JP2002263656A - 流体磁気処理装置 - Google Patents

流体磁気処理装置

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JP2002263656A
JP2002263656A JP2001069637A JP2001069637A JP2002263656A JP 2002263656 A JP2002263656 A JP 2002263656A JP 2001069637 A JP2001069637 A JP 2001069637A JP 2001069637 A JP2001069637 A JP 2001069637A JP 2002263656 A JP2002263656 A JP 2002263656A
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Mikio Kobayashi
幹男 小林
Kazunori Mizutani
一則 水谷
Toshikazu Nagai
利和 永井
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  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)
  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気照射の均一化を図り、また永久磁石間の
距離を短くし、強度が高い磁気を有効に照射し、さら流
体は各溝への衝突や、流体相互の衝突合流で流速の高速
化を図り、磁気化効率を向上させると共に、衝突合流の
際の複合的な剪断力で流体の混合・分散作用を具有させ
る。 【解決手段】 積層構造体7から成り、第一プレート5
は外側貫通孔8、第二プレート6は内側貫通孔9を備
え、内側貫通孔9と外周貫通孔8は連通流路10で連通
し、該連通流路10は、複数の環状溝11、11aと、
複数の連通溝12、12aから構成し、連通流路10を
挟むように永久磁石15、15aを装着して流体磁気処
理構造体2と成し、ケーシング3内に収容している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁場空間に流体を
流して活性化させる流体磁気処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から水分子のクラスターを細分化し
て活性化し、臭気、固形物やスケール等の不純物を除去
するとともに、飲料水であれば味覚を向上させたり、ま
た燃料にあっては、燃焼成分を細分化して活性化し、燃
焼効率の向上を図るとともに、排気ガス中の有害物質を
除去させるため、これらの流体を磁場空間内に通して処
理する流体磁気処理装置が知られており、この装置は図
11、12に示すように、流体を流す導管Aの外側に複
数の永久磁石Bを配置したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種の流
体磁気処理装置では、永久磁石Bを取り付ける導管Aの
径により永久磁石B間の距離が長くなり、磁界の強度が
制限され、磁気効率が低減したり、また流体が導管A内
を一括して流れるため、流速が十分にあげられないこと
により、効果的な磁気処理が困難であったり、また導管
A内では中心側と導管壁面側での内部流速分布の差が大
きく流速が不均一なため、均一な磁気処理が困難である
等の課題を有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
に基づく磁気効率の低下、不均一な磁気処理などの課題
に鑑み、流体を複数の各溝に分かれさせて流し、磁気照
射の均一化を図り、また永久磁石間の距離の短縮化が可
能で、強度が高い磁気の照射ができ、さらに流体は各溝
への衝突や、流体相互の衝突合流が行われるため、流速
の高速化を図って、磁気化効率を向上させると共に、衝
突合流の際の複合的な剪断力で流体の混合・分散作用を
具有させたことを要旨とする流体磁気処理装置を提供し
て上記課題など解決する。
【0005】即ち、流体磁気処理装置は、第一プレート
と第二プレートを積層した積層構造体から成り、第一プ
レートは外側貫通孔を複数穿設し、第二プレートは内側
貫通孔を穿設し、該内側貫通孔と外周貫通孔は連通流路
で連通し、該連通流路は、第一プレートの積層面若しく
は第二プレートの積層面の何れか一方に、複数の環状溝
を同心状に形成し、該環状溝のうち最も外側に位置する
環状溝は外側貫通孔と連通させると共に、かかる内外の
環状溝間には、放射状の連通溝を複数形成し、これらの
うち最も外側に位置する連通溝は周方向で外側貫通孔の
