さ
れるようになっている。
【0016】前記移動部2は、移動プレート4aと一体
にタイバー4に沿って移動し、前記固定部3と当接また
は離反するようになっている。前記移動部2は、図2に
示すように、金型成形部5と成形品突出部6とからな
る。前記固定部3と当接する金型成形部5の当接面中央
部には、所望の成形品を得るための金型のキャビティ7
が形成されている。前記成形品突出部6は、前記キャビ
ティ7内に成形冷却された成形品を突き出すための複数
の突出ピン8と、この突出ピン8の先端部をキャビティ
7内に突出させるための突出板9とからなる。
【0017】前記固定部3内部には、マニホールドブロ
ック10が設けられている。このマニホールドブロック
10には、射出シリンダ(不図示)のノズル先端部11
が当接されるスプル12と、前記射出シリンダから供給
される金属材料Sが流動するための流路であるホットラ
ンナ13と、このホットランナ13の下流端が接続され
るとともに前記キャビティ7に対応する位置にそれぞれ
配設された複数のゲート部14a,bとからなる。ま
た、前記ノズル先端部11は、図1に示すように、前記
上下のタイバー4の中心に位置する型締め中心位置Pよ
りも重力方向において高さPだけ高い位置にある。
【0018】前記ホットランナ13は、メインランナ1
5と複数のサブランナ16(2つのサブランナ16a,
bのみ図示)とからなる。サブランナ16a,bは、メ
インランナ15の末端15aで分岐し、前記ゲート部1
4a,bにそれぞれ接続されている。本実施形態では、
サブランナ16aがサブランナ16bに比べ重力方向に
おいて高い位置に位置する。また、メインランナ15の
末端位置15aは、前記複数のサブランナ16の重力方
向における中心位置に設けられている。すなわち、複数
のサブランナ16はメインランナ15に対して上下振り
分け(上下対称)に設けられている。また、メインラン
ナ15は、サブランナ16aに対して重力方向において
だけ高い位置に位置する高位置流路部15bを有す
る。
【0019】前記ゲート部14a,bには、図示しない
ゲート部加熱手段が設けられている。このゲート部加熱
手段は、ゲート部14a,bを加熱することにより前記
移動部2の金型成形部5に当接して冷却された金属材料
Sを溶融するものである。
【0020】次に、前記構成からなる金属射出成形装置
1の動作を説明する。
【0021】まず、射出動作前には、金属材料Sが、図
示しない成形機シリンダの成形機ノズル11から供給さ
れることによりホットランナ13内をゲート部14a,
bまで流動する。ゲート部14a,bまで達した金属材
料Sは、金型成形部5に当接して冷却固化されゲートシ
ールされる。このゲートシール状態が不完全であり金属
材料Sが、例えば、ゲート部14aを介してキャビティ
7内に流れ出した(鼻たれした)ときサブランナ16a
内に空隙が生じる。このとき、高位置流路部15b内の
金属材料Sがサブランナ16aに補充され、空隙が埋め
られる。これにより、全てのサブランナ16a,bにお
いて空隙がなくなり、均一な射出圧力により金型のキャ
ビティ7内に金属材料Sを射出できるようになる。
【0022】そして、射出成形時には、ゲート部14
a,bが加熱され、金属材料Sがメインランナ15、サ
ブランナ16a,bを通ってゲート部14a,bよりキ
ャビティ7内に射出される。キャビティ7内に成形され
た成形品は、冷却固化されると体積収縮を起こす。そし
て、例えば、サブランナ16a内の金属材料Sがキャビ
ティ7側に引っ張られてサブランナ16a内に空隙が生
じる。このとき、前述した場合と同様に、高位置流路部
15b内の金属材料Sがサブランナ16aに補充され空
隙が埋められる。これにより、全てのサブランナ16
a,bにおいて空隙がなくなり、均一な射出圧力により
金型のキャビティ7内に金属材料Sを射出できるように
なる。
【0023】また、前記実施形態の変形例として、図3
に示すように、メインランナ15の上流端15cを前記
高位置流路部15bに対して重力方向においてHだけ
低い位置に設けてもよい。これにより、射出シリンダ
(不図示)内の金属材料Sの密度均一化のために行なわ
れるサックバック動作時に、メインランナ15内の金属
材料Sが成形機ノズル11側に向かって引き込まれ、メ
インランナ15内に空隙が生じた場合、高位置流路部1
5b内の金属材料Sがメインランナ15に補充されこの
空隙を埋める。これにより、サブランナ16a,b内に
は空隙が生じない。
【0024】また、前記実施形態の他の変形例として、
図4に示すように、メインランナ15にサブランナ16
aに対して重力方向においてhだけ高い位置に位置す
る溜まり部17を設け、さらにこの溜まり部17に対し
てメインランナ15の上流端15cを重力方向にH
