JP2002262057A - 画像レイアウト装置、記録媒体、およびプログラム - Google Patents

画像レイアウト装置、記録媒体、およびプログラム

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JP2002262057A
JP2002262057A JP2001056694A JP2001056694A JP2002262057A JP 2002262057 A JP2002262057 A JP 2002262057A JP 2001056694 A JP2001056694 A JP 2001056694A JP 2001056694 A JP2001056694 A JP 2001056694A JP 2002262057 A JP2002262057 A JP 2002262057A
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JP2001056694A
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English (en)
Inventor
Kazutaka Tasaka
和孝 田坂
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の画像を指定領域内に見栄え良く配置す
るレイアウトを高速に作成することが可能な画像レイア
ウト装置を提供する。 【解決手段】 画像レイアウト装置は、指定領域Dを複
数の帯状の単位領域Riに等しく分割し、各画像領域E
iの縦方向の長さaを単位領域Riの縦方向の長さuの
整数倍(ここでは1倍)の長さとして決定し、かつ、各
画像領域Eiの横方向の長さxiを各画像領域Eiの縦
方向における長さaと各画像領域Eiの縦横比ciとを
用いて決定することにより、各画像領域Eiのサイズを
決定する。そして、全ての画像領域Eiを所定のアルゴ
リズムにしたがって単位領域Riの境界線に沿って配置
する。これにより、画像を各画像の縦横比に応じて出来
るだけ大きく表示し、かつ、整然とした見栄えの良いレ
イアウトを自動生成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の画像を指定
領域内にレイアウトする画像レイアウト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紙面(チラシ)や画面上の指定サイズの
領域(指定領域)内において、画像を伴った複数の商品
を掲載することがチラシやインターネットのブラウザー
などで行われている。
【0003】このような紙面等におけるレイアウト手法
としては、商品枠をあらかじめ定めておきその商品枠内
に各商品に関する情報を配置するものなどが存在する。
ただし、このレイアウト手法においては、検索性が優先
されるため、画像の見やすさという点は考慮されにくい
という問題がある。
【0004】これに対して、画像の見やすさを考慮する
別のレイアウト手法として、指定サイズの領域内に各商
品の外観等を表示するできるだけ大きな画像を見栄え良
く配置することにより、その視認性を高めたものなどが
存在する。このようなレイアウト手法は、靴、アパレ
ル、バッグなど、外観に価値を有する商品の広告等にお
いて特に多用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな画像中心のレイアウトは、編集ソフトウエアなどを
用いて人手によって行われているのが現状である。した
がって、その作成に労力と時間とを要するため、納期面
やコスト面での不利益が存在する。
【0006】そこで、本発明は前記問題点に鑑み、複数
の画像を指定領域内に見栄え良く配置するレイアウトを
高速に作成することが可能な画像レイアウト装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の画像レイアウト装置は、複数の画
像領域を指定領域内にレイアウトする画像レイアウト装
置であって、前記指定領域を複数の帯状の単位領域に分
割する領域分割手段と、前記単位領域の帯幅方向である
第1方向における前記画像領域の長さを、前記単位領域
の帯幅方向の長さの整数倍の長さとして決定し、かつ、
前記第1方向に垂直な第2方向における前記画像領域の
長さを、当該画像領域の前記第1方向における長さと当
該画像領域の縦横比とを用いて決定することにより、前
記複数の画像領域のそれぞれのサイズを決定する画像領
域サイズ決定手段と、所定のアルゴリズムにしたがっ
て、前記複数の画像領域を前記単位領域の境界線に沿っ
て配置する配置手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の画像レイアウト装置は、
請求項1に記載の画像レイアウト装置において、前記複
数の帯状の単位領域のそれぞれは、横長の領域であるこ
とを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の画像レイアウト装置は、
請求項1に記載の画像レイアウト装置において、前記複
数の帯状の単位領域のそれぞれは、縦長の領域であるこ
とを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の画像レイアウト装置は、
請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像レイア
ウト装置において、前記画像領域の第1方向の長さは、
当該画像領域の縦横比の度合いに応じて定められること
を特徴とする。
【0011】請求項5に記載の画像レイアウト装置は、
請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像レイア
ウト装置において、前記画像領域の第1方向の長さは、
