JP2002257763A - 派生データ表示調整システム - Google Patents

派生データ表示調整システム

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JP2002257763A JP2001026370A JP2001026370A JP2002257763A JP 2002257763 A JP2002257763 A JP 2002257763A JP 2001026370 A JP2001026370 A JP 2001026370A JP 2001026370 A JP2001026370 A JP 2001026370A JP 2002257763 A JP2002257763 A JP 2002257763A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、複数データについてのグラ
フ表示にそのデータの派生データを加えて表示するに際
して、データの選択から分析結果を明示する所望グラフ
表示の作成まで手間と時間を効率化させ、作業も楽に出
来る派生データ表示調整システムを提供することにあ
る。 【解決手段】 本発明の派生データ表示調整システム
は、分析過程において派生データの算出または派生デー
タの調整が実行されたときには、派生データの算出また
は派生データの調整を実行したい新たなグラフ要素の選
択を可能とし、その際選択されたグラフ要素が計算可能
なものであるときは派生データ算出用ユーザインタフェ
ースを表示し、計算不可能なものであるときは派生デー
タ調整用ユーザインターフェースを表示するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータに蓄
積された複数のデータをグラフ表示すると共にその派生
データの算出をし、データを表示するにあたって、その
画像要素が画面上で重ならないようにするなど、分析結
果を明示する表示画像を調整するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】分析機器で得られた検出データをコンピ
ュータに蓄積し、データをディスプレイ上に表示した
り、加工したりして分析結果を最終的に報告書の体裁に
コンピュータ上の作業として実行することは周知慣用さ
れているところである。物理分析の一分野である熱分析
においても、検出データをコンピュータに入力蓄積し、
ディスプレイ上にグラフ表示させて検出結果を把握し解
析したり、該データからの派生データを計算してグラフ
表示することが日常の作業として行われている。すなわ
ち、各検出器と、コンピュータとはデータ回線で接続さ
れ、該コンピュータ内には熱分析のデータ処理用のプロ
グラムがメモリに準備されていて、検出データから計算
される各種派生データを演算したり統計処理する演算機
能や、取得された各種データをディスプレイに表示する
機能など備えていて、検出手段からコンピュータ並びに
その周辺機器までの全体システムが分析装置を構成する
ようになっている。
【0003】さて、熱分析の代表的な測定技法である示
差走査熱量計(DSC)は、試料の融解、ガラス転移、
熱履歴、結晶化、硬化反応、キュリー点、酸化安定性、
熱変性などの分析に広く採用されている。派生データの
計算とそのグラフ表示についてJIS K 7121に規定される
プラスチックの補外融解開始温度をDSC曲線から求め
る手法を例にして説明する。補外融解開始温度はDSC
曲線の低温側安定領域の接線と、曲線の低温側の最大勾
配付近の接線との交点に対応する温度として求められ
る。図4のAに示すようなDSC曲線が表示れるとき、
変曲点を挟んだ両側の安定領域の点(×印)をユーザが
画面上で判定して特定させるとコンピュータがその点に
おける接線を演算して表示すると共に、二本の接線が交
わる点のX軸座標値すなわち温度値を該交点近傍に数値
表示させるものは周知であり、広く利用されているとこ
ろである。分析装置を用いてこの派生データをディスプ
レイ上にグラフ表示をさせ、報告書のグラフとして見栄
えよく調整して仕上げる際には、ユーザがコンピュータ
に指定しなければならない以下のような作業がある。 複数の異なる種類の派生データの内何れの派生デー
