JP2002261666A - 受信機 - Google Patents
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- JP2002261666A JP2002261666A JP2001056597A JP2001056597A JP2002261666A JP 2002261666 A JP2002261666 A JP 2002261666A JP 2001056597 A JP2001056597 A JP 2001056597A JP 2001056597 A JP2001056597 A JP 2001056597A JP 2002261666 A JP2002261666 A JP 2002261666A
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Abstract
受信する。 【解決手段】 無線信号を出力している異なる位置に配
置された複数の固定送信機のうち予め定められたものか
らの無線信号をそれぞれが受信するように異なる位置に
配置された複数のアンテナのうち1つを制御部28からの
選択信号によってアンテナ切換部26が選択する。選択さ
れたアンテナの受信信号に同調部29が制御部28からの制
御信号に従って同調して復調する。記憶部46が、各固定
送信機に対応させて複数の受信用データを記憶してお
り、各受信用データは、対応する固定送信機からの無線
信号を受信するために必要なアンテナと、対応する固定
送信機からの前記無線信号の周波数とからなる。記憶部
46から読み出された受信用データに基づいて、制御部28
がアンテナ切換部26と同調部29とを制御する。
Description
に、複数の固定送信機から送信される無線信号を受信す
る受信機に関する。
視装置としては、例えば次のようなものがある。店舗、
集合ビル及び倉庫に複数の監視領域が設けられている。
これら監視領域内に、音声集音用のマイクロホンやセン
サが設けられている。これらマイクロホンまたはセンサ
からの信号が、各監視領域に設けられた送信機に入力さ
れる。これら入力信号で搬送波を変調した無線信号を、
各送信機は送信する。この無線信号が、監視領域から離
れた位置に設けた監視室で受信され、各監視領域に異常
が発生していないか監視が行われる。この場合、各送信
機からの無線信号を受信するための各送信機専用のアン
テナを監視室に設けることが行われる。或いは、店舗、
集合ビル及び倉庫を複数のエリアに分け、各エリア毎に
アンテナを設け、これらアンテナでの受信信号を、監視
室まで同軸ケーブル等で伝送することが行われていた。
視装置では、受信機において、いずれかの送信機からの
無線信号を受信するためには、受信の度に、アンテナを
選択し、かつその送信機からの無線信号の周波数を受信
機に設定しなければならず、速やかに所望の送信機から
の無線信号を受信することができなかった。また、監視
室に各送信機用のアンテナを設置する場合には、混信を
防止するために、各送信機は異なる周波数の無線通信信
号を使用しなければならず、周波数の有効利用を図るこ
とができない。また、各エリア毎にアンテナを設置する
場合には、各エリアごとに受信機を設置しなければなら
ず、構成が複雑になる。
の無線信号を受信することができる受信機を提供するこ
とを目的とする。本発明は、さらに周波数の有効利用が
図れる受信機を提供することを目的とする。また、本発
明は、さらに構成が簡単な受信機を提供することを目的
とする。
複数のアンテナを有している。これらアンテナは、異な
る位置に配置された複数の固定送信機からの無線信号を
受信するためのもので、各アンテナは、対応する固定送
信機からの無線信号をそれぞれが受信するように異なる
位置に配置されている。なお、各アンテナは、固定送信
機に1対1に対応する場合もあるし、1台の固定送信機
に対して、複数のアンテナが対応する場合もある。これ
ら各アンテナのうち1つをアンテナ選択手段が選択す
る。アンテナ選択手段は、後述する制御手段からの例え
ばアンテナ選択信号に基づいて1つのアンテナを選択す
る。このアンテナ選択手段によって選択されたアンテナ
の受信信号が同調手段に供給されている。この同調手段
は、例えばスーパーヘテロダインに構成され、例えば後
述する制御手段からの同調指示信号に基づいて、供給さ
れた受信信号に同調して復調する。本発明による受信機
