JP2002263655A - 磁気処理水生成装置および液体燃料磁気処理装置 - Google Patents

磁気処理水生成装置および液体燃料磁気処理装置

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JP2002263655A
JP2002263655A JP2001061035A JP2001061035A JP2002263655A JP 2002263655 A JP2002263655 A JP 2002263655A JP 2001061035 A JP2001061035 A JP 2001061035A JP 2001061035 A JP2001061035 A JP 2001061035A JP 2002263655 A JP2002263655 A JP 2002263655A
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liquid fuel
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Toshiaki Tsunematsu
年明 恒松
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  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
  • Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造でかつ安価な小分子集団化水を得
ることが可能な磁気処理水生成装置を提供することを目
的とするもの。また、液体燃料野炭素間結合を小分子化
することにより燃費の向上をはかることを目的とするも
の。 【解決手段】 水や液体燃料の流入口を有するジョイン
ト部と、永久磁石を内部に収容し多重の螺旋状流水路を
有するスクリュウガイドと、該スクリュウガイドを収容
する筐体とを備え、該スクリュウガイド部をイオン化が
可能な多元素共存特殊鉱石材料を用いてセラミック成型
したことを特徴とするもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気を用いて水の
分子集団を小型化することにより、水を浄化する磁気処
理水生成装置や液体燃料の炭素間結合を小型にすること
により、完全燃焼化を促進して燃費の向上や有害ガスの
低減が可能となる液体燃料磁気処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に水の分子は、1個の酸素(O)と
2個の水素(H)から構成され、図3の(a)に示すよ
うに、水の分子が不規則に結合され、このような水分子
が結合した分子集団(クラスター)が水の中に多数含ま
れている。この分子集団の結合状態や性質により、沸点
や融点が、他の水素化合物と比べて高い・低い等の水の
性質が生じてくる。また、水の成分としてマグネシウム
(Mg)カルシウム(Ca)カリウム(Ka)等の物質
の含有量と水の分子量との割合によって水の硬度や味
覚、嗜好が決定されることになる。そして、一般的に水
の分子集団(クラスター)は12個の分子集団からな
り、このようなクラスターが図3の(b)のように小さ
くなると、水の本来の性質が活性化されて水を溶媒とし
た化学反応が促進されることが知られている。
【0003】この水素結合とは、酸素、フッ素、窒素原
子等のように、電気陰性度の高い原子間に水素原子が挟
まり、この水素原子が両方の原子の橋渡しの役目をする
ことにより生じる結合であり、この水素結合により、中
間に介在する原子は正に帯電し、結合される原子は負に
帯電する。したがって、例えば水分子の場合には、中間
の水素原子が正に帯電し、酸素原子が負に帯電すること
になる。
【0004】ところで、カルシウムが多量に含まれる過
飽和状態となっている水の場合、配管の内壁面に部分的
にでも結晶すると、水中の他のカルシウムが付着して結
晶の成長が進み、配管の利用効率が低下する問題が生じ
ていた。
【0005】このような水溶液中のカルシウムの処理方
法としては、凝縮沈殿により、水からカルシウムを沈殿
