JP2002261952A - 集合住宅用インターホン装置 - Google Patents

集合住宅用インターホン装置

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JP2002261952A
JP2002261952A JP2001054600A JP2001054600A JP2002261952A JP 2002261952 A JP2002261952 A JP 2002261952A JP 2001054600 A JP2001054600 A JP 2001054600A JP 2001054600 A JP2001054600 A JP 2001054600A JP 2002261952 A JP2002261952 A JP 2002261952A
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JP
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voltage
circuit
data
power supply
cpu
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JP2001054600A
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Takayuki Makino
貴行 牧野
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Aiphone Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】制御装置のデータ送受信回路に供給される動作
電源の電圧レベルを監視し、この電圧レベルに基づいて
集合玄関機または管理室親機と居室親機との間で呼び出
し、通話を行うための各種データの送受信を制御するこ
とにより、当該データの信頼性を向上させる。 【解決手段】集合玄関機1または管理室親機2と居室親
機3a、3b、・・・3nとの間で、制御装置4を介して
呼び出し、通話を行うにあたり、制御装置に、集合玄関
機、管理室親機、居室親機間におけるデータを送受信す
るためのデータ送受信回路13と、データ送受信回路を
制御するためのCPU14と、データ送受信回路および
CPUに電源を供給するための電源回路12と、電源回
路からの電源供給によりデータ送受信回路およびCPU
を正常に動作させてデータが保証される電圧が供給され
ているか否かを監視するための電圧監視回路15とを備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は集合住宅用インター
ホン装置に係り、特に、集合玄関機または管理室親機と
居室親機との間で、制御装置を介して呼び出し、通話を
行うときに送受信されるデータの信頼性を向上させた集
合住宅用インターホン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の集合住宅用インター
ホン装置として、図2の回路ブロック図に示す構成の集
合住宅用インターホン装置が提案されている。
【0003】同図に示す集合住宅用インターホン装置
は、集合住宅の玄関(以下、集合玄関と称す)に設置さ
れる集合玄関機51と、集合住宅の管理室内に設置され
る管理室親機52と、集合住宅の複数の住戸内にそれぞ
れ設置される(複数の)居室親機53a、53b、・・・
53nと、各伝送路L51、L52、L53を介して集合玄関
機51、管理室親機52、居室親機53a、53b、・・
・53nにそれぞれ接続され、集合玄関機51と管理室
親機52または居室親機53a、53b、・・・53nと
の間で呼び出し、通話を行うために用いられ、整流回路
60、電源回路(以下、第1、第2の電源回路と称す)
61、62、データ送受信回路63、CPU64が備え
られた制御装置54とで構成されている。
【0004】なお、集合玄関機51、管理室親機52、
居室親機53a、53b、・・・53nの具体的な構成に
ついての図示および説明はそれぞれ省略する。
【0005】このように構成された集合住宅用インター
ホン装置において、集合住宅の共用部に設置される制御
装置54の整流回路60は、商用電源からのAC100
Vを整流してDC24Vを生成する。また、整流回路6
0にて生成されたDC24Vは、第1の電源回路61、
第2の電源回路62を介してDC12V、DC5Vに順
