JP2002257391A - 軒天井における室内の換気構造 - Google Patents

軒天井における室内の換気構造

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JP2002257391A
JP2002257391A JP2001054624A JP2001054624A JP2002257391A JP 2002257391 A JP2002257391 A JP 2002257391A JP 2001054624 A JP2001054624 A JP 2001054624A JP 2001054624 A JP2001054624 A JP 2001054624A JP 2002257391 A JP2002257391 A JP 2002257391A
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eaves ceiling
notch
wall
ceiling
hood
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JP2001054624A
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Takanobu Sodeoka
隆信 袖岡
Tomohisa Kimura
友久 木村
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National House Industrial Co Ltd
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National House Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軒天井の内方側端部に切欠きを形成すること
で外壁部に形成する通気孔を軒天井とほぼ同じ高さに形
成可能として、外壁部の高い位置に通気孔を形成して採
光窓の上下方向長さを長くとることのできる軒天井にお
ける室内の換気構造を提供する。 【解決手段】 外壁部1の軒天井Aとほぼ同じ高さ位置
に室内と室外とを連通する通気孔11を形成した。室内
の空気を室外に排出するためのフード12を通気孔11
の外側開口部に装着した。軒天井Aの内方側端部21の
上記フード12に対応する部位にフード12を避けるた
めの切欠き22を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軒天井における室
内の換気構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より建物の外壁部には、図9に示す
ように、室内の空気を換気するため、室内と室外とを連
通する通気孔11を形成するもので、通常は、外壁部1
に設けられた採光窓13の上方に形成するものである。
また、建物の天井付近にあっては、外壁部1の外側面1
aには軒天井Aの内方側端部21が近接配置されてお
り、外壁部1に形成して室内と室外とを連通する通気孔
11は、外壁部1の軒天井Aよりも低い位置に限定され
るものであった。このため、通常、外壁部1の通気孔1
1よりも下方に設けられる採光窓13は上端位置が限定
されてしまい、上下方向長さh’を長くとることができ
ないといった問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、軒
天井の内方側端部に切欠きを形成することで外壁部に形
成する通気孔を軒天井とほぼ同じ高さに形成可能とし
て、外壁部の高い位置に通気孔を形成して採光窓の上下
方向長さを長くとることのできる軒天井における室内の
換気構造を提供することを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る軒天井における室内の換気構造は、外壁
部1の軒天井Aとほぼ同じ高さ位置に室内と室外とを連
通する通気孔11を形成して、室内の空気を室外に排出
するためのフード12を通気孔11の外側開口部に装着
し、軒天井Aの内方側端部21の上記フード12に対応
する部位にフード12を避けるための切欠き22を形成
して成ることを特徴とするものである。このような構成
とすることで、外壁部1に形成する通気孔11を軒天井
Aとほぼ同じ高さという高い位置に形成することができ
て、外壁部1の通気孔11よりも下方に設ける採光窓1
3の上端位置を高くして、採光窓13の上下方向長さh
を長くとることが可能となるものである。
【0005】また、軒天井Aの切欠き22縁と外壁部1
の外側面1aとに亘ってフード12を覆う防火カバー3
を取付けることが好ましい。このような構成とすること
で、軒天井Aに設けた切欠き22に防火カバー3を配置
して、この防火カバー3でフード12及び通気孔11を
覆うと共に、軒天井Aの切欠き22を防火カバー3で覆
うことで、火炎が切欠き22を介して軒天井A裏に浸入
するのを阻止して防火処置を施すことが可能となるもの
である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0007】まず、建物の外壁部の天井付近について説
明する。図8に示すように、外壁部1の上方には、外方