タを求めるのか? 複数のデータの内何れのデータの派生データを求め
るのか?(分析では比較のため複数のデータを重畳表示
することが慣行されている。図4のB参照) 算出範囲や算出点など派生データを計算するために
必要なパラメータの特定。 派生データの微調整や派生データと算出元データが
画面上で重なり表示されることの解消など、派生データ
の算出後の調整。
【0004】ところで、従来の派生データのデータ算出
用ユーザインターフェースでは、派生データの算出と派
生データの調整の内どちらを行うかを何らかの方法で選
択してから、その後その対象を指定(どの算出元データ
またはどの派生データ)した上でその後の操作(派生デ
ータ算出または派生データ調整)を行っていた。派生デ
ータの算出と調整の選択方法にはいくつか方法がある。 (A)メニューなど選択画面を表示してユーザに計算か
調整かを明示的に指定させる方法。 (B)通常は調整モードとし、計算を行うときにはその
指定をさせる方法。例えば(B)方式の場合において、
DSCの補外融解開始温度計算を行い、その補外融解開
婚温度計算の結果がDSC曲線に重なって見難い表示と
なったときに、それを解消するために補外融解開始温度
計算結果の表示を位置調整する場合には図5に示す手順
を行っていた。 (1)ユーザが算出元となるDSC曲線上にポイントを
移動させてクリックする。(これが算出元データを指定
することになる。)[ステップ1] (2)ユーザがメニューで補外温度計算を選択する。
(これが計算する派生データ種別を指定することにな
り、このとき分析装置が計算を受けつける状態とな
る。)[ステップ2] (3)分析装置が(1)で指定されたDSC曲線上の点
を指定するX−Y方向のカーソルを表示する。(計算用
インターフェースが表示されたことになる。)[ステッ
プ3] (4)ユーザがカーソルを使ってDSC曲線上の補外融
解開始温度算出元となる2点(X−Y座標)を指定す
る。(これが派生データを算出するために必要なパラメ
ータを指定することになる。)[ステップ4] (5)以上の指定を受けると分析装置が派生データの算
出を実行し、計算結果を接線の交点近傍に数値表示す
る。[ステップ5] (6)同一DSC曲線上で補外結晶開始温度計算など補
外融解開始温度計算以外の補外温度計算を引き続き行う
場合は、(5)〜(6)を繰り返し、所望の計算が終わ
ったら、ユーザはメニューで計算の終了を指定して計算
モードを終了する。これにより分析装置は調整モードに
戻る。[ステップ6] (7)ここで計算された派生データについて調整が必要
であるならば[ステップ7]に進むが、もし、必要がない
という場合は作業を終了することもできる。 (8)この状態では一般に数値表示された補外融解開始
温度等の表示が他のDSC曲線表示の妨げとなっている
ため、派生データの調整を行う必要があり、調整モード
に入るのであるがこの例では計算モードが指定されたと
きだけ調整モードに対して優先になっているため、計算
モードが終了すると自動的に調整モードとなり調整用の
ユーザインターフェースが準備される。[ステップ7] (9)ユーザが数値表示された補外融解開始温度表示に
ポイントを移動してクリックする。(これが派生データ
を指定することになる。)[ステップ8] (10)ユーザが該補外融解開始温度表示をDSC曲線と
重ならないところにドラッグして移動させ、グラフ表示
の邪魔にならないようにする。(これが調整パラメータ
の入力であり[ステップ9]、派生データの算出後の調整
[ステップ10]にあたる。) (11)ここで他の派生データについて調整を行うときは
(9)(10)を繰り返し、調整が済んだところで終了と
なる。 他のDSC曲線について、補外融解開始温度計算を行う
場合はスタートの戻り(1)〜(11)の作業を繰り返
す。
【0005】分析では、複数のデータについて同種の派
生データを作成し比較することが良く行われる。その場
合従来技術では、どのデータに対して派生データの算出
を行うのかの指定[ステップ1]をまず実行してから派生
データ種別の選択[ステップ2]と算出するために必要な
パラメータの指定[ステップ4]を行い、他のデータに対
して同じ派生データの算出を行う場合にもそのデータに
対しての派生データの算出・調整を終了してから改めて
