JP2002261045A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2002261045A
JP2002261045A JP2001053484A JP2001053484A JP2002261045A JP 2002261045 A JP2002261045 A JP 2002261045A JP 2001053484 A JP2001053484 A JP 2001053484A JP 2001053484 A JP2001053484 A JP 2001053484A JP 2002261045 A JP2002261045 A JP 2002261045A
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Japan
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tungsten
cobalt
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cobalt silicide
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JP2001053484A
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Toshiaki Tsutsumi
聡明 堤
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サリサイド技術で形成するコバルトシリサイ
ド層において、高温熱処理により表面に凝集が生じるの
を防止して、配線抵抗の上昇を抑制する。 【解決手段】 シリコン基板1上にコバルト膜12aを
形成して第1の熱処理によりコバルトシリサイド層12
を形成した後、未反応のコバルト膜12aを除去し、全
面にタングステン膜14とその上にチタン窒化膜15を
形成して第2の熱処理を施し、表面の酸化を防止しつ
つ、タングステンを下層のコバルトシリサイド層12に
拡散してタングステン含有コバルトシリサイド層11を
形成し、その後、未反応のチタン窒化膜15及びタング
ステン膜14を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置及び
その製造方法に関し、特にサリサイド法を用いて形成さ
れた金属シリサイドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】LSIの微細化、高集積化に伴い、配線
についても、安定して低抵抗な微細配線の形成が必要と
なっている。トランジスタにおいてポリシリコンで形成
されたゲート電極やシリコン基板の拡散層では、表面領
域に金属シリサイド層を形成して低抵抗化を図ってい
る。この金属シリサイド層は、高融点金属膜を用いたシ
リサイド層をシリコン領域表面にのみ自己整合的に形成
するサリサイド技術により形成される。このサリサイド
技術には、近年、微細配線で低抵抗化が実現できるコバ
ルトシリサイド層が用いられている。
【0003】図11はサリサイド技術を用いた従来の半
導体装置の構造を示す断面図である。図において、1は
シリコン単結晶からなる半導体基板(以下、基板1と称
す)、2は素子分離のための分離酸化膜、3は基板1上
に形成されたゲート酸化膜、4は基板1上にゲート酸化
膜3を介して形成されたゲート電極、5はゲート電極4
の両側に形成されたソース・ドレイン領域となる不純物
拡散層、6はゲート電極4側壁に形成されたサイドウォ
ール、7はゲート電極4及び不純物拡散層5の表面に形
成されたコバルトシリサイド層である。
【0004】このように構成される半導体装置の製造方
法を図12〜図16に基づいて以下に示す。まず、基板
1にリソグラフィ技術及びエッチング技術によりトレン
チ2aを例えば200〜400nmの深さに形成する。
次に、例えば酸素、あるいは酸素と水素との混合ガスで
900〜1000℃程度にて熱酸化膜を約10nm程度
の厚さに形成し、続いて、P−CVD法によりシリコン
酸化膜を500〜800nmの厚さで形成してトレンチ
2aを埋め込む。次に、CMP法により平坦化してトレ
ンチ2a内のみにシリコン酸化膜を残存させてトレンチ
型の分離酸化膜2を形成する(図12)。次に、基板1
上の全面に、ゲート酸化膜3を熱酸化法またはCVD法
により形成する。次にゲート酸化膜3上の全面に、ポリ
シリコン、アモルファスシリコンあるいはゲルマニウム
を含有したシリコンから成る導電性シリコン膜を形成
し、この導電性シリコン膜をリソグラフィ技術及びエッ
