JP3608732B2 - 電磁式水処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は電磁式水処理装置に関する。詳しくは、地上で生成された塩素やオゾンなどを水中に供給して水を殺菌、浄化するのではなく、汚水を電気分解することで生成された酸素系活性種を汚水中に大量に放出することで汚水の殺菌を行うと共に、汚水に磁界を与えて汚水に含まれる有機物分子を湿式燃焼させ、加えて汚水に含まれるコロイド粒子のイオン鞘を磁界の力ではぎ取ることによって、凝集したコロイド粒子群を水面に浮上させるようにすることで、汚水の浄化を行うようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
水の汚れは、様々である。水中の酸素不足に陥り、嫌気バクテリアの活動が活発になると悪臭が漂う。水の濁りは、あおこが発生したり、汚泥が増えることに起因する。ヘドロの中には重金属や植物繊維物が多数存在する。
【0003】
また、水を殺菌するために塩素などが多用されているが、残留塩素の問題や、水源にあおこが発生したり、有機物が増加することによって悪臭が発生する。塩素や発ガン物質の混入によって水の安全性も問題視されている。
【0004】
これらの問題を解決するため、従来では水を殺菌し、水を浄化する装置が開発されている。塩素を使用した電磁式水処理装置やオゾンを使用した電磁式水処理装置が最もポピュラーな水浄化手段であると言える。この水処理は、殺菌と浄化の双方の処理を含む。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来例のうち、塩素を使用した電磁式水処理装置では、殺菌および脱色作用があるが、上述したように残留塩素の問題を惹起すると共に、塩素ガスの発生装置など大掛かりな設備が必要になり、設備費が嵩む上、そのメンテナンスも大変である。
【0006】
オゾンを使用した電磁式水処理装置にあっては、オゾンを始めとして酸素系活性種による殺菌作用の他に、脱色、消臭作用があることが知られているが、オゾン臭などが発生したり、地上にオゾン発生設備が必要になるなど、設備が大掛かりになるために設備費が高く、そのメンテナンスも大変である。
【0007】
このように従来では、塩素を使用すると、残留塩素や塩素を混ぜることによる派生化学物質の存在が問題視されたり、最近開発されたオゾンや紫外線を使用した高度電磁式水処理装置は、装置が高価であったり、維持費が嵩むなどの問題を惹起していることは周知の事実である。
【0008】
そこで、この発明ではこのような従来の課題を解決するために、水中で水処理が可能なように小型化を実現すると共に、水の電気分解と、電界および磁界の作用で、水を殺菌し、溶存している有機物を湿式燃焼させて消滅させ、そしてヘドロなど汚れた固まりを浮上させられるようにした電磁式水処理装置を提案するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、請求項1に記載したこの発明に係る電磁式水処理装置では、汚水を吸水する水中ポンプと、
この水中ポンプより吐出した汚水を旋回させて渦流とする渦流発生部と、
この渦流発生部より送給された上記汚水に電界および磁界を加えて上記汚水の水成分を電気分解しながら配向すると共に、上記汚水中に含まれる有機物分子に高速回転を与えて湿式燃焼させる電磁部と、
上記渦流発生部より送給された空気を上記電磁部に供給された上記汚水と、この電磁部において混合することにより得られる気泡を剪断して超微粒状気泡を生成する気泡剪断部と、
この気泡剪断部より吐出した汚水を水中に送出する送出口とで構成され、
上記電磁部では上記水成分を電気分解することにより得られた酸素系活性種を上記送出口より水中に送出することで、上記水中に含まれる細菌が上記酸素系活性種によって殺菌し、併せて、
上記電磁部を通過する有機物分子の周辺に存在する上記水成分に対して上記電磁部からの磁界によって高速回転を加えて上記有機物分子と水成分との摩擦によって上記有機物分子を湿式燃焼させることで、上記汚水中より有機物分子を焼却すると共に、
上記汚水の固まりの表面からイオンを取り去り、
上記気泡剪断部によって生成された超微粒状気泡をこの気泡剪断部を通過する上記固まり、および水中に送出された上記固まりの表面に付着させるようにしたことを特徴とする。
【0010】
