JP2002260465A - 電線ケーブル外装材の合成樹脂材と金属材の剥離・分離方法及び装置 - Google Patents

電線ケーブル外装材の合成樹脂材と金属材の剥離・分離方法及び装置

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JP2002260465A
JP2002260465A JP2001053418A JP2001053418A JP2002260465A JP 2002260465 A JP2002260465 A JP 2002260465A JP 2001053418 A JP2001053418 A JP 2001053418A JP 2001053418 A JP2001053418 A JP 2001053418A JP 2002260465 A JP2002260465 A JP 2002260465A
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metal
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Tadayoshi Yamaguchi
忠義 山口
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YAMAGUCHI SANGYO KK
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/82Recycling of waste of electrical or electronic equipment [WEEE]

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  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
  • Separation Of Solids By Using Liquids Or Pneumatic Power (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電線ケーブル外装材を容易・確実に合成樹脂材
と金属材とに剥離・分離し、細片化も容易にし、必要な
人手を少なくすると共に、自動的に大量処理を行うよう
にして、外装材の処理コストを大幅に低減し、リサイク
ルを容易にする。 【解決手段】電線ケーブル外装材1を、外周に環状凹・
凸条付きの少なくとも一対の加圧ローラ間に通して、偏
平状に圧縮すると共に波形状に変形させ、それを短寸に
切断した状態で、沸騰状態の剥離用湯釜10を通すこと
で、合成樹脂短片3と金属短片4とに剥離し、その後は
両者3,4を粉砕して合成樹脂細片と金属細片とに微細
化し、それを分離用沈殿槽を通して比重の差で両者を分
離し、各々を集めるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信ケーブルその
他の電線ケーブル外装材を、合成樹脂材と金属材とに剥
離・分離し、リサイクルを容易にする方法及び装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】通信ケーブルその他の電線ケーブルの外
装材には各種のものがあるが、例えば地中に埋設する電
話線ケーブルでは、絶縁と防腐食と強度を目的として、
近時はボリエチレン製の筒状板の内面に薄いアルミニウ
ム板を接着剤でラミネートした外装材が用いられている
(例えば図5・図6参照)。
【0003】電線ケーブルが例えば損傷したり耐久期間
が過ぎたりして、新しい電線ケーブルに交換する場合に
は、古い電線ケーブルは全国的にみれば毎年大量に発生
している。古い電線ケーブルの中の芯材である銅線は、
取り出して銅材としてリサイクルされているが、外装材
が上記のように合成樹脂板と金属板とが接着剤でラミネ
ートされている場合は、該外装材のリサイクルは技術面
やコスト面から容易でない。
【0004】その問題を解決すべく、例えば本件発明者
が先に、実開昭56−144621号公報に記載のよう
な「ラミネート材の剥離装置」を開発した。これは、
「若干の間隙をへだてて相対する少なくとも一対の筋付
きローラを台枠上に軸承し、この筋付きローラを積極的
に回転させる電動機と筋付きローラの加熱手段を備え、
両ローラ軸に回転速度を少し相異させる連動手段を設
け、筋付きローラの間隙にラミネート材を食込ませるこ