は、更に記憶手段も有している。この記憶手段には、各
固定送信機に対応させて複数の受信用データが記憶され
ている。各受信用データは、対応する固定送信機からの
無線信号を受信するために必要なアンテナと、対応する
固定送信機の前記無線信号の周波数とから構成されてい
る。制御手段が、この記憶手段から読み出された受信用
データに基づいて、上述したアンテナ選択信号及び同調
指示信号を生成して、前記アンテナ選択手段と同調手段
とを制御する。
する受信データを記憶手段から読み出すと、この受信デ
ータに基づいて、所望の送信機からの無線信号を受信し
ているアンテナをアンテナ選択手段が選択し、この選択
されたアンテナの受信信号が同調手段に供給される。さ
らに、受信データに基づいて、同調手段は、所望の送信
機からの無線信号の周波数に同調する。従って、記憶手
段からの受信データの選択という簡単な操作だけで、所
望の送信機からの無線信号を受信することができる。し
かも、複数の送信機からの無線信号を受信するのに使用
されている受信機は、1台だけである。
によって変調されることがある。例えば、音声信号、物
体等の検出信号によって変調されることがある。この場
合、制御手段は、記憶手段から読み出す前記受信用デー
タを順に変更する。変更していく間に、同調手段からの
復調信号に前記所定の信号が含まれていると、そのとき
の受信用データに基づいて継続して前記アンテナ選択手
段及び同調手段を制御する。
て、各送信機からの無線信号が順に受信される。そし
て、受信された信号が所定の信号によって変調されたも
のであると、その受信信号が継続して受信される。従っ
て、所定の信号を送信された場合には、確実にこれを、
最適な状態で受信することができる。
によって変調されることがある。所定の信号としては、
上述したようなものが使用できる。この場合、前記アン
テナ選択手段及び前記同調手段は、少なくともそれぞれ
2台ずつ設けられる。前記制御手段は、一方の同調手段
と一方のアンテナ選択手段とを、前記記憶手段から順に
読み出した前記受信用データに基づいて制御する。制御
手段は、前記一方の同調手段の復調信号に前記所定の信
号が含まれていると、そのときの前記受信用同調手段に
基づいて継続して、他方の同調手段とアンテナ切換手段
を制御する。
及びアンテナ選択手段によって、受信される無線通信信
号が各受信用データに基づいて順に変更される。そし
て、所定の信号によって変調された無線信号が受信され
ると、その受信データに基づいて他方の同調手段及びア
ンテナ選択手段が、所定の信号によって変調された無線
信号を継続して受信し、復調する。従って、一方の同調
手段及び一方のアンテナ選択手段は、他の無線信号を順
に受信し、他にも所定の信号で変調された無線信号が受
信されていないかチェックを行える。
号を出力するものを含みことがある。この場合、前記同
一周波数の無線信号を出力する各固定送信機用に対応す
るアンテナは、同一周波数の無線信号を出力する他の固
定送信機からの無線信号を受信しない位置に配置されて
いる。例えば、同調手段及びアンテナ選択手段と比較し
て、対応する固定送信機に近い位置に設けられている。
用する複数の固定送信機があっても、それらのうち1つ
の固定送信機からの無線信号は、対応するアンテナのみ
によって受信される。従って、同一周波数を同時に使用
することができ、周波数の有効利用を図ることができ
る。
て複数のアンテナを含むことができる。前記制御手段
は、1つの前記受信データに含まれる複数のアンテナが
それぞれ前記同調手段に接続された状態での受信レベル
を比較し、受信レベルの大きいアンテナを前記同調手段
に接続する。
ティ受信を行うことができ、最も受信レベルの大きいア
ンテナを通じて、良好に所望の無線通信信号を受信する
ことができる。なお、同調手段とアンテナ選択手段とが
それぞれ1台ずつ設けられている場合には、アンテナ選
択手段が同調手段に接続されるアンテナを順に切り換
え、最も受信レベルの大きいアンテナの受信信号を同調
手段に供給する。一方、複数の同調手段と、これら同調
手段に対応させた複数のアンテナ選択手段とが設けられ
ている場合には、各アンテナ選択手段が、対応する同調
手段に、1つの受信データに含まれている異なるアンテ
ナからの受信信号を同時に供給し、最も受信レベルの大
きいアンテナを所定の同調手段に接続するように、所定
の同調手段に対応するアンテナ選択手段を制御する。
