JP2002261131A - 電子部品実装用フィルムキャリアテープの製造方法および電子部品実装用フィルムキャリアテープの製造装置 - Google Patents

電子部品実装用フィルムキャリアテープの製造方法および電子部品実装用フィルムキャリアテープの製造装置

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JP2002261131A
JP2002261131A JP2001052733A JP2001052733A JP2002261131A JP 2002261131 A JP2002261131 A JP 2002261131A JP 2001052733 A JP2001052733 A JP 2001052733A JP 2001052733 A JP2001052733 A JP 2001052733A JP 2002261131 A JP2002261131 A JP 2002261131A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 幅全体にわたって、導電金属層が形成され、
両側の側縁部に形成されたスプロケット孔近傍の機械的
強度が補強された電子部品実装用フィルムキャリアテー
プを提供する。 【解決手段】 基材絶縁フィルム層の一方の表面または
両面の表面に導電性金属層が形成されたフィルムキャリ
アテープであって、製造すべき電子部品実装用フィルム
キャリアテープの幅よりも広い幅のフィルムキャリアテ
ープに、その両側の側縁部に長手方向に所定のピッチで
離間した複数の搬送用または位置固定用スプロケット孔
を穿設し、搬送用または位置固定用スプロケット孔より
も内側で、製造すべき電子部品実装用フィルムキャリア
テープの両側の側縁部に対応した位置に、長手方向に所
定のピッチで離間した複数のスプロケット孔を穿設し、
製造すべき電子部品実装用フィルムキャリアテープの幅
よりも外側部を打ち抜き切除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非常に薄い絶縁フ
ィルムに配線パターンが形成された電子部品実装用フィ
ルムキャリアテープ(TAB(Tape Automated Bondin
g)テープ、T-BGA(Tape Ball Grid Array)テープ、
CSP(Chip Size Package)テープ、ASIC(Appli
cation Specific Integrated Circuit)テープなど)
(以下、単に「電子部品実装用フィルムキャリアテー
プ」と言う。)の製造方法および電子部品実装用フィル
ムキャリアテープの製造装置、ならびに電子部品実装用
フィルムキャリアテープ製造用フィルムキャリアテープ
に関する。
【0002】
【従来の技術】エレクトロニクス産業の発達に伴い、I
C(集積回路)、LSI(大規模集積回路)などの電子
部品を実装するプリント配線板の需要が急激に増加して
いるが、昨今の電子機器は、例えば携帯電話に代表され
るように電子機器の小型軽量化、高機能化、高信頼性、
低価格化などが要望されている。
【0003】このような電子機器の小型軽量化などの特
性を実現するための電子部品実装方法として、TABテ
ープのような電子部品実装用フィルムキャリアテープに
デバイスを実装するのが好適である。このような電子部
品実装用フィルムキャリアテープは、ポリイミドなどの
絶縁フィルムに銅箔などの導電性金属箔を貼着し、この
導電性金属箔表面に感光性樹脂を塗布して所望の配線パ
ターンに露光し現像した後、この感光した樹脂をマスキ
ング材として導電性金属箔をエッチングして所定の配線
パターンを形成することにより製造されている。
【0004】このような従来の電子部品実装用フィルム
キャリアテープでは、絶縁フィルムの厚さが75μm程
度であり、導電性金属箔の厚さが35μm程度であり、
さらに両者を接着するための接着剤層の厚さが20μm
程度であり、このような構造を有する電子部品実装用フ
ィルムキャリアテープでは、全体の厚さが、100〜1
50μmの厚さを有しているのが一般的である。
【0005】また、最近では、電子部品実装方法とし
て、半導体実装パッケージにマトリックス状に配列した
微小な半田ボールを形成し、これらの半田ボールを外部
配線基板と接続するBGA(Ball Grid Array)方式が
普及しつつあり、このBGA方式によるパッケージ材料
の中でもフィルムキャリアテープを利用したものも増加
しつつある。
【0006】さらに、半導体実装パッケージ自体のサイ
ズを半導体チップのサイズにまで縮小したCSP(Chip
Size Package)が採用されつつあるが、このCSPに
も、テープタイプCSP(Chip Size Package)と呼ば
れるフィルムキャリアテープのパッケージ自体のサイズ
を、IC(半導体チップ)のサイズまでに縮小し、その
接続方法がBGA方式と同じであるフィルムキャリアテ
ープも用いられるようになっている。
【0007】このテープタイプCSP等のBGA方式に
よるフィルムキャリアテープの製造方法としては、ま
ず、ポリイミドフィルム等の絶縁性樹脂フィルム表面に
接着剤層を形成してベースフィルムテープを作製し、こ
のベースフィルムテープに、半田ボール接続用孔の他、
テープ搬送用のスプロケット孔、位置決め用孔等の必要
な孔をパンチングにより穿孔する。その後、ベースフィ
ルムテープに、銅箔等の金属箔を貼着し、金属箔により
所望の回路を形成した後、必要な表面処理を施して製造
される。
【0008】すなわち、このようなBGA方式によるフ