間に位置させると共に、最も内側に位置する環状溝の内
側には、放射状の連通溝を複数形成して内側貫通孔と連
通させ、かかる内外の連通溝は周方向で互いに間に位置
させ、また連通流路を挟む第一プレートと第二プレート
の表面に永久磁石を装着して流体磁気処理構造体と成
し、出入口を有するケーシング内に流体磁気処理構造体
を収容している。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図11の図示例と共に説明する。1は本発明にかかる
流体磁気処理装置であり、該流体磁気処理装置1は、1
個または複数個の流体磁気処理構造体2を収納する筒状
のケーシング3と、配管(図示せず)に接続する流体継
手4から構成している。
【0007】流体磁気処理構造体2は、第一プレート5
と第二プレート6を積層した積層構造体7から成り、第
一プレート5は、円板状に形成されると共に、外周側を
残存させた内側に沿った周方向に、板厚み方向に貫通す
る外側貫通孔8を複数穿設し、また第二プレート6は、
円板状に形成されると共に、中央側に板厚み方向に貫通
する内側貫通孔9を穿設している。
【0008】10は積層構造体7において、内側貫通孔
9と外側貫通孔8間を連通する連通流路であり、該連通
流路10は、第一プレート5と第二プレート6の積層境
界面に形成するものにして、第一プレート5の積層面5
a若しくは、第二プレート6の積層面6aのうち、少な
くとも何れか一方に形成している。
【0009】即ち、前者の第一プレート5に設ける実施
の形態は、図1、2、3に示すように、該第一プレート
5の積層面5aに、断面を方形状にして、所定の内外
径、深さを備える複数の環状溝11、11aを同心状に
形成し、該環状溝11、11aのうち最も外側に位置す
る環状溝11は外側貫通孔8を溝底部に位置させて連通
させ、かかる内外の環状溝11、11a間の積層面5a
には、断面を方形状にして、所定の幅、深さを備える放
射状の連通溝12、12aを複数形成し、これらのうち
最も外側に位置する連通溝12は周方向で外側貫通孔8
の間に位置させると共に、最も内側に位置する環状溝1
1aの内側の積層面5aには、周方向において、他の連
通溝12aを複数形成し、該連通溝12aを第二プレー
ト6の内側貫通孔9と連通し、かかる内外の連通溝1
2、12aは、周方向で互いに中間に位置させて連通流
路10を構成している。
【0010】また、後者の第二プレート6に設ける実施
の形態にあっては、図6、7に示すように、該第二プレ
ート6の積層面6aにおける内側貫通孔9の外側に、複
数の環状溝11、11aを同心状に形成し、該環状溝1
1、11aのうち最も外側に位置する環状溝11は外側
貫通孔8と対向位置させて連通させ、かかる内外の環状
溝11、11a間の積層面6aには、放射状の連通溝1
2、12aを複数形成し、こららのうち最も外側に位置
する連通溝12は周方向で外側貫通孔8の間に位置させ
ると共に、最も内側に位置する環状溝11aの内側の積
層面6aには、周方向において、他の連通溝12aを複
数形成し、該連通溝12aを内側貫通孔9と連通し、か
かる内外の連通溝12、12aは、周方向で互いに中間
に位置させて連通流路10を構成している。
【0011】また、図8に示すように、各連通溝12、
12aの軸心線上で対向する環状溝11、11aの側壁
面を平面状に形成して複数の衝突面13を設けている。
なお、図中14は内側貫通孔9と対向して形成される凹
部であり、該凹部14は連通溝11aを形成することに
よって形成される。
【0012】また、第一プレート5、第二プレート6の
形状は円板状に限定されず、同心状に積層可能な板状の
ものであれば、たとえば三角以上の多角板状に形成して
もよく、また材質については、非磁性材料として一般的
に使用される金属、プラスチック、セラミックなどであ
ればよい。
【0013】また、外側貫通孔8、環状溝11、11、
連通溝12、12aの数は、流体の分割、衝突を繰り返
し増加させ、分割、衝突総数の増加を図って磁気化効率
を高めるために任意数で形成する。
【0014】15、15aは永久磁石であり、該永久磁
石15、15aは、連通流路10を流れる流体と交叉す
る方向に磁力線を発生させるものであり、積層構造体7
の両側に装着するものにして、第一プレート5の表面5
bにおける外側貫通孔8の内側に形成される装着凹部5
cに装着すると共に、第二プレート6の表面6bにおけ
る内側貫通孔9の外側に形成される装着凹部6cに装着
している。
【0015】また、永久磁石15、15aは、希土類磁
石、フェライト磁石、アルニコ磁石、ネオジューム磁石
などの材質により、円板状や、円環板状に形成し、一方
の面をS極、他方の面をN極となるように両面着磁し、
