JP2002258411A - 遮光帯を有するレンチキュラーレンズシートおよびその製造方法 - Google Patents

遮光帯を有するレンチキュラーレンズシートおよびその製造方法

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JP2002258411A
JP2002258411A JP2001057541A JP2001057541A JP2002258411A JP 2002258411 A JP2002258411 A JP 2002258411A JP 2001057541 A JP2001057541 A JP 2001057541A JP 2001057541 A JP2001057541 A JP 2001057541A JP 2002258411 A JP2002258411 A JP 2002258411A
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lenticular lens
sheet
light
ionizing radiation
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JP2001057541A
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Yoshiyuki Yamashita
禎之 山下
Isoroku Watanabe
一十六 渡邊
Kunpei Oda
訓平 織田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造上、工程数の増加を伴なうことなく、フ
ァインピッチのレンチキュラーレンズシートにおいて、
ブラックストライプの形成位置の精度が高い、遮光帯を
有するレンチキュラーレンズシートおよびその製造方法
を提供することを課題とするものである。 【解決手段】 レンチキュラーレンズシート11を、透
明基材シート12の上面にレンチキュラーレンズ面を、
下面の、レンズ面側から入射した光の非集光部に、断面
が台形状で、高さが1μm〜200μm、上面の幅がレ
ンチキュラーレンズ13のピッチpに対し0.3p〜
0.9pである凸条部14を有し、凸条部14上には、
厚みが0.3μm〜2μmの遮光帯15を有する構成と
した。製造は、各々の面について、型ローラを用いて逐
次行ない、両型ローラの接点近傍で、後に付型された層
を硬化させることにより、レンチキュラーレンズと凸条
部との形成位置の精度を確保した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非レンズ面の非集
光部に、遮光帯を有するレンチキュラーレンズシートに
関するものである。また、本発明は、そのような遮光帯
を有するレンチキュラーレンズシートの製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】画面サイズの大きいテレビジョンとし
て、背面より映像を投映して前面より観察する、いわゆ
るプロジェクション型テレビジョンがある。一般のCR
Tよりも輝度の高い投映用のCRTや、液晶(LCD)
プロジェクター、もしくはデジタルマイクロミラーデバ
イス(DMD)を使用したDLPプロジェクター等を用
いて投映するものである。
【0003】このようなプロジェクション型テレビジョ
ンにおける映像投映用のスクリーンとしては、代表的に
は、図1に模式的に示すように、フレネル凸レンズシー
ト1とレンチキュラーレンズシート2とを組み合わせた
ものが使用されている。スクリーン背面からの投映光3
を、まず、フレネル凸レンズシート1で絞って、適度な
範囲内に向かう光、例えば平行光4とした後、レンチキ
ュラーレンズシート2を用いて、水平方向(図1では左
右方向)に適度な広がりの角度θを持たせた出射光5と
して出光させ、図1では下側になる観察方向より映像が
眺められるようになっている。このようなスクリーンを
使用することにより、投映光4を、所定の角度θの範囲
内で有効に利用することができ、この角度θの範囲内で
あれば、スクリーンの正面から水平方向にずれた位置で
観察しても、明るい映像を眺めることができる。
【0004】ところで、ここで使用されるレンチキュラ
ーレンズシート2は、一般に、図2に斜視図で示すよう
な構造を有している。即ち、レンチキュラーレンズシー
ト2は、入光面側(図2では上面)に、断面が円形等の
かまぼこ形状のレンチキュラーレンズ2aが多数並べら
れた形状を有しており、非レンズ面には、レンチキュラ
ーレンズ2aの焦点近傍以外を覆う通常、黒色の遮光帯
(ブラックストライプとも言う。)6が設けられてお
り、外光を吸収して、映像のコントラストを向上させて
いる。
【0005】近年、プロジェクション型テレビジョンに
おいて、CRTを拡大投映するのに替わって、LCDプ
ロジェクター、もしくはDLPプロジェクターを用いた
タイプのプロジェクション型テレビジョンが出現し、こ
れらのタイプにおいては、プロジェクターからの光は画
素(ドットマトリックス)によって構成されるため、C
RTを拡大投映する場合に用いるよりもピッチが小さ
い、ファインピッチのレンチキュラーレンズシートが要
求され、一例として、CRTを拡大投映する場合、ピッ
チが0.5mm〜2.0mmであったのに対し、ピッチ
の小さいものでは、0.05〜0.3mmのものさえ使
われるようになった。
【0006】このように、レンチキュラーレンズのピッ
チ(図1中、符号pで示す)が小さい、ファインピッチ
のものが望まれるようになるに連れ、レンチキュラーレ
ンズとブラックストライプとの位置合わせが難しくなっ
てきた。
【0007】そこで、機械的な手段によらず、レンチキ
ュラーレンズを利用した光学的手段により、ブラックス
トライプを形成しようとする試みがなされた。特開平9
−120102号公報には、レンチキュラーレンズシー
トの平坦面に電離放射線硬化型樹脂層を形成しておき、
レンチキュラーレンズ側から光線(紫外線を例示)で露
光して、集光部の樹脂層を硬化させ、非集光部の樹脂層
の粘着性を利用して、トナーもしくは転写シートの転写
層を付着させる方法が開示されている。
【0008】上記公報に記載の方法によれば、レンチキ
ュラーレンズの光学的特性を利用するため、ブラックス
トライプを形成する際の位置合わせが不要になる利点が