によって変調されることがある。この場合、前記アンテ
ナ選択手段及び前記同調手段は、少なくともそれぞれ2
台ずつ設けられている。前記各受信データには、対応す
る送信機に対して複数のアンテナが含まれている。前記
制御手段は、前記受信データを順に読み出して、前記各
同調手段及び各アンテナ選択手段を制御し、前記同調手
段の復調信号に前記所定の信号が含まれていると、一方
の同調手段には、そのとき接続されていたアンテナを継
続して接続し、他方の同調手段には、そのときの受信デ
ータに含まれている複数のアンテナを切り換えて接続
し、この切換接続毎に受信レベルを比較し、受信レベル
の大きいアンテナを決定し、この決定されたアンテナが
前記一方の同調手段に接続されるように前記一方のアン
テナ選択手段を切り換える。
によって所定の信号をとにかく復調することができる。
同時に所定の信号によって変調された通信信号を最良の
状態で受信することができるアンテナのチェックが行わ
れ、そのアンテナが決定されると、一方の同調手段に接
続されるアンテナも最良に受信できるアンテナに切り換
えられる。従って、まず所定の信号を復調することがで
きる上に、その後に最良の状態で所定の信号を復調でき
るようになる。
ける感度も記憶するごとができる。この場合、前記制御
手段は、前記受信データが読み出される毎に、その受信
データに含まれる感度に基づいて前記同調手段を制御す
る。
ンテナを設置した場合、そのアンテナの設置位置によっ
ては、受信レベルに差が生じることがある。このような
場合、受信レベルが小さいアンテナの受信信号が供給さ
れるとき、同調部の感度を上げることによって、受信レ
ベルの小ささをカバーすることができる。また、必要な
感度は、接続されるアンテナによって異なる。従って、
各送信機に対応している受信用データに感度を含ませ、
接続されるアンテナによって感度を変更している。な
お、感度は、例えば同調手段が、高周波増幅器や中間周
波増幅器を含むものの場合、その増幅利得を調整するこ
とによって変更できる。
傍に配置された撮像装置からのベースバンド撮像信号の
伝送路に重畳されて伝送することができる。
するため、伝送路が必要である。これら伝送路を新たに
布設するためには、布設工事を行わねばならない。この
ような監視を行う場合、撮像装置を用いた視覚による監
視も行われることがある。この場合、各撮像装置から監
視室まで撮像信号の伝送路が設けられている。この伝送
路を無線信号の伝送に共用することによって新たな布設
工事が不要となる。
監視装置の一部として使用されている。この監視装置
は、店舗や集合ビル等の建物内の様々な位置に設定され
た複数の監視領域をそれぞれ監視するためのものであ
る。この実施形態では、図2に示す4階建ての建物の各
階ごとに複数の監視領域が設けられている。これら監視
領域に、送信機2a乃至2lが設置されている。この実
施形態では、各階ごとに離れて3つの監視領域が設けら
れている。
一の構成であって、図1(a)に示すように監視領域内
で発生している可聴周波数音をマイクロホン4で集音
し、その音声信号を開閉スイッチ6を介してマイク増幅
器8に供給し、ここで増幅した後に、変調発振部10に
供給する。変調発振部10は、所定の周波数の搬送波、
例えば数百MHz帯の搬送波を発生しており、この搬送
波が増幅された音声信号によって変調されて、無線信号
を生成する。この無線信号が、高周波増幅器12によっ
て増幅され、送信アンテナ14から送信される。この変
調発振部10は常に搬送波を発生しており、開閉スイッ
チ6が開放されているときには、搬送波のみを送信して
いる。開閉スイッチ6は、例えば監視領域内にいる従業
員が例えば緊急事態が生じたときに操作する。従って、
緊急事態のときのみに、音声信号によって変調された無
線信号が送信される。音声信号が緊急事態の発生を知ら
せる警報信号として機能する。なお、常時、マイクロホ
ン4からの音声信号で搬送波を変調して送信し、緊急事
態の発生時に、別に設けた警報信号発生器からの警報信
号を変調発振部10に供給して、緊急事態の発生を報知
しても良い。或いは、監視領域にセンサを設け、火災の
発生や盗難の発生をセンサが検出したときに、センサの
検出信号で搬送波を変調しても良い。センサとしては、
この他に公知の種々のものを使用することができる。
ば2本の受信アンテナが設置されている。従って、合計
8本の受信アンテナ16a乃至16hが配置されてい
