JP2002258060A - 光ファイバーの剥ぎ取り方法とこれによって得られる光ファイバー - Google Patents

光ファイバーの剥ぎ取り方法とこれによって得られる光ファイバー

Info

Publication number
JP2002258060A
JP2002258060A JP2002042608A JP2002042608A JP2002258060A JP 2002258060 A JP2002258060 A JP 2002258060A JP 2002042608 A JP2002042608 A JP 2002042608A JP 2002042608 A JP2002042608 A JP 2002042608A JP 2002258060 A JP2002258060 A JP 2002258060A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
machine according
coating
fiber
cutting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002042608A
Other languages
English (en)
Inventor
Fabrice Thebault
ファブリス、テボー
Guillaume Peigne
ギョーム、ペーニュ
Stephane Rio
ステファーヌ、リオ
Johann Caffiau
ジョアン、カフィオ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Highwave Optical Technologies SA
Original Assignee
Highwave Optical Technologies SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from FR0102255A external-priority patent/FR2821165B1/fr
Application filed by Highwave Optical Technologies SA filed Critical Highwave Optical Technologies SA
Publication of JP2002258060A publication Critical patent/JP2002258060A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/245Removing protective coverings of light guides before coupling
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T83/00Cutting
    • Y10T83/04Processes
    • Y10T83/0448With subsequent handling [i.e., of product]

