JP2002258064A - 光ファイバ配線板およびこれを使用する配線方法 - Google Patents
光ファイバ配線板およびこれを使用する配線方法Info
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Abstract
ことができる光ファイバ配線板およびこれを使用する配
線方法を提供する. 【解決手段】 コ字状をなす光ファイバ配線板150お
よび直線状をなす光ファイバ配線板250を用いて、パ
ッケージ140の挿抜移動を阻害しないように、ラック
20内で上下方向に隣り合うサブラック30の間に光フ
ァイバ配線板150,250のシート153,253の
端部側を位置させると共に、ラック20の側面側に光フ
ァイバ配線板150,250のシート153,253の
中程部分を位置させるように光ファイバ配線板150,
250のシート153,253を曲げながら光ファイバ
配線板150,250を配向して各パッケージ140の
光ファイバコネクタレセプタクル144と各光ファイバ
配線板150,250の光ファイバコネクタプラグ15
2とをそれぞれ接続する。
Description
およびこれを使用する配線方法に関する。
ャビネット10内にラック20が配設され、当該ラック
20内にサブラック30が複数配設され、当該サブラッ
ク30内に、必要に応じた機能を有するパッケージ40
がブックシェルフ方式でそれぞれ複数配設されている。
6に示すように、パッケージ40の後端の電気端子47
とサブラック30の後端のバックパネル32の電気端子
37とを接続することにより(または電気コネクタ付き
コードを接続することにより)、外部から制御系電気信
号を送信することができる。
2に実装された光ファイバコネクタレセプタクル43,
44に、図17,18に示すように、トレイ60で束ね
られて端部に光ファイバコネクタプラグ52を装着され
た光ファイバ51を接続することにより、光信号がパッ
ケージ40間でやりとりされる。なお、サブラック30
のバックパネル32に光ファイバコネクタレセプタクル
43を実装して光ファイバ51を接続することにより光
信号のやりとりを行うこともある。
長多重伝送などの光通信方式の進展に伴って、接続する
光端子の数量が激増しているため、例えば、MU形光フ
ァイバコネクタなどのような単心形光ファイバコネクタ
付き光ファイバコードはもちろんのこと、例えば、MP
O形光ファイバコネクタなどのような多心形光ファイバ
コネクタ付き光ファイバコードであっても、輻輳してし
まうという問題を生じている。
コネクタプラグ52を端部に装着した光ファイバ51を
樹脂製のシート53上に目的のパターンで複数配線した
光ファイバ配線板50を接続することにより、輻輳を解
消するようにしている。
たような光ファイバ配線板50を用いてパッケージ40
間を接続すると、サブラック30内のすべてのパッケー
ジ40の前面(または後面)が光ファイバ配線板50で
覆われてしまうため、サブラック30内の目的とするパ
ッケージ40の保守点検や交換を行う場合には、サブラ
ック30内のすべてのパッケージ40から光ファイバ配
線板50の光ファイバコネクタプラグ52を外さなけれ
ばならず、非常に手間がかかってしまっていた。
シート53をラック20の側面へ位置させるように光フ
ァイバ51を延長させた光ファイバ配線板50を適用す
ることも考えられるが、結局、延長した光ファイバ51
をトレイ60によって取り回さなければならなくなって
しまうため、輻輳するという問題の解決にならなくなっ
てしまう。
ファイバを接続する場合であっても、輻輳することなく
効率よく高密度で実装することができる光ファイバ配線
板およびこれを使用する配線方法を提供することを目的
とする。
ための、第一番目の発明による光ファイバ配線板は、可
撓性を有する直線状のシートと、前記シートの一端側の
一方の長辺側および他端側の他方の長辺側から櫛の歯状
に端部をそれぞれ突出させると共に目的とするクロスパ
ターンとなるように当該シートに取り付けられた複数の
光ファイバと、前記光ファイバの両端にそれぞれ取り付