あるものの、上記公報に記載された方法では、電離放射
線硬化型樹脂層の形成、露光による集光部を硬化させ、
光集光部の粘着性を残す、および光集光部へのトナーも
しくは転写層の付着の各工程を要するものであり、工程
数が格段に増加する。また、副次的な問題ではあるが、
レンチキュラーレンズの光学的特性を利用するため、レ
ンチキュラーレンズの垂直方向の拡散性を付与するため
の拡散剤を添加することができず、別に光拡散性のシー
トを準備してレンチキュラーレンズシートに貼り合せる
等しなければならない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明におい
ては、製造上、工程数の増加を伴なうことなく、ファイ
ンピッチのレンチキュラーレンズシートにおいて、ブラ
ックストライプの形成位置の精度が高い、遮光帯を有す
るレンチキュラーレンズシートおよびその製造方法を提
供することを課題とするものである。
【0010】
【課題を解決する手段】発明者の検討により、遮光帯を
形成する位置に、レンチキュラーレンズと凸条部とを位
置合わせして、共に型ローラにより形成し、形成された
凸条部上に、転写によって遮光層を積層することによ
り、上記の課題が解決されることが判明した。
【0011】第1の発明は、透明シート体の片面にレン
チキュラーレンズが多数配列したレンズ面を有し、前記
透明シート体の前記レンズ面を有するのとは反対側の面
の前記レンズ面側から入射した光の非集光部に、断面が
台形状で、高さが1μm〜200μm、上面の幅が前記
レンチキュラーレンズのピッチをpとするとき、0.3
p〜0.9pである凸条部を有し、さらに前記凸条部上
には、厚みが0.3μm〜2μmの遮光帯を有すること
を特徴とする遮光帯を有するレンチキュラーレンズシー
トに関するものである。第2の発明は、第1の発明にお
いて、前記レンチキュラーレンズシートは、透明基材シ
ートの片面にレンチキュラーレンズが多数配列したレン
ズ層が積層されて前記レンズ面を構成し、前記透明基材
シートの前記レンズ層が積層されたのとは反対側の面の
前記レンズ層側から入射した光の非集光部に、断面が台
形状の凸条層が積層されて凸条部を構成することを特徴
とする遮光帯を有するレンチキュラーレンズシートに関
するものである。第3の発明は、第1または第2の発明
において、前記遮光帯は、前記凸条部側から接着剤層、
および遮光性着色層が積層したものであることを特徴と
する遮光帯を有するレンチキュラーレンズシートに関す
るものである。第4の発明は、第1または第2の発明に
おいて、前記レンズ層および前記凸条層が、電離放射線
硬化性樹脂組成物の硬化物からなることを特徴とする遮
光帯を有するレンチキュラーレンズシートに関するもの
である。第5の発明は、第4の発明において、前記電離
放射線硬化性樹脂組成物が紫外線硬化性樹脂組成物であ
ることを特徴とする遮光帯を有するレンチキュラーレン
ズシートに関するものである。第6の発明は、第1〜第
5いずれかの発明において、前記レンズ面におけるレン
チキュラーレンズのピッチが0.55mm以下であるこ
とを特徴とする遮光帯を有するレンチキュラーレンズシ
ートに関するものである。第7の発明は、レンチキュラ
ーレンズが多数配列したレンズ面の逆型形状の凹凸面
が、凹凸の溝の方向が円周方向を向いて形成されたレン
チキュラーレンズ面成型用型ローラと、前記レンズ面の
レンチキュラーレンズのピッチと等しいピッチで断面が
台形状の凸条部が多数配列した凸条面の逆型形状の凹条
溝が、前記凹条溝の方向が円周方向を向いて形成された
凸条面成型用型ローラとを準備して対向させて配置し、
前記レンチキュラーレンズ面成型用型ローラ上に透明基
材シートを供給し、供給した前記透明基材シートを第1
の電離放射線硬化性樹脂組成物の層を介して密着状態と
した後、電離放射線を作用させて、前記第1の電離放射
線硬化性樹脂組成物の層を硬化させることによりレンチ
キュラーレンズ層を形成し、続いて、前記透明基材シー
トの露出面側に、第2の電離放射線硬化性樹脂組成物の
層を適用した後、前記レンチキュラーレンズ面成型用型
ローラと前記凸条面成型用型ローラとの間を、第2の電
離放射線硬化性樹脂組成物の層が適用された側を前記凸
条面成型用型ローラに密着させて通した後、直ちに、電
離放射線を作用させて、前記第2の電離放射線硬化性樹
脂組成物の層を硬化させることにより凸条層を形成し、
その後、前記レンチキュラーレンズレンズ層および前記
凸条層が形成された透明基材シートを剥離してレンチキ
ュラーレンズシートを得た後、得られたレンチキュラー
レンズシートの前記凸条層を有する側に、基材シート上
に遮光性層および接着剤層が剥離可能に積層された転写
シートの前記接着剤層側を向けて接触させ、前記転写シ
ートの前記基材シートの露出面側より加熱および加圧
し、その後、前記基材シートを剥離することにより、前
記凸条層上に接着剤層を介して遮光性層を積層して遮光
帯を形成することを特徴とする遮光帯を有するレンチキ
ュラーレンズシートの製造方法に関するものである。第
8の発明は、レンチキュラーレンズが多数配列したレン
ズ面の逆型形状の凹凸面が、凹凸の溝の方向が円周方向
を向いて形成されたレンチキュラーレンズ面成型用型ロ
ーラと、前記レンズ面のレンチキュラーレンズのピッチ
と等しいピッチで断面が台形状の凸条部が多数配列した
凸条面の逆型形状の凹条溝が、前記凹状溝の方向が円周
方向を向いて形成された凸条面成型用型ローラとを準備
して対向させて配置し、前記凸条面成型用型ローラ上に
透明基材シートを供給し、供給した前記透明基材シート
を第1の電離放射線硬化性樹脂組成物の層を介して密着
状態とした後、電離放射線を作用させて、前記第1の電
離放射線硬化性樹脂組成物の層を硬化させることにより
凸条層を形成し、続いて、前記透明基材シートの露出面
側に、第2の電離放射線硬化性樹脂組成物の層を適用し
た後、前記レンチキュラーレンズ面成型用型ローラと前
記凸条面成型用型ローラとの間を、第2の電離放射線硬
化性樹脂組成物の層が適用された側を前記レンチキュラ
ーレンズ面成型用型ローラに密着させて通した後、直ち
に、電離放射線を作用させて、前記第2の電離放射線硬
化性樹脂組成物の層を硬化させることによりレンチキュ
ラーレンズ層を形成し、その後、前記レンチキュラーレ
ンズレンズ層および前記凸条層が形成された透明基材シ
ートを剥離してレンチキュラーレンズシートを得た後、
