JP2002261633A - 衛星放送受信用コンバーターのキャビネット構造 - Google Patents

衛星放送受信用コンバーターのキャビネット構造

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JP2002261633A
JP2002261633A JP2001051312A JP2001051312A JP2002261633A JP 2002261633 A JP2002261633 A JP 2002261633A JP 2001051312 A JP2001051312 A JP 2001051312A JP 2001051312 A JP2001051312 A JP 2001051312A JP 2002261633 A JP2002261633 A JP 2002261633A
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Yasuhiro Nunotani
安弘 布谷
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同軸ケーブルの取り付け作業が容易で、か
つ、安価な衛星放送受信用コンバーターのキャビネット
構造を提供することにある。 【解決手段】 コンバーター本体部を覆う第1のキャビ
ネット1と、少なくとも一部が前記第1のキャビネット
1内部に収納され、コンバーターコネクター部3を覆う
状態と前記コンバーターコネクター部3を露出する状態
との間で前記第1のキャビネット1に対してスライド移
動可能な第2のキャビネット2と、前記コンバーターコ
ネクター部3を覆う状態又は前記コンバーターコネクタ
ー部3を露出する状態で前記第2のキャビネット2を固
定する固定部とから衛星放送受信用コンバーターのキャ
ビネット構造を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛星放送や衛星通
信の受信等に用いられる衛星放送受信用コンバーターを
覆うキャビネット構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】衛星放送受信用コンバーターの従来例に
関して、図8及び図9を用いて説明する。
【0003】図8は従来例の概略構成を示す斜視図であ
る。図8において、10は衛星放送の電波を受けて反射
するパラボラアンテナ、11はパラボラアンテナ10で
反射された電波を受信するコンバーター本体部、12は
コンバーター本体部11で受信した電波を図示しない屋
内機器(レシーバ)に送る同軸ケーブルである。
【0004】また、図9(A)は、図8におけるコンバ
ーター本体部11を示す要部側面図、図9(B)はその
要部正面図である。図9(A)及び図9(B)におい
て、13はコンバーター本体部を覆うキャビネット、3
は図8に示した同軸ケーブル12を接続する同軸ケーブ
ル用コネクター部、14は同軸ケーブル用コネクター部
3を覆う取り付けカバー、15は同軸ケーブル用コネク
ター部3に取り付ける防水パッキン(ゴムパッキン)で
ある。
【0005】通常、図8に示すようなパラボラアンテナ
10を有する衛星放送受信用コンバーターは、屋外に設
置される。そして、図9に示すように、この衛星放送用
コンバーターは、風雨等からコンバーター本体部11を
保護するためのキャビネット13で覆われている。ま
た、同軸ケーブル12は、コンバーター本体部11下部
に設けられた同軸ケーブル用コネクター3に接続され
る。そして、その同軸ケーブル用コネクター3は、別部
材である取り付けカバー14で覆われて風雨から保護さ
れる。
【0006】なお、別部材である取り付けカバー14
は、通常、同軸ケーブル12を同軸ケーブル用コネクタ
ー3に接続した後に、キャビネット13の下部外面の一
部を覆うようにして取り付けられる。そして、図中下矢
印方向にスライド移動させて、同軸ケーブル用コネクタ
ー3を覆う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術で用いられたような衛星放送受信用コンバータ
ーのキャビネット構造では、通常、キャビネット13と
そのキャビネット13の下部外面の一部を覆うようにし
て取り付けられる取り付けカバー14との隙間から雨水
が浸入してしまう。このため、同軸ケーブル用コネクタ
ー3とそのコネクターに接続されている同軸ケーブルと
の上から、さらに別部材の防水パッキン15を取り付け
て防水する必要がある。
【0008】このことにより、この防水パッキン15を
取り付ける作業の手間が増え、さらに、防水パッキン1
5の部品コストがかかる。また、取り付けカバー14
は、別部材としてキャビネット13に取り付ける必要が