ほど下方に傾斜する屋根パネル61が配設されてある。
屋根パネル61の外壁部1よりも外方の下面には、外壁
部1に平行で横方向に長い桟62が設けてある。この桟
62には、複数の棒状の吊木63が外壁部1より一定間
隔離れた位置に下方に向けて固着してあり、吊木63の
下端部には軒天井Aが取付けてある。
【0008】軒天井Aは、吊木63の下端部より吊り下
げられる軒天井野縁2と、軒天井野縁2の下面に取り付
けられる軒天井板9とで構成される。軒天井野縁2は、
断面矩形状をした棒状のもので、複数の軒天井野縁2が
それぞれ吊木63の下端より外壁部1に対して垂直に取
付けられる。軒天井野縁2の外方側端部は屋根パネル6
1の外方側端部に垂下された鼻板64に接続固定される
と共に、内方側端部21は外壁部1の外側面1aに近接
配置されてある。また、複数の軒天井野縁2の内方側端
部21には、外壁部1に沿って横方向に長い壁際見切7
が取付けられるものである。
【0009】外壁部1には、室内の空気を換気するため
室内と室外とを連通する通気孔11が形成してあると共
に、通気孔11の下方には採光窓13が形成してある。
本実施形態においては、通気孔11は、軒天井Aとほぼ
同じ高さの外壁部1に形成してある。
【0010】外壁部1に形成した通気孔11には、室内
側より内側筒状体14が嵌め込まれると共に、室外側よ
り外側筒状体15が嵌め込まれる。そして、内側筒状体
14の室内側端部には内側ガラリ16が取付けられると
共に、外側筒状体15の室外側端部には外側ガラリ17
が取付けられ、更に、外側ガラリ17を覆うように外壁
部1の外側面1aにフード12が装着されるものであ
る。本実施形態においては、このように外壁部1の外側
面1aに装着されるフード12を避けるため、外壁部1
の外側面1aに近接配置される軒天井Aに切欠き22を
設けるものであり、以下に説明する。
【0011】軒天井Aは、図1に示すように、横方向に
複数取付けられてある軒天井野縁2のうち、外壁部1の
外側面1aに装着されるフード12に対応する軒天井野
縁2aにおいて、内方側端部21を切除して切欠き22
を設け、新たな内方側端部21aを他の軒天井野縁2b
の内方側端部21bよりも外方に位置するようにするも
のである。また、複数の軒天井野縁2の内方側端部21
に取付けられる外壁部1に沿って横方向に長い壁際見切
7と軒天井板9とにも、フード12に対応する部位、す
なわち、軒天井野縁2に設けた切欠き22に対応する部
位の近傍を切除するものである。
【0012】そして、このように軒天井野縁2と壁際見
切7及び軒天井板9を切除して軒天井Aの内方側端部2
1に設けた切欠き22に、本実施形態においては、フー
ド12を覆うように防火カバー3を配設して、軒天井A
に設けた切欠き22を防火カバー3で遮蔽し、防火材で
形成してある軒天井Aの軒天井板9にほぼ連続する防火
面を形成して、火炎が軒天井Aの隙間を介して延焼する
のを防止するものである。防火カバー3には、本実施形
態では、切欠き22に配設されて両側の壁際見切7にほ
ぼ連続する切欠き用見切4が取付けられ、これら防火カ
バー3と切欠き用見切4とでカバーユニット5が構成さ
れるものである。
【0013】カバーユニット5は、図3に示すように、
平面視六角形状のもので、上記したように防火カバー3
と切欠き用見切4とで構成される。防火カバー3は、図
4に示すように、平面視台形をした上面板31と、上面
板31の前辺より垂下される前板32、上面板31の両
斜辺より垂下されて前板32の両側端辺と接合される左
斜板33及び右斜板34と、上面板31の後端より上方
に垂設される取付片35とからなり、下方と後側方の二
方向に開口するもので、不燃材であるガルバリウム鋼板
にて成形してある。そして、防火カバー3の下部には、
切欠き用見切4が接合される。
【0014】切欠き用見切4は、図6に示す防火カバー
3の前板32の下部に取付けられる中見切41と、図5
に示す防火カバー3の左斜板33の下部に取付けられる
左見切42と、図7に示す防火カバー3の右斜板34の
下部に取付けられる右見切43とからなり、アルミニウ
ムにて成形してある。切欠き用見切4はそれぞれリベッ
ト等の接合部材81で防火カバー3に接合してある。
【0015】以上のようなカバーユニット5を軒天井A
に設けた切欠き22に配設するには、図8(a)及び
(b)に示すように、まず、防火カバー3の取付片35
に穿孔してある取付穴36を介してドリルビス等の固着
具82を外壁部1の外側面1aに固着して、フード12
を覆うように配設する。次に、図8(c)及び(d)に
示すように、防火カバー3の前板32の外面に、切欠き
22を設けた軒天井Aの軒天井野縁2の内方側端部21
を当接させると共に、切欠き用見切4の中見切41の段
部の水平片44の上面44aに軒天井野縁2の内方側端
部21の下面を当接させ、該下面に水平片44に穿孔し
てある固着穴45を介して下方よりドリルビス等の固着
具83を固着する。このようにして、防火カバー3と切
欠き用見切4とからなるカバーユニット5を外壁部1の
外側面1aと軒天井野縁2の内方側端部21とに固着具
83にて固着することで、強固な固定とすることができ
る。また、カバーユニット5の切欠き用見切4の両側の
壁際見切7は、図8(e)及び(f)に示すように、切