他のデータの指定から始め直すこととなる。前述の例で
は(1)〜(11)の作業をDSC曲線毎にくりかえすこ
とが必要となるため、多くの曲線の派生データを算出す
る際にはその度に上記の手順を実行するという手間暇が
必要となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、複数
データについてのグラフ表示にそのデータの派生データ
を加えて表示するに際して、データの選択から分析結果
を明示する所望グラフ表示の作成まで手間と時間を効率
化させ、作業も楽に出来る派生データ表示調整システム
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の派生データ表示
調整システムは、分析過程において派生データの算出ま
たは派生データの調整が実行されたときには、派生デー
タの算出または派生データの調整を実行したい新たなグ
ラフ要素の選択を可能とし、その際選択されたグラフ要
素が計算可能なものであるときは派生データ算出用ユー
ザインタフェースを表示し、計算不可能なものであると
きは派生データ調整用ユーザインターフェースを表示す
るようにした。また、分析過程においてグラフ要素が選
択指定された時は、その際コンピュータが設定されてい
る状況において該グラフ要素について実行可能な処理を
特定し、該当処理を実行するためのユーザインターフェ
ースを表示させるようにした。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、複数のデータについて
その派生データを作成し比較したいという場合に、従来
方式のようにあるデータについての派生データの計算も
しくは調整モードでの作業を開始したらその計算もしく
は調整について一連の定型業務を実行して終了しなけれ
ば他のモードの処理に移ることができない、しかも当初
のステップに戻ってやり直さなければならないという、
作業上の制約を緩和し、他のデータに対する派生データ
の算出や派生データの調整モードへの移行を作業の節目
で実行できる小回りがきいて作業がやりやすい派生デー
タ表示調整システムを提供しようとするものである。す
なわち、あるデータについての派生データの算出がなさ
れた時点においてグラフ要素の選択を可能とし、その際
に選択されたグラフ要素が派生データの算出可能なデー
タであるか否かを機械が判断し、それが他のデータ曲線
であった場合には算出可能なデータであるから、当該デ
ータについて派生データの算出を求められていると判断
して派生データ算出用のインターフェースを表示するよ
うにし、その際に選択されたグラフ要素が算出された数
値表示である場合には算出結果であって算出不可能なグ
ラフ要素であるから、これを調整作業が求められている
と機械が判断して派生データ調整用ユーザインタフェー
スを表示させて調整モードに移行するように構成した。
したがって、分析装置の作業としてよく行われる複数の
データについて同種の派生データを作成し比較しようと
する場合に、従来方式のようにデータ毎の一連の作業を
終了してから当初指定に戻って作業を繰返す必要がな
く、作業の途中の節目で他のデータについての派生デー
タの算出や他のモードの作業移ってそれを実行すること
ができるので作業の効率化が計れるのである。また、本
発明はあるデータについての派生データの算出がなされ
た時点でそのデータについての同種の派生データを算出
したいとき、例えば補外融解開始温度を算出した後で同
じデータについての補外結晶開始温度の算出など同種の
派生データを算出したいときには、表示されているカー
ソルで接点の指定をする等の派生データ算出用ユーザイ
ンターフェースに算出パラメータを改めて入力すれば、
即座に計算を実行させることが出来るようにした。この
ように本発明では、コンピュータの設定状況において選
択可能な処理を作業の節目々々で指定して選択すること
を可能とし、しかもその状況における選択が何を指示す
るものであるかプロセスの流れの中で判断させるように
したので、ユーザの負担が軽減され、従来方式に較べて
作業効率を著しく高めることができるのである。
【0009】本発明に係る派生データ表示調整システム
の基本構成を図1に示す。1はコンピュータ本体で2は
マウス,キーボード等の入力手段、3はディスプレイで