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
  • Removal Of Insulation Or Armoring From Wires Or Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度上昇を一切必要とせず、従って、光ファ
イバーを構成する各種要素の機械的および化学的保全性
を保証する剥ぎ取り方法を提供する。 【解決手段】 ファイバー(40)の外側被覆(30)
の一部を局部的かつ機械的に除去し、化学溶剤(60)
をファイバーの上記領域の周囲に塗布し、このようにし
て弱化させた被覆(30)を機械的に除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバーと光
ファイバーの剥ぎ取り方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ファイバーは、図1に概略を
示すように、コア10と、クラッド20とプラスチック
被覆30の3つの部分から構成される。典型的には、ク
ラッド20の直径は、約125マイクロメーター(μ
m)であり、被覆30の直径は、約200μm〜450
μmである。
【0003】光学的に活性部分のコア10は、一般に、
ドーピングしたシリカ(SiO)、例えば、ゲルマニ
ウム(Ge)でドーピングしたシリカから成る。
【0004】クラッド20は、光エネルギー輸送の「遮
断層」の役割を果たし、一般に純粋なシリカから成る。
【0005】被覆30は、周囲環境の機械的および化学
的応力から裸ファイバー(コア10+クラッド20)を
保護する。このため、被覆30は、環境(水、紫外線
(UV)、放射線等)からの遮断を達成しなければなら
ない。
【0006】機械的応力として、なかでも、曲げ、微小
曲げ(コア/クラッド界面の局部的変形)、圧潰、牽
引、磨耗および捩れ等が挙げられる。これらの応力は、
透過損失、ならびに機械的特性の低下を引き起こすおそ
れがある。
【0007】化学的応力は、特に、時間の経過によりフ
ァイバーを劣化させる水および水素が原因となる。例え
ば、シリカに存在する微小亀裂に水が作用すると、機械
的強度の低下を招き、従って、ファイバーの寿命を短く
することになる。同様に、シリカへの水素の拡散によ
り、透過損失が増大する。
【0008】これらの応力を防止するため、通常、ファ
イバーを主被覆および二次被覆の2つのポリマー被覆3
0によって保護する。その際、主被覆は、柔軟で、アク
リル酸エステルまたはアクリル酸ウレタンから成り、こ
れは特に、微小曲げからファイバーを保護する役割を果
たし、二次被覆は、主被覆より硬く、アクリル酸エポキ
シまたはアクリル酸ウレタンエポキシから成り、これは
外部応力からファイバーを保護する役割を果たす。
【0009】公知の被覆30により、典型的に、ファイ
バーは、約6デカニュートン(daN)の牽引強さを呈
示することが可能である。
【0010】当業者であれば、特に光ファイバー、なら
びに、それらを構成する部品に関する文献[1]、
[2]および[3]を有用に参照することができる。
【0011】被覆の破壊(たとえ、局部的であっても)
は、光ファイバーを弱化させる(例えば、水等の周囲環
境(加水分解現象)からの応力にさらし、シリカの表面
に存在する微小亀裂の伝播を促進する)が、場合によっ
ては、光ファイバーを局部的に剥ぎ取ることにより、そ
れられの対策を講じる、例えば、ブラッグ格子(Bra
gg grating)を形成する必要がある。剥ぎ取
りは、光ファイバーから局部的に被覆を除去することで
ある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】様々な剥ぎ取り方法が
すでに提案されている。しかし、それらのいずれも十分
に満足できるものではない。特に、現在の剥ぎ取り方法
では、牽引強さの保存が全く保証されず、しかも、何ら
の反復精度を保証することもできない。
【0013】例えば、剥ぎ取り用やっとこの使用[4]
は、牽引強さを含む光ファイバーの機械的特性の劣化を
引き起こす。この劣化は、コア/クラッド集合体と、や
っとことの間の直接物理的接触の結果、シリカ表面に、
微小亀裂を発生させることが原因である。続いて、これ
らの微小亀裂は、伝播現象を起こし、このようにして剥
ぎ取られたファイバーを弱化させる。
【0014】本発明の目的は、光ファイバーを剥ぎ取る
新規の方法を提案することである。
【0015】本発明の具体的な目的は、温度上昇を一切
必要とせず、従って、光ファイバーを構成する各種要素
の機械的および化学的保全性を保証する剥ぎ取り方法を
提供することである。これは、圧力下で熱風噴射を用い
る[5]、もしくは熱ブレードシステム[6]を用いる
剥ぎ取り方法とは対照的である。
【0016】本発明の具体的な目的は、高い機械的特性
と、特に、優れた牽引強さを保持しながら、非常に広い
範囲の長さにわたって、光ファイバーから被覆を局部的
に除去することにより、光ファイバーのクラッドを局部
的に剥ぎ取ることができる方法を提供する。
【0017】本発明において、剥ぎ取られるセグメント
は、光ファイバーの末端、あるいは、光ファイバーセグ
メントの中央のいずれに位置してもよい。
【0018】本発明の具体的用途には、あらゆるタイプ
の光ファイバー(200μm〜450μm)に、ブラッ
グ格子に基づくフィルターを製造する様々な方法があ
る。しかし、本発明の方法は、この用途に限定されるわ
けではなく、その使用は、光ファイバー上の被覆を局部
的に除去する必要がある多様な用途に拡大することがで
きる。
【0019】本発明の別の目的は、クラッドを損傷せず
に、クラッドの外側面への到達を可能にする方法を提供
することである。
【0020】光ファイバーについての構成部品(特に、
ブラッグ格子に基づく部品)の製造方法に伴う技術的制
約から、また、賦与すべき機械的性能のために、シリカ
ファイバーのコア/クラッド集合体との物理的接触を最
小限に抑えなければならない場合が多い。
【0021】特に、本発明の方法は、剥ぎ取りの後に、
光ファイバーに格子を光誘導することを可能にしなけれ
ばならない。これを可能にするために、この方法では、
剥ぎ取り後、完全に清浄な剥ぎ取り光ファイバーを提供
しなければならない。
【0022】さらに、本発明は、補足的な点として、後
に光ファイバーに被覆を再構成するのを容易にする目的
で、好ましくは、清浄かつ規則的な剥ぎ取り界面も提供
する。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、次の段階を含
む方法によって、前記の目的を達成する。光ファイバー
の外側被覆の一部を局部的かつ機械的に除去し、化学溶
剤を光ファイバーの上記領域の周囲に位置し、このよう
にして弱化させた被覆を機械的に除去する。
【0024】また本発明は、このようにして得られた光
ファイバー、特に、剥ぎ取り領域にブラッグ格子を有す
るファイバーも提供する。
【0025】本発明はさらに、上記の方法を実施するた
めの機械も提供する。この機械は、少なくとも下記の構
成を含む。
【0026】光ファイバーの外側被覆の一部を局部的か
つ機械的に除去するのに適した手段と、化学溶剤の使用
により被覆を弱化させた後、光ファイバーの対応領域の
周囲から被覆を機械的に除去する手段、本発明の他の特
徴によれば、上記機械は、さらに下記の構成を含む。
【0027】光ファイバーの処理領域の周囲に化学溶剤
を塗布する手段と、光ファイバーを固定する手段と、光
ファイバーを中心として回転する切削器具を案内する手
段と、光ファイバーを一定の張力下で固定する手段と、
光ファイバーの外側面を連続的に切削し光ファイバーの
軸をほぼ横断する方向に延びる部分切削面を形成する切
削手段。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
の図面を参照して説明する。本発明において、剥ぎ取り
方法を実施する前に、光ファイバーを支持体の所定位置
に載せる。この光ファイバーは、添付の図2に概略を示
す(以下参照)。
【0029】さらに具体的には、また好ましくは、光フ
ァイバー40は、支持体上に位置決めされ、この支持体
は、シリカファイバー40のコア10およびクラッド2
0から成る集合体との物理的接触を制限するための精密
V型溝を備える。
