JP2002257764A - タービン翼の被膜欠陥検査装置およびその方法 - Google Patents

タービン翼の被膜欠陥検査装置およびその方法

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axis
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Takahiro Kubo
貴博 久保
Ichiro Furumura
一朗 古村
Taiji Hirasawa
泰治 平澤
Satoshi Nagai
敏 長井
Kazunari Fujiyama
一成 藤山
Junji Ishii
潤治 石井
Takahisa Kondo
卓久 近藤
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】翼表面に被覆した被膜の欠陥を簡易にして精確
に検出できるタービン翼の被膜欠陥検出装置およびその
方法を提供する。 【解決手段】本発明は、タービン軸2に植設したままの
状態のタービン翼1に対し、架台5に回転自在に支持さ
れた回転用テーブル6に載置し、X軸、Y軸、Z軸の各
軸上を自在に進退移動し、かつ傾動移動が可能な被膜欠
陥検査監視部7と、この被膜欠陥検査監視部7の進退、
傾動移動を制御するコントローラ8と、この被膜欠陥検
査監視部7からの信号に基づいて被膜3の温度分布を画
像化する赤外線映像信号処理部9を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、翼表面に遮熱性に
優れ、かつ耐酸化性に富む被膜を被覆したタービン翼の
被膜欠陥検査装置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の火力発電プラント、例えば、コン
バインドサイクル発電プラントに適用するガスタービン
は、その入口燃焼ガス温度が高温化の一途をたどってお
り、ひところの1100℃から1300℃を経て150
0℃以上で運転する計画が進められている。
【0003】このように高温化の一途をたどるガスター
ビンは、タービン翼内に空気や蒸気を流して冷却させる
一方、翼表面に遮熱性に優れ、かつ耐酸化性に富む被膜
層を形成し、タービン翼の強度保証に努めている。
【0004】タービン翼に形成した被膜層は、駆動ガス
の偏流、温度変化、圧力変化や起動・停止の繰り返し等
の運転環境により経年的に劣化、損傷、剥離などの欠陥
が生じる場合がある。これら欠陥の予知を検査し、評価
することがタービン翼の安定運転にとって極めて重要で
ある。
【0005】タービン翼の被膜を検査するにはいくつか
の手法がある。その手法の一つとして拡大鏡を用いる目
視検査である。
【0006】この手法は、被膜が脱落した位置と脱落し
ていない位置との翼表面状態の差を直接目視により観察
し、記録し、またはCCDカメラを用いてビデオに撮影
するものである。
【0007】また、被膜の厚み方向に発生した亀裂を検
査するには、浸透探傷方法がある。この手法は、浸透液
を翼表面に塗布し、翼表面を布などで拭いた後、現像液
を翼表面に塗布するものである。亀裂が発生している位
置では、翼表面を拭いた後も浸透液が残るので、現像液
と反応し、亀裂が観察できる。この観察結果を目視によ
り記録し、CCDカメラを用いてビデオに撮影し、亀裂
検査を行う。
【0008】最近、翼表面からの被膜の剥離を検査する
手法として、赤外線カメラを用いることが提案されてい
る(特開平11−166910号公報)。この手法は、
以下に示す原理に基づいている。
【0009】被膜の翼表面側に剥離が発生すると、剥離
の部分には空気層ができる。このとき、被膜の外側から
加熱器で加熱すると、熱が空間部分に伝わる。しかし、
空気の熱伝達率は、金属材料に較べて低いので、空間部
分への熱の伝達が遅い。つまり、空間部分があると、健
全な部分に較べて被膜表面の温度が高くなる。
【0010】このように、赤外線カメラを用いた被膜の
剥離検査方法では、温度の高低を検出し、被膜の剥離の
有無を評価していた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来から行われている
タービン翼に被覆した被膜を検査する手法は、簡易、簡
便性の点で優れているものの、それでも、いくつかの問
題点が含まれている。
【0012】先ず、目視検査では、被膜が翼表面から剥