ィルムキャリアテープは、半田ボール接続用孔を有する
こと以外は、従来のTABテープとほぼ同じ工程、材料
により製造することができる。なお、使用されるテープ
幅は、35mm〜96mmが一般的であり、テープ厚み
としては、絶縁性樹脂フィルムは20〜75μm、金属
箔厚みは12〜35μmが多く用いられている。
【0009】しかしながら、最近の電子機器の小型軽量
化においては、さらに電子部品実装用フィルムキャリア
テープを薄く、軽量にすることが要求されている。さら
に、カラー液晶デイスプレーなどの普及に伴い電子部品
実装用フィルムキャリアテープにあっては、さらにファ
インピッチ化が急速に進行しつつある。従来の電子部品
実装用フィルムキャリアテープは、このような電子部品
の小型軽量化およびテープのファインピッチ化に対応で
きなくなりつつある。
【0010】このような状況下、絶縁フィルム、接着剤
層および導電性金属箔から形成される電子部品実装用フ
ィルムキャリアテープとは別に、COF(チップオンフ
ィルム(Chip On Film))と呼ばれる樹脂フィルムと導
電性金属箔とからなる2層テープで、デバイスホールが
なくICが実装されるタイプの電子部品実装用フィルム
キャリアテープが普及しつつあり、このような2層テー
プでは、25μm厚の電子部品実装用フィルムキャリア
テープも製造可能になりつつある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな電子部品実装用フィルムキャリアテープには、絶縁
フィルムの長手方向の両端部に多数のスプロケット孔が
形成されており、このスプロケット孔を用いて絶縁フィ
ルムを搬送させて連続的に製造される。そして、電子部
品実装用フィルムキャリアテープにおいては、このスプ
ロケット孔は、テープを搬送すると同時にμm単位で位
置決めをするなど、非常に重要な役割を果たしている。
【0012】ところが、上記のように電子部品実装用フ
ォルムキャリアテープが次第に薄くなるにしたがって、
上記スプロケット孔が形成されている絶縁フィルムの厚
さも薄くなってきている。例えば、上記の2層テープで
は、絶縁フィルムの厚さが18μmよりもさらに薄くな
りつつあり、このような絶縁フィルムは、従来の電子部
品実装用フォルムキャリアテープの絶縁フィルムの1/
4程度になってきている。
【0013】このため、このような薄い絶縁フィルムに
スプロケット孔を形成してテープを搬送して電子部品実
装用フィルムキャリアテープを製造しようとしても、こ
のスプロケット孔近傍の機械的強度が不充分であり、こ
の部分の破断、変形が大きくなり、安定して電子部品実
装用フィルムキャリアテープを製造することができない
ばかりでなく、製造される電子部品実装用フィルムキャ
リアテープに形成される配線パターンの精度を高くする
ことが極めて困難である。
【0014】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてな
されたものであって、その目的とするところは、基材絶
縁フィルム層、導電性金属層の厚さが薄い電子部品実装
用フォルムキャリアテープにおいて、その幅全体にわた
って、導電金属層が形成され、両側の側縁部に形成され
たスプロケット孔近傍の機械的強度が補強された電子部
品実装用フィルムキャリアテープを提供することのでき
る電子部品実装用フィルムキャリアテープの製造方法お
よび電子部品実装用フィルムキャリアテープの製造装
置、ならびに電子部品実装用フィルムキャリアテープ製
造用フィルムキャリアテープを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述したよう
な従来技術における課題及び目的を達成するために発明
なされたものであって、本発明の電子部品実装用フィル
ムキャリアテープの製造方法は、フィルムキャリアテー
プの両側の側縁部に、長手方向に所定のピッチで離間し
て形成された複数のスプロケット孔と、前記フィルムキ
ャリアテープのスプロケット孔に挟まれた部分に、長手
方向に配置された複数の電子部品実装部と、を備えた電
子部品実装用フィルムキャリアテープを製造するための
方法であって、基材絶縁フィルム層の一方の表面または
両面の表面に導電性金属層が形成されたフィルムキャリ
アテープであって、前記製造すべき電子部品実装用フィ
ルムキャリアテープの幅よりも広い幅のフィルムキャリ
アテープに、その両側の側縁部に長手方向に所定のピッ
チで離間した複数の搬送用または位置固定用スプロケッ
ト孔を穿設し、前記搬送用または位置固定用スプロケッ
ト孔よりも内側で、前記製造すべき電子部品実装用フィ
ルムキャリアテープの両側の側縁部に対応した位置に、
長手方向に所定のピッチで離間した複数のスプロケット
孔を穿設し、前記スプロケット孔と搬送用または位置固
定用スプロケット孔との間で、前記製造すべき電子部品
実装用フィルムキャリアテープの幅位置に、長手方向に
所定のピッチで離間した複数の切断用スリットを形成
し、前記切断用スリットの間を切断することを特徴とす
る。
【0016】また、本発明の電子部品実装用フィルムキ
ャリアテープの製造装置は、フィルムキャリアテープの
両側の側縁部に、長手方向に所定のピッチで離間して形
成された複数のスプロケット孔と、前記フィルムキャリ
アテープのスプロケット孔に挟まれた部分に、長手方向
に配置された複数の電子部品実装部と、を備えた電子部
品実装用フィルムキャリアテープを製造するための製造
装置であって、基材絶縁フィルム層の一方の表面または
両面の表面に導電性金属層が形成されるとともに、前記
