JP2002256925A - 予混合圧縮自己着火式エンジンの制御装置 - Google Patents

予混合圧縮自己着火式エンジンの制御装置

Info

Publication number
JP2002256925A
JP2002256925A JP2001052849A JP2001052849A JP2002256925A JP 2002256925 A JP2002256925 A JP 2002256925A JP 2001052849 A JP2001052849 A JP 2001052849A JP 2001052849 A JP2001052849 A JP 2001052849A JP 2002256925 A JP2002256925 A JP 2002256925A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
ignition
compression self
control device
combustion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001052849A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3823740B2 (ja
Inventor
Toru Noda
徹 野田
Atsushi Terachi
淳 寺地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2001052849A priority Critical patent/JP3823740B2/ja
Publication of JP2002256925A publication Critical patent/JP2002256925A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3823740B2 publication Critical patent/JP3823740B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B1/00Engines characterised by fuel-air mixture compression
    • F02B1/12Engines characterised by fuel-air mixture compression with compression ignition
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D35/00Controlling engines, dependent on conditions exterior or interior to engines, not otherwise provided for
    • F02D35/02Controlling engines, dependent on conditions exterior or interior to engines, not otherwise provided for on interior conditions
    • F02D35/023Controlling engines, dependent on conditions exterior or interior to engines, not otherwise provided for on interior conditions by determining the cylinder pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D35/00Controlling engines, dependent on conditions exterior or interior to engines, not otherwise provided for
    • F02D35/02Controlling engines, dependent on conditions exterior or interior to engines, not otherwise provided for on interior conditions
    • F02D35/028Controlling engines, dependent on conditions exterior or interior to engines, not otherwise provided for on interior conditions by determining the combustion timing or phasing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D2200/00Input parameters for engine control
    • F02D2200/02Input parameters for engine control the parameters being related to the engine
    • F02D2200/06Fuel or fuel supply system parameters
    • F02D2200/0614Actual fuel mass or fuel injection amount
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/009Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents using means for generating position or synchronisation signals
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 予混合圧縮自己着火燃焼の燃焼期間と着火時
期とを共に適正なものとして、良好なエンジン熱効率や
NOx生成特性を維持しつつ、燃焼騒音やエンジン振
動、未燃燃料の発生を抑制する。 【解決手段】 予混合圧縮自己着火燃焼の燃焼期間を示
すパラメータ(例えば回転速度の変動)を取得し、該パ
ラメータから燃焼期間が適正な長さより長いことが判断
される場合に筒内作動ガスの平均温度を上昇させるのと
同時に温度不均一度合を小さくし、反対に燃焼期間が適
正な長さより短いことが判断される場合に筒内作動ガス
の平均温度を低下させるのと同時に温度不均一度合を大
きくする。筒内作動ガスの平均温度は、例えば排気還流
制御弁13で筒内作動ガスに占める既燃焼ガスの比率を
変化させて制御し、温度不均一度合は、例えば吸気制御
弁11で筒内作動ガス流動の強さを変化させて制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、予混合圧縮自己着
火式エンジンの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】予め混合された空気と燃料との混合気を
圧縮自己着火により燃焼させる予混合圧縮自己着火燃焼