させて分離したり、分散剤を投入して凝縮が行われにく
くして、配管に付着しないようにしていた。しかしなが
ら、凝固沈殿には、大規模な専用施設が必要になり、薬
剤の投入は運用コストがかかり経済性が低下し、また薬
剤が人体に与える影響が懸念されるといった問題を有し
ていた。
【0006】そこで、カルシウムを含む水の分子集団を
小さくし、化学反応を促進するとにより、溶解している
カルシウムを水中に結晶化して析出し、管内壁に結晶化
させることが考えられる。
【0007】また、このような小型化された水分子集団
からなる水は、生活用水、工業用水、各種水処理の一工
程といった広範囲な用途において、良好な効果を挙げる
ことができる。すなわち、生活用水としては、生態活動
が活性化されるので、健康食品としての飲料水、調理用
水、園芸用水として最適なものとなる。また、工業用水
としては、洗浄力が高まるので、各種部品の洗浄水とし
たり、食品産業の一工程として用いられる。更に、水処
理としては、貯水槽や配管が汚れにくい、微生物処理が
行いやすい、沈殿槽での沈降性が良くなる等により、浄
水場での浄化処理および工場での排水処理が効率良く行
えるので、保守が容易になり、良質な飲料水が得られる
等といった効果を有するものとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような小分子集団
化水すなわち活性化水を得る方法として、未処理の水を
磁場の中を通す磁気水の方法が知られている。図4はそ
の未処理の水を磁化処理して小分子化水を得るための処
理装置を示している。これは、配管の内部を通過する未
処理の水を、端末がN極とS極であるような、磁気を帯
びた磁石棒の間を通過させるよう構成したものである。
このような構成をとることにより小分子集団化水が得ら
れ、この理由として、水が磁場の中を通過することによ
り、分子集団内の各原子にローレンツ力が生じ、このロ
ーレンツ力の作用により、いくつかの水分子間の水素結
合が切れ、これに水の分子集団が分裂して、分子集団の
サイズ(クラスター)が小さくなるためと考えられる。
【0009】これを詳述すれば、端末がN極とS極であ
るような、磁気を帯びた磁石棒の間を、秒速で10メー
トルを越える速度で水を通過させると、前記したとお
り、ローレンツ力により高い電荷を持った粒子が発生
し、配管内の壁面に向かって散乱する。そして、配管内
の壁面に付着している、カルシウムが結晶化した炭酸カ
ルシウムの分子の結晶格子を順次破壊するようになる。
【0010】さらに、炭酸カルシウムの結晶格子が壊れ
ると、Caイオンは水の分子に作用して水酸化カルシウ
ムと水素イオンを発生させる。そして、CO3 イオンは
炭酸ガスと酸素になり、水中に戻ることになる。結晶分
子が壊れた物質はイオン化することになるが、過飽和状
態になると、ミクロンよりまだ小さい粒子の状態で、も
との水中にこれまた戻ることになる。こうして、結晶化
した炭酸カルシウムは除去されていくことになる。
【0011】更に、二価の酸化鉄である磁力を持たない
赤サビは、イオン化作用により徐々に三価の酸化鉄に変
化して、通常のサビから守る黒サビと変化し、以降は配
管本体内部を守ることになる。このような一連の工程に
おいて、イオン化した粒子が配管の壁面に向かって高速
で走る際に、水の分子集団であるクラスターに衝突し、
水分子同士の接続箇所である水素結合を壊して通過する
ため、水の分子集団であるクラスターが小さくなること
になる。
【0012】このようにして、永久磁石によって発生す
る磁場の中に未処理の水を通過させることにより、水の
集団分子は小型化され、配管内の付着物の除去や水の硬
度が飲料水として最適なものが得られることになる。
【0013】ところで、上記ローレンツ力とは、磁場中
を移動する電荷に作用する力であり、以下の公式によ
り、一つの電荷に作用する力の大きさが求められる。 F=ev×B 但し、e:粒子の電荷(C) V:
速度(m/s) B:磁束密度(G) また、このローレンツ力が電荷に作用する方向は、磁場
の向きと、電荷が移動する向きとの両方に直交する方向
である。また、このローレンツ力は、式から示されるよ
うに、磁束密度と電荷の移動速度に正比例している。
【0014】したがって、より効率よく短時間に大量の