ある。1のコンピュータ本体内には派生データ種別選択
手段4とグラフ要素選択手段5と派生データ算出用ユー
ザインタフェース6ならびに派生データ算出手段7、派
生データ調整用ユーザインタフェース8ならびに派生デ
ータ調整手段9が包含されていてる他、図示していない
検出器からの分析データを蓄積している分析データ記憶
部10と、前記派生データ算出手段7からの算出データと
前記派生データ調整手段9からの調整データを記憶する
派生データ記憶部11と、前記分析データ記憶部10と前記
派生データ記憶部11と前記グラフ要素選択手段5からの
信号を受けグラフ表示信号を生成して前記ディスプレイ
3に出力するグラフ表示信号生成手段12とを包含してい
る。そしてコンピュータ1が備えているプログラムに従
って分析データ記憶部10に蓄積された分析データについ
てのグラフ表示信号をグラフ表示手段12で生成してデ
ィスプレイ3上にグラフ表示させることができる。
【0010】図2のフローチャートを参照しながら本発
明の作動を説明する。分析データ記憶部10に蓄積された
分析データを特定して表示された分析データのグラフか
らそのデータの派生データを算出して表示させたいとき
は、まず画面上の該当データをマウス等の入力手段2で
ポイント指定するなど(グラフ要素選択手段5)して対
象データを特定する。[ステップ1] 次いでメニューを
表示させて算出する派生データの種別を入力手段2から
指定(派生データ種別選択手段4)する。[ステップ2]
特定されたグラフ要素が派生データ算出可能のものか
否か機械が判断し、[ステップ3] 算出可能なものであ
る場合は派生データ算出用ユーザインターフェース6が
起動してパラメータ入力画面を表示する。[ステップ4]
派生データ算出用ユーザインターフェース6にこの段
階で入力手段2からパラメータの入力がなされると、
[ステップ5] 算出可能な状態となるので、派生データ
算出手段7が作動して派生データを算出し、算出結果を
派生データ記憶部11に記憶する。[ステップ6] この時
点で同一グラフ要素について同一派生データ算出を行う
ときには、[ステップ4]に戻り再度派生データ算出用ユ
ーザインターフェース6が起動してパラメータ入力画面
を表示する。新たに入力手段2から派生データ算出用ユ
ーザインターフェース6にパラメータの入力をすれば
[ステップ5][ステップ6]を繰返す。この時点で同一グ
ラフ要素について同一派生データ算出を続けないときに
は次のステップに進む。[ステップ7] 同一グラフ要素
について同一派生データ算出を行わないときには同一派
生データ算出を他のデータに対して行うか、または派生
データの調整を行うかをユーザが判断し[ステップ8]、
それを行う場合には[ステップ9]に進んで新たなグラフ
要素選択を行う。[ステップ9] 同一派生データ算出を
他のデータに対して行なわず、派生データの調整も行わ
ないときは計算終了を指示して計算モードを終え[ステ
ップ13]、派生データ算出作業を終える。 また、先の
[ステップ3]において、選択されたグラフ要素が算出不
可能なものであったときは、派生データ調整用ユーザイ
ンターフェース8が起動してパラメータ入力画面を表示
する。[ステップ10] 派生データ調整用ユーザインター
フェース8にこの段階で入力手段2からパラメータの入
力がなされると、[ステップ11] 派生データ調整手段9
が作動して派生データを調整し、調整結果を派生データ
記憶部11に記憶する。[ステップ12] この時点で同一派
生データ算出を他のデータに対して行うか、または派生
データの調整を行うかをユーザが判断する先の[ステッ
プ8]に進む。行うときは[ステップ9]に戻り、行わな
いときは派生データ算出は既に終了しているので[ステ
ップ13]を通過してエンドとなる。本発明の大きな特徴
は、派生データの算出若しくは派生データの調整が行わ
れた節目[ステップ8]において、同一派生データ算出を
他のデータに対して行うか、または派生データの調整を
行う場合には新たなグラフ要素選択を行うことができる
機能[ステップ9]をもたせた点と、グラフ要素選択が行
われたときには計算を行うのか調整を行うのかをユーザ
に選択指示させることなく、それが計算可能なものであ
るか否かの判断をコンピュータに自判させる機能[ステ