この発明では、水成分を電気分解することにより得られた酸素系活性種を水中に送出することで、水中に含まれる細菌が酸素系活性種によって殺菌される。有機物分子の周辺に存在する水成分に対して電磁部からの電界によって、水成分の双極子を電界方向に配向し、そして磁界によってこの水分子に高速回転を与える。この高速回転によって有機物分子と水成分との間で摩擦が生じる。この熱摩擦によって発生する高温によって有機物分子を湿式燃焼させる。この湿式燃焼によって汚水中より有機物分子を焼却して、水中の有機物を減少させる。
【0011】
磁界を汚水に加えることで、汚水の固まりの表面からイオンを取り去る。汚水の固まりはヘドロであったり、あおこであったり、水の汚れとなる物質である。以下これらをヘドロと総称すると、このヘドロの表面に結合されていたイオンは、磁界によるローレンツ力によって、表面のイオンの一部が剥ぎ取られれて、表面のイオン量が減少する。イオンの総量が減少することで、ヘドロ固まり同士の結合力が弱まり、ヘドロが微粒子化される。
【0012】
微粒子化されたコロイド粒子には、気泡剪断部によって生成された超微粒状気泡が水処理部の内部で、あるいは電磁式水処理装置の外部に放出されて水中に浮遊した状態で、その表面に付着する。超微粒状気泡による浮力によってコロイド粒子は水面まで浮上する。浮上したコロイド粒子群(スカム)を回収することで水が浄化される。
【0013】
【発明の実施の形態】
続いてこの発明に係る電磁式水処理装置の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
説明の便宜上この発明に係る電磁式水処理装置を水浄化装置に適用した場合についてその原理から説明する。
水を浄化するため電磁式水処理装置を水中に設置する。電磁式水処理装置は、吸水された汚れた水を電気分解して生成した大量の酸素系の活性種を汚れた水中に放出して、この活性種によって水中の細菌類を殺菌する。これと同時に装置内にはほぼ同位置に電界発生手段と磁界発生手段の双方が設けられ、電界発生手段によって電気分解されたイオン種を電界方向に配向させて電界の電極側に吸引すると共に、磁界によって汚水中に含まれる有機物周辺の水成分を高速回転させる。
【0014】
水分子を高速回転させると、有機分子と水成分との間で摩擦が起き、その摩擦熱によって有機物分子を湿式燃焼させる。有機物分子が燃焼すると有機物分子は炭酸ガスとアンモニアガスなどに分解されて、有機物分子が発散消滅する。この処理で水中の有機分子を減少させる。
【0015】
さらに、磁界内を通過した汚れた固まり(汚物であってヘドロ、あおこなどの微粒子同士の固まり(コロイド))にはその表面に+イオンが吸引され、イオン鞘の状態となっているが、電界および磁界による+イオンに対するローレンツ力で汚れた固まりの表面に吸着されているイオン鞘がはぎ取られる。はぎ取られて+イオンの量が少なくなると、コロイド粒子同士の結合力が強まり、コロイド粒子が再結合した状態で水中に浮遊する。この浮遊状態のコロイド粒子には装置内で生成された極微粒状泡(気泡)が、その表面に多数付着するので、この泡による浮力によってやがては水面まで浮いてくる。この浮遊物(スカム)を回収すれば水が浄化される。
【0016】
つまりこの発明にかかる水浄化用としての電磁式水処理装置では、水の電気分解による殺菌機能と、電界および磁界による有機物の燃焼機能さらには汚物の浮上作用によって、水中での殺菌を含めた浄化を同時に達成できる。
【0017】
次に、殺菌処理について図1を参照して説明する。
図1Aのように陽極12と陰極14の間に所定の電圧(直流電圧)を印加して、電極間に電界を発生させる。つまり電場をつくる。電極12,14間に雑菌を含んだ汚れた水(浄化すべき水)を流す。電極12,14間に水を流すと、水は電気分解される。電気分解によって陽極に生成される主な水分解物質は、 2 2 2 、OH、 3 、Oなどの酸素系の活性種である。酸素系活性種は程度の差こそあれ、その全てが殺菌作用を有する。
【0018】
陰極側に生成される主な水分解物質は、 2 、Hなどであり、この水素系活性種は何れも還元効果を発揮する。
【0019】
これらの活性種が水中を漂うことによって、酸素系活性種は細菌に遭遇することで、その細菌が酸化されて殺菌する。細菌に遭遇しないときには急速に分解して水や酸素を生成する。水素系活性種は酸化物質に遭遇すると、酸化物質を還元して水や水素を生成することになる。
【0020】
このように水中に放出された、電気分解によって生成された活性種は、殺菌効果や還元効果がありながら、派生化学物質は、何れも水や、酸素や水素のみであるから、塩素などの殺菌剤とは全く異なった殺菌システムと言える。