水を処理するためには、このローレンツ力を増大させる
必要があり、このためには、磁束密度を増加す方法と、
電荷の移動速度を大きくする、すなわち、水の移動速度
である流速を増加させる方法がある。ところが、磁束密
度を大きくする場合は強力な永久磁石あるいは電磁石が
必要になり、その設備費用や設置場所の確保等コストの
低減化ができず、しかも、磁束を狭い範囲に集中させる
必要から、水の通路が狭くなり、配管抵抗が大きくなる
とともに浮遊物を含む排水には使用できないという不都
合があった。
【0015】また、水の流速を増加させるためには、大
きな動力すなわち、高馬力のモーター等を必要とし、高
圧力となることにより、配管係等に高い耐圧特性を持た
せる必要があり、保守の負担が増加したり、コスト高を
招くという不都合が生じていた。したがって、図4の方
法を実際に使用しようとすれば、より強い永久磁石を広
範囲にわたって配設しなければならず、また水の流速を
増加させるために、モーター駆動による流速加速ポンプ
等の設備が必要とされ、かつその保守点検の費用が増大
するといった問題点を有していた。特に、家庭での使用
を考えた場合に、このような処理装置はコストおよび設
置場所、保守点検等の何れにおいてもその使用が困難で
あり、これらの問題点を解消した新しい磁気処理水生成
装置が望まれていた。
【0016】そこで、本願出願人は構成が簡単でかつ安
価に水道水の磁気処理が可能な磁気処理水生成装置を提
案している。(特開2000−107765)かかる発
明によれば残留塩素や硬度ともに未処理水に比較して、
その性質が大きく向上することが明らかにされている。
【0017】前記出願した発明においては永久磁石を用
いた磁気生成水発生装置とミネラル成分を発生させるた
めのイオン化を促進させるためのセラミックボール及び
当該セラミックボールを多数備えたセラミックボール収
容部を必要としている。このため、必然的にその構造が
大型化し、またセラミックボール自体が球体なためその
収納密度が低下し、また経年変化によってセラミックボ
ールの効果が低下するといった問題点を有していた。し
たがって、セラミックボール自体の性能を維持すること
が難しく定期的にセラミックボールを取り替える必要が
生じていた。
【0018】本願発明においては、このような問題点を
除去せんとなされたものであり、本願第1の発明によれ
ば、構造が簡単でかつ安価に水の分子集団を小型化する
と同時に、美味しい水と称されるミネラルを多く含んだ
イオン化水を生成することが可能であり、小型化が可能
な磁気処理水生成装置を提供することを目的としてい
る。
【0019】他の発明としては、前記した磁気処理水生
成装置の構成を、そのまま液体燃料に応用することが可
能となり、特に炭素間結合された、ガソリン、軽油、灯
油など液体燃料を燃焼させる燃焼装置においてもその炭
素間結合を切断小型化することにより、完全燃焼を容易
にして、燃費の向上を図ることが可能な液体燃料磁気処
理装置を提供することを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願における発明においては、水素結合により多数
の水分子が異方向に結合した水の分子集団を磁気作用に
よって小型化させる磁気処理水生成装置において、水の
流入口を有するジョイント部と、前記ジョイント部から
の未処理水を流入する筐体前部と、永久磁石を内部に収
容し多重の螺旋状の流水路を有し、前記流水路を通過す
る水流に対して鎖交する磁場を与えるスクリュウガイド
と、前記スクリュウガイドを内部に収容する筐体シリン
ダー部と、前記スクリュウガイドによって磁気処理され
た磁気処理水を流出するための筐体後部とを備え、前記
スクリュウガイドを磁気処理と同時にイオン化処理が可
能な多元素共存特殊鉱石材料を用いて、セラミック成型
したことを特徴としている。そしてその実施態様とし
て、前記イオン化処理が可能な多元素共存特殊鉱石材料
は微弱な放射線を放射する放射性鉱石、電気石等の花崗
岩石を用いたことをその特徴としている。
【0021】更に、第2の発明として、炭素間結合され
た液体燃料を磁気作用によって炭素間結合を切断させる
ことにより完全燃焼化を促進させることが可能な液体燃
