JP2002255224A - 容器の口端シール用小出し吐出孔付きパッキング - Google Patents

容器の口端シール用小出し吐出孔付きパッキング

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JP2002255224A
JP2002255224A JP2001061098A JP2001061098A JP2002255224A JP 2002255224 A JP2002255224 A JP 2002255224A JP 2001061098 A JP2001061098 A JP 2001061098A JP 2001061098 A JP2001061098 A JP 2001061098A JP 2002255224 A JP2002255224 A JP 2002255224A
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container
packing
cap
layer
cut
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JP2001061098A
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Naoki Izumi
直希 泉
Yasuo Yamamoto
康夫 山本
Kazuo Ito
和夫 伊藤
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KONO JUSHI KOGYO KK
KOUNO JUSHI KOGYO KK
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KONO JUSHI KOGYO KK
KOUNO JUSHI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉体、粒状体、粘体、液体等を収容する容器
の口端面に貼付する防湿パッキング上に、小出し用孔を
形成する。 【解決手段】剥離可能なリシール層とシール層の二層で
あってシール層の裏側にはホットメルト接着剤が塗布さ
れた複合シートから、適用する容器の口端面に適合する
パッキングを打ち抜き、同時にそのシール層に限って1
ないし複数の小出し用孔輪郭に断裂線1dを刻切し、リ
シール層にも容器口部内径より小径の輪郭を断裂線で刻
切する。このパッキング1はキャップの内径内に装着さ
れ、容器に嵌合され、容器口部に接着される。キャップ
を開封すればキャップと共に前記の裂断線1dより外側
1fがキャップ内に残り事後のパッキンとなる。その内
側の残留リシール層を剥ぐと小出し孔1aが現出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は粉体、粒体、液
体、粘体を対象とする包装容器の口部に適用される小出
し吐出孔付きシールパッキングの構造に関する。
【0002】
【従来技術】 従来の一般的小出し密封容器は、小出し
できる孔をその表面に開設した中栓を容器の口部に嵌合
させたものが主で、この中栓は別途にプラスチック成形
により生産されるのが通例である。この場合、使用前の
密閉性および使用中の気密性が要望される内容物によっ
ては、さらに不透湿性のシールを容器口端に貼り付ける
などの防湿対策が施されている。
【0003】 使用者が、このような中栓を付加した包
装用容器を始めて使用する時、先ず、キャップを開き、
中栓を取り外し、前記の不透湿性シールを剥がし、再
度、その中栓を取り付けて内容物を取り出すといった煩
雑な操作が必要であり、また、製造者側においても内容
物の充填工程における作業の増加を伴い、コストアップ
の原因になるなど問題が多かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 上記のような内容物
を小出しするための容器は構造上、部品点数、したがっ
て組み立て工程が増加し煩雑であり、開口後も気密性が
維持されなければならない内容物に対しては、さらに開
口部を密封するパッキンが必要となる。
【0005】 また、開封前に完全密封性を要求される
内容物や、本詰め保証の構造が必要な容器などにおいて
は、さらにシール材、シール工程が増えるなど、部品点
数が多くならざるを得なかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記の問題点を解決す
るために請求項1の発明においては、リシール層とシー
ル層とが易剥離状態に積層接着された複合シートから形
成された容器用シールパッキングにおいて、そのリシー
ル層に容器口部の内径以内の直径になる円周上にハーフ
カット状切り込み線(積層になるシートの一層のみを対
象とした周回状の裂断である。以下ハーフカットと称す
る。)を形成し、また、一方のシール層には一個ないし
数個の吐出孔輪郭をハーフカットすることを手段とし
て、小出し孔付きシールパッキングとするものである。
このシールパッキングが内装された容器において、その
キャップを開蓋したとき、キャップ側にはリシール層か
らなるリング状部が係合し、容器側にはシール層と共に
リシール層の前記ハーフカツトより内径側が残存するこ
とになり、この残存するリシール層を剥ぎ取ると小出し
孔が開口する構成とした。
【0007】 請求項2の発明においては、前記リシー
ル層に形成したハーフカットより外周側(ドーナツ状
部)がキャップ側に係合することを手段として、このド
ーナツ状部がその後のキャップのパッキングとして使用
される得るものとした。したがって、別体のリング状パ
ッキングなどを装着する必要がなくなった。
【0008】請求項3の発明においては、キャップの初
期開封によっては容器における小出し用吐出孔が即に開
口されない構成として、悪戯による開封をチェック出来
るものとした。
【0009】
【発明の実施の形態】 以下、図面を参照して本発明の
実施形態を説明する。図1は主に粉体、粒体等を包装す
る容器にリシール層とシール層の二層シートからなるシ
ールパッキング1が装着された状態を一部断面で示した
正面図、図2は図1の斜視図である。図3はあらかじめ
シールパッキングをキャップの内径内に装着してキャッ
ピング後、該キャップの上方から高周波誘導または超音
波振動を加えて該シールパッキングを容器口部に接着し
た後、キャップを開口してリシール層の一部(ドーナツ
状部)が剥離してキャップ内に係合した状態を示す斜視
図である。図4はシールパッキングにおける素材の積層
構造を示した拡大図である。図5はシール層面に残った
(ドーナツ状部の内側)リシール層部を一部剥いで小出
し孔を開口させた状態を示す斜視図である。図6は積層
シートからなるシールパッキングに刻切するハーフカッ
トの詳細を示したもので(a)は平面図、(b)は側面
図、(c)は底面図である。図7、図8は前記複合シー
トの吐出孔の使用状況を示した例である。
【0010】本発明のシールパッキング1はリシール層
10とシール層17の積層シートからなるもので、その
積層構造を図4によって説明する。すなわち、容器口部
端面に密着するシール層10は、アルミ箔13などの金
属箔層が蒸着コーティングされたポリエチレン(PE)
またはポリエステル(PET)フィルム11からなり、
さらに、その外側面(図4における下側)にはシーラン
ト剤12がコーティングされている。このシール層10
の内側面(図4における上面)には剥離可能な接着剤1
4を介して別のPEフィルム15とポリオレフィン系発
泡体16をラミネートし、又はそのPEフィルム15を
貼り付けした厚紙16からなるリシール層17が積層接
着されている。
【0011】 このように積層されたシートから、シー
ルパッキング1は対象とする容器に嵌合されるキャップ
21の内径に合わせて円盤形状に裁断加工される。同時
に、図6(c)に示すように、プレス操作などによって
1〜数個の内容物吐出孔1aの輪郭がシール層10の全
厚味にわたってハーフカットがなされる。また、一方の
リシール層17にも対象とする容器口部の内径以内の直
径になる円周、または適宜の輪郭がその全厚味にわたっ
てハーフカットされる。なお、リシール層17側のハー
フカツトと他方側、すなわちシール層10側のハーフカ
ツトとが衝突することにりシール性が破れることになる
ので、それぞれの層のハーフカツトは互いに交差しな位
置に形成することが望ましい。また、前記のリシール側
17へのカットを円周形状とすることによって、開蓋時
キャップ内に係合し残存するリシール層はドーナツ形状
となり、一般に使用されているパッキン形状と全く変わ
らないものが得られ、その後の使用においても密封、防
湿パッキンとしての良好な効果が得られると共に見栄え
もよいものとなる。
【0012】 容器20に嵌合されるキャップ21の内
径に合わせて円盤形状に裁断され、図5、図7に示す充
填物吐出孔及ドーナツ形状に離脱させるようにハーフカ
ツトされた上記のパッキング1は、そのリシール層側1
7がキャップ天面21aに対向するように嵌入される。
次いで、そのキャップ21を粉体等が充填された容器2
0の口部に嵌合させて締め付け、該キャップの上方から
高周波誘導または超音波振動を加えることによって、シ
ール層10の最外面(容器の口端との対向面)に塗布し
たシーラント剤12(通常、ホットメルトタイプのもの
が用いられる)を溶融させ、その後の温度低下によって
容器口端に該シールパッキング1を接着させる。この状
態で出荷される。
【0013】 消費者がこの容器からキャップ21を取
り外すことになる。この時、リシール層17の外径がキ
ャップ内径に形成したリング状突起21b(図1、図3
参照)に係合しているために、該リシール層17はシー
ル層に対して分離する方向に引っ張られる。前記のよう
に、シール層とリシール層とは剥離可能に接着されてい
ることから、ハーフカットされラインより外側、すなわ
ちドーナツ状部1fがシール層10から分離し、あたか
もキャップ内に装着した通常のパッキングの如くに該キ
ャップ内に残存することになる。これに対して、容器口
部に接着されたシール層10は依然として容器側20に
付着しており、その上面に残った円盤状リシール層1g
によって小出し孔1aは依然として被覆され、容器内の
気密状態が維持される。
【0014】 なお、このように、前記のドーナツ状部
1fがキャップの取り外しによってシールパッキング1
から分離し該キャップに係合するためには、シール層1
0に塗布するホットメルト12の接着強度が前記積層の
ための接着剤14より高接着力を有することが必要であ
ることは勿論である。
【0015】 シール層面に残存したリシール層17の
円盤形状1gを剥ぎ取ると、シール層に刻切したハーフ
カット1a輪郭の内側が該円盤形状1g(リシール層1
7)部に付着した状態で抜き去られる(図5(b))。
これによって始めて充填物吐出孔1aが開設されること
になり、この状態で消費者は充填物を取り出すことが可
能になる。
【0016】
【発明の効果】 以上の構成になる本発明、すなわち、
小出し吐出孔を有するパッキングの実施例1、実施例2
においては、キャップ開口後にも容器口端面にシール層
が密着された状態で残存するために、この状態で気密が
破れることなく、再度、キャップを閉止すれば内容物の
品質に影響を与えることがない。
【0017】しかも、前記でキャップ側に係合するドー
ナツ状部1fは以後の全使用期間にわたってパッキング
となることは勿論である。この容器においては開口後に
容器口端に付着しているシール層10を剥離する必要が
ないことから、シールパッキングのトータル厚さに変更
がなく、したがって、事後のキャップと容器口端との気
密性は良好に保たれる。また、ガラス容器の口端面は必
ずしも平坦ではない。この口端にシール層が残存してい
ることによって若干の平坦化がはかられ、パッキングと
の密封性を良くする効果がある。
【0018】 悪戯でキャップを開口した場合でもリシ
ール層の外周側がドーナツ状に分離されるのみで吐出孔
が開口されることがなく、この状態で内容物を抜き取
り、或いは何かを加えるような行為は不可能である。ま
た、一旦リシール層が剥ぎ取られると再度の接着が不可
能な接着剤を選定すれば該シールパッキングを元の状態
に戻すことが出来ないので、本詰め(製造元の包装状
態)保証の効果がある。
【0019】 シール層全体を容器口部端から取り去る
ことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るシールパッキングを装着
容器の一部断面になる正面図である。
【図2】図2は図1の斜視図である。
【図3】図3はシールパッキングを装着したキャップを
開蓋した状態を示した一部断面になる斜視図で(a)は
キャップ、(b)は容器である。
【図4】図4は、シールパッキングの積層構造を示した
拡大側面図である。
【図5】図5は、シール層の面上に残ったリシール層部
を一部剥ぎ小出し孔を開口させた状態を示す斜視図であ
る。
【図6】図6は、シールパッキングの上下面のハーフカ
ット形状を示したもので(a)はその平面図、(b)は
側面図、(c)は底面図である。
【図7】図7は、シールパッキングの吐出孔形状の一例
を示す斜視図である。
【図8】図8は、シールパッキングの吐出孔形状の一例
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 シールパッキング 1b シールパッキングのシール層吐出孔 1f シールパッキングのリシール層外側 1g シールパッキングのリシール層内側 10 シールパッキングのシール層 17 シールパッキングのリシール層 20 容器 21 キャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 和夫 横浜市神奈川区松ヶ丘35番地11松ヶ丘ビル 1002号室有限会社アイディーパッケージ内 Fターム(参考) 3E084 AA12 AA32 AB01 AB06 AB07 BA02 BA03 BA06 BA08 BA09 CA01 CB01 CB02 CC02 CC03 CC04 CC08 DA01 DB12 FA09 FB01 FD13 GA04 GB04 HA01 HA03 HB07 HB10 HC08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リシール層とシール層とが易剥離状態に
    積層接着された複合シートから形成された容器用パッキ
    ングにおいて、そのリシール層には容器口部の内径以内
    の直径になる円周にハーフカット状の切り込み線を周刻
    し、また、一方のシール層には一個ないし数個の吐出孔
    輪郭をハーフカット状の切り込み線を周刻したことに特
    徴を有する容器の口端シール用小出し吐出孔付きパッキ
    ング。
  2. 【請求項2】 前記リシール層に形成したハーフカット
    部より外周側(ドーナツ状部)は容器のキャップが開放
    された後に該容器とキャップ間におけるリング状パッキ
    ングとして使用されることに特徴を有する容器の口端シ
    ール用小出し吐出孔付きパッキング。
  3. 【請求項3】 容器からのキャップの初期開封によって
    は小出し用吐出孔が開口されないことに特徴を有する容
    器の口端シール用小出し吐出孔付きパッキング。
JP2001061098A 2001-03-06 2001-03-06 容器の口端シール用小出し吐出孔付きパッキング Pending JP2002255224A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007532423A (ja) * 2004-04-15 2007-11-15 タイヒ、アクチエンゲゼルシャフト 容器を閉じるための、取り出し用開口部を有する蓋

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JP2007532423A (ja) * 2004-04-15 2007-11-15 タイヒ、アクチエンゲゼルシャフト 容器を閉じるための、取り出し用開口部を有する蓋

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