【0021】
電気分解によって生成された酸素が大量に水中に放出されることから、溶存酸素量が増え、結果的に好気性バクテリアを増殖し、これによって水性生物が生活できる環境に戻すことができる。
【0022】
この殺菌システムは、図1Bのように2重構造とすることもできる。この場合には陽極18と陰極16とを水流方向の前後で逆にすれば、上流側で発生した水浄化に直接効果のない活性種(イオン種)を、下流側の逆極性電極に生成された水素イオンを用いて活性水素化し、また水酸化イオンを用いて活性水酸基化することができる。さらに下流側に設置されたこの電極対によって生成された酸素系活性種および酸素も水中に大量に供給できるので、溶存酸素量も一層増やすことができる。
【0023】
次に、有機物の燃焼、コロイド粒子群の浮上について説明する。
水分子は一部電離しているが、多くは電離せずに 2 の分子の状態のままである。水分子は大きな電気双極子モーメントを持ち、電界にて強制的に電界方向に配向させることができる。特に水中に溶けている有機物周辺では電界の集中化が起こり、有機物周辺の水分子は電界方向に強く配向する傾向があることが、エレクト・レオロジー効果として知られている。
【0024】
また、有機物分子が存在しない自由水の双極子は20GHz付近で共振するが、有機物周辺の構造化された水分子は、その共振周波数が200MHz付近であって非常に低くなる。共振周波数以上の高周波磁界を印加すると、水分子をより高速回転させることができ、この高速回転によって水分子が加熱される。有機物周辺の水分子が高速回転すると、有機分子と水分子間の摩擦熱によって、有機物分子を集中的に加熱することができる。
【0025】
ここで、水流が高速水流であると、水分子が高速に流下するために高周波磁界の代わりに斉一磁界(直流磁界)を使用しても、この水分子を同様に高速回転させることができる。構造的には水流に直流磁界を与えた方が簡単である。
【0026】
そこで、図2のように電極12,14に対して磁界発生手段例えば磁石20を設ける。電界を加えることで電極方向に配向した高速水流(20〜30m/sec)を例えば磁界の束(磁場)に対して直角に移動させることで、磁場を通過する高速水流の水分子に対して高速回転を与えることができる。例えば、自由水での流速が100m/secで約100GHzであるから、高速水流では20GHz程度となる。
【0027】
また、有機物分子との界面付近における水和構造化された水分子の構造は、この高速回転を与えることによって破壊され、有機物分子の周辺では数マイクロsecほどの極めて短い時間で発熱を起こす。有機物分子周辺の水分子による熱の伝達速度は、1水分子に対して数msecと比較的遅いため、一瞬にして超高温となり、この超高温と電気分解によって活性化された酸素との働きで、有機物分子を湿式燃焼(熱分解)させて、この有機物分子が炭酸ガス、アンモニアガスなどに分解発散されて消滅(焼却)されることになる。
【0028】
また、電離したイオン類が磁界内を通過することによって、このイオン類にローレンツ力が働き、ヘドロや汚泥の固まりなどのコロイド粒子の表面に吸引されている+イオン鞘がローレンツ力によって剥ぎ取られる。これによってコロイド粒子相互間の結合力が強まり、やがてコロイド粒子同士の再結合が起きて凝集する。この凝集は水中を漂っている間に起こる。
【0029】
再結合(凝集)されたこのコロイド粒子塊(SS)に超微粒状の気泡が水中で吸着すると、大量の気泡による浮力によってこのコロイド粒子塊が水表面に浮上する。浮上したコロイド粒子塊(スカム)は汚泥である。汚泥を取り除くことで、水中が浄化される。
【0030】
なお、電極対を2段構成とし、1段目の電極対に磁界発生手段を配し、2段目(下流側)は電界発生手段のみとすると、1段目の電界と磁界とで水分子の電気分解が促進され、水素や水の活性種を大量に発生させることができる。これと同時に電極対のうち陽極には活性酸素種(酸素系活性種)が大量に存在することから、有機物分子を簡単に燃焼させるための環境を作ることができる。これに加えて、2段目の電極対を通過した水流を水中に放出すれば、大量の酸素系活性種を水中に放出できる。
【0031】
超微粒状の気泡は次のような手段を採用することで生成することができる。