チング技術を用いてパターニングしてゲート電極4を形
成する(図13)。
【0005】次に、イオン注入法により、基板1上から
As、P、B等の不純物イオンを、例えば1E13〜1
E14/cmの注入エネルギーにて注入して第1の不
純物拡散層5aを形成する。次に、全面にシリコン酸化
膜、シリコン窒化膜あるいはこれらの積層膜から成る絶
縁膜を、CVD法により50〜100nmの膜厚で形成
し、この絶縁膜を異方性エッチングによりゲート電極4
側壁にのみ残存させてサイドウォール6を形成する。こ
の後、再度イオン注入法により、基板1上からAs、
P、B等の不純物イオンを、例えば1E15〜1E16
/cmの注入エネルギーにて注入して第2の不純物拡
散層5bを形成し、第1,第2の不純物拡散層5a,5
bから成るソース・ドレイン領域5を形成する(図1
4)。
【0006】次に、基板1のシリコン表面の自然酸化膜
を、フッ化水素酸によるウェット処理、フッ素を含むガ
スのプラズマエッチ、あるいはスパッタエッチ等により
除去する。次に、全面に例えば、高純度Coターゲット
を用いたマグネトロンDCスパッタ法によりコバルト膜
8を5〜15nmの膜厚で形成し、その上の全面に高純
度チタンターゲットを用いた反応性スパッタ法によりチ
タン窒化膜9を10〜20nmの膜厚で形成する。この
チタン窒化膜9は、後工程のシリサイド工程の際、コバ
ルト膜8表面が大気により酸化されるのを防止するもの
である(図15)。次に、例えば窒素、Ar等の不活性
ガス雰囲気、あるいは真空中にて400〜550℃、3
0〜120秒の熱処理を施して、シリコン領域(ゲート
電極4及び不純物拡散層5)上のコバルト膜8を下地の
シリコンと反応させてコバルトシリサイド層7a(Co
Si及びCoSi)を形成する。次に、例えば硫酸と
過酸化水素水との混合液等の薬液処理により、未反応の
コバルト膜8及びチタン窒化膜9を除去し(図16)、
さらに高温の熱処理を施してCoSiから成るコバル
トシリサイド層7を形成する(図11参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体装置は以
上のように構成され、コバルトシリサイド層7をサリサ
イド技術により形成して、ゲート電極4及び不純物拡散
層5の低抵抗化を図ってきた。しかしながら、図17の
平面図に示すように、ゲート電極4等の細線部における
コバルトシリサイド層7では、高温熱処理によって、表
面に凝集10を生じ、この凝集10により、100nm
レベルの超微細寸法のゲート電極4では、配線抵抗が上
昇してしまうという問題点があった。
【0008】この発明は、上記のような問題点を解消す
るために成されたものであって、サリサイド技術により
導電性シリコン上に形成される金属シリサイド膜におけ
る、高温熱処理による凝集の発生を防止して、安定して
低抵抗な微細配線を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の半導体装置は、半導体基板上のシリコン領域表面にタ
ングステンを含有するコバルトシリサイド層を形成した
ものである。
【0010】この発明の請求項2記載の半導体装置は、
請求項1において、コバルトシリサイド層におけるタン
グステンの含有量は、上記コバルトシリサイド層の表面
に向かって増大するものである。
【0011】この発明の請求項3記載の半導体装置は、
請求項1または2において、タングステンを含有するコ
バルトシリサイド層は、導電性シリコン膜から成るゲー
ト電極と該ゲート電極の両側の拡散層との一方あるいは
双方の表面に形成したものである。
【0012】この発明の請求項4記載の半導体装置の製
造方法は、表面の一部にシリコン領域を有する半導体基
板上の全面に、コバルト膜を成膜し、第1の熱処理を施
して上記シリコン領域表面にのみ、サリサイド法により
コバルトシリサイド層を形成する第1の工程と、未反応
の上記コバルト膜を除去する第2の工程と、全面にタン
グステン膜を成膜し、第2の熱処理を施してタングステ
ンを上記コバルトシリサイド層に含有させる第3の工程
と、未反応の上記タングステン膜を除去する第4の工程
と、を備えたものである。
【0013】この発明の請求項5記載の半導体装置の製
造方法は、表面の一部にシリコン領域を有する半導体基
板上の全面に、コバルト膜とタングステン膜とを順次成
膜し、コバルトのシリサイド化温度より高くかつタング
ステンのシリサイド化温度より低い温度で熱処理を施し
て、上記半導体基板上のシリコン領域表面にのみ、サリ
サイド法によりタングステンを含有するコバルトシリサ
イド層を形成する第1の工程と、未反応の上記コバルト
