JP2002256287A - 玄米粉末を含有する粉末状または顆粒状の洗浄剤組成物 - Google Patents

玄米粉末を含有する粉末状または顆粒状の洗浄剤組成物

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JP2002256287A
JP2002256287A JP2001058762A JP2001058762A JP2002256287A JP 2002256287 A JP2002256287 A JP 2002256287A JP 2001058762 A JP2001058762 A JP 2001058762A JP 2001058762 A JP2001058762 A JP 2001058762A JP 2002256287 A JP2002256287 A JP 2002256287A
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JP
Japan
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brown rice
powdery
rice powder
water
cleanser composition
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JP2001058762A
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Tomomi Ishizaki
智美 石崎
Yasuaki Oyama
康明 大山
Takao Ishida
隆男 石田
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Fancl Corp
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Fancl Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 水への溶解性が良く、泡質と泡立ちに優れ
た粉末状または顆粒状洗浄剤組成物を提供する。 【解決手段】 玄米粉末を含有する粉末状または顆粒
状の洗浄剤組成物。玄米粉末を洗浄剤組成物の総量に対
して0.01〜50重量%含有することが好ましい。玄
米粉末の製造方法は通常の穀物粉を製造する方法でよ
く、例えば玄米を選別機にかけ、不純物を除去した後、
洗米脱水し、製粉機で粉砕したものを、シフターに通
し、さらに金属探知器で金属を除去する。なお掲精時に
生じる玄米粉末を使用できる。特に玄米が発芽玄米であ
ることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は粉末状または顆粒状
の洗浄剤組成物に関する。さらに詳細には、水への溶解
性が良く、泡質が良好で、泡立ちに優れた粉末状または
顆粒状洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に洗浄剤の剤型としては固形、クリ
ーム状、液体状、粉末状、顆粒状のものが挙げられる。
身体に使用する洗浄剤組成物には、洗浄力ばかりでな
く、泡立ち、泡質が良好であることが求められており、
従来より溶解性がよく泡立てやすいクリーム状、液体状
の洗浄剤組成物がよく用いられている。
【0003】また、粉末状のものは他の剤型に比べ、成
分や配合量などで、製剤を安定化させるための制約を受
けにくいという長所がある。この長所を活かし、特に製
剤安定化が比較的困難な、弱酸性洗浄剤を製剤化すると
きに広く使用されている。また、水分をほとんど含まな
いため、水系で不安定な有効成分も容易に配合できる
点、軽量で持ち運びが便利な点なども、粉末状洗浄剤の
長所として挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、粉末状
の洗浄剤は水への溶解性が悪いという欠点があるため、
この点についての改善が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明者らは上記問題を解
決するため鋭意研究を重ねた結果、従来の粉末状または
顆粒状洗浄剤組成物に玄米粉末を配合することにより水
への溶解性が良く、泡質が良好で、泡立ちに優れた洗浄
剤組成物を完成させるに至った。すなわち本発明は、玄
米粉末を含有することを特徴とする粉末状または顆粒状
の洗浄剤組成物に関する。なお、玄米粉末は洗浄剤組成
物の総量に対して0.01〜50重量%含有することが
好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明で用いられる玄米は、品種
に特に限定はなく、コシヒカリ、ササニシキ、あきたこ
まち、ヒノヒカリなどいずれの品種も用いることができ
る。また、生産地も特に限定されない。さらに、玄米は
発芽玄米を用いることが好ましい。
【0007】玄米粉末の製造方法は、通常の穀物粉を製
造する方法でよく、例えば、玄米を選別機にかけ、不純
物を除去した後、洗米脱水し、製粉機で粉砕したもの
を、シフターに通し、さらに金属探知器で金属を除去す
る。なお、搗精時に生じる玄米粉末を使用することがで
きる。
【0008】発芽玄米とは、玄米を発芽処理すると柔ら
かくなることを利用し、炊飯性を向上させたものであ
り、通常の玄米と比較してγ―アミノ酪酸、フェルラ酸
等の栄養成分を高含有した機能性食品である。
【0009】発芽玄米の製造方法としては、例えば玄米
をそのまま浸漬、発芽させる方法がある。しかし、この
方法では、玄米表面には固く、酸や苛性ソーダにも侵さ
れない表皮が存在するため、発芽玄米炊飯時の吸水の妨
げとなったり、食感を悪くするといった問題点がある。
この点を改良した製造方法として、玄米を発芽させる前
または後に搗精する発芽玄米の製造方法も見出されてい
る(特願2000−174840)。さらに、発芽玄米
は、その発芽工程上で水分を高含有するために、保存
性、流通性の面で問題があったが、発芽玄米を蒸煮処理
あるいは湿熱処理をし、乾燥を行い、水分含量を10〜
18質量%、α化度(又は糊化度ともいう)を5〜50
%に調整することにより、炊飯性、保存性に優れ、かつ
乾燥後の胴割れ、砕米の発生を少なくした発芽玄米が提
供されている(特願2000−279469)。
【0010】玄米の発芽方法は通常の方法で差し支えな
い。例えば、搗精したまたは搗精しない玄米を発芽槽
(発芽タンク)に浸漬し、通常20乃至50℃の温水中
に発芽するまで浸漬するか、あるいは例えば3乃至5時
間程度浸漬し、その後脱水を行い、間欠的に散水を行っ
て、所定時間、高湿度の条件下で発芽させる方法があ
る。使用する温水は、水道水、蒸留水、井戸水、酸性
水、電解食塩水、オゾンを溶存させた水等の食品用に使
用できる水であれば、いずれも使用可能である。
【0011】発芽の程度は、一般的には胚の部分から
0.5mm〜2.0mm程度の膨らみ、あるいは突起部
が確認できる程度の状態が良い。発芽後は、加熱処理し
て、発芽を停止させるが、その方法としては、蒸煮させ
ても良いし、熱風あるいはマイクロウェーブ等の適当な
方法により、例えば40℃以上に加熱処理すれば良い。
【0012】本発明の玄米粉末以外の成分は、通常粉末
状または顆粒状洗浄料に使用される界面活性剤、保湿
剤、防腐剤、その他各種添加剤等を任意に配合できる。
界面活性剤としては、ラウリン酸ナトリウムのような脂
肪酸塩、N−アシル−L−グルタミン酸ナトリウムのよ
うなN−アシルアミノ酸塩(アミノ酸はグルタミン酸、
グリシン、アラニン等が例示できる)、アルキル硫酸エ
ステル塩、N−アシルメチルタウリン塩、アルキルリン
酸エステル塩、N−脂肪酸エチルエステルスルホン酸
塩、ショ糖脂肪酸エステル等を使用することができ、特
にN−アシルアミノ酸塩を用いることが好ましい。
【0013】保湿剤としては、ブドウ糖、マンニトー
ル、マルチトール、ソルビトール、キシリトール、トレ
ハロース、フルクトース、エリスリトール、ペンタエリ
スリトール等の糖類、グリセリン、1,3-BG、1,2-PD
等の多価アルコール、アミノ酸及びその誘導体、セルロ
ース及びその誘導体、デンプン及びその誘導体、デキス
トリン及びその誘導体、デキストラン及びその誘導体、
キチン及びその誘導体、キトサン及びその誘導体、ヒア
ルロン酸及びその誘導体、コラーゲン及びその誘導体、
エラスチン、アルギン酸及びその誘導体、ゼラチン、各
種植物抽出物等を使用することができる。
【0014】その他タルク、カオリン、ベントナイト
や、プロテイナーゼのような酵素等を使用することがで
きる。
【0015】洗浄剤組成物は、通常の粉末製剤、顆粒製
剤を製造する方法により製造する。例えば、粉末状洗浄
剤組成物は、各原料を混合機に順次投入し、攪拌混合す
ることにより製造することができる。
【0016】
【実施例】次に実施例及び比較例によって本発明を詳細
に説明する。なお、本発明は、本実施例に限定されるこ
とはない。
【0017】(製法)表1記載のA〜Iの成分を配合量に
従って混合し、洗浄剤組成物を製造した。
【0018】(評価方法)10名の官能評価パネラーに
より溶解性、泡質、泡立ちについて5段階評価を
行い平均点を算出した。なお、結果は平均点を以下の記
号に置き換えて表1に示した。
【0019】(評価点) 5 :非常に良い 4 :良い 3 :普通 2 :悪い 1 :非常に悪い
【0020】(記号) ◎ :4点以上 ○ :3点以上4点未満 △ :2点以上3点未満 × :2点未満
【0021】
【表1】
【0022】〔処方例〕以下に粉末状および顆粒状洗浄
剤の処方例をそれぞれ示す。 (1)粉末状洗浄剤 (処方例)ミリストイルグルタミン酸カリウム 25.0重量% ミリスチン酸カリウム 5.0 タルク 24.0 マルチトール 15.0 発芽玄米粉末 30.0 アミノ酸 1.0 (製法例)〜を混合機に順次投入し、攪拌混合す
る。
【0023】 (2)顆粒状洗浄剤 (処方例)ブドウ糖 1.0重量% 精製水 10.0 ミリストイルグルタミン酸カリウム 35.0 マンニトール 25.0 玄米粉末 20.0 タルク 9.0 (製法例)をに溶解する(A)。〜を造粒機に
順次投入する。(A)を噴霧しながら、〜を流動
し、適度な大きさになるまで造粒後、乾燥する。
【0024】
【発明の効果】本発明の洗浄剤組成物は、水への溶解性
が良く、泡質が良好で、泡立ちに優れた粉末状または顆
粒状洗浄剤組成物を提供するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 隆男 神奈川県横浜市戸塚区上品濃12番13号 株 式会社ファンケル中央研究所内 Fターム(参考) 4C083 AA111 AA112 AB432 AC132 AC242 AC582 AC642 AC792 AD202 AD222 AD262 CC22 DD16 DD17 EE06 EE07 4H003 AB03 AB09 AB44 AC04 BA09 DA02 EA27 EB13 EB41 EB42 EB46 FA18 FA32