図3に示すように、吸気管である棒状のフィン22を高速水流(旋回流)の中に置くと、フィン22の先端部付近の流速は、その中央部付近の流速よりも速くなることから、フィン先端部付近の圧力は負圧となる。その結果、フィン22に空気導口24を設けておけば、空気が吸い寄せられて高速水流中に流れ込む。これによって高速水流と空気が混合されて気泡が生ずる。
【0032】
気泡はその下流側に設けられた別のフィン22に衝突することで、気泡が砕け、気泡の大きさは衝突するたびに、元よりも1/2以下に剪断される。したがって周方向に複数のフィンを配置すると共に、これを水流に対して2段以上にわたって配置すれば、周方向に旋回する水流は幾度となくこれらフィン22への衝突を繰り返して流下することになる。例えば、フィンを10個配置することで、約1/1000等分された気泡が得られる。したがって超超微粒状の気泡となる。このように粒径が極めて小さい気泡は水中に放出した場合、水中を浮遊することになるので、同じように水中に浮遊しているコロイド粒子塊との親和力(結合力)もよく、コロイド粒子塊の表面に多量に吸着した状態で漂うことになる。なお、このような気泡が吸着するとその総合浮力によって、コロイド粒子塊はやがては水面上に浮上する。このコロイド粒子塊の浮遊物を回収することで、汚水は浄化されると共に、透明度が戻る。
【0033】
続いて、この発明に係る電磁式水処理装置の実施の形態を図4以下を参照して詳細に説明する。
図4はこの電磁式水処理装置30の概念図である。電磁式水処理装置30は図示するように水中ポンプ30Aと、その上部に設けられた水浄化部30Bとで構成される。水中ポンプ30Aの吸入口31aには金属製若しくは樹脂製のパイプ32が連結され、パイプ32の先端部にはフロート34が取り付けられ、フロート34の一部にフィルタ付きの吸水部36が設けられており、水面直下の汚水が吸水部36を介して水中ポンプ30Aに導かれる。
【0034】
水中ポンプ30Aの吐出口31bからは所定の流速をもって汚水が水浄化部30Bに導かれる。水浄化部30Bにはその上部に空気取り入れ手段が配される。図のように金属性若しくは樹脂製のパイプ48と、その上端面に設けられた空気取り入れ口を有するフロート49で空気取り入れ手段が構成される。フロート49は水面上に空気取り入れ口が突出するようにするためである。
【0035】
このフロート49より空気が吸入されると共に、水中ポンプ30Aを通過した汚水は破線aのように水浄化部30B内を通過することで、殺菌に寄与する酸素系活性種の生成と、汚水中に含まれる有機物分子の燃焼およびコロイド粒子のイオン鞘処理などが行われてから、放出口38aより水中に放出される。このように、水中に放出された酸素系活性種によって装置周辺での水中に棲息する細菌類が殺菌され、そして有機物分子は水浄化部30B内部で湿式燃焼により焼却される。
【0036】
図5はこの電磁式水処理装置30の断面図である。
電磁式水処理装置30は、腐食しにくい金属あるいは樹脂を使用した筒状のケース38を有し、この筒状ケース38の内部に設けられた水浄化部30Bは水中ポンプ30Aより導かれた汚水の流速を加速する渦流発生部40Aと、加速された汚水に対して電気分解を行うと共に、有機物分子を湿式燃焼させるなどの処理を行う、渦流発生部40Aの下部に位置する電磁部40Bと、さらに取り入れた空気と汚水を混合して生成した気泡を剪断して超微粒状の気泡にする気泡剪断部40Cとで構成される。
【0037】
順に説明すると、まず渦流発生部40Aは、何れも腐食に強い金属によって成型された上部内筒42と上部外筒44とを有し、上部外筒44には比較的大きな汚水取り入れ口44aが設けられ、連結パイプ45によって水中ポンプ30Aで汲み上げた汚水が、上部内筒42と上部外筒44との間の水流空間部52に注水される。
【0038】
上部内筒42の頂部には空気取り入れ口46が設けられ、ここに接続されたパイプ48を利用して、図4に示したように水面上から空気が取り入れられる。取り入れられた空気は、上部内筒42のほぼ中間部の円周方向に設けられた複数の吸気口50を介して水流空間部52内に放出されるが、この空気を取り入れることについては後述する。
【0039】
上部内筒42における上部外周の所定位置には、旋回流(渦流)を発生させるため図6に示すような半円月状をなし、上部外筒44の内径とほぼ同径となされた一対の加圧羽根54a、54bが、同一円周上に所定の傾斜角をもって取り付け固定されている。一対の羽根54a、54bを所定の角度だけ傾斜した状態で取り付けることで、加圧羽根54a、54bの対向開口面の間隔が狭まる。このように一対の加圧羽根54a、54bを傾斜して取り付けると共に、その対向開口面を狭めることによって、この対向開口面を通過する汚水が旋回しながら加速されて下流の水流空間部52内に放流される。
