JP2002260109A - Posシステム、サーバコンピュータ、pos端末メンテナンスシステム及びpos端末メンテナンス方法 - Google Patents

Posシステム、サーバコンピュータ、pos端末メンテナンスシステム及びpos端末メンテナンス方法

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JP2002260109A
JP2002260109A JP2001060259A JP2001060259A JP2002260109A JP 2002260109 A JP2002260109 A JP 2002260109A JP 2001060259 A JP2001060259 A JP 2001060259A JP 2001060259 A JP2001060259 A JP 2001060259A JP 2002260109 A JP2002260109 A JP 2002260109A
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敏昭 内田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プログラムバージョンアップに際し、業務効
率の改善を図るとともに利便性の向上を図る。 【解決手段】 サーバコンピュータ103の最新バージ
ョンプログラム格納手段に格納されているプログラムの
バージョンの方がPOS端末2の既存のプログラムより
も新しい場合には、当該最新バージョンのプログラムを
ストアコンピュータ4に送信してストアコンピュータ4
から各POS端末2に対してダウンロードし、POS端
末2に格納されている既存のプログラムを最新バージョ
ンのプログラムに書き換える。これにより、POSシス
テム5を構成する複数のPOS端末2のプログラムを最
新バージョンに一括してバージョンアップすることがで
きるので、業務効率の改善を図ることができるとともに
利便性の向上を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、POSシステム、
サーバコンピュータ、POS端末メンテナンスシステム
及びPOS端末メンテナンス方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、各所に店舗を展開して販売業務を
実行しているチェーン店などでは、POS(Point of S
ales:販売時点管理)システムを利用することで、各店
舗の売上状況などを統括的に把握して販売戦略を総合的
に立案するなどしている。
【0003】ここで、上述のようなPOSシステムは、
例えば、各種のデータ処理を実行する複数のPOS端末
と、これら複数のPOS端末から各種データを受信して
各種のデータ処理を実行する一個のストアコンピュータ
とを多数の店舗の各々に設置し、このような多数の店舗
の各々に設置されたストアコンピュータから各種データ
を受信して各種のデータ処理を実行するホストコンピュ
ータを本部に設置した構造などとなっている。
【0004】そして、各店舗のPOS端末は、商品の販
売データなどを登録処理して順次蓄積し、この蓄積した
各種データから生成したトランザクションデータを登録
処理の完了後に同一店舗のストアコンピュータに送信す
る。そこで、各店舗のストアコンピュータは、同一店舗
のPOS端末から受信したトランザクションデータを集
計し、この集計したトランザクションデータを毎日一回
などとして予め設定された規定タイミングで本部のホス
トコンピュータに送信する。
【0005】このようなPOSシステムを利用すること
で、各店舗では、売上状況などを確認することができ、
本部では多数の店舗の売上状況などを総合的に確認する
ことができる。
【0006】そして、このようなPOSシステムを構成
するPOS端末は、ROM(Read Only Memory)やEE
PROM(Electrically Erasable Programmable Read
OnlyMemory)、HDD(Hard Disk Drive)等のメモリ
に記憶された制御用のプログラムに基づいてマイクロプ
ロセッサが各部を動作させることにより、上述したよう
な各種処理を実行するものである。
【0007】ところで、POS端末のメモリに記憶され
ている制御用プログラムにおいては、端末に新たな機能
を追加したり或いはプログラムの不具合の修正を行うた
めに、現在の制御用プログラムを最新の制御用プログラ
ムに書き換えるいわゆるバージョンアップが必要になる
ことがある。
【0008】そこで、このような制御用プログラムのバ
ージョンアップの際には、例えばメーカーのサービスマ
ンが顧客先に出向き、古い制御用プログラムを記憶した
メモリを最新の制御用プログラムを記憶したメモリに交
換したり或いは古い制御用プログラムを記憶したメモリ
に対して最新の制御用プログラムをダウンロードするこ
とで対応するようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
POS端末のメモリに記憶されている制御用プログラム
のバージョンアップについては、前述したように、バー
ジョンアップの度にメーカーのサービスマンが顧客先に
出向いてバージョンアップ作業を行う必要があるため、
その作業中にはPOS端末が使用できなくなる他、一般
に1店舗あたりの端末台数は複数台であることからその
作業時間は長時間にわたるのでサービスマンに要求され
る作業量は膨大になることから、バージョンアップにか
かる費用が高額になってしまう等の問題があった。
【0010】また、このようなPOS端末において故障
等が発生した場合には、まず、ユーザが例えばメーカー
側へと電話連絡をし、故障の状況を伝える手順を踏むこ
とが多いが、端末に故障が発生する前に、その故障を未
然に防ぐ手立てもなかった。
【0011】本発明の目的は、プログラムバージョンア
ップに際し、業務効率の改善を図るとともに利便性の向
上を図ることである。
【0012】本発明の目的は、POS端末のトラブルを
未然に防止することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のP
OSシステムは、商品の販売データの登録処理などの各
種のデータ処理を実行する複数のPOS端末と、これら
複数のPOS端末から各種データを受信して各種のデー
タ処理を実行するストアコンピュータと、を備え、サー
バコンピュータとの間で各種情報を送受信可能なPOS
システムにおいて、前記POS端末に格納されている既
存のプログラムのバージョン情報を前記サーバコンピュ
ータに対して送信するバージョン情報送信手段と、前記
サーバコンピュータに対して送信された前記POS端末
に格納されている既存のプログラムのバージョン情報に
応じて前記サーバコンピュータから送信された最新バー
ジョンの前記プログラムを前記ストアコンピュータで受
信する最新バージョンプログラム受信手段と、この最新
バージョンプログラム受信手段により受信した最新バー
ジョンの前記プログラムに前記各POS端末に格納され
ている既存の前記プログラムを書き換える最新バージョ
ンダウンロード手段と、を備える。
【0014】したがって、POS端末に格納されている
既存のプログラムのバージョン情報がサーバコンピュー
タに対して送信されることにより、サーバコンピュータ
側でPOS端末の現在のプログラムのバージョン情報を
把握することが可能になる。また、サーバコンピュータ
から送信されてストアコンピュータで受信された最新バ
ージョンのプログラムは、ストアコンピュータから各P
OS端末に対してダウンロードされ、POS端末に格納
されている既存のプログラムが最新バージョンのプログ
ラムに書き換えられる。これにより、POSシステムを
構成する複数のPOS端末のプログラムを最新バージョ
ンに一括してバージョンアップすることが可能になるの
で、POSユーザーにとってはプログラムバージョンア
ップ時にPOS端末が長時間にわたって使用できなくな
る事態を回避することが可能になり、POSメーカーに
とってはプログラムバージョンアップ時の手間が軽減さ
れる。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載のP
OSシステムにおいて、前記POS端末の端末運転状態