けられた光ファイバコネクタプラグとを備えてなること
を特徴とする。
は、可撓性を有するコ字状のシートと、前記シートの端
部側の対向する辺側から櫛の歯状に端部をそれぞれ突出
させると共に目的とするクロスパターンとなるように当
該シートに取り付けられた複数の光ファイバと、前記光
ファイバの両端にそれぞれ取り付けられた光ファイバコ
ネクタプラグとを備えてなることを特徴とする。
三番目の発明による配線方法は、ラックに対して挿抜可
能に配設された複数のパッケージに設けられた複数の光
ファイバコネクタレセプタクルと第一番目の発明または
第二番目の発明による光ファイバ配線板の前記光ファイ
バコネクタプラグとを接続して配線する配線方法であっ
て、前記パッケージの挿抜移動を阻害しないように、前
記光ファイバ配線板の前記シートの端部側を当該パッケ
ージの前記光ファイバコネクタレセプタクルの近傍に位
置させると共に、前記光ファイバ配線板の前記シートの
中程部分を前記ラックの側面側に位置させるように当該
光ファイバ配線板の当該シートを曲げながら当該光ファ
イバ配線板を配向することを特徴とする。
に配設された複数のパッケージに設けられた複数の光フ
ァイバコネクタレセプタクルと第一番目の発明による光
ファイバ配線板の前記光ファイバコネクタプラグとを接
続して配線する配線方法であって、厚さ方向に交差する
前記光ファイバ配線板の前記シートおよび前記光ファイ
バの長さが互いに異なるように調整されていることを特
徴とする。
に配設された複数のパッケージに設けられた複数の光フ
ァイバコネクタレセプタクルと第二番目の発明による光
ファイバ配線板の前記光ファイバコネクタプラグとを接
続して配線する配線方法であって、厚さ方向に交差する
前記光ファイバ配線板の前記シートの端部側と中程との
間の角部分の位置が重ならないように当該光ファイバ配
線板の当該シートの大きさおよび前記光ファイバの長さ
が調整されていることを特徴とする。
に配設された複数のパッケージに設けられた複数の光フ
ァイバコネクタレセプタクルと第一番目の発明による光
ファイバ配線板の前記光ファイバコネクタプラグとを接
続して配線する配線方法であって、同一の高さ位置の前
記パッケージの前記光ファイバコネクタレセプタクル間
を前記光ファイバ配線板で接続することを特徴とする。
に配設された複数のパッケージに設けられた複数の光フ
ァイバコネクタレセプタクルと第二番目の発明による光
ファイバ配線板の前記光ファイバコネクタプラグとを接
続して配線する配線方法であって、異なる高さ位置の前
記パッケージの前記光ファイバコネクタレセプタクル間
を前記光ファイバ配線板で接続することを特徴とする。
よびこれを使用する配線方法の実施の形態を以下に説明
するが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるもの
ではない。
ファイバ配線板およびこれを使用する配線方法の第一番
目の実施の形態を図1〜10を用いて説明する。図1
は、異なるサブラックのパッケージ間をクロス配線する
場合の基本的な光ファイバ配線板の概略構成図、図2
は、同一のサブラックのパッケージ間をクロス配線する
場合の基本的な光ファイバ配線板の概略構成図、図3
は、異なるサブラックのパッケージ間をクロス配線する
場合の具体的な光ファイバ配線板の概略構成図、図4
は、同一のサブラックのパッケージ間をクロス配線する
場合の具体的な光ファイバ配線板の概略構成図、図5
は、パッケージの概略構成図、図6は、図5のパッケー
ジを配設したサブラックを格納したラックの外観図、図
7は、トレイの概略構成図、図8は、図6のパッケージ
間を接続した状態の外観図、図9は、図8の一部抽出拡
大図、図10は、クロス配線の説明図である。ただし、
前述した従来の技術で説明した部材と同様な部材につい
ては、前述した従来の技術の説明で用いた符号と同一の
符号を用いることにより、その説明を省略する。
るパッケージ140は、基板141に1×64の光スイ
ッチ145を二つ搭載し、フロントパネル142の中央
部分に単心形の光ファイバコネクタレセプタクル143