【0040】
因みに、渦流発生部40Aを通過した汚水は、取り入れ口44aの開口面積と、一対の加圧羽根54a,54bによって形成される対向開口面の面積の比に相当するだけ加速されながら旋回流となって流下するので、その面積比を適宜選定することによって、汚水は高速水流となって下流側に流れ込む。
【0041】
上部内筒42の下側の所定位置には上下2段にわたり所定長となされた複数の棒状フィン55,56が水流空間部52に向けて放射状に取り付け固定される。これら棒状フィン55,56は上部内筒42内の空気を吸い込んで水流空間部52内に放出するために設けられている。
【0042】
上段の棒状フィン55は図7に示すように、例えばほぼ90°の間隔で4本、上部内筒42に固定されている。この棒状フィン55よりもさらに下段に位置する棒状フィン56棒状フィン55に対して45°だけずらして取り付け固定される。さらにこれらの棒状フィン55,56にはその中心部に空気導口55a、56aがそれぞれ設けられている。
【0043】
上述したように、吸気口50より水流空間部52内に送り込まれた空気は水流空間部52内で汚水と混合されて気泡(気泡)が生ずる。この気泡は上下2段の棒状フィン55,56に衝突することで、砕かれることから気泡が次第に小さくなる。
【0044】
また、棒状フィン55,56内の空気導口55a、56aの先端部側の流速は、棒状フィン55,56の外周面部を流れる気泡の流速よりも遅くなることから、棒状フィン55,56の先端部付近は負圧となり、空気導口55a、56a内の空気が水流空間部52内に引き込まれる。これによってさらに気泡が増える。このように棒状フィン55,56は気泡を小さくすると共に、気泡を増殖させるために設けられている。
【0045】
上部内筒42に対し、その外側に配置される外筒はこの実施の形態では上部外筒44と中部外筒58とに2つに分割され、そのうち上部外筒44はほぼ吸気口50付近までの長さとなっている。そのため、この上部外筒44に連結される中部外筒58は一対の棒状フィン55,56が取り付けられた上部内筒42をカバーできるような長さに選定されたものが使用される。
【0046】
そしてこの上部内筒42と中部外筒58とで電磁部40Bが構成される。電磁部40Bは電界発生手段60と磁界発生手段62とで構成される。電界発生手段60によって水分子の電気分解と、配向が行われ、そして磁界発生手段62によって有機物分子を湿式燃焼させると共に、ヘドロ、あおこ、汚泥などのコロイド粒子のイオン鞘強制的に剥ぎ取られる
【0047】
まず、上部内筒42と中部外筒58とで構成される円筒電極対によって電界発生手段60が構成されて、水流空間部52内に電界(電場)が形成される。
中部外筒58の外周面には磁界発生手段62が設けられる。磁界発生手段としてこの実施の形態では磁石(永久磁石や電磁石など)が使用される。そのためこの例では、図8に示すように所定の間隔、例えばほぼ45°の間隔で磁界発生手段としての8個棒状の永久磁石62が取り付けられている。磁界は中部外筒58側(内側)がN極で、外側がS極となるような棒状磁石が使用される。棒状磁石62の外側には磁石固定用の金属バンド64が取り付けられるが、この金属バンド64は中部外筒58に対する電極としても機能する。
【0048】
続いて、気泡剪断部40Cについて説明する。
この気泡剪断部40Cもまたステンレスなどの腐食しにくい金属材が使用された下部内筒64と下部外筒66とで構成され、下部内筒64は円板状をなす金属製若しくは樹脂製の上下閉塞板68,70を有し、その周面の一部(中央上部側)には円板状をなすフランジ72が取り付けられている。上下閉塞板68,70は金属材で構成されるが、フランジ72は金属製あるいは樹脂製の何れであってもよい。
【0049】
図9に示すように、上閉塞板68は棒状フィン55,56の先端径とほぼ同じ外径に選定されるのに対して、下閉塞板70は下部外筒66の外径(実際にはそのフランジまでの径)とほぼ同じ外径に選定されている。下閉塞板70のうち水流空間部52に面する場所には複数箇所に長径若しくは円形をなす排水口70aが設けられている。
【0050】
一方、下部外筒66の内側にはこの例では2段にわたり気泡剪断用のフィン(剪断フィン)74,76が所定の間隔を保持して放射状に設けられる。剪断フィン74,76とフランジ72や上閉塞板68との関係を図9に示す。