製造すべき電子部品実装用フィルムキャリアテープの幅
よりも広い幅のフィルムキャリアテープに、その両側の
側縁部に長手方向に所定のピッチで離間した複数の搬送
用または位置固定用スプロケット孔が穿設されたフィル
ムキャリアーテープを用いて、前記搬送用または位置固
定用スプロケット孔よりも内側で、前記製造すべき電子
部品実装用フィルムキャリアテープの両側の側縁部に対
応した位置に、長手方向に所定のピッチで離間した複数
のスプロケット孔を穿設するスプロケット孔穿設部と、
前記スプロケット孔と搬送用または位置固定用スプロケ
ット孔との間で、前記製造すべき電子部品実装用フィル
ムキャリアテープの幅位置に、長手方向に所定のピッチ
で離間した複数の切断用スリットを形成する切断用スリ
ット形成部と、前記切断用スリットの間を切断するスリ
ット切断部とを備えることを特徴とする。
【0017】このように構成することによって、基材絶
縁フィルム層の一方の表面または両面の表面に導電性金
属層が形成されたフィルムキャリアテープであって、製
造すべき電子部品実装用フィルムキャリアテープの幅よ
りも広い幅のフィルムキャリアテープを用いて、製造す
べき電子部品実装用フィルムキャリアテープの幅位置に
離間した複数の切断用スリットを形成して、切断用スリ
ットの間を切断するだけで、その幅全体にわたって、導
電金属層が形成され、両側の側縁部に形成されたスプロ
ケット孔近傍の機械的強度が補強された電子部品実装用
フィルムキャリアテープを提供できる。
【0018】さらに、本発明の電子部品実装用フィルム
キャリアテープの製造方法は、フィルムキャリアテープ
の両側の側縁部に、長手方向に所定のピッチで離間して
形成された複数のスプロケット孔と、前記フィルムキャ
リアテープのスプロケット孔に挟まれた部分に、長手方
向に配置された複数の電子部品実装部と、を備えた電子
部品実装用フィルムキャリアテープを製造するための方
法であって、基材絶縁フィルム層の一方の表面または両
面の表面に導電性金属層が形成されたフィルムキャリア
テープであって、前記製造すべき電子部品実装用フィル
ムキャリアテープの幅よりも広い幅のフィルムキャリア
テープに、その両側の側縁部に長手方向に所定のピッチ
で離間した複数の搬送用または位置固定用スプロケット
孔を穿設し、前記搬送用または位置固定用スプロケット
孔よりも内側で、前記製造すべき電子部品実装用フィル
ムキャリアテープの両側の側縁部に対応した位置に、長
手方向に所定のピッチで離間した複数のスプロケット孔
を穿設し、前記製造すべき電子部品実装用フィルムキャ
リアテープの幅よりも外側部を打ち抜き切除することを
特徴とする。
【0019】また、本発明の電子部品実装用フィルムキ
ャリアテープの製造装置は、フィルムキャリアテープの
両側の側縁部に、長手方向に所定のピッチで離間して形
成された複数のスプロケット孔と、前記フィルムキャリ
アテープのスプロケット孔に挟まれた部分に、長手方向
に配置された複数の電子部品実装部と、を備えた電子部
品実装用フィルムキャリアテープを製造するための製造
装置であって、基材絶縁フィルム層の一方の表面または
両面の表面に導電性金属層が形成されるとともに、前記
製造すべき電子部品実装用フィルムキャリアテープの幅
よりも広い幅のフィルムキャリアテープに、その両側の
側縁部に長手方向に所定のピッチで離間した複数の搬送
用または位置固定用スプロケット孔が穿設されたフィル
ムキャリアーテープを用いて、前記搬送用または位置固
定用スプロケット孔よりも内側で、前記製造すべき電子
部品実装用フィルムキャリアテープの両側の側縁部に対
応した位置に、長手方向に所定のピッチで離間した複数
のスプロケット孔を穿設するスプロケット孔穿設部と、
前記製造すべき電子部品実装用フィルムキャリアテープ
の幅よりも外側部を打ち抜き切除する打ち抜き部とを備
えることを特徴とする。
【0020】また、本発明の電子部品実装用フィルムキ
ャリアテープを製造するための製造金型は、フィルムキ
ャリアテープの両側の側縁部に、長手方向に所定のピッ
チで離間して形成された複数のスプロケット孔と、前記
フィルムキャリアテープのスプロケット孔に挟まれた部
分に、長手方向に配置された複数の電子部品実装部と、
を備えた電子部品実装用フィルムキャリアテープを製造
するための製造金型であって、基材絶縁フィルム層の一
方の表面または両面の表面に導電性金属層が形成された
フィルムキャリアテープであって、前記製造すべき電子
部品実装用フィルムキャリアテープの幅よりも広い幅を
有するフィルムキャリアテープを、前記製造すべき電子
部品実装用フィルムキャリアテープの幅よりも外側部を
打ち抜き切除する打ち抜き部を備えることを特徴とす
る。
【0021】このように構成することによって、基材絶
縁フィルム層の一方の表面または両面の表面に導電性金
属層が形成されたフィルムキャリアテープであって、製
造すべき電子部品実装用フィルムキャリアテープの幅よ
りも広い幅のフィルムキャリアテープを用いて、製造す
べき電子部品実装用フィルムキャリアテープの幅よりも
外側部を打ち抜き切除するだけで、その幅全体にわたっ
て、導電金属層が形成され、両側の側縁部に形成された
スプロケット孔近傍の機械的強度が補強された電子部品
実装用フィルムキャリアテープを提供できる。
【0022】しかも、製造すべき電子部品実装用フィル
ムキャリアテープの幅よりも外側部を打ち抜き切除する
ので、製造すべき電子部品実装用フィルムキャリアテー
プの幅よりも外側部を、巻き取るなどの必要もなく、装
置類の邪魔にならず、そのまま廃棄することができるの