料磁気処理装置において、液体燃料の流入路を有するジ
ョイント部と、前記ジョイント部からの未処理燃料を流
入する筐体前部と、永久磁石を内部に収容し多重の螺旋
状の流通路を有し、前記流通路を通過する液体燃料に対
して鎖交する磁場を与えるスクリュウガイドと、前記ス
クリュウガイドを内部に収容する筐体シリンダー部と、
前記スクリュウガイドによって磁気処理された磁気処理
液体燃料を流出するための筐体後部とを備え、前記スク
リュウガイドを磁気処理と同時にイオン化処理が可能な
多元素共存特殊鉱石材料を用いて、セラミック成型した
ことを特徴とするものであり、その実施態様として多元
素共存特殊鉱石材料は微弱な放射線を放射する放射性鉱
石、電気石等の花崗岩石であることをその特徴としてい
る。
【0022】
【実施例】本願の発明に係わる磁気処理水生成装置およ
び液体燃料磁気処理装置を図面に示した実施例に基づき
説明する。図1は本願発明に係わる磁気処理水生成装置
の断面図を示している。尚、本願発明における実施可能
な流体については、飲料水や工業用水、農業用水などに
使用される水や内燃機関に使用されるガソリン、軽油お
よび石油ストーブなどで使用される灯油についても使用
が可能であり、まず、その一例である磁気処理水生成装
置について説明し、その後で他の流体について処理を行
う液体燃料磁気処理装置について説明する。
【0023】図において、1は筐体前部2と螺子係合可
能に形成されたジョイント部であり、該ジョイント部1
の左端の外径部は燃料ホースや燃料パイプが挿入可能で
且つ抜け止めのためのテーパー部11が形成され、その
内径部には水や燃料が流入するための流入路12が形成
されている。前記ジョイント部1の右端には螺子13が
形成され、ジョイント部1と筐体前部2とが螺子係合さ
れるように形成されている。
【0024】2は前記したとおり筐体前部であり、当該
筐体前部2の内径部にはジョイント部1からの未処理水
を内部に流入させるための流水路21が形成されてい
る。3は筐体シリンダー部であり、後述するスクリュウ
ガイド8を収容するための形状および大きさを有してい
る。4は筐体後部であり、8のスクリュウガイドより磁
気処理された水を流出するためのものであり、その外径
部および内径部は前記筐体前部2と同様な形状を有して
いる。従って、筐体前部2、筐体シリンダー部3及び筐
体後部4によって本体筐体を構成している。5は筐体前
部2及び筐体後部4に設けられた断面が円形を有するリ
ング状パッキンであり、その材質として弾性を有するゴ
ムが使用され、水や液体が外部へ漏洩することを防止し
ている。6は磁気絶縁フィルムであり、この磁気絶縁フ
ィルム6は前記本体シリンダー部3の内周部に設けら
れ、スクリュウガイド8からの磁束が外部に漏磁するこ
とを防止している。7はスクリュウガイド8を筐体シリ
ンダー部3に対して弾性的に懸架支持するための懸架バ
ネであり、該懸架バネ7によってスクリュウガイド8は
支持されている。
【0025】8はスクリュウガイドであり、当該スクリ
ュウガイド8は図2に示すとおり、螺旋状に形成された
螺旋状流水路81を有し、前記ジョイント部1および筐
体前部2の流入路12からの未処理水がスクリュウガイ
ド8へと流入する。前記スクリュウガイド8は、何重に
も形成された螺旋状流水路81を有し、該スクリュウガ
イド部8内を水が流れていくことになる。ところで、流
体力学において、水の流速を増加させるためには、水を
回転させ、水の渦流を発生させることでその流速が増加
することが知られている。たとえば、瓶に入った水を瓶
の外に放出する場合には、単に瓶の口を下に向けて水の
重力のみで放出するよりも、瓶をもった人がその瓶の口
を回転させながら放出することにより、早く放出が完了
することでその理論を実践として説明される。本願発明
においてもこの法則を利用して、前記流水路81を多重
の螺旋状にすることで、水が回転し、渦水流が発生し、
その結果として流速が増大される。従って、ローレンツ
力を増加する一方法として、本願における多重の螺旋状
流水路81を用いることにより水流速の増大が得られる
ことになる。
【0026】一方、前記スクリュウガイド8はその内部
に永久磁石82を備え、該永久磁石82の磁束が螺旋状
