JP2002257751A - 手荷物検査方法および手荷物検査システム - Google Patents

手荷物検査方法および手荷物検査システム

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JP2002257751A
JP2002257751A JP2001056144A JP2001056144A JP2002257751A JP 2002257751 A JP2002257751 A JP 2002257751A JP 2001056144 A JP2001056144 A JP 2001056144A JP 2001056144 A JP2001056144 A JP 2001056144A JP 2002257751 A JP2002257751 A JP 2002257751A
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Japan
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baggage
inspection
security
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security inspection
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JP2001056144A
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English (en)
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Keisuke Takema
啓祐 武馬
Fumio Mori
史生 森
Yasunori Obuchi
靖規 大淵
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Publication date
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01VGEOPHYSICS; GRAVITATIONAL MEASUREMENTS; DETECTING MASSES OR OBJECTS; TAGS
    • G01V5/00Prospecting or detecting by the use of ionising radiation, e.g. of natural or induced radioactivity
    • G01V5/20Detecting prohibited goods, e.g. weapons, explosives, hazardous substances, contraband or smuggled objects

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手荷物の安全検査の処理速度および検査精度
を向上させ、しかも乗客立ち会いの下での追加の安全検
査を減少させることができる手荷物検査方法および手荷
物検査システムを提供する。 【解決手段】 手荷物に対して1次安全検査し、前記1
次安全検査により不合格となった手荷物に対してより高
精度な2次安全検査をなし、前記2次安全検査により不
合格となった手荷物に対してより高精度の3次安全検査
をなし、前記3次安全検査により不合格となった手荷物
に対してより高精度の4次安全検査をなし、積込前に手
荷物の処理に不備があるか否かを確認するようにして手
荷物の安全検査をなすものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手荷物検査方法お
よび手荷物検査システムに関する。さらに詳しくは、手
荷物の安全性の検査を効率的になし得る手荷物検査方法
および手荷物検査システムに関する。
【0002】
【従来の技術】空港においては航空機運用の安全確保お
よび犯罪防止の観点から、手荷物の安全検査がなされて
いる。この手荷物の安全検査は、従来、チェックイン前
に乗客が手荷物を直接手荷物検査装置へ運びその場にお
いて安全検査がなされ、その安全検査において疑わしい
という検査結果がでると、その手荷物に対して追加の安
全検査がなされる。この追加の安全検査は、その手荷物
の所有者(乗客)を衆人監視のもとで別室に連れて行
き、その所有者の立ち会いの下でなされている。
【0003】しかるに、ジャンボ機やエアバスなどの出
現により、一機当たりの搭乗者数が飛躍的に増大し、そ
れに伴い安全検査をしなければならない手荷物の数も飛
躍的に増大している。そのため、空港では手荷物検査装