で、その作業効率が向上する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態(実施例)について説明する。図1は、本
発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの製造方
法の第1の実施例を説明する電子部品実装用フィルムキ
ャリアテープの平面図、図2は、図1のIII−III
線での断面図、図3は、本発明の電子部品実装用フィル
ムキャリアテープの製造装置の第1の実施例を示す概略
図である。
【0024】本発明に用いるフィルムキャリアテープ1
0は、図1及び図2に示したように、基材絶縁フィルム
層12の全面に、または、製造すべき電子部品実装用フ
ィルムキャリアテープの両側の側縁部10c、10dに
対応した位置の少なくとも幅方向内側部分に、導電性金
属層14が形成された構成である。なお、図中、説明の
便宜のために、電子部品実装部については、省略してい
る。
【0025】このような導電性金属層14の例として
は、銅箔およびアルミニウム箔を挙げることができる。
特に本発明では金属箔として銅箔を使用することが好ま
しい。銅箔には、電解銅箔および圧延銅箔があり、本発
明ではいずれの銅箔を使用することも可能であるが、フ
ァインピッチの電子部品実装用フィルムキャリアテープ
を製造するに際しては、金属箔として電解銅箔を使用す
ることが好ましい。
【0026】本発明で導電性金属箔として電解銅箔を使
用する場合に、平均厚さが通常は5〜36μmの範囲、
好ましくは7〜25μmの範囲内、特に好ましくは8〜
18μmの範囲内にある電解銅箔を使用する。また、こ
の基材絶縁フィルム層12は、絶縁性樹脂から形成され
ており、その平均厚さは通常は12〜40μmの範囲
内、好ましくは25〜38μmの範囲内にある。このよ
うな基材絶縁フィルム層12を形成する樹脂としては、
ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、エポキシ樹
脂、ポリオレフィン、PEN(ポリエチレンナフタレー
ト)およびBTレジンなどを挙げることができる。この
ような樹脂の中でも、耐熱性、絶縁性などを考慮すると
ポリイミドを使用することが好ましい。
【0027】このような基材絶縁フィルム層12の両縁
部近傍10a、10bに、図1に示したように、この絶
縁フィルム層12を装置内で移送するための長手方向に
所定のピッチで離間した複数の搬送用または位置固定用
スプロケット孔16a、16bが穿設される。なお、フ
ィルムキャリアの位置決め孔、リードの切断孔(図示な
し)などの必要な貫通孔も同時に穿設する。このような
貫通孔は、通常はパンチングにより形成される。
【0028】前記のように各種貫通孔あるいはスリット
などが形成された基材絶縁フィルム層12の一方の面に
導電体金属箔を積層する。この場合、このような樹脂か
らなる基材絶縁フィルム層12は、絶縁樹脂をフィルム
状にして、導電性金属層14と積層することもできる
し、また、導電性金属層14の一方の面に上記樹脂(あ
るいは硬化樹脂前駆体)を塗布して、この導電性金属層
14の表面で硬化させて基材絶縁フィルム層12を形成
することもできる。
【0029】さらに、導電性金属層14の表面にフォト
レジストを全面に塗布して、このフォトレジストをフォ
トレジストマスクを使用して所望のパターン形状に紫外
線により露光し、この露光されたフォトレジスト部分を
現像液によって溶解除去する。このフォトレジストで覆
われていない銅箔部分を、エッチング液である酸で化学
的に溶解(エッチング処理)して除去するとともに、フ
ォトレジストをアルカリ液にて溶解除去することによっ
て絶縁フィルム上に残った銅箔により所望の配線パター
ンが形成される。
【0030】その後、実装時のゴミやウィスカー、マイ
グレーションによる短絡を防止し、配線間の保護並びに
絶縁のために、配線パターンのうち、ICなどのデバイ
ス(電子部品)に接続されるインナーリードおよび液晶
表示素子などに接続されるアウターリードなどのリード
部分を除いて、絶縁樹脂であるソルダーレジストを、ス
クリーン印刷法によりスキージを用いて塗布パターンの
形成されたスクリーンを介して塗布した後、乾燥、硬化
させてソルダーレジスト被覆層が形成される。
【0031】また、銅表面に生成した酸化被膜と汚れを
除去するため、酸洗い工程を実施することもある。これ
は、特に、いわゆる2色ソルダーレジスト品と呼ばれ
る、エポキシソルダーを塗布した後、ポリイミドソルダ
ーを塗布する製品であるが、この場合に、ポリイミドソ
ルダー塗布前に行われる。その後、露出したリード部分
の酸化、変色を防止するとともに、リード部分に接続さ
れるデバイスのバンプなどの接続部分との接着強度を確
保するために、リード部分を、例えば、スズメッキ、金
メッキ、スズ−鉛の共晶合金メッキなどを施すことによ
り、フィルムキャリアテープ10が製造される。
【0032】このような配線パターニングが終了したフ
ィルムキャリアテープ10は、図3に示したような本発
明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの製造装置
を用いて製造される。すなわち、この電子部品実装用フ
ィルムキャリアテープの製造装置20(以下、単に「製
造装置20」と言う。)は、テープ送出装置22と、パ
ンチングユニット24と、テープ移送装置26と、テー
プ巻取装置28と、テープ張力調整装置(図示せず)、
テープの移送とパンチングとテープ送出と巻取等を制御
する制御装置30とから構成されている。