流水路81に流れる水に対して鎖交するように配設され
ている。特に、永久磁石82の全長に対して螺旋状の流
水路81が幾重にも永久磁石82を中心として巻回され
ていることより、水の分子集団が磁束にあたる時間が長
くなり、従来の磁石棒を一時的に通過する水と比較し
て、その効率が高くなり、その結果、水の小分子集団化
が増大することになる。そして、前記永久磁石82は円
柱状に形成されており、螺旋状の流水路81のすべての
箇所で磁場を与えることが可能となっており、その流水
路の断面積と永久磁石の磁場との比率、すなわち、一断
面積当たりの水が受ける磁束密度は前記したとおり、単
に磁石棒の付近を通過した配管中の水と比較して、磁束
密度は増大する。したがって、このような構成をとるこ
とにより、ローレンツ力を増加する一方法である磁束密
度の増大がはかられることになる。この永久磁石82の
材質としては、サマリウムコバルト、ネオジウム等の希
土類マグネットが好適である。
【0027】83は磁気力を増加させるとともに磁気シ
ールドとして作用するポールピースであり、このポール
ピースは多数の分割された永久磁石82の前後および中
間部に配列されており、個々の分割された永久磁石が前
記ポールピース83に囲まれることにより、閉磁気回路
を構成している。特に、磁石と磁石との間に配設された
ポールピース83は左右の磁石の磁気回路の共通磁性板
として作用することにより、省スペースが図られると同
時により強い磁気作用が得られるものとなり、一個の永
久磁石を配設することに比べてより大きな磁気効果が得
られるものとなる。84は前記スクリュウガイド8の内
部に収納した永久磁石82が外部へ飛び出さないように
形成した押え蓋であり、これによって永久磁石82が移
動することが防止される。
【0028】そして、流体が永久磁石のN極とS極の間
に存在する磁力線を直角に横切る時に生ずるローレンツ
効果による起電力とN極とS極を交互に配置した方向の
異なった磁力線の間を通過する交番磁界作用によって流
体は磁気処理され、水の小分子化が促進されることにな
る。
【0029】ここで、本願出願人が発明したスクリュウ
ガイドを詳述する。従来例で示したとおり、従来おいて
はスクリュウガイドによって磁気処理した処理水をさら
にイオン化するため、シリカ、アルミナ、マグネシウ
ム、カリウム、カルシウム等の種類の金属元素を混合
し、さらに温度上昇しない方法で長時間かけて乾燥さ
せ、調整された還元雰囲気の炉内で、約1000乃至1
100度C前後で長時間焼成した緻密な焼成体セラミッ
クボールを焼成させ、このセラミックボールを多数収容
するセラミックボール収容部に収容し、当該セラミック
ボールに磁気処理水を通過させることにより、イオン化
処理を行っていた。しかしながら、セラミック素材を球
状に成形する製作は困難であり、またセラミックボール
は球形なため収容密度が低くなり、したがってその装置
自体が大型化し、更にはセラミックボールの性能を維持
することが難しく定期的にセラミックボールを交換する
必要があった。特に、従来の発明においては直列的に磁
気処理とイオン化処理を行うため必然的にその装置が大
型化していた。
【0030】そのために、本願出願人は、従来のシリ
カ、アルミナ、マグネシウム、カリウム等の金属材料の
替わりに微弱な放射線を放射する放射性鉱石や電気石等
の花崗岩石である多元素共存特殊鉱石材料を用いる。こ
れらの鉱石は波長11ミクロン、0.6ミリアンペア程
度の微弱電流が永久に流れ続ける誘導体である。そし
て、例えば流体が空気の場合、大気のマイナスイオンが
鉱石の持つプラス電極に吸い付けられ、マイナス電極に
整列される。マイナス電極に蓄えられた電子は、スクリ
ュウガイドの金属鉱石が液体に触れると瞬時に液体中に
放電される。これにより、液体がイオン化され電気分解
が促進することになる。そして、このような多元素共存
特殊鉱石材料をスクリュウガイドの形状に成形した成形
型に流し込み、その後1000度C前後の熱によりセラ
ミック化焼結する。このようにして、多元素共存特殊鉱
石材料自体をスクリュウガイドとすることにより、その
内部に永久磁石を内蔵する構成と相まって未処理水を磁
気処理すると同時にミネラルを多く含んだイオン化処理