とを特徴とする」ものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の「ラミネー
ト材の剥離装置」では、古い電線ケーブルの外装材を長
手方向に切り開き、中の銅線を除去した後の帯状とした
長尺の外装材をローラ間に送入し、金属板側に加熱した
ローラを当てて加熱し、接着剤を溶かすことで合成樹脂
板と金属板とを機械的に剥離可能としていた。
【0006】しかしこの装置は上記の如く、外装材の接
着剤を溶かすために、金属板側に加熱ローラに当てて加
熱するものであるため、外装材をローラ間へ送入時に、
作業者が誤って合成樹脂板側が加熱ローラに当たるよう
に送入してしまうと、接着剤が溶けず、合成樹脂板と金
属板とに剥離できなかった。
【0007】またローラ間に送入させる外装材は、帯状
とした長尺の外装材であるため、ローラ間へ送入前に外
装材のねじれを無くしておかないと、金属板が加熱ロー
ラにうまく当たらないから、加熱されないで接着剤が溶
けず、合成樹脂板と金属板とにうまく剥離しなかった。
【0008】さらに電線ケーブルの外装材の種類によっ
ては、金属板が部分的に厚くなったものもあるが、その
場合に金属板が加熱ローラで均一に加熱されないから、
接着剤がうまく溶けず、ここでも合成樹脂板と金属板が
剥離できなかった。
【0009】しかも、バーナーの温度コントロールをう
まく行わないと、加熱ローラが過熱して、金属板がアル
ミニウムのような融点が比較的低いものでは溶けてしま
い、溶けたアルミニウムがローラ表面に付着して、作業
がスムーズに行えなくなることもあった。
【0010】その上、剥離した合成樹脂板や金属板は、
リサイクル処理する場合は勿論のこと、産業廃棄物処分
場の地中へ埋設するにしても、また焼却するにしても、
上記装置を通して剥離した後に、各々別工程で短く断裁
しておく必要もあった。
【0011】上記以外の手段でも、複雑な構成で設備費
用が高くつくことで、リサイクルコストが高くなり、従
来は古い電線ケーブル外装材がリサイクルに回されるの
はほんの一部であった。多くは、合成樹脂板と金属板と
がラミネートされた状態のままで短く裁断され、地中に
埋設されたり、焼却処分されているのが現状である。
【0012】しかし産業廃棄物処分場の容量には限度が
あるし、焼却では煙で大気を汚染して公害の一因となる
から、今後も増加の一途をたどると思われる古い電線ケ
ーブル外装材の処理は、もはや看過し難い問題となって
いる。
【0013】本発明は、古い電線ケーブルの外装材を処
理する上で、上記従来技術がもつ問題点の解決を課題と
して開発し、実用化を図ったものである。即ち本発明の
目的は、古い電線ケーブルの外装材を、シンプルな方法
・装置で、容易・確実に合成樹脂材と金属材とに剥離・
分離すると共に、人手を減らしながら大量処理を可能と
してコストを低減化することで、リサイクルを容易と
し、かつ公害問題の一部を解消することに役立てようと
するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】A 本発明に係る電線ケ
ーブル外装材の合成樹脂材と金属材の剥離・分離方法の
第1のものは、芯線を除去した電線ケーブルの外装材1
を、環状の凹・凸条8,8をもつ加圧ローラ7,7間を
通すことにより、偏平状に圧縮させると共に進行方向と
同方向の凹・凸条13,13で断面波形状に変形させ、
その後上記外装材1を、カッター9にて進行方向と直角
方向に順次に切断することにより、短寸の外装材短片2
とし、その後上記各外装材短片2を、剥離用湯釜10内
の沸騰状態の湯中に通して加熱することにより、接着剤
を溶かしまたは接着力を無くすと共に、合成樹脂短片3
を元の断面形状に復元しようとさせ、偏平状のままの金
属短片4との間に形状の差を生じさせることで、両者
3,4を剥離させるようにしたことを特徴とするもので
ある。
【0015】B 本発明に係る電線ケーブル外装材の合
成樹脂材と金属材の剥離・分離方法の第2のものは、芯
線を除去した電線ケーブルの外装材1を、環状の凹・凸
条8,8をもつ加圧ローラ7,7間を通すことにより、
偏平状に圧縮させると共に進行方向と同方向の凹・凸条
13,13で断面波形状に変形させ、その後上記外装材
1を、カッター9にて進行方向と直角方向に順次に切断
することにより、短寸の外装材短片2とし、その後上記
各外装材短片2を、剥離用湯釜10内の沸騰状態の湯中