当該画像領域についてのアピール度に応じて定められる
ことを特徴とする。
【0012】請求項6に記載の画像レイアウト装置は、
請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像レイア
ウト装置において、前記画像領域の第1方向の長さは、
前記単位領域の帯幅方向の長さと同一の長さとして定め
られることを特徴とする。
【0013】請求項7に記載の画像レイアウト装置は、
請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の画像レイア
ウト装置において、前記指定領域を複数の帯状の単位領
域に分割する際の分割数は、前記画像領域サイズ決定手
段によって決定された各画像領域のサイズに基づいて算
出される各画像領域の面積の総和が前記指定領域の大き
さを超えないように定められることを特徴とする。
【0014】請求項8に記載の記録媒体は、コンピュー
タを、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の画像
レイアウト装置として機能させるためのプログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であること
を特徴とする。
【0015】請求項9に記載のプログラムは、コンピュ
ータを、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の画
像レイアウト装置として機能させるためのプログラムで
あることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0017】<A.第1実施形態> <A1.構成概要等>図1は、画像レイアウト装置1を
用いたチラシの作成とその作成されたチラシの配布とを
示す図である。なお、後に詳述するように、この画像レ
イアウト装置1によれば、見栄えの良いレイアウトを高
速に作成することができる。
【0018】図1に示すように、この画像レイアウト装
置1は、複数の商品が掲載された同一内容の「共通チラ
シ」のレイアウトをより簡易に生成することが可能であ
る。そして、そのレイアウトデータに基づいて製版およ
び印刷を行うことにより、共通チラシが作成される。作
成された「共通チラシ」は、新聞の折り込みチラシとし
て所定の地域において配布される。
【0019】あるいは、この高速性を利用することによ
り、各顧客毎に掲載商品が異なる「パーソナルチラシ」
を簡易に作成することも可能である。この「パーソナル
チラシ」は、各顧客の嗜好等に合わせて1枚ごとに内容
が異なるチラシである。上記の画像レイアウト装置1に
よれば、それぞれの内容が異なるチラシのレイアウトを
高速に作成することが可能であるので、個別の内容を有
する印刷物の高速印刷が可能なデジタル印刷機と組みあ
わせることにより、このようなパーソナルチラシを作成
することが可能である。すなわち、各チラシは、各レイ
アウトが画像レイアウト装置1によって生成された後、
その各レイアウトに基づいて無版デジタル印刷機などに
よって印刷され、さらに封筒に入れて各顧客に郵送され
る。これにより、各顧客のニーズに合わせたチラシ(パ
ーソナルチラシ)の配布が可能になる。
【0020】図2は、画像レイアウト装置1のハードウ
エア構成を表す概念図である。図2に示すように、画像
レイアウト装置1は、CPU2、半導体メモリおよびハ
ードディスクなどを含む記憶部3、各種の記録媒体から
情報を読み出すメディアドライブ4、モニタなどを含む
表示部5、キーボートおよびマウスなどを含む入力部
6、他の機器との通信を行う通信部7を備えるコンピュ
ータシステム(以下、単に「コンピュータ」とも称す
る)によって構成されている。CPU2は、バスライン
BLおよび入出力インターフェースIFを介して、記憶
部3、メディアドライブ4、表示部5、入力部6、通信
部7などに接続されている。また、メディアドライブ4
は、CD−ROM、DVD(Digital Versatile Dis
k)、フレキシブルディスクなどの可搬性の記録媒体9
からその中に記録されている情報を読み出す。
【0021】このコンピュータは、記録媒体9に記録さ
れたソフトウエアプログラム(以下、単に「プログラ
ム」とも称する)を読み込み、そのプログラムをCPU
2等を用いて実行することによって、後述するような各
種の動作を実現する画像レイアウト装置1として機能す
る。なお、各機能を有するプログラムは、記録媒体9を
介して供給(ないし配給)される場合に限定されず、L
ANやインターネットなどのネットワーク(通信回線)
および通信部7を介して、このコンピュータに対して供
給(ないし配給)されてもよい。
【0022】このように、画像レイアウト装置1は、コ
ンピュータにおいてソフト的に構築される装置である。
【0023】<A2.処理フロー等>つぎに、図3のフ
ローチャートを参照しながら、この画像レイアウト装置
1における動作について説明する。ここでは、図4のよ
うな画像のレイアウトを行う場合について説明する。
【0024】まず、ステップSP110において、指定
領域を複数の帯状の単位領域に分割する。図4は、この
分割状態を示す図である。図4においては、複数の商品
に関する画像を掲載すべき矩形形状の商品掲載領域Dが
指定領域として指定されており、この指定領域Dが縦方
向に4等分に分割されることによって、4つの横長の帯
状の単位領域R1〜R4が形成された状態が示されてい
る。各単位領域Riの帯幅方向(ここでは縦方向)の長
さuは、指定領域Dの縦方向の長さYと分割数nとを用
いると、u=Y/nとして表現される。なお、「帯幅方
向」とは、帯状の矩形領域の短手方向を意味するものと
する。たとえば、図4に示す横長の単位領域Riの帯幅
方向は、縦方向(Y方向)である。
【0025】ここでは、図5に示すように、K個の商品
M1〜MKに関する画像を上記の指定領域Dに掲載する