に係る各種情報であるステータス情報を前記サーバコン
ピュータに送信するステータス情報送信手段を備える。
【0016】したがって、POS端末の端末運転状態に
係る各種情報であるステータス情報がサーバコンピュー
タに対して送信されることにより、サーバコンピュータ
側でPOS端末の端末運転状態を把握することが可能に
なる。これにより、例えばPOS端末の端末運転状態に
異常が発生した際には、当該POS端末の端末運転状態
に基づき対応策を練ることが可能になり、的確な対応策
を採ることが可能になる。
【0017】請求項3記載の発明のサーバコンピュータ
は、商品の販売データの登録処理などの各種のデータ処
理を実行する複数のPOS端末と、これら複数のPOS
端末から各種データを受信して各種のデータ処理を実行
するストアコンピュータと、を備えたPOSシステムと
の間で各種情報を送受信可能なサーバコンピュータにお
いて、前記POS端末に使用されるプログラムの最新バ
ージョンを格納する最新バージョンプログラム格納手段
と、前記POSシステムを構成する前記各POS端末に
格納されている既存のプログラムのバージョン情報を受
信するバージョン情報受信手段と、このバージョン情報
受信手段により受信した前記各POS端末の既存の前記
プログラムのバージョン情報と、前記最新バージョンプ
ログラム格納手段に格納されている前記プログラムのバ
ージョンとを比較するバージョン比較手段と、このバー
ジョン比較手段による比較の結果、前記最新バージョン
プログラム格納手段に格納されている前記プログラムの
バージョンの方が新しい場合、前記最新バージョンプロ
グラム格納手段に格納されている最新バージョンの前記
プログラムを前記ストアコンピュータに送信する最新バ
ージョンプログラム送信手段と、を備える。
【0018】したがって、サーバコンピュータに対して
POS端末から送信された既存のプログラムのバージョ
ン情報と、最新バージョンプログラム格納手段に格納さ
れているプログラムの最新バージョンとが比較され、最
新バージョンプログラム格納手段に格納されているプロ
グラムのバージョンの方が新しい場合には、当該最新バ
ージョンのプログラムがストアコンピュータに送信さ
れ、ストアコンピュータから各POS端末に対してダウ
ンロードされ、各POS端末のプログラムのバージョン
アップに供される。これにより、POSシステムを構成
する複数のPOS端末のプログラムを最新バージョンに
一括してバージョンアップすることが可能になるので、
POSユーザーにとってはプログラムバージョンアップ
時にPOS端末が長時間にわたって使用できなくなる事
態を回避することが可能になり、POSメーカーにとっ
てはプログラムバージョンアップ時の手間が軽減され
る。
【0019】請求項4記載の発明は、請求項3記載のサ
ーバコンピュータにおいて、前記POS端末の端末運転
状態に係る各種情報であるステータス情報を前記POS
システムから受信するステータス情報受信手段を備え
る。
【0020】したがって、POSシステムから送信され
たPOS端末の端末運転状態に係る各種情報であるステ
ータス情報が受信されることにより、例えば保守メーカ
ー側に対してサーバコンピュータからステータス情報を
転送することでPOS端末の端末運転状態を把握するこ
とが可能になる。これにより、例えばPOS端末の端末
運転状態に異常が発生した際には、当該POS端末の端
末運転状態に基づき対応策を練ることが可能になり、的
確な対応策を採ることが可能になる。
【0021】請求項5記載の発明のPOS端末メンテナ
ンスシステムは、請求項1記載のPOSシステムと、こ
のPOSシステムをネットワークを介して接続した請求
項3記載のサーバコンピュータと、を備える。
【0022】したがって、POS端末からサーバコンピ
ュータに対して送信された既存のプログラムのバージョ
ン情報と最新バージョンプログラム格納手段に格納され
ているプログラムの最新バージョンとが比較され、最新
バージョンプログラム格納手段に格納されているプログ
ラムのバージョンの方が新しい場合には、当該最新バー
ジョンのプログラムがストアコンピュータに送信され、
ストアコンピュータから各POS端末に対してダウンロ
ードされ、POS端末に格納されている既存のプログラ
ムが最新バージョンのプログラムに書き換えられる。こ
れにより、POSシステムを構成する複数のPOS端末
のプログラムを最新バージョンに一括してバージョンア
ップすることが可能になるので、POSユーザーにとっ
てはプログラムバージョンアップ時にPOS端末が長時
間にわたって使用できなくなる事態を回避することが可
能になり、POSメーカーにとってはプログラムバージ
ョンアップ時の手間が軽減される。
【0023】請求項6記載の発明のPOS端末メンテナ
ンスシステムは、請求項2記載のPOSシステムと、こ
のPOSシステムをネットワークを介して接続した請求
項4記載のサーバコンピュータと、を備える。
【0024】したがって、請求項5記載の発明の奏する
作用に加え、POSシステムから送信されたPOS端末
の端末運転状態に係る各種情報であるステータス情報が
サーバコンピュータを介して外部コンピュータへと転送
されることにより、例えば外部コンピュータをPOS端
末の保守メーカーのコンピュータとした場合には、保守
メーカー側でPOS端末の端末運転状態を把握すること
が可能になる。これにより、例えばPOS端末の端末運
転状態に異常が発生した際には、当該POS端末の端末
運転状態に基づき対応策を練ることが可能になり、的確
な対応策を採ることが可能になる。
【0025】請求項7記載の発明のPOS端末メンテナ
ンス方法は、商品の販売データの登録処理などの各種の
データ処理を実行する複数のPOS端末とこれら複数の
POS端末から各種データを受信して各種のデータ処理
を実行するストアコンピュータとで構成されるPOSシ
ステムと、このPOSシステムをネットワークを介して
接続して前記POS端末に使用されるプログラムの最新
バージョンを格納する最新バージョンプログラム格納手
段を備えたサーバコンピュータと、を用い、前記POS
端末のプログラムのバージョンアップを行うPOS端末
メンテナンス方法であって、前記POS端末に格納され
ている既存のプログラムのバージョン情報を前記POS
端末から前記サーバコンピュータに送信するバージョン
情報送信工程と、このバージョン送信工程により送信さ
れた前記POSシステムを構成する前記各POS端末に
格納されている既存のプログラムのバージョン情報を前
記サーバコンピュータで受信するバージョン受信工程
と、このバージョン受信工程により受信した前記各PO
S端末の既存の前記プログラムのバージョン情報と、前
記最新バージョンプログラム格納手段に格納されている
前記プログラムのバージョンとを比較するバージョン比
較工程と、このバージョン比較工程による比較の結果、
前記最新バージョンプログラム格納手段に格納されてい
る前記プログラムのバージョンの方が新しい場合、前記
最新バージョンプログラム格納手段に格納されている最
新バージョンの前記プログラムを前記サーバコンピュー
タから前記ストアコンピュータに送信する最新バージョ
ンプログラム送信工程と、前記最新バージョンプログラ
ム送信工程により前記サーバコンピュータから送信され
た最新バージョンの前記プログラムを前記ストアコンピ
ュータで受信する最新バージョンプログラム受信工程
と、この最新バージョンプログラム受信工程により受信
した最新バージョンの前記プログラムに前記各POS端
末に格納されている既存の前記プログラムを書き換える
最新バージョンダウンロード工程と、を含んでなる。
【0026】したがって、POS端末からサーバコンピ
ュータに対して送信された既存のプログラムのバージョ
ン情報と最新バージョンプログラム格納手段に格納され
ているプログラムの最新バージョンとが比較され、最新
バージョンプログラム格納手段に格納されているプログ
ラムのバージョンの方が新しい場合には、当該最新バー
ジョンのプログラムがストアコンピュータに送信され、
ストアコンピュータから各POS端末に対してダウンロ
ードされ、POS端末に格納されている既存のプログラ
ムが最新バージョンのプログラムに書き換えられる。こ
れにより、POSシステムを構成する複数のPOS端末
のプログラムを最新バージョンに一括してバージョンア