る。これら受信アンテナ16a乃至16hは、いずれも
送信機2a乃至2lが使用している周波数の無線信号を
受信可能に構成されている。同一階の受信アンテナは、
その階に配置されている送信機からの無線信号を受信す
ることができるように、間隔をあけて配置されている。
で、即ち、各送信機2a乃至2lの近傍に受信アンテナ
がそれぞれ設けられているので、各送信機2a乃至2l
の送信電力は小さくても良い。従って、例えば1階で送
信された無線信号が、離れた階、例えば3階以上の階で
受信されることは少ない。そこで、各送信機2a乃至2
lが使用する搬送波の周波数は、離れた場所で重複させ
て、周波数の有効利用を図っている。例えば、1階の送
信機2aの搬送波の周波数と、3階の送信機2gの搬送
波の周波数とは、同一の周波数(以下CH1)を使用し
ている。同様に、送信機2bと2hとは同一の周波数
(以下CH2)を使用し、送信機2cと2iは同一の周
波数(以下CH3)を使用し、送信機2dと2jは同一
の周波数(以下CH4)を使用し、送信機2eと2kは
同一の周波数(以下CH5)を使用し、送信機2fと2
lは同一の周波数(以下CH6)を使用している。これ
ら各送信機2a乃至2lにおいて使用する搬送波の周波
数は、図1(a)に示す設定部18によって制御部20
に設定することによって、制御部20が変調発振部10
に設定する。
は、伝送路、例えば同軸ケーブル22a乃至22hを介
して各階から離れた位置にある監視室の受信機24に伝
送されている。
アンテナ選択手段、例えばアンテナ切換部26を有し、
これには各アンテナ16a乃至16hの受信信号が供給
されている。アンテナ切換部26は、制御部28からの
制御信号、例えばアンテナ切換信号によって指定された
アンテナの受信信号を同調手段、例えば同調部29に供
給する。同調部29は、例えばスーパーへテロダイン方
式で構成されている。
する高周波増幅器30を有している。高周波増幅器30
は、この同調部29の感度を変化させられるように、そ
の利得を可変できる可変利得の高周波増幅器である。感
度は、制御部28の制御信号、例えば感度選択信号に基
づいて、変化させられる。各送信機からの無線信号は、
同一階にある複数のアンテナによって受信できるように
配置されているが、或るアンテナによって受信したとき
と、他のアンテナで受信したときとでは、アンテナの受
信レベルに相違が生じることがある。この場合、受信レ
ベルが低いアンテナによる受信のときには、受信レベル
の低下を補償するために受信感度の調整を行っている。
換器32に供給される。周波数変換器32は、局部発振
器34からの局部発振信号に基づいてアンテナからの受
信信号を所定周波数の中間周波信号に変換する。局部発
振信号の周波数は、受信しようとする無線信号によって
異なるので、制御部28からの制御信号、例えば周波数
選択信号に基づいて局部発振周波数が変化させられる。
即ち、この同調部29は、受信しようとする周波数を可
変できるものである。
中間周波増幅器36によって増幅され、復調器38によ
って復調される。受信された無線信号が音声信号によっ
て変調されていると、その音声信号が復調される。高周
波増幅器30から復調器38までが同調部29を構成し
ている。
段、例えば可変減衰器40を介して低周波増幅器41に
供給され、ここで増幅され、図3に示す操作表示部42
に備えられているスピーカ44に供給される。可変減衰
器40の減衰量は、制御部28からの制御信号、例えば
減衰量選択信号に基づいて制御される。例えば、受信レ
ベルの低いアンテナからの無線信号を使用する場合、高
周波増幅器30で感度を上げても、復調される音声信号
のレベルが小さい場合がある。このような場合、可変減
衰器40の減衰量を少なくし、充分な音声信号のレベル
とする必要があるので、可変減衰器40が設けられてい
る。
複数のアンテナで受信されているので、中間周波信号の
レベルの大きい方のアンテナからの無線信号を受信する
方が良好に受信することができる。この中間周波信号の
レベルは、状況の変化によって変わることがある。その
ため、同一の無線信号を受信している複数のアンテナを
順次に切り換えて、中間周波信号のレベルが大きい方の
アンテナを高周波増幅器30に継続的に接続することが
望ましい。そこで、この受信機では、いわゆるダイバシ
ティ受信を行っている。そのため、検出器44が設けら
れ、同一の送信機からの無線信号を受信しているアンテ
