JP2002255742A - パック化粧料 - Google Patents

パック化粧料

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JP2002255742A JP2001053843A JP2001053843A JP2002255742A JP 2002255742 A JP2002255742 A JP 2002255742A JP 2001053843 A JP2001053843 A JP 2001053843A JP 2001053843 A JP2001053843 A JP 2001053843A JP 2002255742 A JP2002255742 A JP 2002255742A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 次の成分(A)及び(B): (A)スクワランの吸収量が1mL/g以上である吸油粉
体、(B)水溶性色素を含有するパック化粧料。 【効果】 本発明のパック化粧料は、皮脂を好適に吸収
することができ、皮脂の脂っぽさや、化粧崩れを改善・
防止する効果に優れ、しかも使用性が良好でかつ、使用
者に皮脂が確実に取れたという効果の実感を与えるもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顔面等の皮膚に貼
付又は塗布して使用され、皮脂を吸収することができ、
皮脂の吸収とともに色が変化するパック化粧料に関す
る。
【0002】
【従来の技術】皮膚の表皮表面には、薄い皮脂膜が形成
され、これが外界からの異物の進入を防ぎ、様々な物質
の刺激から皮膚を保護し、また、水分蒸散を抑制して皮
膚表面を潤滑化する作用を有している。一方で、皮脂は
過剰になると、べたつき、てかり、化粧くずれ等の原因
となり、またニキビ等の脂漏性疾患の原因になる。この
皮膚の表皮表面の過剰な皮脂を除く方法として脂取り紙
を用いる方法があり、応急措置としては良好ではある
が、皮脂吸収量が充分ではない点に問題がある。また、
例えば、親油性二酸化チタニウム又は親油性二酸化珪素
を含有するパック料(特開昭57−112314号)、
中位粒径が5〜15μmの麦飯石粉末を含有する化粧料
(特開平9−263528号)等が提案されているが、
使用性、皮脂吸収能が充分でなく、上述の脂取り紙と比
べても、皮脂を吸収したという実感に欠ける。
【0003】一方、皮脂を吸収したという実感を改善す
るために、例えば脂取り紙において、皮脂を吸収すると
模様が消失又は鮮明となる技術(特開平10−2980
30号公報)が提案されているが、種々の形態のパック
化粧料に広く適用できるものではない。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】本発明の目的は、皮脂を好適に吸収するこ
とができ、皮脂の脂っぽさや、化粧くずれを改善・防止
する効果に優れ、しかも使用性が良好でかつ、使用者が
皮脂が取れたという効果を実感できるパック化粧料を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、特定の吸油
粉体と水溶性色素を含有したパック化粧料が、皮脂を好
適に吸収することができ、皮脂の脂っぽさや、化粧くず
れを改善・防止する効果に優れ、しかも使用時に皮脂を
吸収した部分の色が変化することにより、使用者に皮脂
が確実に取れたという効果を実感させる効果に優れるこ
とを見出した。
【0006】本発明は、吸油粉体を含有し、皮脂を吸収
した部分の色が変化するパック化粧料を提供するもので
ある。また、本発明は、次の成分(A)及び(B): (A)スクワランの吸収量が1mL/g以上である吸油粉
体、(B)水溶性色素を含有するパック化粧料を提供す
るものである。
【0007】本発明の吸油粉体と水溶性色素を含有した
パック化粧料は、肌に貼付もしくは塗布して使用する。
この使用時に、パック化粧料中の吸油粉体は、水溶性色
素及びこれを溶解している水等の溶剤よりも、油性物質
である皮脂に対して親和性が強いため、皮脂を粉体の周
囲及び内部に取り込み、入れ替わりに水性成分即ち水溶
性色素及びこれを溶解している水等の溶剤を放出すると
推察される。このために、本発明のパック化粧料は、使
用後皮脂を吸収した部分、特に多量の皮脂を分泌する毛
穴の位置に相当する部分のパック化粧料の色が、消失す
る等により変化することにより、使用者に皮脂除去効果
を視覚的に極めて良く確認させることが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明で用いる吸油粉体として