【0030】光ファイバー40をこのように位置決めし
たら、ブレード50を用いて、被覆30の切削部分を除
去する。この被覆30からの切削部分の除去作業は、光
ファイバー40のコア10およびクラッド20から成る
集合体を、所望の剥ぎ取り距離にわたって、削ることに
よって実施されるが、その際、この集合体には決して接
触しないようにする。このため、ブレード50は、その
動作角度、ならびに、その刃先と、コア10およびクラ
ッド20から成る上記集合体との間の距離の両方に関し
て正確に位置決めしなければならない。
【0031】さらに具体的には、この除去作業の間、光
ファイバー40の軸0−0に対して30°より小さい角
度にブレード50を設定する。図2では、参照記号D
は、ブレード50の進行方向を示す。
【0032】図3に示すように、このようにして被覆の
切削部分を除去したら、剥ぎ取りを施す光ファイバーの
セグメント(すでに機械的処理を施したセグメント)を
化学溶剤60で被覆する。この溶剤の目的は、剥ぎ取り
を施す光ファイバーの領域と一致する被覆領域30を部
分的に崩壊させ、軟化させることである。
【0033】図4に概略を示したように、次に残ってい
る作業は、このようにして弱化させた被覆を機械的に抜
き取ることである。化学的に腐蝕させた被覆は、好まし
くは、乾風の噴射、またはエタノールに浸けた塗料ば
け、あるいは、超音波浴によって除去し、これにより、
裸ファイバーのコア10およびクラッド20から成る集
合体が露出する。
【0034】図4は、参照番号62で、このようにして
除去された被覆30部分を示し、この部分を溶剤に浸漬
する。本発明においては、剥ぎ取りセグメントの末端
に、好適な界面を形成することを目的として、好ましく
は、図5ないし図8に概略を記載した段階を実施する。
【0035】このために、剥ぎ取りを施すセグメントの
両端で、光ファイバーの軸0−0に対して垂直にブレー
ド50を位置決めする。その際、ブレードの位置は、図
4に示す段階の終了時に抜き取られる部分をやや超えて
いる。図5の段階で使用するブレード50も同様に、光
ファイバーのコア10およびクラッド20から成る集合
体に決して接触しないように、正確に位置決めしなけれ
ばならない。その後、好ましくは、光ファイバー40を
その軸0−0を中心として回転させるか、あるいは、静
止状態に保持した光ファイバー40を中心にしてブレー
ド50を回転させることにより、ファイバー40とブレ
ード50の間に相対回転を起こす。この相対回転運動
は、ファイバーの全周にわたって、最終的剥ぎ取り界面
に、図5に42で示す半径方向の切れ目を形成する。
【0036】剥ぎ取り領域の中心に向けて、ブレード5
0を並進運動させることにより、あるいは、他の同等手
段を用いて、このようにして切れ目42により画定され
たセグメント44を剥ぎ取り領域の中心に向けて移動さ
せる(図6参照)。
【0037】次に、化学溶剤をセグメント44の各々に
塗り(図7)、このようにして、セグメント44を弱化
および軟化させた後、これらを機械的に除去する。ま
た、この場合、好ましくは、これを乾風の噴射、または
エタノールに浸けた塗料ばけ、あるいは、超音波浴によ
って実施し、これにより、化学的に腐蝕し、溶剤に浸漬
した被覆のセグメント44を除去する。
【0038】図8に示すように、これにより、好適に画
定され、良好な界面を呈するセグメントに沿って剥ぎ取
られる光ファイバー40が提供される。
【0039】本発明の剥ぎ取り方法は、剥ぎ取りセグメ
ントの長さを正確かつ反復可能に決定することができ
る。従って、剥ぎ取りを手で実施しなければならない従
来の方法とは異なり、本発明は、剥ぎ取りを完全に自動
的に実施することを可能にする。
【0040】また、本発明は、シリカのコア10および
クラッド20から成る集合体との物理的接触を制限する
ことにより、ファイバーの機械的特性の大部分(その初
期牽引強さの約75%を保存する)を保存することを可
能にする。最後に、本発明の方法は、短い長さ、例え
ば、約5ミリメートル(mm)、および長い長さ(20
0 mm以上)のいずれにも、同様に好適に使用するこ
とができる。
【0041】いうまでもなく、本発明は、これまで説明
した実施態様に限定されるわけではなく、本発明の精神
に従うあらゆる態様を含む。
【0042】もちろん、剥ぎ取り領域が、ファイバーの
末端にあると仮定すると、図5に対応する段階では、1
つのブレード50しか用いない。
【0043】以下に、本発明に従う光ファイバー剥ぎ取
り機械について、図9ないし図19を参照にしながら説
明する。
【0044】本発明のファイバー剥ぎ取り機械は、主と
して、2つの光ファイバー固定手段200と、切削モジ
ュール300と、光ファイバーの横断方向に切削するこ
とにより、界面を造形するモジュール400とを支持す
るベッドプレート100を含んで構成される。
【0045】必要に応じて、本発明の機械は、清浄を実
施する溶剤を分散させるように設計された化学腐蝕モジ
ュール、ならびに、これに付随して、除去すべき削り屑
に吹き付け、これを吸引する手段を備えることもでき
る。
【0046】本発明の一態様では、本発明の機械には、
剥ぎ取りを施すファイバーの断面を観察するための双眼
顕微鏡を備える。このような顕微鏡により、切削手段に
合わせたファイバーの正確な位置決めを容易にし、剥ぎ
取りが行われている間に、界面の品質を検査することが
できる。
【0047】光ファイバー固定手段200は、ベッドプ
レート100に対して光ファイバーを保持するように設
計され、切削モジュール300と造形モジュール400
はファイバーに対して可動に取り付けられる。
【0048】このように、ファイバーを静止状態に保持
することにより、有害な捩りおよび牽引を防止する。
【0049】さらに具体的には、モジュール300およ
び400は、2つの固定手段200の間で引っ張られた
ファイバーのセグメントに対して動作するように設計さ
れている。モジュール300および400は、第1スラ
イド500上に位置し、このスライド自体は、第2スラ
イド550に載っている。
【0050】第2スライド550は、ファイバーの軸に
平行な方向に、ベッドプレート100上を並進案内され
る。第1スライド500は、第2スライド550の移動
方向に対して、かつ、ファイバーの方向に対して、横断
方向に、第2スライド550上を並進案内される。
【0051】2つのモジュール300および400は、
同じスライド500上に支持され、これにより、機械加
工モジュール300および400間のすべての妨害が完
全に安全に防止される。これらモジュールは、これらの
一方または他方がファイバーと正確に重なり合うように
移動する。これらの両方が、ファイバーと正確に重なり
合う位置に同時に移動するのは不可能である。
【0052】固定手段200は一般にクランプ210の
形態をしている。各クランプ210は、従って、軸21
6を中心にして、蝶番式に取り付けられた2つのあご2
12および214を備える。各クランプの固定あご21
2は柱220の上部に支持される。固定あご212の上
部面は、同一平面上にある。蝶番軸216は、軸方向ア
ラインメントにあり、ファイバーの軸に平行である。
【0053】下部固定あご212は、好ましくは、2対
の突出したペッグ230を備え、これらは、旋回あご2
14の外側に位置し、ファイバーの案内および心合わせ
システムを画定する。
【0054】旋回あご214は、好ましくは、高い摩擦
係数を有する材料から成るストリップ215、例えば、
エラストマーストリップを備え、これをファイバーに重
ねることにより、ファイバーのずれ防止を確実にする。
【0055】各クランプ210は、あらゆる適した手
段、例えば、磁石および/またはねじ、あるいは、他の
同等の手段により、閉じた位置に支持することができ
る。
【0056】当業者であれば、ファイバーは、ペッグ2
30に案内され、上部あご214が閉じ、下部あご21
2に保持されると同時に、ライニング215と下部あご
212との間にファイバーが締め付けられることによ
り、正確に静止状態に保持されることが理解されるだろ
う。
【0057】本発明においては、クランプ212の少な
くとも1つが、剥ぎ取りの全工程を通して、一定張力を
維持するように設計するのが好ましい。この目的のため
に、クランプ210の下部あご212は、ファイバーの
軸に平行な方向に、柱220の上部を滑動可能なキャリ
ッジ240上に取り付ける。キャリッジ240は、重り