【0051】
図9のように、上流側の剪断フィン74がほぼ90°の間隔で放射状に取り付けられているときには、下流側の剪断フィン76はほぼ45°回転させた状態で放射状に取り付けられる。その長さはほぼフランジ72と対峙する長さであるが、これは一例に過ぎない。
【0052】
上述した複数の内筒と外筒は電極として使用される。そのため、上述した複数の内筒42,64および外筒44,58は何れも上述したようにステンレス材などのように金属材であって、腐食しにくいものが使用される。
【0053】
そして、図10に示すようにこれら複数の内筒と外筒によって2重の電極対が構成される。そのため、例えば上部内筒42をマイナス電極としたときには、バンド64を介して中部外筒58が+電極となり、また下流側の下部内筒64は下閉塞板70によって導通がとられて+電極となる。そして下部外筒66がマイナス電極として使用される。また、それぞれの電極に所定の電圧を印加して所定の電場を形成するために、図のように、それぞれ対応する位置に電極79a〜79dが溶着される。これで円筒状をなす2重電極対による電界発生手段60が構成される。一対の電極対にはその内径や電極構造などによっても相違するが、10〜30ボルト程度の電圧で、1〜3アンペア程度の電流が印加される。
【0054】
以上のように構成された渦流発生部40A、電磁部40Bおよび気泡剪断部40Cは図5に示すような筒状ケース38内に収納されることになる。ただし、筒状ケース38は水中ポンプ30Aの全てをカバーする長さではなく、水中ポンプ30Aの頭部のみをカバーできる程度の長さとなっている。さらにこの筒状ケース38の下部はラッパ状の開口部となされ、その開口部が放出口38aとして使用される。これによって、図11に示すように水中ポンプ30Aを水底に設置した場合でも、放出口38aと水底との間には程良い距離が保たれることになる。
【0055】
上述した外筒44,58および66のそれぞれには、図10に示すように連結フランジ44b、58a、58b、66a、66bが設けられており、これらがリング状パッキン材80a〜80cを介して連結される。これで3つの外筒44,58および66は相互に電気的な絶縁を図りながら、相互かつ水密的に連結されたことになる。
【0056】
さて、このように構成された電磁式水処理装置30における水処理について以下に説明する。図11はこの電磁式水処理装置30の設置例である。水処理すべき場所は、水槽でも、池でも特に設置場所には拘らないが、水処理能力の観点から処理すべき場所はある程度区切られていた方が効率がよい。図11は汚水を貯留している水槽に適用した場合であって、その水底にこの電磁式水処理装置30が水中ポンプ30Aを下側にして設置される。水深に応じてパイプ32に長さが選定され、フロート34が水面に浮かぶようにする。
【0057】
そうすると、水面直下に吸水部36が位置するようになる。このように水面直下を汚水の吸水位置に選定したのは、水面直下は太陽光を直接受けるため汚水内の水分子が活性化されているので、電気分解による酸素系活性種の生成が一層容易になるからである。
【0058】
また、空気取り入れのためのパイプ48にもフロート49が設けられていて、水浄化部30Bへの空気の導入が行われる。このパイプ48には電源コードも配設され、水中ポンプ30Aなどへの電源の供給が行われる。
【0059】
水中ポンプ30Aを駆動すると、汚水が水中ポンプ30Aから水浄化部30B内に注ぎ込まれる。水中ポンプ30Aから吐出する汚水の流速(流量)は水中ポンプ30Aの能力によって決まるが、この実施の形態では1kWの水中ポンプ30Aを使用した。そのときの流量は、100l/minである。
【0060】
渦流発生部40Aの水流空間部52内に取り込まれた汚水は棒状フィン55,56によって旋回流(渦流)となされた状態で水流空間部52の下流側に押し出される。棒状フィン55,56は上部内筒42に対して傾斜して固定されているので、棒状フィン55,56を通過することによって汚水は旋回流となって、高速で流下する。この例では、20〜30m/sec程度の流速となる。
【0061】