場合を想定する。画像レイアウト装置1は、記憶部3に
記憶された商品データベースに基づいて、これらの商品
M1〜MKについての画像情報G1〜GKおよび文字情
報C1〜CKを取得することができる。
【0026】つぎに、ステップSP120において、複
数の画像のそれぞれのサイズを決定する。これらの複数
の画像は、それぞれ、矩形形状の表示領域内に表示され
る。
【0027】図6に示すように、各画像Giを表示する
矩形形状の各表示領域Eiは、画像Gi自体を表示する
領域を含む他、必要に応じて、画像自体の周辺の全部ま
たは一部に設ける空白領域や、文字情報を表示する文字
領域などをも含むものとして設定することができる。以
下では、画像に関連する情報の表示領域を当該画像の表
示領域Ei(以下、単に「画像領域」とも称する)とし
て扱うものとする。
【0028】図6においては、画像領域Eiの内部に、
画像Giが表示される様子が示されている。画像Gi
は、横方向および縦方向において、それぞれ、長さG
x,Gyを有している。また、長さGxは画像領域Ei
の縦方向の長さai以下であり、長さGyは画像領域E
iの横方向の長さxi以下である。また、画像Giの下
側には文字領域が設けられており、この文字領域に「ソ
ファ 19800円」の文字が表示されている様子が示
されている。また、この文字領域は縦方向にcy1の長
さを有している。また、画像Giの上下において空白領
域が設けられており、各空白領域は縦方向にそれぞれ長
さys1,ys2の長さを有している。さらに、画像G
iの左右においても空白領域が設けられており、各空白
領域は横方向にそれぞれ長さxs1,xs2の長さを有
している。
【0029】このステップSP120においては、この
画像領域Eiの大きさを次のようにして定める。
【0030】まず、図4に示すように、各画像領域Ei
の帯幅方向(ここでは縦方向)の長さai(=a)を、
帯状の各単位領域R(R1〜R4)の帯幅方向の長さ
(ここでは縦方向の長さ)uと同一の長さを有するもの
として決定する。すなわち、画像領域Eiの縦方向の長
さaiは、指定領域Dの縦方向の長さYと分割数nとを
用いると、 ai=u=Y/n として表現される。なお、長さaiは、各画像領域Ei
に共通の一定値aである。
【0031】そして、帯幅方向に垂直な方向(ここでは
横方向)における各画像領域Eiの長さxiは、画像領
域Eiの縦方向における長さaと当該画像領域Eiの縦
横比ciとを用いて、 xi=a×ci にしたがって決定される。この縦横比ciは、通常、各
画像領域Eiごとに異なる値となる。また、ここでは縦
横比ciを横方向の長さを縦方向の長さで除した値とし
て定義するものとし、たとえば、縦方向の長さと横方向
の長さとの比が1:2の場合は、縦横比ci=2/1=
2として求められる。この場合、横方向の長さxiは、
xi=a×ci=2×aとして求められる。
【0032】さらに、次のステップSP130において
は、分割数nの是非を検討する。具体的には、 関数F(n)=n×X−Σxi の値が最小の正の値となるようなnを最適値として定め
ることができる。なお、式中のΣは、掲載すべきK個の
画像領域に関連する変数(ここではxi)の総和を意味
する記号である。
【0033】この関数F(n)は、指定領域Dの横方向
の長さXと分割数nとの積(すなわちn×X)と、縦横
比ciを用いて決定される各画像領域Eiの横方向の長
さxiについての総和(すなわちΣxi(i=
1,...,K);ただしKは画像領域の数)との差と
して定義されるものである。すなわち、この関数F
(n)の第1項は、画像領域Eiの配置対象となる単位
領域の横方向長さの限界値を表しており、第2項は、全
画像領域Eiの横方向長さの総和を表している。なお、
この関数の第1項は、指定領域Dのu(ないしa)を基
準単位とする面積を表しており、第2項は、u(ないし
a)を基準単位とする全画像領域Eiの面積の総和を表
しているものと解することもできる。
【0034】より具体的には、n=1から順次に1つず
つnを増加させてステップSP110からステップSP
130に至る処理を繰り返すことにより実現される。す
なわち、n=1から順次に1つずつnを増加させて関数
F(n)を求め、関数F(n)が最初に正の値となるn
を最適値として求めることが可能である。また、適宜の
値から関数F(n)を求め、その符号(正であるか負で
あるか)に応じてnを増減させつつ適切なnを求めるこ
とも可能である。これによって、画像領域Eiの面積の
総和が指定領域Dの面積よりも小さく、かつ、各画像領
域Eiをできるだけ大きなサイズに設定することができ
る。
【0035】このように、指定領域を複数の帯状の単位
領域に分割する際の分割数nは、各画像領域Eiの面積
の総和が指定領域Dの面積を超えないように定められ
る。これにより、各画像領域のサイズをより適切に定め
ることができる。ここにおいて、各画像領域Eiの面積
は、上記のステップSP120において決定された各画
像領域Eiの大きさに基づいて算出される。
【0036】なお、ここでは、関数F(n)=n×X−
Σxiの値が最小の正の値となるnを最適値として求め
る場合を例示したが、これに限定されず、求められたn
に対して若干の値を増減させた値を最適なnの値として
定めても良い。
【0037】つぎに、ステップSP140において、所
定のアルゴリズムにしたがって、複数の画像領域Eiを
各単位領域Riの境界線に沿って配置する。
【0038】具体的には、図7に示すように、各画像領
域Eiを最も上段の単位領域R1の下側境界線L1に沿
って左側から順次に配置していく。そして、単位領域R
1において指定領域Dからはみ出た画像領域Eiを次の
単位領域R2の最も左側の位置に移す。たとえば、図8
に示すように、画像領域E1〜E4を順次に単位領域R
1の下側境界線L1に沿って左側から順次に詰めて配置
する。その後、単位領域R1に配置された画像領域E4