242により、処理領域から外側に向けて駆動される。
さらに具体的には、コード24により、重り242をキ
ャリッジ240に固定し、柱220が支持する滑車輪を
このコードが通過する。
【0058】言うまでもなく、キャリッジ240および
重り242によって形成されるような一定張力の賦与手
段の代わりに、他の同等の手段を用いてもよい。
【0059】これらの手段により、ファイバーに対し連
続的に、較正された張力を加えることができる。これら
手段は、剥ぎ取りの各段階(切削および被覆の除去)の
間に、過剰な牽引がかかるのを防ぐことができる。これ
らによって、本発明の剥ぎ取り方法は、非常に再現性が
高くなる。何故なら、本発明の方法は、オペレーター
が、ファイバーをその固定点の間に位置決めし、張力を
加える手法とは、無関係に実施されるからである。
【0060】必要であれば、2つのクランプ210に、
一定の力を加える手段をそれぞれ備える(例えば、前述
したように、重りを用いて)ことができる。これによっ
て、特に、両方向における界面を造形する際、圧力補償
を行うことができる。
【0061】本発明においては、キャリッジ240に取
り付けた各クランプ210は、好ましくは、必要に応じ
て、キャリッジ240を対応する柱220の上部にロッ
クすることにより、キャリッジ240の運動を阻止する
ための集合体250を備えている。このようなロック手
段は、ファイバーを配置するのと同時に用いることがで
きる。
【0062】切削モジュール300は、ファイバーのコ
アに接触することなく、ファイバーから外側被覆の切削
部分を除去する働きをする。このモジュールは、主とし
て、切削ブレード50用の支持体から成る。
【0063】ファイバー支持体310は、V型の直角断
面をしたファイバー位置決め用溝312を有する。溝3
12は、ファイバーの軸に対し平行に延びる。
【0064】本発明において、ファイバー支持体310
は、ベッドプレート100上に鉛直方向に並進運動可能
にし、ブレード50と接触するようにすれば有利であ
る。切削ブレード50の支持体350は、支持体キャリ
ッジ550を移動することにより、ファイバーの軸に沿
って並進運動可能であることに留意されたい。
【0065】ファイバー支持体310は、下記のいくつ
かの機能を果たす。切削ブレード50の下方にファイバ
ーを保持する。切削ブレード50の止めとして働き、ブ
レード50がファイバーのコアを切らないようにする。
切削ブレード50の移動中、ファイバーの軸に平行に移
動する案内として働く。溝312の深さは、機械加工し
ようとするファイバーの直径と嵌め合うものであり、従
って、ファイバーの被覆だけが、この溝から突出する。
ここでは、ファイバー支持体310は、好ましくは、取
り外し可能で、交換が可能である。
【0066】溝312は、ブレード50の刃先に平行
で、かつ、ファイバーの軸に平行な平坦部314に到
る。
【0067】特に、図14および図15からわかるよう
に、支持体310は、好ましくは、溝312の両端に、
それより直径が大きい端板320を備え、各端板は、支
持体310がファイバーに接近する際、ファイバーに向
けて溝312を案内するためのV型ノッチ322を有す
る。
【0068】本発明において、支持体310は、好まし
くは、ファイバーの軸に平行な軸330を中心にして台
340上で自由に回転できるように取り付ける。
【0069】端板320にノッチ322を設けることに
より、この構成は、支持体310を自動的にファイバー
と心合わせする働きをする。
【0070】作動中、支持体310は、剥ぎ取りを施す
ファイバーのセグメントの下方に位置させると共に、切
削ブレード50をその上方に配置する。V型ノッチ32
2による予備心合わせの後、平坦部314をブレード5
0の刃先とアラインメントすることにより、支持体31
0を正確に位置決めする。
【0071】ブレード50は、ファイバーに接触する位
置に来ると、平坦部314とぶつかって止まるまで、被
覆に切り込む。これによって、光ファイバーと切削器具
50を同時に、かつ自動的に位置決めすることができ
る。
【0072】次に、スライド550をファイバー軸に平
行に移動させるだけで、ファイバーの外側被覆から所望
の切削部分を除去することができる。溝312は、切削
の間、ファイバーのコアの保全性を保存する。
【0073】必要であれば、また、図12の態様に見ら
れるように、支持体310には、処理しようとするファ
イバーの被覆の多様な外径および厚さに適合させた、様
々な深さの多数の溝312を設けることができる。従っ
て、図16には、その外側面に、2つの正反対に位置す
る溝312を有する円筒状支持体310を示す。
【0074】もちろん、本発明において、支持体310
に、2つより大きいの数の溝312を設けてもよい。さ
らに一般的には、支持体310は、あらゆる適当な断面
を有することができ、要素410と同様に、ただ1つの
単一位置決めV型溝を設けるだけでよい。
【0075】支持体310を上下に移動させる手段は、
様々な方法で実現することが可能である。添付の図面に
示すように、これらは、シャフト362により制御され
る偏心円360により形成される。シャフト362は、
台340を駆動する働きをし、台340は、支持体31
0の座の役割を果たし、両者の間に、ばね366が配置
されている。
【0076】界面を造形するためのモジュール400
は、主として下記の2つの部分から構成される。切削ブ
レード50をアラインメントし、止める(前記V型溝と
同様に)働きをする部分410とファイバーの周りに回
転させ、ファイバーの軸に平行に並進運動させることが
できる切削ブレード50のセットを支持する部分45
0。
【0077】本発明において、切削ブロック450は、
複数の平行切削ブレード、例えば、2つ、3つ、4つま
たは5つの切削ブレードを有するのが有利であり、これ
らブレードは、小さな間隔をあけて配置される。この間
隔は、好ましくは、様々な厚さのスペーサーを用いて、
随意に変更が可能である。この配置により、剥ぎ取り領
域の末端での環状断面の除去が改善される。
【0078】2つの部分410および450は、ファイ
バーの軸に平行な軸412を中心としてクランプのよう
に、蝶番式に取り付ける。
【0079】部分410には、V型溝セグメント414
を設ける。図18からわかるように、部分410には、
このように、アラインメントされた複数のV型セグメン
ト414を設けるのが好ましい。2つの部分410およ
び450は、ブロック430に取り付けられ、ブロック
430は、スライド500に固定された台470上で回
転するように取り付けられている。
【0080】ブロック430は、好ましくは、端板43
2を備え、これらの端板は、溝414とアラインメント
する横方向の溝434を有する。
【0081】旋回部分450は、何らかの適当な手段、
例えば、磁石および/またはねじ、あるいは、その他の
適した手段により、固定部分410に保持されている。
【0082】この場合も、ファイバー位置決め用のV型
を画定する部分410は、好ましくは、取り外し可能、
かつ、交換可能であり、従って、溝414の深さは、フ
ァイバーの寸法と常に嵌め合うようにし、これによっ
て、ファイバーのコアが決して損傷しないことを確実に
する。溝414の深さは、切削の深さを画定し、作動
中、ブレード50は、その外側フランクとぶつかって止
まる。
【0083】モジュール400は、支持プレート850
上のファイバーの軸に平行に並進運動するよう取り付け
るのが有利である。モジュール400の並進運動は、何
らかの適当な手段、例えば、ねじシステム852により
制御することができる。
【0084】作動中、ブロック430は、ファイバーに
ぶつかる位置に来て、その際、ファイバーは、溝414
に心合わせされる。ブレードを備えた旋回部分450
が、ファイバーに対して閉じる。次に、ブロック50が
ファイバーの被覆に切り込む。
【0085】次に、ブロック430が、ファイバーの軸
を中心にして回転することにより、ファイバーに円状の
切削を行う。
【0086】続いて、ブロック430が、手段852を
作動することによって、ファイバーの軸に平行に並進運
動することにより、剥ぎ取り区間の縁から被覆の残り部
分を引き剥がしていくことができる。
【0087】本発明の機械の各種可動部材は、手によ
り、または自動的の、いずれでも作動可能である。例と
して、添付の図面に示した態様では、これらの手段は、