あるため、この取り付け作業にも手間がかかる。これら
防水パッキン15及び取り付けカバー14の取り付け作
業にかかる費用も含めて、価格の高い衛星放送受信用コ
ンバーターのキャビネット構造となっていた。
【0009】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたものであって、同軸ケーブルの取り付け作
業が容易で、かつ、安価な衛星放送受信用コンバーター
のキャビネット構造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、衛星放送受信用コンバーターの本体部及
びコネクター部を覆うキャビネット構造において、前記
コンバーター本体部を覆う第1のキャビネットと、少な
くとも一部が前記第1のキャビネット内部に収納され、
前記コンバーターコネクター部を覆う状態と前記コンバ
ーターコネクター部を露出する状態との間で前記第1の
キャビネットに対してスライド移動可能な第2のキャビ
ネットとを備え、前記コンバーターコネクター部を覆う
状態又は前記コンバーターコネクター部を露出する状態
で前記第2のキャビネットを固定する固定部を設けるこ
とを特徴とするものである。
【0011】本発明によれば、第2のキャビネットを第
1のキャビネットの内部に設け、その第2のキャビネッ
トによってコンバーターコネクター部を覆うことによ
り、コンバーターコネクター部への雨水の浸入を防ぐこ
とができる。これにより、同軸ケーブルに取り付ける防
水パッキンを不要とすることが可能となり、同軸ケーブ
ルの取り付け作業を容易に行うことができる。
【0012】また、防水パッキンを不要とするので、安
価なキャビネット構造を提供することが可能となる。
【0013】また、コンバーターコネクター部を覆うた
めに、別部材のカバーを取り付ける必要がないので、さ
らに取り付け作業を容易することができて、その取り付
け作業にかかる費用も減らすことが可能となる。
【0014】また、本発明は、前記衛星放送受信用コン
バーターのキャビネット構造において、前記固定部は、
前記第1のキャビネット内面に設けられた第1のキャビ
ネット側係止部と、前記第2のキャビネット外面に設け
られ、前記第1のキャビネット側係止部に係止して固定
する第2のキャビネット側係止部とからなり、前記第1
のキャビネット側係止部又は第2のキャビネット側係止
部のいずれか一方が少なくとも2つあり、この2つの係
止部は、各々前記コンバーターコネクター部を覆う状態
及び前記コンバーターコネクター部を露出する状態に対
応することを特徴とするものである。
【0015】本発明によれば、同軸ケーブルの取り付け
作業を行う時にはコンバーターコネクター部を露出する
状態で、雨水の浸入を防ぐ時にはコンバーターコネクタ
ー部を覆う状態で第2のキャビネットを固定することが
できるので、使い勝手の良い衛星放送受信用コンバータ
ーのキャビネット構造を提供することができる。
【0016】また、本発明は、前記衛星放送受信用コン
バーターのキャビネット構造において、第1のキャビネ
ット側係止部又は第2のキャビネット側係止部のうちの
一方が凸形状であり、他方が凹形状であることを特徴と
するものである。
【0017】本発明によれば、凹形状の係止部と凸形状
の係止部との位置を合わせるだけで、それら係止部が備
えられた第1のキャビネットと第2のキャビネットとを
確実に固定することができる。
【0018】また、本発明は、前記衛星放送受信用コン
バーターのキャビネット構造において、前記凸形状が断
面視略半円形状、断面視略三角形状、又は断面視略四角
形状であり、前記凹形状が前記凸形状に対応した断面視
略半円形状、断面視略三角形状、又は断面視略四角形状
であることを特徴とするものである。
【0019】本発明によれば、係止部の形状を断面視略
半円形状,断面視略三角形状にすることにより、凹形状
の係止部近傍に凸形状の係止部を近づけるだけで、凹形
状の係止部の中心方向に凸形状の係止部が導かれるの
で、第1のキャビネットと第2のキャビネットとを容易
に固定することができる。また、断面視略四角形状にす
ることにより、第1のキャビネットと第2のキャビネッ
トとを一度係止すると外れにくくなるので強固に固定す
ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態につ
いて、図1から図7を参照して説明する。なお、図中、
上記従来の技術にて説明したものと同様のものには同じ
符号を付与する。
【0021】図1は、本発明による実施の一形態の衛星
放送受信用コンバーターのキャビネット構造の側面図で
ある。図1において、1はコンバーター本体部を覆う上
キャビネット(第1のキャビネット)、3は同軸ケーブ
ル用コネクター(コンバーターコネクター部)、2はそ