を2個取り付けると共に、フロントパネル142の上下
方向両端側に八心形の光ファイバコネクタレセプタクル
144を八個ずつ(計十六個)取り付けたものである。
なお、図3中、146は光スイッチ145と光ファイバ
コネクタレセプタクル143とを接続する単心の光ファ
イバ、147は光スイッチ145と光ファイバコネクタ
レセプタクル144とを接続する八心の光ファイバ、1
48は光スイッチ145の作動用に基板141に取り付
けられた電気端子である。
によってマッハツェンダ干渉計を構成し、導波路長を熱
光学的効果(TO効果)で調整して光の出力ポートを選
択するようにしたPLC−TOSWが最も実用的であ
る。
に、サブラック30内に左右方向に複数配設される。パ
ッケージ140を複数配設されたサブラック30は、ラ
ック20内に上下方向に複数配設される。
0.3mmである場合、ラック20の幅を19インチと
すると、サブラック30内に最大二十一枚のパッケージ
140を配設することが可能となる。このようなサブラ
ック30内に十六枚のパッケージ140を配設すると共
に、ラック20にサブラック30を四つ配設できるよう
にすれば、ラック20内にパッケージ140を六十四枚
配設することができる。ここで、パッケージ140の高
さを6U(266.7mm)とし、上下方向に隣り合う
サブラック30の間に2U(88.9mm)の間隔をあ
けると、全体で32Uとなり、キャビネット10の全高
を1800mm程度の大きさとすることができ、実用的
なサイズに抑えることができる。
141の上側に位置する光スイッチ145を入力用と
し、下側に位置する光スイッチ145を出力用とし、単
一のパッケージ140内で入出力を行う一対の光スイッ
チ145を備えるように割り振れば、ラック20内にパ
ッケージ140を当初から六十四枚配設しなくても使用
することが可能になり、パッケージ140を必要に応じ
て一枚ずつ増設することが可能となると共に、パッケー
ジ140を入力用と出力用とに分ける必要がないので、
制御するにあたって好都合となる。
例えば、図10(a)に示すように、すべてのパッケー
ジ140の光スイッチ145の入力側と出力側とを接続
するように従来の場合と同様にして光ファイバ51でク
ロス配線すると(64心入力×64心出力の4096
心)、64×64となるマトリックス形の光スイッチモ
ジュールを構成でき、一チップで同様な機能を有する光
スイッチを作製する場合よりも実用化が容易となる。な
お、光スイッチ145がPLC−TOSWの場合、マト
リックス形では32×32、1×N形では1×128程
度までが実現可能な規模である。
ジ140の光スイッチ145間を光ファイバ51で各々
クロス配線すると輻輳が著しくなってしまう。そこで、
本実施の形態では、図10(b)に示すように、8×8
クロス配線(8心入力8束×8心出力8束の64心)を
64枚用いて光ファイバ配線板を構成することにより、
輻輳を避けると共に作製の容易化を図るようにしたので
ある。
基本的な構成を図1,2を用いて説明する。
0は、ポリイミド等のような耐熱性および可撓性を有す
る樹脂からなるコ字状のシート153の端部側の対向す
る辺側から櫛の歯状に端部を突出させると共に目的とす
るクロスパターンとなるように当該シート153に複数
(図1では二十一本)の光ファイバ151(八心)を取
り付け、当該光ファイバ151の両端に光ファイバコネ
クタプラグ152(八心用)をそれぞれ装着したもので
ある。このような構造をなす光ファイバ配線板150
は、異なるサブラック30に配設されたパッケージ40
間を接続する場合に適用すると有効である。
板250は、ポリイミド等のような耐熱性および可撓性
を有する樹脂からなる直線状のシート253の一端側の
一方の長辺側および他端側の他方の長辺側から櫛の歯状
に両端部を突出させると共に目的とするクロスパターン
となるように当該シート253に複数(図2では二十一
本)の光ファイバ151(八心)を取り付け、当該光フ
ァイバ151の両端に光ファイバコネクタプラグ152
(八心用)をそれぞれ装着したものである。このような