次、変換され、このDC5Vは、データ送受信回路63
およびCPU64の動作電源となる。
【0006】次に、上述のような電源供給に基づいて動
作される制御装置54を介して、集合玄関機51と管理
室親機52または居室親機53a、53b、・・・53n
との間で呼び出し、通話を行う、ここでは、集合玄関に
居る来訪者が管理室内の管理人を呼び出して通話をさせ
るために、集合玄関機51の呼出機能(詳述せず)を能
動とすると、例えば、管理室番号等の呼出先データを重
畳した呼出データ信号が、伝送路L51、制御装置54の
データ送受信回路63を介してCPU64に伝送され
る。また、CPU64は、入力された呼出データ信号に
重畳している呼出先データに基づいて、データ送受信回
路63、伝送路L52を介して管理室親機52への信号伝
送ラインを形成し、この信号伝送ラインを介して呼出デ
ータ信号を伝送させる。
【0007】また、制御装置54を介して集合玄関機5
1からの呼出データ信号が入力された管理室親機52で
は、集合玄関に居る来訪者からの呼び出しがあることを
管理室内の管理人に報知し、これを確認した管理人が呼
出応答すると、管理室親機52の通話機能(詳述せず)
と、伝送路L52、制御装置54のデータ送受信回路6
3、伝送路L51を介して集合玄関機51の通話機能(詳
述せず)との間の通話ラインが形成され、この通話ライ
ンを介して音声データ信号を送受信させることにより、
管理人と来訪者との通話が成立する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
集合住宅用インターホン装置において、制御装置54の
整流回路60、第1、第2の各電源回路61、62にて
故障等が発生すると、データ送受信回路63およびCP
U64を正常に動作させるための動作電源として、第2
の電源回路62からのDC5Vを供給することが困難と
なり、この動作電源の電圧レベルが、データ送受信回路
63から送出される各種データ(呼出データ信号、音声
データ信号等)が保証される電圧レベル以下となった場
合でも、その情報はデータ送受信回路63およびCPU
64にて検出できない。これにより、データ送受信回路
63では、不安定な回路動作に基づいて各種データを送
受信することとなり、当該データの信頼性が低下される
難点があった。
【0009】本発明は、上述の難点を解消するためにな
されたもので、制御装置のデータ送受信回路に供給され
る動作電源の電圧レベルを監視し、この電圧レベルに基
づいて集合玄関機または管理室親機と居室親機との間で
呼び出し、通話を行うための各種データの送受信を制御
することにより、当該データの信頼性を向上させた集合
住宅用インターホン装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明による集合住宅用インターホン装置は、集合
住宅の玄関に設置される集合玄関機または管理室内に設
置される管理室親機と複数の住戸内にそれぞれ設置され
る居室親機との間で、制御装置を介して呼び出し、通話
を行う集合住宅用インターホン装置であって、制御装置
には、集合玄関機、管理室親機、居室親機間におけるデ
ータを送受信するためのデータ送受信回路と、データ送
受信回路を制御するためのCPUと、データ送受信回路
およびCPUに電源を供給するための電源回路と、電源
回路からの電源供給によりデータ送受信回路およびCP
Uを正常に動作させてデータが保証される電圧が供給さ
れているか否かを監視するための電圧監視回路とが備え
られていることを特徴としている。
【0011】また、本発明による集合住宅用インターホ
ン装置をなす制御装置のCPUは、電圧監視回路の監視
により、電源回路に入力される電圧レベルが、データ送
受信回路から送出されるデータが保証される電圧を供給
させるための最低の電圧レベルとなったとき、集合玄関
機、管理室親機、居室親機に対してデータが保証される
電圧が得られるまでデータの送出をしない旨を伝えるた
めのデータ未送出信号を送出するものであることを特徴
としている。
【0012】また、本発明による集合住宅用インターホ
ン装置をなす制御装置のCPUは、データ未送出信号が
送出された後、データ送受信回路を非能動とするもので
あることを特徴としている。
【0013】また、本発明による集合住宅用インターホ
ン装置をなす制御装置の電圧監視回路は、電圧レベルを
比較するためのコンパレータと、コンパレータに入力さ
れる基準電圧を生成するための抵抗と、コンパレータに
入力される比較電圧を生成するための抵抗と、コンパレ