欠き用見切4の両側端4aとそれぞれの側の壁際見切7
の側端7aとの間に隙間ができないように配置して、そ
れぞれドリルビス等の固着具83にて軒天井Aの軒天井
野縁2に固着するものである。
【0016】以上のような構成とすることで、軒天井A
に切欠き22を形成して、従来であれば通気孔11を外
壁部1の軒天井Aよりも低い位置に形成していたのを、
外壁部1の軒天井Aとほぼ同じ高さに形成することがで
きて、外壁部1の通気孔11よりも下方に設ける採光窓
13の上端位置を高くして、採光窓13の上下方向長さ
hを長くとることができるようになり、また、軒天井A
に設けた切欠き22に防火カバー3を配置したことで、
この防火カバー3でフード12及び通気孔11を覆うと
共に、防火材で形成してある軒天井Aの切欠き22を防
火カバー3で覆うことで、火炎が軒天井Aを介して延焼
するのを阻止して防火処置を施すことができるようにな
るものである。
【0017】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載の発
明にあっては、外壁部の軒天井とほぼ同じ高さ位置に室
内と室外とを連通する通気孔を形成して、室内の空気を
室外に排出するためのフードを通気孔の外側開口部に装
着し、軒天井の内方側端部の上記フードに対応する部位
にフードを避けるための切欠きを形成したので、外壁部
に形成する通気孔を軒天井とほぼ同じ高さという高い位
置に形成することができて、外壁部の通気孔よりも下方
に設ける採光窓の上端位置を高くして、採光窓の上下方
向長さの長くとることが可能となるものである。
【0018】また請求項2記載の発明にあっては、上記
請求項1記載の発明の効果に加えて軒天井の切欠き縁と
外壁部の外側面とに亘ってフードを覆う防火カバーを取
付けたので、軒天井に設けた切欠きに防火カバーを配置
して、この防火カバーでフード及び通気孔を覆うと共
に、防火材で形成してある軒天井の切欠きを防火カバー
で覆うことで、火炎が軒天井を介して延焼するのを阻止
して防火処置を施すことが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の断面図である。
【図2】同上の実施形態の下面図である。
【図3】同上の実施形態のカバーユニットを示し、
(a)は平面図であり、(b)は正面図であり、(c)
は側面図であり、(d)は側断面図であり、(e)は水
平断面図である。
【図4】同上の実施形態の防火カバーを示し、(a)は
平面図であり、(b)は(a)の後側コーナー部の詳細
図であり、(c)は正面図であり、(d)は側面図であ
り、(e)は側断面図であり、(f)は(a)の前側コ
ーナー部の詳細図であり、(g)は(d)の上面板及び
上面板の後端より上方に垂設される取付片付近の詳細図
である。
【図5】同上の実施形態の左切欠き用見切を示し、
(a)は平面図であり、(b)は正面図であり、(c)
は側面図である。
【図6】同上の実施形態の中切欠き用見切を示し、
(a)は平面図であり、(b)は正面図であり、(c)
は側面図である。
【図7】同上の実施形態の右欠き用見切を示し、(a)
は平面図であり、(b)は正面図であり、(c)は側面
図である。
【図8】同上の実施形態の施工を説明する説明図であ
り、(a)及び(b)はそれぞれ防火カバーの取付片を
外壁部の外側面に固着する際の斜視図及び断面図であ
り、(c)及び(d)はそれぞれ切欠き用見切の中見切
を軒天井の内方側端部の下面に固着する際の斜視図及び
断面図であり、(e)及び(f)はそれぞれ切欠き用見
切の両側に壁際見切を配置する際の斜視図及び平面図で
ある。
【図9】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 外壁部 11 通気孔 12 フード 2 軒天井野縁 21 軒天井野縁の内方側端部 22 切欠き 3 防火カバー A 軒天井

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁部の軒天井とほぼ同じ高さ位置に室
    内と室外とを連通する通気孔を形成して、室内の空気を
    室外に排出するためのフードを通気孔の外側開口部に装
    着し、軒天井の内方側端部の上記フードに対応する部位
    にフードを避けるための切欠きを形成して成ることを特
    徴とする軒天井における室内の換気構造。
  2. 【請求項2】 軒天井の切欠き縁と外壁部の外側面とに
    亘ってフードを覆う防火カバーを取付けて成ることを特
    徴とする請求項1記載の軒天井における室内の換気構
    造。
JP2001054624A 2001-02-28 2001-02-28 軒天井における室内の換気構造 Pending JP2002257391A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014105488A (ja) * 2012-11-28 2014-06-09 Misawa Homes Co Ltd 建物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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