膜及び上記タングステン膜を除去する第2の工程と、を
備えたものである。
【0014】この発明の請求項6記載の半導体装置の製
造方法は、請求項4または5において、成膜時のタング
ステン膜は窒素を含有したものである。
【0015】この発明の請求項7記載の半導体装置の製
造方法は、請求項4または5において、タングステン膜
を成膜した後、該タングステン膜上に金属窒化膜を形成
して熱処理を施すものである。
【0016】この発明の請求項8記載の半導体装置の製
造方法は、表面の一部にシリコン領域を有する半導体基
板上の全面に、コバルト膜を成膜し、第1の熱処理を施
して上記シリコン領域表面にのみ、サリサイド法により
コバルトシリサイド層を形成する第1の工程と、未反応
の上記コバルト膜を除去する第2の工程と、イオン化し
たタングステンを、イオン注入法、プラズマドーピング
法により上記コバルトシリサイド層に含有させる第3の
工程と、を備えたものである。
【0017】この発明の請求項9記載の半導体装置の製
造方法は、表面の一部にシリコン領域を有する半導体基
板上の全面に、コバルト膜を成膜し、第1の熱処理を施
して上記シリコン領域表面にのみ、サリサイド法により
コバルトシリサイド層を形成する第1の工程と、未反応
の上記コバルト膜を除去する第2の工程と、全面にタン
グステン膜をイオン化スパッタ法により成膜してイオン
化したタングステンを上記コバルトシリサイド層に含有
させる第3の工程と、上記タングステン膜を除去する第
4の工程と、を備えたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態を図について説明する。図1はこの発明の実
施の形態1による半導体装置の構造を示す断面図であ
る。図において、1はシリコン単結晶からなる半導体基
板、2は素子分離のための分離酸化膜、3は基板1上に
形成されたゲート酸化膜、4は基板1上にゲート酸化膜
3を介して形成されたシリコン領域としてのゲート電
極、5はゲート電極4の両側に形成されたシリコン領域
としての不純物拡散層、6はゲート電極4側壁に形成さ
れたサイドウォール、11はゲート電極4及び拡散層5
の表面に形成された、タングステンを含有するコバルト
シリサイド層である。
【0019】このように構成される半導体装置の製造方
法を図2〜図5に基づいて以下に示す。まず、基板1に
リソグラフィ技術及びエッチング技術によりトレンチ2
aを例えば200〜400nmの深さに形成する。次
に、例えば酸素、あるいは酸素と水素との混合ガスで9
00〜1000℃程度にて熱酸化膜を約10nm程度の
厚さに形成し、続いて、P−CVD法によりシリコン酸
化膜を500〜800nmの厚さで形成してトレンチ2
aを埋め込む。次に、CMP法により平坦化してトレン
チ2a内のみにシリコン酸化膜を残存させてトレンチ型
の分離酸化膜2を形成する。次に、基板1上の全面に、
ゲート酸化膜3を熱酸化法またはCVD法により形成す
る。次にゲート酸化膜3上の全面に、ポリシリコン、ア
モルファスシリコンあるいはゲルマニウムを含有したシ
リコンから成る導電性シリコン膜を形成し、この導電性
シリコン膜をリソグラフィ技術及びエッチング技術を用
いてパターニングしてゲート電極4を形成する。次に、
イオン注入法により、基板1上からAs、P、B等の不
純物イオンを、例えば1E13〜1E14/cmの注
入エネルギーにて注入して第1の不純物拡散層5aを形
成する。次に、全面にシリコン酸化膜、シリコン窒化膜
あるいはこれらの積層膜から成る絶縁膜を、CVD法に
より50〜100nmの膜厚で形成し、この絶縁膜を異
方性エッチングによりゲート電極4側壁にのみ残存させ
てサイドウォール6を形成する。この後、再度イオン注
入法により、基板1上からAs、P、B等の不純物イオ
ンを、例えば1E15〜1E16/cmの注入エネル
ギーにて注入して第2の不純物拡散層5bを形成し、第
1,第2の不純物拡散層5a,5bから成るソース・ド
レイン領域5を形成する(図2)。
【0020】次に、基板1のシリコン表面の自然酸化膜
を、フッ化水素酸によるウェット処理、フッ素を含むガ
スのプラズマエッチ、あるいはスパッタエッチ等により
除去する。次に、全面に例えば、高純度Coターゲット
を用いたマグネトロンDCスパッタ法によりコバルト膜
12aを5〜15nmの膜厚で形成し、その上の全面に
高純度チタンターゲットを用いた反応性スパッタ法によ
りチタン窒化膜13を10〜20nmの膜厚で形成す
る。このチタン窒化膜13は、後工程のシリサイド工程
の際、コバルト膜12a表面が大気により酸化されるの