に通して加熱することにより、接着剤を溶かしまたは接
着力を無くすと共に、合成樹脂短片3を元の断面形状に
復元しようとさせ、偏平状のままの金属短片4との間に
形状の差を生じさせることで、両者3,4を剥離させ、
その後上記合成樹脂短片3と金属短片4を、粉砕機11
に通すことにより、合成樹脂細片5と金属細片6に細片
化し、その後上記各細片5,6を、分離用沈殿槽12の
液中に投入することにより、比重の差で合成樹脂細片5
を浮上させると共に、金属細片6を沈殿させて両者5,
6を分離し、その後上記分離した合成樹脂細片5や金属
細片6を各々別に取り出し、各容器16,17に収集す
るようにしたことを特徴とするものである。
【0016】C 本発明に係る電線ケーブル外装材の合
成樹脂材と金属材の剥離・分離装置の第1のものは、芯
線を除去した電線ケーブル外装材1を受入れて圧縮可能
で、外周に複数本の環状凹・凸条8,8を食い違い状に
もつ少なくとも一対の加圧ローラ7,7と、上記加圧ロ
ーラ7,7からの上記外装材1を、進行方向と直角方向
に順次に切断して短寸の外装材短片2に形成するカッタ
ー9と、上記カッター9からの上記外装材短片2を、沸
騰状態の湯中で加熱しながら移行させて、合成樹脂短片
3を金属短片4から剥離させる剥離用湯釜10とを備え
たことを特徴とするものである。
【0017】D 本発明に係る電線ケーブル外装材の合
成樹脂材と金属材の剥離・分離装置の第2のものは、芯
線を除去した電線ケーブル外装材1を受入れて圧縮可能
で、外周に複数本の環状凹・凸条8,8を食い違い状に
もつ少なくとも一対の加圧ローラ7,7と、上記加圧ロ
ーラ7,7からの上記外装材1を、進行方向と直角方向
に順次に切断して短寸の外装材短片2に形成するカッタ
ー9と、上記カッター9からの上記外装材短片2を、沸
騰状態の湯中で加熱しながら移行させて、合成樹脂短片
3を金属短片4から剥離させる剥離用湯釜10と、上記
剥離用湯釜10からの上記合成樹脂板短片5と金属短板
短片6を、合成樹脂細片5と金属短細片6とに粉砕する
粉砕機11と、上記粉砕機11からの上記合成樹脂細片
5と金属細片6を、液中での比重の差にて合成樹脂細片
5を浮上させ、金属細片6を沈殿させて分離する分離用
沈殿槽12と、上記分離用沈殿槽12からの上記合成樹
脂細片5と金属細片6を、各々別個に収集・搬送する搬
送手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】上記構成において、電線ケーブル
とは例えば地中に埋設されている電話ケーブルで、ここ
では交換等のために掘り出して回収されたものである。
その外装材1とは、電線ケーブル中央の芯線を、絶縁と
防腐食と強度を増すために外周を被覆するもので、近時
の電話ケーブルでは内面に薄いアルミニウム板を接着剤
でラミネートしたポリエチレン板が用いられていること
が多い。
【0019】ここで処理する外装材1は、電線ケーブル
の芯線を除去後のものであるが、芯線の取り除きは通
常、外装材1を長手方向に切り開いて行われるので、外
装材1の断面は円弧状をしている(例えば図5参照)。
しかし、外径が20〜30mm程度の電線ケーブルで、
長さが1000mm程度に切断したものでは、外装材1
を切り開くことなく芯線が引き抜かれたものもあり、こ
の際の外装材1の断面は環状をしている(例えば図8参
照)。
【0020】上記外装材1を最初に送り込む少なくとも
一対の加圧ローラ7,7は、少なくとも一方が電動モー
タ(図示略)で回転しており、かつ少なくとも一方のロ
ーラ7外周に環状の凹・凸条8,8を有している。また
該ローラ7,7外周の凹・凸条8,8は、両ローラ7,
7で互い違いにしてあることが望ましい。
【0021】その次の上記加圧ローラ7,7に続いて設
けられたカッター9は、加圧ローラ7,7から送られて
くる外装材1を、進行方向と直角方向で短寸に順次に切
断して、短寸の外装材短片2にするものであり、刃21
が回転式または往復動式のものを用いればよい。
【0022】次に、上記カッター9を経た各外装材短片
2が、移行手段14により移行して浸漬する剥離用湯釜
10は、上記外装材短片2を、沸騰状態の液中で加熱す
ると共に、湯中を移行可能としておくのがよく、各外装
材短片2全体を湯中で加熱して、合成樹脂板短片3と金
属板短片4とに剥離させるものである。例えば灯油・重
油・ガスまたは電気を燃料として、湯釜10内の液を沸
騰状態に加熱させ、液中に浸漬した各合成樹脂板短片3