ナを切り換えるごとに、中間周波信号のレベルを検出
し、その検出レベルが制御部28に供給される。制御部
28は、これらレベルを比較し、そのレベルが大きい方
のアンテナを継続的に使用するように、アンテナ切換部
26にアンテナ選択信号を供給している。なお、中間周
波信号のレベルの検出に代えて、復調器38からの音声
信号のレベルを検出し、これらレベルを比較して、その
レベルの大きい方のアンテナを継続的に使用することも
できる。また、検出部38は、復調部38によって音声
信号が復調されると、これを検出し、制御部28に供給
する。この検出信号が発生すると、緊急事態が生じてい
ることになるので、制御部28が後述するような処理を
行う。
無線信号を同一階にある複数のアンテナで受信した場
合、いずれのアンテナの受信レベルが大きいかは一律に
定まるが、アンテナの近傍に一時的に無線信号に対する
障害物が存在するような場合、本来受信レベルが大きい
はずのアンテナの受信レベルが小さくなるようなことが
ある。この場合、通常には受信レベルが小さいアンテナ
を使用しなければならない。このような場合でも、良好
に受信できるようにするために、高周波増幅器30の感
度や可変減衰器40の減衰量を調整している。
受信するためには、制御部28によってアンテナの切
換、感度の調整、発信周波数の調整、減衰量の調整が必
要である。これらの調整を使用者が一々手動で行うと非
常に面倒であり、特に監視装置として使用する場合に
は、円滑に各送信機からの無線信号を受信する必要があ
るので、より速やかに各種設定を行う必要がある。
ば記憶部46が設けられている。この記憶部46は、図
4に示すように、受信用データが記憶されている。この
受信用データは、送信機名と、その送信機からの無線信
号を受信するために必要なアンテナ名と、その送信機か
らの無線信号を受信するために必要な搬送波の周波数
(CH)と、その送信機からの無線信号を受信するため
に使用する各アンテナに対応した受信感度と、減衰量と
を1組としたもので、テーブル形式で各送信機ごとに記
憶されている。この記憶部46への記憶は、例えば制御
部28に接続されている設定部48を使用者が操作する
ことによって、制御部28が行う。
表示部42に含まれている選択部50の操作によって、
特定の送信機からの無線信号を受信するのに最良の状態
となる。即ち、選択部50は、図3に示すように、各送
信機2a乃至2lに対応する選択スイッチ50a乃至5
0lを有し、監視員が監視をしたいと思う送信機に対応
する選択スイッチを操作すると、制御部が、その選択ス
イッチに対応する受信用データを記憶部46から読み出
す。そして、制御部は、この読み出した受信用データに
基づいてアンテナ切換信号、感度選択信号、周波数選択
信号、減衰量選択信号を生成し、アンテナ、感度、周波
数、減衰量を調整する。なお、1つの送信機からの無線
信号を受信する際に、アンテナを切り換えるダイバシテ
ィ方式を採用しているので、アンテナが切り換えられる
ごとに、そのアンテナに対応して感度、減衰量の調整が
行われている。
も設けられている。この表示部52は、図3に示すよう
に、各送信機に対応した正常表示器54a乃至54lと
異常表示器56a乃至56lとを有している。正常表示
器54aは、選択スイッチ50a乃至50lのうちいず
れかによって選択された送信機から無線信号を検出部4
4が検出したときに、制御部28が点灯させ、選択され
た送信機が正常に動作していることを表す。このとき、
検出部44が音声信号を検出していないと、この送信機
が担当する監視領域では異常が発生していないと判断さ
れるので、対応する異常表示器は点灯しない。しかし、
検出部44が音声信号を検出していると、この送信機が
担当する監視領域では異常が発生していると判断される
ので、対応する異常表示器が点灯し、異常が発生してい
ることが監視員に理解できる。
無線信号を複数のアンテナで受信する場合であるので、
ダイバシティ方式によってアンテナを切り換えたが、1
台の送信機からの無線信号を1台のアンテナでしか受信
しない場合には、アンテナの切換は行わない。但し、こ
の場合でも、アンテナの設置場所によっては、受信レベ
ルが低下する場合があるので、感度及び減衰量の設定は
行う。
選択して監視する場合であるが、操作表示部42に設け
られているスキャンスイッチ(図示せず)を操作する
と、制御部28は、スキャンモードで動作する。即ち、