け低い位置に設けてもよい。これにより、前述したサブ
ランナ16a,bまたはメインランナ15内に生じた空
隙は、溜まり部17内の金属材料Sが補充されることに
より埋められる。
【0025】また、前記実施形態では、サブランナ16
aは、サブランナ16bに比べ重力方向において高い位
置に位置したが、サブランナ16a,bが重力方向にお
いて同じ高さの位置に位置してもよい。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、溶融された金属材料を金型内に射出するため
の流路のメインランナに、メインランナから分岐する複
数のサブランナに対して重力方向において高い位置に位
置する高位置流路部を設けたので、高位置流路部に含ま
れる金属材料がサブランナにおいて生じた空隙を満たす
ので常に複数のサブランナ全てが均一に金属材料により
満たすことができる。これにより、ゲートバランスが安
定した成形が行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る金属射出成形装置の
概略図。
【図2】 図1の拡大断面図。
【図3】 図2の変形例。
【図4】 図2の変形例。
【図5】 従来の金属射出成形装置の拡大断面図。
【符号の説明】
1 金属射出成形装置 7 キャビティ(金型) 13 ホットランナ 15 メインランナ 15b 高位置流路部 16a,b サブランナ S 金属材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江崎 明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4E093 PA03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融された金属材料を金型内に射出する
    ために前記金属材料が流動する流路であるホットランナ
    を備え、該ホットランナは、上流側に位置するメインラ
    ンナと該メインランナから分岐して前記金型に接続され
    ている複数のサブランナとからなる金属射出成形装置に
    おいて、 前記メインランナに、前記複数のサブランナに対して重
    力方向において高い位置に位置する高位置流路部を設け
    たことを特徴とする金属射出成形装置。
  2. 【請求項2】 前記メインランナの上流端を、前記金型
    の型締め中心位置に対して重力方向において高い位置に
    設けたことを特徴とする請求項1に記載の金属射出成形
    装置。
  3. 【請求項3】 前記メインランナの上流端は、前記高位
    置流路部に対して重力方向において低い位置に設けたこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の金属射出成形
    装置。
  4. 【請求項4】 前記高位置流路部は、溜まり部であるこ
    とを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の金属
    射出成形装置。
  5. 【請求項5】 前記複数のサブランナの少なくとも1つ
    が、残りの前記サブランナに対して重力方向において異
    なる高さに配設されていることを特徴とする請求項1か
    ら4のいずれかに記載の金属射出成形装置。
  6. 【請求項6】 前記複数のサブランナ全てが、重力方向
    において同じ高さに配設されていることを特徴とする請
    求項1から4のいずれかに記載の金属射出成形装置。
  7. 【請求項7】 前記複数のサブランナの前記メインラン
    ナからの分岐位置が、前記複数のサブランナの重力方向
    における中心位置に設けられていることを特徴とする請
    求項1から6のいずれかに記載の金属射出成形装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016193458A1 (de) * 2015-06-05 2016-12-08 Oskar Frech Gmbh + Co. Kg Heisskanal-angusssystem für eine druckgiessform

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WO2016193458A1 (de) * 2015-06-05 2016-12-08 Oskar Frech Gmbh + Co. Kg Heisskanal-angusssystem für eine druckgiessform
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