の全体を加熱しながら、移行手段15により次へ向かっ
て移行可能としておくのがよい。
【0023】上記剥離湯釜10で剥離した合成樹脂板短
片3と金属板短片4とは、次に粉砕機11にて粉砕して
細片化することが望ましい。該粉砕機11は、投入され
た合成樹脂板短片3と金属板短片4を、例えばカッター
刃が回転して粉砕して、12mm角のメッシュを通過可
能な程度の大きさの合成樹脂細片5と金属細片6とに細
片化するものがよい。
【0024】上記粉砕機11を経た合成樹脂細片5と金
属細片6は、次に分離用沈殿槽12へ送って、液中で比
重の差により確実に分離させることが望ましい。つまり
該分離用沈殿槽12は、液中に投入された合成樹脂細片
5と金属細片6の内、合成樹脂細片5を液面に浮上させ
ると共に、金属細片6を内底に沈殿させることによっ
て、分離可能としておくのがよい。
【0025】上記分離用沈殿液槽12内で浮上した合成
樹脂細片5は、集めて水分を除去した後に合成樹脂細片
用の容器16へ送られ、また沈殿した金属細片6は、再
沈殿槽38へ送って再度沈殿させ、別の金属細片用の容
器17へ送られるようにしておくのがよい。
【0026】上記本発明の剥離・分離方法及び装置によ
る作業は、次のように行われる。芯線を除去した電線ケ
ーブルの外装材1(例えば図5参照)を、まず加圧ロー
ラ7,7間に送り込む。その際には外装材1の先端部を
指で押さえてやや偏平状にし、加圧ローラ7,7間へ送
り込むのがよい。
【0027】加圧ローラ7,7間を通過することで、外
装材1の対向する両面から押圧力が加わり、ラミネート
されている合成樹脂の部分と金属の部分は、厚み方向へ
各々圧縮されて偏平状になる(例えば図1参照)。それ
と共に、加圧ローラ7,7外周の食い違い状の複数本の
環状凹・凸条8,8で押圧されることで、外装材1両面
に縦方向即ち進行方向への凹・凸条13,13が形成さ
れ、断面が波形状に変形される(例えば図6参照)。
【0028】上記圧縮と変形を受けた外装材1は、合成
樹脂の部分と金属の部分の各厚みがやや薄くなると共
に、ラミネートされた両者の接合が剥離し易い状態にな
っている。
【0029】上記加圧ローラ7,7を経た上記外装材1
は次にカッター9へ送られて、進行方向と直角方向に順
次に切断され、多数の外装材短片2に短寸化される。こ
の短寸化は長さを例えば約30mm程度にしておくこと
が望ましい。これにより、各外装材短片2は次の剥離用
湯釜10の湯中で、全体に熱が良く伝わり易くなる。
【0030】次の剥離用湯釜10へ送られた各外装材短
片2は、沸騰した湯中に浸漬されて移行することによ
り、上記の如く全体に熱がよく伝わり加熱されるから、
接合していた接着剤が溶けたり、接着力が殆ど無くなる
ことになり、合成樹脂短片3と金属板短片4とが剥離さ
れることになる(例えば図7参照)。
【0031】その際同時に、複数本の凹・凸条13,1
3で波形状に変形された合成樹脂短片3には、加熱され
たことで元の断面形状即ち断面環状に復元しようとする
力が作用する。他方の金属短片4は復元力が無く偏平状
のままであるから、両者3,4間に形状の差が生じるこ
とになり、より一層剥離する力が働いて、上記図7で示
すように剥離される。
【0032】次に粉砕機11を設けてあれば、上記分離
した合成樹脂短片3と金属短片4とは、該粉砕機11の
カッターにより粉砕され細片化されて、合成樹脂細片5
と金属細片6とになる。この細片化は上記の如く通常1
2mmメッシュを通過可能な大きさ程度にしておくこと
が望ましい。なお仮に、上記剥離用湯釜10の湯中を通
過後も、合成樹脂短片3と金属短片4とが十分に剥離し
ないものが有ったとしても、この粉砕機11によるカッ
ターの衝撃力にて、合成樹脂細片5と金属細片6とに剥
離される。
【0033】次に分離用沈殿槽12を設けてあれば、上
記合成樹脂細片5と金属細片6とを該分離用沈殿槽12
に投入することにより、液中での比重の差で、合成樹脂
細片5は浮上し、金属細片6は内底に沈殿することにな
る。これで、合成樹脂細片5と金属細片6とが明確に分
離される。なお分離用沈殿槽12内に攪拌手段33を設
けてあれば、浮上した合成樹脂細片5に金属細片6が付
着していても、離れて沈殿し分離する。
【0034】その後に、上記分離した合成樹脂細片5
は、集めた後に例えばブロアーをかけて水分を除去し
て、合成樹脂細片用の容器16へ搬送すればよく、他方
金属細片6は集めて別に設けた再沈殿槽38へ送り、再