得られたレンチキュラーレンズシートの前記凸条層を有
する側に、基材シート上に遮光性層および接着剤層が剥
離可能に積層された転写シートの前記接着剤層側を向け
て接触させ、前記転写シートの前記基材シートの露出面
側より加熱および加圧し、その後、前記基材シートを剥
離することにより、前記凸条層上に接着剤層を介して遮
光性層を積層して遮光帯を形成することを特徴とする遮
光帯を有するレンチキュラーレンズシートの製造方法に
関するものである。第9の発明は、第7または第8の発
明において、前記電離放射線硬化性樹脂組成物が紫外線
硬化性樹脂組成物であり、前記電離放射線として紫外線
を用いることを特徴とする遮光帯を有するレンチキュラ
ーレンズシートの製造方法に関するものである。第10
の発明は、第7または第8の発明において、前記転写シ
ートとして、遮光性層が接着性を有し、接着剤層を兼ね
るものを使用することを特徴とする遮光帯を有するレン
チキュラーレンズシートの製造方法に関するものであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図3(a)に示すように、本発明
の遮光帯を有するレンチキュラーレンズシート11は、
好ましくは、透明基材シート12の上面に、レンチキュ
ラーレンズ13が多数配列したレンズ層が積層されてレ
ンズ面を有しており、透明基材シート12の下面には、
上面の各々のレンチキュラーレンズ13に入射した光の
非集光部に、レンチキュラーレンズのピッチpより狭い
幅を有し、比較的高さの低い凸条層14が積層された凸
条部を有しており、凸条層14上には、遮光性層15が
積層された遮光帯を有しているものである。勿論、本発
明において、遮光性層15を除いたレンチキュラーレン
ズシート11は、一枚の透明基材の両側にレンズ面と凸
条部とが、上記のように層の区別無く全体として一層で
形成されているものであってもよいし、いずれか一方が
透明基材と層の区別無く形成されていて、残る他方が積
層されたものであってもよい。
【0013】上記において、凸条部の高さは、1μm〜
200μmが好ましく、より好ましくは50μm以下で
ある。凸条部の高さが1μm未満であると、凸条部と、
それ以外の個所との段差がほとんど無く、段差を利用し
て、凸条部に選択的に遮光帯を形成することが困難にな
る。また、凸条部の高さが200μmを超えると、凸条
部どうしの間からの出射光が、凸条部によって妨げら
れ、レンチキュラーレンズの性能によって決まる、映像
の見える角度θの範囲が狭くなる。また、凸条部どうし
の間隔が狭くなると、凸条部により、出射光が妨げられ
やすくなるので、その意味では、凸条部の高さは、50
μm以下であることがより好ましく、具体的な数値を挙
げるなら、10μm、もしくは20μm程度である。
【0014】レンチキュラーレンズシート11のレンチ
キュラーレンズ13のピッチpは必要な精度、レンチキ
ュラーレンズシート11の大きさによっても異なるが、
実用的には、大きいもので1mm前後以下であり、高精
細のものでは、300μm以下であり、例えば、100
μm〜200μm程度である。あるいは、もっと細かい
55μm以下のものであってもよい。レンチキュラーレ
ンズ13のピッチpは、さらに細かくてもよいが、製作
精度の確保の観点から、20μm以上が好ましく、より
好ましくは50μm以上である。
【0015】これに対し、遮光帯の巾は、レンチキュラ
ーレンズのピッチの0.3倍〜0.9倍、より好ましく
は、0.5倍〜0.8倍程度である。0.3倍未満であ
ると、遮光帯を形成する意味がなく、0.5倍未満であ
ると、遮光帯を形成したことによる、コントラストの向
上効果が目立って得られないからである。なお、遮光帯
の巾が、レンチキュラーレンズ2aのピッチの0.9倍
を超えると、投映光の利用率が極端に低下するが、投映
光の利用率の点では、0.8倍を超えない方がより好ま
しい。
【0016】遮光帯の厚みは、薄ければ薄い方が良い
が、充分な遮光性をレンチキュラーレンズシートに付与
するために、膜厚のムラを生じることなく形成する必要
があるので、0.3μm〜2μmであることが好まし
い。遮光帯の厚みが0.3μm未満であると、膜厚のム
ラが生じやすく、また、遮光性も得にくい。また、遮光
帯の膜厚が2μm以上あると、膜厚のムラの解消効果、
および遮光性の向上効果が得られない。
【0017】遮光帯は、遮光性層15単独の場合もある
が、遮光性層15が接着剤層(図示せず。)を介して、
凸条部上に積層したものであってもよく、転写によって
形成する際には、このような構造をとることが多い。転
写の場合には、このほかに、転写シートの基材から遮光
性層等を剥離するための剥離層や、転写後の遮光性層を
保護する保護層が積層されている場合もある。なお、遮
光性層は接着剤層を介して積層することが多いが、遮光
性層自身が接着性を有していれば、遮光性層が接着剤層
を兼ねるものであってもよい。転写シート、および転写
に関しては後述する。
【0018】凸条部は断面形状が台形であり、従って、
レンチキュラーレンズシートの外側に行くほど、凸条部
の幅が狭くなっている。これは、出射光5が凸条部によ
って遮られることを防ぐためで、図3(b)に示すよう
に、断面形状における台形の斜辺と、レンチキュラーレ
ンズシートの垂線Tとのなす角度αは、凸条部を有する
レンチキュラーレンズシートの出射光の広がりの角度θ
に対し、α=θ/2以上であることが好ましい。遮光帯
の厚みがごく薄い場合は、α=θ/2以上でなくてもよ
く、従って、断面形状が台形でなく、長方形であっても
よいが、断面形状が台形の方が、遮光性層を転写する際
にかかる圧力で凸状部がつぶれるのを防止し得るし、さ
らに、凸状面成型用型ローラの作製の際に、凸状部を形
成するためのバイトの作製およびそのバイトの使用によ
る凸状面の作製が容易であって好ましい。
【0019】本発明の遮光性を有するレンチキュラーレ
ンズシート11が、透明基材シート12を用いて、その
両面にレンズ層13および凸条層14を有する構造であ
る場合、透明基材シート12としては、例えば、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビ
ニリデン、ポリスチレン、エチレン−アクリル酸共重合
体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−酢酸
ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化
物、エチレン−α−オレフィン共重合体エラストマー、
酸変性ポリオレフィン、スチレン−ブタジエン−アクリ
ロニトリル共重合体、ポリアミド、ポリカーボネート、
ポリスルホン、ポリアセタール、ポリメチルメタクリレ
ート、ポリフェニレンオキシド、ポリウレタン、ポリエ
チレンテレフタレート(略称;PET)、ポリブタジエ
ンテレフタレート、ナイロン等の単体、あるいは、混合
体(共押出フィルム等)、および、ラミネート品等を挙
げることができる。透明基材シート12の厚みは任意で
あるが、レンチキュラーレンズシートに自己保形性を持
たせる意味で、50μm〜200μm程度であることが
好ましい。
【0020】また、透明基材シート12に積層して、レ
ンズ層13および凸条層14を形成するための樹脂とし
ては、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂(例、PMM
A)、ポリスチレン、ポリカーボネートなどの熱可塑性
樹脂、不飽和ポリエステル、メラミン、エポキシ、ポリ
エステル(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アク
リレート、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリエーテ
ル(メタ)アクリレート、ポリオール(メタ)アクリレ
ート、メラミン(メタ)アクリレート、トリアジン系ア
クリレートなどの熱硬化性樹脂をそれぞれ単独、或いは
上記熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂とを混合して使用する
ことができる。
【0021】レンズ層13および凸条層14を形成する
ための樹脂としては、より好ましくは、ラジカル重合性
不飽和基を有する熱成形性物質、或いは、これらにラジ
カル重合性不飽和単量体を加え電離放射線硬化性、さら
に紫外線吸収剤や光開始剤を配合して、特に紫外線硬化
性としたもの等を使用することができる。これらは、電
子線照射、もしくは紫外線照射により硬化させる。この
ほか、銀塩、重クロム酸ゼラチン、サーモプラスチッ
ク、ジアゾ系感光材料、フォトレジスト、強誘電体、フ
ォトクロミック材料、サーモクロミック材料、カルコゲ
ンガラスなどの感光材料なども使用できる。なお、透明
基材シートとレンズ層13、および凸条層14のいずれ
か、もしくは両方が一体となった構造のレンチキュラー
レンズシートは、上記したレンズ層13、および凸条層
14を構成する材料、もしくは透明基材シートを構成す
る素材を使用して構成することができる。
【0022】遮光帯は、代表的には、遮光性顔料が凸条
部に対して接着性を有する樹脂中に分散した樹脂組成物
から構成される。遮光性顔料としては、外光を吸収して
反射しないものであれば、いかなるものであってもよい
が、通常、カーボンブラック等の暗色系の顔料や反射性
の低い顔料を使用する。
【0023】遮光帯3を構成する樹脂成分としては、モ
ノマーとして酢酸ビニル、ビニルアルコール、スチレ
ン、α−メチルスチレン、(メタ)アクリル酸、(メ
タ)アクリル酸エステル、例えばメタクリル酸メチル、
フッ素含有(メタ)アクリル酸誘導体、アクリロニトリ
ル、エチレン、プロピレン、ブテン、ブタジエン等のオ
レフィン等から選ばれる少なくとも1種類のモノマーを
重合させた重合体、セルロースアセテート、セルロース
プロピオネート、セルロースブチレート、セルロースア
セテートブチレート、エチルセルロース、ニトロセルロ
ース等のセルロース誘導体、ポリアミド、ポリイミド、
ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリカ
ーボネート、ポリアリレート、ポリスルホン、ポリアセ
タール、ポリフェニレンオキシド、ポリウレタン、エポ
キシ樹脂、フェノール系樹脂、石油系樹脂、天然ゴム類
もしくはブタジエン系ゴム等の合成ゴム類、シリコン樹
脂、またはフッ素樹脂等のポリマーから選ばれた樹脂を
挙げることができ、これらを単独、あるいは、2種以上
の組み合わせで使用することができる。
【0024】遮光帯3を構成する樹脂成分としては、ワ
ックス類を使用することもでき、ワックス類としては、
鯨ロウ、蜜ロウ、カルナバロウ、キャンデリラロウ、木
ロウ、モンタンロウ、ラノリンロウ等の天然ワックス、
パラフィンロウ、マイクロクリスタリンワックス、エス
テルワックス、酸化ワックス、低分子量ポリエチレンワ
ックス、モンタンワックス、塩化パラフィン等の合成ワ
ックス、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ス
テアリン酸、フロメン酸、ベヘニン酸等の高級脂肪酸、
ステアリルアルコール、ベヘニンアルコール等の高級ア
ルコール、ショ糖の脂肪酸エステル、スルビタンの脂肪
酸エステル等のエステル類、ステアリンアミド、オレイ
ンアミド等のアミド類も用いる事が可能である。
【0025】本発明の遮光帯を有するレンチキュラーレ
ンズシート11は、次のようにして、透明基材シートの
表裏に、レンズ層13と凸条層14とを、位置合わせ精
度を確保して、レンチキュラーレンズシートを得た上
で、凸条部に対し、転写、好ましくは熱転写により遮光
性層15を積層して遮光帯を形成することが好ましい。
【0026】図4は、レンチキュラーレンズシートを製
造する装置101の主要部分、および素材に対し、逐
次、加工がなされる様子を示す図である。装置101
は、連続したシートが、逐次加工を受けられるよう構成
したものであって、シートの供給側より、押し圧用のバ
ックアップローラ102、レンチキュラーレンズ面成型
用型ローラ103、凸条面成型用型ローラ104、離型
ローラ105の各ローラが順に、かつ各々の間は所定の
厚みの素材が通る隙間を有して配置されて、フレーム
(図示せず。)に回転可能に支持されたものである。こ
れら四つのローラは、一例として、図5に示すように、
ローラ102、103、104、105の順に、水平に
配置されている。
【0027】レンチキュラーレンズ面成型用型ローラ1
03は、ローラ表面に、レンチキュラーレンズ22が多
数配列したレンズ面の逆型形状の凹凸面が、凹凸の溝の
方向が型ローラ103の円周方向を向いて形成されたも
のであり、また、凸条面成型用ローラ104は、レンズ