離しないかぎり検出することができない。被膜が翼表面
から剥離すると、翼の遮熱性、耐酸化性が失われるの
で、タービン翼の安定運転を考えると、被膜の剥離の前
兆を知ることが大切であるが、この点、目視検査では無
理である。
【0013】また、被膜層内に発生した亀裂を検査する
浸透探傷方法では、被膜表面に発生した亀裂を検出でき
ても、被膜の剥離の前兆までを検出することが目視検査
と同様に無理である。
【0014】一方、赤外線カメラを用いた被膜の欠陥検
査方法では、被膜層内の剥離や複雑な形状のものまで検
査できるものの、タービン翼がタービン軸に植設され、
植設されたタービン軸からタービン翼を取り出すことを
考えると、超重量物であるがゆえに長い時間と多くの人
手等を要する問題がある。
【0015】本発明は、このような事情に基づいてなさ
れたもので、翼表面に被覆した被膜の欠陥を簡易にして
精確に検出できるタービン翼の被膜欠陥検査装置および
その方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係るタービン翼
の被膜欠陥検査装置は、上述の目的を達成するために、
請求項1に記載したように、タービン軸に植設したまま
の状態のタービン翼に対し、架台に回転自在に支持され
た回転用テーブルに載置し、X軸、Y軸、Z軸の各軸上
を自在に進退移動し、かつ傾動移動が可能な被膜欠陥検
査監視部と、この被膜欠陥検査監視部の進退、傾動移動
を制御するコントローラと、この被膜欠陥検査監視部か
らの信号に基づいて被膜の温度分布を画像化する赤外線
映像信号処理部とを備えたものである。
【0017】また、本発明に係るタービン翼の被膜欠陥
検査装置は、請求項2に記載したように、被膜欠陥検査
監視部は、タービン翼に被覆した被膜を加熱する加熱器
と、前記タービン翼との距離を計測する距離計測センサ
と、前記加熱した被膜から発生する赤外線を受波する赤
外線カメラとを備えた装置である。
【0018】また、本発明に係るタービン翼の被膜欠陥
検査装置は、請求項3に記載したように、タービン軸に
植設したタービン翼は、写影体を備えた装置である。
【0019】また、本発明に係るタービン翼の被膜欠陥
検査装置は、請求項4に記載したように、写影体は、筒
状に形成し、タービン翼を包囲して設置したものであ
る。
【0020】また、本発明に係るタービン翼の被膜欠陥
検査装置は、請求項5に記載したように、写影体は、円
形、多角形、コーン状、長円状、おわん状の筒状のう
ち、いずれかを選択したことを特徴とするものである。
【0021】また、本発明に係るタービン翼の被膜欠陥
検査装置は、請求項6に記載したように、写影体は、平
板状に形成し、タービン翼を挟んで一対にして設置した
ものである。
【0022】また、本発明に係るタービン翼の被膜欠陥
検査装置は、請求項7に記載したように、写影体は、内
側を鏡面に形成したものである。
【0023】また、本発明に係るタービン翼の被膜欠陥
検査装置は、請求項8に記載したように、加熱器は、ド
ーナツ状に形成し、そのドーナツ状の内部空間に赤外線
カメラのレンズをはめ込む構成にした装置である。
【0024】また、本発明に係るタービン翼の被膜欠陥
検査装置は、請求項9に記載したように、加熱器はフラ
ッシュランプを用いた装置である。
【0025】また、本発明に係るタービン翼の被膜欠陥
検査方法は、請求項10に記載したように、タービン翼
に植設したままの状態のタービン翼を包囲形成する写影
体を設置し、前記タービン翼に対して被膜欠陥検査部を
X軸、Y軸、Z軸の各軸上を自在に進退移動させるとと
もに傾動移動させてセットし、セットした前記被膜欠陥
検査監視部の加熱器で前記タービン翼に被覆した被膜を
加熱し、加熱後、前記被膜から発生する赤外線を前記写
影体を介して赤外線カメラで受波し、受波した赤外線に
基づいて前記被膜の温度分布を画像化する方法である。
【0026】また、本発明に係るタービン翼の被膜欠陥
検査方法は、請求項11に記載したように、タービン翼
に被覆した被膜を加熱して前記被膜の温度分布を画像化
する際、前記タービン翼を植設したタービン軸を回転さ
せながら画像化する方法である。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るタービン翼の
被膜欠陥検査装置およびその方法を図面および図面に付
した符号を引用して説明する。
【0028】図1は、本発明の第1実施形態を示す概念
図である。本実施形態において、検査対象としてのター