オペレーターが、ノブを用いて作動させたねじによっ
て、回転および並進運動させることができる。ねじで運
動量を段階的に減少することにより、運動量をこれまで
よりはるかに規則的にすることができる。このような構
成によって、剥ぎ取り方法の優れた再現精度を達成する
ことが可能になる。
【0088】しかし、一態様では、操作部またはモータ
ーを用いて、これら運動のすべてを自動化することもで
きる。
【0089】言うまでもなく、ブレード支持ブロック
は、取り外し可能にして、ブレード50のセットが磨耗
した際に、交換できるようにしなければならない。
【0090】必要であれば、ファイバーの軸に対する切
削ブレード50の傾斜角度は、調節可能にしてもよい。
【0091】別の態様では、切削ブレード50を加熱す
ることにより、被覆の切り込みを改善することができ
る。
【0092】好ましくは、ベッドプレート100に止め
手段を設け、スライド500および550の移動振幅、
特に、ファイバーの軸に沿ったスライド550の移動振
幅を制限する。また、選択した位置にスライド500お
よび550を選択的にロックするための手段、例えば、
ねじを機械に備えるのが好ましい。
【0093】以上説明してきたように、本発明の機械を
使用するため、その手順は、主として、下記のようにす
るのが好ましい。
【0094】処理しようとするファイバーのセグメント
の位置決めおよび心合わせを、2つのクランプ210の
間で行い、クランプを閉じる。切削しようとするセグメ
ントの一端で、モジュール300をファイバーに合わせ
て位置決めする。支持体310を持ち上げ、支持体が、
ファイバーを溝312内に支持するようにする。次に、
所望の距離にわたって、ファイバーの軸に沿ってモジュ
ール300を並進運動させることにより、ファイバーの
被覆の切削部分を除去する。支持体310を下げる。化
学溶剤を塗布し、ファイバーの弱化した部分を抜き取
る。今度は、モジュール400をファイバーに合わせて
配置する。その際、良好な界面を達成すべきファイバー
の軸領域と正確に重ね合わせるように位置決めしなけれ
ばならない。旋回部分450を閉じて、部分410に載
せた後、ブロック430を3〜4回回転させる。次い
で、モジュール400を並進運動させることにより、機
械加工した領域の中心に向けて、剥ぎ取り部分を移動さ
せる。モジュール400の操作を第2界面で繰り返す。
【0095】移動した被覆の残りを除去する。次に、例
えば、エタノールに浸けたはけを用いて、界面を清浄す
るのが好ましい。必要であれば、この清浄段階は、化学
腐蝕または剥ぎ取り段階の前に実施してもよく、その場
合、溶剤を用いて、化学剥離剤を除去するのが好まし
い。場合によっては、この化学的剥ぎ取り段階は、清浄
に用いたのと同じ化学薬品、例えば、エタノールを用い
て、実施することができる。
【0096】しかし、構成によっては、モジュール40
0の並進運動前に、これを回転させる必要がないことを
本発明者がみいだしたことに留意すべきである。このよ
うな状況では、モジュール400の並進運動前に、旋回
部分450を閉じて、部分410に載せる際、ファイバ
ーの被覆に切れ目を入れるだけで十分である。
【0097】本発明において、界面を造形するためのモ
ジュール400は、複数の平行ブレードを有するのが好
ましい。このような構成によって、特に、ブレードがフ
ァイバーの軸に平行に移動するとき、ブレードにかかる
力の量を制限することができる。
【0098】本発明の剥ぎ取り機械は、光ファイバーの
中間部分、あるいは、その末端部分のいずれも同様に剥
ぎ取ることができる。この機械では、数ミリメートルか
ら数センチメートルの範囲で、剥ぎ取りを施すファイバ
ーの長さを容易に調節することができる。
【0099】本発明の機械は、光ファイバーの弱化を防
止するため、牽引強さが従来のファイバーより大きいフ
ァイバーを得ることが可能になる。本発明は、従って、
1.8キログラム(kg)以上の牽引強さを有するファ
イバーの達成を可能にする。これに対し、ほとんどの従
来の装置は、一般に剥ぎ取りやっとこを用いるため、6
00グラム(g)以上の牽引強さを達成することができ
ない。
【0100】このように、本発明は、不合格率を下げる
ことにより、光ファイバー構成部品の製造に際し、生産
性を高めることができる。
【0101】本発明の方法および機械は、特に下記のこ
とを可能にする。剥ぎ取りを施したファイバーが非常に
清浄であるため、ファイバーにおいて、光誘導される部
品の品質が向上する。剥ぎ取り区間と、被覆との間の界
面の品質が非常に優れている。剥ぎ取りを施したコアの
コアが保存されている。得られたファイバーの牽引強さ
が優れている。構成部品の不合格率が低い。
【0102】言うまでもなく、本発明において、「スラ
イド」の概念は、あらゆる滑り路のシステム、支持プレ
ート、あるいは、線状移動ブロック、あるいは、案内レ
ールを含む広範な意味として理解すべきである。
【0103】参考文献を下記する。 [1] D. Varelas, 「光ファイバーブラッグ格子の機械
的信頼性」、Ph. D. thesis, ローザンヌ大学(スイ
ス)、1998。 [2] S. Boj, 「光ファイバーにおける周波数選択性フ
ィルターの作製とその用途」、Ph. D. thesis, リール
大学、1995。 [3] Vytran社リシーシング機械についての技術文献、1
999。 [4] Ses-Sterling Department Iの総合製品カタログ。 [5] 熱風蒸気を用いて光ファイバー被覆を除去する新
規の方法、情報および通信学科、Kwangju Institute of
Science and Technology, 572 Sangamdong, Kwagsan-k
u, Kwangju, 506-712, Korea。 [6] Ses-Sterling Department IIの総合製品カタロ
グ。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ファイバーの横断面概略図である。
【図2】本発明に従う光ファイバーのセグメントを剥ぎ
取るための3つの連続した基本的段階を示す図である。
【図3】本発明に従う光ファイバーのセグメントを剥ぎ
取るための3つの連続した基本的段階を示す図である。
【図4】本発明に従う光ファイバーのセグメントを剥ぎ
取るための3つの連続した基本的段階を示す図である。
【図5】本発明に従う剥ぎ取りセグメントの末端で高品
質の界面を得ることができる4つの連続した選択的段階
を示す図である。
【図6】本発明に従う剥ぎ取りセグメントの末端で高品
質の界面を得ることができる4つの連続した選択的段階
を示す図である。
【図7】本発明に従う剥ぎ取りセグメントの末端で高品
質の界面を得ることができる4つの連続した選択的段階
を示す図である。
【図8】本発明に従う剥ぎ取りセグメントの末端で高品
質の界面を得ることができる4つの連続した選択的段階
を示す図である。
【図9】本発明に従う機械の全体的分解斜視図である。
【図10】光ファイバーを固定するための第1手段の斜
視図である。
【図11】本発明に従う光ファイバーを固定するための
第2手段の斜視図である。
【図12】本発明に従う切削手段の分解斜視図である。
【図13】切削手段の側面図である。
【図14】図13のXIV−XIVで示した断面におい
て同じ切削手段を示す断面図である。
【図15】切削手段の部分斜視図である。
【図16】本発明に従う光ファイバー支持体の横断面図
である。
【図17】本発明に従うファイバーを横断方向に切削す
るための手段の分解斜視図である。
【図18】開いた位置にある上記横断方向切削手段を示
す斜視図である。
【図19】閉じた位置にある上記横断方向切削手段を示
す斜視図である。
【符号の説明】
10 コア 20 クラッド 30 外側被覆 40 光ファイバー 50 ブレード 60 化学溶剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ギョーム、ペーニュ フランス国ロシュ‐ブランシュ、ラ、ラゴ ティエール (72)発明者 ステファーヌ、リオ フランス国キベロン、リュ、ジョゼフ、 ル、ブリ、18 (72)発明者 ジョアン、カフィオ フランス国イル‐グランド、リュ、デュ、 ロワ、アルテュール、21 Fターム(参考) 2H038 CA02 CA05 5G353 BA06 CA04 DA08