置の検査精度を落として検査速度を上げ手荷物の数の飛
躍的増大に対処している。その結果、疑わしいとされる
手荷物の数が増加している。
【0004】疑わしいとされる手荷物の数の増加は、追
加の安全検査を行う必要のある手荷物の増加を意味し、
それがため結果として手荷物の処理速度を低下させてい
る。また、追加の安全検査は、前述したように、その手
荷物の所有者を別室に連れて行きなされるので、不愉快
な思いをする乗客数を増加させ、ひいては航空会社への
不満増大を招くことにもつながりかねない。
【0005】かかる従来の手荷物検査方法の欠点を解消
すべく、特開平9−118427号公報には、受付時に
乗客に搭乗券を付与するとともにその搭乗券の番号から
検索可能な手荷物番号を付したタグを各手荷物に付与
し、手荷物は乗客から離れて安全チェックを受け、乗客
が自身の安全チェックを受ける際に自己の手荷物に安全
チェック結果が不合格であるものがある場合にはその解
消処理を行い、自身の安全チェックを終了した乗客の手
荷物のみを仕分けコンベアに載せて該当する便の飛行機
ごとに仕分けて積載処理を行うようにしたシステムが提
案されている。
【0006】しかしながら、特開平9−118427号
公報の提案に係るシステムにおいても、一回の安全検査
により不合格となった手荷物について、その所有者の立
ち会いの下で追加の安全検査をなしているので、従来の
問題点は依然として解消されていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の課題に鑑みなされたものであって、手荷物の安全検
査の処理速度および検査精度を向上させ、しかも乗客立
ち会いの下での追加の安全検査を減少させることができ
る手荷物検査方法および手荷物検査システムを提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の手荷物検査方法
は、識別表示がなされた手荷物の安全検査を行う手荷物
検査方法であって、手荷物に対して1次安全検査をなす
1次安全検査手順と、前記1次安全検査手順により不合
格となった手荷物に対してより高精度の安全検査をなす
2次安全検査手順と、前記2次安全検査手順により不合
格となった手荷物に対してより高精度の安全検査をなす
3次安全検査手順と、前記3次安全検査手順により不合
格となった手荷物に対してより高精度の安全検査をなす
4次安全検査手順と、積込前に手荷物の処理に不備があ
るか否かを確認する積込前確認手順とを含んでなること
を特徴とする。
【0009】本発明の手荷物検査方法においては、1次
安全検査が、手荷物を高速スキャンにより撮像した画像
を画像処理し、その画像に特定の性状のものが含まれて
いない場合に自動的に合格とし、特定の性状のものが含
まれている場合に自動的に不合格とすることによりなさ
れるのが好ましい。
【0010】また、本発明の手荷物検査方法において
は、2次安全検査が、1次安全検査により不合格とされ
た画像を表示し、その表示画像に危険物と推定されるも
のが含まれていないかを目視検査することによりなされ
るのが好ましい。
【0011】さらに、本発明の手荷物検査方法において
は、3次安全検査が、2次安全検査により不合格とされ
た手荷物を高精度スキャンにより撮像した画像を画像処
理して表示し、その表示画像に危険物と推定されるもの
が含まれていないかを目視検査することによりなされる
のが好ましい。
【0012】さらに、本発明の手荷物検査方法において
は、4次安全検査が、3次検査により不合格とされた手
荷物の所有者の立会いの下に、当該手荷物を開放してな
されるのが好ましい。
【0013】さらに、本発明の手荷物検査方法において
は、2次安全検査において、特定の危険物が存在するこ
とが明らかとなった手荷物に対し、3次安全検査を省略
して4次安全検査をなすのが好ましい。
【0014】さらに、本発明の手荷物検査方法において
は、積込前確認手順により不備があるとされた手荷物に
対して3次安全検査をなすのが好ましい。
【0015】一方、本発明の手荷物検査システムは、手
荷物タグを発券する発券部と、手荷物の一次安全検査を
なす1次安全検査部と、一次安全検査で不合格となった
手荷物の二次安全検査をなす2次安全検査部と、二次安
全検査で不合格となった手荷物の三次安全検査をなす3
次安全検査部と、三次安全検査で不合格となった手荷物
の四次安全検査をなす4次安全検査部と、積込前に手荷
物の処理に不備があるか否かを確認する積込前確認部
と、前記各部を統括する統括コンピュータとを備えてな
ることを特徴とする。
【0016】本発明の手荷物検査システムにおいては、
1次安全検査部が、手荷物の内部を撮像する高速スキャ