水が生成できることになる。
【0031】次に第2の発明である、液体燃料の炭素間
結合を小型化して、完全燃焼を促進するとともに、完全
燃焼化によって燃費の向上や未燃焼残留ガスを少なくす
る液体燃料磁気処理装置について説明する。この装置は
炭素系列の共有体を用いたガソリン、軽油、灯油などの
燃料を使用する内燃機関や石油ストーブなどに適用が可
能である。この装置においても、基本的には前述した第
1の発明である磁気処理水生成装置における構成と変わ
ることはない。したがって、第1の発明である、未処理
水生成装置の説明をそのまま援用することが可能であ
り、水という称呼をガソリン、軽油、灯油と置き換えて
理解することができる。このように構成した場合、炭素
(C)が酸化反応して二酸化炭素(C02)に変化(燃
焼)するには、分子中の炭素数が少ないほど完全燃焼し
やすく、炭素数が多いほど未燃焼物(炭化水素化合物)
が増加する。よって、燃焼の直前に燃料の炭素間結合を
切ってバラバラ(イオン化)にすると、各炭素の酸化が
促進され未燃焼物が減少する。この結果燃費が向上する
とともに、排気ガス中の炭化水素化合物(HC)、窒素
酸化物(NOX)等の有害物質の排出を減少させること
ができるものとなる。
【0032】次に、図1に基づき本願発明による磁気処
理水を生成する装置におけるその動作を説明する。ま
ず、ホースまたはパイプに接続されたジョイント部1に
より未処理水が流入され、本体筐体の内部に形成された
流水路により該未処理水はスクリュウガイド部に導かれ
るとになる。そして、スクリュウガイド部に設けられた
螺旋状流水路を通過することにより、その内部に配設さ
れた永久磁石の磁気作用と前記スクリュウガイド部の材
料である鉱石により、未処理水が次第に磁気処理される
とともにイオン化されることになる。磁気処理およびイ
オン化された水は本体筐体に位置する流水路を通過し、
最後に流出用ジョイント部によって排出されることにな
る。
【0033】液体燃料を用いた場合は、例えば自動車に
使用する場合は燃料タンクとエンジンの中間に配設し、
石油ストーブの場合は燃料タンクと燃焼装置の間に配設
することが望ましい。
【0034】
【発明の効果】以上の如く、本願第1の発明は磁気処理
水生成装置において、水素結合により多数の水分子が異
方向に結合した水の分子集団を磁気作用によって小型化
させる磁気処理水生成装置において、水の流入口を有す
るジョイント部と、前記ジョイント部からの未処理水を
流入する筐体前部と、永久磁石を内部に収容し多重の螺
旋状の流水路を有し、前記流水路を通過する水流に対し
て鎖交する磁場を与えるスクリュウガイドと、前記スク
リュウガイドを内部に収容する筐体シリンダー部と、前
記スクリュウガイドによって磁気処理された磁気処理水
を流出するための筐体後部とを備え、前記スクリュウガ
イドを磁気処理と同時にイオン化処理が可能な多元素共
存特殊鉱石材料を用いて、セラミック成型したことによ
り、構造か簡単でかつ安価に水の分子集団を小型化する
とともに、イオン化のためにスクリュウガイド自体を放
射性鉱石や電気石等の多元素共存特殊鉱石材料を用いて
セラミック成型したことにより磁気処理化とイオン化が
同時に処理することが可能になり、装置自体の小型化が
達成できるものとなる。
【0035】また、第2の発明によれば炭素間結合され
た液体燃料を磁気作用によって炭素間結合を分断させる
ことにより完全燃焼化を促進させることが可能な液体燃
料磁気処理装置において、液体燃料の流入路を有するジ
ョイント部と、前記ジョイント部からの未処理燃料を流
入する筐体前部と、永久磁石を内部に収容し多重の螺旋
状の流通路を有し、前記流通路を通過する液体燃料に対
して鎖交する磁場を与えるスクリュウガイドと、前記ス
クリュウガイドを内部に収容する筐体シリンダー部と、
前記スクリュウガイドによって磁気処理された磁気処理
液体燃料を流出するための筐体後部とを備え、前記スク
リュウガイドを磁気処理と同時にイオン化処理が可能な
多元素共存特殊鉱石材料を用いて、セラミック成型した
ことにより、ガソリン、軽油、灯油などの炭素結合を有
する液体燃料の炭素間結合を分断することが可能とな
り、炭素分子の小分団化が達成される。このことによ