第一プレート5と第二プレート6に装着された永久磁石
15、15aの極性は、異極若しくは同極を対向させて
配置している。
【0016】また、永久磁石15、15aの極性を異極
で配置する場合には、第一プレート5と第二プレート6
は、その吸着力で挟持固定できるため、連結手段を必要
としない利点を有し、また永久磁石15、15aの極性
を同極で配置する場合には、異極配置に比べ、磁場空間
の磁気強度を高める利点を有し、また永久磁石15、1
5aの形状は何ら限定されず、流体の流路が磁場空間内
に配置される形状や、大きさであればよい。
【0017】そして、流体磁気処理装置1としては、所
望する数の流体磁気処理構造体2をケーシング3内に収
容し、両側の流体継手4をボルト、ナット等の締結手段
16で締め付け固定し、流体継手4で流体磁気処理構造
体2を挟持固定している。
【0018】つぎに、一個の流体磁気処理構造体2を収
容する実施の形態は、図9に示すように、第一プレート
5の外側貫通孔8と流体継手4の一方の接続口4aと連
通させるとともに、第二プレート6の内側貫通孔9と流
体継手4の他方の接続口4aと連通させている。なお、
図中17は、補助プレートであり、該補助プレート17
は第一プレート5の外側貫通孔8と流体継手4の一方の
接続口4aと連通させる適宜形状の通路17aを形成し
ている。
【0019】また、流体磁気処理構造体2を同一姿勢で
複数連結して収容する実施の形態は、図10に示すよう
に、流体磁気処理構造体2間に補助プレート17を介装
している。
【0020】つぎに、流体磁気処理構造体2を異なる姿
勢で複数連結して収容する実施の形態は、図11に示す
ように、流体磁気処理構造体2の外側貫通孔8相互およ
び内側貫通孔9相互を連通させて1個以上連結して収容
している。
【0021】また、図中18、18a…は、シール手段
であり、該シール手段18、18a…は、図9の実施の
形態では、第一プレート5と第二プレート6間、第二プ
レート6と流体継手4間、第一プレート5と補助プレー
ト17間、補助プレート17と流体継手4間に設け、ま
た図10の実施の形態では、流体継手4と第二プレート
6間、第一プレート5と第二プレート6間、第二プレー
ト6と補助プレート17間、補助プレート17と流体継
手4間に設け、また図11の実施の形態では、流体継手
4と第二プレート6間、第一プレート5と第二プレート
6間、隣接する第二プレート6相互間、隣接する第一プ
レート5相互間に設け、流体と磁気発生手段15、15
aを非接触状態にしている。
【0022】かかるシール手段18、18a…は、シー
ル装着部19とシール体20から構成し、シール体20
を凹状に形成するシール装着部19に装着し、またシー
ル体20はゴム状弾性体によってリング状に形成すると
共に、その断面を円形状、方形状などに形成している。
【0023】まず、本発明にかかる流体磁気処理装置1
における流体の流れについて説明すると、一方の流体継
手4の出入口である接続口4aからポンプ(図示せず)
を介して所望する圧力、流速で流入する流体は、流体磁
気処理路構造体2の内側貫通孔9から入って第一プレー
ト5に衝突して放射方向に流れを変えて環状溝11、1
1aと連通溝12、12aとによって形成される複雑な
連通流路10内を流れ、つぎに連通流路10から複数の
外側貫通孔8に分割されて入り、軸方向へ流れを変え、
つぎの補助プレート16に衝突して中心方向へ流れを変
え、最終的に他方の流体継手4の出入口である接続口4
aから流出する過程で、流体の流れに乱れが発生して混
合・分散作用が発生する。
【0024】また、連通流路10内では、第一プレート
5の凹部14の平面状の底部に概ね直角に衝突して放射
方向に流れを変えながら上流側である内側の複数の連通
溝12aに分割して入り、該連通溝12a内を流れて内
側の環状溝11aの側壁面(円弧面)に、それぞれ概ね
直角に衝突して周方向へ分割して流れ、そして分割して
流れる流体相互が環状溝11a内で衝突・合流し、かか
る衝突個所に連通する外側の複数の連通溝12にそれぞ
れ入り、該連通溝12内を流れて外側の環状溝11の側
壁面(円弧面)に、それぞれ概ね直角に衝突して周方向
へ分割して流れ、そして分割して流れる流体相互が環状
溝11内で衝突・合流し、かかる衝突個所に連通する複
数の外側貫通孔8から流出する。
【0025】また、上記とは逆に、流入側を外側貫通孔
8とした場合には、外側貫通孔8から流入し、第二プレ
ート6の環状溝11内に入って第一プレート5の積層面
5aにそれぞれ概ね直角に衝突し、該環状溝11内で周
方向へ分割して流れ、そして分割して流れる流体相互が
環状溝11内で衝突・合流し、かかる衝突個所に連通す