構造をなす光ファイバ配線板250は、同じサブラック
30に配設されたパッケージ40間を接続する場合に適
用すると有効である。
0においては、パッケージ140の光ファイバコネクタ
レセプタクル143,144の配線位置等に応じて光フ
ァイバ151の長さやシート153,253の大きさを
決定すればよく、基本的な配線パターンが配置位置等に
左右されることなく同一であるため、容易に製作するこ
とができる。例えば、シート153,253の幅を2U
(88.9mm弱)とすれば、外径0.25mmの光フ
ァイバ心線を256心(幅64mm)整列させることが
できる。
0においては、図3に示すように、両端側の光ファイバ
コネクタプラグ152をシート153aの端部側から順
に突出させるように八本の光ファイバ151を当該シー
ト153aに取り付ける一方(図3(a)参照)、上記
シート153aの一端側から突出する上記光ファイバコ
ネクタプラグ152の整列方向に沿って順に並ぶように
すると共に上記シート153aの他端側から突出する上
記光ファイバコネクタプラグ152とシート153bの
厚さ方向で重なるように、当該シート153bに八本の
光ファイバ151を取り付け(図3(b)参照)、これ
らシート153a,153bを重ね合わせて接着するこ
とにより構成すれば(図3(c)参照)、パッケージ1
40の光ファイバコネクタレセプタクル144に対して
光ファイバコネクタプラグ152を接続しやすくシート
153に配置することができる。
0においては、図4に示すように、両端側の光ファイバ
コネクタプラグ152をシート253aの端部側から順
に突出させるように八本の光ファイバ151を当該シー
ト253aに取り付ける一方(図4(a)参照)、上記
シート253aの一端側で突出する上記光ファイバコネ
クタプラグ152の整列方向に沿って順に並ぶようにす
ると共に上記シート253aの他端側で突出する上記光
ファイバコネクタプラグ152とシート253bの厚さ
方向で重なるように、当該シート253bに八本の光フ
ァイバ151を取り付け(図4(b)参照)、これらシ
ート253a,253bを重ね合わせて接着することに
より構成すれば(図4(c)参照)、パッケージ140
の光ファイバコネクタレセプタクル144に対して光フ
ァイバコネクタプラグ152を接続しやすくシート25
3に配置することができる。
0を使用して各パッケージ140間を配線する配線方法
を次に説明する。
ッケージ140に配列順(本実施の形態では図6中、左
上から)に番号(1〜64)を付しておくと共に、各パ
ッケージ140の光ファイバコネクタレセプタクル14
4に配列順(本実施の形態では図6中、上方から)に番
号(1〜8)を付しておく一方、図1〜4に示すよう
に、各光ファイバ配線板150,250の光ファイバコ
ネクタプラグ152に配列順(本実施の形態ではシート
153,253の端部側から)に番号(1〜16)を付
しておく。さらに、図9に示すように、各光ファイバ配
線板150に配列順(本実施の形態ではラック20側か
ら)に番号(1〜16)を付しておく。
0に対するパッケージ140の挿抜移動を阻害しないよ
うに、ラック20内で上下方向に隣り合うサブラック3
0の間(光ファイバ配線板150,250の近傍)に光
ファイバ配線板150,250のシート153,253
の端部側を位置させると共に、ラック20の側面側に光
ファイバ配線板150,250のシート153,253
の中程部分を位置させるように当該光ファイバ配線板1
50,250の当該シート153,253を極端に屈曲
させることなくある程度の曲率で曲げながら当該光ファ
イバ配線板150,250を配向し、前述した図10
(b)に示したような配線パターンとなるように各パッ
ケージ140の光ファイバコネクタレセプタクル144
と各光ファイバ配線板150,250の光ファイバコネ
クタプラグ152とをそれぞれ接続する。
ファイバコネクタレセプタクル144においては、第一
番目の光ファイバ配線板150,250の光ファイバコ
ネクタプラグ152から昇順で接続し、パッケージ14