ン装置と、前記高速スキャン装置により撮像された画像
を処理する画像処理装置とを備え、前記画像処理装置
が、処理した画像に基づいて自動的に合格、不合格を判
定するように構成されてなるのが好ましい。
【0017】また、本発明の手荷物検査システムにおい
ては、2次安全検査部が、画像表示装置を備え、前記画
像表示装置に一次安全検査により不合格となった手荷物
の画像を表示するように構成されてなるのが好ましい。
【0018】さらに、本発明の手荷物検査システムにお
いては、1次安全検査部と2次安全検査部とが一体構成
されてなるのが好ましい。
【0019】さらに、本発明の手荷物検査システムにお
いては、3次安全検査部が、手荷物の内部を撮像する高
精度スキャン装置と、前記高精度スキャン装置により撮
像された画像を処理する画像処理装置と、前記画像処理
装置により処理された画像を表示する画像表示装置とを
備えてなるのが好ましい。
【0020】さらに、本発明の手荷物検査システムにお
いては、2次安全検査部による安全検査により特定の危
険物が存在することが明らかとなった手荷物を、3次安
全検査を省略して4次安全検査部に搬送するように構成
されてなるのが好ましい。
【0021】
【作用】本発明は前記の如く構成されているので、搭乗
者の立会いの下で開放検査を行う手荷物の数が著しく減
少するので、乗客の利便性の向上を図りながら手荷物の
安全検査の処理速度および検査精度を向上させることが
できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明を実施形態に基づいて説明するが、本発明はかかる
実施形態のみに限定されるものではない。
【0023】本発明の手荷物検査方法に適用される手荷
物検査システムを図1にブロック図で示す。この手荷物
検査システムSは、図1に示すように、搭乗券および手
荷物タグを発券する発券部1と、搭乗者の安全検査を行
う搭乗者安全検査部2と、搭乗手続を行う搭乗手続部3
と、手荷物の一次安全検査を行う1次安全検査部11
と、一次安全検査により不合格とされた手荷物の二次安
全検査を行う2次安全検査部12と、一次および二次安
全検査により合格となった手荷物と、二次安全検査によ
り不合格となった手荷物との仕分けを行う仕分部13
と、仕分部13により仕分けられた不合格手荷物の三次
安全検査を行う3次安全検査部14と、仕分部により仕
分けられた合格手荷物および三次安全検査により合格と
なった手荷物を積込前確認部16に割付・搬送する割付
搬送部15と、三次安全検査により不合格となった手荷
物の四次安全検査を行う4次安全検査部17と、四次安
全検査により不合格となった手荷物の処理を行う処理部
18と、割付搬送部15から搬送されてきた手荷物を積
込み前にチェックする積込前確認部16と、前記各部を
統括する統括コンピュータCとを主要部として備えてな
るものとされる。
【0024】発券部1は、搭乗者に搭乗券を発券すると
ともに、搭乗者が所持する手荷物の手荷物タグを発券す
るものとされる。この搭乗券には、搭乗者の氏名、搭乗
する航空機の便名、識別番号などの搭乗者情報が付され
る。また、手荷物タグには、その手荷物の所有者、搭載
する航空機の便名、識別番号などの手荷物情報が付され
る。搭乗者情報および手荷物情報は統括コンピュータC
に送出される。
【0025】発券部1は、搭乗者情報および手荷物情報
を統括コンピュータCに送出するようにされている他
は、従来より空港において搭乗券および手荷物タグを発
券する発券機と同様とされている発券機により構成され
る。
【0026】搭乗者安全検査部2は、その安全検査結果
を搭乗者検査情報として統括コンピュータCに送出する
ようにされている他は、従来より空港において搭乗者の
セキュリティーチェックに用いられているセキュリティ
ーチェック装置と同様とされている安全検査装置により
構成される。
【0027】搭乗手続部3は、搭乗手続情報を統括コン
ピュータCに送出するようにされている他は、従来より
空港において搭乗券に基づいて搭乗手続を行う搭乗手続
機と同様とされている搭乗手続機により構成される。
【0028】1次安全検査部11は、手荷物を高速スキ
ャンによるX線撮影で得られた画像を画像処理し、予め
設定されている危険物のパターンとのパターンマッチン
グを取って、危険物などの特定の性状のものの有無を自
動的に判定するように構成される。例えば、1次安全検
査部11は、高速X線スキャン装置および画像処理装置
により構成される。この1次安全検査部11の検査結果
は、1次安全検査情報として統括コンピュータCに送出
される。ここで危険物には、刃物や拳銃、爆発物の他
に、麻薬や薬物なども含まれる。なお、高速X線スキャ
ン装置および画像処理装置そのものについては、公知の