面のレンチキュラーレンズのピッチと等しいピッチで断
面が台形状の凸条部が多数配列した凸条面の逆型形状の
凹状溝が、凹状溝の方向が型ローラ104の円周方向を
向いて形成されたものである。上記のレンチキュラーレ
ンズ面成型用型ローラ103と凸条面成型用型ローラ1
04とは、特に精密な位置合わせがされて設置されてお
り、各々のレンチキュラーレンズの中心線と凸条層の中
心線とが、ちょうど1/2ピッチずれるよう、位置調整
されている。
【0028】上記の四つのローラは、シートの走行する
方向に沿って回転するよう、図示しない原動機により駆
動されているか、もしくは、対向するローラとの間で連
れ回りするよう構成されている。また、装置101の供
給側には、ロール状のシートを供給する装置が設置さ
れ、装置101の排出側には、製品を巻き上げる巻き上
げ装置、もしくは一定長さに製品をシートカットして堆
積する排出装置が設置されている(いずれも図示せ
ず。)
【0029】装置101は、供給されたシートが、押し
圧用のバックアップローラ102と、レンチキュラーレ
ンズ面成型用型ローラ103との間を通る前に、シート
に塗布液を塗布するよう配置された第1の塗布装置10
6を、バックアップローラ102と、レンチキュラーレ
ンズ面成型用型ローラ103とのほぼ中間の上方に有し
ており、シートが、押し圧用のバックアップローラ10
2と、レンチキュラーレンズ面成型用型ローラ103と
の間を通った後、レンチキュラーレンズ面成型用型ロー
ラ103に接しているうちに、シートに向かって紫外線
を照射するよう配置された第1の紫外線照射装置107
を、型ローラ103の下方に備えている。
【0030】さらに、装置101は、第1の紫外線照射
装置107による紫外線照射を受けたシートに、レンチ
キュラーレンズ面成型用型ローラ103〜凸条面成型用
型ローラ104との間に導入されたシートに転移させる
ために凸条面成型用型ローラ104に塗布液を塗布する
よう配置された第2の塗布装置108を、凸条面成型用
型ローラ104の下方に有しており、レンチキュラーレ
ンズ面成型用型ローラ103〜凸条面成型用型ローラ1
04を通過したシートに、通過直後に紫外線を照射する
よう配置された第2の紫外線照射装置109を、型ロー
ラ103および104のほぼ中間の上方に備えている。
【0031】上記の第1、および第2の塗布装置の種類
は、塗布に用いる塗布液の性質に合わせて選択し得る
が、塗布用ヘッドの塗布されるシート側に、幅方向に開
口したスリットから、一様な塗布腋が押し出されるタイ
プのものを選択することが好ましい。また、上記の第
1、および第2の紫外線照射装置の代わりに、電子線照
射装置を用いてもよい。ただし、紫外線照射装置の方
が、装置がコンパクトで、遮蔽も簡易で済み、実施が容
易である。
【0032】上記の装置101を使用し、先ず、図5
中、向かって右側より、透明基材シート12を、ロール
より巻き出して、供給する。透明基材シート21は、バ
ックアップローラ102に接して、その回転方向(図5
中、反時計回り)に走行し、バックアップローラ102
と時計回りに回転するレンチキュラーレンズ面成型用型
ローラ103との間に導入される前に、第1の塗布装置
106により、第1の紫外線硬化性樹脂組成物の塗布を
受け、続いて、バックアップローラ102とレンチキュ
ラーレンズ面成型用型ローラ103との間で加圧され、
レンチキュラーレンズ面成型用型ローラ103の表面に
形成されている型形状により付型される。
【0033】その後、第1の紫外線硬化性樹脂組成物が
塗布され付型された透明基材シート12は、型ローラ1
03に接したまま、その回転方向に走行し、型ローラ下
方に設置された第1の紫外線照射装置107により、紫
外線照射を受けて、塗布され賦型された第1の紫外線硬
化性樹脂組成物が硬化する。続いて、第1の紫外線硬化
性樹脂組成物の硬化物と透明基材シート21の積層体
は、型ローラ103に接したまま、その回転方向に走行
して、レンチキュラーレンズ面成型用型ローラ103
と、ローラ103とは逆回転(即ち、反時計回りに回
転)する凸条面成型用型ローラ104との間に導入され
る。
【0034】凸条面成型用型ローラ104は、その下方
に設置された第2の塗布装置108により、第2の紫外
線硬化性樹脂組成物の塗布を受け、型ローラ104上に
塗布された第2の紫外線硬化性樹脂組成物は、型ローラ
104の回転により、レンチキュラーレンズ面成型用型
ローラ103と、凸条面成型用型ローラ104との間に
導入され、型ローラ103に接して走行して導入された
第1の紫外線硬化性樹脂組成物の硬化物と透明基材シー
ト21の積層体と共に加圧される。この加圧により、型
ローラ103上の第2の紫外線硬化性樹脂組成物は、上
記積層体の透明基材シート12の露出面にラミネートさ
れると共に、レンチキュラーレンズ面成型用型ローラ1
03の表面に形成されている型形状により付型される。
【0035】第2の紫外線硬化性樹脂組成物が付型され
た積層体は、レンチキュラーレンズ面成型用型ローラ1
03と、凸条面成型用型ローラ104との間を通過し、
型ローラ104に接したまま、その回転方向に走行する
が、型ローラ103と型ローラ104との間から上に出
た直後に、第2の紫外線照射装置109により、紫外線
の照射を受けて、付型された第2の紫外線硬化性樹脂組
成物が硬化する。この第2の紫外線照射装置109によ
る照射は、透明基材シート21の表裏のレンズ面の各レ
ンチキュラーレンズと各凸条層との位置合わせが万全に
行なえるよう、紫外線が照射される位置を、型ローラ1
03と型ローラ104とが、第2の紫外線硬化性樹脂組
成物が付型された積層体を介して互いに接する位置にで
きるだけ近づけることが望ましい。第2の紫外線照射装
置109を、仮に、凸条面成型用型ローラ104の真上
に設置して紫外線の照射を行なったとすると、透明基材
シート21の幅方向へのズレ、環境温度や作業温度によ
る透明基材シート21の伸縮、第1の紫外線硬化性樹脂
組成物の硬化時の収縮等により、表裏のレンズ面の各レ
ンチキュラーレンズと各凸条層との位置合わせが困難に
なるからである。
【0036】上記のように、型ローラ103と型ローラ
104とが、第2の紫外線硬化性樹脂組成物が付型され
た積層体を介して互いに接する位置に紫外線の照射を行
なうと、透明基材シート21をはさんで、レンチキュラ
ーレンズ層と未硬化の凸条層とが強制的に位置合わせさ