流下した汚水は吸気口50より供給された空気と混合され、気泡が生成される。この気泡が上部内筒42の周面を旋回しながら電磁部40Bに到達する。電磁部40Bではさらに棒状フィン55,56から供給される空気によってさらに混合されて気泡が生成される。そして、この電磁部40Bには電界がかかっているので、水分子、特に有機物分子周辺に存在する水分子が電界の方向に強く配向されると共に、水分子が電気分解されてその陽極側である中部外筒58には上述したような酸素系活性種が生成される。この酸素系活性種は下流側にある一対の電極対64,66によっても生成されて、大量の酸素系活性種が排出口38aを介して水中に放出される。
【0062】
酸素系活性種のうち、オゾンや2酸化水素などは強力な殺菌作用があるので、これらによって水中の細菌類を殺菌する。したがって、ある程度の時間をかけて連続的に運転して、この酸素系活性種を水中に放出し続ければ、やがては電磁式水処理装置30が設置された場所から所定の範囲内の汚水を殺菌することができる。
【0063】
また、この電磁部40Bは磁場(本例では、0.4T(テスラ)位)が生成されているので、ここを水流が通過すると特に有機物分子周辺の水分子が高速回転され、この高速回転に伴って有機物分子と水分子との摩擦が起き、この摩擦による高熱が発生する。この摩擦熱によって有機物分子が湿式燃焼して、有機物分子が消滅する。
【0064】
電気分解および磁界を与えることで発生した大量の酸素は水中に放出されるので、水中の溶存酸素量が増え、これに伴って水中の好気性バクテリアが増殖するので、水中の活性化が一層活発になる。溶存酸素量の増加に伴って水中生物の棲息が可能になり、これによる浄化作用も期待できる。
【0065】
さらに、水流が磁場を通過することによって、イオン鞘が破壊される。これはコロイド粒子の表面の+イオン鞘に加わるローレンツ力によってその一部が剥ぎ取られるからである。その結果としてコロイド粒子同士の結合力が強まった状態で水中に放出される。
【0066】
気泡剪断部40Cまで到達した水流は上閉塞板68や円板72によって、旋回流の流れが妨げられ、旋回流が下部内筒64側に集中するのを抑えて下部外筒66側に散乱させる。そして、剪断フィン74,76に旋回流である気泡が衝突する結果、気泡が細かく剪断される。これによって、気泡は超超微細気泡となる。その径はほぼ10ミクロン程度である。
【0067】
この超微粒状気泡が図11のように水中に放出される。超微粒状気泡は気泡剪断部40Cや水中でヘドロ粒子の表面に吸着する。超微粒状気泡が付着したコロイド粒子は水中を浮遊し、やがてはこの超微粒状気泡による浮力によって水面まで上昇する。水面上に浮遊した浮遊物(スカム)は回収される。浮遊物を回収することで、上述した有機物分子の湿式燃焼と相俟って汚水は浄化され、水中の透明度が回復する。
【0068】
このようにして汚水は殺菌され、そして浄化される。地上でオゾンを発生させることなく、これを水中で行うので、オゾン臭に配慮する必要がない。また、高速旋回流を水中ポンプ30Aと渦流発生部40Aだけで発生させることができるので、電磁式水処理装置30には回転機構が全く存在しないから、装置自身の構成が極めて簡単である。
【0069】
また、動力源としては水中ポンプ30Aと電磁部40Bだけであるから、維持費が極めて安いなど、従来では得られない数々の画期的な、環境に最も適した電磁式水処理装置30を提供できる。
【0070】
上述した実施の形態では、電磁部40Bで電界発生手段60の他に、磁界発生手段62を同じ位置に設けたが、上流側と下流側とに分離して設けることもできる。但し、この場合には電磁式水処理装置自体多少大きくなる。
【0071】
この発明に係る電磁式水処理装置30は、どのような場所にでも設置できるが、処理能力的には当然限界があるので、浄化(殺菌を含む)すべき場所を区切ることで、効率的に水の浄化を達成できる。
【0072】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明では水分子の電気分解によって発生した酸素系活性種によって水中での殺菌を行い、磁界の作用で水分を高速回転させることで、有機物分子を湿式燃焼させて水中の有機物分子を消滅、焼却するようにすると共に、コロイド粒子などを凝集させながら水面に浮上させてこれを回収できるようにしたものである。
【0073】
これによれば、水中内に棲息する細菌類を殺菌できると共に、ヘドロ、あおこ、汚泥などに含まれる有機物分子を焼却して水中成分より有機物の含有量を大幅に低減させることができる。そして、凝集したコロイド粒子を界面まで浮上させることができるから、殺菌と浄化を効果的に、しかも効率的に、同時に達成することができる。
【0074】