り、完全燃焼を容易にすることにより燃費の向上がはか
るとができ、完全燃焼するとにより、有害ガスの排出が
低減できるなど大きな特徴を有するものとなる。
【0036】以上、詳述したとおり、本願発明によれ
ば、構成が簡単かつ小型化が可能な磁気処理水生成装置
が得られることになり、家庭用浄水器として広く提供す
ることが可能である。また、ガソリン、軽油、灯油など
の内燃機関および燃焼機器に用いることにより、燃費の
向上や有害排気ガスの低減など数々の特徴を有するもの
となる。
【0037】
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係わる磁気処理水生成装置および液
体燃料磁気処理装置の断面構造図である。
【図2】本願発明に係わるスクリュウガイドおよび磁気
回路の構造図である。
【図3】水分子の状態を示す説明図である。
【図4】従来例における磁気処理水生成装置の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 ジョイント部 2 筐体前部 3 筐体シリンダー部 4 筐体後部 5 リング状パッキン 6 磁気絶縁フィルム 7 懸架バネ 8スクリュウガイド 11 テーパー部 12 流入路 13 螺子 21 流水路 81 螺旋状流水路 82 永久磁石 83 ポールピース 84 押え蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/68 530 C02F 1/68 530A 530B 540 540F 540B C10G 32/02 C10G 32/02 B C10L 1/00 C10L 1/00 F23K 5/08 F23K 5/08 C

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水素結合により多数の水分子が異方向に
    結合した水の分子集団を磁気作用によって小型化させる
    磁気処理水生成装置において、水の流入口を有するジョ
    イント部と、前記ジョイント部からの未処理水を流入す
    る筐体前部と、永久磁石を内部に収容し多重の螺旋状の
    流水路を有し、前記流水路を通過する水流に対して鎖交
    する磁場を与えるスクリュウガイドと、前記スクリュウ
    ガイドを内部に収容する筐体シリンダー部と、前記スク
    リュウガイドによって磁気処理された磁気処理水を流出
    するための筐体後部とを備え、前記スクリュウガイドを
    磁気処理と同時にイオン化処理が可能な多元素共存特殊
    鉱石材料を用いて、セラミック成型したことを特徴とす
    る磁気処理水生成装置。
  2. 【請求項2】 前記イオン化処理が可能な多元素共存特
    殊鉱石材料は微弱な放射線を放射する放射性鉱石、電気
    石等の花崗岩石であることを特徴とする請求項1記載の
    磁気処理水生成装置。
  3. 【請求項3】 炭素間結合された液体燃料を磁気作用に
    よって炭素間結合を切断させることにより完全燃焼化を
    促進させることが可能な液体燃料磁気処理装置におい
    て、液体燃料の流入路を有するジョイント部と、前記ジ
    ョイント部からの未処理燃料を流入する筐体前部と、永
    久磁石を内部に収容し多重の螺旋状の流通路を有し、前
    記流通路を通過する液体燃料に対して鎖交する磁場を与
    えるスクリュウガイドと、前記スクリュウガイドを内部
    に収容する筐体シリンダー部と、前記スクリュウガイド
    によって磁気処理された磁気処理液体燃料を流出するた
    めの筐体後部とを備え、前記スクリュウガイドを磁気処
    理と同時にイオン化処理が可能な多元素共存特殊鉱石材
    料を用いて、セラミック成型したことを特徴とする液体
    燃料磁気処理装置。
  4. 【請求項4】 前記イオン化処理が可能な多元素共存特
    殊鉱石材料は微弱な放射線を放射する放射性鉱石、電気
    石等の花崗岩石であることを特徴とする請求項3記載の
    液体燃料磁気処理装置。
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