の右側に画像領域E5を配置しようとすると、指定領域
Dからはみ出てしまう。そこで、この画像領域E5を次
の単位領域R2の最も左側の位置に移動させる。
【0039】次の画像領域E6以降の画像領域Eiにつ
いても単位領域R2の下側境界線L2に沿って順次に配
置する。図8においては、画像領域E5〜E9が単位領
域R2においてその下側境界線L2に沿って順次に配置
されている状態が示されている。
【0040】さらに、同様の動作を繰り返すことによっ
て、画像領域E10以降の画像領域Eiについても同様
の配置動作を行う。以上のようにして、各画像領域Ei
を4つの単位領域R1〜R4に配置することができる。
【0041】なお、はみ出ているか否かについては、所
定の誤差を許容することも可能である。すなわち、指定
領域Dから若干はみ出ている場合において、そのはみ出
し量が許容誤差範囲内であるときははみ出していないと
して取り扱っても良い。この許容誤差としては、指定領
域Dの横方向の長さXに対して所定の割合を乗じた値
(たとえば、0.05×X)などを定めることができ
る。また、条件によっては全ての画像領域Eiを配置す
ることが出来ないことも生じ得るが、その場合には、分
割数nを増加させて再計画するようにしても良い。
【0042】また、上記の配置アルゴリズム(以下、
「第1の配置アルゴリズム」と称する)においては、順
次に画像領域Eiを配置していく過程において「はみ出
し」が生じた場合には、はみ出した画像領域を次の単位
領域Riに配置し、以降の画像領域についてはその単位
領域Ri以降を対象として配置可能であるか否かを検討
する場合について説明した。これは、比喩的に表現すれ
ば、箱(単位領域Ri)に各物品(画像領域Ei)を順
次に詰めていくにあたって、物品がはみ出てしまった場
合には、その箱のふたを閉じ、次の新たな箱に以降の物
品を詰めていく作業として捉えることができる。
【0043】ところで、配置アルゴリズムは、上記のも
のに限定されず、様々な手法を用いることが可能であ
る。たとえば、物品のはみ出しが生じた箱のふたを閉じ
ることなく、物品のはみ出しが生じたことがある箱に対
しても次の物品が入るか否かを常に確認しながら詰め込
み作業を行うようにしても良い。すなわち、各単位領域
Riに対して各画像領域が配置可能であるか否かを、常
に単位領域R1〜R4の順序で確認する配置アルゴリズ
ム(以下、「第2の配置アルゴリズム」と称する)を採
用するようにしても良い。図9は、この第2の配置アル
ゴリズムを用いることによって、画像領域E11が単位
領域R1において画像領域E4の右側に配置されている
様子を示している。
【0044】さらには、各単位領域Ri内における未配
置領域(言い換えれば画像領域Eiを新たに配置するこ
とが可能な領域)のX方向長さがなるべく均等になるよ
うに各画像領域Eiを配置するアルゴリズム(以下、
「第3の配置アルゴリズム」と称する)も存在する。図
10はこの第3の配置アルゴリズムに従って各画像領域
Eiを各単位領域Riに配置した一例を表す図である。
図10に示すように、単位領域R1〜R4のうち、未配
置領域のX方向の長さ(「残り長さ」とも称する)が最
も長い単位領域Riに対して画像領域Eiが配置され
る。具体的には、まず、各画像領域E1〜E4が、それ
ぞれ、単位領域R1〜R4に配置される。その後、画像
領域E5は、単位領域R1〜R4のうち「残り長さ」が
最も長い単位領域R1に対して配置される。同様にし
て、画像領域E6は単位領域R4に対して配置され、画
像領域E7は単位領域R2に対して配置され、画像領域
E8は単位領域R3に対して配置される。以降の画像領
域Eiについても同様である。
【0045】あるいは、上記の3つの配置アルゴリズム
のそれぞれにおいて、あらかじめ各画像領域Eiの横方
向の長さxiに関してソートを行っておき、そのソート
結果に基づく順序で画像領域Eiの配置順序を決定する
ようにしても良い。なお、ソートは、降順、昇順のいず
れで行っても良い。
【0046】さらに、ステップSP150においては、
微調整を行う。具体的には、各単位領域Riに配置され
る複数の画像領域Ei間を均等に割り付けることや、あ
るいは、誤差を許容した場合には各画像領域Eiの大き
さを均等に縮小するなどの処理を行うことができる。
【0047】なお、次のステップSP150の移行する
前において、各単位領域Ri内に配置されている画像領
域Eiを相互に交換することによって、配置をさらに変
更するようにしても良い。具体的には、複数の単位領域
Riのそれぞれに配置される画像領域の横方向の長さの
総和が、複数の単位領域Riにわたって均等となるよう
に配置を変更する。これによって、より適切な配置をあ
らかじめ作成しておくことが可能である。
【0048】以上のようにして、図4のようなレイアウ
トを作成することができる。
【0049】このように、この第1実施形態の画像レイ
アウト装置1によれば、指定領域Dを複数の帯状の単位
領域Riに分割し、画像領域Eiの縦方向の長さを単位
領域Riの縦方向の長さと同一となるように決定し、か
つ、画像領域Eiの横方向における長さを画像領域Ei
の縦方向における長さと画像領域Eiの縦横比ciとを
用いて決定する。ここにおいて、仮に、その大きさが予
め定められた枠内に画像領域Eiを割り付ける場合を想
定すると、枠の縦横比と画像領域の縦横比とは一般的に
一致しないため、各画像領域Eiの大きさは枠の縦方向
および横方向の大きさのうちの一方の制約を受け、他方
の方向においては枠の許容大きさよりも小さなものにな
ってしまう。すなわち、当該他方の方向には隙間が生じ
ることになる。しかしながら、この実施形態において
は、画像領域Eiの横方向の大きさxiは、画像領域E
iの縦横比ciと画像領域Eiの縦方向の大きさaとを
用いて決定されるので、そのような制約を受けることが
無い。言い換えれば、各画像領域Eiの大きさは、出来