制御部28は、記憶部48から各送信機に対応する受信
用データを順に読み出して、受信する送信機からの無線
信号を順に変更していくことを繰り返す。この間、上述
したのと同様に、正常表示灯の点灯、非点灯によって送
信機のいずれかに故障が生じているか否かが判明する。
この間に、検出部44が音声信号を検出すると、そのと
き受信している無線信号を送信している送信機の監視領
域に異常があると判明するので、制御部28は、その送
信機に対応する異常表示灯を点灯すると共に、その送信
機からの無線信号を継続して受信する。即ち、スキャン
が停止される。これによって、音声信号によって、どの
ような状況にあるのかを監視員が認識することができ
る。
は、図5に示すように、複数系統、例えば2系統のアン
テナ切換部26a、26bと2系統の同調部29a、2
9bとを有している。この受信機241と共に使用され
る送信機やアンテナは第1の実施の形態の送信機2a乃
至2l、アンテナ16a乃至16lと同一であるので、
詳細な説明は省略する。また、同調部29a、29b
も、第1の実施の形態と同様な構成であるので、第1の
実施の形態の同調部の構成要素を示す符号の末尾に符号
a、bを付して、詳細な説明は省略する。
に各アンテナ16a乃至16lからの受信信号が供給さ
れている。制御部28は、第1の実施の形態と同様に、
スキャンモードにおいて、アンテナ切換部26a、26
b、高周波増幅器30a、30bの感度、局部発振器3
4a、34bの発振周波数を、記憶部46からの受信用
データに基づいて順に、2つの系統を切り換えていく。
但し、同調部が2つあり、1つの送信機から送信される
無線信号は、2つのアンテナで受信されるので、一方の
アンテナの出力を同調部29aに、他方のアンテナ出力
を同調部29bに同時に供給する。これによって、検出
に要する時間を短縮することができるし、最良の受信レ
ベルを発生しているアンテナの検出に要する時間を短縮
することができる。
が出力されていることが、検出部44a、44bの検出
信号によって判明すると、制御部28は、復調出力が低
周波増幅器42に供給できる同調部29aにおいて、そ
の時点で受信信号のレベルが最も大きくなるアンテナと
感度との組合せとして、継続して受信を行わせる。一
方、他方の系統では、そのときの受信用データに基づい
て、アンテナと受信感度との切換を行い、受信レベルが
大きくなるアンテナと感度との組合せを選択し、この組
合せを同調部29a側において使用させるように同調部
29aに指示を与える。これを以下、繰り返す。
るように、特定のアンテナを接続した状態を維持する
と、状況の変化によって受信レベルが低下して行き、良
好に音声信号を聞き取ることができなくなる可能性があ
る。そこで、この実施の形態では、一方の系統で受信を
継続しながら、他方の系統では常に最良の受信ができる
アンテナと感度との組合せを調査し、その調査結果に従
って、一方の系統で使用するアンテナと感度との組合せ
を変更し、常に最良の受信が一方の系統で行えるように
している。
て受信するように、アンテナ切換部26aを介して特定
のアンテナを同調部29aに接続した状態を維持した
後、アンテナ切換部26bを介して同調部29bに他の
アンテナを接続し、検出部44a、44bからの検出信
号を制御部28に供給し、どちらの検出信号のレベルが
大きいか比較し、その大きいレベルを発生しているアン
テナを同調部29aに接続するようにアンテナ切換部2
6aを制御することを繰り返しても良い。これによっ
て、受信レベルの大きいアンテナを選択するのに要する
時間を短縮することができる。
ることがないと予想される場合には、音声信号が検出さ
れると、同調部29aで現在送信されている音声信号を
継続して受信しておきながら、同調部29bをスキャン
モードで動作させ、他の送信機からも音声信号が送信さ
れているかチェックを行い、他の送信機からも音声信号
が送信されてくると、その送信機からの音声信号を同調
部29aで受信するように同調部29aを変更するか、
或いは新たに音声信号を送信してきた送信機に対応する
異常表示灯を点灯させて、他の箇所でも異常が発生して
いることを監視員に報知するように構成することもでき
る。
この受信機242は、第1の実施の形態または第2の実
施の形態の受信機24、241と同様に構成されてい
る。但し、各アンテナ16a乃至16hからの受信信号
を伝送する同軸ケーブルが、各アンテナ16a乃至16