度沈殿させて不純物を取り除き、金属細片6だけを金属
細片用の容器17へ搬送すればよい。
【0035】これで、電線ケーブル外装材1が、合成樹
脂材と金属材とに剥離・分離され、微細化した状態にな
るから、後は各々リサイクルその他の処理にまわせばよ
い。
【0036】上記は、古い電線ケーブル外装材1を長手
方向に切り開いて芯線を除去したものの処理であるが、
切り開くことなく芯線を引き抜いた断面環状の外装材1
(例えば図8参照)も多い。そのような外装材について
は、上記従来手段(例えば実開昭56−144621号
公報に記載の「ラミネート材の剥離装置」)では、金属
板側に加熱ローラを当てることができず、接着剤が溶け
ないから、合成樹脂材と金属材とを剥離・分離すること
が不可能であった。
【0037】しかし本発明に係る方法及び装置では、こ
のような断面環状の外装材1でも、加圧ローラ7,7間
に通して偏平状にすると共に波形状とし、それを短寸に
切断した後に(例えば図9参照)、上記剥離用湯釜10
の沸騰状態の液中を通過させればよい。
【0038】これで、上記外装材短片2は、全体に十分
に加熱されて、接着剤は溶けまたは接着力が無くなり、
かつ合成樹脂短片3には元の形状に復元しようとする力
が作用するから、断面環状の合成樹脂短片3と偏平状の
金属短片4とに容易に剥離される(例えば図10参
照)。後は上記と同様に、粉砕機11を経て分離用沈殿
槽12を通すことで、合成樹脂細片5と金属線細片6と
に分離して、収集すればよい。
【0039】
【実施例】図1ないし図10は、本発明に係る電線ケー
ブル外装材の合成樹脂材と金属材の剥離・分離方法、及
び装置の実施例を示すものである。ここで処理する外装
材1は、地中に埋設されていた電話ケーブルのものであ
り、金属材としての薄いアルミニウム板を、合成樹脂材
としてのポリエチレン板の内周面に接着剤でラミネート
したチューブである。ここでの外装材1は、図5で示す
ように、長手方向に切り開いて中央の芯線を除去し、予
め長さ150cm程度に切断しておく。
【0040】図1において、7,7は一対の加圧ローラ
を示し、台枠18上部の送込み用台19の次に、上下対
称状に配設してある。該各加圧ローラ7,7は、ここで
は外径約90mmの鉄製で、各外周に約5.0の深さ
(高さ)の環状凹・凸条8,8を、上・下のもので食違
い状に有している。またここでは下側のローラ8に、モ
ータ(図示略)からギヤ(図示略)を介して回転駆動を
与えるようにしてある。
【0041】切り開いた外装材1を、上記加圧ローラ
7,7間に先端部を指で開き気味にして送り込むことに
より、図6で示すように、該外装材1は各加圧ローラ
7,7圧力を受け、圧縮されて偏平状になる。それと同
時に該外装材1は、加圧ローラ7,7外周の環状の凹・
凸条8,8で加圧されることで、表・裏面に深さ(高
さ)が約3mm程度で、進行方向と同方向の凹・凸条1
3,13が形成され、波形状に変形したものとなる。
【0042】外装材1の波形状への変形は、ポリエチレ
ン部分の変形もあるが、アルミニウム部分の変形による
と思われる。また圧縮と波形状への変形によって、外装
材1のポリエチレン材とアルミニウム材との間の接合
は、少し剥がれ易い状態にもなる。
【0043】上記図1で、9は本装置のカッターを示
し、上記加圧ローラ7,7の次に、箱型のカッターケー
ス20内に設けてあり、ここでは外装材1の進行方向と
直交する横軸22で回転する円板23の外周部に、4枚
の回転式の刃21を等間隔で設けてある。なお該カッタ
ー9は、上記横軸22にモータからベルトを介して(図
示略)回転駆動を与えている。
【0044】上記加圧ローラ7,7から出てきた外装材
1は、このカッター9により順次に等間隔に切断され
て、ここでは前後幅が約30mmの外装材短片2とな
る。この外装材短片2は、合成樹脂短片としてのポリエ
チレン短片3と、金属短片としてのアルミニウム短片4
とが接合したものである。切断された各外装材短片2は
ケース20下部へ落下するが、下方には次の剥離用湯釜
10へ向けて搬送手段として斜め状のベルトコンベア1
4が設けてあり、それに順次に乗って搬送されるように
してある。
【0045】図2において、10は剥離用湯釜を示す
が、上記コンベアベルト14に続いて設けてあり、ここ
では鉄板製の横長箱状をしており、付設した灯油を燃料
とする加熱炉24にて内部の水を沸騰状態(約100
℃)に加熱可能としてある。また該剥離用湯釜10内に