るだけ大きく設定されることになるのである。
【0050】また、各画像領域Eiは、単位領域Riの
境界線に沿って配置されるので、整然としたレイアウト
が実現される。特に、各画像領域Eiは、その第1方向
における大きさ(長さ)を同一に揃えた上で単位領域R
iの境界線に沿って配置されるので、より整然としたレ
イアウトが可能になる。
【0051】なお、上記においては、指定領域Dを横長
の複数の帯状の単位領域Riに分割する場合について説
明したが、これに限定されず、図11に示すように、指
定領域Dを縦長の複数の帯状の単位領域Riに分割して
も良い。この場合には、各画像領域Eiの帯幅方向(こ
こでは横方向)の長さaiは、各単位領域Riの帯幅
(ここでは横方向の長さ)uと同一の長さを有するもの
として決定され、指定領域Dの横方向の長さXと分割数
nとを用いると、ai=u=X/n、として定められ
る。また、帯幅方向に垂直な方向(ここでは縦方向)に
おける各画像領域Eiの長さyiは、画像領域Eiの横
方向における長さa(=ai)と当該画像領域Eiの縦
横比ciとを用いて、yi=a/ci、に従って算出さ
れる。さらに、分割数nは、関数F(n)=n×Y−Σ
yi、の値が最小の正の値となるようなnを最適値とし
て定めることなどが可能である。
【0052】<B.第2実施形態>上記第1実施形態に
おいては、画像領域Eiの縦方向の長さa(図4参照)
が、単位領域Riの帯幅uと同一の長さとして定められ
る場合について説明したが、本発明はこれに限定されな
い。この第2実施形態においては、各画像領域Eiの縦
方向の長さaiが、当該画像領域の縦横比の度合いなど
に応じて異なる値として定められる場合について説明す
る。
【0053】この第2実施形態の画像レイアウト装置
は、第1実施形態の画像レイアウト装置と類似の構成を
有し、類似の動作を行う。以下では、相違点を中心に説
明する。
【0054】ここでは、図12のような画像のレイアウ
トを行う場合について、図13のフローチャートを参照
しながら説明する。この第2実施形態の処理(図13)
は、第1実施形態の処理(図3参照)と同様の流れを有
しているが、各ステップにおける処理が若干異なってい
る。
【0055】まず、ステップSP210において、指定
領域を複数の帯状の単位領域に分割する。図12は、こ
の分割状態を示す図である。図12においては、複数の
商品に関する画像を掲載すべき矩形形状の商品掲載領域
Dが指定領域として指定されており、この指定領域Dが
縦方向に9等分に分割されることによって、9つの横長
の帯状の単位領域R1〜R9が形成された状態が示され
ている。なお、第1実施形態に比べて指定領域Dはさら
に細かく分割されており、この細かく分割された単位領
域Riの縦方向の長さの2倍以上の整数倍の長さが、各
画像領域Eiの縦方向の大きさとして定められることが
ある点で第1実施形態と相違する。
【0056】つぎに、ステップSP220において、複
数の画像領域Eiのそれぞれのサイズを決定する。この
第2実施形態においては、各画像領域Eiの縦方向の長
さは、帯状かつ横長形状を有する単位領域R1〜R9の
それぞれの帯幅(すなわち縦方向の大きさ)方向の長さ
の整数倍として定められる。
【0057】そのため、このステップSP220におい
ては、この画像領域の大きさを次のようなルールに基づ
いて定める。
【0058】まず、各画像領域Eiの帯幅方向(ここで
は縦方向)の長さaiは、指定領域Dの縦方向の長さY
と分割数nとを用いると、ai=Bi×Y/n=Bi×
u(ただし、u=Y/n)として表現される。
【0059】ここで、Biは整数値であり、画像領域E
iの縦横比ciの度合いに応じて定められる値である。
具体的には、図14に示すように、縦横比ciが1より
小さい画像(すなわち縦長の画像)については、Bi=
3として定め、縦横比ciが1より大きい画像(すなわ
ち横長の画像)については、Bi=2として定める。図
14(a)はBi=3の場合を示し、図14(b)はB
i=2の場合を示している。
【0060】また、縦長の度合いがさらに大きな場合
(たとえば縦横比ciが1/2より小さい画像)にはB
i=4、横長の度合いがさらに大きな場合(たとえば縦
横比ciが2より大きい画像)にはBi=1として定め
ても良い。なお、縦横比ciが1、1/2、2の各境界
値に等しい場合には、縦横比ciがその値よりも若干大
きいか小さい場合に与えられる値のうちのいずれかをB
iとして適宜に定めればよい。図14(c)はBi=1
の場合を示しており、Bi=4の場合については図示を
省略している。
【0061】つぎに、帯幅方向に垂直な方向(ここでは
横方向)における各画像領域Eiの長さxiは、画像領
域Eiの縦方向における長さaと当該画像領域Eiの縦
横比ciとを用いて、 xi=ai×ci、 にしたがって決定される。この縦横比ciは、通常、各
画像領域Eiごとに異なる値を有する。
【0062】このように、画像領域Eiの縦方向の長さ
を当該画像領域Eiの縦横比ciの度合いに応じて定め
ることによって、より柔軟に画像の大きさを定めること
ができる。特に、一方向に細長い画像領域(たとえば非
常に細長い横長の画像領域)の面積が大きくなることを
防止することができるので、縦横比の度合いが大きく相
違する場合においても、各画像の面積の相違を抑制する
ことが可能である。
【0063】さらに、次のステップSP230において
は、分割数nの是非を検討する。具体的には、 関数F(n)=n×X−Σ(Bi×xi) の値が最小の正の値となるようなnを最適値として定め
ることができる。この関数F(n)は、指定領域Dの横
方向の長さXと分割数nとの積(すなわちn×X)と、
各画像領域Eiの縦方向の長さaiを値uで除した値B
iと横方向の長さxiとの積についての総和(すなわち
Σ(Bi×xi))との差として定義されるものであ
る。すなわち、この関数F(n)の第1項は、指定領域
Dのuを基準単位とする面積を表しており、第2項は、