0の下側の光ファイバコネクタレセプタクル144にお
いては、第十六番目の光ファイバ配線板150,250
の光ファイバコネクタプラグ152から降順で接続する
のである。この手順ですべての光ファイバ配線板15
0,250の光ファイバコネクタプラグ152を図10
(b)に示したようなクロス配線で接続することができ
る。
れたパッケージ40の光ファイバコネクタレセプタクル
144間、すなわち、異なる高さ位置に配設されたパッ
ケージ40の光ファイバコネクタレセプタクル144間
を接続する部分には、コ字状をなすシート153を用い
た光ファイバ配線板150を適用し、同一のサブラック
30に配設されたパッケージ40の光ファイバコネクタ
レセプタクル144間、すなわち、同一の高さ位置に配
設されたパッケージ40の光ファイバコネクタレセプタ
クル144間を接続する部分には、直線状をなすシート
253を用いた光ファイバ配線板250を適用する。
隣り合うサブラック30間ならびに最上段のサブラック
30の上側および最下段のサブラック30の下側に図6
に示すようなトレイ160をそれぞれ設けておくと、光
ファイバ配線板150,250を各々立てた状態で保持
することができる。このようなトレイ160において
は、あらかじめ、配列順(本実施の形態では上から)に
番号(1〜5)を付しておく。
底板161上に仕切り部材162が複数立設されると共
に当該底板161の仕切り部材162間にスリット16
1aがそれぞれ形成される一方、前面板163に切欠き
163aが複数形成された構造をなしており、上記仕切
り部材162間に光ファイバ配線板150,250のシ
ート153,253の端部側を差し込んで当該シート1
53,253を立てた状態で保持すると共に、底板16
1のスリット161aから各光ファイバ配線板150,
250の各光ファイバコネクタプラグ152を貫通さ
せ、前面板163の切欠き163aで単心の光ファイバ
(図示省略)を保持することにより、光ファイバ配線板
150をそれぞれ独立させて保持することができ、光フ
ァイバ配線板150の交換等を容易に行うことができ
る。
の第一番目にシート153の一端側を配置して第二段目
のトレイ160の第十六番目にシート153の他端側を
配置した光ファイバ配線板150と、第二番目のトレイ
160の第二番目にシート153の一端側を配置して第
二番目のトレイ160の第十五番目にシート153の他
端側を配置した光ファイバ配線板150とのように、厚
さ方向に互いに交差させながら接続させる光ファイバ配
線板150においては、図9に示すように、シート15
3のコ字状に曲折する角部分の位置を互いに重ならない
ように当該シート153の大きさおよび光ファイバ15
1の長さを調整してずらしておくことにより、互いに干
渉させることなく交差させてラック20側からの順番を
入れ換えることができる。
続させる光ファイバ配線板250においても、シート2
53および光ファイバ151の長さが互いに異なるよう
に調整しておくことにより、互いに干渉させることなく
交差させてラック20側からの順番を入れ換えることが
できる。
おいては、光ファイバ配線板150とパッケージ140
との接続がパッケージ140の入力側の光ファイバコネ
クタレセプタ144だけとなるので、第一〜八番の光フ
ァイバ配線板150を支持するだけとなる一方、最下段
(五段目)のトレイ160においては、光ファイバ配線
板150とパッケージ140との接続がパッケージ14
0の出力側の光ファイバコネクタレセプタクル144だ
けとなるので、第九〜十六番の光ファイバ配線板150
を支持するだけとなる。
配線板150,250においては、光ファイバコネクタ
プラグ152が二十一個あるので、当該光ファイバ配線
板150,250を適用する場合には、そのうち十六個
の光ファイバコネクタプラグ152のみを使用する。
ク20やサブラック30に対するパッケージ140の挿
抜移動を光ファイバ配線板150,250が邪魔するよ
うなことはないので、目的とするパッケージ140に接
続する光ファイバ配線板150,250の光ファイバコ
ネクタプラグ152を取り外すだけで当該パッケージ1