は、予混合気を火花点火により燃焼させる火花点火燃焼
と比して大幅に希薄な混合気での運転が可能であり、エ
ンジン熱効率の向上と燃焼温度の抑制(=NOx生成量
の抑制)とに極めて有利な燃焼形態であると言える。
【0003】この予混合圧縮自己着火燃焼においては、
燃焼期間の長さを適正に維持することが重要な課題とな
る。すなわち、燃焼期間が火炎伝播速度によって決まる
火花点火燃焼と異なり、予混合圧縮自己着火燃焼におけ
る燃焼期間は様々な要因の影響を受けて大幅に変化する
ため、燃焼期間が過小となって燃焼騒音やエンジン振動
が発生したり、燃焼期間が過大となって燃料の燃え残り
が発生したりしやすい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】予混合圧縮自己着火燃
焼における燃焼期間に大きく影響する要因の1つに燃焼
時の筒内温度がある。この特性を利用し、例えば高温の
既燃焼ガスを筒内に還流あるいは残留させて確実な予混
合圧縮自己着火燃焼を達成するようにしているエンジン
では、燃焼期間が過小なとき既燃焼ガス量を減少させる
ことで筒内温度を低下させ、燃焼期間が過大なとき既燃
焼ガス量を増加させることで筒内温度を上昇させること
が考えられる。
【0005】しかしながら、筒内温度は燃焼期間だけで
なく着火時期にも影響を与えるため、適正な燃焼期間を
得るために行った筒内温度制御が着火時期に対して好ま
しくない変化をもたらす可能性がある。着火時期が適正
な時期からずれると、エンジン熱効率が低下したりNO
x生成量が増加したりする。また、筒内の温度不均一度
合も予混合圧縮自己着火燃焼に大きな影響を与える要因
の1つであり、例えば、特開平11−182246号公
報に開示された技術では、筒内の既燃焼ガスと新鮮なガ
ス(空気あるいは予混合気)との混合を最小限に抑制す
ることで、筒内に大きな温度不均一を形成し、良好な予
混合圧縮自己着火燃焼を得ようとしている。
【0006】しかしながら、筒内の温度不均一度合を常
に最大に保つことが適正な燃焼期間と着火時期とを両立
することになるとは限らない。本発明は、このような実
情に鑑み、予混合圧縮自己着火燃焼の燃焼期間と着火時
期とを共に適正なものとすることにより、良好なエンジ
ン熱効率やNOx生成特性を維持しつつ、燃焼騒音やエ
ンジン振動、未燃燃料の発生を抑制することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1の発
明では、予め混合された空気と燃料との混合気を圧縮自
己着火により燃焼させる予混合圧縮自己着火式エンジン
の制御装置において、圧縮自己着火前の筒内作動ガスの
平均温度と温度不均一度合とを同時に制御することを特
徴とする。
【0008】具体的には、請求項2の発明のように、平
均温度を上昇させるのと同時に温度不均一度合を小さく
し、平均温度を低下させるのと同時に温度不均一度合を
大きくする。平均温度を上昇させるのと同時に温度不均
一度合を小さくすれば、エンジン熱効率やNOx生成量
を変えることなく燃焼期間を短くすることができ、反対
に、平均温度を低下させるのと同時に温度不均一度合を
大きくすれば、エンジン熱効率やNOx生成量を変える
ことなく燃焼期間を長くすることができる。
【0009】従って、基本的には平均温度と温度不均一
度合とを逆方向に同時制御すれば良いが、より望ましく
は、請求項3の発明のように、2つの制御の比率(平均
温度の変化代に対する温度不均一度合の変化代)をエン
ジン運転条件に応じて可変設定するとなお良い。本発明
者らのシミュレーションによれば、予混合気の燃料/空
気混合比が高いほど平均温度の変化代に対する温度不均
一度合の変化代を大きくすると、燃焼期間制御に伴うエ
ンジン熱効率やNOx生成量の変化を小さくすることが
できる。予混合圧縮自己着火燃焼では、エンジン負荷
(要求トルク)の変化に対しては燃料量を変化させるこ
とで対応するので、結局、請求項4の発明のように、エ
ンジン負荷が大きいときほど平均温度の変化代に対する
温度不均一度合の変化代を大きくすれば良い。
【0010】請求項5の発明では、予混合圧縮自己着火
燃焼の燃焼期間を示すパラメータを取得し、該パラメー
タから燃焼期間が適正な長さより長いことが判断される
場合に平均温度を上昇させるのと同時に温度不均一度合
を小さくし、前記パラメータから燃焼期間が適正な長さ
より短いことが判断される場合に平均温度を低下させる
のと同時に温度不均一度合を大きくすることを特徴とす
る。
【0011】ここで、燃焼期間を示すパラメータ及びこ
れに基づく制御の判断手法としては、請求項6〜請求項
12に示す態様を採用し得る。請求項6の発明では、前
記パラメータとしてエンジン回転速度のサイクル変動を
取得し、該変動が所定値より大きいとき燃焼期間が適正
な長さより長いと判断する。
【0012】請求項7の発明では、前記パラメータとし
て排気ガス中の未燃燃料量を取得し、該未燃燃料量が所
定値より多いとき燃焼期間が適正な長さより長いと判断
する。請求項8の発明では、前記パラメータとしてエン
ジン本体の振動を取得し、該振動が所定値より大きいと
き燃焼期間が適正な長さより短いと判断する。
【0013】請求項9の発明では、前記パラメータとし
てエンジン筒内圧力のサイクル変動を取得し、該変動が
所定値より大きいとき燃焼期間が適正な長さより長いと
判断する。請求項10の発明では、前記パラメータとし
てエンジン筒内圧力の最大値を取得し、該筒内圧力最大
値が所定値より大きいとき燃焼期間が適正な長さより短
いと判断する。
【0014】請求項11の発明では、前記パラメータと
して1燃焼サイクル中のエンジン筒内圧力の履歴を取得
し、該筒内圧力履歴から求められる熱発生量が供給した
燃料量から求められる熱発生量より小さいとき燃焼期間
が適正な長さより長いと判断する。請求項12の発明で
は、前記パラメータとしてエンジン筒内圧力の上昇率を
取得し、該筒内圧力上昇率が所定値より大きいとき燃焼
期間が適正な長さより短いと判断する。
【0015】筒内作動ガスの平均温度を制御するに際し
ては、請求項13の発明のように、圧縮自己着火前の筒
内作動ガスに占める既燃焼ガスの比率を変化させること
により筒内作動ガスの平均温度を制御する。具体的に
は、請求項14の発明のように、エンジンの吸気通路と
排気通路とを連通する排気還流通路と、該排気還流通路
の通路面積を変更可能な排気還流制御弁とを備え、該排
気還流制御弁の開度制御により吸気通路に還流される排
気ガス量を変化させて筒内作動ガスに占める既燃焼ガス
の比率を変化させる。
【0016】又は、請求項15の発明のように、エンジ
ンの排気通路の通路面積を変更可能な排気絞り弁を備
え、該排気絞り弁の開度制御により筒内に残留する既燃
焼ガス量を変化させて筒内作動ガスに占める既燃焼ガス
の比率を変化させる。又は、請求項16の発明のよう
に、エンジンの排気弁の閉時期を変更可能な可変動弁装
置を備え、前記排気弁の閉時期制御により筒内に残留す
る既燃焼ガス量を変化させて筒内作動ガスに占める既燃
焼ガスの比率を変化させる。
【0017】筒内作動ガスの温度不均一度合を制御する
に際しては、請求項17の発明のように、圧縮自己着火
前の筒内における既燃焼ガスの分散度合を変化させるこ
とにより筒内作動ガスの温度不均一度合を制御する。具