uを基準単位とする全画像領域Eiの面積の総和を表し
ている。
【0064】より具体的には、n=1から順次に1つず
つnを増加させてステップSP210からステップSP
230に至る処理を繰り返すことにより実現される。す
なわち、n=1から順次に1つずつnを増加させて関数
F(n)を求め、関数F(n)が最初に正の値となるn
を最適値として求める。また、適宜の値から関数F
(n)を求め、その符号(正であるか負であるか)に応
じてnを増減させつつ適切なnを求めることも可能であ
る。
【0065】このように、指定領域を複数の帯状の単位
領域に分割する際の分割数nは、各画像領域Eiの面積
の総和が指定領域Dの面積を超えないように定められ、
これにより、各画像領域のサイズをより適切に定めるこ
とができる。これらの画像領域Eiの面積は、上記のス
テップSP220において決定された各画像領域Eiの
大きさに基づいて算出される。
【0066】なお、ここでは、関数F(n)=n×X−
Σ(Bi×xi)の値が最小の正の値となるnを最適値
として求める場合を例示したが、これに限定されず、求
められたnに対して若干の値を増減させた値を最適なn
の値として定めても良い。
【0067】つぎに、ステップSP240において、所
定のアルゴリズムにしたがって、複数の画像領域Eiを
各単位領域Riの境界線に沿って配置する。ここでは、
配置に先立って、各画像領域Eiが所定の条件にしたが
ってソートされた状態から配置する場合を例示する。ま
た、このソート時の条件としては、Y方向の長さの大き
い順に、かつ、Y方向の長さが同じ場合にはX方向の長
さが大きい順に各画像領域Eiを並べるという条件を用
いるものとする。
【0068】図15は、ソート結果を示す図であり、画
像領域E1〜E17が大きい順に左から右へ、そして、
上から下へと並んでいる。画像領域E1は、その縦方向
の長さが3×uであり最も大きい。つぎに縦方向の長さ
が大きなものは、2×uの縦方向長さを有する画像領域
E2〜E7である。また、縦方向の長さが同一の場合
は、横方向の長さが大きい順にソートされるので、各画
像領域E2〜E7はこの順序で徐々に横方向の長さが小
さくなっていく。そして、最後に最も小さな縦方向長さ
を有する画像領域E8〜E17が、その横方向の長さが
大きい順に並べられている。
【0069】図16は、所定の配置アルゴリズムにした
がって各画像領域Eiを配置した結果を示す図である。
ここでは、ソート済みの上記の第2の配置アルゴリズム
の変形版ともいえる配置アルゴリズムを用いて各画像領
域Eiを配置している。
【0070】具体的には、各画像領域Eiを左上側から
順に配置し、指定領域Dからはみ出た場合には、次の候
補位置へと移動させて配置する。この際、既にその左側
に配置された画像領域Eiの縦方向の位置を超えないよ
うにして各画像領域Eiを配置する。
【0071】たとえば、画像領域E1を境界線L3に沿
って配置した後、縦方向長さ2×uを有する画像領域E
2を境界線L2に沿って配置する。これによって画像領
域E2を左上側に詰めて配置することができる。同様
に、画像領域E3も境界線L2に沿って画像領域E2の
右横側に配置する。ところが、次の画像領域E4は、画
像領域E3の横側には配置できない。指定領域Dからは
み出てしまうからである。そこで、この画像領域E4
は、画像領域E1の下側の位置に境界線L5に沿って配
置する。なお、この画像領域E4を画像領域E2の下側
に配置することはできない。画像領域E4を画像領域E
2の下側の境界線L4に沿って配置するとその左側の画
像領域E1の縦方向の位置(境界線L3)を超えてしま
うからである。以降同様にして、画像領域E5、画像領
域E6、画像領域E7を配置する。
【0072】さらに、同様にして、画像領域E8を載置
する際には、まず、画像領域E3の右側に配置できない
ことが確認された後、画像領域E1の右側かつ画像領域
E2の下側に配置できることが確認される。また、画像
領域E9は、画像領域E8の右横に同様にして配置され
る。また、次の画像領域E10は、画像領域E3の横に
も、画像領域E9の横にも、画像領域E7の横にも配置
できないことが確認された後、画像領域E4の下側かつ
指定領域Dの左辺に接する位置に配置される。画像領域
E11,E12,E13についても同様である。さら
に、画像領域E14については、画像領域E3の右横に
は配置できない旨が確認された後、画像領域E9の横に
配置される。なお、この場合、画像領域E14は、指定
領域Dから若干はみ出てはいるが、許容誤差範囲内であ
るという条件を満たすため配置可能であるとして判定さ
れる。次の画像領域E15,画像領域E16は、同様の
判断の下、画像領域E7の右横に配置され、画像領域E
17は画像領域E3の右横に配置される。
【0073】図17は、この配置結果を表すツリー図で
ある。上述したように、この配置アルゴリズムにおいて
は、各画像領域Eiは、既に配置された左側の画像領域
の縦方向の位置を超えないように配置される。たとえ
ば、図16において、画像領域E1の右側に配置される
画像領域E2,E8の縦方向における合計の長さ(a2
+a8)は、画像領域E1の縦方向の長さa1を超えな
い。このことは、画像領域E2,E8は、画像領域E1
に従属する領域であるとしても考えられる。図17にお
いては、画像領域E2,E8は画像領域E1から枝分か
れするように描かれている。このように、各画像領域が
その左側の画像領域に従属する領域であるものとして、
ツリー構造を描くことができる。
【0074】さらに、ステップSP245においては、
このツリー構造を変更することにより、配置の修正を行
う。
【0075】図18は、修正後の配置結果であり、図1
9は修正後のツリー図である。ここでは、縦方向に同一
幅(ここでは2×uの幅)を有する画像領域E3と画像
領域E5,E6とを相互に交換する場合が示されてい