40を挿抜することができ、当該パッケージ140の保
守点検や交換等を行うことができると共に、光ファイバ
配線板150,250のシート153,253がパッケ
ージ140の光ファイバコネクタレセプタクル144の
近傍にまで位置しているので、光ファイバ151の輻輳
を大幅に抑制することができる。
0,250の光ファイバコネクタプラグ152をパッケ
ージ140の光ファイバコネクタレセプタクル144か
ら取り外すだけで当該光ファイバ配線板150,250
のみを挿抜することができるので、光ファイバ配線板1
50,250の交換等を容易に行うことができる。
することなく効率よく高密度でパッケージ140間を接
続することができる。
ファイバ配線板およびこれを使用する配線方法の第二番
目の実施の形態を図11〜14を用いて説明する。図1
1は、パッケージの概略構成図、図12は、図11のパ
ッケージを配設したサブラックを格納したラックの外観
図、図13は、図12のパッケージ間を接続した状態の
外観図、図14は、クロス配線の説明図である。ただ
し、前述した従来の技術および第一番目の実施の形態で
説明した部材と同様な部材については、前述した従来の
技術の説明および第一番目の実施の形態の説明で用いた
符号と同一の符号を用いることにより、その説明を省略
する。
するパッケージ240は、基板141に1×128の光
スイッチ245を二つ搭載し、フロントパネル142の
中央部分に単心形の光ファイバコネクタレセプタクル1
43を2個取り付けると共に、フロントパネル142の
上下方向両端側に十六心形の光ファイバコネクタレセプ
タクル244を八個ずつ(計十六個)取り付け、光スイ
ッチ245と光ファイバコネクタレセプタクル244と
を十六心の光ファイバ247で接続したものである。
244として、例えば、光ファイバ同士を細径孔で突き
合わせて光ファイバを撓ませて、そのときの弾性力でP
C(フィジカルコンタクト)接続させるようにしたFP
Cコネクタを適用すれば、パッケージ240の幅を従来
通りのサイズ(20.3mm)に抑えることができる。
によってマッハツェンダ干渉計を構成し、導波路長を熱
光学的効果(TO効果)で調整して光の出力ポートを選
択するようにしたPLC−TOSWが最も実用的であ
る。
うに、サブラック30内に左右方向に複数配設される。
パッケージ240を複数配設されたサブラック30は、
ラック20内に上下方向に複数配設される。
例えば、図14(a)に示すように、すべてのパッケー
ジ240の光スイッチ245の入力側と出力側とを接続
するように従来の場合と同様にして光ファイバ51でク
ロス配線すると(128心入力×128心出力の163
84心)、128×128となるマトリックス形の光ス
イッチモジュールを構成でき、一チップで同様な機能を
有する光スイッチを作製する場合よりも実用化が容易と
なる。
ジ240の光スイッチ245間を光ファイバ51で各々
クロス配線すると輻輳が著しくなってしまう。そこで、
本実施の形態では、図14(b)に示すように、16×
16クロス配線(16心入力8束×16心出力8束の2
56心)を64枚用いて光ファイバ配線板を構成するこ
とにより、輻輳を避けると共に作製の容易化を図るよう
にしたのである。
50,250は、前述した第一番目の実施の形態で説明
した光ファイバ配線板150,250において、八心の
光ファイバ151および八心用の光ファイバコネクタプ
ラグ152に代えて、十六心の光ファイバ251および
十六心用の光ファイバコネクタプラグ252を適用した
ものとなっている。
0を使用して各パッケージ140間を配線する配線方法
を次に説明する。
ック30を四つ配設したラック20を二台用意し、図1
2に示すように、あらかじめ、パッケージ240に配列
順(本実施の形態では図12中、左上から)に番号(1
〜128)を付しておくと共に、各パッケージ240の
光ファイバコネクタレセプタクル244に配列順(本実
施の形態では図12中、上方から)に番号(1〜8)を
付しておく。また、前述した第一番目の実施の形態の場