体的には、請求項18の発明のように、圧縮自己着火前
の筒内における筒内作動ガス流動の強さを変化させて既
燃焼ガスの分散度合を変化させる。更に具体的には、請
求項19の発明のように、エンジンの吸気通路内の流れ
を偏らせる吸気制御弁を備え、該吸気制御弁の開度制御
により吸気流れの偏り度合を変化させて筒内作動ガス流
動の強さを変化させる。
【0018】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、筒内作動ガス
の平均温度と温度不均一度合とを同時に制御することに
より、予混合圧縮自己着火燃焼の燃焼期間と着火時期と
を共に適正なものとすることが可能となり、良好なエン
ジン熱効率やNOx生成特性を維持しつつ、燃焼騒音や
エンジン振動、未燃燃料の発生を抑制することが可能と
なる。
【0019】請求項2の発明によれば、平均温度を上昇
させるのと同時に温度不均一度合を小さくすることで、
エンジン熱効率やNOx生成量を変えることなく燃焼期
間を短くすることができ、反対に、平均温度を低下させ
るのと同時に温度不均一度合を大きくすることで、エン
ジン熱効率やNOx生成量を変えることなく燃焼期間を
長くすることができる。
【0020】請求項3の発明によれば、2つの制御の比
率(平均温度の変化代に対する温度不均一度合の変化
代)をエンジン運転条件に応じて可変にすることで、よ
り具体的には、請求項4の発明のように、エンジン負荷
が大きいときほど平均温度の変化代に対する温度不均一
度合の変化代を大きくすることで、燃焼期間制御に伴う
エンジン熱効率やNOx生成量の変化を小さくすること
ができる。
【0021】請求項5の発明によれば、予混合圧縮自己
着火燃焼の燃焼期間を示すパラメータを取得し、該パラ
メータから燃焼期間が適正な長さより長いことが判断さ
れる場合に平均温度を上昇させるのと同時に温度不均一
度合を小さくし、反対に燃焼が適正な長さより短いこと
が判断される場合に平均温度を低下させるのと同時に温
度不均一度合を大きくすることで、エンジン熱効率やN
Ox生成量を変えることなく燃焼期間を適正化すること
ができる。
【0022】請求項6〜請求項12の発明によれば、燃
焼期間を示す各種のパラメータの中から、適宜選択し
て、実際の燃焼期間を取得し、これに基づく適正な判断
により、エンジン熱効率やNOx生成量を変えることな
く燃焼期間を適正化することができる。請求項13の発
明によれば、圧縮自己着火前の筒内作動ガスに占める既
燃焼ガスの比率を変化させることにより、筒内作動ガス
の平均温度を確実に制御することができる。また、請求
項14〜請求項16の発明によれば、適宜、排気還流制
御弁、排気絞り弁、可変動弁装置など用いて、圧縮自己
着火前の筒内作動ガスに占める既燃焼ガスの比率を確実
に変化させ、筒内作動ガスの平均温度を確実に制御する
ことができる。
【0023】請求項17の発明によれば、圧縮自己着火
前の筒内における既燃焼ガスの分散度合を変化させるこ
とにより、筒内作動ガスの温度不均一度合を確実に制御
することができる。また、請求項18の発明によれば、
圧縮自己着火前の筒内における筒内作動ガス流動の強さ
を変化させることで、既燃焼ガスの分散度合を変化さ
せ、更に請求項19の発明によれば、吸気制御弁を用い
て吸気流れの偏り度合を変化させることで、筒内作動ガ
ス流動の強さを変化させ、筒内作動ガスの温度不均一度
合を確実に制御することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1及び図2は本発明の第1実施
形態を示し、図1はエンジンのシステム構成図、図2は
エンジンの概略平面図である。シリンダヘッド1、シリ
ンダブロック2及びピストン3によって画成される燃焼
室4は、吸気弁5を介して吸気ポート6と接続されてお
り、また排気弁7を介して排気ポート8と接続されてい
る。
【0025】吸気ポート6の上流には燃料噴射弁9が配
設されており、この燃料噴射弁9より吸気ポート6内へ
燃料を噴射して吸気ポート6内で空気と燃料との予混合
気を形成するようになっている。本実施形態のエンジン
は、所定の部分負荷運転領域において予混合圧縮自己着
火燃焼による運転を行うが、それ以外の高負荷運転領域
においては通常の火花点火燃焼による運転を行うので、
シリンダヘッド1には燃焼室4に臨ませて点火栓10が
取付けられている。
【0026】吸気ポート6は、1つの吸気ポートが途中
で2つに分岐して燃焼室4に接続する構造となってお
り、そのため吸気弁5も1つの気筒に対し2つ設けられ
ている。排気ポート8及び排気弁7についても同様であ
る。吸気ポート6の分岐部より上流側には吸気制御弁1
1が配設されている。吸気制御弁11は吸気ポート6に
対し偏った開口部を有するバタフライ弁であり、開度を
小さく(全閉状態に近く)すると吸気ポート6内の流れ
に偏りが生じ、分岐後の2つの吸気ポートを通過する吸
気量に差をつけることができる。吸気制御弁11の開度
を小さくするほど2つの吸気ポートを通過する吸気量の
差が大きくなり、2つの吸気ポートを通過する吸気量の
差が大きくなるほど燃焼室4内に生起される旋回流の強
さが強くなる。
【0027】吸気ポート6と排気ポート8とは排気還流
通路12によって連通されている。排気還流通路12に
は通路面積を変更可能な排気還流制御弁13が設けられ
ており、排気還流制御弁13の開度を制御することで排
気ポート8から吸気ポート6へ還流する排気ガス量を調
整することができるようになっている。吸気ポート6へ
還流される排気ガス量が変化すると、燃焼室4内に吸入
されるガス(筒内作動ガス)に占める排気ガス(既燃焼
ガス)の比率が変化し、作動ガスの平均温度が変化す
る。具体的には、排気還流制御弁13の開度を大きくし
て排気還流量を増大させるほど作動ガスの平均温度が高
くなる。尚、排気還流制御弁13としては、ステップモ
ータ等で弁体を駆動して開度を制御するタイプの制御弁
の他、開閉弁の開閉時間比率を制御することによって実
質的な開度を制御するようにしたデューティ制御弁を使
用することもできる。
【0028】排気還流通路12の吸気ポート6側の接続
部では、吸気ポート6に対し偏った位置に排気還流通路
12が開口するようになっており、還流排気ガスは主に
分岐した吸気ポートの一方だけから燃焼室4へ流入す
る。反対に他方の吸気ポートからはほとんど新気(予混
合気)だけのガスが燃焼室4へ流入する。すなわち、排
気ガスを多く含む高温のガスと排気ガスをほとんど含ま
ない低温のガスとを別々に燃焼室4へ流入させるように
なっており、燃焼室4内で2つのガスの混合が起こらな
ければ燃焼室4内の温度不均一度合が大きくなる一方、
2つのガスの混合が進むほど燃焼室4内の温度不均一度
合が小さくなる。燃焼室4内における2つのガスの混合
は燃焼室4内のガス流動の強さによってその進み度合が
決まるので、結局、吸気制御弁11の開度を大きくして
燃焼室4内の旋回流を弱くすると温度不均一度合が大き
くなり、吸気制御弁11の開度を小さくして燃焼室4内
の旋回流を強くすると温度不均一度合が小さくなる。
【0029】以上のように本実施形態では、排気還流制
御弁13の開度制御によって燃焼室4内の作動ガスの平
均温度を制御し、吸気制御弁11の開度制御によって燃