Claims (55)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバー(40)の外側被覆(30)
    の一部を局部的かつ機械的に除去する段階と、 化学溶剤(60)を光ファイバーの上記領域の周囲に塗
    布する段階と、 このようにして弱化させた被覆(30)を機械的に除去
    する段階とを有することを特徴とする光ファイバーの剥
    ぎ取り方法。
  2. 【請求項2】光ファイバーの外側被覆(30)の一部を
    局部的かつ機械的に除去する段階が、被覆の切削部分の
    除去段階であることを特徴とする請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】光ファイバーの外側被覆の一部を局部的か
    つ機械的に除去する段階が、光ファイバーの軸0−0に
    対して30°より小さい角度で延びるブレード(50)
    を用いて実施されることを特徴とする請求項1または2
    に記載の方法。
  4. 【請求項4】光ファイバー(40)が、予め精密V型に
    位置されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
    か1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】光ファイバーの軸に対して垂直に位置され
    たブレードを用いて、先に剥ぎ取りした領域のやや外側
    で光ファイバーの被覆に切り込みを入れ、このようにし
    て画定された被覆セグメントを除去する段階を含むこと
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の
    方法。
  6. 【請求項6】画定された被覆セグメントを除去する前
    に、ブレードと光ファイバーとの間に相対回転を起こす
    段階を含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】先に剥ぎ取りした領域の両端で、光ファイ
    バーの被覆(30)に2つの切り込みを入れる段階を含
    むことを特徴とする請求項5または6に記載の方法。
  8. 【請求項8】被覆の切り込み画定セグメントを除去する
    段階が、切削ブレード(50)を用いて、このセグメン
    トを駆動することにより、剥ぎ取り領域の中心に向けて
    上記セグメントを機械的に移動させる段階であることを
    特徴とする請求項5ないし7のいずれか1項に記載の方
    法。
  9. 【請求項9】切り込み(42)により画定されたセグメ
    ントを除去する段階が、化学溶剤の塗布を含むことを特
    徴とする請求項5ないし8のいずれか1項に記載の方
    法。
  10. 【請求項10】各ブレード(50)を正確に位置決めす
    ることにより、光ファイバーのコア(10)およびクラ
    ッド(20)によって構成される集合体との接触を防止
    することを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項
    に記載の方法。
  11. 【請求項11】乾風噴射を用いて化学腐蝕により予め弱
    化させたファイバー被覆(30)の一部を機械的に除去
    する段階を含むことを特徴とする請求項1ないし10の
    いずれか1項に記載の方法。
  12. 【請求項12】エタノールに浸けたはけを用いて化学溶
    剤により予め腐食させた被覆(30)の一部を機械的に
    除去する段階を含むことを特徴とする請求項1ないし1
    1のいずれか1項に記載の方法。
  13. 【請求項13】超音波浴を用いて化学腐食により予め弱
    化させたファイバー被覆(30)の一部を機械的に除去
    する段階を含むことを特徴とする請求項1ないし12の
    いずれか1項に記載の方法。
  14. 【請求項14】請求項1ないし13のいずれか1項に記
    載の方法を実施することにより部分的に剥ぎ取られた光
    ファイバー。
  15. 【請求項15】剥ぎ取り領域が光ファイバーの中間領域
    であることを特徴とする請求項14に記載の光ファイバ
    ー。
  16. 【請求項16】剥ぎ取り領域が光ファイバーの端領域で
    あることを特徴とする請求項14に記載の光ファイバ
    ー。
  17. 【請求項17】光ファイバー(40)が、その剥ぎ取り
    領域に、ブラッグ格子を含むことを特徴とする請求項1
    4ないし16のいずれか1項に記載の光ファイバー。
  18. 【請求項18】光ファイバーの外側被覆の一部を局部的
    かつ機械的に除去する手段(300)と、化学溶剤を用
    いて被覆を弱化させた後光ファイバーの対応領域の周囲
    から被覆を機械的に除去する手段とを含むことを特徴と
    する請求項1ないし13のいずれか1項に記載の方法を
    実施する機械。
  19. 【請求項19】光ファイバーの処理領域の周囲に化学溶
    剤を塗布する手段を含むことを特徴とする請求項18に
    記載の機械。
  20. 【請求項20】光ファイバーを固定する手段(200)
    と、光ファイバーを中心として回転可能な切削器具(5
    0、400)を案内する手段(500、550)とを含
    むことを特徴とする請求項18または19に記載の機
    械。
  21. 【請求項21】光ファイバーを一定の張力下で固定する
    手段(200、242)を含むことを特徴とする請求項
    18ないし20のいずれか1項に記載の機械。
  22. 【請求項22】光ファイバーの外側面を連続的に切削
    し、光ファイバーの軸をほぼ横断する方向に部分的切削
    を実施する切削手段(50)を含むことを特徴とする請
    求項18ないし21のいずれか1項に記載の機械。
  23. 【請求項23】光ファイバーを固定するための2つの手
    段(200)を支持するベッドプレート(100)と、
    切削モジュール(300)と、光ファイバーを横断方向
    に切削することにより造形するモジュール(400)と
    を含むことを特徴とする請求項18ないし22のいずれ
    か1項に記載の機械。
  24. 【請求項24】排除すべき削り屑を除去するための吹き
    付けおよび/または吸引手段を含むことを特徴とする請
    求項18ないし23のいずれか1項に記載の機械。
  25. 【請求項25】顕微鏡を含むことを特徴とする請求項1
    8ないし24のいずれか1項に記載の機械。
  26. 【請求項26】ベッドプレートに対して2つの直交方向
    に滑動する2つのスライド(500、550)を含み、
    第1スライド(550)は、切削器具(300、40
    0)を備え、第2スライド上に滑動可能に取り付けられ
    ていることを特徴とする請求項18ないし25のいずれ
    か1項に記載の機械。
  27. 【請求項27】切削器具(300)と、界面を造形する
    ための器具(400)とを含み、両器具共に、共通のス
    ライド(550)に固定されていることを特徴とする請
    求項18ないし26のいずれか1項に記載の機械。
  28. 【請求項28】クランプ(210)の形態をした固定手
    段(200)を含むことを特徴とする請求項18ないし
    27のいずれか1項に記載の機械。
  29. 【請求項29】光ファイバーの案内および心合わせのた
    めのシステムを画定する固定手段(200)を含むこと
    を特徴とする請求項18ないし28のいずれか1項に記