を防止するものである(図3)。次に、ランプ等を用い
たラピッドサーマルアニール法による熱処理を施して、
シリコン領域(ゲート電極4及び不純物拡散層5)上の
コバルト膜12aを下地のシリコンと反応させてコバル
トシリサイド層12、例えばCoSi、CoSiを形
成する。次に、例えば硫酸と過酸化水素水との混合液等
の薬液処理により、未反応のコバルト膜12a及びチタ
ン窒化膜13を除去する(図4)。
【0021】次に、全面にタングステン膜14を例え
ば、スパッタ法により10〜50nmの膜厚で形成し、
その上の全面に金属窒化膜としてのチタン窒化膜15を
10〜50nmの膜厚で形成する。このチタン窒化膜1
5は、タングステン膜14を形成後、大気に晒すことな
く連続して形成し、後工程のシリサイド工程の際、タン
グステン膜14表面が大気により酸化されるのを防止す
るものであり、TiN(チタン窒化膜)の他、WN、T
aN、ReN、MoN等が用いられる(図5)。次に、
例えば窒素、Ar等の不活性ガス雰囲気、あるいは真空
中にて500〜750℃、5〜60秒の熱処理を施し
て、タングステン膜14から下地のコバルトシリサイド
層12にタングステンを拡散させ、タングステンを含有
したCoSi(タングステン含有コバルトシリサイド
層11)を形成する。次に、例えば硫酸と過酸化水素水
との混合液等の薬液処理により、未反応のタングステン
膜14及びチタン窒化膜15を除去する(図1参照)。
【0022】この実施の形態では、サリサイド技術によ
り、まずコバルトシリサイド層12を形成し、さらにこ
のコバルトシリサイド層12にタングステンを熱処理に
より含有させ、2種の金属膜とシリコンとの化合物であ
るタングステン含有コバルトシリサイド層11を形成す
る。このように、シリサイド化反応温度が異なる2種の
金属膜のシリサイド工程を別々に行うため、タングステ
ンの含有量が制御できる。又、この時、タングステン含
有コバルトシリサイド層11に含有されるタングステン
は、表面から拡散され、そのタングステン濃度は、表面
で高濃度になるよう深さ方向に勾配を持たせる。これに
より、抵抗を効果的にコントロールすることができる。
このタングステンを含有させる工程は、高温熱処理によ
るCoSi形成と同時に行われ、これにより、CoS
形成時、あるいはそれ以降の半導体装置の製造工程
での熱処理時に、タングステン含有コバルトシリサイド
層11表面に凝集10が発生するのが防止され、100
nmレベル以下の細線部においても良好な配線抵抗が得
られる。
【0023】上記のように形成されたタングステン含有
コバルトシリサイド層11(W−CoSi)のシート
抵抗を、従来技術で示したコバルトシリサイド層7(Re
ference)およびタングステンの替わりにチタンを含有
させたチタン含有コバルトシリサイド層(Ti−CoS
)を比較例として図6、図7に示す。図6は、ゲー
ト長70nmのP型ゲート電極におけるシート抵抗の累
積確率分布を示すもの、図7は、ゲート長115nmの
P型ゲート電極におけるシート抵抗の累積確率分布を示
すものである。図に示すように、ゲート長70nmの超
微細寸法のゲート電極では、従来のコバルトシリサイド
層7の抵抗分布が劣化し、ゲート長115nmの比較的
ゲート長が長いゲート電極では、超微細寸法で良好であ
ったチタン含有コバルトシリサイド層の抵抗分布が劣化
する。これに対し、タングステン含有コバルトシリサイ
ド層11では、何れのサイズのゲート長においても良好
な配線抵抗が得られることが判る。
【0024】また、コバルトシリサイドにタングステン
を含有させることによって、シリサイドと基板1のシリ
コン領域とのモフォロジ改善効果もあり、基板1の接合
破壊を防止できる。これは、タングステンにより、グレ
インバウンダリやコバルトシリサイド層12表面におけ
るシリコンの拡散をコントロールし、シリコンとコバル
トとの反応の均一性が高まるためと考えられる。
【0025】なお、上記実施の形態では、タングステン
膜14上に酸化防止用のチタン窒化膜15などの金属窒
化膜を形成したが、この金属窒化膜の形成は省略するこ
ともでき、タングステン膜14形成後、大気に晒すこと
なくアニール炉等に基板1を搬送して熱処理を施しても
良い。
【0026】実施の形態2.上記実施の形態1では、図
5に示したように、タングステン膜14とチタン窒化膜
15とを積層して形成した後、熱処理を施したが、窒素
を含有したタングステン膜を形成し、その後熱処理を施
しても良い。上記実施の形態1と同様に、コバルトシリ
サイド層12を形成して、未反応のコバルト膜12a及
びチタン窒化膜13を除去した後(図4参照)、図8に
示すように、窒素を含有するタングステン膜16(WN