焼室4内の作動ガスの温度不均一度合を制御する。次に
本実施形態の制御系について説明する。エンジンコント
ロールユニット(以下ECUという)20には、各種の
センサから検出信号が入力される。すなわち、アクセル
開度センサ21からエンジンの負荷(要求トルク)を示
すアクセル開度信号が入力され、クランク角センサ22
からエンジンのクランク角位置を示すクランク角信号が
入力される。
【0030】ECU20は、これらの検出信号を基に、
必要な演算・処理を行って、燃料噴射信号、吸気制御弁
制御信号、排気還流制御弁制御信号、点火信号等を生成
し、これらの信号を各デバイス(燃料噴射弁9、吸気制
御弁11、排気還流制御弁13、点火栓10等)へ送っ
てこれらを制御する。ECU20が実行する様々な処理
のうち、本発明に関わる処理を図3の制御フローに基づ
いて説明する。
【0031】図3の制御フローは、燃焼形態として予混
合圧縮自己着火燃焼が選択されているときにECU20
が所定時間毎に実行する処理ルーチンを示す。この処理
ルーチンでは、排気還流制御弁制御信号の元となる目標
平均温度tMTと吸気制御弁制御信号の元となる目標温
度不均一度合tTIとを算出する。先ずステップ11
(以下S11のように表記する)では、エンジンの運転
条件を示すアクセル開度APOとエンジン回転速度NE
とを読込む。APOはアクセル開度センサ21から送ら
れるアクセル開度信号を使用し、NEはクランク角セン
サ22から送られるクランク角位置信号に基づいて所定
期間毎にECU20が算出しそのメモリにストアしてい
る値を使用する。
【0032】S12では、アクセル開度APOとエンジ
ン回転速度NEとに基づいて、目標平均温度の基本値t
MTbと目標温度不均一度合の基本値tTIbとを算出
する。具体的には、APOとNEとに従ってそれぞれの
制御マップ(図示省略)から値をルックアップする。そ
れぞれの制御マップには、基準的な使用状態において適
正な燃焼期間と着火時期とが得られる平均温度と温度不
均一度合とがAPOとNEとに対応させて記憶させてあ
る。尚、最終的には排気還流制御弁13の開度と吸気制
御弁11の開度とを制御して平均温度と温度不均一度合
とを制御するので、tMTbやtTIbが直接排気還流
制御弁13の開度や吸気制御弁11の開度の目標値の基
本値となっていても良い。
【0033】S13では、アクセル開度APOに基づい
て2つの制御の比率(平均温度の変化代に対する温度不
均一度合の変化代)を決める係数kを算出する。具体的
には、APOに従って制御テーブル(図示省略)から値
をルックアップする。この制御テーブルは、APOが大
きいときほど係数kが大きくなる(平均温度の変化代に
対する温度不均一度合の変化代が大きくなる)特性とな
っている。
【0034】S14では、図示しない別の処理ルーチン
で算出されたエンジン回転速度の変動ΔNEを読込む。
この変動ΔNEは、燃焼サイクル毎のエンジン回転速度
NEのばらつきを統計処理(フィルタ処理等)して得る
もので、値が大きいほどエンジン回転速度の変動が大き
いことを示す。予混合圧縮自己着火燃焼における燃焼期
間が過剰に長くなると供給した燃料の一部しか燃焼しな
くなり、供給した全燃料に対する燃焼燃料の割合が燃焼
サイクル毎に変化しやすくなる。このため、燃焼によっ
て発生するトルクが燃焼サイクル毎に変化し、これがエ
ンジンの回転速度変動として現れてくる。このため、エ
ンジン回転速度の変動ΔNEを予混合圧縮自己着火燃焼
の燃焼期間を示すパラメータとして使用することができ
る。
【0035】S15では、エンジン回転速度の変動ΔN
Eが所定の判定値TH1より大きいか否か、すなわち、
燃焼期間が適正な長さより長いか否かを判断する。この
判断結果がYESである場合は、S16〜S18の処理
へ進み、平均温度を上昇させるのと同時に温度不均一度
合を小さくする処理を行う。S16では、平均温度のフ
ィードバック補正値MTfbを前回の値(MTfbz)
から所定の刻み値ΔMT1だけ大きくする。
【0036】S17では、平均温度の刻み値ΔMT1に
S13で算出した係数kを乗じて温度不均一度合の刻み
値ΔTI1を算出する。S18では、温度不均一度合の
フィードバック補正値TIfbを前回の値(TIfb
z)から刻み値ΔTI1だけ小さくする。先のS15で
エンジン回転速度の変動ΔNEが所定の判定値TH1以
下と判断された場合は、さらにS19でエンジン回転速
度の変動ΔNEが所定の判定値TH2より小さいか否
か、すなわち、燃焼期間が適正な長さより短いか否かを
判断する。この判断結果がYESである場合は、S20
〜S22の処理へ進み、平均温度を低下させるのと同時
に温度不均一度合を大きくする処理を行う。
【0037】S20では、平均温度のフィードバック補
正値MTfbを前回の値(MTfbz)から所定の刻み
値ΔMT2だけ小さくする。尚、先の刻み値ΔMT1と
このΔMT2とを同じ値に設定しても良いし、異なる値
に設定しても良い。S21では、平均温度の刻み値ΔM
T2にS13で算出した係数kを乗じて温度不均一度合
の刻み値ΔTI2を算出する。
【0038】S22では、温度不均一度合のフィードバ
ック補正値TIfbを前回の値(TIfbz)から刻み
値ΔTI2だけ大きくする。先のS19でエンジン回転
速度の変動ΔNEが所定の判定値TH2以上と判断され
た場合は、燃焼期間が適正な範囲に制御されているもの
とみなして、平均温度及び温度不均一度合のフィードバ
ック補正値MTfb、TIfbを不変(前回値をそのま
ま維持)とする(S23、S24)。
【0039】S25では、目標平均温度の基本値tMT
bに平均温度のフィードバック補正値MTfbを加算し
て、最終的な目標平均温度tMTを算出する。S26で
は、目標温度不均一度合の基本値tTIbに温度不均一
度合のフィードバック補正値TIfbを加算して、最終
的な目標温度不均一度合tTIを算出する。
【0040】以上のようにして算出した目標平均温度t
MTと目標温度不均一度合tTIとは、それぞれ排気還
流制御弁制御信号と吸気制御弁制御信号とに変換され、
排気還流制御弁13と吸気制御弁11とへ送られる。
尚、tMTやtTIを直接、排気還流制御弁開度や吸気
制御弁開度の目標値として算出した場合、変換は不要で
あり、tMTやtTIがそのまま制御信号として排気還
流制御弁13や吸気制御弁11へ送られる。
【0041】次に図4〜図6を用いて作用を説明する。
図4は、作動ガスの平均温度と温度不均一度合(作動ガ
スの最高温度と最低温度との差)とに対する燃焼期間
[deg.CA]の変化をシミュレーションによって求めた結
果を示したものである。図中の境界線Xで囲んだ右下部
分、すなわち、平均温度がある程度高く、温度不均一度
合が過大でない領域では、供給した燃料のほぼ全てが燃
焼する(完全燃焼)。図中の残りの領域では、平均温度
が低いために混合気が全く着火しないか、あるいは不均
一な混合気の高温部分は着火するものの低温部分が着火
に至らず部分燃焼となる。
【0042】図5は、同シミュレーションによる図示熱
効率[%]の計算結果を示したものである。基本的に図
示熱効率は左上から右下へ等高線が延びる特性を示す。
すなわち、燃焼期間を制御する際にこの等高線に沿って
平均温度と温度不均一度合とを制御すれば熱効率の低下