hの近傍に設けられた撮像装置100a乃至100hか
らのベースバンド撮像信号の伝送用と共用の同軸ケーブ
ル102a乃至102hとされている。なお、図6で
は、送信機2a、2e、アンテナ16a、16b、16
c、16d、撮像装置100a、100b、100c、
100dのみを示し、他の送信機、アンテナ、撮像装置
は省略してある。
れに割り当てられた監視領域を撮像し、その撮像結果に
基づくベースバンド撮像信号を生成するもので、これら
ベースバンド撮像信号は、同軸ケーブル102a乃至1
00hを介して監視室にあるスイッチャー104に供給
され、このスイッチャー104の操作によって選択され
たものがモニタ106に供給される。
至16hの受信信号を重畳するために、各撮像装置10
0a乃至100hの近傍には合成手段、例えば分波器1
08a乃至108hが配置され、これらによって、各ア
ンテナの受信信号と各撮像信号とが合成されている。な
お、各送信機2a乃至2lの搬送波の周波数は、例えば
数百MHz帯であり、ベースバンド撮像信号の周波数帯
とは重複しないように選択されている。また、監視室に
は、分離手段、例えば分波器110a乃至110hが設
けられ、これらは、対応する同軸ケーブル102a乃至
102hに接続されて、これら同軸ケーブル102a乃
至102hを伝送された合成信号をベースバンド撮像信
号と各アンテナの受信信号とに分離し、スイッチャー1
04と受信機242とに供給している。
2hをベースバンド撮像信号との共用としているので、
既に撮像装置用に同軸ケーブル102a乃至102hが
布設されている場合には、アンテナの受信信号伝送用の
同軸ケーブルを新たに敷設する必要がなく、既存の設備
を有効利用することができる。
は、記憶手段に受信用データが記憶されているので、簡
単な操作で所望の送信機からの無線信号を受信すること
ができる。本発明は、さらに各アンテナには、離れた位
置にある同一周波数を使用している送信機からの無線信
号は受信されることがないので、同一周波数を重複して
使用することができ、周波数の有効利用が図れる。本発
明は、更に、1台の受信でき有りながら、複数の無線信
号を受信することができ、多くの受信機を設置する必要
がない。
ロック図である。
示す図である。
示す図である。
である。
視装置を示す図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 無線信号を出力している異なる位置に配
置された複数の固定送信機のうち予め定められたものか
らの前記無線信号をそれぞれが受信するように異なる位
置に配置された複数のアンテナと、 これら各アンテナのうち1つを選択するアンテナ選択手
段と、 このアンテナ選択手段によって選択されたアンテナの受
信信号が供給され、この受信信号に同調して復調する同
調周波数可変の同調手段と、 前記各固定送信機に対応させて複数の受信用データを記
憶しており、各受信用データが、対応する固定送信機か
らの前記無線信号を受信するために必要なアンテナと、
対応する固定送信機からの前記無線信号の周波数とから
なる記憶手段と、 この記憶手段から読み出された前記受信用データに基づ
いて、前記アンテナ選択手段と同調手段とを制御する制
御手段とを、具備する受信機。 - 【請求項2】 請求項1記載の受信機において、前記送
信機は、前記無線信号が所定の信号によって変調される
ことがあり、前記制御手段は、前記記憶手段から読み出
す前記受信用データを順に変更し、前記同調手段からの
復調信号に前記所定の信号が含まれていると、そのとき
の前記受信用データに基づいて、継続して前記アンテナ
選択手段及び同調手段を制御する受信機。 - 【請求項3】 請求項1記載の受信機において、前記送
信機は、前記無線信号が所定の信号によって変調される
ことがあり、前記アンテナ選択手段及び前記同調手段
は、少なくともそれぞれ2台ずつ設けられ、前記制御手
段は、一方の同調手段と一方のアンテナ選択手段とを、
前記記憶手段から順に読み出した前記受信用データに基
づいて制御し、前記一方の同調手段の復調信号に前記所
定の信号が含まれていると、そのときの前記受信用デー
タに基づいて、継続して他方の同調手段とアンテナ切換
手段を制御する受信機。 - 【請求項4】 請求項1記載の受信機において、前記各
固定送信機は、同一周波数の無線信号を出力するものを
含み、前記同一周波数の無線信号を出力する各固定送信
