JP2002261800A - サービス品質動的制御装置および制御方法 - Google Patents

サービス品質動的制御装置および制御方法

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JP2002261800A
JP2002261800A JP2001058946A JP2001058946A JP2002261800A JP 2002261800 A JP2002261800 A JP 2002261800A JP 2001058946 A JP2001058946 A JP 2001058946A JP 2001058946 A JP2001058946 A JP 2001058946A JP 2002261800 A JP2002261800 A JP 2002261800A
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Motohiro Suzuki
基広 鈴木
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 顧客の要求に応じた品質でサービスを提供で
きるようにしたサービス品質動的制御装置およびサービ
ス品質制御方法を提案する。 【解決手段】 サービス品質動的制御装置を、プログラ
ム格納部と品質解析部と品質制御画面および通信部とで
構成し、品質変更要求者が通信網に接続する計算機上に
実装する。品質解析部は、品質制御画面により通知され
た要求品質をアクティブノードが格納する要求品質情報
に変換する機能、プログラム格納部に格納されている品
質制御プログラムから要求品質情報を更新するために適
切な品質制御プログラムを選択する機能、選択した品質
制御プログラムとその品質制御プログラムで使用するデ
ータを格納するアクティブパケットを生成する機能、生
成したアクティブパケットを通信部に転送する機能とを
有する構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクティブパケッ
トによりインターネット等の広域ネットワークを介して
顧客に動画像配信や音声通話等のサービスを提供するシ
ステムにおいて、通信のサービス品質を制御するための
サービス品質動的制御装置および制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明は、例えば、サービスにより顧客
に提供される動画像や音声などの電子ファイル(デジタ
ルデータ)を、一定長に分割し、その分割されたデジタ
ルデータ(以下では、分割デジタルデータと呼ぶ)を格
納した送信単位となるパケットを送信するサーバと、複
数のパケット中継ノードを含む通信網と、同通信網を介
して前記サーバから送信されるパケットにより実現され
るサービスを顧客に提供する機能を有した、パーソナル
コンピュータやワークステーションなどのクライアント
通信装置(通信端末装置;計算機)を複数台とからなる
通信システムに関連する。
【0003】ここで、本発明が前提とする通信システム
の概略につき、補足説明する。個々のパケットは、各パ
ケットの中継ノード(通信中継装置)が装備するメモリ
上に存在する情報のうち、例えば、転送先の決定や破棄
などの必要な情報を特定し、特定された情報に基づい
て、各通信装置上での動作の決定や、特定された情報の
更新処理などの、何らかの処理を記述したプログラム
と、例えば、動画像などの、本来送信されるべきデジタ
ルデータやプログラムが使用する値などのデータとを、
分割デジタルデータとして内包するパケット(以下で
は、アクティブパケットと呼ぶ)である。
【0004】また、通信中継装置は、各アクティブパケ
ットに格納されたプログラムを実行する機能と、アクテ
ィブパケットに格納されたプログラムが実行時に使用す
るメモリ空間を提供する機能と、アクティブパケットを
外部に送信する機能とを備えたプログラム実行環境を、
従来の通信機能に加えて更に具備した通信装置(以下で
は、アクティブノードと呼ぶ)である。
【0005】前記サーバは、例えば、動画像や音声の転
送などの、応用機能(以下、サービスと呼ぶ)を実現お
よび販売する、サービス事業者(ASP:application
service provider)が顧客に提供・販売するサービスの
実現を目的としたプログラム(以下、サービスプログラ
ムと呼ぶ)と、例えば、動画像や音声など、当該サービ
スにより顧客に提供されるデータと、を格納したアクテ
ィブパケットを通信網に送信する機能を有する。
【0006】前記クライアント通信装置は、通信網を介
して、サーバから送信されるアクティブパケットに格納
されたサービスプログラムの各アクティブノードでの動
作により実現されるサービスを顧客に提供する機能を有
する。
【0007】なお、この種の通信システムは、例えば、
特開平8−251232号公報(通信・情報処理制御シ
ステム)にも開示されている。
【0008】本発明は、上記の如き通信システムにおい
て、顧客が享受できるサービスの品質を、顧客が希望す
る品質に迅速に変更したり、サービスされるコンテンツ
毎に応じて適した品質にきめ細かに変更する等を可能に
するサービス品質制御を提供する、サービス品質動的制
御装置およびサービス品質動的制御方法に関するもので
ある。
【0009】なお、本発明でいうサービス品質は、顧客
に提供されるサービス内容自体に付帯した意図されたサ
ービスグレードを意味し、回線の通信性能としての品質
ではない。また、本発明のサービス品質動的制御装置
は、その構成要素が全て単一装置に在るとは限らず、通
信システム上の複数の装置に分散して配置された形態を
採る場合も含む。
【0010】続いて、従来技術を例示する。前述したよ
うな、通信端末装置(計算機)と各通信端末を接続する
アクティブノードとにより構成される通信網において、
通信端末装置上に存在するサーバから、サービスを実現
するための処理を記述したサービスプログラムと、当該
サービスにより顧客に提供されるデータとを格納したア
クティブパケットを送信して、顧客側に希望する品質を
保持したサービスを提供するためのサービス提供方式に
関する技術の一例が、2000年11月10日講演の文
献(以下、では例示文献と記す)、「アクティブネット
ワークによる状況適応型サービスの構築方式」(鈴木基
広、日野浩志、桐葉佳明、久保田文人:電子情報通信学
会 情報ネットワーク(IN)研究会)に記載されてい
る。
【0011】まず、上記例示文献記載の従来技術に関し
て、図表を参照して詳細に説明する。図21は、例示文
献で提示されたネットワークモデルを示し、このモデル
では3つの構成者(顧客、ISP、ASP)がアクセス
ポイントを介してアクティブノードから構成されるネッ
トワーク(通信網)により接続されている。ASPは、
各ISP(Internet Service Provider) が提供するネッ
トワーク例えばビデオストリーム配信等のサービスを顧
客に対して提供する。
【0012】図22は、この既知技術のサービス提供方
式における、アクティブノードAN´の関連部分の概略
構成を示すブロック図である。なお、同図にはアクティ
ブパケットAPの概略構造が併せて示されている。
【0013】図22を参照すると、アクティブノードA
N´は、情報管理部IMを含み構成され、また、プログ
ラム実行環境SCEを備えていて、入力されたアクティ
ブパケットAPに後述するごとき所定の処理を行う。
【0014】プログラム実行環境SCEは、サーバから
送信されるアクティブパケット(図22では、アクティ
ブパケットAP)に格納されたサービスプログラム(図
22では、サービスプログラムSP´)を実行する機能
と、サービスプログラムが実行時に使用するメモリ空間
を提供する機能と、アクティブパケットを外部に送信す
る機能と、例えば、出力バッファやメモリなど、アクテ
ィブノードAN´が装備している資源への制御手段とし
てAPI(application programming interface )をサ
ービスプログラムと情報管理部IMとに提供する機能と
を有している。
【0015】情報管理部IMは、アクティブノードAN
´に装備されたメモリ上に、アプリケーション状態情報
AIと、ノード状態情報NIと、構成情報CIと、要求
品質情報QIとを保持する機能を有した情報格納手段S
Dを備えており、これら各情報を適宜更新する機能を有
する。
【0016】上記アプリケーション状態情報AIとは、
通信網を使用してサービスを提供するアプリケーション
(サーバおよびクライアント通信装置それぞれの)の最
新状態を示す情報である。例えば、該当アプリケーショ
ンにより送信されたアクティブパケットにおけるサービ
スプログラムの実行に必要となる、アクティブノードA
N´に装備されている中央演算処理装置(CPU:cent
ral processing unit)あるいはメモリの使用量などで
ある。
【0017】さらに、アプリケーション状態情報AI
は、プログラム、特に、アプリケーション状態情報の更
新処理の実現を目的としたプログラムにより適宜更新さ
れ、該当プログラムは、アクティブパケットに格納され
て、アプリケーションから必要に応じて、通信網へと送
出される。
【0018】次に、ノード状態情報NIは、アクティブ
ノードAN´の最新状態を示す情報である。例えば、ア
クティブノードAN´が装備する、入出力バッファやメ
モリの使用量などである。なお、これらのノード状態情
報NIとして情報格納手段SDが保持する項目は、AS
Pが、予め情報管理部IMに通知しておき、この通知に
基づいて、情報管理部IMが、プログラム実行環境SC
Eが提供するAPIを使用して各項目についての最新情
報を定期的(例えば、10ミリ秒ごとなど)に取得す
る。
【0019】要求品質情報QIは、各顧客がASPと契
約したサービスの品質を示す情報である。例えば、ビデ
オ配信サービスを例にとれば、「高画質ビデオ転送」や
「低画質ビデオ転送」などのサービス品質を示す情報と
なる。この要求品質情報QIは、ASPが情報管理部I
Mに更新を依頼する。
【0020】接続構成情報CIは、アクティブノードA
N´を含めて複数のアクティブノードと複数の計算機と
で構成される通信網の接続状況に関する情報である。こ
の情報は、インターネットへの接続を顧客に提供する、
商用インターネット接続サービス事業者ISP(=NS
P:network service provider)のみが知り得る情報で