を生じない。図6は、同シミュレーションによる一酸化
窒素(NO)の生成量[ppm ]を示したものである。N
O生成量も基本的に左上から右下へ等高線が延びる特性
を示しており、図示熱効率の等高線に沿って平均温度と
温度不均一度合とを制御すればNOx生成量の増加も生
じないことが分かる。
【0043】本実施形態では、これらの図に示される完
全燃焼領域内であって、可能な限り燃焼期間が長く、熱
効率及びNOx生成量が最良となるよう、運転点が予め
選択されている(具体的には目標平均温度の基本値tM
Tbと目標温度不均一度合の基本値tTIbとの設定に
よる)。しかしながら、そのような設定は境界線Xの近
傍に運転点を設定することを意味するので、何らかの外
乱によって境界線Xの位置が多少変化すると、運転点が
境界線Xの外(部分燃焼領域)へ出てしまうことにな
る。このようなときに、熱効率の等高線に沿って平均温
度と温度不均一度合とを図の右下へ向けて制御すれば、
熱効率の低下やNOx生成量の増加を伴わずに、運転点
を境界線Xの内部へ戻すことができる。反対に、現在の
運転点が境界線Xから離れている場合、熱効率の等高線
に沿って平均温度と温度不均一度合とを図の左上へ向け
て制御すれば、熱効率の低下やNOx生成量の増加を伴
わずに、運転点をぎりぎりまで境界線Xに近づけること
ができ、エンジンの燃焼騒音や振動を小さくすることが
できる。
【0044】図7は、図4〜図6と同様のシミュレーシ
ョン結果であり、混合気の燃料/空気混合比(φ)を変
えてシミュレーションしたものである。φが大きいほど
燃料リッチであることを示している。予混合圧縮自己着
火燃焼では、エンジン負荷(要求トルク)の変化に対し
ては燃料量を変化させることで対応するので、φが大き
い右側の図ほどエンジン負荷が大きい状態に相当する。
この図から明らかなように、熱効率(NOx生成量)の
等高線の傾きはφの大きさによって変化する。このよう
な現象に対応するため、本実施形態では、アクセル開度
APOが大きいときほど係数kを大きくして、平均温度
の変化代に対する温度不均一度合の変化代が大きくなる
ようにしている。
【0045】次に本発明の第2実施形態について説明す
る。図8は第2実施形態を示すシステム構成図であり、
排気ポート8に排気ガス中の未燃燃料(HC)濃度を検
出する未燃燃料濃度センサ23が配設されている点と、
シリンダブロック2にその振動を検出する振動センサ2
4が取付けられている点とが、図1のシステムと異なっ
ている。尚、振動センサ24としては通常の火花点火式
エンジンにおいてノッキングを検出するセンサとして使
用されるようなセンサを使用することが可能である。
【0046】この実施形態においてECU20が実行す
る処理は、図3に示した制御フローとほぼ同様であり、
燃焼期間を示すパラメータを取得するステップと燃焼期
間の長短を判断するステップのみが異なっている。以
下、図3と異なるステップについて、図9に基づいて説
明する。燃焼期間を示すパラメータを取得するS31で
は、排気ガス中の未燃燃料濃度HCとエンジン振動Vと
を読込む。HCは未燃燃料濃度センサ23から送られる
未燃燃料濃度信号を使用し、Vは振動センサ24から送
られるシリンダブロック振動信号を使用する。
【0047】予混合圧縮自己着火燃焼における燃焼期間
が過剰に長くなると供給した燃料の一部しか燃焼しなく
なり、燃焼しなかった燃料は未燃燃料として排気ポート
8へ排出される。一方、燃焼期間が過剰に短くなると燃
焼室4内の圧力上昇が急峻となり、シリンダブロック2
にノッキング発生時と同様の振動が発生する。このた
め、未燃燃料濃度HCとエンジン振動Vとを予混合圧縮
自己着火燃焼の燃焼期間を示すパラメータとして使用す
ることができる。
【0048】S32では、未燃燃料濃度HCが所定の判
定値TH3より大きいか否か、すなわち、燃焼期間が適
正な長さより長いか否かを判断する。この判断結果がY
ESである場合は、平均温度を上昇させるのと同時に温
度不均一度合を小さくする処理を行う(S16〜S1
8)。S33では、エンジン振動Vが所定の判定値TH
4より大きいか否か、すなわち、燃焼期間が適正な長さ
より短いか否かを判断する。この判断結果がYESであ
る場合は、平均温度を低下させるのと同時に温度不均一
度合を大きくする処理を行う(S20〜S22)。
【0049】次に本発明の第3実施形態について説明す
る。図10は第3実施形態を示すシステム構成図であ
り、シリンダヘッド1に燃焼室4内の圧力を検出する圧
力センサ25が取付けられている点が、図1のシステム
と異なっている。尚、圧力センサ25としては、図10
に示すような燃焼室4内に直接臨ませる形式のセンサの
他、点火栓10の座金部に設置する形式のセンサを使用
することも可能である。
【0050】この実施形態においてECU20が実行す
る処理は、図3に示した制御フローとほぼ同様であり、
燃焼期間を示すパラメータを取得するステップと燃焼期
間の長短を判断するステップのみが異なっている。以
下、図3と異なるステップについて、図11に基づいて
説明する。燃焼期間を示すパラメータを取得するS41
では、図示しない別の処理ルーチンで算出された燃焼室
内圧力最大値Pmaxと、このPmaxの燃焼サイクル
毎の変動ΔPmaxとを読込む。Pmaxは圧力センサ
25から送られる燃焼室内圧力信号の最大値を使用し、
ΔPmaxは燃焼サイクル毎のPmaxのばらつきを統
計処理(フィルタ処理等)した値を使用する。
【0051】予混合圧縮自己着火燃焼における燃焼期間
が過剰に長くなると供給した燃料の一部しか燃焼しなく
なり、供給した全燃料に対する燃焼燃料の割合が燃焼サ
イクル毎に変化しやすくなる。このため、燃焼による燃
焼室内の圧力上昇が燃焼サイクル毎に変化し、Pmax
の変動ΔPmaxが大きくなる。一方、燃焼期間が過剰
に短くなると燃焼室4内の圧力上昇が急峻となり、その
絶対値も大きくなる。このため、燃焼室内圧力最大値P
maxとその変動ΔPmaxとを予混合圧縮自己着火燃
焼の燃焼期間を示すパラメータとして使用することがで
きる。
【0052】S42では、燃焼室内圧力最大値の変動Δ
Pmaxが所定の判定値TH5より大きいか否か、すな
わち、燃焼期間が適正な長さより長いか否かを判断す
る。この判断結果がYESである場合は、平均温度を上
昇させるのと同時に温度不均一度合を小さくする処理を
行う(S16〜S18)。S43では、燃焼室内圧力最
大値Pmaxが所定の判定値TH6より大きいか否か、
すなわち、燃焼期間が適正な長さより短いか否かを判断
する。この判断結果がYESである場合は、平均温度を
低下させるのと同時に温度不均一度合を大きくする処理
を行う(S20〜S22)。
【0053】この実施形態のように圧力センサ25を備
えるものでは、他の方法で燃焼期間の長短を判断するこ
とも可能である。例えば、クランク角センサ22から送
られるクランク角位置信号と圧力センサ25から送られ
る燃焼室内圧力信号とに基づいて、1燃焼サイクルにお
ける燃焼室内圧力の履歴より熱発生量を算出し、この熱
発生量と、燃料供給量から推定される熱発生量(供給し
た燃料が完全燃焼した場合の熱発生量)とを比較し、前
者が後者の所定割合以下であるときに燃焼期間が適正な