ビン翼1は、タービン軸2の周方向に沿って列状に植設
されている。また、タービン翼1は、翼表面の腹側、背
側の全域に亘って被膜3が被覆されている。なお、本実
施形態は、タービン翼1をタービン軸2に植設したまま
の状態で被膜3の欠陥を検査するものである。
【0029】また、タービン翼1には写影体4が設けら
れている。この写影体4は、筒状に形成してタービン翼
1を包囲するもので、赤外線を赤外線カメラに向って効
果的に反射させる構成になっている。なお、この写影体
4は、筒状であれば円形、多角形、翼頂部に向って延び
るにしたがって拡開するコーン状、あるいは長円状また
はおわん型形状であってもよい。また、写影体4は、内
側を鏡面にしてもよい。
【0030】一方、タービン翼1に被覆した被膜3の欠
陥を検査する検査装置は、架台5に回転自在に支持され
た回転用テーブル6に載設し、X軸上、Y軸上、Z軸上
を自在に移動し、かつ傾動移動が可能な被膜欠陥検査監
視部7と、被膜欠陥検査監視部7の進退、傾動移動を制
御するコントローラ8と、被膜欠陥検査監視部7からの
信号に基づいて被膜3の温度分布を画像化する赤外線映
像信号処理部9とを備える構成になっている。
【0031】被膜欠陥検査監視部7は、赤外線カメラ1
0、距離計測センサ11a、11b、11c、11d、
加熱器12を備えている。赤外線カメラ10は、写影体
4から反射された赤外線を捉え、捉えた赤外線を赤外線
映像信号処理部9に送っている。そして赤外線映像信号
処理部9は、送られてきた赤外線の情報に基づいてター
ビン翼1の被膜3の温度分布を計測して静止画像または
動画像を表示する。
【0032】また、距離計測センサ11a、11b、…
11dは、X軸、Y軸、Z軸のそれぞれに向って進退移
動する被膜欠陥検査監視部7に一対ずつ、かつ赤外線カ
メラ10に隣接した位置に配置し、赤外線カメラ10と
タービン翼1との距離を測定するようになっている。
【0033】また、加熱器12は、ドーナツ状に形成
し、そのドーナツ状の内部空間に赤外線カメラ10のレ
ンズをはめ込む構成になっている。なお、加熱器12
は、球形状のものでもよく、また赤外線カメラ10の監
視方向に向って少なくとも一つ以上あればよい。また、
加熱器12は、一瞬に、タービン翼1の被膜3を加熱で
きるフラッシュランプタイプが用いられている。このフ
ラッシュランプタイプは、加熱時間が短時間で済むの
で、検査時間が短縮される。また、加熱器12は、電球
タイプ、キセノンランプのいずれでもよい。
【0034】また、架台5に回転自在に支持された回転
用テーブル6には、X軸方向移動レール13、Y軸方向
移動レール14、Z軸方向移動レール15を備えるとと
もに、傾動自在に移動できる傾斜用テーブル16を備
え、被膜欠陥検査監視部7を自在に、かつ微調整に進退
・傾動させることができるようになっている。
【0035】一方、コントローラ8は、距離計測センサ
11a、11b、…11dで計測したタービン翼1と赤
外線カメラ10との距離の情報に基づいてX、Y、Z各
軸の移動レール13、14、15、回転用テーブル6、
傾斜用テーブル16の移動を制御し、赤外線カメラ10
の位置と角度とを予め入力しておいた位置に移動させ
る。
【0036】次に、本実施形態に係る検査手順を説明す
る。
【0037】本実施形態は、先ず、写影体4でタービン
軸2に植設したタービン翼1を包囲形成した後、架台5
をタービン翼1に接近させてから、被膜3の欠陥を監
視、検査する。
【0038】タービン翼1に架台5が配置されると、コ
ントローラ8は被膜欠陥検査監視部7の位置合わせを指
示する。このとき、コントローラ8は、距離計測センサ
11a、11b、…11dから得られる赤外線カメラ1
0とタービン翼1との距離の情報を基に、傾斜用テーブ
ル16、X軸方向移動レール13、Y軸方向移動レール
14、Z軸方向移動レール15、回転用テーブル6のそ
れぞれおよび被膜欠陥監視部7を駆動調整するととも
に、赤外線カメラ10の位置あるいは被膜欠陥監視部7
の傾き位置を微調整する。
【0039】赤外線カメラ10がタービン翼1に対して
適正位置に設置されると、コントローラ8は、加熱器1
2を作動させてタービン翼1を加熱させながら、赤外線
カメラ10および赤外線映像信号処理部9を駆動し、タ
ービン翼1の被膜3の温度分布を静止画像または動画動
としてデータを赤外線映像信号処理部9に採取させる。
【0040】次に、コントローラ8は、被膜3が剥離