ある。従って、この情報を使用したサービスをASPが
提供するためには、ASPが、必要となる構成情報の種
類と、該当構成情報を知り得るNSPとを予め情報管理
部IMに通知しておく。この通知に応じて、情報管理部
IMは、必要な構成情報の更新を、通知されたNSPに
対して依頼する。そのため、構成情報の直接的な更新は
NSPが行うことになる。
【0021】続いて、アクティブノードAN´に、アク
ティブパケットAPが送信された場合の動作に関して、
図23のフローチャートを参照して詳細に説明する。
今、サーバ、または、クライアント通信装置、あるい
は、他のアクティブノードからアクティブパケットAP
が送信され、アクティブノードAN´がこのパケットを
受信したとする(ステップ;S2301)。
【0022】すると、プログラム実行環境SCEが、ア
クティブパケットAPに格納された、サービスプログラ
ムSP´の実行を開始する(ステップ;S2302)。
この時、サービスプログラムSP´は、自身の記述内容
に従って、情報格納手段SDに格納されている情報を必
要に応じて参照しながら処理を進める。この処理の結
果、他のアクティブノード等に、アクティブパケットA
Pを転送する必要がある場合には、プログラム実行環境
SCEが提供するAPIを使用して、指定された転送先
にアクティブパケットAPを転送する。このようにし
て、サーバからのアクティブパケットは、順次転送され
て行きクライアント通信装置へと配信される。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述従来技
術においては、前記引用文献中に明記されているよう
に、ASP自身が全アクティブノード上に存在する要求
品質情報QIを更新することが想定されており、要求品
質情報QIの効率的な更新が行えない問題点を有してい
る。
【0024】また、上述した従来技術においては、要求
品質情報QIの更新手段の実現機構について、明確には
規定されていない。例えば、前述引用文献においては、
「この顧客の要求品質情報は、ASPがサービス情報マ
ネージャ(本明細書での、情報管理部IMに対応)に更
新を依頼する。」(p. p. 10、2段目29行目)と
記述されているのみで具体化の課題を残している。
【0025】従って、本発明は、前述したごとくの通信
システム、すなわち、所定サービスを提供するためのア
クティブパケットをアクティブノードを介して伝送する
通信システムにおいて、サービスの要求品質の動的な制
御を、効率的かつ確実に行って顧客の要求に応じた品質
でサービスを提供できるようにしたサービス品質動的制
御装置およびサービス品質制御方法を提案することを目
的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】課題解決のため、請求項
1の発明では、アクティブパケットに格納されたプログ
ラムに実行環境を提供するとともに、当該プログラムを
実行する機能と、プログラムが動作時に使用するメモリ
空間を提供する機能と、アクティブパケットを外部に送
信する機能とを有する相互に通信線で接続された複数台
のアクティブノードと、前記アクティブノードに接続さ
れアクティブパケットを受信しアクティブパケットに基
づく所定サービス処理を実行する複数台のクライアント
通信装置と、アクティブパケットを前記アクティブノー
ドを介して前記通信端末装置に送信して顧客に対してサ
ービスを提供するサーバと、を含み構成された通信網に
おける、前記通信網に接続されており、品質変更要求者
により発せられる、顧客が享受できる前記サービスの品
質の変更を要求する品質変更要求を当該通信網に反映さ
せるためのサービス品質動的制御装置を、少なくともプ
ログラム格納部と、品質解析部と、品質制御画面と、通
信部とを含み構成されており、前記プログラム格納部
は、前記サービスの品質を示す情報である要求品質情報
の更新処理を実現するための 品質制御プログラムを格
納する機能を備えており、前記品質制御表示部は、品質
変更要求者とクライアント通信装置とのマン・マシンイ
ンターフェイスとしての機能と、品質変更要求者が指定
したサービス品質に関する情報を前記品質解析部に送信
する機能を備えており、前記品質解析部は、前記品質制
御表示部により通知された要求品質を、アクティブノー
ドが格納する要求品質情報の値に変換する機能と、プロ
グラム格納部に格納されている、複数の品質制御プログ
ラムから、変更対象の要求品質情報を更新するために適
切な品質制御プログラムを選択する機能と、選択された
品質制御プログラムと、その品質制御プログラムで使用
するデータを格納した、アクティブパケットを生成する
機能と、生成したアクティブパケットを、アクティブパ
ケットの送信先を指示して通信部に送信する機能とを備
えており、前記通信部が、前記品質解析部から送信先ア
クティブノードを指定して送信されたアクティブパケッ
トを、当該指定されたアクティブノードに送信する機能
を備えているように構成する。
【0027】請求項2の発明は、請求項1に記載のサー
ビス品質動的制御装置にプログラム実行環境を更に備え
た構成とし、前記品質解析部が、前記プログラム実行環
境を利用してプログラムを実行することにより発生する
プログラム実行環境からの通信を受信する機能と、この
プログラム実行環境からの通信内容を、前記品質制御表
示部で表示可能な内容に変換して前記品質制御画面に送
信する機能とを更に備えるようにする。
【0028】請求項3の発明では、請求項1に記載のサ
ービス品質動的制御装置において、前記クライアント通
信装置には、前記通信部及び前記品質制御表示部を実装
させ、前記サーバ等の前記クライアント通信装置とは遠
隔する別の装置上に、前記プログラム格納部と前記品質
解析部と更に第二の通信部とを実装させるとともに、ク
ライアント通信装置の前記通信部は、前記品質制御表示
部からの通信に応じて遠隔する前記第二の通信部と通信
する機能とを更に備えるようにする。
【0029】請求項4の発明では、請求項1に記載のサ
ービス品質動的制御装置において、前記クライアント通
信装置には、前記通信部及び前記品質制御表示部を、例
えば前記クライアント通信装置にて動作するWWWブラ
ウザ上のJavaアプレット(Java apple
t)として実装させ、前記サーバ等の前記クライアント
通信装置とは遠隔する別の装置上に、前記プログラム格
納部と前記品質解析部と更に第二の通信部とを実装させ
るとともに、クライアント通信装置の前記通信部は、前
記品質制御表示部からの通信に応じて遠隔する前記第二
の通信部と通信する機能とを更に備えるようにする。
【0030】請求項5の発明では、請求項3または4に
記載のサービス品質動的制御装置において、前記クライ
アント通信装置とは遠隔する前記別の装置上に、プログ
ラム実行環境を更に備えており、前記品質解析部が、前
記プログラム実行環境を利用してプログラムを実行する
ことにより発生するプログラム実行環境からの通信を受
信する機能と、このプログラム実行環境からの通信内容
を、前記品質制御表示部で表示可能な内容に変換して前
記品質制御画面に送信する機能とを更に備えるようにす
る。
【0031】請求項6の発明では、請求項5に記載のサ
ービス品質動的制御装置において、前記プログラム格納
部と前記品質解析部と前記第二の通信部とを前記アクテ
ィブノードに実装するとともに、前記品質解析部が、ア
クティブパケットを前記クライアント通信装置の前記通
信部に送信する際に、アクティブパケットの送信先をア
クティブノードが保持するプログラム実行環境を指定
し、また、同プログラム実行環境のプログラムの実行結
果を同プログラム実行環境から直接受信するように構成
する。
【0032】請求項7のサービス品質制御方法は、サー
ビスプログラムと動画像とを格納したアクティブパケッ
トを送信する機能を保持するサーバから、通信網におけ
る木構造の経路に従って動画像を受信する全顧客に提供
される動画像マルチキャスト(一斉同報)サービスの場
合におけるサービス品質制御方法において、動画像マル
チキャストサービスの品質変更を希望する顧客が使用す
るクライアント通信装置が直接に接続されているアクテ
ィブノードが、要求品質情報の変更処理のために、少な
くとも損失されたアクティブパケットの再送を行うかを
指定する識別子と、特別料金の加算と引き替えに通常配
信用アクティブパケット内包のサービスプログラムがア
クティブノードにおいて通常使用可能なメモリ量に追加
して更なるメモリ資源を一時的に使用するかを指定する
識別子とが格納されていて、前記サーバに向かう上流側
経路に存在する各アクティブノード各々が自らのプログ
ラム格納部に保持する、前記サービスの品質を示す情報
である要求品質情報を更新する処理を記述した品質制御
プログラムを送出し、前記上流側経路に存在する各アク
ティブノード各々が、順次、前記品質制御プログラムを
実行して自アクティブノードの要求品質情報を顧客が希
望した品質から導出される要求品質情報の設定値に変更
するとともに、前記品質制御プログラムを上流側のアク
ティブノードに転送することで、顧客単位でのサービス
品質制御を行う。
【0033】請求項8のサービス品質制御方法は、サー
ビスプログラムと動画像とを格納したアクティブパケッ
トを送信する機能を保持するサーバから、通信網におけ
る木構造の経路に従って動画像を受信する全顧客に提供
される動画像マルチキャスト(一斉同報)サービスの場
合におけるサービス品質制御方法において、前記サーバ
またはサーバが直接に接続されているアクティブノード
のいずれかが、要求品質情報の変更処理のために、前記
サーバに接続された各アクティブノード各々が自らのプ
ログラム格納部に保持する、前記サーバから送信される
前記動画像の、例えば広告や本編等に区分された内容
(コンテンツ)に応じて予め決定された要求品質情報の
設定値を更新する処理を記述した品質制御プログラムを
送出し、前記サーバに接続された各アクティブノード各
々が、受信した前記品質制御プログラムを実行して、自
アクティブノードの要求品質情報の該当設定値を変更す
るとともに、前記品質制御プログラムを下流側の各アク
ティブノードに転送することで、コンテンツ単位でのサ
ービス品質制御を行う。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明は、ASPが提供するサー
ビスに対して、顧客またはASPであり、顧客が享受す
るサービスの品質の変更を要求する者(以下、品質変更