長さより長いと判断したり、クランク角位置信号と燃焼
室内圧力信号とに基づいて、燃焼室内圧力上昇率(クラ
ンク角変化に対する筒内圧力変化)を算出し、この燃焼
室内圧力上昇率が所定値以上であるときに燃焼期間が適
正な長さより短いと判断したりすることができる。
【0054】次に本発明の第4実施形態について説明す
る。図12は第4実施形態を示すシステム構成図であ
り、排気還流通路12及び排気還流制御弁13を設ける
代りに、排気ポート8の通路断面積を変更可能な排気絞
り弁14を設けている点が、図1のシステムと異なって
いる。排気絞り弁14の開度を小さく(全閉状態に近
く)すると、燃焼室4からの排気ガスの流出が制限さ
れ、燃焼室4内に残留する既燃焼ガス量が多くなる。
【0055】この実施形態では、燃焼室4内に一様に残
留する既燃焼ガス中に新気を流入させることになるの
で、吸気制御弁11の開度を最大として燃焼室4内の旋
回流を最大限弱くしても既燃焼ガスと新気との混合があ
る程度進んでしまうことになり、第1実施形態の場合と
比較すると温度不均一度合の制御幅が狭くなる可能性が
あるが、排気還流通路12を介して排気ガスを還流させ
るよりも既燃焼ガスの温度を高く維持することが可能な
ので、第1実施形態の場合よりも少量の既燃焼ガスで平
均温度制御を行える利点がある。
【0056】この実施形態においてECU20が実行す
る処理は、図3に示した制御フローと同じであるが、燃
焼室4内に残留する既燃焼ガス量は排気絞り弁14の開
度が小さいほど大きくなるので、目標平均温度tMTを
排気絞り弁制御信号に変換する際には、tMTが大きい
ほど排気絞り弁制御信号が小さくなる(小開度となる)
ように変換する必要がある。
【0057】次に本発明の第5実施形態について説明す
る。図13は第5実施形態を示すシステム構成図であ
り、排気還流通路12及び排気還流制御弁13を設ける
代りに、排気弁7の閉時期EVCを変更することが可能
な可変動弁装置7aを設けている点が、図1のシステム
と異なっている。排気弁7の閉時期EVCを排気上死点
より前に設定すると、燃焼室4からの排気ガスの流出が
制限され、燃焼室4内に残留する既燃焼ガス量が多くな
る。
【0058】尚、EVCから排気上死点までの間にピス
トンが行う圧縮仕事を吸気行程初期に回収する必要があ
るので、吸気弁5の開時期IVOをEVC−排気上死点
間とほぼ同じクランク角だけ排気上死点より遅らせるよ
うにしている。このため、本実施形態では、吸気弁5に
関してその開時期IVOを変更することが可能な可変動
弁装置5aを設けている。この場合のバルブタイミング
の設定例を図14(a)に通常の設定例(b)と対比し
て示している。
【0059】これらの可変動弁装置5a、7aとして
は、吸排気弁の作動角を連続的に変更することが可能な
機構を採用することが望ましいが、少なくとも排気弁7
の閉時期EVCを変更することが可能な機構であれば、
どのような機構を採用しても良く、電磁力や油圧力で排
気弁7(更には吸気弁5)を駆動する動弁装置を使用す
るようにしてもかまわない。
【0060】この実施形態においてECU20が実行す
る処理は、図3に示した制御フローと同じであるが、燃
焼室4内に残留する既燃焼ガス量は排気弁7の閉時期E
VCが進角するほど大きくなるので、目標平均温度tM
Tを排気弁閉時期信号に変換する際には、tMTが大き
いほど排気弁閉時期信号が進角するように変換する必要
がある。
【0061】以上の実施形態では、いずれも吸気ポート
内に燃料を噴射供給して吸気ポート内で予混合気を形成
するエンジンを例示したが、着火時期までの間に燃料の
十分な気化が得られるのであれば燃料を直接燃焼室内に
噴射する直噴式エンジンに本発明を適用することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態を示すエンジンのシス
テム構成図
【図2】 同上エンジンの概略平面図
【図3】 第1実施形態の制御フローを示す図
【図4】 平均温度及び温度不均一度合による燃焼期間
の特性図
【図5】 平均温度及び温度不均一度合による図示熱効
率の特性図
【図6】 平均温度及び温度不均一度合によるNO生成
量の特性図
【図7】 燃料/空気混合比(φ)による特性変化を示
す図
【図8】 本発明の第2実施形態を示すエンジンのシス
テム構成図
【図9】 第2実施形態の制御フローの変更部分を示す
【図10】 本発明の第3実施形態を示すエンジンのシ
ステム構成図
【図11】 第3実施形態の制御フローの変更部分を示
す図
【図12】 本発明の第4実施形態を示すエンジンのシ
ステム構成図
【図13】 本発明の第5実施形態を示すエンジンのシ
ステム構成図
【図14】 バルブタイミングの設定例を示す図
【符号の説明】
1 シリンダヘッド 2 シリンダブロック 3 ピストン 4 燃焼室 5 吸気弁 5a 可変動弁装置 6 吸気ポート 7 排気弁 7a 可変動弁装置 8 排気ポート 9 燃料噴射弁 10 点火栓 11 吸気制御弁 12 排気還流通路 13 排気還流制御弁 14 排気絞り弁 20 ECU 21 アクセル開度センサ 22 クランク角センサ 23 未燃燃料濃度センサ 24 振動センサ 25 圧力センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 13/02 F02D 13/02 K 3G301 F 21/08 301 21/08 301C 45/00 360 45/00 360A 368 368Z 368S 368T F02M 25/07 510 F02M 25/07 510B 570 570J 570D Fターム(参考) 3G023 AA02 AA04 AA05 AA06 AA18 AB01 AB05 AC02 AC04 AD07 AF01 AG00 AG01 AG02 AG03 3G062 AA01 AA10 BA02 BA04 BA05 BA06 BA08 BA09 CA06 DA01 EA10 EA11 FA05 FA11 GA04 GA06 GA12 GA15 GA17 GA18 GA20 GA21 GA26 3G065 AA01 AA10 CA12 CA14 EA07 EA10 FA02 FA11 GA10 GA14 GA15 GA41 3G084 AA00 AA04 BA05 BA09 BA13 BA16 BA19 BA20 BA23 CA03 DA02 DA04 DA10 3G092 AA00 AA05 AA06 AA09 AA11 AA17 BA04 BA10 BB01 DA01 DA02 DA07 DA12 DC01 DC09 DC12 DE00S DE01S DG08 DG09 EC02 FA16 FA17 FA18 FA21 GA05 HC01X HC01Z HC04Z HD04Z HD07X HE03Z HF08Z 3G301 HA01 HA04 HA06 HA13 HA16 HA19 JA02 JA22 JA23 JA25 JA26 JA37 KA08 LA01 LA07 LB01 LB04 MA00 MA01 NA08 ND02 PC01Z PC06Z PD01Z PD15Z PE03Z PF03Z

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め混合された空気と燃料との混合気を圧