れた状態にあるので、この状態で紫外線の照射を行な
い、未硬化の凸条層を硬化させれば、その後、ニップ状
態から開放されて、全体が伸縮したとしても、各レンチ
キュラーレンズと各凸条部の位置合わせされた関係は保
たれる。
【0037】この後、第2の紫外線硬化性樹脂組成物が
付型され硬化された積層体は、離型ローラ105により
型ローラ104上より剥離されて、透明基材シート12
の一方の面にレンチキュラーレンズが多数配列したレン
ズ面を有するレンチキュラーレンズ層を有し、反対面に
は、レンズ面側から入射した光の非集光部に、断面が台
形状の凸条層を有し、しかも、レンズ面の各レンチキュ
ラーレンズと各凸条部との位置合わせが厳密になされた
レンチキュラーレンズシート11’が得られる。
【0038】以上の説明においては、先にレンチキュラ
ーレンズ層を形成し、その後に凸条層を形成したが、レ
ンチキュラーレンズ面成型用型ローラ103と凸条面成
型用型ローラ104とを相互に入れ替えて設置した装置
を用いて、先に、凸条層を形成し、その後、レンチキュ
ラーレンズ層を形成してもよい。
【0039】こうして得られたレンチキュラーレンズシ
ートの凸条部の頂部に、転写により遮光性層を積層し
て、遮光帯を形成する。転写は、遮光性層を転写し得る
転写シートを用いて行ない、レンチキュラーレンズは、
連続したものであっても、すでにシートカットされて枚
葉の状態になったものであってもよい。
【0040】転写シート、および転写方式としては、種
々のものが利用できるが、転写シートとしては、乾式で
転写が可能な感熱転写シートを用い、加熱板もしくは加
熱ローラを用いた熱転写方式を利用することが好まし
い。
【0041】図5(a)に示すように、使用する転写シ
ート21は、例えば、基材シート22の片面に遮光性層
15および感熱接着剤層23とからなる転写層24が剥
離可能に積層されたものであるか、または、基材シート
22の片面に接着性を有する遮光性層15’が転写層2
4’として積層されたものである。
【0042】基材シート22は、例えば、ポリエチレン
テレフタレート樹脂フィルムのような、機械的強度、お
よび転写時に与えられる熱に耐えられる耐熱性を有する
ものである。上記のほか、基材シート22としては、本
発明の遮光性を有するレンチキュラーレンズシートの透
明基材シート12の素材の例として挙げたものの中から
選択して用いることもできる。基材シート22の厚み
は、転写の感度を向上させる意味で、薄い方が好まし
く、5μm〜50μm程度である。
【0043】遮光性層15は、前記した遮光帯を構成す
る素材からなるものであり、また、遮光性層を凸条部の
頂部に積層するための感熱接着剤層23としては、汎用
の熱可塑性合成樹脂の中から、接着性を発揮する温度を
考慮して選択したものを用いて構成することができる。
また、遮光性層15、および感熱接着剤層23からなる
転写層24を剥離可能にする目的で、基材シート22上
に、剥離層(ここでは転写層と共に転写する意味で用い
る。)を積層しておいてもよい。剥離層は、基材シート
がポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムであれば、
ポリエステル系樹脂を主成分とし、ワックス、もしくは
シリコーン等を配合して塗料化し、塗布後の表面に剥離
性を付与できるものを使用する。この剥離層は、転写後
は最表面に露出するので、保護層としての役割を持たせ
ることもできる。
【0044】本発明の遮光帯を有するレンチキュラーレ
ンズシートの製造方法においては、レンチキュラーレン
ズのピッチが、一例として55μm以下と細かく、ま
た、遮光帯の幅がレンチキュラーレンズのピッチの0.
3〜0.9倍とすると、狭い場合には、17μm以下と
なり、極く細かい場合では、レンチキュラーレンズのピ
ッチが、20μm程度になると、6μm程度の非常に狭
い幅となることが有り得る。
【0045】従って、遮光性層を転写するための転写シ
ートの転写層は、6μm幅の凸条部の頂部にのみ転写で
きる解像性を有する必要がある。この意味で、遮光性層
15および接着剤層23には、平均粒径1μm以下のフ
ィラーを30重量%以下の割合で含有させることがより
好ましく、フィラーの添加により、凸条部と非凸条部と
の境界で、遮光性層15と接着剤層23が、明瞭な線で
切れる、いわゆる優れた「箔切れ性」を有するようにな
る。転写層が、接着剤層23を伴なわないときは、接着
性を有する遮光性層15’に、同様にフィラーを含有さ
せることにより、同様に、優れた「箔切れ性」を有する
ようになる。
【0046】また、遮光性層15等を転写するための転
写シートの転写層は、上記のように転写幅が狭くなるこ
とに対応して、厚みが薄いことが好ましい。転写層の厚
みは、3μm以下が好ましく、より好ましくは2μm以
下、さらに、シャープな箔切れ性を発揮させるために
は、1.5μm以下である。ただし、転写層が極度に薄
くなると、遮光性層3の厚みが薄くなり、遮光性が低下
するため、0.2μm以上であることが好ましい。転写
層が接着性を有する遮光性層15’で構成される場合に
は、接着剤層が無い分だけ、遮光性層15’を薄くする
ことができて、しかも遮光性を維持できる点で有利であ
る。
【0047】転写は、凸条部を有するレンチキュラーレ
ンズシート11の凸条部側と、転写シート21の転写層
側を向かい合わせて接触させ、転写シートの基材シート
側より、加熱ローラにより転写して行なう。加熱ローラ
としては、一例として、表面が硬質の耐熱ゴムで被覆し
てあるものを使用することが好ましいが、これ以外のも
のを使用してもよい。加熱ローラの加熱温度としては、
加熱ローラの表面温度で、60℃〜100℃程度が好ま
しく、転写圧力は加熱ローラの有効長さ1mに対し、1
〜2Kg程度であり、転写速度は、一例として、1〜5
m/min.程度であるなお、転写後、直ちに基材シー
ト22を剥離してもよいが、一旦、冷却するか放置によ
り冷却した後に剥離してもよい。
【0048】本発明の製造方法により得られるレンチキ
ュラーレンズシート11は、レンチキュラーレンズ13
の光学的機能により、映像光を水平方向に拡散させるこ
とができるが、垂直方向の拡散については、レンチキュ
ラーレンズシート11を構成する素材、例えば、透明基
材シート12の素材および/またはレンチキュラーレン
ズ13の素材に、適宜な光拡散剤を含有させて行なわせ