ータの出力電圧が「H」のときに「H」に固定するため
のプルアップ抵抗と、コンパレータの出力によりCPU
に信号を伝えるためのトランジスタと、トランジスタの
コレクタに電圧を供給するときに電流制限をかけるため
の抵抗とから構成されていることを特徴としている。
【0014】このような集合住宅用インターホン装置に
よれば、集合住宅の共用部に設置される制御装置の電圧
監視回路にて監視されているデータ送受信回路およびC
PUに動作電源を供給している電源回路に入力される直
流電圧の電圧レベルが、データ送受信回路およびCPU
を正常に動作させて当該データ送受信回路から送出され
る各種データ(呼出データ信号、音声データ信号等)が
保証される直流電圧を供給させるための最低の電圧レベ
ルとなったとき、これを検出したCPUの制御に基づい
て、集合住宅の玄関に設置される集合玄関機、管理室内
に設置される管理室親機、複数の住戸内にそれぞれ設置
される(複数の)居室親機に対して各種データを送出し
ない旨を伝えた後、データ送受信回路を非能動とするこ
とにより、集合玄関機と管理室親機または居室親機との
間の呼び出し、通話を行わないように制御できる。これ
により、制御装置のデータ送受信回路の不安定な回路動
作に基づいて各種データを送受信することがなく、当該
データの信頼性が向上される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明による集合住宅用イ
ンターホン装置を適用した好ましい形態の実施例につい
て、図面を参照して説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施例による集合住宅
用インターホン装置の構成を示す回路ブロック図であ
り、集合住宅の玄関(以下、集合玄関と称す)に設置さ
れ、来訪者が管理室内の管理人または複数の住戸内のう
ち、特定の住戸内の居住者を呼び出して通話を成立させ
る機能等を有する集合玄関機1と、集合住宅の管理室内
に設置され、来訪者または居住者からの呼び出しに応答
した管理人が通話を成立させる機能、管理人が居住者を
呼び出して通話を成立させる機能等を有する管理室親機
2と、集合住宅の複数の住戸内にそれぞれ設置され、来
訪者または管理人からの呼び出しに居住者が応答して通
話を成立させる機能、居住者が管理人を呼び出して通話
を成立させる機能等を有する(複数の)居室親機3a、
3b、・・・3nと、各伝送路L1、L2、L3を介して集合
玄関機1、管理室親機2、居室親機3a、3b、・・・3
nがそれぞれ接続され、集合玄関機1または管理室親機
2と居室親機3a、3b、・・・3nとの間で呼び出し、
通話を行うための制御装置4とで構成されている。
【0017】また、制御装置4には、商用電源からのA
C100Vを整流してDC24Vを生成するための整流
回路10と、整流回路10からのDC24VをDC12
Vに変換するための電源回路(以下、第1の電源回路と
称す)11と、第1の電源回路11からのDC12Vを
DC5Vに変換するための電源回路(以下、第2の電源
回路と称す)12と、第2の電源回路12の出力端子
(図中B点)からのDC5Vが動作電源となり、各伝送
路L1、L2、L3を介して接続された集合玄関機1、管
理室親機2、居室親機3a、3b、・・・3n間におい
て、呼び出し、通話を成立させるための各種データ(呼
出データ信号、音声データ信号等)を送受信するための
データ送受信回路13と、第2の電源回路12の出力端
子(図中B点)からのDC5Vが動作電源となり、デー
タ送受信回路13を制御するためのCPU14と、第
1、第2の各電源回路11、12の出力端子(図中A
点、B点)からのDC12V、DC5Vの電源供給に基
づいて、データ送受信回路13およびCPU14を正常
に動作させて上述の各種データが保証される電圧が供給
されているか否かを監視するための電圧監視回路15と
が備えられている。
【0018】また、制御装置4の電圧監視回路15は、
第1の電源回路11の出力端子(図中A点)、基準電位
点にそれぞれ接続され、(−)、(+)の各入力端子に
入力される直流電圧の電圧レベルを比較するためのコン
パレータICと、第2の電源回路12の出力端子(図中
B点)からコンパレータICの(−)入力端子に入力さ
れる基準電圧V1を生成するための抵抗R1、R2と、第
1の電源回路11の出力端子(図中A点)からコンパレ
ータICの(+)入力端子に入力される比較電圧V2を
生成するための抵抗R3、R4と、第1の電源回路11の
出力端子(図中A点)に接続され、コンパレータICの