の一部が上キャビネット1の内部に収納され、同軸ケー
ブル用コネクター3を覆う状態と露出する状態との間で
上キャビネット1に対してスライド移動可能な下キャビ
ネット(第2のキャビネット)である。
【0022】また、図1(A)は、上キャビネット1の
内部に下キャビネット2の一部を収納して、同軸ケーブ
ル用コネクター3を露出させた状態であり、図1(B)
は、上キャビネット1の内部から下キャビネット2を図
中下方向にスライド移動させて(引き出して)、同軸ケ
ーブル用コネクター3を覆った状態である。
【0023】なお、図1(A)において、同軸ケーブル
用コネクター3を露出させる程度は、例えば、同軸ケー
ブルを取り付けるのに容易に作業できる程度に露出させ
ておけばよい。また、図1(B)において、同軸ケーブ
ル用コネクター3を覆う程度は、例えば、風雨が図中斜
め下から下キャビネット2に吹き込んでも、同軸ケーブ
ル用コネクター3に雨水がかからない程度に覆っておけ
ばよい。
【0024】次に、上キャビネット1の内面に備えた係
止部と下キャビネット2の外面に備えた係止部とに関し
て、図2から図7の断面図を用いて説明する。なお、図
1にて説明したものと同様のものには同じ符号を付与し
説明を省略する。
【0025】図2から図7の(A)は、図1(A)と同
様の状態、つまり、上キャビネット1の内部に下キャビ
ネット2の一部を収納して、同軸ケーブル用コネクター
3を露出させた状態であり、図1(A)中の断面線K−
K線における断面図を示している。
【0026】図2から図7の(B)は、図1(B)と同
様の状態、つまり、上キャビネット1の内部から下キャ
ビネット2を図中下方向にスライド移動させて、同軸ケ
ーブル用コネクター3を覆った状態であり、図1(B)
中の断面線L−L線における断面図を示している。
【0027】図2から図7の(C)は、図2から図7の
(A)の係止部を分かりやすく示すために、上キャビネ
ット1を図中左方向に、下キャビネット2を図中右方向
に移動させて、上キャビネット1と下キャビネット2と
の間隔を広げて示している。
【0028】図2において、42,52は上キャビネッ
ト1の内面に備えられた断面視略半円形の凹形状の係止
部、62は係止部42,52と係止して固定する下キャ
ビネット2の外面に備えられた断面視略半円形の凸形状
の係止部である。
【0029】図2(A)は、係止部42と係止部62と
が係止して固定した状態であり、つまり、上キャビネッ
ト1の内部に下キャビネット2の一部を収納して、同軸
ケーブル用コネクター3を露出させた状態である。これ
に対して、図2(B)は、係止部52と係止部62とが
係止して固定した状態であり、つまり、上キャビネット
1の内部から下キャビネット2を図中下方向にスライド
移動させて、同軸ケーブル用コネクター3を覆った状態
である。
【0030】ここで、図2(A)から(B)へ状態の遷
移について説明する。図2(A)に示されるような、係
止部42と係止部62とが係止して固定した状態から、
下キャビネット2を図中下方向にスライド移動(引き出
す)ことにより、係止部42と係止部62との係止状態
が解除されて、係止部62は図中下方向にスライド移動
する。そして、係止部62が係止部52の位置までスラ
イド移動すると、図2(B)に示されるように、係止部
52と係止部62とが係止して固定した状態になる。
【0031】次に、図3において、43,53は上キャ
ビネット1の内面に備えられた断面視略三角形の凹形状
の係止部、63は係止部42,52と係止して固定する
下キャビネット2の外面に備えられた断面視略三角形の
凸形状の係止部である。
【0032】図3(A)は、係止部43と係止部63と
が係止して固定した状態であり、つまり、上キャビネッ
ト1の内部に下キャビネット2の一部を収納して、同軸
ケーブル用コネクター3を露出させた状態である。これ
に対して、図3(B)は、係止部53と係止部63とが
係止して固定した状態であり、つまり、上キャビネット
1の内部から下キャビネット2を図中下方向にスライド
移動させて、同軸ケーブル用コネクター3を覆った状態
である。
【0033】ここで、図3(A)から(B)へ状態の遷
移について説明する。図3(A)に示されるような、係
止部43と係止部63とが係止して固定した状態から、
下キャビネット2を図中下方向にスライド移動(引き出
す)ことにより、係止部43と係止部63との係止状態
が解除されて、係止部63は図中下方向にスライド移動
する。そして、係止部63が係止部53の位置までスラ
イド移動すると、図3(B)に示されるように、係止部
53と係止部63とが係止して固定した状態になる。
【0034】次に、図4において、44,54は上キャ
ビネット1の内面に備えられた断面視略四角形の凹形状