ることができる。
【0049】レンチキュラーレンズシート11には、ス
クリーンとして使用する際に、さらに付加した方が好ま
しい様々な機能の層を積層等により複合することができ
る。特に本発明のレンチキュラーレンズシートの厚みが
薄くなると、レンチキュラーレンズシートの自立性が低
下する傾向がある。このため、比較的厚みのある透明板
もしくは透明シートの支持体で補強することが好まし
い。
【0050】上記の付加した方が好ましい機能の層とし
ては、表面が高硬度であるハードコート層、表面におけ
る外光の反射を防止する反射防止層、表面の帯電を防止
し、触れたときの不快感を減らし、塵埃や汚染物質の付
着を防止する帯電防止層等の機能を有する層である。こ
れらの各機能を有する層は、各々の機能を発揮するため
の材料を同じ層内で併用するか、もしくは各々の機能を
有する層を互いに積層する等により、任意に2以上の機
能を兼ね備えたものとすることができる。
【0051】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、出射光を妨げ
ることの無いように形成された凸条部上にごく薄い遮光
帯を有する構造からなるため、凸条部と非凸条部との段
差を利用して、遮光帯を転写により、凸条部にのみ正確
な形状で形成するのに適した、遮光帯を有するレンチキ
ュラーレンズシートを提供できる。請求項2の発明によ
れば、請求項1の発明の効果に加え、レンチキュラーレ
ンズシートが透明基材シートの一方の面にレンチキュラ
ーレンズ層、他方の面に凸条層が積層された構造である
ので、各層を樹脂組成物の積層と付型により、位置合わ
せをして形成するのに適した、遮光帯を有するレンチキ
ュラーレンズシートを提供できる。請求項3の発明によ
れば、請求項1または請求項2の発明の効果に加え、遮
光帯が凸条部側から接着剤層および遮光性層が積層した
構造を有するため、遮光帯が凸条部上に強固に接着して
おり、また、転写シートを用いた転写に適した構造であ
る、遮光帯を有するレンチキュラーレンズシートを提供
できる。請求項4の発明によれば、請求項1または請求
項2の発明の効果に加え、レンズ層および凸条層が電離
放射線硬化性樹脂組成物の硬化物からなっているので、
電離放射線硬化性脂組成物を適用して付型および硬化さ
せてレンズ層および凸条層を形成するのに適した、遮光
帯を有するレンチキュラーレンズシートを提供できる。
請求項5の発明によれば、電離放射線硬化性樹脂組成物
が紫外線硬化性樹脂組成物であるので、硬化物ちする際
の電離放射線照射が簡易な装置で行なえる、遮光帯を有
するレンチキュラーレンズシートを提供できる。請求項
6の発明によれば、レンチキュラーレンズのピッチを規
定したので、LCDプロジェクター、もしくはDLPプ
ロジェクターを用いたタイプのプロジェクション型テレ
ビジョンのような画素の小さい方式にも適した、遮光帯
を有するレンチキュラーレンズシートを提供できる。請
求項7または請求項8の発明によれば、透明基材シート
の一方の面にレンチキュラーレンズ層、他方の面に凸条
層を、いずれも型ローラを用いて逐次形成し、後に形成
する方の層の硬化を各々の面を形成するための両型ロー
ラの接点において行なうため、両層の位置合わせ精度を
高くすることが可能であり、従って、遮光帯の形成の位
置精度の優れた、遮光帯を有するレンチキュラーレンズ
シートの製造方法を提供できる。請求項9の発明によれ
ば、請求項7または請求項8の発明の効果に加え、電離
放射線硬化性樹脂組成物として紫外線硬化性樹脂組成物
を用い、電離放射線として紫外線を用いるので、照射装
置が簡易で済む、遮光帯を有するレンチキュラーレンズ
シートの製造方法を提供できる。請求項10の発明によ
れば、請求項7または請求項8の発明の効果に加え、転
写シートとして、転写層が接着性を有する遮光性層で構
成されるものを用いるので、転写層を薄くすることがで
き、しかも遮光性を維持できる点で有利な、遮光帯を有
するレンチキュラーレンズシートの製造方法を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】プロジェクション型テレビジョン用スクリーン
の概念図である。
【図2】レンチキュラーレンズシートの斜視図である。
【図3】本発明のレンチキュラーレンズシートを示す図
である。
【図4】本発明のレンチキュラーレンズシートの製造方
法を示す図である。
【図5】凸条部への転写を行なうための転写シートを示
す図である。
【符号の説明】
1 フレネル凸レンズシート 2 レンチキュラーレンズシート(2a;レンチキュラ
ーレンズ、2b;透明基材シート、2c;支持板) 3 投映光 4 平行光 5 出射光 6 遮光帯(またはブラックストライプ) 11 レンチキュラーレンズシート(11’;遮光帯の
ないもの) 12 透明基材シート 13 レンチキュラーレンズ層 14 凸条層 15 遮光性層 21 転写シート(22;基材シート、15;遮光性
層、23;接着剤層) 103、104;型ローラ 106、108;塗布装置 107、109;紫外線照射装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 105:24 B29K 105:24 B29L 9:00 B29L 9:00 11:00 11:00 (72)発明者 織田 訓平 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 2H021 BA23 BA26 BA29 BA32 4F204 AA44 AD05 AD08 AG03 AH75 EA03 EA04 EB02 EB11 EB24 EB29 EK17 EK18

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明シート体の片面にレンチキュラーレ
    ンズが多数配列したレンズ面を有し、前記透明シート体
    の前記レンズ面を有するのとは反対側の面の前記レンズ
    面側から入射した光の非集光部に、断面が台形状で、高
    さが1μm〜200μm、上面の幅が前記レンチキュラ
    ーレンズのピッチをpとするとき、0.3p〜0.9p
    である凸条部を有し、さらに前記凸条部上には、厚みが
    0.3μm〜2μmの遮光帯を有することを特徴とする
    遮光帯を有するレンチキュラーレンズシート。