る。この交換対象となる画像領域は、同一幅を有する画
像領域E3〜E7のうちの任意の組合せの中から適宜の
ものが選択されればよい。この選択動作は、たとえば、
総当たり的に行うことができる。また、この交換動作に
伴って、画像領域E17は元の位置に配置することがで
きなくなるので、再配置すべき位置を上記のアルゴリズ
ムに従って求める。ここでは、画像領域E13の右側に
配置可能である旨が定められる。そして、このように配
置修正の結果がより好適になるものを修正後の配置結果
として採用することができる。
【0076】さらに、ステップSP250においては、
ステップSP150と同様の微調整に関する処理を行
う。たとえば、図18においては、画像領域E14が指
定領域Dからはみ出しているが、このはみ出し量を調整
する。具体的には、複数の画像領域E8,E9,E14
を同程度の縮小率で縮小して、指定領域D内に収まるよ
うに配置することができる。
【0077】なお、上記においては、画像領域Eiの縦
方向の長さを、画像領域Eiの縦横比ciの度合いに応
じて定める場合を例示したが、これに限定されず、画像
領域Eiの縦方向の長さを、画像領域Eiの「アピール
度」に応じて定めてもよい。これによっても、より柔軟
に画像の大きさを定めることができる。ここにおいて、
「アピール度」とは、その画像領域Ei内に含まれる商
品等の強調の度合いを示す指標であり、たとえば、他の
商品等と比べてより強くアピールしたい商品等に対して
は比較的大きな値が定められる。そして、このアピール
度が高い商品等を含む画像領域Eiに対しては、上記の
ルール(縦横比の度合いに基づく画像領域Eiの大きさ
の算定ルール)に基づいて定められた値Biを増加させ
た値を新たな値Biとして定めればよい。たとえば、ア
ピール度が比較的高い商品の画像領域Eiについて、上
記のルールに基づいてBi=2として定められていた場
合には、さらに1を加えて、Biを新たな値Bi=3に
変更するようにしてもよい。あるいは、2倍した値を新
たな値(Bi=2×2=4)として定めても良い。
【0078】ところで、上記においては、指定領域Dを
横長の複数の帯状の単位領域Riに分割する場合につい
て説明したが、これに限定されず、図20に示すよう
に、指定領域Dを縦長の複数の帯状の単位領域Riに分
割しても良い。この場合には、各画像領域Eiの帯幅方
向(ここでは横方向)の長さaiは、各単位領域Riの
帯幅(ここでは横方向の長さ)uの整数倍の長さを有す
るものとして決定され、指定領域Dの横方向の長さXと
分割数nとを用いると、ai=Bi×X/n=Bi×u
(ただし、u=X/n)として表現される。ここで、B
iは整数値であり、画像領域Eiの縦横比ciの度合い
に応じて定められる値である。また、帯幅方向に垂直な
方向(ここでは縦方向)における各画像領域Eiの長さ
yiは、画像領域Eiの横方向における長さa(=a
i)と当該画像領域Eiの縦横比ciとを用いて、式y
i=a/ci、に従って算出される。さらに、分割数n
としては、関数F(n)=n×Y−Σ(Bi×yi)、
の値が最小の正の値となるような値nを最適値として定
めることなどが可能である。
【0079】<C.その他>また、上記実施形態におい
ては、チラシの作成について本発明を適用する場合につ
いて説明したが、これに限定されず、たとえば、インタ
ーネットのホームページ(ウェブページ)における商品
広告ページの作成に適用することも可能である。より具
体的には、顧客が指定した条件を満たす商品の検索結果
等を顧客のコンピュータに表示させる場合(たとえば、
所定額以下の所定の商品を表示する場合)などにおい
て、この発明を適用することにより、画像を中心とした
見栄えのよいレイアウトを高速に作成することが可能で
ある。
【0080】
【発明の効果】以上のように、請求項1ないし請求項9
に記載の発明によれば、指定領域を複数の帯状の単位領
域に分割し、第1方向における画像領域の長さを単位領
域の帯幅方向の長さの整数倍の長さとして決定し、か
つ、第2方向における画像領域の長さを画像領域の第1
方向における長さと画像領域の縦横比とを用いて決定す
るので、各画像領域の大きさは各画像領域の縦横比に基
づいて出来るだけ大きく設定される。また、各画像領域
は、単位領域の境界線に沿って配置されるので、整然と
したレイアウトが実現される。すなわち、見栄えの良い
レイアウトを高速に作成することが出来る。
【0081】特に、請求項4に記載の発明によれば、画
像領域の第1方向の長さは、当該画像領域の縦横比の度
合いに応じて定められるので、より柔軟に画像領域の大
きさを定めることができる。また、縦横比の度合いが大
きく相違する場合においても、各画像の面積の相違を抑
制することが可能である。
【0082】また、請求項5に記載の発明によれば、画
像領域の第1方向の長さは、当該画像領域についてのア
ピール度に応じて定められるので、より柔軟に画像の大
きさを定めることができる。
【0083】さらに、請求項6に記載の発明によれば、
画像領域の第1方向の長さは単位領域の帯幅方向の長さ
と同一の長さとして定められ、かつ、これらの画像領域
が第2の方向の境界線に沿って配置されるので、各画像
領域の大きさを第1方向において同一に揃えた上で、よ
り整然としたレイアウトが可能になる。
【0084】また、請求項7に記載の発明によれば、指
定領域を複数の帯状の単位領域に分割する際の分割数
は、当該分割数に対応して求められる各画像領域の面積
の総和が指定領域の大きさを超えないように定められる
ので、各画像領域のサイズをより適切に定めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像レイアウト装置1を用いたチラシの作成と
その作成されたチラシの配布とを示す図である。
【図2】画像レイアウト装置1のハードウエア構成を表
す概念図である。
【図3】第1実施形態に関するフローチャートである。