の係止部、64は係止部44,54と係止して固定する
下キャビネット2の外面に備えられた断面視略四角形の
凸形状の係止部である。
【0035】図4(A)は、係止部44と係止部64と
が係止して固定した状態であり、つまり、上キャビネッ
ト1の内部に下キャビネット2の一部を収納して、同軸
ケーブル用コネクター3を露出させた状態である。これ
に対して、図4(B)は、係止部54と係止部64とが
係止して固定した状態であり、つまり、上キャビネット
1の内部から下キャビネット2を図中下方向にスライド
移動させて、同軸ケーブル用コネクター3を覆った状態
である。
【0036】ここで、図4(A)から(B)へ状態の遷
移について説明する。図4(A)に示されるような、係
止部44と係止部64とが係止して固定した状態から、
下キャビネット2を図中下方向にスライド移動(引き出
す)ことにより、係止部44と係止部64との係止状態
が解除されて、係止部64は図中下方向にスライド移動
する。そして、係止部64が係止部54の位置までスラ
イド移動すると、図4(B)に示されるように、係止部
54と係止部64とが係止して固定した状態になる。
【0037】なお、図4(C)において、下キャビネッ
ト2を図中下方向にスライド移動した時に係止部44及
び係止部64が接触する部分の各々の端部44a,64
bと、下キャビネット2を図中上方向にスライド移動し
た時に係止部54及び係止部64が接触する部分の各々
の端部54a,64aとの位置には、図示はしないが、
丸みを形成してもよい。そうすれば、下キャビネット2
を図中下方向にスライド移動する時に、その丸みが形成
された端部44a,64bにより係止部44と係止部6
4との係止状態がスムーズに解除されてスライド移動す
ることができる。また、下キャビネット2を図中上方向
にスライド移動する時に、その丸みが形成された端部5
4a,64aにより係止部54と係止部64との係止状
態がスムーズに解除されてスライド移動することができ
る。
【0038】次に、図5において、75は上キャビネッ
ト1の内面に備えられた断面視略半円形の凸形状の係止
部、85,95は係止部75と係止して固定する下キャ
ビネット2の外面に備えられた断面視略半円形の凹形状
の係止部である。
【0039】図5(A)は、係止部75と係止部95と
が係止して固定した状態であり、つまり、上キャビネッ
ト1の内部に下キャビネット2の一部を収納して、同軸
ケーブル用コネクター3を露出させた状態である。これ
に対して、図5(B)は、係止部75と係止部85とが
係止して固定した状態であり、つまり、上キャビネット
1の内部から下キャビネット2を図中下方向にスライド
移動させて、同軸ケーブル用コネクター3を覆った状態
である。
【0040】ここで、図5(A)から(B)へ状態の遷
移について説明する。図5(A)に示されるような、係
止部75と係止部95とが係止して固定した状態から、
下キャビネット2を図中下方向にスライド移動(引き出
す)ことにより、係止部75と係止部95との係止状態
が解除されて、係止部85は図中下方向にスライド移動
する。そして、係止部85が係止部75の位置までスラ
イド移動すると、図5(B)に示されるように、係止部
75と係止部85とが係止して固定した状態になる。
【0041】次に、図6において、76は上キャビネッ
ト1の内面に備えられた断面視略三角形の凸形状の係止
部、86,96は係止部76と係止して固定する下キャ
ビネット2の外面に備えられた断面視略三角形の凹形状
の係止部である。
【0042】図6(A)は、係止部76と係止部96と
が係止して固定した状態であり、つまり、上キャビネッ
ト1の内部に下キャビネット2の一部を収納して、同軸
ケーブル用コネクター3を露出させた状態である。これ
に対して、図6(B)は、係止部76と係止部86とが
係止して固定した状態であり、つまり、上キャビネット
1の内部から下キャビネット2を図中下方向にスライド
移動させて、同軸ケーブル用コネクター3を覆った状態
である。
【0043】ここで、図6(A)から(B)へ状態の遷
移について説明する。図6(A)に示されるような、係
止部76と係止部96とが係止して固定した状態から、
下キャビネット2を図中下方向にスライド移動(引き出
す)ことにより、係止部76と係止部96との係止状態
が解除されて、係止部86は図中下方向にスライド移動
する。そして、係止部86が係止部76の位置までスラ
イド移動すると、図6(B)に示されるように、係止部
76と係止部86とが係止して固定した状態になる。
【0044】次に、図7において、77は上キャビネッ
ト1の内面に備えられた断面視略四角形の凸形状の係止
部、87,97は係止部77と係止して固定する下キャ