る外側の複数の連通溝12にそれぞれ入り、該連通溝1
2内を中心方向へ流れて内側の環状溝11aの側壁面
(円弧面)に、それぞれ概ね直角に衝突して周方向へ分
割して流れ、そして分割して流れる流体相互が環状溝1
1a内で衝突・合流し、かかる衝突個所に連通する内側
の複数の連通溝12aにそれぞれ入り、該連通溝12a
内を流れて凹部14に入ると、かかる凹部14内で分割
された流体相互が衝突・合流して第二プレート6の内側
貫通孔9から流出されるのであり、流れ方向が逆となる
だけであって、衝突、合流、分割数は流動方向に何ら影
響されずに変化しない。
【0026】上記のように、流体磁気処理路構造体2内
の連通流路10内では、環状溝11、11aなどの側壁
面、溝底部に流体が概ね直角に衝突したり、環状溝1
1、11a内などで流体相互が正面衝突することによ
り、衝突合流時には、激しい渦流が発生し、この渦流は
永久磁石15、15aによる磁場空間内に位置すると共
に、この渦流個所は流速が溝内より一段と速くなる。
【0027】また、溝などの側壁面、溝底部に流体が概
ね直角に衝突する際の衝撃エネルギー、溝内などでの流
体相互が正面衝突する際の衝撃エネルギーが有機的に繰
り返されて複合的に作用する剪断力で流体が混合・分散
されると同時に、衝突合流時には、激しい渦流が発生
し、この渦流内で流速が高速化され、しかも連通流路1
0内における放射方向での渦流発生や、混合・分散作用
と、中心方向での渦流発生や、混合・分散作用は、同様
に行われることにより、混合・分散領域の全域で均一な
剪断力が作用して混合・分散作用が均一化されると同時
に、磁場空間内での磁気化効率が向上する。
【0028】また、流体が衝突する環状溝11、11a
の側壁面に平面状の衝突面13を設けている場合は、連
通溝12、12aから流出する流体が衝突面13に直角
に衝突するため、円弧面への衝撃エネルギーに比べ高く
なることにより、渦流の流速が一段と速まると同時に混
合・分散作用の要因である剪断力も高まる。
【0029】なお、本発明の流体磁気処理装置1は、上
述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ること
は勿論である。
【0030】
【発明の効果】以上、説明したように本発明は、第一プ
レート5と第二プレート6を積層した積層構造体7から
成り、第一プレート5は外側貫通孔8を複数穿設し、第
二プレート6は内側貫通孔9を穿設し、該内側貫通孔9
と外周貫通孔8は連通流路10で連通し、該連通流路1
0は、第一プレート5の積層面5a若しくは第二プレー
ト6の積層面6aの何れか一方に、複数の環状溝11、
11aを同心状に形成し、該環状溝11、11aのうち
最も外側に位置する環状溝11は外側貫通孔8と連通さ
せると共に、かかる内外の環状溝11、11a間には、
放射状の連通溝12、12aを複数形成し、これらのう
ち最も外側に位置する連通溝12は周方向で外側貫通孔
8の間に位置させると共に、最も内側に位置する環状溝
11aの内側には、放射状の連通溝12aを複数形成し
て内側貫通孔9と連通させ、かかる内外の連通溝12、
12aは周方向で互いに間に位置させ、また連通流路1
0を挟む第一プレート5と第二プレート6の表面5b、
6bに永久磁石15、15aを装着して流体磁気処理構
造体2と成し、出入口を有するケーシング3内に流体磁
気処理構造体2を収容したので、磁気は連通流路10を
流れる流体と交叉して流れるため、効率的に照射でき、
また連通流路10は複数の各溝に分かれ、各溝内を流体
が流れるため、従来の導管A内を流体が一括して流れる
場合に比べ、各溝内の流体全域に対して有効にして、且
つ均一に磁気を照射でき、しかも各溝はプレートに平面
的に配設されているため、永久磁石15、15a間の距
離も、従来の導管Aを用いる装置に比べ、短くできるた
め、強度が高い磁気を有効に照射でき、さらに流体の流
れ方向が半径方向であるため、磁場空間内の流れる距離
を長くでき、照射効率が向上し、一層の活性化を図るこ
とが出来る。
【0031】また、連通流路10を挟むようにして永久
磁石15、15aを装着しているため、該永久磁石1
5、15aがプレート自体の補強部材として働き、連通
流路10と永久磁石15、15a間のプレートの厚みを
薄くできるため、永久磁石15、15a間の距離が短く
なり、強度が高い磁気を有効に照射でき、しかも流体は
各溝への衝突や、流体相互の衝突合流が行われるため、
この衝突合流時に、激しい渦流が発生し、この渦流個所
では流速が高速化されていることにより、磁気化効率が
向上し、活性化が図れると共に、この衝突合流の際の衝
撃エネルギーが有機的に繰り返される複合的な剪断力が
作用し、流体を混合・分散できるため、従来のように単