【0033】テープ送出装置22には、リールに巻装さ
れたフィルムキャリアテープ10が送り出され、案内ロ
ーラ21を介して、パンチングユニット24に送られる
ようになっている。この場合、移送装置26は、摩擦ロ
ーラ25と、この摩擦ローラ25と対峙して配置された
従動ローラ27とを備えており、これらの摩擦ローラ2
5と従動ローラ27との間で、フィルムキャリアテープ
10が挟持され、駆動手段29によって、摩擦ローラ2
5が駆動され、これらのローラ25、27に周接して、
フィルムキャリアテープ10が所定の移送距離(ピッ
チ)で搬送されるようになっている。なお、駆動手段2
9としては、サーボモータ等を用いるのが好ましく、こ
れによって、フィルムキャリアテープ10の移送距離を
予め設定しておくことができる。
【0034】この場合、移送装置26として、ローラで
挟持する方式を用いたが、図示しないが、二つの挟持板
部材の間で、フィルムキャリアテープ10を挟持した状
態で挟持部材が搬送方向に移動する、いわゆるチャック
形式のものを用いることも勿論可能である。また、パン
チングユニット24は、第一パンチング金型24aと、
第二パンチング金型24bの3種類の金型が、テープの
長手方向に直列に配置されている。
【0035】ところで、フィルムキャリアテープ10
は、図1に示したように、製造すべき電子部品実装用フ
ィルムキャリアテープの幅W1よりも広い幅W2のフィ
ルムキャリアテープ10となっている。この場合、W2
として、例えば、70mm、48mm、これらに対応して
それぞれ、W1として、48mm、35mmとすること
ができるが、これらに限定されるものではない。
【0036】そして、この第一パンチング金型24aで
は、搬送用または位置固定用スプロケット孔16a、1
6bよりも内側で、製造すべき電子部品実装用フィルム
キャリアテープの両側の側縁部10c、10dに対応し
た位置に、長手方向に所定のピッチで離間した複数のス
プロケット孔18a、18bが穿設されるようになって
いる。
【0037】この場合、スプロケット孔18a、18b
は、第一パンチング金型24aの一回のパンチングで穿
設することも、複数回のパンチング、例えば、2回のパ
ンチングで穿設するようにすることも可能である。そし
て、第二パンチング金型24bによって、図1に示した
ように、スプロケット孔18a、18bと搬送用または
位置固定用スプロケット孔16a、16bとの間で、製
造すべき電子部品実装用フィルムキャリアテープの幅位
置S1に、長手方向に所定のピッチで離間した複数の切
断用スリット11a、11bが穿設されるようになって
いる。
【0038】この後、第三パンチング金型24cによっ
て、図1の破線13a、13bで示したように切断用ス
リット11a、11bの間を切断する。これによって、
フィルムキャリアテープ10は、電子部品実装用フィル
ムキャリアテープ本体15と、その両側縁で切断用スリ
ット11a、11bで切断された不要部分17a、17
bとに分断されることになる。
【0039】そして、このように、パンチングユニット
24において、搬送用または位置固定用スプロケット孔
16a、16bとスプロケット孔18a、18bが穿設
され、切断用スリット11a、11bで切断された電子
部品実装用フィルムキャリアテープ本体15は、テープ
巻取装置28のリールに巻き取られるようになってい
る。
【0040】なお、この場合、図示しないが、不要部分
17a、17bは、そのまま、回収箱に回収してもよい
が、別途、テープ巻き取り装置で巻き取ってもよい。ま
た、この実施例では、パンチングユニット24は、第一
パンチング金型24aと、第二パンチング金型24b
と、第三パンチング金型24cの3種類の金型を用いた
が、一つのパンチング金型で、上記のスプロケット孔1
8a、18bの穿設、切断用スリット11a、11bの
形成、および切断の一連のパンチング動作を一つの金型
で行うこともできる。また、例えば、スプロケット孔1
8a、18bの穿設、切断用スリット11a、11bの
形成を一つの金型で、切断用スリット11a、11bの
切断のみを別の金型で行うなど、これらを組み合わせて
行うこともできる。
【0041】図4は、本発明の電子部品実装用フィルム
キャリアテープの製造装置の第2の実施例を示す概略
図、図5は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリア
テープの製造方法の第2の実施例を説明する第二パンチ
ング金型上の電子部品実装用フィルムキャリアテープの
平面図、図6は、図5の第二パンチング金型の概略側面
図である。
【0042】図4の電子部品実装用フィルムキャリアテ
ープの製造装置は、図3に示した製造装置20と基本的
には、同じ構成であるので、同じ構成部材には同じ参照
番号を付してその詳細な説明は省略する。図3に示した
製造装置20パンチングユニット24では、第一パンチ
ング金型24aと、第二パンチング金型24bと、第三
パンチング金型24cの3種類の金型を用いたが、この
製造装置20では、第一パンチング金型24aと、第二
パンチング金型40の2種類の金型を用いている。
【0043】この第一パンチング金型24aでは、図3
の第1の実施例と同様に、搬送用または位置固定用スプ
ロケット孔16a、16bが穿設されるとともに、所定
のパターニングが終了したフィルムキャリアテープ10
を用いて、スプロケット孔18a、18bの穿設が行わ
れる。図5および図6に示したように、第二パンチング
金型40は、一対の上金型41と下金型42から構成さ
れており、図示しない駆動機構によって、上金型41と