ップすることが可能になるので、POSユーザーにとっ
てはプログラムバージョンアップ時にPOS端末が長時
間にわたって使用できなくなる事態を回避することが可
能になり、POSメーカーにとってはプログラムバージ
ョンアップ時の手間が軽減される。
【0027】請求項8記載の発明は、請求項7記載のP
OS端末メンテナンス方法において、最新バージョンプ
ログラム送信工程には、前記各POS端末に格納されて
いる既存の前記プログラムの最新バージョンの前記プロ
グラムへの書き換えについて承認された場合のみ、前記
最新バージョンプログラム格納手段に格納されている最
新バージョンの前記プログラムを前記サーバコンピュー
タから前記ストアコンピュータに送信するバージョンア
ップ承認工程を含む。
【0028】したがって、各POS端末に格納されてい
る既存のプログラムの最新バージョンのプログラムへの
書き換えが承認されない場合には、最新バージョンのプ
ログラムはストアコンピュータには送信されないので、
ユーザーがバージョンアップを希望しない時にまで最新
バージョンのプログラムを送信してしまうという不具合
を回避することが可能になる。
【0029】請求項9記載の発明は、請求項7または8
記載のPOS端末メンテナンス方法において、前記PO
S端末の端末運転状態に係る各種情報であるステータス
情報を前記POSシステムから前記サーバコンピュータ
に送信するステータス情報送信工程と、このステータス
情報送信工程により前記POSシステムから送信された
前記POS端末の端末運転状態に係る各種情報であるス
テータス情報を前記サーバコンピュータで受信するステ
ータス情報受信工程と、を含む。
【0030】したがって、POSシステムから送信され
たPOS端末の端末運転状態に係る各種情報であるステ
ータス情報がサーバコンピュータで受信されることによ
り、例えば保守メーカー側に対してサーバコンピュータ
からステータス情報を転送することでPOS端末の端末
運転状態を把握することが可能になる。これにより、例
えばPOS端末の端末運転状態に異常が発生した際に
は、当該POS端末の端末運転状態に基づき対応策を練
ることが可能になり、的確な対応策を採ることが可能に
なる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1ない
し図16に基づいて説明する。本実施の形態のPOS
(Point of Sales:販売時点管理)端末メンテナンスシ
ステムは、概略的には、コンビニエンスストア等の店舗
で使用されるPOS端末に対し、遠隔地からのプログラ
ムのバージョンアップやメンテナンスを可能にするもの
である。
【0032】ここで、図1はPOS端末メンテナンスシ
ステム1の全体構成を概略的に示すブロック図である。
図1に示すように、POS端末メンテナンスシステム1
は、複数の店舗を有する流通チェーン本部のホストコン
ピュータ100を備えている。このホストコンピュータ
100は、例えば専用回線等の通信ネットワーク101
を介して各店舗に設けられるPOSシステム5に接続さ
れている。POSシステム5は、コンビニエンスストア
のレジカウンターに設置される複数台のPOS端末2
と、これらのPOS端末2をLAN(Local Area Netwo
rk)3によって接続して集中管理するコンビニエンスス
トアのバックヤードに設置されるストアコンピュータ4
とで構成されている。
【0033】また、POSシステム5を構成するストア
コンピュータ4は、電話回線を経由してネットワークで
あるインターネット網102に接続可能とされている。
このインターネット網102には、インターネット上の
WWW(World Wide Web)サーバとしても機能するサー
バコンピュータであるPOSメンテサーバ103が設け
られており、POS端末2に対するプログラムのバージ
ョンアップソフト等を格納する。このPOSメンテサー
バ103には、外部コンピュータであるPOS端末2の
製造メーカーのコンピュータ104やPOS端末2の保
守会社のコンピュータ105が電話回線を経由して接続
可能とされている。
【0034】続いて、POS端末メンテナンスシステム
1を構成する各部について詳細に説明する。まず、PO
Sシステム5を構成するPOS端末2について説明す
る。POS端末2は、店舗の精算場所に配設されてキャ
ッシャが売上処理を行うためのものであり、図2に示す
ような構成とされている。POS端末2には、本体8の
上面側にキーボード9が設けられており、本体8の下部
側にはドロワ10が引出自在に設けられている。また、
本体8の奥側には表示器11が設けられている。さらに
は、磁気カード製の会員カード(図示せず)の読み取り
を行うための磁気カードリーダ12がキーボード9の脇
に並設されている。さらに、POS端末2には、商品コ
ードを光学的に読み取るためのバーコードスキャナ13
も接続されている。
【0035】このようなPOS端末2の電装系は図3に
示すように構成されている。POS端末2は、CPU
(Central Processing Unit)、制御プログラムを格納
するROM(Read Only Memory)、RAM(Random Acc
ess Memory)等で構成されるPOS制御部14と、HD
D(Hard Disk Drive)等で構成されるメモリ部15と
を保有し、バス16を介して接続された通信インタフェ
ース17から、LAN3を介してストアコンピュータ4
との間で相互にオンライン通信を実行し得るように構成
されている。そして、POS制御部14は、CPUがR
OMの制御プログラムに従って動作することにより、後
述するバージョン情報送信手段およびステータス情報送
信手段を実現する。
【0036】また、POS制御部14には、バス16及
びI/O機器制御部18を介して、前述したキーボード
9、表示器11、磁気カードリーダ12、バーコードス
キャナ13とともにプリンタ19が接続されている。こ
のプリンタ19は、POS端末2の本体8内に内蔵され
たレシート/ジャーナルプリンタであり、売上処理に伴
い、取引単位で後述するようなレシートを発行するとと
もに、並行してジャーナル用紙への印字を行うものであ
る。
【0037】このようなPOS端末2のメモリ部15に
は、POS制御部14のCPUを動作させる制御プログ
ラムの他、当該POS端末2のプロフィール情報とし
て、メーカー名、機種、使用ソフト、ソフトのバージョ
ン、使用年数、製造年度、ステータス情報を記憶した図
4に示すようなPOSプロフィール情報ファイルF1が
格納されている。POSプロフィール情報ファイルF1
のメーカー名、機種、使用年数及び製造年度は予め設定
されるものであって、使用ソフト及びソフトのバージョ
ンは、後述する処理においてプログラムをダウンロード
する際に設定されるものである。また、POSプロフィ
ール情報ファイルF1のステータス情報は、当該POS
端末2のHDDの累計回転数、表示器11の累計表示時
間、通電トータル時間及びI/O機器制御部18を介し
て接続されている各機器の動作状態等を状態(ステータ
ス)情報として記憶したものである。
【0038】次に、ストアコンピュータ4について説明
する。ストアコンピュータ4は、POSシステム5全体
の制御を受持ち、その電装系は、例えば、図5に示すよ
うな構成とされている。ストアコンピュータ4は、CP
U、ROM、RAM等で構成される制御部20と、HD
D(Hard Disk Drive)等で構成されるメモリ部21と
を保有し、バス22を介して接続された通信インタフェ
ース23aから、LAN3を介して複数台のPOS端末
2との間で相互にオンライン通信を実行し得るように構
成されている。また、制御部20には、インターネット
網102に設けられたPOSメンテサーバ103とのデ
ータの授受を行うための通信インタフェース23bもバ
ス22を介して接続されている。さらに、制御部20に
はバス22及びI/O機器制御部24を介して、キーボ
ード25、表示器26及びプリンタ27が接続されてい
る。メモリ部21には、制御部20のCPUを動作させ
る制御プログラムの他、商品マスタファイル、店舗売上
ファイル等が格納されている。
【0039】制御部20は、CPUがメモリ部21の制
御プログラムに従って動作することにより、後述する最
新バージョンプログラム受信手段および最新バージョン
ダウンロード手段を実現する。