:0<<1)を、高純度タングステンターゲーット
を用いArと窒素ガスを用いたスパッタ法、あるいは高
純度WF6と窒素もしくはアンモニアガスを原材料に用
いるCVD法等により、膜厚10〜30nmで形成す
る。窒素の含有量は、窒素ガスあるいはアンモニアガス
の流量を調節して制御できる。次に、例えば窒素、Ar
等の不活性ガス雰囲気、あるいは真空中にて600〜7
00℃、10〜60秒の熱処理を施して、タングステン
膜16から下地のコバルトシリサイド層12にタングス
テンを拡散させ、タングステンを含有したCoSi
(タングステン含有コバルトシリサイド層11)を形
成する。次に、未反応のタングステン膜16を除去する
(図1参照)。
【0027】この実施の形態においても上記実施の形態
1と同様のタングステン含有コバルトシリサイド層11
を形成でき、凝集による抵抗上昇が防止できる。またこ
の実施の形態では、窒素含有タングステン膜16の膜中
からコバルトシリサイド層12にタングステンが拡散す
るが、窒素含有タングステン膜16においては、タング
ステンが減少することで窒素濃度が上昇して窒化反応が
進行する。続いて熱処理により、窒素含有タングステン
膜16からコバルトシリサイド層12にタングステンが
さらに拡散するため、窒素含有タングステン膜16の窒
化は一層進む。このように反応が進行するに従い、タン
グステンのコバルトシリサイドへの拡散が制限され、こ
れにより反応の制御が容易になる。また、コバルトシリ
サイドから窒素含有タングステン膜16にシリコンが拡
散する反応は、窒素含有タングステン膜16の窒化が進
むことにより制御される。
【0028】これにより、窒素含有タングステン膜16
において、タングステンとシリコンとの反応の進行によ
りシリコンが膜中に拡散して起こる這い上がり現象(ゲ
ート電極4のサイドウォール6に沿ってタングステンシ
リサイドが形成される)が防止でき、不純物拡散層5と
ゲート電極4との間の短絡不良が防止できる。なお、窒
素含有タングステン膜16形成後の熱処理を窒素雰囲気
で行うと、上記効果をより有効にすることができる。さ
らに、タングステンの供給作用とシリサイド工程の際に
表面が大気により酸化されるのを防止する作用の双方を
窒素含有タングステン膜16の形成により得られるた
め、工程数が削減でき、コストも低減できる。
【0029】実施の形態3.次に、この発明の実施の形
態3による半導体装置の製造方法を、図9に基づいて説
明する。上記実施の形態1と同様に、コバルトシリサイ
ド層12を形成して、未反応のコバルト膜12a及びチ
タン窒化膜13を除去した後(図4参照)、図9に示す
ように、基板1上からイオン注入法によりタングステン
イオン17を注入する。この時の注入エネルギーは、タ
ングステンイオン17がコバルトシリサイド層12の膜
中に留まる程度、例えば数Kev、注入量は例えば5E
14〜1E16とする。これにより、タングステン含有
コバルトシリサイド層11を形成することができる。こ
の実施の形態では、タングステンイオン17の注入エネ
ルギーを制御することで、コバルトシリサイド層12の
表面にタングステンを導入することができ、これにより
凝集による抵抗上昇が防止できる。また、熱処理を伴う
ことなく、タングステンをコバルトシリサイドに含有さ
せることができ、表面の酸化防止対策も必要なく、工程
数を削減でき、容易に製造できる。
【0030】なお、イオン注入法以外にも、プラズマド
ーピング法を用いてタングステンイオン17をコバルト
シリサイド層12に導入しても良く、また、イオン化ス
パッタ法により基板1にバイアス印加してタングステン
膜を形成することにより、イオン化したタングステンを
コバルトシリサイドに混入させ、その後、タングステン
膜を除去しても良い。
【0031】実施の形態4.次に、この発明の実施の形
態4による半導体装置の製造方法を、図10に基づいて
説明する。上記実施の形態1と同様に、ゲート電極4、
不純物拡散層5及びサイドウォール6を形成した後(図
2参照)、基板1のシリコン表面の自然酸化膜を除去
し、次いで、図10に示す様に、全面にコバルト膜18
を8〜15nmの膜厚で形成し、その上の全面にタング
ステン膜19を1〜2nmの膜厚で形成し、その上の全
面に金属窒化膜としてのチタン窒化膜15を10〜20
nmの膜厚で形成する。このコバルト膜18、タングス
テン膜19およびチタン窒化膜15は真空にて連続形成
を行う。また、このチタン窒化膜15は、後工程のシリ
サイド工程の際、タングステン膜19表面が大気により
酸化されるのを防止するものであり、TiN(チタン窒
化膜)の他、WN、TaN、ReN、MoN等が用いら