要求者と呼ぶ)からの、品質変更要求を即座に通信網に
通知し、通信網を構成するアクティブノードが保持する
情報を変更することで、顧客が希望する品質を迅速に提
供することを目的とし、第1の実施の形態として、品質
変更要求者が通信網に接続する計算機上に存在する、プ
ログラム格納部と、品質解析部と、品質制御画面と、通
信部とによってサービス品質制御装置を構成する。
【0035】前記プログラム格納部は、前記プログラム
であり、特に、アクティブノードに格納された要求品質
情報の更新処理の実現を目的としたプログラム(以下、
品質制御プログラムと呼ぶ)を格納する機能を保持する
手段を有しており、かつ、前記品質解析部が、品質制御
画面により通知された、品質変更要求者が希望する品質
(以下、要求品質と呼ぶ)を、アクティブノードが格納
する要求品質情報の値に変換する機能と、プログラム格
納部に格納されている品質制御プログラム群から、変更
対象の要求品質情報を更新するために適切な品質制御プ
ログラムを選択する機能と、選択した品質制御プログラ
ムと、その品質制御プログラムで使用するデータとを格
納するアクティブパケットを生成する機能と、生成した
アクティブパケットを、アクティブパケットの送信先を
指示して通信部に送信する機能とを保持する手段を有し
ており、また、前記品質制御画面が、品質変更要求者と
計算機とのマン・マシンインターフェイスとしての機能
と、例えば、品質変更要求者が指定したサービス名や要
求品質などの、品質解析部が必要とする情報を品質解析
部に送信する機能とを保持する手段を有しており、ま
た、前記通信部が、品質解析部から送信されたアクティ
ブパケットを品質解析部で指示されたアクティブノード
に送信する機能を保持する手段を有している。
【0036】さらに、本発明の第2の実施の形態とし
て、上記本発明の第1の実施の形態に係わる、サービス
品質動的制御装置の構成部品として、従来技術で記した
ごときプログラム実行環境を追加してサービス品質制御
装置を構成する。この場合には、前記品質解析部が、第
1の実施の形態に係わる、サービス品質動的制御装置に
おける、品質解析部が有する機能に加えて、プログラム
実行環境でプログラムを実行することにより発生する、
プログラム実行環境からの通信を受信する機能と、プロ
グラム実行環境からの通信内容を、品質制御画面に表示
可能な内容に変換し、品質制御画面に送信する機能とを
保持する手段を有する。
【0037】さらに、本発明の第3の実施の形態とし
て、サービス品質制御装置を、第1の実施の形態に係わ
るサービス品質動的制御装置における、通信部をさらに
追加し(第二の通信部)、(第一の)通信部と品質制御
画面とを、例えば、顧客が使用する計算機上に存在さ
せ、他の構成部品は、ASPが使用する計算機上に存在
させるなどして、品質制御画面と通信部とを、他の構成
部品とは遠隔に存在させる構成とする。
【0038】この場合の前記第一の通信部は、第1の実
施の形態に係わるサービス品質動的制御装置における、
通信部が有する機能と、品質制御画面からの通信によ
り、品質解析部が存在する場所に存在する第二の通信部
と通信する機能とを有する構成とする。
【0039】さらに、本発明の第4の実施の形態のサー
ビス品質動的制御装置として、第2の実施の形態に係わ
るサービス品質動的制御装置、および、第3の実施の形
態に係わるサービス品質動的制御装置の構成を合わせた
構成とする。以下、上記の各実施の形態を詳細に説明す
る。
【0040】〔実施の形態1〕先ず、本発明の第1の実
施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1
は、本発明の第1の実施の形態に係わるサービス品質動
的制御装置101の構成ブロック図を、該当サービス品
質動的制御装置により更新される要求品質情報を格納す
るアクティブノードの構成と、これら両者間で送受信さ
れるアクティブパケットの構成と併せて示す図である。
【0041】図1を参照すると、本実施の形態に係わ
る、サービス品質動的制御装置101は、プログラム格
納部102と、品質解析部103と、品質制御画面10
4と、通信部105とから構成され、品質変更要求者が
通信網と接続するために使用する通信装置TC(計算
機)上に存在する(実装される)。なお、一般にはこの
通信装置TC(計算機)は、品質変更要求者が顧客であ
る場合には顧客の計算機(クライアント通信装置)であ
り、品質変更要求者がASPある場合にはASPの所有
する計算機となる。
【0042】このサービス品質動的制御装置101にお
ける、プログラム格納部102は、アクティブノードA
Nnに格納された要求品質情報QIを更新する処理を記
述した品質制御プログラムCP1を格納する機能を有し
ている。ここで、このプログラム格納部102が格納す
る品質制御プログラムCP1と、そしてアクティブノー
ドAN1に存在し、かつ、品質制御プログラムCP1に
より変更される要求品質情報QIとに関して、具体的に
例となるサービスを挙げて先ず説明する。
【0043】今、あるASPが、通信網を介して、顧客
への動画像の一斉同報(マルチキャスト)サービスを提
供しており、ある顧客が、このサービスの享受に関する
契約をASPと締結し、その後、自身が所有する計算機
等を通信網に接続することで、動画像のマルチキャスト
サービスを享受しているとする。
【0044】このような場合、ASPは、例えば、図2
で示されるように、動画像を受信する全顧客までの、通
信網における経路を木構造として現した、マルチキャス
トツリーを使用して、顧客に動画像を配信する。このマ
ルチキャストツリーは、サーバ1と複数のアクティブノ
ード(AN1〜AN6)およびクライアント通信装置
(計算機:C1〜C5)で構成される。
【0045】すなわち、図2に示されるマルチキャスト
ツリーは、ASPにより構築されるものであり、動画像
マルチキャストサービスを実現するサービスプログラム
と動画像とを格納したアクティブパケット複数個を通信
網に送信する機能を有するサーバS1と、同じくASP
が構築し、アクティブノードから送信された動画像を、
顧客に表示する機能を有するクライアント通信装置C1
〜C5と、そして、図1に示した如きアクティブノード
であって、サーバS1とクライアント通信装置C1〜C
5の間に存在し、マルチキャストツリーに従って、サー
バS1から送信されたアクティブパケットを下流側のア
クティブノードへと転送する機能とを有するアクティブ
ノード(図2では、アクティブノードAN1〜AN
3)、および受信したアクティブパケットに格納されて
いる動画像をクライアント通信装置C1〜C5へ転送す
る機能とを有するクライアント通信装置C1〜C5が直
接接続されている終端のアクティブノードと(アクティ
ブノードAN4〜AN6)から構成される。
【0046】ただし、従来技術で説明したように、上記
機能は、アクティブノードAN1からAN6が保持する
上記機能は、サーバS1から送信される動画像と共にア
クティブパケットに格納された、サービスプログラムに
アルゴリズムが記述されており、アクティブノードAN
1からAN6にて提供されるそれぞれのプログラム実行
環境SCEにおいて、サービスプログラムが実行される
ことで所定機能が実現される。
【0047】つまり、本実施例の各アクティブノード
は、通信網中で中継位置にあればサーバS1から(もし
くは上流側アクティブノードから)送信されたアクティ
ブパケットを受信し、受信したアクティブパケットを必
要に応じて複製して、下流側のアクティブノード(クラ
イアント通信装置C1〜C5が接続されている終端のア
クティブノードを含む)へ向けて転送するが、自身にク
ライアント通信装置C1〜C5が接続されている場合に
は、クライアント通信装置C1〜C5へ受信したアクテ
ィブパケットに格納されている動画像を転送する。
【0048】なお、この動画像マルチキャストサービス
の品質の変更に関しては、品質変更要求者が顧客である
場合には、顧客は、ASPとのサービス享受の契約によ
り、サービス品質動的制御装置101をASPから予め
入手して、自身の所有する計算機に予め装備する(計算
機の資源を利用した実行プログラムとして提供し得る場
合もある)。また、品質変更要求者をASPとする場合
には、例えば、電話や電子メールなどの手段により、顧
客から要求品質を受け付け、自身の所有する計算機に予
め装備された、サービス品質動的制御装置101を使用
して、通信網に要求品質を通知するものとする。
【0049】この動画像マルチキャストサービスに関す
る要求品質情報QIの一例を、図3に示す。この要求品
質情報QIは、図2におけるアクティブノードAN1か
らAN6にそれぞれ格納され、サービス品質動的制御装
置により更新される。図3に例示の要求品質情報QIで
は、損失されたアクティブパケットの再送を行うかを指
定する識別子(図3での、resendFlgフィール
ドに格納される値)と、アクティブノードにおいて、特
別料金が発生するが、サービスプログラムが通常使用可
能なメモリ量に追加して、一時的なメモリ資源を使用す
るかを指定する識別子(premiumBufFlgフ
ィールドに格納される値)の2つの識別子が含まれてい
る。
【0050】なお、これらの識別子には、「使用する」
ことを示すために「1」が、「使用しない」ことを示す
ために「0」が指定される。なお、これらの識別子は各
アクティブノードが保持する網装置間物理インターフェ
イスの数だけ存在し、各インターフェイスを示す識別子
(IfIdフィールドに格納される値)により、インタ
ーフェイスごとに規定される。
【0051】上記のような要求品質情報QIを変更する
ために、サービス品質動的制御装置から、品質制御プロ
グラムCP1と要求品質情報QIの設定値が格納された
データD1とを格納したアクティブパケットAPがアク
ティブノードANnへと送信される。この時のアクティ
ブパケットAPのデータフォーマット例を図4に示す。
【0052】同図に示すように、アクティブパケットA
Pでは、品質制御プログラムCP1に続くデータD1
に、resendFlgフィールドの設定値を格納した
領域(図4における、resendFlg領域)と、p
remiumBufFlgフィールドの設定値を格納し
た領域(premiumBufFlg領域)と、アクテ
ィブパケットAPを送信した送信元の識別子を格納する
領域(送信元領域)とが順に配置されている。
【0053】アクティブノードANnでは、アクティブ