【0040】以上のようなPOS端末2とストアコンピ
ュータ4とで構成されるPOSシステム5の売上処理の
際の動作について簡単に説明する。例えば商品に付され
た商品コードがPOS端末2のバーコードスキャナ13
によって読み取られると、POS端末2は読み取った商
品コードをストアコンピュータ4に問い合せる。そし
て、商品コードの問合せがあったストアコンピュータ4
側においては、POS端末2からの問合せにより商品マ
スタファイルを検索し、該当する商品コードに対応した
商品名や単価等を読み出してPOS端末2へ送信する。
また、POS端末2は、ストアコンピュータ4からの商
品名や単価等を受信し、問合せした商品コード及び受信
した商品名や単価等に基づく売上登録処理や表示器11
への表示、またプリンタ19により印字出力を行い、さ
らに売上登録処理した売上登録データをストアコンピュ
ータ4へ送信する。さらに、POS端末2から売上登録
処理した売上登録データを送信されたストアコンピュー
タ4側では、POS端末2からの売上登録データを店舗
売上ファイルに累計する。このように店舗売上ファイル
に累計された売上登録データは、所定のタイミングでホ
ストコンピュータ100に送信される。
【0041】続いて、POSメンテサーバ103につい
て説明する。POSメンテサーバ103の電装系は、例
えば、図6に示すような構成とされている。POSメン
テサーバ103は、CPU、ROM、RAM等で構成さ
れる制御部29と、HDD(Hard Disk Drive)等で構
成されるメモリ部30とを保有し、バス31を介して接
続された通信インタフェース32aから、電話回線を介
してPOS端末2の製造メーカーのコンピュータ104
やPOS端末2の保守会社のコンピュータ105との間
で相互にオンライン通信を実行し得るように構成されて
いる。また、制御部29には、インターネット網102
を介して各店舗のストアコンピュータ4とのデータの授
受を行うための通信インタフェース32bもバス31を
介して接続されている。さらに、制御部29にはバス3
1及びI/O機器制御部33を介して、キーボード3
4、表示器35及びプリンタ36が接続されている。
【0042】このようなPOSメンテサーバ103のメ
モリ部30には、制御部29のCPUを動作させる制御
プログラムの他、インターネット網102を介して各店
舗のストアコンピュータ4から送信された各POS端末
2のPOSプロフィール情報ファイルF1のPOSプロ
フィール情報を記憶する図7に示すようなPOSプロフ
ィール情報テーブルT1が格納されている。加えて、メ
モリ部30には、使用ソフトの最新バージョン等を記憶
する図8に示すような最新バージョン情報テーブルT2
が格納されている。この最新バージョン情報テーブルT
2には、メーカー名、機種、使用ソフト、ソフトの最新
バージョン、最新バージョンのソフトのプログラム、P
OSの新製品情報が記憶されている。この最新バージョ
ン情報テーブルT2に記憶される最新バージョンのソフ
トのプログラム等は、POS端末2の製造メーカーのコ
ンピュータ104からアップロードされるものである。
つまり、最新バージョン情報テーブルT2が、最新バー
ジョンプログラム格納手段として機能することになる。
【0043】制御部29は、CPUがメモリ部30の制
御プログラムに従って動作することにより、後述するバ
ージョン情報受信手段、バージョン比較手段、最新バー
ジョンプログラム送信手段およびステータス情報受信手
段を実現する。
【0044】次に、POS端末2の保守会社のコンピュ
ータ105について説明する。POS端末2の保守会社
のコンピュータ105の電装系は、例えば、図9に示す
ような構成とされている。コンピュータ105は、CP
U、ROM、RAM等で構成される制御部40と、HD
D(Hard Disk Drive)等で構成されるメモリ部41と
を保有し、バス42を介して接続された通信インタフェ
ース43から、電話回線を介してPOSメンテサーバ1
03との間で相互にオンライン通信を実行し得るように
構成されている。また、制御部40にはバス42及びI
/O機器制御部44を介して、キーボード45、表示器
46及びプリンタ47が接続されている。メモリ部41
には、制御部40のCPUを動作させる制御プログラム
等が格納されている。
【0045】なお、流通チェーン本部のホストコンピュ
ータ100、POS端末2の製造メーカーのコンピュー
タ104の構成については、CPU,ROM,RAM等
を備えた公知のコンピュータと何ら変わるものではない
ため詳細な説明を省略する。そして、これらの流通チェ
ーン本部のホストコンピュータ100、POS端末2の
製造メーカーのコンピュータ104が備える特長的な機
能としては、流通チェーン本部のホストコンピュータ1
00は各店舗のストアコンピュータ4から送信される売
上データに基づいてチェーン全体の売上データの管理を
行う機能を有し、POS端末2の製造メーカーのコンピ
ュータ104は最新バージョンのソフトのプログラム等
をPOSメンテサーバ103に対して送信する機能を有
するものである。
【0046】次に、POS端末メンテナンスシステム1
の各部の処理概要について図10を参照して以下に説明
する。
【0047】(1)POSユーザー(各店舗)の各PO
S端末2は、ストアコンピュータ4を介し、夜間・早朝
などの営業時間外に予め設定した時刻にPOS端末2自
身のPOSプロフィール情報ファイルF1のPOSプロ
フィール情報をPOSメンテサーバ103に対して自動
的にメール送信する。
【0048】(2)POS端末2の製造メーカーは、機
種別のバージョンアップソフトをPOSメンテサーバ1
03の最新バージョン情報テーブルT2にアップロード
しておくとともに、POS端末の新製品情報をメール形
式でPOSメンテサーバ103の最新バージョン情報テ
ーブルT2にアップロードしておく。
【0049】(3)POS端末2の保守会社は、POS
メンテサーバ103から通知されたPOSプロフィール
情報ファイルF1のPOSプロフィール情報ファイルの
メールに基づいてPOS端末2の診断を行う。
【0050】(4)POS端末2の保守会社は、異常が
あればリモートメンテナンスを行う。
【0051】(5)さらに、POS端末2の保守会社
は、必要があれば店舗への訪問メンテナンスを行う。
【0052】(6)POSメンテサーバ103は、PO
Sユーザーから受けたPOS端末2自身のPOSプロフ
ィール情報ファイルF1のPOSプロフィール情報ファ
イルのソフトのバージョンと、最新バージョン情報テー
ブルT2にアップロードされているバージョンアップソ
フトのバージョンとをメーカー名や機種に基づいて比較
し、POS端末2のバージョンが古い場合には、当該P
OS端末2が接続されているストアコンピュータ4に
“バージョンアップ確認メール”を送り、バージョンア
ップを促す。
【0053】(7)また、POSメンテサーバ103
は、当該POS端末2が接続されているストアコンピュ
ータ4から“バージョンアップ承認回答メール”を受信
した場合には、最新バージョン情報テーブルT2の最新
バージョンのソフトのプログラムをストアコンピュータ
4にダウンロードし、POSユーザー(使用料と手数
料)及ぴPOS端末2の製造メーカー(手数料)に課金
する。
【0054】(8)さらに、POSメンテサーバ103
は、POS端末2の製造メーカーから送られたPOS端
末の新製品情報を予め許可されたPOSユーザーにメー
ル配信サービスを行う。この際、POS端末2の製造メ
ーカーには配信メール1件毎に課金する。
【0055】(9)さらにまた、POSメンテサーバ1
03では、POS端末2から受信したPOSプロフィー
ル情報ファイルF1のステータス情報(当該POS端末
2のHDDの累計回転数、表示器11の累計表示時間、
通電トータル時間及びI/O機器制御部18を介して接
続されている各機器の動作状態等)をPOS端末2の保
守会社に転送する。この際、転送メール1件毎に課金す
る。
【0056】続いて、前述したような処理の内、従来か
ら行なわれている処理と同様の処理についてはその説明
を省略し、本実施の形態のPOS端末メンテナンスシス
テム1が備える特長的な機能について以下に説明する。
【0057】まず、本実施の形態のPOS端末メンテナ
ンスシステム1が備える特長的な機能について、POS