れる。次に、熱処理を施すが、タングステンのシリサイ
ド開始温度は約650℃であり、コバルトに比べタング
ステンはシリサイド化温度が高いため、タングステンの
シリサイド化温度より低くかつコバルトのシリサイド化
温度より高い温度、例えば400〜550℃にて行う。
これにより、コバルト膜18とシリコンとが反応して、
コバルトシリサイドを形成すると共に、タングステン膜
19からタングステンがコバルトシリサイドに拡散し、
タングステン含有コバルトシリサイド層11が形成され
る。この後、未反応のチタン窒化膜15、タングステン
膜19及びコバルト膜18を除去する(図1参照)。
【0032】この実施の形態では、タングステンのシリ
サイド化温度より低くかつコバルトのシリサイド化温度
より高い温度で熱処理を施すため、シリサイド反応の制
御が可能になる。つまり、コバルトに対して優先的にシ
リサイド反応が進むため、タングステン膜19のシリサ
イド反応によるコバルト膜18のシリサイド反応速度へ
の影響が少なくなり、所望のタングステン含有コバルト
シリサイド層11が形成される。これにより、凝集によ
る抵抗上昇が防止できる。また、この温度領域でタング
ステンのシリサイド反応が進行しないため、不必要に基
板Siの消費を防止できる。また、この場合、タングス
テン膜19は、コバルトシリサイド形成時にコバルト膜
18とシリコンとの拡散に対して影響を与えるため、コ
バルトシリサイド層11の膜厚制御は上記実施の形態1
に比べると劣るが、工程数を削減でき、容易に製造でき
るという利点がある。また、タングステン膜19の膜厚
を変えることでタングステンの含有量を調節できる。
【0033】なお、タングステン膜19上にチタン窒化
膜15を形成せず、上記実施の形態2で示したように、
タングステン膜19の代わりに窒素含有タングステン膜
を形成しても良い。また、コバルト膜18上に形成する
タングステン膜19、または窒素含有タングステン膜を
イオン化スパッタ法により形成しても良く、これにより
成膜時にタングステンの一部がコバルト膜18に侵入
し、より効率的にタングステンを含有させることができ
る。
【0034】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1記載の
半導体装置は、半導体基板上のシリコン領域表面にタン
グステンを含有するコバルトシリサイド層を形成したた
め、表面での凝集の発生が防止され、良好な配線抵抗が
得られる。
【0035】またこの発明の請求項2記載の半導体装置
は、請求項1において、コバルトシリサイド層における
タングステンの含有量は、上記コバルトシリサイド層の
表面に向かって増大するため、コバルトシリサイド層の
表面にタングステンを高濃度に含有でき、凝集の発生が
効果的に防止できる。
【0036】またこの発明の請求項3記載の半導体装置
は、請求項1または2において、タングステンを含有す
るコバルトシリサイド層は、導電性シリコン膜から成る
ゲート電極と該ゲート電極の両側の拡散層との一方ある
いは双方の表面に形成したため、ゲート電極、拡散層の
低抵抗化が図れ、信頼性の高いトランジスタが得られ
る。
【0037】またこの発明の請求項4記載の半導体装置
の製造方法は、表面の一部にシリコン領域を有する半導
体基板上の全面に、コバルト膜を成膜し、第1の熱処理
を施して上記シリコン領域表面にのみ、サリサイド法に
よりコバルトシリサイド層を形成する第1の工程と、未
反応の上記コバルト膜を除去する第2の工程と、全面に
タングステン膜を成膜し、第2の熱処理を施してタング
ステンを上記コバルトシリサイド層に含有させる第3の
工程と、未反応の上記タングステン膜を除去する第4の
工程と、を備えたため、シリコン領域表面にタングステ
ンを含有するコバルトシリサイド層を形成でき、表面で
の凝集の発生が防止され、良好な配線抵抗が得られる。
【0038】またこの発明の請求項5記載の半導体装置
の製造方法は、表面の一部にシリコン領域を有する半導
体基板上の全面に、コバルト膜とタングステン膜とを順
次成膜し、コバルトのシリサイド化温度より高くかつタ
ングステンのシリサイド化温度より低い温度で熱処理を
施して、上記半導体基板上のシリコン領域表面にのみ、
サリサイド法によりタングステンを含有するコバルトシ
リサイド層を形成する第1の工程と、未反応の上記コバ
ルト膜及び上記タングステン膜を除去する第2の工程
と、を備えたため、シリコン領域表面にタングステンを
含有するコバルトシリサイド層を少ない工程数で容易に
形成でき、表面での凝集の発生が防止され、良好な配線
抵抗が得られる。
【0039】この発明の請求項6記載の半導体装置の製
造方法は、請求項4または5において、成膜時のタング
ステン膜は窒素を含有したため、熱処理時にタングステ
ン膜表面の酸化が防止され、信頼性が向上する。
【0040】この発明の請求項7記載の半導体装置の製
造方法は、請求項4または5において、タングステン膜
を成膜した後、該タングステン膜上に金属窒化膜を形成
して熱処理を施すため、熱処理時にタングステン膜表面
の酸化が防止され、信頼性が向上する。
【0041】この発明の請求項8記載の半導体装置の製
造方法は、表面の一部にシリコン領域を有する半導体基
板上の全面に、コバルト膜を成膜し、第1の熱処理を施
して上記シリコン領域表面にのみ、サリサイド法により
コバルトシリサイド層を形成する第1の工程と、未反応
の上記コバルト膜を除去する第2の工程と、イオン化し
たタングステンを、イオン注入法、プラズマドーピング
法により上記コバルトシリサイド層に含有させる第3の
工程と、を備えたため、シリコン領域表面にタングステ
ンを含有するコバルトシリサイド層を少ない工程数で容
易に形成でき、表面での凝集の発生が防止され、良好な
配線抵抗が得られる。
【0042】この発明の請求項9記載の半導体装置の製
造方法は、表面の一部にシリコン領域を有する半導体基
板上の全面に、コバルト膜を成膜し、第1の熱処理を施
して上記シリコン領域表面にのみ、サリサイド法により
コバルトシリサイド層を形成する第1の工程と、未反応
の上記コバルト膜を除去する第2の工程と、全面にタン
グステン膜をイオン化スパッタ法により成膜してイオン
化したタングステンを上記コバルトシリサイド層に含有
させる第3の工程と、上記タングステン膜を除去する第
4の工程と、を備えたため、シリコン領域表面にタング
ステンを含有するコバルトシリサイド層を形成でき、表
面での凝集の発生が防止され、良好な配線抵抗が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による半導体装置の
構造を示す断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による半導体装置の
製造方法の一工程を示す断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による半導体装置の
製造方法の一工程を示す断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による半導体装置の
製造方法の一工程を示す断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態1による半導体装置の
製造方法の一工程を示す断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態1によるゲート電極の
シート抵抗を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態1によるゲート電極の
シート抵抗を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態2による半導体装置の
製造方法を示す断面図である。
【図9】 この発明の実施の形態3による半導体装置の
製造方法を示す断面図である。
【図10】 この発明の実施の形態4による半導体装置
の製造方法を示す断面図である。
【図11】 従来の半導体装置の構造を示す断面図であ
る。
【図12】 従来の半導体装置の製造方法の一工程を示
す断面図である。
【図13】 従来の半導体装置の製造方法の一工程を示
す断面図である。
【図14】 従来の半導体装置の製造方法の一工程を示
す断面図である。
【図15】 従来の半導体装置の製造方法の一工程を示
す断面図である。
【図16】 従来の半導体装置の製造方法の一工程を示
す断面図である。
【図17】 従来の半導体装置の問題点を説明する平面
図である。
【符号の説明】
1 半導体基板、4 シリコン領域としてのゲート電
極、5 シリコン領域としての不純物拡散層、11 タ
ングステン含有コバルトシリサイド層、12 コバルト
シリサイド層、12a コバルト膜、14 タングステ
ン膜、15 金属窒化膜としてのチタン窒化膜、16
窒素含有タングステン膜、17 タングステンイオン、