    縮自己着火により燃焼させる予混合圧縮自己着火式エン
    ジンの制御装置において、 圧縮自己着火前の筒内作動ガスの平均温度と温度不均一
    度合とを同時に制御することを特徴とする予混合圧縮自
    己着火式エンジンの制御装置。
  2. 【請求項2】平均温度を上昇させるのと同時に温度不均
    一度合を小さくし、平均温度を低下させるのと同時に温
    度不均一度合を大きくすることを特徴とする請求項1記
    載の予混合圧縮自己着火式エンジンの制御装置。
  3. 【請求項3】平均温度の変化代に対する温度不均一度合
    の変化代をエンジン運転条件に応じて可変設定すること
    を特徴とする請求項2記載の予混合圧縮自己着火式エン
    ジンの制抑装置。
  4. 【請求項4】エンジン負荷が大きいときほど平均温度の
    変化代に対する温度不均一度合の変化代を大きくするこ
    とを特徴とする請求項3記載の予混合圧縮自己着火式エ
    ンジンの制御装置。
  5. 【請求項5】予混合圧縮自己着火燃焼の燃焼期間を示す
    パラメータを取得し、該パラメータから燃焼期間が適正
    な長さより長いことが判断される場合に平均温度を上昇
    させるのと同時に温度不均一度合を小さくし、前記パラ
    メータから燃焼期間が適正な長さより短いことが判断さ
    れる場合に平均温度を低下させるのと同時に温度不均一
    度合を大きくすることを特徴とする請求項1〜請求項4
    のいずれか1つに記載の予混合圧縮自己着火式エンジン
    の制御装置。
  6. 【請求項6】前記パラメータとしてエンジン回転速度の
    サイクル変動を取得し、該変動が所定値より大きいとき
    燃焼期間が適正な長さより長いと判断することを特徴と
    する請求項5記載の予混合圧縮自己着火式エンジンの制
    御装置。
  7. 【請求項7】前記パラメータとして排気ガス中の未燃燃
    料量を取得し、該未燃燃料量が所定値より多いとき燃焼
    期間が適正な長さより長いと判断することを特徴とする
    請求項5記載の予混合圧縮自己着火式エンジンの制御装
    置。
  8. 【請求項8】前記パラメータとしてエンジン本体の振動
    を取得し、該振動が所定値より大きいとき燃焼期間が適
    正な長さより短いと判断することを特徴とする請求項5
    記載の予混合圧縮自己着火式エンジンの制御装置。
  9. 【請求項9】前記パラメータとしてエンジン筒内圧力の
    サイクル変動を取得し、該変動が所定値より大きいとき
    燃焼期間が適正な長さより長いと判断することを特徴と
    する請求項5記載の予混合圧縮自己着火式エンジンの制
    御装置。
  10. 【請求項10】前記パラメータとしてエンジン筒内圧力
    の最大値を取得し、該筒内圧力最大値が所定値より大き
    いとき燃焼期間が適正な長さより短いと判断することを
    特徴とする請求項5記載の予混合圧縮自己着火式エンジ
    ンの制御装置。
  11. 【請求項11】前記パラメータとして1燃焼サイクル中
    のエンジン筒内圧力の履歴を取得し、該筒内圧力履歴か
    ら求められる熱発生量が供給した燃料量から求められる
    熱発生量より小さいとき燃焼期間が適正な長さより長い
    と判断することを特徴とする請求項5記載の予混合圧縮
    自己着火式エンジンの制御装置。
  12. 【請求項12】前記パラメータとしてエンジン筒内圧力
    の上昇率を取得し、該筒内圧力上昇率が所定値より大き
    いとき燃焼期間が適正な長さより短いと判断することを
    特徴とする請求項5記載の予混合圧縮自己着火式エンジ
    ンの制御装置。
  13. 【請求項13】圧縮自己着火前の筒内作動ガスに占める
    既燃焼ガスの比率を変化させることにより筒内作動ガス
    の平均温度を制御することを特徴とする請求項1〜請求
    項12のいずれか1つに記載の予混合圧縮自己着火式エ
    ンジンの制御装置。
  14. 【請求項14】エンジンの吸気通路と排気通路とを連通
    する排気還流通路と、該排気還流通路の通路面積を変更
    可能な排気還流制御弁とを備え、該排気還流制御弁の開
    度制御により吸気通路に還流される排気ガス量を変化さ
    せて筒内作動ガスに占める既燃焼ガスの比率を変化させ
    ることを特徴とする請求項13記載の予混合圧縮自己着
    火式エンジンの制御装置。
  15. 【請求項15】エンジンの排気通路の通路面積を変更可
    能な排気絞り弁を備え、該排気絞り弁の開度制御により
    筒内に残留する既燃焼ガス量を変化させて筒内作動ガス
    に占める既燃焼ガスの比率を変化させることを特徴とす
    る請求項13記載の予混合圧縮自己着火式エンジンの制
    御装置。
  16. 【請求項16】エンジンの排気弁の閉時期を変更可能な
    可変動弁装置を備え、前記排気弁の閉時期制御により筒
    内に残留する既燃焼ガス量を変化させて筒内作動ガスに
    占める既燃焼ガスの比率を変化させることを特徴とする
    請求項13記載の予混合圧縮自己着火式エンジンの制御
    装置。
  17. 【請求項17】圧縮自己着火前の筒内における既燃焼ガ
    スの分散度合を変化させることにより筒内作動ガスの温
    度不均一度合を制御することを特徴とする請求項1〜請
    求項16のいずれか1つに記載の予混合圧縮自己着火式
    エンジンの制御装置。
  18. 【請求項18】圧縮自己着火前の筒内における筒内作動
    ガス流動の強さを変化させて既燃焼ガスの分散度合を変
    化させることを特徴とする請求項17記載の予混合圧縮
    自己着火式エンジンの制御装置。
  19. 【請求項19】エンジンの吸気通路内の流れを偏らせる
    吸気制御弁を備え、該吸気制御弁の開度制御により吸気
    流れの偏り度合を変化させて筒内作動ガス流動の強さを
    変化させることを特徴とする請求項18記載の予混合圧
    縮自己着火式エンジンの制御装置。
JP2001052849A 2001-02-27 2001-02-27 予混合圧縮自己着火式エンジンの制御装置 Expired - Fee Related JP3823740B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001052849A JP3823740B2 (ja) 2001-02-27 2001-02-27 予混合圧縮自己着火式エンジンの制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001052849A JP3823740B2 (ja) 2001-02-27 2001-02-27 予混合圧縮自己着火式エンジンの制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002256925A true JP2002256925A (ja) 2002-09-11
JP3823740B2 JP3823740B2 (ja) 2006-09-20