端末2のPOS制御部14側の制御処理の流れを示す図
11のフローチャート、及び、POSメンテサーバ10
3の制御部29側の制御処理の流れを示す図12のフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0058】図11に示すように、POS端末2のPO
S制御部14は、所定時刻(例えば、予め設定した夜間
・早朝などの営業時間外の時刻)になったと判断した場
合には(ステップS1のY)、メモリ部15のPOSプ
ロフィール情報ファイルF1に記憶されているPOSプ
ロフィール情報をPOSメンテサーバ103に対して送
信する(ステップS2)。ここに、バージョン情報送信
手段の機能及びステータス情報送信手段の機能が実行さ
れる。
【0059】一方、POSメンテサーバ103の制御部
29は、図12に示すように、POSシステム5(PO
S端末2)から送信されたデータを受信し(ステップS
11のY:バージョン情報受信手段、ステータス情報受
信手段)、そのデータがPOSプロフィール情報である
と判断した場合には(ステップS12のY)、当該PO
Sプロフィール情報をPOSプロフィール情報テーブル
T1に記憶した後(ステップS13)、POS端末2の
製造メーカーによってアップロードされている最新バー
ジョン情報テーブルT2に記憶されているソフトの最新
バージョンと、受信したPOSプロフィール情報のソフ
トのバージョンとを比較して、現時点でのPOS端末2
の使用ソフトのバージョンが最新バージョンであるか否
かを判断する(ステップS14:バージョン比較手
段)。なお、比較は、メーカー名及び機種をキーにして
実行される。
【0060】また、特に図示しないが、POSプロフィ
ール情報テーブルT1に記憶されたPOSプロフィール
情報は、POS端末2の保守会社のコンピュータ105
に対しても転送される。
【0061】そして、現時点でのPOS端末2の使用ソ
フトのバージョンが最新バージョンでないと判断した場
合には(ステップS14のN)、ステップS15に進
み、POS端末2が接続されているストアコンピュータ
4に対して“バージョンアップ確認メール”を送信し、
ステップS11に戻る。
【0062】このように“バージョンアップ確認メー
ル”が送信されたストアコンピュータ4の表示器26に
は、図13に示すような「POSバージョンが古いので
“バージョンアップ致しますか”」というバージョンア
ップを促すメッセージM1が表示される。加えて、表示
器26には、バージョンアップを承認する場合に操作す
る「はい」ボタンB1及びバージョンアップを承認しな
い場合に操作する「いいえ」B2ボタンも表示される。
そして、このような「はい」ボタンB1又は「いいえ」
B2ボタンがキーボード25等によって操作されると、
各ボタンB1,B2に従った回答メールがPOSメンテ
サーバ103に対して送信されることになる。
【0063】POSメンテサーバ103の制御部29
は、POSシステム5(ストアコンピュータ4)から送
信されたデータを受信し(ステップS11のY)、その
データがバージョンアップ回答メールであると判断した
場合には(ステップS16のY)、ステップS17に進
み、回答メールがバージョンアップを承認するものであ
るか否かを判断する。
【0064】回答メールがバージョンアップを承認する
ものである場合には(ステップS17のY)、ステップ
S18に進み、当該ストアコンピュータ4に対してPO
S端末2の使用ソフトの最新バージョンのプログラムを
送信する。ここに、最新バージョンプログラム送信手段
の機能が実行される。
【0065】そして、回答メールがバージョンアップを
承認しないものである場合(ステップS17のN)に
は、ステップS18に進むことはない。つまり、各PO
S端末2に格納されている既存のプログラムの最新バー
ジョンのプログラムへの書き換えが承認されない場合に
は、最新バージョンのプログラムはストアコンピュータ
4には送信されないので、ユーザーがバージョンアップ
を希望しない時にまで最新バージョンのプログラムを送
信してしまうという不具合を回避することが可能になっ
ている。
【0066】そして、このプログラムの送信が終了した
場合、現時点でのPOS端末2の使用ソフトのバージョ
ンが最新バージョンであると判断した場合(ステップS
14のY)、回答メールがバージョンアップを承認しな
いものである場合(ステップS17のN)には、ステッ
プS19に進み、最新バージョン情報テーブルT2に記
憶されている新製品情報等のPOS情報の送信が許可さ
れているか否かを判断する。なお、POS情報の送信を
許可するか否かはPOSユーザー毎に予め定められてい
る。
【0067】POS情報の送信が許可されている場合に
は(ステップS19のY)、新製品情報等のPOS情報
を当該ストアコンピュータ4に対して送信し(ステップ
S20)、ステップS11に戻る。
【0068】なお、受信したデータがPOSプロフィー
ル情報でもバージョンアップ回答メールでもない場合に
は(ステップS16のN)、データに応じた処理を実行
し(ステップS21)、ステップS11に戻る。
【0069】また、POS情報の送信が許可されていな
い場合(ステップS19のN)には、そのままステップ
S11に戻る。
【0070】続いて、本実施の形態のPOS端末メンテ
ナンスシステム1が備える特長的な機能について、スト
アコンピュータ4の制御部20側の制御処理の流れを示
す図14のフローチャートを参照して説明する。
【0071】図14に示すように、ストアコンピュータ
4の制御部20は、図12のステップS18で示したP
OSメンテサーバ103から送信されたPOS端末2の
使用ソフトの最新バージョンのプログラムを受信すると
(ステップS31のY:最新バージョンプログラム受信
手段)、当該POS端末2の使用ソフトの最新バージョ
ンのプログラムをメモリ部21に格納する(ステップS
32)。
【0072】そして、ストアコンピュータ4の制御部2
0は、当該POS端末2の使用ソフトの最新バージョン
のプログラムのバージョンアップの対象となるPOS端
末2をメーカー名及び機種をキーにしてPOSプロフィ
ール情報ファイルF1を検索することにより全て抽出し
た後(ステップS33)、抽出した全てのPOS端末2
に対して最新バージョンのプログラムのダウンロードを
開始する(ステップS34)。
【0073】その後、抽出した全てのPOS端末2に対
する最新バージョンのプログラムのダウンロードが終了
したと判断した場合には(ステップS35のY)、ステ
ップS36に進み、POSメンテサーバ103に対して
ダウンロードが正常状態であったか異常状態であったか
をPOS端末2毎に通知して、処理を終了する。これに
より、各POS端末2の制御プログラムが最新バージョ
ンのプログラムに上書きされることになる。つまり、ス
テップS34〜S35において、最新バージョンダウン
ロード手段の機能が実行される。なお、最新バージョン
のプログラムのダウンロードが終了した場合には、各P
OS端末2のPOSプロフィール情報ファイルF1の使
用ソフト及びソフトのバージョンも更新される。
【0074】続いて、本実施の形態のPOS端末メンテ
ナンスシステム1が備える特長的な機能について、PO
S端末2の保守会社のコンピュータ105の制御部40
側の制御処理の流れを示す図15のフローチャートを参
照して説明する。
【0075】図15に示すように、保守会社のコンピュ
ータ105の制御部40は、図11のステップS2で示
したPOS端末2から送信されたPOSプロフィール情
報をPOSメンテサーバ103を介して受信すると(ス
テップS41のY)、ステップS42に進み、POSプ
ロフィール情報に含まれるステータス情報(当該POS
端末2のHDDの累計回転数、表示器11の累計表示時
間、通電トータル時間及びI/O機器制御部18を介し
て接続されている各機器の動作状態等)の中で許容値を
越えている項目が有るか否かを判断する。
【0076】ステータス情報の中で許容値を越えている
項目が有ると判断した場合には(ステップS42の
Y)、ステップS43に進み、リモートメンテナンス可
能か否かを判断する。
【0077】リモートメンテナンスが可能であると判断
した場合には(ステップS43のY)、ステップS44
に進み、異常なI/O機器を初期設定やI/O機器を切
り離す等のリモートメンテナンスを行い、処理を終了す
る。
【0078】一方、リモートメンテナンスが不可能であ
ると判断した場合には(ステップS43のN)、ステッ
プS45に進み、当該POS端末2が接続されているス
トアコンピュータ4に対して“訪問メンテナンスの警告
表示データ”を送信し、処理を終了する。
【0079】このように“訪問メンテナンスの警告表示
データ”が送信されたストアコンピュータ4の表示器2
6には、図16に示すような「POSの訪問メンテナン
スを行います。」というメッセージM2が表示される。
【0080】なお、ステータス情報の中で許容値を越え
ている項目が無いと判断した場合には(ステップS42
のN)、メンテナンスの必要はないので、そのまま処理
を終了する。
【0081】ここに、POS端末2からPOSメンテサ
ーバ103に対して送信された既存のプログラムのバー
ジョン情報と最新バージョン情報テーブルT2に格納さ
れているプログラムの最新バージョンとが比較され、最
新バージョン情報テーブルT2に格納されているプログ
ラムのバージョンの方が新しい場合には、当該最新バー
ジョンのプログラムがストアコンピュータ4に送信さ
れ、ストアコンピュータ4から各POS端末2に対して
ダウンロードされ、POS端末2に格納されている既存
のプログラムが最新バージョンのプログラムに書き換え
られる。これにより、POSシステム5を構成する複数
のPOS端末2のプログラムを最新バージョンに一括し
てバージョンアップすることが可能になるので、POS
ユーザーにとってはプログラムバージョンアップ時にP
OS端末2が長時間にわたって使用できなくなる事態を
回避することが可能になり、POSメーカーにとっては
プログラムバージョンアップ時の手間が軽減される。
【0082】また、POSシステム5から送信されたP
OS端末2の端末運転状態に係る各種情報であるステー
タス情報がPOSメンテサーバ103を介してPOS端
末2の保守会社のコンピュータ105へと転送されるこ
とにより、保守メーカー側でPOS端末2の端末運転状
態を把握することが可能になる。これにより、例えばP
OS端末2の端末運転状態に異常が発生した際には、当
該POS端末2の端末運転状態に基づき対応策を練るこ
とが可能になり、的確な対応策を採ることが可能にな
る。
【0083】なお、本実施の形態においては、POSメ
ンテサーバ103とのデータの送受信をストアコンピュ
ータ4において行うようにしたが、これに限るものでは
なく、POS端末2がPOSメンテサーバ103とのデ
ータの送受信を直接行うようにしても良いし、ホストコ
ンピュータ100を介してPOSメンテサーバ103と
のデータの送受信を行うようにしても良い。
【0084】
【発明の効果】請求項1記載の発明のPOSシステムに
よれば、商品の販売データの登録処理などの各種のデー
タ処理を実行する複数のPOS端末と、これら複数のP
OS端末から各種データを受信して各種のデータ処理を
実行するストアコンピュータと、を備え、サーバコンピ
ュータとの間で各種情報を送受信可能なPOSシステム
において、前記POS端末に格納されている既存のプロ
グラムのバージョン情報を前記サーバコンピュータに対
して送信するバージョン情報送信手段と、前記サーバコ
ンピュータに対して送信された前記POS端末に格納さ
れている既存のプログラムのバージョン情報に応じて前
記サーバコンピュータから送信された最新バージョンの
前記プログラムを前記ストアコンピュータで受信する最
新バージョンプログラム受信手段と、この最新バージョ
ンプログラム受信手段により受信した最新バージョンの
前記プログラムに前記各POS端末に格納されている既
存の前記プログラムを書き換える最新バージョンダウン
ロード手段と、を備え、POS端末に格納されている既
存のプログラムのバージョン情報をサーバコンピュータ
に対して送信することにより、サーバコンピュータ側で
POS端末の現在のプログラムのバージョン情報を把握
することができ、また、サーバコンピュータから送信さ
れてストアコンピュータで受信された最新バージョンの
プログラムをストアコンピュータから各POS端末に対
してダウンロードし、POS端末に格納されている既存
のプログラムを最新バージョンのプログラムに書き換え
ることにより、POSシステムを構成する複数のPOS
端末のプログラムを最新バージョンに一括してバージョ
ンアップすることができるので、POSユーザーにとっ
てはプログラムバージョンアップ時にPOS端末が長時
間にわたって使用できなくなる事態を回避することがで
き、POSメーカーにとってはプログラムバージョンア
ップ時の手間を軽減することができ、業務効率の改善を
図ることができるとともに利便性の向上を図ることがで
きる。
【0085】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載のPOSシステムにおいて、前記POS端末の端末運
転状態に係る各種情報であるステータス情報を前記サー
バコンピュータに送信するステータス情報送信手段を備
え、POS端末の端末運転状態に係る各種情報であるス
テータス情報をサーバコンピュータに対して送信するこ
とにより、サーバコンピュータ側でPOS端末の端末運
転状態を把握することができることから、例えばPOS
端末の端末運転状態に異常が発生した際には、当該PO
S端末の端末運転状態に基づき対応策を練ることがで
き、的確な対応策を採ることができるので、POS端末
のトラブルを未然に防止することができる。
【0086】請求項3記載の発明のサーバコンピュータ
によれば、商品の販売データの登録処理などの各種のデ
ータ処理を実行する複数のPOS端末と、これら複数の
POS端末から各種データを受信して各種のデータ処理
を実行するストアコンピュータと、を備えたPOSシス
テムとの間で各種情報を送受信可能なサーバコンピュー
タにおいて、前記POS端末に使用されるプログラムの
最新バージョンを格納する最新バージョンプログラム格
納手段と、前記POSシステムを構成する前記各POS
端末に格納されている既存のプログラムのバージョン情
報を受信するバージョン情報受信手段と、このバージョ
ン情報受信手段により受信した前記各POS端末の既存
の前記プログラムのバージョン情報と、前記最新バージ
ョンプログラム格納手段に格納されている前記プログラ
ムのバージョンとを比較するバージョン比較手段と、こ
のバージョン比較手段による比較の結果、前記最新バー
ジョンプログラム格納手段に格納されている前記プログ
ラムのバージョンの方が新しい場合、前記最新バージョ
ンプログラム格納手段に格納されている最新バージョン
の前記プログラムを前記ストアコンピュータに送信する
最新バージョンプログラム送信手段と、を備え、サーバ
コンピュータに対してPOS端末から送信された既存の
プログラムのバージョン情報と、最新バージョンプログ
ラム格納手段に格納されているプログラムの最新バージ
ョンとを比較し、最新バージョンプログラム格納手段に
格納されているプログラムのバージョンの方が新しい場
合には、当該最新バージョンのプログラムをストアコン
ピュータに送信してストアコンピュータから各POS端
末に対してダウンロードし、各POS端末のプログラム
のバージョンアップに供することにより、POSシステ
ムを構成する複数のPOS端末のプログラムを最新バー
ジョンに一括してバージョンアップすることができるの
で、POSユーザーにとってはプログラムバージョンア
ップ時にPOS端末が長時間にわたって使用できなくな
る事態を回避することができ、POSメーカーにとって
はプログラムバージョンアップ時の手間を軽減すること
ができ、業務効率の改善を図ることができるとともに利
便性の向上を図ることができる。
【0087】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載のサーバコンピュータにおいて、前記POS端末の端
末運転状態に係る各種情報であるステータス情報を前記
POSシステムから受信するステータス情報受信手段を
備え、POSシステムから送信されたPOS端末の端末
運転状態に係る各種情報であるステータス情報を受信す
ることにより、例えば保守メーカー側に対してサーバコ
ンピュータからステータス情報を転送することでPOS
端末の端末運転状態を把握することができることから、
POS端末の端末運転状態に異常が発生した際には、当