ビネット2の外面に備えられた断面視略半円形の凹形状
の係止部である。
【0045】図7(A)は、係止部77と係止部97と
が係止して固定した状態であり、つまり、上キャビネッ
ト1の内部に下キャビネット2の一部を収納して、同軸
ケーブル用コネクター3を露出させた状態である。これ
に対して、図7(B)は、係止部77と係止部87とが
係止して固定した状態であり、つまり、上キャビネット
1の内部から下キャビネット2を図中下方向にスライド
移動させて、同軸ケーブル用コネクター3を覆った状態
である。
【0046】ここで、図7(A)から(B)へ状態の遷
移について説明する。図7(A)に示されるような、係
止部77と係止部97とが係止して固定した状態から、
下キャビネット2を図中下方向にスライド移動(引き出
す)ことにより、係止部77と係止部97との係止状態
が解除されて、係止部87は図中下方向にスライド移動
する。そして、係止部87が係止部77の位置までスラ
イド移動すると、図7(B)に示されるように、係止部
77と係止部87とが係止して固定した状態になる。
【0047】なお、図7(C)において、下キャビネッ
ト2を図中下方向にスライド移動した時に係止部77及
び係止部97が接触する部分の各々の端部77a,97
aと、下キャビネット2を図中上方向にスライド移動し
た時に係止部77及び係止部87が接触する部分の各々
の端部77b,87aとの位置には、図示はしないが、
丸みを形成してもよい。そうすれば、下キャビネット2
を図中下方向にスライド移動する時に、その丸みが形成
された端部77a,97aにより係止部77と係止部9
7との係止状態がスムーズに解除されてスライド移動す
ることができる。また、下キャビネット2を図中上方向
にスライド移動する時に、その丸みが形成された端部7
7b,87aにより係止部77と係止部87との係止状
態がスムーズに解除されてスライド移動することができ
る。
【0048】以上のように本実施の形態では、下キャビ
ネット2を上キャビネット1の内部に設け、下キャビネ
ット1によって同軸ケーブル用コネクター3を覆うこと
により、雨水は全て上キャビネット1及び下キャビネッ
ト2の外面を伝って滴り落ちるので、同軸ケーブル用コ
ネクター3への雨水の浸入を防ぐことができる。これに
より、同軸ケーブルに取り付ける防水パッキンを不要と
することが可能となり、同軸ケーブルの取り付け作業を
容易に行うことができる。
【0049】また、防水パッキンを不要とするので、安
価なキャビネット構造を提供することが可能となる。
【0050】また、同軸ケーブル用コネクター3を覆う
ために、別部材のカバーを取り付ける必要がないので、
さらに取り付け作業を容易することができて、その取り
付け作業にかかる費用も減らすことが可能となる。
【0051】また、同軸ケーブルの取り付け作業を行う
時には同軸ケーブル用コネクター3を露出する状態で、
雨水の浸入を防ぐ時には同軸ケーブル用コネクター3を
覆う状態で下キャビネット2を固定することができるの
で、使い勝手の良い衛星放送受信用コンバーターのキャ
ビネット構造を提供することができる。
【0052】また、上キャビネット1及び下キャビネッ
ト2に備えられた凹形状の係止部と凸形状の係止部との
位置をそれぞれ合わせるだけで、それら係止部が備えら
れた上キャビネット1と下キャビネット2とを確実に固
定することができる。
【0053】また、この係止部の形状を断面視略半円形
状,断面視略三角形状にすることにより、凹形状の係止
部近傍に凸形状の係止部を近づけるだけで、凹形状の係
止部の中心方向に凸形状の係止部が導かれるので、上キ
ャビネット1と下キャビネット2とを容易に固定するこ
とができる。また、断面視略四角形状にすることによ
り、上キャビネット1と下キャビネット2とを一度係止
すると外れにくくなるので強固に固定することができ
る。
【0054】なお、本発明の実施の一形態では、上キャ
ビネット1及び下キャビネット2に設けられる係止部
は、各々のキャビネットに一体形成されたものである
が、本発明はこれに限定されるものではなく、複数の部
材により係止部を形成してもよい。
【0055】また、本発明の実施の一形態では、係止部
の形状の種類を断面視略半円形状,断面視略三角形状及
び断面視略四角形状の3種類とし、また、係止部を設け
る位置として、上キャビネット1の内面に2箇所及び下
キャビネット2の外面に1箇所の時と、上キャビネット
1の内面に1箇所及び下キャビネット2の外面に2箇所
の時との組み合わせを6種類示したが、本発明はこれに
限定されるものではない。すなわち、下キャビネット2
によって、同軸ケーブル用コネクター3を覆う状態と同
軸ケーブル用コネクター3を露出する状態とにすること
ができればよい。
【0056】また、本発明の実施の一形態では、係止部
の形状の種類を断面視略半円形状,断面視略三角形状及
び断面視略四角形状の3種類としているが、これらの断
面視奥行き方向の形状は、上キャビネット1と下キャビ
ネット2とを係止できる形状であればよい。例えば、正
面視略四角形状,正面視略六角形状,正面視略円形状又
は正面視略楕円形状等とすることができる。
【0057】
【発明の効果】以上のように、本発明の衛星放送受信用
コンバーターのキャビネット構造によれば、第2のキャ
ビネットを第1のキャビネットの内部に設け、その第2
のキャビネットによってコンバーターコネクター部を覆
うことにより、コンバーターコネクター部への雨水の浸
入を防ぐことができる。これにより、同軸ケーブルに取
り付ける防水パッキンを不要とすることが可能となり、
同軸ケーブルの取り付け作業を容易に行うことができ
る。
【0058】また、防水パッキンを不要とするので、安
価なキャビネット構造を提供することが可能となる。
【0059】また、コンバーターコネクター部を覆うた
めに、別部材のカバーを取り付ける必要がないので、さ
らに取り付け作業を容易することができて、その取り付
け作業にかかる費用も減らすことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の衛星放送受信用コンバ
ーターのキャビネット構造を示す側面図である。
【図2】実施の一形態を示す断面図である。
【図3】実施の一形態を示す断面図である。
【図4】実施の一形態を示す断面図である。
【図5】実施の一形態を示す断面図である。
【図6】実施の一形態を示す断面図である。
【図7】実施の一形態を示す断面図である。
【図8】従来例の概略構成を示す斜視図である。
【図9】従来例の要部側面図及び要部正面図である。
【符号の説明】
1 上キャビネット(第1のキャビネット) 2 下キャビネット(第2のキャビネット) 3 同軸ケーブル用コネクター(コンバーターコネクタ
ー部) 42,52,62 係止部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衛星放送受信用コンバーターの本体部及
    びコネクター部を覆うキャビネット構造において、 前記コンバーター本体部を覆う第1のキャビネットと、 少なくとも一部が前記第1のキャビネット内部に収納さ
    れ、前記コンバーターコネクター部を覆う状態と前記コ
    ンバーターコネクター部を露出する状態との間で前記第
    1のキャビネットに対してスライド移動可能な第2のキ
    ャビネットとを備え、 前記コンバーターコネクター部を覆う状態又は前記コン
    バーターコネクター部を露出する状態で前記第2のキャ
    ビネットを固定する固定部を設けることを特徴とする衛
    星放送受信用コンバーターのキャビネット構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の衛星放送受信用コンバ
    ーターのキャビネット構造において、 前記固定部は、前記第1のキャビネット内面に設けられ
    た第1のキャビネット側係止部と、 前記第2のキャビネット外面に設けられ、前記第1のキ
    ャビネット側係止部に係止して固定する第2のキャビネ
    ット側係止部とからなり、 前記第1のキャビネット側係止部又は第2のキャビネッ
    ト側係止部のいずれか一方が少なくとも2つあり、この
    2つの係止部は、各々前記コンバーターコネクター部を
    覆う状態と前記コンバーターコネクター部を露出する状
    態とで前記第2のキャビネットを係止して固定すること
    を特徴とする衛星放送受信用コンバーターのキャビネッ
    ト構造。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の衛星放送受信用コンバ
    ーターのキャビネット構造において、 第1のキャビネット側係止部又は第2のキャビネット側
    係止部のうちの一方が凸形状であり、他方が凹形状であ
    ることを特徴とする衛星放送受信用コンバーターのキャ
    ビネット構造。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の衛星放送受信用コンバ
    ーターのキャビネット構造において、 前記凸形状が断面視略半円形状、断面視略三角形状又は
    断面視略四角形状であり、 前記凹形状が前記凸形状に対応した断面視略半円形状、
    断面視略三角形状又は断面視略四角形状であることを特
    徴とする衛星放送受信用コンバーターのキャビネット構
    造。
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