ップ3]を持たせた点にある。なお、派生記憶データ記
憶部11に記憶された派生データはグラフ表示手段12に送
信されて派生データについての表示信号をグラフ表示手
段12で数値なりの形式としグラフ表示に合成させてデ
ィスプレイ3上に表示することができる。
【0011】
【実施例】本発明の派生データ表示調整システムの具体
例を熱分析装置の一つである示差走査熱量計(DSC)
によるデータを例にして説明する。このDSC装置では
データ毎に図3のAに示したような特性曲線が得られ
る。いま、分析装置に複数データについて得たDSC曲
線をディスプレイ上に表示させ、図3のAのような表示
がなされた。この各データについての補外融解開始温度
を算出して比較検討したいという要求があり、これを報
告書にグラフ表示の形で分かり易く示したい。 最初にユーザは算出元となるDSC曲線をクリックす
る。これにより複数あるデータの内今計算対象となるデ
ータは図3のBに矢印で示す曲線であることを特定す
る。 ユーザが画面上のメニューから補外温度計算を選択す
る。これにより今から行う作業が派生データ算出・調整
作業であってその派生データの種別が補外温度計算であ
ることを特定する。 分析装置は計算対象となるデータが特定されたことを
受け、画面にX−Yカーソルを表示する。これが派生デ
ータ算出用のユーザインタフェースを表示したことに当
たる。 ユーザはカーソルを操作して補外融解開始温度を算出
するための2点を指定する。ここでは検討すべき派生デ
ータが補外融解開始温度であるから、選択する2点は谷
形のDSC曲線において低温側曲線の変曲点両側の安定
点と最大勾配点であることは自明である。従ってその選
択はユーザの操作に任される。これが算出パラメータの
入力に当たる。 パラメータが特定されると計算が可能となるので、分
析装置は2点における接線を引きその交点を表示すると
共に、そのX座標値である温度を図3のCのように該交
点近傍に数値表示する。これが派生データの算出に当た
る。さて、ここで数値表示された補外融解開始温度は他
のデータ曲線に重なって表示されており、グラフを見難
いものとしているので他のデータについての補外温度計
算を実行する前にこの数値の表示位置を移動させておき
たい。 本発明ではユーザは他のデータ曲線を選択する前にこ
こで補外融解開始温度の数値表示を画面上で選択するこ
とができる。これがグラフ要素の選択に当たる。 選択されたグラフ要素が派生データの数値表示である
から分析装置はこれを算出不可能な情報と認識し、調整
モードに移行すると共に図4のDのように数値表示の画
像領域を矩形表示する。これが算出可能な判断と調整用
ユーザインタフェースの表示に当たる。 ユーザが矩形領域をドラッグして図4のEに示すよう
に数値表示をDSC曲線と重ならない所望位置に移動さ
せる。これが派生データの調整に当たる。 以上の作業で1つのデータについての派生データの計算
と調整が終了したことになる。他のデータについても
からの手順を繰返せばよい。最終的には図3のFに示
すような見易いグラフ表示を作成することが出来る。な
お、上記の手順の中でユーザが操作するものは
であり、は分析装置が作業の流れの中で自動的
に実行してくれる作業である。なお、この実施例では、
DSCの補外融解開始温度を派生データの例として示し
たが、これ以外にも派生データの種別としては数多くの
ものがある。例えばJIS K 7121では、融解温
度については他に融解ピーク温度と補外融解開始温度の
3種類があり、それ以外にもDSCでは結晶化温度やガ
ラス転移温度等が派生データとして求められる。また、
熱分析の分野では、DSCや他に熱重量測定TGや熱機
械的測定TMAなどについて、それぞれ複数のJISに
おいて多数の派生データが利用目的に応じて規定されて
おり、微分演算や積分演算によって得られる1次および
2次微分データや積分データも利用されている。公的に
規定されていない当事者間における取り決めに従った派
生データもあり、ここに記した例だけに止まらずに、こ
れら広範囲の派生データの算出および調整に本発明は適
応できる。
【0012】
【発明の効果】本発明は、分析装置による分析がなされ
る過程で派生データの算出または派生データの調整が実
行されたときには、派生データの算出または派生データ