合と同様に、各光ファイバ配線板150,250の光フ
ァイバコネクタプラグ152に配列順に番号(1〜1
6)を付しておくと共に、各光ファイバ配線板150に
配列順に番号(1〜16)を付しておく。さらに、上記
ラック20をそれぞれ配設した各キャビネット10の一
部の側壁を取り外し、上記ラック20間での結線を容易
にしておく。
場合と同様に、図13に示すように、ラック20に対す
るパッケージ240の挿抜移動を阻害しないように、ラ
ック20内で上下方向に隣り合うサブラック30の間
(光ファイバ配線板150,250の近傍)に光ファイ
バ配線板150,250のシート153,253の端部
側を位置させると共に、ラック20の側面側に光ファイ
バ配線板150,250のシート153,253の中程
部分を位置させるように当該光ファイバ配線板150,
250の当該シート153,253を極端に屈曲させる
ことなくある程度の曲率で曲げながら当該光ファイバ配
線板150,250を配向し、前述した図14(b)に
示したような配線パターンとなるように二台のラック2
0の各パッケージ240の光ファイバコネクタレセプタ
クル244と各光ファイバ配線板150,250の光フ
ァイバコネクタプラグ252とをそれぞれ接続する。
240間を接続するにあたっては、光ファイバ配線板1
50の角部分を折り返すことで簡単に実施することがで
きる。
した第一番目の実施の形態の場合と同様に、輻輳するこ
となく効率よく高密度でパッケージ240間を接続する
ことができる。
二番目の実施の形態では、パッケージ140,240の
前面側で接続する場合について説明したが、例えば、パ
ッケージの後面側で接続したり、前面側および後面側の
両側で接続する場合であっても、前述した第一,二番目
の実施の形態の場合と同様に適用することができる。
では、マトリックス形の光スイッチモジュールを構成す
る配線パターンの場合について説明したが、これは各種
配線パターンにおいて最も複雑なクロス配線パターンで
あり、これに適用することができると共に、16384
心という多数の光ファイバを配することができるので、
他のほとんどすべての配線パターンに適用することがで
きる。
れを使用する配線方法においては、ラックに対するパッ
ケージの挿抜移動を光ファイバ配線板が邪魔するような
ことはないので、目的とするパッケージに接続する光フ
ァイバ配線板の光ファイバコネクタプラグを取り外すだ
けで当該パッケージを挿抜することができ、当該パッケ
ージの保守点検や交換等を行うことができると共に、光
ファイバ配線板のシートをパッケージの光コネクタレセ
プタクルの近傍にまで位置させることができるので、光
ファイバの輻輳を大幅に抑制することができる。さら
に、目的とする光ファイバ配線板の光ファイバコネクタ
プラグをパッケージの光コネクタレセプタクルから取り
外すだけで当該光ファイバ配線板のみを挿抜することが
できるので、光ファイバ配線板の交換等を容易に行うこ
とができる。
ックのパッケージ間のクロス配線に適用した場合の第一
番目の実施の形態の基本的な構造の概略構成図である。
ックのパッケージ間のクロス配線に適用した場合の第一
番目の実施の形態の基本的な構造の概略構成図である。
ックのパッケージ間のクロス配線に適用した場合の第一
番目の実施の形態の具体的な構造の概略構成図である。
ックのパッケージ間のクロス配線に適用した場合の第一
番目の実施の形態の具体的な構造の概略構成図である。
用する配線方法の第一番目の実施の形態で使用したパッ
ケージの概略構成図である。
したラックの外観図である。
ある。
使用する配線方法の第二番目の実施の形態で使用したパ
ッケージの概略構成図である。
格納したラックの外観図である。
図である。
である。
図である。
の説明図である。
プタクル 45,145,245 光スイッチ 46,146,147,247 光ファイバ 48,148 電気端子 50,150,250 光ファイバ配線板 51,151,251 光ファイバ 52,152,252 光ファイバコネクタプラグ 53,153,153a,153b,253,253