  2. 【請求項2】 前記レンチキュラーレンズシートは、透
    明基材シートの片面にレンチキュラーレンズが多数配列
    したレンズ層が積層されて前記レンズ面を構成し、前記
    透明基材シートの前記レンズ層が積層されたのとは反対
    側の面の前記レンズ層側から入射した光の非集光部に、
    断面が台形状の凸条層が積層されて凸条部を構成するこ
    とを特徴とする請求項1記載の遮光帯を有するレンチキ
    ュラーレンズシート。
  3. 【請求項3】 前記遮光帯は、前記凸条部側から接着剤
    層、および遮光性着色層が積層したものであることを特
    徴とする請求項1または2記載の遮光帯を有するレンチ
    キュラーレンズシート。
  4. 【請求項4】 前記レンズ層および前記凸条層が、電離
    放射線硬化性樹脂組成物の硬化物からなることを特徴と
    する請求項1または2記載の遮光帯を有するレンチキュ
    ラーレンズシート。
  5. 【請求項5】 前記電離放射線硬化性樹脂組成物が紫外
    線硬化性樹脂組成物であることを特徴とする請求項4記
    載の遮光帯を有するレンチキュラーレンズシート。
  6. 【請求項6】 前記レンズ面におけるレンチキュラーレ
    ンズのピッチが0.55mm以下であることを特徴とす
    る請求項1〜5いずれか記載の遮光帯を有するレンチキ
    ュラーレンズシート。
  7. 【請求項7】 レンチキュラーレンズが多数配列したレ
    ンズ面の逆型形状の凹凸面が、凹凸の溝の方向が円周方
    向を向いて形成されたレンチキュラーレンズ面成型用型
    ローラと、前記レンズ面のレンチキュラーレンズのピッ
    チと等しいピッチで断面が台形状の凸条部が多数配列し
    た凸条面の逆型形状の凹条溝が、前記凹条溝の方向が円
    周方向を向いて形成された凸条面成型用型ローラとを準
    備して対向させて配置し、前記レンチキュラーレンズ面
    成型用型ローラ上に透明基材シートを供給し、供給した
    前記透明基材シートを第1の電離放射線硬化性樹脂組成
    物の層を介して密着状態とした後、電離放射線を作用さ
    せて、前記第1の電離放射線硬化性樹脂組成物の層を硬
    化させることによりレンチキュラーレンズ層を形成し、
    続いて、前記透明基材シートの露出面側に、第2の電離
    放射線硬化性樹脂組成物の層を適用した後、前記レンチ
    キュラーレンズ面成型用型ローラと前記凸条面成型用型
    ローラとの間を、第2の電離放射線硬化性樹脂組成物の
    層が適用された側を前記凸条面成型用型ローラに密着さ
    せて通した後、直ちに、電離放射線を作用させて、前記
    第2の電離放射線硬化性樹脂組成物の層を硬化させるこ
    とにより凸条層を形成し、その後、前記レンチキュラー
    レンズレンズ層および前記凸条層が形成された透明基材
    シートを剥離してレンチキュラーレンズシートを得た
    後、得られたレンチキュラーレンズシートの前記凸条層
    を有する側に、基材シート上に遮光性層および接着剤層
    が剥離可能に積層された転写シートの前記接着剤層側を
    向けて接触させ、前記転写シートの前記基材シートの露
    出面側より加熱および加圧し、その後、前記基材シート
    を剥離することにより、前記凸条層上に接着剤層を介し
    て遮光性層を積層して遮光帯を形成することを特徴とす
    る遮光帯を有するレンチキュラーレンズシートの製造方
    法。
  8. 【請求項8】 レンチキュラーレンズが多数配列したレ
    ンズ面の逆型形状の凹凸面が、凹凸の溝の方向が円周方
    向を向いて形成されたレンチキュラーレンズ面成型用型
    ローラと、前記レンズ面のレンチキュラーレンズのピッ
    チと等しいピッチで断面が台形状の凸条部が多数配列し
    た凸条面の逆型形状の凹条溝が、前記凹状溝の方向が円
    周方向を向いて形成された凸条面成型用型ローラとを準
    備して対向させて配置し、前記凸条面成型用型ローラ上
    に透明基材シートを供給し、供給した前記透明基材シー
    トを第1の電離放射線硬化性樹脂組成物の層を介して密
    着状態とした後、電離放射線を作用させて、前記第1の
    電離放射線硬化性樹脂組成物の層を硬化させることによ
    り凸条層を形成し、続いて、前記透明基材シートの露出
    面側に、第2の電離放射線硬化性樹脂組成物の層を適用
    した後、前記レンチキュラーレンズ面成型用型ローラと
    前記凸条面成型用型ローラとの間を、第2の電離放射線
    硬化性樹脂組成物の層が適用された側を前記レンチキュ
    ラーレンズ面成型用型ローラに密着させて通した後、直
    ちに、電離放射線を作用させて、前記第2の電離放射線
    硬化性樹脂組成物の層を硬化させることによりレンチキ
    ュラーレンズ層を形成し、その後、前記レンチキュラー
    レンズレンズ層および前記凸条層が形成された透明基材
    シートを剥離してレンチキュラーレンズシートを得た
    後、得られたレンチキュラーレンズシートの前記凸条層
    を有する側に、基材シート上に遮光性層および接着剤層
    が剥離可能に積層された転写シートの前記接着剤層側を
    向けて接触させ、前記転写シートの前記基材シートの露
    出面側より加熱および加圧し、その後、前記基材シート
    を剥離することにより、前記凸条層上に接着剤層を介し
    て遮光性層を積層して遮光帯を形成することを特徴とす
    る遮光帯を有するレンチキュラーレンズシートの製造方
    法。
  9. 【請求項9】 前記電離放射線硬化性樹脂組成物が紫外
    線硬化性樹脂組成物であり、前記電離放射線として紫外
    線を用いることを特徴とする請求項7または8記載の遮
    光帯を有するレンチキュラーレンズシートの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記転写シートとして、遮光性層が接
    着性を有し、接着剤層を兼ねるものを使用することを特
    徴とする請求項7または8記載の遮光帯を有するレンチ
    キュラーレンズシートの製造方法。
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