パケットAPの受信後、プログラム実行環境SCEが、
アクティブパケットAPに格納される品質制御プログラ
ムCP1の実行を開始する。続いて、この品質制御プロ
グラムCP1が、各アクティブノードANn(図2で
は、アクティブノードAN1からAN6)での動作時に
使用する、接続構成情報CIに関して例を示して説明す
る。
【0054】接続構成情報CIは、例えば、従来技術で
述べたように、アクティブノードが接続されている他の
アクティブノードなどの、各アクティブノードにおける
物理的な接続状態に関する情報である。図5に、接続構
成情報CIの一例を示す。
【0055】図5では、接続構成情報CIとして、図2
に示したマルチキャストツリーに従ってアクティブノー
ドが動画像を受信した場合に、そのアクティブノードに
装備された個々のインターフェイスが、動画像をアクテ
ィブノードに入力する側のインターフェイス(上流側イ
ンターフェイス)となるか、入力された動画像を、他の
アクティブノード、または、クライアント通信装置に出
力する側のインターフェイス(下流側インターフェイ
ス)となるかを識別する情報(図5では、output
Typeフィード)や、例えば、アクティブノードや、
サーバおよびクライアントとして稼働している計算機識
別情報など、各インターフェイスの接続先を示す識別子
(nodeIdフィールド)などが格納されている。
【0056】続いて、サービス品質動的制御装置101
におけるプログラム格納部102に格納され、かつ、要
求品質情報QIを変更する機能を有する、品質制御プロ
グラムCP1に記述されるアルゴリズムについて複数の
例を挙げて説明する。
【0057】図6と図7により、品質制御プログラムC
P1の第1の例を示す。図は、顧客が享受するサービス
の品質を、各顧客の要求品質に応じて(つまり、顧客単
位に)、該当する要求品質情報QIを変更するアルゴリ
ズムを示すフローチャートである(図6と図7に分割し
て示す)。
【0058】図に示したフローチャートで表される品質
制御プログラムを格納したアクティブパケットは、顧客
に動画像を表示・提供するクライアント機能(図2のク
ライアント通信装置C1〜C5)が存在する計算機と直
接接続されているアクティブノード(図2のマルチキャ
ストツリーにおける、アクティブノードAN4からAN
6)のうちで該当するノードに送信され、品質制御プロ
グラムCP1が実行される。
【0059】当該アクティブパケットの宛先となるアク
ティブノードANnではアクティブパケットAPを受信
すると、まず、アクティブパケットAP内のデータD1
における、先頭のデータ領域から、要求品質情報QIに
設定する値を取得する(ステップ;S601)。具体的
には、図4における、resendFlg領域に格納さ
れた値である。
【0060】次に、ステップ;S601で取得した値
を、要求品質情報QIの該当フィールドに設定する(ス
テップ;S602)。この処理は、具体的には例えば、
図5に示す、接続構成情報CIを使用する場合、データ
D1に格納された、送信元が格納されている領域(図4
での送信元領域)から、送信元を示す識別子を取得し、
その識別子と接続構成情報CIのnodeIdフィール
ドとを比較することで、データD1に格納されていた値
が示す送信元が接続されているインターフェイスの識別
子(IfIdフィールドの値)を取得する。その後、要
求品質情報QIにおける、該当インターフェイスに関す
る、該当フィールドの値を変更することで達成される。
【0061】次に、ステップ;S602で設定した値を
調査する(ステップ;S603)。そして、ステップ;
S603での調査処理の結果、ステップ;S602で設
定した値が「0」の場合には、アクティブノードANn
が保持する、他の下流側インターフェイスおける該当フ
ィールドの値を調査・評価する(ステップ;S60
4)。この処理では、アクティブノードANnに格納さ
れている接続構成情報CIを使用する。例えば、図5に
示した接続構成情報CIを使用する場合、ステップ;S
605の処理は、接続構成情報CIにおける、outp
utTypeフィールドの値を全て調べ、その結果、下
流側インターフェイスと判断できるインターフェイスの
識別子(IfIdフィールドの値)を抽出する。次に、
この検索により得られたIfIdフィールドの値を使用
して、要求品質情報QIを検索することで、他の下流側
インターフェイスにおいて、ステップ;S602で設定
したフィールドの値を調査することが可能となる。
【0062】ステップ;S604の調査の結果、他の下
流側インターフェイスにおける、該当フィールド値が、
全て「0」であるか否かを調べる(ステップ;S60
5)。
【0063】ステップ;S605の結果、該当フィール
ド値が全て「0」である場合(YES)には、上流側イ
ンターフェイスの該当フィールド値を「0」に設定する
(ステップ;S606)。この設定は、ステップ;S6
04での調査と同様に、図5で例示した接続構成情報C
IにおけるoutputTypeフィールド値が上流側
を示す、インターフェイスの識別子(IfIdフィール
ド値)を抽出し、その値を使用して、要求品質情報QI
における、該当インターフェイスの該当フィールド値に
「0」を設定することで実現できる。
【0064】次に、アクティブノードANnでの要求品
質情報QIの変更を上流側のアクティブノードに伝達す
るためのアクティブパケットにおける、データD1の該
当領域に「0」を設定する(ステップ;S607)。
【0065】然しながら、ステップ;S603の結果、
該当フィールドに設定した値が「1」の場合、または、
ステップ;S605の結果、他の下流側インターフェイ
スにおける該当フィールド値が全て「0」でない場合
(NO)については、上流側インターフェイスの該当フ
ィールド値を調査・評価する(ステップ;S608)。
なお、ステップ;S608での、上流側インターフェイ
スの該当フィールド値の調査は、ステップ;S606で
行った、上流側インターフェイスの該当フィールド値の
設定と同様に、図5で例示された接続構成情報CIにお
けるoutputTypeフィールド値が上流側を示す
インターフェイスの識別子(IfIdフィールド値)を
抽出し、その値を使用して、要求品質情報QIにおけ
る、該当インターフェイスの該当フィールド値を抽出す
ることで実現可能である。
【0066】ステップ;S608の結果、上流側インタ
ーフェイスの該当フィールド値が「0」の場合には、該
当フィールドに「1」を設定する(ステップ;S60
9)。その後、上流側のアクティブノードに転送するア
クティブパケットのデータにおける、該当領域に「1」
を設定する(ステップ;S610)。
【0067】ステップ;S607またはステップ;S6
10の結果、上流側のアクティブノードに転送するアク
ティブパケットにおける、該当領域に何らかの値が設定
された場合、または、ステップ;S608の結果、上流
側インターフェイスの該当フィールド値が「1」であっ
た場合には、ステップ;S601で受信したアクティブ
パケットAPにおけるデータD1に、次の設定すべき値
が存在するかを調査・評価する(図7、ステップ;S6
11)。
【0068】ステップ;S611の結果、次に設定すべ
き値が存在する場合(YES)には、該当値をデータD
1から取得する(ステップ;S612)。その後、図6
のステップ;S602に戻ってステップ;S602から
の処理過程を繰り返す。
【0069】ステップ;S611の結果、設定すべき値
が存在しない場合(NO)であれば、上流側インターフ
ェイスにサーバが接続されているかを調査・評価する
(ステップ;S613)。この処理は、図5に示した、
接続構成情報CIにおける、outputTypeフィ
ールドの値が上流側インターフェイスを示すインターフ
ェイスに関して、該当インターフェイスのnodeId
フィールドに格納されている値が、サーバを示す識別子
かを調べることで実現される。
【0070】ステップ;S613の結果、上流側インタ
ーフェイスにサーバが接続されていない場合(NO)に
は、ステップ;S607またはステップ;S610の結
果設定された、上流側のアクティブノードに転送すべき
設定データが存在するかを調査する(ステップ;S61
4)。
【0071】ステップ;S614の結果、上流側のアク
ティブノードに転送すべき設定データが存在する場合
(YES)には、上流側のアクティブノードに送信する
アクティブパケットを生成する(ステップ;S61
5)。
【0072】なお、このステップ;S615で生成され
るアクティブパケットのフォーマットは図4に示したフ
ォーマットと同様であり、かつ、アクティブパケットに
格納される、品質制御プログラムとしては、ステップ;
S601で受信されたアクティブパケットAPに格納さ
れた品質制御プログラムCP1(つまり、現在動作して
いる品質制御プログラム自身の複製)が、また、データ
D1には、ステップ;S606およびステップ;S60
9で設定された値と、現在品質制御プログラムを実行し
ているアクティブノードの識別子とが格納される。
【0073】その後、ステップ;S615の結果、生成
されたアクティブパケットを、上流側インターフェイス
を通して、上流側のアクティブノードに送信する(ステ
ップ;S616)。この処理は、従来技術で述べたと同
様に、プログラム実行環境SCEが提供するAPIを使
用して実行する。この際、アクティブパケットの宛先に
は、接続構成情報CIでの、該当インターフェイスにお
ける、nodeIdフィールドの値が使用される。ステ
ップ;S616の結果、上流側のアクティブノードに転
送するアクティブパケットの送信が完了した場合には、
品質制御プログラムCP1は動作を終了する。
【0074】なお、先のステップ;S613の結果、上
流側インターフェイスにサーバが接続されている場合
(YES)、または、ステップ;S614の結果、上流
側のアクティブノードに送信すべき設定データが存在し
ない場合(NO)にも、品質制御プログラムCP1は動
作を終了する。
【0075】次に、図8に示す、アルゴリズムのフロー
チャートを参照し、品質制御プログラムCP1の第2の
例として、顧客の要求品質に依存せず、例えば、広告や
本編など、サーバから配信される動画像の中身(以下、
コンテンツと呼ぶ)に応じて(つまり、コンテンツ単位
に)、アクティブノードに格納された要求品質情報QI
を変更する場合の、品質制御プログラムに記述されるア
ルゴリズムについて説明する。
【0076】なお、図8で示すフローチャートとなる品
質制御プログラムCP1が格納されるアクティブパケッ
トAPのフォーマットは、図4で示したフォーマットと
同様である。また、サービス品質動的制御装置101
は、このアクティブパケットAPを、クライアント通信
装置に動画像を配信するサーバ(図2のマルチキャスト
ツリーにおける、サーバS1)が直接接続されているア
クティブノード(図2のマルチキャストツリーにおけ
る、アクティブノードAN1)に送信する。
【0077】送付先のアクティブノードでは、まず、ア
クティブパケットのデータ領域から、要求品質情報QI
に設定すべき先頭の値を取得する(ステップ;S80
1)。
【0078】次に、ステップ;S801で取得した値
を、要求品質情報QIの該当フィールドに設定する(ス
テップ;S802)。この処理は、例えば、図5に示
す、接続構成情報CIを使用する場合、データD1に格
納された、送信元が格納されている領域(図4におけ
る、送信元領域)から、送信元を示す識別子を取得し、
この識別子と接続構成情報CIのnodeIdフィール
ドとを比較することで、データD1に格納されていた送
信元が接続されているインターフェイスの識別子(If
Idフィールドの値)を取得する。その後、要求品質情
報QIにおける、該当インターフェイスに関する、該当
フィールドの値を変更することで実現可能である。
【0079】次に、データ領域D1に次に設定すべき値
が存在するかを調査・評価する(ステップ;S80
3)。そして、ステップ;S803の調査過程の結果、
設定すべき値が存在する場合(YES)には、データ領
域D1から、次に設定すべき値を取得する(ステップ;
S804)。その後、ステップ;S802に戻って同様
の処理を繰り返す。
【0080】一方、ステップ;S803の調査過程の結
果、設定すべき値が存在しない場合(NO)には、現
在、品質制御プログラムが動作しているアクティブノー
ドが保持する全ての下流側インターフェイスにクライア
ント通信装置が接続されているかを調べる(ステップ;
S805)。これは、図5に示した接続構成情報CIを
使用する場合、outputTypeフィールドの値を
調べ、これが下流側インターフェイスを示す値となるイ
ンターフェイスに関して、nodeIdフィールドがク
ライアントを示す値かを調査することで実現できる。
【0081】そして、ステップ;S805の結果、1つ
以上の下流側インターフェイスにアクティブノードが接
続されている場合(NO)には、下流側のアクティブノ
ードに送信するアクティブパケットを生成する(ステッ
プ;S806)。このステップで生成されるアクティブ
パケットには、品質制御プログラムとして、現在アクテ
ィブノードで動作している品質制御プログラムの複製
が、また、データ領域には、ステップ;S802で設定
した値と、現在品質制御プログラムが動作しているアク
ティブノードを示す識別子とが格納される。
【0082】続いて、ステップ;S806で生成したア
クティブパケットを、アクティブノードが接続されてい
る下流側インターフェイスを介して、下流側の全アクテ
ィブノードに送信する(ステップ;S807)。送信の
完了を待ってプログラムは終了する。なお、ステップ;
S805の結果、下流が全てクライアント通信装置であ
れば(YES)、直ちにプログラムを終了する。以上、
品質制御プログラムのアルゴリズムの具体例を説明し
た。
【0083】次に、サービス品質動的制御装置101に
おける、品質解析部103について説明する。品質解析
部103は、品質制御画面104を利用することにより
通知された要求品質を、アクティブノードAN1が格納
する要求品質情報QIの値に変換する機能と、プログラ
ム格納部102に格納されている品質制御プログラム群
から、適切な品質制御プログラム(例えば、先に説明し
たアルゴリズムのもの等)を選択して、適宜のフォーマ
ット(一例を図4で例示した)のアクティブパケットA
Pを生成する機能と、生成したアクティブパケットAP
を、アクティブパケットAPの送信先を指定して通信部
105に送信する機能とを有する。
【0084】ここで、品質制御画面104の使用により
通知された要求品質を、アクティブノードAN1が格納
する要求品質情報QIの値に変換する機能は、例えば、
要求品質情報QIが、図3で示した要求品質情報の場
合、図9に示す対応表により変換される。図9では、品
質制御画面104で選択可能な要求品質として、グレー
ド1からグレード4までの4段階の品質があり、各々の
品質に応じて、図3における、resendFlgフィ
ールドに格納される値とpremiumBufFlgフ
ィールドに格納される値とが決定されている。なお、こ
の値の決定は、ASPがサービス提供時に予め決定して
いる。
【0085】さらに、プログラム格納部102からの適
切な品質制御プログラムの選択機能についても、例え
ば、図10に示すような、ASPが提供するサービスに
応じて予め決定した対応表を使用して決定することで実
現可能である。この図では、例えば、前記動画像マルチ
キャストサービスに関して、制御単位が「顧客単位」の
場合には、品質制御プログラム名が「a」である品質制
御プログラムを選択し、その品質制御プログラムを格納
したアクティブパケットは、「品質の制御を要求した顧
客が使用している計算機に最寄りのアクティブノードに
送付されるべき」ことを意味している。
【0086】次に、品質解析部103の動作を、図面を
参照して説明する。図11は、品質解析部103の動作
の流れを示すフローチャートである。今、品質解析部1
03が、品質制御画面104より、サービス名と要求品
質と制御単位、および顧客がASPとのサービス享受に
関する契約時にASPから割り当てられた顧客を識別す
るための識別子(以下、顧客Idと呼ぶ)とを受信した
とする(ステップ;S1101)。
【0087】この時、品質解析部103が受信するサー
ビス名は、図10で示した、「動画像マルチキャスト」
などであり、要求品質は、図9で示した、「グレード
1」や「グレード3」などであり、制御単位は、図10
で示した、「顧客単位」や「コンテンツ単位」などであ
る。
【0088】次に、ステップ;S1101で受信した要
求品質を、アクティブノードで保持されている要求品質
情報QIの値に変換する(ステップ;S1102)。こ
の処理は、例えば、図9に示した、ASPが予め決定し
た対応表を使用して、ステップ;S1101で受信した
要求品質から、要求品質情報QIにおける各フィールド
の設定値を決定することが可能である。
【0089】その後、要求品質情報を変更するアルゴリ
ズムを記述した、適切な品質制御プログラムを選択する
(ステップ;S1103)。この処理は、例えば、図1
0に示した、ASPが予め決定した対応表を使用して、
ステップ;S1101で受信したサービス名と制御単位
から品質制御プログラムを選択することで実現可能であ
る。
【0090】ステップ;S1102で決定した要求品質
情報の設定値と、ステップ;S1103で選択した品質
制御プログラムを使用して、アクティブノードに送信す
るアクティブパケットを生成する(ステップ;S110
4)。この時、生成されるアクティブパケットは、例え
ば、図3に示した要求品質情報を更新する場合には、図
4に示したフォーマットとなる。この例では、ステッ
プ;S1102で決定した要求品質情報の設定値に加え
て、通信アドレスなどの、サービス品質動的制御装置1
01が存在する計算機を識別する値が格納されている。
【0091】その後、ステップ;S1104で生成した
アクティブパケットを通信部105に転送する(ステッ
プ;S1105)。この時、通信部105に対して、ス
テップ;S1104で生成したアクティブパケットの送
信先を指定する。この送信先の決定は、例えば、図10
で示した対応表を使用する場合、送付アクティブノード
欄に記載された送信先と、ステップ;S1101で、品
質制御画面104から受信した顧客Idとを使用して、
図12に示す対応表を検索することで実現可能である。
例えば、アクティブパケットの送付先が、クライアント
通信装置が存在する計算機から最寄りのアクティブノー
ドとなっている場合には、ステップ;S1101で取得
した顧客Idを使用して、図12の対応表を検索するこ
とで、例えば、通信アドレスなどの、該当顧客が使用し
ている計算機が直接接続されているアクティブノードの
識別子を取得する。この識別子を通信部105に対し
て、ステップ;S1104で生成したアクティブパケッ
トと共に渡すのである。
【0092】サービス品質動的制御装置101におけ
る、通信部105は、品質解析部103から送信された
アクティブパケット(図1では、アクティブパケットA
P)を、品質解析部103に指定されたアクティブノー
ド(図1では、アクティブノードANn)に転送する機
能を有する。
【0093】続いて、サービス品質動的制御装置101
における、品質制御画面104について説明する。品質
制御画面104は、品質変更要求者と計算機とのマン・
マシンインターフェイスであり、その操作部は例えば計
算機の画像ディスプレイ上に表示され、図13のような
形態を採る。
【0094】図13では、例えば、動画像マルチキャス
トやサービスBなどの、サービスごとに品質の制御が行
える形態となっている。さらに、各サービスの品質の制
御を行う場合には、例えば、顧客単位での品質制御とコ
ンテンツ単位での品質制御とを排他制御するラジオボタ
ンなどにより、品質の制御単位を指定することが可能で
ある。また、顧客単位での品質の制御の場合には、顧客
Idの入力や、顧客が希望する品質の選択が可能となっ
ている。図13では、選択可能な品質として、グレード
1やグレード2などが設けられている。さらに、例え
ば、「料金高め」などの、各品質に関するコメントが表
示され、品質変更要求者が希望の品質を決定する場合の
目安として使用可能にし利便性を高めている。
【0095】また、コンテンツ単位での品質の制御に対
応して、例えば、広告や本編などの、サーバから送信さ
れるコンテンツの種別や、各コンテンツの配送時の希望
品質を選択することが可能となっている。
【0096】なお、これら2種類の制御単位に基づいた
品質制御は、2種類とも、全ての品質変更要求者が実行
可能となる訳ではなく、例えば、「品質変更要求者がA
SPの場合には、全て実行可能」とするが、「品質変更
要求者が顧客の場合には、顧客単位での(つまり、自分
自身に対する)品質制御のみが実行可能」などのよう
に、制御権限を制限することが可能となっている。すな
わち、例えば、サービス品質制御装置101が、顧客の
計算機に装備される場合には、コンテンツ単位での品質
制御に関する部分については選択不可能とする。また、
コンソール領域には、サービス品質動的制御装置101
の現在の状態が表示される。品質制御画面104は、図
13で示した画面を使用して、品質変更要求者が指定し
たサービス名と品質制御単位と要求品質と顧客Idとを
品質解析部103に送信する機能を有する。なお、品質
変更要求者の操作部は、電気的スイッチと状態表示器の
組み合わせ等で実現しても良い。
【0097】次に、サービス品質動的制御装置101全
体の動作を図面を参照して説明する。図14は、サービ
ス品質動的制御装置101の動作を示すフローチャート
である。
【0098】今、品質変更要求者が、例えば、図13に
示した画面を使用して、現在享受しているサービスの品
質を変更したい旨の指示を品質制御画面104に入力し
たとする(ステップ;S1401)。
【0099】ステップ;S1401の結果、品質制御画
面104は(操作画面に関連付けられた制御プログラム
は)、品質の変更を要求されたサービスの名前と、制御
単位と、新規に設定する品質と、顧客Idとを取得する
(ステップ;S1402)。
【0100】続いて品質制御画面104は、ステップ;
S1402の結果取得した、品質の変更対象となるサー
ビスの名前と、制御単位と、新規に設定する品質と、顧
客Idとを、品質解析部103に送信する(ステップ;
S1403)。
【0101】品質解析部103では、ステップ;S14
03の結果取得された、品質の変更対象となるサービス
の名前と、制御単位と、新規に設定する品質と、顧客I
dとを使用して、要求品質情報を更新するアクティブパ
ケットを生成する(ステップ;S1404)。なお、こ
の時に品質解析部103の動作は、先に図11を用いて
詳細に説明した動作と同様である。
【0102】品質解析部103は、ステップ;S140
4の結果生成したアクティブパケット(図1のアクティ
ブパケット参照)を、通信部105に送信する(ステッ
プ;S1405)。このステップ;S1405では、品
質解析部103は、通信部105に、ステップ;S14
04で生成したアクティブパケットと共に、該当アクテ
ィブパケットを送信するべき宛先(アクティブノードの
通信アドレス)も送信する。
【0103】これを受け、通信部105が、ステップ;
S1405の結果受信したアクティブパケットを、指定
されたアクティブノードに宛ててネットワークに送信す
る(ステップ;S1406)。
【0104】このようにして、第1の実施の形態では、
送信されたアクティブパケットにより、受信先のアクテ
ィブノードにて、先の図6〜図7にて説明した処理ある
いは図8にて説明した処理が行われ、順次必要なアクテ
ィブノードの全てに波及することにより、ネットワーク
全体としてのサービス品質の動的制御が達成される。
【0105】上述した、第1の実施の形態によれば、以
下に列挙する効果が得られる。すなわち、 第一に、顧
客が享受するサービスの品質を示す要求品質情報の更新
手段の実現機構を明確化するという効果が得られる。ま
た、サーバが送信するアクティブパケットに格納される
サービスプログラムは、到達するアクティブノードごと
に、例えば、図3に示した要求品質情報の各値を参照し
て、アクティブパケットの再送制御の実施決定や一時メ
モリの使用決定など、種々の品質制御機能の実行の必要
性を判断し、自身に記述された動作を実行するため、サ
ービス品質動的制御装置から送信されるアクティブパケ
ットに格納された品質制御プログラムが、要求品質情報
の値を変更するだけで、サービスプログラムの変更とサ
ーバ動作の停止とを行うことなく、各アクティブノード
における、アクティブパケットの動作を制御可能であ
り、顧客へのサービスの提供を継続した状態で、顧客が
享受するサービスの品質を、顧客が希望する品質に変更
可能となるという第二の効果が得られる。
【0106】更に、複数のアクティブノードに存在する
要求品質情報の変更手段として、アクティブパケットを
用い、アクティブパケットに格納された品質制御プログ
ラムに、更新対象となる要求品質情報の設定値を格納
し、さらに、他のアクティブノードに自身の複製を送信
するように記述することで、ASPが複数台全てのアク
ティブノードに存在する要求品質情報を変更することな
く、要求品質情報の更新が行えるため、要求品質情報の
効率的な更新が実現できるという第三の効果が得られ
る。
【0107】また、要求品質情報の更新手段が、アクテ
ィブパケットに格納される品質制御プログラムとして実
現されているため、アクティブノードには、要求品質情
報を更新するための専用ソフトウェアを装備させる必要
がなく、例えば、ソフトウェアを格納するディスクや、
ソフトウェアが実行時に使用するメモリなど、アクティ
ブノードの構築時に、要求品質情報の変更用ソフトウェ
アのための余分な資源を装備させる必要がないという第
四の効果が得られる。
【0108】〔実施の形態2〕次に、本発明の第2の実
施の形態について図面を参照して詳細に述べる。図15
は、本発明の第2の実施の形態に係わる、サービス品質
動的制御装置101Aの構成を示すブロック図である
(図1同様のアクティブパケットは図示せず)。
【0109】図15を参照すると、本発明の第2の実施
の形態に係わる、サービス品質動的制御装置101A
は、第1の実施の形態に係わるサービス品質動的制御装
置101(図1参照)の構成部品に、更に従来技術とし
て既に説明したような、プログラム実行環境SCEを付
加した構成となっている。なお、第1の実施の形態と同
等部分については、同一符号を付して説明を省略する。
【0110】この構成では、品質解析部103Aはその
機能として、本発明の第1の実施の形態に係わるサービ
ス品質動的制御装置101において、品質解析部103
が有する既述した機能に加えて、更に、プログラム実行
環境SCEでプログラムを実行することにより発生す
る、プログラム実行環境SCEからの通信を受信する機
能と、プログラム実行環境SCEからの通信内容を、例
えば、文字列などの、品質制御画面104に表示可能な
内容に変換し、品質制御画面104に送信する機能とを
有する。なお、品質制御画面104では、品質解析部1
03Aから受信した通信内容を、例えば、図13におけ
る、コンソール領域に文字列として表示する。
【0111】次に、上記本発明の第2の実施の形態に係
わるサービス品質動的制御装置101Aにおける、品質
解析部103Aの動作について説明する。図16は、本
発明の第2の実施形態に係わるサービス品質動的制御装
置101Aにおける、品質解析部103Aの動作を示す
フローチャートである。
【0112】今、品質解析部103Aが、品質制御画面
104またはプログラム実行環境SCEからの通信を受
信したとする(ステップ;S1601)。品質解析部1
03Aは、ステップ;S1601で受信した通信の送信
元を調査する(ステップ;S1602)。
【0113】ステップ;S1602の結果、送信元が品
質制御画面104の場合には、以降の動作(ステップ;
S1603〜S1606)は、既に図11のフローチャ
ートで説明した動作と同様となるため、ここでは繰り返
しての説明は省略する。
【0114】一方、ステップ;S1602の結果、送信
元がプログラム実行環境SCEの場合には、ステップ;
S1601で受信した内容から、品質制御画面104に
送信する内容を生成する(ステップ;S1608)。こ
の処理は、例えば、図17に示す対応表(プログラム実
行環境から送信される内容と、品質制御画面に送信する
内容との対応を示す表)を参照して、プログラム実行環
境SCEが送信する内容から、品質制御画面104が表
示可能な文字列に変換される。図17の例示対応表で
は、プログラム実行環境SCEから送信される内容は、
アクティブノードの状態を示す正整数であり、この正整
数を、品質解析部103Aが、品質変更要求者が理解で
き、品質制御画面104で表示可能な文字列に変換する
のである。その後、ステップ;S1607で生成された
通信内容を、品質制御画面104に送信する(ステッ
プ;S1608)。
【0115】上記構成のサービス品質動的制御装置10
1Aによれば、アクティブノードから送信されたアクテ
ィブパケットに格納されたプログラムを実行可能とする
ことで、前述した第1の実施の形態に係わるサービス品
質動的制御装置による効果に加えて、例えば、アクティ
ブノードの状態や品質制御プログラムの動作結果を品質
変更要求者に提示して品質変更要求者が要求変更が完了
したことを容易に確認することができるなど、品質変更
要求者と通信網との連携をより密接にできるという効果
が更に得られる。
【0116】〔実施の形態3〕次に、本発明の第3の実
施の形態に係わる、サービス品質動的制御装置について
図面を参照して説明する。図18は、第3の実施の形態
に係わる、サービス品質動的制御装置101Bの構成を
示すブロック図である。
【0117】図18に示すように、第3の実施の形態に
係わる、サービス品質動的制御装置101Bでは、品質
制御画面104と通信部105aとを、Javaアプレ
ットとして実装し、顧客が使用する計算機TCa上で動
作するWWW(worldwide web)ブラウザ
に両者をダウンロードすることで、品質制御画面104
と通信部105aとを、顧客が使用する計算機TCa上
に存在させ、他の構成部品(プログラム格納部102、
品質解析部103、通信部105b)は、別の計算機T
Cb上に存在させ(例えばASPが使用する計算機上に
存在させるなど)、品質変更要求者が操作する品質制御
画面104と通信部105aとが、他の構成部品とは遠
隔に存在する構成となっている。なお、第二の通信部1
05bは、ASPが使用する計算機上の場合等では一般
にはこの計算機本来の通信部を共用する。
【0118】本発明の第3の実施の形態に係わる、サー
ビス品質動的制御装置101Bの各構成部品が備える機
能としては、通信部105aについてのみその有する機
能に機能が追加されるのみであり、他の構成部品の機能
は、第1の実施の形態に係わる、サービス品質動的制御
装置101において、該当部品が有する既述した機能と
同様である。前出各図と同等部分には同一符号を付し、
説明を省略する。
【0119】本発明の第3の実施の形態に係わる、サー
ビス品質動的制御装置101Bにおける、通信部105
aの追加機能について説明する。通信部105aでは、
第1の実施の形態に係わる、サービス品質動的制御装置
101における、通信部105が有する機能を備える
他、加えて、品質制御画面104から通信により、例え
ば、ASPが使用する計算機などの、品質解析部103
が存在する場所に存在する通信部105bと通信する機
能が追加される。
【0120】本実施の形態のサービス品質動的制御装置
101Bでは、品質変更要求者が使用する計算機上には
サービス品質動的制御装置の全構成部品を装備させる必
要がなくなり、例えば、メモリやディスクなどの品質変
更要求者が使用する計算機の資源を有効に使用できると
いうコスト的な効果と、品質変更要求者による、プログ
ラム格納部に格納された品質制御プログラムの不当な改
ざんを防ぐことができ、サービス品質動的制御装置から
アクティブノードに送信されるアクティブパケットの信
頼性を向上できるという効果が併せて得ることができ
る。
【0121】上述例では、計算機TCb上にプログラム
格納部102、品質解析部103、通信部105bを存
在させているが、これら、品質制御画面104および通
信部105a以外の構成部品は、アクティブノードに装
備させるようにしても良い。そのようにして、前述のサ
ービス品質動的制御装置101Bにおける、品質制御画
面104および通信部105以外の構成部品をアクティ
ブノードANnに装備させた、第3の実施の形態の変形
例であるサービス品質動的制御装置101Cの構成を図
19のブロック図に示す。
【0122】図19に示すように、この適用例では、こ
れまでの実施の形態に係わる既述サービス品質動的制御
装置においては、品質解析部103が有する機能であ
る、アクティブパケットを通信部105に送信する機能
が、アクティブパケットをアクティブノードANnが保
持するプログラム実行環境SCEに直接送信する機能に
置き換えられている。得られる効果は、前述のサービス
品質動的制御装置101Bにおけると同様である。
【0123】〔実施の形態4〕次に、本発明の第4の実
施の形態に係わる、サービス品質動的制御装置について
図面を参照して説明する。図20は、第4の実施の形態
に係わる、サービス品質動的制御装置101Dの構成を
示すブロック図である。
【0124】同図に示すように、第4の実施の形態に係
わる、サービス品質動的制御装置101Dでは、本発明
の第2の実施の形態に係わる、サービス品質動的制御装
置101Aと、第3の実施の形態に係わる、サービス品
質動的制御装置101Bとを組み合わせた構成となって
いる。すなわち、第4の実施の形態に係わる、サービス
品質動的制御装置101Dの各構成部品は、各々これま
で説明した、第2と第3の実施の形態に係わる、サービ
ス品質動的制御装置における、構成部品群と同様の機能
を有する。第4の実施の形態に係わるサービス品質動的
制御装置では、前述した第2の実施の形態に係わるサー
ビス品質制御装置による効果と、第3の実施の形態に係
わるサービス品質制御装置による効果とを併せ持つ。
【0125】
【発明の効果】これまで説明したように、本発明の第1
の実施の形態に係わる、サービス品質動的制御装置は、
アクティブノード上に存在する、要求品質情報を更新す
るための専用装置として位置付けられるため、以下のよ
うな各効果が得られる。
【0126】第一に、顧客が享受するサービスの品質を
示す要求品質情報の更新手段の実現機構を明確化すると
いう効果が得られる。また、サーバが送信するアクティ
ブパケットに格納されるサービスプログラムは、到達す
るアクティブノードごとに、例えば、図3に示した要求
品質情報の各値を参照して、アクティブパケットの再送
制御の実施決定や一時メモリの使用決定など、種々の品
質制御機能の実行の必要性を判断し、自身に記述された
動作を実行するため、サービス品質動的制御装置から送
信されるアクティブパケットに格納された品質制御プロ
グラムが、要求品質情報の値を変更するだけで、サービ
スプログラムの変更とサーバ動作の停止とを行うことな
く、各アクティブノードにおける、アクティブパケット
の動作を制御可能であり、顧客へのサービスの提供を継
続した状態で、顧客が享受するサービスの品質を、顧客
が希望する品質に変更可能となるという第二の効果が得
られる。
【0127】更に、複数のアクティブノードに存在する
要求品質情報の変更手段として、アクティブパケットを
用い、アクティブパケットに格納された品質制御プログ
ラムに、更新対象となる要求品質情報の設定値を格納
し、さらに、他のアクティブノードに自身の複製を送信
するように記述することで、ASPが複数台全てのアク
ティブノードに存在する要求品質情報を変更することな
く、要求品質情報の更新が行えるため、要求品質情報の
効率的な更新が実現できるという第三の効果が得られ
る。
【0128】また、要求品質情報の更新手段が、アクテ
ィブパケットに格納される品質制御プログラムとして実
現されているため、アクティブノードには、要求品質情
報を更新するための専用ソフトウェアを装備させる必要
がなく、例えば、ソフトウェアを格納するディスクや、
ソフトウェアが実行時に使用するメモリなど、アクティ
ブノードの構築時に、要求品質情報の変更用ソフトウェ
アのための余分な資源を装備させる必要がないという第
四の効果が得られる。
【0129】次に、第2の実施の形態に係わるサービス
品質動的制御装置では、アクティブノードから送信され
たアクティブパケットに格納されたプログラムを実行可
能とすることで、前述した第1の実施の形態に係わるサ
ービス品質動的制御装置による効果に加えて、例えば、
アクティブノードの状態や品質制御プログラムの動作結
果を品質変更要求者に提示できるなど、品質変更要求者
と通信網との連携をより密接にできるという効果が得ら
れる。
【0130】さらに、第3の実施の形態に係わるサービ
ス品質動的制御装置では、第1の実施の形態に係わるサ
ービス品質動的制御装置による効果に加えて、品質制御
画面と通信部とを、他の構成部品とは物理的に離れた地
点に存在させることを可能とすることで、品質変更要求
者が使用する計算機上にはサービス品質動的制御装置の
全構成部品を装備させる必要がなくなり、例えば、メモ
リやディスクなどの品質変更要求者が使用する計算機の
資源を有効に使用できるという効果と、品質変更要求者
による、プログラム格納部に格納された品質制御プログ
ラムの不当な改ざんを防ぐことができ、サービス品質動
的制御装置からアクティブノードに送信されるアクティ
ブパケットの信頼性を向上できるという効果が併せて得
られる。
【0131】さらに、第4の実施の形態に係わるサービ
ス品質動的制御装置では、前述した第2の実施の形態に
係わるサービス品質制御装置による効果と、第3の実施
の形態に係わるサービス品質制御装置による効果とを併
せ持つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に関わる、サービス
品質動的制御装置の構成ブロック図を、関連する要求品
質情報を格納するアクティブノードの構成と、両者間で
送受信されるアクティブパケットの構成とともに示す図
である。
【図2】本発明に係わるサービス品質動的制御装置によ
り、品質が制御されるサービスの一例である、動画像マ
ルチキャストサービスで使用されるマルチキャストツリ
ーの一例である。
【図3】本発明に係わる、サービス品質動的制御装置に
より更新される、アクティブノードが保持する要求品質
情報の一例である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係わる、アクティ
ブパケットのフォーマットの一例である。
【図5】本発明に係わる、サービス品質動的制御装置か
らアクティブノードに送信される、アクティブパケット
に格納された品質制御プログラムが参照し、アクティブ
ノードが保持する構成情報の一例である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係わる、サービス
品質動的制御装置からアクティブノードに送信されるア
クティブパケットに格納された品質制御プログラムに記
述される、顧客単位でのサービス品質制御を実現する、
アルゴリズムの一例の動作を示すフローチャート(図7
と分割図示)の一部である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係わる、サービス
品質動的制御装置からアクティブノードに送信されるア
クティブパケットに格納された品質制御プログラムに記
述される、顧客単位でのサービス品質制御を実現する、
アルゴリズムの一例の動作を示すフローチャートの一部
である。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係わる、サービス
品質動的制御装置からアクティブノードに送信されるア
クティブパケットに格納された品質制御プログラムに記
述される、コンテンツ単位でのサービス品質制御を実現
する、アルゴリズムの一例の動作を示すフローチャート
である。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係わる、サービス
品質動的制御装置における、品質解析部が使用する、A
SPが予め決定した、品質制御画面から通知される、要
求品質と、アクティブノードが保持する要求品質情報の
値との対応を示す表の一例である。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係わる、サービ
ス品質動的制御装置における、品質解析部が使用する、
ASPが予め決定した、品質制御画面から通知される、
サービス名と、アクティブノードに送信するアクティブ
パケットに格納すべき品質制御プログラムとの対応を示
す表の一例である。
【図11】本発明の第1の実施の形態に係わるサービス
品質動的制御装置における、品質解析部の動作を示すフ
ローチャートである。
【図12】本発明の第1の実施の形態に係わるサービス
品質動的制御装置における、品質解析部が使用する対応
表の一例である。
【図13】本発明に係わるサービス品質動的制御装置に
おける、品質制御画面の一例である。
【図14】本発明の第1の実施の形態に係わる、サービ
ス品質動的制御装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【図15】本発明の第2の実施の形態に係わる、サービ
ス品質動的制御装置の構成を示すブロック図である。
【図16】本発明の第2の実施の形態に係わるサービス
品質動的制御装置における、品質解析部の動作を示すフ
ローチャートである。
【図17】本発明の第2の実施の形態に係わるサービス
品質動的制御装置における、品質解析部が使用する対応
表の一例である。
【図18】本発明の第3の実施の形態に係わる、サービ
ス品質動的制御装置の構成を示すブロック図である。
【図19】本発明の第3の実施の形態に係わる、サービ
ス品質動的制御装置の適用例として、本発明の第3の実
施の形態に係わる、サービス品質動的制御装置におけ
る、プログラム格納部と品質解析部と通信部とを、アク
ティブノードに装備させた場合の構成を示すブロック図
である。
【図20】本発明の第4の実施の形態に係わる、サービ
ス品質動的制御装置の構成を示すブロック図である。
【図21】本発明に係る、アクティブノードを含むネッ
トワークモデルの一例を示す図である。
【図22】アクティブノードの関連部分の概略構成の一
例を示すブロック図である。
【図23】アクティブノードでのアクティブパケット受
信時の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101,101A,101B,101C,101D…サ
ービス品質動的制御装置 102…プログラム格納部 103,103A…品質解析部 104…品質制御画面 105,105a,105b…通信部 ANn,AN1〜AN6…アクティブノード IM…情報管理部 SD…情報格納手段 CI…接続構成情報 QI…要求品質情報 SCE…プログラム AP…アクティブパケット CP…品質制御プログラム D1…データ S1…サーバ C1〜C5…クライアント通信装置 TC,TCa,TCb…計算機

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクティブパケットに格納されたプログ
    ラムに実行環境を提供するとともに、当該プログラムを
    実行する機能と、プログラムが動作時に使用するメモリ
    空間を提供する機能と、アクティブパケットを外部に送
    信する機能とを有する相互に通信線で接続された複数台
    のアクティブノードと、前記アクティブノードに接続さ
    れアクティブパケットを受信しアクティブパケットに基
    づく所定サービス処理を実行する複数台のクライアント
    通信装置と、 アクティブパケットを前記アクティブノードを介して前
    記通信端末装置に送信して顧客に対してサービスを提供
    するサーバと、を含み構成された通信網における、前記
    通信網に接続されており、品質変更要求者により発せら
    れる、顧客が享受できる前記サービスの品質の変更を要
    求する品質変更要求を当該通信網に反映させるためのサ
    ービス品質動的制御装置であって、 少なくともプログラム格納部と、品質解析部と、品質制
    御画面と、通信部とを含み構成され、 前記プログラム格納部は、前記サービスの品質を示す情
    報である要求品質情報の更新処理を実現するための 品
    質制御プログラムを格納する機能を備えており、 前記品質制御表示部は、品質変更要求者とクライアント
    通信装置とのマン・マシンインターフェイスとしての機
    能と、品質変更要求者が指定したサービス品質に関する
    情報を前記品質解析部に送信する機能を備えており、 前記品質解析部は、前記品質制御表示部により通知され
    た要求品質を、アクティブノードが格納する要求品質情
    報の値に変換する機能と、プログラム格納部に格納され
    ている、複数の品質制御プログラムから、変更対象の要
    求品質情報を更新するために適切な品質制御プログラム
    を選択する機能と、選択された品質制御プログラムと、
    その品質制御プログラムで使用するデータを格納した、
    アクティブパケットを生成する機能と、生成したアクテ
    ィブパケットを、アクティブパケットの送信先を指示し
    て通信部に送信する機能とを備えており、 前記通信部が、前記品質解析部から送信先アクティブノ
    ードを指定して送信されたアクティブパケットを、当該
    指定されたアクティブノードに送信する機能を備えてい
    る、ことを特徴とするサービス品質動的制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のサービス品質動的制御
    装置であって、プログラム実行環境を更に備えており、
    前記品質解析部が、前記プログラム実行環境を利用して
    プログラムを実行することにより発生するプログラム実
    行環境からの通信を受信する機能と、このプログラム実
    行環境からの通信内容を、前記品質制御表示部で表示可
    能な内容に変換して前記品質制御画面に送信する機能と
    を更に備えたことを特徴とするサービス品質動的制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記クライアント通信装置には、前記通
    信部及び前記品質制御表示部を実装させ、前記サーバ等
    の前記クライアント通信装置とは遠隔する別の装置上
    に、前記プログラム格納部と前記品質解析部と更に第二
    の通信部とを実装させるとともに、 クライアント通信装置の前記通信部は、前記品質制御表
    示部からの通信に応じて遠隔する前記第二の通信部と通
    信する機能とを更に備えたことを特徴とする、請求項1
    に記載のサービス品質動的制御装置。
  4. 【請求項4】 前記クライアント通信装置には、前記通
    信部及び前記品質制御表示部を、例えば前記クライアン
    ト通信装置にて動作するWWWブラウザ上のJavaア
    プレットとして実装させ、前記サーバ等の前記クライア
    ント通信装置とは遠隔する別の装置上に、前記プログラ
    ム格納部と前記品質解析部と更に第二の通信部とを実装
    させるとともに、 クライアント通信装置の前記通信部は、前記品質制御表
    示部からの通信に応じて遠隔する前記第二の通信部と通
    信する機能とを更に備えたことを特徴とする、請求項1
    に記載のサービス品質動的制御装置。
  5. 【請求項5】 前記クライアント通信装置とは遠隔する
    前記別の装置上に、プログラム実行環境を更に備えてお
    り、前記品質解析部が、前記プログラム実行環境を利用
    してプログラムを実行することにより発生するプログラ
    ム実行環境からの通信を受信する機能と、このプログラ
    ム実行環境からの通信内容を、前記品質制御表示部で表
    示可能な内容に変換して前記品質制御画面に送信する機
    能とを更に備えたことを特徴とする請求項3または4に
    記載のサービス品質動的制御装置。
  6. 【請求項6】 前記プログラム格納部と前記品質解析部
    と前記第二の通信部とを前記アクティブノードに実装す
    るとともに、 前記品質解析部が、アクティブパケットを前記クライア
    ント通信装置の前記通信部に送信する際に、アクティブ
    パケットの送信先をアクティブノードが保持するプログ
    ラム実行環境を指定し、また、同プログラム実行環境の
    プログラムの実行結果を同プログラム実行環境から直接
    受信することを特徴とする請求項5に記載のサービス品
    質動的制御装置。
  7. 【請求項7】 サービスプログラムと動画像とを格納し
    たアクティブパケットを送信する機能を保持するサーバ
    から、通信網における木構造の経路に従って動画像を受
    信する全顧客に提供される動画像マルチキャスト(一斉
    同報)サービスの場合におけるサービス品質制御方法で
    あって、 動画像マルチキャストサービスの品質変更を希望する顧
    客が使用するクライアント通信装置が直接に接続されて
    いるアクティブノードが、要求品質情報の変更処理のた
    めに、少なくとも損失されたアクティブパケットの再送
    を行うかを指定する識別子と、特別料金の加算と引き替
    えに通常配信用アクティブパケット内包のサービスプロ
    グラムがアクティブノードにおいて通常使用可能なメモ
    リ量に追加して更なるメモリ資源を一時的に使用するか
    を指定する識別子とが格納されていて、前記サーバに向
    かう上流側経路に存在する各アクティブノード各々が自
    らのプログラム格納部に保持する、前記サービスの品質
    を示す情報である要求品質情報を更新する処理を記述し
    た品質制御プログラムを送出し、 前記上流側経路に存在する各アクティブノード各々が、
    順次、前記品質制御プログラムを実行して自アクティブ
    ノードの要求品質情報を顧客が希望した品質から導出さ
    れる要求品質情報の設定値に変更するとともに、前記品
    質制御プログラムを上流側のアクティブノードに転送す
    る、ことを特徴とする顧客単位でのサービス品質制御方
    法。
  8. 【請求項8】 サービスプログラムと動画像とを格納し
    たアクティブパケットを送信する機能を保持するサーバ
    から、通信網における木構造の経路に従って動画像を受
    信する全顧客に提供される動画像マルチキャスト(一斉
    同報)サービスの場合におけるサービス品質制御方法で
    あって、 前記サーバまたはサーバが直接に接続されているアクテ
    ィブノードのいずれかが、要求品質情報の変更処理のた
    めに、前記サーバに接続された各アクティブノード各々
    が自らのプログラム格納部に保持する、前記サーバから
    送信される前記動画像の、例えば広告や本編等に区分さ
    れた内容(コンテンツ)に応じて予め決定された要求品
    質情報の設定値を更新する処理を記述した品質制御プロ
    グラムを送出し、 前記サーバに接続された各アクティブノード各々が、前
    記品質制御プログラムを実行して、自アクティブノード
    の要求品質情報の該当設定値を変更するとともに、前記
    品質制御プログラムを下流側の各アクティブノードに転
    送する、ことを特徴とするコンテンツ単位でのサービス
    品質制御方法。
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