の調整を実行したい新たなグラフ要素の選択を可能とす
るものであって、その際選択されたグラフ要素が計算可
能なものであるときは派生データ算出用ユーザインタフ
ェースが表示され、計算不可能なものであるときは派生
データ調整用ユーザインターフェースが表示されるよう
に構成した派生データ表示調整システムであるから、上
記した作業の節目において計算モードと調整モードの移
行や対象とするデータの選択がグラフ要素を画面上で指
定するだけで自由自在に実行できるものである。したが
って、従来方式のものに比べ小回りがきいた作業の流れ
となり、操作の手間が省力化されユーザの負担を軽減し
て所望のグラフ表示が容易にしかも速く作成出来るよう
になる。また、モード移行が簡単にできるので他のデー
タ表示の妨げとなっている派生データの表示について調
整を施した上で他のデータへの派生データ算出作業に入
れるため、ユーザへの作業負担(ストレス)をも軽減で
きる。
【0013】更に、本発明では選択されたグラフ要素が
データ曲線であったときはカーソルが、派生データ表示
であったときは移動可能な派生データ表示領域が表示さ
れるなど、グラフ要素が選択されたときは、コンピュー
タが設定されている状況においてそのグラフ要素につい
て実行可能な処理に対応したユーザインターフェースが
表示されるようにして、グラフ要素を指定するだけの操
作でモードを特定する指令操作を行う手間を省くなど操
作者の負担を大幅に軽減している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る派生データ表示調整システムの基
本構成を示す図である。
【図2】本発明の分析装置における作業の流れを示すフ
ローチャートである。
【図3】派生データが補外融解開始温度であった場合の
グラフ表示を説明する図であり、Aは1つのデータにつ
いて示したものでBは複数データが表示されたもの。
【図4】本発明により派生データの算出・調整作業をし
た場合のグラフ表の変化を、派生データが補外融解開始
温度であった場合の例で示したものである。
【図5】従来のグラフ表示調整システムの方式の作業の
流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】 1 コンピュータ本体 8 派生データ調整
用ユーサ゛インタフェース 2 ポインティングデバイス 9 派生データ調整
手段 3 ディスプレイ 10 分析データ記憶
部 4 派生データ種別選択手段 11 派生データ記憶
部 5 グラフ要素選択手段 12 グラフ表示手段 6 派生データ算出用ユーサ゛インタフェース 7 派生データ算出手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年2月8日(2001.2.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 派生データの算出または派生データの調
    整が実行されたときには、派生データの算出または派生
    データの調整を実行したい新たなグラフ要素の選択が可
    能であって、その際選択されたグラフ要素が計算可能な
    ものであるときは派生データ算出用ユーザインタフェー
    スが表示され、計算不可能なものであるときは派生デー
    タ調整用ユーザインターフェースが表示される派生デー
    タ表示調整システム。
  2. 【請求項2】 グラフ要素が選択されたときは、コンピ
    ュータが設定されている状況において実行可能な処理に
    対応したユーザインターフェースが表示される請求項1
    に記載の派生データ表示調整システム。
  3. 【請求項3】 グラフ要素がデータ曲線であったときは
    カーソルが派生データ算出用ユーザインタフェースとし
    て表示される請求項2に記載の派生データ表示調整シス
    テム。
  4. 【請求項4】 グラフ要素が派生データ表示であったと
    きは移動可能な派生データ表示領域が派生データ調整用
    ユーザインタフェースとして表示される請求項2に記載
    の派生データ表示調整システム。
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