機用に対応するアンテナは、同一周波数の無線信号を出
力する他の固定送信機からの無線信号を受信しない位置
に配置されている受信機。 - 【請求項5】 請求項1記載の受信機において、前記受
信データには、対応する送信機に対して複数のアンテナ
が含まれ、前記制御手段は、1つの前記受信データに含
まれる複数のアンテナがそれぞれ前記同調手段に接続さ
れた状態での受信レベルを比較し、受信レベルの大きい
アンテナを前記同調手段に接続する受信機。 - 【請求項6】 請求項1記載の受信機において、前記送
信機は、前記無線信号が所定の信号によって変調される
ことがあり、前記アンテナ選択手段及び前記同調手段
は、少なくともそれぞれ2台ずつ設けられ、前記各受信
データには、対応する送信機に対して複数のアンテナが
含まれ、前記制御手段は、前記受信データを順に読み出
して、前記各同調手段及び各アンテナ選択手段を制御
し、前記同調手段の復調信号に前記所定の信号が含まれ
ているとき、一方の同調手段には、そのとき接続されて
いたアンテナを継続して接続し、他方の同調手段には、
そのときの受信データに含まれているアンテナを切り換
えて接続し、この切換接続毎に受信レベルを比較し、受
信レベルの大きいアンテナを決定し、この決定されたア
ンテナが前記一方の同調手段に接続されるように前記一
方のアンテナ選択手段を切り換える受信機。 - 【請求項7】 請求項1乃至6いずれか記載の受信機に
おいて、前記各受信データには、前記同調手段における
感度も記憶され、前記制御手段は、前記受信データが読
み出される毎に、その受信データに含まれる感度に基づ
いて前記同調手段を制御する受信機。 - 【請求項8】 請求項1乃至7いずれか記載の受信機に
おいて、前記各アンテナの受信信号は、各アンテナの近
傍に配置された撮像装置からのベースバンド撮像信号の
伝送路に重畳されて伝送される受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001056597A JP4094243B2 (ja) | 2001-03-01 | 2001-03-01 | 受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001056597A JP4094243B2 (ja) | 2001-03-01 | 2001-03-01 | 受信機 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002261666A true JP2002261666A (ja) | 2002-09-13 |
JP2002261666A5 JP2002261666A5 (ja) | 2005-11-24 |
JP4094243B2 JP4094243B2 (ja) | 2008-06-04 |
Family
ID=18916602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2001056597A Expired - Lifetime JP4094243B2 (ja) | 2001-03-01 | 2001-03-01 | 受信機 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP4094243B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006121525A (ja) * | 2004-10-22 | 2006-05-11 | Koden Electronics Co Ltd | 全方位空間ダイバーシチ受信装置 |
-
2001
- 2001-03-01 JP JP2001056597A patent/JP4094243B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006121525A (ja) * | 2004-10-22 | 2006-05-11 | Koden Electronics Co Ltd | 全方位空間ダイバーシチ受信装置 |
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JP4094243B2 (ja) | 2008-06-04 |
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