    載の機械。
  30. 【請求項30】光ファイバーの案内および心合わせのた
    めのシステムを画定する固定手段(200)を含み、こ
    の固定手段が、少なくとも1対の突出したペッグ(23
    0)の形態をしていることを特徴とする請求項18ない
    し29のいずれか1項に記載の機械。
  31. 【請求項31】クランプ(210)の形態をした固定手
    段(200)を含み、このクランプは、そのあごの1つ
    (214)に、高い摩擦係数の材料から成るストリップ
    (215)を備えていることを特徴とする請求項18な
    いし30のいずれか1項に記載の機械。
  32. 【請求項32】キャリッジ(240)上で移動する少な
    くとも1つの固定手段(200)を含み、このキャリッ
    ジは、一定の力の作用下で光ファイバーの軸に沿って駆
    動されることを特徴とする請求項18ないし31のいず
    れか1項に記載の機械。
  33. 【請求項33】重り(242)に連結されたキャリッジ
    (240)上で、滑車(246)を通過するコードを介
    して移動する少なくとも1つの固定手段(200)を含
    むことを特徴とする請求項18ないし32のいずれか1
    項に記載の機械。
  34. 【請求項34】固定手段(200)を支持するキャリッ
    ジ(240)の移動を選択的に阻止する手段(250)
    を含むことを特徴とする請求項32または33に記載の
    機械。
  35. 【請求項35】V型直角断面の位置決め溝(312)を
    設けた光ファイバー支持体(310)を有する切削モジ
    ュール(300)を含むことを特徴とする請求項18な
    いし34のいずれか1項に記載の機械。
  36. 【請求項36】光ファイバー支持体(310)が、切削
    ブレード(50)に対して制御された方式で鉛直方向に
    移動するように取り付けられていることを特徴とする請
    求項35に記載の機械。
  37. 【請求項37】溝(312)が、平坦部(314)に到
    ることを特徴とする請求項35または36に記載の機
    械。
  38. 【請求項38】光ファイバー支持体(310)が、光フ
    ァイバーの軸に対し平行な軸を中心として、柱上で回転
    するように取り付けられていることを特徴とする請求項
    35ないし37のいずれか1項に記載の機械。
  39. 【請求項39】光ファイバー支持体(310)が、交換
    可能であることを特徴とする請求項35ないし38のい
    ずれか1項に記載の機械。
  40. 【請求項40】光ファイバー支持体(310)が、溝
    (312)の端部の一方にV型ノッチ(322)が設け
    られた少なくとも1つの端板(320)を含むことを特
    徴とする請求項35ないし39のいずれか1項に記載の
    機械。
  41. 【請求項41】光ファイバー支持体(310)が、処理
    しようとする光ファイバーの外径および被覆厚さに適合
    した様々な深さの複数の溝(312)を有することを特
    徴とする請求項35ないし40のいずれか1項に記載の
    機械。
  42. 【請求項42】光ファイバー支持体(310)が、これ
    を移動させるための偏心円を備えることを特徴とする請
    求項35ないし41のいずれか1項に記載の機械。
  43. 【請求項43】界面を造形するためのモジュール(40
    0)を含み、このモジュールは、光ファイバーを受ける
    手段(414)と、切削ブレードと整合させ、これと接
    触させる手段とを有する部分(410)と、少なくとも
    1つの切削ブレード(50)を支持する部分(450)
    とから構成されることを特徴とする請求項18ないし4
    2のいずれか1項に記載の機械。
  44. 【請求項44】少なくとも1つの切削ブレード(50)
    を支持する部分(450)を作動して、光ファイバーを
    中心として回転させることができることを特徴とする請
    求項43に記載の機械。
  45. 【請求項45】少なくとも1つの切削ブレード(50)
    を支持する部分(450)を作動して、光ファイバーに
    平行に並進運動させることができることを特徴とする請
    求項43または44に記載の機械。
  46. 【請求項46】造形モジュール(400)が、複数の平
    行な切削ブレードを含むことを特徴とする、請求項43
    ないし45のいずれか1項に記載の機械。
  47. 【請求項47】2つの部分(410、450)が、クラ
    ンプのように蝶番式に取り付けられていることを特徴と
    する請求項43ないし46のいずれか1項に記載の機
    械。
  48. 【請求項48】光ファイバー受け手段を含む部分(41
    0)が、光ファイバーの直径に適合した深さのV型溝を
    有することを特徴とする請求項43ないし47のいずれ
    か1項に記載の機械。
  49. 【請求項49】2つの部分(410、450)が、ブロ
    ック(430)に取り付けられ、このブロックは、スラ
    イド(550)によって支持される台(470)上に回
    転するよう取り付けられ、スライドは、光ファイバーの
    軸に平行に並進運動が可能であることを特徴とする請求
    項43ないし48のいずれか1項に記載の機械。
  50. 【請求項50】光ファイバーの軸を横断する方向に第1
    スライド(550)上を並進運動するよう取り付けられ
    た中間スライド(500)を含み、第1スライド自体
    は、台(470)を支持していることを特徴とする請求
    項49に記載の機械。
  51. 【請求項51】造形モジュール(400)が、取り外し
    可能な光ファイバー位置決め部分(410)を含むこと
    を特徴とする請求項43ないし50のいずれか1項に記
    載の機械。
  52. 【請求項52】取り外し可能なブレード支持ブロック
    (410)を含むことを特徴とする請求項18ないし5
    1のいずれか1項に記載の機械。
  53. 【請求項53】切削ブレード(50)の傾斜を調節する
    ための手段を含むことを特徴とする請求項18ないし5
    2のいずれか1項に記載の機械。
  54. 【請求項54】加熱切削ブレード(50)を含むことを
    特徴とする請求項18ないし53のいずれか1項に記載
    の機械。
  55. 【請求項55】切削器具を支持するスライド(500、
    550)の移動振幅を制限するための止め手段を含むこ
    とを特徴とする請求項18ないし54のいずれか1項に
    記載の機械。
JP2002042608A 2001-02-20 2002-02-20 光ファイバーの剥ぎ取り方法とこれによって得られる光ファイバー Pending JP2002258060A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0102255A FR2821165B1 (fr) 2001-02-20 2001-02-20 Procede de denudage de fibre optique et fibre ainsi obtenue
EP02290263A EP1233289A3 (fr) 2001-02-20 2002-02-05 Procédé de dénudage de fibre optique et fibre ainsi obtenue
EP02290263.9 2002-02-05
EP0102255 2002-02-05