各種高速X線スキャン装置および画像処理装置を好適に
用いることができる。
【0029】2次安全検査部12は、1次安全検査部1
1により不合格とされた画像を表示するよう構成され
る。例えば、2次安全検査部12は、1次安全検査部1
1により不合格とされた画像を表示する画像表示装置と
される。この2次安全検査部12による安全検査におい
ては、検査員の目視により危険物の有無が判定される。
この2次安全検査部12の検査結果は、2次安全検査情
報として統括コンピュータCに送出される。
【0030】仕分部13は、1次安全検査部11および
2次安全検査部12により安全検査された手荷物を、統
括コンピュータCの指令により所定場所に向けて仕分け
をなすように構成される。例えば、手荷物タグに記載さ
れている番号、便名などを読取る読取センサと、その読
取った番号、便名などに応じて手荷物を統括コンピュー
タCに指定された場所に向けて搬出する搬出装置、例え
ばコンベアとを備えてなるもとのされる。
【0031】すなわち、手荷物タグから読取った番号な
どにより、その手荷物が一次および二次安全検査により
合格とされたものであるか、二次安全検査により不合格
とされたものであるかを統括コンピュータCからの指令
により判定し、一次および二次安全検査により合格とさ
れたものであるときには、割付搬送部15に搬出する搬
出口に搬送する一方、二次安全検査により不合格とされ
たものであるときには、3次安全検査部14に搬出する
搬出口に搬送するように構成されてなるものとされる。
なお、読取センサおよび送出装置そのものについては、
公知の読取センサおよび送出装置を好適に用いることが
できる。
【0032】3次安全検査部14は、二次安全検査で不
合格となった手荷物を高精度スキャンによるX線撮影で
得られた画像を画像処理し、その画像を画像表示するよ
うに構成される。例えば、3次安全検査部14は、高精
度X線スキャン装置、画像処理装置および画像表示装置
により構成される。この3次安全検査部14における安
全検査は、表示された画像を検査員による目視検査によ
りなされる。この検査結果は、3次安全検査情報として
統括コンピュータCに送出される。なお、高精度X線ス
キャン装置、画像処理装置および画像表示装置そのもの
については、公知の高精度X線スキャン装置、画像処理
装置および画像表示装置を好適に用いることができる。
【0033】また、この3次安全検査部14には、爆発
物の検査も併せてなし得るように、爆発物検査装置も備
えられている。
【0034】4次安全検査部17は、三次安全検査で不
合格となった手荷物を手荷物の所有者の立ち会いの下で
開放検査をなすように構成される。この検査結果は、4
次安全検査情報として統括コンピュータCに送出され
る。なお、二次安全検査で拳銃や刃物などの危険物が存
在することが明らかになった場合には、処理の迅速化を
図るために三次安全検査を省略して四次安全検査をなす
ようにされている。
【0035】処理部18は、三次安全検査や四次安全検
査により検出された危険物を取り除くよう構成される。
例えば、爆発物処理装置が設けられていて、三次安全検
査や四次安全検査により爆発物が検出されると、その爆
発物処理装置により所定の処理がなされる。また、処理
部18に爆発物処理班を設けておいて、爆発物の処理を
なすようにしておいてもよい。
【0036】積込前確認部16は、手荷物タグの番号、
便名などを読取って、その手荷物の検査履歴を統括コン
ピュータCに照合し、その手荷物が真に安全検査に合格
したものであるか否かを確認し、真に合格したものであ
れば積込処理をする一方、不合格になったもので誤って
搬送されてきたものであれば3次安全検査部14に戻す
処理をするよう構成される。例えば、積込前検査部は、
読取センサと、合格手荷物を積込コンベアに搬出する搬
出装置と、誤って搬送されてきた不合格手荷物を3次安
全検査部に戻す戻し装置とを備えてなるものとされる。
この積込前検査部による積込情報は統括コンピュータC
に送出される。なお、読取センサ、搬出装置および戻し
装置そのものについては、公知の各種読取センサ、搬出
装置および戻し装置を好適に用いることができる。
【0037】統括コンピュータCは、搭乗者情報とその
搭乗者の手荷物情報を関連付けてそのメモリに格納す
る。また、統括コンピュータCは、一次、二次、三次お
よび四次の安全検査の検査結果、すなわち1次、2次、
3次および4次安全検査情報をそのメモリに格納すると
ともに、搭乗情報および積込情報もそのメモリに格納す
る。
【0038】次に、かかる構成とされている手荷物検査
システムSにおける手荷物の処理について、図2に示す
フローチャートに基づいて説明する。