なる磁気処理する装置に比べ、付加価値を具有させた装
置を提供できる効果を奏するのである。
【0032】また、各連通溝12、12aと対向する環
状溝11、11aの側壁面に、平面状に形成する衝突面
13を設けたので、連通溝12、12aから流出する流
体が衝突面13に直角に衝突するため、円弧面への衝撃
エネルギーに比べ高くなることにより、衝突合流時の渦
流個所での流速が一段と高速化されるため、磁気化効率
の向上が図られ、活性化の効果が高められると共に、混
合・分散作用の要因である剪断力も高まって混合・分散
効率を、さらに向上できる優れた効果を奏し得る流体磁
気処理装置を提供出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る流体磁気処理装置を構成する流体
磁気処理を示す概略断面図である。
【図2】第一プレートを示す平面図である。
【図3】第一プレートを示す断面図である。
【図4】第二プレートを示す部分平面図である。
【図5】第二プレートを示す平面図である。
【図6】第一プレートの他の実施の形態を示す平面図で
ある。
【図7】同上第二プレートの断面図である。
【図8】第一プレートの他の実施の形態を示す部分平面
図である。
【図9】本発明に係る流体磁気処理装置を示す概略断面
図である。
【図10】流体磁気処理装置の他の実施の形態を示す概
略断面図である。
【図11】流体磁気処理装置の他の実施の形態を示す概
略断面図である。
【図12】従来の流体磁気処理装置を示す概略断面図で
ある。
【図13】同上流体磁気処理装置を示す概略断面図であ
る。
【符号の説明】
2 流体磁気処理構造体 3 ケーシング 5 第一プレート 5a 積層面 5b 表面 6 第二プレート 6a 積層面 6b 表面 7 積層構造体 8 外側貫通孔 9 内側貫通孔 10 連通流路 11、11a 環状溝 12、12a 連通溝 15、15a 永久磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永井 利和 愛知県春日井市下条町1丁目11番地の14 エヌ・ディ・シー株式会社内 Fターム(参考) 3K068 AA11 AB38 4D061 DA03 DB06 EA18 EC01 EC07 EC10 EC19 4H013 AA04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一プレートと第二プレートを積層した
    積層構造体から成り、第一プレートは外側貫通孔を複数
    穿設し、第二プレートは内側貫通孔を穿設し、該内側貫
    通孔と外周貫通孔は連通流路で連通し、該連通流路は、
    第一プレートの積層面若しくは第二プレートの積層面の
    何れか一方に、複数の環状溝を同心状に形成し、該環状
    溝のうち最も外側に位置する環状溝は外側貫通孔と連通
    させると共に、かかる内外の環状溝間には、放射状の連
    通溝を複数形成し、これらのうち最も外側に位置する連
    通溝は周方向で外側貫通孔の間に位置させると共に、最
    も内側に位置する環状溝の内側には、放射状の連通溝を
    複数形成して内側貫通孔と連通させ、かかる内外の連通
    溝は周方向で互いに間に位置させ、また連通流路を挟む
    第一プレートと第二プレートの表面に永久磁石を装着し
    て流体磁気処理構造体と成し、出入口を有するケーシン
    グ内に流体磁気処理構造体を収容したことを特徴とする
    流体磁気処理装置。
  2. 【請求項2】各連通溝と対向する環状溝の側壁面を、平
    面状に形成して衝突面を設けたことを特徴とする請求項
    1記載の流体磁気処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021020216A (ja) * 2014-11-05 2021-02-18 ウェルスプリング ウォーター テクノロジーズ, エルエルシーWellspring Water Technologies, Llc 水の化学的および物理的特性の向上のための装置およびその使用方法

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JP2021020216A (ja) * 2014-11-05 2021-02-18 ウェルスプリング ウォーター テクノロジーズ, エルエルシーWellspring Water Technologies, Llc 水の化学的および物理的特性の向上のための装置およびその使用方法

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