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002258060A true JP2002258060A (ja) 2002-09-11

Family

ID=26077616

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002042608A Pending JP2002258060A (ja) 2001-02-20 2002-02-20 光ファイバーの剥ぎ取り方法とこれによって得られる光ファイバー

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20020114609A1 (ja)
JP (1) JP2002258060A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101460522B1 (ko) 2012-04-20 2014-11-13 배병영 광섬유 가공장치 및 방법
JP2017111443A (ja) * 2015-12-14 2017-06-22 オーエフエス ファイテル,エルエルシー ファイバを剥離する際の光ファイバにおけるコーティングの層間剥離の防止

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112005001098A5 (de) * 2004-07-09 2007-08-09 Schleuniger Holding Ag Verfahren und Vorrichtung zum Durchtrennen und Endbearbeiten von Lichtwellenleitern
EP2269104B1 (en) * 2008-04-22 2012-10-17 Nyfors Teknologi AB Methods and an apparatus for removing a coating
DE102008061700B3 (de) * 2008-12-11 2010-02-18 Jt Optical Engine Gmbh + Co. Kg Verfahren und Vorrichtung zum Abmanteln von Fasern eines Faserbündels
WO2010066272A1 (de) * 2008-12-11 2010-06-17 Jt Optical Engine Gmbh + Co. Kg Verfahren und vorrichtung zum abmanteln von fasern eines faserbündels
CN106731836A (zh) * 2017-02-22 2017-05-31 厦门色谱分析仪器有限公司 电弧式毛细管窗口烧制机
CN114355511B (zh) * 2022-01-14 2024-02-06 武汉锐科光纤激光技术股份有限公司 光纤浸蚀装置

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4473942A (en) * 1982-04-21 1984-10-02 At&T Bell Laboratories Precision cleaving of optical fibers
JPS63184712A (ja) * 1986-09-26 1988-07-30 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ファイバの接続方法
GB2207255B (en) * 1987-07-18 1991-03-20 Stc Plc Removing optical fibre encapsulation with a heated gas jet
JP2531169Y2 (ja) * 1991-11-25 1997-04-02 住友電気工業株式会社 被覆線材の被覆除去装置
CH683645A5 (de) * 1991-11-12 1994-04-15 Jiri Stepan Abisoliervorrichtung für Glasfaserkabel.
US5359690A (en) * 1992-08-21 1994-10-25 Sumitomo Cement Co., Ltd. Cutting method and apparatus for removing a secondary coating layer from a jacketed optical fiber
NL9400678A (nl) * 1994-04-27 1995-12-01 Nederland Ptt Werkwijze en inrichting voor het strippen van optische vezelribbons.
US5481638A (en) * 1994-07-05 1996-01-02 At&T Corp. Techniques for stripping optical fiber encapsulants
US5896787A (en) * 1996-02-05 1999-04-27 Lucent Technologies, Inc. Optical fiber stripper
EP1207411A1 (en) * 2000-11-16 2002-05-22 Corning O.T.I. S.p.A. Method for removing a coating from a portion of optical fiber
CA2353371A1 (en) * 2001-01-29 2002-07-29 Robert J. Mcleod Apparatus for stripping a coating from an optical fibre
FR2823572B1 (fr) * 2001-04-12 2004-11-26 Cit Alcatel Procede de denudage d'une fibre optique
US6549712B2 (en) * 2001-05-10 2003-04-15 3M Innovative Properties Company Method of recoating an optical fiber

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101460522B1 (ko) 2012-04-20 2014-11-13 배병영 광섬유 가공장치 및 방법
JP2017111443A (ja) * 2015-12-14 2017-06-22 オーエフエス ファイテル,エルエルシー ファイバを剥離する際の光ファイバにおけるコーティングの層間剥離の防止
US10234631B2 (en) 2015-12-14 2019-03-19 Ofs Fitel, Llc Preventing delamination of a coating on an optical fiber when stripping the fiber

Also Published As

Publication number Publication date
US20020114609A1 (en) 2002-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR900007558B1 (ko) 다심피복광파이버의 접속방법 및 그 장치
KR910000062B1 (ko) 광파이버의 접속방법
KR100471083B1 (ko) 광섬유 절단장치
US9933571B2 (en) Profiling of cleaved angled end faces of optical fiber(s)
US5359690A (en) Cutting method and apparatus for removing a secondary coating layer from a jacketed optical fiber
US20020186947A1 (en) Optical fiber recoat
WO2019089220A1 (en) Fiber array assemblies for multifiber connectorized ribbon cables and methods of forming same
JP2002258060A (ja) 光ファイバーの剥ぎ取り方法とこれによって得られる光ファイバー
EP2249188A1 (en) Apparatus and method for stripping at least one optical waveguide
RU2665312C1 (ru) Одноразовый инструмент для удаления защитной оболочки с оптического волокна
US8556682B2 (en) Commercial packaging of disposable cleaver
JP2850910B2 (ja) 光ファイバの切断装置
TW200937057A (en) Optical fiber cutter, and optical fiber end treating method
JP4810361B2 (ja) 光ファイバ切断工具および切断方法
JP2607622B2 (ja) 光ファイバの切断方法及び装置
CN211293341U (zh) 光纤涂覆层剥除装置
JPH0824981B2 (ja) 線材の端末処理装置
JP5436127B2 (ja) レーザーガイド用光ファイバのファイバ端面処理方法及びそれに用いるファイバ端面処理装置
JP5593360B2 (ja) 光ファイバ研磨方法及び研磨装置
JP3903845B2 (ja) 光ファイバテープ心線の被覆除去方法および被覆除去装置
JP2004117794A (ja) プラスチック光ファイバの端面処理方法およびそのための装置
JP2674672B2 (ja) 光ファイバの被覆除去方法
JP2001100047A (ja) ケーブルの端面仕上げ方法およびこの方法を実施するための装置
JP4293554B2 (ja) 光ファイバ端末処理用工具及びこれを用いた光ファイバ端末処理方法
JP2005351943A (ja) 光ファイバテープ心線の端末処理方法およびその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070907

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080219