出力電圧が「H」(以下、Highレベルと称す)のとき
にHighレベルに固定するためのプルアップ抵抗R5と、
コンパレータICの出力により、Highレベル、または
「L」(以下、Lowレベルと称す)の信号をCPU14
に伝えるためのトランジスタ(NPN形トランジスタ)
Qと、トランジスタQのコレクタに第2の電源回路12
の出力端子(図中B点)からの直流電圧を供給するとき
に電流制限をかけるための抵抗R6と、トランジスタQ
のベース−エミッタ間に接続される抵抗R7と、コンパ
レータICの出力端子とトランジスタQのべースとの間
に接続される抵抗R8とで構成されており、コンパレー
タICの出力端子と抵抗R8との間の接続点には、プル
アップ抵抗R5が接続されている。
【0019】なお、集合玄関機1、管理室親機2、居室
親機3a、3b、・・・3nの具体的な構成についての図
示および説明はそれぞれ省略する。
【0020】このように構成された本発明の一実施例に
よる集合住宅用インターホン装置において、以下、その
動作について説明する。
【0021】図1のブロック図において、集合住宅の共
用部に設置される制御装置4の整流回路10は、商用電
源からのAC100Vを整流してDC24Vを生成す
る。また、整流回路10にて生成されたDC24Vは、
第1の電源回路11、第2の電源回路12を介してDC
12V、DC5Vに順次、変換され、このDC5Vは、
データ送受信回路13およびCPU14の動作電源とな
る。また、電圧監視回路15は、データ送受信回路13
およびCPU14を正常に動作させて、データ送受信回
路13から送出される各種データ(呼出データ信号、音
声データ信号等)が保証される直流電圧、例えば、動作
電源とされるDC5Vが第2の電源回路12の出力端子
(図中B点)から供給されているか否かを監視してお
り、電圧監視回路15をなすコンパレータICの
(−)、(+)の各入力端子には、第2の電源回路12
の出力端子(図中B点)から供給され抵抗R1、R2を介
して分圧された基準電圧V1、第1の電源回路11の出
力端子(図中A点)から供給され抵抗R3、R4を介して
分圧された比較電圧V2がそれぞれ入力される。
【0022】また、制御装置4の電圧監視回路15をな
す抵抗R1、R2の各抵抗の定数は、整流回路10、第1
の電源回路11にて故障等が発生した場合に、第1の電
源回路11の出力端子(図中A点)から第2の電源回路
12に入力される直流電圧の電圧レベルが、データ送受
信回路13およびCPU14を正常に動作させてデータ
送受信回路13から送出される各種データ(呼出データ
信号、音声データ信号等)が保証される直流電圧、即
ち、DC5Vを、第2の電源回路12の出力端子(図中
B点)から供給させるための最低の電圧レベル、例え
ば、DC8Vになる前に、抵抗R3、R4を介して分圧さ
れた比較電圧V2の電圧レベルが抵抗R1、R2を介して
分圧された基準電圧V1の電圧レベル以下となるように
設定されており、第1の電源回路11の出力端子(図中
A点)から第2の電源回路12へのDC12Vの供給が
正常に行われている時(以下、電源供給正常時と称
す)、第1の電源回路11の出力端子(図中A点)から
第2の電源回路12に供給されるDC12Vの電圧レベ
ルが低下されている時(以下、電圧レベル低下時と称
す)において、コンパレータICの出力電圧は、それぞ
れHighレベル、Lowレベルとなる。
【0023】次に、制御装置4の第1の電源回路11の
出力端子(図中A点)から第2の電源回路12へのDC
12Vの供給が正常に行われている電源供給正常時、即
ち、電圧監視回路15をなすコンパレータICの出力電
圧がHighレベルのとき、このHighレベルは、第1の電
源回路11の出力端子(図中A点)から供給されるDC
12Vをプルアップ抵抗R5を介して電源制限をかけた
電流に基づいてHighレベルに固定されることにより、
トランジスタQのベースの電圧レベルもHighレベルに
固定され、トランジスタQは導通されたオン状態とな
る。また、オン状態のトランジスタQのコレクタには、
第2の電源回路12の出力端子(図中B点)から供給さ
れるDC5Vを、抵抗R6を介して電流制限をかけたコ
レクタ電流が流れることにより、トランジスタQのコレ
クタの電圧レベルはLowレベルとなり、これに起因して
CPU14にはLowレベルの信号が入力される。さら
に、トランジスタQからのLowレベルの信号が入力され
たCPU14は、第1の電源回路11の出力端子(図中
A点)から第2の電源回路12へのDC12Vの供給が
