JP3459901B2 - 電子交換機における局給電対応isdn加入者回路の消費電力低減方法および電子交換機システム - Google Patents

電子交換機における局給電対応isdn加入者回路の消費電力低減方法および電子交換機システム

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JP3459901B2
JP3459901B2 JP2000182478A JP2000182478A JP3459901B2 JP 3459901 B2 JP3459901 B2 JP 3459901B2 JP 2000182478 A JP2000182478 A JP 2000182478A JP 2000182478 A JP2000182478 A JP 2000182478A JP 3459901 B2 JP3459901 B2 JP 3459901B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、交換機システム
内に収容される局給電対応ISDN加入者回路と商用電
源を整流した直流電力により駆動される宅内加入者端末
装置とを屋外伝送線路を介して接続されている交換機シ
ステムにおいて、宅内加入者端末装置から伝送される端
末情報に含まれるパワーステータスのPSビットを分析
して局給電対応ISDN加入者回路、またはこの局給電
対応ISDN加入者回路を制御する上位装置で商用電源
の遮断の有無を判断し、宅内加入者端末装置が商用電源
を整流した直流電力で駆動している場合には、局給電電
源から宅内加入者端末装置への電力供給を停止し、宅内
加入者端末装置に給電する商用電源の供給が停止する
と、局給電電源から宅内加入者端末装置に電力を供給す
るようにした電子交換機における局給電対応ISDN加
入者回路の消費電力低減方法および電子交換機システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、交換機システムに収容される局給
電対応ISDN加入者回路から局給電電源を屋外伝送線
路を通して宅内加入者端末装置に供給するとともに、こ
の宅内加入者端末装置に商用電源を接続して宅内加入者
端末装置を駆動するようにし、この宅内加入者端末装置
と屋外伝送線路を介して局給電対応ISDN加入者回路
と間で情報の送受信を行う交換機システムは、商用電源
の有無に関わらず、常時一定の電力を局給電対応ISD
N加入者回路に設置された局給電電源により宅内加入者
端末装置に供給するような方式が一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の交換機システムは、常時、局給電対応ISDN加入
者回路に設置された局給電電源により加入者端末装置に
電力を供給するために、交換機システムを維持するため
の電力設備が過大になると言う課題を有していた。ま
た、給電経路となる屋外伝送線路での損失が余分に発生
するため、現在要求されているシステムの省電力化に反
している。
【0004】この発明は、上記従来の課題を解決するた
めになされたもので、このような交換機システムにおい
て宅内加入者端末装置が商用電源により駆動している場
合に、局給電電源からの電力供給を停止し、交換機シス
テムの消費電力を低減し、停電の頻度および停電時間の
傾向により電力設備の削減を図るとともに、電子交換機
システム全体としての省電力化を実現することができる
電子交換機における局給電対応ISDN加入者回路の消
費電力低減方法および電子交換機システムを提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の電子交換機における局給電対応ISDN
加入者回路の消費電力低減方法は、商用電源を整流した
所定の直流電圧で動作する宅内加入者端末装置から屋外
伝送線路を通して伝送されるパワーステータスのPSビ
ットを含む端末情報を局給電対応ISDN加入者回路で
受信する第1ステップと、上記局給電対応ISDN加入
者回路で受信された上記端末情報に含まれる上記PSビ
ットを上記局給電対応ISDN加入者回路内に配置され
るPSビット監視装置または上記局給電対応ISDN加
入者回路を制御する上位装置によって分析することによ
り上記宅内加入者端末装置の上記商用電源の状態を監視
する第2ステップと、上記PSビット監視装置または上
記上位装置による上記商用電源の正常状態検出時には局
給電電源から上記屋外伝送線路を経由で上記宅内加入者
端末装置の給電を停止させ、かつ上記商用電源の停止を
検出すると、上記局給電電源から上記屋外伝送線路経由
で上記宅内加入者端末装置に給電する第3ステップとを
含むことを特徴とする。
【0006】そのため、宅内加入者端末装置は商用電源
を整流した所定の直流電圧で駆動され、この宅内加入者
端末装置から屋外伝送線路を通して伝送される端末情報
は局給電対応ISDN加入者回路で受信される。局給電
対応ISDN加入者回路で受信された端末情報に含まれ
るPSビットは局給電対応ISDN加入者回路内に配置
されているPSビット監視装置あるいは、上位装置で監
視されてPSビットが分析され、その分析の結果、宅内
加入者端末装置に供給される商用電源の正常状態を検出
した場合には、局給電電源から屋外伝送線路を経由して
宅内加入者端末装置の給電を停止させる。PSビット監
視装置あるいは、上位装置が商用電源の停止を検出する
と、局給電電源から屋外伝送線路経由で宅内加入者端末
装置に給電するようにしたので、交換機システムの消費
電力を低減し、停電の頻度および停電時間の傾向により
電力設備の削減を図るとともに、電子交換機システム全
体としての省電力化を実現することができる。
【0007】また、この発明の電子交換機システムは、
商用電源を整流した所定の直流電圧で動作し、パワース
テータスのPSビットを含む端末情報を屋外伝送線路経
由で局給電対応ISDN加入者回路に伝送し、かつこの
局給電対応ISDN加入者回路から送信される情報を上
記屋外伝送線路経由で受信する宅内加入者端末装置と、
上記局給電対応ISDN加入者回路により受信された上
記端末情報に含まれる上記PSビットを分析して上記宅
内加入者端末装置の上記商用電源の状態を監視するため
に上記局給電対応ISDN加入者回路内に配置されたP
Sビット監視装置または上記局給電対応ISDN加入者
回路を制御する上位装置と、上記PSビット監視装置ま
たは上記上位装置によって上記商用電源の正常状態検出
時には上記屋外伝送線路を経由で上記宅内加入者端末装
置の給電を停止し、かつ上記PSビット監視装置または
上記上位装置によって上記商用電源の停止を検出する
と、上記商用電源に代わって上記屋外伝送線路経由で上
記宅内加入者端末装置に直流電力を供給する局給電電源
とを備えることを特徴とする。
【0008】そのため、商用電源を整流した所定の直流
電圧で宅内加入者端末装置が動作し、宅内加入者端末装
置からパワーステータスのPSビットを含む端末情報を
屋外伝送線路経由で局給電対応ISDN加入者回路に伝
送し、局給電対応ISDN加入者回路により受信された
端末情報に含まれる上記PSビットをPSビット監視装
置または上位装置で分析し、その分析の結果、商用電源
の正常状態検出時には屋外伝送線路を経由で局給電電源
による上記宅内加入者端末装置の給電を停止する。PS
ビット監視装置または上位装置によって商用電源の停止
を検出すると、商用電源に代わって局給電電源から直流
電力を屋外伝送線路経由で宅内加入者端末装置に供給す
るようにしたので、交換機システムの消費電力を低減
し、停電の頻度および停電時間の傾向により電力設備の
削減を図るとともに、電子交換機システム全体としての
省電力化を実現する。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、この発明による電子交換機
における局給電対応ISDN加入者回路の消費電力低減
方法および電子交換機システムの実施の形態について図
面に基づき説明する。図1は、この電子交換機における
局給電対応ISDN加入者回路の消費電力低減方法が適
用されるこの発明の電子交換機システムの構成を示すシ
ステム構成図である。まず、この発明による電子交換機
システムの第1実施の形態の構成から説明する。
【0010】この図1における交換機システム1は、局
給電対応ISDN加入者回路2の上位装置である。局給
電対応ISDN加入者回路2は、屋外伝送線路6を介し
て宅内加入者端末装置5との間の通信を行なうものであ
る。このため、局給電対応ISDN加入者回路2は、端
子T1,T2に接続されており、この端子T1,T2は
屋外伝送線路6を通して宅内加入者端末装置5の端子T
3,T4に接続されている。なお、宅内加入者端末装置
5に接続されている電源プラグ5aは後に図2で説明す
るAC/DC電源11に接続するためのものであり、宅
内の電源コンセントに接続するものである。
【0011】この局給電対応ISDN加入者回路2に
は、PSビット監視装置3と、局給電電源4と、信号送
受信装置7と、直流重畳装置8とが配置されている。上
記PSビット監視装置3は、宅内加入者端末装置5から
送信されてくる端末情報に含まれているパワーステータ
スのPSビットを監視して分析し、その分析結果による
給電電源4を制御する。
【0012】PSビットは、ETSIETRO80に2
ビットとして割り当てられており、宅内加入者端末装置
5から局給電対応ISDN加入者回路2に屋外伝送線路
6を通して送信される端末情報のMビット内のPS1が
プライマリパワー(primarypower)、すなわち、商用電
源を表しており、PS2がセカンダリパワー(secondar
y power)、すなわち、局給電の状態を表している。P
S1,PS2はそれぞれ「1」が正常であり、この場合
の「正常」とは、電源の供給状態を示しており、「0」
が電源供給の停止状態を示す。
【0013】上記局給電電源4は、局給電対応ISDN
加入者回路2内の各部に動作電源を供給するとともに、
PSビット監視装置3が宅内加入者端末装置5に供給さ
れる商用電源の停止状態を判断したときに、屋外伝送線
路6を通して宅内加入者端末装置5に直流電力を供給す
る。信号送受信装置7は、宅内加入者端末装置5との通
信を行って信号の送受信を行う。また、直流重畳装置8
は、信号送受信装置7で送受信される信号に上記局給電
電源4の直流電流を重畳させる。
【0014】次に、図2に示す宅内加入者端末装置5の
内部構成について説明する。この図2における直流重畳
装置9は、図1で示した屋外伝送線路6に接続されてい
る端子T3,T4に接続されている。この直流重畳装置
9は、端子T3,T4、屋外伝送線路6を通して局給電
対応ISDN加入者回路2から送信された直流重畳され
た信号の受信と、局給電対応ISDN加入者回路2との
通信を行う信号送受信装置12の信号に対して直流電流
の重畳を行う。直流重畳装置9はダイオードD1〜D4
によるダイオードブリッジ10を通して宅内加入者端末
装置5の電源供給用の端子T5,T6に接続されてい
る。ダイオードブリッジ10は、局給電対応ISDN加
入者回路2からの給電、すなわち、上記局給電電源4か
らの給電を極性に無関係に受電して宅内加入者装置5に
供給するためのものである。
【0015】電源供給用の端子T5,T6間にAC/D
C電源11の出力端が接続されているとともに、コンデ
ンサC1が接続されている。AC/DC電源11は宅内
の電源コンセント(図示せず)に図1で示した電源プラ
グ5aを接続することにより、宅内からから供給される
AC電源(商用電源)の電圧をたとえば、DC40Vに
変換するために整流した電圧を電源供給用の端子T5,
T6間に印加する。また、コンデンサC1は、AC/D
C電源11の出力電圧、すなわち40Vの直流電圧で充
電され、商用電源が停止して、端子T5,T6間にAC
/DC電源11の出力電圧が印加されなくなって、商用
電源が復旧して再度AC/DC電源11の出力電圧が端
子T5,T6間に印加されるまで、40Vの電圧から宅
内加入者端末装置5の動作可能最低電圧28Vの電圧を
確保するためのコンデンサである。
【0016】次に、以上のように構成されたこの発明に
よる交換機システムの第1実施の形態の動作について説
明する。この動作説明を行うことにより、この発明によ
る電子交換機における局給電対応ISDN加入者回路の
消費電力低減方法の第1実施の形態の説明を兼ねること
にする。まず、図1において、局給電対応ISDN加入
者回路2は、屋外伝送線路6を介して宅内加入者端末装
置5に接続されている。
【0017】また、電源プラグ5aを宅内の電源コンセ
ントに差し込み、AC/DC電源11にAC電源、すな
わち、商用電源が供給され、この商用電源はAC/DC
電源11で整流されてDC40Vの直流電圧が端子T
5,T6間に印加され、コンデンサC1の充電も行うと
ともに、このDC40Vの直流電圧で宅内加入者端末装
置5が動作可能状態となっている。この状態で通信が行
われている場合に、宅内加入者端末装置5から屋外伝送
線路6を通して局給電対応ISDN加入者回路2に対し
て、端末情報が送信される。この発明では、この端末情
報の中のPSビットを使用し、宅内加入者端末装置5の
電源状態を認識する。
【0018】PSビットは、すでに述べたように、ET
SI ETR080に2ビットとして割り当てられてお
り、宅内加入者端末装置5からの送信Mビット内の、P
S1がプライマリパワー(商用電源)、すなわち、AC
/DC電源11が正常であるか、商用電源の供給が停止
している状態であるかを認識するようにしている。ま
た、PS2がセカンダリパワー(局給電)、すなわち、
局給電電源4による電力供給の状態を認識するようにし
ており、局給電対応ISDN加入者回路2に対して通知
する。
【0019】PS1、PS2は「1」が正常、「0」が
電源停止を示す。この端末情報に含まれるPSビットに
より、宅内加入者端末装置5に供給されている電源状態
をPSビット監視装置3において分析し、この分析の結
果、宅内加入者端末装置5から送信されるPS1ビット
が「0」であると判断された場合に、局給電対応ISD
N加入者回路2から局給電電源4による宅内加入者端末
装置5に対する給電を停止する。換言すれば、PS1ビ
ットが「0」であると言うことは、宅内加入者端末装置
5に供給している商用電源が正常であり、したがって、
局給電電源4により局給電対応ISDN加入者回路2か
ら宅内加入者端末装置5に給電する必要がないというこ
とを示している。
【0020】上記とは逆に、PSビット監視装置3にお
いてPS1ビットが分析された結果、PS1ビットが
「1」であると判断された場合に、宅内加入者端末装置
5に供給している商用電源が異常、つまり、商用電源が
遮断されている場合であり、この場合は、局給電電源4
により局給電対応ISDN加入者回路2から屋外伝送線
路6を通して宅内加入者端末装置5に給電する必要があ
る場合である。ところで、この発明では、宅内加入者端
末装置5に給電するのは、正常時においては、AC/D
C電源11により給電され、局給電電源4により給電さ
れないようにして、交換機システムの消費電力を削減す
ることにある。
【0021】したがって、上記のように、宅内加入者端
末装置5に給電しているAC/DC電源11が正常状態
から、商用電源が遮断された当初においては、宅内加入
者端末装置5には商用電源も局給電電源4も供給されな
い状態となる。このように、宅内加入者端末装置5に局
給電電源4が供給されていない状態で商用電源が停止し
た場合、宅内加入者端末装置5と局給電対応ISDN加
入者回路2との間で通信を可能とするためには、宅内加
入者端末装置5はPS1ビットを商用電源停止として送
信した時点から、局給電対応ISDN加入者回路2から
局給電電源4による電力供給が行われるまでの間、通信
可能な状態を維持するために宅内加入者端末装置5内で
エネルギを蓄積しておく必要がある。
【0022】このため、この第1実施の形態では、図2
に示すように、コンデンサC1が端子T5、T6間に接
続されており、常時AC/DC電源11の整流電圧40
Vで充電されている。すなわち、宅内加入者端末装置5
に商用電源供給時、宅内加入者端末5はAC/DC電源
11により商用電源から40Vの電圧を生成し、内部回
路で消費するとともに、電話機(宅内加入者端末装置
5)に電力を供給する構成となっている。
【0023】したがって、宅内加入者端末装置5に商用
電源供給が停止してから、再度供給されるまでの間にD
C40Vの電圧から宅内加入者端末装置5の動作可能最
低電圧28Vの確保をこのコンデンサC1により行な
う。コンデンサC1の容量値は、宅内加入者端末装置5
から商用電源の停止を示すPS1ビットを局給電対応I
SDN加入者回路2が受信し、PSビット監視装置3に
より商用電源停止を認識し、局給電電源4が局給電対応
ISDN加入者回路2から外部伝送路6を通して宅内加
入者端末装置5に給電を開始するまでの時間200μs
および宅内加入者端末装置5の消費電力 1Wから算出
し、0.5μFとしている。算出式を以下の(1)式に
示す。
【0024】 C = (P・t)/{(1/2)・(V1 2−V2 2)}………(1) この(1)式において、 P・・・加入者端末消費電力[W] t・・・商用電源停止時、動作可能時間[s] C・・・動作保持用コンデンサ容量[F] V1・・S/T点側供給電圧[V] V2・・NT動作可能最低電圧[V]である。
【0025】以上のように、第1実施の形態では、宅内
加入者端末装置は商用電源を供給して駆動し、宅内加入
者端末装置から局給電対応ISDN加入者回路に送信す
る端末情報に含まれるPSビットを局給電対応ISDN
加入者回路内に配置されているPSビット監視装置で分
析し、その分析の結果、宅内加入者端末装置に供給され
る商用電源の正常状態を検出した場合には、局給電電源
対応ISND加入者回路に配置されている局給電電源か
ら屋外伝送線路を経由して宅内加入者端末装置の給電を
停止させ、PSビット監視装置が商用電源の停止を検出
すると、局給電対応ISDN加入者回路に配置されてい
る局給電電源から宅内加入者端末装置に給電するように
したので、交換機システムの消費電力を低減し、停電の
頻度および停電時間の傾向により電力設備の削減を図る
とともに、電子交換機システム全体としての省電力化を
実現することができる。
【0026】次に、この発明の第2実施の形態について
説明する。上記第1実施の形態においては、PSビット
監視装置3を局給電対応ISDN加入者回路2内に配置
し、商用電源断から局給電電源4の供給までの時間的ロ
スを極力減らすことにより、宅内加入者端末装置5側の
コンデンサC1の容量値を小さくする構成としている
が、宅内加入者端末装置5側のコンデンサC1容量値を
大きくすることができる場合には、PSビット監視装置
3の機能を局給電対応ISDN加入者回路2ではなく、
局給電対応ISDN加入者回路2を制御する上位装置1
によって監視することによっても実現が可能である。こ
の場合、局給電対応ISDN加入者回路2に対して、ハ
ード的な機能追加が必要なく、上位装置側のソフトによ
る制御を変更するだけで消費電力の低減が可能であると
いうメリットがある。また、局給電電源4は局給電対応
ISDN加入者回路2内ではなく、交換機システム1内
に別電源として搭載することでも同様の効果が得られ
る。
【0027】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、宅内
加入者端末装置は商用電源を供給して駆動し、宅内加入
者端末装置から局給電対応ISDN加入者回路で送信す
る端末情報に含まれるPSビットを局給電対応ISDN
加入者回路内に配置されているPSビット監視装置、あ
るいは局給電対応ISDN加入者回路を制御する上位装
置で分析し、その分析の結果、宅内加入者端末装置に供
給される商用電源の正常状態を検出した場合には、局給
電電源による宅内加入者端末装置の給電を停止させ、P
Sビット監視装置あるいは上位装置が商用電源の停止を
検出すると、局給電電源から宅内加入者端末装置に給電
するようにしたので、交換機システムの消費電力を低減
し、停電の頻度および停電時間の傾向により電力設備の
削減を図るとともに、電子交換機システム全体としての
省電力化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による電子交換機システムの第1実施
の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す電子交換機システムにおける宅内加
入者端末装置の内部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1……交換機システム、2……局給電対応ISDN加入
者回路、3……PSビット監視装置、4……局給電電
源、5……宅内加入者端末装置、5a……電源プラグ、
6……屋外伝送線路、7,12……信号送受信装置、
8、9……直流重畳装置、10……ダイオードブリッ
ジ、11……AC/DC電源、C1……コンデンサ、D
1〜D4……ダイオード、T1〜T6……端子。

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源を整流した所定の直流電圧で動
    作する宅内加入者端末装置から屋外伝送線路を通して伝
    送されるパワーステータスのPSビットを含む端末情報
    を局給電対応ISDN加入者回路で受信する第1ステッ
    プと、 上記局給電対応ISDN加入者回路で受信された上記端
    末情報に含まれる上記PSビットを上記局給電対応IS
    DN加入者回路内に配置されるPSビット監視装置また
    は上記局給電対応ISDN加入者回路を制御する上位装
    置によって分析することにより上記宅内加入者端末装置
    の上記商用電源の状態を監視する第2ステップと、 上記PSビット監視装置または上記上位装置による上記
    商用電源の正常状態検出時には局給電電源から上記屋外
    伝送線路を経由で上記宅内加入者端末装置の給電を停止
    させ、かつ上記商用電源の停止を検出すると、上記局給
    電電源から上記屋外伝送線路経由で上記宅内加入者端末
    装置に給電する第3ステップと、 を含むことを特徴とする電子交換機における局給電対応
    ISDN加入者回路の消費電力低減方法。
  2. 【請求項2】 上記局給電対応ISDN加入者回路は、
    上記宅内加入者端末装置との情報の送受信を行う信号送
    受信装置と、 上記局電源の直流電流を上記信号送受信装置で送受信さ
    れる信号に重畳する直流重畳装置と、 を含むことを特徴とする請求項1記載の電子交換機にお
    ける局給電対応ISDN加入者回路の消費電力低減方
    法。
  3. 【請求項3】 上記宅内加入者端末装置は、上記局給電
    対応ISDN加入者回路からの直流重畳された信号の受
    信を行うとともに、上記宅内加入者端末装置の信号を上
    記局給電対応ISDN加入者回路に送信する信号送受信
    装置と、 上記信号送受信装置で送受信される信号に対して直流を
    重畳する直流重畳装置と、 上記局給電対応ISDN加入者回路からの給電を極性に
    無関係に受電するためのダイオードブリッジと、 を含むことを特徴とする請求項1記載の電子交換機にお
    ける局給電対応ISDN加入者回路の消費電力低減方
    法。
  4. 【請求項4】 上記PSビットのうちのPS1は、上記
    商用電源の状態検出用に用いられることを特徴とする請
    求項1記載の電子交換機における局給電対応ISDN加
    入者回路の消費電力低減方法。
  5. 【請求項5】 上記PSビットのうちのPS2は、上記
    給電電源の状態検出用に用いられることを特徴とする請
    求項1記載の電子交換機における局給電対応ISDN加
    入者回路の消費電力低減方法。
  6. 【請求項6】 上記局給電電源は、上記局給電対応IS
    DN加入者回路内に配置されることを特徴とする請求項
    1記載の電子交換機における局給電対応ISDN加入者
    回路の消費電力低減方法。
  7. 【請求項7】 上記局給電電源は、上記上位装置に配置
    されることを特徴とする請求項1記載の電子交換機にお
    ける局給電対応ISDN加入者回路の消費電力低減方
    法。
  8. 【請求項8】 上記宅内加入者端末装置は、商用電源か
    ら整流した直流電圧が印加されるとともに、この直流電
    圧により充電され、商用電源が遮断されて再度供給され
    るまでの間上記宅内加入者端末装置の動作可能最低電圧
    を確保するコンデンサを備えることを特徴とする請求項
    1記載の電子交換機における局給電対応ISDN加入者
    回路の消費電力低減方法。
  9. 【請求項9】 上記コンデンサの容量値は、Pを加入者
    端末消費電力[W]、tを商用電源停止時、動作可能時間
    [s]、Cを動作保持用コンデンサ容量[F]、V1をS/T
    点側供給電圧[V]、V2を NT動作可能最低電圧[V]、
    としたときに、 C = (P・t)/{(1/2)・(V1 2−V2 2)} で求められることを特徴とする請求項8記載の電子交換
    機における局給電対応ISDN加入者回路の消費電力低
    減方法。
  10. 【請求項10】 商用電源を整流した所定の直流電圧で
    動作し、パワーステータスのPSビットを含む端末情報
    を屋外伝送線路経由で局給電対応ISDN加入者回路に
    伝送し、かつこの局給電対応ISDN加入者回路から送
    信される情報を上記屋外伝送線路経由で受信する宅内加
    入者端末装置と、 上記局給電対応ISDN加入者回路により受信された上
    記端末情報に含まれる上記PSビットを分析して上記宅
    内加入者端末装置の上記商用電源の状態を監視するため
    に上記局給電対応ISDN加入者回路内に配置されたP
    Sビット監視装置または上記局給電対応ISDN加入者
    回路を制御する上位装置と、 上記PSビット監視装置または上記上位装置によって上
    記商用電源の正常状態検出時には上記屋外伝送線路を経
    由で上記宅内加入者端末装置の給電を停止し、かつ上記
    PSビット監視装置または上記上位装置によって上記商
    用電源の停止を検出すると、上記商用電源に代わって上
    記屋外伝送線路経由で上記宅内加入者端末装置に直流電
    力を供給する局給電電源と、 を備えることを特徴とする電子交換機システム。
  11. 【請求項11】 上記局給電対応ISDN加入者回路
    は、上記宅内加入者端末装置との情報の送受信を行う信
    号送受信装置と上記局電源の直流電流を上記信号送受信
    装置で送受信される信号に重畳する直流重畳装置とを含
    むことを特徴とする請求項10記載の電子交換機システ
    ム。
  12. 【請求項12】 上記宅内加入者端末装置は、上記局給
    電対応ISDN加入者回路からの直流重畳された信号の
    受信を行うとともに、上記宅内加入者端末装置の信号を
    上記局給電対応ISDN加入者回路に送信する信号送受
    信装置と、 上記信号送受信装置で送受信される信号に対して直流を
    重畳する直流重畳装置と、 上記局給電対応ISDN加入者回路からの給電を極性に
    無関係に受電するためのダイオードブリッジと、 を含むことを特徴とする請求項10記載の電子交換機シ
    ステム。
  13. 【請求項13】 上記PSビットのうちのPS1は、上
    記商用電源の状態検出用に用いられることを特徴とする
    請求項10記載の電子交換機システム。
  14. 【請求項14】 上記PSビットのうちのPS2は、上
    記給電電源の状態検出用に用いられることを特徴とする
    請求項10記載の電子交換機システム。
  15. 【請求項15】 上記局給電電源は、上記局給電対応I
    SDN加入者回路内に配置されることを特徴とする請求
    項10記載の電子交換機システム。
  16. 【請求項16】 上記局給電電源は、上記上位装置に配
    置されることを特徴とする請求項10記載の電子交換機
    システム。
  17. 【請求項17】 上記宅内加入者端末装置は、商用電源
    から整流した直流電圧が印加されるとともに、この直流
    電圧により充電され、商用電源が遮断されて再度供給さ
    れるまでの間上記宅内加入者端末装置の動作可能最低電
    圧を確保するコンデンサを備えることを特徴とする請求
    項10記載の電子交換機システム。
  18. 【請求項18】 上記コンデンサの容量値は、Pを加入
    者端末消費電力[W]、tを商用電源停止時、動作可能時
    間[s]、Cを動作保持用コンデンサ容量[F]、V1をS/
    T点側供給電圧[V]、V2をNT動作可能最低電圧
    [V]、としたときに、 C = (P・t)/{(1/2)・(V1 2−V2 2)} で求められることを特徴とする請求項17記載の電子交
    換機システム。
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