a,253b シート 60,160 トレイ 161 底板 161a スリット 162 仕切り部材 163 前面板 163a 切欠き
Claims (7)
- 【請求項1】 可撓性を有する直線状のシートと、 前記シートの一端側の一方の長辺側および他端側の他方
の長辺側から櫛の歯状に端部をそれぞれ突出させると共
に目的とするクロスパターンとなるように当該シートに
取り付けられた複数の光ファイバと、 前記光ファイバの両端にそれぞれ取り付けられた光ファ
イバコネクタプラグとを備えてなることを特徴とする光
ファイバ配線板。 - 【請求項2】 可撓性を有するコ字状のシートと、 前記シートの端部側の対向する辺側から櫛の歯状に端部
をそれぞれ突出させると共に目的とするクロスパターン
となるように当該シートに取り付けられた複数の光ファ
イバと、 前記光ファイバの両端にそれぞれ取り付けられた光ファ
イバコネクタプラグとを備えてなることを特徴とする光
ファイバ配線板。 - 【請求項3】 ラックに対して挿抜可能に配設された複
数のパッケージに設けられた複数の光ファイバコネクタ
レセプタクルと請求項1または2に記載の光ファイバ配
線板の前記光ファイバコネクタプラグとを接続して配線
する配線方法であって、 前記パッケージの挿抜移動を阻害しないように、前記光
ファイバ配線板の前記シートの端部側を当該パッケージ
の前記光ファイバコネクタレセプタクルの近傍に位置さ
せると共に、前記光ファイバ配線板の前記シートの中程
部分を前記ラックの側面側に位置させるように当該光フ
ァイバ配線板の当該シートを曲げながら当該光ファイバ
配線板を配向することを特徴とする配線方法。 - 【請求項4】 ラックに配設された複数のパッケージに
設けられた複数の光ファイバコネクタレセプタクルと請
求項1に記載の光ファイバ配線板の前記光ファイバコネ
クタプラグとを接続して配線する配線方法であって、 厚さ方向に交差する前記光ファイバ配線板の前記シート
および前記光ファイバの長さが互いに異なるように調整
されていることを特徴とする配線方法。 - 【請求項5】 ラックに配設された複数のパッケージに
設けられた複数の光ファイバコネクタレセプタクルと請
求項2に記載の光ファイバ配線板の前記光ファイバコネ
クタプラグとを接続して配線する配線方法であって、 厚さ方向に交差する前記光ファイバ配線板の前記シート
の端部側と中程との間の角部分の位置が重ならないよう
に当該光ファイバ配線板の当該シートの大きさおよび前
記光ファイバの長さが調整されていることを特徴とする
配線方法。 - 【請求項6】 ラックに配設された複数のパッケージに
設けられた複数の光ファイバコネクタレセプタクルと請
求項1に記載の光ファイバ配線板の前記光ファイバコネ
クタプラグとを接続して配線する配線方法であって、 同一の高さ位置の前記パッケージの前記光ファイバコネ
クタレセプタクル間を前記光ファイバ配線板で接続する
ことを特徴とする配線方法。 - 【請求項7】 ラックに配設された複数のパッケージに
設けられた複数の光ファイバコネクタレセプタクルと請
求項2に記載の光ファイバ配線板の前記光ファイバコネ
クタプラグとを接続して配線する配線方法であって、 異なる高さ位置の前記パッケージの前記光ファイバコネ
クタレセプタクル間を前記光ファイバ配線板で接続する
ことを特徴とする配線方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2008111267A1 (ja) * | 2007-03-09 | 2008-09-18 | Nec Corporation | 接続構造体および情報処理装置 |
KR101165060B1 (ko) | 2005-11-04 | 2012-07-12 | 주식회사 케이티 | 무여장 처리 광분배반의 구조 |
-
2001
- 2001-03-05 JP JP2001059546A patent/JP3856286B2/ja not_active Expired - Fee Related
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