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 玄米粉末を含有することを特徴とする粉
    末状または顆粒状の洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】 玄米粉末を洗浄剤組成物の総量に対して
    0.01〜50重量%含有することを特徴とする請求項
    1記載の洗浄剤組成物。
  3. 【請求項3】 玄米が発芽玄米であることを特徴とする
    請求項1または2記載の洗浄剤組成物。
JP2001058762A 2001-03-02 2001-03-02 玄米粉末を含有する粉末状または顆粒状の洗浄剤組成物 Pending JP2002256287A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100608300B1 (ko) 2005-01-31 2006-08-08 주식회사 녹십초 알로에 현미겨를 주원료로 한 세정제의 제조방법
KR100608303B1 (ko) 2005-01-31 2006-08-08 주식회사 녹십초 알로에 현미겨를 주원료로 한 세정제의 제조방법
KR100868197B1 (ko) 2008-03-26 2008-11-10 보령메디앙스 주식회사 발아현미 추출물을 함유하는 나노리포좀

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KR100608300B1 (ko) 2005-01-31 2006-08-08 주식회사 녹십초 알로에 현미겨를 주원료로 한 세정제의 제조방법
KR100608303B1 (ko) 2005-01-31 2006-08-08 주식회사 녹십초 알로에 현미겨를 주원료로 한 세정제의 제조방법
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