正常に行われていることを検出し、データ送受信回路1
3を制御、即ち、各伝送路L1、L2、L3を介して接続
された集合玄関機1、管理室親機2、居室親機3a、3
b、・・・3n間において、データ送受信回路13の安定
した回路動作に基づいて各種データ(呼出データ信号、
音声データ信号等)を送受信させることにより、当該デ
ータの信頼性が向上される。
【0024】ここで、上述のような電源供給正常時にお
いて、制御装置4を介して集合玄関機1と管理室親機2
または居室親機3a、3b、・・・3nとの間で呼び出
し、通話を行う、ここでは、集合玄関に居る来訪者が管
理室内の管理人を呼び出して通話をさせるために、集合
玄関機1の呼出機能(詳述せず)を能動とすると、例え
ば、管理室番号等の呼出先データを重畳した呼出データ
信号が、伝送路L1、制御装置4のデータ送受信回路1
3を介してCPU14に伝送される。また、CPU14
は、入力された呼出データ信号に重畳している呼出先デ
ータに基づいて、データ送受信回路13、伝送路L2を
介して管理室親機2への信号伝送ラインを形成し、この
信号伝送ラインを介して呼出データ信号を伝送させる。
【0025】また、制御装置4を介して集合玄関機1か
らの呼出データ信号が入力された管理室親機2では、集
合玄関に居る来訪者からの呼び出しがあることを管理室
内の管理人に報知し、これを確認した管理人が呼出応答
すると、管理室親機2の通話機能(詳述せず)と、伝送
路L2、制御装置4のデータ送受信回路13、伝送路L1
を介して集合玄関機1の通話機能(詳述せず)との間の
通話ラインが形成され、この通話ラインを介して音声デ
ータ信号を送受信させることにより、管理人と来訪者と
の通話が成立する。
【0026】なお、上述の説明では、電源供給正常時に
おいて制御装置4を介して呼び出し、通話を行う当該機
器を、集合玄関機1と管理室親機2との間で行う場合に
ついてのみ説明したが、集合玄関機1と特定の居室親機
3a、3b、・・・3n、または管理室親機2と特定の居
室親機3a、3b、・・・3nとの間で、制御装置4を介
して呼び出し、通話を行うこともできる(詳述せず)。
【0027】次に、上述のように、制御装置4の第1の
電源回路11の出力端子(図中A点)から第2の電源回
路12へのDC12Vの供給が正常に行われている電源
供給正常時から、このDC12Vの電圧レベルが低下、
例えば、DC8Vに低下された電圧レベル低下時に移行
すると、抵抗R3、R4を介して分圧された比較電圧V2
の電圧レベルが抵抗R1、R2を介して分圧された基準電
圧V1の電圧レベル以下となり、これに起因してコンパ
レータICの出力電圧がLowレベルとなるため、トラン
ジスタQのベースの電圧レベルもHighレベルからLow
レベル移行され、トランジスタQは非導通とされたオフ
状態となる。また、オフ状態のトランジスタQのコレク
タには、第2の電源回路12の出力端子(図中B点)か
ら供給されるDC5Vを、抵抗R6を介して電流制限を
かけたコレクタ電流が流れることにより、トランジスタ
Qのコレクタの電圧レベルはHighレベルとなり、これ
に起因してCPU14にはHighレベルの信号が入力さ
れる。さらに、トランジスタQからのHighレベルが入
力されたCPU14は、第1の電源回路11の出力端子
(図中A点)から第2の電源回路12に供給されるDC
12Vの電圧レベルが低下されていることを検出し、各
伝送路L1、L2、L3を介して接続された集合玄関機
1、管理室親機2、居室親機3a、3b、・・・3nの各
機器に対して各種データ(呼出データ信号、音声データ
信号等)の送出をしない旨の未送出信号S1をデータ送
受信回路13に送出するとともに、この未送出信号S1
の送出後、上述の電源供給正常時におけるトランジスタ
QからのLowレベルの信号が再度、入力されるまでの
間、データ送受信回路13を非能動とすることにより、
データ送受信回路13の不安定な回路動作に基づいて各
種データを送受信することがなく、集合玄関機1と管理
室親機2または居室親機3a、3b、・・・3nとの間の
呼び出し、通話を行わないように制御できる。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の集合住宅用インターホン装置によれば、制御装置の電
圧監視回路にて監視されているデータ送受信回路および
CPUに動作電源を供給している電源回路に入力される
直流電圧の電圧レベルが、データ送受信回路およびCP
Uを正常に動作させて当該データ送受信回路から送出さ
れる各種データ(呼出データ信号、音声データ信号等)