は、搬送手段として次の工程へ向けて斜め状に高くなっ
たスクリューコンベア15を設けてあり、モータ26に
より回転可能としてある。
【0046】上記剥離用湯釜10へ投入された上記各外
装材短片2は、沸騰状態の湯中で加熱されながら、スク
リューコンベア15の回転で攪拌・搬送されて湯釜10
内を移行する。その際に、各外装材短片2は短寸に切断
してあることで、全体に良く熱が回って加熱されること
になり、ポリエチレン短片3とアルミニウム短片4とを
接合していた接着剤が溶けたり、接着力が無くなること
になり、図7で示す如くポリエチレン短片3とアルミニ
ウム短片4とが剥離される。
【0047】それに加えて、加熱されることにより、各
外装材短片2を構成する一方のポリエチレン短片3に
は、元の断面形状即ち断面環状に復元しようとする力が
作用する。他方の金属短片4は復元力が無く偏平状のま
まであるから、両者3,4間に形状の差が生じることに
なり、より一層剥離する力が働いて、上記図7で示すよ
うに剥離される。なおこの際、ポリエチレン短片3表面
に例えばビニルテープその他の付着物が付着していれ
ば、それも同時に剥離・除去される。
【0048】上記図2で、11は粉砕機を示し、上記剥
離用湯釜10の次に設けてあり、湯中で剥離した各ポリ
エチレン短片3と各アルミニウム短片4とが、上記スク
リューコンベア15からここではホッパー27を経て該
粉砕機11内へ投入可能としてある。該粉砕機11は、
内部に設けた粉砕刃が回転して、上記剥離した各ポリエ
チレン短片3とアルミニウム短片4を粉砕し、合成樹脂
細片としてのポリエチレン細片5と、金属細片としての
アルミニウム細片6に細片化するものであり、ここでは
各々を約12mm間隔のメッシュを通過可能な大きさに
してある。
【0049】図3において、28は上記粉砕機11から
次の分離用沈殿槽12への搬送パイプであり、途中に給
水パイプ29を付設してあり、ポリエチレン細片5やア
ルミニウム細片6を水と混合しながら、該分離用沈殿槽
12内へ投入するようにしてある。
【0050】上記分離用沈殿槽12は、ここでは鉄板製
の横長箱状をしており、水と共に投入されてきた上記ポ
リエチレン細片5とアルミニウム細片6とを、該分離用
沈殿槽12の水中で比重(前者は約0.95、後者は約
2.71)の差により、前者5が浮上し、後者6が内底
部に沈殿するようにしてある。なお、33は分離用沈殿
槽12上方から設けた攪拌用棒を示し、浮上しているポ
リエチレン細片5に付着したアルミニウム細片6に刺激
を与え、沈殿させるものである。
【0051】また該分離用沈殿槽12の下部には、ホッ
パー状部を経てアルミニウム細片6の集合槽30を設け
てあり、沈殿したアルミニウム細片6を集めて、ここで
はポンプ(図示略)で吸い上げ、パイプ31を経て次の
再沈殿槽38へ向けて送るようにしてある。
【0052】さらに該分離用沈殿槽12は一側壁32は
低くしてあり、水面に浮上したポリエチレン細片5が水
と共にオーバーフローするようにしてある。34はポリ
エチレン細片5の集合槽を示し、上記分離用沈殿槽12
に隣接して設けてあり、水と共にオーバーフローしたポ
リエチレン細片5を集めるようにしてある。
【0053】ポリエチレン細片5の集合槽34は、底部
を傾斜状に形成すると共に、振動を加えられるようにし
て、ポリエチレン細片5が一か所に集まり易くしてあ
る。また該集合槽34の底部の一部に設けた網35で、
水だけを下方の水槽36へ流出させて、ポリエチレン細
片5だけをポンプ(図示略)で吸引し、パイプ37の途
中でブロアー(図示略)で水分を除去した後に、ポリエ
チレン細片用の容器16へ搬送可能にしてある。
【0054】また上記再沈殿槽38は、パイプ31で送
られてきたアルミニウム細片6を、再度沈殿させて不純
物を除去するものであり、そこからは搬送手段として斜
め上方へ設けたスクリューコンベア39により、ホッパ
ー40を経てアルミニウム細片用の容器17へ搬送可能
としてある。
【0055】上記方法及び装置により、電話線ケーブル
外装材1から、ポリエチレン細片5とアルミニウム細片
6とが剥離・分離されて収集されることになり、その後
のリサイクルその他の処理がし易い状態となる。
【0056】上記図示例での外装材1は、長手方向に切
り開いて芯線を除去したものであったが、図8示すよう
に、切り開くことなく芯線を引き抜いた断面環状の外装
材1でも、本発明の方法・装置を利用することができ
る。これは従来技術では不可能なことであった。