また、酸素が溶存した気泡を大量に水中に供給できるから、水中の溶存酸素量が増加し、水中生物の生活に適した環境を提供できる。
しかも、この発明に係る電磁式水処理装置は、水中ポンプ以外の稼働部がないので、その分構成を簡略化できる実益を有する。電磁式水処理装置自身、渦流発生部、電磁部および気泡剪断部のみで構成できるので、しかもこれらは水中に設置できるので、従来のように大掛かりな塩素発生装置やオゾン発生装置などが全く不要になる。その結果、設備費およびメンテナンスの非常に安い装置を提供できる実益を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る電磁式水処理装置の原理を説明するための電気分解の説明図である(その1)。
【図2】電界と磁界印加時の動作を説明するための概念図である。
【図3】気泡剪断の説明図である。
【図4】この発明に係る電磁式水処理装置の原理的説明に使用する使用状態の説明図である。
【図5】この発明に係る電磁式水処理装置の実施の形態を示す要部の断面図である。
【図6】渦流発生部を説明するための要部の斜視図である。
【図7】渦流発生部に使用される棒状フィンの取り付け状態の説明図である。
【図8】磁石の取り付け状態を示す中部外筒の展開図である。
【図9】気泡剪断部の実施の形態を示す要部の平面図である。
【図10】電界発生手段に対する電圧印加例を示す図である。
【図11】この発明に係る水浄化装置における殺菌と浄化のシステムを示す図である。
【符号の説明】
30 電磁式水処理装置
30A 水中ポンプ
30B 水浄化部
40A 渦流発生
40B 電磁部
40C 気泡剪断部
42,64 内筒
44,58,66 外筒
60 電界発生手段
62 磁界発生手段
34,49 フロート

Claims (4)

  1. 汚水を吸水する水中ポンプと、
    この水中ポンプより吐出した汚水を旋回させて渦流とする渦流発生部と、
    この渦流発生部より送給された上記汚水に電界および磁界を加えて上記汚水の水成分を電気分解しながら配向すると共に、上記汚水中に含まれる有機物分子に高速回転を与えて湿式燃焼させる電磁部と、
    上記渦流発生部より送給された空気を上記電磁部に供給された上記汚水と、この電磁部において混合することにより得られる気泡を剪断して超微粒状気泡を生成する気泡剪断部と、
    この気泡剪断部より吐出した汚水を水中に送出する送出口とで構成され、
    上記電磁部では上記水成分を電気分解することにより得られた酸素系活性種を上記送出口より水中に送出することで、上記水中に含まれる細菌が上記酸素系活性種によって殺菌し、併せて、
    上記電磁部を通過する有機物分子の周辺に存在する上記水成分に対して上記電磁部からの磁界によって高速回転を加えて上記有機物分子と水成分との摩擦によって上記有機物分子を湿式燃焼させることで、上記汚水中より有機物分子を焼却すると共に、
    上記汚水の固まりの表面からイオンを取り去り、
    上記気泡剪断部によって生成された超微粒状気泡をこの気泡剪断部を通過する上記固まり、および水中に送出された上記固まりの表面に付着させるようにしたことを特徴とする電磁式水処理装置。
  2. 上記渦流発生部は、上部内筒と上部外筒で構成され、
    上記上部内筒には半円月状をなす2枚の板体が互いに傾斜させた状態で上記板体が上記内筒に取り付けられ、
    上記2枚の板体の対向間隙内を上記汚水を通過させることで高速の旋回流を付与するようにしたことを特徴とする請求項1記載の電磁式水処理装置。
  3. 上記電磁部は、上記上部内筒と、上記上部外筒の下部に設けられた中間外筒とを有し、
    上記内筒と中間外筒とによって一対の電極円筒対が構成されて電界発生手段が構成されると共に、
    上記中間外筒の周面には磁界発生手段が設けられ、上記内筒と中間外筒との間を通過する旋回された汚水を電気分解すると共に、上記汚水の水成分に対して高速回転を与えるようにしたことを特徴とする請求項記載の電磁式水処理装置。
  4. 上記気泡剪断部は、上記電磁部の下面側に設けられた下部内筒及び下部外筒で構成され、
    そのそれぞれには上記下部内筒と下部外筒との間を通過する水流を妨げるフィンが設けられ、
    水流を上記フィンに多重衝突させることによって、超微粒状気泡が生成されるようにしたことを特徴とする請求項1記載の電磁式水処理装置。
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