【0039】(1)搭乗者が発券部1で搭乗券の発券手
続を取ると、それに応じて手荷物タグが発券される。そ
の発券された手荷物タグは手荷物に付される。
【0040】(2)手荷物タグが付された手荷物はコン
ベア(搬送装置)により1次安全検査部11に搬送され
る。
【0041】(3)一次安全検査により合格とされる
と、コンベアにより仕分部13に搬送される。
【0042】(4)一次安全検査により不合格とされる
と、その検査画像は2次安全検査部12に送出されて画
像表示装置に表示され、検査員による目視検査がなされ
る。
【0043】(5)二次安全検査で合格となったものと
不合格となったものとは共に、コンベアにより仕分部1
3に搬送される。
【0044】(6)仕分部13では一次および二次安全
検査で合格となったものを割付搬送部(メイクアップ・
コンベア)15に搬送するように仕分けする一方、二次
安全検査で不合格となったものを3次安全検査部14に
搬送するように仕分する。この場合、二次安全検査で拳
銃や刃物の危険物などが存在することが明らかとなった
ものは、4次安全検査部17に直接搬送するように仕分
けられる。なお、麻薬や薬物などの危険物が含まれてい
ることが明らかになったときにも、4次安全検査部17
に直接搬送するように仕分けてもよい。
【0045】(7)割付搬送部15に搬送するよう仕分
けられた手荷物を割付搬送部15に搬送する。
【0046】(8)三次安全検査で合格となったものは
割付搬送部15に搬送される一方、不合格となったもの
は4次安全検査部17に搬送される。
【0047】(9)合格となった手荷物を積込前確認部
16に搬送する。
【0048】(10)四次安全検査の対象となった手荷物
の所有者を、構内放送や電光掲示板などにより4次安全
検査部に呼び出す。この場合、搭乗手続部3における搭
乗手続の際に当該手荷物の所有者にその旨伝言し、4次
安全検査部17に出向くよう要請してもよい。但し、搭
乗手続は航空機の出発直前になされることも多々あり、
四次安全検査に手間取れば航空機の出発遅延につながる
ので、できるかぎり搭乗手続の前に四次安全検査を終了
しておくのが好ましい。
【0049】(11)所有者立ち会いのもとで手荷物を開
放して安全検査を行う。
【0050】(12)四次安全検査で合格となった手荷物
を積込前確認部16に搬送する。
【0051】(13)四次安全検査で不合格となった手荷
物を処理する。
【0052】(14)搬入された手荷物に不備が無いか否
かを、検査情報、搭乗情報に基づいて確認し、例えば不
合格の手荷物が誤って搬入されているような場合には、
その手荷物を3次安全検査部14に戻す処理をする。
【0053】(15)手荷物に不備がなければ積込処理を
行う。
【0054】このように、この実施形態によれば、搭乗
者の立会いの下で開放検査を行う手荷物の数が著しく減
少するので、乗客の利便性を向上させながら手荷物の安
全検査の処理速度および検査精度も向上させることがで
きる。
【0055】以上、本発明を実施形態に基づいて説明し
てきたが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるも
のではなく、種々改変が可能である。例えば、本実施形
態では航空手荷物を例に採り説明されているが、本発明
の適用は航空手荷物に限定されるものではなく、各種手
荷物に適用でき、例えば船舶用手荷物にも適用が可能で
ある。
【0056】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
搭乗者の立会いの下で開放検査を行う手荷物の数が著し
く減少するので、乗客の利便性の向上を図りながら手荷
物の安全検査の処理速度および検査精度を向上させるこ
とができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の手荷物検査システムの一実施形態の概
略図である。
【図2】同システムにおける手荷物の安全検査のフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 発券部 2 搭乗者安全検査部 3 搭乗手続部 11 1次安全検査部 12 2次安全検査部 13 仕分部 14 3次安全検査部 15 割付搬送部 16 積込前確認部 17 4次安全検査部 18 処理部 C 統括コンピュータ S 安全検査システム
フロントページの続き (72)発明者 大淵 靖規 神戸市中央区東川崎町3丁目1番1号 川 崎重工業株式会社神戸工場内 Fターム(参考) 2G001 AA01 BA11 CA01 FA01 JA09 LA10 PA03 PA11

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 識別表示がなされた手荷物の安全検査を