【0057】即ち、その外装材1を加圧ローラ7,7間
に通して、偏平状にすると共に波形状とし、それを短寸
に切断した後に(図9参照)、上記剥離用湯釜10を通
すことにより接着が解かれて、断面環状のポリエチレン
短片3とアルミニウム短片4とに剥離される(図10参
照)。後は上記と同様に、粉砕機11を経て分離用沈殿
槽12を通すことで、ポリエチレン細片5とアルミニウ
ム細片6とに分離するので、別個に収集すればよい。
【0058】
【発明の効果】以上で明らかなように、本発明に係る電
線ケーブル外装材の合成樹脂材と金属材の剥離・分離方
法、及び装置によれば、シンプルな方法・装置で、外装
材を容易・確実に合成樹脂材と金属材とに剥離・分離で
きると共に、細片化も容易にでき、かつ人手を減らしな
がら大量処理ができてコストの低減化を図れる。そのた
め、リサイクルを容易にすると共に産業廃棄物による公
害一部を解消することに役立てることができる。
【0059】即ち、従来の古い電線ケーブルの外装材の
処理技術(例えば上記実開昭56−144621号公報
に記載のもの)では、金属板側に加熱ローラがうまく当
たらなかったりして、金属板が十分かつ均一に加熱され
ない場合があり、接着剤がうまく溶けず、合成樹脂板と
剥離できないことがあった。また他の手段でも、複雑で
設備費用が高く、リサイクル費用が高くついた。そのた
め、外装材がリサイクルに回されているのはほんの一部
で、多くはそのまま地中に埋設されたり焼却処分されて
いるが、産業廃棄物処分場の容量には限度があるし、焼
却では煙で大気汚染の因となっていた。
【0060】これに対して本発明に係る電線ケーブル外
装材の合成樹脂材と金属材の剥離・分離方法、及び装置
によれば、上記の如く電線ケーブル外装材を外周に環状
凹・凸条付きの加圧ローラ間に通して、偏平状に圧縮す
ると共に波形状に変形させ、それを短寸に切断した状態
で、沸騰状態の剥離用湯釜を通す構成を特徴としてい
る。
【0061】これにより、本発明の方法および装置で
は、外装材が切り開かれたものでも環状のままのもので
も、各外装材短片は合成樹脂短片と金属短片とに剥離し
易い状態で、かつ全体に十分に加熱されることになる。
そのため、接着剤が溶けまたは接着力が無くなると共
に、合成樹脂短片が元の形状へ復元しようとすること
で、合成樹脂短片と金属短片とを容易に剥離させること
ができる。後は粉砕機を経て細片化して分離用沈殿槽を
通し、合成樹脂細片と金属砕片とに分離すればよく、別
個に収集することができる。
【0062】したがって、本発明はシンプルな方法・装
置ながら、電線ケーブル外装材を容易・確実に合成樹脂
材と金属材とに剥離・分離できるし、細片化も容易にな
っており、かつ人手は最初に外装材を送り込むだけでよ
く、後は自動的に大量処理を行うことができる。その結
果、外装材の処理コストを大幅に低減でき、リサイクル
が容易になることで、産業廃棄物による公害問題の一部
を解消することに役立つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装置の実施例の一部であり、加圧
ローラおよびカッターの部分を示す一部縦断正面図であ
る。
【図2】本発明に係る装置の実施例の一部であり、剥離
用湯釜と粉砕機の部分を示す一部縦断正面図である。
【図3】本発明に係る装置の実施例の一部であり、分離
用沈殿槽の部分を示す一部縦断正面図である。
【図4】本発明に係る装置の実施例の一部であり、再沈
殿槽から金属細片用容器へかけての部分を示す一部縦断
正面図である。
【図5】切り開いて芯材を除去した外装材の一部を示す
斜視図である。
【図6】図5で示した外装材を圧縮後に切断した外装材
短片を示す斜視図である。
【図7】図6で示した外装材短片を剥離用湯釜中に通し
て、合成樹脂短片と金属短片に剥離する状態を示す斜視
図である。
【図8】切り開かず芯材を除去した外装材の一部を示す
斜視図である。
【図9】図8で示した外装材を圧縮後に切断した外装材
短片を示す斜視図である。
【図10】図9で示した外装材短片を剥離用湯釜中に通
して、合成樹脂短片と金属短片を剥離する状態を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1−外装材 2−外装材短片 3−合成樹脂短片 4−金属短片 5−合成樹脂細片 6−金属細片 7−加圧ローラ 8−環状凹・凸条 9−カッター 10−剥離用湯釜 11−粉砕機 12−分離用沈殿槽 13−凹・凸条 14−搬送手段 15−搬送手段 16−容器 17−容器 30−集合槽 34−集合槽 38−再沈殿槽