し、表面温度の高い部分が出た場合、予め計測した赤外
線カメラ10に映るタービン翼1の投影面積を基に、被
膜3の剥離の大きさを計算し、その結果を記録し、必要
に応じてプリントアウトする。
【0041】このように、タービン翼1に被覆した被膜
3の剥離の監視検査が終了すると、タービン翼2を回転
させて次々に隣りのタービン翼1を順次連続的に監視検
査し、被膜3の剥離状態を監視する。
【0042】このように、本実施形態は、タービン翼2
に植設したタービン翼1に対し、被膜欠陥検査監視部7
をX軸、Y軸、Z軸の各軸方向移動レール13、14、
15に自在に移動させ、かつ傾動用テーブル16を介し
て傾動させるとともに、被膜3を加熱させ、その際、反
射する赤外線を検出し、被膜3の剥離を検出監視するの
で、タービン翼1への被膜3の付着状態を簡便にして精
確に検出監視することができ、タービン翼1の被膜安定
付着の下、タービン翼1に安定運転を行わせることがで
きる。
【0043】図2は、本発明の第2実施形態を示す概念
図である。なお、第1実施形態の構成部分と同一部分に
は同一符号を付す。
【0044】本実施形態は、タービン軸2に植設したタ
ービン翼1を挟んで一対の写影体4を設置したものであ
る。これら一対の写影体4は、平板状に形成し、被膜3
から発生する赤外線を赤外線カメラに向って反射させる
構成になっている。なお、平板状の内側は鏡面にしても
よい。また、他の構成は、第1実施形態の構成と同一な
ので、説明を省略する。
【0045】次に、本実施形態に係る検査手順を説明す
る。
【0046】本実施形態は、先ず、タービン軸2に植設
したタービン翼1を挟んで一対の写影体4を設置した
後、架台5をタービン翼1に接近させてから被膜3の欠
陥を監視、検査する。
【0047】タービン翼1に架台5がセットされると、
コントローラ8は、第1実施形態と同様に、被膜欠陥検
査監視部7の距離計測センサ11a、11b、…11d
から得られる赤外線カメラ10とタービン翼1との距離
の情報に基づいて、傾斜用テーブル16、X軸方向移動
レール13、Y軸方向移動レール14、Z軸方向移動レ
ール15、回転用テーブル6のそれぞれおよび被膜欠陥
監視検査部7を駆動調整するとともに、赤外線カメラ1
0の位置あるいは被膜欠陥監視部7の傾き位置を微調整
する。
【0048】次にコントローラ8は、加熱器12、赤外
線映像信号処理部9、タービン軸2を同期させて駆動す
る。そして、本実施形態は、加熱器12でタービン翼1
を加熱させている間に、赤外線映像信号処理部9でター
ビン翼1の被膜3の温度分布を静止画像として採取す
る。
【0049】データ採取後、本実施形態はタービン軸2
をタービン翼1の1枚分だけを回転させ、隣りのタービ
ン翼1の被膜3の欠陥を次々に連続的に検査監視する。
【0050】このように、本実施形態は、第1実施形態
と同様に、被膜欠陥検査監視部7をタービン翼1に対し
て自在に移動、傾動させて被膜3を加熱させ、加熱の際
に反射する赤外線により被膜3の剥離を検査、監視する
ので、タービン翼1への被膜3の付着状態を簡便にして
精確に検出監視することができ、タービン翼1の被膜安
定付着の下、タービン翼1に安定運転を行わせることが
できる。
【0051】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明に係るター
ビン翼の被膜欠陥検査装置およびその方法は、タービン
軸に植設したままの状態のタービン翼に対して被膜欠陥
検査監視部をX軸方向、Y軸方向、Z軸方向の各軸方向
に自在に移動させ、かつ自在に傾動させ、加熱した被膜
の反射波としての赤外線の情報から温度分布を画像化す
るので、より精確に被膜の剥離を検出監視することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す概念図。
【図2】本発明の第2実施形態を示す概念図。
【符号の説明】