は、皮脂を充分に吸収し、色の変化が明瞭であるという
点から、スクワランの吸収量が1mL/g以上のものを挙
げることができ、好ましくは1.5mL/g以上のもので
ある。ここで、スクワランの吸収量は、JIS K 51
01(1978年)に規定される顔料の吸油量測定法に
準拠して測定した値である。すなわち、粉体1gをガラ
ス板上に取り、スクワランを少量ずつ滴下しながらヘラ
を用いて練り込み、粉体が全体的にペースト状になった
ときを終点とし、そのときのスクワラン量(mL)を吸油
量(mL/g)とする。
【0009】このような吸油粉体としては、例えば酢酸
ビニル、N−ビニルピロリドン、メタクリル酸エステ
ル、アクリル酸エステル、スチレン、ジビニルベンゼン
等のモノマーの1種以上を重合して得られるビニル系ポ
リマーや、ナイロン、無水ケイ酸等が挙げられる。これ
らは、多孔質粉体であることが好ましく、通常の方法に
より多孔質化して、スクワランの吸収量を調整できる。
これらのうち、ビニル系ポリマー、ナイロン等の疎水性
吸油粉体が、水や汗により吸油能が低下しないので好ま
しい。
【0010】上記ビニル系ポリマーは、溶解度パラメー
ター7〜10のビニル系モノマーの1種又は2種以上を
重合して得られる多孔質疎水性ポリマーであるのが好ま
しい。溶解度パラメーター7〜10のビニル系モノマー
としては、例えば(メタ)アクリル酸と炭素数8〜24
の高級アルコールとのエステル、スチレン又は炭素数1
〜12の炭化水素置換基を有するスチレン誘導体、炭素
数8〜20の飽和カルボン酸のビニルエステル、(メ
タ)アクリル酸、炭素数4〜6のジオレフィン等が挙げ
られる。溶解度パラメーターが7〜10のモノマーを用
いると、皮脂との相溶性に優れ、より高い皮脂吸収能が
得られる。吸油粉体は、皮脂で膨潤するが溶解しないこ
とが感触上好ましく、このため、架橋するのが好まし
い。架橋は、多官能性モノマーを重合時に加える方法
や、後架橋、自己架橋等により行なうことができる。多
官能性モノマーとしては、例えばジビニルベンゼン、ジ
ビニルピリジン、エチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト等が挙げられる。
【0011】上記ビニル系モノマーの重合及び多孔質化
は、例えば特開昭63−316715号公報に記載の方
法に従って行なうことができ、モノマーを非重合性の有
機溶剤に溶解し、この溶液を水中に懸濁、分散又は乳化
させた状態で重合し、重合終了後、該有機溶剤を除去す
ることにより行なうのが好ましい。
【0012】このような吸油粉体の市販品としては、オ
ルガゾール2002(エルフ オートケム社製)等の多
孔質ナイロンパウダー;トレフィルE−506C(東レ
・ダウ・コーニング社製)等のジメチルシリコーン架橋
エラストマー;マイクロスフェアM、マイクロスフェア
M−100、マイクロスフェアM−300、マイクロス
フェアM−400、マイクロスフェアR−109(松本
油脂社製)等のポリメチルメタクリレート;ポリトラッ
プ(ダウ・コーニング社製)等のメタクリレート共重合
体などが挙げられる。
【0013】吸油粉体としては、レーザー回折/散乱法
で測定した平均粒径が0.005〜30μm、特に0.
005〜20μmのものが好ましい。また、吸油粉体の
うち、粒径0.005〜30μmの粒子が90重量%以
上であるのが好ましい。
【0014】吸油粉体は、2種以上を用いることもで
き、全組成中に10〜60重量%含有するのが好まし
く、特に好ましくは15〜40重量%含有される。この
範囲であると皮脂を十分に吸収でき、また均一な練合が
でき好ましい。また、前記のような疎水性吸油粉体が、
全組成中に5重量%以上、特に10〜40重量%含有さ
れているのが好ましい。
【0015】本発明で用いる色素は水溶性で、成分
(A)の吸油粉体を着色、染色しないものであればよ
い。必要な水溶性としては、水と油に対して次のような
溶解性を持っている色素であればよい。すなわち、水に
対しては、おおむね発色に十分な量である、0.01重
量%以上の溶解度を持ち、一方、代表的な油としてスク
ワランに対して0.01重量%未満の溶解度を持つ、す
なわち、0.01重量%の色素をスクワランに加えても
溶液が均一な色を呈せず色素の沈殿や分離が生じる色素
が用いられる。
【0016】このような成分(B)の水溶性色素として
は、例えば、化粧品として配合が認められている法定色
素で、水溶性である青色1号(C.I.42090)、
青色2号(C.I.73015)、青色202号(C.
I.42052)、青色203号(C.I.4205
2)、青色205号(C.I.42090)、赤色2号
(C.I.16185)、赤色3号(C.I.4543
0)、赤色102号(C.I.16255)、赤色10
4号(C.I.45410)、赤色105号(C.I.
45440)、赤色106号(C.I.45100)、
赤色201号(C.I.15850)、赤色213号
(C.I.45170)、赤色214号(C.I.45
170)、赤色227号(C.I.17200)、赤色
228号(C.I.12085)、赤色230号(C.
I.45380)、赤色231号(C.I.4541
0)、赤色232号(C.I.45440)、赤色40
1号(C.I.45190)、赤色502号(C.I.
16155)、赤色504号(C.I.14700)、
赤色506号(C.I.15620)、黄色4号(C.
I.19140)、黄色5号(C.I.15985)、
黄色202号(C.I.45350)、黄色203号
(C.I.47005)、黄色402号(C.I.18
950)、黄色403号(C.I.10316)、黄色
406号(C.I.13065)、黄色407号(C.
I.18820)、緑色3号(C.I.42053)、
緑色201号(C.I.61570)、緑色204号
(C.I.59040)、緑色205号(C.I.42
095)、緑色401号(C.I.10020)、緑色
402号(C.I.42085)、だいだい色205号
(C.I.15510)、だいだい色207号(C.
I.45425)、だいだい色402号(C.I.14
600)、かっ色201号(C.I.20170)、紫
色401号(C.I.60730)、黒色401号
(C.I.20470)等や、天然色素で水溶性である
フラビン系(リボフラビン等)、キノン系(ラッカイン
酸、カルミン酸(コチュール)、ケルメス酸等)、ベタ
シアニン系(ベタニン等)、フラボノイド系(サフロー
ルイエロー、シソニン、ルチン等)等が挙げられる。
【0017】水溶性色素は、皮脂吸収にともなう色の変
化から、皮膚から皮脂が除去されたことを確認し易い点
から、全組成中に0.000001〜1重量%、特に
0.0001〜0.1重量%含有するのが好ましい。
【0018】本発明のパック化粧料は、顔面等の皮膚に
貼付もしくは塗布して用いられ、剤型としては例えば塗
布して皮脂を吸収後に洗い流す形態のクレイパック等の
パック化粧料、塗布後乾燥させて皮脂を吸収した後剥が
すピールオフタイプのパック化粧料、剥離時に皮脂と同
時に角栓や肌汚れを除去するシート状パック、貼付後皮
脂を吸収させて剥がすシート状パック化粧料などが挙げ
られる。特に色の変化により吸脂効果が明瞭に視認でき
る効果の面から、シート状パック化粧料とするのが好ま
しい。
【0019】本発明のパック化粧料をシート状パック化
粧料とするためには、成分(C)水溶性高分子と架橋剤
とからなる含水ゲルを用いるのが好ましい。
【0020】水溶性高分子としては、例えばポリアクリ
ル酸、ポリメタクリル酸、アルギン酸塩、澱粉、寒天、
ゼラチン、ペクチン、カゼイン、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルピロリドン、ポリエチレンオキサイド等
が挙げられる。これらの水溶性高分子は、2種以上を用
いることもでき、全組成中に1〜30重量%、特に2〜
15重量%含有するのが好ましい。含水ゲルを形成させ
るために、前記水溶性高分子の架橋剤としては、例えば
塩化カルシウム、塩化アルミニウム、カリミョウバン、
硫酸アルミニウム等の水溶性塩や、水酸化カルシウム、
水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、リン酸カルシウ
ム、ステアリン酸アルミニウム、クエン酸カルシウム等
の水難溶性又は水微溶性塩などの多価金属塩が挙げられ
る。これらの架橋剤は、水溶性高分子の架橋点に対し
て、0.01〜5当量、特に0.1〜2当量配合するの
が好ましい。
【0021】シート状のパック化粧料は、例えば成分
(A)、(B)、(C)及び適宜使用される他の成分を
混合して得た組成物を、基布上に含浸又は塗布させてシ
ート状に成形することにより製造でき、更に必要に応じ
て、ポリエチレンフィルム等のフェイシングを施すこと
ができる。また、フェイシング用フィルム上に組成物を
塗布し、基布を被せる等により得た原反を、所定の寸法
にカットすることによっても製造することができる。
【0022】基布としては、例えば、ネル、スフモス等
の編物、織物;フェルト、スパンレース等の不織布;
紙、プラスチックシートなどが挙げられる。基布の厚さ
は、0.1〜1.0mm、特に0.1〜0.5mmが好まし
く、組成物の塗布厚は、0.1〜1.0mm、特に0.1
〜0.5mmが好ましい。また、全体の厚さは、0.1〜
2.0mm、特に0.1〜1.0mmが好ましい。シートの
形状及び大きさは、例えば顔全体をおおうもの、部分的
に貼着して使用するもののいずれにもすることができ
る。
【0023】本発明のパック化粧料をピールオフタイプ
のパック化粧料とする場合は、成分(D)皮膜形成性水
溶性高分子を用いる。皮膜形成性水溶性高分子として
は、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポ
リ酢酸ビニル、ポリ(メタ)アクリル酸エステル、ポリ
スチレン、ポリアルキレンオキサイド、シリコーン等の
合成高分子、セルロース、澱粉、蛋白質等の天然系高分
子を用いることができる。
【0024】皮膜形成性水溶性高分子は、2種以上を用
いることもでき、全組成中に0.01〜70重量%、特
に5〜40重量%含有するのが好ましい。ピールオフタ
イプパック化粧料は、例えば、成分(A)、(B)、
(D)及び適宜使用される他の成分を、常法により混合
して製造される。
【0025】ここで適宜使用される成分としては、例え
ば固形・半固形油分、流動油分、炭化水素、高級アルコ
ール、高級脂肪酸、エステル類、シリコーン類、低級ア
ルコール、多価アルコール、糖類、アミノ酸類、ビタミ
ン類、有機アミン類、合成樹脂エマルジョン、界面活性
剤、保湿剤、増粘剤、pH調整剤、抗菌剤、消炎剤、酸
化防止剤、香料、水等が挙げられる。
【0026】本発明のパック化粧料は、例えば顔面に貼
着又は塗布し、15分〜10時間程度放置した後、剥離
又は洗い流して使用される。例えばシート状パック化粧
料を就寝前に貼着し、起床後剥離するような使い方が適
用できる。貼着又は塗布されたパック化粧料中の吸油粉
体に皮脂が吸収されると該部分の色が変化し(例えば色
が消失して次第に白色となる)、この色の変化で皮脂の
吸収の度合、また皮脂が除去されたことを認識し実感で
きる。
【0027】
【実施例】参考例1 表1に示す吸油粉体について、前記のJIS K 51
01法に準じた方法により、スクワランの吸収量を測定
した。また、堀場製作所製、レーザー回折/散乱式粒度
分布測定装置により、粉体の平均粒径を求めた。
【0028】
【表1】
【0029】参考例2 表2に示す色素について、水及びスクワランに対する
0.01重量%の溶解性を調べた。○が溶解し、×が溶
解しないことを示す。
【0030】
【表2】
【0031】 実施例1 (成分) (重量%) (1)多孔性ビニル系ポリマー 25.25 (特開昭63-316715号の合成例1) (2)青色1号 0.005 (3)グリセリン 25.80 (4)ポリアクリル酸ナトリウム 5.50 (5)ポリアクリル酸 0.50 (6)乾燥水酸化アルミニウムゲル 0.40 (7)海藻エキス 1.10 (8)ハマメリス抽出液 0.01 (9)アルテアエキス 1.00 (10)アスナロ抽出液 0.50 (11)グリチルリチン酸ジカリウム 0.20 (12)メチルパラベン 0.10 (13)無臭メントール 0.05 (14)エタノール 0.275 (15)精製水 バランス
【0032】(製法)ニーダーを用いて成分(3)に成
分(4)、(5)及び(6)を均一に分散させ、これに
成分(2)、(7)〜(12)及び(15)を添加して
均一に練合した。次に成分(13)、(14)を添加し
て均一に練合した。更に成分(1)を加えて均一に練合
して、化粧料を得た。この化粧料をポリエステルフィル
ム上に均一に塗工し(厚さ0.5mm)、ポリエステル製
不織布を被せてシート状に整形した。
【0033】実施例2 実施例1において、青色1号の代わりに、紫色401号
を用いる以外は同様にして、シート状パック化粧料を製
造した。
【0034】 実施例3 (成分) (重量%) (1)多孔性ビニル系ポリマー 25.0 (特開昭63-316715号の合成例1) (2)青色1号 0.005 (3)ポリビニルアルコール 12.0 (4)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.0 (エチレンオキサイド40モル付加) (5)1−イソステアロイル−3−ミリストイルグリセロール 1.0 (6)グリセリン 5.0 (7)メチルパラベン 0.10 (8)エタノール 7.00 (9)精製水 バランス
【0035】(製法)上記組成の成分を、攪拌、混合す
ることにより、ピールオフタイプのパック化粧料を製造
した。
【0036】比較例1 実施例1において、青色1号を除いた以外は同様にし
て、シート状パック化粧料を製造した。
【0037】比較例2 実施例1において、多孔性ビニル系ポリマーの配合量を
5.0重量%に代える以外は同様にして、シート状パッ
ク化粧料を製造した。
【0038】比較例3 実施例3において、青色1号を除いた以外は同様にし
て、ピールオフタイプのパック化粧料を製造した。
【0039】試験例1 前記実施例1及び比較例で得られた化粧料について、こ
れを使用したときの脂っぽさの改善効果、化粧崩れ防止
効果、化粧料の色の変化及び効果感を評価した。結果を
表3に示す。
【0040】(評価方法) (1)脂っぽさの改善効果、化粧崩れ防止効果:女性パ
ネラー10名により、実施例1、実施例2、比較例1及
び比較例2のシート状パック化粧料を顔に貼付し、6時
間経過した後、剥離した。また、実施例3、比較例3の
ピールオフタイプのパック化粧料を顔に塗布し、30分
間乾燥後、剥離した。使用後の脂っぽさの改善効果及び
化粧崩れ防止効果を官能評価し、以下の基準で判定し
た。 ○;7名以上が「効果がある」と評価した。 △;4〜6名が「効果がある」と評価した。 ×;3名以下が「効果がある」と評価した。 (2)パック化粧料の色の変化 使用後に剥離したパック化粧料を目視観察し、貼付して
いた面のシートの色が部分的な消失により変化していれ
ば○、していなければ×と評価した。 (3)効果感 (1)と同様に、女性パネラー10名により、使用後顔
面から剥離してパック化粧料を観察し、皮脂が取れた効
果を実感した度合いを評価し、以下の基準で判定した。
○;7名以上が「効果が実感できる」と評価した。 △;4〜6名が「効果が実感できる」と評価した。 ×;3名以下が「効果が実感できる」と評価した。
【0041】
【表3】
【0042】実施例1〜3のパック化粧料は、いずれも
脂っぽさの改善、化粧崩れ防止の効果に優れ、パック化
粧料の色の変化が明確に認められ、効果感も実感も伴い
良好であった。
【0043】
【発明の効果】本発明のパック化粧料は、皮脂を好適に
吸収することができ、皮脂の脂っぽさや、化粧崩れを改
善・防止する効果に優れ、しかも使用性が良好でかつ、
使用者に皮脂が確実に取れたという効果の実感を与える
ものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 持斎 康弘 東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 佐野 友彦 東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会 社研究所内 Fターム(参考) 4C083 AA112 AB222 AC102 AC122 AC422 AC432 AC482 AC792 AD072 AD092 AD112 AD532 BB21 BB36 CC07 DD12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸油粉体を含有し、皮脂を吸収した部分
    の色が変化するパック化粧料。
  2. 【請求項2】 次の成分(A)及び(B): (A)スクワランの吸収量が1mL/g以上である吸油粉
    体、(B)水溶性色素を含有するパック化粧料。
  3. 【請求項3】 吸油粉体が平均粒径0.005〜30μ
    mの多孔質粉体である請求項1又は2記載のパック化粧
    料。
  4. 【請求項4】 更に、成分(C)水溶性高分子と架橋剤
    とからなる含水ゲルを含有する請求項2又は3記載のパ
    ック化粧料。
  5. 【請求項5】 更に、成分(D)皮膜形成性水溶性高分
    子を含有する請求項2又は3記載のパック化粧料。
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