18 コバルト膜、19 タングステン膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M104 BB01 BB20 DD02 DD79 DD80 DD81 DD84 HH16 HH20 5F140 AA01 AA10 BD06 BE07 BE10 BF04 BF11 BF19 BF34 BG08 BG09 BG12 BG14 BG30 BG32 BG34 BG35 BG37 BG45 BG52 BG53 BH15 BJ09 BJ21 BK02 BK26 BK29 BK32 BK34 BK35 BK39 CB04 CE07 CF04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上のシリコン領域表面にタン
    グステンを含有するコバルトシリサイド層を形成したこ
    とを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 コバルトシリサイド層におけるタングス
    テンの含有量は、上記コバルトシリサイド層の表面に向
    かって増大するものであることを特徴とする請求項1記
    載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 タングステンを含有するコバルトシリサ
    イド層は、導電性シリコン膜から成るゲート電極と該ゲ
    ート電極の両側の拡散層との一方あるいは双方の表面に
    形成したものであることを特徴とする請求項1または2
    記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 表面の一部にシリコン領域を有する半導
    体基板上の全面に、コバルト膜を成膜し、第1の熱処理
    を施して上記シリコン領域表面にのみ、サリサイド法に
    よりコバルトシリサイド層を形成する第1の工程と、未
    反応の上記コバルト膜を除去する第2の工程と、全面に
    タングステン膜を成膜し、第2の熱処理を施してタング
    ステンを上記コバルトシリサイド層に含有させる第3の
    工程と、未反応の上記タングステン膜を除去する第4の
    工程と、を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 表面の一部にシリコン領域を有する半導
    体基板上の全面に、コバルト膜とタングステン膜とを順
    次成膜し、コバルトのシリサイド化温度より高くかつタ
    ングステンのシリサイド化温度より低い温度で熱処理を
    施して、上記半導体基板上のシリコン領域表面にのみ、
    サリサイド法によりタングステンを含有するコバルトシ
    リサイド層を形成する第1の工程と、未反応の上記コバ
    ルト膜及び上記タングステン膜を除去する第2の工程
    と、を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 成膜時のタングステン膜は窒素を含有し
    たものであることを特徴とする請求項4または5記載の
    半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 タングステン膜を成膜した後、該タング
    ステン膜上に金属窒化膜を形成して熱処理を施すことを
    特徴とする請求項4または5記載の半導体装置の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 表面の一部にシリコン領域を有する半導
    体基板上の全面に、コバルト膜を成膜し、第1の熱処理
    を施して上記シリコン領域表面にのみ、サリサイド法に
    よりコバルトシリサイド層を形成する第1の工程と、未
    反応の上記コバルト膜を除去する第2の工程と、イオン
    化したタングステンを、イオン注入法、プラズマドーピ
    ング法により上記コバルトシリサイド層に含有させる第
    3の工程と、を備えたことを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  9. 【請求項9】 表面の一部にシリコン領域を有する半導
    体基板上の全面に、コバルト膜を成膜し、第1の熱処理
    を施して上記シリコン領域表面にのみ、サリサイド法に
    よりコバルトシリサイド層を形成する第1の工程と、未
    反応の上記コバルト膜を除去する第2の工程と、全面に
    タングステン膜をイオン化スパッタ法により成膜してイ
    オン化したタングステンを上記コバルトシリサイド層に
    含有させる第3の工程と、上記タングステン膜を除去す
    る第4の工程と、を備えたことを特徴とする半導体装置
    の製造方法。
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