1 タービン翼 2 タービン軸 3 被膜 4 写影体 5 架台 6 回転用テーブル 7 被膜欠陥検査監視部 8 コントローラ 9 赤外線映像信号処理部 10 赤外線カメラ 11a、11b、11c、11d 距離計測センサ 12 加熱器 13 X軸方向移動テーブル 14 Y軸方向移動テーブル 15 Z軸方向移動テーブル 16 傾斜用テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平澤 泰治 神奈川県横浜市鶴見区末広町二丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 長井 敏 神奈川県横浜市鶴見区末広町二丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 藤山 一成 神奈川県横浜市鶴見区末広町二丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 石井 潤治 神奈川県横浜市鶴見区末広町二丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 近藤 卓久 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 Fターム(参考) 2G040 AA06 AB08 BA26 DA06 EA06 2G051 AA88 AB02 AB12 AC15 BA06 CA04 DA08 EA12 2G066 AC16 CA01 CA04

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タービン軸に植設したままの状態のター
    ビン翼に対し、架台に回転自在に支持された回転用テー
    ブルに載置し、X軸、Y軸、Z軸の各軸上を自在に進退
    移動し、かつ傾動移動が可能な被膜欠陥検査監視部と、
    この被膜欠陥検査監視部の進退、傾動移動を制御するコ
    ントローラと、この被膜欠陥検査監視部からの信号に基
    づいて被膜の温度分布を画像化する赤外線映像信号処理
    部とを備えたことを特徴とするタービン翼の被膜欠陥検
    査装置。
  2. 【請求項2】 被膜欠陥検査監視部は、タービン翼に被
    覆した被膜を加熱する加熱器と、前記タービン翼との距
    離を計測する距離計測センサと、前記加熱した被膜から
    発生する赤外線を受波する赤外線カメラとを備えたこと
    を特徴とする請求項1記載のタービン翼の被膜欠陥検査
    装置。
  3. 【請求項3】 タービン軸に植設したタービン翼は、写
    影体を備えたことを特徴とする請求項1記載のタービン
    翼の被膜欠陥検査装置。
  4. 【請求項4】 写影体は、筒状に形成し、タービン翼を
    包囲して設置することを特徴とする請求項3記載のター
    ビン翼の被膜欠陥検査装置。
  5. 【請求項5】 写影体は、円形、多角形、コーン状、長
    円状、おわん状の筒状のうち、いずれかを選択したこと
    を特徴とする請求項3記載のタービン翼の被膜欠陥検査
    装置。
  6. 【請求項6】 写影体は、平板状に形成し、タービン翼
    を挟んで一対にして設置することを特徴とする請求項3
    記載のタービン翼の被膜欠陥検査装置。
  7. 【請求項7】 写影体は、内側を鏡面に形成したことを
    特徴とする請求項5または6記載のタービン翼の被膜欠
    陥検査装置。
  8. 【請求項8】 加熱器は、ドーナツ状に形成し、そのド
    ーナツ状の内部空間に赤外線カメラのレンズをはめ込む
    構成にしたことを特徴とする請求項2記載のタービン翼
    の被膜欠陥検査装置。
  9. 【請求項9】 加熱器はフラッシュランプを用いたこと
    を特徴とする請求項2記載のタービン翼の被膜欠陥検査
    装置。
  10. 【請求項10】 タービン翼に植設したままの状態のタ
    ービン翼を包囲形成する写影体を設置し、前記タービン
    翼に対して被膜欠陥検査監視部をX軸、Y軸、Z軸の各
    軸上を自在に進退移動させるとともに、傾動移動させて
    セットし、セットした前記被膜欠陥検査監視部の加熱器
    で前記タービン翼に被覆した被膜を加熱し、加熱後、前
    記被膜から発生する赤外線を前記写影体を介して赤外線
    カメラで受波し、受波した赤外線に基づいて前記被膜の
    温度分布を画像化することを特徴とするタービン翼の被
    膜欠陥検査方法。
  11. 【請求項11】 タービン翼に被覆した被膜を加熱して
    前記被膜の温度分布を画像化する際、前記タービン翼を
    植設したタービン軸を回転させながら画像化することを
    特徴とする請求項9に記載のタービン翼の被膜欠陥検査
    方法。
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