該POS端末の端末運転状態に基づき対応策を練ること
ができ、的確な対応策を採ることができるので、POS
端末のトラブルを未然に防止することができる。
【0088】請求項5記載の発明のPOS端末メンテナ
ンスシステムによれば、請求項1記載のPOSシステム
と、このPOSシステムをネットワークを介して接続し
た請求項3記載のサーバコンピュータと、を備え、PO
S端末からサーバコンピュータに対して送信された既存
のプログラムのバージョン情報と最新バージョンプログ
ラム格納手段に格納されているプログラムの最新バージ
ョンとを比較し、最新バージョンプログラム格納手段に
格納されているプログラムのバージョンの方が新しい場
合には、当該最新バージョンのプログラムをストアコン
ピュータに送信してストアコンピュータから各POS端
末に対してダウンロードし、POS端末に格納されてい
る既存のプログラムを最新バージョンのプログラムに書
き換えることにより、POSシステムを構成する複数の
POS端末のプログラムを最新バージョンに一括してバ
ージョンアップすることができるので、POSユーザー
にとってはプログラムバージョンアップ時にPOS端末
が長時間にわたって使用できなくなる事態を回避するこ
とができ、POSメーカーにとってはプログラムバージ
ョンアップ時の手間を軽減することができ、業務効率の
改善を図ることができるとともに利便性の向上を図るこ
とができる。
【0089】請求項6記載の発明のPOS端末メンテナ
ンスシステムによれば、請求項2記載のPOSシステム
と、このPOSシステムをネットワークを介して接続し
た請求項4記載のサーバコンピュータと、を備え、PO
Sシステムから送信されたPOS端末の端末運転状態に
係る各種情報であるステータス情報をサーバコンピュー
タを介して外部コンピュータへと転送することにより、
請求項5記載の発明の奏する作用に加え、例えば外部コ
ンピュータをPOS端末の保守メーカーのコンピュータ
とした場合には、保守メーカー側でPOS端末の端末運
転状態を把握することができることから、例えばPOS
端末の端末運転状態に異常が発生した際には、当該PO
S端末の端末運転状態に基づき対応策を練ることがで
き、的確な対応策を採ることができるので、POS端末
のトラブルを未然に防止することができる。
【0090】請求項7記載の発明のPOS端末メンテナ
ンス方法によれば、商品の販売データの登録処理などの
各種のデータ処理を実行する複数のPOS端末とこれら
複数のPOS端末から各種データを受信して各種のデー
タ処理を実行するストアコンピュータとで構成されるP
OSシステムと、このPOSシステムをネットワークを
介して接続して前記POS端末に使用されるプログラム
の最新バージョンを格納する最新バージョンプログラム
格納手段を備えたサーバコンピュータと、を用い、前記
POS端末のプログラムのバージョンアップを行うPO
S端末メンテナンス方法であって、前記POS端末に格
納されている既存のプログラムのバージョン情報を前記
POS端末から前記サーバコンピュータに送信するバー
ジョン情報送信工程と、このバージョン送信工程により
送信された前記POSシステムを構成する前記各POS
端末に格納されている既存のプログラムのバージョン情
報を前記サーバコンピュータで受信するバージョン受信
工程と、このバージョン受信工程により受信した前記各
POS端末の既存の前記プログラムのバージョン情報
と、前記最新バージョンプログラム格納手段に格納され
ている前記プログラムのバージョンとを比較するバージ
ョン比較工程と、このバージョン比較工程による比較の
結果、前記最新バージョンプログラム格納手段に格納さ
れている前記プログラムのバージョンの方が新しい場
合、前記最新バージョンプログラム格納手段に格納され
ている最新バージョンの前記プログラムを前記サーバコ
ンピュータから前記ストアコンピュータに送信する最新
バージョンプログラム送信工程と、前記最新バージョン
プログラム送信工程により前記サーバコンピュータから
送信された最新バージョンの前記プログラムを前記スト
アコンピュータで受信する最新バージョンプログラム受
信工程と、この最新バージョンプログラム受信工程によ
り受信した最新バージョンの前記プログラムに前記各P
OS端末に格納されている既存の前記プログラムを書き
換える最新バージョンダウンロード工程と、を含み、P
OS端末からサーバコンピュータに対して送信された既
存のプログラムのバージョン情報と最新バージョンプロ
グラム格納手段に格納されているプログラムの最新バー
ジョンとを比較し、最新バージョンプログラム格納手段
に格納されているプログラムのバージョンの方が新しい
場合には、当該最新バージョンのプログラムをストアコ
ンピュータに送信してストアコンピュータから各POS
端末に対してダウンロードし、POS端末に格納されて
いる既存のプログラムを最新バージョンのプログラムに
書き換えることにより、POSシステムを構成する複数
のPOS端末のプログラムを最新バージョンに一括して
バージョンアップすることができるので、POSユーザ
ーにとってはプログラムバージョンアップ時にPOS端
末が長時間にわたって使用できなくなる事態を回避する
ことができ、POSメーカーにとってはプログラムバー
ジョンアップ時の手間を軽減することができ、業務効率
の改善を図ることができるとともに利便性の向上を図る
ことができる。
【0091】請求項8記載の発明によれば、請求項7記
載のPOS端末メンテナンス方法において、最新バージ
ョンプログラム送信工程には、前記各POS端末に格納
されている既存の前記プログラムの最新バージョンの前
記プログラムへの書き換えについて承認された場合の
み、前記最新バージョンプログラム格納手段に格納され
ている最新バージョンの前記プログラムを前記サーバコ
ンピュータから前記ストアコンピュータに送信するバー
ジョンアップ承認工程を含むことにより、各POS端末
に格納されている既存のプログラムの最新バージョンの
プログラムへの書き換えが承認されない場合には、最新
バージョンのプログラムをストアコンピュータに送信す
ることはないので、ユーザーがバージョンアップを希望
しない時にまで最新バージョンのプログラムを送信して
しまうという不具合を回避することができる。
【0092】請求項9記載の発明によれば、請求項7ま
たは8記載のPOS端末メンテナンス方法において、前
記POS端末の端末運転状態に係る各種情報であるステ
ータス情報を前記POSシステムから前記サーバコンピ
ュータに送信するステータス情報送信工程と、このステ
ータス情報送信工程により前記POSシステムから送信
された前記POS端末の端末運転状態に係る各種情報で
あるステータス情報を前記サーバコンピュータで受信す
るステータス情報受信工程と、このステータス情報受信
工程により受信した前記ステータス情報を前記サーバコ
ンピュータから外部コンピュータへと転送するステータ
ス情報転送工程と、含み、POSシステムから送信され
たPOS端末の端末運転状態に係る各種情報であるステ
ータス情報をサーバコンピュータで受信することによ
り、例えば保守メーカー側に対してサーバコンピュータ
からステータス情報を転送することでPOS端末の端末
運転状態を把握することができることから、POS端末
の端末運転状態に異常が発生した際には、当該POS端
末の端末運転状態に基づき対応策を練ることができ、的
確な対応策を採ることができるので、POS端末のトラ
ブルを未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のPOS端末メンテナン
スシステムの全体構成を概略的に示すブロック図であ
る。
【図2】POS端末の構成を概略的に示す外観斜視図で
ある。
【図3】POS端末の電装系の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】POSプロフィール情報ファイルを模式的に示
す説明図である。
【図5】ストアコンピュータの電装系の構成を示すブロ
ック図である。
【図6】POSメンテサーバの電装系の構成を示すブロ
ック図である。
【図7】POSプロフィール情報テーブルを模式的に示
す説明図である。
【図8】最新バージョン情報テーブルを模式的に示す説
明図である。
【図9】保守会社のコンピュータの電装系の構成を示す
ブロック図である。