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芯線を除去した電線ケーブルの外装材1
    を、環状の凹・凸条8,8をもつ加圧ローラ7,7間を
    通すことにより、偏平状に圧縮させると共に進行方向と
    同方向の凹・凸条13,13で断面波形状に変形させ、 その後上記外装材1を、カッター9にて進行方向と直角
    方向に順次に切断することにより、短寸の外装材短片2
    とし、 その後上記各外装材短片2を、剥離用湯釜10内の沸騰
    状態の湯中に通して加熱することにより、接着剤を溶か
    しまたは接着力を無くすと共に、合成樹脂短片3を元の
    断面形状に復元しようとさせ、偏平状のままの金属短片
    4との間に形状の差を生じさせることで、両者3,4を
    剥離させるようにしたことを特徴とする、電線ケーブル
    外装材の合成樹脂材と金属材の剥離・分離方法。
  2. 【請求項2】芯線を除去した電線ケーブルの外装材1
    を、環状の凹・凸条8,8をもつ加圧ローラ7,7間を
    通すことにより、偏平状に圧縮させると共に進行方向と
    同方向の凹・凸条13,13で断面波形状に変形させ、 その後上記外装材1を、カッター9にて進行方向と直角
    方向に順次に切断することにより、短寸の外装材短片2
    とし、 その後上記各外装材短片2を、剥離用湯釜10内の沸騰
    状態の湯中に通して加熱することにより、接着剤を溶か
    しまたは接着力を無くすと共に、合成樹脂短片3を元の
    断面形状に復元しようとさせ、偏平状のままの金属短片
    4との間に形状の差を生じさせることで、両者3,4を
    剥離させ、 その後上記合成樹脂短片3と金属短片4を、粉砕機11
    に通すことにより、合成樹脂細片5と金属細片6に細片
    化し、 その後上記各細片5,6を、分離用沈殿槽12の液中に
    投入することにより、比重の差で合成樹脂細片5を浮上
    させると共に、金属細片6を沈殿させて両者5,6を分
    離し、 その後上記分離した合成樹脂細片5や金属細片6を各々
    別に取り出し、各容器16,17に収集するようにした
    ことを特徴とする、電線ケーブル外装材の合成樹脂材と
    金属材の剥離・分離方法。
  3. 【請求項3】芯線を除去した電線ケーブル外装材1を受
    入れて圧縮可能で、外周に複数本の環状凹・凸条8,8
    を食い違い状にもつ少なくとも一対の加圧ローラ7,7
    と、 上記加圧ローラ7,7からの上記外装材1を、進行方向
    と直角方向に順次に切断して短寸の外装材短片2に形成
    するカッター9と、 上記カッター9からの上記外装材短片2を、沸騰状態の
    湯中で加熱しながら移行させて、合成樹脂短片3を金属
    短片4から剥離させる剥離用湯釜10とを備えたことを
    特徴とする、電線ケーブル外装材の合成樹脂材と金属材
    の剥離・分離装置。
  4. 【請求項4】芯線を除去した電線ケーブル外装材1を受
    入れて圧縮可能で、外周に複数本の環状凹・凸条8,8
    を食い違い状にもつ少なくとも一対の加圧ローラ7,7
    と、 上記加圧ローラ7,7からの上記外装材1を、進行方向
    と直角方向に順次に切断して短寸の外装材短片2に形成
    するカッター9と、 上記カッター9からの上記外装材短片2を、沸騰状態の
    湯中で加熱しながら移行させて、合成樹脂短片3を金属
    短片4から剥離させる剥離用湯釜10と、 上記剥離用湯釜10からの上記合成樹脂板短片5と金属
    短板短片6を、合成樹脂細片5と金属短細片6とに粉砕
    する粉砕機11と、 上記粉砕機11からの上記合成樹脂細片5と金属細片6
    を、液中での比重の差にて合成樹脂細片5を浮上させ、
    金属細片6を沈殿させて分離する分離用沈殿槽12と、 上記分離用沈殿槽12からの上記合成樹脂細片5と金属
    細片6を、各々別個に収集・搬送する搬送手段とを備え
    たことを特徴とする、電線ケーブル外装材の合成樹脂材
    と金属材の剥離・分離装置。
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