【図4】指定領域Dの分割状態等を示す図である。
【図5】商品情報を示す図である。
【図6】画像領域Eiを示す図である。
【図7】各画像領域Eiを各単位領域Riに対して配置
する際の概念図である。
【図8】各画像領域Eiの配置例を示す図である。
【図9】各画像領域Eiの別の配置例を示す図である。
【図10】各画像領域Eiのさらに別の配置例を示す図
である。
【図11】第1実施形態の変形例に係る単位領域Riを
示す図である。
【図12】第2実施形態に係る指定領域Dの分割状態等
を示す図である。
【図13】第2実施形態に関するフローチャートであ
る。
【図14】異なる縦方向長さを有する画像領域Eiを示
す図である。
【図15】画像領域Eiのソート結果を示す図である。
【図16】所定の配置アルゴリズムにしたがって各画像
領域Eiを配置した結果を示す図である。
【図17】図16の配置結果を表すツリー図である。
【図18】修正後の配置結果を示す図である。
【図19】修正後の配置結果を示すツリー図である。
【図20】第2実施形態の変形例に係る単位領域Riを
示す図である。
【符号の説明】
1 画像レイアウト装置 Ci 文字情報 D 指定領域 Ei 画像領域 Gi 画像情報 Li 境界線 Ri 単位領域 X 指定領域Dの横方向の長さ Y 指定領域Dの縦方向の長さ ai 各画像領域の第1方向の長さ ci 縦横比 n 分割数 u 各単位領域の第1方向の長さ xi 各画像領域の横方向の長さ yi 各画像領域の縦方向の長さ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像領域を指定領域内にレイアウ
    トする画像レイアウト装置であって、 前記指定領域を複数の帯状の単位領域に分割する領域分
    割手段と、 前記単位領域の帯幅方向である第1方向における前記画
    像領域の長さを、前記単位領域の帯幅方向の長さの整数
    倍の長さとして決定し、かつ、前記第1方向に垂直な第
    2方向における前記画像領域の長さを、当該画像領域の
    前記第1方向における長さと当該画像領域の縦横比とを
    用いて決定することにより、前記複数の画像領域のそれ
    ぞれのサイズを決定する画像領域サイズ決定手段と、 所定のアルゴリズムにしたがって、前記複数の画像領域
    を前記単位領域の境界線に沿って配置する配置手段と、
    を備えることを特徴とする画像レイアウト装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像レイアウト装置に
    おいて、 前記複数の帯状の単位領域のそれぞれは、横長の領域で
    あることを特徴とする画像レイアウト装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の画像レイアウト装置に
    おいて、 前記複数の帯状の単位領域のそれぞれは、縦長の領域で
    あることを特徴とする画像レイアウト装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の画像レイアウト装置において、 前記画像領域の第1方向の長さは、当該画像領域の縦横
    比の度合いに応じて定められることを特徴とする画像レ
    イアウト装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の画像レイアウト装置において、 前記画像領域の第1方向の長さは、当該画像領域につい
    てのアピール度に応じて定められることを特徴とする画
    像レイアウト装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の画像レイアウト装置において、 前記画像領域の第1方向の長さは、前記単位領域の帯幅
    方向の長さと同一の長さとして定められることを特徴と
    する画像レイアウト装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
    載の画像レイアウト装置において、 前記指定領域を複数の帯状の単位領域に分割する際の分
    割数は、前記画像領域サイズ決定手段によって決定され
    た各画像領域のサイズに基づいて算出される各画像領域
    の面積の総和が前記指定領域の大きさを超えないように
    定められることを特徴とする画像レイアウト装置。
  8. 【請求項8】 コンピュータを、 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の画像レイア
    ウト装置として機能させるためのプログラムを記録した
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  9. 【請求項9】 コンピュータを、請求項1ないし請求項
    7のいずれかに記載の画像レイアウト装置として機能さ
    せるためのプログラム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100662830B1 (ko) 2003-11-18 2006-12-28 후지제롯쿠스 가부시끼가이샤 화상 처리 장치, 화상 처리 방법, 및 저장 매체
JP2009232375A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Seiko Epson Corp 画像処理方法およびそのプログラム並びに画像処理装置
US9275486B2 (en) 2013-10-07 2016-03-01 Seiko Epson Corporation Collage image creating method and collage image creating device

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