【図10】POS端末メンテナンスシステムの各部の処
理概要を示す説明図である。
【図11】POS端末における処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図12】POSメンテサーバにおける処理の流れを示
すフローチャートである。
【図13】ストアコンピュータの表示器の表示画面の一
例を示す正面図である。
【図14】ストアコンピュータにおける処理の流れを示
すフローチャートである。
【図15】保守会社のコンピュータにおける処理の流れ
を示すフローチャートである。
【図16】ストアコンピュータの表示器の表示画面の一
例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 POS端末メンテナンスシステム 2 POS端末 4 ストアコンピュータ 5 POSシステム 102 ネットワーク 103 サーバコンピュータ T2 最新バージョンプログラム格納手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品の販売データの登録処理などの各種
    のデータ処理を実行する複数のPOS端末と、これら複
    数のPOS端末から各種データを受信して各種のデータ
    処理を実行するストアコンピュータと、を備え、サーバ
    コンピュータとの間で各種情報を送受信可能なPOSシ
    ステムにおいて、 前記POS端末に格納されている既存のプログラムのバ
    ージョン情報を前記サーバコンピュータに対して送信す
    るバージョン情報送信手段と、 前記サーバコンピュータに対して送信された前記POS
    端末に格納されている既存のプログラムのバージョン情
    報に応じて前記サーバコンピュータから送信された最新
    バージョンの前記プログラムを前記ストアコンピュータ
    で受信する最新バージョンプログラム受信手段と、 この最新バージョンプログラム受信手段により受信した
    最新バージョンの前記プログラムに前記各POS端末に
    格納されている既存の前記プログラムを書き換える最新
    バージョンダウンロード手段と、を備えることを特徴と
    するPOSシステム。
  2. 【請求項2】 前記POS端末の端末運転状態に係る各
    種情報であるステータス情報を前記サーバコンピュータ
    に送信するステータス情報送信手段を備えることを特徴
    とする請求項1記載のPOSシステム。
  3. 【請求項3】 商品の販売データの登録処理などの各種
    のデータ処理を実行する複数のPOS端末と、これら複
    数のPOS端末から各種データを受信して各種のデータ
    処理を実行するストアコンピュータと、を備えたPOS
    システムとの間で各種情報を送受信可能なサーバコンピ
    ュータにおいて、 前記POS端末に使用されるプログラムの最新バージョ
    ンを格納する最新バージョンプログラム格納手段と、 前記POSシステムを構成する前記各POS端末に格納
    されている既存のプログラムのバージョン情報を受信す
    るバージョン情報受信手段と、 このバージョン情報受信手段により受信した前記各PO
    S端末の既存の前記プログラムのバージョン情報と、前
    記最新バージョンプログラム格納手段に格納されている
    前記プログラムのバージョンとを比較するバージョン比
    較手段と、 このバージョン比較手段による比較の結果、前記最新バ
    ージョンプログラム格納手段に格納されている前記プロ
    グラムのバージョンの方が新しい場合、前記最新バージ
    ョンプログラム格納手段に格納されている最新バージョ
    ンの前記プログラムを前記ストアコンピュータに送信す
    る最新バージョンプログラム送信手段と、を備えること
    を特徴とするサーバコンピュータ。
  4. 【請求項4】 前記POS端末の端末運転状態に係る各
    種情報であるステータス情報を前記POSシステムから
    受信するステータス情報受信手段を備えることを特徴と
    する請求項3記載のサーバコンピュータ。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のPOSシステムと、 このPOSシステムをネットワークを介して接続した請
    求項3記載のサーバコンピュータと、を備えることを特
    徴とするPOS端末メンテナンスシステム。
  6. 【請求項6】 請求項2記載のPOSシステムと、 このPOSシステムをネットワークを介して接続した請
    求項4記載のサーバコンピュータと、を備えることを特
    徴とするPOS端末メンテナンスシステム。
  7. 【請求項7】 商品の販売データの登録処理などの各種
    のデータ処理を実行する複数のPOS端末とこれら複数
    のPOS端末から各種データを受信して各種のデータ処
    理を実行するストアコンピュータとで構成されるPOS
    システムと、このPOSシステムをネットワークを介し
    て接続して前記POS端末に使用されるプログラムの最
    新バージョンを格納する最新バージョンプログラム格納
    手段を備えたサーバコンピュータと、を用い、前記PO
    S端末のプログラムのバージョンアップを行うPOS端
    末メンテナンス方法であって、 前記POS端末に格納されている既存のプログラムのバ
    ージョン情報を前記POS端末から前記サーバコンピュ
    ータに送信するバージョン情報送信工程と、 このバージョン送信工程により送信された前記POSシ
    ステムを構成する前記各POS端末に格納されている既
    存のプログラムのバージョン情報を前記サーバコンピュ
    ータで受信するバージョン受信工程と、 このバージョン受信工程により受信した前記各POS端
    末の既存の前記プログラムのバージョン情報と、前記最
    新バージョンプログラム格納手段に格納されている前記
    プログラムのバージョンとを比較するバージョン比較工
    程と、 このバージョン比較工程による比較の結果、前記最新バ
    ージョンプログラム格納手段に格納されている前記プロ
    グラムのバージョンの方が新しい場合、前記最新バージ
    ョンプログラム格納手段に格納されている最新バージョ
    ンの前記プログラムを前記サーバコンピュータから前記
    ストアコンピュータに送信する最新バージョンプログラ
    ム送信工程と、 前記最新バージョンプログラム送信工程により前記サー
    バコンピュータから送信された最新バージョンの前記プ
    ログラムを前記ストアコンピュータで受信する最新バー
    ジョンプログラム受信工程と、 この最新バージョンプログラム受信工程により受信した
    最新バージョンの前記プログラムに前記各POS端末に
    格納されている既存の前記プログラムを書き換える最新
    バージョンダウンロード工程と、を含んでなることを特
    徴とするPOS端末メンテナンス方法。
  8. 【請求項8】 最新バージョンプログラム送信工程に
    は、前記各POS端末に格納されている既存の前記プロ
    グラムの最新バージョンの前記プログラムへの書き換え
    について承認された場合のみ、前記最新バージョンプロ
    グラム格納手段に格納されている最新バージョンの前記
    プログラムを前記サーバコンピュータから前記ストアコ
    ンピュータに送信するバージョンアップ承認工程を含む
    ことを特徴とする請求項7記載のPOS端末メンテナン
    ス方法。
  9. 【請求項9】 前記POS端末の端末運転状態に係る各
    種情報であるステータス情報を前記POSシステムから
    前記サーバコンピュータに送信するステータス情報送信
    工程と、 このステータス情報送信工程により前記POSシステム
    から送信された前記POS端末の端末運転状態に係る各
    種情報であるステータス情報を前記サーバコンピュータ
    で受信するステータス情報受信工程と、を含むことを特
    徴とする請求項7または8記載のPOS端末メンテナン
    ス方法。
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