下金型42とが相互に接近離反できるようになってい
る。
【0044】そして、下金型42には、フィルムキャリ
アテープ10の搬送方向Aに沿って、フィルムキャリア
テープ10に穿設された搬送用または位置固定用スプロ
ケット孔16a、16bと係合する搬送用または位置固
定用スプロケット孔係合用のガイドピン44a、44b
が上方に突設されている。また、ガイドピン44a、4
4bの内側に、フィルムキャリアテープ10に穿設され
たスプロケット孔18a、18bと係合するスプロケッ
ト孔係合用のガイドピン46a、46bが上方に突設さ
れている。
【0045】一方、上金型41には、フィルムキャリア
テープ10の側縁部10e、10fを押さえる4つの材
料ガイドピン43a、43bがそれぞれ、一定間隔離間
して下方に突設されている。なお、図5に示したよう
に、これらの材料ガイドピン43a、43bは、搬送用
または位置固定用スプロケット孔係合用のガイドピン4
4a、44bが形成されていない部分に対応する箇所に
形成されている。
【0046】また、これらの材料ガイドピン43a、4
3bは、図5に示したような円柱形状に限定されるもの
ではなく、例えば、矩形状など種々の形状とすることが
できる。また、材料ガイドピン43a、43bの数、間
隔、寸法も特に限定されるものではないが、電子部品実
装部と接触して電子部品実装部を傷付けない寸法とする
のが望ましい。例えば、円柱形状の場合には、その直径
を、3〜10mm、好ましくは、4〜8mmとするのが
望ましい。
【0047】また、上金型41には、これらの材料ガイ
ドピン43a、43bの下流側に、打ち抜きパンチ部材
45a、45bが形成されているとともに、下金型42
には、これらの打ち抜きパンチ部材45a、45bが嵌
入する打ち抜き係合孔47a、47bがそれぞれ対応す
る位置に形成されている。この場合、打ち抜きパンチ部
材45a、45bと打ち抜き係合孔47a、47bは、
図5に示したように、製造すべき電子部品実装用フィル
ムキャリアテープの幅W1よりも外側部を、矩形状の打
ち抜き部分17c、17dにて、全て打ち抜き切除する
ように構成されている。
【0048】この打ち抜き部分17c、17dの長さN
としては、特に限定されるものではないが、位置合わせ
のしやすさ、金型コストおよび生産性などを考慮して、
19〜76mm、好ましくは、28〜48mm、さらに
好ましくは、28.5mm〜47.5mmとするのが望
ましい。また、下金型42には、これらの打ち抜き係合
孔47a、47bの下流側に、フィルムキャリアテープ
10に穿設されたスプロケット孔18a、18bと係合
するスプロケット孔係合用のガイドピン46c、46d
が上方に突設されている。
【0049】一方、上金型41には、これらの打ち抜き
パンチ部材45a、45bの下流側には、製造すべき電
子部品実装用フィルムキャリアテープの幅W1よりも外
側部が矩形状の打ち抜き部分17c、17dにて全て打
ち抜き切除された電子部品実装用フィルムキャリアテー
プ本体15の側縁部15a、15bを押さえる2つの材
料ガイドピン43c、43dが、それぞれ、一定間隔離
間して下方に突設されている。図5に示したように、こ
れらの材料ガイドピン43c、43dは、スプロケット
孔係合用のガイドピン46c、46dが形成されていな
い部分に対応する箇所に形成されている。なお、これら
の材料ガイドピン43c、43dは、上記の材料ガイド
ピン43a、43bと同様な形状、寸法などとすればよ
い。
【0050】このような構成の第二パンチング金型40
では、図6の一点鎖線で示したように、上金型41と下
金型42とが相互に接近した状態で、ガイドピン44
a、44bが搬送用または位置固定用スプロケット孔1
6a、16bと係合し、ガイドピン46a、46bがス
プロケット孔18a、18bと係合し、材料ガイドピン
43a、43bがフィルムキャリアテープ10の側縁部
10e、10fを押さえつけるとともに、ガイドピン4
6c、46dがスプロケット孔18a、18bと係合
し、さらに、材料ガイドピン43c、43dが電子部品
実装用フィルムキャリアテープ本体15の側縁部15
a、15bを押さえつける。
【0051】これと同時に、上金型41に設けられた打
ち抜きパンチ部材45a、45bが、下金型42に設け
られた打ち抜き係合孔47a、47bに嵌入する。これ
によって、図5に示したように、製造すべき電子部品実
装用フィルムキャリアテープの幅W1よりも外側部が、
矩形状の打ち抜き部分17c、17dにて、正確にバリ
が発生しないで、全て打ち抜き切除することができる。
【0052】この場合、打ち抜かれた打ち抜き部分17
c、17dは、別途図示しない真空源などの負圧の作用
によって、打ち抜き係合孔47a、47bから排出され
るようになっている。そして、このように、パンチング
ユニット24において、スプロケット孔18a、18b
が穿設され、製造すべき電子部品実装用フィルムキャリ
アテープの幅W1よりも外側部が、矩形状の打ち抜き部
分17c、17dにて全て打ち抜き切除された電子部品
実装用フィルムキャリアテープ本体15は、テープ巻取
装置28のリールに巻き取られるようになっている。
【0053】このような第2の実施例の電子部品実装用
フィルムキャリアテープの製造方法、装置によれば、製
造すべき電子部品実装用フィルムキャリアテープの幅よ
りも外側部を、打ち抜き部分17c、17dにて全て打
ち抜き切除するので、製造すべき電子部品実装用フィル
ムキャリアテープの幅よりも外側部を、巻き取るなどの
必要もなく、装置類の邪魔にならず、そのまま廃棄する
ことができるので、作業効率が向上する。
【0054】なお、この実施例では、パンチングユニッ
ト24は、第一パンチング金型24aと、第二パンチン
グ金型40との2種類の金型を用いたが、一つのパンチ
ング金型で、上記のスプロケット孔18a、18bの穿
設、矩形状の打ち抜き部分17c、17dの打ち抜きの
一連のパンチング動作を一つの金型で行うこともでき
る。
【0055】以上、本発明の好ましい実施の態様を説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発
明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基材絶縁フィルム層の一方の表面または両面の表面に導
電性金属層が形成されたフィルムキャリアテープであっ
て、製造すべき電子部品実装用フィルムキャリアテープ
の幅よりも広い幅のフィルムキャリアテープを用いて、
製造すべき電子部品実装用フィルムキャリアテープの幅
位置に離間した複数の切断用スリットを形成して、切断
用スリットの間を切断するだけで、その幅全体にわたっ
て、導電金属層が形成され、両側の側縁部に形成された
スプロケット孔近傍の機械的強度が補強された電子部品
実装用フィルムキャリアテープを提供できる。
【0057】また、本発明によれば、切断用スリットの
間を切断するだけで、その幅全体にわたって、導電金属
層が形成され、両側の側縁部に形成されたスプロケット
孔近傍の機械的強度が補強された電子部品実装用フィル
ムキャリアテープを提供できる。さらに、本発明によれ
ば、基材絶縁フィルム層の一方の表面または両面の表面
に導電性金属層が形成されたフィルムキャリアテープで
あって、製造すべき電子部品実装用フィルムキャリアテ
ープの幅よりも広い幅のフィルムキャリアテープを用い
て、製造すべき電子部品実装用フィルムキャリアテープ
の幅よりも外側部を打ち抜き切除するだけで、その幅全
体にわたって、導電金属層が形成され、両側の側縁部に
形成されたスプロケット孔近傍の機械的強度が補強され
た電子部品実装用フィルムキャリアテープを提供でき
る。
【0058】しかも、製造すべき電子部品実装用フィル
ムキャリアテープの幅よりも外側部を打ち抜き切除する
ので、製造すべき電子部品実装用フィルムキャリアテー
プの幅よりも外側部を、巻き取るなどの必要もなく、装
置類の邪魔にならず、そのまま廃棄することができるの
で、その作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の電子部品実装用フィルムキャ
リアテープの製造方法の第1の実施例を説明する電子部
品実装用フィルムキャリアテープの平面図である。
【図2】図2は、図1のIII−III線での断面図で
ある。
【図3】図3は、本発明の電子部品実装用フィルムキャ
リアテープの製造装置の第1の実施例を示す概略図であ
る。
【図4】図4は、本発明の電子部品実装用フィルムキャ
リアテープの製造装置の第2の実施例を示す概略図であ
る。
【図5】図5は、本発明の電子部品実装用フィルムキャ
リアテープの製造方法の第2の実施例を説明する第二パ
ンチング金型上の電子部品実装用フィルムキャリアテー
プの平面図である。
【図6】図6は、図5の第二パンチング金型の概略側面
図である。
【符号の説明】
10 フィルムキャリアテープ 10a、10b 側縁部 10c、10d 側縁部 11a、11b 切断用スリット 12 基材絶縁フィルム層 14 導電性金属層 15a、15b 側縁部 15 電子部品実装用フィルムキャリアテープ本体 16a、16b 搬送用または位置固定用スプロケット
孔 17a、17b 不要部分 17c、17d 打ち抜き部分 18a、18b スプロケット孔 20 製造装置 21 案内ローラ 22 テープ送出装置 24 パンチングユニット 24a 第一パンチング金型 24b 第二パンチング金型 24c 第三パンチング金型 25 摩擦ローラ 26 テープ移送装置 27 従動ローラ 28 テープ巻取装置 29 駆動手段 30 制御装置 40 第二パンチング金型 41 上金型 42 下金型 43a、43b 材料ガイドピン 43c、43d 材料ガイドピン 44a、44b ガイドピン 45a、45b 打ち抜きパンチ部材 46a、46b ガイドピン 46c、44d 材料ガイドピン 47a、47b 打ち抜き係合孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムキャリアテープの両側の側縁部
    に、長手方向に所定のピッチで離間して形成された複数
    のスプロケット孔と、 前記フィルムキャリアテープのスプロケット孔に挟まれ
    た部分に、長手方向に配置された複数の電子部品実装部
    と、を備えた電子部品実装用フィルムキャリアテープを
    製造するための方法であって、 基材絶縁フィルム層の一方の表面または両面の表面に導
    電性金属層が形成されたフィルムキャリアテープであっ
    て、前記製造すべき電子部品実装用フィルムキャリアテ
    ープの幅よりも広い幅のフィルムキャリアテープに、そ
    の両側の側縁部に長手方向に所定のピッチで離間した複
    数の搬送用または位置固定用スプロケット孔を穿設し、 前記搬送用または位置固定用スプロケット孔よりも内側
    で、前記製造すべき電子部品実装用フィルムキャリアテ
    ープの両側の側縁部に対応した位置に、長手方向に所定
    のピッチで離間した複数のスプロケット孔を穿設し、 前記スプロケット孔と搬送用または位置固定用スプロケ