    行う手荷物検査方法であって、 手荷物に対して1次安全検査をなす1次安全検査手順
    と、 前記1次安全検査手順により不合格となった手荷物に対
    してより高精度の安全検査をなす2次安全検査手順と、 前記2次安全検査手順により不合格となった手荷物に対
    してより高精度の安全検査をなす3次安全検査手順と、 前記3次安全検査手順により不合格となった手荷物に対
    してより高精度の安全検査をなす4次安全検査手順と、 積込前に手荷物の処理に不備があるか否かを確認する積
    込前確認手順とを含んでなることを特徴とする手荷物検
    査方法。
  2. 【請求項2】 1次安全検査が、手荷物を高速スキャン
    により撮像した画像を画像処理し、その画像に特定の性
    状のものが含まれていない場合に自動的に合格とし、特
    定の性状のものが含まれている場合に自動的に不合格と
    することによりなされることを特徴とする請求項1記載
    の手荷物検査方法。
  3. 【請求項3】 2次安全検査が、1次安全検査により不
    合格とされた画像を表示し、その表示画像に危険物と推
    定されるものが含まれていないかを目視検査することに
    よりなされることを特徴とする請求項2記載の手荷物検
    査方法。
  4. 【請求項4】 3次安全検査が、2次安全検査により不
    合格とされた手荷物を高精度スキャンにより撮像した画
    像を画像処理して表示し、その表示画像に危険物と推定
    されるものが含まれていないかを目視検査することによ
    りなされることを特徴とする請求項3記載の手荷物検査
    方法。
  5. 【請求項5】 4次安全検査が、3次検査により不合格
    とされた手荷物の所有者の立会いの下に、当該手荷物を
    開放してなされることを特徴とする請求項4記載の手荷
    物検査方法。
  6. 【請求項6】 2次安全検査において、特定の危険物が
    存在することが明らかとなった手荷物に対し、3次安全
    検査を省略して4次安全検査をなすことを特徴とする請
    求項1記載の手荷物検査方法。
  7. 【請求項7】 積込前確認手順により不備があるとされ
    た手荷物に対して3次安全検査をなすことを特徴とする
    請求項1記載の手荷物検査方法。
  8. 【請求項8】 手荷物タグを発券する発券部と、手荷物
    の一次安全検査をなす1次安全検査部と、一次安全検査
    で不合格となった手荷物の二次安全検査をなす2次安全
    検査部と、二次安全検査で不合格となった手荷物の三次
    安全検査をなす3次安全検査部と、三次安全検査で不合
    格となった手荷物の四次安全検査をなす4次安全検査部
    と、積込前に手荷物の処理に不備があるか否かを確認す
    る積込前確認部と、前記各部を統括する統括コンピュー
    タとを備えてなることを特徴とする手荷物検査システ
    ム。
  9. 【請求項9】 1次安全検査部が、手荷物の内部を撮像
    する高速スキャン装置と、前記高速スキャン装置により
    撮像された画像を処理する画像処理装置とを備え、 前記画像処理装置が、処理した画像に基づいて自動的に
    合格、不合格を判定するように構成されてなることを特
    徴とする請求項8記載の手荷物検査システム。
  10. 【請求項10】 2次安全検査部が、画像表示装置を備
    え、 前記画像表示装置に一次安全検査により不合格となった
    手荷物の画像を表示するように構成されてなることを特
    徴とする請求項9記載の手荷物検査システム。
  11. 【請求項11】 1次安全検査部と2次安全検査部とが
    一体構成されてなることを特徴とする請求項9または1
    0記載の手荷物検査システム。
  12. 【請求項12】 3次安全検査部が、手荷物の内部を撮
    像する高精度スキャン装置と、前記高精度スキャン装置
    により撮像された画像を処理する画像処理装置と、前記
    画像処理装置により処理された画像を表示する画像表示
    装置とを備えてなることを特徴とする請求項8記載の手
    荷物検査システム。
  13. 【請求項13】 2次安全検査部による安全検査により
    特定の危険物が存在することが明らかとなった手荷物
    を、3次安全検査を省略して4次安全検査部に搬送する
    ように構成されてなることを特徴とする請求項8記載の
    手荷物検査システム。
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