が保証される直流電圧を供給させるための最低の電圧レ
ベルとなったとき、これを検出したCPUの制御に基づ
いて、集合玄関機、管理室親機、居室親機に対して各種
データを送出しない旨を伝えた後、データ送受信回路を
非能動とすることにより、集合玄関機と管理室親機また
は居室親機との間の呼び出し、通話を行わないように制
御できる。これにより、制御装置のデータ送受信回路の
不安定な回路動作に基づいて各種データを送受信するこ
とがなく、当該データの信頼性が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による集合住宅用インターホ
ン装置の構成を示す回路ブロック図である。
【図2】従来の集合住宅用インターホン装置の構成を示
す回路ブロック図である。
【符号の説明】
1・・・・・集合玄関機 2・・・・・管理室親機 3a、3b、・・・3n・・・・・居室親機 4・・・・・制御装置 12・・・・・電源回路 13・・・・・データ送受信回路 14・・・・・CPU 15・・・・・電圧監視回路 IC・・・・・コンパレータ R1、R2、R3、R4、R5、R6・・・・・抵抗(プルアップ
抵抗を含む) Q・・・・・トランジスタ S1・・・・・データ未送出信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】集合住宅の玄関に設置される集合玄関機
    (1)または管理室内に設置される管理室親機(2)と
    複数の住戸内にそれぞれ設置される居室親機(3a、3
    b、・・・3n)との間で、制御装置(4)を介して呼び
    出し、通話を行う集合住宅用インターホン装置であっ
    て、 前記制御装置には、前記集合玄関機、前記管理室親機、
    前記居室親機間におけるデータを送受信するためのデー
    タ送受信回路(13)と、前記データ送受信回路を制御
    するためのCPU(14)と、前記データ送受信回路お
    よび前記CPUに電源を供給するための電源回路(1
    2)と、前記電源回路からの電源供給により前記データ
    送受信回路および前記CPUを正常に動作させて前記デ
    ータが保証される電圧が供給されているか否かを監視す
    るための電圧監視回路(15)とが備えられていること
    を特徴とする集合住宅用インターホン装置。
  2. 【請求項2】前記CPUは、前記電圧監視回路の監視に
    より、前記電源回路に入力される電圧レベルが、前記デ
    ータ送受信回路から送出される前記データが保証される
    電圧を供給させるための最低の電圧レベルとなったと
    き、前記集合玄関機、前記管理室親機、前記居室親機に
    対して前記データが保証される電圧が得られるまで前記
    データの送出をしない旨を伝えるためのデータ未送出信
    号(S1)を送出するものであることを特徴とする請求
    項1記載の集合住宅用インターホン装置。
  3. 【請求項3】前記CPUは、前記データ未送出信号が送
    出された後、前記データ送受信回路を非能動とするもの
    であることを特徴とする請求項2記載の集合住宅用イン
    ターホン装置。
  4. 【請求項4】前記電圧監視回路は、電圧レベルを比較す
    るためのコンパレータ(IC)と、前記コンパレータに
    入力される基準電圧を生成するための抵抗(R1、R2)
    と、前記コンパレータに入力される比較電圧を生成する
    ための抵抗(R3、R4)と、前記コンパレータの出力電
    圧が「H」のときに「H」に固定するためのプルアップ
    抵抗(R5)と、前記コンパレータの出力により前記C
    PUに信号を伝えるためのトランジスタ(Q)と、前記
    トランジスタのコレクタに電圧を供給するときに電流制
    限をかけるための抵抗(R6)とから構成されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3何れか1項記載の
    集合住宅用インターホン装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104966341A (zh) * 2015-06-29 2015-10-07 李丹 便民服务综合门禁系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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