    ット孔との間で、前記製造すべき電子部品実装用フィル
    ムキャリアテープの幅位置に、長手方向に所定のピッチ
    で離間した複数の切断用スリットを形成し、 前記切断用スリットの間を切断することを特徴とする電
    子部品実装用フィルムキャリアテープの製造方法。
  2. 【請求項2】 フィルムキャリアテープの両側の側縁部
    に、長手方向に所定のピッチで離間して形成された複数
    のスプロケット孔と、 前記フィルムキャリアテープのスプロケット孔に挟まれ
    た部分に、長手方向に配置された複数の電子部品実装部
    と、 を備えた電子部品実装用フィルムキャリアテープを製造
    するための製造装置であって、 基材絶縁フィルム層の一方の表面または両面の表面に導
    電性金属層が形成されるとともに、前記製造すべき電子
    部品実装用フィルムキャリアテープの幅よりも広い幅の
    フィルムキャリアテープに、その両側の側縁部に長手方
    向に所定のピッチで離間した複数の搬送用または位置固
    定用スプロケット孔が穿設されたフィルムキャリアーテ
    ープを用いて、 前記搬送用または位置固定用スプロケット孔よりも内側
    で、前記製造すべき電子部品実装用フィルムキャリアテ
    ープの両側の側縁部に対応した位置に、長手方向に所定
    のピッチで離間した複数のスプロケット孔を穿設するス
    プロケット孔穿設部と、 前記スプロケット孔と搬送用または位置固定用スプロケ
    ット孔との間で、前記製造すべき電子部品実装用フィル
    ムキャリアテープの幅位置に、長手方向に所定のピッチ
    で離間した複数の切断用スリットを形成する切断用スリ
    ット形成部と、 前記切断用スリットの間を切断するスリット切断部とを
    備えることを特徴とする電子部品実装用フィルムキャリ
    アテープの製造装置。
  3. 【請求項3】 フィルムキャリアテープの両側の側縁部
    に、長手方向に所定のピッチで離間して形成された複数
    のスプロケット孔と、 前記フィルムキャリアテープのスプロケット孔に挟まれ
    た部分に、長手方向に配置された複数の電子部品実装部
    と、を備えた電子部品実装用フィルムキャリアテープを
    製造するための方法であって、 基材絶縁フィルム層の一方の表面または両面の表面に導
    電性金属層が形成されたフィルムキャリアテープであっ
    て、前記製造すべき電子部品実装用フィルムキャリアテ
    ープの幅よりも広い幅のフィルムキャリアテープに、そ
    の両側の側縁部に長手方向に所定のピッチで離間した複
    数の搬送用または位置固定用スプロケット孔を穿設し、 前記搬送用または位置固定用スプロケット孔よりも内側
    で、前記製造すべき電子部品実装用フィルムキャリアテ
    ープの両側の側縁部に対応した位置に、長手方向に所定
    のピッチで離間した複数のスプロケット孔を穿設し、 前記製造すべき電子部品実装用フィルムキャリアテープ
    の幅よりも外側部を打ち抜き切除することを特徴とする
    電子部品実装用フィルムキャリアテープの製造方法。
  4. 【請求項4】 フィルムキャリアテープの両側の側縁部
    に、長手方向に所定のピッチで離間して形成された複数
    のスプロケット孔と、 前記フィルムキャリアテープのスプロケット孔に挟まれ
    た部分に、長手方向に配置された複数の電子部品実装部
    と、を備えた電子部品実装用フィルムキャリアテープを
    製造するための製造装置であって、 基材絶縁フィルム層の一方の表面または両面の表面に導
    電性金属層が形成されるとともに、前記製造すべき電子
    部品実装用フィルムキャリアテープの幅よりも広い幅の
    フィルムキャリアテープに、その両側の側縁部に長手方
    向に所定のピッチで離間した複数の搬送用または位置固
    定用スプロケット孔が穿設されたフィルムキャリアーテ
    ープを用いて、 前記搬送用または位置固定用スプロケット孔よりも内側
    で、前記製造すべき電子部品実装用フィルムキャリアテ
    ープの両側の側縁部に対応した位置に、長手方向に所定
    のピッチで離間した複数のスプロケット孔を穿設するス
    プロケット孔穿設部と、 前記製造すべき電子部品実装用フィルムキャリアテープ
    の幅よりも外側部を打ち抜き切除する打ち抜き部とを備
    えることを特徴とする電子部品実装用フィルムキャリア
    テープの製造装置。
  5. 【請求項5】 フィルムキャリアテープの両側の側縁部
    に、長手方向に所定のピッチで離間して形成された複数
    のスプロケット孔と、 前記フィルムキャリアテープのスプロケット孔に挟まれ
    た部分に、長手方向に配置された複数の電子部品実装部
    と、を備えた電子部品実装用フィルムキャリアテープを
    製造するための製造金型であって、 基材絶縁フィルム層の一方の表面または両面の表面に導
    電性金属層が形成されたフィルムキャリアテープであっ
    て、前記製造すべき電子部品実装用フィルムキャリアテ
    ープの幅よりも広い幅を有するフィルムキャリアテープ
    を、前記製造すべき電子部品実装用フィルムキャリアテ
    ープの幅よりも外側部を打ち抜き切除する打ち抜き部を
    備えることを特徴とする電子部品実装用フィルムキャリ
    アテープを製造するための製造金型。
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