Family

ID=18913415

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001052849A Expired - Fee Related JP3823740B2 (ja) 2001-02-27 2001-02-27 予混合圧縮自己着火式エンジンの制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3823740B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006090171A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Yanmar Co Ltd 多気筒型の予混合圧縮自着火式エンジン
FR2891015A1 (fr) * 2005-09-16 2007-03-23 Renault Sas Moteur comportant un dispositif acoustique actif
JP2007091819A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Nippon Oil Corp 予混合圧縮自己着火式エンジン用燃料
WO2008102905A1 (ja) * 2007-02-19 2008-08-28 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 内燃機関の制御装置
JP2010216264A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の制御装置
JP5422036B1 (ja) * 2012-11-22 2014-02-19 三菱電機株式会社 内燃機関の制御装置
WO2016021110A1 (en) * 2014-08-07 2016-02-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Combustion control device for internal combustion engine

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006090171A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Yanmar Co Ltd 多気筒型の予混合圧縮自着火式エンジン
JP4628729B2 (ja) * 2004-09-22 2011-02-09 ヤンマー株式会社 多気筒型の予混合圧縮自着火式エンジン
FR2891015A1 (fr) * 2005-09-16 2007-03-23 Renault Sas Moteur comportant un dispositif acoustique actif
JP2007091819A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Nippon Oil Corp 予混合圧縮自己着火式エンジン用燃料
WO2008102905A1 (ja) * 2007-02-19 2008-08-28 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 内燃機関の制御装置
US8046156B2 (en) 2007-02-19 2011-10-25 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control apparatus of internal combustion engine
JP2010216264A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の制御装置
JP5422036B1 (ja) * 2012-11-22 2014-02-19 三菱電機株式会社 内燃機関の制御装置
WO2016021110A1 (en) * 2014-08-07 2016-02-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Combustion control device for internal combustion engine
JP2016037908A (ja) * 2014-08-07 2016-03-22 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の燃焼制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3823740B2 (ja) 2006-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6932048B2 (en) Combustion control device and method for engine
JP3622446B2 (ja) ディーゼルエンジンの燃焼制御装置
US8050846B2 (en) Apparatus and method for controlling engine
US20100242901A1 (en) Control of internal combustion engine
JP2002004913A (ja) 圧縮自己着火式内燃機関
JP3849703B2 (ja) ディーゼルエンジンの制御装置
WO2006038601A1 (ja) ディーゼルエンジンの制御装置
JP4062870B2 (ja) 内燃機関の燃焼制御装置
JP7047581B2 (ja) 圧縮着火式エンジンの制御装置
JP2007016685A (ja) 内燃機関の制御装置
JP7024586B2 (ja) 圧縮着火式エンジンの制御装置
JP4161789B2 (ja) 燃料噴射制御装置
WO2019212010A1 (ja) 圧縮着火式エンジンの制御装置
WO2019212014A1 (ja) 圧縮着火式エンジンの制御装置
WO2019211984A1 (ja) 圧縮着火式エンジンの制御装置
WO2019211983A1 (ja) 圧縮着火式エンジンの制御装置
WO2019211982A1 (ja) 圧縮着火式エンジンの制御装置
WO2019212012A1 (ja) 圧縮着火式エンジンの制御装置
WO2019211995A1 (ja) 圧縮着火式エンジンの制御装置
JP2019194455A (ja) 圧縮着火式エンジンの制御装置
JP2019194453A (ja) 圧縮着火式エンジンの制御装置
WO2019211986A1 (ja) 圧縮着火式エンジンの制御装置
JP2002256925A (ja) 予混合圧縮自己着火式エンジンの制御装置
JP3678042B2 (ja) ディーゼルエンジンの燃焼制御装置
JP2001214741A (ja) 圧縮自己着火式内燃機関

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060619

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees